JPH07310351A - 水洗便器 - Google Patents
水洗便器Info
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- JPH07310351A JPH07310351A JP12697094A JP12697094A JPH07310351A JP H07310351 A JPH07310351 A JP H07310351A JP 12697094 A JP12697094 A JP 12697094A JP 12697094 A JP12697094 A JP 12697094A JP H07310351 A JPH07310351 A JP H07310351A
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Landscapes
- Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】便器洗浄時に薬液を便鉢内に注入する形式の水
洗便器において、便器洗浄後に薬液が便器内に残るのを
防止し、また併せて薬液の効き目を効果的に引き出して
効率的に便器洗浄を行い、薬液の節約を図ることを目的
とする。 【構成】薬液タンク46と、注入路48と、薬液注入弁
50と、リム給水路52と、リム給水弁54と、それら
弁の作動を制御する制御部56とを設ける。そしてリム
通水路22からの洗浄用水による便器のリム洗浄時にお
いて、リム給水弁54と薬液注入弁50のうちリム給水
弁54のみを開弁作動させる第一モードと、リム給水弁
54と薬液注入弁50との両方を開弁作動させる第二モ
ードとの異なったモードでそれらリム給水弁54及び薬
液注入弁50を制御部56により作動制御するととも
に、第二モードにおいてはリム給水弁54の開弁後所定
短時間経た後において薬液注入弁50を開弁動作させ
る。
洗便器において、便器洗浄後に薬液が便器内に残るのを
防止し、また併せて薬液の効き目を効果的に引き出して
効率的に便器洗浄を行い、薬液の節約を図ることを目的
とする。 【構成】薬液タンク46と、注入路48と、薬液注入弁
50と、リム給水路52と、リム給水弁54と、それら
弁の作動を制御する制御部56とを設ける。そしてリム
通水路22からの洗浄用水による便器のリム洗浄時にお
いて、リム給水弁54と薬液注入弁50のうちリム給水
弁54のみを開弁作動させる第一モードと、リム給水弁
54と薬液注入弁50との両方を開弁作動させる第二モ
ードとの異なったモードでそれらリム給水弁54及び薬
液注入弁50を制御部56により作動制御するととも
に、第二モードにおいてはリム給水弁54の開弁後所定
短時間経た後において薬液注入弁50を開弁動作させ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は水洗便器に関し、詳し
くは洗浄時に薬液を注入して便器洗浄を行う形式の水洗
便器に関する。
くは洗浄時に薬液を注入して便器洗浄を行う形式の水洗
便器に関する。
【0002】
【従来の技術】水洗便器の一種に、便器本体の上端周縁
に沿ってリム通水路を有し、このリム通水路に導かれた
水を便鉢内に供給して便器洗浄を行う形式のものがあ
り、広く用いられている。またこの種リム通水路からの
洗浄用水の供給によって便器洗浄を行うものにおいて、
洗浄時に洗浄薬液を同時に便鉢内に注入して洗浄効率を
高めるようにした、薬液注入式の水洗便器が知られてい
る。
に沿ってリム通水路を有し、このリム通水路に導かれた
水を便鉢内に供給して便器洗浄を行う形式のものがあ
り、広く用いられている。またこの種リム通水路からの
洗浄用水の供給によって便器洗浄を行うものにおいて、
洗浄時に洗浄薬液を同時に便鉢内に注入して洗浄効率を
高めるようにした、薬液注入式の水洗便器が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のこ
の種薬液注入式の水洗便器においては、便器洗浄後に薬
液が便器内に一部残ってしまうことがあり、これにより
薬液による特有の臭いが便器に残ってしまったり、或い
はまた薬液に基づく泡が便器内に発生して残ってしま
い、後に便器を使用する人に対して不快感を与えてしま
うといった問題が生じていた。
の種薬液注入式の水洗便器においては、便器洗浄後に薬
液が便器内に一部残ってしまうことがあり、これにより
薬液による特有の臭いが便器に残ってしまったり、或い
はまた薬液に基づく泡が便器内に発生して残ってしま
い、後に便器を使用する人に対して不快感を与えてしま
うといった問題が生じていた。
【0004】また従来の薬液注入式水洗便器の場合、薬
液の効き目が必ずしも十分に引き出されておらず、薬液
の使用量が多くなって薬液に要する費用が高くなるとい
った問題も内包していた。
液の効き目が必ずしも十分に引き出されておらず、薬液
の使用量が多くなって薬液に要する費用が高くなるとい
った問題も内包していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して本願
の発明は、便器本体の上端周縁部に沿って設けたリム通
水路より洗浄用水を便鉢内に供給して便器洗浄を行うと
ともに、該洗浄の際に所定の洗浄薬液を該便鉢内に注入
するように成した水洗便器において、(イ)内部に該薬
液を収容する薬液タンクと、(ロ)該薬液タンク内の該
薬液を前記便鉢内に注入する注入路と、(ハ)該注入路
の開閉を行う薬液注入弁と、(ニ)前記リム通水路への
水の供給を行うリム給水路と、(ホ)該リム給水路の開
閉を行うリム給水弁と、(ヘ)該リム通水路から洗浄用
水を供給して便器洗浄を行うリム洗浄時において、前記
リム給水弁と薬液注入弁のうち該リム給水弁のみを開弁
作動させる第一モードと、該リム給水弁と薬液注入弁と
の両方を開弁作動させる第二モードとを含む複数種類の
モードでそれらリム給水弁及び薬液注入弁を作動制御す
るとともに、該第二モードにおいては該リム給水弁の開
弁後所定短時間経た後において該薬液注入弁を開弁動作
させるようにそれらリム給水弁及び薬液注入弁を制御す
る制御部とを設けたことを特徴とする(請求項1)。
課題を解決するためになされたものである。而して本願
の発明は、便器本体の上端周縁部に沿って設けたリム通
水路より洗浄用水を便鉢内に供給して便器洗浄を行うと
ともに、該洗浄の際に所定の洗浄薬液を該便鉢内に注入
するように成した水洗便器において、(イ)内部に該薬
液を収容する薬液タンクと、(ロ)該薬液タンク内の該
薬液を前記便鉢内に注入する注入路と、(ハ)該注入路
の開閉を行う薬液注入弁と、(ニ)前記リム通水路への
水の供給を行うリム給水路と、(ホ)該リム給水路の開
閉を行うリム給水弁と、(ヘ)該リム通水路から洗浄用
水を供給して便器洗浄を行うリム洗浄時において、前記
リム給水弁と薬液注入弁のうち該リム給水弁のみを開弁
作動させる第一モードと、該リム給水弁と薬液注入弁と
の両方を開弁作動させる第二モードとを含む複数種類の
モードでそれらリム給水弁及び薬液注入弁を作動制御す
るとともに、該第二モードにおいては該リム給水弁の開
弁後所定短時間経た後において該薬液注入弁を開弁動作
させるようにそれらリム給水弁及び薬液注入弁を制御す
る制御部とを設けたことを特徴とする(請求項1)。
【0006】本願の別の発明は、請求項1の水洗便器に
おいて、前記制御部が、前記第二モードにおいて前記薬
液注入弁の開弁後前記第一モードにおけると同等時間前
記リム給水弁及び薬液注入弁を開弁させるものとされて
いることを特徴とする(請求項2)。
おいて、前記制御部が、前記第二モードにおいて前記薬
液注入弁の開弁後前記第一モードにおけると同等時間前
記リム給水弁及び薬液注入弁を開弁させるものとされて
いることを特徴とする(請求項2)。
【0007】本願の更に別の発明は、請求項1又は2の
水洗便器において、前記制御部が、前記リム洗浄に際し
て前記第一モードと、該リム洗浄時に先ず前記リム給水
弁を開弁した後その開弁状態を保ちつつ一定短時間遅れ
て前記薬液注入弁を開弁するとともに、それらリム給水
弁及び薬液注入弁の閉弁後、間隔をおいて再び該リム給
水弁を所定時間開弁する第三のモードとを含む複数種類
のモードで弁制御を行い且つその際該第一モードと第三
モードとの何れかを選択してそれらリム給水弁及び薬液
注入弁を作動制御するものとされていることを特徴とす
る(請求項3)。
水洗便器において、前記制御部が、前記リム洗浄に際し
て前記第一モードと、該リム洗浄時に先ず前記リム給水
弁を開弁した後その開弁状態を保ちつつ一定短時間遅れ
て前記薬液注入弁を開弁するとともに、それらリム給水
弁及び薬液注入弁の閉弁後、間隔をおいて再び該リム給
水弁を所定時間開弁する第三のモードとを含む複数種類
のモードで弁制御を行い且つその際該第一モードと第三
モードとの何れかを選択してそれらリム給水弁及び薬液
注入弁を作動制御するものとされていることを特徴とす
る(請求項3)。
【0008】本願の更に別の発明は、請求項1,2又は
3の水洗便器において、前記薬液注入を伴う前記リム洗
浄の際に、前記制御部が、前記第二モード又は第三モー
ドの何れかを選択して前記リム給水弁及び薬液注入弁を
作動制御するものとされていることを特徴とする(請求
項4)。
3の水洗便器において、前記薬液注入を伴う前記リム洗
浄の際に、前記制御部が、前記第二モード又は第三モー
ドの何れかを選択して前記リム給水弁及び薬液注入弁を
作動制御するものとされていることを特徴とする(請求
項4)。
【0009】本願の更に別の発明は、請求項1,2,3
又は4の水洗便器において、水洗便器がサイホン式水洗
便器であって、前記制御部が、前記第一モード,第二モ
ード又は第三モードにおいて前記リム洗浄後、所定時間
経過した後に封水のための後給水を行うべく前記リム給
水弁を定められた時間開弁させ、且つ該後給水に際して
前記薬液注入弁を閉弁状態に保つものとされていること
を特徴とする(請求項5)。
又は4の水洗便器において、水洗便器がサイホン式水洗
便器であって、前記制御部が、前記第一モード,第二モ
ード又は第三モードにおいて前記リム洗浄後、所定時間
経過した後に封水のための後給水を行うべく前記リム給
水弁を定められた時間開弁させ、且つ該後給水に際して
前記薬液注入弁を閉弁状態に保つものとされていること
を特徴とする(請求項5)。
【0010】本願の更に別の発明は、請求項1,2,
3,4又は5の水洗便器において、水洗便器がサイホン
ジェット式水洗便器であって、トラップ排水路に向けて
ジェット水を噴出するジェット孔と、該ジェット孔への
給水を行うジェット用給水路と、該ジェット用給水路を
開閉するジェット給水弁とを有し、且つ前記制御部が、
前記第一,第二又は第三モードにおいて前記リム洗浄の
途中又は終了後に前記薬液注入弁の閉弁状態の下で該ジ
ェット給水弁を開弁させるとともに、その閉弁後におい
て前記後給水のための前記リム給水弁の開弁を行わせ、
且つ該第二及び第三モードにおいては該ジェット給水弁
の開弁時間を前記第一モードにおけるよりも長くするも
のとされていることを特徴とする(請求項6)。
3,4又は5の水洗便器において、水洗便器がサイホン
ジェット式水洗便器であって、トラップ排水路に向けて
ジェット水を噴出するジェット孔と、該ジェット孔への
給水を行うジェット用給水路と、該ジェット用給水路を
開閉するジェット給水弁とを有し、且つ前記制御部が、
前記第一,第二又は第三モードにおいて前記リム洗浄の
途中又は終了後に前記薬液注入弁の閉弁状態の下で該ジ
ェット給水弁を開弁させるとともに、その閉弁後におい
て前記後給水のための前記リム給水弁の開弁を行わせ、
且つ該第二及び第三モードにおいては該ジェット給水弁
の開弁時間を前記第一モードにおけるよりも長くするも
のとされていることを特徴とする(請求項6)。
【0011】本願の更に別の発明は、請求項1,2,
3,4,5又は6の水洗便器において、前記制御部が、
前記薬液注入を伴う前記第二又は第三モードでの便器洗
浄のための弁制御を、予め定められた所定時刻に行うも
のとされていることを特徴とする(請求項7)。
3,4,5又は6の水洗便器において、前記制御部が、
前記薬液注入を伴う前記第二又は第三モードでの便器洗
浄のための弁制御を、予め定められた所定時刻に行うも
のとされていることを特徴とする(請求項7)。
【0012】本願の更に別の発明は、請求項1,2,
3,4,5,6又は7の水洗便器において、前記制御部
が、前記薬液注入を伴う前記第二又は第三モードでの便
器洗浄のための弁制御を、前記第一モードでの便器洗浄
を連続して定められた所定回数行う毎になすものとされ
ていることを特徴とする(請求項8)。
3,4,5,6又は7の水洗便器において、前記制御部
が、前記薬液注入を伴う前記第二又は第三モードでの便
器洗浄のための弁制御を、前記第一モードでの便器洗浄
を連続して定められた所定回数行う毎になすものとされ
ていることを特徴とする(請求項8)。
【0013】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1の発明
は、リム給水弁のみを開弁させる第一モード、即ち薬液
の注入を伴わない第一モードと、リム給水弁及び薬液注
入弁の両方を開弁させる第二モード、即ち便器洗浄に際
して薬液の注入を伴う第二モードとを含む複数種類の異
なったモードで便器洗浄を行うようになし、且つ薬液注
入を伴う第二モードにおいては、洗浄用水と洗浄薬液
(以下単に薬液とする)とを同時に便鉢内に供給せず、
先ず一旦洗浄用水を供給した後に薬液を注入するように
したものである。
は、リム給水弁のみを開弁させる第一モード、即ち薬液
の注入を伴わない第一モードと、リム給水弁及び薬液注
入弁の両方を開弁させる第二モード、即ち便器洗浄に際
して薬液の注入を伴う第二モードとを含む複数種類の異
なったモードで便器洗浄を行うようになし、且つ薬液注
入を伴う第二モードにおいては、洗浄用水と洗浄薬液
(以下単に薬液とする)とを同時に便鉢内に供給せず、
先ず一旦洗浄用水を供給した後に薬液を注入するように
したものである。
【0014】上記第二モードでの便器洗浄においては、
先ず最初に供給された洗浄用水によって便鉢内面が濡ら
された後に薬液が注入されることとなるため、薬液が便
鉢内に広く拡がって隅々まで十分に均一に行き渡り、こ
のため少ない薬液量で効果的に便器を洗浄することがで
きる。即ち本発明によれば薬液の効き目が十分に引き出
される。
先ず最初に供給された洗浄用水によって便鉢内面が濡ら
された後に薬液が注入されることとなるため、薬液が便
鉢内に広く拡がって隅々まで十分に均一に行き渡り、こ
のため少ない薬液量で効果的に便器を洗浄することがで
きる。即ち本発明によれば薬液の効き目が十分に引き出
される。
【0015】また加えて本発明においては、便器の汚れ
が少なく、薬液の注入を特に必要としないときには便鉢
内に洗浄用水のみが供給されるため(第一モード)、薬
液が無駄に消費されることがなく、上記薬液の効き目が
十分に引き出されることと相俟って薬液の消費量を少な
くでき、薬液に要する費用を安価とすることができる。
が少なく、薬液の注入を特に必要としないときには便鉢
内に洗浄用水のみが供給されるため(第一モード)、薬
液が無駄に消費されることがなく、上記薬液の効き目が
十分に引き出されることと相俟って薬液の消費量を少な
くでき、薬液に要する費用を安価とすることができる。
【0016】尚、第二モードにおいては薬液注入開始
後、洗浄用水及び薬液の供給継続時間を第一モードにお
けるリム洗浄の際と同等とすることが望ましい(請求項
2)。薬液注入開始を遅らせることによってその後の洗
浄用水及び薬液の供給時間が短くなると、十分に便器洗
浄を行えなくなる恐れが生ずるためである。
後、洗浄用水及び薬液の供給継続時間を第一モードにお
けるリム洗浄の際と同等とすることが望ましい(請求項
2)。薬液注入開始を遅らせることによってその後の洗
浄用水及び薬液の供給時間が短くなると、十分に便器洗
浄を行えなくなる恐れが生ずるためである。
【0017】上記薬液は、便鉢への注入後洗浄用水によ
って直ちに流されてしまうよりは、一定時間便鉢内に留
まっていた方が汚れに対する剥離効果が大きい。そこで
請求項3の発明では、リム洗浄の際にリム給水弁及び薬
液注入弁の閉弁後、一定時間間隔をおいて再びリム給水
弁を開き、リム給水させるようにしたもので、本発明に
よればより効果的に薬液を働かせることができ、便器洗
浄を更に効率的に行うことができるとともに、より一層
薬液の節約を図ることができる。
って直ちに流されてしまうよりは、一定時間便鉢内に留
まっていた方が汚れに対する剥離効果が大きい。そこで
請求項3の発明では、リム洗浄の際にリム給水弁及び薬
液注入弁の閉弁後、一定時間間隔をおいて再びリム給水
弁を開き、リム給水させるようにしたもので、本発明に
よればより効果的に薬液を働かせることができ、便器洗
浄を更に効率的に行うことができるとともに、より一層
薬液の節約を図ることができる。
【0018】尚、上記薬液の注入を伴うリム洗浄に際し
て上記第二モードと第三モードとを択一的に選択して便
器洗浄を行うことが望ましい(請求項4)。このようす
ると、便器の汚れの状況に応じてより適切なパターンで
便器洗浄を行うことができる利点が得られる。
て上記第二モードと第三モードとを択一的に選択して便
器洗浄を行うことが望ましい(請求項4)。このようす
ると、便器の汚れの状況に応じてより適切なパターンで
便器洗浄を行うことができる利点が得られる。
【0019】請求項5の発明は、サイホン式水洗便器に
おいて、リム洗浄の後の封水のためのリム給水(後給
水)を行うときに、薬液注入弁を閉弁状態に保つように
したもので、本発明によればリム洗浄の後に便器に残っ
た薬液を、封水時の後給水によって洗い流すことがで
き、且つ最後に便鉢内に薬液を残さないようにできる。
おいて、リム洗浄の後の封水のためのリム給水(後給
水)を行うときに、薬液注入弁を閉弁状態に保つように
したもので、本発明によればリム洗浄の後に便器に残っ
た薬液を、封水時の後給水によって洗い流すことがで
き、且つ最後に便鉢内に薬液を残さないようにできる。
【0020】これにより便器洗浄時に薬液を用いた場合
において、洗浄後便器に薬液特有の臭いが残ったり、或
いは薬液に基づく泡が残ったりするのを防止でき、後に
便器を使用する人が快適に便器を使用できるようにな
る。
において、洗浄後便器に薬液特有の臭いが残ったり、或
いは薬液に基づく泡が残ったりするのを防止でき、後に
便器を使用する人が快適に便器を使用できるようにな
る。
【0021】次に請求項6の発明は、サイホンジェット
式水洗便器において、ジェット水の噴出を薬液注入弁の
閉弁状態の下で行うとともに、薬液の注入を伴う第二又
は第三モードにおけるジェット水の噴出を、薬液の注入
を伴わない第一モードのときよりも長く行うようにした
もので、本発明によれば、ジェット水噴出のときに薬液
を便鉢内に注入した場合に比べて、薬液が洗浄作用を行
わないで無駄に消費されてしまうのを防止できるととも
に、リム洗浄時において注入した薬液をジェット水噴出
によって十分に排出することができ、便器内に薬液が残
るのを防止できる。
式水洗便器において、ジェット水の噴出を薬液注入弁の
閉弁状態の下で行うとともに、薬液の注入を伴う第二又
は第三モードにおけるジェット水の噴出を、薬液の注入
を伴わない第一モードのときよりも長く行うようにした
もので、本発明によれば、ジェット水噴出のときに薬液
を便鉢内に注入した場合に比べて、薬液が洗浄作用を行
わないで無駄に消費されてしまうのを防止できるととも
に、リム洗浄時において注入した薬液をジェット水噴出
によって十分に排出することができ、便器内に薬液が残
るのを防止できる。
【0022】通常、便器の使用頻度は一日を通じて均等
ではなく、特に使用頻度の高い時刻というのが大体定ま
っている。そこで請求項7の発明では、このような使用
頻度の高い一定時刻において上記薬液の注入を伴う第二
モード又は第三モードで便器洗浄を行うようにしたもの
で、本発明によれば便器の使用頻度が高く、便器の汚れ
が最も激しい時刻において薬液注入を伴う便器洗浄を行
うことができ、薬液の使用量を少なく抑えつつ便器を効
率的に洗浄できるようになる。
ではなく、特に使用頻度の高い時刻というのが大体定ま
っている。そこで請求項7の発明では、このような使用
頻度の高い一定時刻において上記薬液の注入を伴う第二
モード又は第三モードで便器洗浄を行うようにしたもの
で、本発明によれば便器の使用頻度が高く、便器の汚れ
が最も激しい時刻において薬液注入を伴う便器洗浄を行
うことができ、薬液の使用量を少なく抑えつつ便器を効
率的に洗浄できるようになる。
【0023】請求項8の発明は、薬液注入を伴う第二モ
ード又は第三モードでの便器洗浄を、薬液注入を伴わな
い第一モードでの便器洗浄を所定回数行う毎になすよう
にしたもので、本発明によっても薬液を節約しつつ効率
的に便器洗浄を行うことができる。
ード又は第三モードでの便器洗浄を、薬液注入を伴わな
い第一モードでの便器洗浄を所定回数行う毎になすよう
にしたもので、本発明によっても薬液を節約しつつ効率
的に便器洗浄を行うことができる。
【0024】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において10は水洗便器であって、12
は便器本体である。便器本体12は、上部に便鉢14を
有し、また下部に脚部16を有している。
説明する。図1において10は水洗便器であって、12
は便器本体である。便器本体12は、上部に便鉢14を
有し、また下部に脚部16を有している。
【0025】便器本体12の上端部には、その周縁に沿
ってリム18が設けられている。リム18の内部は隔壁
20によって内周側のリム通水路22と外周側の薬液通
路24とに分画されている。
ってリム18が設けられている。リム18の内部は隔壁
20によって内周側のリム通水路22と外周側の薬液通
路24とに分画されている。
【0026】リム通水路22は、便器後部に設けられた
給水室26に連通するとともに、その下面に沿って多数
の射水孔28が分散配置されており、給水室26よりリ
ム通水路22に導かれた洗浄用水が、これら射水孔28
より便鉢14内に向けて勢い良く射出されるようになっ
ている。一方、外周側の薬液通路24には多数の薬液流
出孔29が分散配置されており、薬液通路24内に導か
れた所定の薬液47((B)参照)がこれら流出孔29
より便鉢14内に流出するようになっている。
給水室26に連通するとともに、その下面に沿って多数
の射水孔28が分散配置されており、給水室26よりリ
ム通水路22に導かれた洗浄用水が、これら射水孔28
より便鉢14内に向けて勢い良く射出されるようになっ
ている。一方、外周側の薬液通路24には多数の薬液流
出孔29が分散配置されており、薬液通路24内に導か
れた所定の薬液47((B)参照)がこれら流出孔29
より便鉢14内に流出するようになっている。
【0027】便器本体12にはトラップ部30が設けら
れている。トラップ部30は、入口部32が便鉢14底
部に位置させられており、更にこの入口部32に続いて
排水通路34が延びている。
れている。トラップ部30は、入口部32が便鉢14底
部に位置させられており、更にこの入口部32に続いて
排水通路34が延びている。
【0028】排水通路34は、入口部32に続いて上向
きに湾曲しつつ延びる封水のための第一通路34Aと、
第一通路34Aの上端より下向きに延びる第二通路34
Bと、第二通路34Bの下端より水平方向右向きに延び
る第三通路34Cとから成っている。
きに湾曲しつつ延びる封水のための第一通路34Aと、
第一通路34Aの上端より下向きに延びる第二通路34
Bと、第二通路34Bの下端より水平方向右向きに延び
る第三通路34Cとから成っている。
【0029】即ちこの例では、便器洗浄時に主に第一通
路34Aから第二通路34Bに到る部分及び第二通路3
4Bから第三通路34Cに到る部分,更には第三通路3
4Cから出口部36に移行する部分において大きな流水
の抵抗を生ぜしめ、以てトラップ排水通路34内を速や
かに満水化してサイホン作用を惹起する構成とされてい
る。
路34Aから第二通路34Bに到る部分及び第二通路3
4Bから第三通路34Cに到る部分,更には第三通路3
4Cから出口部36に移行する部分において大きな流水
の抵抗を生ぜしめ、以てトラップ排水通路34内を速や
かに満水化してサイホン作用を惹起する構成とされてい
る。
【0030】便器本体12には、便鉢14底部近傍にお
いてジェット孔38が設けられている。ジェット孔38
はトラップ排水通路34に向けて設けられており、この
ジェット孔38に対して、独立に設けられた、即ち後述
のリム給水路52とは別個に設けられたジェット用給水
路40の一端が接続されている。このジェット用給水路
40の他端は、主給水路42に接続されている。またジ
ェット用給水路40上には、ジェット給水弁(電磁弁)
44が設けられている。
いてジェット孔38が設けられている。ジェット孔38
はトラップ排水通路34に向けて設けられており、この
ジェット孔38に対して、独立に設けられた、即ち後述
のリム給水路52とは別個に設けられたジェット用給水
路40の一端が接続されている。このジェット用給水路
40の他端は、主給水路42に接続されている。またジ
ェット用給水路40上には、ジェット給水弁(電磁弁)
44が設けられている。
【0031】46は、内部に薬液47を収容する薬液タ
ンクで、このタンク46からは注入路48が延び出して
いる。注入路48の先端は前記薬液通路24に接続され
ており、またこの注入路48上には薬液注入弁(電磁
弁)50が設けられている。
ンクで、このタンク46からは注入路48が延び出して
いる。注入路48の先端は前記薬液通路24に接続され
ており、またこの注入路48上には薬液注入弁(電磁
弁)50が設けられている。
【0032】上記主給水路42のジェット用給水路40
への分岐部位からは、リム給水路52が延び出してお
り、その先端が給水室26に接続されている。このリム
給水路52上には、リム給水弁(電磁弁)54が設けら
れている。
への分岐部位からは、リム給水路52が延び出してお
り、その先端が給水室26に接続されている。このリム
給水路52上には、リム給水弁(電磁弁)54が設けら
れている。
【0033】このリム給水弁54及びジェット給水弁4
4,更に薬液注入弁50は、それぞれ制御部56に対し
て電気的に接続され、制御部56による制御を受けるよ
うになっている。
4,更に薬液注入弁50は、それぞれ制御部56に対し
て電気的に接続され、制御部56による制御を受けるよ
うになっている。
【0034】図2は制御部56による制御のモードを示
している。図示のようにこの例では、制御部56は第一
モード,第二モード,第三モードの3つの異なったモー
ドで薬液注入弁50,ジェット給水弁44,リム給水弁
54を制御する。
している。図示のようにこの例では、制御部56は第一
モード,第二モード,第三モードの3つの異なったモー
ドで薬液注入弁50,ジェット給水弁44,リム給水弁
54を制御する。
【0035】而して第一モードは薬液注入を伴わない便
器洗浄モードであって、この第一モードにおいては先ず
リム給水弁54が一定時間(T1)開弁してリム給水を
行う。即ちリム通水路22に洗浄用水を導いてここより
便鉢14内に洗浄用水を供給し、リム洗浄を行う。
器洗浄モードであって、この第一モードにおいては先ず
リム給水弁54が一定時間(T1)開弁してリム給水を
行う。即ちリム通水路22に洗浄用水を導いてここより
便鉢14内に洗浄用水を供給し、リム洗浄を行う。
【0036】その後リム給水を停止すると同時にジェッ
ト給水弁44を開弁して、ジェット孔38からジェット
水の噴出(T2)を行う。これによりサイホン作用を惹
起させて便鉢14内の汚物の排出を行う。このジェット
給水を終えると同時に、再びリム給水(T3)を行って
封水のための後給水を行う。
ト給水弁44を開弁して、ジェット孔38からジェット
水の噴出(T2)を行う。これによりサイホン作用を惹
起させて便鉢14内の汚物の排出を行う。このジェット
給水を終えると同時に、再びリム給水(T3)を行って
封水のための後給水を行う。
【0037】次に第二モードは薬液注入を伴う便器洗浄
のモードであって、第一モードと同じように先ずリム洗
浄のためのリム給水を行い(T4)、そしてリム洗浄が
終わると同時にジェット給水を行う(T5)。そしてジ
ェット給水を終えると同時に再び封水(後給水)のため
のリム給水を行う(T3)。また併せて上記リム洗浄の
ためのリム給水の際に、薬液注入弁50を開弁して便鉢
14への薬液47の注入を行う(T6。このT6はT1と
等しくすることができる)。
のモードであって、第一モードと同じように先ずリム洗
浄のためのリム給水を行い(T4)、そしてリム洗浄が
終わると同時にジェット給水を行う(T5)。そしてジ
ェット給水を終えると同時に再び封水(後給水)のため
のリム給水を行う(T3)。また併せて上記リム洗浄の
ためのリム給水の際に、薬液注入弁50を開弁して便鉢
14への薬液47の注入を行う(T6。このT6はT1と
等しくすることができる)。
【0038】但し薬液47の注入操作はリム給水の開始
と同時ではなく、先ずリム給水を開始した後、時間tだ
け遅れて薬液注入を行う。またこの第二モードにおいて
は、ジェット給水の時間T5が第一モードにおけるジェ
ット給水の時間T2よりも長くされている。
と同時ではなく、先ずリム給水を開始した後、時間tだ
け遅れて薬液注入を行う。またこの第二モードにおいて
は、ジェット給水の時間T5が第一モードにおけるジェ
ット給水の時間T2よりも長くされている。
【0039】他方、第三モードにおいては、リム洗浄の
ためのリム給水が2回に分けて行われる。即ち先ず第1
回目のリム給水が開始された後に時間tだけ遅れて薬液
注入が行われ(T8。このT8はT6と等しくすることが
できる)、そして一旦リム給水及び薬液注入が終わった
後、一定時間間隔をおいて再びリム給水のみが行われる
(T4)。そして2回目のリム給水が終わったところで
ジェット給水が行われ(T5)、更にジェット給水が終
了した時点で封水のための後給水が行われる(T3)。
ためのリム給水が2回に分けて行われる。即ち先ず第1
回目のリム給水が開始された後に時間tだけ遅れて薬液
注入が行われ(T8。このT8はT6と等しくすることが
できる)、そして一旦リム給水及び薬液注入が終わった
後、一定時間間隔をおいて再びリム給水のみが行われる
(T4)。そして2回目のリム給水が終わったところで
ジェット給水が行われ(T5)、更にジェット給水が終
了した時点で封水のための後給水が行われる(T3)。
【0040】制御部56は、便器使用者による押ボタン
等の操作に基づき、上記薬液注入を伴わない第一モード
と、薬液注入を伴う第二モード又は第三モードとの何れ
かを選択し、それらモードに従ってリム給水弁54,ジ
ェット給水弁44,薬液注入弁50を制御する。或いは
また、汚れの感知に基づいてそれらを自動的に選択して
弁制御を行う。
等の操作に基づき、上記薬液注入を伴わない第一モード
と、薬液注入を伴う第二モード又は第三モードとの何れ
かを選択し、それらモードに従ってリム給水弁54,ジ
ェット給水弁44,薬液注入弁50を制御する。或いは
また、汚れの感知に基づいてそれらを自動的に選択して
弁制御を行う。
【0041】本例によれば、薬液注入を伴う第二モード
又は第三モードにおいて、先ずリム給水が行われた後に
薬液注入が行われるため、即ち便鉢14内部に洗浄用水
が供給されて便鉢14内面が十分に濡らされた状態で薬
液注入が行われるため、薬液が便鉢14の隅々まで十分
に且つ均一に分散することができ、便器洗浄が効率的に
行われる。
又は第三モードにおいて、先ずリム給水が行われた後に
薬液注入が行われるため、即ち便鉢14内部に洗浄用水
が供給されて便鉢14内面が十分に濡らされた状態で薬
液注入が行われるため、薬液が便鉢14の隅々まで十分
に且つ均一に分散することができ、便器洗浄が効率的に
行われる。
【0042】また第一モードが選択された場合には薬液
注入が行われず、従って汚れの程度が少なく、薬液注入
の必要がない場合にまで自動的に薬液注入されてしまう
といった無駄を防止することができ、薬液の消費量を少
なく抑えることができる。
注入が行われず、従って汚れの程度が少なく、薬液注入
の必要がない場合にまで自動的に薬液注入されてしまう
といった無駄を防止することができ、薬液の消費量を少
なく抑えることができる。
【0043】また本例では、薬液注入を伴う第二モード
又は第三モードにおいては、薬液注入を伴わない第一モ
ードに比べてジェット給水の時間が長く行われるため、
便器内に注入された薬液47の排出が十分に行われ、加
えて封水のための後給水の際には薬液注入が行われない
ため、便器洗浄後において薬液47が便器に残って独特
の臭いを発生し、或いは泡を残すといったことを防止で
きる利点を有する。
又は第三モードにおいては、薬液注入を伴わない第一モ
ードに比べてジェット給水の時間が長く行われるため、
便器内に注入された薬液47の排出が十分に行われ、加
えて封水のための後給水の際には薬液注入が行われない
ため、便器洗浄後において薬液47が便器に残って独特
の臭いを発生し、或いは泡を残すといったことを防止で
きる利点を有する。
【0044】更に第三モードにおいては、便鉢14内に
薬液47を注入した後薬液47が直ちに洗浄用水によっ
て流されてしまうことがなく、薬液47が便鉢14内に
一定時間留まっているため、薬液47による、汚れに対
する剥離効果が十分に発揮され、そして汚れが十分に剥
離したところで再び2回目のリム洗浄が行われて汚れが
洗い流されるため、効率的に便器洗浄が行われる。
薬液47を注入した後薬液47が直ちに洗浄用水によっ
て流されてしまうことがなく、薬液47が便鉢14内に
一定時間留まっているため、薬液47による、汚れに対
する剥離効果が十分に発揮され、そして汚れが十分に剥
離したところで再び2回目のリム洗浄が行われて汚れが
洗い流されるため、効率的に便器洗浄が行われる。
【0045】尚、本発明においては薬液注入を伴う第二
モード又は第三モードでの便器洗浄を1日のうち定めら
れた特定の時刻、即ち便器の使用頻度が最も高く、従っ
て便器の汚れが最も激しい時刻において行うようにする
ことができる。この場合には薬液47の消費量を少なく
抑えつつ、効率的に便器洗浄を行うことができる。
モード又は第三モードでの便器洗浄を1日のうち定めら
れた特定の時刻、即ち便器の使用頻度が最も高く、従っ
て便器の汚れが最も激しい時刻において行うようにする
ことができる。この場合には薬液47の消費量を少なく
抑えつつ、効率的に便器洗浄を行うことができる。
【0046】或いはまた他の態様として、第一モードで
の便器洗浄を所定回数繰り返して行った後に、即ち第一
モードでの便器洗浄を所定回数行う毎に第二モード又は
第三モードでの便器洗浄を行うようにすることもでき
る。この場合においても薬液47の消費量を少なく抑え
つつ、効率的に便器洗浄を行うことができる。
の便器洗浄を所定回数繰り返して行った後に、即ち第一
モードでの便器洗浄を所定回数行う毎に第二モード又は
第三モードでの便器洗浄を行うようにすることもでき
る。この場合においても薬液47の消費量を少なく抑え
つつ、効率的に便器洗浄を行うことができる。
【0047】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば上例では薬液47の供給と
リム給水のための水路とを別々に設け、それぞれ別々の
経路で便鉢14内にそれら薬液47と洗浄用水とを供給
するようにしているが、リム給水路上又はリム通水路に
薬液47の注入路を接続し、リム給水中に薬液47を注
入した状態でそれらをともに便鉢14内に流すようにす
ることもできる。またリム給水及びジェット給水のため
の給水源として洗浄水タンク内の水を用いるようにする
こともできる。
くまで一例示である。例えば上例では薬液47の供給と
リム給水のための水路とを別々に設け、それぞれ別々の
経路で便鉢14内にそれら薬液47と洗浄用水とを供給
するようにしているが、リム給水路上又はリム通水路に
薬液47の注入路を接続し、リム給水中に薬液47を注
入した状態でそれらをともに便鉢14内に流すようにす
ることもできる。またリム給水及びジェット給水のため
の給水源として洗浄水タンク内の水を用いるようにする
こともできる。
【0048】更に図2における時間の設定はあくまでも
一例を示したものであって、リム洗浄,ジェット給水,
薬液注入,封水のための後給水等の時間はそれぞれ必要
に応じて適宜に設定ないし変更することが可能である。
またその際第二,第三モードにおけるリム洗浄時の薬液
注入時間を第一モードにおけるリム洗浄時間よりも短く
することも可能である。更に本発明は水洗小便器にも適
用可能である等、その主旨を逸脱しない範囲において種
々変更を加えた形態で構成可能である。
一例を示したものであって、リム洗浄,ジェット給水,
薬液注入,封水のための後給水等の時間はそれぞれ必要
に応じて適宜に設定ないし変更することが可能である。
またその際第二,第三モードにおけるリム洗浄時の薬液
注入時間を第一モードにおけるリム洗浄時間よりも短く
することも可能である。更に本発明は水洗小便器にも適
用可能である等、その主旨を逸脱しない範囲において種
々変更を加えた形態で構成可能である。
【図1】本発明の一実施例である水洗便器を示す図であ
る。
る。
【図2】図1の制御部による弁制御のパターンを示す図
である。
である。
10 サイホンジェット式水洗便器 12 便器本体 14 便鉢 22 リム通水路 30 トラップ部 34 排水通路 38 ジェット孔 40 ジェット用給水路 44 ジェット給水弁 46 薬液タンク 47 薬液 48 注入路 50 薬液注入弁 52 リム給水路 54 リム給水弁 56 制御部
Claims (8)
- 【請求項1】 便器本体の上端周縁部に沿って設けたリ
ム通水路より洗浄用水を便鉢内に供給して便器洗浄を行
うとともに、該洗浄の際に所定の洗浄薬液を該便鉢内に
注入するように成した水洗便器において (イ)内部に該薬液を収容する薬液タンクと (ロ)該薬液タンク内の該薬液を前記便鉢内に注入する
注入路と (ハ)該注入路の開閉を行う薬液注入弁と (ニ)前記リム通水路への水の供給を行うリム給水路と (ホ)該リム給水路の開閉を行うリム給水弁と (ヘ)該リム通水路から洗浄用水を供給して便器洗浄を
行うリム洗浄時において、前記リム給水弁と薬液注入弁
のうち該リム給水弁のみを開弁作動させる第一モード
と、該リム給水弁と薬液注入弁との両方を開弁作動させ
る第二モードとを含む複数種類のモードでそれらリム給
水弁及び薬液注入弁を作動制御するとともに、該第二モ
ードにおいては該リム給水弁の開弁後所定短時間経た後
において該薬液注入弁を開弁動作させるようにそれらリ
ム給水弁及び薬液注入弁を制御する制御部と を設けたことを特徴とする水洗便器。 - 【請求項2】 請求項1の水洗便器において、前記制御
部が、前記第二モードにおいて前記薬液注入弁の開弁後
前記第一モードにおけると同等時間前記リム給水弁及び
薬液注入弁を開弁させるものとされていることを特徴と
する水洗便器。 - 【請求項3】 請求項1又は2の水洗便器において、前
記制御部が、前記リム洗浄に際して前記第一モードと、
該リム洗浄時に先ず前記リム給水弁を開弁した後その開
弁状態を保ちつつ一定短時間遅れて前記薬液注入弁を開
弁するとともに、それらリム給水弁及び薬液注入弁の閉
弁後、間隔をおいて再び該リム給水弁を所定時間開弁す
る第三のモードとを含む複数種類のモードで弁制御を行
い且つその際該第一モードと第三モードとの何れかを選
択してそれらリム給水弁及び薬液注入弁を作動制御する
ものとされていることを特徴とする水洗便器。 - 【請求項4】 請求項1,2又は3の水洗便器におい
て、前記薬液注入を伴う前記リム洗浄の際に、前記制御
部が、前記第二モード又は第三モードの何れかを選択し
て前記リム給水弁及び薬液注入弁を作動制御するものと
されていることを特徴とする水洗便器。 - 【請求項5】 請求項1,2,3又は4の水洗便器にお
いて、水洗便器がサイホン式水洗便器であって、前記制
御部が、前記第一モード,第二モード又は第三モードに
おいて前記リム洗浄後、所定時間経過した後に封水のた
めの後給水を行うべく前記リム給水弁を定められた時間
開弁させ、且つ該後給水に際して前記薬液注入弁を閉弁
状態に保つものとされていることを特徴とする水洗便
器。 - 【請求項6】 請求項1,2,3,4又は5の水洗便器
において、水洗便器がサイホンジェット式水洗便器であ
って、トラップ排水路に向けてジェット水を噴出するジ
ェット孔と、該ジェット孔への給水を行うジェット用給
水路と、該ジェット用給水路を開閉するジェット給水弁
とを有し、且つ前記制御部が、前記第一,第二又は第三
モードにおいて前記リム洗浄の途中又は終了後に前記薬
液注入弁の閉弁状態の下で該ジェット給水弁を開弁させ
るとともに、その閉弁後において前記後給水のための前
記リム給水弁の開弁を行わせ、且つ該第二及び第三モー
ドにおいては該ジェット給水弁の開弁時間を前記第一モ
ードにおけるよりも長くするものとされていることを特
徴とする水洗便器。 - 【請求項7】 請求項1,2,3,4,5又は6の水洗
便器において、前記制御部が、前記薬液注入を伴う前記
第二又は第三モードでの便器洗浄のための弁制御を、予
め定められた所定時刻に行うものとされていることを特
徴とする水洗便器。 - 【請求項8】 請求項1,2,3,4,5,6又は7の
水洗便器において、前記制御部が、前記薬液注入を伴う
前記第二又は第三モードでの便器洗浄のための弁制御
を、前記第一モードでの便器洗浄を連続して定められた
所定回数行う毎になすものとされていることを特徴とす
る水洗便器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12697094A JPH07310351A (ja) | 1994-05-16 | 1994-05-16 | 水洗便器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12697094A JPH07310351A (ja) | 1994-05-16 | 1994-05-16 | 水洗便器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07310351A true JPH07310351A (ja) | 1995-11-28 |
Family
ID=14948408
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12697094A Pending JPH07310351A (ja) | 1994-05-16 | 1994-05-16 | 水洗便器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07310351A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020003578A (ko) * | 2000-05-24 | 2002-01-15 | 정종명 | 포세식 변기 세정액 자동분사장치 |
| JP2015094147A (ja) * | 2013-11-13 | 2015-05-18 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 便器装置 |
| JP2016527420A (ja) * | 2013-07-15 | 2016-09-08 | エイエス アイピー ホールドシーオー リミテッド ライアビリティ カンパニー | 自己水洗トイレアセンブリ及びシステム |
| US20170030065A1 (en) * | 2013-07-15 | 2017-02-02 | As Ip Holdco, Llc | Self Cleaning Toilet Assembly and System |
| CN108431339A (zh) * | 2015-10-09 | 2018-08-21 | Asip厚德克有限责任公司 | 自清洗马桶组件和系统 |
| JP2020002623A (ja) * | 2018-06-28 | 2020-01-09 | 株式会社Lixil | 便器装置 |
-
1994
- 1994-05-16 JP JP12697094A patent/JPH07310351A/ja active Pending
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020003578A (ko) * | 2000-05-24 | 2002-01-15 | 정종명 | 포세식 변기 세정액 자동분사장치 |
| US10370838B2 (en) | 2013-07-15 | 2019-08-06 | As America, Inc. | Self-cleaning toilet assembly and system |
| JP2016527420A (ja) * | 2013-07-15 | 2016-09-08 | エイエス アイピー ホールドシーオー リミテッド ライアビリティ カンパニー | 自己水洗トイレアセンブリ及びシステム |
| US20170030065A1 (en) * | 2013-07-15 | 2017-02-02 | As Ip Holdco, Llc | Self Cleaning Toilet Assembly and System |
| US10519643B2 (en) | 2013-07-15 | 2019-12-31 | As America, Inc. | Self-cleaning toilet assembly and system |
| US10760255B2 (en) | 2013-07-15 | 2020-09-01 | As America, Inc. | Self cleaning toilet assembly and system |
| US20200340227A1 (en) * | 2013-07-15 | 2020-10-29 | As America, Inc. | Self Cleaning Toilet Assembly and System |
| US11613882B2 (en) | 2013-07-15 | 2023-03-28 | As America, Inc. | Self cleaning toilet assembly and system |
| JP2015094147A (ja) * | 2013-11-13 | 2015-05-18 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 便器装置 |
| CN108431339A (zh) * | 2015-10-09 | 2018-08-21 | Asip厚德克有限责任公司 | 自清洗马桶组件和系统 |
| JP2018534451A (ja) * | 2015-10-09 | 2018-11-22 | エーエス・アイピー・ホールドシーオー・エルエルシー | 自己洗浄式トイレアセンブリおよびシステム |
| CN108431339B (zh) * | 2015-10-09 | 2021-06-15 | As美国公司 | 自清洗马桶组件和系统 |
| JP2020002623A (ja) * | 2018-06-28 | 2020-01-09 | 株式会社Lixil | 便器装置 |
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