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JPH08292247A - 測位方式 - Google Patents

測位方式

Info

Publication number
JPH08292247A
JPH08292247A JP9546495A JP9546495A JPH08292247A JP H08292247 A JPH08292247 A JP H08292247A JP 9546495 A JP9546495 A JP 9546495A JP 9546495 A JP9546495 A JP 9546495A JP H08292247 A JPH08292247 A JP H08292247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
time
correction value
correction data
correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9546495A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyasu Murata
憲保 村田
Masami Yuyama
将美 湯山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP9546495A priority Critical patent/JPH08292247A/ja
Publication of JPH08292247A publication Critical patent/JPH08292247A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】D・GPSを用いた測位方式にあって、例えば
FM受信不能な場所の通過に伴ない、FM多重DARC
データの更新が欠落した場合でも、ディファレンシャル
補正値の誤差が大きくなることなく、高精度な測位結果
を得る。 【構成】FM信号に多重化されて受信されたDARCデータの
更新に伴ない、ディファレンシャルデータ抽出部35を介
してDGPS用の疑似距離補正値PRC ,距離変化率補正値RR
C が抽出されると、ディファレンシャル補正値演算部39
によって、前記距離変化率補正値RRC の時間的変化が算
出され、時刻データ抽出部40によって抽出されるDGPSレ
シーバ43の衛星受信時刻が更新された際には、前記算出
された距離変化率補正値RRC の時間的変化を考慮した現
時刻(t) 対応の距離変化率補正値RRC(t)に基づき、直前
のDARCデータ更新時の疑似距離補正値PRC(t-old)が補正
され現時刻対応の疑似距離補正値PRC(t)が算出されてDG
PSレシーバ43に送出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車,船舶,航空機
等の移動体において、複数の衛星から直接受信される信
号と固定基準局から受信される補正信号とに基づき、該
移動体の位置を高精度に計測して出力するディファレン
シャルGPS(Global Positioning System:全地球測位
システム)を用いた測位方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車,船舶,航空機等の移動体
において、複数の衛星から直接受信される信号に基づ
き、該移動体の位置を計測して出力するGPSが実用化
されている。
【0003】すなわち、このGPSは、複数の衛星から
受信される信号に基づき、各衛星それぞれとの疑似距離
を算出し、地球上での移動体の移動位置(緯度,経度)
を計測するもので、これにより、例えばGPSを利用し
た自動車用ナビゲーション装置では、自車の移動位置を
道路地図上に表示するようにしている。
【0004】しかしながら、前記GPSにおいて、各衛
星から受信される信号には、例えばその信号到達時間を
変化させてしまう電離層遅延誤差や対流圏遅延誤差等、
様々な誤差要因が含まれるため、これら誤差要因を含む
衛星信号に基づき計測される移動位置には、必然的に誤
差が生じることになる。
【0005】そこで、地球上での正確な位置が予め明ら
かな固定基準局において、前記GPSにより基準局位置
を計測し、該計測位置と前記予め明らかな基準局位置と
の差に応じた補正信号を作成し、例えばFM多重放送と
して送信することにより、移動体側では、複数の衛星信
号を受信してその移動位置を計測すると共に、この計測
された移動位置を、前記FM放送として多重化されて受
信された補正信号に応じて補正することで、極めて高精
度に移動体の移動位置を得るようにしたディファレンシ
ャル方式のGPS、すなわちD・GPSが考えられてい
る。
【0006】図4はFM多重放送を利用したディファレ
ンシャルGPSの全体構成を示す図である。まず、地球
上での正確な位置が予め明らかなD・GPS固定基準局
11では、複数のGPS衛星12a,12b,…からの
信号を受信し、該衛星信号に基づき基準局位置を計測す
ると共に、このGPS衛星により計測した基準局位置と
既知の正確な基準局位置との差に応じた補正値データを
作成する。
【0007】このD・GPS固定基準局11により作成
した補正値データは、FM多重DARCデータ制御部1
3において、DARC(登録商標)(Data Radio Chann
el)方式の伝送フォーマットに従ってフォーマッティン
グされる。
【0008】図5はFM放送に多重化されるDARC伝
送フレームの構成を示す図である。このDARC伝送フ
レームは、1フレーム当たり5(SEC)で伝送される
272ブロックのパケットを有し、その内2つのデータ
パケットが伝送パケットとして割当てられる。
【0009】図6は前記DARC伝送フレームの2パケ
ットに割当てられたD・GPS用のデータの内容を示す
図である。このDARC伝送フレームの2パケットに割
当てられたD・GPS用データとしては、そのデータ識
別番号(データID),補正値データの作成時刻(Time
of Correction)に続いて、例えば8つのGPS衛星1
2a,12b,…からの受信信号に基づき得られた各衛
星に対応する補正データセット、及び各衛星それぞれの
正常/異常を示すコミュニケーションデータ(Communic
ation Data)が与えられる。
【0010】図7は前記D・GPS用データとして与え
られた各衛星の補正データセットの内容を示す図であ
る。すなわち、例えば衛星1〜衛星8のそれぞれに対応
する補正データセットとしては、疑似距離補正値(PR
C)のスケールファクタ(Scale Factor:SF)、ユー
ザ・ディファレンシャル距離誤差指数(User Different
ial Range Error :UDER)、衛星識別番号(Satell
ite ID:St.ID)、疑似距離の補正値(Pseudorang
e Correction:PRC)、該疑似距離補正値(PRC)
の1秒当りの変化率である距離変化率の補正値(Range
Rate Correction :RRC)、衛星の軌道データを示す
データ発行番号(Issue Of Data :IODE)が与えら
れる。
【0011】こうして、前記FM多重DARCデータ制
御部13において、DARC伝送フレームの2パケット
に割当てられてフォーマッティングされた、例えば8つ
のGPS衛星12a,12b,…それぞれに対応する補
正データは、変調器14においてFM音声(音楽)信号
と周波数分割により多重化されて変調され、FM局の送
信器15から送信アンテナ16を介し、FM多重DAR
C方式の放送信号として送信される。
【0012】ここで、前記DARC伝送フレームに割当
てられた補正データは、1フレーム当りの伝送時間であ
る5秒毎に更新されて送信される。一方、自動車等の移
動体17に搭載されたD・GPSレシーバ18では、前
記複数のGPS衛星12a,12b,…からの信号を受
信し、各衛星12a,12b,…との疑似距離を計算す
ると共に、この計算された各衛星12a,12b,…と
の疑似距離に基づいて該移動体17の移動位置を計測す
る。
【0013】また、前記移動体17に搭載されたFM多
重レシーバ19では、前記FM多重DARC方式の放送
信号を受信して、その放送信号に多重化されているDA
RC方式フォーマットの補正値データを抽出すると共
に、RTCM(海上無線技術委員会)で標準化されたデ
ータフォーマットに変換し、前記D・GPSレシーバ1
8に供給する。
【0014】これにより、前記D・GPSレシーバ18
では、前記RTCM標準化フォーマットで得られた補正
値データに基づき、該D・GPSレシーバ18にて計測
処理される移動体17の移動位置が補正され、高精度な
位置計測が図れるようになる。
【0015】図8は従来のD・GPSの移動体に搭載さ
れるD・GPSレシーバ18及びFM多重レシーバ19
の構成を示すブロック図である。移動体17において、
前記送信アンテナ16から送信されたFM多重DARC
方式の放送信号が、FMアンテナ21を介してFMチュ
ーナ22に受信されると、このFMチューナ22に受信
されたFM多重信号はFM多重デコーダ23によりFM
音声(音楽)信号とDARC方式フォーマットのデータ
に分離され、そのDARCフォーマットデータはDAR
C→RTCM変換器24に与えられる。
【0016】このDARC→RTCM変換器24は、5
秒毎に更新されて与えられるDARCフォーマットデー
タの中から抽出した疑似距離補正値PRC,距離変化率
補正値RRC、及びその補正値作成時刻(t0)とD・GP
Sレシーバ18のGPSチューナ26から抽出したGP
S衛星12a,12b,…の受信信号時刻(t) との差(t
-t0)に基づき、下式(1)に従って、D・GPSレシー
バ18における現在の衛星受信時刻(t) に合わせた疑似
距離補正値PRC(t) を演算算出するもので、この算出
された疑似距離補正値PRC(t) とその1秒当りの距離
変化率補正値RRCとは、RTCMフォーマットデータ
に変換され前記GPSチューナ26に送出される。
【0017】 PRC(t) =PRC(t0)+RRC×(t −t0) …式(1) すると、GPSチューナ26では、GPS衛星12a,
12b,…からの受信信号に基づき算出した疑似距離P
Rm(t) が、前記DARC→RTCM変換器24から与
えられた疑似距離補正値PRCと距離変化率補正値RR
Cとに基づき、下式(2)に従って補正され、補正後の
疑似距離PRが求められる。
【0018】 PR=PRm(t) +PRC+RRC(t −t0) …式(2) 但し、この式(2)における時刻(t0)は、前記DARC
→RTCM変換器24からGPSチューナ26に対し、
RTCMフォーマットデータに変換された疑似距離補正
値PRCと距離変化率補正値RRCとが与えられた時刻
を示している。
【0019】よって、例えば前記RTCMフォーマット
データに変換された疑似距離補正値PRCと距離変化率
補正値RRCとがGPSチューナ26に与えられた時点
では、前記時刻(t0)=(t) となるため、前記式(2)に
おいて疑似距離補正値PRCの1秒当りの変化率を示す
距離変化率補正値RRCは実質“0”となり、その時の
補正後の疑似距離PRは、PRm(t) +PRCのみによ
り求められる。
【0020】そして、前記疑似距離補正値PRCと距離
変化率補正値RRCとがGPSチューナ26に与えられ
た時刻(t0)から、現時刻(t) が1秒→2秒→…と経過す
ると、これに対応して前記式(2)における(t −t0)
の時刻差は、そのまま“1”→“2”→…と変化するた
め、その時々の補正後の疑似距離PRは、PRm(t)
+PRC+RRCד1”→PRm(t) +PRC+
RRCד2”→…として求められる。
【0021】これにより、複数のGPS衛星12a,1
2b,…それぞれの補正後の疑似距離PRa,PRb,
…が求められ、これに基づき移動体の位置が計測され
る。図9は前記従来のD・GPSのDARC→RTCM
変換器24におけるディファレンシャル補正値生成処理
を示すフローチャートである。
【0022】図10は前記従来のD・GPSにおける時
間経過に伴なうディファレンシャル補正値演算結果の変
化状態を示す図である。すなわち、例えば時刻t0におい
て、FM多重レシーバ19に受信されているFM多重放
送のDARCデータが更新されると、DARC→RTC
M変換器24では、D・GPSレシーバ18から現在の
衛星受信時刻が読込まれる(ステップA1→A2)。
【0023】すると、前記D・GPSレシーバ18から
読込まれた衛星受信時刻と、前記更新されたDARCデ
ータに含まれる疑似距離補正値PRC,距離変化率補正
値RRCの補正値作成時刻との差に基づき、前記式
(1)に従ったPRC,RRCに対する演算処理が実行
され、D・GPSレシーバ18における現在の衛星受信
時刻に合わせた疑似距離補正値PRC(0) が算出される
(ステップA3)。
【0024】こうして、DARC→RTCM変換器24
において求められた疑似距離補正値PRC(0) は、その
距離変化率補正値RRC(0) と共にRTCMフォーマッ
トデータに変換され、D・GPSレシーバ18に送出さ
れる(ステップA4)。
【0025】つまり、FM多重レシーバ19に受信され
復調分離されるDARCデータが更新されると、その時
点t0の衛星受信時刻(0) に合わせた疑似距離補正値RP
C(0) が求められ、距離変化率補正値RRC(0) と共に
RTCMデータに変換されてGPSチューナ26に送出
されるもので、このDARCデータの更新に従って、そ
の時点t0の衛星受信時刻(0) に合わせた疑似距離補正値
RPC(0) ,距離変化率補正値RRC(0) がGPSチュ
ーナ26に与えられた時には、当該疑似距離補正値RP
C(0) ,距離変化率補正値RRC(0) と衛星受信時刻
(0) との間に時刻差は生じないので、GPSチューナ2
6において用いる時刻t0の疑似距離補正値PRC(t0)
は、PRC(0) +(RRC(0) ×0)として算出され、
現時点の衛星受信信号に基づき計測された疑似距離PR
m(t0)に対するディファレンシャル補正処理「PR=P
Rm(t0)+PRC(t0)」が行なわれる。
【0026】そして、前記時刻t0から例えば1秒が経過
した時刻t1では、前記時刻t0においてDARC→RTC
M変換器24からGPSチューナ26に与えられた疑似
距離補正値RPC(0) ,距離変化率補正値RRC(0) と
現在の衛星受信時刻(1) との間に1秒の時刻差が生じる
ので、GPSチューナ26において用いる時刻t1の疑似
距離補正値PRC(t1)は、PRC(0) +(RRC(0) ×
1)として算出され、現時点の衛星受信信号に基づき計
測された疑似距離PRm(t1)に対するディファレンシャ
ル補正処理「PR=PRm(t1)+PRC(t1)」が行なわ
れる。
【0027】さらに、前記時刻t0から例えば2秒が経過
した時刻t2では、前記時刻t0においてDARC→RTC
M変換器24からGPSチューナ26に与えられた疑似
距離補正値RPC(0) ,距離変化率補正値RRC(0) と
現在の衛星受信時刻(2) との間に2秒の時刻差が生じる
ので、GPSチューナ26において用いる時刻t2の疑似
距離補正値PRC(t2)は、PRC(0) +(RRC(0) ×
2)として算出され、現時点の衛星受信信号に基づき計
測された疑似距離PRm(t2)に対するディファレンシャ
ル補正処理「PR=PRm(t2)+PRC(t2)」が行なわ
れる。
【0028】この後、前記時刻t0から5秒が経過した時
刻t5において、FM多重レシーバ19に受信され復調分
離されるDARCデータが更新されると、その時点t5の
衛星受信時刻(5) に合わせた疑似距離補正値RPC(5)
がDARC→RTCM変換器24にて求められ、距離変
化率補正値RRC(5) と共にRTCMデータに変換され
てGPSチューナ26に送出されるもので、このDAR
Cデータの更新に従って、その時点t5の衛星受信時刻
(5) に合わせた疑似距離補正値RPC(5) ,距離変化率
補正値RRC(5) がGPSチューナ26に与えられた時
には、当該疑似距離補正値RPC(5) ,距離変化率補正
値RRC(5) と衛星受信時刻(5) との間に時刻差は生じ
ないので、GPSチューナ26において用いる時刻t5の
疑似距離補正値PRC(t5)は、PRC(5) +(RRC
(5) ×0)として算出され、現時点の衛星受信信号に基
づき計測された疑似距離PRm(t5)に対するディファレ
ンシャル補正処理「PR=PRm(t5)+PRC(t5)」が
行なわれる。
【0029】すなわち、前記従来のD・GPSでは、5
秒毎に行なわれるDARCデータの更新時(t0,t5,t10,t
15) には、DARC→RTCM変換器24からGPSチ
ューナ26に与えられた各時点での衛星受信時刻に合わ
せた疑似距離補正値RPC(0,5,10,15) によりディファ
レンシャル補正処理が行なわれ、前記DARCデータの
各更新時相互間(t1,〜,t4)(t6,〜,t9)(t11, 〜,t14) に
は、その直前に与えられた疑似距離補正値RPC(0,5,1
0)に、各対応する距離変化率補正値RRC(0,5,10)の時
間経過分を加算した値によりディファレンシャル補正処
理が行なわれる。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のD・GPSにあって、DARCデータの更新に伴な
いDARC→RTCM変換器24からGPSチューナ2
6に与えられる疑似距離補正値PRCの時間的変化率R
RCそのものに時間的変化が生じる場合には、DARC
データ更新後の時間経過が進むのに伴ない、GPSチュ
ーナ26において前記RRCの時間経過分を加算して求
められる疑似距離補正値PRCと実際の疑似距離補正値
PRC(t) との誤差が大きくなり、ディファレンシャル
補正による測位精度が低下する問題がある。
【0031】図11は前記従来のD・GPSにおいて時
刻t10 でのDARCデータの更新が欠落した場合の時間
経過に伴なうディファレンシャル補正値演算結果の変化
状態を示す図である。
【0032】すなわち、5秒毎に更新されるFM多重D
ARCデータが、移動体17に搭載されたFM多重レシ
ーバ19にて、毎回正常に受信されている状態では、前
記図10で示したように、距離変化率補正値RRCその
ものの時間的変化に伴う実際の疑似距離補正値PRC
(t) との誤差が余り大きくなることはなく、ディファレ
ンシャル補正による測位精度が大幅に低下することはな
いが、例えば移動体17がトンネルやビルの谷間等のF
M受信不能な場所を通過した際に、図11に示すよう
に、時刻t10 でのDARCデータの更新が欠落した場合
には、時刻t5以降t15 までの10秒間、新たなDARC
データに対応する補正値データの更新が行なわれなくな
るため、その間、PRC(5) にRRC(5) の時間経過分
を加算して得られた疑似距離補正値PRCと実際の疑似
距離補正値PRC(t) との誤差が大きくなり、ディファ
レンシャル補正による測位精度が大幅に低下する問題が
ある。
【0033】本発明は、前記のような問題に鑑みなされ
たもので、例えばFM受信不能な場所の通過に伴ない、
FM多重放送として受信されるDARCデータの更新が
欠落した場合でも、ディファレンシャル補正値の誤差が
大きくなることなく、高精度な測位結果を得ることが可
能になる測位方式を提供することを目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の請求
項1に係わる測位方式は、複数の衛星から受信される信
号に基づいて計測される測位情報を、FM信号に一定時
間毎に更新されて多重化された多重データから抽出され
る第1の補正データ及びこの第1の補正データの単位時
間当りの変化率を示す第2の補正データに基づいて補正
する測位方式であり、前記多重データから抽出される第
2の補正データの時間的変化を算出する第2補正データ
変化演算手段と、前記測位情報計測用の衛星受信時刻が
更新された際に、前記第2補正データ変化演算手段によ
り算出された第2の補正データの時間的変化を考慮した
第2の補正データに基づき前記第1の補正データを補正
して前記測位情報の補正データを算出する補正データ演
算手段とを具備したことを特徴とする。
【0035】また、本発明の請求項2に係わる測位方式
は、複数の衛星から受信される信号に基づいて計測され
る測位情報を、FM信号に一定時間毎に更新されて多重
化された多重データから抽出される第1の補正データ及
びこの第1の補正データの単位時間当りの変化率を示す
第2の補正データに基づいて補正する測位方式であり、
前記FM信号に多重化された多重データが更新された際
に、該更新された多重データから抽出される第1及び第
2の補正データ、及び当該補正データの作成時刻と現在
の測位情報計測用衛星受信時刻との時刻差に基づき、前
記第1の補正データを第2の補正データで補正して現在
の計測時刻に対応する前記測位情報の補正データを算出
する多重データ更新時の補正データ演算手段と、この多
重データ更新時の補正データ演算手段により算出された
測位情報補正データを第2の補正データと共に記憶する
補正データ記憶手段と、前記FM信号に多重化された多
重データが更新された際に、該更新された多重データか
ら抽出される第2の補正データと前回の多重データ更新
時に前記補正データ記憶手段に記憶された第2の補正デ
ータとの変化量、及び前回の多重データ更新時から今回
の多重データ更新時までの経過時間に基づき、該第2の
補正データの時間的変化を算出する第2補正データ変化
演算手段と、この第2補正データ変化演算手段により算
出された第2の補正データの時間的変化を記憶する第2
補正データ変化記憶手段と、前記FM信号に多重化され
た多重データが更新されず、前記測位情報計測用の衛星
受信時刻が更新された際に、前記多重データの更新時に
対応して前記補正データ記憶手段に記憶された当時の測
位情報補正データ、及び前記補正データ記憶手段に記憶
された第2の補正データに前記第2補正データ変化記憶
手段に記憶された第2の補正データの時間的変化を加味
した現在時刻対応の第2の補正データ、及び前記多重デ
ータ更新時からの現在の測位情報計測用の衛星受信時刻
までの経過時間に基づき、現在の計測時刻に対応する前
記測位情報の補正データを算出する多重データ未更新時
の補正データ演算手段とを具備したことを特徴とする。
【0036】
【作用】つまり、本発明の請求項1に係わる測位方式で
は、DARCデータから抽出される距離変化率補正値R
RCの時間的変化が算出され、GPS衛星受信時刻が更
新された際には、前記算出された距離変化率補正値RR
Cの時間的変化を考慮した現時刻(t) 対応の距離変化率
補正値RRC(t) に基づき、直前のDARCデータ更新
時の疑似距離補正値PRC(t-old) が補正され現時刻対
応の疑似距離補正値PRC(t) が算出されるようにる。
【0037】また、本発明の請求項2に係わる測位方式
では、FM信号に多重化されたDARCデータが更新さ
れた場合には、該更新されたDARCデータから抽出さ
れる疑似距離補正値PRC及び距離変化率補正値RR
C、及び当該補正値PRC,RRCの作成時刻(t0)と現
在のGPS衛星受信時刻(t) との時刻差「(t)-(t0)」に
基づき、前記疑似距離補正値PRC(t0)が距離変化率補
正値RRC「(t)-(t0)」により補正されて現在時刻に対
応する疑似距離補正値PRC(t) が算出記憶されると共
に、前回のDARCデータ更新時の距離変化率補正値R
RC(t-1) と今回のDARCデータ更新時の距離変化率
補正値RRC(t) との変化量、及びその経過時間「(t)-
(t-1) 」に基づき、該距離変化率補正値RRCの時間的
変化が算出記憶され、前記FM信号に多重化されたDA
RCデータが更新されず、GPS衛星受信時刻が更新さ
れた際には、前記直前のDARCデータ更新時に算出記
憶された当時の疑似距離補正値PRC(t-old) 、及びそ
の距離変化率補正値RRC(t-old) に前記直前のDAR
Cデータ更新時に算出記憶された距離変化率補正値RR
Cの時間的変化を加味した現在時刻対応の距離変化率補
正値RRC(t) 、及び前記直前のDARCデータ更新時
からの現在のGPS衛星受信時刻までの経過時間「(t)-
(t-old) 」に基づき、現在時刻に対応する疑似距離補正
値PRC(t) が算出されるようになる。
【0038】
【実施例】以下図面により本発明の実施例について説明
する。図1は本発明の測位方式を実施したディファレン
シャルGPSにおいて移動体に搭載されるFM多重レシ
ーバ及びD・GPSレシーバの電子回路の構成を示すブ
ロック図である。
【0039】送信アンテナ16(図4参照)から送信さ
れた5秒毎に更新されるFM多重DARC方式の放送信
号は、移動体に取付けられたFMアンテナ31を介し
て、FM多重レシーバのFMチューナ32に受信され、
FM多重デコーダ33に供給される。
【0040】このFM多重デコーダ33は、前記FMチ
ューナ32により受信され供給されるFM多重DARC
方式の放送信号を、FM音声(音楽)信号とDARC方
式フォーマットのデータに復調分離するもので、このF
M多重デコーダ33により復調分離されたDARCフォ
ーマットデータは、DARC→RTCM変換器34のデ
ィファレンシャルデータ抽出部35に出力される。
【0041】このディファレンシャルデータ抽出部35
は、前記FM多重デコーダ33により復調分離されて出
力されたDARCフォーマットデータ(図5参照)の中
から、2つのデータパケットに割当てられたD・GPS
用データ(図6参照)を抽出するもので、このディファ
レンシャルデータ抽出部35により抽出されたD・GP
S用データは、PRC抽出部36、RRC抽出部37に
出力される。
【0042】PRC抽出部36は、前記ディファレンシ
ャルデータ抽出部35により抽出されたD・GPS用デ
ータの中から、固定基準局(図4参照)で受信される、
例えば8つのGPS衛星のそれぞれに対応する疑似距離
補正値PRCを抽出するもので、このPRC抽出部36
により抽出された各衛星個々の疑似距離補正値PRC
は、ディファレンシャル補正値演算部39に出力され
る。
【0043】RRC抽出部37は、前記ディファレンシ
ャルデータ抽出部35により抽出されたD・GPS用デ
ータの中から、固定基準局(図4参照)で受信される、
前記8つのGPS衛星のそれぞれに対応する距離変化率
補正値RRC(疑似距離補正値PRCの1秒当たりの変
化率)を抽出するもので、このRRC抽出部37により
抽出された各衛星個々の疑似距離補正値PRCに対応す
る距離変化率補正値RRCは、ディファレンシャル補正
値演算部39に出力される。
【0044】また、移動体に取付けられたGPSアンテ
ナ42を介してD・GPSレシーバ43のGPSセンサ
44に受信される、前記8つのGPS衛星からの信号
は、測位CPU45に供給される。
【0045】この測位CPU45は、各衛星からの受信
信号に基づき、個々の衛星それぞれとの疑似距離PRm
を一定時間(例えば1秒)毎に計算すると共に、この計
算された個々の衛星との疑似距離PRmを、ディファレ
ンシャルデータCPU46により与えられる個々の衛星
に対応した疑似距離補正値PRC及び距離変化率補正値
RRCに従って補正し、その補正後の各衛星との疑似距
離PRに基づき、当移動体の地球上での移動位置(緯
度,経度,高度)を計測するもので、この測位CPU4
5において計測された移動体の移動位置は、モニタ47
に出力されて表示される。
【0046】また、前記測位CPU45において、前記
GPSセンサ44から受信供給される位置計測用衛星信
号に示される時刻データは、位置計測に伴なう衛星受信
時刻として前記FM多重レシーバのDARC→RTCM
変換器34に備えられる時刻データ抽出部40に出力さ
れて抽出され、前記ディファレンシャル補正値演算部3
9に出力される。
【0047】ディファレンシャル補正値演算部39は、
前記時刻データ抽出部40により抽出されるD・GPS
レシーバ43での衛星受信時刻が更新されると共に、D
ARCデータの更新に伴ないディファレンシャルデータ
抽出部35にて抽出されるD・GPS用データが更新さ
れた場合に、D・GPS用データに含まれる補正値作成
時刻(t0)と前記GPS衛星受信時刻(t) との時刻差(t-t
0)、及びPRC抽出部36,RRC抽出部37により抽
出される疑似距離補正値PRC(t0),距離変化率補正値
RRC(t0)に基づき、D・GPSレシーバ43における
現在の衛星受信時刻(t) に合わせたディファレンシャル
補正値PRC(t) ,RRC(t) を演算生成するもので、
この現在のGPS衛星受信時刻(t) に合わせたディファ
レンシャル補正値PRC(t) ,RRC(t) は補正値メモ
リ38に保存される。
【0048】また、これと共に、前記ディファレンシャ
ル補正値演算部39は、前回のDARCデータの更新に
伴ない補正値メモリ38に記憶された距離変化率補正値
RRC(t-1) と今回のDARCデータの更新に伴ない補
正値メモリ38に記憶された距離変化率補正値RRC
(t) との変化量「RRC(t) −RRC(t-1) 」、及び前
回のDARCデータ更新時(t-1) から今回のDARCデ
ータ更新時(t) までの経過時間「(t) −(t-1) 」に基づ
き、単位時間当りの距離変化率補正値RRCそれ自体の
変化率ΔRRC「={RRC(t) −RRC(t-1) }/
{(t) −(t-1) }」を演算算出するもので、このDAR
Cデータ更新直前の単位時間当りの距離変化率補正値R
RCそれ自体の変化率ΔRRCは補正値メモリ38に保
存される。
【0049】この場合、前記補正値メモリ38に保存さ
せた現在の衛星受信時刻(t) に合わせたディファレンシ
ャル補正値PRC(t) ,RRC(t) がデータフォーマッ
タ41を介してRTCMフォーマットデータにフォーマ
ッティングされ、前記D・GPSレシーバ43のディフ
ァレンシャルデータCPU46に出力される。
【0050】また、前記ディファレンシャル補正値演算
部39は、前記時刻データ抽出部40により抽出される
D・GPSレシーバ43での衛星受信時刻が更新された
場合であっても、DARCデータの更新がなくディファ
レンシャルデータ抽出部35にて抽出されるD・GPS
用データの更新もない場合には、前記DARCデータ更
新時に補正値メモリ38に保存されているその時点のG
PS衛星受信時刻(t-old) に合わせたディファレンシャ
ル補正値PRC(t-old) ,RRC(t-old) と単位時間当
りの距離変化率補正値RRCそれ自体の変化率ΔRR
C、及び前記DARCデータ更新時(t-old) から現在の
衛星受信時刻(t) までの経過時間「(t)−(t-old) 」に
基づき、下式(3)に従って、現在のGPS衛星受信時
刻(t) に対応する疑似距離補正値PRC(t) が演算算出
されるもので、この場合に、ディファレンシャル補正値
演算部39にて算出された現時刻対応の疑似距離補正値
PRC(t) は、データフォーマッタ41を介してRTC
Mフォーマットデータにフォーマッティングされ、前記
D・GPSレシーバ43のディファレンシャルデータC
PU46に出力される。
【0051】 PRC(t) =PRC(t-old) +[RRC(t-old) +ΔRRC×{(t) −(t-old) }] ×{(t)−(t-old) } …式(3) つまり、ディファレンシャル補正値演算部39は、DA
RCデータの更新に伴なうD・GPS用データの更新時
には、その更新された補正値データPRC,RRCの作
成時刻(t0)と現在のGPS衛星受信時刻(t) との差に応
じた、現時刻対応の疑似距離補正値PRC(t) を、前記
式(1)に従って演算生成し、その距離変化率補正値R
RC(t) と共にRTCMデータに変換してD・GPSレ
シーバ43に出力する。
【0052】また、前記D・GPS用データの更新時以
外のGPS衛星受信時刻の更新時には、前記D・GPS
用データの更新時において演算生成された疑似距離補正
値PRC(t-old) に対し、その距離変化率補正値RRC
(t-old) に該距離変化率補正値RRCの単位時間当りの
変化率ΔRRCの現時刻(t) までの時間経過分「ΔRR
C×{(t) −(t-old) }」を加えてなる距離変化率補正
値RRC(t) の時間経過分「RRC(t) ×{(t) −(t-o
ld) }」を加算した、現時刻対応の疑似距離補正値PR
C(t) を、前記式(3)に従って演算生成し、RTCM
データに変換してD・GPSレシーバ43に出力する。
【0053】これにより、前記D・GPSレシーバ43
の測位CPU45では、各衛星からの受信信号に基づき
計算される個々の衛星との疑似距離PRmが、距離変化
率補正値RRCそのものの時間的変化をも考慮して常に
正確にディファレンシャル補正されて計算されるように
なり、FM多重DARCデータの受信不能によりD・G
PS用データの更新が欠落した場合でも、誤差のない疑
似距離補正値PRC(t) が得られ、高精度な移動位置計
測処理が行なわれるようになる。
【0054】図2は前記ディファレンシャルGPSのD
ARC→RTCM変換器34におけるディファレンシャ
ル補正値演算部39にて行なわれるディファレンシャル
補正値生成処理を示すフローチャートである。
【0055】図3は前記ディファレンシャルGPSのデ
ィファレンシャル補正値生成処理による時間経過に伴な
う補正値演算結果の変化状態を時刻t10 でのDARCデ
ータの更新が欠落した場合に対応付けて示す図である。
【0056】すなわち、例えば時刻t0において、D・G
PSレシーバ43からDARC→RTCM変換器34の
時刻データ抽出部40を介して抽出されるGPS衛星受
信時刻に基づき、該GPS衛星受信時刻の1秒間隔の更
新が判断されると共に、FM多重デコーダ33にて復調
分離されるDARCデータの5秒間隔の更新が判断され
ると、ディファレンシャルデータ抽出部35にて抽出さ
れるD・GPS用データに含まれる補正値作成時刻と前
記GPS衛星受信時刻との時刻差、及びPRC抽出部3
6,RRC抽出部37により抽出される疑似距離補正値
PRC,距離変化率補正値RRCに基づき、現在の衛星
受信時刻t0に合わせた疑似距離補正値PRC(0) ,距離
変化率補正値RRC(0) が演算生成され、補正値メモリ
38に保存される(ステップS1→S2→S3)。
【0057】また、これと共に、時刻t-5 における前回
のDARCデータの更新に伴ない前記補正値メモリ38
に記憶されている距離変化率補正値RRC(-5)と今回の
時刻t0でのDARCデータの更新に伴ない補正値メモリ
38に記憶された距離変化率補正値RRC(0) との変化
量「RRC(0) −RRC(-5)」、及び前回のDARCデ
ータ更新時(-5)から今回のDARCデータ更新時(0) ま
での経過時間(5) に基づき、単位時間当りの距離変化率
補正値RRCそれ自体の変化率ΔRRC「={RRC
(0) −RRC(-5)}/5」が演算算出され、補正値メモ
リ38に保存される(ステップS4)。
【0058】すると、前記ステップS3において、補正
値メモリ38に保存された現在の衛星受信時刻t0に合わ
せたディファレンシャル補正値PRC(0) ,RRC(0)
がデータフォーマッタ41を介してRTCMフォーマッ
トデータにフォーマッティングされ、前記D・GPSレ
シーバ43のディファレンシャルデータCPU46に送
出される(ステップS5)。
【0059】この場合、前記時刻t0でのDARCデータ
の更新に従って演算算出されD・GPSレシーバ43に
送出される、衛星受信時刻t0に合わせた疑似距離補正値
RPC(0) ,距離変化率補正値RRC(0) には、該衛星
受信時刻t0との間に時刻差は生じないので、D・GPS
レシーバ43に与えられる時刻t0の疑似距離補正値PR
C(t0)は、距離変化率補正値RRC(0) が実質“0”に
なることで疑似距離補正値PRC(0) そのものとなり、
現時点の衛星受信信号に基づき計測された疑似距離PR
m(t0)に対するディファレンシャル補正処理「PR=P
Rm(t0)+PRC(t0)」が行なわれる。
【0060】そして、前記時刻t0から例えば1秒が経過
した時刻t1において、D・GPSレシーバ43からDA
RC→RTCM変換器34の時刻データ抽出部40を介
して抽出されるGPS衛星受信時刻に基づき、該GPS
衛星受信時刻の1秒間隔の更新が判断されると共に、F
M多重デコーダ33にて復調分離されるDARCデータ
の更新はないと判断されると、前記時刻t0でのDARC
データ更新時に補正値メモリ38に保存されているその
時点のGPS衛星受信時刻t0に合わせたディファレンシ
ャル補正値PRC(0) ,RRC(0) と距離変化率補正値
RRCそれ自体の単位時間当りの変化率ΔRRC「=
{RRC(0) −RRC(-5)}/5」、及び前記DARC
データ更新時t0から現在の衛星受信時刻t1までの経過時
間“1”に基づき、現在のGPS衛星受信時刻t1に対応
する疑似距離補正値PRC(t1)が演算算出され、RTC
Mフォーマットデータとして前記D・GPSレシーバ4
3のディファレンシャルデータCPU46に送出される
(ステップS1→S2→S6,S5)。
【0061】この場合、前記時刻t0でのDARCデータ
更新時と現在の衛星受信時刻t1との時刻差は1秒なの
で、D・GPSレシーバ43に与えられる時刻t1の疑似
距離補正値PRC(t1)は、前記式(3)に対応させた下
式(4)に従って算出され、現時点の衛星受信信号に基
づき計測された疑似距離PRm(t1)に対するディファレ
ンシャル補正処理「PR=PRm(t1)+PRC(t1)」が
行なわれる。
【0062】 PRC(t1)=PRC(0) +[RRC(0) +ΔRRC×1]×1 …式(4) 但し、ΔRRC={RRC(0) −RRC(-5)}/5 さらに、前記時刻t0から例えば2秒が経過した時刻t2に
おいて、D・GPSレシーバ43からDARC→RTC
M変換器34の時刻データ抽出部40を介して抽出され
るGPS衛星受信時刻に基づき、該GPS衛星受信時刻
の1秒間隔の更新が判断されると共に、FM多重デコー
ダ33にて復調分離されるDARCデータの更新はない
と判断されると、前記時刻t1での処理同様に、前記時刻
t0でのDARCデータ更新時に補正値メモリ38に保存
されているその時点のGPS衛星受信時刻t0に合わせた
ディファレンシャル補正値PRC(0) ,RRC(0) と距
離変化率補正値RRCそれ自体の単位時間当りの変化率
ΔRRC「={RRC(0)−RRC(-5)}/5」、及び
前記DARCデータ更新時t0から現在の衛星受信時刻t2
までの経過時間“2”に基づき、現在のGPS衛星受信
時刻t2に対応する疑似距離補正値PRC(t2)が演算算出
され、RTCMフォーマットデータとして前記D・GP
Sレシーバ43のディファレンシャルデータCPU46
に送出される(ステップS1→S2→S6,S5)。
【0063】この場合、前記時刻t0でのDARCデータ
更新時と現在の衛星受信時刻t2との時刻差は2秒なの
で、D・GPSレシーバ43に与えられる時刻t2の疑似
距離補正値PRC(t2)は、前記式(3)に対応させた下
式(5)に従って算出され、現時点の衛星受信信号に基
づき計測された疑似距離PRm(t2)に対するディファレ
ンシャル補正処理「PR=PRm(t2)+PRC(t2)」が
行なわれる。
【0064】 PRC(t2)=PRC(0) +[RRC(0) +ΔRRC×2]×2 …式(5) 但し、ΔRRC={RRC(0) −RRC(-5)}/5 この後、前記時刻t0から5秒が経過した時刻t5におい
て、D・GPSレシーバ43からDARC→RTCM変
換器34の時刻データ抽出部40を介して抽出されるG
PS衛星受信時刻に基づき、該GPS衛星受信時刻の1
秒間隔の更新が判断されると共に、FM多重デコーダ3
3にて復調分離されるDARCデータの5秒間隔の更新
が判断されると、ディファレンシャルデータ抽出部35
にて抽出されるD・GPS用データに含まれる補正値作
成時刻と前記GPS衛星受信時刻との時刻差、及びPR
C抽出部36,RRC抽出部37により抽出される疑似
距離補正値PRC,距離変化率補正値RRCに基づき、
現在の衛星受信時刻t5に合わせた疑似距離補正値PRC
(5) ,距離変化率補正値RRC(5) が演算生成され、補
正値メモリ38に保存される(ステップS1→S2→S
3)。
【0065】また、これと共に、時刻t0における前回の
DARCデータの更新に伴ない前記補正値メモリ38に
記憶されている距離変化率補正値RRC(0) と今回の時
刻t5でのDARCデータの更新に伴ない補正値メモリ3
8に記憶された距離変化率補正値RRC(5) との変化量
「RRC(5) −RRC(0) 」、及び前回のDARCデー
タ更新時(0) から今回のDARCデータ更新時(5) まで
の経過時間(5) に基づき、距離変化率補正値RRCそれ
自体の単位時間当りの変化率ΔRRC「={RRC(5)
−RRC(0) }/5」が演算算出され、補正値メモリ3
8に保存される(ステップS4)。
【0066】すると、前記ステップS3において、補正
値メモリ38に保存された現在の衛星受信時刻t5に合わ
せたディファレンシャル補正値PRC(5) ,RRC(5)
がデータフォーマッタ41を介してRTCMフォーマッ
トデータにフォーマッティングされ、前記D・GPSレ
シーバ43のディファレンシャルデータCPU46に送
出される(ステップS5)。
【0067】この場合、前記時刻t5でのDARCデータ
の更新に従って演算算出されD・GPSレシーバ43に
送出される、衛星受信時刻t5に合わせた疑似距離補正値
RPC(5) ,距離変化率補正値RRC(5) には、該衛星
受信時刻t5との間に時刻差は生じないので、D・GPS
レシーバ43に与えられる時刻t5の疑似距離補正値PR
C(t5)は、距離変化率補正値RRC(5) が実質“0”に
なることで疑似距離補正値PRC(5) そのものとなり、
現時点の衛星受信信号に基づき計測された疑似距離PR
m(t5)に対するディファレンシャル補正処理「PR=P
Rm(t5)+PRC(t5)」が行なわれる。
【0068】そして、前記時刻t5から5秒が経過した時
刻t10 において、例えば移動体がFM受信不能な場所を
通過したことで、DARCデータの更新がないままに、
GPS衛星受信時刻の1秒間隔の更新が判断されると、
前記時刻t5でのDARCデータ更新時に補正値メモリ3
8に保存されているその時点のGPS衛星受信時刻t5に
合わせたディファレンシャル補正値PRC(5) ,RRC
(5) と距離変化率補正値RRCそれ自体の単位時間当り
の変化率ΔRRC「={RRC(5) −RRC(0) }/
5」、及び前記DARCデータ更新時t5から現在の衛星
受信時刻t10 までの経過時間“5”に基づき、現在のG
PS衛星受信時刻t10 に対応する疑似距離補正値PRC
(t10) が演算算出され、RTCMフォーマットデータと
して前記D・GPSレシーバ43のディファレンシャル
データCPU46に送出される(ステップS1→S2→
S6,S5)。
【0069】この場合、前記時刻t5でのDARCデータ
更新時と現在の衛星受信時刻t10 との時刻差は5秒なの
で、D・GPSレシーバ43に与えられる時刻t10 の疑
似距離補正値PRC(t10) は、前記式(3)に対応させ
た下式(6)に従って算出され、現時点の衛星受信信号
に基づき計測された疑似距離PRm(t10) に対するディ
ファレンシャル補正処理「PR=PRm(t10) +PRC
(t10) 」が行なわれる。
【0070】 PRC(t10) =PRC(5) +[RRC(5) +ΔRRC×5]×5 …式(6) 但し、ΔRRC={RRC(5) −RRC(0) }/5 さらに、前記時刻t5からDARCデータの更新がないま
まに9秒も経過した時刻t14 において、GPS衛星受信
時刻の1秒間隔の更新が判断されると、前記時刻t10 で
の処理同様に、時刻t5でのDARCデータ更新時に補正
値メモリ38に保存されているその時点のGPS衛星受
信時刻t5に合わせたディファレンシャル補正値PRC
(5) ,RRC(5) と距離変化率補正値RRCそれ自体の
単位時間当りの変化率ΔRRC「={RRC(5) −RR
C(0) }/5」、及び前記DARCデータ更新時t5から
現在の衛星受信時刻t14 までの経過時間“9”に基づ
き、現在のGPS衛星受信時刻t14 に対応する疑似距離
補正値PRC(t14) が演算算出され、RTCMフォーマ
ットデータとして前記D・GPSレシーバ43のディフ
ァレンシャルデータCPU46に送出される(ステップ
S1→S2→S6,S5)。
【0071】この場合、前記時刻t5でのDARCデータ
更新時と現在の衛星受信時刻t14 との時刻差は9秒なの
で、D・GPSレシーバ43に与えられる時刻t14 の疑
似距離補正値PRC(t14) は、前記式(3)に対応させ
た下式(7)に従って算出され、現時点の衛星受信信号
に基づき計測された疑似距離PRm(t14) に対するディ
ファレンシャル補正処理「PR=PRm(t14) +PRC
(t14) 」が行なわれる。
【0072】 PRC(t14) =PRC(5) +[RRC(5) +ΔRRC×9]×9 …式(7) 但し、ΔRRC={RRC(5) −RRC(0) }/5 したがって、前記構成のディファレンシャルGPSによ
れば、D・GPSレシーバ43から時刻データ抽出部4
0を介して抽出される1秒間隔の測位用GPS衛星受信
時刻が更新されると共に、FM放送に多重化されて受信
されるDARCデータが更新された際には、該DARC
データからディファレンシャルデータ抽出部35を介し
て抽出されるD・GPS用データの疑似距離補正値PR
C,距離変化率補正値RRC、及びその補正値作成時刻
(t0)、そして、前記時刻データ抽出部40を介して抽出
される現在のGPS衛星受信時刻(t) に基づき、ディフ
ァレンシャル補正値演算部39により、現時刻対応の疑
似距離補正値PRC(t) ,距離変化率補正値RRC(t)
を演算生成して補正値メモリ38に保存し、RTMCデ
ータに変換して前記D・GPSレシーバ43のディファ
レンシャルデータCPU46に送出すると共に、前回の
DARCデータ更新時(t-1) に前記補正値メモリ38に
記憶された距離変化率補正値RRC(t-1) と前記現時刻
対応の距離変化率補正値RRC(t) との変化量「RRC
(t) −RRC(t-1) 」、及び前回DARC更新時から今
回DARC更新時までの経過時間「(t) −(t-1) 」に基
づき、該距離変化率補正値RRCの単位時間当りの変化
率ΔRRCを演算算出して補正値メモリ38に保存し、
DARCデータの更新が無く測位用GPS衛星受信時刻
のみ更新された際には、直前のDARCデータ更新時に
おいて補正値メモリ38に記憶されたその時刻対応の疑
似距離補正値PRC(t-old) ,距離変化率補正値RRC
(t-old) 、及び距離変化率補正値RRCの単位時間当り
の変化率ΔRRC、時刻データ抽出部40を介して抽出
される現在のGPS衛星受信時刻(t) に基づき、その疑
似距離補正値PRC(t-old) に対し、距離変化率補正値
RRC(t-old) とその単位時間当りの変化率ΔRRCの
経過時間分「ΔRRC×{(t) −(t-old) }」とを加え
てなる現時刻対応の距離変化率補正値RRC(t) の経過
時間分「RRC(t) {(t) −(t-old) }」を加算した現
時刻対応の疑似距離補正値PRC(t) を演算算出し、R
TCMデータに変換して前記D・GPSレシーバ43の
ディファレンシャルデータCPU46に送出するので、
DARCデータの更新時には、現在のGPS衛星受信時
刻(t) に対応させた最新の疑似距離補正値PRC(t) で
GPSレシーバ43にて計測される疑似距離PRm(t)
をディファレンシャル補正でき、また、DARCデータ
の更新がなされない該DARCデータ更新時相互間にあ
っても、直前のDARCデータ更新時(t-old) からの距
離変化率補正値RRC(t-old) そのものの時間的変化率
ΔRRCを考慮した現時刻対応の距離変化率補正値RR
C(t) によって疑似距離補正値(t-old) を補正した現時
刻対応の疑似距離補正値(t) でGPSレシーバ43にて
計測される疑似距離PRm(t) をディファレンシャル補
正できる。
【0073】よって、常に高精度な疑似距離補正値PR
Cをもって計測疑似距離PRmの補正を行ない、移動体
の移動位置を測位できるようになり、例えば移動体がF
M受信不能な場所を通過した際に、DARCデータの更
新が欠落した場合でも、常に誤差のない疑似距離補正値
PRCを得て、高精度な移動位置計測処理を行なうこと
ができる。
【0074】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係わ
る測位方式によれば、DARCデータから抽出される距
離変化率補正値RRCの時間的変化が算出され、GPS
衛星受信時刻が更新された際には、前記算出された距離
変化率補正値RRCの時間的変化を考慮した現時刻(t)
対応の距離変化率補正値RRC(t) に基づき、直前のD
ARCデータ更新時の疑似距離補正値PRC(t-old) が
補正され現時刻対応の疑似距離補正値PRC(t) が算出
されるようにる。
【0075】また、本発明の請求項2に係わる測位方式
によれば、FM信号に多重化されたDARCデータが更
新された場合には、該更新されたDARCデータから抽
出される疑似距離補正値PRC及び距離変化率補正値R
RC、及び当該補正値PRC,RRCの作成時刻(t0)と
現在のGPS衛星受信時刻(t) との時刻差「(t)-(t0)」
に基づき、前記疑似距離補正値PRC(t0)が距離変化率
補正値RRC「(t)-(t0)」により補正されて現在時刻に
対応する疑似距離補正値PRC(t) が算出記憶されると
共に、前回のDARCデータ更新時の距離変化率補正値
RRC(t-1) と今回のDARCデータ更新時の距離変化
率補正値RRC(t) との変化量、及びその経過時間
「(t)-(t-1) 」に基づき、該距離変化率補正値RRCの
時間的変化が算出記憶され、前記FM信号に多重化され
たDARCデータが更新されず、GPS衛星受信時刻が
更新された際には、前記直前のDARCデータ更新時に
算出記憶された当時の疑似距離補正値PRC(t-old) 、
及びその距離変化率補正値RRC(t-old) に前記直前の
DARCデータ更新時に算出記憶された距離変化率補正
値RRCの時間的変化を加味した現在時刻対応の距離変
化率補正値RRC(t) 、及び前記直前のDARCデータ
更新時からの現在のGPS衛星受信時刻までの経過時間
「(t)-(t-old) 」に基づき、現在時刻に対応する疑似距
離補正値PRC(t) が算出されるようになる。
【0076】これにより、例えばFM受信不能な場所の
通過に伴ない、FM多重放送として受信されるDARC
データの更新が欠落した場合でも、ディファレンシャル
補正値の誤差が大きくなることなく、高精度な測位結果
を得ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の測位方式を実施したディファレンシャ
ルGPSにおいて移動体に搭載されるFM多重レシーバ
及びD・GPSレシーバの電子回路の構成を示すブロッ
ク図。
【図2】前記ディファレンシャルGPSのDARC→R
TCM変換器におけるディファレンシャル補正値演算部
にて行なわれるディファレンシャル補正値生成処理を示
すフローチャート。
【図3】前記ディファレンシャルGPSのディファレン
シャル補正値生成処理による時間経過に伴なう補正値演
算結果の変化状態を時刻t10 でのDARCデータの更新
が欠落した場合に対応付けて示す図。
【図4】FM多重放送を利用したディファレンシャルG
PSの全体構成を示す図。
【図5】FM放送に多重化されるDARC伝送フレーム
の構成を示す図。
【図6】前記DARC伝送フレームの2パケットに割当
てられたD・GPS用のデータの内容を示す図。
【図7】前記D・GPS用データとして与えられた各衛
星の補正データセットの内容を示す図。
【図8】従来のD・GPSの移動体に搭載されるD・G
PSレシーバ及びFM多重レシーバの構成を示すブロッ
ク図。
【図9】前記従来のD・GPSのDARC→RTCM変
換器におけるディファレンシャル補正値生成処理を示す
フローチャート。
【図10】前記従来のD・GPSにおける時間経過に伴
なうディファレンシャル補正値演算結果の変化状態を示
す図。
【図11】前記従来のD・GPSにおいて時刻t10 での
DARCデータの更新が欠落した場合の時間経過に伴な
うディファレンシャル補正値演算結果の変化状態を示す
図。
【符号の説明】
11…D・GPS固定基準局、12a,12b,…GP
S衛星、13…FM多重DARCデータ制御部、14…
変調器、15…FM局の送信器、16…送信アンテナ、
17…移動体、31…FMアンテナ、32…FMチュー
ナ、33…FM多重デコーダ、34…DARC→RTC
M変換器、35…ディファレンシャルデータ抽出部、3
6…PRC抽出部、37…RRC抽出部、38…補正値
メモリ、39…ディファレンシャル補正値演算部、40
…時刻データ抽出部、41…データフォーマッタ、42
…GPSアンテナ、43…GPSレシーバ、44…GP
Sセンサ、45…測位CPU、46…ディファレンシャ
ルデータCPU、47…モニタ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の衛星から受信される信号に基づい
    て計測される測位情報を、FM信号に一定時間毎に更新
    されて多重化された多重データから抽出される第1の補
    正データ及びこの第1の補正データの単位時間当りの変
    化率を示す第2の補正データに基づいて補正する測位方
    式において、 前記多重データから抽出される第2の補正データの時間
    的変化を算出する第2補正データ変化演算手段と、 前記測位情報計測用の衛星受信時刻が更新された際に、
    前記第2補正データ変化演算手段により算出された第2
    の補正データの時間的変化を考慮した第2の補正データ
    に基づき前記第1の補正データを補正して前記測位情報
    の補正データを算出する補正データ演算手段とを具備し
    たことを特徴とする測位方式。
  2. 【請求項2】 複数の衛星から受信される信号に基づい
    て計測される測位情報を、FM信号に一定時間毎に更新
    されて多重化された多重データから抽出される第1の補
    正データ及びこの第1の補正データの単位時間当りの変
    化率を示す第2の補正データに基づいて補正する測位方
    式において、 前記FM信号に多重化された多重データが更新された際
    に、該更新された多重データから抽出される第1及び第
    2の補正データ、及び当該補正データの作成時刻と現在
    の測位情報計測用衛星受信時刻との時刻差に基づき、前
    記第1の補正データを第2の補正データで補正して現在
    の計測時刻に対応する前記測位情報の補正データを算出
    する多重データ更新時の補正データ演算手段と、 この多重データ更新時の補正データ演算手段により算出
    された測位情報補正データを第2の補正データと共に記
    憶する補正データ記憶手段と、 前記FM信号に多重化された多重データが更新された際
    に、該更新された多重データから抽出される第2の補正
    データと前回の多重データ更新時に前記補正データ記憶
    手段に記憶された第2の補正データとの変化量、及び前
    回の多重データ更新時から今回の多重データ更新時まで
    の経過時間に基づき、該第2の補正データの時間的変化
    を算出する第2補正データ変化演算手段と、 この第2補正データ変化演算手段により算出された第2
    の補正データの時間的変化を記憶する第2補正データ変
    化記憶手段と、 前記FM信号に多重化された多重データが更新されず、
    前記測位情報計測用の衛星受信時刻が更新された際に、
    前記多重データの更新時に対応して前記補正データ記憶
    手段に記憶された当時の測位情報補正データ、及び前記
    補正データ記憶手段に記憶された第2の補正データに前
    記第2補正データ変化記憶手段に記憶された第2の補正
    データの時間的変化を加味した現在時刻対応の第2の補
    正データ、及び前記多重データ更新時からの現在の測位
    情報計測用の衛星受信時刻までの経過時間に基づき、現
    在の計測時刻に対応する前記測位情報の補正データを算
    出する多重データ未更新時の補正データ演算手段とを具
    備したことを特徴とする測位方式。
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