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JPH0827341B2 - Gps航法装置 - Google Patents

Gps航法装置

Info

Publication number
JPH0827341B2
JPH0827341B2 JP13968787A JP13968787A JPH0827341B2 JP H0827341 B2 JPH0827341 B2 JP H0827341B2 JP 13968787 A JP13968787 A JP 13968787A JP 13968787 A JP13968787 A JP 13968787A JP H0827341 B2 JPH0827341 B2 JP H0827341B2
Authority
JP
Japan
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user
satellite
coordinate system
value
equation
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP13968787A
Other languages
English (en)
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JPS63304184A (ja
Inventor
俊雄 古谷
研一 小林
英機 和智
正彦 竹原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koden Electronics Co Ltd
Original Assignee
Koden Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koden Electronics Co Ltd filed Critical Koden Electronics Co Ltd
Priority to JP13968787A priority Critical patent/JPH0827341B2/ja
Publication of JPS63304184A publication Critical patent/JPS63304184A/ja
Publication of JPH0827341B2 publication Critical patent/JPH0827341B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Complex Calculations (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、GPS航法でのユーザ速度の演算処理および
表示などに関するものである。
〔従来の技術〕
GPS航法は、極軌道を運行する複数個の衛星からの電
波を利用して、ユーザが各衛星の位置および自分と各衛
星との擬似レンジと擬似レンジレイトを求め、連続的に
ユーザの位置および速度と進行方向を演算して求める航
法である。
そして、これらの求めた値は、表示や制御値など(こ
の発明において、「表示など」という)に用いられてい
る。
なお、擬似レンジは、衛星とユーザとの間の見かけの
距離、つまり、真の距離と補正すべき距離とを含んだ距
離であり、補正すべき距離は、主として、時計オフセッ
トにもとづくものであるので、ここでは、「距離+(光
速×時計オフセット)」として、以下の演算を行ってい
る。
また、擬似レンジの単位時間当たりの変化率が擬似レ
ンジレイトであり、衛星側の時計とユーザ側の時計との
間の「時間ずれ」が時計オフセットであって、時計オフ
セットの単位時間当たり変化率が時計オフセットレイト
である。
以下の説明において、各符号の上に・を付したもの、
例えば、xのような符号のものは、一般の速度方程式
などにおいて使用されている符号の場合と同様にその符
号の対象とするものの時間に対する微分値を表す符号で
ある。
いま、座標系として、地球中心・地球固定のデカルト
座標系(この発明において、地心直交座標系という)を
とり、ユーザ座標をUx,Uy,Uz、衛星座標をXi,Yi,Zi(1
≦i≦n)とする。電波を利用して測定される各衛星と
の擬似レンジPDi(距離+C・時計オフセットB)と座
標の間には、次式の関係がある。
(Xi-Ux)+(Yi-Uy)+(Zi-Uz)=(PDi+C・B) …………
(1) ここで、Cは光速度、Bは時計オフセットである。PD
iの実測値をMSRiとして表わせば、4個の衛星を捕捉し
た場合には、一般に次の連立位置方程式が得られる。
(MSR+C・B)=(X-Ux)+(Y-Uy)+(Z-Uz) (MSR+C・B)=(X-Ux)+(Y-Uy)+(Z-Uz) (MSR+C・B)=(X-Ux)+(Y-Uy)+(Z-Uz) (MSR+C・B)=(X-Ux)+(Y-Uy)+(Z-Uz)……
……(2) (2)式の両辺を時間に就いて微分すれば、i=1,2,
3,4に対して次式を得る。
(MSRi+C・B)・MSRDi=(Xi-Ux)・(i-x) +(Yi-Uy)・(i-y)+(Zi-Uz)・(i-z)…………(3) ここで、MSRDiはMSRiの時間に関する微分値である
が、これも測定から求まる。
(3)式で、x,y,z,は変数、他はすべて既知
(方程式(2)式を解いて得られるものもある)の係数
と見做して同式を書直せば、次の連立速度方程式が得ら
れる。
A・=D …………(4) 但し、 GPS航法では、(2)式に示した連立位置方程式を解
いてUx,Uy,Uz,Bを求め、それらの値を使って(3)式に
示した連立速度方程式を構築し、それを解いてx,y,
z,を求める。上式の中ではMSRiをRiで表している。
なお、捕捉衛星が3個以下の場合においては、足りな
い個数の衛星として仮想衛星を用いるのが有効であり、
こうした仮想衛星を用いる方法などについては、本願出
願人による特願昭61−280647(特開昭63−134975)によ
り開示してある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のようなGPS航法装置を、地上を走行する車両等
がユーザの場合には、ユーザの進行方向における速度
V、方位角VAZおよび仰角VEL(この発明において、ユー
ザ速度V、ユーザ方位角VAZおよびユーザ仰角VELとい
う)を簡便な演算によって求め得る装置が提供されれば
至極便利であり、また、衛星が3個しか捕捉できないよ
うな測定場所では、仮想衛星を設定して測定している
が、こうした仮想衛星の設定と演算とを簡便に行える装
置が提供されれば、さらに便利であり、こうした装置に
おける演算をどのように構成して、より効果的なものを
提供するかという課題がある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、ユーザ位置(Ux,Uy,Uz)と、各衛星から得
た軌道パラメータによって算出した衛星位置(Xi,Yi,Z
i)の今回の値と前回の測定時刻または今回の測定時刻
よりΔTだけ以前の時刻での値との差分を、今回と前回
の測定時間間隔TIまたは前記ΔTで割って得た衛星速度
(i,i,i)となどを用いて構築した地心直交座標
系での4元連立速度方程式により、ユーザ速度(x,
y,z)を算出するとともに、地心直交座標系をユーザ
位置(Ux,Uy,Uz)に対応する緯度LT・経度LGにおける地
平直交座標系に変換することによって算出した地平直交
座標系でのユーザ速度(x,y,z)にもとづいて、
ユーザ速度V、ユーザ方位角VAZおよびユーザ仰角VELを
得るとともに、衛星が3個の場合には、ユーザの高度
(HT)と時間オフセットレイト()とが局所的には一
定と仮定した3元連立位置方程式と3元連立速度方程式
とによってユーザ速度(x,y,z)を算出し、また
は、仮想衛星を地心に置いた位置方程式を加えた4元連
立位置方程式を構築して、4元連立速度方程式によって
ユーザ速度(x,y,z)を算出し得るように構成す
ることにより、上記の課題を解決したものである。
〔実施例〕
以下、図面により実施例を説明する。
本発明のGPS航法装置の構成は、第4図のように、衛
星航法受信部1、演算処理部2、表示部3などで構成さ
れている。
演算処理部2には、CPU23と、プログラムメモリ(RO
M)と一時メモリ(RAM)とを含むメモリ24と、演算処理
された緯度LT、経度LG、高さ(HT)、時計オフセット
(B)、ユーザ速度V、ユーザ方位角VAZ、ユーザ仰角V
ELなどの数値を格納するデータメモリ(RAM)25とを設
けてある。ここで、RAMメモリの区分は、上記のメモリ
の単位で物理的に区分する必要はない。
さらに、演算処理部2には、初期値設定などのための
操作卓20と衛星航法受信部1とからの入力を受入れるた
めの入力ポート21と、演算処理の結果を出力するための
出力ポート22とを設けてある。
演算処理部2は、衛星航法受信部1からの受信データ
を得て、後記のような演算処理を行うことにより、次の
受信までの間に、ユーザ座標データおよびユーザ速度デ
ータ、時計オフセットおよび時計オフセットレイトなど
のデータを得て、データメモリ25に格納する。
そして、次の受信データを処理する際に、データメモ
リ25に格納したデータを推定値として利用することによ
り、連続的に、ユーザ位置を算出することができ、この
ユーザ位置から目的とする演算処理を行った結果を、表
示部3に、数値表示、または、第3図のようなグラフィ
カルな表示方法などにより表示する。
衛星航法受信部1は、衛星との間の擬似レンジPDiの
測定値MSRiと、擬似レンジレイトPDRiの測定値MSRDiと
を与えるほか、衛星位置の計算に必要な軌道パラメータ
などの情報データやユーザ時計からの時間情報などを演
算処理部2へ出力する。
そして、演算処理部2における演算処理は、主とし
て、次の(a)〜(d)の各演算にもとづいて演算処理
を行っている。
(a)衛星から得た軌道パラメータを使って、測定時刻
での衛星位置の地心直交座標値(Xi,Yi,Zi)を算出し、
更に前回の測定時刻または今回の測定時刻よりΔTだけ
以前の時刻での衛星位置の座標値(XPi,YPi,ZPi)を保
存または算出して、両者の差分(Xi−XPi,Yi−YPi,Zi−
ZPi)を求め、それらを今回と前回の測定時間間隔TIま
たはΔTで割って衛星速度(i,i,i)を求める手
段と、地心直交座標系での連立方程式(2)を解いて得
たユーザ位置(Ux,Uy,Uz)および時計オフセット(B)
と、測定から得た擬似レンジPDiの測定値MSRiと、擬似
レンジレイトPDRiの測定値MSPDiとによって4元連立速
度方程式(上記の(4)式)を構築し、それを解いて地
心直交座標系でのユーザ速度(x,y,z)と時計オ
フセットレイト()を求める演算。
(b)座標系を地心直交座標系から、ユーザ位置での天
頂をZ軸、南北をX軸、東西をY軸とする地平直交座標
系へ変換することにより、ユーザ速度を地心直交座標系
でのユーザ速度(Ux,Uy,Uz)から地平直交座標系でのユ
ーザ速度(x,y,z)に変換して算出し、ユーザ速
度Vと進行方向の方位角VAZと仰角VELを、 VAZ=ATAN(−y/x) VEL=ASIN(z/V) によって求め、VAZ,VELを度に換算し、度以下を丸める
演算。
(c)衛星が3個した捕捉できない場合には、ユーザの
高度(HT)と時計オフセットレイト()が測定時刻の
近傍では殆ど一定(そうなっていることが多い)と仮定
して、つまり、局所的には一定と仮定して、高度(HT)
に直前の測定値または推定値を当てることにより、連立
位置方程式から地心直交座標系でのユーザ位置(Ux,Uy,
Uz)と時計オフセット(B)を求め、時計オフセットレ
イト()には今回の時計オフセット(B)と前回の時
計オフセット(B)の差分を測定時間間隔TIで割った値
を当てることで、ユーザ速度(x,y,z)に関する
3元の連立速度方程式を構築し、それを解いて地心直交
座標系でのユーザ速度(x,y,z)を求める演算。
なお、この演算による場合は、ユーザの高度HTを一定
と仮定して演算しているので、仰角VELは算出しても、
実用に供し得ないことは当然であり、説明を要しないこ
とでであろう。
(d)4個目の衛星として、地心に仮想衛星を置き、仮
想衛星の位置(X4,Y4,Z4)と速度(4,4,)とを
全てゼロとし、擬似レンジレイトの測定地MSPD4には、
ユーザ位置(Ux,Uy,Uz)と時計オフセット(B)と光速
Cとにより仮の衛星に対する擬似レンジPD4によって求めた今回の値と前回の値の差分を、今回と前
回の時間間隔TIで割った値を、仮想衛星の測定値MSRD4
として加えた4元連立速度方程式を構築し、それを解い
てそれを解いて地心直交座標系でのユーザ速度(x,
y,z)と時計オフセットレイト()を求める演算。
そして、これらの演算により、 地心直交座標系での連立位置方程式からユーザ位置
(Ux,Uy,Uz)と時計オフセット(B)を求め、その値を
使って同じ座標系での連立速度方程式を構築し、それを
解いて同座標系でのユーザ速度(x,y,z)を求め
た後、座標系を地心直交座標系からユーザ位置での地平
直交座標系に変換することにより、後者の座標系でのユ
ーザ速度(x,y,z)を得、それらを使って最終的
にユーザが必要とする地上でのユーザ速度V、ユーザ方
位角VAZおよびユーザ仰角VELを算出して、これら値を所
要の表示などに用いることができるように構成したもの
である。
まず、各演算処理を第1図・第2図のフローチャート
によって説明する。
第1図の(P0)〜(P6)の部分は、その内容から分か
るように、上記の特願昭61−280647(特開昭63−13497
5)に述べたと同様の演算処理を行うものであり、次の
ような演算処理を行うものである。
(P0)では、捕捉衛星が4個以上得られる場合におい
て、最適の擬似レンジPDiが得られる4個を捕捉するよ
うに選択する。
(P1)では、(P0)での選択にもとづいて衛星座標X
i,Yi,Zi:i=1〜4を求め、擬似レンジ測定値MSRi:i=
1〜4を入力する。ここで、前者は各衛星の軌道パラメ
ータデータとユーザ時計を使って他のルーチンで算出し
たものであり、後者は受信機から得た値である。
(P2)では、捕捉衛星が3個のときはi=4に対応す
る衛星として、地球中心に仮想衛星を置き、推定位置か
らMSR4を算出する。つまり、地球中心に置いた仮想衛星
の擬似レンジをユーザ推定座標から計算して求めた値を
4つめの衛星に対する仮の擬似レンジ測定値MSR4とす
る。
(P3)では、ユーザ推定位置の緯度LT,経度LG,高さH
T,時計オフセットBから地心座標系での4元連立方程式
を構築し、この方程式を解いてユーザ位置Ux,Uy,Uzと時
計オフセットBの値の補正値を算出する。
(P4)では、(P3)で得られた解、つまり、補正値に
よってユーザ推定位置の緯度LT,経度LG,高さHT,時計オ
フセットBを補正する。ただし、捕捉衛星が3個のと
き、つまり、(P2)を行った場合には、高さHTは補正を
行わない。
(P5)では、(P4)で得られた解、つまり、補正後の
ユーザ推定位置の緯度LT,経度LG,高さHT,時計オフセッ
トBから擬似レンジPDiを算出する。
(P6)では、以上までの演算による擬似レンジPDiと
擬似レンジ測定値MSRiとの絶対値差ABS(PDi−MSRi)が
微小差EPS以内に入っているか否かを検討し、微小差EPS
以内でない場合には次の(P7)に移行し、微小差ESP以
内でない場合には、元の(P2)に戻る。
(P7)では、捕捉衛星の数が4個か3個の場合には、
それぞれ次の(P8)の左側か右側の枠で囲まれた処理に
移り、2個以下の場合には、速度は求まらないので、途
中の計算を飛ばして終りに行く選択をする。
(P8)では、(P2)で行ったと同じ衛星座標Xi,Yi,Z
i:i=1〜4またはi=1〜3の値を、衛星から送られ
てきた軌道パラメータによって、測定時間TよりΔT:1
秒以下の小さい値だけ手前の時間について算出し、 i←{Xi(T)−Xi(T−ΔT)}/ΔT i←{Yi(T)−Yi(T−ΔT)}/ΔT i←{Zi(T)−Zi(T−ΔT)}/ΔT によって衛星速度(i,i,i)を算出する。
T−ΔTに対してXi,Yi,Ziを改めて計算する代りに、
前回の測定時間でのXi,Yi,ZiをPXi,PYi,PZiと記憶させ
ておき、今回と前回の測定間隔TIを使って、 i←{Xi(T)−PXi}/TI i←{Yi(T)−PYi}/TI i←{Zi(T)−PZi}/TI と求める便法でもよい。擬似レンジレイトの測定値MSRD
iは測定値から読込む。
次の(P9)では、前述した連立速度方程式(4)式の
A(I,1),A(I,2),A(I,3),A(I,4)とD(I)を、
そこまでの処理によっ得た計算値および測定値によって
構築する。
捕捉衛星が3個の場合は、時計オフセットレイト
()が局所的には一定と仮定して、連立速度方程式を
4元の(4)式から3元の次式(4)′式に変更したも
のを構築する。
A・=D ……………(4)′ 但し、 上式の中ではMSRiをRiで表している。
ここでの()は、連立位置方程式によって得た今回
の時計オフセット(B)と前回の時計オフセット(BP)
の差を今回と前回の測定時間間隔TIで割った{B(T)
−BP}/TIが当てられる。ここで構築した4元または3
元の連立方程式を次の(P10)で解き、地心直交座標系
でのユーザ速度(x,y,z)と時計オフセットレイ
ト()を求める。
次の(P11)では、座標系をユーザ位置(緯度LT,経度
LG)での、天頂をZ軸、南北方向をX軸、東西方向をY
軸とする地平直交座標に変換したときのユーザ速度(
x,y,z)を(x,y,z)と(LT,LG)から算出
する。
次の(P12)では、地平直交座標系でのユーザ速度
(x,y,z)から次式によって速度、進行方向の方
位角VAZと仰角VELを次式によって算出する。
VAZ=ATAN(−y/x) VEL=ASIN(z/V) (P13)では、Vをメータ/秒からキロメートル/時
へ、VAZ,VELをラジアンから度に換算するが、その際V
は0.1kM/H以下、VAZ,VELは1度以下を丸めて、余り意味
のない数値部分をカットする。
(P14)では、速度V、進行方向の方位角VAZと仰角VE
L、時計オフセットレイト()を数値または第3図に
例示したような三次元的イメージのグラフィックスで表
示する。
第2図のフローチャートは、第1図のP8,P9,P10の部
分を置換えるもので、ここでの処理は、次のように行
う。
(P8′)では、捕捉衛星が4個の場合には(P8)の処
理と全く同じであるが、捕捉衛星が3個の場合には、地
心に置いた仮想衛星に対する位置方程式を生かして4番
目の速度方程式を作る。仮想衛星に関する擬似レンジレ
イト:MSRD4は測定値として得られないので、擬似レン
ジ: の今回の値と前回の値PD4Pの差を今回と前回の時間間隔
TIで割った値:(PD4−PD4P)/TIをMSRD4に当てる。仮
想衛星は地心に固定しているので、当然X4,Y4,Z4,4,
4,はすべてゼロである。
次の(P9′)、(P10′)は第1図の(P9)、(P10)
の左側の部分と全く同じである。というのは、(P8′)
の処理によって速度方程式を4元に統一したので、その
後は4元速度方程式を解く処理だけでよいからである。
けれども、捕捉衛星が3個の場合には、高度(HT)の
変化がないという条件で位置方程式を構築してあるの
で、進行方向の仰角VELは計算せずにゼロと置く。
したがって、4個の衛星を捕捉して演算測定する場合
と、3個の衛星を捕捉するとともに1個の仮想衛星を設
けることにより4個の衛星にして衛星測定する場合に
は、上記のように各4元連立方程式によって時計オフセ
ットレイト()を求めることができる。
一方、捕捉した3個の衛星のみで演算測定する場合に
は、時計オフセットレイト()を演算で求めることが
できないので、時計オフセット(B)の今回の値と前回
の値との差分を測定時間間隔TIで割った値を時計オフセ
ットレイト()とする便法を用いることにり、3元連
立位置方程式によって、演算測定できるわけである。
〔発明の効果〕
本発明によれば、以上のように、衛星が4個捕捉でき
る場合でも、また、3個しか捕捉できない場合でも、そ
れに応じて、地心直交座標系での4元連立速度方程式ま
たは3元連立速度方程式を簡単に構築し、それを解いた
後、地平直交座標系でのユーザ速度に変換することで、
ユーザが必要とする速度および進行方向の方位角と仰角
が容易に得られるので、演算構成を比較的簡便な構成と
することができるとともに、これらの演算値によって所
要の表示を行い、または、これらの値にもとづいて他の
所要値を求めることができるなど、地上を走行するユー
ザにとって至極便利なGPS航法装置を提供できるなどの
特長がある。
【図面の簡単な説明】
図面は実施例を示し、第1図は演算処理のフローチャー
ト、第2図は演算処理の変形部分のフローチャート、第
3図はグラフィカルな表示を行う場合の表示画像図、第
4図は装置のブロック構成図である。 1……衛星航法受信部、2……演算処理部、3……表示
部、20……操作卓、 21……入力ポート、22……出力ポート、23……CPU、24
……メモリ、 25……データメモリ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】4個の衛星を捕捉して得られる各前記衛星
    の位置情報と、各前記衛星との間の擬似レンジPDiの測
    定値MSRiと、擬似レンジレイトPDRiの測定値MSRDiとに
    より、地心直交座標系での4元連立位置方程式と4元連
    立速度方程式とにもとづいて、ユーザ速度V、ユーザ方
    位角VAZおよびユーザ仰角VELを算出するとともに表示な
    どを行うための演算処理部を有するGPS航法装置であっ
    て、 a.前記4元連立位置方程式により求めたユーザ位置(U
    x,Uy,Uz)および時計オフセット(B)と、各前記衛星
    から得た軌道パラメータによって算出した衛星位置(X
    i,Yi,Zi)の今回の値と前回の測定時刻または今回の測
    定時刻よりΔTだけ以前の時刻での値との差分を、今回
    と前回の測定時間間隔TIまたは前記ΔTで割って得た衛
    星速度(i,i,i)と、前記擬似レンジレイトPDRi
    の測定値MSRDiとを用いて構築した前記4元連立速度方
    程式により、前記地心直交座標系でのユーザ速度(x,
    y,z)を算出する第1の演算手段と、 b.前記地心直交座標系を、前記ユーザ位置(Ux,Uy,Uz)
    に対応する緯度LT・経度LGの天頂をZ軸、南北をX軸、
    東西をY軸とする地平直交座標系に変換することによ
    り、前記ユーザ速度(x,y,z)から地平直交座標
    系でのユーザ速度(x,y,z)を算出する第2の演
    算手段と、 c.前記ユーザ速度(x,y,z)にもとづいて、前記
    ユーザ速度V、前記ユーザ方位角VAZおよび前記ユーザ
    仰角VELを VAZ=ATAN(−y/x) VEL=ASIN(z/V) によって算出する第3の演算手段と を具備することを特徴とするGPS航法装置。
  2. 【請求項2】3個の衛星を捕捉して得られる各前記衛星
    の位置情報と、各前記衛星との間の擬似レンジPDiの測
    定値MSRiと、擬似レンジレイトPDRiの測定値MSRDiとに
    より、地心直交座標系での3元連立位置方程式と3元連
    立速度方程式とにもとづいて、ユーザ速度Vおよびユー
    ザ方位角VAZを算出するとともに表示などを行うための
    演算処理部を有するGPS航法装置であって、 a.ユーザの高度(HT)と時間オフセットレイト()と
    が局所的には一定と仮定し、前記3元連立位置方程式に
    よりユーザ位置(Ux,Uy,Uz)と時計オフセット(B)を
    求めるとともに、前記時計オフセット(B)の今回の値
    と前回の値との差分を測定時間間隔TIで割った値を時計
    オフセットレイト()として、前記3元連立位置方程
    式により求めたユーザ位置(Ux,Uy,Uz)と、各前記衛星
    から得た軌道パラメータによって算出した衛星位置(X
    i,Yi,Zi)の今回の値と前回の測定時刻または今回の測
    定時刻よりΔTだけ以前の時刻での値との差分を、今回
    と前回の測定時間間隔TIまたは前記ΔTで割って得た衛
    星速度(i,i,i)と、前記擬似レンジレイトPDRi
    の測定値MSRDiとを用いて構築した前記3元連立速度方
    程式を構築することにより前記地心直交座標系でのユー
    ザ速度(x,y,z)を算出する第1の演算手段と、 b.前記地心直交座標系を、前記ユーザ位置(Ux,Uy,Uz)
    に対応する緯度LT・経度LGの天頂をZ軸、南北をX軸、
    東西をY軸とする地平直交座標系に変換することによ
    り、前記ユーザ速度(x,y,z)から地平直交座標
    系でのユーザ速度(x,y,z)を算出する第2の演
    算手段と、 c.前記ユーザ速度(x,y,z)にもとづいて、前記
    ユーザ速度V、前記ユーザ方位角VAZおよび前記ユーザ
    仰角VELを VAZ=ATAN(−y/x) によって算出する第3の演算手段と を具備することを特徴とするGPS航法装置。
  3. 【請求項3】ユーザが3個の衛星を捕捉するとともに、
    4個目の仮の衛星を想定して、各前記衛星の位置情報
    と、各前記衛星との間の擬似レンジPDiの測定値MSRi
    と、擬似レンジレイトPDRiの測定値MSRDiとにより、地
    心直交座標系での4元連立位置方程式と4元連立速度方
    程式とにもとづいて、ユーザ速度V、ユーザ方位角VAZ
    およびユーザ仰角VELを算出するとともに表示などを行
    うための演算処理部を有するGPS航法装置であって、 a.前記仮想衛星を地心に置くとともに、前記仮想衛星に
    よる位置方程式を加えて前記4元連立位置方程式を構築
    する方程式構築手段と、 b.仮想衛星の位置(X4,Y4,Z4)をすべてゼロとすること
    によって前記4元連立位置方程式により求めたユーザ位
    置(Ux,Uy,Uz)と時計オフセット(B)と光速Cとによ
    り、前記仮想衛星に対する前記擬似レンジPDiの値PD4によって求めた今回の値と前回の値の差分を、今回と前
    回の時間間隔TIで割った値を、前記仮想衛星の前記擬似
    レンジレイトPDRiの測定値MSRDiに相当する測定値MSRD4
    とする仮想衛星演算手段と、 c.前記ユーザ位置(Ux,Uy,Uz)および前記時計オフセッ
    ト(B)と、各前記衛星から得た軌道パラメータによっ
    て算出した衛星位置(Xi,Yi,Zi)の今回の値と前回の測
    定時刻または今回の測定時刻よりΔTだけ以前の時刻で
    の値との差分を、今回と前回の測定時間間隔TIまたは前
    記ΔTで割って得た衛星速度(i,i,i)と、前記
    測定値MSRDiとを用いて構築した前記仮想連立速度方程
    式より、前記地心直交座標系でのユーザ速度(x,y,
    z)を算出する第1の演算手段と、 d.前記地心直交座標系を、前記ユーザ位置(Ux,Uy,Uz)
    に対応する緯度LT・経度LGの天頂をZ軸、南北をX軸、
    東西をY軸とする地平直交座標系に変換することによ
    り、前記ユーザ速度(x,y,z)から地平直交座標
    系でのユーザ速度(x,y,z)を算出する第2の演
    算手段と、 e.前記ユーザ速度(x,y,z)にもとづいて、前記
    ユーザ速度V、前記ユーザ方位角VAZおよび前記ユーザ
    仰角VELを VAZ=ATAN(−y/x) VEL=ASIN(z/V) によって算出する第3の演算手段と を具備することを特徴とするGPS航法装置。
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