[go: up one dir, main page]

JPH08510649A - Bc200rna、それに対するプローブ及びその使用 - Google Patents

Bc200rna、それに対するプローブ及びその使用

Info

Publication number
JPH08510649A
JPH08510649A JP7500945A JP50094595A JPH08510649A JP H08510649 A JPH08510649 A JP H08510649A JP 7500945 A JP7500945 A JP 7500945A JP 50094595 A JP50094595 A JP 50094595A JP H08510649 A JPH08510649 A JP H08510649A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rna
probe
human
sequence
oligonucleotide probe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7500945A
Other languages
English (en)
Inventor
ティージ,ヘンリ
ブロシウス,ユルゲン
Original Assignee
マウント シナイ スクール オブ メディシン オブ ザ シティー ユニバーシティー オブ ニューヨーク
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by マウント シナイ スクール オブ メディシン オブ ザ シティー ユニバーシティー オブ ニューヨーク filed Critical マウント シナイ スクール オブ メディシン オブ ザ シティー ユニバーシティー オブ ニューヨーク
Publication of JPH08510649A publication Critical patent/JPH08510649A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/68Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving nucleic acids
    • C12Q1/6876Nucleic acid products used in the analysis of nucleic acids, e.g. primers or probes
    • C12Q1/6883Nucleic acid products used in the analysis of nucleic acids, e.g. primers or probes for diseases caused by alterations of genetic material
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/68Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving nucleic acids
    • C12Q1/6876Nucleic acid products used in the analysis of nucleic acids, e.g. primers or probes
    • C12Q1/6883Nucleic acid products used in the analysis of nucleic acids, e.g. primers or probes for diseases caused by alterations of genetic material
    • C12Q1/6886Nucleic acid products used in the analysis of nucleic acids, e.g. primers or probes for diseases caused by alterations of genetic material for cancer
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q2600/00Oligonucleotides characterized by their use
    • C12Q2600/158Expression markers

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Hospice & Palliative Care (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 ヌクレオチド159で始まるBC200 RNAの3'末端は配列:UAAGCGUAAC UUCCCUCAAA GCAACAACCC CCCCCCCCCU UU 42 [配列番号:2]を有する。本発明によるオリゴヌクレオチドプローブは、この配列の少なくとも一部分と相補的であるので、それらはヒトBC200 RNAに特異的かつ選択的に結合する。これらプローブは、体内でのBC200 RNAの分布を測定のに及び非神経系組織内での新生物疾患の指標として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 BC200 RNA、それに対するプローブ及びその使用 発明の背景 この出願は、ヒトBC200 RNAに特異的なオリゴヌクレオチドプローブ 並びに新生物疾患及び神経及び精神障害のスクリーニングにおけるこれらプロー ブの使用に関する。 BC200 RNAは、ヒトを含む霊長類の神経系において主に発現される2 00ヌクレオチド長の非翻訳性RNAである。サルの脳からのBC200 RN Aの部分的なヌクレオチド配列がWatsonとSutcliffeによりMolecular & Cellula r Biology7,3324-3327(1987)に報告された。この138ヌクレオチド配列は 、Alu左単量体、つまりヒト及び他の霊長類ゲノム全体にわたって何回も繰り 返される配列に実質的な相同性を示した。WatsonとSutcliffeは、この200ヌ クレオチドRNAの残りの部分がポリ(A)領域(poly-(A)tract)に相当す ると仮定した。 今回、本発明者らはヒトBC200 RNAの完全な配列を決定し、そしてそ のポリヌクレオチドの3'末端が、ゲノム内のAlu配列の他の部分から邪魔さ れることなく、ヒトBC200 RNAの存在を特異的に検出するのに用いるこ とができる特有な配列を含むことを発見した。更に、本発明者らはBC200 RNAは生殖細胞以外の正常な非神経系組織内では検出可能な量では存在しない ようであるのに、種々の非神経系ヒト腫瘍組織内には一貫して多量に存在するこ とを発見した。 従って、ヒトBC200 RNAの特有な部分又は対応する染色体DNA配列 と特異的に結合するオリゴヌクレオチドプローブを提供するのが本発明の目的で ある。 特に新生物疾患並びに神経及び精神障害のスクリーニングの目的で組織試料中 のBC200 RNAの存在について試験する方法を提供するのが本発明の更な る目的である。 組織試料中のBC200 RNAの存在について試験するのに有用なキットを 提供するのが本発明の更なる目的である。発明の要旨 ヌクレオチド159で始まるBC200 RNAの3'末端は次の配列: を有する。本発明のオリゴヌクレオチドプローブは、この配列の少なくとも一部 分と相補的であるので、それらはヒトBC200 RNAに特異的かつ選択的に 結合する。これらプローブは、体内でのBC200 RNAの分布を測定するの に、及び非神経系組織内での新生物疾患の指標として有用である。加えて、BC 200 RNAのヌクレオチド48及び49又はA豊富(A-rich)領域(146 〜148)のA欠如ヌクレオチドに跨がるプローブは、このRNAを検出するの に有用である。図面の簡単な説明 図1A及びBは、種々のヒト組織内でBC200 RNAを検出するためのノ ーザンブロット実験の結果を示す。発明の詳細な説明 霊長類のBC200 RNAは、200ヌクレオチド長の非翻訳性RNAであ る。本発明者らは、ヒトBC200 RNAの一次配列を次の通りに決定した: 1位及び2位のXは独立にGであるか又は存在しないかのいずれかである。 この一次配列を3つの構造ドメインに細分することができる。ドメインIはヌ クレオチド1〜122であって、霊長類のゲノム内で高いコピー数で見出される Alu繰り返し要素に実質的に相同性である。しかしながら、この領域は、Al uにもSRP−RNAにも見出されない2つの塩基、即ち48位及び49位のヌ クレオチドを含み、これらはBC200配列に特有の増幅用プライマーを生じさ せるのに用いることができる。ドメインIIは、ヌクレオチド123〜158から なるA豊富領域である。ドメインIIIは、ヌクレオチド159〜200からなる が、他の既知のヒトの配列に相同性を有さない特有な配列を含有し、これは組織 内のBC200 RNAを同定するのに用いることができる。 本発明の1つの側面においては、ヒトBC200 RNAのドメインIIIの特 有な配列に相補的である、即ち次の配列: の少なくとも一部分に相補的である、又は対応する染色体DNAに相補的である オリゴヌクレオチドプローブが提供される。かかるプローブは、約10〜60塩 基を含有する直鎖状オリゴヌクレオチドである。その長さは、BC200 RN Aとの結合が他のポリヌクレオチドへの結合よりも好ましくなるのに程よい特異 性を与えるのに十分なものでなければならない。 ここで用いる場合、“オリゴヌクレオチドプローブ”という用語は、DNA又 はRNAプローブのいずれかをいう。 本発明の範囲内に属する1つのプローブは、BC200 RNAのヌクレオチ ド156〜185に相補的である。この30ヌクレオチドプローブは次の配列: を有する。もう1つの有用なプローブは、ヌクレオチド158〜178に相補的 な21ヌクレオチドプローブ、即ち: である。これら2つの例から明らかであろうが、適するプローブは、特異性を得 るにの十分な特有なドメインIIIの一部分(即ち、少なくとも約10塩基)にも 相補的であることを条件として、ドメインIIIの外側のBC200 RNAの部 分と相補的であってもよい。プローブは、ドメインIIIの部分にだけ相捕的であ ってもよい。本発明の更なる側面は、ヌクレオチド146〜148に跨がるドメ インIIの一部分に相補的な第2組のプローブである。これらプローブをBC20 0 RNAの検出に用いても、増幅用 プライマーとして用いてもよい。 本発明のなお更なる側面においては、BC200 RNAの48位及び49位 のような2つの特有なヌクレオチドに跨がるAlu繰り返し配列の一部分又は対 応するDNAに相補的であり、かつ特異的にハイブリダイズするプローブを用い ることができる。かかるプローブの例は、BC200 RNAに結合するであろ うアンチセンスプローブ: 及び対応するDNA配列に結合するであろうセンスプローブ: である。これらプローブを検出に用いても増幅用プライマーとして用いてもよい 。 本発明のプローブは、当該技術分野で既知の種々の方法によって作ることがで きる。例えば、RNAプローブをin vitro転写により生成させることができる。 このアプローチでは、まず、所望の配列を適する転写ベクター(例えば、pBlues cript)内にクローン化する。このベクターを転写が特定の位置で停止するよう に直鎖状にし、そしてSP6、T3、又はT7 RNAポリメラーゼを用いてか かる直鎖状鋳型からRNAを転写する。反応混合液中に適切な放射標識前駆体を 添加することによりこれらプローブを35S又は3H標識してもよい。次いで、鋳 型DNAをDNase Iで消化する。RNAプローブは、ゲル濾過又はゲル電気泳 動により更に精製することができる。 プローブをオリゴ標識(oligolabeling)により作ることもできる。もっとも 、この方法はより長い核酸ポリマーにより適している。この方法では、まず、二 本鎖DNAを変性する。次いで、ランダム配列オリゴヌクレオチドをDNAの合 成に向けられた鋳型についてのプライマーとして用いる。大腸菌DNAポリメラ ーゼIのクレノウ断片がこの用途に頻繁に用いられる。その鋳型がRNAである なら逆転写酵素を用いてもよい。プローブの標識化は、放射標識ヌクレオチド、 例えば、[α−32P]dNTPを取り込むことにより行われる。 プローブを生じさせる他のアプローチはニック翻訳である。この方法では二本 鎖DNAを用いる。ニック(1本の鎖における切れ目)をDNase Iにより導入 する。大腸菌DNAポリメラーゼIを同時に用いてそのDNAの3'末端のニッ ク点にヌクレオチド残基を付加する。放射標識前駆体ヌクレオチドの組み込みで プローブの一様な標識化がもたらされる。プローブは両方の鎖を含有する。 一本鎖DNAプローブは、バクテリオファージM13又は類似のベクターから 誘導される鋳型から作ることができる。次いで、その鋳型の特定のセグメントに 相補的なオリゴヌクレオチドプライマーを大腸菌DNAポリメラーゼIのクレノ ウ断片と共に用いてその鋳型に相補的な放射標識鎖を生じさせる。このプローブ を、例えば変性条件下でゲル電気泳動により精製する。 あらゆる所望の配列のオリゴヌクレオチドを化学的に合成することもできる。 オリゴヌクレオチドの自動化された合成では固相法が定型的に用いられる。 本発明に有用なプローブを標識してもよい。(dNTP前駆体を用いて)DN A末端に放射標識を付けるのに種々の酵素を用いることができる。二本鎖DNA の3'末端は、例えば、大腸菌DNAポリメラーゼIのクレノウ断片を用いるこ とにより標識することができる。ブラント末端型DNA又は凹型3'末端が適切 な基質である。T4DNAポリメラーゼを用いて突き出ている3'末端を標識す ることもできる。T4ポリヌクレオチドキナーゼを用いて32P−リン酸基をDN Aの5'末端に移すことができる。この反応は一本鎖オリゴヌクレオチドを標識 するのに特に有用である。標識核酸及び/又は標識プライマーを適切なクローン からのプローブのPCR生成に用いるPCR標識法により、プローブを標識する こともできる。Kellyら,Genomics 13:381-388(1992)を参照のこと。 本発明のプローブを用いてBC200 RNAの存在について組織をスクリー ニングすることができる。例えば、ヒト網膜内でのBC200 RNAの分布を 測定して、BC200 RNAが、網膜の神経節細胞層、内部網状層及び内核層 の最内層内で検出されるが網膜のその他の部分では検出されないという結果とな った。本発明のプローブを用いて、類似のマッピングが海馬及び新皮質において 可能であった。 前述のプローブをin situハイブリダイゼーション実験に用いて、本発明者ら は、BC200発現レベルが老化個体の相当な脳領域において及びアルツハイマ ー病の脳において変化していることを証明した。幾つかの皮質領域、特にブロー ドマン領域9及び17/18では、BC200レベルが年齢と共に減少すること が分かった(年齢グループ50〜90歳)。アルツハイマー病患者の同じ脳領域 では、BC200発現の劇的な増加が認められた。従って、BC200プローブ を用いて、アルツハイマー病と正常な老化とを区別することができる。 本発明に従い、BC200 RNAの存在について非神経系組織を試験するこ ともできる。本発明者らは、本発明のプローブを用いて、殆どの正常な非神経系 組織は検出できるほどの量のBC200 RNAを含有していないが、種々のヒ ト腫瘍組織は検出できるBC200 RNAを発現することを認めた。かくして 、本発明の更なる側面は、BC200 RNAに対するプローブを用いて新生物 疾患をスクリーニングする方法である。 このスクリーニング操作の基本的手順は次の段階を包含する: (1)生理試料を得る段階; (2)該試料を処理してRNA及び/又はDNAをハイブリダイゼーションで きるようにする段階; (3)該処理試料をヒトBC200 RNAのドメインIIIに特異的なプローブ とハイブリダイズさせる段階;及び (4)ハイブリダイゼーションの存在について分析する段階。適する生理試料 には、生体組織検体、痰の如き体液、頸部又は食道掻き取り片及び皮膚試料が含 まれる。神経系組織、例えば、生体組織検体及び死後材料も、神経系障害の評価 のためにBC200 RNAについてスクリーニングすることができる。 組織試料を処理するのに用いる方法は、その試料中の核酸をハイブリダイゼー ションできるようにすることを条件として臨界的なものではないが、幾つかの特 定の選択をすることは注目に値す る。チオシアン酸グアニジン法を行ってからCsCl密度勾配遠心分離法を行う ことによりRNAを直接単離するのが、多くの場合、特に生体組織検体からのR NAの単離に効果的であるといえる(実施例4を参照のこと)。しかしながら、 例えば、痰試料におけるように、試料サイズが小さい場合には、RNAの増幅が 望ましいといえる。 RNAの増幅は、まず、試料中の細胞を溶解してRNAをハイブリダイゼーシ ョンできるようにすることによって行うことができる。これは、プロテイナーゼ 消化と組み合わせて、(1)RNAをチオシアン酸グアニジニウムで抽出してか ら塩化セシウム中で遠心分離を行う;(2)RNAをグアニジン・HCl及び有 機溶媒で抽出する;又は(3)RNAを温和な界面活性剤(NP−40の如きも の)で抽出することにより行うことができる。これら及びその他のRNA抽出法 は、Sambrookらに記載されている。単離したRNAをcDNAに転換してからB C200配列の3'末端に対して選択性のプローブを用いて増幅する(実施例3 及び米国特許第4,683,202号を参照のこと。なお、この米国特許は参照に よりここに組み入れられるものとする)。cDNAをリガーゼに基づく方法(Ba ranyら,Proc.Natl.Acad.Sci.USA,88,189-193(1991))又は等温転写に 基づく方法(Kwohら,Proc.Natl.Acad.Sci.USA,86,1173-1177(1989)) を用いて増幅することもできる。次いで、増幅したDNAを本発明による適切な プローブにより直接検出することができる。 このハイブリダイゼーションは、核酸をアッセイするための多数の既知操作の いずれかを用いても行うことができる。これらに は、種々のブロット技術(即ち、ドット、ノーザン、サザン等)、及び米国特許 第4,486,539号;4,751,177号;4,868,105号;4,894, 325号及びヨーロッパ特許公報第0238332号(これら全ては参照により ここに組み入れられるものとする)に記載された技術の如きサンドイッチに基づ く技術が含まれる。検出を容易にするために、プローブは放射標識、化学発光標 識、蛍光標識又は色素標識の如き標識又は固定化部分を有してもよい。検出可能 標識又は固定化部分のいずれかとして役立つことができるビオチン又はジゴキシ ゲニンで修飾されたプローブが特に有用である。 本発明のプローブは、BC200 RNAについて組織をスクリーニングする ためのキットの一部として好適に供給される。このプローブ、又はBC200 RNAが存在する場合に診断に役立つ反応生成物を生成する他の検出試薬に加え て、そのようなキットは次のものを1又は2以上含むことができる: (1)スクリーニング操作の間に診断に役立つ反応生成物が付着する固体支持 体; (2)試料中の核酸を増幅するための増幅用プライマー及び酵素; (3)該診断に役立つ反応生成物と反応してそれを検出できるようにする標識 された試薬;及び (4)該生理試料を細胞溶解してRNAをハイブリダイゼーションできるよう にするのに有効な溶液。適する増幅用プライマーには、実施例2において同定さ れたプライマー、並びにBC200 RNAのドメインIIIが(おそらくドメイ ンII及びIの部分と 一緒であろう)存在する場合にはその増幅をもたらすであろう他のプライマーが 含まれる。特に好ましい5'増幅用プライマーは、48位及び49位で特有なヌ クレオチドを含むBC200 RNAのドメインIの部分又は対応するcDNA に相補的であるプライマーである。適する酵素には、逆転写酵素、Taqポリメ ラーゼ、rTth DNAポリメラーゼ及びRNAポリメラーゼが含まれる。 本発明は、主として、オリゴヌクレオチドハイブリダイゼーションプローブを 用いてBC200 RNAを検出することに関して記載されているが、どのよう な検出技術を用いても新生物疾患についてのスクリーニングの有益な結果を得ら れることが理解できるであろう。例えば、BC200 RNAに対するRNA特 異性抗体を、例えば、ELISAアッセイに用いて、組織試料中のBC200 RNAを検出できるであろう。Uchiumiら,J.Biol.Chem.266:2054-62(1991 )を参照のこと。BC200 RNAとハイブリダイズするペプチド核酸を診断 試薬として用いることもできる。Hanveyら,Science 258:1481-1485(1992)を 参照のこと。同様に、本発明者らは、BC200 RNAがin vivoでタンパク 質と複合化してリボヌクレオタンパク質(“RNP”)を生成できることを認め た。BC200 RNAに特異的な抗体もイムノアッセイ検出スキームに用いる ことができよう。 実施例1 ヒトBC200 RNA配列の決定 Feramiscoら,J.Biol.Chem.257:11024-11031(1982)の 方法に従って、ヒト新皮質から全細胞RNA及びポリ(A)+RNAを単離した 。5μgのポリ(A)+RNAにポリAポリメラーゼを用いてCTPでテーリン グし、そしてこのC−テイルを有するRNAをDeChiaraら,Proc.Natl.Acad. Sci.USA 84:2624-2628(1987)に記載された通りに二本鎖cDNAに転換した 。EcoRIアダプター(Pharmacia)を製造業者の使用説明書に従って付け、 そして約400塩基対よりも小さなcDNAを4%ポリアクリルアミドゲル上で 選択した。電気溶離(electro-eluted)cDNAを製造業者のマニュアルに従っ てλZAP(Stratagene)内に閉じ込めた。本発明者らは、ラットBClRNA (DeChiaraら,1987;Tiedgeら,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 88:2093-2097( 1991))の最も3'側の60ヌクレオチドに相補的なオリゴヌクレオチドプロー ブで3.6×104のプラークを低ストリンジェンシー(6×SSC中で35℃で 最終洗浄;1×SSCは150mM塩化ナトリウム,15mMクエン酸ナトリウ ム,pH7.4である)でスクリーニングした。4クローンを陽性と同定し、そ れら挿入物(両方の鎖)の配列を酵素的連鎖停止反応(enzymatic chain termin ation reaction)を用いて決定した。Sangerら,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 7 4:5463-5467(1977);Toneguzzoら,Biotechniques 6:460-469(1988)。その 後、特定のBC200 RNA配列に相補的なオリゴヌクレオチドプローブでこ のライブラリーを再スクリーニングした後、12の追加のクローンを同定して酵 素的連鎖停止法を用いて配列決定し、ドメインIについての追加の情報を得た。 これら全てのクローンに基づいて得られた配列は上に示されている (配列番号:1)。 実施例2 BC200 RNAの増幅 BC200 RNAの3'及び5'ドメインを別々に増幅した。 5’BC200配列の増幅については、チオシアン酸グアニジニウム法に続け てフェノール抽出及びCsCl遠心分離法を用いて、1μgの全RNAをヒト新 皮質から単離し、そして製造業者の使用説明書に従って熱安定性rTth DN Aポリメラーゼ(Perkin Elmer Cetus)を用いて第1鎖cDNAに転換した。こ の段階で用いたプライマーは であった。次いで、この生成物の3'末端をdTTP及びターミナルトランスフ ェラーゼ(Boehringer Mannheim)を用いてT−テーリングした。次のプライマ ー を用いてこの有尾cDNAのPCR増幅(Frohmanら,Proc.Natl.Acad.Sci.U SA 85:8998-9002(1988))を30サイクル行った(94℃で30秒間変性、5 5℃で1分間アニーリング、72℃で2分間伸長;最初の変性は94℃で4分間 で、最後の伸長は72℃で10分間であった)。更に、これら生成物の増幅を 第2セットの30サイクル(条件は上を参照のこと)で、次のアダプタープライ マー を用いて行った。EcoRIで消化した後、これらPCR生成物を製造業者のマ ニュアルに従ってλZAPII(Stratagene)のEcoRI部位内にクローン化し た。103のプラークを内部オリゴヌクレオチドプローブ でスクリーニングして、6個の陽性クローンを配列決定した。 3'BC200配列の増幅については、ヒト新皮質からの10μgの全RNA をポリAポリメラーゼを用いてA−テーリングした(DeChiaraら,1987)。次い で、テイルを有するRNAを逆転写酵素でMeHgOH(Invitrogen)の存在下 、次のプライマー を用いて第1鎖cDNAに転換した。このプライマーを次のプライマー と組み合わせてPCR増幅にも用いた(上記参照)。生成物をλZAPII(上記 参照)内にクローン化し、そして配列番号:11で同定した14クローンを酵素 的連鎖停止反応を用いて配列決定 した。 実施例3 BC200 RNA特異性プローブの作成 2つのタイプのプローブを定型的に用いた。第1の例では、所望の配列のオリ ゴデオキシヌクレオチドを化学合成してクロマトグラフィー又はゲル電気泳動に より精製した。次いで、このオリゴヌクレオチドを5'末端のリン酸化により放 射標識した。これは、γ32P標識ATPで酵素ポリヌクレオチドキナーゼを用い ることにより行った。この放射標識プローブ(比活性:>108cpm/μg) をゲル濾過によって未取込み標識から分離して、このプローブを106cpm/ mlの濃度で用いた。 第2の例では、RNAプローブをin vitro転写により生成させた。このアプロ ーチでは、まず所望の配列を適する転写ベクター(例えば、pBluescript)内に クローン化した。次いで、このベクターを(転写が所望の位置で停止するように )直鎖状にし、そしてRNAをかかる直鎖状鋳型からSP6、T3、又はT7R NAポリメラーゼを用いて転写した。35S−又は3H−UTPをこの転写反応の 間存在させたので、得られたプローブは35S又は3Hで標識された。次いで、鋳 型DNAをDNase Iで消化し、タンパク質をフェノール抽出し、そしてそれら プローブをエタノール沈殿させた。RNAプローブをin situハイブリダイゼー ション実験に頻繁に用いた。 実施例4 ヒト組織におけるBC200 RNAの評価 腫瘍組織自体及び同じ器官からの隣接する正常組織を含むヒト 生検材料を得た。腫瘍組織と正常組織とを分離して更なる処理まで凍結した。チ オシアン酸グアニジン法をCsCl密度勾配遠心分離法と組み合わせて用いて、 かかる組織からRNAを抽出した。 ノーザンハイブリダイゼーション分析用として、(試料当たり)10μgの全 RNAを1.5%アガロースゲル上で2.2Mホルムアルデヒドの存在下に泳動し た。RNAをGene Screen膜(NEN)に移してUV照射により固定化した。BC2 00 RNAの特有な3'領域内の30ヌクレオチドを認識するプローブ(配列 番号:3)を用いることによって、かかるブロット上でBC200 RNAを検 出した。ハイブリダイゼーションは42℃であった。濾紙を0.5×SSC、0. 1%SDS中で50℃で洗浄して、オートラジオグラフィー用に露光した。 これら実験の結果を図1及び図2に示す。図1は、種々の腫瘍及び対応する正 常組織内におけるBC200 RNA(1A)及び7SL RNA(1B;7S L RNAを全ての細胞型により至るところで発現されるコントロールRNAと して追跡した)の発現レベルを明らかにしている。略号:HB,ヒト脳(正常組 織;陽性コントロールとして流した);HLu,ヒト肺(偏平上皮癌);HM, ヒト肺転移性黒色腫;HBT,ヒト乳癌(腺癌);HP,ヒト耳下腺癌;T,腫 瘍組織;N,同じ器官からの隣接正常組織。図1Aに示した例において、BC2 00 RNAは非神経系腫瘍組織内で強く発現されると同時に対応する正常組織 内では検出できないことに注目のこと。図2には、BC200 RNAを発現し ない腫瘍の例が含まれている。図2AはBC200 RNAを示し;図2Bは7 SL RNAを示す。略号:HB, ヒト脳;HLu,ヒト肺(偏平上皮癌);HL,ヒト肝臓癌;HBd,ヒト膀胱 癌;HK,ヒト腎臓癌;HC,ヒト結腸癌。insituハイブリダイゼーション実験 で、BC200陽性腫瘍ではそのRNAは腫瘍細胞により発現され、近傍の非新 生物細胞(例えば、ストロマ細胞、炎症細胞)によっては発現されないことが確 認された。 種々のヒトの腫瘍内でのBC200 RNAの発現に関するこれら実験データ を表1に纏める。記号+、++及び+++は検出されたRNAの増加レベルを意味す るものである。特に注目に値するのは、これらデータの患者対患者の一致性であ る。つまり、乳腺癌組織では高レベルのBC200 RNAが異なる5人の患者 において発現されることが示された一方で、例えば、結腸腺癌ではこのアッセイ で少しも陽性と出なかったことである。このことは、種々の腫瘍及び新生物疾患 に対して広いスペクトルマーカーとして働くBC200 RNAの能力を示して いる。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年6月12日 【補正内容】 請求の範囲 2.下記配列を有するオリゴヌクレオチドプローブ。 3.下記配列を有するオリゴヌクレオチドプローブ。 4.更に検出可能な標識を含む、請求項2又は3のオリゴヌクレオチドプローブ 。 5.標識が、放射標識、化学発光標識、蛍光標識又は色素標識である、請求項4 のオリゴヌクレオチドプローブ。 6.新生物形成の存在について非神経系ヒト組織をスクリーニングする、下記段 階: (a)ヒト組織の試験試料を得る段階; (b)該試験試料中のRNAが検出試薬と反応できるように該試験試料を調 製する段階; (c)該試験試料中にBC200 RNAが存在する場合に検出可能な反応 生成物を生成する条件下で、該検出可能な反応生成物の量が存在するBC200 RNAの量の指標となるように該試験試料を該検出試薬と混合する段階; (d)生成した検出可能な反応生成物の量を定量する段階;及び (e)該検出可能な反応生成物の量を、正常なヒト組織の対照試料から生成 した検出可能な反応生成物の量と比較する段階; を含む方法であって、該対照試料に比べて増加した該試験試料中の検出可能な反 応生成物の量が新生物形成の存在と正の相関 関係を有する方法。 7.検出試薬が、(1)下記配列を有するDNA分子にハイブリダイズすること ができ、かつ(2)ヒトBC200 RNAに選択的にハイブリダイズすること ができるオリゴヌクレオチドプローブである、請求項6の方法。 8.プローブが下記配列を有する、請求項7の方法。 9.プローブが下記配列を有する、請求項7の方法。 10.試料中にBC200 RNAが存在するか否かの確認を容易にするために、 検出可能な反応生成物を固定化する、請求項6の方法。 11.プローブが検出可能な標識を含む、請求項7の方法。 12.組織試料中に存在するRNAをDNAに転換する段階、及びBC200 R NAに対応するDNA配列が存在する場合にそのDNAの数を増やすために該試 料中の該DNAを選択的に増幅する段階を更に含む方法であって、オリゴヌクレ オチドプローブが該増幅DNA配列に相補的である、請求項7の方法。 13.下記ヌクレオチド配列を有するヒトBC200 RNAの一部分に特定のハ イブリダイゼーション条件下でハイブリダイズすることができるオリゴヌクレオ チドプローブであって、該一部分が該ヒトBC200 RNA配列の48残基及 び49残基を含み、かつ前記ハイブリダイゼーション条件下ではBC200 R NAの外側に存在するAlu要素又はそのコーディング DNAに実質的にハイブリダイズできないオリゴヌクレオチド 14.プローブが下記配列を有する、請求項13のオリゴヌクレオチドプローブ。 15.プローブが下記配列を有する、請求項13のオリゴヌクレオチドプローブ。 16.下記ヌクレオチド配列を有するヒトBC200 RNAの一部分に特定のハ イブリダイゼーション条件下でハイブリダイズすることができるオリゴヌクレオ チドプローブであって、該一部分が該ヒトBC200 RNA配列の146〜1 48残基を含み、かつ前記ハイブリダイゼーション条件下ではBC200 RN Aの外側に存在するポリアデノシン要素又はそのコーディングDNAに実質的に ハイブリダイズできないオリゴヌクレ 18.BC200 RNAを含有する組織試料を同定するためのキ ットであって、下記のものを含むキット。 (a)該試料中にBC200 RNAが存在する場合に特殊な検出可能な反 応生成物を生成する検出試薬;及び (b)該検出可能な反応生成物を固定化するように仕組まれた固体支持体。 20.BC200 RNAを含有するヒト組織試料を同定するためのキットであっ て、下記のものを含むキット。 (a)該試料中にBC200が存在する場合に特殊な検出可能な反応生成物 を生成する検出試薬;及び (b)BC200 RNAに相補的なDNAの選択的増幅を可能にするのに 有効な増幅用プライマー。 21.検出試薬が、(1)下記配列を有するRNA分子にハイブリダイズすること ができ、かつ(2)ヒトBC200 RNAに選択的にハイブリダイズすること ができるオリゴヌクレオチドプローブである、請求項18のキット。 22.BC200 RNAを含有する組織試料を同定するためのキットであって、 下記のものを含むキット。 (a)該試料中にBC200が存在する場合に診断に役立つ反応生成物を生 成する検出試薬;及び (b)該診断に役立つ反応生成物と反応してそれを検出できるようにする標 識された試薬。 23.検出試薬が、(1)下記配列を有するRNA分子にハイブリダイズすること ができ、かつ(2)ヒトBC200 RNAに選択的にハイブリダイズすること ができるオリゴヌクレオチドプ ローブである、請求項20のキット。 24.(1)下記配列を有するRNA分子のcDNA転写産物にハイブリダイズす ることができ、かつ(2)ヒトBC200 RNAに選択的にハイブリダイズす ることができるオリゴヌクレオチドプローブ。 25.アルツハイマー病の存在についてヒト脳組織をスクリーニングする、下記段 階: (a)ヒト脳組織の試験試料を患者から得る段階; (b)該試験試料中のRNAが検出試薬と反応できるように該試料を調製す る段階; (c)該試験試料中にBC200 RNAが存在する場合に検出可能な反応 生成物を生成する条件下で、該検出可能な反応生成物の量が存在するBC200 RNAの量の指標となるように該試験試料を該検出試薬と混合する段階; (d)生成した検出可能な反応生成物の量を定量する段階;及び (e)該検出可能な反応生成物の量を、同じ操作を正常なヒト脳組織の対照 試料に適用したときに生成する検出可能な反応生成物の量と比較する段階; を含む方法であって、該対照試料に比べて増加した該試験試料中の検出可能な反 応生成物の量が該患者におけるアルツハイマー病の存在と正の相関関係を有する 方法。 26.腺癌の存在についてヒト乳房組織をスクリーニングする、下 記段階: (a)ヒト乳房組織の試料を得る段階; (b)該試験試料中のRNAが検出試薬と反応できるように該試験試料を調製 する段階; (c)該試料中にBC200 RNAが存在する場合に検出可能な反応生成物 を生成する条件下で、該検出可能な反応生成物の量が存在するBC200 RN Aの量の指標となるように該試験試料を該検出試薬と混合する段階; (d)生成した検出可能な反応生成物の量を定量する段階;及び (e)該検出可能な反応生成物の量を、正常なヒト乳房組織のコントロール試 料から生成した検出可能な反応生成物の量と比較する段階; を含む方法であって、該コントロール試料に比べて増加した該試験サンプル中の 検出可能な反応生成物の量が乳房腺癌の存在と正の相関関係を有する方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブロシウス,ユルゲン アメリカ合衆国 10029 ニューヨーク州 ニューヨーク,フィフス アヴェニュー 1212番地

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ヒトBC200 RNAの特有なドメインの少なくとも一部分又は対応する DNA配列と相補的でありかつそれと選択的に結合するオリゴヌクレオチドプロ ーブであって、前記特有なドメインが下記配列を有するオリゴヌクレオチドプロ ーブ。 2.プローブが下記配列を有する、請求項1のオリゴヌクレオチドプローブ。 3.プローブが下記配列を有する、請求項1のオリゴヌクレオチドプローブ。 4.更に検出可能な標識を含む、請求項1のオリゴヌクレオチドプローブ。 5.標識が、放射標識、化学発光標識、蛍光標識又は色素標識である、請求項1 のオリゴヌクレオチドプローブ。 6.BC200 RNAの存在についてヒト組織をスクリーニングする下記段階 を含む方法。 (a)ヒト組織試料を得る段階; (b)該試料を、該試料中にBC200 RNAが存在する場合に診断に役 立つ反応生成物を生成する検出試薬と混合する段 階;及び (c)該診断に役立つ反応生成物が生成したか否かを確認する段階。 7.検出試薬が、ヒトBC200 RNAの特有なドメインの少なくとも一部分 と相補的でありかつそれと選択的に結合するオリゴヌクレオチドプローブであっ て、前記特有なドメインが下記配列を有する、請求項6の方法。 8.プローブが下記配列を有する、請求項7の方法。 9.プローブが下記配列を有する、請求項7の方法。 10.試料中にBC200 RNAが存在するか否かの確認を容易にするために、 診断に役立つ反応生成物を固定化する、請求項6の方法。 11.プローブが検出可能な標識を含む、請求項7の方法。 12.組織試料中に存在するRNAをDNAに転換する段階、及びBC200 R NAに対応するDNA配列が存在する場合にそのDNAの数を増やすために該試 料中の該DNAを選択的に増幅する段階を更に含む方法であって、オリゴヌクレ オチドプローブが該増幅DNA配列に相補的である、請求項7の方法。 13.ヒトBC200 RNAのAlu繰り返しドメインの少なく とも一部分又は対応するDNA配列と相補的でありかつそれと選択的に結合する オリゴヌクレオチドプローブであって、該プローブが相補的である該Alu繰り 返しドメインの該一部分が該ヒトBC200 RNA配列の48位及び49位の 塩基を含むオリゴヌクレオチドプローブ。 14.プローブが下記配列を有する、請求項13のオリゴヌクレオチドプローブ。 15.プローブが下記配列を有する、請求項13のオリゴヌクレオチドプローブ。 16.ヒトBC200 RNAのA豊富領域の少なくとも一部分又は対応するDN A配列と相補的でありかつそれと選択的に結合するオリゴヌクレオチドプローブ であって、該プローブが相補的である該A豊富領域の該一部分が該ヒトBC20 0 RNA配列の146〜148位の塩基を含むオリゴヌクレオチドプローブ。 17.新生物疾患について非神経系ヒト組織をスクリーニングするための下記段階 : (a)組織試料を得る段階;及び (b)該組織試料を分析して該試料中にBC200 RNAが存在するか否 かを確認する段階; を含む方法であって、BC200 RNAの存在が新生物疾患 の指標となる方法。 18.BC200 RNAを含有する組織試料を同定するためのキットであって、 下記のものを含むキット。 (a)該試料中にBC200 RNAが存在する場合に診断に役立つ反応生 成物を生成する検出試薬;及び (b)該診断に役立つ反応生成物を固定化するように仕組まれた固体支持体 。 19.検出試薬が、ヒトBC200 RNAの特有なドメインの少なくとも一部分 又は対応するDNA配列と相補的でありかつそれと選択的に結合するオリゴヌク レオチドプローブであって、前記特有なドメインが下記配列を有するオリゴヌク レオチドプローブである、請求項16のキット。 20.BC200 RNAを含有する組織試料を同定するためのキットであって、 下記のものを含むキット。 (a)該試料中にBC200 RNAが存在する場合に診断に役立つ反応生 成物を生成する検出試薬;及び (b)BC200 RNAに相補的なDNAの選択的増幅を可能にするのに 有効な増幅用プライマー。 21.検出試薬が、ヒトBC200 RNAの特有なドメインの少なくとも一部分 又は対応するDNA配列と相補的でありかつそれと選択的に結合するオリゴヌク レオチドプローブであって、前記特有なドメインが下記配列を有するオリゴヌク レオチドプローブである、請求項18のキット。 22.BC200 RNAを含有する組織試料を同定するためのキットであって、 下記のものを含むキット。 (a)該試料中にBC200 RNAが存在する場合に診断に役立つ反応生 成物を生成する検出試薬;及び (b)該診断に役立つ反応生成物と反応してそれを検出できるようにする標 識された試薬。 23.検出試薬が、ヒトBC200 RNAの特有なドメインの少なくとも一部分 又は対応するDNA配列と相補的でありかつそれと選択的に結合するオリゴヌク レオチドプローブであって、前記特有なドメインが下記配列を有するオリゴヌク レオチドプローブである、請求項20のキット。
JP7500945A 1993-05-28 1994-05-25 Bc200rna、それに対するプローブ及びその使用 Pending JPH08510649A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US6865993A 1993-05-28 1993-05-28
US08/068,659 1993-05-28
PCT/US1994/005910 WO1994028176A2 (en) 1993-05-28 1994-05-25 Bc200 rna, probes therefor and use thereof

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08510649A true JPH08510649A (ja) 1996-11-12

Family

ID=22083939

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7500945A Pending JPH08510649A (ja) 1993-05-28 1994-05-25 Bc200rna、それに対するプローブ及びその使用

Country Status (7)

Country Link
US (2) US5670318A (ja)
EP (1) EP0701629B1 (ja)
JP (1) JPH08510649A (ja)
AT (1) ATE335091T1 (ja)
CA (1) CA2163249A1 (ja)
DE (1) DE69434809T2 (ja)
WO (1) WO1994028176A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006515988A (ja) * 2002-11-12 2006-06-15 ザ リサーチ ファンデーション オブ ステイト ユニバーシティ オブ ニューヨーク 非翻訳小RNA(small,non−translatableRNA)による翻訳調節

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4315812B2 (ja) 2002-02-22 2009-08-19 ザ リサーチ ファンデーション オブ ステイト ユニバーシティ オブ ニューヨーク 癌腫の分子診断および予後
US7862307B2 (en) * 2003-04-17 2011-01-04 Zexel Valeo Climate Control Corporation Swash plate compressor
KR101447227B1 (ko) 2011-07-28 2014-10-07 한국과학기술원 BC200 RNA에 대한 siRNA를 포함하는 종양전이 억제용 약학조성물
CA2872245C (en) * 2012-04-30 2021-08-31 The Research Foundation For Suny Cancer blood test using bc200 rna isolated from peripheral blood for diagnosis and treatment of invasive breast cancer
KR101482165B1 (ko) 2012-12-27 2015-01-15 한국과학기술원 Rna에 특이적으로 결합하는 항체 및 이의 선별방법
KR101644043B1 (ko) * 2014-03-18 2016-08-01 한국과학기술원 Rna에 특이적으로 결합하는 항체
JP2025525333A (ja) * 2022-06-15 2025-08-05 セダーズ-シナイ メディカル センター 免疫の疾患を治療するための非コードrna剤(bcyrn1及びその誘導体)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI63596C (fi) * 1981-10-16 1983-07-11 Orion Yhtymae Oy Mikrobdiagnostiskt foerfarande som grundar sig pao skiktshybridisering av nukleinsyror och vid foerfarandet anvaenda kombinationer av reagenser
CA1260372A (en) * 1984-04-27 1989-09-26 Elazar Rabbani Hybridization method for the detection of genetic materials
US4683202A (en) * 1985-03-28 1987-07-28 Cetus Corporation Process for amplifying nucleic acid sequences
US4751177A (en) * 1985-06-13 1988-06-14 Amgen Methods and kits for performing nucleic acid hybridization assays
US4868105A (en) * 1985-12-11 1989-09-19 Chiron Corporation Solution phase nucleic acid sandwich assay
AU7015287A (en) * 1986-03-19 1987-09-24 Cetus Corporation Detection of nucleic acid sequence using liquid hybridization method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006515988A (ja) * 2002-11-12 2006-06-15 ザ リサーチ ファンデーション オブ ステイト ユニバーシティ オブ ニューヨーク 非翻訳小RNA(small,non−translatableRNA)による翻訳調節

Also Published As

Publication number Publication date
CA2163249A1 (en) 1994-12-08
EP0701629B1 (en) 2006-08-02
US5736329A (en) 1998-04-07
EP0701629A1 (en) 1996-03-20
ATE335091T1 (de) 2006-08-15
DE69434809T2 (de) 2007-03-29
WO1994028176A2 (en) 1994-12-08
US5670318A (en) 1997-09-23
DE69434809D1 (de) 2006-09-14
WO1994028176A3 (en) 1995-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1272668B1 (en) Methods, compositions and kits for the detection and monitoring of breast cancer
JP3633932B2 (ja) 糞便試料から単離した哺乳類の核酸を検出する方法、およびその検出用試薬
JP2000512126A (ja) 体液中の腫瘍細胞を数量化するための方法およびかかる方法に適合した試験キット
CN109504780B (zh) 用于肺癌检测的DNA甲基化qPCR试剂盒及使用方法
KR20190026769A (ko) 유전자 발현 프로파일을 사용하여 폐암을 진단하기 위한 조성물 및 방법
CN111560435A (zh) 一种用于结直肠癌检测的dna甲基化试剂盒及使用方法、应用
CN112646888A (zh) 乳腺肿瘤特异性甲基化检测的试剂盒
CN110964823A (zh) 用于结直肠癌检测的dna甲基化试剂盒和检测方法
JP3681405B2 (ja) 癌関連遺伝子
JP2004500895A (ja) 肺癌用遺伝子マーカー
EP0701629B1 (en) Bc200 rna, probes therefor and use thereof
WO1994028176A9 (en) Bc200 rna, probes therefor and use thereof
US20040053261A1 (en) Molecular markers
JP7346533B2 (ja) 分析方法及びキット
JP4315812B2 (ja) 癌腫の分子診断および予後
CN112646892B (zh) 一组乳腺癌早期诊断的piRNA生物标志物及其应用
JP2006521110A (ja) 肺癌の検出およびモニタリング
CN112322743A (zh) 检测人sept9基因甲基化的试剂盒及其使用方法、应用
US20100159464A1 (en) Method for Detection of DNA Methyltransferase RNA in Plasma and Serum
JPH10504188A (ja) 診断方法およびプローブ
CN113373229A (zh) 胃癌相关生物标志物及其应用
TWI234585B (en) HURP gene as a molecular marker for bladder cancer
CN120138147A (zh) 用于检测结直肠癌的组合物及其用途
CN112391476A (zh) 检测人mlh1基因甲基化的试剂盒及其使用方法
CN114807373A (zh) 人bmp3和ndrg4基因甲基化检测试剂盒