JPH0739399A - Dna解析法 - Google Patents
Dna解析法Info
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- JPH0739399A JPH0739399A JP5189624A JP18962493A JPH0739399A JP H0739399 A JPH0739399 A JP H0739399A JP 5189624 A JP5189624 A JP 5189624A JP 18962493 A JP18962493 A JP 18962493A JP H0739399 A JPH0739399 A JP H0739399A
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Abstract
く解析するDNA解析法を提供する。 【構成】 試料1を制限酵素により切断して得たDNA
断片の末端に既知配列のオリゴマーを接続し、既知配列
に続いて数塩基の長さの範囲にある塩基種の全ての組合
せの配列を持つオリゴマー3を固体表面に固定したDN
Aプローブチップ4を用いて、オリゴマー3とDNA断
片との間にハイブリダイゼーションをおこさせる。ハイ
ブリダイゼーションの有無を検出し、この検出結果から
DNA断片の末端配列を知り、DNA断片を分画、又は
そのまま解析する。 【効果】 多数の異なる配列を持ったDNA断片を同時
に解析できる。
Description
のDNA解析法に関するものである。
106(100K〜1M)塩基長)の塩基配列決定に
は、まずDNAを酵素を用いて切断し、プラスミドなど
のベクター中にクローニング手法を用いて目的断片を挿
入し、これを大腸菌に注入し寒天倍地で培養する。得ら
れたコロニーを分別することにより断片化した目的DN
Aを分取していた。次いで分取したDNA断片を含むプ
ラスミドを用いてDNA塩基配列決定をコロニーごとに
行っていた。通常1回の塩基配列操作で決定できるDN
A塩基長は300〜500塩基であり、1M(106)
塩基の決定には2000ケ以上のコロニーを解析する必
要がある。また、異なるコロニーを取ってきても同じD
NA断片を含むコロニーを取る可能性もあり、2000
ケの数倍、即ち1万ケに近いコロニーを取り、解析する
必要がある。
ーウォーキング(primer walking)(サ
イエンス(Science)、第258巻、1787頁
−1791頁、1992年)が知られているが、この方
法はDNAを端から400塩基位ずつ決定していく方法
である。すなわち決定したDNA鎖の末端近傍の配列を
持つオリゴマーをプライマーとして用いて配列決定を順
次行う方法である。1M塩基のDNAを解析しようとす
ると2500回の配列解析を行う必要があり、1回の解
析に1日以上必要なので、全ての解析には数年を必要と
する。
Aの塩基配列決定は従来非常に手間と時間のかかるプロ
セスからなっていた。更に制限酵素による切断断片のサ
イズや種類によってはクローニング操作でベクター中に
挿入しにくいものも存在し、全塩基配列決定が困難とな
る場合もあり、新しい手法の開発が望まれていた。本発
明の目的は、長いDNAあるいはDNA断片の混合物を
効率良く解析するDNA解析方法を提供することにあ
る。
成するために、本発明のDNA解析方法は、(1)長いD
NAを酵素などを用い、特定の配列部所で切断し、切断
部に既知配列を持ち蛍光などで標識されたDNAを接合
するプロセス、(2)2本鎖DNAの少なくとも末端近傍
を一本鎖とするプロセス、(3)末端の既知配列に続く目
的DNAの配列を認識して、その配列の違いにより分離
するプロセス、(4)分離されたDNAを分取して配列決
定するプロセス、の各プロセスを少なくとも有してい
る。
A鎖が相補的な配列と相補結合(ハイブリダイズ)する
性質を利用する。DNA切断部に結合した既知配列の一
部と切断認識部配列とそれに続く2〜6マー(2〜6個
の核酸が連がったオリゴマー)からなる配列に相補的な
種々の種類のDNAオリゴマーをその種類別に固体表面
に固定し、目的DNA断片をこれにハイブリダイズさせ
る。目的DNAは二本鎖状態なのでアルカリ変性させて
一本鎖としたり、エキソヌクレアーゼ IIIなどの酵素
を用いて二本鎖の3'末端から部分分解し、末端部を5'
端が突出した形の一本鎖としたり、λエクソヌクレアー
ゼを用い5'末端から分解し、末端部を3'端が突出した
形とした後、固体表面に固定された種々の種類のDNA
オリゴマーとハイブリダイズさせ、目的DNAを分離す
る。これら目的DNAを上記のDNAオリゴマーの種類
ごとに分取して配列を決定するが、このプロセスは種々
の種類のDNA断片について同時に行う。要約すると、
試料を制限酵素により切断して得たDNA断片の末端に
既知配列のオリゴマーを接続し、既知配列に続いて数塩
基の長さの範囲にある塩基種の多くの(できれば全て
の)組合せの配列を持つオリゴマーを固体表面に固定し
たDNAプローブチップを用いて、オリゴマーとDNA
断片との間にハイブリダイゼーションをおこさせる。ハ
イブリダイゼーションの有無を検出し、この検出結果か
らDNA断片の末端配列を知り、DNA断片を分画、又
はそのまま解析する。この方法により、長いDNA又は
DNA断片の混合物を効率良く解析するDNA解析法を
提供でき、多数の異なる配列を持ったDNA断片を同時
に解析できる。
り塩基配列決定することは困難である。そこで、特定の
配列を認識して切断する酵素で分断し、これらDNA断
片を分離して、解析を並行して行い短時間で解析するの
が本発明の主旨である。6塩基を認識する制限酵素を用
いた場合、切断されたDNA断片の塩基の数(塩基長)
は数百程度である。各DNA断片の末端は固有の配列を
持っており、これを認識して相補配列とハイブリダイズ
させて分画することが可能であるが、安定な相補結合の
強さをもつハイブリダイズを行うには相補配列の長さと
して10マー以上が必要である。10マーからなるオリ
ゴマーの種類は410種すなわち約106種も存在するの
で、これらオリゴマーの種類を全て作り用意することは
容易ではない。DNA断片の種類は数百程度であること
から、これらを識別し保持するためのオリゴマーとして
は数千種のものがあればよい。すなわちオリゴマーの長
さが5〜6マーからなる全ての種類のDNAを用いれば
識別可能である。上記の5〜6マーの配列に加えて制限
酵素切断部配列と末端に結合した既知配列の一部又は全
てを含むオリゴマー配列を用いることにより、上記した
程度の種類のDNAを用いて、目的DNAとの間で充分
な安定度をもつ相補結合をするDNAプローブを作るこ
とができる。これら種々の種類のDNAプローブが固定
された固体表面に目的DNA溶液を流すことにより、溶
液中のDNAを相補結合したDNAプローブの種類別に
保持、分画できる。分画されたDNAは並行してシーケ
ンス反応を行い、解析できる。混合DNA断片種の数が
数十の場合には識別用オリゴマーとして3〜4マーのも
のを用いてもよい。
析しようとする2本鎖DNA試料1としてλファージD
NA(48Kb)を用いた例を説明する。λファージD
NAを制限酵素EcoRI(G↓AATTC:即ち、制
限酵素EcoRIは塩基配列GAATTCを識別し、G
とAの間で切断する。以下、同様の意味の表現とす
る。)で切断し、分解物をエタノール沈殿により分取し
た後、5’突出端AATTを持ち2本鎖部分がTGTA
AAACGACGGCCAGTG*ACATTTTGC
TGCCGGTCACTTAAの配列をもつ2本鎖状オ
リゴマーを酵素、ライゲース(ligase)を用いて
切断部に結合させる。図1において2はDNA断片中の
未知配列部分であり、*は蛍光体等の標識体を示す。即
ち、図1に示すように3'末端配列が*ACATTTT
GCTGCCGGTCACTTAAG……のDNA断片
が生成する。λファージの場合、制限酵素EcoRIの
切断個所は5個所と少なく、BamH I(G↓GAT
CC)、Bal I(TGG↓CCA)、BspH I
(T↓CATGA)などで同様に試料を切断し、ライン
ゲーションにより末端に既知配列をつける。この既知配
列の3’末端近傍には蛍光体、あるいはエレクトロルミ
ネッセンス試薬であるルテニウム鎖体などを標識してお
く。もちろん放射性標識などを用いてもよい。本実施例
では標識として、Texas Red(モレキュラープ
ローブ社商標、蛍光極大波長:約615nm)を用い
た。これら酵素切断とライゲーションプロセスの後、λ
DNAは40弱の断片となる。これら反応生成物にエキ
ソヌクレアーゼを加え5’末端を分解し、3’末端突出
DNA断片にした後、エタノール沈殿を用いてDNAだ
けを分取し、1×TBEバッファー10μl(マイクロ
リットル)中に保持する。
に、文献(サイエンス(Science)第251巻、
767頁−772頁、1991年)と同様の手法で、種
々の種類のオリゴヌクレオチド(DNAオリゴマープロ
ーブ3)を0.1mmピッチで結合させたプローブチッ
プ4を作製する。プローブチップ4には、全てで600
0個の区画ができる。図2は本実施例で使用するDNA
プローブの構造を示し、DNAプローブは、切断酵素の
種類を識別する酵素認識配列5と、各DNAプローブ間
で一部を共通配列とするためのユニバーサルプライマー
部分6と、試料DNA配列を分離認識する部分である配
列分離認識部分7とを有している。図2のように制限酵
素切断部(酵素認識配列部)5の配列4種(制限酵素の
数だけある)とそれに続く固有配列(配列分離認識部分
である固有配列認識部7)の部分(X’- -X’)の5
マーの全ての配列(45=1024)を含む15マーの
オリゴマーを、プローブチップ4の各区画ごとに種類を
変えて結合する。固有配列認識部7の長さを5マーとし
たがこれは2〜6マーであればよい。固有配列認識部の
長さがあまり短いと多種サンプルが重複して1つの区画
にハイブリダイズしてしまう。逆に固有配列認識部7の
長さが多過ぎると、必要なオリゴマーの種類が増大する
ため、上記のプローブチップ作製が大変となる。
し、DNA断片をプローブチップ上のオリゴマーにハイ
ブリダイズさせる。37℃で約1時間放置し、充分にハ
イブリダイゼーション反応を進行させた後、バッファー
液で洗浄する。プローブチップ上のハイブリダイゼーシ
ョンの状態は図3に示す計測系で測定する。プローブチ
ップ10をレーザー8(YAGレーザー、発振波長:5
32nm、出力:10mW)でコリメータレンズ9を通
して照射し、フィルター13付きの高感度2次元カメラ
11で、プローブチップ10上の蛍光像を観測する。な
お、レーザー光を細くしぼり、プローブチップの領域を
走査するようなレーザー顕微鏡などを用いても同様の計
測が可能である。図4は観測された蛍光像の画像の一例
を模式的に示したもので、異なるDNAプローブが分離
された各区画に固定されたプローブアレー14の分離区
画のうち、目的DNA断片がハイブリダイした区画16
から蛍光が観測されるので、その区画位置から末端の塩
基配列を知ることができる。ハイブリダイゼーションの
生じた各区画のDNAを分取して活用してもよい。各区
画からのDNAの分取は、特願平4−42829号の
「ポリヌクレオチド捕捉用チップ」で記載の発明に基づ
いて行うことができる。また多量に分取したいときには
ハイブリダイゼーションをおこした各区画にあるオリゴ
マーと同じ配列を表面に保持した磁気ビーズを順次試料
溜中に投入し、ハイブリダイズさせては分画する操作を
繰り返したり、図5に示すように、分離区画15がアレ
ー状に配置され、種々の種類のDNAオリゴマプローブ
のそれぞれを異なる分離区画に保持(異なる複数の分離
区画に同じ種類のDNAオリゴマプローブが保持されて
もよい)されたシート(薄板からなる線状DNAプロー
ブアレー17)を複数個用意し、複数の線状DNAプロ
ーブアレー17の位置をそれらの分離区画の配置方向で
ずらして重ね合わせて配置して、特定ライン上に分取の
対象となるDNA断片に対応するプローブが固定された
分離区画(目的DNAを補足するDNAプローブ区画1
9)が一列に並ぶようにしてDNA流路18を形成し、
DNA流路18に試料DNAを含む液を流すことによ
り、複数の目的DNAを順次捕捉することで効率良く分
取する方法が可能である。また、細い棒の先端にDNA
オリゴマープローブを具備した種々のプローブ棒を用意
し、必要な配列をもつプローブ棒を選択して束ねて試料
液中につけ、DNAをハイブリダイズして分取してもよ
い。即ちシート状のプローブアレーの代わりにプローブ
毎に分離して扱えるプローブ媒体を用いてもよい。分取
の対象となるDNA断片に対応するプローブが固定され
た分離区画は、複数の線状DNAプローブアレー17を
2次元に配列して構成される2次元チップを図3、図4
で説明したような装置によりあらかじめ解析、検査して
おく。このように末端配列の知られたDNAを単離し得
ることができる。DNAの長さが1Kb〜2Kbあるい
はそれ以下の時にはPCR(Polymerase C
hain Reaction)により試料DNAを増幅
できるのでプローブチップ4、プローブチップ10、プ
ローブアレー14、17から直接分画し増幅したり、プ
ローブチップ4、プローブチップ10、プローブアレー
14、17等の上に分画領域を他と仕切る障壁を設けて
これ等の上で直接PCR増幅してもよい。PCR用プラ
イマーには既知配列を含む両末端に相補なオリゴマーを
使用できる。プローブチップ上のDNAオリゴマーから
なるプローブが試料DNAの3’末端側にハイブリダイ
ズし、プローブオリゴマーの3’末端側から試料DNA
鎖に沿って相補鎖合成できる時には、まず相補鎖をプロ
ーブチップ上に形成し、これを鋳型としてPCR増幅
し、利用することもできる。この場合相補鎖から合成さ
れた試料DNAと相同な鎖を熱離脱変性させて取り出
し、計測に用いる。
ら通常の方法に従って塩基配列決定用の反応を行い、ゲ
ル電気泳動あるいは他の方法により配列を決定する。配
列決定用のプライマーとして、ラインゲーションに用い
たオリゴマーとの共通配列部分を活用できるので多くの
種類を用意する必要が無い。配列決定反応及び配列決定
操作(ゲル電気泳動による)は一度に多数の試料に関し
て行えるので、本発明により長いDNAを分断・分画す
ればこれら分画された試料に関する配列決定を一度に行
うことができる。制限酵素による試料の断片化はいくつ
かの組合せの異なる酵素で複数回行うと全ての配列を脱
落無く決定することができる。また、一度の配列決定で
は充分な長さまで決定できない場合には、読み取ったD
NA配列の終点近傍にハイブリダイズするプライマーを
合成して、更に長い方の部分の配列を決定すればよい。
に続く5マーの塩基配列で目的DNAを選別分画した
が、目的DNA断片の種類が少ないときは2〜4マーの
塩基配列で選別分画することもできる。断片の種類が多
い場合は、ゲル電気泳動などで10種位ずつ大まかにグ
ループに分離した後、各グループについて選別のための
短い配列を持ったオリゴマープローブを使用して解析、
検査してもよい。
用いて1本鎖にしたDNAをハイブリダイゼーションに
より確保したが、熱変性等で1本鎖にしてからハイブリ
ダイゼーションさせて目的とするDNAを確保してもよ
い。さらに引き続き相補鎖合成反応、及び熱変性を行う
ことでガラス上に固定されたDNA断片を得て、これを
配列解析に活用してもよい。また、この状態で固体表面
に固定されたプライマー(DNAオリゴマープローブ)
とユニバーサルプライマーによるPCR増幅を行いコピ
ー数を増やして解析に用いてもよい。
DNAを切断分割し、切断分割したDNAの両末端の配
列を知り、これを利用して各断片を分画することができ
る。更に分画された断片を同時に解析することにより短
時間に長いDNAの解析をすることができる。例えば、
1M塩基のDNAを約500個の平均鎖長2Kbの断片
にわけて並行解析すると、末端配列サーチ、分画に2〜
3日、配列決定をゲルキャピラリーアレーとプライマー
ウォーキングを用いて行うと3〜4日で行えるので約1
週間で解析でき、従来より百倍近い速さで解析すること
ができる。
図。
の有無を計測するための装置の構成の一例を示す図。
ーンの一例を示す図。
を示す概念図。
の未知配列部分、3…DNAオリゴマープローブ、4…
プローブチップ、5…酵素認識配列部、6…ユニバーサ
ルプライマー部分、7…配列分離認識部分、8…レーザ
ー、9…コリメーターレンズ、10…プローブチップ、
11…高感度カメラ、12…データ処理機、13…フィ
ルター、14…プローブアレー、15…分離区画、16
…DNAがハイブリダイズした区画、17…線状DNA
プローブアレー、18…DNA流路、19…目的DNA
を捕捉するDNAプローブ区画。
Claims (9)
- 【請求項1】DNA鎖を切断する切断プロセスと、前記
切断プロセスにおいて切断されたDNA断片の末端近傍
の塩基配列を識別し前記DNA断片を分画する識別分画
プロセスと、前記識別分画プロセスにおいて識別分画さ
れた前記DNA断片のそれぞれの塩基配列を決定するプ
ロセスとを有することDNA解析法。 - 【請求項2】前記識別分画プロセスにおいて、前記DN
A断片の末端近傍の塩基配列の識別を、塩基配列の異な
る複数種類のオリゴマーを塩基配列毎に分離して固定し
たアレーセンサー上で行うことを特徴とする請求項1に
記載のDNA解析法。 - 【請求項3】前記識別分画プロセスにおいて、前記DN
A断片の末端近傍の塩基配列の識別を、複数種類の塩基
配列を有するオリゴマーのそれぞれをライン状に固定し
ており可動可能な、複数種類の塩基配列の検出を行うた
めのラインセンサーを複数組合せてDNA断片を分画す
ることを特徴とする請求項1に記載のDNA解析法。 - 【請求項4】前記切断プロセスにおいて切断されたDN
A鎖断片の末端に、蛍光体、エレクトロルミネッセンス
試薬、放射性標識のいずれかが結合された既知の塩基配
列を有するDNAを結合するステップと、前記の既知の
塩基配列を有するDNAの一部分及び前記DNA断片の
末端部近傍と、前記アレーセンサー上のオリゴマーとの
間でハイブリダイゼーションを行うことで前記DNA鎖
断片の末端部の塩基配列を識別して分画、解析を行なう
ことを特徴とする請求項2もしくは請求項3に記載のD
NA解析法。 - 【請求項5】前記切断プロセスにおいて切断されたDN
A鎖断片の末端に、蛍光体、エレクトロルミネッセンス
試薬、放射性標識のいずれかが結合された既知の塩基配
列を有するDNAを結合するステップをさらに有するこ
とを特徴とする請求項1に記載のDNA解析法。 - 【請求項6】前記オリゴマーの配列が、前記の既知の塩
基配列を有する標識されたDNAの少なくとも一部の配
列と、試料DNA鎖の酵素により識別される酵素切断認
識部の配列と、それに続く酵素切断部近傍の少なくとも
2塩基の長さの塩基配列とを含む一連の塩基配列に対し
て相補的な塩基配列を有することを特長とする請求項4
に記載のDNA解析法。 - 【請求項7】DNA試料から切断されたDNA断片の末
端部の塩基配列を識別し、前記末端部におけるDNAの
ハイブリダイゼーションを利用して、前記DNA断片を
分画するプロセスを含むことを特徴とするDNA解析
法。 - 【請求項8】2本鎖DNA試料を制限酵素を用い一定の
塩基配列の部位で切断するプロセスと、既知の塩基配列
を有し蛍光体で標識されたDNAオリゴマーを切断され
たDNAの末端部位に接合するプロセスと、2本鎖DN
Aの少なくとも末端近傍を一本鎖とするプロセスと、前
記末端部位の前記の既知の塩基配列に続くDNAの塩基
配列を認識してその塩基配列の違いにより切断されたD
NA分離するプロセスと、分離されたDNAを分取して
配列決定するプロセスとを少なくとも有することを特徴
とするDNA解析法。 - 【請求項9】DNA試料を制限酵素により切断して得た
DNA断片の末端に既知の塩基配列のオリゴマーを接続
し、前記の既知の塩基配列に続いて数塩基の長さの範囲
にある塩基種の組合せの配列を有する複数種のオリゴマ
ーを固体表面に固定したDNAプローブチップを用い
て、前記オリゴマーと前記DNA断片との間にハイブリ
ダイゼーションをおこさせ、ハイブリダイゼーションの
有無を検出し、この検出結果から前記DNA断片の末端
の塩基配列を検出し、前記DNA断片を前記DNAプロ
ーブチップ上で分画、又は解析することを特徴とするD
NA解析法。
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|---|---|---|---|
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| EP99124555A EP0989193B1 (en) | 1993-06-25 | 1994-06-23 | DNA analyzing method |
| EP94109745A EP0630972B1 (en) | 1993-06-25 | 1994-06-23 | DNA analyzing method |
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| DE69425697T DE69425697T2 (de) | 1993-06-25 | 1994-06-23 | DNS-Analyse Verfahren |
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009159965A (ja) * | 1997-12-15 | 2009-07-23 | Somalogic Inc | 診断用核酸リガンドバイオチップ |
-
1993
- 1993-07-30 JP JP18962493A patent/JP3951309B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009159965A (ja) * | 1997-12-15 | 2009-07-23 | Somalogic Inc | 診断用核酸リガンドバイオチップ |
Also Published As
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