JPH08158901A - 機関弁開閉制御装置 - Google Patents
機関弁開閉制御装置Info
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Abstract
の圧縮空気開放型制動装置の構成を利用してディーゼル
サイクルとミラーサイクルとを簡単に切り換えるように
することを目的とする。 【構成】 各気筒の吸気用及び排気用ロッカアームに連
動させて他の気筒の吸気弁又は排気弁を駆動する連動機
構30と、連動機構30を作動状態と停止状態とに切り
換える切換手段とをそなえ、連動機構30が油圧発生部
12と駆動部13と互いに異なる気筒間の油圧発生部1
2と駆動部13とを接続する油路11とからなり、連動
機構30が、吸気用又は排気用ロッカアームの作動時に
吸気行程末期に相当する気筒の燃焼室の圧縮開始を遅ら
せるように構成され、内燃機関が高回転低負荷領域にあ
るときに、連動機構30を作動状態とするように切換手
段を制御する制御手段を設けて構成する。
Description
弁や排気弁等の機関弁を制御する機関弁開閉制御装置に
関する。
実質圧縮行程を膨張行程よりも短縮して膨張比が圧縮比
よりも大きく設定した、いわゆるミラーサイクルエンジ
ンが開発されている。そして、このようなミラーサイク
ルエンジンによれば、吸気量が減少し又吸気行程時のポ
ンピングロスも低減されるので、エンジン出力を犠牲に
することなく燃費を向上させることができるという利点
がある。
エンジンの吸気行程時にピストンが下死点に達する以前
に吸気弁を閉じてしまう吸気弁早閉じタイプのものや、
吸気行程時から圧縮行程時にかけて吸気弁の閉じるタイ
ミングを遅らせたり或いは排気弁を開けたりすることに
より、一度シリンダ内に吸い込んだ吸気を吸気弁又は排
気弁から逃がす遅閉じタイプのものがある。
早閉じタイプのミラーサイクルと通常のディーゼルサイ
クルとの作動過程を模式的に示す指圧線図(P−V線
図)であり、ディーゼルサイクル(線bで示す)では、
排気行程から吸気行程にかけての斜線部がポンピングロ
スとなっている。したがって、この仕事分だけ熱効率が
悪化する(即ち、燃費が悪化する)要因となる。
す)では、ピストンが下死点に達する以前に吸気弁を閉
じてしまうので、ピストンの下死点近傍では燃焼室内の
吸気は一旦膨張し、吸気圧力は大気圧よりも低くなる。
そして、この状態から吸気弁を閉じた行程位置まで戻っ
てから実質的な圧縮行程を開始する。そして図オットー
サイクル及びディーゼルサイクルと同様に上死点近傍で
着火し下死点近傍まで膨張する。したがって、膨張比が
圧縮比よりも大きくなり、熱効率が向上する。また、図
示するようにポンピングロスも低下するのである。
ーサイクルでは、ピストンの下死点近傍において燃焼室
内の圧力が大気圧よりも低くなり吸気温が低下する。こ
れにより、特にエンジン冷機時に燃焼性が低下するおそ
れがある。また、吸入空気を高圧縮して燃料を自然着火
させるようなディーゼルエンジンに上述したようなミラ
ーサイクルを適用する場合には、実質圧縮比の低下にと
もなって燃料が不完全燃焼することが考えられ、常時ミ
ラーサイクルで運転するのは必ずしも適当ではない。
ホールド内にロータリバルブを設け、このロータリバル
ブの開閉時期を適宜制御することにより吸気タイミング
を制御してミラーサイクルとオットーサイクルとを切り
換えるような技術が提案されている(特開昭61−10
6918号公報)。また、特公平2−13133号公報
及び特公平3−31890号公報にも上述と同様な技術
が開示されている。
用時に排気弁を通常の排気タイミングと異なるタイミン
グで開閉することで燃焼室内の圧力状態をコントロール
し、エンジンブレーキ能力を増大させるような圧縮空気
開放型制動装置も開発されている。以下、圧縮空気開放
型制動装置について説明すると、この圧縮空気開放型制
動装置は、図12〜図14に示すように、吸気弁,排気
弁4がそれぞれ2つ設けられた4弁式エンジン1のシリ
ンダヘッド2の上方に設けられている。なお、このエン
ジン1はプッシュロッド8を用いたオーバヘッドバルブ
(OHV)式エンジンであって、各シリンダの側方に
は、吸気弁及び排気弁4を開閉駆動させるプッシュロッ
ド8が配設されている。
のうち、第1気筒の排気側プッシュロッド8と第3気筒
の排気弁4とが油路11を介して接続されている。ま
た、その他の気筒間においても、各気筒の排気側プッシ
ュロッド8と、対応する気筒の排気弁4とが油路11を
介して接続されている。なお、これら各排気側プッシュ
ロッド8と各排気弁4との接続態様については後で詳述
する。
シュロッド8と第3気筒の排気弁4とを接続する油路1
1に沿って切断された模式的な断面図であって、ロッカ
アーム10の中央の破断線を境にしてそれぞれ左右で異
なる気筒の断面図を示しており、破断線より左側は第1
気筒、右側は第3気筒の断面図である。図13に示すよ
うに、排気側プッシュロッド8の上端部は、ロッカシャ
フト6に軸支された排気側ロッカアーム10の端部に当
接しており、一方、プッシュロッド8の下端部は、クラ
ンクシャフトの回転に応じて回転駆動されるカム(図示
省略)に当接している。これにより、プッシュロッド8
はカムの回転駆動に応じて上下方向に往復動しロッカア
ーム10を揺動させるようになっている。
4,4に当接し、且つこれらの排気弁4,4を同時に開
閉駆動しうるバルブブリッジ5が設けられており、各ロ
ッカアーム10の先端部は上記のバルブブリッジ5に当
接している。したがって、上記ロッカアーム10の揺動
に応じて排気弁4,4が開閉駆動される。さて、上述し
たように、各気筒の排気側のプッシュロッド8とこれに
対応する気筒の排気弁4とは油路11を介して接続され
ている。そして、図示するように、各油路11のプッシ
ュロッド側端部には第1油室12aが形成されており、
この第1油室12aにはプッシュロッド8に当接して油
路11内を往復動しうるマスタピストン12bが嵌挿さ
れている。なお、図中符号20は燃焼室,21はピスト
ンである。
は、第2油室13aが形成されており、この第2油室1
3aには、上記油路11を介して供給される作動油の油
圧に応じて往復動しうるスレーブピストン13bが設け
られている。そして、このスレーブピストン13bは作
動ロッド17を介して上記の排気弁4をロッカアーム1
0とは独立して駆動するようになっている。
中右側)には、逆止弁(コントロールバルブ)14及び
電磁弁(ソレノイドバルブ)15が設けられており、電
磁弁15は制御手段としてのECU16に接続されてい
る。また、この電磁弁15の先方には、高圧の作動油を
供給しうる作動油供給部(図示省略)が設けられてい
る。
1内に高圧作動油が供給されると、スレーブピストン1
3bには高油圧が作用することになるが、この作動油圧
は、この作動油圧のみではスレーブピストン13bを押
し下げることはできないような圧力に設定されている。
また、このエンジン1は、気筒列端部から順に第1〜第
6の6気筒を有する直列6気筒エンジンであって、且つ
各気筒の着火順序が第1,第5,第3,第6,第2,第
4の順に設定されている。
5に示すようになっている。即ち、第1,第2,第3,
第4,第5,第6の気筒側の第1油室12aに対して、
それぞれ第3,第1,第2,第5,第6,第4の各気筒
の第2油室13aが接続されている。従来の圧縮空気開
放型制動装置は上述のように構成されているので、これ
を作動させるときは、ECU16からの制御信号により
電磁弁15を作動させて、作動油供給部からの高圧作動
油を各油路11に供給する。このとき、高圧作動油は上
述の逆止弁を介して油路11内に供給されるので、油路
11内は高圧状態に保たれる。
ュロッド8によりマスタピストン12bが往復駆動され
て油圧を発生させる。そして、この第1油室12aで発
生した油圧と、作動油供給部から供給された高圧作動油
の油圧とが第2油室13aのスレーブピストン13bに
作用して、この油圧に応じて(即ち、マスタピストン1
2bの往復動に応じて)スレーブピストン13b及び作
動ロッド17が駆動される。
作動ロッド17の作動に応じて、排気弁4が、ロッカア
ーム10による開閉タイミングとは異なるタイミングで
開閉駆動される。ここで、各気筒の吸排気弁3,4の開
閉タイミングについて図示すると、図16のタイムチャ
ートのようになる。なお、このタイムチャートにおい
て、線aが吸気弁3の開くタイミング、線bが排気弁4
の開くタイミング、線cが圧縮空気開放型制動装置によ
り排気弁4が開くタイミングを示している。また、横軸
はピストン21の作動行程であってTDCは第1気筒に
おけるピストン21の上死点を示している。
すると、吸気弁3は通常時と同様にピストン21が下死
点を通過した直後に閉じられる。そして、圧縮空気開放
型制動装置が作動している場合は、この後圧縮行程から
膨張行程からへの移行時(即ち、第1気筒のピストン2
1が上死点を過ぎた直後)に、第1気筒のスレーブピス
トン13bが、第2気筒の排気側プッシュロッド8の作
動に応じて駆動され、排気弁4を開閉駆動する。したが
って、ピストン21により燃焼室20で高圧状態に圧縮
された空気は排気弁4から流出するのである。
3気筒の排気側プッシュロッド8の駆動タイミングに応
じて開閉駆動されることになり、第3気筒の排気弁4
は、第1気筒の排気側プッシュロッド8の駆動タイミン
グに応じて開閉駆動されることになる。以下、第4〜第
6気筒についても同様である。そして、このように排気
弁4が作動することにより、このエンジン1のエンジン
ブレーキ力が大きく向上する。すなわち、図17(a)
に示すように、圧縮行程時においては吸排気弁3,4は
ともに閉じられているので、この圧縮力の反作用力が
ピストン21の作動を妨げる方向に働き、この力が通
常のエンジンブレーキ力として作用する。
きには、圧縮空気開放型制動装置の作用により、油路1
1で接続された他の気筒の排気側プッシュロッド8の作
動タイミングに応じて排気弁4が開くので、圧縮された
吸気は排気弁4を介して排気ポート4aに流出する。し
たがって、圧縮行程で圧縮された吸気の反発力はピスト
ン21に作用しなくなり、ピストン21を押し下げる方
向に加勢する力が発生しなくなる〔図17(b)参
照〕。
の後半では、排気弁4が閉じられて燃焼室20は密閉状
態になるので、ピストン21が下降する際にこれを妨げ
ようとする力が新たに作用する〔図17(c)参照〕
のである。そして、このような力,と圧縮行程での
ブレーキ力とが連続してピストン21に作用するので
エンジンブレーキ能力が大幅に増大される。
ンプにより燃焼室20内に燃料が噴射されるディーゼル
エンジンであって、圧縮空気開放型制動装置の作動時に
は、燃料噴射を行なわないように制御される。一方、圧
縮空気開放型制動装置の作動を中止する場合には、ま
ず、電磁弁15を駆動して油路11を遮断する(図14
参照)。これにより、逆止弁に設けられたバルブスプリ
ングが逆止弁を図中下側に付勢して、そのストローク分
によって油路11の油圧が低下するとともに、高圧作動
油の供給が絶たれる。
なると、マスタピストン12bは付勢手段(フラットス
プリング)19により上方に駆動されて排気側プッシュ
ロッド8から離隔された状態となる。これにより排気弁
4はロッカアーム10の揺動にのみ応じて駆動されるよ
うになり、エンジン1は通常の運転状態となるのであ
る。
うなミラーサイクルとオットーサイクル(又はディーゼ
ルサイクル)を切り換える技術では、ロータリバルブ等
を新たに設ける必要があり、動弁系周辺の機構が複雑化
してしまうという課題がある。一方、圧縮空気開放型制
動装置は、上述したように、排気弁4の開閉作動を他の
気筒のプッシュロッドの作動を利用して行なうものであ
るが、このような圧縮空気開放型制動装置の構成を用い
てミラーサイクルを行なえるようにすれば、吸気ポート
にロータリバルブ等を設けるような複雑な機構を追加す
ることなく、通常のディーゼルサイクルとミラーサイク
ルとを簡単に切り換えるような装置を提供することがで
きる。
動装置を用いて、吸気行程の所定のタイミングで排気弁
4を開くようにすれば、排気ポート4aの排気ガスを再
び燃焼室20に還流させるようなEGR装置を簡単な構
造で提供することが可能となる。本発明は、このような
視点に基づいて創案されたもので、従来の圧縮空気開放
型制動装置の構成を利用して、ディーゼルサイクルとミ
ラーサイクルとを簡単に切り換えることをできるように
した、機関弁開閉制御装置を提供するとともに、従来の
圧縮空気開放型制動装置の構成を利用して、EGR装置
を簡単な構造で実現できるようにした機関弁開閉制御装
置を提供することを目的とする。
の本発明の機関弁開閉制御装置は、内燃機関の燃焼室と
連通する吸気ポートを開閉する吸気弁と、該燃焼室と連
通する排気ポートを開閉する排気弁と、該内燃機関のシ
リンダヘッド部に配設された支持軸に揺動自在に支持さ
れるとともに、その一端部がカム機構により揺動駆動さ
れ、且つ他端部が該吸排気弁に当接して該吸排気弁を開
閉駆動する吸気用ロッカアーム及び排気用ロッカアーム
とをそなえた内燃機関において、各気筒の吸気用ロッカ
アーム又は排気用ロッカアームに連動させて他の気筒の
吸気弁又は排気弁を駆動する連動機構と、該連動機構を
作動状態と停止状態とに切り換える切換手段とをそな
え、上記連動機構が、該吸気用ロッカアーム又は該排気
用ロッカアームの作動時に吸気行程末期に相当する気筒
の燃焼室の圧縮開始を遅らせるように構成され、上記内
燃機関が高回転低負荷領域にあるときに、該連動機構を
作動状態とするように上記切換手段を制御する制御手段
が設けられていることを特徴としている。
制御装置は、上記請求項1記載の構成に加えて、該連動
機構が、各気筒の吸気用ロッカアーム又は排気用ロッカ
アームの一端部に設けられ、第1油室と該第1油室内に
嵌挿された第1ピストンとからなり、且つ該吸気用ロッ
カアーム又は該排気用ロッカアームの揺動に応じて該第
1ピストンが該第1油室内を摺動することで油圧を発生
しうる油圧発生部と、各気筒の排気用ロッカアーム又は
吸気用ロッカアームの他端部に配設され、油通路を介し
て他の気筒の第1油室と連通される第2油室と該第2油
室に嵌挿され且つ該油圧発生部からの油圧により該第2
油室内を摺動しうる第2ピストンとからなり、且つ該第
2ピストンを介して上記排気弁又は吸気弁を駆動しうる
駆動部と、から構成され、該切換手段が、該油通路内に
設けられた電磁弁であって、電磁弁が制御されることに
より、該油圧発生部とは別に設けられた作動油供給部と
該第1油室及び該第2油室とが連通され所定圧の作動油
が供給されるとともに、該制御手段が、該内燃機関の運
転状態を検出する運転状態検出手段からの情報に基づい
て該電磁弁の作動を制御して、上記内燃機関が高回転低
負荷領域にあると判断すると、該電磁弁を開状態に制御
して該第1油室及び該第2油室に作動油を供給するよう
に構成されていることを特徴としている。
制御装置は、上記請求項2記載の構成に加えて、上記油
圧発生部が、上記吸気用ロッカアームの一端部側に配設
され、上記内燃機関が、気筒列端部から順に第1,第
2,第3,第4,第5,第6の6気筒を有する直列6気
筒の内燃機関であって、且つ各気筒の着火順序が第1,
第5,第3,第6,第2,第4の順に設定され、上記油
通路により、第1,第2,第3,第4,第5,第6の気
筒の該油圧発生部と、第4,第6,第5,第2,第1,
第3の気筒の該駆動部とがそれぞれ接続されていること
を特徴としている。
制御装置は、上記請求項2記載の構成に加えて、上記油
圧発生部が、上記排気用ロッカアームの一端部側に配設
され、上記内燃機関が、気筒列端部から順に第1,第
2,第3,第4,第5,第6の6気筒を有する直列6気
筒の内燃機関であって、且つ各気筒の着火順序が第1,
第5,第3,第6,第2,第4との順に設定され、上記
油通路により、第1,第2,第3,第4,第5,第6の
気筒の該油圧発生部と、第6,第5,第4,第3,第
2,第1の気筒の該駆動部とがそれぞれ接続されている
ことを特徴としている。
制御装置は、内燃機関の燃焼室と連通する吸気ポートを
開閉する吸気弁と、該燃焼室と連通する排気ポートを開
閉する排気弁と、該内燃機関のシリンダヘッド部に配設
された支持軸に揺動自在に支持されるとともに、その一
端部がカム機構により揺動駆動され、且つ他端部が該吸
排気弁に当接して該吸排気弁を開閉駆動する吸気用ロッ
カアーム及び排気用ロッカアームとをそなえた内燃機関
において、各気筒の排気用ロッカアームに連動させて他
の気筒の排気弁を駆動する連動機構と、該連動機構を作
動状態と停止状態とに切り換える切換手段とをそなえ、
上記連動機構が、該排気用ロッカアームの作動時に吸気
行程に相当する気筒の排気弁を開閉駆動するように構成
され、上記内燃機関が排気ガスを還流すべき領域にある
と判断したとき、該連動機構を作動状態とするように上
記切換手段を制御する制御手段が設けられていることを
特徴としている。
制御装置は、上記請求項5記載の構成に加えて該連動機
構が、各気筒の排気用ロッカアームの一端部に設けら
れ、第1油室と該第1油室内に嵌挿された第1ピストン
とからなり、且つ該吸気用ロッカアーム又は該排気用ロ
ッカアームの揺動に応じて該第1ピストンが該第1油室
内を摺動することで油圧を発生しうる油圧発生部と、各
気筒の排気用ロッカアームの他端部に配設され、油通路
を介して他の気筒の第1油室と連通される第2油室と該
第2油室に嵌挿され且つ該油圧発生部からの油圧により
該第2油室内を摺動しうる第2ピストンとからなり、且
つ該第2ピストンを介して上記排気弁を駆動しうる駆動
部と、から構成され、該切換手段が、該油通路内に設け
られた電磁弁であって、電磁弁が制御されることによ
り、該油圧発生部とは別に設けられた作動油供給部と該
第1油室及び該第2油室とが連通され所定圧の作動油が
供給されるとともに、該制御手段が、該内燃機関の運転
状態を検出する運転状態検出手段からの情報に基づいて
該電磁弁の作動を制御して、排気ガスを還流すべき領域
にあると判断すると、該電磁弁を制御して該第1油室及
び該第2油室に作動油を供給するように構成されている
ことを特徴としている。
制御装置は、上記請求項6記載の構成に加えて、上記油
圧発生部が、上記排気用ロッカアームの一端部側におい
て構成され、上記内燃機関が、気筒列端部から順に第
1,第2,第3,第4,第5,第6の6気筒を有し、そ
の気筒の着火順序が第1,第5,第3,第6,第2,第
4となる直列6気筒の内燃機関であり、上記通路が第
1,第2,第3,第4,第5,第6の気筒の上記油圧発
生部と、第2,第3,第1,第6,第4,第5の気筒の
上記駆動部とをそれぞれ連通してなることを特徴として
いる。
装置では、内燃機関が高回転低負荷領域にあると判断さ
れると、制御手段により切換手段が制御される。これに
より、切換手段が連動機構を停止状態から作動状態に切
り換えられて連動機構が作動状態となる。
ッカアーム又は排気用ロッカアームに連動して他の気筒
の吸気弁又は排気弁が駆動される。そして、吸気用ロッ
カアーム又は排気用ロッカアームの作動時に吸気行程末
期に相当する気筒の燃焼室の圧縮開始が遅れるようにな
り、実質圧縮比が低減する。上述の請求項2記載の本発
明の機関弁開閉制御装置では、連動機構は油圧発生部と
駆動部とから構成されており、油圧発生部では各気筒の
吸気用ロッカアーム又は排気用ロッカアームの一端部に
設けられた第1油室内を第1ピストンが摺動することで
油圧が発生する。なお、第1ピストンは、上記吸気用ロ
ッカアーム又は排気用ロッカアームにより駆動される。
手段として作用し、これが制御されることで、油圧発生
部とは別に設けられた作動油供給部と、第1油室及び第
2油室とが連通する。そして、制御手段では、内燃機関
の運転状態を検出する運転状態検出手段からの情報に基
づいて、内燃機関が高回転低負荷領域にあると判断する
と、電磁弁の作動を制御して、切換手段としての電磁弁
を開状態に制御して該第1油室及び該第2油室に作動油
を供給する。
又は吸気用ロッカアームの他端部に配設された駆動部で
は、油圧発生部からの油圧の作用により第2ピストンが
駆動され、吸気行程末期に排気弁又は吸気弁を駆動する
ことで、実質的な圧縮行程を短縮する。上述の請求項3
記載の本発明の機関弁開閉制御装置では、内燃機関が、
気筒列端部から順に第1,第2,第3,第4,第5,第
6の6気筒を有する直列6気筒の内燃機関であって、各
気筒が第1,第5,第3,第6,第2,第4の順に着火
する。
第6の各気筒の吸気用ロッカアームの一端部側に配設さ
れた油圧発生部が第4,第6,第5,第2,第1,第3
の気筒の駆動部に接続される。また、第1,第2,第
3,第4,第5,第6の吸気用ロッカアームが、第4,
第6,第5,第2,第1,第3の各気筒の吸気行程末期
に作動する。そして、本装置は、これら各ロッカアーム
の作動により発生する作動油圧により、第4,第6,第
5,第2,第1,第3の吸気弁又は排気弁が駆動されて
燃焼室の圧縮開始が遅れるようになる。
制御装置では、内燃機関が、気筒列端部から順に第1,
第2,第3,第4,第5,第6の6気筒を有する直列6
気筒の内燃機関であって、各気筒が第1,第5,第3,
第6,第2,第4の順に着火する。そして、第1,第
2,第3,第4,第5,第6の各気筒の排気用ロッカア
ームの一端部側に配設された油圧発生部が第6,第5,
第4,第3,第2,第1の気筒の駆動部に接続される。
6の排気用ロッカアームが、第6,第5,第4,第3,
第2,第1の各気筒の吸気行程末期に作動する。そし
て、本装置は、これら各ロッカアームの作動により発生
する作動油圧により、第6,第5,第4,第3,第2,
第1の吸気弁又は排気弁が駆動されて燃焼室の圧縮開始
が遅れるようになる。
制御装置では、内燃機関が排気ガスを還流すべき領域に
あると判断すると、制御手段により切換手段が制御され
る。これにより、切換手段が連動機構を停止状態から作
動状態に切り換えられて連動機構が作動状態となる。そ
して、連動機構により、各気筒の排気用ロッカアームに
連動して他の気筒の排気弁が駆動される。すなわち、排
気用ロッカアームの作動時に吸気行程に相当する気筒の
排気弁が開閉駆動されるので、排気ガスが還流される。
制御装置では、連動機構は油圧発生部と駆動部とから構
成されており、油圧発生部では各気筒の排気用ロッカア
ームの一端部に設けられた第1油室内をこれらのロッカ
アームの揺動に応じて第1ピストンが摺動することで油
圧が発生する。また、油通路内に設けられた電磁弁が切
換手段として作用し、これが制御されることで油圧発生
部とは別に設けられた作動油供給部と第1油室及び該第
2油室とが連通されて、所定圧の作動油が供給される。
態を検出する運転状態検出手段からの情報に基づいて、
内燃機関が排気ガスを還流すべき領域にあると判断する
と、電磁弁の作動を制御して、切換手段としての電磁弁
を開状態に制御して第1油室及び第2油室に作動油を供
給する。これにより、各気筒の排気用ロッカアームの他
端部に配設された駆動部では、油圧発生部からの油圧の
作用により第2ピストンが第2油室内を摺動して、吸気
行程に排気弁を駆動することで排気ガスが還流される。
制御装置では、内燃機関が、気筒列端部から順に第1,
第2,第3,第4,第5,第6の6気筒を有する直列6
気筒の内燃機関であって、各気筒が第1,第5,第3,
第6,第2,第4の順に着火する。そして、第1,第
2,第3,第4,第5,第6の各気筒の排気用ロッカア
ームの一端部側に配設された油圧発生部が第2,第3,
第1,第6,第4,第5の気筒の駆動部に接続される。
6の排気用ロッカアームが、第2,第3,第1,第6,
第4,第5の各気筒の吸気行程時が作動するので、本装
置の作動時は、これら各ロッカアームの作動により発生
する作動油圧により、第6,第5,第4,第3,第2,
第1の排気弁が駆動されて排気ガスが燃焼室に還流され
る。
説明する。 (a)第1実施例の説明 まず、本発明の第1実施例としての機関弁開閉制御装置
について説明すると、図1はその構成を模式的に示す構
成図、図2はその作動を簡単に説明するためのタイムチ
ャート、図3,図4はともにその要部構成を示す模式的
な断面図、図5はその作動過程を模式的に示す指圧線
図、図6はその吸排気弁のリフトタイミング及びリフト
量を説明するための図である。
は図12〜図14に示した、圧縮空気開放型制動装置と
同様に構成されている。すなわち、本装置は、図3,図
4に示すように、吸気弁3,3が開閉駆動されることに
より、燃焼室20と吸気ポート3aとが連通されるよう
な4弁式エンジン1のシリンダヘッド2上方に設けられ
ている。なお、このエンジン1はプッシュロッド7を用
いたオーバヘッドバルブ(OHV)式ディーゼルエンジ
ンであって、各シリンダの側方には、吸気弁3を開閉駆
動させるプッシュロッド7が配設されている。また、互
いに異なる気筒間の吸気側プッシュロッド7と吸気弁3
とが後述する連動機構30を介して接続されている。
ッシュロッド7の上端部は、ロッカシャフト6に軸支さ
れた吸気側ロッカアーム9の端部に当接しており、一
方、各プッシュロッド7の下端部は、クランクシャフト
の回転に応じて回転駆動されるカム(図示省略)に当接
している。これにより、プッシュロッド7はカムの回転
駆動に応じて上下方向に往復動しロッカアーム9を揺動
させるようになっている。
3,3に当接して、これらの吸気弁3,3を同時に開閉
駆動しうるバルブブリッジ5が設けられており、ロッカ
アーム9の先端部は上記バルブブリッジ5に当接してい
る。したがって、上記ロッカアーム9の揺動に応じて吸
気弁3,3が開閉駆動される。さて、上述したように、
各気筒の吸気側のプッシュロッド7とこれに対応する気
筒の吸気弁3とは連動機構30を介して接続されてい
る。また、この連動機構30は主に油路(油通路)11
と油圧発生部12と駆動部13とから構成されている。
11の吸気側プッシュロッド7側端部には第1油室12
aとマスタピストン12bとからなる油圧発生部12が
形成され、また、各気筒の一方の吸気弁3の上部には、
第2油室13aとスレーブピストン13bとからなる駆
動部13が設けられている。このマスタピストン12b
はプッシュロッド7に当接して第1油室12a内を往復
動するようになっており、また、スレーブピストン13
bは、第2油室13aに油路11を介して供給される作
動油の油圧に応じて第2油室13aを往復動するように
構成されている。
側)には、逆止弁(コントロールバルブ)14と切換手
段としての電磁弁(ソレノイドバルブ)15が設けられ
ており、電磁弁15は制御手段としてのECU16に接
続されている。また、この電磁弁15の先方には高圧の
作動油を供給しうる作動油供給部(図示省略)が設けら
れている。
1内に高圧作動油が供給されると、スレーブピストン1
3bには高油圧が作用することになるが、この作動油圧
は、この作動油圧のみではスレーブピストン13bを押
し下げることはできないような圧力に設定されている。
また、このエンジン1は、気筒列端部から順に第1〜第
6の6気筒を有する直列6気筒エンジンであって、且つ
各気筒の着火順序が第1,第5,第3,第6,第2,第
4の順に設定されている。
圧縮空気開放型制動装置とほぼ同様に構成されている
が、以下の部分が従来の圧縮空気開放型制動装置とは異
なって構成されている。すなわち、この油路11の接続
状態は、図1に示すようになっており、第1,第2,第
3,第4,第5,第6の気筒側の油圧発生部12に対し
て、それぞれ各気筒の第4,第6,第5,第2,第1,
第3の駆動部13がそれぞれ接続されているのである。
には、エンジン1の負荷,エンジン回転数,スロットル
ペダルの踏み込み量,吸気温等を検出しうる各センサ類
が設けられており、これらのセンサ類から、エンジン1
の運転状態を検出する運転状態検出手段18(図3,図
4参照)が構成されている。また、ECU16では、運
転状態検出手段18からの情報に基づいて、エンジン1
の運転状態が高回転低負荷領域にあると判断すると、電
磁弁15の作動を制御してこれを開状態にし、各油路1
1に高圧作動油を供給して本装置を作動させるようにな
っている。
クルが通常のディーゼルサイクルからミラーサイクルに
切り換えるられるようになっているのである。本発明の
第1実施例としての機関弁開閉制御装置は、上述のよう
に構成されているので、例えば以下のように電磁弁15
を制御することにより、内燃機関をミラーサイクルとデ
ィーゼルサイクルとに切り換えることができる。
にある場合は、図3に示すように、ECU16からの制
御信号により電磁弁15を作動させて、作動油供給部か
らの高圧作動油を各油路11に供給する。このとき、高
圧作動油は上述の逆止弁14を介して油路11内に供給
されるので、油路11内は高圧状態に保たれる。一方、
油圧発生部12では、吸気側プッシュロッド7によりマ
スタピストン12bが往復駆動されて油圧を発生する。
そして、この第1油室12aで発生した油圧と、作動油
供給部から供給された高圧作動油の油圧とが第2油室1
3aのスレーブピストン13bに作用して、スレーブピ
ストン13b及び作動ロッド17を駆動し、このスレー
ブピストン13b及び作動ロッド17の作動に応じて、
吸気弁3がロッカアーム9による開閉タイミングとは異
なるタイミングで開閉駆動される。
閉タイミングについて説明すると図2に示すようなタイ
ムチャートになる。なお、このタイムチャートにおい
て、線aが吸気弁3の開くタイミング、線bが排気弁の
開くタイミング、線cが本装置により吸気弁が開くタイ
ミングを示している。また、横軸はピストン21の作動
行程であってTDCは第1気筒におけるピストン21の
上死点を示している。
と、吸気行程時は、吸気弁3は通常時と同様にピストン
21の上死点直前で開き始めるが、スレーブピストン1
3bの作用によりピストン21が下死点を通過した直後
も吸気弁3は閉じられず、所定時間遅れたタイミングで
閉じられる。すなわち、第1気筒のピストン21が下死
点を過ぎた直後(つまり、第1気筒の吸気行程末期)
は、第5気筒では吸気行程に相当しており、このとき、
第5気筒の吸気側プッシュロッド7の作動に応じて第1
油室12a内でマスタピストン12bが上方に駆動され
て第1油室12aに油圧が生じる。そして、この油圧
が、第1気筒の第2油室13a内に作用して、第1気筒
の吸気弁3の閉じるタイミングを遅らせる。
気側ロッカーアームの揺動以外に第4気筒の吸気側プッ
シュロッド7の駆動タイミングに応じて開閉駆動される
ことになり、第3気筒の吸気弁3は、吸気側ロッカーア
ームの揺動以外に第6気筒の吸気側プッシュロッド7の
駆動タイミングに応じて開閉駆動されることになる。以
下、第4〜第6気筒についても同様である。
とにより、図6に示すように、各気筒の吸気弁3の閉じ
るタイミングが遅くなり、実質的な圧縮行程を膨張行程
よりも短縮することができる。すなわち、吸気弁遅閉じ
タイプのミラーサイクルを実現することができるのであ
る。つまり、図5の指圧線図において線aで示すよう
に、ピストン21が下死点に達して上昇を始めても、上
記の連動機構30の作用により所定時間の間は吸気弁3
が開いているので、一旦燃焼室20内に吸入された吸気
の一部は、吸気弁3を介して吸気ポート3aに流出して
しまい、この間は吸気の圧縮が行なわれず圧力が上昇し
ない。
気弁3自体が流路抵抗となるので、この期間も多少は吸
気圧力が上昇することが考えられるが、これは無視しう
る程度のものである。そして、この状態から実質的な圧
縮行程を開始する。その後、ディーゼルサイクル(線b
で示す)と同様に上死点近傍で着火し、ピストン21は
下死点近傍まで下降する。したがって、膨張比が実質圧
縮比よりも大きいミラーサイクルとなり、熱効率が向上
する。
ンでは、通常のディーゼルサイクルに対して図5の斜線
部で示すような領域の分だけ、ポンピングロスが低下す
るので燃費も向上するという利点がある。一方、運転状
態検出手段18からの情報に基づいて、エンジン1の運
転状態が高回転低負荷領域以外にあるとECU16が判
断すると、電磁弁15を再び制御して、ミラーサイクル
からディーゼルサイクルに切り換える。
電磁弁15を駆動して油路11を遮断する。これによ
り、逆止弁14に設けられたバルブスプリング14aが
逆止弁14を図中下側に付勢して、高圧作動油の供給が
絶たれる。このとき、油路11内には高圧作動油が残留
するが、この作動油の一部は、第1油室12aとマスタ
ピストン12bとの隙間、又は第2油室13aとスレー
ブピストン13bとの隙間からリークして低圧状態とな
る。
なると、マスタピストン12bは付勢手段(フラットス
プリング)19により上方に駆動されて排気側プッシュ
ロッド8から離隔された状態となり、これにより吸気弁
3はロッカアーム10の揺動にのみ応じて駆動されるよ
うになる。したがって、吸気弁3はロッカアーム10の
揺動にのみ対応して開閉駆動され、エンジン1は通常の
ディーゼルサイクルによる運転状態となるのである。
荷領域のときにのみ、ミラーサイクルに切り換えるのは
以下の理由による。すなわち、このエンジン1は自然着
火式のディーゼルエンジンであって燃料の着火には高い
圧縮比を必要とするため、エンジン1の低回転時や高負
荷時には、実質圧縮比を下げるようなミラーサイクル運
転は適していない。
外では通常のディーゼルサイクルによる運転状態とし、
高回転低負荷領域になるとミラーサイクルに切り換える
ようようにしているのである。このように、本発明の機
関弁開閉制御装置は、基本的には、従来の圧縮空気開放
型制動装置の構成を用いて構成されているので、吸気ポ
ート3a近傍に複雑な機構を用いることなく、比較的簡
単にミラーサイクルとディーゼルサイクルとを切り換え
る装置を提供することができる。また、これにより本装
置を低コストで提供することができる。
ッド2上部に配設されるので、スペース効率や整備性に
も優れているという利点がある。さらには、圧縮空気開
放型制動装置や本装置をアッセンブリ化して、どちらか
一方のアッセンブリをエンジン1に組み付けるようにす
ることで、エンジン本体をそれぞれ専用化する必要がな
くエンジンの共通化を図ることができる。また、エンジ
ン本体の共通化を図りながら異なる機能を持つエンジン
1を簡単に生産することができるという利点もある。
関弁開閉制御装置について説明する。この変形例では、
上述した駆動部13が、吸気弁3側ではなく排気弁側の
上部に設けられて構成されており、これ以外は全て第1
実施例と同様に構成されている。すなわち、第1,第
2,第3,第4,第5,第6の気筒の吸気用プッシュロ
ッド7側に設けられた油圧発生部12と、第4,第6,
第5,第2,第1,第3の気筒の排気弁側に設けられた
駆動部13とが、それぞれ油路11により接続されてい
るのである(図1参照)。
3により吸入された空気を排気弁を開くことにより排気
ポートに排出して実質圧縮比を下げるようになっている
のである。ところで、上述した第1実施例では、吸気弁
3が閉じようとしているとき(吸気行程の後半)にスレ
ーブピストン13bにより再び吸気弁3を開駆動させて
いるが、このような作動状態では吸気弁3(特に吸気弁
3のバルブステム)に加わるストレスが比較的大きく、
好ましくは、このようなストレスが加わらないようにし
てミラーサイクルとディーゼルサイクルとを切り換えた
い。そこで、この変形例では、吸気行程時に休止状態に
ある排気弁を開駆動させて、この排気弁から吸入空気を
排出するようになっているのである。
弁開閉制御装置は、上述のように構成されているので、
運転状態検出手段18からの検出情報に基づいて、エン
ジン1の運転状態が高回転低負荷領域であるとECU1
6が判断すると、ECU16は、電磁弁15を制御する
ことにより、エンジン1をミラーサイクルに切り換え
る。
グについて、図2のタイムチャートを用いて説明する。
まず、第1気筒に着目すると、吸気行程時は吸気弁3は
通常時と同様にピストン21の上死点直前で開き始め、
ピストン21の下死点通過後に閉じられるが、この吸気
行程の末期に排気弁が所定時間開かれる。すなわち、第
1気筒のピストン21が下死点近傍にあるとき(つま
り、第1気筒の吸気行程末期)は、第5気筒では吸気行
程に相当しており、このとき、第5気筒の吸気側プッシ
ュロッド7の作動に応じて第1油室12a内に油圧が生
じる。そして、この油圧が、第1気筒の第2油室13a
に作用してスレーブピストン13bを駆動させて、第1
気筒の排気弁を駆動するようになっているのである。ま
た、第2〜第6気筒についても同様である。
りミラーサイクルとディーゼルサイクルとが簡単に切り
換えられる。そして、このように排気弁を作動させるこ
とにより、実質的な圧縮行程を膨張行程よりも短縮する
ことができる。すなわち、吸気弁遅閉じタイプのミラー
サイクルを実現することができ、エンジン1の熱効率が
向上する。
気弁をスレーブピストン13bを用いて開駆動させて空
気を排出することにより、吸気弁3及び排気弁に加わる
応力を小さくすることができる。また、このようなミラ
ーサイクルエンジン1では、通常のディーゼルサイクル
に対してポンピングロスが低下するので、燃費も向上す
るという利点がある。
制動装置の構成を用いて構成されているので、吸気ポー
ト3a近傍に複雑な機構を用いることなく、比較的簡単
にミラーサイクルとディーゼルサイクルとを切り換える
装置を提供することができる。また、これにより本装置
を低コストで提供することができる。また、本装置は、
エンジン1のシリンダヘッド2上部に配設されるので、
スペース効率や整備性にも優れているという利点があ
る。
装置や本装置をアッセンブリ化して、どちらか一方のア
ッセンブリをエンジン1に組み付けるようにすること
で、エンジン本体をそれぞれ専用化する必要がなくエン
ジンの共通化を図ることができる。また、エンジン本体
の共通化を図りながら異なる機能を持つエンジンを生産
することができるという利点もある。
について説明すると、図7はその構成を模式的に示す構
成図、図8はその作動を簡単に説明するためのタイムチ
ャートである。この第2実施例の機関弁開閉制御装置
は、第1実施例の装置とほぼ同様に構成されているが、
第1実施例に対して以下の点のみ異なって構成されてい
る。
0の油圧発生部12は、吸気用プッシュロッド7ではな
く排気用プッシュロッド8に接続されており、マスタピ
ストン12b(図3,図4参照)は、この排気用プッシ
ュロッド8のバルブ駆動タイミングに応じて往復動して
所定の油圧を発生するようになっている。また、各油路
11は、吸気行程の末期に相当するタイミングと、油圧
の発生するタイミングとが同期するような2気筒間で駆
動部13と油圧発生部12とを接続している。
示すように、第1,第2,第3,第4,第5,第6の気
筒の排気用プッシュロッド8側に設けられた油圧発生部
12と、第6,第5,第4,第3,第2,第1の気筒の
吸気弁3側とに設けられた駆動部13とが、それぞれ油
路11により接続されているのである。そして、この第
2実施例は、上記以外は全て第1実施例と同様に構成さ
れている。
御装置は、上述のように構成されているので、例えば、
電磁弁15の作動を制御することにより、エンジン1を
ミラーサイクルとディーゼルサイクルとに切り換えるこ
とができる。ここで、各気筒の吸気弁3及び排気弁の開
閉タイミングについて、図8のタイムチャートを用いて
説明する。図8において、まず第1気筒に着目すると、
吸気行程時は、吸気弁3は通常時と同様にピストン21
の上死点直前で開き始めるが、スレーブピストン13b
の作用によりピストン21が下死点を通過した直後も吸
気弁3は閉じられず、所定時間遅れたタイミングで閉じ
られる。
点を過ぎた直後(つまり、第1気筒の吸気行程末期)
は、第6気筒では排気行程に相当しており、このとき、
第6気筒の排気側プッシュロッド8の作動に応じて第1
油室12a内に油圧が生じる。そして、この油圧が、第
1気筒の第2油室13a内に作用してスレーブピストン
13bを駆動させて、第1気筒の吸気弁3の閉じるタイ
ミングを遅らせるのである。
気側ロッカーアーム9の揺動以外に第5気筒の排気側プ
ッシュロッド8の駆動タイミングに応じて開閉駆動され
ることになり、第3気筒の吸気弁3は、吸気側ロッカー
アーム9の揺動以外に第4気筒の排気側プッシュロッド
8の駆動タイミングに応じて開閉駆動されることにな
る。以下、第4〜第6気筒についても同様である。
手段18からの情報に基づいてエンジン1の運転状態が
高回転低負荷領域以外にあるとECU16が判断する
と、電磁弁15を再び制御して、ミラーサイクルからデ
ィーゼルサイクルに切り換えるが、この場合の作動につ
いては第1実施例と同じであるので説明を省略する。し
たがって、本発明の第2実施例としての機関弁開閉制御
装置は、第1実施例と同様の効果を有する。
ることにより、各気筒の吸気弁3の閉じるタイミングが
遅くなり、実質的な圧縮行程を膨張行程よりも短縮する
ことができる。すなわち、吸気弁遅閉じタイプのミラー
サイクルを実現することができ、エンジン1の熱効率が
向上する。また、このようなミラーサイクルエンジン1
では、通常のディーゼルサイクルに対してポンピングロ
スが低下するので燃費も向上するという利点がある。
縮空気開放型制動装置の構成を用いて構成されているの
で、吸気ポート3a近傍に複雑な機構を用いることな
く、比較的簡単にミラーサイクルとディーゼルサイクル
とを切り換える装置を提供することができる。また、こ
れにより本装置を低コストで提供することができる利点
がある。
ッド2上部に配設されるので、スペース効率や整備性に
も優れているという利点がある。さらには、圧縮空気開
放型制動装置や本装置をアッセンブリ化して、どちらか
一方のアッセンブリをエンジン1に組み付けるようにす
ることで、エンジン本体をそれぞれ専用化する必要がな
くエンジン1の共通化を図ることができる。また、エン
ジン本体の共通化を図りながら異なる機能を持つエンジ
ンを生産することができるという利点もある。
関弁開閉制御装置について説明する。この変形例では、
上述した駆動部13が排気弁側の上部に設けられて構成
されており、これ以外は全て第2実施例と同様に構成さ
れている。すなわち、この変形例では、第1,第2,第
3,第4,第5,第6の気筒の排気用プッシュロッド8
側と、第6,第5,第4,第3,第2,第1の気筒の排
気弁側とが、それぞれ油路11により接続されているの
である(図7参照)。
3により吸入された空気を排気弁を開くことにより排気
ポートに排出して実質圧縮比を下げるようになっている
のである。ところで、上述した第2実施例についても第
1実施例と同様に、吸気弁3が閉じようとしているとき
(吸気行程の後半)にスレーブピストン13bにより再
び吸気弁3を開駆動させているが、このような作動状態
では吸気弁3(特に吸気弁3のバルブステム)に加わる
ストレスが比較的大きく、好ましくは、このようなスト
レスが加わらないようにしてミラーサイクルとディーゼ
ルサイクルとを切り換えたい。そこで、この変形例で
は、吸気行程時に休止状態にある排気弁を開駆動させ
て、この排気弁から吸入空気を排出するようになってい
るのである。
弁開閉制御装置は、上述のように構成されているので、
例えば、電磁弁15を制御することにより、内燃機関を
ミラーサイクルとディーゼルサイクルとに切り換えられ
る。ここで吸排気弁3及び排気弁の開閉タイミングにつ
いて、やはり図8のタイムチャートを用いて説明する。
まず、第1気筒に着目すると、吸気行程時は吸気弁3は
通常時と同様にピストン21の上死点直前で開き始め、
ピストン21の下死点通過後に閉じられ、一方この吸気
行程の末期に排気弁が所定時間開かれる。
点近傍にあるとき(つまり、第1気筒の吸気行程末期)
は、第6気筒では排気行程に相当しており、このとき、
第6気筒の排気側プッシュロッド8の作動に応じて第1
油室12a内に油圧が生じる。そして、この油圧が、第
1気筒の第2油室13aに作用してスレーブピストン1
3bを駆動させて、第1気筒の排気弁を駆動する。
側ロッカーアーム9の揺動以外に第5気筒の排気側プッ
シュロッド8の駆動タイミングに応じて開閉駆動される
ことになり、第3気筒の排気弁は、排気側ロッカーアー
ム9の揺動以外に第4気筒の排気側プッシュロッド8の
駆動タイミングに応じて開閉駆動されることになる。以
下、第4〜第6気筒についても同様である。
りミラーサイクルとディーゼルサイクルとが簡単に切り
換えられる。したがって、このように排気弁を作動させ
ることにより、実質的な圧縮行程を膨張行程よりも短縮
することができ、吸気弁遅閉じタイプのミラーサイクル
を実現することができる。そして、これによりエンジン
1の熱効率が向上する。
気弁をスレーブピストン13bを用いて開駆動させて空
気を排出することにより、吸気弁3及び排気弁に加わる
応力を小さくすることができる。また、このようなミラ
ーサイクルエンジン1では、通常のディーゼルサイクル
に対してポンピングロスが低下するので燃費も向上す
る。
制動装置の構成を用いて構成されているので、吸気ポー
ト3a近傍に複雑な機構を用いることなく、比較的簡単
にミラーサイクルとディーゼルサイクルとを切り換える
装置を提供することができる。また、これにより本装置
を低コストで提供することができる。また、本装置は、
エンジン1のシリンダヘッド2上部に配設されるので、
スペース効率や整備性にも優れているという利点があ
る。
装置や本装置をアッセンブリ化して、どちらか一方のア
ッセンブリをエンジン1に組み付けるようにすること
で、エンジン本体をそれぞれ専用化する必要がなくエン
ジンの共通化を図ることができる。また、エンジン本体
の共通化を図りながら異なる機能を持つエンジンを生産
することができるという利点もある。
各気筒の着火順序が第1,第5,第3,第6,第2,第
4の順に設定された直列6気筒エンジンの場合について
のみ説明したが、一方の気筒の動弁系の作動に同期し
て、吸気行程末期に相当する気筒の燃焼室の圧縮開始を
遅らせるようなタイミングで動弁系を作動させることが
できれば、上述のような直列6気筒エンジンに限らず他
の多気筒エンジンや他の点火順序の多気筒エンジンにも
広く適用することができる。
について説明すると、図9はその構成を模式的に示す構
成図、図10はその作動を簡単に説明するためのタイム
チャートである。この第3実施例の機関弁開閉制御装置
についても、上述した第1実施例及び第2実施例とほぼ
同様に構成されており、第1,第2実施例に対して連動
機構30の油路11の接続態様のみが異なるものであ
る。
0の油圧発生部12は、排気用プッシュロッド8に接続
されており、マスタピストン12b(図3,図4参照)
は、この排気用プッシュロッド8のバルブ駆動タイミン
グに応じて往復動して所定の油圧を発生するようになっ
ている。そして、各油路11は、油圧発生部12で油圧
が発生するタイミングと、吸気行程に相当するタイミン
グとが同期するような2気筒間で駆動部13と油圧発生
部12とを接続している。
9に示すように、第1,第2,第3,第4,第5,第6
の気筒の油圧発生部12と、第2,第3,第1,第6,
第4,第5の各気筒の駆動部13とが、それぞれ油路1
1により接続されているのである。また、この第3実施
例では、ECU16が、図示しない各種センサ類からの
検出情報に基づいて、エンジン1が排気ガスを還流すべ
き領域で運転されていると判断すると、電磁弁15を制
御して本装置を作動させるようになっている。
第1実施例及び第2実施例と同様に構成されている。本
発明の第3実施例としての機関弁開閉制御装置は、上述
のように構成されているので、例えば、電磁弁15の作
動を制御することにより、本装置をEGR装置(排気ガ
ス再循環装置)として作用させることができる。
すなわち、ECU16により、排気ガスを還流すべ
き領域でエンジン1が運転されていると判断されると、
ECU16は電磁弁15を制御して、油路11に高圧作
動油を供給する。
気弁の開閉タイミングは、図10のタイムチャートのよ
うになる。まず、図10において、第1気筒に着目する
と、この第1気筒の吸気行程時は、吸気弁3は通常時と
同様にピストン21の上死点直前で開き始め、ピストン
21が下死点を通過した直後に吸気弁3は閉じられて吸
気行程は終了する。
弁3とともに排気弁も所定時間だけ開状態に駆動され
る。すなわち、第1気筒の吸気行程時においては、第3
気筒では排気行程に相当しており、このとき、第3気筒
の排気側プッシュロッド8の作動に応じて油圧発生部1
2から油圧が生じる。そして、この油圧により駆動部1
3が作用して、第1気筒の排気弁が所定時間駆動される
のである。
排気ポートに排出された排気ガスが再び燃焼室20に還
流され、燃料の燃焼が緩慢なものとなる。そして、これ
により、燃焼室20内の最高燃焼温度が低下してNOx
を低減させることができるのである。また、エンジン1
の運転状態が、特に排気ガスを還流すべき領域ではない
とECU16が判断した場合は、ECU16は電磁弁1
5を制御して、油路11への高圧作動油の供給を絶つ。
そして、これによりエンジン1は通常のサイクルで運転
される。
圧縮空気開放型制動装置の構成を用いて構成されている
ので、比較的簡単且つ低コストでEGR装置を提供する
ことができるという利点がある。また、EGR装置のオ
ン・オフを制御も簡単に行なうことができる。また、本
装置は、エンジン1のシリンダヘッド2上部に配設され
るので、スペース効率や整備性にも優れているという利
点がある。
置をアッセンブリ化して、どちらか一方のアッセンブリ
をエンジン1に組み付けるようにすることで、エンジン
本体をそれぞれ専用化する必要がなく、エンジン1の共
通化を図ることができる。また、エンジン本体の共通化
を図りながら異なる機能を持つエンジンを生産すること
ができるという利点もある。
ンジンに適用した場合についてのみ説明したが、本装置
はOHV型エンジンにのみ適用できるものではなく、例
えばOHC型のエンジンにも適用することができる。ま
た、上述の各実施例では、各気筒の着火順序が第1,第
5,第3,第6,第2,第4の順に設定された直列6気
筒エンジンの場合についてのみ説明したが、一方の気筒
の吸気行程に同期したタイミングで、他方の気筒の動弁
系が作動するようなエンジンであれば、上述のような直
列6気筒エンジンに限らず他の多気筒エンジンや他の点
火順序の多気筒エンジンにも広く適用することができ
る。
発明の機関弁開閉制御装置によれば、内燃機関の燃焼室
と連通する吸気ポートを開閉する吸気弁と、該燃焼室と
連通する排気ポートを開閉する排気弁と、該内燃機関の
シリンダヘッド部に配設された支持軸に揺動自在に支持
されるとともに、その一端部がカム機構により揺動駆動
され、且つ他端部が該吸排気弁に当接して該吸排気弁を
開閉駆動する吸気用ロッカアーム及び排気用ロッカアー
ムとをそなえた内燃機関において、各気筒の吸気用ロッ
カアーム又は排気用ロッカアームに連動させて他の気筒
の吸気弁又は排気弁を駆動する連動機構と、該連動機構
を作動状態と停止状態とに切り換える切換手段とをそな
え、上記連動機構が、該吸気用ロッカアーム又は該排気
用ロッカアームの作動時に吸気行程末期に相当する気筒
の燃焼室の圧縮開始を遅らせるように構成され、上記内
燃機関が高回転低負荷領域にあるときに、該連動機構を
作動状態とするように上記切換手段を制御する制御手段
が設けられるという構成により、複雑な機構を用いるこ
となく、比較的簡単に且つ低コストで、ミラーサイクル
とディーゼルサイクルとを切り換える装置を提供するこ
とができる。これにより、内燃機関の燃費を向上させる
ことができる。
装置の構成を用いて構成することにより、信頼性の高い
装置を提供することができる。また、請求項2記載の本
発明の機関弁開閉制御装置によれば、上記請求項1記載
の構成に加えて、該連動機構が、各気筒の吸気用ロッカ
アーム又は排気用ロッカアームの一端部に設けられ、第
1油室と該第1油室内に嵌挿された第1ピストンとから
なり、且つ該吸気用ロッカアーム又は該排気用ロッカア
ームの揺動に応じて該第1ピストンが該第1油室内を摺
動することで油圧を発生しうる油圧発生部と、各気筒の
排気用ロッカアーム又は吸気用ロッカアームの他端部に
配設され、油通路を介して他の気筒の第1油室と連通さ
れる第2油室と該第2油室に嵌挿され且つ該油圧発生部
からの油圧により該第2油室内を摺動しうる第2ピスト
ンとからなり、且つ該第2ピストンを介して上記排気弁
又は吸気弁を駆動しうる駆動部と、から構成され、該切
換手段が、該油通路内に設けられた電磁弁であって、電
磁弁が制御されることにより、該油圧発生部とは別に設
けられた作動油供給部と該第1油室及び該第2油室とが
連通され所定圧の作動油が供給されるとともに、該制御
手段が、該内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出
手段からの情報に基づいて該電磁弁の作動を制御して、
上記内燃機関が高回転低負荷領域にあると判断すると、
該電磁弁を開状態に制御して該第1油室及び該第2油室
に作動油を供給するように構成されることにより、内燃
機関の運転状態に応じて電磁弁を制御するという簡単な
切換制御でミラーサイクルとディーゼルサイクルとを切
り換えることができる。
装置の構成を用いて構成することにより、複雑な機構を
用いることなく、比較的簡単な構造でミラーサイクルと
ディーゼルサイクルとを切り換える装置を提供すること
ができる。また、これにより本装置を低コストで提供す
ることができる。また、本装置と従来の圧縮空気開放型
制動装置とをそれぞれアッセンブリ化して、どちらか一
方のアッセンブリを内燃機関に組み付けるようにするこ
とで、内燃機関をそれぞれ専用化する必要がなく内燃機
関本体の共通化を図ることができる。また、内燃機関本
体の共通化を図りながら異なる機能を持つ内燃機関を簡
単に生産することができるという利点もある。
ることでスペース効率や整備性にも優れた装置とするこ
とができる。また、請求項3記載の本発明の機関弁開閉
制御装置によれば、上記請求項2記載の構成に加えて、
上記油圧発生部が、上記吸気用ロッカアームの一端部側
に配設され、上記内燃機関が、気筒列端部から順に第
1,第2,第3,第4,第5,第6の6気筒を有する直
列6気筒の内燃機関であって、且つ各気筒の着火順序が
第1,第5,第3,第6,第2,第4の順に設定され、
上記油通路により、第1,第2,第3,第4,第5,第
6の気筒の該油圧発生部と、第4,第6,第5,第2,
第1,第3の気筒の該駆動部とがそれぞれ接続されると
いう構成により、他の気筒のロッカアームの作動を利用
して機械的に他の気筒の圧縮行程を短縮でき、機構的な
信頼性も高いという利点がある。
制御装置によれば、上記請求項2記載の構成に加えて、
上記油圧発生部が、上記排気用ロッカアームの一端部側
に配設され、上記内燃機関が、気筒列端部から順に第
1,第2,第3,第4,第5,第6の6気筒を有する直
列6気筒の内燃機関であって、且つ各気筒の着火順序が
第1,第5,第3,第6,第2,第4との順に設定さ
れ、上記油通路により、第1,第2,第3,第4,第
5,第6の気筒の該油圧発生部と、第6,第5,第4,
第3,第2,第1の気筒の該駆動部とがそれぞれ接続さ
れるという構成により、他の気筒のロッカアームの作動
を利用して機械的に他の気筒の圧縮行程を短縮でき、機
構的な信頼性も高いという利点がある。
制御装置によれば、内燃機関の燃焼室と連通する吸気ポ
ートを開閉する吸気弁と、該燃焼室と連通する排気ポー
トを開閉する排気弁と、該内燃機関のシリンダヘッド部
に配設された支持軸に揺動自在に支持されるとともに、
その一端部がカム機構により揺動駆動され、且つ他端部
が該吸排気弁に当接して該吸排気弁を開閉駆動する吸気
用ロッカアーム及び排気用ロッカアームとをそなえた内
燃機関において、各気筒の排気用ロッカアームに連動さ
せて他の気筒の排気弁を駆動する連動機構と、該連動機
構を作動状態と停止状態とに切り換える切換手段とをそ
なえ、上記連動機構が、該排気用ロッカアームの作動時
に吸気行程に相当する気筒の排気弁を開閉駆動するよう
に構成され、上記内燃機関が排気ガスを還流すべき領域
にあると判断したとき、該連動機構を作動状態とするよ
うに上記切換手段を制御する制御手段が設けられている
という構成により、複雑な機構を用いることなく、比較
的簡単に且つ低コストで、EGR装置(排気ガス再循環
装置)を提供することができ、これにより、内燃機関の
NOx排出量を低減することができる。
装置の構成を用いて構成することにより、信頼性の高い
装置をEGR装置を提供することができる。また、請求
項6記載の本発明の機関弁開閉制御装置によれば、上記
請求項5記載の構成に加えて該連動機構が、各気筒の排
気用ロッカアームの一端部に設けられ、第1油室と該第
1油室内に嵌挿された第1ピストンとからなり、且つ該
吸気用ロッカアーム又は該排気用ロッカアームの揺動に
応じて該第1ピストンが該第1油室内を摺動することで
油圧を発生しうる油圧発生部と、各気筒の排気用ロッカ
アームの他端部に配設され、油通路を介して他の気筒の
第1油室と連通される第2油室と該第2油室に嵌挿され
且つ該油圧発生部からの油圧により該第2油室内を摺動
しうる第2ピストンとからなり、且つ該第2ピストンを
介して上記排気弁を駆動しうる駆動部と、から構成さ
れ、該切換手段が、該油通路内に設けられた電磁弁であ
って、電磁弁が制御されることにより、該油圧発生部と
は別に設けられた作動油供給部と該第1油室及び該第2
油室とが連通され所定圧の作動油が供給されるととも
に、該制御手段が、該内燃機関の運転状態を検出する運
転状態検出手段からの情報に基づいて該電磁弁の作動を
制御して、排気ガスを還流すべき領域にあると判断する
と、該電磁弁を制御して該第1油室及び該第2油室に作
動油を供給するように構成されることにより、内燃機関
の運転状態に応じて電磁弁を制御するという簡単な切換
制御でEGR装置とディーゼルサイクルとを切り換える
ことができる。
装置の構成を用いて構成することにより、複雑な機構を
用いることなく、比較的簡単な構造でEGR装置とディ
ーゼルサイクルとを切り換える装置を提供することがで
きる。また、これにより本装置を低コストで提供するこ
とができる。また、本装置と従来の圧縮空気開放型制動
装置とをそれぞれアッセンブリ化して、どちらか一方の
アッセンブリを内燃機関に組み付けるようにすること
で、内燃機関をそれぞれ専用化する必要がなく内燃機関
本体の共通化を図ることができる。また、内燃機関本体
の共通化を図りながら異なる機能を持つ内燃機関を簡単
に生産することができるという利点もある。
ることでスペース効率や整備性にも優れた装置とするこ
とができる。また、請求項7記載の本発明の機関弁開閉
制御装置は、上記請求項6記載の構成に加えて、上記油
圧発生部が、上記排気用ロッカアームの一端部側におい
て構成され、上記内燃機関が、気筒列端部から順に第
1,第2,第3,第4,第5,第6の6気筒を有し、そ
の気筒の着火順序が第1,第5,第3,第6,第2,第
4となる直列6気筒の内燃機関であり、上記通路が第
1,第2,第3,第4,第5,第6の気筒の上記油圧発
生部と、第2,第3,第1,第6,第4,第5の気筒の
上記駆動部とをそれぞれ連通してなるという構成によ
り、他の気筒のロッカアームの作動を利用して機械的に
他の気筒の燃焼室で排気ガス再循環を行なうことがで
き、機構的な信頼性も高いという利点がある。
置の構成を模式的に示す図である。
置の作動を簡単に説明するためのタイムチャートであ
る。
置の要部構成を示す模式的な断面図である。
置の要部構成を示す模式的な断面図である。
置の作動過程を模式的に示す指圧線図である。
置の吸排気弁のリフトタイミング及びリフト量を説明す
るための図である。
置の構成を模式的に示す図である。
置の作動を簡単に説明するためのタイムチャートであ
る。
置の構成を模式的に示す図である。
装置の作動を簡単に説明するためのタイムチャートであ
る。
と通常のディーゼルサイクルとの作動過程を模式的に示
す指圧線図(P−V線図)である。
的に示す全体構成図である。
示す模式的な断面図である。
示す模式的な断面図である。
模式図であってシリンダヘッド上面から見た図である。
に説明するためのタイムチャートである。
するための燃焼室の模式的断面図であって、(a)〜
(c)はいずれもその作用について説明するための模式
的断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 内燃機関の燃焼室と連通する吸気ポート
を開閉する吸気弁と、 該燃焼室と連通する排気ポートを開閉する排気弁と、 該内燃機関のシリンダヘッド部に配設された支持軸に揺
動自在に支持されるとともに、その一端部がカム機構に
より揺動駆動され、且つ他端部が該吸排気弁に当接して
該吸排気弁を開閉駆動する吸気用ロッカアーム及び排気
用ロッカアームとをそなえた内燃機関において、 各気筒の吸気用ロッカアーム又は排気用ロッカアームに
連動させて他の気筒の吸気弁又は排気弁を駆動する連動
機構と、 該連動機構を作動状態と停止状態とに切り換える切換手
段とをそなえ、 上記連動機構が、該吸気用ロッカアーム又は該排気用ロ
ッカアームの作動時に吸気行程末期に相当する気筒の燃
焼室の圧縮開始を遅らせるように構成され、 上記内燃機関が高回転低負荷領域にあるときに、該連動
機構を作動状態とするように上記切換手段を制御する制
御手段が設けられていることを特徴とする、機関弁開閉
制御装置。 - 【請求項2】 該連動機構が、 各気筒の吸気用ロッカアーム又は排気用ロッカアームの
一端部に設けられ、第1油室と該第1油室内に嵌挿され
た第1ピストンとからなり、且つ該吸気用ロッカアーム
又は該排気用ロッカアームの揺動に応じて該第1ピスト
ンが該第1油室内を摺動することで油圧を発生しうる油
圧発生部と、 各気筒の排気用ロッカアーム又は吸気用ロッカアームの
他端部に配設され、油通路を介して他の気筒の第1油室
と連通される第2油室と該第2油室に嵌挿され且つ該油
圧発生部からの油圧により該第2油室内を摺動しうる第
2ピストンとからなり、且つ該第2ピストンを介して上
記排気弁又は吸気弁を駆動しうる駆動部と、から構成さ
れ、 該切換手段が、 該油通路内に設けられた電磁弁であって、電磁弁が制御
されることにより、該油圧発生部とは別に設けられた作
動油供給部と該第1油室及び該第2油室とが連通され所
定圧の作動油が供給されるとともに、 該制御手段が、 該内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段から
の情報に基づいて該電磁弁の作動を制御して、上記内燃
機関が高回転低負荷領域にあると判断すると、該電磁弁
を開状態に制御して該第1油室及び該第2油室に作動油
を供給するように構成されていることを特徴とする、請
求項1記載の機関弁開閉制御装置。 - 【請求項3】 上記油圧発生部が、上記吸気用ロッカア
ームの一端部側に配設され、 上記内燃機関が、気筒列端部から順に第1,第2,第
3,第4,第5,第6の6気筒を有する直列6気筒の内
燃機関であって、且つ各気筒の着火順序が第1,第5,
第3,第6,第2,第4の順に設定され、 上記油通路により、第1,第2,第3,第4,第5,第
6の気筒の該油圧発生部と、第4,第6,第5,第2,
第1,第3の気筒の該駆動部とがそれぞれ接続されてい
ることを特徴とする、請求項2記載の機関弁開閉制御装
置。 - 【請求項4】 上記油圧発生部が、上記排気用ロッカア
ームの一端部側に配設され、 上記内燃機関が、気筒列端部から順に第1,第2,第
3,第4,第5,第6の6気筒を有する直列6気筒の内
燃機関であって、且つ各気筒の着火順序が第1,第5,
第3,第6,第2,第4との順に設定され、 上記油通路により、第1,第2,第3,第4,第5,第
6の気筒の該油圧発生部と、第6,第5,第4,第3,
第2,第1の気筒の該駆動部とがそれぞれ接続されてい
ることを特徴とする、請求項2記載の機関弁開閉制御装
置。 - 【請求項5】 内燃機関の燃焼室と連通する吸気ポート
を開閉する吸気弁と、 該燃焼室と連通する排気ポートを開閉する排気弁と、 該内燃機関のシリンダヘッド部に配設された支持軸に揺
動自在に支持されるとともに、その一端部がカム機構に
より揺動駆動され、且つ他端部が該吸排気弁に当接して
該吸排気弁を開閉駆動する吸気用ロッカアーム及び排気
用ロッカアームとをそなえた内燃機関において、 各気筒の排気用ロッカアームに連動させて他の気筒の排
気弁を駆動する連動機構と、 該連動機構を作動状態と停止状態とに切り換える切換手
段とをそなえ、 上記連動機構が、該排気用ロッカアームの作動時に吸気
行程に相当する気筒の排気弁を開閉駆動するように構成
され、 上記内燃機関が排気ガスを還流すべき領域にあると判断
したとき、該連動機構を作動状態とするように上記切換
手段を制御する制御手段が設けられていることを特徴と
する、機関弁開閉制御装置。 - 【請求項6】 該連動機構が、 各気筒の排気用ロッカアームの一端部に設けられ、第1
油室と該第1油室内に嵌挿された第1ピストンとからな
り、且つ該吸気用ロッカアーム又は該排気用ロッカアー
ムの揺動に応じて該第1ピストンが該第1油室内を摺動
することで油圧を発生しうる油圧発生部と、 各気筒の排気用ロッカアームの他端部に配設され、油通
路を介して他の気筒の第1油室と連通される第2油室と
該第2油室に嵌挿され且つ該油圧発生部からの油圧によ
り該第2油室内を摺動しうる第2ピストンとからなり、
且つ該第2ピストンを介して上記排気弁を駆動しうる駆
動部と、から構成され、 該切換手段が、 該油通路内に設けられた電磁弁であって、電磁弁が制御
されることにより、該油圧発生部とは別に設けられた作
動油供給部と該第1油室及び該第2油室とが連通され所
定圧の作動油が供給されるとともに、 該制御手段が、 該内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段から
の情報に基づいて該電磁弁の作動を制御して、排気ガス
を還流すべき領域にあると判断すると、該電磁弁を制御
して該第1油室及び該第2油室に作動油を供給するよう
に構成されていることを特徴とする、請求項5記載の機
関弁開閉制御装置。 - 【請求項7】 上記油圧発生部が、上記排気用ロッカア
ームの一端部側において構成され、 上記内燃機関が、気筒列端部から順に第1,第2,第
3,第4,第5,第6の6気筒を有し、その気筒の着火
順序が第1,第5,第3,第6,第2,第4となる直列
6気筒の内燃機関であり、 上記通路が第1,第2,第3,第4,第5,第6の気筒
の上記油圧発生部と、第2,第3,第1,第6,第4,
第5の気筒の上記駆動部とをそれぞれ連通してなること
を特徴とする、請求項6記載の機関弁開閉制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6304076A JP2937043B2 (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | 機関弁開閉制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6304076A JP2937043B2 (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | 機関弁開閉制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08158901A true JPH08158901A (ja) | 1996-06-18 |
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ID=17928747
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6304076A Expired - Fee Related JP2937043B2 (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | 機関弁開閉制御装置 |
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| Country | Link |
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