[go: up one dir, main page]

JPH0897701A - 半導体回路 - Google Patents

半導体回路

Info

Publication number
JPH0897701A
JPH0897701A JP6226139A JP22613994A JPH0897701A JP H0897701 A JPH0897701 A JP H0897701A JP 6226139 A JP6226139 A JP 6226139A JP 22613994 A JP22613994 A JP 22613994A JP H0897701 A JPH0897701 A JP H0897701A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
node
input
level
control electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6226139A
Other languages
English (en)
Inventor
Nagatake Inoue
長武 井上
Osamu Ara
修 荒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP6226139A priority Critical patent/JPH0897701A/ja
Priority to TW083109034A priority patent/TW273649B/zh
Priority to KR1019950031221A priority patent/KR100229850B1/ko
Publication of JPH0897701A publication Critical patent/JPH0897701A/ja
Priority to US08/880,071 priority patent/US5838186A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/0175Coupling arrangements; Interface arrangements
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/16Modifications for eliminating interference voltages or currents
    • H03K17/161Modifications for eliminating interference voltages or currents in field-effect transistor switches
    • H03K17/162Modifications for eliminating interference voltages or currents in field-effect transistor switches without feedback from the output circuit to the control circuit
    • H03K17/163Soft switching
    • H03K17/164Soft switching using parallel switching arrangements
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/003Modifications for increasing the reliability for protection
    • H03K19/00346Modifications for eliminating interference or parasitic voltages or currents
    • H03K19/00361Modifications for eliminating interference or parasitic voltages or currents in field effect transistor circuits

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Dram (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体出力回路の貫通電流を抑制する。 【構成】 出力信号線5と電源ノード1の間に互いに並
列に接続されるMOSトランジスタP1〜P5の制御電
極をそれぞれ相互接続する有意の抵抗値を有する抵抗R
1〜R4に対し、MOSトランジスタP1〜P5の制御
電極へ与えられる信号と相補な信号を制御電極に受ける
追加のMOSトランジスタP6を電源ノード1と制御電
極線(R1〜R4)に設ける。MOSトランジスタP1
〜P5の非導通時、追加のMOSトランジスタP6が導
通し、内部ノードINA1〜INA5がインバータA1
と追加のMOSトランジスタP6により電源電圧へ駆動
され、MOSトランジスタP1〜P5が同じタイミング
で非導通状態とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体回路に関し、
特に、入力信号に応答してこの入力信号の論理レベルに
対応する論理レベルの信号を出力する半導体回路に関す
る。より具体的には、この発明は、半導体集積回路に含
まれる出力回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来の出力回路の構成を示す
図である。図11において、従来の出力回路は、基準電
位としての第1の電源電位Vccを供給する電源ノード
1と出力端子4に接続される出力信号線5の間に互いに
並列に接続されるpチャネルMOSトランジスタP1〜
P5と、第2の基準電位としての接地電位GNDを供給
する接地ノード2と出力信号線5の間に互いに並列に接
続されるnチャネルMOSトランジスタN1〜N5と、
pチャネルMOSトランジスタP1〜P5の制御電極と
してのゲート電極の間に接続される抵抗R1〜R4と、
nチャネルMOSトランジスタN1〜N5のゲート電極
のそれぞれの間に接続される抵抗R5〜R8を含む。抵
抗R1〜R4は直列に接続され、その一方端は前段のp
チャネルMOSトランジスタのゲート電極に接続され、
他方端が次段のpチャネルMOSトランジスタのゲート
電極に接続される。同様に、抵抗R5〜R8も直列に接
続され、それぞれの一方端は前段のnチャネルMOSト
ランジスタのゲート電極に接続され、それぞれの他方端
は次段のnチャネルMOSトランジスタのゲート電極に
接続される。
【0003】従来の出力回路は、さらに、入力信号IN
を受ける入力ノード3からノード3aを介して与えられ
る入力信号IN1を反転して抵抗R1〜R4へ与えるイ
ンバータA1と、入力ノード3から入力ノード3bに与
えられた入力信号IN2を反転して抵抗R5〜R8へ与
えるインバータA2を含む。入力信号IN1およびIN
2は同じ信号であるが、後の説明を簡略化するために互
いに異なる参照符号で示す。次に、この図11に示す出
力回路の動作をその動作波形図である図12を参照して
説明する。
【0004】入力信号INがLレベルのとき、インバー
タA1によりノードINA1〜INA5はHレベルにあ
り、pチャネルMOSトランジスタP1〜P5はすべて
オフ状態にある。一方、インバータA2により、ノード
INB1〜INB5はHレベルにあり、nチャネルMO
SトランジスタN1〜N5はすべてオン状態にあり、出
力信号線5および出力ノード4は接地電位GNDレベル
のLレベルにある。
【0005】入力信号IN(IN1、IN2)がHレベ
ルへ立上がると、インバータA1およびA2の出力信号
がLレベルへと立下がる。このとき、抵抗R1〜R4は
遅延素子として機能し、インバータA1の出力信号を順
次遅延させて伝達する。同様に抵抗R5〜R8も遅延素
子として機能し、インバータA2の出力信号を遅延させ
て伝達する。したがって、まずノードINA1およびI
NB1の電位レベルがLレベルへ立下がり、pチャネル
MOSトランジスタP1がオン状態、nチャネルMOS
トランジスタN1がオフ状態とされる。このときまだp
チャネルMOSトランジスタP2〜P4はオフ状態にあ
り、またnチャネルMOSトランジスタN2〜N4もオ
ン状態にある。この状態においては、出力信号線5は電
源ノード1からpチャネルMOSトランジスタP1を介
して充電される。所定時間が経過すると、ノードINA
2およびINB2の電位がLレベルに立下がり、pチャ
ネルMOSトランジスタP2がオン状態、nチャネルM
OSトランジスタN2がオフ状態とされる。これによ
り、出力信号線5はpチャネルMOSトランジスタP1
およびP2を介して充電され、その出力ノードAから出
力される信号DOUTが上昇する。同様にして、ノード
INA3およびINB3がLレベルに立下がり、次いで
ノードINA4およびINB4、さらに次いでノードI
NA5およびノードINB5がそれぞれ順次Lレベルに
立下がる。pチャネルMOSトランジスタP3〜P5が
順次導通状態とされ、nチャネルMOSトランジスタN
3〜N5が順次オフ状態となる。これにより、出力信号
線5がMOSトランジスタP1〜P5で高速で充電され
て、出力信号DOUTがHレベルへと立上がる。
【0006】一方、入力信号INがHレベルからLレベ
ルへ立下がるとき、内部ノードINA1およびINB1
がインバータA1およびA2によりその電圧レベルがH
レベルへ立上がり、pチャネルMOSトランジスタP1
が非導通状態となり、nチャネルMOSトランジスタN
1が導通状態とされ、出力信号線5がnチャネルMOS
トランジスタN1を介して放電され、その電位が少し低
下する。次いで、ノード(INA2、INB2)、(I
NA3、INB3)、(INA4、INB4)、および
(INA5、INB5)の電位が順次Hレベルとなり、
nチャネルMOSトランジスタN2〜N5がそれぞれ順
次導通状態となり、pチャネルMOSトランジスタP2
〜P5が順次オフ状態とされる。これにより、出力信号
線5が順次増加する電流により放電され、最終的に接地
電位GNDのレベルで放電される。
【0007】この図11に示す出力回路の構成におい
て、1つのpチャネルMOSトランジスタを5つのpチ
ャネルMOSトランジスタに分割し、この分割されたp
チャネルMOSトランジスタを順次オン状態として出力
ノードを充電し、また同様に1つのnチャネルMOSト
ランジスタを5つのnチャネルMOSトランジスタに分
割し、順次出力信号線を放電する構成として出力信号線
および出力ノードを順次駆動することにより以下の効果
を実現することを図る。
【0008】図13に示すように出力回路により電源ノ
ード1へ電源電圧Vccを供給する電源線1aには誘導
性負荷(寄生インダクタンス)L1が存在し、また接地
ノード2へ接地電圧を供給するスイッチ線2aにも同様
の誘導性負荷(寄生インダクタンス)L2が存在する。
また出力ノード4から出力パッド(リードフレームを含
む)の間の信号線にも同様に誘導性負荷L3ならびに外
部負荷および配線容量に起因する寄生容量Cが存在す
る。出力ノード4(4a)を高速で駆動(充放電)する
ために、MOSトランジスタPおよびNの電流供給力を
大きくすると以下の問題が生じる。すなわち、電源線1
aから出力ノード4aの間にインダクタンスL1および
L3と容量Cにより共振回路が形成され、また接地線2
aから出力ノード4aの間にインダクタンスL2、およ
びL3ならびに容量Cにより共振回路が形成される。ノ
ード4の電位がHレベルのときに、入力信号INがLレ
ベルに立下がると、nチャネルMOSトランジスタNが
導通し、その大きな電流供給力をもってノード4および
4aを接地電位レベルへと放電する。この放電は負荷容
量(寄生容量)CからインダクタンスL3およびL2を
介して接地電位レベルへと電荷を放電することに対応す
る。したがってインダクタンスに急激に大きな電流変化
が生じ、この大きな駆動電流により、出力ノード4aの
電位が接地電位レベル以下にまで低下し、いわゆるアン
ダーシュートが生じ、このアンダーシュートにより出力
ノード4,4aにリンギングが発生する。この出力ノー
ド4のリンギングは、電流変化が大きければ大きいほど
この程度が激しくなる。インダクタンスにおいて発生す
る電圧Vは、V=−L・di/dtで表わされるためで
ある。ここでLは誘電性負荷のインダクタンスを示し、
di/dtは電流iの時間変化を示す。
【0009】入力信号INがHレベルからLレベルへと
下がり、pチャネルMOSトランジスタPが導通し、n
チャネルMOSトランジスタNが非導通とされるとき
も、同様に、図14に示すように、大きな駆動電流が容
量Cへ流込み、ノード4の電位が電源電圧Vccレベル
以上まで上昇する。このようなオーバーシュートにより
ノード4にリンギングが発生する。このようなリンギン
グが発生した場合、出力ノード4は、リンギングが安定
化するまでその論理レベルが確定されず、その信号出力
タイミングはこのリンギングが安定化するまで遅らされ
ることになり、高速で信号を出力することができなくな
る。
【0010】また、オーバーシュートまたはアンダーシ
ュートが生じた場合、電源線1aまたは接地線2aの誘
導性負荷L1またはL2により大きな誘起電圧が生じ、
電源電圧Vccまたは接地電圧GNDが変動し、電源線
1aまたは接地線2aの電圧を利用する他の回路の入出
力レベルが変化し、他の回路において誤動作が生じる可
能性がある。
【0011】上述のように、大きな駆動力で出力ノード
を高速駆動する代わりに、比較的小さな電流駆動力を持
つpチャネルMOSトランジスタP1〜P5またはnチ
ャネルMOSトランジスタN1〜N5を順次導通状態と
することにより、急激な電流変化の発生を防止し、これ
によりオーバーシュートおよびアンダーシュートなどの
リンギングの発生の防止を図る。すなわち、最初は比較
的小さな電流動力で出力ノード4を充電または放電し、
出力ノード4の電位が変化し、高速で駆動してもリンギ
ングが発生しない状態になったときにすべてのトランジ
スタを導通状態として高速で出力ノード4を充電または
放電する。これにより、リンギングの発生を抑止しつつ
出力信号の発生タイミングの遅延を防止することを図
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図15は図11に示す
出力回路のpチャネルMOSトランジスタの部分の平面
レイアウトおよびその等価回路を示す図である。図15
(A)において、フィールド活性領域F内に活性領域
(不純物領域)が互いに分離して配置される。ドレイン
領域D(D1〜D3)とソース領域S(S1〜S3 )が
交互に配置される。ドレイン領域Dとソース領域Sの間
にゲート電極GA1〜GA5が配置される。すなわちこ
のフィールド活性領域F内において、隣接する2つのp
チャネルMOSトランジスタにより1つの不純物領域が
共有される。ゲート電極GA1〜GA5は、ゲート電極
配線Gにより相互接続されて1つのゲート電極を構成す
る。ソース領域S1〜S3はコンタクト孔CHsを介し
て電源線Vに接続され、ドレインD1〜D3はコンタク
ト孔CHdを介して出力信号線DTに接続される。出力
信号線DTおよび電源線Vは、通常は、低抵抗のアルミ
ニウム配線層で形成され、ゲート電極配線Gは、比較的
抵抗値の高いポリシリコンで構成される。図15(B)
に示すように、ゲート電極GA1〜GA5はそれぞれ抵
抗値R1を有し、隣接するゲート電極を接続するゲート
電極配線部分は抵抗値R2を有する。ゲート電極配線G
はすべてのゲート電極層GA1〜GA5を相互接続して
おり、等価的にこれらのゲート配線長が長くなり、この
ゲート電極配線Gの配線抵抗および寄生容量により、入
力信号INの伝播に遅延が生じ、MOSトランジスタP
1〜P5の導通タイミングが互いに異なることになる。
【0013】このゲート電極配線Gにおける信号伝播遅
延が大きいほど、出力ノード4は緩やかに駆動され、十
分にこの出力ノード4の電位が十分変化した時点ですべ
てのMOSトランジスタが導通状態となるため、リンギ
ング等のノイズの発生を抑制することができる。
【0014】この図15(A)および(B)に示すpチ
ャネルMOSトランジスタの配線レイアウトは、電源電
圧Vccを伝達する電源線Vを接地電圧GNDを伝達す
る接地線に置換えれば、nチャネルMOSトランジスタ
N1〜N5に対しての配線レイアウトが得られる。
【0015】しかしながら、このような従来の出力回路
の場合、以下のような問題が生じる。
【0016】すなわち、図12に示す動作波形図から見
られるように、たとえば時刻TjにおいてノードINA
1およびINB1がともにLレベルとなったとき、残り
の内部ノードINA3とINB3〜INA5、INB5
はまだHレベルにある。したがってpチャネルMOSト
ランジスタP1がオン状態になりかつnチャネルMOS
トランジスタN3〜N5がオン状態となる。したがって
pチャネルMOSトランジスタP1からnチャネルMO
SトランジスタN3〜N5を介して接地電位レベルへと
電流が流れる。このため、消費電流が増加するととも
に、電源ノード1の電源電圧Vccが放電され、その電
源電圧Vccのレベルが変動し、ノイズが発生するとい
う問題が生じ、また接地ノード2へ電流が流れ、その接
地電圧GNDの電圧レベルが上昇し、接地電圧において
ノイズが生じるという問題が発生する。
【0017】これは、また入力信号INがHレベルから
Lレベルへ低下するとき、時刻ThにおいてノードIN
A1およびINB1がともにHレベルのとき、ノードI
NA3、INB3〜INA5、INB5がまだLレベル
であり、nチャネルMOSトランジスタN1がオン状態
にあり、pチャネルMOSトランジスタP3〜P5がオ
ン状態となるとき、同様に電源電圧Vccに接地電圧G
NDにノイズが発生するとともに貫通電流により消費電
流が増加するという問題が発生する。
【0018】さらに、出力信号のノイズをより低減する
ために、このゲート電極配線Gの抵抗を大きくする場
合、図15(B)におけるゲート電極接続部分の抵抗値
R2を大きくする必要がある。この場合、ゲート電極配
線層はポリシリコンで構成されており、この部分の長さ
を長くする必要が生じ、ゲート電極配線のパターン面積
も大きくなり、応じて出力回路の占有面積が増加すると
いう問題が生じる。
【0019】また、上述の出力回路を含む半導体集積回
路の高速動作を実現するために、ゲート電極配線の抵抗
値R1を小さくし、ゲート電極配線の信号伝播遅延を小
さくすることが行なわれた場合、図15(B)に示すゲ
ート電極配線の抵抗値R1およびR2を十分な値とする
ためには、このゲート電極配線層Gを長くする必要が生
じ、同様にゲート電極配線などの占有面積が増加すると
いう問題が生じる。
【0020】それゆえ、この発明の目的は、低占有面積
でかつ低消費電力で安定に出力信号を生成することので
きる半導体回路を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明は、要約すれ
ば、互いに並列に接続されて出力ノードを駆動する複数
のトランジスタ素子を含む出力回路において、これらの
トランジスタが導通状態となるときには互いに導通タイ
ミングを異ならせ、かつこれらのMOSトランジスタが
非導通状態となるときにすべて同時に非導通状態とする
ようにしたものである。
【0022】請求項1に係る半導体回路は、第1の基準
電位を供給する基準ノードと出力ノードに結合される出
力信号線との間に互いに並列に接続され、かつ各々が第
1の論理レベルの信号がその制御電極に与えられたとき
導通する複数の第1のトランジスタと、これら複数の第
1のトランジスタの各制御電極を相互接続する有意の抵
抗値を有する制御電極線と、基準ノードと制御電極線と
の間に設けられ、第1の論理レベルの信号が制御電極に
与えられると導通する少なくとも1個の第2のトランジ
スタと、入力信号から互いに相補な信号の対を生成し、
この生成した相補な信号の対の一方および他方をそれぞ
れ第1および第2のトランジスタの制御電極へ印加する
出力とを含む。
【0023】請求項2に係る半導体回路は、第1の電位
を供給する第1の基準ノードと出力ノードに結合される
出力信号線との間に互いに並列に接続され、それぞれの
制御電極に第1の論理レベルの信号を与えられたとき導
通する複数の第1のトランジスタと、有意の抵抗値を有
しかつ複数の第1のトランジスタの制御電極を相互接続
する第1の制御電極線と、第1の基準ノードと第1の制
御電極線との間に接続されかつその制御電極に第1の論
理レベルの信号を与えられると導通する少なくとも1個
の第2のトランジスタと、第1の電位と相補な論理の第
2の電位を受ける第2の基準ノードと出力信号線との間
に並列に接続され、かつ制御電極に第2の論理レベルの
信号が印加されると導通する複数の第3のトランジスタ
と、これら複数の第3のトランジスタの制御電極を相互
接続する有意の抵抗値を有する第2の制御電極線と、第
2の電源ノードと第2の制御電極線との間に接続されそ
の制御電極に第2の論理レベルの信号が印加されると導
通する少なくとも1個の第4のトランジスタと、入力信
号から互いに相補な論理の信号の対を生成し、第1およ
び第2の制御電源線へこの相補な論理の信号の対の一方
の信号を与えかつ第2および第4のトランジスタの制御
電極へこの相補な論理の信号の対の他方の信号を与える
手段とを備える。
【0024】請求項3に係る半導体回路は、入力ノード
へ与えられた信号を所定時間遅延させて内部入力ノード
に出力する遅延素子と、出力ノードに接続される出力信
号線と、基準電圧を受ける基準ノードと出力信号線との
間に互いに並列に接続されその制御電極に第1の論理の
信号が印加されると導通する複数のトランジスタと、こ
れら複数のトランジスタの制御電極の間にそれぞれ接続
される互いに縦列接続される複数の論理ゲートを含み、
これら複数の論理ゲートの各々は、入力ノードに接続さ
れる第1の入力と前段トランジスタの制御電極に接続さ
れる第2の入力と次段トランジスタの制御電極および次
段論理ゲートの第2の入力に接続される出力とを有す
る。これら複数の論理ゲートの各々は、また、内部入力
ノードの電位が第1の論理レベルのときこの内部入力ノ
ードの電位を所定時間遅延させて順次転送しかつこの内
部入力ノードの信号が第2の論理レベルのとき遅延素子
と実質的に同じ遅延時間をもって入力ノードの信号を該
出力に伝達する。
【0025】請求項4に係る半導体回路は、請求項3の
遅延素子が入力ノードに与えられた信号を反転しかつ所
定時間遅延し、反転遅延を構成する否定遅延素子を含
み、かつ複数の論理ゲートの各々が、第2の入力に与え
られた信号を反転する第2の否定遅延素子と、第1の否
定遅延素子と同じゲート遅延を有し、この第2の否定遅
延素子の出力信号と入力ノードの信号とを受けて、第2
の入力へ与えられた信号が第1の論理レベルのときその
出力に第2の論理レベルの信号を出力するゲート素子と
を備える。
【0026】請求項5に係る半導体回路は、請求項4の
遅延素子が入力ノードへ与えられた信号をバッファ処理
してかつ所定時間遅延するバッファ遅延素子で構成さ
れ、かつ複数の論理ゲートの各々が、第2の入力へ与え
られた信号と第1の入力へ与えられた信号を受け、この
第1の入力へ与えられた信号が第2の論理レベルのとき
第1の論理レベルの信号を出力するゲート素子と、この
ゲート素子の出力信号を反転しかつ遅延する否定遅延素
子とを備える。ゲート素子と否定遅延素子が有するゲー
ト遅延の和はバッファ遅延素子が有するゲート遅延と実
質的に同じである。
【0027】請求項6に係る半導体回路は、基準電位を
供給する基準ノードと出力ノードに接続する出力信号線
との間に互いに並列に接続される複数のトランジスタを
含む。これら複数のトランジスタの各々は、基準ノード
に接続される一方導通ノードと出力信号線に接続される
他方導通ノードと、一方端と他方端とを有しかつこれら
一方および他方端との間に第1の抵抗値を有する制御電
極とを含む。
【0028】請求項6に係る半導体回路は、さらに、こ
れら複数のトランジスタの制御電極の隣接する一方端お
よび隣接する他方端を交互にU字型のゲート電極レイア
ウトパターンを形成するように接続する相互接続配線を
含む。この相互接続配線は第1の抵抗値よりも大きな第
2の抵抗値を有する。
【0029】
【作用】請求項1の半導体回路においては、制御電極線
はその抵抗値により接続される第1のトランジスタの制
御電極の信号を遅延させてから伝達し、第2のトランジ
スタは複数のトランジスタの制御電極へ印加される信号
と相補な信号を制御電極に受けて、第1のトランジスタ
と相補的に導通状態とされる。複数の第1のトランジス
タが導通するときに第2のトランジスタは非導通とさ
れ、複数の第1のトランジスタは制御電極線を介して与
えられる信号により順次導通し、一方、複数の第1のト
ランジスタが非導通状態とされるときは、第2のトラン
ジスタが導通して制御電極線へ基準電位を伝達する。制
御電極線は電圧印加手段とこの第2のトランジスタ素子
により駆動され、高速で第1のトランジスタをオフ状態
とする電圧レベルへ駆動され、ほぼ同じタイミングで複
数の第1のトランジスタがオフ状態とされる。これによ
り、出力ノードにおけるリンギングの発生および電流消
費が低減される。
【0030】請求項2の半導体回路においては、電圧印
加手段は、第1および第3のトランジスタと第2および
第4のトランジスタとに対し互いに相補な信号を印加す
る。第1のトランジスタの導通時、第1の制御電極線の
抵抗値によりこれら複数の第1のトランジスタは順次導
通し、一方、非導通とされるとき電圧印加手段と第2の
トランジスタにより第1の制御電極線がこれら第1のト
ランジスタがオフ状態となる電圧へと駆動され、ほぼ同
じタイミングで非導通状態とされる。
【0031】第3のトランジスタは、第2の制御電極線
を有する抵抗値により、入力信号が遅延されて伝達さ
れ、導通時には順次導通状態とされて、非導通状態とさ
れるときには、第4のトランジスタが導通状態とされる
ため、電圧印加手段および第4のトランジスタにより高
速で第2の制御電極線が第3のトランジスタが非導通状
態とされる電圧レベルへ駆動されるため、ほぼ同じタイ
ミングで第3のトランジスタが非導通状態とされる。第
1および第3のトランジスタは相補的に導通/非導通と
なる。出力ノードの電流駆動は順次行なわれることにな
り、リンギングの発生が抑制され、かつ一方のトランジ
スタの導通時には他方のトランジスタがほぼ同じタイミ
ングでオフ状態とされており、第1および第2の電源ノ
ードの間で第1および第3のトランジスタを介して流れ
る貫通電流を防止できる。
【0032】請求項3の半導体回路においては、複数の
トランジスタの制御電極間に論理ゲートが接続されかつ
それらの論理ゲートは縦続接続される。論理ゲートは遅
延素子から内部入力ノードへ伝達された信号が第1の論
理のときにはそれぞれの入力ノードへ与えられた信号を
遅延して対応のトランジスタ素子の制御電極へその出力
を介して印加させてそれにより複数のトランジスタを順
次導通させる。一方、遅延素子から内部入力ノードへ伝
達された信号が第2の論理のときには、これら複数の論
理ゲートは遅延素子と同じゲート遅延をもって第2の論
理レベルの信号をその出力を介してそれぞれのトランジ
スタ素子の制御電極へ与える。これにより、複数のトラ
ンジスタがすべて同じタイミングで非導通状態とされ、
消費電流の低減(貫通電流の抑制)および導通時におけ
る駆動電流による出力ノードのリンギングを防止するこ
とができる。
【0033】請求項4の半導体回路においては、遅延素
子が入力ノードに与えられた信号を反転遅延して出力し
ており、論理ゲートも、第2の否定遅延素子が第2の入
力へ与えられた信号を反転かつ遅延してゲートに与えて
いる。この第2の否定遅延素子は、第2の入力へ与えら
れた信号が第1の論理レベルのとき第2の論理レベルの
信号をゲートへ与え、ゲートは第1の入力へ与えられた
信号によらず、この第2の否定遅延素子から与えられた
信号を遅延して次段の論理ゲートへ伝達する。それによ
り、複数のトランジスタは順次導通状態とされる。一
方、第2のゲートへ与えられる信号が第2の論理レベル
のとき、ゲートは第2の論理レベルの信号をその出力へ
与える。この第2の入力へは入力ノードの信号が複数の
論理ゲートへ共通に与えられている。したがって論理ゲ
ートのゲートの遅延は遅延素子に要するゲート遅延と同
じであり、複数のトランジスタ素子がすべて同じタイミ
ングで非導通状態とされ、消費電流(貫通電流)が低減
される。
【0034】請求項5の半導体回路においては、遅延素
子は入力信号の論理を保存して内部ノードへ伝達し、こ
の内部ノードの信号の論理が第2の論理のときゲートの
第1の入力へはこの第2の論理の信号が共通に印加され
る。論理ゲートは、バッファ遅延素子と同じ遅延時間を
もってその出力に第2の論理レベルの信号を出力し、複
数のトランジスタをすべて同じタイミングで非導通状態
とする。入力信号が第1の論理レベルのときには、論理
ゲートは遅延素子として機能としてバッファ遅延素子か
ら与えられた信号を順次転送させ、複数のトランジスタ
を順次導通させ、これにより出力ノードの駆動電流を順
次増加させ、出力ノードのリンギングの発生を抑制す
る。
【0035】請求項6の半導体回路においては、複数の
トランジスタのゲート電極を相互接続するゲート電極線
は、このゲート電極を構成する配線の抵抗値よりも高
く、したがって低占有面積でゲート電極間の抵抗値を希
望の値に設定することができ、複数のトランジスタを所
望の時間タイミングをずらせて導通/非導通状態とする
ことができる。
【0036】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
して説明する。本発明は、パッドに接続される出力端子
を介して信号を外部へ出力する出力回路、半導体装置内
において、入力信号に応答してその出力信号線または特
定の信号線を内部信号の論理レベルに対応する論理レベ
ルへと駆動するバッファ機能を有する回路、複数の半導
体回路が同一半導体チップ上に形成された半導体装置内
において、ある半導体回路の出力段に設けられる出力回
路のいずれにも適用することができる。また、本発明の
半導体回路から出力される信号の電圧レベルは、電源電
位Vcc、接地電圧GNDに限定されず、この電源電圧
Vccよりも高い高電圧Vpp、接地電圧GNDよりも
低い負電圧Vbbおよび中間電位などの基準電圧Vre
fいずれの電圧レベルであってもよい。以下の説明にお
いては、説明の便宜上この発明に従う半導体回路は、電
源電圧Vccと接地電圧GNDの間の振幅を有する信号
を出力する回路として説明する。
【0037】[実施例1]図1は、この発明の第1の実
施例である半導体回路の構成および動作波形を示す図で
ある。図1(A)においては、出力信号線5を介して出
力ノード4を電源電位Vccへ駆動する回路の部分を示
す。
【0038】図1(A)において、半導体回路は、出力
ノード4に接続される出力信号線5と電源ノード1の間
にそれぞれ互いに並列に接続される複数(本実施例にお
いては5個)のpチャネルMOSトランジスタ(絶縁ゲ
ート型電界効果トランジスタ)P1〜P5と、これら複
数のpチャネルMOSトランジスタP1〜P5のゲート
電極(制御電極)の間に接続されかつ互いに直列に接続
される複数(本実施例においては4個)の抵抗R1〜R
4と、入力ノード3aへ与えられる入力信号IN1を反
転して内部ノードINA1へ伝達するインバータA1
と、内部ノード3aへ与えられた入力信号IN1に応答
して電源ノード1と内部ノードIN5を電気的に接続す
るpチャネルMOSトランジスタP6を含む。MOSト
ランジスタP1〜P5は、それぞれのゲート電極が内部
ノードINA1〜INA5に接続され、抵抗R1〜R4
はこれらの内部ノードINA1〜INA5の間に直列に
接続される。すなわち、抵抗R1が内部ノードINA1
およびINA2の間に接続され、抵抗R2が内部ノード
INA2およびINA3の間に接続され、抵抗R3が内
部ノードINA3およびINA4の間に接続され、抵抗
R4が内部ノードINA4およびINA5の間に接続さ
れる。
【0039】pチャネルMOSトランジスタP6は、内
部ノード3aからたとえばアルミニウムで形成される低
抵抗配線7を介して入力信号IN1をそのゲート電極に
受ける。すなわち、pチャネルMOSトランジスタP6
とpチャネルMOSトランジスタP1〜P5とはそれぞ
れのゲート電極に互いに逆相(論理の異なる)の信号を
受ける。次に、図1(A)に示す半導体回路の動作をそ
の動作波形図である図1(B)を参照して説明する。
【0040】入力信号IN1がHレベルのとき、MOS
トランジスタP6は非導通状態になり、入力ノードIN
A1〜INA5はインバータA1の出力信号により、L
レベルにされており、MOSトランジスタP1〜P5は
導通状態になる。この状態においては、出力信号線5お
よび出力ノード4は、MOSトランジスタP1〜P5を
介して電源電圧Vccレベルに充電されている。
【0041】入力信号IN1が時刻T0においてHレベ
ルからLレベルへ立下がると、インバータA1の出力信
号(入力ノードINA1の電位)がLレベルからHレベ
ルへ立上がる。このときまた、MOSトランジスタP6
が内部配線7を介して入力信号IN1を受けて導通状態
となり、内部ノードINA5を電源電位Vccレベルに
充電する。MOSトランジスタP6の電流駆動力(たと
えばチャネル幅Wとチャネル長Lとの比W/L)が適当
な大きさにされている場合、内部ノードINA1〜IN
A5は、インバータA1とMOSトランジスタP6によ
り電源電位Vccレベルへ高速で充電される。これによ
り、内部ノードINA1〜INA5の電圧レベルがほぼ
時刻T1においてすべてHレベルとなり、MOSトラン
ジスタP1〜P5がほぼ時刻T1においてすべて非導通
状態とされる。これにより、MOSトランジスタP1〜
P5の非導通時により高速で電源ノード1から出力信号
線5および出力ノード4へ流れる電流経路は遮断され
る。
【0042】時刻T2において入力信号IN1がLレベ
ルからHレベルへ立上がるとき、MOSトランジスタP
6が内部配線7を介してそのゲート電極にHレベルの信
号を受けて非導通状態とされ、内部ノードINA5は電
源ノード1から切離される。インバータA1が入力ノー
ド3aに与えられた入力信号IN1を反転して入力ノー
ドINA1へ伝達すると、時刻T3において入力ノード
INA1の電位レベルがLレベルへ低下し、MOSトラ
ンジスタP1は導通状態とされる。ここで、図1(B)
において、インバータA1が、有意の遅延時間を有して
いるように示される。この内部ノードINA1への信号
が抵抗R1を介して内部ノードINA2に伝達される。
抵抗R1が有する抵抗値と内部ノードINA1およびI
NA2の間の配線容量(寄生容量)により、内部ノード
INA1の信号が所定時間遅延されて内部ノードINA
2へ伝達される。すなわち、時刻T3から所定時間経過
後の時刻T4において内部ノードINA2の電位がLレ
ベルへ低下し、MOSトランジスタP2は導通状態とさ
れる。時刻T4においては出力信号線5は、MOSトラ
ンジスタP1およびP2により充電されて、その充電電
流が増加する。以降、抵抗R2、R3およびR4によ
り、内部ノードINA3、INA4、およびINA5の
電位がそれぞれ時刻T5およびT6およびT7において
Lレベルへ立下がり、MOSトランジスタP3、P4お
よびP5が順次導通状態とされる。これにより出力信号
線5および出力ノード4は順次増大する充電電流により
充電され、その電位が緩やかに上昇し、出力ノード4に
おけるリンギングの発生(オーバーシュートの発生)を
確実に抑制する。
【0043】上述の構成において出力信号線の駆動用M
OSトランジスタP1〜P5の非導通時にすべてを高速
に非導通状態とし、かつMOSトランジスタP1ないし
P5は導通状態となるときにこれらを順次導通状態とす
ることにより、低消費電流でリンギングの発生を抑制す
る半導体回路を実現することができる。
【0044】図1(A)の構成においては、ゲート信号
(MOSトランジスタP1〜P5のそれぞれのゲート電
極へ印加されるインバータA1の出力信号)の遅延が最
も大きい内部ノードINA5においてMOSトランジス
タP6を配置している。しかながら、このMOSトラン
ジスタP6は、複数個適当な内部ノードの位置にそれぞ
れ配置されてもよい。
【0045】[変更例1]図2は、この発明の第1の実
施例の半導体回路の第1の変更例に沿う動作波形図を示
す図である。
【0046】図2(A)において、半導体回路は、出力
信号線5と接地ノード2の間に接続される複数個(本例
においては5個)の互いに並列に接続されるnチャネル
MOSトランジスタN1〜N5と、MOSトランジスタ
N1〜N5のそれぞれのゲート電極の間に接続されかつ
互いに直列に接続される複数個(本例においては4個)
の抵抗R5〜R8と、入力ノード3bに与えられた入力
信号IN2を反転して内部ノードINB1へ伝達するイ
ンバータA2と、内部ノードINB5と接地ノード2の
間に接続され、内部配線8を介して伝達される入力信号
IN2に応答して内部ノードINB5を接地ノード2に
電気的に接続するnチャネルMOSトランジスタN6を
含む。内部配線8は、たとえばアルミニウムなどの比較
的低抵抗の導体により形成される。MOSトランジスタ
N1〜N5のそれぞれのゲート電極は内部ノードINB
1〜INB5に接続される。抵抗R5は、内部ノードI
NB1およびINB2の間に接続され、抵抗R6は、内
部ノードINB2およびINB3の間に接続され、抵抗
R7は、内部ノードINB3およびINB4の間に接続
され、抵抗R8は、内部ノードINB4およびINB5
の間に接続される。次にこの図2(A)に示す半導体回
路の動作をその動作波形図である図2(B)を参照して
説明する。
【0047】入力信号IN2がHレベルのときには、M
OSトランジスタN6は内部配線8により、Hレベルの
信号をそのゲート電極に受けて導通状態になる。インバ
ータA2は、入力ノード3bの信号IN2を反転して内
部ノードINB1へ伝達する。したがって内部ノードI
NB1〜INB5はすべてLレベルにあり、MOSトラ
ンジスタN1〜N5はすべて非導通状態にある。
【0048】時刻T0において、入力信号IN2がHレ
ベルからLレベルへ立下がると、インバータA2の出力
信号(ノードINB1の電位)が時刻T1においてLレ
ベルからHレベルへ立上がる(ここでインバータA2は
有意の遅延時間を有していると想定する)。一方、入力
信号IN2は低抵抗内部配線8を介してMOSトランジ
スタN6のゲート電極へ与えられており、MOSトラン
ジスタN6は、入力信号IN2の立下がりに応答して非
導通状態とされる。まず、ノードINB1の電位の立上
がりに応答して、MOSトランジスタN1が導通状態と
なり、出力信号線5を接地電位レベルへと放電する。次
いで、抵抗R5および寄生容量のRC遅延により、ノー
ドINB2の電位が時刻T2においてLレベルからHレ
ベルへ立下がり、MOSトランジスタN2が導通状態と
される。これにより、出力信号線5がMOSトランジス
タN1およびN2により接地電位レベルへと放電され
る。
【0049】抵抗R6、R7およびR8により、入力ノ
ードINB3、INB4、およびINB5の電位がそれ
ぞれ時刻T3、T4およびT5においてLレベルからH
レベルへと立上がり、MOSトランジスタN3、N4お
よびN5が順次導通状態とされる。これにより、出力信
号線5の放電電流が順次増加し、出力信号線5の放電が
行なわれる。出力信号線5の放電電流が順次増加してお
り、出力ノードの電位にリンギングが発生しないレベル
に低下したときにMOSトランジスタN1〜N5が導通
状態にされ、大きな電流駆動力で出力信線号5を放電し
ており、出力ノード4におけるリンギング(アンダーシ
ュート)の発生が防止される。
【0050】時刻T6で、入力信号IN2がLレベルか
らHレベルへ立上がると、低抵抗の内部配線8によりM
OSトランジスタN6のゲート電極の電位がHレベルへ
と高速で立上がり、MOSトランジスタN6が導通状態
となる。一方、インバータA2により内部ノードINB
1が、Lレベルとなる。内部ノードINB1〜INB5
は、インバータA2とMOSトランジスタN6により接
地電位レベルのLレベルへと駆動されるため、これらの
ゲートノードINB1〜INB2がほぼ同じ時刻T7に
おいてLレベルに立下がり、MOSトランジスタN1〜
N5はすべて同じタイミングで非導通状態とされる。
【0051】上述のように、出力ノードを接地電位レベ
ルに放電する経路においては、nチャネルMOSトラン
ジスタの導通時にこれらを順次導通状態とし、非導通状
態とされるときにはほぼ同じタイミングで高速で非導通
状態とすることにより、アンダーシュートおよび貫通電
流の発生を完全に防止することができる。
【0052】なお、この図2(A)に示す構成において
は、内部ノード駆動用のMOSトランジスタN6は、そ
の遅延時間が最も大きい内部ノードINB5に対しての
み設けられている。このMOSトランジスタN6は、複
数個互いに並列に適当な位置に設けられてもよい。
【0053】図1および図2においては、それぞれオー
バーシュートおよびアンダーシュートの発生をそれぞれ
個々に抑制する構成を示している。これらの回路は、こ
の半導体回路が適用される用途に応じて、オーバーシュ
ートが臨界的要因となる回路部分、およびアンダーシュ
ートによるリンギングが臨界的要因となる回路部分にそ
れぞれ独立に適用することができる。
【0054】[変更例2]図3は、この発明の第1の実
施例の第2の変更例を示す図である。図3(A)におい
て、半導体回路は、電源ノード1と出力信号線5の間に
互いに並列に接続されるpチャネルMOSトランジスタ
P1〜P5と、接地ノード2と出力信号線5の間に互い
に並列に接続されるnチャネルMOSトランジスタN1
〜N5と、MOSトランジスタP1〜P5のゲート電極
の間に接続されかつ互いに直列に接続される抵抗R1〜
R4と、MOSトランジスタN1〜N5のゲート電極の
間に接続されかつ互いに直列に接続される抵抗R5〜R
8と、入力ノード3へ与えられた入力信号INに応答し
て電源ノード1から内部ノードINA5へ電流を供給す
るpチャネルMOSトランジスタP6と、入力ノード3
へ与えられた入力信号に応答して、内部ノードINB5
を接地ノード2へ電気的に接続するnチャネルMOSト
ランジスタN6と、入力ノード3へ入力された入力信号
INを反転して内部ノードINA1およびINB1へそ
れぞれ出力するインバータA1およびA2とを含む。
【0055】この図3(A)に示す半導体回路の構成
は、図1(A)および図2(A)に示す半導体回路を組
合せたものと等価である。この図3(A)に示す半導体
回路の動作をその動作波形図である図3(B)を参照し
て説明する。
【0056】入力信号INはHレベルのとき、MOSト
ランジスタP6は非導通状態、MOSトランジスタN6
は導通状態にある。内部ノードINA1〜INA5およ
びINB1〜INB5をすべてLレベルにある。この状
態においては、pチャネルMOSトランジスタP1〜P
5は導通状態、nチャネルMOSトランジスタN1〜N
5は非導通状態にあり、出力信号線5および出力ノード
4から出力される出力信号DOUTはHレベルにある。
【0057】入力信号INはHレベルからLレベルへ立
下がるとき、図1(A)および(B)を参照して説明し
たように、内部ノードINA1〜INA5がほぼ同じタ
イミングでHレベルとなり、pチャネルMOSトランジ
スタP1〜P5がほぼ同じタイミングで非導通状態とさ
れる。一方、内部ノードINB1〜INB5は、図2
(A)および(B)を参照して説明したように、その電
位が順次Hレベルへ立上がる。これにより、pチャネル
MOSトランジスタとnチャネルMOSトランジスタが
ともに導通状態となる期間が十分短くされて、電源ノー
ド1から接地ノード2へ流れる貫通電流が抑制される。
このとき、出力信号線5もが緩やかに接地電位レベルへ
と放電される。最初は1つのMOSトランジスタN1に
より放電し、順次増大する電流で出力ノード4を放電す
る。MOSトランジスタN2〜N5が順次導通状態とさ
れるため出力信号DOUTは最初は緩やかに、次いで高
速に放電される。このとき、出力ノード4の電圧レベル
がリンギングの生じないレベルに低下してから、出力信
号DOUTは高速で放電されるため、出力信号DOUT
にアンダーシュートが生じない。
【0058】入力信号INがLレベルからHレベルへ上
昇する場合は、図2(A)および(B)を参照して説明
したように、内部ノードINB1〜INB5がほぼ同じ
タイミングでHレベルからLレベルへと低下し、MOS
トランジスタN1〜N5がほぼ同じタイミングで非導通
状態とされる。一方、pチャネルMOSトランジスタP
1〜P5は、図1(A)および(B)を参照して説明し
たように、内部ノードINA1〜INA5が順次Hレベ
ルからLレベルへ低下するため、順次導通する。出力信
号DOUTは最初は緩やかにその電圧レベルが上昇し、
その後高速で電圧レベルが上昇する。出力ノード4は電
圧レベルが十分高くなったときに高速で充電されるため
オーバーシュートの発生は確実に抑制される。
【0059】出力信号線5および出力ノード4の充電回
路および放電回路のそれぞれに本発明の構成を適用され
ることにより、オーバーシュートおよびアンダーシュー
トの生じることのない安定した出力信号DOUTを構成
することができる。
【0060】以上のように、この発明の第1の実施例に
従えば、出力駆動用のMOSトランジスタの制御電極を
駆動するためにこれらのMOSトランジスタのゲートへ
与えられる信号と相補な信号をゲートに受けるMOSト
ランジスタを追加したため、出力ドライブ用MOSトラ
ンジスタの導通時には、これらの出力駆動用MOSトラ
ンジスタが順次導通状態にされ、非導通時にはこれらの
出力ドライブ用MOSトランジスタが同時に非導通状態
にされなくても、低消費電流で安定な出力信号を生成す
ることができる。
【0061】なお、この第1の実施例において、MOS
トランジスタP1〜P5およびN1〜N5に代えて、バ
イポーラトランジスタを利用することもできる。バイポ
ーラトランジスタを利用する場合にはpチャネルMOS
トランジスタに代えてPNPバイポーラトランジスタが
利用され、nチャネルMOSトランジスタに代えてNP
Nバイポーラトランジスタが利用される。
【0062】[実施例2]図4は、この発明の第2の実
施例である半導体回路の構成の要部を示す図である。図
4(A)は、出力信号線5および出力ノード4を5つの
pチャネルMOSトランジスタP1〜P5で駆動する構
成が一例として示される。
【0063】図4(A)において、互いに接続される電
源ノード1と出力信号線5の間に並列に接続されるpチ
ャネルMOSトランジスタP1〜P5の各々のゲート電
極の間に、2入力1出力論理ゲートLG1〜LG4が接
続される。これら2入力1出力論理ゲートLG1〜LG
4は縦列接続される。MOSトランジスタP1〜P5の
それぞれゲート電極は内部ノードINA1〜INA5に
接続される。内部ノードINA1へは、インバータA1
を介して入力ノード3aに与えられた入力信号IN1が
与えられる。論理ゲートLG1は、内部ノードINA1
の信号電位を反転するインバータA3と、インバータA
3の出力信号と入力信号IN1を信号線9を介して受け
る2入力NANDゲートB1を含む。NANDゲートB
1の出力信号が入力ノードINA2へ与えられる。
【0064】論理ゲートLG2は、内部ノードINA2
の信号を反転するインバータA4と、インバータA4の
出力信号と信号線9上の信号とを受ける2入力NAND
ゲートB2を含む。NANDゲートB2の出力信号が入
力ノードINA3へ与えられる。論理ゲートLG3は、
内部ノードINA3の信号を反転するインバータA5
と、インバータA5の出力信号と信号線9上の信号とを
受ける2入力NANDゲートB3を含む。NANDゲー
トB3の出力信号が入力ノードINA4へ与えられる。
論理ゲートLG4は、内部ノードINA4の信号を反転
するインバータA6と、インバータA6の出力信号と信
号線9上の信号とを受ける2入力NANDゲートB4を
含む。インバータA1の有するゲート遅延は、NAND
ゲートB1〜B4の各々のゲート遅延と実質的に等しく
される。次に動作について説明する。
【0065】入力信号IN1がHレベルのとき、NAN
DゲートB1〜B4はインバータバッファとして機能す
る。すなわち論理ゲートLG1〜LG4は2段のインバ
ータからなる回路として作用し、内部ノードINA1〜
INA5はLレベルにある。この状態において、出力信
号線5は電源電位Vccレベルに充電されている。
【0066】入力信号IN1がHレベルからLレベルに
立下がるとき、ノードINA1の信号電位はインバータ
A1によりHレベルへ立上がる。この内部ノードINA
1の電位レベルの上昇インバータA1の有するゲート遅
延時間により、入力信号IN1の立上がりより所定時間
遅れる。一方、論理ゲートLG1〜LG4においては、
NANDゲートB1〜B4の一方入力へ信号線9を介し
てHレベルからLレベルへ立下がる信号が伝達される。
これに応答してNANDゲートB1〜B4はその出力に
Hレベルの信号を出力する。先に説明したようにインバ
ータA1の有するゲート遅延とNANDゲートB1〜B
4の要するゲート遅延は等しい。したがって、内部ノー
ドINA1〜INA5はすべて同じタイミング(時刻)
でHレベルへ立上がり、MOSトランジスタP1〜P5
はすべてほぼ同じタイミングで非導通状態となる。
【0067】入力信号IN1がLレベルからHレベルへ
立上がると、内部ノードINA1の電位がHレベルから
Lレベルへ立下がる。この内部ノードINA1の電位変
化は、入力信号IN1の電位変化からインバータA1の
有するゲート遅延時間が経過した後に生じる。
【0068】信号線9の電位がHレベルとなると、NA
NDゲートB1〜B4はインバータバッファとして作用
し、論理ゲートLG1〜LG4の各々は2段のインバー
タからなるバッファ回路として機能する。内部ノードI
NA2、INA3、INA4およびINA5が、論理ゲ
ートLG1〜LG4それぞれが有する2段のゲート遅延
時間のずれを持って順次HレベルからLレベルへと低下
する。この内部ノードINA1〜INA5の電位の立下
がりに応答して、MOSトランジスタP1〜P5が順次
導通状態とされ、出力信号線5および出力ノード4を順
次電源電圧Vccレベルに充電する。したがって、出力
信号線5の充電時に、急激な電流変化は生じず、電流変
化は緩やかであり、di/dtの値が小さく、出力ノー
ドにおけるリンギング(オーバーシュート)の発生を十
分抑制することができる。また、MOSトランジスタP
1〜P5の非導通時には、これらのMOSトランジスタ
P1〜P5はほぼ同じタイミングで非導通状態とされる
ため、消費電流(貫通電流)を確実に抑制することがで
きる。
【0069】[変更例1]図5は、この第2の実施例の
第1の変更例の構成を示す図である。図5(A)におい
ては、5つのnチャネルMOSトランジスタN1〜N5
が出力信号線5を接地電位レベルへ放電する回路が示さ
れる。
【0070】図5(A)において、半導体回路は、nチ
ャネルMOSトランジスタN1〜N5のゲート電極の間
に接続されかつ互いに縦続接続される論理ゲートLG5
〜LG8と、入力ノード3bへ与えられた入力信号IN
2を反転して入力ノードINB1へ伝達するインバータ
A2を含む。MOSトランジスタN1〜N5のゲート電
極はそれぞれ内部ノードINB1〜INB5に接続され
る。
【0071】論理ゲートLG5は、内部ノードINB1
の信号を反転するインバータA7と、インバータA7の
出力信号と内部ノード3bから信号線10へ与えられる
信号とを受ける2入力NORゲートC1とを含む。NO
RゲートC1の出力信号が内部ノードINB2へ与えら
れる。論理ゲートLG6は、内部ノードINB2の信号
を反転するインバータA8と、インバータA8の出力信
号と信号線10の信号とを受ける2入力NORゲートC
2を含む。NORゲートC2の出力信号が内部ノードI
NB3へ与えられる。
【0072】論理ゲートLG7は、内部ノードINB3
の信号を反転するインバータA9と、インバータA9の
出力信号と信号線10の信号とを受けるNORゲートC
3を含む。NORゲートC3の出力信号は内部ノードI
NB4へ与えられる。論理ゲートLG8は、内部ノード
INB4の信号を反転するインバータA10と、インバ
ータA10の出力信号と信号線10の信号とを受けるN
ORゲートC4を含む。NORゲートC4の出力信号は
内部ノードINB5へ与えられる。インバータA2とN
ORゲートC1〜C4は同じゲート遅延を有する。次
に、図5(B)に示す動作波形図を参照して図5(A)
に示す回路の動作について説明する。
【0073】入力信号IN2がHレベルのとき、信号線
10の信号はHレベルであり、NORゲートC1〜C4
はLレベルの信号を出力している。この状態において、
内部ノードINB1〜INB5はすべてLレベルにあ
り、MOSトランジスタN1〜N5はすべて非導通状態
にある。
【0074】入力信号IN2がHレベルからLレベルへ
低下すると、インバータA2が有するゲート遅延時間の
経過後内部ノードINB1の電位がLレベルからHレベ
ルへと上昇する。一方、信号線10は低抵抗であり、高
速で入力信号IN2の変化がNORゲートC1〜C4の
それぞれの一方入力へ与えられる。したがってこの状態
において、NORゲートC1〜C4はすべてインバータ
バッファとして機能し、論理ゲートLG5〜LG8は2
段のインバータで構成される遅延回路として機能する。
【0075】内部ノードINB1の信号電位がHレベル
へ低下した後、論理ゲートLG5の有する2段のゲート
遅延が経過した後、内部ノードINB2の電位がLレベ
ルからHレベルへ立上がり、それによりMOSトランジ
スタN2が導通状態とされる。以降順次、論理ゲートL
G6〜LG8の有する2段のゲート遅延が経過した後、
内部ノードINB3〜INB5の電位がLレベルからH
レベルへと立上がる。これによりMOSトランジスタN
3〜N5が順次導通状態とされる。出力信号線5および
出力ノード4が順次増加する放電電流により駆動される
ため、この電流変化率は小さく、出力ノード4における
リンギング(アンダーシュート)の発生が抑制される。
【0076】出力信号IN2はがレベルからHレベルへ
立上がると、この入力信号IN2の変化は信号線10を
介してNORゲートC1〜C4へ与えられる。これによ
り、NORゲートC1〜C4がインバータバッファとし
て機能する。インバータA2とNORゲートC1〜C4
のゲート遅延はほぼ等しくされている。したがって、内
部ノードINB1〜INB5は、入力信号IN2が変化
したとき1段のゲート遅延が経過した後、すべて同じタ
イミングでHレベルからLレベルと低下する。これによ
り、MOSトランジスタN1〜N5がすべて同じタイミ
ングで非導通状態とされる。これにより、貫通電流の発
生は完全に抑制することができ、消費電流を低減するこ
とができる。
【0077】[変更例2]図6は、この発明の第2の実
施例の第2の変更例を示す図である。この図6(A)に
示す半導体回路は図4および図5に示す半導体回路の組
合せと等価である。すなわち図6(A)に示す半導体回
路は、出力信号線5と電源ノード1との間に互いに並列
に接続するpチャネルMOSトランジスタP1〜P5
と、これらのMOSトランジスタP1〜P5のゲート電
極の間に接続されかつ互いに縦続接続される論理ゲート
LG1〜LG4と、入力ノード3(3a)の入力信号I
Nを反転して内部ノードINA1へ伝達するインバータ
A1と、接地ノード2と出力信号線5の間に互いに並列
に接続されるnチャネルMOSトランジスタN1〜N5
と、これらのMOSトランジスタN1〜N5のゲート電
極の間に接続されかつ縦列接続される論理ゲートLG5
〜LG8と、入力ノード3へ与えられた入力信号INを
反転して内部ノードINB1に伝達するインバータA2
を含む。この図6(A)において、図4(A)および図
5(A)に示す回路と対応する部分には同じ参照番号を
付している。論理ゲートLG1〜LG4に含まれるNA
NDゲートB1〜B4の一方入力に、信号線10を介し
て入力信号INが与えられる。同様に、論理ゲートLG
5〜LG8に含まれるNORゲートC1〜C4の一方入
力に、信号線10を介して入力信号Iが与えられる。次
に図6(A)に示す半導体回路の動作をその動作波形図
である図6(B)を参照して説明する。
【0078】入力信号INはHレベルのときには、内部
ノードINA1〜INA5およびINB1〜INB5は
すべてLレベルであり、出力信号線5はMOSトランジ
スタP1〜P5を介して充電されHレベルにある。入力
信号INがHレベルからLレベルへ低下すると、この信
号変化は信号線9を介して論理ゲートLG1〜LG4に
含まれるNANDゲートB1〜B4の一方入力へ与えら
れる。これにより、内部ノードINA1〜INA5は同
じタイミング(1段のゲート遅延)でLレベルからHレ
ベルへと立上がり、MOSトランジスタP1〜P5がす
べて同じタイミングで非導通状態とされる。
【0079】一方NORゲートC1〜C4は信号線10
を介してこのLレベルの信号が与えられ、インバータと
して機能する。これにより論理ゲートLGが2段のイン
バータで構成される遅延素子として機能する。したがっ
て、入力ノードINB1〜INB5の電位が、入力ノー
ドINB1の電位が上昇した後に2段のゲート遅延をも
って順次上昇する。すなわち、MOSトランジスタN1
〜N5が順次導通状態とされ、出力信号線5を接地電位
レベルへと放電する。出力信号DOUTは順次増加する
電流で放電される。このとき電流変化率は小さいため、
出力信号DOUTにおけるアンダーシュートは生じな
い。また、MOSトランジスタN1〜N5の導通時にお
いて、MOSトランジスタP1〜P5はすべて非導通状
態とされており、貫通電流も生じない。
【0080】入力信号INがLレベルからHレベルへ立
上がると、信号線10を介して論理ゲートLG5〜LG
8に含まれるNORゲートC1〜C4の一方入力へHレ
ベルの信号が与えられる。応じて、NORゲートC1〜
C4の出力信号がLレベルへと低下する。これにより内
部ノードINB1〜INB5の電位は、入力ノード3に
与えられた入力信号INに対して1段のゲート遅延をも
ってすべてHレベルからLレベルへと低下し、MOSト
ランジスタN1〜N5はすべて同じタイミングで非導通
状態とされる。
【0081】一方、論理ゲートLG1〜LG4におてい
は、信号線9を介してHレベルの信号がNANDゲート
B1〜B4に与えられ、NANDゲートB1〜B4がイ
ンバータバッファとして機能する。すなわち論理ゲート
LG1〜LG4が2段のインバータで構成される遅延素
子として動作し、入力ノードINA1へ与えられた信号
をそれぞれ次段のゲート遅延をもって順次伝達する。M
OSトランジスタP1〜P5が順次導通状態とされ、出
力信号線5に電流を供給する。出力信号線5の電流変化
率は小さく、この出力信号DOUTのオーバーシュート
は生じず、安定な出力信号DOUTが得られる。また、
このとき、MOSトランジスタP1〜P5が順次導通状
態とされることにより、MOSトランジスタN1〜N5
はすべて非導通状態とされており、貫通電流が生じる可
能性は小さく、消費電流が低減される。
【0082】この図4ないし図6に示す第2の実施例に
おいて、MOSトランジスタに代えてバイポーラトラン
ジスタを利用することもできる。
【0083】[実施例3]図7は、この発明の第3の実
施例である半導体回路の構成および動作を示す図であ
る。図7(A)において、半導体回路は、電源ノード1
と出力信号線5の間に互いに並列に接続される5つのp
チャネルMOSトランジスタP1〜P5を含む。MOS
トランジスタP1〜P5のゲート電極はそれぞれ内部ノ
ードINA1〜INA5に接続される。
【0084】MOSトランジスタP1〜P5のゲート電
極の間すなわち内部ノードINA1〜INA5の間に、
論理ゲートLG1〜LG4がそれぞれ設けられる。内部
ノードINA1には、内部入力ノード3aへ与えられた
入力信号IN1が2段のインバータA11およびA1を
介して伝達される。
【0085】論理ゲートLG1は、内部ノードINA1
上の信号と信号線9上の信号を受ける2入力NORゲー
トC11と、NORゲートC11の出力信号を受けるイ
ンバータA3を含む。インバータA3の出力信号が内部
ノードINA2へ伝達される。論理ゲートL2は、内部
ノードINA2上の信号と信号線9上の信号を受ける2
入力NORゲートC12と、NORゲートC12の出力
信号を受けるインバータA4を含む。インバータA4の
出力信号が内部ノードINA3へ与えられる。
【0086】論理ゲートLG3は、内部ノードINA3
上の信号と信号線9上の信号とを受ける2入力NORゲ
ートC13と、NORゲートC13の出力信号を受ける
インバータA5を含む。インバータA5の出力信号が内
部ノードINA4へ伝達される。論理ゲートLG4は、
内部ノードINA4上の信号と信号線9上の信号とを受
ける2入力NORゲートC14と、NORゲートC14
の出力信号を受けるインバータA6を含む。インバータ
A6の出力信号が内部ノードINA5へ伝達される。
【0087】NORゲートC11〜C14の有する遅延
時間がインバータA11の有する遅延時間と等しく、ま
たインバータA3〜A6の有する遅延時間がインバータ
A1の有する遅延時間と等しい場合、論理ゲートLG1
〜LG4は、インバータA11およびA1からなる遅延
素子と同じ2段のゲート遅延を与える。次ぎに、図7
(B)に示す動作波形を参照してこの図7(A)に示す
半導体回路の動作について説明する。
【0088】入力信号IN1がHレベルのとき、インバ
ータA11およびA1からなる遅延素子が、内部ノード
INA1にHレベルの信号を出力している。信号線9上
の信号もHレベルにある。信号線9上の信号がHレベル
のときにはNORゲートC11〜C14の出力信号はす
べてLレベルになり、同時にインバータA3〜A6の出
力信号もHレベルとなる。すなわち、内部ノードINA
1〜INA5はすべてHレベルにあり、MOSトランジ
スタP1〜P5はすべて非導通状態にある。
【0089】入力信号IN1がHレベルからLレベルへ
立下がると、内部ノードINA1は、インバータA11
およびA1が有する2段のゲート遅延に応じて少し遅れ
てHレベルからLレベルへとその電位が低下する。一
方、信号線9上の信号はこの入力ノード3aに与えられ
た入力信号IN1とほぼ同じタイミングでHレベルから
Lレベルへ低下する。NORゲートC11〜C14はイ
ンバータとして機能し、論理ゲートLG1〜LG4は2
段のインバータで構成される遅延回路として機能する。
これにより、内部ノードINA1へ与えられた信号が論
理ゲートLG1〜LG4により所定時間(2段のゲート
遅延)遅延されて順次内部ノードINA2〜INA5へ
伝達される。MOSトランジスタP1〜P5が順次導通
状態とされ、出力信号線5および出力ノード4を電源電
圧Vccレベルへと充電する。出力信号線5の電流変化
率di/dtは小さく、出力ノード4から出力される出
力信号DOUTのオーバーシュートの発生が抑制され
る。
【0090】入力信号IN1がLレベルからHレベルへ
立上がると、信号線9上の信号も同様にLレベルからH
レベルへ立上がる。論理ゲートLG1〜LG4に含まれ
るNORゲートC11〜C14がすべてLレベルの信号
を出力する。内部ノードINA1へは、2段のインバー
タA11およびA1を介して入力信号IN1が伝達され
る。すなわち、入力ノード3aへ与えられた入力信号I
N1がLレベルからHレベルへ立上がるとき、内部ノー
ドINA1〜INA5は、すべて同じタイミング(イン
バータ2段のゲート遅延をもって)LレベルからHレベ
ルへと立上がり、MOSトランジスタP1〜P5がすべ
て同じタイミングで非導通状態とされる。非導通時にM
OSトランジスタP1〜P5がすべで同じタイミングで
非導通状態とされるため消費電流(貫通電流)が抑制さ
れる。
【0091】[変更例1]図8は、この発明の第3の実
施例の第1の変更例の構成および動作を示す図である。
図8においても、出力信号線5および出力ノード4を駆
動するために、5つのnチャネルMOSトランジスタN
1〜N5が互いに並列に出力信号線5と接地ノード2の
間に設けられる。MOSトランジスタN1〜N5のそれ
ぞれのゲート電極は、内部ノードINB1〜INB5に
接続される。
【0092】内部ノードINB1へは、入力ノード3b
に与えられた入力信号IN2が2段のインバータA12
およびA2を介して伝達される。内部ノードINB1〜
INB5の間に、論理ゲートLG5〜LG8が縦列接続
される。論理ゲートLG5は、内部ノードINB1の信
号と信号線10の信号を受ける2入力NANDゲートB
1と、NANDゲートB1の出力信号を受けるインバー
タA2を含む。インバータA2の出力信号が内部ノード
INB2へ与えられる。論理ゲートLG6は、内部ノー
ドINB2の信号と信号線10上の信号とを受けるNA
NDゲートB2と、NANDゲートB2の出力信号を受
けるインバータA8を含む。インバータA8の出力信号
は内部ノードINB3へ与えられる。論理ゲートLG7
は、内部ノードINB3の信号と信号線10上の信号と
を受けるNANDゲートB3と、NANDゲートB3の
出力信号を受けるインバータA9を含む。インバータA
9の出力信号は内部ノードINB4へ与えられる。
【0093】論理ゲートLG8は、内部ノードINB4
の信号と信号線10上の信号とを受けるNANDゲート
B4と、NANDゲートB4の出力信号を受けるインバ
ータA10を含む。インバータA10の出力信号は内部
ノードINB5へ与えられる。NANDゲートB1〜B
4各々が有する遅延時間はインバータA12またはA2
の有する遅延時間と等しくされる。インバータA2とイ
ンバータA7〜A10の各々とが同じ遅延時間を有す
る。それによって、信号線10上にHレベルの信号が与
えられたとき、インバータA12およびA2に含まれる
遅延素子と、論理ゲートLG5〜LG8の有する遅延時
間とが等しくなる(2段のゲート遅延)。次に、図8
(A)に示す半導体回路の動作を示す動作波形図である
図8(B)を参照して説明する。
【0094】入力信号IN2がHレベルのとき、内部ノ
ードINB1〜INB5はすべてHレベルにあり、MO
SトランジスタN1〜N5はすべて導通状態にある。入
力信号IN2がHレベルからLレベルへ立下がると、応
じて信号線10上の信号がHレベルからLレベルへ立下
がる。これにより、論理ゲートLG5〜LG8に含まれ
るNANDゲートB1〜B4の出力信号がHレベルへ立
上がり、応じてインバータA7〜A10の出力信号がL
レベルへ立下がる。入力信号IN2が2段のインバータ
A12およびA2を介して内部ノードINB1へ伝達さ
れる。論理ゲートLG5〜LG8は、信号線10上の信
号を2段のゲート遅延(NANDゲートおよびインバー
タ)をもって対応の内部ノードINB2〜INB5の電
位をHレベルからLレベルへ低下させる。すなわち、内
部ノードINB2〜INB5は同じ時刻にLレベルとな
り、MOSトランジスタN1〜N5が非導通状態とされ
る。
【0095】入力信号IN2がLレベルからHレベルへ
立上がると、内部ノードINB1は、インバータA12
およびA2が有する遅延時間経過後、その電位がLレベ
ルからHレベルへ立上がる。信号線10上の信号はこの
入力信号IN2に従ってHレベルとなり、NANDゲー
トB1〜B4はインバータとして機能する。したがって
この状態においては、論理ゲートLG5〜LG8は2段
のインバータで構成される遅延素子と等価となる。内部
ノードINB1へ与えられた信号が順次2段のゲート遅
延の遅れをもって内部ノードINB2〜INB5へ伝達
され、MOSトランジスタN1〜N5が順次導通状態と
される。出力信号線5の放電電流の変化率は小さくさ
れ、したがって出力ノード4からの出力信号DOUTの
アンダーシュートの発生が抑制される。
【0096】またMOSトランジスタN1〜N5の非導
通時にはすべて同じタイミングで非導通状態とされるた
め、消費電流(貫通電流)が低減される。
【0097】[変更例2]図9は、この発明の第3の実
施例の第2の変更例の構成および動作を示す図である。
図9(A)において、半導体回路は、出力信号線5と電
源ノード1の間に互いに並列に接続されるpチャネルM
OSトランジスタP1〜P5と、接地ノード2と出力信
号線5の間に互いに並列に接続されるnチャネルMOS
トランジスタN1〜N5と、MOSトランジスタP1〜
P5のゲート電極の間に接続されかつ互いに縦続接続さ
れる論理ゲートLG1〜LG4と、MOSトランジスタ
N1〜N5のゲート電極の間に接続されかつ互いに縦続
接続される論理ゲートLG5〜LG8と、入力ノード3
へ与えられた入力信号INを内部ノードINA1へ伝達
する2段のインバータA11およびA1と、入力ノード
3へ与えられる入力信号を入力ノードINB1へ伝達す
る次段のインバータA12およびA2を含む。論理ゲー
トLG1〜LG4にはまた信号線9を介して入力信号I
Nが伝達され、論理ゲートLG5〜LG8にはまた信号
線10を介して入力信号INが伝達される。この図9
(A)に示す半導体回路の構成は、図7(A)および図
8(A)に示す回路を組み合わせたものと等価であり、
対応する部分に同一の参照番号を付す。
【0098】論理ゲートLG1〜LG4の各々は、信号
線9上の信号を一方入力に受け、他方入力に対応のMO
Sトランジスタのゲート電極(内部ノード)の信号を受
ける2入力NORゲートC1〜C4と、対応のNORゲ
ートの出力信号を受けて2段のトランジスタのゲート電
極(次段ノード)へ与えるインバータ(A3〜A6)を
含む。論理ゲートLG5〜LG8の各々は、信号線10
上の信号と前段のトランジスタのゲート電極(内部ノー
ド)の信号とを受けるNANDゲート(B1〜B4)
と、対応のNANDゲートの出力信号を反転して次段の
トランジスタのゲート電極(内部ノード)へ与えるイン
バータ(A7〜A10)を含む。次に、図9(A)に示
す半導体回路の動作をその動作波形図である図9(B)
を参照して説明する。
【0099】入力信号INがHレベルのとき、内部ノー
ドINA1〜INA5およびINB1〜INB5はHレ
ベルにされて、MOSトランジスタP1〜P5は非導通
状態、MOSトランジスタN1〜N5は導通状態にあ
り、出力信号DOUTは接地電位レベルの低レベルにあ
る。入力信号INがHレベルからLレベルへ立下がる
と、内部ノードINB1〜INB5は2段のゲート遅延
をもって同じタイミングでLレベルへ立下がり、MOS
トランジスタN1〜N5はすべて同じタイミングで非導
通状態とされる。一方、内部ノードINA1〜INA5
は論理ゲートLG1〜LG4の有する遅延時間により順
次Lレベルへ立下がり、MOSトランジスタP1〜P5
が順次導通状態とされる。このとき、MOSトランジス
タP1〜P5の導通時にはすでにMOSトランジスタN
1〜N5は非導通状態にされており、電源ノード1から
接地ノード2より流れる貫通電流は生じない。出力信号
線5すなわち出力信号DOUTはMOSトランジスタP
1〜P5により電源電圧Vccレベルへと駆動される。
MOSトランジスタP1〜P5は順次導通状態とされる
ため、出力信号線5における電流変化率は小さく、出力
信号DOUTにおけるオーバーシュートは生じない。
【0100】入力信号INがLレベルからHレベルへ立
上がるときには、論理ゲートLG1〜LG4が、出力線
9上の信号により、それぞれ2段のゲート遅延をもって
内部ノードINA2〜INA5の電位をHレベルへと上
昇させる。内部ノードINA1はインバータA11およ
びA1によりその電位がLレベルからHレベルへと立上
がる。すなわち、内部ノードINA1〜INA5がすべ
て同じタイミングでその電位がLレベルからHレベルへ
と上昇し、MOSトランジスタP1〜P5がすべて同一
タイミングで非導通状態とされる。一方、論理ゲートL
G5〜LG8は、NANDゲートB1〜B4が信号線1
0の信号によりインバータとして機能するため、遅延回
路として作用する。これにより、内部ノードINB1〜
INB5の電位が順次LレベルからHレベルへと立上が
り、MOSトランジスタN1〜N5が順次導通状態とさ
れる。出力信号線5の放電は、MOSトランジスタN1
〜N5により行なわれ、そのとき、電流変化率は小さ
く、出力信号DOUTにアンダーシュートは生じない。
【0101】MOSトランジスタN1〜N5の導通時に
おいて、MOSトランジスタP1〜P5はすべて同じタ
イミングで既に非導通状態とされており、電源ノード1
から接地ノード2への貫通電流は生じない。
【0102】上述のように、出力信号線5の充電時また
は放電時において、充電電流または放電電流を順次増加
させ、出力信号DOUTにおいてリンギングが発生しな
いレベルとなるときに、その充電または放電電流を増加
させて、出力信号の応答の遅れを生じさせることなくか
つリンギングの発生を生じさせることなく出力信号DO
UTを発生することができる。また、pチャネルMOS
トランジスタP1〜P5とnチャネルMOSトランジス
タN1〜N5がともに導通状態となる期間は極めて少な
く、貫通電流の発生を十分に抑制することができ、低消
費電流の回路を実現することができる。
【0103】[実施例4]図10は、この発明の第4の
実施例の構成を示す図である。この図10に示す構成は
図1ないし図3に示す第1の実施例と併せて用いると最
も効果的である。図10は、出力信号DOUTを電源電
圧Vccレベルへ駆動動するための回路部分の構成を示
す。出力信号DOUTを接地電位GNDレベルへ駆動す
る回路部分に対しても同様の構成が用いられる。図10
(A)に平面パターンレイアウトを示し、図10(B)
に素子の接続を簡略化して示し、図10(C)に電気的
等価回路を示す。
【0104】図10(A)において、フィールド活性領
域Fにおいて互いに分離して活性領域(高濃度不純物領
域)が形成される。図10(A)において、ソース領域
を形成する高濃度不純物領域Sとドレイン領域を形成す
る高濃度不純物領域Dが交互に配置される。隣接する2
つの不純物領域SおよびDの間の領域(チャネル領域)
にゲート電極配線Ga1〜Ga5が設けられる。これら
のゲート電極配線Ga1〜Ga5は、MOSトランジス
タP1〜P5のゲート電極を構成する。不純物領域Dお
よびSは、隣接する2つのトランジスタにより共有され
る。これにより素子占有面積を低減する。ゲート電極配
線Ga1〜Ga5は、それより抵抗値の高いたとえばポ
リシリコンで形成される配線層Gb1〜Gb4により相
互接続される。配線層Gb1〜Gb4は、ゲート電極配
線Ga1〜Ga5の隣接する一方端同士および他方端同
士を交互に接続する。すなわち、配線層Gb1〜Gb4
は、フィールド活性領域Fの一方側とこの一方側と対向
する他方側に交互に配置される。ゲート電極配線Ga1
〜Ga5は、コンタクト孔CHgを介して配線層Gb1
〜Gb4に接続される。
【0105】これらのゲート電極配線Ga1〜Ga5お
よび配線層Gb1〜Gb4の上層に、たとえばアルミニ
ウムで形成される低抵抗導電層20および22が形成さ
れる。導電層20には電源電圧Vccが与えられ、導電
層22は、出力信号DOUTを伝達する。この導電層2
0は、導電層22の上層に形成される。導電層20はコ
ンタクト孔CHsを介してソース領域を形成する不純物
層Sに接続され、導電層22は、コンタクト孔CHdを
介してドレイン領域を形成する不純物領域Dに接続され
る。入力信号IN1が、ゲート電極配線Ga1へ与えら
れる。
【0106】図10(B)において、pチャネルMOS
トランジスタP1がソース不純物領域S1、ゲート電極
配線G1およびドレイン不純物領域D1により構成され
る。MOSトランジスタP2は、ドレイン不純物領域D
1、ゲート電極配線G2およびソース不純物領域S2に
より構成される。MOSトランジスタP3は、ソース不
純物領域S2、ゲート電極配線G3およびドレイン不純
物領域D2により構成される。MOSトランジスタP4
は、ドレイン不純物領域D2、ゲート電極配線G4、お
よびソース不純物領域S3により構成される。MOSト
ランジスタP5は、ソース不純物領域S3、ゲート電極
配線G5およびドレイン不純物領域D3により構成され
る。ソース不純物領域S1〜S3へは導電層20を介し
て電源電圧Vccが印加される。ドレイン不純物領域D
1〜D3は導電層22に接続される。ゲート電極配線G
1〜G5の各々は、抵抗値RR1を有する。ゲート電極
配線G1およびG2が抵抗値RR2を有する配線層Gb
1により相互接続される。ゲート電極配線G2およびG
3が抵抗値RR2を有する配線層Gb2により接続され
る。ゲート電極配線G3およびG4が抵抗値RR2を有
する配線層Gb3により接続され、ゲート電極配線G4
およびG5が抵抗値RR2を有する配線層Gb4により
接続される。
【0107】ゲート電極G1〜G5が有する抵抗値RR
1と配線層Gb1〜Gb4が有する抵抗値RR2とを異
ならせることは、たとえば配線材料であるポリシリコン
へ注入される不純物量を調節することにより実現され
る。
【0108】図10(C)において、MOSトランジス
タP1はそのゲート電極G1に入力信号IN1を受け
る。MOSトランジスタP1およびP2のゲート電極G
1およびG2の間には、抵抗値RR1およびRR2を有
する抵抗が直列に接続される。2つのMOSトランジス
タのゲート電極の間に抵抗値RR1およびRR2を有す
る抵抗が直列に接続される。これらの抵抗値RR2の値
を適切に調整することにより、MOSトランジスタP2
〜P5へ与えられる信号の遅延時間を所望の値に設定す
ることができる。このとき、ゲート電極層Ga1〜Ga
5が高速動作のために低抵抗化されたとしても、配線層
Gb1〜Gb4が有する抵抗値RR2を十分大きくする
ことによりレイアウト面積の増大をもたらすことなくこ
のゲート電極層の低抵抗化に対処することができ、所望
の遅延時間をもってMOSトランジスタP1〜P5を導
通状態とすることができる。また、ゲート電極層Ga1
〜Ga5が低抵抗化されない場合においても、MOSト
ランジスタP1〜P5が導通状態とされる時間のずれを
大きくしてノイズ(リンギング)を抑制する場合に対し
ても、この配線層Gb1〜Gb4の有する抵抗値RR2
を適切に大きくすることにより所望の遅延時間を面積増
加を伴うことなく容易に実現することができる。
【0109】またMOSトランジスタP1〜P5のそれ
ぞれに対してその抵抗値が変更可能な配線層Gb1〜G
b4が接続されるため、効率的に各MOSトランジスタ
P2〜P5に対する信号の伝播遅延時間を適切に設定す
ることができる。
【0110】なお、この図10に示すゲート電極配線の
構成は、図11に示す従来の出力回路に対し適用されて
もよい。
【0111】以上のように、この第4の実施例に従え
ば、ゲート電極層を、このゲート電極層よりも高い抵抗
値を有する配線層で相互接続するように構成しているた
め、面積増加をもたらすことなく所望の信号伝播遅延時
間を各MOSトランジスタに対して設定することができ
る。
【0112】
【発明の効果】請求項1に発明に従えば、複数の互いに
並列に接続されるトランジスタの制御電極を、有意の抵
抗値を有する制御電極線と相互接続しかつさらにその制
御電極線と基準電位ノードとの間に複数のトランジスタ
素子の制御電極へ印加される信号と相補な信号を制御電
極に受けるトランジスタを設けたため、複数のトランジ
スタが非導通状態とされたときに、第2のトランジスタ
が制御電極線へ基準電位を伝達し、それら複数のトラン
ジスタが同時に非導通状態とされかつ複数のトランジス
タが導通状態とされるときには、制御電極線が有意の抵
抗値により順次導通されるため、低消費電力でノイズが
十分抑制された出力信号を生成することができる。
【0113】請求項2に係る発明に従えば、第1の基準
ノードと出力信号線の間に互いに並列に接続されかつそ
れぞれの制御電極が有意の抵抗値を有する第1の制御電
極線で相互接続される複数の第1のトランジスタと、第
1の基準電極ノードと第1の制御電極線との間に設けら
れかつ第1のトランジスタの制御電極へ印加される信号
と相補な信号が制御電極に与えられる第2のトランジス
タと、第2の基準電位とノード出力信号線の間に互いに
並列に接続されかつそれぞれの制御電極が有意の抵抗値
を有する第2の制御電極線で相互接続される複数の第3
のトランジスタと、この第2の制御電極線と第2の基準
電位ノードとの間に接続され、第3のトランジスタの制
御電極に印加される信号と相補な信号が制御電極へ与え
られる第4のトランジスタとで半導体回路を構成したた
め、第1のトランジスタの導通時には第3のトランジス
タ素子がすべて同時に非導通状態とされかつ第1のトラ
ンジスタは順次導通状態にされ、一方、第1のトランジ
スタの非導通時においては、この複数の第1のトランジ
スタが同時に非導通状態とされかつ第3のトランジスタ
は順次導通状態とされるため、貫通電流が生じることな
く、かつノイズの抑制された出力信号を生成することが
できる。
【0114】請求項3に係る発明に従えば、互いに並列
に接続されるトランジスタの制御電極の間に縦続接続さ
れる論理ゲートを配置し、複数のトランジスタの導通時
には複数の論理ゲートを遅延素子列として機能させかつ
複数のトランジスタの非導通時にはこれら複数の論理ゲ
ートの各々の出力信号を同じタイミングで変化させるよ
うに構成したため、複数のトランジスタの非導通時には
すべて同じタイミングでこれら複数のトランジスタを非
導通状態とすることができ、消費電流を低減することが
でき、また複数のトランジスタの導通時にこれらの複数
のトランジスタが順次導通状態とされるため、ノイズの
抑制された出力信号を生成することができる。
【0115】請求項4に係る発明に従えば、入力信号を
反転する第1の遅延素子を設け、かつ論理ゲートの各々
を、前段のゲートの出力信号を受ける第2の入力に与え
られた信号を反転する第2のインバータと、第1のイン
バータと同じゲート遅延を有し、この第2のインバータ
の出力信号と入力ノードへ与えられた入力信号を受け、
入力信号が第1の論理レベルのときに第2の論理レベル
の信号を出力するゲート素子とで構成したため、論理ゲ
ートおよび遅延素子が同じゲート遅延をもってすべての
複数のトランジスタ素子を同じタイミングで非導通状態
とすることができる。
【0116】請求項5に係る発明に従えば、遅延素子を
バッファ遅延素子で構成しかつ論理ゲートの各々を、第
2の入力に前段のゲートの出力信号を受けかつ、第1の
入力に入力信号を受け、入力信号が第2の論理レベルの
ときに第1の論理レベルの信号出力するゲート素子と、
このゲート素子の出力信号を反転するインバータとで構
成したため、バッファ遅延素子と論理ゲートのゲート遅
延とを等しくすることができ、複数のMOSトランジス
タを非導通状態とするときにすべての複数のトランジス
タを同じタイミングで非導通状態とすることができる。
【0117】請求項6に係る発明に従えば、複数の互い
に並列に接続されるトランジスタの制御電極を、この制
御電極を構成する電極層よりも抵抗値の高い配線層で相
互接続するように構成したため、小占有面積で所望の信
号伝播遅延を有する制御電極線を形成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施例である半導体回路の
構成および動作を示す図である。
【図2】 この発明の第1の実施例の第1の変更例の構
成および動作を示す図である。
【図3】 この発明の第1の実施例の第2の変更例の構
成および動作を示す図である。
【図4】 この発明の第2の実施例である半導体回路の
構成および動作波形を示す図である。
【図5】 この発明の第2の実施例の第1の変更例の構
成および動作波形を示す図である。
【図6】 この発明の第2の実施例の第2の変更例の構
成および動作波形を示す図である。
【図7】 この発明の第3の実施例である半導体回路の
構成および動作波形を示す図である。
【図8】 この発明の第3の実施例の第1の変更例の構
成および動作波形を示す図である。
【図9】 この発明の第3の実施例の第2の変更例の構
成および動作波形を示す図である。
【図10】 この発明の第3の実施例である半導体回路
の配線および抵抗のレイアウトおよび構成を示す図であ
る。
【図11】 従来の出力回路の構成を示す図である。
【図12】 図11に示す出力回路の動作を示す信号波
形図である。
【図13】 従来の出力回路の問題点を説明するための
図である。
【図14】 図13に示す出力回路の動作を示す波形図
である。
【図15】 従来の半導体回路のゲート電極配線のレイ
アウトおよびその接続態様を示す図である。
【符号の説明】
1 電源ノード、2 接地ノード、3,3a,3b 入
力ノード、4 出力ノード、5 出力信号線、7 信号
配線、8 信号配線、9 信号配線、10 信号配線、
P1〜P6 pチャネルMOSトランジスタ、N1〜N
6 nチャネルMOSトランジスタ、A1,A2,A1
1,A12 インバータ、R1〜R4抵抗、LG1〜L
G8 論理ゲート、B1〜B4 NANDゲート、C1
〜C4、C11〜C14 NORゲート、A3〜A10
インバータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03K 17/687

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号に従って、出力ノードを前記入
    力信号に対応する論理レベルへと駆動する半導体回路で
    あって、 第1の基準電位を供給する基準ノードと前記出力ノード
    に結合される出力信号線との間に互いに並列に接続さ
    れ、各々が第1の論理レベルの信号がその制御電極に与
    えられたとき導通する複数の第1のトランジスタと、 有意の抵抗を有し、前記複数の第1のトランジスタの各
    制御電極を相互接続する制御電極線と、 前記基準ノードと前記制御電極線との間に設けられ、前
    記第1の論理レベルの信号が制御電極に与えられると導
    通する少なくとも1個の第2のトランジスタと、 前記入力信号から互いに相補な信号の対を生成し、これ
    ら相補な信号対の一方および他方の信号を前記複数の第
    1のトランジスタおよび前記第2のトランジスタの制御
    電極にそれぞれ印加する手段とを備える、半導体回路。
  2. 【請求項2】 第1の電位を供給する第1の基準ノード
    と出力ノードに結合される出力信号線の間に互いに並列
    に接続され、各制御電極に第1の論理レベルの信号が与
    えられると導通する複数の第1のトランジスタと、 有意の抵抗を有し、前記複数の第1のトランジスタの制
    御電極を相互接続する第1の制御電極線と、 前記第1の基準ノードと前記第1の制御電極線との間に
    接続され、その制御電極に前記第1の論理レベルの信号
    が与えられると導通する少なくとも1個の第2のトラン
    ジスタと、 前記第1の電位と相補な論理の第2の電位を受ける第2
    の基準ノードと前記出力信号線との間に互いに並列に接
    続され、各制御電極に第2の論理レベルの信号が印加さ
    れると導通する複数の第3のトランジスタと、 前記複数の第3のトランジスタの制御電極を相補接続す
    る、有意の抵抗値を有する第2の制御電極線と、 前記第2の基準ノードと前記第2の制御電極線との間に
    接続され、その制御電極に前記第2の論理レベルの信号
    が印加されると導通する少なくとも1個の第4のトラン
    ジスタと、 入力信号に応答して、互いに相補な論理の信号の対を生
    成して、前記第1および第2の制御電極線へ前記相補な
    論理の信号の対のうちの一方の信号を与えかつ前記第2
    および第4のトランジスタの制御電極へ前記相補な論理
    の信号の対の他方の信号を与える制御回路を備える、半
    導体回路。
  3. 【請求項3】 入力ノードの信号を所定時間遅延させて
    内部入力ノードに出力する遅延素子と、 出力ノードに接続される出力信号線と、 基準電圧を受ける基準ノードと前記出力信号線との間に
    互いに並列に接続され、その制御電極に第1の論理レベ
    ルの信号が印加されると導通する複数のトランジスタ
    と、 前記複数のトランジスタの制御電極の間にそれぞれ接続
    される複数の論理ゲートとを備え、前記複数の論理ゲー
    トの各々は、前記入力ノードに接続される第1の入力と
    前段のトランジスタの制御電極に接続される第2の入力
    と次段のトランジスタの制御電極および次段の論理ゲー
    トの第2の入力に接続される出力とを有し、かつ前記内
    部入力ノードの電位が前記第1の論理レベルのとき前記
    論理ゲートの各々は前記内部入力ノードの電位をそれぞ
    れ所定の時間遅延させて順次伝達し、かつ前記内部入力
    ノードの信号が第2の論理レベルのとき前記論理ゲート
    の各々は、前記遅延素子が与える遅延時間と実質的に同
    じ遅延時間をもって前記入力ノードの信号を対応のトラ
    ンジスタの制御電極へ伝達する、半導体回路。
  4. 【請求項4】 前記遅延素子は、前記入力ノードへ与え
    られた信号を反転しかつ遅延する否定遅延素子であり、 前記複数の論理ゲートの各々は、前記第2の入力の信号
    を反転する第2の指定遅延素子と、前記第1の指定遅延
    素子と同じゲート遅延を有し、かつ前記第2の否定遅延
    素子の出力信号と前記入力ノードの信号とを受け、前記
    第2の入力の信号が前記第1の論理レベルのとき前記第
    1の入力の信号の論理に関わらずその出力に第2の論理
    レベルの信号を出力するゲート素子とを備える、請求項
    3記載の半導体回路。
  5. 【請求項5】 前記遅延素子は、前記入力ノードへ与え
    られた入力信号を所定時間遅延するバッファ遅延素子を
    備え、 前記複数の論理ゲートの各々は、前記第1の入力へ与え
    られた前記入力ノードの信号が第2の論理レベルのとき
    該第2の入力に与えられる信号の論理レベルに関わらず
    第1の論理レベルの信号を出力するゲート素子と、 前記ゲート素子の出力信号を反転しかつ遅延する否定遅
    延素子とを含み、前記ゲート素子と前記指定遅延素子と
    が有するゲート遅延の和は前記バッファ遅延素子が有す
    るゲート遅延と実質的に同じである、請求項3記載の半
    導体回路。
  6. 【請求項6】 基準電位を供給する基準ノードと出力ノ
    ードに接続する出力信号線との間に互いに並列に接続さ
    れる複数のトランジスタを備え、前記複数のトランジス
    タの各々は前記基準ノードに接続される一方導通ノード
    と前記出力信号線に接続される他方導通ノードと、一方
    端と他方端との間に第1の抵抗値を有する配線層を構成
    する制御電極とを有し、さらに、前記複数のトランジス
    タの前記制御電極は互いに平行に配列され、 前記複数のトランジスタの制御電極の隣接する一方端お
    よび隣接する他方端を交互に相互接続する、前記第1の
    抵抗値よりも大きな第2の抵抗値を有する相互接続配線
    とを備え、前記相互接続配線上に入力信号に対応する信
    号が伝達される、半導体回路。
JP6226139A 1994-09-21 1994-09-21 半導体回路 Pending JPH0897701A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6226139A JPH0897701A (ja) 1994-09-21 1994-09-21 半導体回路
TW083109034A TW273649B (ja) 1994-09-21 1994-09-30
KR1019950031221A KR100229850B1 (ko) 1994-09-21 1995-09-21 출력신호 노이즈가 저감된 신호출력회로
US08/880,071 US5838186A (en) 1994-09-21 1997-06-20 Signal output circuit with reduced noise in output signal

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6226139A JPH0897701A (ja) 1994-09-21 1994-09-21 半導体回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0897701A true JPH0897701A (ja) 1996-04-12

Family

ID=16840468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6226139A Pending JPH0897701A (ja) 1994-09-21 1994-09-21 半導体回路

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5838186A (ja)
JP (1) JPH0897701A (ja)
KR (1) KR100229850B1 (ja)
TW (1) TW273649B (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009177296A (ja) * 2008-01-22 2009-08-06 Seiko Epson Corp 出力回路、出力方法、出力回路の製造方法、および電子機器
JP2011124689A (ja) * 2009-12-09 2011-06-23 Toshiba Corp バッファ回路
JP2011259234A (ja) * 2010-06-09 2011-12-22 Nippon Soken Inc 通信信号生成装置及び通信装置
WO2013069315A1 (en) * 2011-11-09 2013-05-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor integrated circuit device
JP2016136593A (ja) * 2015-01-23 2016-07-28 株式会社ジェイテクト パワー半導体素子
JPWO2015182531A1 (ja) * 2014-05-30 2017-04-20 日立オートモティブシステムズ株式会社 熱式流量計

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6069511A (en) * 1998-08-26 2000-05-30 National Semiconductor Corporation Digital slew rate and duty cycle control circuit and method
DE69939537D1 (de) * 1999-09-13 2008-10-23 St Microelectronics Srl Elektronisches Bauteil zur Regelung eines "Prelleffektes" in in einem Halbleitersubstrat integrierten elektronischen Schaltkreisen
US6320433B1 (en) * 1999-09-21 2001-11-20 Texas Instruments Incorporated Output driver
DE19945432A1 (de) * 1999-09-22 2001-04-12 Infineon Technologies Ag Schaltungsanordnung zum Ansteuern einer Last mit reduzierter Störabstrahlung
US6356116B1 (en) 2000-04-12 2002-03-12 Sun Microsystems, Inc. Apparatus and method for low skew clock buffer circuit
USRE41831E1 (en) 2000-05-23 2010-10-19 Marvell International Ltd. Class B driver
US7312739B1 (en) 2000-05-23 2007-12-25 Marvell International Ltd. Communication driver
US7113121B1 (en) 2000-05-23 2006-09-26 Marvell International Ltd. Communication driver
US6462688B1 (en) 2000-12-18 2002-10-08 Marvell International, Ltd. Direct drive programmable high speed power digital-to-analog converter
US7433665B1 (en) 2000-07-31 2008-10-07 Marvell International Ltd. Apparatus and method for converting single-ended signals to a differential signal, and transceiver employing same
US7095348B1 (en) 2000-05-23 2006-08-22 Marvell International Ltd. Communication driver
US6775529B1 (en) 2000-07-31 2004-08-10 Marvell International Ltd. Active resistive summer for a transformer hybrid
US7194037B1 (en) 2000-05-23 2007-03-20 Marvell International Ltd. Active replica transformer hybrid
US7606547B1 (en) 2000-07-31 2009-10-20 Marvell International Ltd. Active resistance summer for a transformer hybrid
US6414524B1 (en) * 2001-03-20 2002-07-02 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd Digital output buffer for MOSFET device
US6600347B2 (en) * 2001-10-10 2003-07-29 International Business Machines Corporation Dynamically producing an effective impedance of an output driver with a bounded variation during transitions thereby reducing jitter
DE10163461A1 (de) * 2001-12-21 2003-07-10 Austriamicrosystems Ag Schaltungsanordnung zur Bereitstellung eines Ausgangssignals mit einstellbarer Flankensteilheit
JP4025167B2 (ja) * 2002-10-17 2007-12-19 株式会社東芝 抵抗素子を有する半導体装置
US7782090B2 (en) * 2004-08-02 2010-08-24 Panasonic Corporation Semiconductor device
US7312662B1 (en) 2005-08-09 2007-12-25 Marvell International Ltd. Cascode gain boosting system and method for a transmitter
US7577892B1 (en) 2005-08-25 2009-08-18 Marvell International Ltd High speed iterative decoder
US7443192B1 (en) * 2006-12-21 2008-10-28 Lattice Semiconductor Corporation Output buffer with digital slew control
JP2010278849A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Toshiba Corp スイッチング制御回路
KR101053539B1 (ko) * 2009-12-24 2011-08-03 주식회사 하이닉스반도체 출력 드라이버를 구비한 데이터 출력 회로
EP3182589A1 (en) * 2015-12-17 2017-06-21 IMEC vzw Delay control circuit

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55107255A (en) * 1979-02-12 1980-08-16 Mitsubishi Electric Corp Substrate potential generating circuit device
US4572972A (en) * 1983-01-18 1986-02-25 At&T Laboratories CMOS Logic circuits with all pull-up transistors integrated in separate chip from all pull-down transistors
US4719369A (en) * 1985-08-14 1988-01-12 Hitachi, Ltd. Output circuit having transistor monitor for matching output impedance to load impedance
US4829199A (en) * 1987-07-13 1989-05-09 Ncr Corporation Driver circuit providing load and time adaptive current
JPH0214616A (ja) * 1988-06-30 1990-01-18 Nec Corp 出力バッファ回路
US4959565A (en) * 1989-02-10 1990-09-25 National Semiconductor Corporation Output buffer with ground bounce control
DE3904901A1 (de) * 1989-02-17 1990-08-23 Texas Instruments Deutschland Integrierte gegentakt-ausgangsstufe
US5111075A (en) * 1989-02-28 1992-05-05 Vlsi Technology, Inc. Reduced switching noise output buffer using diode for quick turn-off
US5122690A (en) * 1990-10-16 1992-06-16 General Electric Company Interface circuits including driver circuits with switching noise reduction
US5329175A (en) * 1992-11-13 1994-07-12 Advanced Micro Devices, Inc. Reduced noise, low power, high speed output buffer
US5424653A (en) * 1993-10-06 1995-06-13 Advanced Micro Devices, Inc. Gradual on output buffer circuit including a reverse turn-off apparatus

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009177296A (ja) * 2008-01-22 2009-08-06 Seiko Epson Corp 出力回路、出力方法、出力回路の製造方法、および電子機器
JP2011124689A (ja) * 2009-12-09 2011-06-23 Toshiba Corp バッファ回路
JP2011259234A (ja) * 2010-06-09 2011-12-22 Nippon Soken Inc 通信信号生成装置及び通信装置
WO2013069315A1 (en) * 2011-11-09 2013-05-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor integrated circuit device
US9473024B2 (en) 2011-11-09 2016-10-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor integrated circuit power supply control device
JPWO2015182531A1 (ja) * 2014-05-30 2017-04-20 日立オートモティブシステムズ株式会社 熱式流量計
JP2016136593A (ja) * 2015-01-23 2016-07-28 株式会社ジェイテクト パワー半導体素子

Also Published As

Publication number Publication date
TW273649B (ja) 1996-04-01
US5838186A (en) 1998-11-17
KR960012467A (ko) 1996-04-20
KR100229850B1 (ko) 1999-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0897701A (ja) 半導体回路
KR0136775B1 (ko) 스위칭 유도 잡음을 감소시키는 출력 버퍼
US5237213A (en) Semiconductor integrated circuit with low-noise output buffers
JP3431151B2 (ja) 集積回路出力バッファのグランド・バウンスを減らすためのシステム並びに方法
JP3014164B2 (ja) 出力バッファ回路
US5293082A (en) Output driver for reducing transient noise in integrated circuits
KR930000970B1 (ko) 반도체 집적회로의 출력회로
US6593795B2 (en) Level adjustment circuit and data output circuit thereof
US5296757A (en) Low-noise output driver having separate supply lines and sequenced operation for transient and steady-state portions
JP3167720B2 (ja) BiCMOSデジタルドライバ回路
JP3759121B2 (ja) 半導体装置
US6958626B2 (en) Off chip driver
JPH0514167A (ja) 出力ドライバ回路
JPH06152374A (ja) 出力回路
JPH06224730A (ja) 出力バッファ回路
US6329834B1 (en) Reduction of switching noise in integrated circuits
US6472911B1 (en) Output buffer circuit of semiconductor integrated circuit
JPH0766711A (ja) 出力回路
JP3299071B2 (ja) 出力バッファ回路
KR100265834B1 (ko) 반도체 장치의 입/출력 버퍼
JPH09214324A (ja) Cmos論理回路
JP3745144B2 (ja) 出力バッファ回路
JP2535081B2 (ja) 出力駆動回路
JP2574839B2 (ja) クロック駆動回路
KR960009398B1 (ko) 출력 버퍼 회로

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010925