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JPH08305927A - 自動取引装置及び取引システム - Google Patents

自動取引装置及び取引システム

Info

Publication number
JPH08305927A
JPH08305927A JP10510495A JP10510495A JPH08305927A JP H08305927 A JPH08305927 A JP H08305927A JP 10510495 A JP10510495 A JP 10510495A JP 10510495 A JP10510495 A JP 10510495A JP H08305927 A JPH08305927 A JP H08305927A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transaction
display
information
unit
customer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10510495A
Other languages
English (en)
Inventor
成悦 ▲高▼橋
Naruyoshi Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP10510495A priority Critical patent/JPH08305927A/ja
Publication of JPH08305927A publication Critical patent/JPH08305927A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入出金状況など過去の取引の推移情報を視覚
的に表示または印字する自動取引装置及び取引システ
ム。 【構成】 操作部3から入力された要求表示項目に基づ
き中央処理装置10から返信され記憶部9に記憶された
集積情報のみを抽出し、過去の取引の推移情報をグラフ
ィック表示若しくは印字させる制御部8により構成した
現金自動支払装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現金自動取引装置(以
下ATMと記す)及び現金自動支払装置(以下CDと記
す)を含む自動取引装置の取引集積情報、すなわち、顧
客個人の行なった各種取引に係る特定期間の集計取引情
報の照会に係り、特に顧客に対する実用性とサービス性
の向上に好適な自動取引装置及び取引システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、自動取引装置の普及に伴い取引カ
ード(以下カードと記す)の使用による各種取引の実行
が急増している。一般にカードによる取引では、記帳を
実行する必要がないため、顧客は過去の取引履歴を知る
ことはできず、特に高額の定期預金を担保として、普通
預金口座の残高がゼロになっていても、自動的に融資に
より現金引出し処理が可能な総合口座システムの利用
や、キャッシング取引などを利用することにより、比較
的気軽に現金の払出しができることから、安易に出金操
作が行なわれているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自動取引装置による取
引履歴を知るには、記帳処理を実行すればよいのである
が、記帳処理に時間を要するばかりでなく、常時、顧客
は通帳を携行しなければならず、また、顧客が出金状況
に関する情報を必要とするとき、即座に十分な対応をす
ることができなかった。さらに、上記取引履歴を検分し
ようとするとき、記帳内容は、文字と数値の羅列による
印字であり視覚的にも見にくく、例えば、先月、あるい
は、前年当月の出金状況と比較して、当月の出金状況
は、どのようであったかを比較する場合、該当する通帳
のページをめくり、印字内容を見ながら顧客自身で検証
しなければならず、検証に長時間かかってしまうなどの
不具合が生じていた。上記のような問題点に鑑み、本発
明の目的は、顧客に対し短時間に出金状況のほか、他の
取引推移情報など一覧表またはグラフを用いて視覚的に
訴える情報を表示または印字し、実用性とサービス性に
優れた自動取引装置及び取引システムを提供することを
目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
の手段は、特許請求の範囲に記載されている。すなわ
ち、本発明は、グラフィック表示もしくは印字可能な表
示部及び印字部と、前記表示部若しくは印字部に表示要
求する情報の選択入力を行なう操作部と、前記表示要求
情報を後記の中央処理装置に送信する制御部と、個人取
引情報エリア内に記憶されている取引集積情報を取引毎
に監視し必要に応じて更新記憶する中央処理装置と、前
記制御部から送信された表示要求情報に基づく取引集積
情報のみを抽出し、前記制御部に返信する手段を有し、
前記制御部は、暗証入力の確認により少なくとも月若し
くは年度毎に推移する状況を前記表示部にグラフィック
表示若しくは印字するように制御指令を行なうことを特
徴とする自動取引装置及び取引システムである。
【0005】
【作用】上記の構成により、顧客が取引媒体を挿入し、
操作部から暗証番号を入力後、制御部は取引種別案内で
グラフィック表示照会を表示部に表示案内し、顧客によ
り操作部からグラフィック表示照会が選択されると、次
画面で各種表示項目が表示される。引き続き顧客により
特定の表示項目が選択されると制御部は、中央交信処理
により、予め設定された該当表示項目コードを、入力さ
れた暗証番号と共に中央処理装置(以下センタと記す)
に送信する。センタは顧客個人取引情報エリア内の各種
集積情報を予め取引毎に更新し記憶させているため、他
の取引情報と共に前記表示項目コードに対応する集積情
報のみを抽出し装置側の制御部に送信する。制御部はこ
の集積情報及び他取引情報を受信し記憶部に記憶させ、
暗証番号入力の正常確認時のみ、この集積情報を表また
はグラフにより視覚情報化し前記表示部にグラフィック
表示若しくは前記印字部に印字させる。
【0006】
【実施例】本発明は各種の自動取引装置に適用可能であ
るが、設置台数の多い現金自動支払装置(CD)に適用
した場合について以下、その一実施例を図1〜図7に基
づいて詳述する。図1は、本発明に係るCDの制御構成
を示す制御ブロック図である。図1において、1はCD
の装置本体、2は入力操作と入力の誘導指示を行なうキ
−を画面表示した表示部である。表示部2は、CRTま
たは液晶が形成されタッチパネルと呼称する画面に表示
されたイラストキ−を指触し、光ビ−ムを遮断すること
によりこの遮断部位を識別検出し、指触による入力情報
を電気信号に替えて送信するタッチスクリ−ンから構成
される操作部3を備えている。4は図示しない磁気カ−
ド等の取引媒体の搬送、記憶内容の読み取り、書き込み
を行なうカードリードライト部、5は各種情報が印字可
能な印字部として、具体的には明細票の印字と発行を行
なう伝票発行部である。6は現金取扱部で現金放出部か
ら構成され、取引成立時に指定枚数の紙幣を放出する。
7はCD1各部に必要電源を供給する電源部である。8
は制御部で上記の各構成部分の制御を行なう。制御部8
内には必要なデータを記憶しておく記憶部9と中央処理
装置10と取引情報の送受信を行なうための回線制御部
11が設けられている。記憶部9には、CD1の制御手
順や制御定数などの、いわゆる制御プログラムを記憶し
たROMと、制御過程において、各種フラグ、エリアの
読み込み、書き込みが可能なRAMを備えており、制御
部8は、前記制御プログラムに基づいて前記各部に対す
る起動、停止などの制御を行うものである。さらに、図
示しないが、誘導案内を音声で行なう音声案内部を設け
ている。
【0007】以上の構成からなる本発明の一実施例を図
2に示す動作フロ−図に基づいて詳述する。 S20:動作の開始を示す。 S21:顧客のカード挿入によりカードデータの読み込
みと記憶がなされる。 S22:表示部2に暗証番号入力の案内が表示され、顧
客により暗証番号が入力される。 S23:表示部2に取引種別の案内表示がなされる。本
実施例では従来の取引項目のほか新規に、図4に示す
「グラフィック表示照会」の取引表示がなされる。な
お、前記「グラフィック表示照会」は「ビジュアル表示
照会」など他の語句でもよく、この実施例に限定される
ものではない。 S24:顧客により取引が選択される。制御部8はこの
取引種別を記憶部9内の特定エリア(図示せず)である
取引種別情報エリアに、予め取引種別に対応して設定さ
れているコードを用いて記憶する。 S25:各種取引が判定され、選択された各取引へ分岐
する。前記「グラフィック表示照会」及び支払取引を除
く各取引の詳細については従来公知の技術であり説明は
省略する。
【0008】本発明の特徴である「グラフィック表示照
会」の作用について説明する。 S26:顧客により「グラフィック表示照会」がキー押
下されると次画面として図5に示す本装置でグラフィッ
ク表示可能な項目のメニューが表示され、顧客は希望の
表示項目を複数個、選択できるようになっている。本実
施例では最大3項目までとしたが、その項目数は限定さ
れるものではない。表示項目の種類と選択数の設定につ
いては、本実施例の表示項目画面に限定されず、金融機
関の意向をはじめ、顧客要求を事前に調査し、サービス
性を考慮して選定されることは言うまでもない。選択項
目数が複数になり、1画面で表示できない場合は、複数
の画面により表示される。後述するが表示情報はそれぞ
れの表示項目、具体的にはそれぞれの表示項目コードに
対応させて、センタ側で予め顧客個人取引情報エリアに
データ集積し、各種集積情報として記憶しているもので
ある。なお、上記データは、センタ側によらず自動取引
装置側においても集積可能であることは言うまでもな
い。
【0009】S27:顧客により希望する表示項目のキ
ーが押下される。押下した際、キーの明暗反転や色表示
を行なって識別できるようになっている。キー入力の誤
操作の場合は取消キーを押下する。最初のキー入力のの
ち、2回目のキーが入力されるまで時間監視し、一定時
間を超えた場合には、1回目のキー入力のみと判定され
る。1回目の入力のあと、確認キーを押下した場合は1
回のみの入力と判定される。2回の入力時には、確認キ
ーの押下を時間監視しながら待機する。タイムアウトと
なる時は2回の入力と判定される。表示項目が3項目の
場合も上記と同様の制御を行なっている。確認キーの押
下により、制御部8は記憶部9に押下された表示項目に
対応させ、予め設定されている表示項目コード(具体的
な内容、図示は記載を省略)を記憶させる。 S28:本実施例では、別の取引、例えば、後述する支
払取引からも流入するため、ここで図2の動作フロー図
は、以後のステップで説明する中央交信処理が既に行な
われているか否か判定される。判定はソフトウェアのフ
ラグを判断することによってなされる。 S29:制御部8により、前記記憶した表示項目コード
と暗証番号及び取引に必要な他の情報を、センタ10に
回線制御部11を介して送信する、いわゆる中央交信処
理が行なわれる。センタ10において、表示項目コード
に対応した集積情報のみが抽出され、取引に必要な他の
取引情報と共に、回線制御部11を介して装置側の制御
部8に送信され、制御部8はこれらの情報を受信し記憶
部9に記憶させる。
【0010】S30:顧客が入力した暗証番号と、セン
タ10に登録されセンタ10から送信された暗証番号と
の照合チェックが行なわれる。 S31:暗証不一致の場合は、従来公知の暗証入力ミス
の処理に移行し、再度の暗証入力が行なわれる。 S32:暗証が一致し正常と判断された場合、制御部8
は、本発明の特徴であるセンタ10から送信された集積
情報をグラフィック変換する処理、すなわち、センタで
集積した表示情報である数値データを、グラフで表示可
能にするための編集処理が行なわれる。グラフィック変
換は、パソコン等に見られるソフトウェアに係る技術で
ある。そして変換後は表示部2に表示させるため、表示
項目毎に用意している表示文言を追加する等の処理も行
なっている。 S33:表示部2に、図6で示すように表示項目に対応
したグラフィック表示がなされる。図6はS26、S2
7で「月別出金状況」が指定されたときの表示例であ
る。表示項目数が複数の場合は、画面に示す次頁若しく
は前頁キーを押下することにより要求した表示項目の表
示を見ることができる。そして画面上に表示項目数が表
示されている。例えば表示項目が3個指定されている場
合は、「3」が表示されている。次頁キーを押下するこ
とにより前記表示項目数は、「2」に変わり、今回の画
面を含めた残りの画面数を顧客は知ることができるよう
になっている。
【0011】S34:確認キーが押下されたか否か判定
される。従って上記画面の表示は顧客が確認キーを押下
しない限りS33へスキップしており継続される。 S34A:確認キー押下後は今回の表示の検証は終了と
判断し、グラフィック表示について他の表示項目の表示
を継続して行なうか案内表示される。 S34B:確認キーが押下されたか否かの判定がなされ
る。確認キーの場合はS26へ移行し、他の表示項目に
ついて連続してグラフィック表示が可能となるものであ
る。取消キーの場合はグラフィック表示要求はないもの
と判断されS35へ移行する。 S35:後述する支払取引からの流入であるか否かの判
定がなされる。これは具体的にはS24で顧客が指定し
た取引は、支払取引であるのか前記取引種別情報エリア
のコードにより判定するものである。 S36:支払取引でない場合、実施例では「月別出金状
況」表示から移行しており、引き続き他の取引を継続し
て行なうか否かの案内表示が行なわれる。これは他の取
引を継続する場合は「確認」キーを、継続しないで月別
出金状況表示のみで終了する場合は「取消」キーを押下
させる案内を行なっているものである。
【0012】S37:確認キー押下時はS23に移行
し、継続して他の取引が可能であり、終了キー押下で一
連の取引は終了するように制御されるものである。
【0013】S38:取消キー押下された場合は前述し
た出金状況照会のみで終了し顧客に対しカードの返却が
行われる。 S39:次の顧客への対応のため、メモリクリア及びリ
セットなどのイニシャライズ処理、いわゆる、初期設定
の処理が行なわれる。 S40:顧客が指定した取引が終了する。なお、図示し
ていないが、このあと必要に応じて制御部8により、中
央交信処理が起動される場合もあることは勿論である。 S41:後述する支払取引の途中で、月別出金状況の表
示が行なわれた後のために、引き続き支払取引を継続す
るか否か案内表示が行なわれる。 S42:顧客により確認または取消のキーが押下された
か否か判定される。 S43〜S45:確認キーが押下された場合は、公知技
術の残高チェック、現金放出、明細票印字・放出が行な
われ、取消キーが押下された場合は、このステップはス
キップされ支払取引は行なわれない。その後、S36に
移行し再び他の取引が連続して可能のように制御される
よう構成されている。
【0014】次に前述した月別出金状況の表示を図3に
示す支払取引の中で実行できるようにした他の実施例に
ついて説明する。なお、CD、ATMにおける各種取引
の中でも本発明の各種表示項目の表示は可能であり適用
されるが、ここでは支払取引に適用した場合の作用につ
いてのみ説明し、他はそれぞれの取引の中で制御を一部
変更するだけで可能となる。図2のS23、S24のス
テップで「支払取引」が選択されると、図3に示す
(D)に移行し、S51のステップ以後は、本発明の一
実施例である支払取引が実行される。 S51:顧客による操作部3からの操作により引落し金
額が入力される。金額の誤入力の場合は訂正キーを押下
し、再入力することが可能である。 S52:制御部により顧客の入力した金額が表示部に表
示され、入力した金額に間違いがないか、「確認」及び
「取消」キーが表示され承認を促す案内がなされる。そ
して確認キーが押下されたか否か判定される。取消キー
が押下された場合はS23に移行し支払取引は終了す
る。 S53:確認キーが押下された場合、出金状況表示案内
が行なわれる。ここでの出金状況表示は、実施例では一
般的な月別の推移を表示させるものとしたが実施例に限
定されるものではないことは言うまでもない。
【0015】S54:顧客により確認または取消のキー
が押下されたか否か判定される。 S55:確認キーが押下された場合、出金状況表示の表
示項目コードが制御部8により記憶部9に記憶される。
S54で取消キーが押下された場合はスキップされるた
め表示項目コードは、00のままであり何も記憶されな
いものである。 S56:制御部8により、顧客が入力した暗証番号、入
力金額及び取引に必要な他の情報をセンタ10に回線制
御部11を介して送信する、いわゆる中央交信が行なわ
れる。ここで当然ながら前記表示項目コードも無条件に
送信される情報であり、センタ10は表示項目コードが
00でないとき、顧客個人取引情報エリア内に各種表示
項目コードに対応して、予め取引ごとに更新記憶されて
いる各種集積情報より、制御部8から送信された表示項
目コードに対応する集積情報のみを抽出し、顧客の取引
に必要な他の取引情報と共に、前記回線制御部11を介
して装置側の制御部8に送信し、制御部8はこれらの情
報を受信し記憶部9に記憶する。表示項目コードが00
の場合は、前記集積情報はセンタ10からは送信されな
いことは言うまでもない。 S57:顧客が入力した暗証番号と、センタ10に登録
されセンタ10から送信された暗証番号との照合チェッ
クが行われる。 S58:暗証不一致の場合は、従来公知の暗証入力ミス
処理に移行し再暗証入力が行なわれるが、説明は省略す
る。
【0016】S59:暗証が一致し正常な場合は、制御
部8により月別出金状況表示要求が有ったか否か判定さ
れる。これは表示項目コードを判定することで可能とな
っている。表示項目コードが00の場合は要求無しであ
り、前述したS43に移行し本来の支払取引が実行され
るものである。 S60:月別出金状況表示要求有りの場合は、送信され
た集積情報をグラフィック表示させるための表示情報編
集が行なわれる。 S61:月別出金状況表示が行なわれる。このとき今回
入力した金額に対応するグラフの表示を破線か若しくは
色別にして実際まだ出金していない状態を表示させても
よく、或いは今回の入力分は全く表示させない方式で対
応するなど、ソフトウェアの技術範囲で、任意に金融機
関側で仕様を決定できるものである。 S62:前述したように、確認キーが押下されるまで上
記表示は継続され、顧客は出金状況を検証できるように
なっている。装置としての稼働率向上の見地から確認キ
ー押下するまでの時間監視を行なっており(S34も同
様である)、タイムアウト時はCRT表示により、表示
を自動的に打切り、次のステップに移行するように制御
される。確認キーが押下されると、今回の表示画面に関
する顧客の検証は終了したものと判断し、前記のS34
Aのステップに移行し再度グラフィック表示について他
項目の表示を継続して行ない得るように制御される。
【0017】図3の実施例においては、支払取引のなか
で月別出金状況表示のみを優先して行なう特定なものを
記載したが、S53のステップでS26に戻るように、
制御を変えた場合は、各種の表示項目を顧客が自由に選
択し、さらに実用度の高い装置を提供することができ
る。また、本実施例は、出金状況表示案内を金額入力操
作の後で行なうように制御したが、金額入力操作に先立
って行なうように構成してもよいことは言うまでもな
い。さらに本実施例においては、表示項目要求毎に中央
交信を起動するように構成しているが、最初の要求時、
センタが表示項目全ての集積情報を一括して制御部に送
信し、顧客が表示を選択できるように構成することも考
えられる。また、対話形式により表示条件を顧客が入力
可能なもの、例えば、表示する期間を入力することによ
り、その期間分のみの表示を可能としたもの、または、
複数の年度、月を指定し顧客固有のグラフィック表示が
可能のように構成することもできる。
【0018】実施例として図5に示すように、月別出金
合計額推移を示す月別出金状況、月別入金合計額推移を
示す月別入金状況、月別残高推移を示す月別残高状況、
月別口座振替合計金額の推移を示す月別口座振替状況、
などの提示が可能であるが、本発明の基本的な制御思想
は同一であり、個々の細部にわたる制御フロー図につい
ては省略する。本発明の他実施例としては、年度別の各
種推移、融資額推移、定期預金額推移、積立定期預金額
推移、公共料金振込額推移、給与振込額推移、他各種の
推移を表示若しくは印字することも考えられるが、要す
るに集積情報が年、月、日毎に推移しグラフィック表示
可能なもの総てに適用することが可能である。さらに、
経時的に推移するデータのみならず、固定的な単独のデ
ータで、グラフィック表示が可能なデータにも適用でき
ることは言うまでもない。また前記実施例においては、
グラフの表示も折線グラフのみならず、棒グラフ、円グ
ラフ、その他、視覚的な表示手法を用いることにより、
より多種類の色別、線種別表示など、実施例に限定され
ない広汎な応用が可能である。本発明における視覚的表
示の特徴としては、図6に示す月別の出金状況表示に関
連して、前年度同月の出金情報も同時に表示させること
により、今年度の出金状況を、前年度同月の実績と対比
して即時に検証することができるようすることも可能で
ある。これにより、出金に伴う顧客の経済計画に対する
感覚意識を高めることができ、実用性に優れた提案がで
きるものである。
【0019】図6に示したように、過去から現在時点に
至る実取引に伴う推移データを表示若しくは印字するも
のを提示したが、本発明の応用実施例として、過去の蓄
積された集積情報に基づき、未来の取引のトレンド情報
を図示しないセンタの制御部が、予め記憶している各種
のトレンド情報予測手順パターンから該当するパターン
を選択し、これに基づいて予測推移情報を作成し、前記
顧客個人の取引情報エリア内に随時記憶しておくように
することにより、顧客が指定した記述までの期間、また
は、顧客が指定した期日以降の予測推移情報をグラフィ
ック表示したり印字したりすることができる。例えば、
利率を考慮した3か月後、半年後、1年後、2年後など
の定期預金や積立て預金の予測累計額の推移を、視覚的
に一目瞭然に把握することができるといった効果を提供
することができる。これらは、あくまで顧客の個人情報
であるから、顧客の入力暗証番号の正常の確認の結果に
より表示を行なうようにするのは当然である。しかし、
後述する専用装置では、暗証番号の入力と照合を実行し
ない預金金利の推移、株式銘柄の株価推移などの公開ト
レンド情報のグラフィック化も考えられ、対象とする顧
客の利用目的に対応するサービス提供を目的とした専用
機への応用と実用化が可能である。
【0020】以上の実施例は、CD(またはATM)に
適用可能な例について説明したが、この種のサービス提
供を専用に行なう自動機、若しくは、記帳機と併合した
自動機としての実現が可能である。この場合は、図1に
示した現金取扱部6を外した装置として構成される。こ
のような自動機の構成によれば、利用度の高いCDの利
用客により長時間CDが占有されるという弊害を解消す
ることができる。さらに、カードをICカードとするこ
とにより、顧客の集積情報をICカードのメモリ内に集
積しておき、その情報を用いたサービスを提供すること
ができる。これによりセンタ10のメモリ負荷の軽減と
コストの低減を図ることができる。ICカードからの情
報を取り出す時に所定の保護をかけることにより、金融
機関側情報の流出を防止することができる。図7に上記
専用機使用による制御ブロック図を参考までに示すが、
実施例に示した通常の取引カード、通帳、ICカード等
各種取引媒体の使用を可能としており、機構部も通帳の
リード/ライト、印字を可能とする通帳取扱部、ICカ
ードのリード/ライトを行なうICカード取扱部等が付
設されることが特徴となっており、制御方法、作用等は
実施例で説明したCDと技術レベルでは差異はなく、専
用機としての特別な説明は上述以外は省略するものとす
る。
【0021】本実施例により記載した動作フロー図の構
成、順序、制御方法、制御コード、説明語句、表示部の
案内文言、取引種別、表示項目の種類、数量及び語句、
画面の表示内容、表示形式、表示手段などに限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の
応用例や変形例が考えられることは言うまでもない。例
えば、動作フロー図の中で顧客に対し、グラフィック表
示された表示画面の内容を印字するか否かを案内表示
し、希望する場合は単票若しくは明細票等に画面と同じ
グラフィック印字するなどにより、顧客の選択が可能な
構成とすることもできる。
【0022】
【発明の効果】本発明の実施により、顧客が取引を実行
するに際して、過去の各種の取引推移情報、その他の必
要な情報を、表またはグラフを用いて視覚化した情報と
して、顧客の要求に応じて短時間に、表示若しくは印字
出力することにより、実用性とサービス性に優れた自動
取引装置及び取引システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るCDの制御構成を示す制御ブロッ
ク図である。
【図2】本発明に係るCDの制御動作の一実施例を示す
フロ−図である。
【図3】本発明に係るCDの制御動作の一実施例を示す
フロ−図である。
【図4】図2のフロー図における表示部表示内容の一実
施例を示す図である。
【図5】図2のフロー図における表示部表示内容の一実
施例を示す図である。
【図6】図2のフロー図における表示部表示内容の一実
施例を示す図である。
【図7】本発明に係る専用機の制御構成を示す実施例の
制御ブロック図である。
【符号の説明】
1…現金自動支払装置(CD) 2…表示部 3…操作部 8…制御部 9…記憶部 10…中央処
理装置(センタ) 11…回線制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】グラフィック表示もしくは印字可能な表示
    部及び印字部と、 前記表示部若しくは印字部に表示要求する情報の選択入
    力を行なう操作部と、 前記表示要求情報を後記の中央処理装置に送信する制御
    部と、 個人取引情報エリア内に記憶されている取引集積情報を
    取引毎に監視し必要に応じて更新記憶する中央処理装置
    と、 前記制御部から送信された表示要求情報に基づく取引集
    積情報のみを抽出し、前記制御部に返信する手段を有
    し、 前記制御部は、暗証入力の確認により、少なくとも月若
    しくは年度毎に推移する状況を前記表示部にグラフィッ
    ク表示若しくは印字するように制御指令を行なうことを
    特徴とする自動取引装置及び取引システム。
  2. 【請求項2】前記グラフィック表示は、少なくとも月毎
    の推移とし、前年度と比較表示若しくは印字するように
    制御することを特徴とする請求項1記載の自動取引装置
    及び取引システム。
  3. 【請求項3】前記グラフィック表示は、取引の途中から
    でも連続して表示可能のように制御されることを特徴と
    する請求項1記載の自動取引装置及び取引システム。
  4. 【請求項4】前記グラフィック表示は、過去の取引集積
    情報から未来の取引情報を予測し、前記表示部若しくは
    印字部により、前記予測情報を表示若しくは印字するよ
    う制御することを特徴とする請求項1記載の自動取引装
    置及び取引システム。
JP10510495A 1995-04-28 1995-04-28 自動取引装置及び取引システム Pending JPH08305927A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000259893A (ja) * 1999-03-11 2000-09-22 Oki Electric Ind Co Ltd 自動取引装置
US6786398B1 (en) * 1997-02-06 2004-09-07 Atc Realty Fifteen, Inc. Method and apparatus for automatic cashing of a negotiable instrument
US6856965B1 (en) 1997-02-06 2005-02-15 Atc Realty Fifteen, Inc. Method and apparatus for automatic check cashing
JP2017027542A (ja) * 2015-07-28 2017-02-02 富士通フロンテック株式会社 自動取引装置、自動取引方法および自動取引システム

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