JPH088080B2 - 陰極線管及び陰極線管の製造方法 - Google Patents
陰極線管及び陰極線管の製造方法Info
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- JPH088080B2 JPH088080B2 JP61306512A JP30651286A JPH088080B2 JP H088080 B2 JPH088080 B2 JP H088080B2 JP 61306512 A JP61306512 A JP 61306512A JP 30651286 A JP30651286 A JP 30651286A JP H088080 B2 JPH088080 B2 JP H088080B2
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- H01J29/867—Means associated with the outside of the vessel for shielding, e.g. magnetic shields
- H01J29/868—Screens covering the input or output face of the vessel, e.g. transparent anti-static coatings, X-ray absorbing layers
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- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
- Elimination Of Static Electricity (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、前面パネルの外表面に帯電防止膜を有する
陰極線管に関する。
陰極線管に関する。
(従来の技術) 陰極線管は、動作中、又は動作終了後に前面パネル外
表面に静電荷が堆積し、フェースプレート外表面にちり
を吸着したり、人が触れた場合等に電気ショックを与え
ることがある等の問題がある。
表面に静電荷が堆積し、フェースプレート外表面にちり
を吸着したり、人が触れた場合等に電気ショックを与え
ることがある等の問題がある。
特開61−118932号公報、特開61−118946号公報には、
シラノール基を有するSiO2の凹凸膜を前面パネル外表面
に形成することにより、帯電防止性が付与された陰極線
管が、又、特開61−16452号公報には主としてシリケー
ト材料と無機金属化合物とで構成された膜を前面パネル
外表面に形成することにより、帯電防止性が付与された
陰極線管が開示されている。
シラノール基を有するSiO2の凹凸膜を前面パネル外表面
に形成することにより、帯電防止性が付与された陰極線
管が、又、特開61−16452号公報には主としてシリケー
ト材料と無機金属化合物とで構成された膜を前面パネル
外表面に形成することにより、帯電防止性が付与された
陰極線管が開示されている。
シラノール基により、帯電を防止する方法は、シラノ
ール基が空気中の水分を吸着し、その水分により表面抵
抗が低下する現象を利用している。しかし、空気中の水
分を利用する関係上、帯電防止性能は湿度に依存し、湿
度の低い時期、地域では充分な帯電防止効果を得ること
ができない。
ール基が空気中の水分を吸着し、その水分により表面抵
抗が低下する現象を利用している。しかし、空気中の水
分を利用する関係上、帯電防止性能は湿度に依存し、湿
度の低い時期、地域では充分な帯電防止効果を得ること
ができない。
又、シリケート材料と無機金属化合物により構成され
る膜により帯電防止性を付与する場合は、膜内に存在す
る無機金属化合物がSiO2のようにある程度の導電性を持
った化合物として存在していない限り、膜の抵抗を低下
させる効果は持たない。又、SiO2程度の導電性でも膜の
抵抗値を低下させる程に混入すれば、膜の強度は大きく
低下し、実用化に難点がある。
る膜により帯電防止性を付与する場合は、膜内に存在す
る無機金属化合物がSiO2のようにある程度の導電性を持
った化合物として存在していない限り、膜の抵抗を低下
させる効果は持たない。又、SiO2程度の導電性でも膜の
抵抗値を低下させる程に混入すれば、膜の強度は大きく
低下し、実用化に難点がある。
(発明が解決しようとする問題点) 以上のように従来の帯電防止膜は抵抗値の変動が大き
い、膜の強度が十分でない等の欠点がある。そこで本発
明は抵抗値の変動が少なく、強度の強い帯電防止膜を備
えた陰極線管およびその製造方法を提供することを目的
とする。
い、膜の強度が十分でない等の欠点がある。そこで本発
明は抵抗値の変動が少なく、強度の強い帯電防止膜を備
えた陰極線管およびその製造方法を提供することを目的
とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は前面パネルの外表面に帯電防止膜を有する陰
極線管に於て、この帯電防止膜は金属酸化物を主成分と
し、Pdからなる金属の粒子を含み、この金属粒子の平均
粒径が0.01μm以下であることを特徴とするものであ
る。本発明において、最も好ましい金属酸化物は珪素酸
化物である。
極線管に於て、この帯電防止膜は金属酸化物を主成分と
し、Pdからなる金属の粒子を含み、この金属粒子の平均
粒径が0.01μm以下であることを特徴とするものであ
る。本発明において、最も好ましい金属酸化物は珪素酸
化物である。
本発明において金属粒子の含有量は膜に対して0.01〜
5.0重量%の範囲内にある場合が好ましい。
5.0重量%の範囲内にある場合が好ましい。
又、本発明は前面パネルの外表面に帯電防止膜を有す
る陰極線管の製造方法において、Pdからなる金属の化合
物が溶解した膜形成用材料溶液に前記金属の化合物を還
元する物質を添加してこの溶液中に平均粒径が0.001〜
0.01μmの範囲内にある前記金属の微粒子を現出させ分
散させて得られた懸濁液を前面パネルの外表面に塗布し
乾燥することにより帯電防止を形成することを特徴とす
るものである。
る陰極線管の製造方法において、Pdからなる金属の化合
物が溶解した膜形成用材料溶液に前記金属の化合物を還
元する物質を添加してこの溶液中に平均粒径が0.001〜
0.01μmの範囲内にある前記金属の微粒子を現出させ分
散させて得られた懸濁液を前面パネルの外表面に塗布し
乾燥することにより帯電防止を形成することを特徴とす
るものである。
さらに本発明は、前面パネルの外表面に帯電防止膜を
有する陰極線管の製造方法において、Pdからなる金属の
化合物が溶解した膜形成用材料溶液に前記金属の化合物
を還元する物質を添加してこの溶液中に平均粒径が0.01
μm以下である前記金属の微粒子を現出させ分散させて
得られた懸濁液を前面パネルの外表面に塗布し乾燥して
被膜を形成し、この被膜を加熱することにより帯電防止
膜を形成することを特徴とするものである。
有する陰極線管の製造方法において、Pdからなる金属の
化合物が溶解した膜形成用材料溶液に前記金属の化合物
を還元する物質を添加してこの溶液中に平均粒径が0.01
μm以下である前記金属の微粒子を現出させ分散させて
得られた懸濁液を前面パネルの外表面に塗布し乾燥して
被膜を形成し、この被膜を加熱することにより帯電防止
膜を形成することを特徴とするものである。
さらに本発明は前面パネルの外表面に帯電防止膜を有
する陰極線管の製造方法において、前面パネルの外表面
にPdからなる金属の化合物を還元する物質を被覆した被
覆層を形成し、この被覆層上に金属の化合物が溶解した
膜形成用材料溶液を塗布して前記物質により前記金属の
化合物を還元してこの溶液中に平均粒径が0.01μm以下
である前記金属の微粒子を現出させ、乾燥することによ
り帯電防止膜を形成することを特徴とするものである。
する陰極線管の製造方法において、前面パネルの外表面
にPdからなる金属の化合物を還元する物質を被覆した被
覆層を形成し、この被覆層上に金属の化合物が溶解した
膜形成用材料溶液を塗布して前記物質により前記金属の
化合物を還元してこの溶液中に平均粒径が0.01μm以下
である前記金属の微粒子を現出させ、乾燥することによ
り帯電防止膜を形成することを特徴とするものである。
さらに本発明は前面パネルの外表面に帯電防止膜を有
する陰極線管の製造方法において、前面パネルの外表面
にPdからなる金属の化合物を還元する物質を被覆した被
覆層を形成し、この被覆層上にPdからなる金属の化合物
が溶解した膜形成用材料溶液を塗布して前記物質により
前記金属の化合物を還元してこの溶液中に平均粒径が0.
001〜0.01μmの範囲内にある前記金属の微粒子を現出
させ、乾燥して被膜を形成し、この被膜を加熱すること
により帯電防止膜を形成することを特徴とするものであ
る。
する陰極線管の製造方法において、前面パネルの外表面
にPdからなる金属の化合物を還元する物質を被覆した被
覆層を形成し、この被覆層上にPdからなる金属の化合物
が溶解した膜形成用材料溶液を塗布して前記物質により
前記金属の化合物を還元してこの溶液中に平均粒径が0.
001〜0.01μmの範囲内にある前記金属の微粒子を現出
させ、乾燥して被膜を形成し、この被膜を加熱すること
により帯電防止膜を形成することを特徴とするものであ
る。
(作 用) 絶縁性の膜に導電性を与える方法として、膜中に金
属、カーボン等の良導体粒子を混合することが考えられ
る。しかし、粒子が0.1μm以上のような導電物粒子で
は絶縁材料に導電性を付与するためには多量の導電物粒
子を混合しなければならないため、その膜に透明性が必
要であった場合、混合粒子により透明度が失われてしま
ったり、材料自体の質が変化してしまい、陰極線管の前
面パネルの外表面に形成される帯電防止膜として使用す
るには不都合がある。本発明は金属の粒子を微小にして
膜内に導入するものであり、微量の金属粒子でも一定以
上の導電度を得られることがわかった。第1図は膜に対
して0.1重量%のPd粒子をSiのアルコレートにより形成
されたSiO2膜内に導入したときの被膜の表面抵抗(膜は
スプレー法で形成し、460℃30分加熱した。)を示した
ものがある。この図からもわかるように、Pd粒子の平均
粒径が0.01μm以下になると表面抵抗値は確実に低下す
る。陰極線管に帯電防止性を付与しようとする場合、5
×109Ω以下の膜でなければ充分な帯電防止効果を得ら
れないことから、金属の平均粒径は0.01μm以下にする
ことが好ましい。より好ましくは0.007μm以下が良い
(抵抗値が107台なるから)。又この場合、金属粒子は
小さい程抵抗値が低くなり、粒径は小さい程良い。金属
原子例えばPdは径が1.34Åといわれるが、この大きさの
粒子すなわち、1つの金属原子から1つの粒子が形成さ
れる場合が最も良いと思われる。実際製法によっては、
1部にこのような粒子が混入している可能性も有る。
属、カーボン等の良導体粒子を混合することが考えられ
る。しかし、粒子が0.1μm以上のような導電物粒子で
は絶縁材料に導電性を付与するためには多量の導電物粒
子を混合しなければならないため、その膜に透明性が必
要であった場合、混合粒子により透明度が失われてしま
ったり、材料自体の質が変化してしまい、陰極線管の前
面パネルの外表面に形成される帯電防止膜として使用す
るには不都合がある。本発明は金属の粒子を微小にして
膜内に導入するものであり、微量の金属粒子でも一定以
上の導電度を得られることがわかった。第1図は膜に対
して0.1重量%のPd粒子をSiのアルコレートにより形成
されたSiO2膜内に導入したときの被膜の表面抵抗(膜は
スプレー法で形成し、460℃30分加熱した。)を示した
ものがある。この図からもわかるように、Pd粒子の平均
粒径が0.01μm以下になると表面抵抗値は確実に低下す
る。陰極線管に帯電防止性を付与しようとする場合、5
×109Ω以下の膜でなければ充分な帯電防止効果を得ら
れないことから、金属の平均粒径は0.01μm以下にする
ことが好ましい。より好ましくは0.007μm以下が良い
(抵抗値が107台なるから)。又この場合、金属粒子は
小さい程抵抗値が低くなり、粒径は小さい程良い。金属
原子例えばPdは径が1.34Åといわれるが、この大きさの
粒子すなわち、1つの金属原子から1つの粒子が形成さ
れる場合が最も良いと思われる。実際製法によっては、
1部にこのような粒子が混入している可能性も有る。
本発明において、実験的には平均粒径0.001μmのも
のまで確認している。第2図は金属粒子の含有量と表面
抵抗の関係を示したものである。このときの膜形成の条
件は第1図のもの同じであり、金属粒子の平均粒径は、
0.005μmである。第2図に示されるように金属粒子の
含有量は、0.01重量%以上において十分な導電性が得ら
れる。又、5.0重量%を越えると含有させると膜強度が
低下する。従って、金属粒子の含有量は0.01〜5.0重量
%の範囲が好ましく、より好ましくは0.05〜0.5重量%
の範囲内である。
のまで確認している。第2図は金属粒子の含有量と表面
抵抗の関係を示したものである。このときの膜形成の条
件は第1図のもの同じであり、金属粒子の平均粒径は、
0.005μmである。第2図に示されるように金属粒子の
含有量は、0.01重量%以上において十分な導電性が得ら
れる。又、5.0重量%を越えると含有させると膜強度が
低下する。従って、金属粒子の含有量は0.01〜5.0重量
%の範囲が好ましく、より好ましくは0.05〜0.5重量%
の範囲内である。
次に、上述したような帯電防止膜の形成方法について
説明する。帯電防止膜の主成分となる金属酸化物は、例
えば金属のアルコレートを縮合反応させて得ることがで
きる。又、この金属がSiの場合は水ガラス等を焼成して
も得ることができる。このように液体から金属酸化物が
形成される場合に、このような膜形成用材料溶液にPdか
らなる化合物を溶解し、次にこれらの金属を還元する物
を適当な条件で添加すると、この膜形成用材料溶液中に
は前記金属の粒子のコロイド溶液又は溶液を得ることが
できる。ここで適当な条件とは、界面活性剤の種類等で
あり、陽イオン性界面活性剤及び非イオン性界面活性剤
を用いた場合は比較的粒子の小さい安定性にすぐれた金
属コロイド溶液が形成され、陰イオン性界面活性剤を用
いた場合は比較的粒子の大きな安定性にはやや劣る金属
コロイド溶液が形成される。しかし、どちらの場合にお
いても平均粒子径は0.01μm以下であり、実用的な安定
性は問題ない。又、以上の方法で得られた膜形成用材料
溶液は、本発明においてはコロイド溶液もしくは溶液と
表現している。通常コロイド溶液は1nm〜1μmの範囲
にある微粒子の分散系であると言われており、粒子径が
その以下のものを溶液とよんでいる。本発明における金
属微粒子は0.01μm以下の粒子であれば1nm以下の粒子
例えば原子1個分(Pdならば0.137nm)であっても効果
において全くさしつかえないのでコロイド溶液又は溶液
と表現した。以上のようにして形成された膜形成材料溶
液を陰極線管前面パネルの外表面にディスペンス法、ス
プレー法、ディッピング等の方法で塗布し、乾燥するこ
とによって帯電防止膜を陰極線管を得ることができる。
このように形成された被膜は必要によって加熱しても良
い。
説明する。帯電防止膜の主成分となる金属酸化物は、例
えば金属のアルコレートを縮合反応させて得ることがで
きる。又、この金属がSiの場合は水ガラス等を焼成して
も得ることができる。このように液体から金属酸化物が
形成される場合に、このような膜形成用材料溶液にPdか
らなる化合物を溶解し、次にこれらの金属を還元する物
を適当な条件で添加すると、この膜形成用材料溶液中に
は前記金属の粒子のコロイド溶液又は溶液を得ることが
できる。ここで適当な条件とは、界面活性剤の種類等で
あり、陽イオン性界面活性剤及び非イオン性界面活性剤
を用いた場合は比較的粒子の小さい安定性にすぐれた金
属コロイド溶液が形成され、陰イオン性界面活性剤を用
いた場合は比較的粒子の大きな安定性にはやや劣る金属
コロイド溶液が形成される。しかし、どちらの場合にお
いても平均粒子径は0.01μm以下であり、実用的な安定
性は問題ない。又、以上の方法で得られた膜形成用材料
溶液は、本発明においてはコロイド溶液もしくは溶液と
表現している。通常コロイド溶液は1nm〜1μmの範囲
にある微粒子の分散系であると言われており、粒子径が
その以下のものを溶液とよんでいる。本発明における金
属微粒子は0.01μm以下の粒子であれば1nm以下の粒子
例えば原子1個分(Pdならば0.137nm)であっても効果
において全くさしつかえないのでコロイド溶液又は溶液
と表現した。以上のようにして形成された膜形成材料溶
液を陰極線管前面パネルの外表面にディスペンス法、ス
プレー法、ディッピング等の方法で塗布し、乾燥するこ
とによって帯電防止膜を陰極線管を得ることができる。
このように形成された被膜は必要によって加熱しても良
い。
又、帯電防止膜は以下の方法においても形成すること
ができる。Pdからなる金属の化合物の金属を還元する物
質をあらかじめ陰極線管の前面パネルの外表面に被覆し
ておき、この被覆層上にPdからなる金属の化合物が溶解
した膜形成用材料溶液を塗布して前記物質により前記金
属の化合物の金属を還元してこの溶液中に平均粒径が0.
01μm以下の範囲内にある前記金属の微粒子を現出さ
せ、乾燥することにより帯電防止膜を形成する。これら
の2つの方法は、金属粒子を直接、溶液又は膜内に導入
するのに比べ操作が簡単であり、また、微小な金属粒子
均一に分布させることが容易である。さらに、この2つ
の方法で得られた膜形成用材料溶液は直接金属粒子を分
散させた溶液に比べ比較にならないほど安定である。
ができる。Pdからなる金属の化合物の金属を還元する物
質をあらかじめ陰極線管の前面パネルの外表面に被覆し
ておき、この被覆層上にPdからなる金属の化合物が溶解
した膜形成用材料溶液を塗布して前記物質により前記金
属の化合物の金属を還元してこの溶液中に平均粒径が0.
01μm以下の範囲内にある前記金属の微粒子を現出さ
せ、乾燥することにより帯電防止膜を形成する。これら
の2つの方法は、金属粒子を直接、溶液又は膜内に導入
するのに比べ操作が簡単であり、また、微小な金属粒子
均一に分布させることが容易である。さらに、この2つ
の方法で得られた膜形成用材料溶液は直接金属粒子を分
散させた溶液に比べ比較にならないほど安定である。
(実施例) 次に実施例を用いて本発明を説明する。
<実施例1> 21インチカラー受像管の前面パネルを洗浄し、ゴミ、
ほこり、油分等を除去した後、膜形成材料溶液をディッ
ピングによって塗布し、乾燥し、帯電防止膜を形成す
る。膜形成材料溶液は以下の方法で調合する。
ほこり、油分等を除去した後、膜形成材料溶液をディッ
ピングによって塗布し、乾燥し、帯電防止膜を形成す
る。膜形成材料溶液は以下の方法で調合する。
PdCl2を水に溶解し、非イオン性界面活性剤を加えた
後、還元剤を加える。このようにして形成されたPdコロ
イド溶液をSi(OC2H5)4,(CH3)2CHOH,C4H9OH3及び少
量の酸の混合溶液に滴下していき、本発明の膜形成材料
溶液を作成した。本実施例における還元剤はPdCl2のPd
を還元するものであれば、何でも良く、SnCl2,NaBH4,Li
AlH4等を用いれば良い。
後、還元剤を加える。このようにして形成されたPdコロ
イド溶液をSi(OC2H5)4,(CH3)2CHOH,C4H9OH3及び少
量の酸の混合溶液に滴下していき、本発明の膜形成材料
溶液を作成した。本実施例における還元剤はPdCl2のPd
を還元するものであれば、何でも良く、SnCl2,NaBH4,Li
AlH4等を用いれば良い。
<実施例2> 21インチカラー受像管の前面パネルを洗浄し、ゴミ、
ほこり、油分等を除去した後、PdCl2のPdを還元させるS
nCl2を溶解した希HCl溶液をディッピングで塗布し、乾
燥させる。その後Si(OC2H5)4,(CH3)2CHOH,C4H9OH3
及び少量の酸を混合した溶液にPdCl2を溶解してできた
溶液をディッピングで塗布し、乾燥し、帯電防止膜を形
成する。
ほこり、油分等を除去した後、PdCl2のPdを還元させるS
nCl2を溶解した希HCl溶液をディッピングで塗布し、乾
燥させる。その後Si(OC2H5)4,(CH3)2CHOH,C4H9OH3
及び少量の酸を混合した溶液にPdCl2を溶解してできた
溶液をディッピングで塗布し、乾燥し、帯電防止膜を形
成する。
尚、これらの2つの実施例にあげられたPdCl2の添加
量は形成される膜に対して0.1重量%になるように調節
した。又、以上の2つの実施例によって得られた陰極線
管の前面パネルの帯電防止膜は200℃で15分間程加熱す
ることによって膜の強度を高めることができた。膜強度
は砂ケシゴムに1kg/cm2の圧力をかけて50回往復したと
きの膜のハガレによって判定したが、加熱前の膜が半分
程はがれてしまうのに対し、加熱後は100%はがれずに
残っていた。第3図にそれぞれの実施例によって得られ
た21インチカラー受像管及び平均粒径0.042μmのカー
ボン粒子を同様の膜形成材料溶液に形成される膜に対し
て0.01重量%になるように加え、前面パネルに塗布、乾
燥し被膜を形成した後200℃15分間焼成した21インチカ
ラー受像管のスイッチOFF後の誘導電位の変化を示す。
この図からわかるように本発明品はスイッチOFF後数秒
で誘導電位が0になってしまうのに対して、炭素粒子を
混合した比較品は時間が経過しても10Kv以下には減らな
い。
量は形成される膜に対して0.1重量%になるように調節
した。又、以上の2つの実施例によって得られた陰極線
管の前面パネルの帯電防止膜は200℃で15分間程加熱す
ることによって膜の強度を高めることができた。膜強度
は砂ケシゴムに1kg/cm2の圧力をかけて50回往復したと
きの膜のハガレによって判定したが、加熱前の膜が半分
程はがれてしまうのに対し、加熱後は100%はがれずに
残っていた。第3図にそれぞれの実施例によって得られ
た21インチカラー受像管及び平均粒径0.042μmのカー
ボン粒子を同様の膜形成材料溶液に形成される膜に対し
て0.01重量%になるように加え、前面パネルに塗布、乾
燥し被膜を形成した後200℃15分間焼成した21インチカ
ラー受像管のスイッチOFF後の誘導電位の変化を示す。
この図からわかるように本発明品はスイッチOFF後数秒
で誘導電位が0になってしまうのに対して、炭素粒子を
混合した比較品は時間が経過しても10Kv以下には減らな
い。
尚、本発明の陰極線管の帯電防止膜は接地電位に導く
電路に接続されていることは言うまでもないことであ
り、その方法は、爆縮防止用バンドに帯電防止膜を接触
させても、又別に電路を設けてもどのような方法を用い
てもよい。
電路に接続されていることは言うまでもないことであ
り、その方法は、爆縮防止用バンドに帯電防止膜を接触
させても、又別に電路を設けてもどのような方法を用い
てもよい。
以上述べたように、本発明によれば帯電防止性に優れ
た強度の高い帯電防止膜を備え陰極線管を得ることがで
き、又、その製造も溶液を用いて安価で簡単であり、工
業的な利点は極めて大きい。
た強度の高い帯電防止膜を備え陰極線管を得ることがで
き、又、その製造も溶液を用いて安価で簡単であり、工
業的な利点は極めて大きい。
第1図は膜中に含有される金属粒子の平均粒径と表面抵
抗値の関係を示す図、第2図は金属粒子の含有量と表面
抵抗値の関係を示す図、第3図は本発明の陰極線管の帯
電防止特性を示す図である。
抗値の関係を示す図、第2図は金属粒子の含有量と表面
抵抗値の関係を示す図、第3図は本発明の陰極線管の帯
電防止特性を示す図である。
Claims (6)
- 【請求項1】前面パネルの外表面に帯電防止膜を有する
陰極線管に於て、 この帯電防止膜は金属酸化物を主成分とし、Pdからなる
金属の粒子を含み、この金属粒子の平均粒径が0.01μm
以下であることを特徴とする陰極線管。 - 【請求項2】金属粒子の含有量は膜に対して0.01〜5.0
重量%の範囲内にあることを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載の陰極線管。 - 【請求項3】前面パネルの外表面に帯電防止膜を有する
陰極線管の製造方法において、 Pdからなる金属の化合物が溶解した膜形成用材料溶液に
前記金属の化合物を還元する物質を添加してこの溶液中
に平均粒径が0.01μm以下である前記金属の微粒子を現
出させ分散させて得られたコロイド溶液もしくは溶液を
前面パネルの外表面に塗布し乾燥することにより帯電防
止膜を形成することを特徴とする陰極線管の製造方法。 - 【請求項4】前面パネルの外表面に帯電防止膜を有する
陰極線管の製造方法において、 Pdからなる金属の化合物が溶解した膜形成用材料溶液に
前記金属の化合物を還元する物質を添加してこの溶液中
に平均粒径が0.01μm以下である前記金属の微粒子を現
出させ分散させて得られたコロイド溶液もしくは溶液を
前面パネルの外表面に塗布し乾燥して被膜を形成し、こ
の被膜を加熱することにより帯電防止膜を形成すること
を特徴とする陰極線管の製造方法。 - 【請求項5】前面パネルの外表面に帯電防止膜を有する
陰極線管の製造方法において、 前面パネルの外表面にPdからなる金属の化合物を還元す
る物質を被覆した被覆層を形成し、この被覆層上にPdか
らなる金属の化合物が溶解した膜形成用材料溶液を塗布
して前記物質により前記金属の化合物を還元してこの溶
液中に平均粒径0.01μm以下である前記金属の微粒子を
現出させ、乾燥することにより帯電防止膜を形成するこ
とを特徴とする陰極線管の製造方法。 - 【請求項6】前面パネルの外表面に帯電防止膜を有する
陰極線管の製造方法において、 前面パネルの外表面にPdからなる金属の化合物を還元す
る物質を被覆した被覆層を形成し、この被覆層上にPdか
らなる金属の化合物が溶解した膜形成用材料溶液を塗布
して前記物質により前記金属の化合物を還元してこの溶
液中に平均粒径が0.01μm以下である前記金属の微粒子
を現出させ、乾燥して被膜を形成し、この被膜を加熱す
ることにより帯電防止膜を形成することを特徴とする陰
極線管の製造方法。
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