JPH08311788A - ゴム補強用超高強度スチールワイヤおよびスチールコード - Google Patents
ゴム補強用超高強度スチールワイヤおよびスチールコードInfo
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Abstract
ム製品の適切な軽量化及び耐疲労性向上を実現できる超
高強度かつ高靭性のスチールワイヤおよびスチールコー
ドを提供する。 【構成】炭素を0.80〜0.89重量%含有するスチ
ールワイヤであって、スチールワイヤの引張強さが−2
00d+400kgf/mm2以上であり、かつワイヤ
断面におけるビッカース硬度分布が、表面からワイヤ直
径の4分の1以内の中心部を除いた内部まで実質的にフ
ラットである。
Description
ベルト及び高圧ホース等のゴム製品の補強に用いられる
超高強度スチールワイヤおよびこれを用いたスチールコ
ードに関するものである。
や搬送用ベルト及び高圧ホース等のゴム製品の補強材と
してスチールワイヤやスチールワイヤを複数本撚り合わ
せたスチールコードが使われている。こうした補強材は
高強度,高靭性及び耐疲労性などの特性がすぐれている
ことが要求され、しかも最近、これらのゴム製品にはコ
スト低減、取り扱い易さおよび軽量化が強く要求されて
おり、ことに軽量化は自動車用タイヤにおいて燃費削減
等の観点から重視されている。そのため補強材について
は更に高強度が必要になってきている。
強加工を施すことで高強度化するだけでは、靭性が劣化
して伸線及び撚り線加工が困難になったり、必要な特性
を満足させることはできなくなる。また、ワイヤを複数
本撚り合わせてコードにした場合に強度の低下が大きく
なってしまい、高強度化の意味がなくなってしまうとい
う問題も生じる。従来、ゴム製品の補強材としてのスチ
ールワイヤやスチールコードは、一般に炭素含有量が
0.70〜0.75重量%程度の炭素鋼線材を用いて所
定中間径まで伸線後、熱処理とめっきおよび伸線するこ
とで製造されていた。この場合のスチールワイヤの引っ
張り強度Yは、図1に示すように、ワイヤ直径dとの関
係において、Y≧−200d+335(kgf/m
m2)程度であった。その後、高強度化の要求により、
炭素含有量が0.80〜0.89重量%程度の炭素鋼線
材を用いて、Y≧−200d+365(kgf/m
m2)程度の高強度材が現在実用化されている。しか
し、上記した要求に応えるためにはY≧−200d+4
00(kgf/mm2)を越えるレベルの超高強度材が
必要であるが、前記炭素量範囲では製造上および靭性劣
化の問題から実用化されていないのが実情である。
それ自体は製作可能である。しかし、上記のようにY≧
−200d+400(kgf/mm2)を越えるレベル
の超高強度材になると、実際の製造においても多くの課
題が出てくる。すなわち、たとえば重量比で1.0%を
以上というような高い炭素含有量の線材を用いて、伸線
加工度も大きくとって加工硬化により強度を上げること
が考えられる。しかし、高いC量の線材はそのコストが
高くまたその熱処理も難しくなる。また、伸線加工工程
においても、高強度(高硬度)の材料をダイスを使って引
き抜くため引抜き力が高くなってダイスの消耗が激しく
なったり、或いは引き抜けなくなって断線が多発したり
して目的のワイヤが実用的に得られない状況になる。ま
ず、この問題を克服するのが困難である。
だけでは不十分であり、靭性を兼ね備えていなければな
らない。しかも、スチールワイヤは板や棒と違って単純
に曲げや引っ張りが作用するだけでなく、コード製造時
に捻られ、またゴムに埋め込まれた状態で引っ張り、圧
縮およびせん断など複雑多様な力を受ける特殊条件下に
ある。しかしながら、従来ではスチールワイヤをその軸
方向と直角面において中心軸のまわりに捻り、スチール
ワイヤが破断するまでの回数(捻回値)をもって靭性の尺
度としていた。しかし、このような捻回値では厳密な靭
性良否の臨界を設定することは不可能で、尺度として信
頼できないものであった。その理由は、同一の捻回値を
もつスチールワイヤ同士でも、その後の撚り線性や耐疲
労性等において良好なものと不良のものが出てしまうこ
とが多数経験されたからである。
ために研究を重ねて創案されたもので、その目的とする
ところは、炭素含有量を従来レベルのままとしながら、
ゴム製品の適切な軽量化及び耐疲労性向上を実現できる
超高強度かつ高靭性のスチールワイヤおよびスチールコ
ードを提供することにある。
本発明は、炭素を0.80〜0.89重量%含有する炭
素鋼線材を使用し、所定中間径まで伸線した後熱処理と
めっき及び伸線を施して得られるスチールワイヤであっ
て、スチールワイヤの引張強さが下記式を満足し、しか
もワイヤ断面におけるビッカース硬度分布が、表面から
ワイヤ直径の4分の1以内の中心部を除いた内部まで実
質的にフラットである構成としたものである。 Y≧−200d+400 [Y:引張強さ(kgf/mm2)、d:スチールワイ
ヤ直径(mm)] 前記スチールワイヤワイヤは、下記の湿式伸線条件で製
造されたものであることが好ましい。 引抜き用ダイスとして、アプローチ角2αが8〜10
°、ベアリング長さが0.3d1(但し、d1は引抜き孔
径)て、かつ少なくとも最終引抜きダイスとこれより上
流の数個のダイスのニブが焼結ダイヤモンドからなるも
のを用いる。 最終引抜きを2枚のダイスを直列に並べたダブルダイ
スを使用して行い、出口側ダイスでの引抜き減面率1.
2〜3.9%のスキンパスとする。 スキンパス直後のスチールワイヤ温度を150℃以下
に制御する。
ワイヤを複数本バンチャー式撚線機により撚り合わせ、
この状態におけるコードを構成する各ワイヤの断面にお
けるビッカース硬度分布が、表面からワイヤ直径の4分
の1以内の中心部を除いた内部まで実質的にフラットで
ある構成としたことにある。さらに前述したワイヤ断面
のビッカース硬度分布特性すなわち、表面からワイヤ直
径の4分の1以内の中心部を除いた内部まで実質的にフ
ラットである点は、コード単体の状態だけでなく、ゴム
と複合化のため所定の温度と時間で加熱したゴム加硫後
においても満たされていることが好適である。ビッカー
ス硬度分布が実質的にフラットであるとは、本発明の場
合、ほぼHv30以内の範囲にあることを意味する。ま
た、本発明におけるビッカース硬度分布が実質的にフラ
ットなワイヤは、一方向捻り後逆方向捻りを与える捻回
−トルク試験でのトルク低下率が7%以内の範囲にある
ものである。
0.80〜0.89重量%の炭素鋼線材を用いるため、
この面で製造コストの増大をもたらさない。また引っ張
り強さがY≧−200d+400(kgf/mm2)の
超高強度を有するため、少ない本数で良好な補強効果を
実現することができる。なお、ワイヤの強度レベルの上
限については、炭素含有量が0.80〜0.89重量%
である関係から、−200d+430程度まで可能であ
る。しかも、本発明は、ワイヤの長手方向と直角の断面
におけるビッカース硬度の分布を表面からワイヤ直径の
4分の1以内の中心部を除いた内部まで実質的にフラッ
トなようにしている。このため良好な靭性を備えてい
る。しかもその靭性の良否判断の手段として、一方向捻
りと逆方向捻りによる捻り試験を採用し、前記のように
ビッカース硬度がフラットである場合、この試験でのト
ルク低下率が7%以内の範囲であることを見出した。こ
のため、本発明によれば、高強度と靭性を兼ね備え、撚
り効率が良好で耐疲労性も良好なゴム補強用の超高強度
スチールワイヤとなり、これを複数本撚り合わせたスチ
ールコードは高強度、高靭性および耐疲労性にすぐれ、
ゴム製品の補強材として使用することにより、コスト低
減や軽量化を実現することができる。
直角の断面のビッカース硬度の分布は、超高強度スチー
ルワイヤを製作する際の熱処理工程では表面から中心ま
で均一である。それが伸線加工を施すに連れて複雑な分
布を呈し、一般には中心部よりも頂面の方がビッカース
硬度が高くなる。これはダイスで引抜き加工される時に
メタルフローが表面と内部とで異なることから生ずるも
のである。こうしたビッカース硬度の分布の不均一傾向
がある限度を越えたスチールワイヤを使用してスチール
コードを作ってみると、断線が発生したり、疲労特性が
不十分なものが多数現われた。これは、ワイヤ特性とし
て引張り強度は得られても、撚り合せなどにおいてワイ
ヤの捻じりに対する靭性が低下していることを示してい
る。本発明はこうしたビッカース硬度分布を表面からワ
イヤ直径の4分の1以内の中心部を除いた内部まで実質
的にフラットにしている。このため靭性がすぐれ、コー
ド製造時に断線が生じにくく、耐疲労性も良好なものと
なる。
して一方向捻りと逆方向捻りによる捻り試験を採用し、
この試験でのトルク低下率を靭性の判断基準とした。一
般的に、捻り試験は、ワイヤを所定のつかみ間隔とし、
ワイヤ軸線に軽く張力を掛けながら一定方向に捻り、ワ
イヤが切断するまでの回数をもって捻り特性としてい
る。しかしながら、この方法で判断される靭性は極端に
低下した水準のみを現わし、撚り線とすることすら不可
能靭性の低下の判断に供し得るに止まる。
に、一方向の捻回−トルクだけでなく、これに連続して
逆方向の捻回−トルクをも連続検出し、その逆方向の捻
回−トルク過程におけるトルク低下を実測して見た。そ
の結果、かかる一方向−逆方向捻回トルク試験において
トルクの低下がないかあっても少なかったワイヤはそれ
自体強度も高く、耐疲労性も良好で、スチールコードへ
の撚り合わせ工程においても問題なく撚り線とすること
ができ、撚ることによる破断力の低下も少なく、また耐
疲労性も良好であることがわかった。そして、上記試験
でのトルクの低下の少ないスチールワイヤのワイヤの断
面のビッカース硬度の分布を調べたところ、表面から直
径の4分の1以内の中心部を除いた内部まで実質的にフ
ラットであることがわかった。
ルワイヤでは、ワイヤ断面のビッカース硬度分布は図3
(a)や図3(b)のようなものとなる。この分布形状のまま
では、ワイヤノ引張り強さを超高強度とした場合、これ
を撚り合わせてスチールコードを作ってみると前述のよ
うに断線が発生したり、疲労特性の不十分なものができ
てしまう。しかるに、本発明においては、ワイヤ断面の
ビッカース硬度分布を図3(c)や図3(d)のようなものと
するものである。図3(c)と図3(d)の違いは、主にワイ
ヤの引張り強さにより現われる。すなわち、図3(c)は
前述した引張り強さとワイヤ直径の関係式Y≧−200
d+365(kgf/mm2)の水準で現われることが
多く、図3(d)はY≧−200d+400(kgf/m
m2)程度の水準で現われることが多い。これは引張り
強さを大きくするには伸線加工度を大きくするために、
伸線最終ダイスでダブルダイスを使用してスキンパスを
しても、それで得られるビッカース硬度の均一性はワイ
ヤ中心にまで届かないことによるものである。しかし、
図3(d)の分布形状であっても一方向−逆方向捻回トル
ク試験においてトルクの低下は少なかった。このことか
ら、結局、表面から直径の4分の1より外側のビッカー
ス硬度が実質的に均一であれば、目的とする特性が得ら
れることを見出した。ただ、図3(c)と図3(d)の厳密な
限界はなく、互いに遷移的な関係であり、湿式伸線条件
が変われば傾向が変わることもわかった。
ルワイヤを複数本バンチャー式撚線機で撚り合わせてス
チールコードとすることにある。このようにした得られ
たスチールコードのワイヤ断面のビッカース硬度の分布
は、伸線後のワイヤの分布状態と同じか更に均一にな
る。これはバンチャー式撚線機は一般的にワイヤを捻じ
って撚り合わせ、さらにオーバーツイスタという捻り返
し機で撚り形状を安定させるため、その過程で均一性が
助長されるされるためと解される。これに対して、チュ
ーブ型撚線機を使用してスチールコードとした場合は、
一般的にワイヤは捻じられず、プレフオーマという型付
け装置でワイヤに螺旋形状の型付けを施す場合が多いた
め、スチールコードのワイヤ断面のビッカース硬度の分
布は伸線後のワイヤの状態と異なる場合が多く、均一性
が保たれないことも起きる。
ドを構成する各ワイヤの断面のビッカース硬度の分布
も、時効が促進されるため平均値は高くなるが、加熱前
と同様な傾向となる。これはスチールコードを150℃
で30分加熱しワイヤ断面のビッカース硬度の分布を調
べた結果確認されたものである。本発明において、「ビ
ッカース硬度の分布が実質的にフラットである」との判
断基準は、この測定法がもともとバラツキが多いため定
量化することが困難であることに起因するが、ワイヤの
引張り強さが320kaf/mm2以上である場合、数
回のビッカース硬度測定値の平均の分布がほぼHv30
以内に収まっていることを意味する。
ク試験の測定値について述べると、トルク低下率△T
は、図2の捻回−トルク曲線において、最初の一方向捻
りでの捻じ弾性限すなわち図における右上がり直線部分
の上限でのトルク値をTとし、逆方向捻りでの低下部ト
ルク値の最小値をtとすると、トルク低下率△Tは次式
で表される。但し、トルク低下のない場合はt=Tとす
る。 △T=[(T−|t|)/T]×100(%) このトルク低下率△Tが8%以上では前記した不具合が
生じていた。そこでトルク低下率△Tが7%以内の特性
を示すスチールワイヤが靭性が正常であると判断してよ
い。
する。まず、本発明は、炭素含有量が0.80〜0.8
9重量%の炭素鋼線材を用い所定中間径まで伸線した
後、熱処理とめっき及び伸線を施して得られるスチール
ワイヤである。炭素鋼線材の炭素含有量の下限を0.8
0%としたのは、これを下回る炭素量では、後述する好
適な最終伸線条件を採用しても、引っ張り強さがY≧−
200d+400(kgf/mm2)が得られないから
である。上限を0.89%としたのは、これを上回る炭
素量ではコストが高くなるなどの問題があるからであ
る。好ましくは炭素含有量が0.80〜0.85%であ
る。具体的な化学的成分組成としては、C:0.80〜
0.89%、Si:0.15〜0.35%、Mn:0.
3〜0.9%、残部鉄および不可避的不純物からなるも
のであるが、前記基本成分組成にCrやNiなどを合金
元素として所定量添加していてもよい。
mのものが使用される。これを通常のように酸洗、コー
ティングを行い、連続乾式伸線してたとえば直径1.2
〜2.3mmの中間線材を得る。そして、この中間線材
をパテンティング処理してベイナイト等の異組織を含ま
ない均一な微細パーライト組織にし、ゴムとの接着性の
よい合金(通常、真ちゅうめっき)を施し、熱拡散処理
を行って最終原料線を得る。ついで、前記最終原料線を
湿式伸線して目的径例えば直径0.1〜0.4mmのめ
っき付きスチールワイヤを得る。そして、かかるスチー
ルワイヤにおいて、図3(c)と図3(d)ように、ワイヤ断
面におけるビッカース硬度の分布が表面から直径の4分
の1以内の中心部を除いた内部まで、実質的にフラット
であることを特徴とするものである。
ス硬度の分布が表面から直径の4分の1以内の中心部を
除いた内部まで、実質的にフラットであるスチールワイ
ヤの製造方法は、湿式伸線工程において次の条件を採用
することが好適である。 引抜き用ダイスとしてアプローチ角度(2α)が8〜
10°、ベアリング長さが0.3d1(d1=引抜き孔
径)のものを使用する。 最終引抜きにおいては2枚のダイスを直列に並べたダ
ブルダイスを使用し、出口側ダイスでの引抜き減面率を
1.2〜3.9%の範囲で軽いスキンパスを行う。 使用する引抜き用ダイスは、ニブとして、少なくとも
ダブルダイスの2枚とそれよりも上流のもの1〜5枚程
度のものに焼結ダイヤモンドニブを用いる。他は従来の
合金ニブを用いてもよい。 潤滑液温度を低く保持することにより最終引抜きダイ
ス通過直後のワイヤの温度が150°C以下になるよう
に制御する。
湿式伸線工程に用いる引抜き用ダイス(後述する最終引
き抜き用のダブルダイスを含む)を示しており、1はニ
ブ2を内蔵したダイスであり、ニブ2はアプローチ部2
0の角度2αが8〜10°となっており、またベアリン
グ部21の長さlが0.3d1となっている。従来、ア
プローチ角は引抜き力が最も低くなることから12°が
一般に採用されているが、これよりもむしろワイヤ表面
と内部が均一な加工を受けて表面残留応力も低くなるこ
とが重要であることから本発明はアプローチ角を8〜1
0°としたものである。そして、これによる引抜き抵抗
の増大を抑制するため、ベアリング長さを短くしたもの
で、通常の0.5d1では引抜き抵抗が大きすぎるため
適当でない。図5は最終引き抜き用のダブルダイス(仕
上げ用ダイス)3を示しており、ケーシング4,4にそ
れぞれノーマルダイス5aとスキンパス用ダイス5bを
近接して直列状に配置し、所定減面率を2分割して得る
ようにしている。前記ノーマルダイス5aとスキンパス
用ダイス5bのニブ2a,2bはそれぞれ焼結ダイヤモ
ンドで作られ、前記したアプローチ角とベアリング長さ
となっている。上記のようにダブルダイス3の2枚のニ
ブ2a,2bとこれの上流の引抜き用ダイスを含めて4
枚程度のものに焼結ダイヤモンドニブを用いるのは、第
1に焼結ダイヤモンドが合金ダイスに比べて表面の粗さ
も非常に平滑なため引抜き力を低くすることができ、ま
た、引き抜いたワイヤの表面も平滑になり、耐疲労性向
上にも効果があるからである。第2に焼結ダイヤモンド
が硬いことから連続引抜きによる摩耗がほとんどなく、
摩耗によるダイス径の増大とこれによる減面率の変化を
防止できるからである。
スを使用してスキンパスを行うのは、引抜きによるワイ
ヤ発熱を低減するとともに、ワイヤ表面の残留応力を低
く抑えるためである。スキンパス用ダイス5bによる引
抜き減面率を1.2〜3.9%の範囲としたのは、1.
1%以下では加工量が少なすぎて残留応力の緩和作用が
少なく、4.0%以上とあまり大すぎても残留応力の緩
和作用が少ないからである。そして、最終ダイス通過直
後のワイヤの温度を150°C以下になるように潤滑液
温度を低く保持するのは、スキンパスの採用と併せて潤
滑液温度を低くコントロールすることにより、最終ダイ
ス通過直後のワイヤ温度を一定値以下に抑えることによ
り、時効によるワイヤの脆化を防ぐことができる利点が
あるからである。このように潤滑液温度を低く保持する
方法は、湿式伸線機の槽外に循環ポンプと冷却機を設
け、循環液を槽から強制的に抜きこれを冷却して槽に戻
す循環系とし、潤滑液温度を例えば操業中35℃以下に
温度制御すればよい。
チールコードを含むもので、スチールコード構造は任意
である。1×n構造さらにはこれの外周に複数本のスチ
ールワイヤを配して撚り合わせたものや、2+1,1+
2,2+2、3+3などのn+m構造のものなどが挙げ
られる。
た。その成分組成は重量%で、C:0.84%、Si:
0.21%、Mn:0.51%、残部鉄および不可避的
不純物である。この線材を連続乾式伸線して中間径2.
20mm及び2.0mmの線にした。 2)次に、この線に熱処理(パテンティング)と真鍮め
っきを施して最終原料線とした。この時の線の引張り強
さは中間径2.20mmの場合127kgf/mm2、
中間径2.0mmの場合129kgf/mm2であっ
た。 3)次いで、連続湿式伸線を行って、目的径0.35m
mのワイヤに仕上げ、実施例1,2,3のスチールワイ
ヤと比較例1,2,3,4を得た。この湿式伸線工程に
おいて、以下のように条件を変えてワイヤを製作した。
ここで、実施例1,2および比較例1,2,3は中間径
2.0mmを、実施例3は中間径2.2mmを用いたも
のである。
ーチ角度=8°、ベアリング長さ=0.3d1とし、最
終引抜きにおいてはスキンパス減面率=2.0%とした
ダブルダイスを用い、また、このダブルダイスの2枚と
直前の4枚(計6枚)に焼結ダイヤモンドニブを用い、
それより上流は合金ダイスを用いた。この時、最終ダイ
ス通過直後のワイヤ(上がりワイヤ)温度は潤滑液によ
って熱流束温度計の測定温度で147°Cにコントロー
ルした。 〔実施例2について〕ダイスアプローチ角度=10°と
し、スキンパス減面率=2.5%、焼結ダイヤモンドニ
ブの使用枚数は最終から4枚、他は実施例1と同じ条件
で伸線した。上がりワイヤ温度は142°Cであった。 〔実施例3について〕ダイスアプローチ角度=10°、
スキンパス減面率=2.0%、他は実施例1と同じ条件
で伸線した。上がりワイヤ度は148°であった。 〔比較例1について〕スキンパス減面率=1.0%と
し、他は実施例2と同じ条件で伸線した。上がりワイヤ
温度は153°Cであった。 〔比較例2について〕スキンパス減面率=4.5%と
し、他は実施例2と同じ条件で伸線した。上がりワイヤ
温度は143°Cであった。 〔比較例3について〕スキンパスを行わないで通常のシ
ングルパスとし、他は実施例1と同じ条件で伸線した。
上がりワイヤ温度は低く抑えることが困難で187°C
であった。 〔従来例1について〕従来の高強度ワイヤでダイスはア
プローチ角度=12°、ベアリング長さ=0.5d1、
ダイスは全て合金ダイスを用いた。
の炭素鋼線材を用いた。その成分組成は重量%でC:
0.88%、Si:0.24%、Mn:0.51%、残
部鉄及び不可避的不純物である。この線材を連続乾式伸
線して中間径2.0mmの線にした。次に、この線を熱
処理と真鍮めっきを施して最終原料とした。この時の線
の引張強さは134kgf/mm2であった。次に、以
下のように湿式伸線を行って目的径0.35mmの実施
例4と比較例4のワイヤを得た。 〔実施例4について〕ダイスアプローチ角度=10°、
ベアリング長さ=0.3d1のダイスを用い、最終引抜
きにおいてダブルダイスによって2.0%のスキンパス
を行った。なお、最終ダイス以前の4枚についてはダイ
ヤモンドダイス(他は合金ダイス)を用いた。 〔比較例
4について〕スキンパスを行なわず、最終ダイス以前の
6枚をダイヤモンドダイス(他は合金ダイス)とし、そ
の他の条件は実施例4と同じにした。
1に示す。表1および後述する表2において、「捻回
値」は図6に示すように固定側の掴み具6と可動側の掴
み具7の掴み間隔L=100d(dはワイヤ直径)で製
品スチールワイヤ8を掴み、固定側の掴み具6から延出
したワイヤ軸方向に軽く張力を掛けながら可動側の掴み
具7を可変速モータ9により回転数=30rpmで一方
向に捻ってワイヤが破断するまでの回数を測定したもの
である。表1ないし表6において、「ビッカース硬度分
布形状」は、スチールコードのワイヤ断面の中心を通る
線に従って中心から表面にかけて数個所・各数回の測定
を行ない、場所ごとの平均値をプロットした形状が、図
3に示すどのタイプにあてはまるかを判定したものであ
る。表中、Aは図3(a)の形状、Bは図3(b)の形
状、Cは図3(c)の形状、Dは図3(d)の形状をそ
れぞれ示す。捻回−トルク試験は、固定側の掴み具6と
可動側の掴み具7の掴み間隔Lを300d(dはワイヤ
直径)とし、固定側の掴み具6から延出したワイヤ軸方
向に軽く張力を掛けながら、可動側の掴み具7を可変速
モータ9により捻り速度=30rpmで一方向に10回
捻った後、ワイヤが破断するまで逆方向に前記捩じり速
度で捻り返しを行ってそれぞれ捻回−トルク曲線をとっ
て判定した。なお、表1さらに後述する表2,表5にお
いて、「一方向−逆方向捩り試験結果」の○はトルク低
下率△Tが0〜7%のもの(良好)を指し、×はトルク
低下率△Tが8%以上のもの(不良)を示す。ワイヤの
疲労限はハンター式回転曲げ疲労試験機によって求め
た。
2,3及び4は目的の強度を有し、また、ビッカース硬
度分布もCまたはDと実質的にフラットであり、さらに
捻回−トルク試験におけるトルク不良もなく、疲労限も
従来の高強度材(従来例1)に比べて非常にすぐれてい
る。比較例1,2,3及び4はいずれもビッカース硬度
分布がフラットでなく、捻りトルク不良があり、いずれ
の疲労限も従来例に比べて改善が見られない。
の炭素鋼線材を用いた。その成分組成は重量%で、C:
0.82%、Si:0.20%、Mn:0.53%、残
部鉄及び不可避的不純物である。この線材を連続乾式伸
線して中間径1.43mmの線にした。次に、この線を
熱処理と真鍮めっきを施して最終原料とした。この時の
線の引張強さは136kgf/mm2であった。次で、
連続湿式伸線を行って目的径の0.20mmのワイヤに
仕上げた。この湿式伸線工程において条件を変えてワイ
ヤを製作した。 〔実施例5について〕ダイスは全てアプローチ角度=8
°、ベアリング長さ=0.3d1とし、最終引抜きにお
いてスキンパス減面率=2.0%としたダブルダイスと
し、また、全ダイスとも焼結ダイヤモンドニブを用い
た。 〔実施例6について〕ダイスは全てアプローチ角度=1
0°、ベアリング長さ=0.3d1とし、スキンパス減
面率=1.5%とし、また、スキンパスの2枚とその直
前の2枚の計4枚は焼結ダイヤモンドニブとし、それよ
り前のダイスは合金ダイスを用いた。 〔比較例5について〕ダイスは全てアプローチ角度=1
0°、ベアリング長さ=0.5d1とし、最終のスキン
パス減面率=4.5%としてその他は実施例6と同じ条
件で伸線した。 〔比較例6について〕ダイスアプローチ角度=8°、最
終スキンパス減面率=2.0%とし、スキンパスの2枚
とその直前の4枚の計6枚については焼結ダイヤモンド
ニブとし、それより前は合金ダイスを用いて、他は比較
例5と同じ条件で伸線した。 〔比較例7について〕ダイスは全てアプローチ角度=8
°、ベアリング長さ=0.3d1とし、最終はシングル
ダイスとした。他は比較例6と同じ条件で伸線した。 〔従来例2について〕従来の高強度ワイヤであり、ダイ
スアプローチ角度=12°、ベアリング長さ=0.5d
1とし、全て合金ダイスを用いたものである。以上につ
いての特性を表2に示す。
目的の強度に達し、ビッカース硬度分布もDであって実
質的にフラットで、しかも捻りトルクの不良もなく、疲
労限も従来例2に比較して高い。一方、比較例において
は、その強度が目的に達していても、疲労限は従来例に
比べて改善がほとんどないことがわかる。
mmのワイヤと、具体例3の直径0.20mmのワイヤ
を用いて、バンチャー式撚り線機で撚り合わせてスチー
ルコードを製作した。すなわち、直径0.20mmのワ
イヤ3本をS方向に撚り合せて1×3構造の芯とし、更
にこの周りに直径0.35mmのワイヤ6本をS方向に
撚り合わせて、1×3(0.20)+6(0.35)構
造のスチールコード(撚りピッチ:1×3は10mm,
+6は18mm)を製作した。それらスチールコードに
使用したワイヤは以下のとおりである。下記において、
芯は芯ワイヤを、側は側ワイヤをそれぞれ意味する。 実施例7…芯:実施例5のワイヤ、側:実施例1のワイ
ヤ 実施例8…芯:実施例6のワイヤ、側:実施例2のワイ
ヤ 実施例9…芯:実施例6のワイヤ、側:実施例3のワイ
ヤ 実施例10…芯:実施例6のワイヤ、側:実施例4のワイ
ヤ 比較例8…芯:比較例5のワイヤ、側:比較例1のワイ
ヤ 比較例9…芯:比較例6のワイヤ、側:比較例2のワイ
ヤ 比較例10…芯:比較例7のワイヤ、側:比較例4のワイ
ヤ 従来例3…従来の同一構造の高強度材スチールコード。 (芯:従来例2のワイヤ、側:従来例1のワイヤ) 以上のスチールコードについて特性を表3に示す。
及び従来例1のそれぞれのワイヤを使ってバンチャー式
撚り線機を用いて、ほぼ平行に2本の素線(ワイヤ)を
引き揃え、その周りに他の2本の素線をS方向にピッチ
18mmで巻き付けるように撚り合せる2+2構造のス
チールコードを製作し、それぞれ実施例11,12,比
較例11,12及び従来例4とした。これらのスチール
コードの特性を表4に示す。
転自在の3ヶのロールを千鳥状に配して、これに沿わせ
てコードをその破断荷重の10%の負荷の下に張り渡し
て、このロールを左右に繰り返し移動させてコードに繰
り返し曲げを与えるもので、コードが破断するまでの回
数を測定する。表中の数値は従来例を100としたもの
である。表3、表4さらに後述する表6において、「撚
り線性」の◎は問題なし、△は断線あり、×は断線多数
を示している。
ス硬度分布がCまたはDである実施例7〜12は撚り線
も問題なくでき、撚り合わせによる強度の低下も少なく
て破断荷重も十分高く維持され(撚り効率が高く)、ま
た耐疲労性も非常に高い。一方、比較例においてはビッ
カース硬度分布がAまたはBのように実質的にフラット
でなく、捻りトルクの不良があるワイヤでコードにされ
ているため、撚り効率が大きく低下しているだけでな
く、耐疲労性も悪くなっている。ここで、コードを分解
してワイヤを取出し、これについて捻り試験を行った
が、撚り線前のワイヤとほぼ同じ捻回−トルク曲線を示
した。
て連続湿式伸線を行って、目的径0.38mmのワイヤ
に仕上げた。この湿式伸線工程で以下のような条件でワ
イヤを製作した。 〔実施例13について〕ダイスアプローチ角度=10
°、ベアリング長さ=0.3d1とし、スキンパス減面
率=2.0%、ダブルダイスの2枚とその直前の2枚を
焼結ダイヤモンドニブとし、それより上流は合金ダイス
を用いて伸線した。 〔実施例14について〕スキンパス減面率を3.0%と
し、他は実施例13と同じ条件とした。 〔比較例13について〕ダイスベアリング長さを0.5
d1、スキンパス減面率を4.5%とし、他は実施例1
3と同じ条件とした。 〔従来例5について〕従来の高強度ワイヤでダイスはア
プローチ角度=12°,ベアリング長さ=0.5d1で
あり、ダイスは全て合金ダイスを用いた。以上のワイヤ
についての特性を表5に示す。
イヤと具体例3の0.20mmのワイヤを用いてバンチ
ャー式撚線機で撚り合わせてスチールコードを製作し
た。すなわち、直径0.20mmのワイヤ3本をZ方向
に撚り合わせて1×3の芯とし、更にこの周りに直径
0.38mmのワイヤ6本をS方向に撚り合わせて1×
3(0.20)+6(0.38)構造のスチールコード
(撚りピッチ:1×3は10.0mm、+6は18.0
mm)を製作した。使用したワイヤの関係は以下のとお
りである。芯は芯ワイヤ、側は側ワイヤを示す。 実施例15…芯:実施例5のワイヤ,側:実施例13の
ワイヤ 実施例16…芯:実施例5のワイヤ,側:実施例14の
ワイヤ 比較例14…芯:比較例6のワイヤ,側:比較例13の
ワイヤ 従来例6…芯:従来例2のワイヤ,側:従来例5のワイ
ヤ 以上のスチールコードについての特性を表6に示す。
おけるビッカース硬度分布がC,Dでありかつ捻り試験
結果が良好な本発明は、撚り線性、強度、耐疲労性およ
び撚り効率で良好な特性が得られていることがわかる。
ヤによれば、C含有量0.80〜0.89重量%の線材
を用いながら、従来の普通高強度ワイヤよりも約20
%、高強度材よりも約10%強度の高い超高強度を有
し、しかも表面からワイヤ直径の4分の1以内の中心部
を除いた内部まで実質的にフラットであるため靭性も良
好で、耐疲労性もよく、コードとする場合の撚り効率の
低下を少なくすることができ、良好な特性のスチールコ
ード用材料を提供できるというすぐれた効果が得られ
る。 また、本発明のスチールコードによれば、ゴム製
品に対する補強効果が高くコスト低減と軽量化を実現す
ることができるというすぐれた効果が得られる。
ある。
ルク曲線を示す線図である。
ース硬度の分布を示す線図で、(a)は従来例および比
較例1のタイプ、(b)は従来例および比較例2のタイ
プ、(c)(d)は本発明による場合である。
る。
である。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】炭素を0.80〜0.89重量%含有する
炭素鋼線材を使用し、所定中間径まで伸線した後熱処理
とめっき及び伸線を施して得られるスチールワイヤであ
って、スチールワイヤの引張強さが下記式を満足し、か
つワイヤ断面におけるビッカース硬度分布が、表面から
ワイヤ直径の4分の1以内の中心部を除いた内部まで実
質的にフラットであることを特徴とするゴム補強用超高
強度スチールワイヤ。 Y≧−200d+400 [Y:引張強さ(kgf/mm2)、d:スチールワイ
ヤ直径(mm)] - 【請求項2】スチールワイヤが下記の湿式伸線条件で製
造されたものである請求項1に記載のゴム補強用超高強
度スチールワイヤ。 引抜き用ダイスとして、アプローチ角2αが8〜10
°、ベアリング長さが0.3d1(但し、d1は引抜き孔
径)で、かつ少なくとも最終引抜きダイスとこれより上
流の数個のダイスのニブが焼結ダイヤモンドからなるも
のを用いる。 最終引抜きを2枚のダイスを直列に並べたダブルダイ
スを使用して行い、出口側ダイスでの引抜き減面率1.
2〜3.9%のスキンパスとする。 スキンパス直後のスチールワイヤ温度を150℃以下
に制御する。 - 【請求項3】請求項1または請求項2に記載のスチール
ワイヤを複数本バンチャー式撚線機で撚り合わせてな
り、コードを構成する各ワイヤの断面におけるビッカー
ス硬度分布が、表面からワイヤ直径の4分の1以内の中
心部を除いた内部まで実質的にフラットであるゴム補強
用超高強度スチールコード。 - 【請求項4】ゴム加硫後の各ワイヤの断面におけるビッ
カース硬度分布が、表面からワイヤ直径の4分の1以内
の中心部を除いた内部まで実質的にフラットである請求
項3に記載のゴム補強用超高強度スチールコード。 - 【請求項5】ワイヤ断面におけるビッカース硬度分布
が、表面からワイヤ直径の4分の1以内の中心部を除い
た内部までほぼHv30以内の範囲にある請求項1ない
し請求項4のいずれかに記載のゴム補強用超高強度スチ
ールワイヤまたはスチールコード。 - 【請求項6】ワイヤが一方向捻り後逆方向捻りを与える
捻回−トルク試験でのトルク低下率が7%以内の範囲に
ある請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のゴム補
強用超高強度スチールワイヤまたはスチールコード。
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