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JPH08506856A - マグネシウム・コーティングのための二段階電気化学的方法 - Google Patents

マグネシウム・コーティングのための二段階電気化学的方法

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JPH08506856A
JPH08506856A JP6517972A JP51797294A JPH08506856A JP H08506856 A JPH08506856 A JP H08506856A JP 6517972 A JP6517972 A JP 6517972A JP 51797294 A JP51797294 A JP 51797294A JP H08506856 A JPH08506856 A JP H08506856A
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fluoride
magnesium
coating
hydroxide
solution
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JP6517972A
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デュアン イー. バータック,
イー. レミー,ブライアン
イール アール. ウールシー,
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テクノロジー アプリケーションズ グループ,インコーポレイテッド
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    • C25D11/02Anodisation
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Abstract

(57)【要約】 マグネシウム及びその合金の二段階コーティング方法を開示する。第一段階は、約3乃至10重量%の水酸化物と約5乃至30重量%の弗化物とを含み、少なくとも約12のpHをもつ第一の電気化学的溶液中にマグネシウム部材を浸漬する工程を含む。電流密度を約10乃至200mA/cm2にコントロールすることによって、前記予備処理せる部材から成る陽極とやはり電解溶液と接触している陰極との間に増加する電位差が生ずる。次に、その部材を少なくとも約11のpHをもつ電解水溶液中に浸す。その溶液は、水溶性水酸化物,弗化物源及び水溶性珪酸塩、それぞれが溶液1リットルあたり約2乃至15gの水酸化物の添加、溶液1リットルあたり約2乃至14gの弗化物の添加、及び溶液1リットルあたり約5乃至40gの珪酸塩の量の添加によって調製される。この場合も、電流密度を約5乃至100mA/cm2にコントロールすることによって、予備処理された前記部材から成る陽極とやはり電解溶液と接触する陰極との間に増加する電位差、少なくとも約150ボルトが生ずる。この方法は、高い耐摩耗性及び耐食性をもつ優れたコーティングを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 マグネシウム・コーティングのための二段階電気化学的方法 発明の分野 本発明は、マグネシウム合金に無機コーティングを施すための方法である。よ り詳細に言えば、水酸化物と弗化物とを含む浴中での第一の電気化学的処理と、 水酸化物と弗化物源と珪酸塩とを含む浴中での第二の電気化学的処理とを備える 二段階方法に関するものである。 発明の背景 マグネシウムの構造的用途への利用は急速にのびている。マグネシウムは、そ の構造的能力を高めるために、一般的には、アルミニウム,マンガン,トリウム ,リチウム,錫,ジルコニウム,亜鉛及び稀土類金属のいずれとも、またはその 他の合金、またはこれらの組み合わせと合金にして使用される。このようなマグ ネシウム合金は、高い強度対重量比が要求される場合によく使用される。適切な マグネシウム合金は、高温において超軽金属のなかで最も高い強度対重量比を与 える。更に、稀土類金属またはトリウムとの合金は、315℃以上の温度でもか なりの強度を保持する。構造的マグネシウム合金は、従来の多くの方法、例えば リベット締め及びボルト締め,アーク及び電気抵抗溶接,ブレイジング,はんだ 付け及び接着剤結合などで、結合される。マグネシウム含有部材は、航空機及び 航空宇宙工業,軍装備,エレクトロニックス,車体及び車部品に使用される。マ グネシウム及びその合金は、多くの化学物質の存在下でも良い安定性を示すが、 特に酸性環境及び塩水条件下においては、この金属にも更なる防御が必要である 。したがって、特に海上で使用する場合には、コーティングを施して金属の腐食 を防ぐ必要がある。 マグネシウムのためのコーティングは種々開発され使用されている。最も一般 的なコーティングは化学処理または転化コーティングであり、塗料下地として用 いられ耐食性を若干もっている。化学的方法も電気化学的方法もマグネシウム表 面の転化のために用いられる。クロム酸塩フィルムが、マグネシウム合金の表面 処理に最も一般的に用いられる。これらの水和のゲル状ポリクロメート構造のフ ィルムは、良い塗料下地としての面を作り出すが、その耐食性は限られている。 マグネシウム合金の陽極酸化法は、保護層を作るもう一つの電気化学的方法で ある。少なくとも2つの低電圧陽極酸化法であるDow17及びHAEが、商業 上用いられてきた。しかし、これらの処理によってもたらされる腐食防御も限ら れている。Dow17法は、重クロム酸カリウムを用いるが、このクロム(VI )化合物は急性毒性を有し、厳しく規制されている。HAE陽極法における重要 な成分は過マンガン酸カリウムであるとはいえ、容認可能な耐食性を得るために は、このコーティングと共にクロム酸塩シーラントを使用しなければならない。 このように、どちらの場合にも、所望の耐食コーティングを得るためには、全体 の工程でクロム(VI)が必要である。このクロム(VI)の使用は、これらの 工程からの廃棄物が重大な問題となることを意味する。 より最近になって、金属及びセラミックのようなコーティングが開発された。 これらのコーティングは、非電着性金属析出法及び電気化学的方法によって形成 される。コーティング組成物中で化学的還元剤を用いてマグネシウム及びマグネ シウム合金にニッケルを無電解的に沈着させる方法は、当業者には公知である。 しかしながら、この方法は有害な重金属の混じった大量の廃水を生じ、それを廃 棄する前に処理しなければならない。電気化学的コーティング法を用いて金属及 び非金属コーティングどちらも行うことができるが、金属コーティング法もやは り重金属で汚染された廃水を生ずる。 非金属コーティング法は、一部には廃水の重金属汚染を含めた諸問題を克服す るために開発されたものである。コザック(Kozak)の米国特許第4,184,926号は 、マグネシウム及びその合金に腐食防止コーティングを形成するための二段階方 法を開示している。第一段階では、ほぼ室温において弗化水素酸を用いてマグネ シウム部材を酸性化学浸酸又は処理し、金属表面に弗化マグネシウム層を 形成する。第二段階では、その部材を珪酸アルカリ金属とアルカリ金属水酸化物 とを含む溶液中で電気化学的にコーティングする。約150〜300ボルトの電 位を電極を通してかけ、浴中の電流密度を約50〜200mA/cm2に維持す る。しかし、この方法の第一段階は単なる浸酸段階であり、一方、第二段階は弗 化物源を含まない電気化学的浴中で行われる。この方法の試験結果は、耐食性及 びコーティングの完全性を更に高める必要があることを示唆している。 コザックの米国特許第4,620,904号は、珪酸アルカリ金属,アルカリ金属水酸 化物及び弗化物を含む電解浴を用いる、マグネシウム部材の一段階コーティング 方法を開示している。その浴は、温度約5〜70℃、pH約12〜14に保たれ る。電気化学的コーティングは、約150〜400ボルトの電位下で行われる。 この方法の試験結果も、まだ耐食性を高める必要があることを示している。 上記先行技術の教示に基づくと、マグネシウム含有部材のコーティングのため には、より高い耐食性をもつ均質なコーティングを形成する方法が必要である。 更に、設備の要求が軽減され重金属汚染廃水を生成しない、より経済的コーティ ング方法が必要である。 発明の概要 本発明は、マグネシウム含有部材をコーティングする方法に関するものである 。その部材を、先ず、最初に約3乃至10g/Lの水酸化物と約5乃至30g/ Lの弗化物とを含む少なくとも約11のpHをもつ電解水溶液中に浸す。電流密 度を約10乃至200mA/cm2にコントロールすることによって、予備処理し た部材から成る陽極と更に電解溶液に接触している陰極との間に、増加する電圧 差を生じさす。この予備処理段階は、部材をきれいにし、酸化マグネシウム,弗 化マグネシウム,オクソ弗化マグネシウム又はこれらの混合物を含む下地層を、 部材の表面に作り出す。次に、部材を少なくとも約11のpHをもつ電解水溶液 中に浸す。この水溶液は、水溶性水酸化物,水溶性弗化物源及び水溶性珪酸塩を 含む成分から調製され、それぞれが、溶液1リットルあたり約2乃至15gの水 酸化物の添加、溶液1リットルあたり約2乃至14gの弗化物の添加、及び溶液 1リットルあたり約5乃至40gの珪酸塩の添加からなる。 再び、電流密度を約5乃至100mA/cm2にコントロールすることによって 、予備処理した部材から成る陽極とやはり電解溶液と接触している陰極との間に 、少なくとも約150ボルトの増加する電位差が生じ、火花放電がおきる。この 方法によって、酸化珪素含有コーティングが下地層の上に形成される。 好適な一実施例では、全波整流型交流電源が用いられる。 明細書及びクレイム中に使用される“マグネシウム含有部材”とは、マグネシ ウム金属及び主要部分がマグネシウムである合金を含むものである。 図面の簡単な説明 図1は本発明によりコーティングしたマグネシウム含有部材の断面図である。 図2は本発明のブロック図である。 図3は本発明の電気化学的プロセス図である。 図4はマグネシウム含有基材及び本発明によるコーティングの断面の走査電子 顕微鏡写真である。 好適な実施例の詳細な説明 図1は、本発明の方法を用いてコーティングしたマグネシウム含有部材の表面 の断面図を示す。マグネシウム含有部材10には酸化マグネシウム,弗化マグネ シウム,オクソ弗化マグネシウム又はそれらの混合物を含む第一の無機層12と 、酸化珪素を含む第二の無機層14があることが示されている。層12と14と は結合して、耐食性コーティングをマグネシウム含有部材の表面に形成する。 図2は、これらの被覆部材を形成するために用いられる諸段階を説明するもの である。未処理部材20は、最初に第一電気化学浴22中で処理される。この処 理によって部材はきれいになり、酸化マグネシウム,弗化マグネシウム,オクソ 弗化マグネシウムまたはそれらの混合物から成る層が部材上に形成される。次に 部材は、第二電気化学浴24で処理され、その結果コーティングされた部材26 が生成する。 部材を、図3に示す第一の電気化学的コーティングプロセスにかける。第一の 電気化学的プロセスにおいて、第一電気化学浴22は約3乃至10g/Lの 可溶性水酸化化合物及び約5乃至30g/Lの可溶性弗化物を含む電解水溶液か ら成る。好適には、水酸化物はアルカリ金属水酸化物及び水酸化アルミニウムで ある。水酸化物がアルカリ金属水酸化物であるのがより好ましく、水酸化物が水 酸化カリウムであるのが最も好ましい。 可溶性弗化物は、アルカリ金属弗化物,弗化アンモニウム,弗化水素アンモニ ウム及び弗化水素などの弗化物である。アルカリ金属弗化物,弗化水素又はそれ らの混合物が好適であり、弗化物が弗化カリウムであるのがより好適である。 電解水溶液の組成範囲を、下の表Iに示す。 第一及び第二の電気化学処理において、部材30は陽極として電気化学浴42 に浸漬される。電気化学浴42を含む容器32を陰極として使用する、または別 の陰極を浴42に浸漬してもよい。陽極は、スイッチ34を介して整流器36に 接続し、一方、容器32は直接整流器36に接続する。整流器36は電源38か らの電圧を整流し、直流電源を電気化学浴に与える。整流器36とスイッチ34 とは、電気化学的組成をコントロールする目的でマイクロプロセッサ・コントロ ール40とつながれる。整流器は、パルス状DCシグナルを与える。好適な実施 例において、このシグナルは、所望の電流密度を得るために、最初は電圧が直線 的に増加するような電圧コントロール下におかれる。 電気化学的付着プロセスの好適な条件は、下表IIに示される。 マグネシウム含有部材は、部材表面の汚れが落ちて、マグネシウム含有部材上 に下地層が形成されるために、十分な時間第一の電気化学浴中に保持される。こ の結果,酸化マグネシウム,弗化マグネシウム,オクソ弗化マグネシウム,又は それらの混合物を含む第一層または下地層でコーティングされたマグネシウム含 有部材が生成される。電気化学浴中の滞在時間が短すぎると、マグネシウム含有 部材の第一層の形成及び/または清浄が不十分になる。これは究極的には被覆部 材の耐食性の低下につながる。滞在時間がより長くなると、プロセス時間が長く なり、第一層が必要以上に厚くしかも不均質にさえなるので不経済でるる。この 下地層は、組成及び厚さが部材表面全体にほぼ均質であり、その上に第二の無機 層が付着するためのすぐれた下地となる。好適には第一層の厚さは、約0.05 乃至0.2ミクロンである。 コーティングプロセスの特定のメカニズムを限定することは望まないが、第一 の電気化学的段階は、基材表面をきれいにまたは酸化し、その上基材にしっかり と接着する下地層を提供するという点で好都合である。下地層は、第二層を形成 する組成物と相溶可能であり、第二層の接着のための良い基質となる。下地層は 、酸化マグネシウム,弗化マグネシウム,オクソ弗化マグネシウム,またはそれ らの混合物からなり、それは金属基質に強固に接着している。また、これらの化 合物と第二層の化合物との間に相溶性があるため、酸化珪素を含む層が金属基材 の目立ったエッチングをおこすことなく均質に付着する。それに加えて、第一層 も第二層も、電解液中に存在する陽イオンの合金及び酸化物の中にある その他金属の酸化物を含んでいる。 下地層は、金属基材を少しは保護するが、完全な2層コーティングがもたらす ような耐摩耗性は与えない。しかしながら、最初に下地層を付着させずに金属基 材に直接酸化珪素含有層を適用するならば、耐食性が比較的乏しく、不均質で接 着性の悪いコーティングが形成される。 第一電気化学浴22と第二電気化学浴24との間の工程で、前処理された部材 を水で徹底的に洗い、汚れをすべて除去するのが好ましい。 その後、図3にも記し、上で概略論じたように、部材を第二の電気化学的コー ティングプロセスにかける。第二の電気化学的コーティング段階の詳細は次のよ うである。第二電気化学浴24は、約2乃至15g/Lの可溶性水酸化化合物, 弗化物及びフルオロ珪酸塩を含むグループから選択された約2乃至14g/Lの 可溶性弗化物含有化合物、及び約5乃至40g/Lの珪酸塩を含む電解水溶液を 含む。好適な水酸化物としては、アルカリ金属水酸化物及び水酸化アンモニウム がある。水酸化物がアルカリ金属水酸化物であるのがより好ましく、水酸化物が 水酸化カリウムであるのが最も好ましい。 弗化物含有化合物は、アルカリ金属弗化物,弗化水素,弗化水素アンモニウム または弗化アンモニウムのような弗化物、または、フルオロ珪酸アルカリ金属の ようなフルオロ珪酸塩またはそれらの混合物である。弗化物源がアルカリ金属弗 化物であるのが好適である。弗化物源が弗化カリであるのが最も好適である。 電気化学浴は珪酸塩も含む。この明細書及びクレイム中の“珪酸塩”とは、珪 酸アルカリ金属,フルオロ珪酸アルカリ金属,コロイドシリカのような珪酸塩等 価物または代替物、及びこれらの混合物を意味する。珪酸塩が珪酸アルカリ金属 から成るのがより好適であり、珪酸塩が珪酸カリウムであるのが最も好適である 。 上記説明から、フルオロ珪酸塩が水溶液中で弗化物及び珪酸塩の両方を与える ことがわかる。そこで、浴中の弗化物濃度を十分にするためには、ただ約2乃至 14g/Lのフルオロ珪酸塩を用るだけでよい。他方、十分な濃度の珪酸塩を与 えるためには、約5乃至40g/Lのフルオロ珪酸塩を用いられる。もちろん、 フルオロ珪酸塩をその他の弗化物及び珪酸塩源と組み合わせて用い、必要 な溶液濃度を得ることもできる。更に、pHが少なくとも約11である水溶液中 では、フルオロ珪酸塩が加水分解して弗化物イオンと珪酸塩になることは当然で ある。 電解水溶液の組成範囲を、下の表IIIに示す。 電気化学的付着プロセスの好適条件は、下の表IVに示すものである。 これらの反応条件では、約90分以内に約40ミクロンまでの無機コーティン グを形成することができる。より長時間にわたり電位差を維持すれば、より厚い コーティングを付着させることができる。しかしながら、最も実用的な目的から は約10乃至30ミクロンの厚さのコーティングが好ましく、それは約10乃至 30分のコーティング時間によって得られる。 第二の電気化学浴において、コーティングは火花放電プロセスによって形成さ れる。電気化学的溶液を通じて与えられる電流密度は、特にマグネシウム含有陽 極の表面に電位差の増加を生ずる。コーティング形成中、火花放電が陽極表面に おこる。暗くすると火花放電が目に見える。もちろん、コーティングの厚さが 増加するにつれて抵抗は増加し、或る電流密度を維持するためには電圧を上げな ければならない。類似の放電法は、フラコフスキー(Hradcovsky)らの米国特許 第3,834,999号及び第3,956,080号に開示されている。このどちらも参考例として ここに組み込まれるものである。 上記の方法によって作り出された第二のコーティングは、セラミックのようで 、すぐれた耐食性及び耐摩耗性及び硬度特性を有する。このメカニズムに固執は しないが、これらの特性は、下地及び第二コーティングの組織、及び下地及び第 二コーディングの金属基材及び基礎コーティングのそれぞれへの接着の結果であ る。好適な第二コーティングは、溶融酸化珪素と弗化物との混合物に酸化アルカ リ金属を加えたもので、この第二コーティングの大部分が酸化珪素であることが 最も好ましい。ここで“酸化珪素”とは種々な形の酸化珪素を指す。 本発明のこのすぐれたコーティングは、プロセス溶液中にクロム(VI)を使 用することなく行われる。したがって、この有害な重金属混入物をプロセス廃棄 物から除去するというコストのかかる工程を行わずにすむ。その結果、この好適 なコーティングは、実質上クロム(VI)を含まない。 本発明のコーティングの接着性は、公知の商業的コーティングよりかなり良い ものである。これは、金属基材、基礎コーティング及び第二コーティング間の凝 集性のある相互作用の結果である。金属基材上のコーティングの走査電子顕微鏡 的断面図を、図4に示す。顕微鏡写真は、高倍率においては金属基材50が不規 則な表面をもち、基材50の表面に凝集した下地層52が形成されていることを 示す。下地層52上に形成される酸化珪素含有層54はすぐれた一体性を示し、 コーティング層52及び54共にすぐれた耐食性及び耐摩耗性をもつ面を提供す る。 耐摩耗性を米国試験法基準第141Cの方法6192.1によって測定した。 本発明によって好適に生成した厚さ0.8乃至1.0milのコーティングは、 CS−17摩耗車輪で1.0kg荷重を用いても、金属基質が露出するまでには 少なくとも1000回の摩耗サイクルに耐える。より好適な場合には、そのコー ティングは、金属基質があらわれるまでに少なくとも2000回の摩耗サイクル に耐える。最も好適な場合には、CS−17摩耗車輪で1.0kg荷重 を用いて、コーティングが少なくとも3000回の摩耗サイクルに耐える。 耐食性をASTM基準法によって測定した。塩霧試験,ASTM B117を 耐食性試験法として用い、ASTM D1654のA法及びB法を試験サンプル の評価に用いた。方法Bによって測定した場合、本発明により製造したマグネシ ウム合金AZ91D上のコーティングは、好適には塩霧中で24時間経過後少な くとも9の段階を達成する。より好適な場合には、100時間後に少なくとも9 の段階を達成し、最も好適な場合には、塩霧中に200時間経過後、少なくとも 8の段階を達成する。 マグネシウム含有部材を本法によってコーティングした後に、そのまま使用し ても非常に良い耐食性を与えるが、塗料またはシーラントのような任意の仕上げ コーティングを用いてそれらを更にシールすることもできる。酸化珪素含有コー ティングの構造及び組織は、そのマグネシウム含有部材に耐食性または装飾性を 更に与える種々の付加的仕上げコーティングの使用を可能にする。例えば、酸化 珪素含有コーティングは湿潤または乾燥条件−−例えば水浸漬試験ASTM D 3359の試験法B−−のどちらでも、優れた耐食性をもち、優れた接着性をも たらす、優れた塗装下地を提供する。ガラスまたは金属表面によく接着するいか なる塗料も、任意の仕上げコーティングとして用いることができる。外側コーテ ィングとして用いる代表的で非制限的無機組成物としては、その他のアルカリ金 属珪酸塩,燐酸塩,硼酸塩,モリブデン酸塩及びバナジウム酸塩がある。外側コ ーティングの代表的で非制限的有機組成物としては、ポリフルオロエチレン及び ポリウレタンなどのポリマーがある。その他の仕上げコーティング材も熟練せる 当業者には公知である。重ねて言うが、非常に良い耐食性を得るために、これら の任意の仕上げコーティングを行うことは不必要である。しかし、それらの使用 により、より良い装飾的仕上げが得られ、またはそのコーティングの防御特性は 更に改善される。 任意の仕上げコーティングを更に適用した後は素晴らしい耐食性が得られる。 方法Bによって測定したとき、任意の仕上げコーティングをほどこした本発明に よって製造されたコーティングは、塩霧中で700時間経過後少なくとも約8の 段階を達成する。より好適な場合は、700時間後にこのコーティングは少なく とも約9の段階を達成し、最も好適な場合には、塩霧中で700時間経過後少な くとも約10の段階を達成する。 実施例 最良の方法を含む下記の特別の実施例を用いて、本発明を更に説明することが できる。これらの実施例は単に本発明を説明するためのものであって、その範囲 を制限するものではない。 実施例 I マグネシウム試験パネル(AZ91D合金)を、約70℃,pH約11で、ピ ロ燐酸ナトリウム,硼酸ナトリウム及び弗化ナトリウムの水溶液に約5分間浸す ことによってきれいにした。その後、そのパネルを5%弗化水素アンモニウム溶 液中に25℃で約5分間入れた。パネルをすすぎ、弗化カリウム及び水酸化カリ ウムを含む第一電気化学浴に入れた。第一電気化学浴は、5g/Lの水酸化カリ ウムと17g/Lの弗化カリウムとを溶解することによって調製され、pHは約 12.7である。それから、パネルを浴中に置き、整流器のポジティブリードに 接続する。ステンレス鋼パネルを陰極とし、パルス状DCシグナルを送ることの できる整流器のネガティブリードに接続した。30秒間にわたって電圧を高めて 、電流を80mA/cm2にコントロールした。2分後、酸化マグネシウム/弗 化物層は、ほぼ1乃至2ミクロンの厚さになった。パネルを第一電気化学浴から 取り出し、水でよくすすぎ、第二電気化学浴に入れ、整流器のポジティブリード に接続した。第二電気化学浴は、珪酸カリウム,弗化カリウム及び水酸化カリウ ムを混合することによって調製された。この第二電気化学浴を作るために、先ず 水酸化カリウム150gを水30Lに溶解した。それから市販の珪酸カリウム濃 縮物(20%w/w SiO2)の700ミリリットルを上記溶液に加えた。最 後に、弗化カリウム150gを上記溶液に加えた。浴のpHは約12.7で、水 酸化カリウム濃度は5g/L、珪酸カリウム濃度は約18g/L、弗化カリウム 濃度は約5g/Lであった。ステンレス鋼パネルを陰極とし、パルス状DCシグ ナルを送ることのできる整流器のネガティブリードに接続した。電圧を30秒間 にわたって高めて、約150Vとした。それから電流を調節して、電流密度25 mA/cm2を維持した。約30分後コーティングで、 約25ミクロンの厚さになった。 実施例 II−VIII 実施例II−VIIIは実施例Iの方法により行われた。ただし、成分量は下の表V 及びVIに示した通りである。 これらパネルの耐摩耗性または摩擦試験(米国法141C)では、Taber Wear Index(TWI)が15以下、そしてCS−17摩耗車輪で1.0kgの荷重を 用いた場合、金属基質があらわれるまでの摩耗サイクルは少なくとも約2000 であることが判明した。 実施例 IX マグネシウム試験パネルを、実施例Iのようにコーティングした。乾燥後任意 のコーティングを次の方法で行った。パネルを20%珪酸カリウム溶液(20% SiO2、(w/w))に60℃で5分間浸した。パネルをすすぎ、乾燥し、A STM B117塩霧試験を行った。そのパネルは、塩霧に700時間さらした 後、段階10(ASTM D1654)を示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レミー,ブライアン イー. アメリカ合衆国 ミネソタ州 56721 イ ースト グランド フォークス,フィフス アベニュー エヌ.ダブリュー. 2144 (72)発明者 ウールシー, イール アール. アメリカ合衆国 ノースダコタ州 58201 グランド フォークス,サウス イレブ ンス ストリート 901

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.マグネシウム含有部材上に改善された耐食性コーティングを形成する方法 であって、 (a)前記部材を、 (i)約3乃至10g/Lの水酸化物と、 (ii)約5乃至30g/Lの弗化物と、 を含み、少なくとも役11のpHをもつ第一の電解水溶液中に入れる、工程と; (b)電流密度を約10乃至200mA/cm2として、前記電解溶液中に おいて前記部材から成る第一の陽極と第一の陰極との間に約180Vまで増加す る電位差を生じさせ、前記部材の表面に、弗化物,酸化物,オクソ弗化物又はそ の混合物を含む第一の層を形成して、予備処理した部材を生成する工程と; (c)前記の予備処理された部材を、 (i)約2乃至15g/Lの水酸化物と、 (ii)約2乃至14g/Lの弗化物源と、 (iii)約5乃至40g/Lの珪酸塩と、 を含む成分から調製された溶液から成り、pHが少なくとも約11である第二の 電解水溶液中に入れる工程と; (d)電流密度を約5乃至100mA/cm2として、火花放電をおこす条 件下で、前記電解溶液中において予備処理した部材から成る第二の陽極と第二の 陰極との間に少なくとも約150Vの電位差を生じさせる工程とを備え、 前記部材上に酸化珪素含有コーティングを形成する方法。 2.工程(a)でのpHが、約11乃至13である請求の範囲第1項記載の方 法。 3.工程(a)での水酸化物が、アルカリ金属水酸化物を含む請求の範囲第1 項記載の方法。 4.工程(a)での弗化物が、弗化ナトリウム,弗化カリウム,弗化水素酸, 弗化リチウム及びこれらの混合物から成るグループから選択される請求の範囲第 1項記載の方法。 5.第一の溶液の温度が、約5乃至30℃である請求の範囲第1項記載の方法 。 6.工程(b)での電位差が、約150V以下である請求の範囲第1項記載の 方法。 7.工程(b)での電流密度が、約20乃至100mA/cm2である請求の 範囲第1項記載の方法。 8.更に、第一の陽極及び陰極を第一の電源に接続する工程を備える請求の範 囲第1項記載の方法。 9.前記第一の電源が整流型交流電源である請求の範囲第8項記載の方法。 10.前記整流型交流電源が全波整流型電源である請求の範囲第9項記載の方 法。 11.工程(c)でのpHが、約11乃至13である請求の範囲第1項記載の 方法。 12.工程(c)での水酸化物が、アルカリ金属水酸化物を含む請求の範囲第 1項記載の方法。 13.工程(c)での弗化物源が、アルカリ金属弗化物,フルオロ珪酸アルカ リ金属,弗化水素及びこれらの混合物から成るグループから選択される請求の範 囲第1項記載の方法。 14.工程(c)での弗化物が、弗化ナトリウム,弗化カリウム,弗化水素酸 ,弗化リチウム及びこれらの混合物から成るグループから選択される請求の範囲 第13項記載の方法。 15.工程(c)でのフルオロ珪酸塩が、フルオロ珪酸カリウム,フルオロ珪 酸ナトリウム,フルオロ珪酸リチウム及びこれらの混合物から成るグループから 選択される請求の範囲第13項記載の方法。 16.工程(c)での珪酸塩が、珪酸ナトリウム,珪酸カリウム,珪酸リチウ ム,フルオロ珪酸ナトリウム,フルオロ珪酸カリウム,フルオロ珪酸リチウム及 びこれらの混合物から成るグループから選択される請求の範囲第1項記載の方法 。 17.第二の溶液の温度が、約5乃至35℃である請求の範囲第1項記載の 方法。 18.工程(d)での電流密度が、約5乃至60mA/cm2である請求の範 囲第1項記載の方法。 19.更に、第二の陽極及び陰極を第二の電源に接続する工程を備える請求の 範囲第1項記載の方法。 20.前記第二の電源が整流型交流電源である請求の範囲第19項記載の方法 。 21.前記整流型交流電源が全波整流型電源である請求の範囲第20項記載の 方法。 22.更に、酸化珪素含有コーティングをシールする工程を備える請求の範囲 第1項記載の方法。 23.前記酸化珪素含有コーティングが無機コーティングでシールされる請求 の範囲第22項記載の方法。 24.前記酸化珪素含有コーティングが有機コーティングでシールされる請求 の範囲第22項記載の方法。 25.実質上クロム(VI)を含まない方法である請求の範囲第1項記載の方 法。 26.請求の範囲第1項の方法によってコーティングされたマグネシウム含有 基材。 27.マグネシウム含有部材上に改善された耐食性コーティングを形成するた めの、実質上クロム(VI)を含まない方法であって、 (a)前記部材を、 (i)約6g/Lの水酸化物と、 (ii)約13g/Lの弗化物と、 を含むpH約13で約20℃の第一の電解水溶液中に入れる工程と; (b)前記部材から成る第一の陽極と第一の陰極とを全波整流型電源に接続 する工程と; (c)電流密度を約50mA/cm2として、電解溶液中において前記部材 である第一の陽極と第一の陰極との間に約180Vまで増加する電位差を生じ させ、前記部材の表面に弗化物,酸化物、オクソ弗化物又はこれらの混合物を含 む第一の層を生成して、予備処理部材を形成する工程と; (d)前記予備処理された部材を、pH約13、温度約20℃で (i)約6g/Lの水酸化物と、 (ii)約10g/Lの弗化物源と、 (iii)約15g/Lの珪酸塩と、 を含む成分から調製された溶液から成る第二の電解水溶液中に入れる工程と; (e)予備処理された部材である第二の陽極及び第二の陰極を全波整流型電 源に接続する工程と; (f)電流密度を約30mA/cm2として、火花放電をおこす条件下で、 電解溶液中において予備処理された第二の陽極と第二の陰極との間に少なくとも 約150Vの電位差を生じさせる工程とを備え、 部材上に酸化珪素含有コーティングを形成する方法。 28.マグネシウム含有部材上に改善された耐食性コーティングを形成するた めの方法であって、 (a)前記部材を、 (i)約3乃至10g/Lの水酸化物と、 (ii)約5乃至30g/Lの弗化物と、 から成る少なくとも約11のpHをもつ第一の電解水溶液中に入れる工程と; (b)電流密度を約10乃至200mA/cm2として、電解溶液中におい て前記部材から成る第一の陽極と第一の陰極との間に約180Vまで増加する電 位差を生じさせ、前記部材の表面に弗化物、酸化物,オクソ弗化物又はこれらの 混合物から成る層を生成して、予備処理部材を形成する工程と; (c)前記予備処理した部材を、 (i)約2乃至15g/Lの水酸化物と、 (ii)約2乃至40g/Lのフルオロ珪酸塩と、 を含む成分から調製した溶液から成る少なくとも約11のpHをもつ第二の電解 水溶液中に入れる工程と; (d)電流密度を約5乃至100mA/cm2として、火花放電をおこす 条件下で、電解溶液中において前記予備処理した部材から成る第二の陽極と第二 の陰極との間に少なくとも約150mA/cm2の電位差を生じさせる工程とを 備え、 前記部材に酸化珪素含有コーティングを形成する方法。 29.改善された耐食性及び耐摩耗性を提供するマグネシウム含有部材であっ て、 前記部材はマグネシウム含有基材と、 弗化マグネシウム,酸化マグネシウム,オクソ弗化マグネシウム又はそれらの 混合物から成る第一の下地層と、 酸化珪素を含む第二の外側層とを備える部材。 30.前記第一の下地層はオクソ弗化マグネシウムからなる請求の範囲第29 項記載の部材。 31.前記第二の外側層の上に更に第三のシール層を備える請求の範囲第29 項記載の部材。 32.実質上クロム(VI)を含まない部材である請求の範囲第29項記載の 部材。
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