JPH08502339A - コネクタ組立体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 コネクタ組立体は、第１及び第２の組立体（１００，２００）と、第１と第２の薄膜組立体（１７０，２７０）とを有する。各固定具（１００，２００）は、各開口部（１４１，２３１）を規定する。各薄膜組立体は、開口部を密封する層（１７２ａ，２７２ａ）と、各密封層の上の除去可能な汚染物質抑制層（１８２ａ，２８２ａ）とを有する。第１と第２の固定具（１００，２００）は、前記第１と第２の取り外し可能な汚染物質抑制層（１８２ａ，２８２ａ）及び／または第１と第２の密封層（１７２ａ，２７２ａ）との間で強制的に接触するように反対方向に付勢するように押すように弾性的に結合される。１つの適用において、本発明によるコネクタ組立体は、流体の汚染度を大きくすることなく流体を取り扱う流体連通路を形成する。本発明によるコネクタ組立体は、例えば、微生物による汚染がなく、その無菌性を維持しながら生物学的な流体を取り扱うために使用される。

Description

【発明の詳細な説明】 コネクタ組立体発明の分野 本発明は、コネクタ組立体に関する。特に本発明は、通過する流体、例えば生 物学的な流体の無菌性を維持するコネクタ組立体に関する。発明の背景 コネクタ組立体は、流体、例えば生物学的な流体をその状態を保持しながら取 り扱うために開発された。特に、コネクタは、流体の状態を保持し、流体を汚れ ないように維持するように開発された。汚れがないということは、汚れの相対量 を言い、特定の産業、流体及び／または使用目的によって種々に定義される。例 えば、実質的に汚れのない生物学的な流体は、微生物のないものと考慮され、典 型的には無菌であるものを言う。生物学的な流体と共に使用するコネクタ組立体 は、流体の無菌性を維持するように製造される。 これまで、コネクタの外部環境から、また大気に含まれる汚れから流体を隔離 するコネクタ組立体を開発する試みがなされてきた。このようなコネクタは、典 型的には大気から隔離された流体導管を有する。いくつかの従来のコネクタ組立 体は、対向して露呈される表面を有するおす型及びめす型コネクタを有する。１ つの表面は薄膜表面を有するが、例えば、他の面は、ゴム隔壁の表面を有し、こ の隔壁は、弾性的で収縮可能な管のブラインドエンドを形成する。これらの表面 は、コネクタを結合するとき、きれいにふかれ、接触するように弾性的に押され る。他の従来のコネクタ組立体は、各対向して接触する表面から除去可能な保護 カバーを提供する。これらのカバーは、コネクタを実際に結合する前に除去しな ければならない。 これらの従来の組立体には多数の問題が関連している。これらをきれいなもの でふきとるか、またはこれらの従来のコネクタ組立体のカバーを除去することは 、これらの組立体を通って流れる流体を十分に保護することにはならない。通常 これらの表面は手で、ふかれ、また手でカバーを外す。使用者は外科用手袋を使 用するが、手袋の指は、保護表面に沿ってふき取りを行うが、手袋の表面の汚れ が付着する。手袋を付けた手は、カバーを外してカバーを除去するために、カバ ー の下の保護表面に緊密に接近して取り外し可能なカバーを操作しなければならな いが、手袋と保護表面との間の偶然の接触及び汚れが伝達される危険性がある。 さらに、表面を防腐剤でふき、保護カバーを保護表面から外すと、表面は汚れ がある大気環境に露呈される。例えば、コネクタが結合されると、たとえコネク タをどのように迅速に係合させても、ごみ、微生物及び他の空気伝達の汚染物質 が保護表面に接触する。このように、無菌接続を形成するようにこれらの従来の コネクタ釦立体を開発したが、コネクタ組立体を通って流れる流体を適切に保護 するものはない。発明の要約 従って、本発明は、第１と第２の固定具を有するコネクタ組立体を提供する。 第１の固定具は、第１の開口部を有し、第２の固定具は第２の開口部を有する。 本発明の１つの観点によれば、各固定具は、その開口部を密封する密封層を有し 、第１及び第２の固定具は、反対方向に付勢されて密封層の間を強制的に押して 接触させるように弾性的に結合される。本発明の第２の観点によれば、各固定具 は、取り外し可能な汚染物質抑制層を有し、第１と第２の固定具は、反対方向に 付勢されて第１及び第２の取り外し可能な汚染物質抑制層の間を強制的に押して 接触させるように弾性的に結合される。 また本発明は、第１と第２の固定具を有するコネクタ組立体を提供し、各固定 具は、開口部を規定し、開口部の上にある可動な層を有する。第１と第２の固定 具は、ハウジングを形成するように結合され、可動な層は、ハウジングの外側に 伸びるタブ部分を有する。 さらに本発明は、第１と第２の固定具を有するコネクタ組立体と弾性取付部と を有する。第１の固定具は第１の開口部を規定し、第２の固定具は第２の開口部 を規定する。弾性取付部は、第１と第２の固定具の間に配置され第１と第２の開 口部に連通する。さらに、弾性取付部はハブと、ハブに結合されたネックとを有 する。 さらに、本発明は、（１）第１の取り外し可能な汚染物質抑制部分及び第１の 開口密封部分を有する第１の固定部分と第２の取り外し可能な汚染物質抑制部分 及び第２の開口密封部分を有する第２の固定部分とを係合させる段階と、（２） 第１及び第２の汚染物質抑制部分を除去する段階とを有する汚れのない接続を行 う方法を提供する。 また本発明は、（１）第１と第２の固定具を対向するように付勢して弾性的に 結合し、それによって、第１と第２の取り外し可能な汚染物質抑制層の間に強制 的な接触を行う段階と、（２）第１と第２の汚染物質抑制層を除去する段階と、 （３）前記第１と第２の固定具を通る流通路を形成する段階を有する方法を提供 する。 本発明の方法及び組立体は、下の汚れのない薄膜または層を露呈するために取 り外すことができる汚染物質抑制層を有する薄膜組立体を提供することによって 、汚れのない流通路を提供する。本発明の好ましい実施例において、固定具の構 造的な部品は、薄膜組立体を押し、それによって汚染物質が接近することを著し く小さくするかそれを無くす。 本発明の実施例は、生物学的な液体のような無菌流体と共に使用することが好 ましい。微生物によって汚染されている可能性のない無菌流体である。本発明に よるコネクタ組立体は、流通路を規定し、流体は、その流通路の中で微生物によ って汚染されることがなく、流体の無菌性は、流体が組立体を通過することによ っては悪影響を受けることがない。 本発明の新規な特徴及び特性は、特に請求の範囲において説明する。しかしな がら、本発明は、以下に説明する図面を参照して、また好ましい実施例の詳細な 説明によってさらによく理解することができる。 図面の簡単な説明 第１図は、本発明の１つの実施例のコネクタ組立体の分解した部品の一部を断 面で示した正面図である。 第２図は、第１図の実施例のめす型コネクタの平面図である。 第３図は、第１図の実施例のおす型コネクタの平面図である。 第４図は、第１図の実施例の弾性取付部の断面図である。 第５ａ図は、本発明による薄膜組立体の１つの実施例の概略図である。 第５ｂ図は、本発明による薄膜紹立体の他の実施例の概略図である。 第６図は、部分的な組立体の図１の部品の部分断面図である。 第７図は、最終的な組立体の第１図の部品の一部を断面で示した正面図である 。 第８図は、本発明のコネクタ組立体の他の実施例のおす型コネクタの部分断面 図の正面図である。 第９図は、最終的な組立体の第８図のおす型コネクタの部分断面図の側面図で ある。 第１０図は、本発明のコネクタ組立体のめす型コネクタの他の実施例の部分断 面図である。 第１１図は、部分的な組立体における本発明の他の実施例の部品の一部を断面 で示した側面図である。 第１２図は、最終的な組立体における本発明の他の実施例の部品の一部を断面 で示した側面図である。 第１３図は、第１１図の実施例においておす型コネクタの一部の平面図である 。発明の詳細な説明 本発明のコネクタ組立体は、おす型コネクタまたは固定具を有し、このおす型 または固定具は、異なる流体導管部分に接続されて、流通路、例えば液体流通路 を規定する。コネクタ組立体は、大気環境及び大気環境に存在する汚染物質から 液体流通路を隔離し、好ましくは無菌性である。その結果、本発明によるコネク タ組立体は、開放装置、閉鎖装置または閉鎖無菌装置内で使用するに適している 。 第１図乃至第３図に示す好ましい実施例において、コネクタ組立体は、２つの コネクタ、好ましくは、めす型コネクタ１００と、おす型コネクタ２００との２ つのコネクタを有する。各コネクタは、適当な流体導管部分、例えば、血液フィ ルタのようなハウジングの入口または出口に取り付けることができる。図示した 実施例において、流体導管は、管１０，２０の部分を有する。各コネクタは、流 体連通、好ましくは、液体連通を行うことができる構造、例えば流体を収容する ことができる形態のハウジングを有する。典型的には一体型の構造の例として示 すめす型コネクタ１００は、固定具１００と薄膜組立体１７０とを有する。典型 的には一体型の構造の例として示すおす型コネクタ２００は、通常ステム２１０ と、固定具２３０と薄膜組立体２７０とを有する。 第１図の分解図において、コネクタは、全体が互いに対向するように配置され ている。次の説明の関して方向性に関しては、各コネクタは、対向するコネクタ の最も近い近位端と、対向するコネクタから最も離れた遠位端とを有する。また 、第１図の例示的なコネクタ１００，２００は、全体が細長い本体を有し、用語 の軸線方向はその軸に沿った方向を意味する。 めす型及びおす型コネクタは、おす型コネクタと所定の関係でめす型コネクタ を相互に結合するようになっている戻り止め機構を有する。従って、めす型固定 具１３０は、ブラケット１４８を有する。ブラケット１４８は、矩形または円形 の適当な平坦な形態を有するソケットまたはカップを有する。図示した実施例に おいて、ブラケット１４８は、Ｕ形状のブラケットまたは割れ目を有する。代表 的なブラケット１４８は、フランジ１５０及び側壁１５６によって規定される。 このフランジ１５０は、図２に最もよく分かるように半径方向に伸びる環状の平 坦な形状を有する。 側壁１５６は、フランジ１５０から反対側のめす型コネクタ２００に向かって 垂下している。１つまたはそれ以上の舌部１５８が壁１５６から垂下している。 舌部１５８は、例えば、壁１５６の中間部分を連続させることによって壁１５６ と一体的に形成することができる。このように舌部１５８は、第６図に最もよく 示すように、おす型コネクタ２００のフランジ２４６に形成された溝２４８に整 合することができる。従って、舌部１５８は、（一部を組み立てた）第６図の正 面図に示すように、舌部と溝が係合してめす型及びおす型のコネクタ１００，２ ００を結合するようになっている。舌部１５８の溝２４８への挿入を案内するた めに舌部１５８の近位端にテーパー部１６２が形成されている。溝２４８を通過 するキャッチ部１６０が形成されており、このキャッチ部１６０は、以下に説明 するようにフランジ２４８の遠位面に当接し、めす型コネクタとおす型コネクタ １００，２００を対向するように係合する。 フランジ１５０と側壁１５６によって包囲された空間によっておす型コネクタ ２００を受けるようになっているソケット１６４が規定されている。フランジ１ ５０の近位面（すなわち、対向するおす型コネクタに最も近いフランジ面）は、 ソケットまたはフランジシート１５２を形成する。シート１５２は、おす型コネ クタがめす型コネクタ１００に強制的に係合するとき、おす型コネクタ２００の 当接部として作用する。めす型固定具１３０は、適当な形状を有する内室または 開口部１４１を規定する。コネクタ１００がいつどのように殺菌されるかに無関 係に、薄膜組立体１７０によって提供されたシールは、めす型コネクタ１００の 室１４１内の無菌性を維持するのに十分に固定される。図示した実施例において 、めす型コネクタ１００は、固定具１３０，フランジ１５０及び薄膜紹立体１７ ０がめす型コネクタ１００の一体部分を有するように形成される。 薄膜組立体は、めす型コネクタ１００のシート１５２に固定されることが好ま しい。他の案として、薄膜組立体は、内側の室１４１内のような他の適当な場所 に配置され、穴またはカウンタボアの壁に密封される。薄膜組立体１７０は、種 々の装置によって室１４１のシート１５２または壁に固定することができる。好 ましくは、薄膜組立体１７０は、超音波溶接によって固定することができる。別 の案として、薄膜組立体１７０は、接着剤または用材によって加熱密封または結 合によって好ましくは、周縁部に沿って固定される。 第１，６及び７図は、異なる組み立て段階におけるめす型コネクタ１００とお す型コネクタ２００の正面図である。第１図，第６図及び第７図は、部分断面図 であり、ステム部２１０は平面（すなわち、非断面）で示されている。めす型コ ネクタ２００は、固定具２３０に収容されたステム部２１０を有する。めす型コ ネクタ２００は、薄膜組立体２７０を有する弾性取付部２４９を有する。 好ましくは、おす型コネクタ２００は、流体連通を収容してそれを導入するよ うになっており、好ましくは、例えば隔離された流体を収容するか、または連通 した流体を導入する液体流通路の隔離部分を規定する。従って、ステム部２１０ は、固定具２３０内に規定された密封室または開口部２３１内に収容されている 。図示した実施例において、ステム部は中空であり、内腔部（図示せず）を規定 している。ステム部２１０の近位端は、その上に形成されたヘッド２２０を有す る。ヘッド２２０は、鋭い先端部を有する貫通部材を有する。ヘッド２２０は内 腔部とステム部２１０の外側との間に流体のアクセスを行う開口部を有する。ま たステム部は流体導管部分、例えば管部分２０に接続されている。ステム部２１ ０及び管２０が別の部品として製造されるならば、管２０は、例えば、溶剤、結 合財または超音波溶接を使用して基部２２３に結合されている。別の案としては 、ス テム部２１０及び管２０８（または他の導管構造）は、一体部分として成形され る。またステム部２１０は、ラチェット構造、例えばステム部２１０の外面に形 成された傾斜環状リブ２１６を備えている。これらのリブ２１６は部分的な断面 図である第１図，６図及び第７図に平坦な非断面の正面図として示されている。 リブ２１６は、ステム部２１０の外面を抑制している。リブ２１６は、ステム２ １０の表面から突出し、ステム部２１０の基部２２３に向かって遠位方向に伸び ており、ステム部の外面と鋭角を形成している。 おす型コネクタは種々の形状をとり得るが、図示したおす型コネクタ２００は 、汚染物質から離れるように内室２３１内にステム２１０の少なくとも一部を抑 制するようになっている入子式の部品構成を有する。このように、固定具２３０ は、フランジ２４６から伸びるほぼ円筒形のスリーブ２３２を有する。スリーブ ２３２は、内側室２３１の一部を形成する穴２３４を有する。ステム部２１０は 、スリーブ２３２と緊密に整合する。図示した実施例において、ステム部２１０ のヘッドの一部は、スリーブ２３２で包囲されている。 さらに、図示したおす型固定具２３０には、第１のスリーブ２３２の周りに同 心円的に配置された第２の外側スリーブ２３８が設けられている。同心円的なス リーブ２３２，２３８は、適当な装置によって接続されている。代表的な実施例 において、固定具２３０はスリーブ２３２，２３８及びフランジ２４６が固定具 ２３０の一体部分を有するように形成されている。好ましくは、外側スリーブ２ ３８はステム部２１０及び内側スリーブ２３２の内側の穴２３４が外部環境にさ らされることに対して隔離する。このように、内側スリーブ２３２の軸線方向の 長さは、外側スリーブ２３８の軸線方向の長さより短い。ステム部２１０の本体 の残りの部分は、外側スリーブ２３８内に規定された内側穴２３９に包囲されて いる。 ステム部２１０は、内室２３１を隔離して、好ましくは、密封するためにスリ ーブ２３２，２３８の一方または双方と入れ子式に係合するようになっている入 れ子式密封組立体を有する。一般的に入れ子式密封組立体は、スリーブの内側ま たは外側に係合するようになっている。例示的な実施例において、密封組立体２ ２５は、少なくとも外側スリーブ２３８に規定された内側穴２３９と入れ子式に 係合する。入れ子式組立体は、内側の穴２３９の壁に緊密に係合する弾性または 変形可能な部材を有する。第１図、第６図及び第７図の代表的な実施例に示すよ うに、図示した入れ子式組立体２２５は、プランジャ２２６と、プランジャ２２ ６の溝に適合するＯリング２２７とを有する。好ましくは、プランジャ２２６及 び／またはＯリング２２７は、外側スリーブ２３８の内壁に緊密に係合する。こ の係合は、内側及び外側スリーブ２３２，２３８の双方の内側を大気環境から隔 離することで有利である。 また入れ子式密封組立体は、内側スリーブ２３２と係合して内側室２３１を密 封する。この目的のために、スリーブ２３２の末端部は、リム２３３を備えてい る。リム２３３は図示したように傾斜形態をとる。入れ子式密封組立体２２５は 、ステム部２１０の基部に形成されたショルダ２２４を追加的に有する。ショル ダ２２４は、リム２３３の傾斜部と係合して室２３１用の他の密封体を形成する 傾斜部を有する。 図示した実施例は入れ子式部品の構成を有するが、おす型コネクタは、ステム 部を前進させる他の構成を有する。例えば、ラチェットを有するねじ機構が外側 スリーブとステム部との間に取り付けられている。次に、ステム部はねじ機構を 回転することによって前進する。 第３図のおす型コネクタ２００の平面図に示すように、フランジ２４６は、全 体が環状で円周方向半径方向にスリーブ２３２から伸びている。フランジ２４６ には１つまたはそれ以上の溝２４８が形成されている。上述したように、おす型 コネクタ２００の溝２４８とめす型コネクタ１００の１つまたはそれ以上の舌部 １５８との係合は、コネクタ１００，２００を結合する１つの可能な構造である 。この結合は、第６図の係合の最初の段階において示されている。 本発明を改良する観点において、めす型及びおす型コネクタは、これらのコネ クタを対向する方向に付勢して係合させる弾性結合機構を形成する。この弾性結 合機構は、種々の方法で製造されるが、例示的な実施例として、この結合機構は 弾性取付部２４９を有する。この弾性取付部２４９の代表的な構造は、第４図の 断面図に詳細に示す。取付部２４９は、少なくとも１つの固定された薄膜組立体 を有するシート（例えば、スリーブ２３２の軸線に沿った少なくとも弾性体）と して作用する。弾性体の取付部２４９は、ほぼめす型コネクタ１００とおす型コ ネクタ２００との間に配置され、結合コネクタの間に敵対関係を形成する。弾性 取付部２４９は、めす型コネクタ１００に接続することができる。しかしながら 、図示した実施例においては、弾性取付部２４９は、おす型コネクタ２００に接 続されている。 第４図に最もよく示すように、取付部２４９は、ハブ２５０をフランジ２４６ に接続する弾性ネック２５２を有する。例示的なハブ２５０は、室２３１への開 口部を包囲する密封可能なシートを規定する。このようにハブ２５０は、凹部２ ６２を規定する壁２５６を有する。壁２５６は第３図に最もよく示すように環状 の平坦な形態である。凹部２６２は、スリーブ２３２の穴２３４に連通している 。凹部２６２はスリーブ２３２の穴２３４に連通している。図示した穴２３４及 び凹部２６２は、一体的な室２３１を形成する。さらに壁２５６は、リム２５８ を有する。このリム２５８は、室２３１上に凹部２６２を包囲する密封可能なシ ートを形成する。薄膜組立体２７０は、リム２５８に固定され内室２３１を包囲 することが好ましい。 第４図に特に詳細に示すように、ネック２５２には全体を参照符号２６０で示 した凹部または溝を有するジョイント部が形成されている。溝付きジョイント部 ２６０は、ハブの末端側でネック部２５２をハブ２５０に接続する。コネクタ１ ００，２００が係合するとき、溝付きジョイント部２６０が生じ、ネック部が少 なくとも軸線方向に圧縮される。このように取付部２４９の軸線方向の弾性は、 コネクタを反対方向に付勢するように押し、薄膜組立体１７０，２７０を積極的 に接触するように維持する。溝付きジョイント２６０に対する１つの変形例とし て、ハブにネックに接続する薄いフランジを形成してもよい。 弾性体取付部２４９は、おす型固定具２３０の一体的な部分として形成される 。従って、スリーブ２３２，フランジ２４６，ネック２５２及び／またはハブ２ ５０は、例えば一体的に成形される。この実施例において、おす型固定具２３０ と同様のめす型固定具１３０は、適当なポリマー材料、例えば、ポリプロピレン 、ポリエチレン、ブタジエン、アクリル類、ポリカーボネート類のようなオレフ ィン成分またはエラストマーから１つの部品として形成される。 図示した実施例においては、おす型コネクタ２００は、固定具２３０、弾性取 付部２４９及び薄膜組立体２７０が、おす型コネクタ２００の一体部分を有する ように形成する。 好ましくは、めす型及びおす型コネクタ１００，２００は、所定の関係で相互 に固定され、互いに付勢された関係で弾性的に結合される。各コネクタの結合構 造は、相反する結合を生じるように互いに関連してに形成される。上述したよう に、第６図は、部分的に組み立てられた状態で代表的なめす型及びおす型固定具 １３０，２３０の舌部と溝の結合部を示す。舌部１５８及びキャッチ部１６０は 、フランジ２４６の遠位面に当接し、コネクタ１００，２００を互いに所定の関 係で相互に接続する。固定具１３０，２３０の寸法はキャッチ部１６０がフラン ジ２４６の遠位面を包囲したときにハブ２５０及びネック部２５２を含む弾性取 付部２４９が軸線方向に圧縮され、薄膜組立体１７０，２７０を強制的に接触す るように押し、薄膜組立体１７０，２７０の間を対向するように付勢するように 設定されることが好ましい。弾性取付部２４９を保護するために、第１図及び第 ２図で特に分かるように、ショルダ１５４ａ乃至１５４ｄは、めす型コネクタ１ ００のフランジ１４８に形成されることが好ましい。これらのショルダは、コネ クタの間の空隙を確実に最小限にすることによって取付部２４９の圧縮を制限す る停止部として作用する。別の案として取付部２４９は、フランジ１４８，２４ ６とハブ２５０との間の接触によって制限される圧縮を許容するように製造され る。 コネクタ１００，２００を結合する前に、薄膜組立体１７０，２７０の近位の 対向面は、大気環境に露呈される。結合時に、これらの対向面は、弾性取付部２ ４９によって反対方向に付勢されることによって、互いに強制的に接触するよう に押される。本発明の原理的な特徴において、コネクタ１００，２００が結合さ れている限り、この強制的な接触が維持される。この強制的な接触を通して、薄 膜組立体１７０，２７０の接触面は互いにカバーし合い、それらを大気から隔離 する。 コネクタの薄膜組立体は種々の形状であり得、それらは同一の形状か、または 同一でなくともよい。第５ａ図及び第５ｂ図は、薄膜釦立体の異なる実施例を示 す概略図である。本発明の原理において、各薄膜組立体は、少なくとも２つの層 または表面を有する。第１の層は、取り外し可能な汚染物質抑制面を有する。最 初にこの表面は各薄膜組立体の近位面、すなわち、対向コネクタに最も近い面に 面する面を有する。各薄膜組立体の第２の表面は、保護密封面を有する。この面 は保護され、大気環境及び大気環境に存在する汚染物質から隔離することが好ま しい。少なくとも始めに、めす型コネクタにステム部を挿入する段階の前に、密 封面は、各固定具に規定された室を密封する。第５ａ図及び第５ｂ図のめす型コ ネクタ１００の薄膜組立体１７０において、密封面及び汚染物質抑制面は参照符 号１７４及び１８２によって示される。めす型コネクタ２００の薄膜組立体２７ ０において、密封面及び汚染物質抑制面は、参照符号２７４及び２８２で示され る。 薄膜組立体の層または表面は、種々の形状を取り得る。第５ａ図の実施例にお いて、汚染物質抑制面は、薄膜組立体から完全に除去することができるカバー層 の表面を有する。これは、１つの表面として密封表面を有する別の下の密封層を 露呈する。第５ｂ図の実施例において、汚染物質抑制面は、折れ曲がった形状に 折られたカバー層の表面の一部を有する。このカバー層は広げられ、保護カバー 層を露呈するか、完全に除去されて別の密封層を露呈する。 第５ａ図は、薄膜組立体１７０ａ，２７０ａの１つの好ましい実施例を示す。 図示した実施例において、各薄膜組立体１７０ａ，２７０ａは、２つの別の層を 有する。この薄膜組立体１７０ａは、別の密封層１７２ａをカバーする除去可能 な保護シースとして作用するカバー層１７８ａを有する。密封面１７４ａはめす 型フランジ１４８に面する密封層１７２ａの表面を有する。汚染物質抑制面１８ ２ａは、おす型コネクタ２００に面するカバー層１７８ａの表面を有する。 さらに、密封層１７２ａは、めす型固定具１３０内に規定された室１４１を包 囲し、好ましくは、それを密封する。従って、密封面１７４ａは、上述した技術 例えば超音波溶接を使用して、シート１５２に好ましくは、永久的に固定される 。この実施例において、密封層１７２ａは、室１４１に対する開口部上に平坦に 置かれ、密封層１７２ａが折られていないから、それは、２つの表面、密封面１ ７４ａ及び中間面１７６ａを有する。また好ましくは、密封層１７２ａは、バク テリヤの通過を防止する材料を有する。この材料は、約０．２μｍまたはそれ未 満 の孔の定格を有する多孔性であることが好ましい。別の案としては、密封層１７ ２ａは、液体及びガスの双方に不透過性である材料を有する。従って、１つの重 要な作用において、薄膜紹立体１７０ａは、大気環境及び大気環境の汚染物質か ら流体の一部を隔離する。なぜならば、密封層１７２ａは室１４１を密封するか らである。 図示した実施例において、カバー層１７８ａは、１つの折り曲げた形状で密封 層１７２ａ上に配置される。例示的なカバー層１７８ａは、（また図２に示す） プルタブ１７９ａと、中間表面１８０ａと、汚染物質抑制面１８２ａとを有する 。カバー層１７８ａが密封層１７２ａに取り付けられるとき、密封層１７２ａの 中間面１８０ａ及びカバー層１７８ａの中間面１８０ａは緊密に接触するように 配置される。カバー層１７８ａは、好ましくは、適当な方法で密封層１７２ａに 取り付けられている。密封層１７２ａ及びカバー層１７８ａは、例えば中間面１ ７６ａ，１８０ａの周囲を密封することによって一緒に固定される。他の案とし ては、カバー層１７８ａの中間面１８０ａはカバー層１７８ａを密封層１７２ａ に着脱可能に保持する接着性または接着剤を有するが、汚染物質抑制面１８２ａ は、それらを有さず、カバー層１７８ａが密封層１７２ａから除去されるとき、 接着剤全体がカバー層１７８ａと共に除去される。カバー層１７８ａの汚染物質 抑制面１８２ａ及び密封層１７２ａの中間面１７６ａは、接着剤がなく、大気の 汚染物質が他の表面に取り付き保持されることを防止する。さらに、密封層１７ ２ａの中間面１７６ａは、接着剤がないので、接着剤がコネクタ組立体を通って 流れ込む危険性がない。 おす型コネクタ及びめす型コネクタ１００，２００を結合する前に、汚染物質 抑制面１８２ａは、大気環境にさらされる。好ましくは、また、カバー層１７８ ａは、バクテリヤの通過を防止するグラシンペーパーのような材料を有する。従 って、カバー層１７８ａが密封層１７２ａに固定されている間に、カバー層は大 気環境から密封層を隔離する。薄膜組立体１７０ａの他の重要な作用において、 カバー層１７８ａは密封層１７２ａを保護し、それが他の表面または表面領域の 部分、または大気環境に接触することから隔離する。さらに詳細に説明すると、 カバー層１７８ａは図示したように折ることが有利である。その結果、中間面１ ８ ０ａは、密封層１７２ａと緊密に接触し、露呈した汚染物質抑制面１８２ａから 密封層１７２ａを保護する。 おす型コネクタ２００の薄膜組立体２７０ａは、薄膜組立体１７０ａの構造に 類似した構造を有する。薄膜組立体２７０ａは、密封層２７２ａとカバー層２７ ８ａとを有する。密封面２７４ａは、おす型フランジ２４６に面する密封層２７ ２ａの表面を有する。汚染物質抑制面２８２ａは、めす型コネクタ１００に面す るカバー層２７８ａの表面を有する。 密封層２７２ａは、凹所２６２を密封し、従っておす型固定具２３０内に規定 された室２３１を密封する。従って、密封面２７４ａは軸線方向の弾性ハブ２５ ０のリム２５８に固定されている。密封面２７４ａは、上述した技術のいずれか 、例えば超音波溶接を使用して好ましくは、永久的に固定される。密封層２７２ ａは凹所２６２上に平坦に置かれる。この実施例において密封層２７２ａは折り 目がないので、２つの面、密封面２７４ａ及び中間面２７６ａを有する。密封層 ２７２ａは、ガスまたは液体に関して不透過性であり、バクテリヤの通過を防止 する多孔性の疎水性材料を有する。従って、密封層２７２ａは、大気及び大気中 の汚染物質から室２３１を隔離する。 めす型コネクタにおけるように、カバー層２７８ａは、密封層２７２ａに着脱 可能に取り付けられている。このカバー層２７８ａは、一回の折り曲げ形状にお いて密封層上に配置される。例示的なカバー層２７８ａは（第２図に示すような ）プルタブ２７９ａと、中間面２８０ａと、汚染物質抑制面２８２ａとを有する 。カバー層２７８ａが密封層２７２ａに取り付けられるとき、密封層２７２ａの 中間面２８０ａとカバー層２７８ａの中間面２８０ａは緊密に接触して接合する 。従って、カバー層２７８ａが密封層２７２ａに取り付けられる間に、それは密 封層を大気から隔離し大気に露呈された他の表面に接触することを密封層から隔 離する。 薄膜組立体の前の実施例の各々において、カバー層１７８，２７８は、密封層 １７２，２７２に緊密に接触する。しかしながら、薄膜組立体は、カバー層から 離れた密封層を有するように形成してもよい。例えば、カバー層は、コネクタの フランジに着脱可能に取り付けられ、室を包囲し、密封装置がカバー層から間隔 を置いており、穴の壁に密封された室内に配置されている。 溝舌部係合及び軸線方向に弾性的な取付部２４９によってつくられたコネクタ の相反結合は、各汚染物質抑制面１８２ａ，２８２ａを付勢された状態に押す。 この弾性は、コネクタ１００，２００が結合している限り汚染物質抑制面１８２ ａ，２８２ａの間の積極的な接触を確実にする。 好ましくは、固定具１３０，２３０及び室１４１，２３１を規定する固定具内 の表面は、互いに組み立てる前にまたは組み立て中に殺菌される。密封面１７４ ａ，２７４ａの各々は、各室１４１，２３１を密封し大気及びその中の汚染物質 から室を隔離する。 本発明の基本的な観点によれば、汚染物質抑制面１８２ａ，２８２ａの各々は 、これらの表面を強制的に接触するように維持しながら除去することができる。 コネクタ１００，２００が結合されると、それらは、カバー層１７８ａ，２７８ ａのハウジング及びプルタブ１７９ａ，２７９ａを形成し、好ましくは、互いに 当接し、ハウジングの外側の同じ方向に伸びている。例えば、第６図に示した実 施例において、プルタブ１７９ａ，２７９ａは、２つのコネクタ１００，２００ の組立体を越えてＵ形状のブラケット１４８の溝の外側に（すなわち、図面の平 面の外側に）伸びている。プルタブ１７９ａ，２７９ａは手で引くことができ、 ２つの指でタブを一緒に挟む。好ましくは、汚染物質抑制面１８２ａ，２８２ａ を付勢するように接触するように維持しながら、タブ１７９ａ，２７９ａを同時 に引く。タブを一緒に引くとき、弾性結合部材の付勢された向きは、汚染物質抑 制面１８２ａ，２８２ａの間で積極的な接触を維持する。各汚染物質抑制面１８ ２ａ，２８２ａは、互いの上に汚染物質を補足しそれを隔離する。カバー層１７ ８ａ，２７８ａを取り外す場合にも、汚染物質抑制面１８２ａ，２８２ａを押し て互いに積極的に接触させる。また、抗菌または殺菌層が汚染物質抑制面１８２ ａ，２８２ａのいずれか、または双方に配置される。カバー層１７８ａ，２７８ ａを除去するとき、各汚染物質抑制面１８２ａ，２８２ａは有利な折り曲げ形状 によって各密封層１７２ａ，２７２ａから離れるように引かれる。このように、 他の重要な特徴において、薄膜組立体１７０ａ，２７０ａは、流通路及び流通路 に交差する表面、例えば大気に露呈された大気及び表面から密封層１７２ａ，２ ７２ａ での中間層１７６ａ２７６ａ、例えば汚染物質抑制面１８２ａ，２８２ａの双方 を隔離する。 弾性取付部２４９は、軸線方向に弾性的であることに加えて、カバー層１７８ ａ，２７８ａを除去するとき、カバー層１７８ａ，２７８ａが内側に傾斜されロ ックするのに十分に弾性的であることが好ましい。従って、カバー層１７８ａ及 び２７８ａを除去するとき、ハブ２５０は、密封層１７２ａ，２７２ａの保護中 間面１７６ａ，２７６ａを一時的に押して、実質的にこれらの表面の汚れを防止 する。 各汚染物質抑制面１８２ａ，２８２ａは、他方を隔離してそれらの間に大気へ のこれらの表面を露呈することによって表面上についた汚れを補足する。薄膜組 立体１７０ａ，２７０ａは、大気から内室１４１，２３１とステム部２１０に規 定された流通路部分との双方を隔離する。さらに、薄膜組立体１７０ａ，２７０ ａは、内室１４１，２３１とステム部２１０内に規定された流通路部分の双方を 大気に露呈された表面、例えば汚染物質抑制面１８２ａ，２８２ａから隔離する 。２つのコネクタ１００，２００が結合され、カバー層１７８ａ，２７８ａが除 去されるとき、前に隔離されている表面のみが流通路を規定しそれと交差する。 第５ｂ図の実施例において、各薄膜組立体１７０ｂ，２７０ｂは、折れ曲がっ た形状に配置された少なくとも１つのシートを有する。各折れ曲がりは、新しい 層をシートの一部で形成する。従って、薄膜組立体１７０ｂは、密封層１７２ｂ を１つの部分で形成する一枚のシートを有する。まず曲がりくねった形状に折り 曲げた後に、シートの他の部分は第１のカバー層１７８ｂを形成する。曲がりく ねった形状に第２の折り曲げが形成された後に、シートの他の部分は第２のカバ ー層１８１ｂを形成する。 特に、密封層１７２ｂを形成するシート部分は、２つの表面と、密封表面１７ ４ｂ及び中間面１７６ｂとを有する。第５ａ図の実施例と同様に、密封面１７４ ｂは、めす型固定具１３０のシート１５２に、好ましくは、永久的に固定される 。好ましくは、密封層１７２ｂは、微生物の通過を防止する材料を有する。この ように、薄膜組立休１７０ｂは、密封層１７２ｂが室１４１を密封するので大気 及び大気に存在する汚染物質から流通路の一部を隔離する。 第１のカバー層１７８ｂは、第５ａ図に示した実施例に関して前述したような 密封層１７２ｂに着脱可能に取り付けられている。第１のカバー層１７８ｂは、 中間表面１８０ｂを有する。薄膜組立体１７０ｂを折り曲げるとき、密封層１７ ２ｂの中間面１７６ｂ及び第１のカバー層１７８ｂの中間面１８０ａは緊密に接 触するように接合される。第２のカバー層１８１ｂは、第１のカバー層１７８ｂ 上に配置される。第２のカバー層１８１ｂはプルタブ１７９ｂと汚染物質抑制面 １８２ｂとを有する。汚染物質抑制面１８２ｂは、対向するおす型コネクタ２０ ０に最も接近した薄膜組立体１７０ｂの表面を有する。めす型及びおす型コネク タ１００，２００を結合する前に、汚染物質抑制面１８２ｂが大気に向かって露 呈される。好ましくは、薄膜組立体１７０ｂは、均一な薄膜シートを有する。こ のようにカバー層１７８ｂ、１８１ｂは、微生物の通路を塞ぐ。カバー層１７８ ｂ、１８１ｂは、密封層１７２ｂ上を保護するように配置するが、それらは大気 の汚染物質から及び大気に露呈された表面から密封層を隔離する。 第５ｂ図の実施例において、おす型コネクタ２００の薄膜紹立体２７０ｂは、 めす型コネクタ１００の薄膜組立体１７０ｂと同様な方法で製造される。薄膜組 立体２７０ｂの部品の参照数字は、２００番台を使用することを除いて、薄膜組 立体１７０ｂの数字と同様である。 使用において、中空のステム２１０は、流体連通通路の隔離部分を形成する。 おす型コネクタ２００の内室２３１の近位側において、薄膜組立体２７０は、中 空ステム２１０を密封することができる。室２３１の遠位側において、入子式密 封組立体２２５はステム部を密封することが好ましい。第７図で例示するように 、最終的な組み立てにおいて、ステム２１０は室１４１，２３１に渡るようにな っている。従って、ステム２１０は、おす型固定具２３０の近位端に向かって穴 ２３４内で軸線方向に自由に移動する。内室１４１，２３１の間に液体連通を確 立するために、まずコネクタ１００，２００が相互に固定される。コネクタ１０ ０，２００は上述したような溝舌部結合によって相互に接続される。次に弾性取 付部２４９は圧縮され、薄膜組立体１７０，２７０のカバー層を互いに強制的に 接触させるように押す。次に、カバー１７８，２７８は、タブ１７９，２７９を 引くことよって取り外される。弾性取付部２４９によって形成される付勢対向力 は、 薄膜組立体１７０，２７０の保護密封層を互いに対向するように強制的に接触す るように同時に押す。 次に、ステム部は典型的には手でまたは工具を使用することによっておす型固 定具内を前進することができる。ステム部２１０は、内側のスリーブ２３２の末 端部に形成されたリム２３３がステム部２１０に形成されたショルダ２２４に当 接するまでスリーブ２３２，２３８内を前進する。リム２３３とショルダ２２４ の係合傾斜面は、大気から内室２３１並びにステム部分またはヘッドを大気から 隔離する他の密封を行う。またこの当接は、最終的にステム部の軸線方向の移動 を制限する停止部として作用する。このステム２１０の前進は、各薄膜組立体１ ７０，２７０の少なくとも密封層１７２，２７２を突き通すことができるように 十分に行われる。貫通部材を有するヘッド２２０は、例えばこの貫通に適用され る先端形状を有する。ステム部をめす型固定具１３０に挿入することによって、 めす型コネクタ１００とおす型コネクタ２００との間に流体連通が確立される。 従って、この管１０，２０は、流体連通において接合され、１つの流体通路がコ ネクタ組立体を通って形成される。 好ましくは、ステム部２１０がめす型固定具１３０に挿入されると、軸線方向 の拘束部がステム部の引っ込みに抵抗する。このような拘束部は好ましくは、ス テムの引っ込みを妨げる。この拘束部は、ラチェットまたは固定構造によって実 施される。リム２３３の傾斜形態を含む内側スリーブ２３２は、傾斜リブ２１６ の角度と協慟してステム部が十分な抵抗でめす型コネクタ１００に向かって軸線 方向に前進することができ、ステム２１０の突然の不意の動きを防止することが できる。さらに、内側スリーブ２３２の遠位端は、穴２３４内に半径方向内側に 垂下しているリップまたはキャッチ部が形成されている。ステム２１０の引っ込 みを行おうとするとき、傾斜リブ２１６は、キャッチ部２３６に係合する。この 係合は、ステム部の軸線方向の引っ込みを防止してめす型固定具１３０内にステ ムを固定する。、ラッチ構造は、例えば、スリーブ２３２の穴２３４に形成され た（第４図に示す）内側ショルダ２３５によって傾斜リブ２１６の係合を含む。 また、軸線方向の拘束は係合部品の摩擦的な係合によって大きくなり、増大さ れる。これは、穴２３９内のプランジャ２２６及び／またはＯリング２２７の入 子式係合を含む。また、ステム部２１０のヘッド２２０めす型固定具１３０内に 規定された穴１４２は係合する傾斜形態を有する。従って、ヘッド２２０はめす 型コネクタ１００の内側室１４１内での摩擦係合で止まり、めす型コネクタ１０ ０内にステム部２１０を密封して外れることに対して抵抗する。 第８図乃至第９図に示す他の代表的な実施例において、前の実施例に対応する 部品は同じ参照符号を付す。さらに図示した密封組立体２２５は、プランジャ２ ２６に加えて壊れやすいフランジ２２８を有する。外側のスリーブ２３８はその 遠位端にシート組立体２４０を有する。壊れやすいフランジ２２８は、適当な装 置、例えば結合または溶接によってシート組立体に固定され、外側のスリーブ２ ３８内に規定される内側の穴２３９を密封する。シート組立体２４０は、フラン ジ２２８がシート組立体に固定されたとき、壊れやすいフランジ２２８に当接す るリム２４２を有する、好ましくは、もろいフランジ２２８は、切断または破壊 される部品を有する。特に、壊れやすいフランジ２２８は、例えば薄い壁を有す る。さらに、壊れやすいフランジ２２８は、フランジの一方の側に裂け目または 折り目が形成されている。この裂け目の位置はリム２４２が壊れやすいフランジ ２２８に当接する領域と一致する。また、リム２４２は、鋭い縁部を形成してい ることが有利である。 第８図及び第９図の実施例のコネクタ１００，２００の組立体は前の実施例と 同様に作動する。コネクタ１００，２００を結合し、取り外し可能なカバー層を 薄膜組立体１７０，２７０から除去した後、ステム部２１０を前進させることが できる。ステム部２１０は、リム２４２に対してフランジ２２８が壊れ破壊され るように手でまたは工具で強制的に前進させる。ステム部２１０が前進すると、 プランジャ２２６は、穴２３９の壁に沿って移動する。プランジャ２２６は圧縮 可能な材料、例えば弾性材料から形成されることが有利である。ブランジャ２２ ６と穴２３９の壁との間の接触によって、双方の穴２３９，２３４と内側室２３ １の大気からの固定した密封体を提供する。また、プランジャ２２６と共に残る 壊れやすいフランジ２２８は、例えばその周縁で迅速に圧縮し折り曲げる材料を 有することが好ましい。このように、壊れたフランジ２２８の残りの部分は、穴 ２３９を規定する傾斜壁との間で一定に密封された接触を維持しながら穴に入り 、 前進する。 要するに、コネクタ組立体のこの実施例において、少なくとも４つの機構が内 室２３１の遠位端を大気から隔離するように共に作用することが有利である。最 初は、ステム部２１０を前進させる前に、壊れやすいフランジ２２８はシート組 立体２４０に固定され、穴２３９を密封する。ステム部２１０が前進すると、壊 れやすいフランジ２２８の残りの部分の周囲は、穴２３９を規定する壁に緊密に 接触する。同様に、またプランジャ２２６は、穴の傾斜壁に緊密に接触する。最 後に、内側スリーブ２３２のリム２３３の当接傾斜面とステム２１０のショルダ ２２４は係合して穴２３４を密封する。 他の実施例において、第１１図乃至第１２図に示すように、コネクタ組立体は 、第１図乃至第４図に示すようなめす型コネクタ１００とおす型コネクタ２００ とを有する。本発明の実施例において、おす型コネクタ２００は固定具２３０内 に規定された密封シール室または開口部２３１内に収容されたステム部を有する 。おす型コネクタ２００は、内側スリーブ２３２を有し、その遠位端は、上述し たような少なくとも１つのリップ部またはキャッチ部２３６を備えている。図示 した実施例において、スリーブ２３２は互いに等間隔に配置された３つのキャッ チ部２３６を有する。 また、ステム３１０は、第１のラチェット構造３１１と第２のラチェット構造 ３１２とを有する。例えば、各ラチェット構造３１１及び３１２はステム部３１ ０の外面に形成された傾斜環状リブを有する。これらのリブは、平坦に示されて おり、第１１図及び第１２図の部分断面図において非断面の正面図である。この リブは、ステム部３１０の外面を包囲している。 このリブは、ステム３１０の基部２２３に向かって遠位端に向かって伸び、ス テム部３１０の外面に関して鋭角を形成するステム部の表面から突出するように 傾斜している。キャッチ部と第１と第２のラチェット構造とキャッチ部の接触を 案内するようにキャッチ部の近位端に傾斜部が形成されている。 好ましい実施例において、ステム部３１０は第１のラチェット構造３１１と第 ２のラチェット構造３１２の間の比較的円滑な構造３１３、すなわち、完全に係 合するまでステム３１０のめす型コネクタ１００への動きに対する抵抗を最小限 にする表面を有する。 使用時に、中空のステム部３１０は、上述したように流体連通路の隔離部分を 形成する。リム２３３の傾斜形態を有する内側スリーブ２３２は、ステム部３１ ０の突然のまたは不意の動きを防止する十分な抵抗でステム部３１０がめす型コ ネクタ１００の軸線方向に前進することができるように傾斜リブの傾斜面と共に 作用する。ステム部３１０は、キャッチ部２３６と第１のラチェット構造３１１ の傾斜リブとの係合に打ち勝つように十分な力を加えることによっておす型固定 具（コネクタ）２００内で前進することができる。本発明の好ましい実施例にお いて、キヤッチ部２３６を越えて第１のラチェット構造３１２のリブを移動する に必要な力は、キヤッチ部２３６を越えて第２のラチェット構造３１２のリブを 移動するに必要な力より大きい。例えば、第１のラチェット構造のリブの傾斜は 、第２のラチェット構造のリブの傾斜より大きい。 ステム部３１０がめす型固定具１３０に挿入されると、軸線方向の拘束がステ ム部３１０の引っ込みに抵抗する。このような拘束は、ステム部３１０の引っ込 みを防止する。この拘束は、キャッチ部２３６に係合する第２のラチェット構造 ３１２によって図示した実施例によって実施される。ステム３１０を引っ込ませ るときに、傾斜リブとキャッチ部２３６の係合は、ステム３１０の軸線方向の引 っ込みを防止してめす型固定具１３０内でステムを固定する。 ここに図示したすべての実施例に関して、図示した構造の多数の変形が可能で ある。例えば、第１０図にめす型コネクタ１００の他の実施例を示すが、類似し た部品は類似した符号を有する。この実施例において、カウンタボア１４４は、 貫通可能な隔壁１４７によって閉鎖端部が閉鎖されているが、隔壁１４７は、フ ランジ１５０の一体部分を有する。従って、管１０に規定された室１４１は、薄 膜組立体１７０と隔壁１４７との双方によって密封されている。隔壁１４７は、 大気の汚染物質及び予め大気に露呈された表面から室１４１を密封する際に追加 的な保証を行う。また隔壁１４７は、管の部分において薄膜組立体１７０よりよ く流体の圧力に抵抗する。めす型とおす型コネクタ１００，２００が結合される とき、ステム部２１０は、３つの部品、すなわち、めす型コネクタ２００の薄膜 組立体２７０及び薄膜組立体及びめす型コネクタの隔壁１４７を貫通するように スリーブを通って軸線方向に前進することができる。ステムの軸線方向の拘束に 関する１つの可能性のある機構において、隔壁が貫通する場所にスロート部が形 成され、それによってステム部がスロート部で緊密な摩擦適合によって整合する 。 また、他の変形も考慮される。例えば、めす型コネクタ及び流体導管は、別々 の部品を有し、それらは、種々の他の装置、例えば係合ネジ付き固定具によって 接続される。別の案としては、ブラケットは、ブラケットに一体的に形成される かまたブラケットに接続されたスリーブに取り付けられる。このスリーブは、入 れ子式係合、すなわち、一方の部材を他方の部材に挿入して２つの部材の間の摩 擦によって結合を維持する同軸的な摩擦を介して管の一部に接続される。めす型 コネクタ用の他の変形例において、２つの穴及び管は種々に形成することができ る。第１図乃至第３図の例示的な実施例において、３つの部品は全体が円筒形で ある。別の案として、それらは、種々の形状、例えば矩形または楕円形の断面で 形成される。 おす型コネクタの構造において、種々の変形例が考慮される。ハブ及び／また はスリーブが適当な形状、例えば、長斜形または台形の断面をとる。またはスリ ーブ、フランジ及び／またはハブは、各々が係合ネジ山を有する別の部品として 成形または機械加工することができる。また、スリーブは、例えば螺旋バネを包 囲する別の中空の入れ子式部分として製造することができる。これは弾性取付部 の図示した構造の代わりとして作用することができる。スリーブの入れ子式部分 は、互いに１／２の軸線方向の往復動を容易に行うことができる大きさである。 ばねは、コネクタを対向するように付勢して結合し、薄膜組立体の間の強制的な 接触を維持するのに十分な弾性を提供する。ばねは螺旋ばねであり、ステム部を 緩く包囲し螺旋の中で軸線方向に移動することができるような大きさである。弾 性取付部の図示した構造の他の変形例において、別の案としておす型固定具は弾 性材料のポストから一体的な部分として成形するか機械加工することができる。 このポストは、中空スリーブを加工するように中ぐり加工され、別のハブ部分な しに製造することができる。別の案として別の弾性ハブをスリーブ部分に取り付 けることができる。 結合における軸線方向の弾性は、薄膜組立体の一方または双方の密封層のため の変形可能なまた弾性材料を使用することによって提供することができる。密封 層の弾性及び厚さは、汚染物質抑制面を押して強制的に接触させるのに十分な柔 軟性及びクリアランスを有しなければならない。従って密封層は、カバー層に関 して厚くなるように製造する。取り外し可能なカバー層は、接合した中間層を強 制的に確実に接触させながら、取り外しを容易にするために密封層に関して薄く 製造される。 また、めす型及びおす型コネクタを結合するための図示した構造を変形するこ とができる。例示した舌部溝結合はいろいろな結合によって、好ましくは、結合 後にロックするか、非分離可能になるような相互結合構造によって置換すること ができる。例えば、本体の縁部または面を切り出した溝または凹部を有するコネ クタを形成することによってさねはぎ型結合を行うことができる。他のコネクタ は、凹部と係合する形状を有するボスまたはリブを有することができる。他の結 合において、めす型及びおす型結合は、係合されたねじ付き固定具の適当な形状 を有する。 ステム部の軸線方向の拘束に関するいくつかの他の構造が可能である。例えば 、摩擦適合のいくつかの実施例によって軸線方向の拘束を行うことができる。め す型固定具内カウンタボアは、薄膜組立体を貫通したときに、形成されるフラッ プを収容するようになっている。ステム部が通過するとき、フラップはカウンタ ボアの内壁に対して半径方向に押される。ステムとカウンタボアの壁との間に補 足された貫通された薄膜のフラップには緊密な摩擦適合が行われる。めす型固定 具からステムを引くことは部分的に摩擦によって防止される。薄膜フラップの前 縁は環状傾斜リブに係合してステムの引き抜きを防止する。 軸線方向の拘束に関する他の例において、ステム及びおす型固定具を入れ子式 部品として形成して摩擦係合によって同軸的に係合する。これらの部品は、例え ば、傾斜するか円錐部分を有する。追加的または他の例として、これらの部品は 、さねはぎ型構造（例えば、リブまたはラグが一方の部品に形成されて他方に形 成された係合溝に係合する）が形成されている。めす型及びおす型組立体の図示 した組立体において、薄膜組立体を通るステムの突然の不意の挿入を確実に防止 することが望ましい。従って、さらにコネクタ組立体は、最初にステム部の挿入 を 防止する機構を備えることができる。１つの実施例において、この機構は鋭い先 端部を有するヘッドではなくむしろ比較的に鈍い先端部を有するようにステム部 の近位端を形成することによって実施される。さらに、与えられた薄膜組立体内 の密封及びカバー層は、異なる材料、例えばステム部による貫通に対して強く抵 抗する材料を有する。また先端部は、密封またはカバー層の一方を貫通するが他 方は貫通しない形態である。他の実施例において、この機構は、カム構造を有す る。ステム部を包囲するコネクタ、例えば図示した固定具のおす型固定具２３０ はスリーブ内に形成されたスロットを有し、ステム部はカムとして作用するラグ を備えている。カムはスリーブのリムに当接するときにステム部の軸線方向の前 進を防止するが、ステム部をねじってカムとスリーブ内のスロットとを整合した とき、ステム２１０は、カムの固定作用から自由になる。次にステム部はめす型 コネクタに挿入されて薄膜組立体を貫通する。

【手続補正書】特許法第１８４条の７第１項 【提出日】１９９４年２月２８日 【補正内容】 ２２．第１の開口部を規定する第１の固定具であって、前記第１の開口部を密 封すると共に少なくとも１つの第１の取り外し可能な部分及び第１の密封部分を 有する第１の薄膜組立体を有する第１の固定具と、 第２の開口部を規定する第１の固定具であって、前記第２の開口部を密封する と共に少なくとも１つの第２の取り外し可能な部分及び第２の密封部分を有する 第２の薄膜組立体を有する第２の固定具と、 前記第１と前記第２の固定具の間に伸びる少なくとも１つの舌部を有し、対応 するキャッチ部に対応して前記第１と第２の固定具を相互に固定するようになっ ている相互固定機構であって、前記第１と第２の固定具は、薄膜組立体の前記第 １と第２の取り外し可能な部分の間で強制的に接触させるために反対方向に付勢 するように弾性的に結合される相互固定機構と、 前記第１の固定具内に取り付けられると共に前記第１と第２の薄膜組立体の密 封部分を通って第２の固定具の開口部に軸線方向に可動な貫通部材とを有するコ ネクタ組立体。 ２３．第１の開口部を規定すると共に前記第１の開口部を密封する第１の密封 層を有する第１の固定具と、 前記第１の固定具に結合され、第２の開口部を規定し、第２の開口部を密封す る第２の密封層を有する第２の固定具と、 第１の固定具に取り付けられ、前記密封層を通って前記第２の固定具の開口部 に軸線方向に可動な貫通部材と、 前記第２の固定具の前記第２の開口部内の貫通部材を固定するために貫通部材 に取り付けられたラチェット機構とを有するコネクタ組立体。 ２４．前記第１の開口部を規定し、前記第１の開口部の上に第１の密封層を有 する第１の固定具と、 前記第１の固定具に結合され、第２の開口部を規定し、前記第２の開口部の上 に第２の密封層を有する第２の固定具と、 第１の固定具に取り付けられ、前記密封層を通って前記第２の固定具の開口部 に軸線方向に可動な貫通部材と、 前記第１の固定具と前記貫通部材との間に密封するように接続された壊れやす い部材とを有するコネクタ組立体。 ２５．前記第１の開口部を規定する固定具であって、前記第１の開口部を密封 する第１の密封層と、前記第１の密封層の上の第１の取り外し可能な層とを有す る第１の薄膜組立体を有する第１の固定具と、 前記第２の開口部を規定する固定具であって、前記第１の開口部を密封する第 １の密封層と、前記第１の密封層の上の第１の取り外し可能な層とを有する第１ の薄膜組立体を有する第１の固定具と、 前記第１と前記第２の固定具の間に伸び、対応するキャッチ部に係合して前記 第１と前記第２の固定具を相互に固定してハウジングを形成する複数の舌部であ って、前記薄膜組立体の前記第１と第２の可動な層は、ハウジングの外部に伸び るタブ部分を有する複数の舌部と、 前記第１と第２の薄膜組立体の少なくとも一方に固定されたハブ及び前記ハブ に結合されたネックとを有し、前記第１と第２の可動な層との間で強制的に接触 するように弾性的に押すようになっている弾性結合機構と、 ステム部に結合されたヘッドを有し、前記ヘッドが第１と第２の薄膜組立体の 密封層を通って第２の固定に密封係合するように軸線方向に可動な第１の固定具 に入れ子式に取り付けられる貫通部材と、 前記貫通部材のヘッドを前記第２の固定具に密封係合するように固定するため に貫通部材のステム部と第１の固定具との間に取り付けられたラチェット機構と 、 前記貫通部材と前記第１の固定具との間で共に作用するように配置されたシー ルとを有するコネクタ組立体。 ２７．第１の開口部を規定する第１の固定具と、 第２の開口部を規定する第２の固定具と、 前記第１と前記第２の開口部で前記第１と第２の固定具との間に配置された弾 性取付部とを有し、前記弾性取付部及び前記第１の取付部は、ポリマー材料から 成形された一体の１つの部品を有するコネクタ組立体。 ２８．第１の固定具及び第２の固定具を係合させる段階と、 密封部材を通して第１の抵抗と、第１の抵抗未満の第２の抵抗と、第２の抵抗 より実質的に大きい第３の抵抗とに対して前記第１の固定具から密封部材を通し て前記第２の固定具に貫通部材を前進させることによって前記第１と前記第２の ことにを通る流通路を形成する段階を有する汚れのない接続を行う方法。 【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９４年８月２６日 【補正内容】 請求の範囲 １．第１の開口部を規定する第１の固定具と、 第２の開口部を規定する第２の固定具と、 第１と第２の固定具の間に配置され第１と第２の開口部の間を連通し、ハブと 前記ハブに結合されたネック部とを有する弾性取付部と、 弾性取付部に配置され、前記弾性取付部から除去することができる取り外し可 能な部分を有する少なくとも１つの薄膜組立体とを有するコネクタ組立体。 ２． （削除） ３． （削除） ４． （削除） ５． （削除） ６． （削除） ７． （削除） ８． （削除） ９． （削除） １０．（削除） １１．（削除） １２．（削除） １３．（削除） １４．（削除） １５．第１と第２の固定具を対向するように付勢して弾性的に結合し、第１と 第２の除去可能な汚染物質抑制層の間で強制的に接触させる段階と、 前記第１と前記第２の汚染物質抑制層を除去する段階と、 前記第２の固定具の内室の穴に貫通部材の外部部分を摩擦入れ子式係合によっ て入れ、第１と第２の固定具を通る流通路を形成する段階を有する流体を搬送す る方法。 １６．（削除） １７．（削除） １８．（削除） １９．（削除） ２０．（削除） ２１．（削除） ２２．第１の開口部を規定する第１の固定具であって、前記第１の開口部を密 封すると共に少なくとも１つの第１の取り外し可能な部分及び第１の密封部分を 有する第１の薄膜組立体を有する第１の固定具と、 第２の開口部を規定する第１の固定具であって、前記第２の開口部を密封する と共に少なくとも１つの第２の取り外し可能な部分及び第２の密封部分を有する 第２の薄膜組立体を有する第２の固定具と、 前記第１と前記第２の固定具の間に伸びる少なくとも１つの舌部を有し、対応 するキャッチ部に対応して前記第１と第２の固定具を相互に固定するようになっ ている相互固定機構であって、前記第１と第２の固定具は、薄膜組立体の前記第 １と第２の取り外し可能な部分の間で強制的に接触させるために反対方向に付勢 するように弾性的に結合される相互固定機構と、 前記第１の固定具内に取り付けられると共に前記第１と第２の薄膜組立体の密 封部分を通って第２の固定具の開口部に軸線方向に可動な貫通部材とを有するコ ネクタ組立体。 ２３．第１の開口部を規定すると共に前記第１の開口部を密封する第１の密封 層を有する第１の固定具と、 前記第１の固定具に結合され、第２の開口部を規定し、第２の開口部を密封す る第２の密封層を有する第２の固定具と、 第１の固定具に取り付けられ、前記密封層を通って前記第２の固定具の開口部 に軸線方向に可動な貫通部材と、 前記第２の固定具の前記第２の開口部内の貫通部材を固定するために貫通部材 に取り付けられたラチェット機構とを有するコネクタ組立体。 ２４．前記第１の開口部を規定し、前記第１の開口部の上に第１の密封層を有 する第１の固定具と、 前記第１の固定具に結合され、第２の開口部を規定し、前記第２の開口部の上 に第２の密封層を有する第２の固定具と、 第１の固定具に取り付けられ、前記密封層を通って前記第２の固定具の開口部 に軸線方向に可動な貫通部材と、 前記第１の固定具と前記貫通部材との間に密封するように接続された壊れやす い部材とを有するコネクタ組立体。 ２５．（削除） ２６．第１の開口部を規定する第１の固定具と、 第２の開口部を規定する第２の固定具と、 前記第１と前記第２の開口部で前記第１と第２の固定具との間に配置された弾 性取付部とを有し、前記弾性取付部及び前記第１の取付部は、ポリマー材料から 成形された一体の１つの部品を有するコネクタ組立体。 ２７．第１の固定具及び第２の固定具を係合させる段階と、 密封部材を通して第１の抵抗と、第１の抵抗未満の第２の抵抗と、第２の抵抗 より実質的に大きい第３の抵抗とに対して前記第１の固定具から密封部材を通し て前記第２の固定具に貫通部材を前進させることによって前記第１と前記第２の 固定具を通る流通路を形成する段階とを有する汚れのない接続を行う方法。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，Ｈ Ｕ，ＪＰ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＵ，ＭＧ，ＭＮ ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ， ＳＤ，ＳＥ，ＳＫ，ＵＡ，ＵＳ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．第１の開口部を規定する第１の固定具であって、前記第１の開口部を密封 すると共に少なくとも１つの第１の取り外し可能な部分を有する第１の薄膜組立 体を有する第１の固定具と、 第２の開口部を規定する第１の固定具であって、前記第２の開口部を密封する と共に少なくとも１つの第２の取り外し可能な部分を有する第２の薄膜組立体を 有する第２の固定具とを有し、 前記第１と前記第２の固定具は、前記第１と前記第２の除去可能な部分の間で 強制的な接触を行うように反対方向に付勢されて弾性的に結合されているコネク タ組立体。 ２．前記第１の固定具は、前記第２の固定具に係合するようになっている少な くとも１つの舌部分を有し、前記第２の固定具は、前記第１の固定具に係合する ようになっている弾性材料を有する請求項１に記載のコネクタ組立体。 ３．前記第１及び前記第２の固定具の少なくとも一方は、１つの室を規定し、 前記ハウジングに取り付けられた貫通部材を有する入れ子式ハウジングを有する 請求項１に記載のコネクタ組立体。 ４．前記貫通部材は固定部分を有する請求項３に記載のコネクタ組立体。 ５．前記第１と第２の取り外し可能な部分は、前記第１の固定具を前記第２の 固定具に結合した後、取り外すようになっている請求項１に記載のコネクタ組立 体。 ６．前記取り外し可能な部分は層である請求項１に記載のコネクタ組立体。 ７．第１の開口部を規定する第１の固定具であって、前記第１の開口部を密封 する第１の層を有する第１の固定具と、 第２の開口部を規定する第２の固定具であって、前記第２の開口部を密封する 第２の層を有する第２の固定具とを有し、 前記第１と前記第２の固定具は、前記第１と前記第２の密封層の間で強制的な 接触を行うように反対方向に付勢されて弾性的に結合されているコネクタ組立体 。 ８．第１の開口部を規定する第１の固定具であって、前記第１の開口部上に第 １の取り外し可能な層を有する第１の固定具と、 第２の開口部を規定する第２の固定具であって、前記第２の開口部上に第２の 取り外し可能な層を有する第２の固定具とを有し、 前記第１と前記第２の固定具は、前記第１と前記第２の密封層の間で強制的な 接触を行うように反対方向に付勢されて弾性的に結合されているコネクタ組立体 。 ９．第１の開口部を規定する第１の固定具であって、前記第１の開口部上に第 １の取り外し可能な層を有する第１の固定具と、 第２の開口部を規定する第２の固定具であって、前記第２の開口部上に第２の 取り外し可能な層を有する第２の固定具とを有し、 前記第１と前記第２の固定具は、ハウジングを形成するように結合され、第１ と第２の取り外し可能な層はハウジングの外側に伸びるタブ部分を有するコネク タ組立体。 １０，第１の開口部を規定する第１の固定具と、 第２の開口部を規定する第２の固定具と、 第１と第２の固定具の間に配置され第１と第２の開口部の間を連通し、ハブと 前記ハブに結合されたネック部とを有する弾性取付部とを有するコネクタ組立体 。 １１．第１の取り外し可能な汚染物質抑制部分及び第１の開口密封部分を有す る第１の固定部分と第２の取り外し可能な汚染物質抑制部分及び第２の開口密封 部分を有する第２の固定部分とを係合させる段階と、 第１及び第２の汚染物質抑制部分を除去する段階とを有する汚れのない接続を 行う方法。 １２．貫通部材によって第１と第２の開口密封部分を貫通する段階を有する請 求項１１に記載の方法。 １３．貫通部材を固定する段階を有する請求項１２に記載の方法。 １４．前記第１及び第２の汚染物質抑制部分を除去する段階は、汚染物質抑制 層の露呈したタブ部分を取り外す段階を有する請求項１１に記載の方法。 １５．第１と第２の固定具を反対方向に付勢するように弾性的に結合させて第 １と第２の取り外し可能な汚染物質抑制層の間で強制的に接触させる段階と、 第１と第２の汚染物質抑制層を取り外す段階と、 前記第１と前記第２の固定具を通る流通路を形成する段階とを有する液体を送 る方法。 １６．前記第１及び第２の固定具はさらに１つの室を規定し、前記ハウジング に取り付けられたステムを有する入れ子式のハウジングを有し、前記ステム部は 少なくとも２つの別のラチェット構造を有する請求項１，７，８，９または１０ 項のいずれか１項に記載のコネクタ組立体。 １７．前記ステム部は、第１のラチェット構造と、第２のラチェット構造とを 有する請求項１６に記載のコネクタ組立体。 １８．流通路を形成する段階は、第１のラチェット構造と別のラチェット構造 に接触するキャッチ部に係合する段階を有し、前記ラチェット構造は、前記第１ と第２の固定の少なくとも一方に含まれる請求項１５に記載の方法。 １９．流通路を形成する段階は、第１のラチェット構造との係合から第２のラ チェット構造との係合へのキャッチ部を移動させる段階を有する請求項１５に記 載の方法。 ２０．前記貫通部材を固定する段階は、キャッチ部を前記第２のラチェット構 造と係合させる段階を含む請求項１３に記載の方法。 ２１．流通路を形成する段階は、第１と第２の固定具の少なくとも一方に含ま れるラチェット構造に接続するキャッチ部に係合する段階を有する請求項１５に 記載の方法。