JPH08261011A - ガスタービン装置 - Google Patents
ガスタービン装置Info
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- JPH08261011A JPH08261011A JP7068099A JP6809995A JPH08261011A JP H08261011 A JPH08261011 A JP H08261011A JP 7068099 A JP7068099 A JP 7068099A JP 6809995 A JP6809995 A JP 6809995A JP H08261011 A JPH08261011 A JP H08261011A
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Landscapes
- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 石炭を主燃料とするガスタービン装置に関
し、トツピング燃焼器からの熱ガスをタービン入口に対
称的に分配する熱ガス分配マニホルド装置を提供する。 【構成】 各トッピング燃焼器は別個のマニホルド5
2,54に接続される。前後配列で互いに隣接している
両マニホルドはガスタービンの圧縮機部2とタービン部
4との間でケーシング40内に配置され、夫々、ロータ
12を囲繞しトロイド状の室60,62を形成してい
る。ダクト50,48が各マニホルドから下流側に延出
し、前部マニホルドのダクトは後部マニホルドを貫通す
る。各ダクトは、タービン部に対する環状の入口95と
整合する環状の熱ガス流路を形成する円弧状のダクト出
口ポート74,72を有する。各ダクト出口ポートは、
各トツピング燃焼器からの熱ガス流36,35がタービ
ン入口95の周囲に対称的に分配されるように交互配列
する。
し、トツピング燃焼器からの熱ガスをタービン入口に対
称的に分配する熱ガス分配マニホルド装置を提供する。 【構成】 各トッピング燃焼器は別個のマニホルド5
2,54に接続される。前後配列で互いに隣接している
両マニホルドはガスタービンの圧縮機部2とタービン部
4との間でケーシング40内に配置され、夫々、ロータ
12を囲繞しトロイド状の室60,62を形成してい
る。ダクト50,48が各マニホルドから下流側に延出
し、前部マニホルドのダクトは後部マニホルドを貫通す
る。各ダクトは、タービン部に対する環状の入口95と
整合する環状の熱ガス流路を形成する円弧状のダクト出
口ポート74,72を有する。各ダクト出口ポートは、
各トツピング燃焼器からの熱ガス流36,35がタービ
ン入口95の周囲に対称的に分配されるように交互配列
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸動力を発生するため
のガスタービン装置に関し、特に、加圧流動床式燃焼器
(PFBCとも略称する)からのガスを加熱するための
複数の外部トッピング(topping)燃焼器を有するガスタ
ービン装置のための熱ガスマニホルドに関するものであ
る。
のガスタービン装置に関し、特に、加圧流動床式燃焼器
(PFBCとも略称する)からのガスを加熱するための
複数の外部トッピング(topping)燃焼器を有するガスタ
ービン装置のための熱ガスマニホルドに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及び問題点】効率が高く、設備費用が廉価
で立上り時間が短いガスタービンを基本的要素とするシ
ステムは、電力を発生するための手段として電気事業者
にとり特に魅力的である。しかし、従来、ガスタービン
の運転に用いられる燃料は、高価、時として驚くほど高
価な燃料、主として蒸留油及び天然ガスに制限されてい
た。他方、石炭は容易に入手可能でしかも低コストであ
るので、主燃料として石炭を利用することができる発電
用ガスタービン装置を開発すべく多大な努力が払われて
きている。このような努力が主として向けられた1つの
システムとして、石炭の燃焼を加圧流動床式燃焼器内で
行うシステムがある。
で立上り時間が短いガスタービンを基本的要素とするシ
ステムは、電力を発生するための手段として電気事業者
にとり特に魅力的である。しかし、従来、ガスタービン
の運転に用いられる燃料は、高価、時として驚くほど高
価な燃料、主として蒸留油及び天然ガスに制限されてい
た。他方、石炭は容易に入手可能でしかも低コストであ
るので、主燃料として石炭を利用することができる発電
用ガスタービン装置を開発すべく多大な努力が払われて
きている。このような努力が主として向けられた1つの
システムとして、石炭の燃焼を加圧流動床式燃焼器内で
行うシステムがある。
【0003】最も単純なガスタービン・PFBC発電プ
ラントの一例においては、ガスタービンの圧縮機部で圧
縮された周囲空気を用いてPFBCの流動床を流動化し
PFBCに対し燃焼用空気を供給する方式がある。PF
BC内での燃焼後、高温度を有し燃焼生成物や随伴粒状
物質により汚染されている空気がPFBCから排出され
る。この空気は、次いで、遠心分離器に流され、ここで
多くの粒状物質は除去される。その後、空気はガスター
ビンのタービン部に送られて、そこで膨張し、それによ
り有用な軸動力が発生される。膨張後、タービンから排
出される使用済み空気は大気に放出される。
ラントの一例においては、ガスタービンの圧縮機部で圧
縮された周囲空気を用いてPFBCの流動床を流動化し
PFBCに対し燃焼用空気を供給する方式がある。PF
BC内での燃焼後、高温度を有し燃焼生成物や随伴粒状
物質により汚染されている空気がPFBCから排出され
る。この空気は、次いで、遠心分離器に流され、ここで
多くの粒状物質は除去される。その後、空気はガスター
ビンのタービン部に送られて、そこで膨張し、それによ
り有用な軸動力が発生される。膨張後、タービンから排
出される使用済み空気は大気に放出される。
【0004】しかし、このようなシステムの熱力学的効
率は芳しくない。その理由は、石炭に含まれる硫黄の捕
捉を最適化し有害なアルカリ性蒸気がタービン部に運び
込まれるのを回避するために、流動床の温度、従って、
タービン部に流入する空気の温度を制限する必要がある
からである。この点で、上述のタービン装置は現在一般
に用いられており、1425℃(2600°F)もの高
いタービン入口ガス温度で動作することができるガス又
は液体燃料燃焼式ガスタービンと顕著に異なる。当該技
術分野で周知のように、タービン部に流入するガスの温
度を高めることにより、ガスタービンの出力及び効率を
増大することができる。
率は芳しくない。その理由は、石炭に含まれる硫黄の捕
捉を最適化し有害なアルカリ性蒸気がタービン部に運び
込まれるのを回避するために、流動床の温度、従って、
タービン部に流入する空気の温度を制限する必要がある
からである。この点で、上述のタービン装置は現在一般
に用いられており、1425℃(2600°F)もの高
いタービン入口ガス温度で動作することができるガス又
は液体燃料燃焼式ガスタービンと顕著に異なる。当該技
術分野で周知のように、タービン部に流入するガスの温
度を高めることにより、ガスタービンの出力及び効率を
増大することができる。
【0005】従って、最大の効率を達成するために、タ
ービンにおいて最大の効率を実現するのに必要な温度に
まで、PFBCから流出する空気の温度を上昇する企図
から、ガスタービン及びPFBCの外部に設けられてい
る燃焼器、即ち、別個のトッピング燃焼器を採用するこ
とが提案されている。このトッピング燃焼器は油或は天
然ガスで燃焼動作をすることができるが、石炭の利用度
を最大限に確保するために、システムに熱分解処理動作
(炭化装置もしくはカーボナイザ)を付加することが提
案されている。このカーボナイザは石炭を低BTUのガ
ス及び固体の炭素質のチャコールに変換する。低BTU
ガスはトッピング燃焼器内で燃焼され、他方、チャコー
ルはPFBC内で燃焼される。
ービンにおいて最大の効率を実現するのに必要な温度に
まで、PFBCから流出する空気の温度を上昇する企図
から、ガスタービン及びPFBCの外部に設けられてい
る燃焼器、即ち、別個のトッピング燃焼器を採用するこ
とが提案されている。このトッピング燃焼器は油或は天
然ガスで燃焼動作をすることができるが、石炭の利用度
を最大限に確保するために、システムに熱分解処理動作
(炭化装置もしくはカーボナイザ)を付加することが提
案されている。このカーボナイザは石炭を低BTUのガ
ス及び固体の炭素質のチャコールに変換する。低BTU
ガスはトッピング燃焼器内で燃焼され、他方、チャコー
ルはPFBC内で燃焼される。
【0006】更に、例えば、ガスタービンがトッピング
燃焼器の内の1つを修理中でも動作し続けるようにする
ために、2つ以上のトッピング燃焼器を利用するのが望
ましい。しかし、このような場合、使用状態に存続する
トッピング燃焼器からの熱ガスは、休止しているトッピ
ング燃焼器が原因でタービン部内に非対称の流れパター
ンが生ずるのを回避するために、タービン部の周囲に可
能な限り均等に分配しなければならない。従って、個々
の燃焼器からの熱ガスがタービンの入口の周囲に対称的
に分布されるようにガスタービンのタービン部の入口に
対し、複数のトッピング燃焼器の各々からの熱ガスを分
配するためのマニホルド装置を設けるのが望ましい。
燃焼器の内の1つを修理中でも動作し続けるようにする
ために、2つ以上のトッピング燃焼器を利用するのが望
ましい。しかし、このような場合、使用状態に存続する
トッピング燃焼器からの熱ガスは、休止しているトッピ
ング燃焼器が原因でタービン部内に非対称の流れパター
ンが生ずるのを回避するために、タービン部の周囲に可
能な限り均等に分配しなければならない。従って、個々
の燃焼器からの熱ガスがタービンの入口の周囲に対称的
に分布されるようにガスタービンのタービン部の入口に
対し、複数のトッピング燃焼器の各々からの熱ガスを分
配するためのマニホルド装置を設けるのが望ましい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の一般
的な目的は、各燃焼器からの熱ガスがタービンの入口に
対称的に分配されるようにガスタービンのタービン部へ
の入口に、複数のトッピング燃焼器の各々からの熱ガス
を分配するためのマニホルド装置を提供することにあ
る。
的な目的は、各燃焼器からの熱ガスがタービンの入口に
対称的に分配されるようにガスタービンのタービン部へ
の入口に、複数のトッピング燃焼器の各々からの熱ガス
を分配するためのマニホルド装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】簡略に述べると、本発明
の上述及び他の目的は、圧縮ガス内で燃料を燃焼して第
1熱ガス流を発生する第1燃焼器と、圧縮ガス内で燃料
を燃焼して第2熱ガス流を発生する第2燃焼器と、該第
1熱ガス流及び第2熱ガス流を受けて膨張させる入口を
有するタービンと、第1マニホルド及び第2マニホルド
とを含むガスタービン装置により達成される。ここで、
該第1マニホルドは、第1熱ガス流を第1燃焼器から受
ける受入れ手段と、第1熱ガス流の第1部分及び第2部
分をタービン入口の第1部分及び第2部分に導くための
案内手段を有する。また、第2マニホルドは第2燃焼器
からの第2熱ガス流を受ける受入れ手段と、該第2熱ガ
ス流の第1部分及び第2部分をタービン入口の第3部分
及び第4部分に導くための案内手段とを含み、タービン
入口の第3部分は第1部分及び第2部分間に配置され
る。
の上述及び他の目的は、圧縮ガス内で燃料を燃焼して第
1熱ガス流を発生する第1燃焼器と、圧縮ガス内で燃料
を燃焼して第2熱ガス流を発生する第2燃焼器と、該第
1熱ガス流及び第2熱ガス流を受けて膨張させる入口を
有するタービンと、第1マニホルド及び第2マニホルド
とを含むガスタービン装置により達成される。ここで、
該第1マニホルドは、第1熱ガス流を第1燃焼器から受
ける受入れ手段と、第1熱ガス流の第1部分及び第2部
分をタービン入口の第1部分及び第2部分に導くための
案内手段を有する。また、第2マニホルドは第2燃焼器
からの第2熱ガス流を受ける受入れ手段と、該第2熱ガ
ス流の第1部分及び第2部分をタービン入口の第3部分
及び第4部分に導くための案内手段とを含み、タービン
入口の第3部分は第1部分及び第2部分間に配置され
る。
【0009】本発明の一実施例においては、ガスタービ
ン装置は、中心に配置されたロータと、該ロータを収容
するシェルとを含む。第1マニホルド及び第2マニホル
ドはロータを包囲し、且つ上記シェルに収容され、他
方、第1燃焼器及び第2燃焼器はシェルの外部に配置さ
れる。この実施例においては、第1マニホルドの熱ガス
導入手段は、第1熱ガス流の第1部分及び第2部分をタ
ービン入口の第1部分及び第2部分に導く第1ダクト及
び第2ダクトを含み、第2マニホルドの熱ガス導入手段
は、第2熱ガス流の第1部分及び第2部分をタービン入
口の第3部分及び第4の部分に導くための第3ダクト及
び第4ダクトを含む。
ン装置は、中心に配置されたロータと、該ロータを収容
するシェルとを含む。第1マニホルド及び第2マニホル
ドはロータを包囲し、且つ上記シェルに収容され、他
方、第1燃焼器及び第2燃焼器はシェルの外部に配置さ
れる。この実施例においては、第1マニホルドの熱ガス
導入手段は、第1熱ガス流の第1部分及び第2部分をタ
ービン入口の第1部分及び第2部分に導く第1ダクト及
び第2ダクトを含み、第2マニホルドの熱ガス導入手段
は、第2熱ガス流の第1部分及び第2部分をタービン入
口の第3部分及び第4の部分に導くための第3ダクト及
び第4ダクトを含む。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照し、本発明の好適な実施例
について説明する。図1には、固体燃料ガスタービン装
置が示してある。周囲の空気のような酸素含有ガス6は
ガスタービン1の圧縮機部2内に流入して圧縮される。
圧縮機部2によって発生される圧縮空気20の主たる部
分21は加圧流動床式燃焼器(PFBCとも略称する)
8に送られる。該PFBC8は後述するように、炭化装
置もしくはカーボナイザ9によって発生されるチャコー
ルとすることができる固体燃料18を消費する。該PF
BC8は燃焼室を備えており、この燃焼室内で、固体燃
料は、燃焼を促進するために加圧流動床に維持される。
圧縮空気20は上記流動床を流動化し、固体燃料の燃焼
に必要とされる酸素を供給する。圧縮空気内での流動化
された固体燃料の燃焼の結果として、PFBC8は圧縮
された熱ガス32を発生する。
について説明する。図1には、固体燃料ガスタービン装
置が示してある。周囲の空気のような酸素含有ガス6は
ガスタービン1の圧縮機部2内に流入して圧縮される。
圧縮機部2によって発生される圧縮空気20の主たる部
分21は加圧流動床式燃焼器(PFBCとも略称する)
8に送られる。該PFBC8は後述するように、炭化装
置もしくはカーボナイザ9によって発生されるチャコー
ルとすることができる固体燃料18を消費する。該PF
BC8は燃焼室を備えており、この燃焼室内で、固体燃
料は、燃焼を促進するために加圧流動床に維持される。
圧縮空気20は上記流動床を流動化し、固体燃料の燃焼
に必要とされる酸素を供給する。圧縮空気内での流動化
された固体燃料の燃焼の結果として、PFBC8は圧縮
された熱ガス32を発生する。
【0011】既に述べたように、固体燃料における硫黄
の捕捉を最適化して有害なアルカリ性蒸気がタービン部
4に搬入するのを回避するために、PFBC8によって
発生される熱ガス32の温度は制限される。しかし、ガ
スタービン1により発生される動力は、そのタービン部
4における温度降下に比例し、ガスタービンに流入する
ガスの温度が高ければ高い程より大きな動力が発生され
る。従って、本発明の1つの重要な様相によれば、燃焼
生成物により汚染されているPFBC8で発生した熱ガ
ス32は、遠心分離器10へ送られ、然る後に2つの外
部トッピング燃焼器14及び15に送られる(ここで用
いられている術語「外部」とは、図2に示すようにガス
タービンのシェル40の外部であることを意味す
る。)。これ等の外部トッピング燃焼器14及び15に
は、カーボナイザ9からガス燃料が供給される。
の捕捉を最適化して有害なアルカリ性蒸気がタービン部
4に搬入するのを回避するために、PFBC8によって
発生される熱ガス32の温度は制限される。しかし、ガ
スタービン1により発生される動力は、そのタービン部
4における温度降下に比例し、ガスタービンに流入する
ガスの温度が高ければ高い程より大きな動力が発生され
る。従って、本発明の1つの重要な様相によれば、燃焼
生成物により汚染されているPFBC8で発生した熱ガ
ス32は、遠心分離器10へ送られ、然る後に2つの外
部トッピング燃焼器14及び15に送られる(ここで用
いられている術語「外部」とは、図2に示すようにガス
タービンのシェル40の外部であることを意味す
る。)。これ等の外部トッピング燃焼器14及び15に
は、カーボナイザ9からガス燃料が供給される。
【0012】図1に示すように、カーボナイザ9には石
炭11が供給され、この石炭は熱分解プロセスを用い
て、炭素質のチャコール18及び炭化水素をベースとす
る気体燃料28、典型的には低BTUガスに変換され
る。石炭11に加えて、カーボナイザ9には高圧の酸素
を供給する必要がある。この酸素は圧縮機部2から排出
される圧縮空気20の一部22をブースタ圧縮機13、
そしてそこからカーボナイザ9へと抽気することにより
得られる。カーボナイザ9により発生される低BTUの
気体燃料28は2つの流れのガス燃料29及び30に分
割され、これ等の流れはトッピング燃焼器14及び15
にそれぞれ送られる。これ等の燃焼器14及び15内
で、燃料は熱ガス32中で燃焼されることになり、それ
によりその温度は更に高められる。トッピング燃焼器1
4及び15から排出されるガス流35及び36が、ター
ビンの所望出力を得るのに要求される温度にまで加熱さ
れるように、該トッピング燃焼器14及び15において
は充分なガス燃料29及び30が燃焼される。
炭11が供給され、この石炭は熱分解プロセスを用い
て、炭素質のチャコール18及び炭化水素をベースとす
る気体燃料28、典型的には低BTUガスに変換され
る。石炭11に加えて、カーボナイザ9には高圧の酸素
を供給する必要がある。この酸素は圧縮機部2から排出
される圧縮空気20の一部22をブースタ圧縮機13、
そしてそこからカーボナイザ9へと抽気することにより
得られる。カーボナイザ9により発生される低BTUの
気体燃料28は2つの流れのガス燃料29及び30に分
割され、これ等の流れはトッピング燃焼器14及び15
にそれぞれ送られる。これ等の燃焼器14及び15内
で、燃料は熱ガス32中で燃焼されることになり、それ
によりその温度は更に高められる。トッピング燃焼器1
4及び15から排出されるガス流35及び36が、ター
ビンの所望出力を得るのに要求される温度にまで加熱さ
れるように、該トッピング燃焼器14及び15において
は充分なガス燃料29及び30が燃焼される。
【0013】トッピング燃焼器14及び15からの高温
ガス流35及び36は次いで、後述するように、本発明
のマニホルド装置を用いて、ガスタービン1のタービン
部4に送られる。タービン部4において、熱ガス流35
及び36は膨張され、それにより発電機5を駆動するの
に充分な動力がガスタービンのロータ12に発生され
る。膨張後のガス7は、大気に排出されるか又は熱回収
蒸気発生器(図示せず)に送られる。
ガス流35及び36は次いで、後述するように、本発明
のマニホルド装置を用いて、ガスタービン1のタービン
部4に送られる。タービン部4において、熱ガス流35
及び36は膨張され、それにより発電機5を駆動するの
に充分な動力がガスタービンのロータ12に発生され
る。膨張後のガス7は、大気に排出されるか又は熱回収
蒸気発生器(図示せず)に送られる。
【0014】図2は、図1に示したガスタービン1の一
部の断面図である。図2に示すように、ほぼ円筒形のケ
ーシング40は、圧縮機部2とタービン部4との間に配
設されているガスタービン1の中央部3を囲繞してい
る。圧縮機部2は、ロータ12の一部から構成され、そ
の周囲には複数個のディスク90及び動翼91が円周方
向に列の形態で配列されている。更に、圧縮機部は、動
翼91の列間に、円周方向に延在する列の形態で配設さ
れた複数個の静翼104を具備する。該圧縮機部は、周
囲空気6をその入口から吸引して、その出口間で、円錐
形状のディフューザ17を介し圧縮された空気20を排
出する。
部の断面図である。図2に示すように、ほぼ円筒形のケ
ーシング40は、圧縮機部2とタービン部4との間に配
設されているガスタービン1の中央部3を囲繞してい
る。圧縮機部2は、ロータ12の一部から構成され、そ
の周囲には複数個のディスク90及び動翼91が円周方
向に列の形態で配列されている。更に、圧縮機部は、動
翼91の列間に、円周方向に延在する列の形態で配設さ
れた複数個の静翼104を具備する。該圧縮機部は、周
囲空気6をその入口から吸引して、その出口間で、円錐
形状のディフューザ17を介し圧縮された空気20を排
出する。
【0015】圧縮機部2から吐出された圧縮空気20
は、ガスタービンのケーシング40により画成される環
状の室42内に流入する。室42は、トルク管と称する
ロータ12の一部分を囲繞しており、このロータ部分は
ロータの圧縮機部分を該ロータのタービン部分に連結し
ていて、それにより、圧縮機部2をタービン部4によっ
て発生される動力で駆動することを可能にしている。ロ
ータ12は室42から円筒状のハウジング46により分
離されている。
は、ガスタービンのケーシング40により画成される環
状の室42内に流入する。室42は、トルク管と称する
ロータ12の一部分を囲繞しており、このロータ部分は
ロータの圧縮機部分を該ロータのタービン部分に連結し
ていて、それにより、圧縮機部2をタービン部4によっ
て発生される動力で駆動することを可能にしている。ロ
ータ12は室42から円筒状のハウジング46により分
離されている。
【0016】ケーシング40には、室42をPFBC8
及びカーボナイザ9と空気流動連通関係に設定し、それ
により圧縮空気20が室42から流出し得るようにする
ためにパイプ24が接続されている。PFBC8並びに
トッピング燃焼器14及び15内で加熱された後に、P
FBC8に送られた圧縮空気20の一部21は、熱ガス
流35及び36の形態で室42に戻される。図2に示す
ように、熱ガス流35及び36は、ケーシング40を貫
通するパイプ25及び26により室42に送られる。
及びカーボナイザ9と空気流動連通関係に設定し、それ
により圧縮空気20が室42から流出し得るようにする
ためにパイプ24が接続されている。PFBC8並びに
トッピング燃焼器14及び15内で加熱された後に、P
FBC8に送られた圧縮空気20の一部21は、熱ガス
流35及び36の形態で室42に戻される。図2に示す
ように、熱ガス流35及び36は、ケーシング40を貫
通するパイプ25及び26により室42に送られる。
【0017】パイプ26は、トッピング燃焼器14から
の熱ガス流35を後部マニホルド54に形成された入口
(受入れ手段)58に送る。また、パイプ25は、トッ
ピング燃焼器15からの熱ガス流36を前部マニホルド
52に形成された入口(受入れ手段)56に送る。尚、
該前部マニホルド52は軸方向において後部マニホルド
54の上流側に配置される。図2に示すように、マニホ
ルド52及び54はケーシング40によって囲繞される
室42内に配置される。
の熱ガス流35を後部マニホルド54に形成された入口
(受入れ手段)58に送る。また、パイプ25は、トッ
ピング燃焼器15からの熱ガス流36を前部マニホルド
52に形成された入口(受入れ手段)56に送る。尚、
該前部マニホルド52は軸方向において後部マニホルド
54の上流側に配置される。図2に示すように、マニホ
ルド52及び54はケーシング40によって囲繞される
室42内に配置される。
【0018】前部マニホルド52は、半径方向に延びる
円形の前部及び後部端壁96及び97並びに同心関係に
ある内側及び外側円筒状壁100及び101により形成
されて、トロイド状の室60を画成している。後部マニ
ホルド54は半径方向に延びる円形の前部及び後部端壁
98及び99並びに同心関係にある内側及び外側の円筒
状壁102及び103によって形成されていて、トロイ
ド状の室62を画成している。マニホルド52及び54
は、圧縮機ディフューザ17及びロータ12を取り囲む
ように、それぞれ中心に位置する孔84及び85を有す
る。
円形の前部及び後部端壁96及び97並びに同心関係に
ある内側及び外側円筒状壁100及び101により形成
されて、トロイド状の室60を画成している。後部マニ
ホルド54は半径方向に延びる円形の前部及び後部端壁
98及び99並びに同心関係にある内側及び外側の円筒
状壁102及び103によって形成されていて、トロイ
ド状の室62を画成している。マニホルド52及び54
は、圧縮機ディフューザ17及びロータ12を取り囲む
ように、それぞれ中心に位置する孔84及び85を有す
る。
【0019】図3に示すように、後部マニホルド54
は、後部端壁99に形成されている開口70から延びる
室の実質的に軸方向に配位されたダクト48を有する
(本実施例において、各マニホルド毎に3つのダクトが
設けられるものとして説明しているが、本発明はまた、
それよりも多い数又は少ない数のダクトを用いる場合に
も同様に適用可能である。)。上記開口70はダクト4
8をトロイド状の室62と流れ連通関係にする該ダクト
48用の入口を形成していて、円形に均等に離間配置さ
れている。このようにして、後部マニホルド54は、第
1トッピング燃焼器14から受ける熱ガス流35を、ダ
クト48の各々に対して1つずつ3つの部分に分配す
る。後部端壁99には3個の開口82が付加的に形成さ
れていて、3つのダクト入口70と同じ円に沿い均等に
離間配置されている。更に加えて、3つの開口80が3
つの前部端壁94に形成されていて、後部端壁99に形
成された孔82と軸方向に整列して設けられている。孔
70及び82の各対は、前部及び後部端壁98及び99
間に延在する軸方向に配向されたスリーブ64によって
接続されている。
は、後部端壁99に形成されている開口70から延びる
室の実質的に軸方向に配位されたダクト48を有する
(本実施例において、各マニホルド毎に3つのダクトが
設けられるものとして説明しているが、本発明はまた、
それよりも多い数又は少ない数のダクトを用いる場合に
も同様に適用可能である。)。上記開口70はダクト4
8をトロイド状の室62と流れ連通関係にする該ダクト
48用の入口を形成していて、円形に均等に離間配置さ
れている。このようにして、後部マニホルド54は、第
1トッピング燃焼器14から受ける熱ガス流35を、ダ
クト48の各々に対して1つずつ3つの部分に分配す
る。後部端壁99には3個の開口82が付加的に形成さ
れていて、3つのダクト入口70と同じ円に沿い均等に
離間配置されている。更に加えて、3つの開口80が3
つの前部端壁94に形成されていて、後部端壁99に形
成された孔82と軸方向に整列して設けられている。孔
70及び82の各対は、前部及び後部端壁98及び99
間に延在する軸方向に配向されたスリーブ64によって
接続されている。
【0020】ダクト48の各々は、その後端に形成され
た円弧状の出口ポート72を有している。これ等のダク
ト48は、円形の入口ポート70から円弧状の出口ポー
ト72に遷移するように形成されている。出口ポート7
2はダクトの入口70が離間配設されている円よりも若
干小さい直径の円に沿い均等に離間配置されており、従
って、これ等のダクト48は、図2に明瞭に示すよう
に、軸方向において後部に延在する際に若干半径方向内
向きとなっている。
た円弧状の出口ポート72を有している。これ等のダク
ト48は、円形の入口ポート70から円弧状の出口ポー
ト72に遷移するように形成されている。出口ポート7
2はダクトの入口70が離間配設されている円よりも若
干小さい直径の円に沿い均等に離間配置されており、従
って、これ等のダクト48は、図2に明瞭に示すよう
に、軸方向において後部に延在する際に若干半径方向内
向きとなっている。
【0021】図4に示すように、前部マニホルド52
は、その後部端壁97に形成されている開口68から延
びる3個の実質的に軸方向に配位されたダクト50を有
している。開口68は、ダクト50をトロイド状の室6
0と流れ連通関係にする入口を該ダクト50に対して形
成すると共に、後部マニホルド54の入口ポート70が
離間配設されている円と同心関係でしかも該円と同じ直
径を有する円に沿い均等の間隔で離間配設されている。
このようにして、前部マニホルド52は、第2トッピン
グ燃焼器15から受ける熱ガス流36を、各ダクト50
に対し1つずつ3つの部分に分配する。
は、その後部端壁97に形成されている開口68から延
びる3個の実質的に軸方向に配位されたダクト50を有
している。開口68は、ダクト50をトロイド状の室6
0と流れ連通関係にする入口を該ダクト50に対して形
成すると共に、後部マニホルド54の入口ポート70が
離間配設されている円と同心関係でしかも該円と同じ直
径を有する円に沿い均等の間隔で離間配設されている。
このようにして、前部マニホルド52は、第2トッピン
グ燃焼器15から受ける熱ガス流36を、各ダクト50
に対し1つずつ3つの部分に分配する。
【0022】前部マニホルドのダクト50の各々は、そ
の後端に形成されている円弧状の出口ポート74を有す
る。これ等の出口ポート74は、後部マニホルドの出口
ポート72が離間して配置されている円と同心関係で、
しかも該円と同じ直径を有する円に沿い均等に離間して
設けられており、従って、これ等のダクト50も同様
に、軸方向において後部に延在する際若干半径方向内向
きとなる。ダクト50の各々は、上流側の円筒状部分7
6と下流側の円筒状部分78とを有しており、これ等の
部分は、ダクト48の場合と同様に、円筒状部分76か
ら円弧状の出口ポート74に遷移するように形成されて
いる。
の後端に形成されている円弧状の出口ポート74を有す
る。これ等の出口ポート74は、後部マニホルドの出口
ポート72が離間して配置されている円と同心関係で、
しかも該円と同じ直径を有する円に沿い均等に離間して
設けられており、従って、これ等のダクト50も同様
に、軸方向において後部に延在する際若干半径方向内向
きとなる。ダクト50の各々は、上流側の円筒状部分7
6と下流側の円筒状部分78とを有しており、これ等の
部分は、ダクト48の場合と同様に、円筒状部分76か
ら円弧状の出口ポート74に遷移するように形成されて
いる。
【0023】図5に示すように、マニホルド52及び5
4は、前部マニホルド52のダクト50の上流側の円筒
状部分76が、後部マニホルド54内のスリーブ64を
貫通するように結合されてマニホルド組立体を構成して
いる。上述の構造の結果として、ダクト48及び50は
ロータ12を中心に円形の交互配列の形態で配設され、
各ダクトは、他のマニホルドからの2つの隣接するダク
ト間に配置される。また、ダクト48及び50の長さ
は、ダクトの出口ポート72及び74の総てが共通の半
径方向に延びる面内に位置し、組み合わせた場合に、熱
ガス流35及び36に対する環状の排出もしくは吐出路
を形成している。
4は、前部マニホルド52のダクト50の上流側の円筒
状部分76が、後部マニホルド54内のスリーブ64を
貫通するように結合されてマニホルド組立体を構成して
いる。上述の構造の結果として、ダクト48及び50は
ロータ12を中心に円形の交互配列の形態で配設され、
各ダクトは、他のマニホルドからの2つの隣接するダク
ト間に配置される。また、ダクト48及び50の長さ
は、ダクトの出口ポート72及び74の総てが共通の半
径方向に延びる面内に位置し、組み合わせた場合に、熱
ガス流35及び36に対する環状の排出もしくは吐出路
を形成している。
【0024】図2に示すように、ダクトの出口ポート7
2及び74により形成される環状の排出路は、タービン
部4の環状の入口95の形状及び寸法と整合しており、
熱ガス流35及び36を直接タービン入口95に導くよ
うに配置されている。このようにして、ダクトの出口ポ
ート72'、72"、72'"、74'、74"及び74'"の
各々は、熱ガスを、その直ぐ下流側にあるタービン入口
95の部分に導く。タービン部4内に流入すると、熱ガ
ス流35及び36は、ディスク92の周辺部から延出し
ている静翼94及び動翼93上を流れて膨張し、それに
より冷却される。かくして、ロータ12に動力が発生す
る。
2及び74により形成される環状の排出路は、タービン
部4の環状の入口95の形状及び寸法と整合しており、
熱ガス流35及び36を直接タービン入口95に導くよ
うに配置されている。このようにして、ダクトの出口ポ
ート72'、72"、72'"、74'、74"及び74'"の
各々は、熱ガスを、その直ぐ下流側にあるタービン入口
95の部分に導く。タービン部4内に流入すると、熱ガ
ス流35及び36は、ディスク92の周辺部から延出し
ている静翼94及び動翼93上を流れて膨張し、それに
より冷却される。かくして、ロータ12に動力が発生す
る。
【0025】図5に示すように、マニホルド52及び5
4を組み立てる際には、ダクト48及び50を、円周方
向において交互するように組み合わせる。その結果、第
1前部マニホルドダクト出口ポート74’は第1及び第
2後部マニホルドダクト出口ポート72’及び72”間
に配置され、第2前部マニホルドダクト出口ポート7
4”は第2及び第3後部マニホルドダクト出口ポート7
2”及び72'"間に配置され、そして第3マニホルドダ
クト出口ポート74"'は第1及び第3の後部マニホルド
ダクト出口ポート72’及び72'"間に配置される。
4を組み立てる際には、ダクト48及び50を、円周方
向において交互するように組み合わせる。その結果、第
1前部マニホルドダクト出口ポート74’は第1及び第
2後部マニホルドダクト出口ポート72’及び72”間
に配置され、第2前部マニホルドダクト出口ポート7
4”は第2及び第3後部マニホルドダクト出口ポート7
2”及び72'"間に配置され、そして第3マニホルドダ
クト出口ポート74"'は第1及び第3の後部マニホルド
ダクト出口ポート72’及び72'"間に配置される。
【0026】同様に、第1前部マニホルドダクト出口7
4’から熱ガス流が送られるタービン入口95の部分
は、第1及び第2後部マニホルドダクト出口ポート7
2’及び72”が熱ガス流を送り込むタービン入口の部
分間に配置され、第2前部マニホルドダクト出口ポート
74”から熱ガス流を受けるタービン入口95の部分
は、第2及び第3の後部マニホルドダクト出口ポート7
2”及び72'"が熱ガス流を送り込むタービン入口の部
分間に配置され、そして、第3前部マニホルドダクト出
口ポート74"'が熱ガス流を送り込むタービン入口95
の部分は、第1及び第3後部マニホルドダクト出口ポー
ト72’及び72'"が熱ガス流を送り込むタービン入口
の部分間に位置する。
4’から熱ガス流が送られるタービン入口95の部分
は、第1及び第2後部マニホルドダクト出口ポート7
2’及び72”が熱ガス流を送り込むタービン入口の部
分間に配置され、第2前部マニホルドダクト出口ポート
74”から熱ガス流を受けるタービン入口95の部分
は、第2及び第3の後部マニホルドダクト出口ポート7
2”及び72'"が熱ガス流を送り込むタービン入口の部
分間に配置され、そして、第3前部マニホルドダクト出
口ポート74"'が熱ガス流を送り込むタービン入口95
の部分は、第1及び第3後部マニホルドダクト出口ポー
ト72’及び72'"が熱ガス流を送り込むタービン入口
の部分間に位置する。
【0027】従って、本発明の1つの重要な様相によれ
ば、後部マニホルド54のダクト出口ポート72及び前
部マニホルド52のダクト出口ポート74はそれぞれ、
各熱ガス流35及び36が個々にタービン入口95の周
囲に対称に分布されるように、他のマニホルドとは関係
なくロータ12の周囲に対称に配設される。従って、ト
ッピング燃焼器14又は15のいずれかの運転を停止し
て、図1に示す弁16によりシステムから隔離した場合
でも、他のトッピング燃焼器からの熱ガス流35又は3
6は、依然として、タービン入口95の周囲に対称に分
配され、それにより、タービン部4における熱ガス流の
有害な歪みが回避される。
ば、後部マニホルド54のダクト出口ポート72及び前
部マニホルド52のダクト出口ポート74はそれぞれ、
各熱ガス流35及び36が個々にタービン入口95の周
囲に対称に分布されるように、他のマニホルドとは関係
なくロータ12の周囲に対称に配設される。従って、ト
ッピング燃焼器14又は15のいずれかの運転を停止し
て、図1に示す弁16によりシステムから隔離した場合
でも、他のトッピング燃焼器からの熱ガス流35又は3
6は、依然として、タービン入口95の周囲に対称に分
配され、それにより、タービン部4における熱ガス流の
有害な歪みが回避される。
【0028】以上、PFBCをベースとするガスタービ
ン装置のための2つのトッピング燃焼器と関連して本発
明を説明したが、本発明は、それより多い数のトッピン
グ燃焼器を使用するシステム或はまた他の用途において
複数の燃焼器を使用するシステムにも適用可能である。
従って、本発明は、その精神または本質的属性から逸脱
することなく他の特定の実施形態で具現することが可能
であり、上に述べた実施例に限定されるものでないこと
を付記する。
ン装置のための2つのトッピング燃焼器と関連して本発
明を説明したが、本発明は、それより多い数のトッピン
グ燃焼器を使用するシステム或はまた他の用途において
複数の燃焼器を使用するシステムにも適用可能である。
従って、本発明は、その精神または本質的属性から逸脱
することなく他の特定の実施形態で具現することが可能
であり、上に述べた実施例に限定されるものでないこと
を付記する。
【図1】 PFBC(加圧流動床式燃焼器)、複式トッ
ピング燃焼器及び本発明による熱ガスマニホルド装置を
具備する本発明の一実施例に基づくガスタービン装置の
簡略図である。
ピング燃焼器及び本発明による熱ガスマニホルド装置を
具備する本発明の一実施例に基づくガスタービン装置の
簡略図である。
【図2】 熱ガスマニホルド装置近傍における図1に示
したガスタービンの部分の縦断面図である。
したガスタービンの部分の縦断面図である。
【図3】 図2に示した後部熱ガスマニホルドの斜視図
である。
である。
【図4】 図2に示した前部熱ガスマニホルドの斜視図
である。
である。
【図5】 図3及び図4に示した後部及び前部マニホル
ドを組み立てた状態で示す斜視図である。
ドを組み立てた状態で示す斜視図である。
1…ガスタービン、2…圧縮機部、4…タービン部、1
2…ロータ、14,15…トッピング燃焼器、28,2
9,30…ガス燃料、32…熱ガス、35,36…熱ガ
ス流、48,50…ダクト(案内手段)、52,54…
マニホルド、56…マニホルドの入口(受入れ手段)、
58…マニホルドの入口(受入れ手段)、72,74…
ダクト出口ポート、95…タービンの入口。
2…ロータ、14,15…トッピング燃焼器、28,2
9,30…ガス燃料、32…熱ガス、35,36…熱ガ
ス流、48,50…ダクト(案内手段)、52,54…
マニホルド、56…マニホルドの入口(受入れ手段)、
58…マニホルドの入口(受入れ手段)、72,74…
ダクト出口ポート、95…タービンの入口。
Claims (2)
- 【請求項1】 ガスタービン装置であって、 a) 圧縮ガス内で燃料を燃焼して第1熱ガス流を発生
する第1燃焼器と、 b) 圧縮ガス内で燃料を燃焼して第2熱ガス流を発生
する第2燃焼器と、 c) 内部で膨張させるため前記第1熱ガス流及び前記
第2熱ガス流を受ける入口を有するタービンと、 d) 前記第1燃焼器から前記第1熱ガス流を受けるた
めの受入れ手段と、前記第1熱ガス流の第1部分及び第
2部分を、前記タービンの入口の第1部分及び第2部分
と流れ連通関係にある第1出口ポート及び第2出口ポー
トに導く案内手段とを有する第1マニホルドと、 e) 前記第2燃焼器からの前記第2熱ガス流を受ける
受入れ手段と、前記第2熱ガス流の第1部分及び第2部
分を、前記タービンの入口の第3部分及び第4部分と流
れ連通関係にある第3出口ポート及び第4出口ポートに
導く案内手段とを有し、前記第3出口ポートが、前記第
1出口ポート及び前記第2出口ポート間に配置されてい
る第2マニホルドと、 を含むガスタービン装置。 - 【請求項2】 ガスタービン装置であって、 a) ロータと、 b) 熱ガスを発生するための複数個の燃焼器と、 c) 前記熱ガスを膨張するタービン部と、 d) 前記燃焼器の各々からの前記熱ガスを前記タービ
ン部に分配するための熱ガス分配手段とを含み、該熱ガ
ス分配手段は、前記燃焼器の各々に対しマニホルドを有
し、該マニホルドの各々は、該マニホルドから延出する
複数個のダクトを有し、該ダクトの各々には出口ポート
が形成され、該ダクト出口ポートは円周方向の配列とし
て前記ロータの周囲に配置され、前記各マニホルドのた
めの前記ダクト出口ポートは、前記各マニホルドからの
前記ダクト出口ポートが、他のマニホルドからのダクト
出口ポートに隣接して配置されるように前記円周方向の
配列の周囲に交互に配設されてなる、ガスタービン装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7068099A JPH08261011A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | ガスタービン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7068099A JPH08261011A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | ガスタービン装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08261011A true JPH08261011A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=13363964
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7068099A Pending JPH08261011A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | ガスタービン装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08261011A (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0193029A1 (de) * | 1985-02-26 | 1986-09-03 | BBC Brown Boveri AG | Brennkammer für Gasturbinen |
-
1995
- 1995-03-27 JP JP7068099A patent/JPH08261011A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0193029A1 (de) * | 1985-02-26 | 1986-09-03 | BBC Brown Boveri AG | Brennkammer für Gasturbinen |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020226 |