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JPH08161771A - 情報媒体,その製造方法及びその製造装置 - Google Patents

情報媒体,その製造方法及びその製造装置

Info

Publication number
JPH08161771A
JPH08161771A JP7054359A JP5435995A JPH08161771A JP H08161771 A JPH08161771 A JP H08161771A JP 7054359 A JP7054359 A JP 7054359A JP 5435995 A JP5435995 A JP 5435995A JP H08161771 A JPH08161771 A JP H08161771A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information medium
adhesive
substrate
curable resin
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7054359A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Menya
和則 面屋
Michiyoshi Nagashima
道芳 永島
Mitsuru Harada
充 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP7054359A priority Critical patent/JPH08161771A/ja
Publication of JPH08161771A publication Critical patent/JPH08161771A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストで耐環境性の高い高密度薄型基板の
貼合わせディスクとその製造方法、製造装置を提供す
る。 【方法】 第1基板1の第1情報信号面2の上に第1の
情報媒体層である第1反射膜3を形成し、第2基板5の
第2情報信号面6の上に第2の情報媒体層である第2反
射膜7を形成する。第1反射膜3の上にラジカル重合硬
化樹脂及びカチオン重合硬化樹脂のうちの少なくとも一
方からなる接着剤10aを塗布し、第1反射膜3と第2
反射膜7とを対向させて各基板1,5を重ね合わせる。
そして、接着剤中の樹脂の種類に応じ、空気遮断処理、
紫外線の照射処理、低温加熱処理のいずれか、もしくは
各処理の組み合わせを行なって接着剤10aを硬化させ
て、第1,第2基板1,5を一体とし、貼合わせディス
クを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報媒体層を有する2
枚の基板を貼合わせてなる情報媒体、その製造方法及び
その製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、情報媒体である音声用CDの
製造工程では、音声信号が記録されたスタンパを用い
て、射出成形法により片面に音声信号の設けられた厚さ
1.2mmの基板を作製する。その音声信号面上にアル
ミなどの反射膜をスパッタ法で形成し、硬化性樹脂から
なる接着剤を塗布し、この接着剤に紫外線を照射して保
護膜を形成し、CDの完成品としている。
【0003】ところで、近年、光ディスク等の情報媒体
に記録される情報の高密度化が進んでおり、このような
高密度化を実現するためには、情報媒体層自体の高密度
化だけでなく、情報媒体層が形成される基板の形状精度
も問題となる。すなわち、情報の記録密度が高くするに
は、それを取り出し、あるいは書き込む手段の感度をも
高くする必要があるが、さらに、そのためには、センサ
や記録手段と情報媒体層中の各セルとの間の幾何学的な
距離をできるだけ短くかつ一定に保つ必要があるからで
ある。例えば光ディスク等の高密度化のためには、再生
レーザーの波長を短くし、かつ、対物レンズの開口数
(NA)を高くする必要があるが、このような高NA対
物レンズでは許容できるディスク傾き(チルト)が非常
に小さい。例えば、従来の音声用CDに用いられる1.
2mmの厚さの基板を用いれば、NA0.6の対物レン
ズに許容できるチルトは約0.25度であり、これは、
光ヘッドをプレーヤに取り付ける誤差に匹敵し、ディス
クの形状変化によるチルトが許容できないことを意味
し、非現実的である。
【0004】そこで、基板の厚みを薄くすることで、許
容できるチルトの範囲を緩和することが考えられる。そ
して、チルトの許容範囲が緩和されると、高NA対物レ
ンズを現実に使用できるようになり、光ディスクの高密
度化が実現できるはずである。例えば、基板の厚さをC
Dの半分の0.6mmにすれば、NA0.6の対物レン
ズに許容できるチルトは約0.55度に拡大し、光ヘッ
ドの取り付け誤差を0.25度としても、ディスクの形
状変化によるチルトの許容範囲が0.3度まで緩和され
る。
【0005】このような理由から、最近では薄型基板の
光ディスク等が提案されている。しかも、情報媒体層が
形成された薄型基板を2枚貼合わせて使用することで、
機械的強度を高めるとともに、情報の記憶容量を倍増さ
せるようにしたものが提案されている。
【0006】図8は、このような2枚貼合わせた薄型基
板からなる光ディスクの一部の断面構造を示す図であ
る。図8において、符号1は第1基板を示し、その片面
に第1情報信号面2が設けられている。その第1情報信
号面2上には、アルミニウムを主成分とする金属などの
第1反射膜3が形成され、その上には第1保護膜4が形
成されている。また、符号5は第2基板を示し、その片
面に第2情報信号面6が設けられている。その第2情報
信号面6上に、第2反射膜7と第2保護膜8とが形成さ
れている。そして、両者の互いに対向する各保護膜4,
8の間にホットメルト接着剤層9が設けられ、これによ
り第1,第2の基板1,5が一体化されている。
【0007】また、上記光ディスクは、下記のような製
造工程で作成される。
【0008】まず、映像や音声などの情報信号が記録さ
れたスタンパを用いて、射出成形法により、片面が第1
情報信号面2となる第1基板1を作製する。その第1情
報信号面2上にアルミニウムなどの第1反射膜3をスパ
ッタ法で形成し、その上にラジカル重合またはカチオン
重合硬化樹脂を塗布した後、紫外線を照射することで、
第1保護膜4を形成する。また、別の情報信号が記録さ
れたスタンパを用いて第2基板5を作製し、同様に第2
反射膜7と第2保護膜8とを形成する。これらの2枚の
基板の各保護膜7,8上にホットメルト接着剤をロール
コータで塗布し、そのホットメルト接着剤を合わせるよ
うに2枚の基板を貼合わせて加圧して、ホットメルト接
着剤層9を形成する。これにより、第1,第2の基板
1,5を一体とした貼合わせディスクを作製する。この
ホットメルト貼合わせ方法はレーザーディスクの製造に
用いられる方法と同じである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のようなホットメルト接着剤層9を介して一体化され
た情報媒体では、下記のような問題があった。
【0010】第1に、今後の情報媒体は車載用途も考慮
する必要があるので、80℃、85%程度の環境にも長
時間耐えなければならないが、ホットメルト接着剤は高
温高湿下で軟化するので、そのような条件下では、許容
されるディスク傾き(チルト)以上にディスクが変形し
てしまう虞れが強い。
【0011】第2に、従来の音声用CDの製造でも使用
されている紫外線照射装置に加え、ホットメルト接着剤
のロールコータや加圧機などの新たな設備が必要にな
り、コストが大幅に高くなる。
【0012】一方、保護膜のように各基板の片面に形成
される膜を硬化性樹脂で構成した場合には、紫外線を上
方から照射して容易に接着剤を硬化させることができる
が、2枚の基板を貼合わせるのに硬化性樹脂を使用して
も、硬化性樹脂の両側にアルミニウム膜等の情報媒体層
が存在するので、紫外線を硬化性樹脂に到達させて硬化
させること自体が困難であると考えられていた。そこ
で、従来の光ディスク等の薄型基板貼合わせ型ディスク
では、ホットメルト接着剤を用いて2つの基板を貼合わ
せていたのである。
【0013】しかし、本発明者は、この点について再検
討を加えた結果、最近のように情報媒体層自体が薄膜化
されてくると、情報媒体層を構成するアルミニウム等の
金属膜を紫外線がある程度通過することを確認し、この
特性を利用することで、硬化性樹脂を2つの基板を貼合
わせる接着剤として使用可能なことを見出だした。すな
わち、本発明の目的は、主として紫外線の照射による硬
化機能を有するラジカル重合硬化樹脂又はカチオン重合
硬化樹脂を基板間の接着に使用することにより、新たな
設備を設けることによるコストの増大を回避しながら、
実用される環境下でも良好な形状精度を保持しうる情報
媒体、その製造方法及びその製造装置を提供することに
ある。
【0014】
【課題を解決するための方法】上記目的を達するため
に、本発明では、上記各請求項に記載される手段を講じ
ている。
【0015】具体的に、請求項1の発明が講じた手段
は、情報媒体に、片面上に第1の情報媒体層を有する第
1の基板と、ラジカル重合硬化樹脂及びカチオン重合硬
化樹脂のうち少なくともいずれか一方の樹脂からなる接
着剤層を少なくとも含み、上記第1の基板の情報媒体層
の上に設けられた中間層と、片面上に第2の情報媒体層
を有し、上記中間層を挟んで上記第1の情報媒体層と上
記第2の情報媒体層とが相対向するように上記中間層の
上に配置された第2の基板とを設け、上記接着剤層によ
り、上記第1の基板と第2の基板とを一体化する構成と
したものである。
【0016】請求項2の発明が講じた手段は、請求項1
記載の情報媒体において、上記中間層は、上記接着剤層
と上記各基板の情報媒体層との間に、ラジカル重合硬化
樹脂及びカチオン重合硬化樹脂のうち少なくともいずれ
か一方の樹脂からなる保護膜をそれぞれ介設したもので
ある。
【0017】請求項3の発明が講じた手段は、請求項1
記載の情報媒体において、上記中間層を、上記接着剤層
のみで構成したものである。
【0018】請求項4の発明が講じた手段は、請求項
1、2又は3記載の情報媒体において、上記第1の情報
媒体層と第2の情報媒体層とを、アルミニウムを主成分
とする金属で構成したものである。
【0019】請求項5の発明が講じた手段は、請求項
1,2、3又は4記載の情報媒体において、上記接着剤
層を構成する樹脂を、空気遮断処理,紫外線照射処理及
び低温加熱処理のうちの少なくともいずれか1つの処理
によって硬化するものとしたものである。
【0020】請求項6の発明が講じた手段は、請求項5
記載の情報媒体において、上記各基板を、紫外線透過性
を有する材料で構成したものである。
【0021】請求項7の発明が講じた手段は、請求項
1,2,3、4、5又は6記載の情報媒体において、上
記中間層の厚みを、10μm以下としたものである。
【0022】請求項8の発明が講じた手段は、情報媒体
の製造方法として、第1の基板の片面上に第1の情報媒
体層を形成する第1のステップと、第2の基板の片面上
に第2の情報媒体層を形成する第2のステップと、上記
第1及び第2の情報媒体層のうち少なくともいずれか一
方の上に、ラジカル重合硬化樹脂及びカチオン重合硬化
樹脂のうち少なくとも1つの樹脂からなる接着剤を塗布
する第3の工程と、上記第1及び第2の基板を、上記接
着剤を挟んで上記各情報媒体層が相対向するように重ね
る第4の工程と、上記接着剤を硬化させる第5のステッ
プとを備えた方法である。
【0023】請求項9の発明が講じた手段は、請求項8
記載の情報媒体の製造方法において、上記接着剤とし
て、嫌気硬化型のラジカル重合硬化樹脂を用いる方法で
ある。
【0024】請求項10の発明が講じた手段は、請求項
8記載の情報媒体の製造方法において、上記接着剤とし
て、嫌気硬化型のラジカル重合硬化樹脂と,紫外線硬化
型のラジカル重合又はカチオン重合硬化樹脂との混合物
を用い、上記第5のステップでは、紫外線照射処理を行
なう方法である。
【0025】請求項11の発明が講じた手段は、請求項
8記載の情報媒体の製造方法において、上記接着剤とし
て、嫌気硬化型のラジカル重合硬化樹脂と,熱硬化型の
ラジカル重合又はカチオン重合硬化樹脂の混合物の樹脂
との混合物を用い、上記第5のステップでは、150℃
以下の低温加熱処理を行なう方法である。
【0026】請求項12の発明が講じた手段は、請求項
8記載の情報媒体の製造方法において、上記接着剤とし
て、嫌気硬化型のラジカル重合硬化樹脂と,紫外線硬化
熱硬化併用型のラジカル重合又はカチオン重合硬化樹脂
との混合物を用い、上記第5のステップでは、紫外線照
射処理を行なった後、150℃以下の低温加熱処理を行
なう方法である。
【0027】請求項13の発明が講じた手段は、請求項
8記載の情報媒体の製造方法において、上記接着剤とし
て、紫外線硬化熱硬化併用型のラジカル重合又はカチオ
ン重合硬化樹脂を用い、上記第5のステップでは、紫外
線照射処理を行なった後、150℃以下の低温加熱処理
を行なう方法である。
【0028】請求項14の発明が講じた手段は、請求項
9,10,11又は12記載の情報媒体の製造方法にお
いて、上記第2のステップを行なった後上記第3のステ
ップを行なう前に、各基板の情報媒体層の上に嫌気硬化
を促進させるプライマーを塗布する工程を備えた方法で
ある。
【0029】請求項15の発明が講じた手段は、請求項
8,9,10,11,12,13又は14記載の情報媒
体の製造方法において、上記第2のステップを行なった
後上記第3のステップを行なう前に、上記第1及び第2
の基板の各情報媒体層の上に保護膜を形成する工程をさ
らに備えた方法である。
【0030】請求項16の発明が講じた手段は、請求項
8,9,10,11,12,13,14又は15記載の
情報媒体の製造方法において、上記第3の工程では、各
基板を低速回転しながら硬化樹脂をドーナツ状に塗布す
る方法である。
【0031】請求項17の発明が講じた手段は、請求項
8,9,10,11,12,13,14,15又は16
記載の情報媒体の製造方法において、上記第4の工程で
は、上記各基板を一体的に高速で回転させる方法であ
る。
【0032】請求項18の発明が講じた手段は、請求項
8,9,10,11,12,13,14,15,16又
は17記載の情報媒体の製造方法において、上記第5の
工程では、各基板を押え板で押圧する方法である。
【0033】請求項19の発明が講じた手段は、片面上
に情報媒体層を有する2つの基板を硬化性樹脂からなる
接着剤により貼合わせてなる情報媒体の製造装置を対象
とする。そして、情報媒体の製造装置に、上記基板を低
速回転させて、上記基板の上記情報媒体層の上に、ラジ
カル重合硬化樹脂及びカチオン重合硬化樹脂のうち少な
くともいずれか一方の樹脂からなる接着剤を塗布する接
着剤塗布手段と、上記2つの基板を、上記接着剤を挟ん
で上記各情報媒体層が相対向するように重ね合わせる重
ね合わせ手段とを設ける構成としたものである。
【0034】請求項20の発明が講じた手段は、片面上
に情報媒体層を有する2つの基板を硬化性樹脂からなる
接着剤により貼合わせてなる情報媒体の製造装置を対象
とする。そして、情報媒体の製造装置に、上記基板の上
記情報媒体層の上に、ラジカル重合硬化樹脂及びカチオ
ン重合硬化樹脂のうち少なくともいずれか一方の樹脂か
らなる接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、上記2つの
基板を、上記接着剤を挟んで上記各情報媒体層が相対向
するように重ね合わせる重ね合わせ手段と、上記2つの
基板を一体的に高速回転させる高速回転手段とを設ける
構成としたものである。
【0035】請求項21の発明が講じた手段は、請求項
19記載の情報媒体の製造装置において、上記2つの基
板を一体的に高速回転させる高速回転手段をさらに設け
たものである。
【0036】請求項22の発明が講じた手段は、情報媒
体の製造装置に、第1の成形機及び第1の情報媒体層形
成装置からなり、第1の基板の片面上に情報媒体層を形
成する第1のブロックと、第2の成形機及び第2の情報
媒体層形成装置からなり、第2の基板の片面上に情報媒
体層を形成する第2のブロックと、上記第1及び第2ブ
ロックで処理された第1及び第2の基板を貼合わせるた
めの第3のブロックとを設け、上記第3のブロックを、
上記第1及び第2のブロックから各基板を取出す2つの
取出しロボットと、ラジカル重合硬化樹脂及びカチオン
重合硬化樹脂のうち少なくともいずれか一方の樹脂を硬
化させる処理が可能に構成された硬化処理装置と、上記
取出しロボットにより取出された上記第1の基板及び第
2の基板のうち少なくともいずれか一方の情報媒体層の
上に接着剤を塗布し、該接着剤を挟んで上記各情報媒体
層が相対向するように各基板を重ね合わせて一体的に高
速回転させた後、上記各基板及び上記硬化処理装置のう
ちの一方を他方の設置部位に移動させる移載機とで構成
したものである。
【0037】
【作用】以上の構成により、各請求項の発明では、以下
の作用が奏される。
【0038】請求項1の発明では、第1の基板と第2の
基板との間の中間層がラジカル重合硬化樹脂及びカチオ
ン重合樹脂のうち少なくともいずれか一方で構成されて
いるので、ホットメルト接着剤で接着される場合のごと
く80℃程度の温度下で変形を生じることがなく、信頼
性が高くかつ使用可能な環境条件も広い情報媒体とな
る。また、ホットメルト接着剤を用いて塗布するための
設備も不要となるので、製造コストも低減されることに
なる。
【0039】請求項2の発明では、各基板の情報媒体層
の上に保護膜が形成されているので、情報媒体層の破損
等が有効に防止され、信頼性が向上する。
【0040】請求項3の発明では、単一の接着剤層によ
る情報媒体が簡素な構造となるので、製造コストが低減
される。
【0041】請求項4の発明では、アルミニウム膜から
なる情報媒体層の光反射特性を利用した情報の読出しが
可能となり、情報媒体を光ディスク等として機能させる
ことが可能になる。また、アルミニウム膜が薄い場合に
は紫外線の透過性も有するので、ラジカル重合硬化樹脂
又はカチオン重合硬化樹脂の硬化を紫外線で行なうこと
も可能になる。
【0042】請求項5の発明では、ホットメルト接着剤
を使用しなくても、2つの基板を貼合わせることが可能
になるので、請求項1の発明の作用が得られることにな
る。
【0043】請求項6の発明では、紫外線照射による2
つの基板の接続が可能となり、接着剤層を構成する樹脂
の選択の範囲が拡大する。
【0044】請求項7の発明では、中間層の厚みが10
μm以下と薄い場合には、2つの基板のチルトも小さく
なるので、情報媒体層の特性が向上する。
【0045】請求項8の発明では、ラジカル重合硬化樹
脂及びカチオン重合樹脂のうち少なくともいずれか一方
を用いて第1の基板と第2の基板とが貼合わされるの
で、ホットメルト接着剤で接着される場合よりも信頼性
が高くかつ使用可能な環境条件の広い情報媒体が得られ
る。また、ホットメルト接着剤を用いて塗布するための
設備も不要となるので、製造コストも低減されることに
なる。
【0046】請求項9の発明では、嫌気硬化型のラジカ
ル重合硬化樹脂を用いる場合には、紫外線を照射する必
要も加熱処理をする必要も不要となる。すなわち、嫌気
硬化型樹脂は被着面金属の触媒作用と空気遮断によって
硬化するため、金属薄膜を反射膜とする光ディスクの貼
合わせにおいては貼合わせるだけで、空気遮断状態とな
り硬化する。
【0047】請求項10,11,12又は13の発明で
は、嫌気硬化型樹脂と紫外線硬化型樹脂との混合物、嫌
気硬化型樹脂と熱硬化型樹脂との混合物、嫌気硬化型樹
脂と紫外線硬化熱硬化併用型樹脂との混合物、あるいは
紫外線硬化熱硬化併用型樹脂による硬化機能によって、
硬化樹脂の硬化完了に要する時間が短縮され、製造工程
における能率が向上する。特に嫌気硬化型樹脂を用いる
場合には、嫌気硬化型樹脂は被着面金属の触媒作用と空
気遮断によって硬化するため、金属薄膜を反射膜とする
光ディスクの貼合わせにおいては貼合わせるだけで硬化
させることが可能となる。
【0048】請求項14の発明では、プライマーの嫌気
硬化を促進する作用によって、嫌気硬化型樹脂の硬化完
了に要する時間が短縮される。特に、基板上に保護膜を
形成した場合には被着体面が金属でなくなるが、その場
合にも嫌気硬化型のラジカル重合硬化樹脂の硬化が円滑
に進行するので、硬化の完了に要する時間が過大になる
のが防止される。
【0049】請求項15の発明では、各基板の上に保護
膜が形成されているので、工程中における情報媒体層の
破損等が防止される。
【0050】請求項16の発明では、硬化樹脂の塗布工
程における硬化樹脂内への空気の巻き込みが防止され、
空気の混入による基板の形状の乱れ等が防止される。
【0051】請求項17の発明では、高速回転される2
つの基板の各情報媒体層の間で、遠心力の作用によって
樹脂がほぼ均一に介在するように拡散するとともに、基
板間に内包されていた気泡もはじきだされるので、反り
等の少ない形状精度の高い情報媒体が得られることにな
る。
【0052】請求項18の発明では、紫外線の照射等に
よる硬化工程で各基板が高温状態になっても、押さえ板
によって各基板の変形が阻止されるので、製造される情
報媒体の形状が良好となり、精度が向上する。
【0053】請求項19の発明では、ラジカル重合また
はカチオン重合硬化樹脂を接着剤として2つの基板を貼
合わせてなる情報媒体の作製が可能になるとともに、接
着剤塗布手段により、基板を回転しながら接着剤を塗布
されるので、接着剤中への気泡の混入による情報媒体の
形状の悪化を未然に防止することが可能になる。
【0054】請求項20の発明では、ラジカル重合また
はカチオン重合硬化樹脂を接着剤として2つの基板を貼
合わせてなる情報媒体の作製が可能になるとともに、重
ね合わされた状態の2つの基板が高速回転手段により一
体的に高速回転させられるので、各情報媒体層間に樹脂
がほぼ均一に介在するように拡散し、形状精度の高い情
報媒体の製造が可能になる。
【0055】請求項21の発明では、請求項19の発明
の作用と請求項20の発明の作用とが併せて奏されるこ
とになる。
【0056】請求項22の発明では、一連の流れで情報
媒体を製造することが可能となり、量産によって情報媒
体の製造コストが低減する。
【0057】
【実施例】以下、本発明の各実施例についてそれぞれ図
面を参照しながら説明する。
【0058】(第1実施例)図1は、本実施例に係る薄
型基板の貼合わせ光ディスクの断面図である。第1基板
1の片面に第1情報信号面2が設けられ、その第1情報
信号面2上にアルミニウムを主成分とする金属などの第
2反射膜3が形成されている。また、第2基板5の片面
に第2情報信号面6が設けられ、その第2情報信号面6
上に第2反射膜7が形成されている。さらに、互いに対
向する反射膜3,7の間にラジカル重合硬化樹脂からな
る接着剤層10が設けられており、第1,第2基板1,
5を一体に貼合わせている。すなわち、本実施例では、
中間層が接着剤層10のみにより構成されている。
【0059】次に、上記薄型基板の貼合わせ光ディスク
の製造工程について説明する。図2a〜図2dは、第1
実施例に係る薄型基板の貼合わせディスクの各製造工程
における状態を示す斜視図である。
【0060】まず、図2aに示すように、ポリカーボネ
ート等の透明樹脂からなり片面に第1情報信号面2を設
けた第1基板1を射出成形法などにより作製し、その第
1情報信号面2の上に情報媒体層である第1反射膜3を
スパッタリング法や真空蒸着法で形成しておく。また、
片面に第2情報信号面6を設けた第2基板5を射出成形
法などにより作成し、その第2情報信号面6の上に第2
反射膜7をスパッタリング法や真空蒸着法で形成してお
く。これらの反射膜3、7は、アルミニウムを主成分と
する金属を用いて形成されている。そして、第1基板1
を低速回転させながら、第1反射膜3上に、(メタ)ア
クリル系オリゴマー及び(メタ)アクルリル系モノマー
と光重合開始剤等とで構成されるラジカル重合硬化樹脂
からなる接着剤10aをドーナツ状に塗布する。ただ
し、ポリエン(アリル系不飽和樹脂)及びポリチオール
(メルカプト基含有樹脂)と光重合開始剤等で構成され
るラジカル重合硬化型樹脂を用いてもよい。
【0061】次に、図2bに示すように、第1基板1上
への接着剤10aの塗布が完了すると、第1基板1の上
に第2基板5を重ねる。その際、第1基板1の反射膜3
と第2基板5の反射膜7とが接着剤10aを挟んで相対
向するように、第1基板1と第2基板5とを重ねる。
【0062】次に、図2cに示すように、各基板1,5
を重ねてから接着剤10aが各基板1,5の反射膜3,
7の間に浸透して内縁部の近くまで達した頃に、各基板
1,5を一体的に高速回転させて、各反射膜3,7の間
に接着剤10aをその厚みが10μm以下になるまで薄
くかつほぼ均一に介在するように拡散させる。
【0063】次に、図2dに示すように、紫外線(U
V)を第2基板5の上方から照射して、第2反射膜7を
通過した紫外線を接着剤10aまで到達させて、接着剤
10aを硬化させ、接着剤層10を形成する。これによ
り、第1基板1と第2基板5とを一体化してなる貼合わ
せディスクが形成される。
【0064】以上の工程により、上記図1に示す構造を
有する薄型基板の貼合わせディスクが作製される。
【0065】本実施例では、各基板1,5同士を紫外線
硬化型樹脂を用いて貼合わせ、ホットメルト接着剤は使
用していないので、車載用等の高温,高湿等の厳しい環
境かでも情報の取出し等に悪影響を与えるような変形を
生じない。したがって、使用可能な環境の拡大を図るこ
とができる。また、ホットメルト接着剤を塗布するため
の設備も不要であるので、設備費も安価となる。特に、
本実施例のように、第1基板1の第1反射膜3の上のみ
に接着剤10aを塗布する場合、工程が簡素化される利
点がある。
【0066】(第2実施例)次に、第2実施例について
説明する。本実施例においても、薄型基板の貼合わせデ
ィスクの構造及び製造工程について説明する。本実施例
に係る薄型基板の貼合わせディスクの構造は図1に示す
第1実施例に係る薄型基板の貼合わせディスクの構造と
同じであるが、製造工程が異なる。
【0067】図3a〜図3eは、第1実施例に係る薄型
基板の貼合わせディスクの各製造工程における状態を示
す斜視図である。
【0068】本実施例では、図3a〜図3dに示す工程
は、上記第1実施例における図2a〜図2dに示す工程
と同じである。ただし、本実施例では、接着剤10aと
して、(メタ)アクリル系オリゴマー及び(メタ)アク
ルリル系モノマーとベンゾイルアルキルエーテル類(光
重合開始剤)及びパーオキサイド類(熱重合開始剤)と
の混合物を用いる。そして、本実施例では、紫外線(U
V)を照射した後、さらに、図3eに示すように、70
℃の低温加熱を行なう。これにより、樹脂の硬化反応を
促進し、硬化の完了に要する時間を短縮する。
【0069】本実施例では、上記第1実施例に比べ、情
報媒体層の厚みや材質によって紫外線の透過率が低い場
合に、接着剤10aの硬化の完了に要する時間が過大に
なるのを有効に防止することができる。
【0070】なお、本実施例においても、各基板上の情
報信号面2,6や反射膜3,7あるいは保護膜は、従来
のCDと同様に、成形、反射膜スパッタ、保護膜形成の
プロセスで作製される。
【0071】(第3実施例)次に、第3実施例について
説明する。
【0072】本実施例に係る薄型基板の貼合わせディス
クは、上記第1,第2実施例における図1に示す構造と
基本的に同じ構造を有する。ただし、本実施例では、上
記図2a〜図2d及び図3a〜図3eに示す工程と同じ
工程を実施するが、図4に示すように、上記図2dや図
3dに示す工程で、透明体であるガラス板13(押さえ
板)を用いる。
【0073】すなわち、紫外線照射によりラジカル重合
またはカチオン樹合硬化樹脂が硬化する時、局所的に著
しく高温となり、その熱で基板が若干反る場合がある。
そこで、本実施例のごとく、紫外線を照射する間は、第
2基板5の上からガラス板13で押さえて、このガラス
板13、第2基板5、及び第2反射膜を透過する紫外線
で樹脂を硬化させることにより、基板の反りがほとんど
ないディスク傾き(チルト)の極めて小さい貼合わせデ
ィスクを作製することができる。
【0074】(第4実施例)次に、第4実施例について
説明する。
【0075】図5は、反射膜上に予めラジカル重合硬化
樹脂で保護膜が形成されている場合の薄型基板の貼合わ
せディスクの断面図を示す。第1情報信号面2を有する
第1基板1においては、第1反射膜3上に第1保護膜4
と第1プライマー膜11が形成されている。また、第2
情報信号面6を有する第2基板5においては、第2反射
膜7上に第2保護膜8と第2プライマー膜12とが形成
されている。そして、互いに対向するプライマー膜1
1,12間にラジカル重合硬化樹脂からなる接着剤層1
0が設けられて、第1,第2基板1,5が一体に貼合わ
されている。本実施例では、中間層は、各保護膜4,8
と各プライマー膜11,12と接着剤層10とにより構
成されている。
【0076】本実施例における製造工程については、図
示を省略するが、各基板1,5の情報信号面2,6上に
それぞれ反射膜3,7を形成し、さらに各保護膜4,8
と各プライマー膜11,12とを形成した後、図2a〜
図2dまたは図3a〜図3eに示す工程とほぼ同様の工
程を行なう。ただし、本実施例では、接着剤10aは、
(メタ)アクリル型樹脂を主成分とし、ハイドロパーオ
キサイド,アミン化合物を重合開始剤とする樹脂(嫌気
硬化型のラジカル重合硬化型樹脂)あるいはこの樹脂と
第1,第2実施例で使用される樹脂とを含んでいる。ま
た、上記プライマーは接着剤の嫌気硬化を促進させるも
ので、主に遷移金属化合物を含んでいるものである。他
のラジカル重合硬化樹脂を加えずに嫌気硬化型のラジカ
ル重合硬化型樹脂のみを使用する場合には、図2dや図
3d,3eに示す工程は不要であり、放置するのみで接
着剤を硬化させることができる。
【0077】本実施例のように、嫌気硬化型のラジカル
重合硬化樹脂を用いる場合、紫外線の照射処理や加熱処
理を行なう必要がないので、設備費は最も安価になる。
ただし、後述のように、保護膜を設けない場合には、情
報媒体層が金属膜である限りプライマー処理は不要であ
る。
【0078】(第5実施例)図6は、反射膜上に予めラ
ジカル重合硬化樹脂で保護膜が形成され、接着剤層10
をカチオン重合硬化樹脂で形成する場合の薄型基板の貼
合わせディスクの断面図を示す。第1情報信号面2を有
する第1基板1においては、第1反射膜3上に第1保護
膜4が形成されている。また、第2情報信号面6を有す
る第2基板5においては、第2反射膜7上に第2保護膜
8が形成されている。そして、互いに対向する第1,第
2保護膜4,8間にカチオン重合硬化樹脂からなる接着
剤層10が設けられて、第1,第2基板1,5が一体に
貼合わされている。本実施例では、中間層は、各保護膜
4,8と接着剤層10とにより構成されている。
【0079】本実施例における製造工程については、図
示を省略するが、各基板1,5の情報信号面2,6上に
それぞれ反射膜3,7を形成し、さらに各保護膜4,8
を形成した後、図2a〜図2dまたは図3a〜図3eに
示す工程とほぼ同様の工程を行なう。ただし、本実施例
では、接着剤10aは、エポキシ樹脂及びエポキシ系希
釈剤を主成分とし、ルイス酸塩を重合開始剤とする樹脂
を含んでいる。
【0080】本実施例では、保護膜4,8を設けたこと
で、工程中における反射膜3,7の破損等を有効に防止
できる利点がある。
【0081】次に、本発明において使用される樹脂の種
類について説明する。
【0082】本発明で使用される樹脂は、ラジカル重合
硬化樹脂及びカチオン重合硬化樹脂のうち少なくともい
ずれか一方である。
【0083】ラジカル重合硬化樹脂としては、大別する
と下記2つのものがある。1つは、(メタ)アクリル系
オリゴマー及び(メタ)アクリル系モノマーを主成分と
し、ベンゾイルアルキルエーテル類,バンゾフェノン
類,アセトフェノン類,チオキサントン類のいずれかを
光重合開始剤とするアクリル型(ビニル重合型)樹脂で
ある。もう1つは、ポリエン(アリル系不飽和樹脂)及
びポリチオール(メルカプト基含有樹脂)を主成分と
し、ベンゾフェノン類を光重合開始剤とするポリチオー
ル・ポリエン型(付加重合型)樹脂である。
【0084】カチオン重合硬化樹脂としては、エポキシ
樹脂及びエポキシ希釈剤を主成分とし、光によってルイ
ス酸を発生する芳香族ジアゾニウム塩,芳香族ハロニウ
ム塩,芳香族スルホニウム塩を光重合開始剤とするエポ
キシ開環重合型樹脂がある。
【0085】また、熱硬化型のラジカル重合硬化樹脂と
しては、上述のアクリル型樹脂またはポリチオール・ポ
リエン型樹脂を主成分とし、重合開始剤としてパーオキ
サイド類を用いた樹脂がある。また、熱硬化型のカチオ
ン重合硬化樹脂としては、エポキシ開環重合型樹脂を主
成分とし、重合開始剤として熱によって解離するルイス
酸塩を用いた樹脂がある。
【0086】嫌気硬化型のラジカル重合硬化樹脂として
は、上記アクリル型樹脂や付加重合型樹脂を主成分と
し、例えばハイドロパーオキサイドとアミン化合物,ア
ミド化合物,スルフィミド化合物などを重合開始剤とす
る樹脂がある。
【0087】さらに、紫外線硬化熱硬化併用型のラジカ
ル重合硬化樹脂としては、上述のアクリル型樹脂,ポリ
チオール・ポリエン型樹脂の主成分に対し、上述の各樹
脂の光重合開始剤にパーオキサイド類を加えた樹脂があ
る。紫外線硬化熱硬化併用型のカチオン重合硬化樹脂と
しては、エポキシ樹脂及びエポキシ系希釈剤を主成分と
し、光によって解離するルイス酸塩と熱で解離するルイ
ス酸塩とを加えたものがある。
【0088】そして、上記各種の樹脂を単独であるいは
複数種を混合して用いることができる。
【0089】その場合、使用するラジカル重合またはカ
チオン重合硬化樹脂の種類によっては、紫外線照射・加
熱処理を適宜省いても構わない。また、加熱処理につい
ては紫外線照射時の熱を利用しても良い。
【0090】上記各実施例では、第1基板1の第1反射
膜3の上に直接接着剤10aを塗布したが、各基板1,
5の反射膜3,7の上にそれぞれ接着剤10aを塗布し
てから両者を貼合わせてもよい。また、第1,第2反射
膜3,7上に予めラジカル重合硬化樹脂で保護膜を形成
してから、図2a〜図2dに示すごとく、一方の基板の
反射膜の上に貼合わせ用のラジカル重合またはカチオン
重合硬化樹脂の塗布、貼合わせ、紫外線照射の工程を行
なっても良い。
【0091】また、保護膜を形成する場合で嫌気硬化型
のラジカル重合硬化樹脂を用いる場合には、嫌気硬化が
進行しにくいため保護膜上に嫌気硬化促進用のプライマ
ーを予め塗布してからラジカル重合硬化樹脂の塗布、貼
合わせをすることが好ましい。
【0092】次に、上記各実施例で用いた薄型基板の貼
合わせディスクの製造装置について、図7を参照しなが
ら説明する。図7は、薄型基板の貼合わせディスクの製
造装置の平面構造を概略的に示すブロック図であって、
該装置は、第1〜第3ブロック31,36,43を備え
ている。
【0093】第1ブロック31は、第1成型機32,取
出しロボット33,第1スパッタ装置34及びそれらを
接続する移載機35からなる。この移載機35は、各部
位A〜C間で基板を移動可能に構成されており、部位A
は上記取出しロボット33に接続する部位であり、部位
Bは上記第1スパッタ装置34に接続する部位であり、
部位Cは後述の移動ロボット41に接続する部位であ
る。
【0094】第2ブロック36は、第2成型機37,取
出しロボット38,第2スパッタ装置39及びそれらを
接続する移載機40からなる。この移載機40は、各部
位D〜F間で基板を移動可能に構成されており、部位D
は上記取出しロボット38に接続する部位であり、部位
Eは上記第2スパッタ装置39に接続する部位であり、
部位Fは後述の移動ロボット42に接続する部位であ
る。
【0095】第3ブロック43は、2つの移動ロボット
41,42、紫外線照射装置44,それらを接続する移
載機45及びストッカー46からなる。移載機45に
は、接着剤を基板に塗布するための接着剤塗布装置や、
ディスク回転装置を備えており、上記各実施例における
各基板1,5を貼合わせる工程を行なうための貼合わせ
装置として機能する。
【0096】次に、上記装置の作動について説明する。
【0097】第1ブロック31においては、成型機32
を用いて、第1情報信号面2が片面に設けられた第1基
板1を射出成型法により作製し、取出しロボット33に
より移載機35の部位Aに移した後、移載機35により
第1基板1を部位Bに移動させ、スパッタ装置34を用
いて第1情報信号面2の上に第1反射膜3を形成し、そ
の後、再び移載機35により第1基板1を部位Cに移動
させる。
【0098】第2ブロック36においては、上記第1ブ
ロック31におけると同じ手順によって、第2基板5の
情報信号面6の上に第2反射膜7を形成した後、移載機
40の部位Fに第2基板5を移動させる。
【0099】次に、移動ロボット41により、第1基板
1を移載機35の部位Cから移載機45の部位Gに移動
させて、この部位Gで、第1基板1を低速回転させなが
ら接着剤10aをドーナツ状に塗布する。
【0100】一方、移動ロボット42により、第2基板
5を移載機40の部位Fから移載機45の部位Hに移動
させて、第1反射膜3と第2反射膜7とが相対向するよ
うに、第1基板1と第2基板5とを重ね合わせる。
【0101】次に、移載機45内のディスク回転装置を
用いて2つの基板1,5を一体的に高速回転させ、基板
間の接着剤10aを各反射膜3,7間にほぼ均一にかつ
薄く介在させる。
【0102】次に、移載機45内で各基板1,5を部位
Iに移動させた後さらに紫外線照射装置44に移動さ
せ、第2基板5の上方から紫外線を照射して、接着剤1
0aを硬化させる。このようにして形成された情報媒体
をストッカー46に保存する。
【0103】以上の例では、移載機45の部位Iから各
基板1,5を紫外線照射装置46に移動させて紫外線の
照射を行なったが、本発明はかかる実施例に限定される
ものではなく、部位Iに紫外線照射装置46を移動させ
て紫外線の照射を行なってもよい。紫外線を照射する際
に、ディスクが反らないようにガラス板で押さえるよう
にする場合には、紫外線照射装置46を移動させたほう
が貼合わせ装置を構成しやすいという利点がある。
【0104】本発明の実施例では光ディスクについて説
明したが、光カード等の他の光情報媒体についても同様
である。さらに、光を利用した情報媒体だけでなく、磁
気等を利用した情報媒体にも適用することができる。
【0105】
【発明の効果】請求項1,5又は6の発明によれば、第
1の基板と第2の基板との間の中間層をラジカル重合硬
化樹脂及びカチオン重合樹脂のうち少なくともいずれか
一方で構成したので、耐環境性の向上と製造コストの低
減とを図ることができる。
【0106】請求項2の発明によれば、情報媒体層を保
護する保護膜の形成により、信頼性の向上を図ることが
できる。
【0107】請求項3の発明によれば、各基板間の中間
層を接着剤層のみで構成する簡素な構造により、製造コ
ストの低減を図ることができる。
【0108】請求項4の発明によれば、アルミニウム膜
からなる情報媒体層により、紫外線の透過性を確保する
ことで、光ディスク等として機能する耐環境性の高い情
報媒体の提供を図ることができる。
【0109】請求項7の発明によれば、中間層の厚みを
10μm以下と薄くすることにより、2つの基板のチル
トを低減し、情報媒体層の特性の向上を図ることができ
る。
【0110】請求項8の発明によれば、請求項1の発明
の効果を有する情報媒体の製造の容易化を図ることがで
きる。
【0111】請求項9の発明によれば、嫌気硬化型のラ
ジカル重合硬化樹脂を用いて、製造設備のコストの低減
を図りつつ耐環境性の高い情報媒体の製造を図ることが
できる。
【0112】請求項9,10,11,12又は13の発
明によれば、各種の硬化樹脂を用いて、耐環境性の高い
情報媒体の製造の容易化を図ることができる。
【0113】請求項14の発明によれば、プライマーの
嫌気硬化を促進する作用によって、嫌気硬化型樹脂の硬
化完了に要する時間の短縮を図ることができる。
【0114】請求項15の発明によれば、各基板上の保
護膜の形成により、工程中における情報媒体層の破損等
の防止を図ることができる。
【0115】請求項16〜18の発明によれば、硬化樹
脂の塗布工程における硬化樹脂内への空気の巻き込みの
防止や、硬化前における高速回転による硬化樹脂の厚み
の均一化、硬化中における基板の押圧による変形の防止
により、情報媒体の形状精度の向上を図ることができ
る。
【0116】請求項19〜21の発明によれば、情報媒
体の形状精度の向上を図りつつ、ラジカル重合またはカ
チオン重合硬化樹脂を接着剤として2つの基板を貼合わ
せてなる情報媒体の作製を図ることができる。
【0117】請求項25の発明によれば、情報媒体の量
産化による製造コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1〜第3実施例に係る薄型基板の貼合わせデ
ィスクの構造を示す断面図である。
【図2】第1実施例における薄型基板の貼合わせディス
クの各製造工程を説明するための斜視図である。
【図3】第2実施例における薄型基板の貼合わせディス
クの各製造工程を説明するための斜視図である。
【図4】第3実施例における薄型基板の貼合わせディス
クの紫外線照射工程における状態を示す側面図である。
【図5】第4実施例に係る薄型基板の貼合わせディスク
の断面図である。
【図6】第5実施例に係る薄型基板の貼合わせディスク
の断面図である。
【図7】各実施例で使用した薄型基板の貼合わせディス
クの製造装置の概略的な構成を示すブロック図である。
【図8】従来の薄型基板の貼合わせディスクの断面図で
ある。
【符号の説明】
1 第1基板 2 第1情報信号面 3 第1反射膜(情報媒体層) 4 第1保護膜 5 第2基板 6 第2情報信号面 7 第2反射膜(情報媒体層) 8 第2保護膜 9 ホットメルト接着剤層 10 接着剤層 10a 接着剤 11 第1プライマー膜 12 第2プライマー膜 13 ガラス板(押さえ板)

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面上に第1の情報媒体層を有する第1
    の基板と、 ラジカル重合硬化樹脂及びカチオン重合硬化樹脂のうち
    少なくともいずれか一方の樹脂からなる接着剤層を少な
    くとも含み、上記第1の基板の情報媒体層の上に設けら
    れた中間層と、 片面上に第2の情報媒体層を有し、上記中間層を挟んで
    上記第1の情報媒体層と上記第2の情報媒体層とが相対
    向するように上記中間層の上に配置された第2の基板と
    を備え、 上記接着剤層により、上記第1の基板と第2の基板とが
    一体化されていることを特徴とする情報媒体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の情報媒体において、 上記中間層は、上記接着剤層と上記各基板の情報媒体層
    との間に、ラジカル重合硬化樹脂及びカチオン重合硬化
    樹脂のうち少なくともいずれか一方の樹脂からなる保護
    膜をそれぞれ介設してなることを特徴とする情報媒体。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の情報媒体において、 上記中間層は、上記接着剤層のみからなることを特徴と
    する情報媒体。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3記載の情報媒体にお
    いて、 上記第1の情報媒体層と第2の情報媒体層とは、アルミ
    ニウムを主成分とする金属で構成されていることを特徴
    とする情報媒体。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3又は4記載の情報媒体
    において、 上記接着剤層を構成する樹脂は、空気遮断処理,紫外線
    照射処理及び低温加熱処理のうちの少なくともいずれか
    1つの処理によって硬化するものであることを特徴とす
    る情報媒体。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の情報媒体において、 上記各基板は、紫外線透過性を有する材料で構成されて
    いることを特徴とする情報媒体。
  7. 【請求項7】 請求項1,2,3、4、5又は6記載の
    情報媒体において、 上記中間層の厚みは、10μm以下であることを特徴と
    する情報媒体。
  8. 【請求項8】 第1の基板の片面上に第1の情報媒体層
    を形成する第1のステップと、 第2の基板の片面上に第2の情報媒体層を形成する第2
    のステップと、 上記第1及び第2の情報媒体層のうち少なくともいずれ
    か一方の上に、ラジカル重合硬化樹脂及びカチオン重合
    硬化樹脂のうち少なくとも1つの樹脂からなる接着剤を
    塗布する第3の工程と、 上記第1及び第2の基板を、上記接着剤を挟んで上記各
    情報媒体層が相対向するように重ねる第4の工程と、 上記接着剤を硬化させる第5のステップとを備えたこと
    を特徴とする情報媒体の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の情報媒体の製造方法にお
    いて、 上記接着剤として、嫌気硬化型のラジカル重合硬化樹脂
    を用いることを特徴とする情報媒体の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の情報媒体の製造方法に
    おいて、 上記接着剤として、嫌気硬化型のラジカル重合硬化樹脂
    と,紫外線硬化型のラジカル重合又はカチオン重合硬化
    樹脂との混合物を用い、 上記第5のステップでは、紫外線照射処理を行なうこと
    を特徴とする情報媒体の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項8記載の情報媒体の製造方法に
    おいて、 上記接着剤として、嫌気硬化型のラジカル重合硬化樹脂
    と,熱硬化型のラジカル重合又はカチオン重合硬化樹脂
    の混合物の樹脂との混合物を用い、 上記第5のステップでは、150℃以下の低温加熱処理
    を行なうことを特徴とする情報媒体の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項8記載の情報媒体の製造方法に
    おいて、 上記接着剤として、嫌気硬化型のラジカル重合硬化樹脂
    と,紫外線硬化熱硬化併用型のラジカル重合又はカチオ
    ン重合硬化樹脂との混合物を用い、 上記第5のステップでは、紫外線照射処理を行なった
    後、150℃以下の低温加熱処理を行なうことを特徴と
    する情報媒体の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項8記載の情報媒体の製造方法に
    おいて、 上記接着剤として、紫外線硬化熱硬化併用型のラジカル
    重合又はカチオン重合硬化樹脂を用い、 上記第5のステップでは、紫外線照射処理を行なった
    後、150℃以下の低温加熱処理を行なうことを特徴と
    する情報媒体の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項9,10,11又は12記載の
    情報媒体の製造方法において、 上記第2のステップを行なった後上記第3のステップを
    行なう前に、各基板の情報媒体層の上に嫌気硬化を促進
    させるプライマーを塗布する工程を備えたことを特徴と
    する情報媒体の製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項8,9,10,11,12,1
    3又は14記載の情報媒体の製造方法において、 上記第2のステップを行なった後上記第3のステップを
    行なう前に、上記第1及び第2の基板の各情報媒体層の
    上に保護膜を形成する工程をさらに備えたことを特徴と
    する情報媒体の製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項8,9,10,11,12,1
    3,14又は15記載の情報媒体の製造方法において、 上記第3の工程では、各基板を低速回転しながら硬化樹
    脂をドーナツ状に塗布することを特徴とする情報媒体の
    製造方法。
  17. 【請求項17】 請求項8,9,10,11,12,1
    3,14,15又は16記載の情報媒体の製造方法にお
    いて、 上記第4の工程では、上記各基板を一体的に高速で回転
    させることを特徴とする情報媒体の製造方法。
  18. 【請求項18】 請求項8,9,10,11,12,1
    3,14,15,16又は17記載の情報媒体の製造方
    法において、 上記第5の工程では、各基板を押え板で押圧することを
    特徴とする情報媒体の製造方法。
  19. 【請求項19】 片面上に情報媒体層を有する2つの基
    板を硬化性樹脂からなる接着剤により貼合わせてなる情
    報媒体の製造装置であって、 上記基板を低速回転させて、上記基板の上記情報媒体層
    の上に、ラジカル重合硬化樹脂及びカチオン重合硬化樹
    脂のうち少なくともいずれか一方の樹脂からなる接着剤
    を塗布する接着剤塗布手段と、 上記2つの基板を、上記接着剤を挟んで上記各情報媒体
    層が相対向するように重ね合わせる重ね合わせ手段とを
    備えたことを特徴とする情報媒体の製造装置。
  20. 【請求項20】 片面上に情報媒体層を有する2つの基
    板を硬化性樹脂からなる接着剤により貼合わせてなる情
    報媒体の製造装置であって、 上記基板の上記情報媒体層の上に、ラジカル重合硬化樹
    脂及びカチオン重合硬化樹脂のうち少なくともいずれか
    一方の樹脂からなる接着剤を塗布する接着剤塗布手段
    と、 上記2つの基板を、上記接着剤を挟んで上記各情報媒体
    層が相対向するように重ね合わせる重ね合わせ手段と、 上記2つの基板を一体的に高速回転させる高速回転手段
    とを備えたことを特徴とする情報媒体の製造装置。
  21. 【請求項21】 請求項19記載の情報媒体の製造装置
    において、 上記2つの基板を一体的に高速回転させる高速回転手段
    をさらに備えたことを特徴とする情報媒体の製造装置。
  22. 【請求項22】 第1の成形機及び第1の情報媒体層形
    成装置からなり、第1の基板の片面上に情報媒体層を形
    成する第1のブロックと、 第2の成形機及び第2の情報媒体層形成装置からなり、
    第2の基板の片面上に情報媒体層を形成する第2のブロ
    ックと、 上記第1及び第2ブロックで処理された第1及び第2の
    基板を貼合わせるための第3のブロックとを備え、 上記第3のブロックは、 上記第1及び第2のブロックから各基板を取出す2つの
    取出しロボットと、 ラジカル重合硬化樹脂及びカチオン重合硬化樹脂のうち
    少なくともいずれか一方の樹脂を硬化させる処理が可能
    に構成された硬化処理装置と、 上記取出しロボットにより取出された上記第1の基板及
    び第2の基板のうち少なくともいずれか一方の情報媒体
    層の上に接着剤を塗布し、該接着剤を挟んで上記各情報
    媒体層が相対向するように各基板を重ね合わせて一体的
    に高速回転させた後、上記各基板及び上記硬化処理装置
    のうちの一方を他方の設置部位に移動させる移載機とで
    構成されていることを特徴とする情報媒体の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6183577B1 (en) 1997-11-19 2001-02-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method and apparatus for manufacturing an optical information medium
US6221454B1 (en) 1998-01-30 2001-04-24 3M Innovative Properties Company Bonded optical disks and a method and an apparatus for producing the same
CN100386805C (zh) * 1996-06-28 2008-05-07 汤姆森多媒体公司 多层光盘及其制造方法

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