JPH08292861A - 付箋表示制御装置 - Google Patents
付箋表示制御装置Info
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- JPH08292861A JPH08292861A JP7117734A JP11773495A JPH08292861A JP H08292861 A JPH08292861 A JP H08292861A JP 7117734 A JP7117734 A JP 7117734A JP 11773495 A JP11773495 A JP 11773495A JP H08292861 A JPH08292861 A JP H08292861A
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-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING OR CALCULATING; COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F3/00—Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
- G06F3/01—Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
- G06F3/048—Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
- G06F3/0481—Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] based on specific properties of the displayed interaction object or a metaphor-based environment, e.g. interaction with desktop elements like windows or icons, or assisted by a cursor's changing behaviour or appearance
- G06F3/0483—Interaction with page-structured environments, e.g. book metaphor
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING OR CALCULATING; COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F16/00—Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
- G06F16/90—Details of database functions independent of the retrieved data types
- G06F16/93—Document management systems
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Databases & Information Systems (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Data Mining & Analysis (AREA)
- Business, Economics & Management (AREA)
- General Business, Economics & Management (AREA)
- Human Computer Interaction (AREA)
- User Interface Of Digital Computer (AREA)
- Processing Or Creating Images (AREA)
- Digital Computer Display Output (AREA)
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数のページを重ね表示した場合にあっても
付箋を常に表示させる。 【構成】 付箋を添付した文書を複数ページ互いにずら
せて重ね表示する付箋表示制御装置において、表示デー
タテーブル4に各ページの重ね順序情報及び大きさ情報
とページに対応した各付箋の添付位置情報及び大きさ情
報を格納し、上層ページ或いは上層ページの付箋に対す
る下層ページの付箋の重なりを各ページの重ね順序情報
及び大きさ情報並びに各付箋の添付位置情報及び大きさ
情報に基づいて付箋制御部7で判定し、更に、上層ペー
ジ或いは上層ページの付箋によって下層ページの付箋が
覆い隠されている場合には、付箋制御部7が下層ページ
の付箋の添付位置情報やサイズを変更し或いは上層ペー
ジの付箋のサイズを縮小し、添付位置やサイズの変更に
よって下層ページの付箋も出力部2に表示させる。
付箋を常に表示させる。 【構成】 付箋を添付した文書を複数ページ互いにずら
せて重ね表示する付箋表示制御装置において、表示デー
タテーブル4に各ページの重ね順序情報及び大きさ情報
とページに対応した各付箋の添付位置情報及び大きさ情
報を格納し、上層ページ或いは上層ページの付箋に対す
る下層ページの付箋の重なりを各ページの重ね順序情報
及び大きさ情報並びに各付箋の添付位置情報及び大きさ
情報に基づいて付箋制御部7で判定し、更に、上層ペー
ジ或いは上層ページの付箋によって下層ページの付箋が
覆い隠されている場合には、付箋制御部7が下層ページ
の付箋の添付位置情報やサイズを変更し或いは上層ペー
ジの付箋のサイズを縮小し、添付位置やサイズの変更に
よって下層ページの付箋も出力部2に表示させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文書を複数ページ重ね
て表示する文書処理装置に関し、特に、文書に添付した
付箋の重なり表示を回避させる付箋表示制御装置に関す
る。
て表示する文書処理装置に関し、特に、文書に添付した
付箋の重なり表示を回避させる付箋表示制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、文書をディスプレイ画面にマ
ルチウインドウ表示し、これら文書をページ単位で処理
する文書処理装置においては、文書ページに付箋を添付
して所望のページを容易に検索できるようにすることが
提案されている(情報処理学会、第38回全国大会講演
論文集(II)、p1096〜p1097、「Actipedia−
電子本(ACTEK)」、谷川英和 他)。
ルチウインドウ表示し、これら文書をページ単位で処理
する文書処理装置においては、文書ページに付箋を添付
して所望のページを容易に検索できるようにすることが
提案されている(情報処理学会、第38回全国大会講演
論文集(II)、p1096〜p1097、「Actipedia−
電子本(ACTEK)」、谷川英和 他)。
【0003】また、単に文書ページに付箋を添付するだ
けではなく、マルチウインドウ表示可能な文書処理装置
において、付箋ウインドウを文書ページとリンクさせる
とともに付箋ウインドウを文書ページからはみ出させて
添付可能とし、複数の文書ページを重ねて表示した場合
でも付箋のはみ出し部分が表示されるようにする提案が
なされている(特開平5−40594号公報)。この提
案によれば、複数の文書ページを束ねたように重ねて表
示した場合に合っても、はみ出して表示されている付箋
によって文書ページを容易に検索することができる。
けではなく、マルチウインドウ表示可能な文書処理装置
において、付箋ウインドウを文書ページとリンクさせる
とともに付箋ウインドウを文書ページからはみ出させて
添付可能とし、複数の文書ページを重ねて表示した場合
でも付箋のはみ出し部分が表示されるようにする提案が
なされている(特開平5−40594号公報)。この提
案によれば、複数の文書ページを束ねたように重ねて表
示した場合に合っても、はみ出して表示されている付箋
によって文書ページを容易に検索することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように付箋を文書ページからはみ出させて添付させて
も、複数の文書ページを重ねて表示したときに下層のペ
ージに添付した付箋が上層のページに添付した付箋によ
って覆い隠されてしまう場合がある。このような場合に
は、下層ページの付箋は表示されないこととなるため、
当該ページの検索を行うことができないという問題があ
った。
ように付箋を文書ページからはみ出させて添付させて
も、複数の文書ページを重ねて表示したときに下層のペ
ージに添付した付箋が上層のページに添付した付箋によ
って覆い隠されてしまう場合がある。このような場合に
は、下層ページの付箋は表示されないこととなるため、
当該ページの検索を行うことができないという問題があ
った。
【0005】また、文書ページを少しずつ互いにずらせ
て重ね表示し、複数ページの束の厚みを表現するような
場合には、下層ページの付箋が上層の文書ページ自体に
よって覆い隠されてしまう場合もあり、上記と同様な問
題が生じていた。このような事態は縦置きの文書ページ
と横置きの文書ページとを混在させて重ね表示する場合
にも生じ、文書ページの重ね方によっては下層ページの
付箋が上層の文書ページ自体によって覆い隠されてしま
う。
て重ね表示し、複数ページの束の厚みを表現するような
場合には、下層ページの付箋が上層の文書ページ自体に
よって覆い隠されてしまう場合もあり、上記と同様な問
題が生じていた。このような事態は縦置きの文書ページ
と横置きの文書ページとを混在させて重ね表示する場合
にも生じ、文書ページの重ね方によっては下層ページの
付箋が上層の文書ページ自体によって覆い隠されてしま
う。
【0006】本発明は上記従来の事情に鑑みなされたも
ので、複数のページを重ね表示した場合にあっても付箋
を常に表示させる付箋表示制御装置を提供することを目
的とする。また、重ね表示された複数の文書をページ送
りした際に自動的に付箋の位置や大きさを変更して下層
ページの付箋を常に表示させる付箋表示制御装置を提供
することを目的とする。
ので、複数のページを重ね表示した場合にあっても付箋
を常に表示させる付箋表示制御装置を提供することを目
的とする。また、重ね表示された複数の文書をページ送
りした際に自動的に付箋の位置や大きさを変更して下層
ページの付箋を常に表示させる付箋表示制御装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載した付箋表示制御装置は、付箋を添
付した文書を複数ページ重ねて表示する付箋表示制御装
置において、各ページの重ね順序情報とページに対応し
た各付箋の添付位置情報及び大きさ情報を格納する記憶
手段と、上層ページの付箋に対する下層ページの付箋の
重なりを各ページの重ね順序情報並びに付箋の添付位置
情報及び大きさ情報に基づいて判定する判定手段と、判
定の結果に基づいて添付位置情報を変更して記憶手段の
格納内容を書き換える変更手段と、記憶手段の格納内容
に基づいて文書及び付箋を表示出力する出力手段と、を
備えたことを特徴とする。
め、請求項1に記載した付箋表示制御装置は、付箋を添
付した文書を複数ページ重ねて表示する付箋表示制御装
置において、各ページの重ね順序情報とページに対応し
た各付箋の添付位置情報及び大きさ情報を格納する記憶
手段と、上層ページの付箋に対する下層ページの付箋の
重なりを各ページの重ね順序情報並びに付箋の添付位置
情報及び大きさ情報に基づいて判定する判定手段と、判
定の結果に基づいて添付位置情報を変更して記憶手段の
格納内容を書き換える変更手段と、記憶手段の格納内容
に基づいて文書及び付箋を表示出力する出力手段と、を
備えたことを特徴とする。
【0008】また、請求項2に記載した付箋表示制御装
置は、付箋を添付した文書を複数ページ重ねて表示する
付箋表示制御装置において、各ページの重ね順序情報と
ページに対応した各付箋の添付位置情報及び大きさ情報
を格納する記憶手段と、上層ページの付箋に対する下層
ページの付箋の重なりを各ページの重ね順序情報並びに
付箋の添付位置情報及び大きさ情報に基づいて判定する
判定手段と、判定の結果に基づいて大きさ情報を変更し
て記憶手段の格納内容を書き換える変更手段と、記憶手
段の格納内容に基づいて文書及び付箋を表示出力する出
力手段と、を備えたことを特徴とする。
置は、付箋を添付した文書を複数ページ重ねて表示する
付箋表示制御装置において、各ページの重ね順序情報と
ページに対応した各付箋の添付位置情報及び大きさ情報
を格納する記憶手段と、上層ページの付箋に対する下層
ページの付箋の重なりを各ページの重ね順序情報並びに
付箋の添付位置情報及び大きさ情報に基づいて判定する
判定手段と、判定の結果に基づいて大きさ情報を変更し
て記憶手段の格納内容を書き換える変更手段と、記憶手
段の格納内容に基づいて文書及び付箋を表示出力する出
力手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】また、請求項3に記載した付箋表示制御装
置は、付箋を添付した文書を複数ページ互いにずらせて
重ね表示する付箋表示制御装置において、各ページの重
ね順序情報及び大きさ情報とページに対応した各付箋の
添付位置情報及び大きさ情報を格納する記憶手段と、上
層ページに対する下層ページの付箋の重なりを各ページ
の重ね順序情報及び大きさ情報並びに各付箋の添付位置
情報及び大きさ情報に基づいて判定する判定手段と、判
定の結果に基づいて下層ページの付箋の添付位置情報を
変更して記憶手段の格納内容を書き換える変更手段と、
記憶手段の格納内容に基づいて文書及び付箋を表示出力
する出力手段と、を備えたことを特徴とする。
置は、付箋を添付した文書を複数ページ互いにずらせて
重ね表示する付箋表示制御装置において、各ページの重
ね順序情報及び大きさ情報とページに対応した各付箋の
添付位置情報及び大きさ情報を格納する記憶手段と、上
層ページに対する下層ページの付箋の重なりを各ページ
の重ね順序情報及び大きさ情報並びに各付箋の添付位置
情報及び大きさ情報に基づいて判定する判定手段と、判
定の結果に基づいて下層ページの付箋の添付位置情報を
変更して記憶手段の格納内容を書き換える変更手段と、
記憶手段の格納内容に基づいて文書及び付箋を表示出力
する出力手段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】また、請求項4に記載した付箋表示制御装
置は、付箋を添付した文書を複数ページ互いにずらせて
重ね表示する付箋表示制御装置において、各ページの重
ね順序情報及び大きさ情報とページに対応した各付箋の
添付位置情報及び大きさ情報を格納する記憶手段と、上
層ページに対する下層ページの付箋の重なりを各ページ
の重ね順序情報及び大きさ情報並びに各付箋の添付位置
情報及び大きさ情報に基づいて判定する判定手段と、判
定の結果に基づいて下層ページの付箋の大きさ情報を変
更して記憶手段の格納内容を書き換える変更手段と、記
憶手段の格納内容に基づいて文書及び付箋を表示出力す
る出力手段と、を備えたことを特徴とする。
置は、付箋を添付した文書を複数ページ互いにずらせて
重ね表示する付箋表示制御装置において、各ページの重
ね順序情報及び大きさ情報とページに対応した各付箋の
添付位置情報及び大きさ情報を格納する記憶手段と、上
層ページに対する下層ページの付箋の重なりを各ページ
の重ね順序情報及び大きさ情報並びに各付箋の添付位置
情報及び大きさ情報に基づいて判定する判定手段と、判
定の結果に基づいて下層ページの付箋の大きさ情報を変
更して記憶手段の格納内容を書き換える変更手段と、記
憶手段の格納内容に基づいて文書及び付箋を表示出力す
る出力手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】また、請求項5に記載した付箋表示制御装
置は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の付
箋表示制御装置において、判定手段及び変更手段による
処理は、入力手段から入力されたページ送り命令に基づ
いてなされることを特徴とする。
置は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の付
箋表示制御装置において、判定手段及び変更手段による
処理は、入力手段から入力されたページ送り命令に基づ
いてなされることを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1の付箋表示制御装置によれば、記憶手
段に格納されたページの重ね順序情報並びに付箋の添付
位置及び大きさ情報に基づいて、上層ページの付箋と下
層ページの付箋の重なりを判定する。この結果、付箋同
士の重なりがある場合には上層側或いは下層側の付箋の
添付位置情報を書き換え、これによって、付箋の添付位
置を変更して上層側の付箋と下層側の付箋とをずらせ、
下層側の付箋の少なくとも一部が表示されるようにす
る。また、請求項2の付箋表示制御装置によれば、上記
の判定の結果、付箋同士の重なりがある場合には上層側
或いは下層側の付箋の大きさ情報を書き換え、これによ
って、上層側の付箋を縮小する或いは下層側の付箋を拡
大する等して、下層側の付箋の少なくとも一部が表示さ
れるようにする。
段に格納されたページの重ね順序情報並びに付箋の添付
位置及び大きさ情報に基づいて、上層ページの付箋と下
層ページの付箋の重なりを判定する。この結果、付箋同
士の重なりがある場合には上層側或いは下層側の付箋の
添付位置情報を書き換え、これによって、付箋の添付位
置を変更して上層側の付箋と下層側の付箋とをずらせ、
下層側の付箋の少なくとも一部が表示されるようにす
る。また、請求項2の付箋表示制御装置によれば、上記
の判定の結果、付箋同士の重なりがある場合には上層側
或いは下層側の付箋の大きさ情報を書き換え、これによ
って、上層側の付箋を縮小する或いは下層側の付箋を拡
大する等して、下層側の付箋の少なくとも一部が表示さ
れるようにする。
【0013】また、請求項3及び請求項4の付箋表示制
御装置は、特に、複数のページを少しずつ互いにずらせ
て重ね表示し、複数ページの束の厚みを表現したり或い
は縦置きのページと横置きの文書ページとを混在させて
重ね表示する場合等に、有効な対処を行えるものであ
る。すなわち、請求項3の付箋表示制御装置によれば、
上層ページ自体と下層ページの付箋の重なり判定は、記
憶手段に格納されたページの重ね順序情報並びに付箋の
添付位置及び大きさ情報、更には、ページの大きさ情報
に基づいて行う。この判定の結果、上層のページに下層
ページの付箋が覆い隠されている場合には、下層ページ
の付箋の添付位置情報を書き換え、これによって、下層
側の付箋の添付位置を変更して上層ページに対する下層
側の付箋の位置をずらせ、下層側の付箋の少なくとも一
部が表示されるようにする。
御装置は、特に、複数のページを少しずつ互いにずらせ
て重ね表示し、複数ページの束の厚みを表現したり或い
は縦置きのページと横置きの文書ページとを混在させて
重ね表示する場合等に、有効な対処を行えるものであ
る。すなわち、請求項3の付箋表示制御装置によれば、
上層ページ自体と下層ページの付箋の重なり判定は、記
憶手段に格納されたページの重ね順序情報並びに付箋の
添付位置及び大きさ情報、更には、ページの大きさ情報
に基づいて行う。この判定の結果、上層のページに下層
ページの付箋が覆い隠されている場合には、下層ページ
の付箋の添付位置情報を書き換え、これによって、下層
側の付箋の添付位置を変更して上層ページに対する下層
側の付箋の位置をずらせ、下層側の付箋の少なくとも一
部が表示されるようにする。
【0014】また、また、請求項4の付箋表示制御装置
によれば、上記の判定の結果、上層のページに下層ペー
ジの付箋が覆い隠されている場合には、下層ページの付
箋の大きさ情報を書き換え、これによって、下層側の付
箋を拡大して上層ページからはみ出させるようにし、下
層側の付箋の少なくとも一部が表示されるようにする。
また、請求項5の付箋表示制御装置によれば、上記した
付箋の表示制御をページをめくるためのページ送り命令
の入力に基づいて行い、上層側のページや付箋と下層側
の付箋との関係が変化しても、下層側の付箋の少なくと
も一部が常に表示されるようにする。
によれば、上記の判定の結果、上層のページに下層ペー
ジの付箋が覆い隠されている場合には、下層ページの付
箋の大きさ情報を書き換え、これによって、下層側の付
箋を拡大して上層ページからはみ出させるようにし、下
層側の付箋の少なくとも一部が表示されるようにする。
また、請求項5の付箋表示制御装置によれば、上記した
付箋の表示制御をページをめくるためのページ送り命令
の入力に基づいて行い、上層側のページや付箋と下層側
の付箋との関係が変化しても、下層側の付箋の少なくと
も一部が常に表示されるようにする。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る付箋表示制御
装置を図面を参照して説明する。図1に示すように、付
箋制御装置は、データ入力部1、データ出力部2、表示
制御部3、表示データテーブル4、ページ制御部5、ペ
ージデータテーブル6、付箋制御部7、付箋データテー
ブル8、付箋クリッピングテーブル9を備えている。な
お、複数の文書ページを重ね表示し、これらのページに
付箋を添付して表示するマルチウインドウ制御部等も備
えられるが、これら技術は公知であるため、以下ではマ
ルチウインドウの表示制御に関する説明は省略する。
装置を図面を参照して説明する。図1に示すように、付
箋制御装置は、データ入力部1、データ出力部2、表示
制御部3、表示データテーブル4、ページ制御部5、ペ
ージデータテーブル6、付箋制御部7、付箋データテー
ブル8、付箋クリッピングテーブル9を備えている。な
お、複数の文書ページを重ね表示し、これらのページに
付箋を添付して表示するマルチウインドウ制御部等も備
えられるが、これら技術は公知であるため、以下ではマ
ルチウインドウの表示制御に関する説明は省略する。
【0016】データ入力部1はマウスやキーボード等の
データ入力装置とインタフェース装置とから構成されて
おり、ユーザはデータ入力部1から各種のデータや命令
を入力する。データ出力部2はディスプレイ装置やプリ
ンタ等から構成されており、ディスプレイ装置の画面に
は後述するように付箋を添付した文書ページの束が表示
される。
データ入力装置とインタフェース装置とから構成されて
おり、ユーザはデータ入力部1から各種のデータや命令
を入力する。データ出力部2はディスプレイ装置やプリ
ンタ等から構成されており、ディスプレイ装置の画面に
は後述するように付箋を添付した文書ページの束が表示
される。
【0017】表示制御部3はデータ入力部1からの入力
に基づいてページ制御部5や付箋制御部7に所定の処理
を行わせ、構成された付箋を添付した文書ページ束のデ
ータを表示データテーブル4から読み出して対応する画
像をデータ出力部2に表示出力させる。表示データテー
ブル4は読出書込自在なメモリから構成されており、図
2に示すような複数の文書ページに関するデータと各ペ
ージに対応した付箋に関するデータとが格納される。
に基づいてページ制御部5や付箋制御部7に所定の処理
を行わせ、構成された付箋を添付した文書ページ束のデ
ータを表示データテーブル4から読み出して対応する画
像をデータ出力部2に表示出力させる。表示データテー
ブル4は読出書込自在なメモリから構成されており、図
2に示すような複数の文書ページに関するデータと各ペ
ージに対応した付箋に関するデータとが格納される。
【0018】すなわち、ページに関するデータとして
は、重ね表示される文書ページの総数(N)、現時点で
最上層となるページ(カレントページ)のページ数、文
書ページの束の各ページのディスプレイ画面上での大き
さ(サイズ)、カレントページの記述内容データが格納
される。また、付箋に関するデータは文書ページの各ペ
ージ毎のデータが格納されており、各ページに添付され
る付箋の枚数、各付箋のディスプレイ画面上での添付位
置、各付箋のディスプレイ画面上での大きさが格納され
る。なお、本実施例では、文書ページ及び付箋に関する
データは表示データテーブル4にディスプレイ画面に表
示されるイメージデータとして格納されている。また、
この表示データテーブル4は特許請求の範囲に記載した
記憶手段に該当する。
は、重ね表示される文書ページの総数(N)、現時点で
最上層となるページ(カレントページ)のページ数、文
書ページの束の各ページのディスプレイ画面上での大き
さ(サイズ)、カレントページの記述内容データが格納
される。また、付箋に関するデータは文書ページの各ペ
ージ毎のデータが格納されており、各ページに添付され
る付箋の枚数、各付箋のディスプレイ画面上での添付位
置、各付箋のディスプレイ画面上での大きさが格納され
る。なお、本実施例では、文書ページ及び付箋に関する
データは表示データテーブル4にディスプレイ画面に表
示されるイメージデータとして格納されている。また、
この表示データテーブル4は特許請求の範囲に記載した
記憶手段に該当する。
【0019】ページ制御部5は、表示制御部3からの指
示に基づいて表示すべき文書ページのデータをページデ
ータテーブル6から読み出し、表示データテーブル4の
所定のアドレスに書き込む処理を行う。ページデータテ
ーブル6は少なくとも読出自在なメモリから構成されて
おり、図3に示すように複数の文書ページに関するデー
タとして、重ね表示される文書ページの総数(N)、各
ページの大きさ(サイズ)、各ページの記述内容データ
(テキスト、制御文字等のデータ)が格納されている。
示に基づいて表示すべき文書ページのデータをページデ
ータテーブル6から読み出し、表示データテーブル4の
所定のアドレスに書き込む処理を行う。ページデータテ
ーブル6は少なくとも読出自在なメモリから構成されて
おり、図3に示すように複数の文書ページに関するデー
タとして、重ね表示される文書ページの総数(N)、各
ページの大きさ(サイズ)、各ページの記述内容データ
(テキスト、制御文字等のデータ)が格納されている。
【0020】付箋制御部7は、表示制御部3からの指示
に基づいて表示すべき付箋に関するデータを付箋データ
テーブル8から読み出し、更に、必要に応じて付箋クリ
ッピングテーブル9を参照して付箋に関する表示処理を
行い、付箋に関するデータを表示データテーブル4の所
定のアドレスに書き込む処理を行う。付箋データテーブ
ル8は少なくとも読出自在なメモリから構成されてお
り、図4に示すように付箋に関するデータとして、各文
書ページに添付される付箋の枚数、各付箋の添付位置、
各付箋の大きさについてのデータが格納されている。
に基づいて表示すべき付箋に関するデータを付箋データ
テーブル8から読み出し、更に、必要に応じて付箋クリ
ッピングテーブル9を参照して付箋に関する表示処理を
行い、付箋に関するデータを表示データテーブル4の所
定のアドレスに書き込む処理を行う。付箋データテーブ
ル8は少なくとも読出自在なメモリから構成されてお
り、図4に示すように付箋に関するデータとして、各文
書ページに添付される付箋の枚数、各付箋の添付位置、
各付箋の大きさについてのデータが格納されている。
【0021】付箋クリッピングテーブル9は読出書込自
在なメモリから構成されており、図5に示すように、カ
レントページ(現時点で最上層のページ)に添付されて
いる各付箋についてのオーバーラップ領域データが格納
される。オーバーラップ領域データは付箋制御部7によ
って演算され、カレントページに添付されている各付箋
が下層のページに添付されている付箋を覆ってしまう可
能性のある領域データである。なお、特許請求の範囲に
記載した付箋の重なりを判定する判定手段及び付箋に関
する情報を書き換える変更手段は、本実施例では付箋制
御部7によって構成されている。
在なメモリから構成されており、図5に示すように、カ
レントページ(現時点で最上層のページ)に添付されて
いる各付箋についてのオーバーラップ領域データが格納
される。オーバーラップ領域データは付箋制御部7によ
って演算され、カレントページに添付されている各付箋
が下層のページに添付されている付箋を覆ってしまう可
能性のある領域データである。なお、特許請求の範囲に
記載した付箋の重なりを判定する判定手段及び付箋に関
する情報を書き換える変更手段は、本実施例では付箋制
御部7によって構成されている。
【0022】上記構成の付箋表示制御装置による処理を
図6乃至図13に示すフローチャートを参照して説明す
る。なお、以下に説明する処理を開始する時点では、表
示データテーブル4には複数のページに関するデータ及
び対応する付箋に関するデータが格納されており、デー
タ出力部2のディスプレイ画面にはこれに対応して付箋
が添付された複数の文書ページの束が表示されている。
この状態で付箋制御装置は起動されると、図6に示すよ
うにデータ入力部1からの入力(イベント)を表示制御
部3が常時監視し(ステップS1)、データ入力部1か
らの入力が終了命令のイベントである場合には処理を終
了する一方(ステップS2)、何らかの処理に関するイ
ベントである場合にはそれに対応した処理を行う(ステ
ップS3)。
図6乃至図13に示すフローチャートを参照して説明す
る。なお、以下に説明する処理を開始する時点では、表
示データテーブル4には複数のページに関するデータ及
び対応する付箋に関するデータが格納されており、デー
タ出力部2のディスプレイ画面にはこれに対応して付箋
が添付された複数の文書ページの束が表示されている。
この状態で付箋制御装置は起動されると、図6に示すよ
うにデータ入力部1からの入力(イベント)を表示制御
部3が常時監視し(ステップS1)、データ入力部1か
らの入力が終了命令のイベントである場合には処理を終
了する一方(ステップS2)、何らかの処理に関するイ
ベントである場合にはそれに対応した処理を行う(ステ
ップS3)。
【0023】上記の入力されたイベントが文書ページの
束をめくるページ送りのイベントである場合には、図7
に示すように、表示制御部3がこれを判断して(ステッ
プS11)、データ入力部1からの命令に基づいて最上
層に表示すべきページ数を表示データテーブル4を検索
して取得する(ステップS12)。このページ送り命令
は下層のページに添付されている付箋をマウスでクリッ
ク操作する或いはキーボードから指定ページを入力する
ことによりなされる。このクリック操作の場合には、表
示制御部3はクリックされた画面上の位置と表示データ
テーブル4に格納されている付箋の位置及び大きさ情報
とからどの付箋がクリックされたかを判定し、この付箋
が添付されているページを最上層とすべきものとしてペ
ージ数を判定する。
束をめくるページ送りのイベントである場合には、図7
に示すように、表示制御部3がこれを判断して(ステッ
プS11)、データ入力部1からの命令に基づいて最上
層に表示すべきページ数を表示データテーブル4を検索
して取得する(ステップS12)。このページ送り命令
は下層のページに添付されている付箋をマウスでクリッ
ク操作する或いはキーボードから指定ページを入力する
ことによりなされる。このクリック操作の場合には、表
示制御部3はクリックされた画面上の位置と表示データ
テーブル4に格納されている付箋の位置及び大きさ情報
とからどの付箋がクリックされたかを判定し、この付箋
が添付されているページを最上層とすべきものとしてペ
ージ数を判定する。
【0024】そして、表示制御部3が最上層に表示すべ
きページ数に基づいたページ送り指示をページ制御部5
へ送信し、ページ制御部5に命令されたページを最上層
とするページ送り処理を行わせて表示データテーブル4
に格納されたページデータ部分を変更させる(ステップ
S13)。このページ制御部5から処理終了が通知され
た後、表示制御部3は最上層に表示すべきページ数に基
づいたページ送り指示を付箋制御部7へ送信し、付箋制
御部7にページ送り処理に伴う付箋の表示態様に関する
変更処理を行わせて表示データテーブル4に格納された
付箋データ部分を変更させる(ステップS14)。
きページ数に基づいたページ送り指示をページ制御部5
へ送信し、ページ制御部5に命令されたページを最上層
とするページ送り処理を行わせて表示データテーブル4
に格納されたページデータ部分を変更させる(ステップ
S13)。このページ制御部5から処理終了が通知され
た後、表示制御部3は最上層に表示すべきページ数に基
づいたページ送り指示を付箋制御部7へ送信し、付箋制
御部7にページ送り処理に伴う付箋の表示態様に関する
変更処理を行わせて表示データテーブル4に格納された
付箋データ部分を変更させる(ステップS14)。
【0025】そして、この付箋制御部7から処理終了が
通知された後、表示制御部3は表示データテーブル4か
ら変更されたデータを読み出し、当該データに基づいて
データ出力部2のディスプレイ画面にページ送りされた
画像を表示させる(ステップS15)。このディスプレ
イ画面に表示された画像は、ステップS13の処理によ
ってデータ入力部1から指示されたページを最上層に表
示する文書ページの束であり、そこに添付されている各
付箋はステップS14の処理によって少なくともその一
部が表示されている。
通知された後、表示制御部3は表示データテーブル4か
ら変更されたデータを読み出し、当該データに基づいて
データ出力部2のディスプレイ画面にページ送りされた
画像を表示させる(ステップS15)。このディスプレ
イ画面に表示された画像は、ステップS13の処理によ
ってデータ入力部1から指示されたページを最上層に表
示する文書ページの束であり、そこに添付されている各
付箋はステップS14の処理によって少なくともその一
部が表示されている。
【0026】上記したステップS13の処理は、ページ
制御部5により図8に示す手順に従って行われる。表示
制御部3からの指示に基づいて、表示データテーブル4
のカレントページ数を最上層に表示すべく指示されたペ
ージ数に変更し(ステップS21)、ページデータテー
ブル6から新たにカレントページとなるページの記述内
容データを読み出し(ステップS22)、この記述内容
データによって表示データテーブル4のカレントページ
の内容を書き換える(ステップS23)。したがって、
表示データテーブル4の変更されたページデータ部分に
よって、命令に従ってページ送りされた文書ページの束
がディスプレイ画面に表示されることとなる。
制御部5により図8に示す手順に従って行われる。表示
制御部3からの指示に基づいて、表示データテーブル4
のカレントページ数を最上層に表示すべく指示されたペ
ージ数に変更し(ステップS21)、ページデータテー
ブル6から新たにカレントページとなるページの記述内
容データを読み出し(ステップS22)、この記述内容
データによって表示データテーブル4のカレントページ
の内容を書き換える(ステップS23)。したがって、
表示データテーブル4の変更されたページデータ部分に
よって、命令に従ってページ送りされた文書ページの束
がディスプレイ画面に表示されることとなる。
【0027】また、ステップS14の処理は、付箋制御
部7により図9乃至図13に示す手順に従って行われ
る。本実施例では複数のページが重ね表示される文書ペ
ージの束に対して、最上層のページから下層のページに
かけて各ページ毎に付箋の表示制御処理を順次行ってお
り、表示データテーブル4から総ページ数及び新たなカ
レントページのページ数とサイズを取得した後に(ステ
ップS31)、総ページ数に基づいて全てのページにつ
いての付箋表示制御処理が終了したかを判断する(ステ
ップS32)。この結果、全てのページについての処理
が終了した場合には終了通知を表示制御部3手送信して
終了する一方、未処理のページがある場合にはステップ
S33以降の処理を各ページ毎に繰り返し行う。
部7により図9乃至図13に示す手順に従って行われ
る。本実施例では複数のページが重ね表示される文書ペ
ージの束に対して、最上層のページから下層のページに
かけて各ページ毎に付箋の表示制御処理を順次行ってお
り、表示データテーブル4から総ページ数及び新たなカ
レントページのページ数とサイズを取得した後に(ステ
ップS31)、総ページ数に基づいて全てのページにつ
いての付箋表示制御処理が終了したかを判断する(ステ
ップS32)。この結果、全てのページについての処理
が終了した場合には終了通知を表示制御部3手送信して
終了する一方、未処理のページがある場合にはステップ
S33以降の処理を各ページ毎に繰り返し行う。
【0028】各ページ毎の処理では、処理対象としてい
るページに添付されている付箋を1つずつ処理し、当該
ページに添付されたいる全ての付箋についての表示制御
処理が終了した後に次のページについての処理を行う
(ステップS33)。或るページについて添付されてい
る或る付箋についての表示制御処理では、まず、処理対
象としている付箋の位置及びサイズを付箋データテーブ
ル8から取得し(ステップS34)、この取得したデー
タから当該付箋のオーバーラップ領域を後述のように計
算して付箋クリッピングテーブル9に保持させる(ステ
ップS35)。なお、最上層のページに添付されている
付箋に関しては付箋データテーブル8に格納されている
データがそのまま付箋クリッピングテーブル9に保持さ
れる。
るページに添付されている付箋を1つずつ処理し、当該
ページに添付されたいる全ての付箋についての表示制御
処理が終了した後に次のページについての処理を行う
(ステップS33)。或るページについて添付されてい
る或る付箋についての表示制御処理では、まず、処理対
象としている付箋の位置及びサイズを付箋データテーブ
ル8から取得し(ステップS34)、この取得したデー
タから当該付箋のオーバーラップ領域を後述のように計
算して付箋クリッピングテーブル9に保持させる(ステ
ップS35)。なお、最上層のページに添付されている
付箋に関しては付箋データテーブル8に格納されている
データがそのまま付箋クリッピングテーブル9に保持さ
れる。
【0029】次いで、処理対象としている付箋のオーバ
ーラップ領域データと、付箋クリッピングテーブル9に
以前に保持された他の付箋(すなわち、上層側の付箋)
のオーバーラップ領域データとを比較して、処理対象と
している付箋が他の付箋によって完全に覆われてしまう
場合には、当該付箋の添付位置データを徐々に変更して
少なくともその一部が上層ページの付箋からはみ出すよ
うに位置調整する(ステップS36、S37)。この位
置調整処理は予め設定した方向へ予め設定した量ずつ付
箋の添付位置データを書き換えることによって行われ、
書き換えた添付位置データ及び付箋のサイズデータと上
層ページの付箋のオーバーラップ領域データとから、処
理対象の付箋の一部が上層ページの付箋からはみ出すと
ころで終了する。
ーラップ領域データと、付箋クリッピングテーブル9に
以前に保持された他の付箋(すなわち、上層側の付箋)
のオーバーラップ領域データとを比較して、処理対象と
している付箋が他の付箋によって完全に覆われてしまう
場合には、当該付箋の添付位置データを徐々に変更して
少なくともその一部が上層ページの付箋からはみ出すよ
うに位置調整する(ステップS36、S37)。この位
置調整処理は予め設定した方向へ予め設定した量ずつ付
箋の添付位置データを書き換えることによって行われ、
書き換えた添付位置データ及び付箋のサイズデータと上
層ページの付箋のオーバーラップ領域データとから、処
理対象の付箋の一部が上層ページの付箋からはみ出すと
ころで終了する。
【0030】次いで、上記のように処理された付箋の添
付位置データによって表示データテーブル4が書き換え
られ、表示データテーブル4に格納された付箋データは
表示制御処理によって添付位置調整されたものとなる
(ステップS38)。したがって、上記のような付箋の
表示制御処理が繰り返し行われることにより、表示デー
タテーブル4に格納される付箋データは上層側の付箋に
よって覆われてしまわない位置に位置調整されたものと
なる。
付位置データによって表示データテーブル4が書き換え
られ、表示データテーブル4に格納された付箋データは
表示制御処理によって添付位置調整されたものとなる
(ステップS38)。したがって、上記のような付箋の
表示制御処理が繰り返し行われることにより、表示デー
タテーブル4に格納される付箋データは上層側の付箋に
よって覆われてしまわない位置に位置調整されたものと
なる。
【0031】ここで、上記したステップS35のオーバ
ーラップ領域データの算出処理は付箋が文書ページのい
ずれの辺に添付されているかに応じてなされる。すなわ
ち、図10に示すように、表示データテーブル4から処
理対象のページのサイズを取得するとともに付箋データ
テーブル8から処理対象の付箋の添付位置及びサイズを
取得して、対象としている付箋がページのいずれの辺に
添付されているかを判断する(ステップS41〜S4
4)。なお、このように付箋が添付されているページの
辺に応じた処理を行うのはサイズの異なる文書ページが
混在している場合にも対処するためである。
ーラップ領域データの算出処理は付箋が文書ページのい
ずれの辺に添付されているかに応じてなされる。すなわ
ち、図10に示すように、表示データテーブル4から処
理対象のページのサイズを取得するとともに付箋データ
テーブル8から処理対象の付箋の添付位置及びサイズを
取得して、対象としている付箋がページのいずれの辺に
添付されているかを判断する(ステップS41〜S4
4)。なお、このように付箋が添付されているページの
辺に応じた処理を行うのはサイズの異なる文書ページが
混在している場合にも対処するためである。
【0032】上記の判断の結果、付箋がページの左辺に
添付されている場合には、付箋がページの左辺からはみ
出す領域の位置とサイズを計算して、これを当該付箋の
オーバーラップ領域データとする(ステップS45)。
一方、付箋がページの上辺に添付されている場合には図
11に示す上辺用の処理を行い(ステップS46)、右
辺に添付されている場合には図12に示す右辺用の処理
を行い(ステップS47)、下辺に添付されている場合
には図13に示す下辺用の処理を行う(ステップS4
8)。
添付されている場合には、付箋がページの左辺からはみ
出す領域の位置とサイズを計算して、これを当該付箋の
オーバーラップ領域データとする(ステップS45)。
一方、付箋がページの上辺に添付されている場合には図
11に示す上辺用の処理を行い(ステップS46)、右
辺に添付されている場合には図12に示す右辺用の処理
を行い(ステップS47)、下辺に添付されている場合
には図13に示す下辺用の処理を行う(ステップS4
8)。
【0033】上辺用の処理では、表示データテーブル4
からカレントページと処理対象のページのサイズを取得
して両者のサイズを比較し(ステップS51)、同じサ
イズである場合には、付箋がページの上辺からはみ出す
領域の位置とサイズを計算して、これを当該付箋のオー
バーラップ領域データとする(ステップS52)。一
方、同じサイズではない場合には、カレントページの上
辺の長さを処理対象のページの上辺の長さで除した値を
現時点の付箋の位置データに乗じて添付位置の計算値と
し(ステップS53)、この計算した位置と現時点の付
箋のサイズとをもって当該付箋のオーバーラップ領域デ
ータとする。
からカレントページと処理対象のページのサイズを取得
して両者のサイズを比較し(ステップS51)、同じサ
イズである場合には、付箋がページの上辺からはみ出す
領域の位置とサイズを計算して、これを当該付箋のオー
バーラップ領域データとする(ステップS52)。一
方、同じサイズではない場合には、カレントページの上
辺の長さを処理対象のページの上辺の長さで除した値を
現時点の付箋の位置データに乗じて添付位置の計算値と
し(ステップS53)、この計算した位置と現時点の付
箋のサイズとをもって当該付箋のオーバーラップ領域デ
ータとする。
【0034】また、右辺用の処理では、表示データテー
ブル4からカレントページと処理対象のページのサイズ
を取得して両者のサイズを比較し(ステップS61)、
同じサイズである場合には、付箋がページの右辺からは
み出す領域の位置とサイズを計算して、これを当該付箋
のオーバーラップ領域データとする(ステップS6
2)。一方、同じサイズではない場合には、カレントペ
ージの右辺の長さを処理対象のページの右辺の長さで除
した値とカレントページの上辺の長さを処理対象のペー
ジの上辺の長さで除した値とをそれぞれ現時点の付箋の
位置データに乗じて、それぞれ縦方向と横方向の添付位
置の計算値とし(ステップS63)、この計算した位置
と現時点の付箋のサイズとをもって当該付箋のオーバー
ラップ領域データとする。
ブル4からカレントページと処理対象のページのサイズ
を取得して両者のサイズを比較し(ステップS61)、
同じサイズである場合には、付箋がページの右辺からは
み出す領域の位置とサイズを計算して、これを当該付箋
のオーバーラップ領域データとする(ステップS6
2)。一方、同じサイズではない場合には、カレントペ
ージの右辺の長さを処理対象のページの右辺の長さで除
した値とカレントページの上辺の長さを処理対象のペー
ジの上辺の長さで除した値とをそれぞれ現時点の付箋の
位置データに乗じて、それぞれ縦方向と横方向の添付位
置の計算値とし(ステップS63)、この計算した位置
と現時点の付箋のサイズとをもって当該付箋のオーバー
ラップ領域データとする。
【0035】また、下辺用の処理では、表示データテー
ブル4からカレントページと処理対象のページのサイズ
を取得して両者のサイズを比較し(ステップS71)、
同じサイズである場合には、付箋がページの下辺からは
み出す領域の位置とサイズを計算して、これを当該付箋
のオーバーラップ領域データとする(ステップS7
2)。一方、同じサイズではない場合には、カレントペ
ージの右辺の長さを処理対象のページの右辺の長さで除
した値とカレントページの下辺の長さを処理対象のペー
ジの下辺の長さで除した値とをそれぞれ現時点の付箋の
位置データに乗じて、それぞれ縦方向と横方向の添付位
置の計算値とし(ステップS73)、この計算した位置
と現時点の付箋のサイズとをもって当該付箋のオーバー
ラップ領域データとする。
ブル4からカレントページと処理対象のページのサイズ
を取得して両者のサイズを比較し(ステップS71)、
同じサイズである場合には、付箋がページの下辺からは
み出す領域の位置とサイズを計算して、これを当該付箋
のオーバーラップ領域データとする(ステップS7
2)。一方、同じサイズではない場合には、カレントペ
ージの右辺の長さを処理対象のページの右辺の長さで除
した値とカレントページの下辺の長さを処理対象のペー
ジの下辺の長さで除した値とをそれぞれ現時点の付箋の
位置データに乗じて、それぞれ縦方向と横方向の添付位
置の計算値とし(ステップS73)、この計算した位置
と現時点の付箋のサイズとをもって当該付箋のオーバー
ラップ領域データとする。
【0036】上記したページ送り処理及びこれに伴う付
箋表示制御処理により表示データテーブル4に格納され
たデータは変更され、この変更されたデータを表示制御
部3は読み出してデータ出力部2のディスプレイ画面に
表示させる。この表示状態を図14乃至図16を参照し
て説明する。なお、図14及び後述する図15、図16
更には図17においては、説明の便宜のために各ページ
をずらせて示してあるが、実際には各ページは完全に重
ねて表示され、付箋がなければ1枚の文書のように表示
されて各ページの検索ができない状態となっている。
箋表示制御処理により表示データテーブル4に格納され
たデータは変更され、この変更されたデータを表示制御
部3は読み出してデータ出力部2のディスプレイ画面に
表示させる。この表示状態を図14乃至図16を参照し
て説明する。なお、図14及び後述する図15、図16
更には図17においては、説明の便宜のために各ページ
をずらせて示してあるが、実際には各ページは完全に重
ねて表示され、付箋がなければ1枚の文書のように表示
されて各ページの検索ができない状態となっている。
【0037】例えば、図14の(a)に示すように、1
〜3ページの文書が重ね表示される場合に、1ページ目
の文書に添付された付箋11で2ページ目の文書に添付
した付箋12が完全に覆い隠されてしまうようなときに
は、上記の付箋表示制御処理によって同図の(b)に示
すように付箋12の添付位置が上方へ変更され、付箋1
2も表示されるようになる。なお、ページ送りされて2
ページ目がカレントページとなり、付箋12の添付位置
を変更せずとも両付箋11、12が表示される場合に
は、同図の(c)に示すように付箋12は本来の添付位
置に戻して表示される。
〜3ページの文書が重ね表示される場合に、1ページ目
の文書に添付された付箋11で2ページ目の文書に添付
した付箋12が完全に覆い隠されてしまうようなときに
は、上記の付箋表示制御処理によって同図の(b)に示
すように付箋12の添付位置が上方へ変更され、付箋1
2も表示されるようになる。なお、ページ送りされて2
ページ目がカレントページとなり、付箋12の添付位置
を変更せずとも両付箋11、12が表示される場合に
は、同図の(c)に示すように付箋12は本来の添付位
置に戻して表示される。
【0038】また、図15の(a)に示すように、サイ
ズが異なった文書が混在して重ね表示される場合に、3
ページ目の文書に添付された付箋13、14が1ページ
目及び2ページ目の文書自体によって完全に覆い隠され
てしまうようなときには、上記の付箋表示制御処理によ
って同図の(b)に示すように付箋13、14の添付位
置が下方へ変更され、付箋13、14が1ページ目及び
2ページ目の文書の下辺からはみ出して表示されるよう
になる。なお、ページ送りされて3ページ目がカレント
ページとなり、付箋13、14の添付位置を変更せずと
も両付箋13、14が表示される場合には、同図の
(c)に示すように付箋13、14は本来の添付位置に
戻して表示される。
ズが異なった文書が混在して重ね表示される場合に、3
ページ目の文書に添付された付箋13、14が1ページ
目及び2ページ目の文書自体によって完全に覆い隠され
てしまうようなときには、上記の付箋表示制御処理によ
って同図の(b)に示すように付箋13、14の添付位
置が下方へ変更され、付箋13、14が1ページ目及び
2ページ目の文書の下辺からはみ出して表示されるよう
になる。なお、ページ送りされて3ページ目がカレント
ページとなり、付箋13、14の添付位置を変更せずと
も両付箋13、14が表示される場合には、同図の
(c)に示すように付箋13、14は本来の添付位置に
戻して表示される。
【0039】なお、表示制御処理における付箋の添付位
置データの変更処理によっては、図16の(a)に示す
ように、サイズが異なった文書が混在して重ね表示され
る場合に、同図の(b)に示すように3ページ目も同様
に縦置きとして他のページとサイズを合わせ、付箋1
3、14の添付位置を横置きの時と同等に下辺からはみ
出させて表示させることもできる。
置データの変更処理によっては、図16の(a)に示す
ように、サイズが異なった文書が混在して重ね表示され
る場合に、同図の(b)に示すように3ページ目も同様
に縦置きとして他のページとサイズを合わせ、付箋1
3、14の添付位置を横置きの時と同等に下辺からはみ
出させて表示させることもできる。
【0040】また、付箋の表示制御処理において付箋の
サイズデータを変更するようにすれば、図17の(a)
に示すように、1ページ目の文書に添付された付箋11
で2ページ目の文書に添付した付箋12が完全に覆い隠
されてしまうようなときには、同図の(b)に示すよう
に付箋12のサイズを横方向へ拡大させて、付箋12も
付箋11からはみ出して表示されるようにできる。な
お、ページ送りされて2ページ目がカレントページとな
り、付箋12のサイズを変更せずとも両付箋11、12
が表示される場合には、同図の(c)に示すように付箋
12は本来のサイズに戻して表示される。
サイズデータを変更するようにすれば、図17の(a)
に示すように、1ページ目の文書に添付された付箋11
で2ページ目の文書に添付した付箋12が完全に覆い隠
されてしまうようなときには、同図の(b)に示すよう
に付箋12のサイズを横方向へ拡大させて、付箋12も
付箋11からはみ出して表示されるようにできる。な
お、ページ送りされて2ページ目がカレントページとな
り、付箋12のサイズを変更せずとも両付箋11、12
が表示される場合には、同図の(c)に示すように付箋
12は本来のサイズに戻して表示される。
【0041】図16には本発明の他の一実施例を示して
あり、本実施例では各ページを右上方向等に互いにずら
せて重ね表示した場合に、付箋15、16が上層のペー
ジによって覆い隠されるときにはこれら付箋15、16
の添付位置を変更するものである。すなわち、同図の
(a)に示すように3ページ目に添付した付箋15、1
6が1ページ及び2ページによって覆い隠されてしまう
場合には、同図の(b)に示すようにこれら付箋15、
16の添付位置を左側へ変更して、付箋15、16が1
ページの左辺からはみ出して表示されるようにする。な
お、ページ送りされて3ページ目がカレントページとな
り、付箋15、16の添付位置を変更せずとも両付箋1
5、16が表示される場合には、同図の(c)に示すよ
うに付箋15、16は本来の位置に戻して表示される。
あり、本実施例では各ページを右上方向等に互いにずら
せて重ね表示した場合に、付箋15、16が上層のペー
ジによって覆い隠されるときにはこれら付箋15、16
の添付位置を変更するものである。すなわち、同図の
(a)に示すように3ページ目に添付した付箋15、1
6が1ページ及び2ページによって覆い隠されてしまう
場合には、同図の(b)に示すようにこれら付箋15、
16の添付位置を左側へ変更して、付箋15、16が1
ページの左辺からはみ出して表示されるようにする。な
お、ページ送りされて3ページ目がカレントページとな
り、付箋15、16の添付位置を変更せずとも両付箋1
5、16が表示される場合には、同図の(c)に示すよ
うに付箋15、16は本来の位置に戻して表示される。
【0042】図19に示すように、このような付箋の表
示制御処理は図10に示したステップS45の処理を左
辺用の処理として、図20に示す処理を行うことにより
実現される(ステップS49)。すなわち、表示データ
テーブル4からカレントページと処理対象のページのサ
イズを取得して両者のサイズを比較し(ステップS8
1)、同じサイズである場合には、付箋がページの左辺
からはみ出す領域の位置とサイズを計算して、これを当
該付箋のオーバーラップ領域データとする(ステップS
82)。一方、同じサイズではない場合には、カレント
ページの左辺の長さを処理対象のページの左辺の長さで
除した値を現時点の付箋の位置データに乗じて縦方向の
添付位置とするとともに、横方向の添付位置はカレント
ページの左上隅の位置と処理対象のページの左上隅の位
置との差だけ左側に現時点の付箋尾位置データを移動さ
せたものとし(ステップS83)、この計算した位置と
現時点の付箋のサイズとをもって当該付箋のオーバーラ
ップ領域データとする。
示制御処理は図10に示したステップS45の処理を左
辺用の処理として、図20に示す処理を行うことにより
実現される(ステップS49)。すなわち、表示データ
テーブル4からカレントページと処理対象のページのサ
イズを取得して両者のサイズを比較し(ステップS8
1)、同じサイズである場合には、付箋がページの左辺
からはみ出す領域の位置とサイズを計算して、これを当
該付箋のオーバーラップ領域データとする(ステップS
82)。一方、同じサイズではない場合には、カレント
ページの左辺の長さを処理対象のページの左辺の長さで
除した値を現時点の付箋の位置データに乗じて縦方向の
添付位置とするとともに、横方向の添付位置はカレント
ページの左上隅の位置と処理対象のページの左上隅の位
置との差だけ左側に現時点の付箋尾位置データを移動さ
せたものとし(ステップS83)、この計算した位置と
現時点の付箋のサイズとをもって当該付箋のオーバーラ
ップ領域データとする。
【0043】図21には本発明の更に他の一実施例を示
してあり、本実施例では各ページを完全に重ねて或いは
互いにずらせて重ねて表示した場合にサイズの大きい付
箋17によって付箋18が覆い隠されるときには、付箋
17のサイズを縮小するものである。すなわち、同図の
(a)に示すように2ページ目に添付した付箋18が1
ページ目に添付した付箋18によって覆い隠されてしま
う場合には、同図の(b)に示すように付箋17のサイ
ズを縮小して、付箋18が付箋17からはみ出して表示
されるようにする。なお、ページ送りされて2ページ目
がカレントページとなり、付箋17のサイズを変更せず
とも付箋18が表示される場合には、同図の(c)に示
すように付箋17は本来のサイズに戻して表示される。
してあり、本実施例では各ページを完全に重ねて或いは
互いにずらせて重ねて表示した場合にサイズの大きい付
箋17によって付箋18が覆い隠されるときには、付箋
17のサイズを縮小するものである。すなわち、同図の
(a)に示すように2ページ目に添付した付箋18が1
ページ目に添付した付箋18によって覆い隠されてしま
う場合には、同図の(b)に示すように付箋17のサイ
ズを縮小して、付箋18が付箋17からはみ出して表示
されるようにする。なお、ページ送りされて2ページ目
がカレントページとなり、付箋17のサイズを変更せず
とも付箋18が表示される場合には、同図の(c)に示
すように付箋17は本来のサイズに戻して表示される。
【0044】図22に示すように、このような付箋の表
示制御処理は図9に示したステップS36、S37の処
理をステップS91乃至S93に変更して処理を行うこ
とにより実現される。但し、図9に示した処理手順では
上層から下層へ順次処理対象の付箋が移行したが、図2
2に示す処理手順では下層から上層へ順次処理対象の付
箋が移行している。
示制御処理は図9に示したステップS36、S37の処
理をステップS91乃至S93に変更して処理を行うこ
とにより実現される。但し、図9に示した処理手順では
上層から下層へ順次処理対象の付箋が移行したが、図2
2に示す処理手順では下層から上層へ順次処理対象の付
箋が移行している。
【0045】すなわち、付箋データテーブル8から取得
した処理対象としている付箋の位置及びサイズに基づい
て当該付箋のオーバーラップ領域を計算して付箋クリッ
ピングテーブル9に保持させた後(ステップS35)、
処理対象としている付箋のオーバーラップ領域データ
と、付箋クリッピングテーブル9に以前に保持された下
層側の付箋のオーバーラップ領域データとを比較して、
処理対象としている付箋が下層の付箋を完全に覆い隠し
てしまう場合には、処理対象としている上層の付箋のサ
イズを徐々に縮小して少なくとも下層の付箋の一部が上
層の付箋からはみ出すように位置調整する(ステップS
91〜S93)。上記のように処理された付箋のサイズ
データによって表示データテーブル4が書き換えられ、
表示データテーブル4に格納された付箋データは表示制
御処理によってサイズ調整されたものとなる(ステップ
S38)。
した処理対象としている付箋の位置及びサイズに基づい
て当該付箋のオーバーラップ領域を計算して付箋クリッ
ピングテーブル9に保持させた後(ステップS35)、
処理対象としている付箋のオーバーラップ領域データ
と、付箋クリッピングテーブル9に以前に保持された下
層側の付箋のオーバーラップ領域データとを比較して、
処理対象としている付箋が下層の付箋を完全に覆い隠し
てしまう場合には、処理対象としている上層の付箋のサ
イズを徐々に縮小して少なくとも下層の付箋の一部が上
層の付箋からはみ出すように位置調整する(ステップS
91〜S93)。上記のように処理された付箋のサイズ
データによって表示データテーブル4が書き換えられ、
表示データテーブル4に格納された付箋データは表示制
御処理によってサイズ調整されたものとなる(ステップ
S38)。
【0046】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の付
箋表示制御装置によれば、複数のページを重ね表示した
場合にあっても付箋を常に表示させることができ、ま
た、重ね表示された複数の文書をページ送りした際に自
動的に付箋の位置や大きさを変更して下層ページの付箋
を常に表示させることができ、付箋に基づく文書ページ
の検索を支障なく実現することができる。また、本発明
は、付箋同士が重なり合った場合のみならず、ページを
ずらせて重ね表示したり或いはサイズの異なるページを
混在させて重ね表示し下層のページによって付箋が覆い
隠される場合にも有効であり、下層ページの付箋を常に
表示させて付箋に基づく文書ページの検索を支障なく実
現することができる。
箋表示制御装置によれば、複数のページを重ね表示した
場合にあっても付箋を常に表示させることができ、ま
た、重ね表示された複数の文書をページ送りした際に自
動的に付箋の位置や大きさを変更して下層ページの付箋
を常に表示させることができ、付箋に基づく文書ページ
の検索を支障なく実現することができる。また、本発明
は、付箋同士が重なり合った場合のみならず、ページを
ずらせて重ね表示したり或いはサイズの異なるページを
混在させて重ね表示し下層のページによって付箋が覆い
隠される場合にも有効であり、下層ページの付箋を常に
表示させて付箋に基づく文書ページの検索を支障なく実
現することができる。
【図1】 本発明の一実施例に係る付箋表示制御装置の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図2】 表示データテーブルの格納内容を説明する概
念図である。
念図である。
【図3】 ページデータテーブルの格納内容を説明する
概念図である。
概念図である。
【図4】 付箋データテーブルの格納内容を説明する概
念図である。
念図である。
【図5】 付箋クリッピングテーブルの格納内容を説明
する概念図である。
する概念図である。
【図6】 付箋表示制御装置のメイン処理の手順を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図7】 表示制御部の処理手順を示すフローチャート
である。
である。
【図8】 ページ制御部の処理手順を示すフローチャー
トである。
トである。
【図9】 付箋制御部の処理手順を示すフローチャート
である。
である。
【図10】 オーバーラップ領域を計算する処理手順を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図11】 ページの上辺に添付された付箋に対する計
算処理手順を示すフローチャートである。
算処理手順を示すフローチャートである。
【図12】 ページの右辺に添付された付箋に対する計
算処理手順を示すフローチャートである。
算処理手順を示すフローチャートである。
【図13】 ページの下辺に添付された付箋に対する計
算処理手順を示すフローチャートである。
算処理手順を示すフローチャートである。
【図14】 付箋の添付位置を上方へ変更したときの作
用を説明する概念図である。
用を説明する概念図である。
【図15】 ページサイズが異なる場合に付箋の添付位
置を下方へ変更したときの作用を説明する概念図であ
る。
置を下方へ変更したときの作用を説明する概念図であ
る。
【図16】 ページサイズが異なる場合に付箋の添付位
置を変更したときの作用を説明する概念図である。
置を変更したときの作用を説明する概念図である。
【図17】 付箋のサイズを拡大したときの作用を説明
する概念図である。
する概念図である。
【図18】 本発明の他の一実施例に係る付箋の添付位
置変更による作用を説明する概念図である。
置変更による作用を説明する概念図である。
【図19】 本発明の他の一実施例に係るオーバーラッ
プ領域を計算する処理手順を示すフローチャートであ
る。
プ領域を計算する処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図20】 ページの左辺に添付された付箋に対する計
算処理手順を示すフローチャートである。
算処理手順を示すフローチャートである。
【図21】 本発明の更に他の一実施例に係る付箋のサ
イズ変更による作用を説明する概念図である。
イズ変更による作用を説明する概念図である。
【図22】 本発明の更に他の一実施例に係る付箋制御
部の処理手順を示すフローチャートである。
部の処理手順を示すフローチャートである。
2・・・データ出力部、 3・・・表示制御部、4・・
・表示データテーブル(記憶手段)、 5・・・ページ
制御部、7・・・付箋制御部(変更手段、判定手段)、
・表示データテーブル(記憶手段)、 5・・・ページ
制御部、7・・・付箋制御部(変更手段、判定手段)、
Claims (5)
- 【請求項1】 付箋を添付した文書を複数ページ重ねて
表示する付箋表示制御装置において、 各ページの重ね順序情報とページに対応した各付箋の添
付位置情報及び大きさ情報を格納する記憶手段と、 上層ページの付箋に対する下層ページの付箋の重なりを
各ページの重ね順序情報並びに付箋の添付位置情報及び
大きさ情報に基づいて判定する判定手段と、 判定の結果に基づいて添付位置情報を変更して記憶手段
の格納内容を書き換える変更手段と、 記憶手段の格納内容に基づいて文書及び付箋を表示出力
する出力手段と、 を備えたことを特徴とする付箋表示制御装置。 - 【請求項2】 付箋を添付した文書を複数ページ重ねて
表示する付箋表示制御装置において、 各ページの重ね順序情報とページに対応した各付箋の添
付位置情報及び大きさ情報を格納する記憶手段と、 上層ページの付箋に対する下層ページの付箋の重なりを
各ページの重ね順序情報並びに付箋の添付位置情報及び
大きさ情報に基づいて判定する判定手段と、 判定の結果に基づいて大きさ情報を変更して記憶手段の
格納内容を書き換える変更手段と、 記憶手段の格納内容に基づいて文書及び付箋を表示出力
する出力手段と、 を備えたことを特徴とする付箋表示制御装置。 - 【請求項3】 付箋を添付した文書を複数ページ互いに
ずらせて重ね表示する付箋表示制御装置において、 各ページの重ね順序情報及び大きさ情報とページに対応
した各付箋の添付位置情報及び大きさ情報を格納する記
憶手段と、 上層ページに対する下層ページの付箋の重なりを各ペー
ジの重ね順序情報及び大きさ情報並びに各付箋の添付位
置情報及び大きさ情報に基づいて判定する判定手段と、 判定の結果に基づいて下層ページの付箋の添付位置情報
を変更して記憶手段の格納内容を書き換える変更手段
と、 記憶手段の格納内容に基づいて文書及び付箋を表示出力
する出力手段と、 を備えたことを特徴とする付箋表示制御装置。 - 【請求項4】 付箋を添付した文書を複数ページ互いに
ずらせて重ね表示する付箋表示制御装置において、 各ページの重ね順序情報及び大きさ情報とページに対応
した各付箋の添付位置情報及び大きさ情報を格納する記
憶手段と、 上層ページに対する下層ページの付箋の重なりを各ペー
ジの重ね順序情報及び大きさ情報並びに各付箋の添付位
置情報及び大きさ情報に基づいて判定する判定手段と、 判定の結果に基づいて下層ページの付箋の大きさ情報を
変更して記憶手段の格納内容を書き換える変更手段と、 記憶手段の格納内容に基づいて文書及び付箋を表示出力
する出力手段と、 を備えたことを特徴とする付箋表示制御装置。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
記載の付箋表示制御装置において、 判定手段及び変更手段による処理は、入力手段から入力
されたページ送り命令に基づいてなされることを特徴と
する付箋表示制御装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7117734A JPH08292861A (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | 付箋表示制御装置 |
| US08/634,840 US6037941A (en) | 1995-04-20 | 1996-04-19 | Tag display control system and method |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7117734A JPH08292861A (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | 付箋表示制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08292861A true JPH08292861A (ja) | 1996-11-05 |
Family
ID=14718973
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7117734A Pending JPH08292861A (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | 付箋表示制御装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6037941A (ja) |
| JP (1) | JPH08292861A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001031425A1 (fr) * | 1999-10-28 | 2001-05-03 | Sharp Kabushiki Kaisha | Afficheur de livre electronique, procede d'affichage de livre electronique, et support d'enregistrement informatique sur lequel est enregistre un logiciel d'affichage de livre electronique |
| JP2008027243A (ja) * | 2006-07-21 | 2008-02-07 | Fuji Xerox Co Ltd | 文書管理装置、文書管理方法およびプログラム |
| JP2011043895A (ja) * | 2009-08-19 | 2011-03-03 | Fuji Xerox Co Ltd | 文書処理装置、及び文書処理プログラム |
| US8395805B2 (en) | 2006-06-13 | 2013-03-12 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Information processing apparatus related to electronic sticky note, document processing apparatus, printing apparatus and media storing programs |
| JP2014099119A (ja) * | 2012-11-15 | 2014-05-29 | Fujitsu Ltd | 表示制御プログラム、表示制御方法及び表示制御装置 |
| JP2015005045A (ja) * | 2013-06-19 | 2015-01-08 | コニカミノルタ株式会社 | 電子表示端末、電子表示端末用プログラム、電子表示端末用プログラムが記録された記録媒体、および表示方法 |
| US9798702B2 (en) | 2013-06-19 | 2017-10-24 | Fuji Xerox Co., Ltd | Display control apparatus and recording medium |
| JP2020123234A (ja) * | 2019-01-31 | 2020-08-13 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置、制御方法、およびそのプログラム |
| JP2020194205A (ja) * | 2019-05-24 | 2020-12-03 | ブラザー工業株式会社 | アプリケーションプログラム |
| JP2021056545A (ja) * | 2019-09-26 | 2021-04-08 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置およびその制御方法 |
| JP2022534375A (ja) * | 2019-07-03 | 2022-07-29 | 平安科技(深▲せん▼)有限公司 | テキスト知能化洗浄方法、装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7017108B1 (en) * | 1998-09-15 | 2006-03-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Method and apparatus for reproducing a linear document having non-linear referential links |
| JP3941292B2 (ja) * | 1999-07-26 | 2007-07-04 | 日本電気株式会社 | ページ情報表示方法及び装置並びにページ情報表示用のプログラム又はデータを記憶した記憶媒体 |
| US7010758B2 (en) * | 2001-05-21 | 2006-03-07 | Leap Wireless International, Inc. | Dynamically defined context sensitive jump menu |
| US7000181B2 (en) * | 2001-06-21 | 2006-02-14 | International Business Machines Corporation | Dynamic data display having slide drawer windowing |
| US7237184B2 (en) * | 2003-12-18 | 2007-06-26 | Microsoft Corporation | Data property promotion system and method |
| US7360168B2 (en) * | 2004-02-12 | 2008-04-15 | International Business Machines Corporation | Automatically scaling the information and controls in navigation tabs per available window area |
| US7836406B1 (en) * | 2005-12-19 | 2010-11-16 | Intuit Inc. | Method and apparatus for displaying a user interface enabling selection and instant display and access of pages |
| US11789990B1 (en) * | 2022-04-29 | 2023-10-17 | Iron Mountain Incorporated | Automated splitting of document packages and identification of relevant documents |
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| KR930001926B1 (ko) * | 1988-04-13 | 1993-03-20 | 가부시끼가이샤 히다찌세이사꾸쇼 | 표시 제어방법 및 그 장치 |
| JP2839968B2 (ja) * | 1990-09-25 | 1998-12-24 | シャープ株式会社 | 情報処理装置 |
| US5283864A (en) * | 1990-10-30 | 1994-02-01 | Wang Laboratories, Inc. | Computer apparatus and method for graphical flip book |
| US5416895A (en) * | 1992-04-08 | 1995-05-16 | Borland International, Inc. | System and methods for improved spreadsheet interface with user-familiar objects |
| US5668964A (en) * | 1995-08-24 | 1997-09-16 | Wall Data Incorporated | Graphical user interface for creating a new notebook with a dragged page |
-
1995
- 1995-04-20 JP JP7117734A patent/JPH08292861A/ja active Pending
-
1996
- 1996-04-19 US US08/634,840 patent/US6037941A/en not_active Expired - Lifetime
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| WO2001031425A1 (fr) * | 1999-10-28 | 2001-05-03 | Sharp Kabushiki Kaisha | Afficheur de livre electronique, procede d'affichage de livre electronique, et support d'enregistrement informatique sur lequel est enregistre un logiciel d'affichage de livre electronique |
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| JP2021056545A (ja) * | 2019-09-26 | 2021-04-08 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置およびその制御方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6037941A (en) | 2000-03-14 |
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