JPH09135837A - 結紮縫合装置 - Google Patents
結紮縫合装置Info
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- JPH09135837A JPH09135837A JP7294208A JP29420895A JPH09135837A JP H09135837 A JPH09135837 A JP H09135837A JP 7294208 A JP7294208 A JP 7294208A JP 29420895 A JP29420895 A JP 29420895A JP H09135837 A JPH09135837 A JP H09135837A
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods
- A61B17/12—Surgical instruments, devices or methods for ligaturing or otherwise compressing tubular parts of the body, e.g. blood vessels or umbilical cord
- A61B17/12009—Implements for ligaturing other than by clamps or clips, e.g. using a loop with a slip knot
- A61B17/12013—Implements for ligaturing other than by clamps or clips, e.g. using a loop with a slip knot for use in minimally invasive surgery, e.g. endoscopic surgery
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 内視鏡下外科手術において、血管の結紮、開
口部の縫合を行なうことのできる結紮縫合装置を提供す
ることにある。 【解決手段】 結紮縫合部材30Aが連結される第1ロ
ッド300Aと、この第1ロッド300Aに対して左右
方向(L,R)に屈曲可能に連結された第2ロッド30
0Bとを備え、第1ロッド300Aの内部には、突出と
収納が可能な糸掛け部材327が設けられ、第2ロッド
300Bの内部には、術者の使用状況に併せて第1ロッ
ド300Aの屈曲方向を選択することのできるレバー3
16が設けられている。この結紮縫合装置を用いること
により、術者は常に左手または右手で用いた場合におい
ても、術者側に第1ロッド300Aを屈曲させることが
可能となる。
口部の縫合を行なうことのできる結紮縫合装置を提供す
ることにある。 【解決手段】 結紮縫合部材30Aが連結される第1ロ
ッド300Aと、この第1ロッド300Aに対して左右
方向(L,R)に屈曲可能に連結された第2ロッド30
0Bとを備え、第1ロッド300Aの内部には、突出と
収納が可能な糸掛け部材327が設けられ、第2ロッド
300Bの内部には、術者の使用状況に併せて第1ロッ
ド300Aの屈曲方向を選択することのできるレバー3
16が設けられている。この結紮縫合装置を用いること
により、術者は常に左手または右手で用いた場合におい
ても、術者側に第1ロッド300Aを屈曲させることが
可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、結紮縫合装置に
関し、より特定的には、内視鏡下外科手術に用いられる
結紮縫合装置の構造に関するものである。
関し、より特定的には、内視鏡下外科手術に用いられる
結紮縫合装置の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、胆石や気胸などを治療するための
外科的治療においては、上腹部からお臍近くまで切って
開腹を行なう手術が用いられていた。しかしながら、こ
の開腹手術は、傷口が大きいため、手術後の痛みも強
く、入院期間が2〜3週間必要であり、また退院後も3
ヶ月ほど激しい運動ができないなど、患者への負担がか
なり重いものであった。
外科的治療においては、上腹部からお臍近くまで切って
開腹を行なう手術が用いられていた。しかしながら、こ
の開腹手術は、傷口が大きいため、手術後の痛みも強
く、入院期間が2〜3週間必要であり、また退院後も3
ヶ月ほど激しい運動ができないなど、患者への負担がか
なり重いものであった。
【0003】そこで、これらの問題点を解決するため、
近年においては、内視鏡下外科手術が用いられるように
なっている。
近年においては、内視鏡下外科手術が用いられるように
なっている。
【0004】ここで、図29を参照して、この内視鏡下
外科手術について説明する。たとえば、肺402に発生
した気胸403を治療する場合には、まず腹腔内401
に炭酸ガス(Co2 )を胸壁400から送気して、腹腔
内401を陽圧の状態とする。その後、胸壁400を内
側から押上げた状態にする。これにより、内視鏡下外科
手術における手術操作上必要なスペースを確保すること
が可能となる。
外科手術について説明する。たとえば、肺402に発生
した気胸403を治療する場合には、まず腹腔内401
に炭酸ガス(Co2 )を胸壁400から送気して、腹腔
内401を陽圧の状態とする。その後、胸壁400を内
側から押上げた状態にする。これにより、内視鏡下外科
手術における手術操作上必要なスペースを確保すること
が可能となる。
【0005】次に、胸壁400の所定の位置に、トロカ
ール500と呼ばれる所定の器具を貫通させ、このトロ
カール500を用いて、腹腔鏡600、鉗子6および結
紮縫合装置1を挿入し、腹腔鏡600から得られる画像
をモニタに映し出しながら(図30参照)手術が行なわ
れる。
ール500と呼ばれる所定の器具を貫通させ、このトロ
カール500を用いて、腹腔鏡600、鉗子6および結
紮縫合装置1を挿入し、腹腔鏡600から得られる画像
をモニタに映し出しながら(図30参照)手術が行なわ
れる。
【0006】したがって、図31に示すように、開腹手
術を用いた場合患者410には、上腹部からお臍付近ま
で形成される傷口411に対して、この内視鏡下外科手
術を用いることにより、図32に示すように、患者41
0に対しては、トロカールを挿入するための孔412A
〜412Dのみの傷口で済む。その結果、入院も3〜7
日間で済み、手術後の翌日から経口食も可能となり、回
復も早く、患者への負担を軽くすることが可能となる。
術を用いた場合患者410には、上腹部からお臍付近ま
で形成される傷口411に対して、この内視鏡下外科手
術を用いることにより、図32に示すように、患者41
0に対しては、トロカールを挿入するための孔412A
〜412Dのみの傷口で済む。その結果、入院も3〜7
日間で済み、手術後の翌日から経口食も可能となり、回
復も早く、患者への負担を軽くすることが可能となる。
【0007】次に、この内視鏡下外科手術に用いられる
血管を結紮するための結紮装置について、図33〜図3
6を参照して説明する。
血管を結紮するための結紮装置について、図33〜図3
6を参照して説明する。
【0008】まず、この結紮装置の構成は、直径約4m
m程度の金属棒などからなるロッド1の先端に、切欠き
面1aが形成されている。この切欠き面1aの上に、枕
形状の比較的重い可動体2が載置されている。
m程度の金属棒などからなるロッド1の先端に、切欠き
面1aが形成されている。この切欠き面1aの上に、枕
形状の比較的重い可動体2が載置されている。
【0009】この可動体2の周囲は、結紮用糸5の直径
程度の間隔を有するようにして、切欠き面1aとカバー
3とにより可動可能に保持されている。カバー3は、ロ
ッド1に対しねじ7により固定されている。また、カバ
ー3の上面の所定の位置には、角形状の糸掛け部4が形
成されている。
程度の間隔を有するようにして、切欠き面1aとカバー
3とにより可動可能に保持されている。カバー3は、ロ
ッド1に対しねじ7により固定されている。また、カバ
ー3の上面の所定の位置には、角形状の糸掛け部4が形
成されている。
【0010】さらに、カバー3の先端部には、先端部か
ら内部に向けて徐々に傾斜する第1の斜面3aと、この
第1の斜面3aとのなす角が鋭角となるように下側に向
けて延びる第2の斜面3eとを有する結紮糸案内面3A
が形成されている。また、この結紮糸案内面3Aには、
切欠き溝3bが形成されている。
ら内部に向けて徐々に傾斜する第1の斜面3aと、この
第1の斜面3aとのなす角が鋭角となるように下側に向
けて延びる第2の斜面3eとを有する結紮糸案内面3A
が形成されている。また、この結紮糸案内面3Aには、
切欠き溝3bが形成されている。
【0011】可動体2は、こ胴体部2cとの胴体部2c
の先端側に、先細端2aが設けられている。この先細端
2aの先端部分には、結紮用糸5を締結するための孔2
bが設けられている。また、切欠き面1aの先端部分に
は、切欠き溝1bが形成されている。
の先端側に、先細端2aが設けられている。この先細端
2aの先端部分には、結紮用糸5を締結するための孔2
bが設けられている。また、切欠き面1aの先端部分に
は、切欠き溝1bが形成されている。
【0012】可動体2は、先細端2aを、結紮糸案内面
3aの中央先端に形成された切欠き溝3bと切欠き面1
aの先端に形成された切欠き溝1bとから先端側へ突出
させた状態で、図35および図36に示すように、切欠
き面1aとカバー3とにより支えられている。
3aの中央先端に形成された切欠き溝3bと切欠き面1
aの先端に形成された切欠き溝1bとから先端側へ突出
させた状態で、図35および図36に示すように、切欠
き面1aとカバー3とにより支えられている。
【0013】可動体2は、切欠き面1aとカバー3とに
より形成される空間内において可動可能に保持されると
ともに、この空間内より飛び出ることはない。さらに可
動体2の大きさは、切欠き面1aとカバー3およびカバ
ー3に設けられた両側辺3c,3cとによって囲まれた
空間内において結紮用糸5の直径寸法程度の間隙を有
し、結紮用糸5の運動により軽く動く程度の大きさに形
成されている。
より形成される空間内において可動可能に保持されると
ともに、この空間内より飛び出ることはない。さらに可
動体2の大きさは、切欠き面1aとカバー3およびカバ
ー3に設けられた両側辺3c,3cとによって囲まれた
空間内において結紮用糸5の直径寸法程度の間隙を有
し、結紮用糸5の運動により軽く動く程度の大きさに形
成されている。
【0014】次に、上記構造よりなる結紮装置の使用状
態について、図37〜図58および図59〜図66を参
照して説明する。なお、図59〜図66は、結紮装置に
おける結紮を説明するための模式図である。
態について、図37〜図58および図59〜図66を参
照して説明する。なお、図59〜図66は、結紮装置に
おける結紮を説明するための模式図である。
【0015】まず、図37を参照して、結紮装置の可動
体2の先細端2aに一端が締結された結紮用糸5の他端
を、血管10の裏側を通し、結紮用糸5の他端を鉗子6
で把持する。この状態は、図59に示す状態である。
体2の先細端2aに一端が締結された結紮用糸5の他端
を、血管10の裏側を通し、結紮用糸5の他端を鉗子6
で把持する。この状態は、図59に示す状態である。
【0016】次に、図38を参照して、結紮装置の上側
に設けられた糸掛け部4に結紮用糸5を引っ掛け、血管
10において結紮糸5を屈曲させて、細長いリングを形
作る。この状態は、図60に示す状態である。
に設けられた糸掛け部4に結紮用糸5を引っ掛け、血管
10において結紮糸5を屈曲させて、細長いリングを形
作る。この状態は、図60に示す状態である。
【0017】次に、図39を参照して、結紮用糸5をカ
バー3の側辺に沿わせ、結紮用糸5を結紮用糸案内面3
Aを滑らせながら、可動体2の先細端2aの上面から、
図40に示すように、カバー3の内部に、結紮用糸5の
中間部分を潜り込ませる。この状態は、図61に示す状
態である。
バー3の側辺に沿わせ、結紮用糸5を結紮用糸案内面3
Aを滑らせながら、可動体2の先細端2aの上面から、
図40に示すように、カバー3の内部に、結紮用糸5の
中間部分を潜り込ませる。この状態は、図61に示す状
態である。
【0018】次に、図41〜図45を参照して、結紮用
糸5をカバー3の内面と可動体2の上面との空間を移動
させ、結紮用糸5を可動体2の上面を滑らせながら、可
動体2の後部における切欠き面1aの上に結紮用糸5を
位置させる。なお、上述した各操作において、可動体2
は先細端2aがカバー3の切欠き溝3bや切欠き面1a
の切欠き溝1bにより支持されるともに、可動体2の後
ろ側は、カバー3に設けられた側辺3cの内面において
その動きが制限されるため、可動体2の脱落などは阻止
される。この状態は、図62に示す状態である。
糸5をカバー3の内面と可動体2の上面との空間を移動
させ、結紮用糸5を可動体2の上面を滑らせながら、可
動体2の後部における切欠き面1aの上に結紮用糸5を
位置させる。なお、上述した各操作において、可動体2
は先細端2aがカバー3の切欠き溝3bや切欠き面1a
の切欠き溝1bにより支持されるともに、可動体2の後
ろ側は、カバー3に設けられた側辺3cの内面において
その動きが制限されるため、可動体2の脱落などは阻止
される。この状態は、図62に示す状態である。
【0019】次に、図46〜図49を参照して、結紮用
糸5を鉗子6により、切欠き面1aの上面と可動体2の
下面との間を滑らせつつ前進させる。この状態は、図6
3に示す状態である。
糸5を鉗子6により、切欠き面1aの上面と可動体2の
下面との間を滑らせつつ前進させる。この状態は、図6
3に示す状態である。
【0020】さらに、図50を参照して、結紮用糸5を
切欠き面1aの外部に脱出させる方向に引きつつ、結紮
用糸5の糸掛け部4における引っ掛かりを解除する。こ
の状態が図64に示す状態である。その後、結紮用糸5
を鉗子6を用いて切欠き面1aの外部に脱出させる方向
に引くことにより、図51に示すように結び目となる捩
じれ部5aを有するループ5bが形成される。この状態
は、図65に示す状態である。
切欠き面1aの外部に脱出させる方向に引きつつ、結紮
用糸5の糸掛け部4における引っ掛かりを解除する。こ
の状態が図64に示す状態である。その後、結紮用糸5
を鉗子6を用いて切欠き面1aの外部に脱出させる方向
に引くことにより、図51に示すように結び目となる捩
じれ部5aを有するループ5bが形成される。この状態
は、図65に示す状態である。
【0021】さらに図52〜図53を参照して、ループ
5bを縮めるように結紮用糸5を図中の矢印に示す方向
に引くことにより、患部10付近をきつく締付けた一重
結び目5cが形成される。この状態は、図66に示す状
態である。
5bを縮めるように結紮用糸5を図中の矢印に示す方向
に引くことにより、患部10付近をきつく締付けた一重
結び目5cが形成される。この状態は、図66に示す状
態である。
【0022】なお、このままでは、一重結び目5cは、
解けるため、図54〜図58に示すように、再び結紮用
糸5の他端を鉗子6を用いて手前に戻し、結紮用糸5を
糸掛け部4に引っ掛けて、上述したと同様に細長いリン
グを作り、上述した行程と同様の行程により、一重結び
目5cの上に新たな結び目を形成する。これにより、外
力では容易に解けることがない二重結び目による結紮部
5bが形成される。
解けるため、図54〜図58に示すように、再び結紮用
糸5の他端を鉗子6を用いて手前に戻し、結紮用糸5を
糸掛け部4に引っ掛けて、上述したと同様に細長いリン
グを作り、上述した行程と同様の行程により、一重結び
目5cの上に新たな結び目を形成する。これにより、外
力では容易に解けることがない二重結び目による結紮部
5bが形成される。
【0023】その結果、ロッド1の先端部に設けられた
可動体2を有する結紮装置を用いることによって、腹腔
内においてモニタを見ながら容易に血管の結紮が可能と
なる。
可動体2を有する結紮装置を用いることによって、腹腔
内においてモニタを見ながら容易に血管の結紮が可能と
なる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記結
紮装置においては、常に糸掛け部4がカバー3の上面に
突出した状態になっている。そのため、狭い腹腔内部
で、糸掛け部4に引っ掛けられた結紮用糸5を外すのは
(図49、図50参照)、術者にとって決して容易な作
業ではない。また、トロカールを用いた結紮装置の出入
れ時にトロカールに糸掛け部4が引っ掛かり、トロカー
ルを破損してしまうことがある。
紮装置においては、常に糸掛け部4がカバー3の上面に
突出した状態になっている。そのため、狭い腹腔内部
で、糸掛け部4に引っ掛けられた結紮用糸5を外すのは
(図49、図50参照)、術者にとって決して容易な作
業ではない。また、トロカールを用いた結紮装置の出入
れ時にトロカールに糸掛け部4が引っ掛かり、トロカー
ルを破損してしまうことがある。
【0025】さらに、上述した結紮装置の構造によれ
ば、予め結紮用糸5を可動体2の先細端2aにその一端
を結び付けておかなければならない。そのため、両端に
針が取付けられた手術用糸を用いた気胸を塞ぐ手術等に
対しては、上記結紮装置を用いることができないといっ
た問題があった。
ば、予め結紮用糸5を可動体2の先細端2aにその一端
を結び付けておかなければならない。そのため、両端に
針が取付けられた手術用糸を用いた気胸を塞ぐ手術等に
対しては、上記結紮装置を用いることができないといっ
た問題があった。
【0026】この発明の目的は、内視鏡下外科手術にお
いて、血管の結紮、孔開口部の縫合を容易に行なうこと
のできる結紮縫合装置を提供することにある。
いて、血管の結紮、孔開口部の縫合を容易に行なうこと
のできる結紮縫合装置を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】この発明に基づいた結紮
縫合装置の1つの局面によれば、ロッドの上面側には、
手術用糸の中間部位をロッドの上側に配置させるとき
に、手術用糸を引っ掛けるための糸掛け装置を有し、こ
の糸掛け装置は、ロッド内部に設けられ、所定の中心軸
を中心として回動し、突出と収納とを可能とする糸掛け
部材と、ロッドの内部において、ロッドの軸方向に沿っ
て移動可能に設けられ、先端が糸掛け部材に対し回動可
能に取付けられ、軸方向に沿って前後方向に移動するこ
とにより、糸掛け部材を回動させる作動シャフトと、ロ
ッドの後端側において、作動シャフトに前後方向の移動
を与える作動装置とを備えている。
縫合装置の1つの局面によれば、ロッドの上面側には、
手術用糸の中間部位をロッドの上側に配置させるとき
に、手術用糸を引っ掛けるための糸掛け装置を有し、こ
の糸掛け装置は、ロッド内部に設けられ、所定の中心軸
を中心として回動し、突出と収納とを可能とする糸掛け
部材と、ロッドの内部において、ロッドの軸方向に沿っ
て移動可能に設けられ、先端が糸掛け部材に対し回動可
能に取付けられ、軸方向に沿って前後方向に移動するこ
とにより、糸掛け部材を回動させる作動シャフトと、ロ
ッドの後端側において、作動シャフトに前後方向の移動
を与える作動装置とを備えている。
【0028】また、好ましくは、この作動装置は、ロッ
ドが挿入され、先端側に位置する第1つまみと、ロッド
の後端側を支持し、第1つまみに対して後端側に位置す
る第2つまみとを有し、第1つまみと第2つまみとの当
接面には、互いに嵌まり合う凹凸面を有し、第1つまみ
を作動シャフトに固定し、第2つまみをロッドの周面に
沿って回動させることにより、第1つまみと第2つまみ
との当接面の凹凸面の凹凸を交互に当接させることによ
り作動シャフトに前後方向の移動を与えている。
ドが挿入され、先端側に位置する第1つまみと、ロッド
の後端側を支持し、第1つまみに対して後端側に位置す
る第2つまみとを有し、第1つまみと第2つまみとの当
接面には、互いに嵌まり合う凹凸面を有し、第1つまみ
を作動シャフトに固定し、第2つまみをロッドの周面に
沿って回動させることにより、第1つまみと第2つまみ
との当接面の凹凸面の凹凸を交互に当接させることによ
り作動シャフトに前後方向の移動を与えている。
【0029】また、好ましくは、作動装置は、作動シャ
フトの後端側において、ロッドに固定された第1グリッ
プ部材と、この第1グリップ部材の後側に位置し、作動
シャフトに連結された第2グリップ部材と、第1グリッ
プ部材と第2グリップ部材との間において、第2グリッ
プ部材に対して、常に後ろ向きの付勢力を与えるための
弾性部材とを備え、第1グリップ部材と第2グリップ部
材とは、第1グリップ部材と第2グリップ部材とを最も
接近させたときに、弾性部材の付勢力に抗して、第1グ
リップ部材と第2グリップ部材とを静止させた状態を維
持させるためのロック機構を有している。
フトの後端側において、ロッドに固定された第1グリッ
プ部材と、この第1グリップ部材の後側に位置し、作動
シャフトに連結された第2グリップ部材と、第1グリッ
プ部材と第2グリップ部材との間において、第2グリッ
プ部材に対して、常に後ろ向きの付勢力を与えるための
弾性部材とを備え、第1グリップ部材と第2グリップ部
材とは、第1グリップ部材と第2グリップ部材とを最も
接近させたときに、弾性部材の付勢力に抗して、第1グ
リップ部材と第2グリップ部材とを静止させた状態を維
持させるためのロック機構を有している。
【0030】以上のように、糸掛け部材の突出と収納と
を可能とする作動シャフトおよび作動装置とを設けるこ
とにより、内視鏡下外科手術における腹腔内部におい
て、糸掛け部に引っ掛けられた状態にある手術用糸を容
易に糸掛け部から解除することが可能となり、内視鏡下
外科手術における結紮縫合装置の操作性を向上させるこ
とが可能となる。その結果、内視鏡下外科手術の術者の
負担を軽減させることが可能となる。また、糸掛け部材
によるトロカール等の破損を防ぐことが可能となる。
を可能とする作動シャフトおよび作動装置とを設けるこ
とにより、内視鏡下外科手術における腹腔内部におい
て、糸掛け部に引っ掛けられた状態にある手術用糸を容
易に糸掛け部から解除することが可能となり、内視鏡下
外科手術における結紮縫合装置の操作性を向上させるこ
とが可能となる。その結果、内視鏡下外科手術の術者の
負担を軽減させることが可能となる。また、糸掛け部材
によるトロカール等の破損を防ぐことが可能となる。
【0031】次に、この発明に基づいた結紮縫合装置の
他の局面においては、ロッドは、結紮縫合部材が連結さ
れる第1ロッドと、この第1ロッドに対して左右方向に
屈曲可能に連結された第2ロッドとを備え、第1ロッド
は、先端に結紮縫合部材が連結される第1ロッド部材
と、この第1ロッド部材の後端側から突出するように設
けられ、第1ロッド部材よりも小さい径を有し、その後
端部において、第2ロッドが連結される第1連結部を有
する第1連結ブロックとを有している。
他の局面においては、ロッドは、結紮縫合部材が連結さ
れる第1ロッドと、この第1ロッドに対して左右方向に
屈曲可能に連結された第2ロッドとを備え、第1ロッド
は、先端に結紮縫合部材が連結される第1ロッド部材
と、この第1ロッド部材の後端側から突出するように設
けられ、第1ロッド部材よりも小さい径を有し、その後
端部において、第2ロッドが連結される第1連結部を有
する第1連結ブロックとを有している。
【0032】さらに第2ロッドは、ロッドの軸方向に沿
って移動可能に設けられ先端側において、第1ロッド部
材から突出する第1連結ブロックを収容可能に設けら
れ、後端側に第1グリップ部材を有する第2ロッド部材
と、第2ロッド部材に収容され、外周面において第2ロ
ッド部材のロッドの軸方向への移動を案内し、後端側に
おいて第2ロッド部材から露出する領域にフランジ部を
有する第3ロッド部材と、第1グリップ部材と第2ロッ
ド部材のフランジ部との間の第3ロッド部材の外周面に
設けられ、第2ロッド部材が常に先端側に付勢され、第
1連結ブロックを収容し、第1ロッド部材の後端側に当
接させるための第1弾性部材と、第2ロッド部材の後端
側にその先端側が収容され、この先端側に左右方向に回
動可能なように一端が軸支されたレバー部材を有し、後
端側に第2グリップ部材を有する第4ロッド部材と、第
3ロッド部材のフランジ部と第2グリップ部材との間の
第4ロッド部材の外周面に設けられ、第4ロッド部材を
後端側に付勢し、第1弾性部材よりも弾性力が大きい第
2弾性部材と、レバー部材よりも先端側において、第3
ロッド部材内部に第1連結部を左右方向から挟むように
収容され、第4グリップ部材の先端側への移動に伴っ
て、レバー部材により先端へ押出される第1および第2
摺動ブロックと、この第1および第2摺動ブロックの先
端部に設けられ、第1連結ブロックに当接する第1およ
び第2当接バーとを有する第1および第2摺動部材と、
第3ロッド部材の先端部に収容され、その先端部に第1
連結部に対して左右方向に回動可能に連結される第2連
結部と、第1および第2当接バーを内部に収容し、第1
および第2当接バーの摺動を案内する第1および第2案
内通路とを有する第2連結ブロックと、第1および第2
摺動ブロックと第2連結ブロックとの間の第1および第
2当接バーの外周面に設けられ、第1および第2摺動部
材を常に後端側へ付勢する第3弾性部材とを備えてい
る。
って移動可能に設けられ先端側において、第1ロッド部
材から突出する第1連結ブロックを収容可能に設けら
れ、後端側に第1グリップ部材を有する第2ロッド部材
と、第2ロッド部材に収容され、外周面において第2ロ
ッド部材のロッドの軸方向への移動を案内し、後端側に
おいて第2ロッド部材から露出する領域にフランジ部を
有する第3ロッド部材と、第1グリップ部材と第2ロッ
ド部材のフランジ部との間の第3ロッド部材の外周面に
設けられ、第2ロッド部材が常に先端側に付勢され、第
1連結ブロックを収容し、第1ロッド部材の後端側に当
接させるための第1弾性部材と、第2ロッド部材の後端
側にその先端側が収容され、この先端側に左右方向に回
動可能なように一端が軸支されたレバー部材を有し、後
端側に第2グリップ部材を有する第4ロッド部材と、第
3ロッド部材のフランジ部と第2グリップ部材との間の
第4ロッド部材の外周面に設けられ、第4ロッド部材を
後端側に付勢し、第1弾性部材よりも弾性力が大きい第
2弾性部材と、レバー部材よりも先端側において、第3
ロッド部材内部に第1連結部を左右方向から挟むように
収容され、第4グリップ部材の先端側への移動に伴っ
て、レバー部材により先端へ押出される第1および第2
摺動ブロックと、この第1および第2摺動ブロックの先
端部に設けられ、第1連結ブロックに当接する第1およ
び第2当接バーとを有する第1および第2摺動部材と、
第3ロッド部材の先端部に収容され、その先端部に第1
連結部に対して左右方向に回動可能に連結される第2連
結部と、第1および第2当接バーを内部に収容し、第1
および第2当接バーの摺動を案内する第1および第2案
内通路とを有する第2連結ブロックと、第1および第2
摺動ブロックと第2連結ブロックとの間の第1および第
2当接バーの外周面に設けられ、第1および第2摺動部
材を常に後端側へ付勢する第3弾性部材とを備えてい
る。
【0033】この構造よりなる結紮縫合装置によれば、
第1グリップ部材と第2グリップ部材を握りしめること
により、まず第1弾性部材と第2弾性部材との弾性力の
関係から第2ロッド部材のみが第3ロッド部材に対して
後端側へ移動し、第1連結ブロックと第2連結ブロック
の連結部を開放する。
第1グリップ部材と第2グリップ部材を握りしめること
により、まず第1弾性部材と第2弾性部材との弾性力の
関係から第2ロッド部材のみが第3ロッド部材に対して
後端側へ移動し、第1連結ブロックと第2連結ブロック
の連結部を開放する。
【0034】さらに、第1グリップ部材と第2グリップ
部材とを握りしめることにより、第4ロッド部材が第3
ロッド部材に対して先端側へ移動する。これに伴って、
レバー部材により、第1または第2摺動部材が先端側へ
移動し第1または第2当接バーが第1連結ブロックに当
接し、第1ロッド全体が第1連結部を中心に屈曲する。
部材とを握りしめることにより、第4ロッド部材が第3
ロッド部材に対して先端側へ移動する。これに伴って、
レバー部材により、第1または第2摺動部材が先端側へ
移動し第1または第2当接バーが第1連結ブロックに当
接し、第1ロッド全体が第1連結部を中心に屈曲する。
【0035】このとき、たとえばこの結紮縫合装置を右
手を用いて操作した場合、一般的に右側が重力方向にな
りレバー部材は右側に倒れ、右側の第1摺動部材を先端
側へ移動させることになり、第1ロッドは左側つまり術
者側に屈曲することになる。その結果、術者にとって
は、結紮縫合手術を容易に行なうことが可能となる。
手を用いて操作した場合、一般的に右側が重力方向にな
りレバー部材は右側に倒れ、右側の第1摺動部材を先端
側へ移動させることになり、第1ロッドは左側つまり術
者側に屈曲することになる。その結果、術者にとって
は、結紮縫合手術を容易に行なうことが可能となる。
【0036】一方、この結紮縫合装置を左手で操作した
場合には、一般的に左側が重力方向となり、レバー部材
は左側に傾くことになり、その結果第1ロッドは右側に
屈曲することになる。したがって、この場合でも術者側
に第1ロッドが傾くことになり、術者にとっては、結紮
縫合手術を行なうことが可能となる。
場合には、一般的に左側が重力方向となり、レバー部材
は左側に傾くことになり、その結果第1ロッドは右側に
屈曲することになる。したがって、この場合でも術者側
に第1ロッドが傾くことになり、術者にとっては、結紮
縫合手術を行なうことが可能となる。
【0037】また、好ましくは、第1ロッドの上面には
手術用糸の中間部位をロッドの上側に配置させるときに
手術用糸を引っ掛けるための糸掛け装置を有し、さら
に、この糸掛け装置は、第1ロッド内部に設けられ第1
連結ブロックに設けられた中心軸を中心として回動し、
突出と収納とを可能とする糸掛け部材と、第1連結部を
挟むように左右に設けられたガイド溝に沿って収容さ
れ、第1または第2当接バーの先端側への移動に伴って
第1または第2当接バーに押され、先端側へ移動可能な
作動バーと、この作動バーに設けられ、糸掛け部材に係
合することによって、作動バーの先端側への移動に伴っ
て糸掛け部材が突出し、作動バーの後端側への移動に伴
って糸掛け部材を収容する係合ピンと、第1ロッド部材
の先端部と作動バーとの間に設けられ、作動バーを常に
後端側へ付勢する第4弾性部材とを有している。
手術用糸の中間部位をロッドの上側に配置させるときに
手術用糸を引っ掛けるための糸掛け装置を有し、さら
に、この糸掛け装置は、第1ロッド内部に設けられ第1
連結ブロックに設けられた中心軸を中心として回動し、
突出と収納とを可能とする糸掛け部材と、第1連結部を
挟むように左右に設けられたガイド溝に沿って収容さ
れ、第1または第2当接バーの先端側への移動に伴って
第1または第2当接バーに押され、先端側へ移動可能な
作動バーと、この作動バーに設けられ、糸掛け部材に係
合することによって、作動バーの先端側への移動に伴っ
て糸掛け部材が突出し、作動バーの後端側への移動に伴
って糸掛け部材を収容する係合ピンと、第1ロッド部材
の先端部と作動バーとの間に設けられ、作動バーを常に
後端側へ付勢する第4弾性部材とを有している。
【0038】この構造によって、第1グリップ部材と第
2グリップ部材とを握りしめて、第1ロッド全体を所定
の方向に屈曲させると同時に、糸掛け部材を突出させる
ことが可能となり、また第1グリップ部材と第2グリッ
プ部材との握り力を弱めることによって、糸掛け部材を
収容することが可能となる。
2グリップ部材とを握りしめて、第1ロッド全体を所定
の方向に屈曲させると同時に、糸掛け部材を突出させる
ことが可能となり、また第1グリップ部材と第2グリッ
プ部材との握り力を弱めることによって、糸掛け部材を
収容することが可能となる。
【0039】その結果、内視鏡下外科手術における狭い
腹腔内部における糸掛け部に引っ掛けられた手術用糸を
容易に外すことが可能となり、術者の負担を軽減させる
ことが可能となる。また、糸掛け部材によるトロカール
等の破損を防ぐことが可能となる。
腹腔内部における糸掛け部に引っ掛けられた手術用糸を
容易に外すことが可能となり、術者の負担を軽減させる
ことが可能となる。また、糸掛け部材によるトロカール
等の破損を防ぐことが可能となる。
【0040】また、第1グリップ部材と第2グリップ部
材とに対して第1弾性部材および第2弾性の付勢力に抗
して第1グリップ部材と第2グリップ部材とを静止させ
た状態に維持させるロック機構を備えている。これによ
り、第1ロッドが屈曲した状態を術者の把持力なしで維
持させることが可能となり、術者の負担をさらに軽減さ
せることが可能となる。
材とに対して第1弾性部材および第2弾性の付勢力に抗
して第1グリップ部材と第2グリップ部材とを静止させ
た状態に維持させるロック機構を備えている。これによ
り、第1ロッドが屈曲した状態を術者の把持力なしで維
持させることが可能となり、術者の負担をさらに軽減さ
せることが可能となる。
【0041】また好ましくは、第1ロッドは、第1ロッ
ドが最も屈曲した状態において、第1ロッドの第2ロッ
ドに当接する面が第2ロッドに接するように外側に向け
て傾斜する面を有し、また、第2ロッドの第1ロッドに
当接する面には摩擦係数の大きい部材が取付けられてい
る。
ドが最も屈曲した状態において、第1ロッドの第2ロッ
ドに当接する面が第2ロッドに接するように外側に向け
て傾斜する面を有し、また、第2ロッドの第1ロッドに
当接する面には摩擦係数の大きい部材が取付けられてい
る。
【0042】これにより、第1ロッドと第2ロッドとの
屈曲部において、手術用糸を挟持することが可能とな
り、術者による結紮縫合手術を容易に行なうことが可能
となる。
屈曲部において、手術用糸を挟持することが可能とな
り、術者による結紮縫合手術を容易に行なうことが可能
となる。
【0043】また、糸支持部のみ他と色が異なるように
設けられている。これにより、術者がモニタを見ながら
糸支持部に手術用糸を引っ掛けるときに、糸支持部のみ
が他と色が異なるために、糸支持部をはっきりと認識す
ることが可能となる。その結果、術者における結紮縫合
手術の負担を軽減することが可能となる。
設けられている。これにより、術者がモニタを見ながら
糸支持部に手術用糸を引っ掛けるときに、糸支持部のみ
が他と色が異なるために、糸支持部をはっきりと認識す
ることが可能となる。その結果、術者における結紮縫合
手術の負担を軽減することが可能となる。
【0044】また、好ましくは、結紮縫合部材は、ロッ
ドの先端部において着脱可能に設けられている。この着
脱を可能とするために、結紮縫合部材は、本体部の後端
側に本体部よりも細い径からなる首部と、この首部の周
囲において、外側に向けて対向する位置に設けられた互
いに幅の異なる第1の凸部および第2の凸部とを有し、
第1ロッドの先端部は、第1の凸部と第2の凸部に対応
する位置に第1の窓部と第2の窓部とを有するフランジ
部によって形成され、前記首部を受入れる開口部と、第
1ロッドの内部に設けられ、開口部を塞ぐように設けら
れた当接プレートと、この当接プレートをロッドの先端
側へ付勢するための第5弾性部材とを備えている。
ドの先端部において着脱可能に設けられている。この着
脱を可能とするために、結紮縫合部材は、本体部の後端
側に本体部よりも細い径からなる首部と、この首部の周
囲において、外側に向けて対向する位置に設けられた互
いに幅の異なる第1の凸部および第2の凸部とを有し、
第1ロッドの先端部は、第1の凸部と第2の凸部に対応
する位置に第1の窓部と第2の窓部とを有するフランジ
部によって形成され、前記首部を受入れる開口部と、第
1ロッドの内部に設けられ、開口部を塞ぐように設けら
れた当接プレートと、この当接プレートをロッドの先端
側へ付勢するための第5弾性部材とを備えている。
【0045】これにより、結紮縫合部材に設けられた第
1の凸部および第2の凸部をロッドに設けられたフラン
ジ部の第1の窓部と第2の窓部に適合させて、当接プレ
ートを後端側へ押しながら結紮縫合部材の首部をロッド
内部に挿入し、その状態のまま結紮縫合部材を回転させ
ることによって、結紮縫合部材をロッドに固定すること
が可能となる。
1の凸部および第2の凸部をロッドに設けられたフラン
ジ部の第1の窓部と第2の窓部に適合させて、当接プレ
ートを後端側へ押しながら結紮縫合部材の首部をロッド
内部に挿入し、その状態のまま結紮縫合部材を回転させ
ることによって、結紮縫合部材をロッドに固定すること
が可能となる。
【0046】このように結紮縫合部材をロッドの先端部
において着脱可能な構造とすることで、手術用糸の太さ
に適合した結紮縫合部材を選択することが可能となり、
結紮縫合装置の汎用性を高めることが可能となる。
において着脱可能な構造とすることで、手術用糸の太さ
に適合した結紮縫合部材を選択することが可能となり、
結紮縫合装置の汎用性を高めることが可能となる。
【0047】また、好ましくは、上述した第4弾性部材
と第5弾性部材とは同じ部材から構成されている。これ
により、結紮縫合装置の第1ロッドの長さの短縮化を図
ることが可能となる。
と第5弾性部材とは同じ部材から構成されている。これ
により、結紮縫合装置の第1ロッドの長さの短縮化を図
ることが可能となる。
【0048】また、好ましくは、上記本体部は、上面に
先端側から後端側にかけて下方に向かって延びるように
形成された上部凸部と、下面に上部凸部と所定の間隔を
設けて、上部凸部と連続するように設けられた下部凸部
と、この上部凸部と下部凸部とによって後端側に設けら
れた空間部とを有し、可動体は、その後側に先端側へ延
びる切欠き部を有する略円形状の糸支持部を先端部に有
し、後端側に上部凸部と下部凸部とが所定の間隔を持っ
て嵌まり込む支持孔が設けられている。
先端側から後端側にかけて下方に向かって延びるように
形成された上部凸部と、下面に上部凸部と所定の間隔を
設けて、上部凸部と連続するように設けられた下部凸部
と、この上部凸部と下部凸部とによって後端側に設けら
れた空間部とを有し、可動体は、その後側に先端側へ延
びる切欠き部を有する略円形状の糸支持部を先端部に有
し、後端側に上部凸部と下部凸部とが所定の間隔を持っ
て嵌まり込む支持孔が設けられている。
【0049】この構造よりなる結紮縫合部材を用いるこ
とによって、従来の結紮縫合部材の構造に比べて、手術
用糸を通過させる開口部を大きく設けているために、容
易に手術用糸を可動体の上面から下面側へ誘導すること
が可能となる。
とによって、従来の結紮縫合部材の構造に比べて、手術
用糸を通過させる開口部を大きく設けているために、容
易に手術用糸を可動体の上面から下面側へ誘導すること
が可能となる。
【0050】また、可動体の先端部には、その後側に先
端側へ延びる切欠き部を有する略円形状の支持部を設け
ることにより、手術用糸を糸支持部の周囲に沿って巻付
けながら切欠き部に手術用糸を引っ掛けることのみで、
糸支持部に手術用糸を支持させることが可能となり、結
紮縫合装置の操作性をさらに向上させることが可能とな
る。
端側へ延びる切欠き部を有する略円形状の支持部を設け
ることにより、手術用糸を糸支持部の周囲に沿って巻付
けながら切欠き部に手術用糸を引っ掛けることのみで、
糸支持部に手術用糸を支持させることが可能となり、結
紮縫合装置の操作性をさらに向上させることが可能とな
る。
【0051】さらに、糸支持部を支持孔よりも先端側に
向って下方となるように設けることで、手術用糸の操作
性を向上させることができる。
向って下方となるように設けることで、手術用糸の操作
性を向上させることができる。
【0052】
(実施の形態1)以下、この発明に基づいた実施の形態
1における結紮縫合装置について図面に基づいて説明す
る。この実施の形態1における結紮縫合装置20は、糸
掛け部4が手元の操作によりロッドの内部に収容される
構造を有している。
1における結紮縫合装置について図面に基づいて説明す
る。この実施の形態1における結紮縫合装置20は、糸
掛け部4が手元の操作によりロッドの内部に収容される
構造を有している。
【0053】まず、図1を参照して、この結紮縫合装置
20の概略構成について説明する。握り棒101には固
定つまみ102が設けられ、固定つまみ102に設けら
れた凹凸面102aに対応する凹凸面103aを有する
回動つまみ103が設けられている。
20の概略構成について説明する。握り棒101には固
定つまみ102が設けられ、固定つまみ102に設けら
れた凹凸面102aに対応する凹凸面103aを有する
回動つまみ103が設けられている。
【0054】回動つまみ103の上部には、カバー10
4が設けられ、カバー104の先端部からロッド105
が延び、このロッド105の先端部に、図33で説明し
た従来と同様の構造からなる結紮縫合装置が取付けられ
ている。
4が設けられ、カバー104の先端部からロッド105
が延び、このロッド105の先端部に、図33で説明し
た従来と同様の構造からなる結紮縫合装置が取付けられ
ている。
【0055】次に、図2および図3を参照して、結紮縫
合装置20の内部構造について説明する。糸掛け部4
は、中心軸4aを中心として回動可能にロッド105の
内部に設けられている。図2に示す状態においては、糸
掛け部4は、収納された状態を示している。
合装置20の内部構造について説明する。糸掛け部4
は、中心軸4aを中心として回動可能にロッド105の
内部に設けられている。図2に示す状態においては、糸
掛け部4は、収納された状態を示している。
【0056】ロッド105の内部には、ロッド105の
軸方向に沿って移動可能に設けられ、先端が糸掛け部4
に対し、軸4bにより回動可能に取付けられ、ロッド1
05の軸方向に沿って前後方向に移動することにより、
糸掛け部4を軸4aを中心として回動させるための作動
シャフト107aが設けられている。
軸方向に沿って移動可能に設けられ、先端が糸掛け部4
に対し、軸4bにより回動可能に取付けられ、ロッド1
05の軸方向に沿って前後方向に移動することにより、
糸掛け部4を軸4aを中心として回動させるための作動
シャフト107aが設けられている。
【0057】作動シャフト107aの後端部分には、ス
プリングばね108が取付けられ、ロッド105の後端
部分において、作動シャフト107aが、後側に配置す
るように付勢されている。
プリングばね108が取付けられ、ロッド105の後端
部分において、作動シャフト107aが、後側に配置す
るように付勢されている。
【0058】握り棒101には、固定つまみ102が、
小ねじ102Aを用いて、握り棒101に固定されてい
る。また、回動つまみ103は、握り棒101に対し回
動可能に取付けられている。カバー104は、小ねじ1
06Aを用いて、作動シャフト107aに対して固定さ
れており、ロッド105に対し摺動可能なように、ロッ
ド105の外周面に長孔105nが設けられている。
小ねじ102Aを用いて、握り棒101に固定されてい
る。また、回動つまみ103は、握り棒101に対し回
動可能に取付けられている。カバー104は、小ねじ1
06Aを用いて、作動シャフト107aに対して固定さ
れており、ロッド105に対し摺動可能なように、ロッ
ド105の外周面に長孔105nが設けられている。
【0059】上記構造において、回動つまみ103を握
り棒101の外周面に沿って回動させると、回動つまみ
103および固定つまみ102にそれぞれ設けられた凹
凸面102a,103aの係合関係により、回動つまみ
103は先端側に押上げられることになる。この回動つ
まみ103の押上げにより、カバー104も同時に押上
げられる。
り棒101の外周面に沿って回動させると、回動つまみ
103および固定つまみ102にそれぞれ設けられた凹
凸面102a,103aの係合関係により、回動つまみ
103は先端側に押上げられることになる。この回動つ
まみ103の押上げにより、カバー104も同時に押上
げられる。
【0060】このとき、カバー104は、小ねじ106
Aにより作動バー107aに固定されているため、作動
バー107aは、スプリングばね108の付勢力に抗し
て、先端側へ移動する。これによって、糸掛け部4は、
図3に示すように、軸4aを中心として図中矢印に示す
方向に回動し、ロッド105の表面に糸掛け部4が突出
する状態となる。
Aにより作動バー107aに固定されているため、作動
バー107aは、スプリングばね108の付勢力に抗し
て、先端側へ移動する。これによって、糸掛け部4は、
図3に示すように、軸4aを中心として図中矢印に示す
方向に回動し、ロッド105の表面に糸掛け部4が突出
する状態となる。
【0061】さらに、回動つまみ103を回すと、作動
シャフト107aには、常に後端側へ戻ろうとする力が
働いているため、すぐに、図2に示す状態に戻ろうとす
る。
シャフト107aには、常に後端側へ戻ろうとする力が
働いているため、すぐに、図2に示す状態に戻ろうとす
る。
【0062】したがって、上記構造よりなる結紮縫合装
置20を用いて、内視鏡下外科手術を行なった場合、手
元において糸掛け部4の操作を行なうことが可能となる
ため、内視鏡下外科手術における結紮作業を要領よく行
なうことが可能となる。
置20を用いて、内視鏡下外科手術を行なった場合、手
元において糸掛け部4の操作を行なうことが可能となる
ため、内視鏡下外科手術における結紮作業を要領よく行
なうことが可能となる。
【0063】なお、本結紮縫合装置20において、結紮
対象部位への結紮作業は、従来の技術における図37〜
図66で説明した動作と同じであるためここでの説明は
省略する。
対象部位への結紮作業は、従来の技術における図37〜
図66で説明した動作と同じであるためここでの説明は
省略する。
【0064】(実施の形態2)次に、この発明に基づい
た実施の形態2における結紮縫合装置について以下説明
する。
た実施の形態2における結紮縫合装置について以下説明
する。
【0065】内視鏡下外科手術において、気胸の手術を
行なう場合、腹腔内は非常に限られたスペースであるた
め、図4に示すように気胸20の縫合を行なう場合、一
方端のみに手術針5aを有する手術用糸5を用いて、気
胸20の周りを矢印A方向から矢印B方向へ手術用糸5
をUターンさせて縫合することはできない。
行なう場合、腹腔内は非常に限られたスペースであるた
め、図4に示すように気胸20の縫合を行なう場合、一
方端のみに手術針5aを有する手術用糸5を用いて、気
胸20の周りを矢印A方向から矢印B方向へ手術用糸5
をUターンさせて縫合することはできない。
【0066】そのため、内視鏡下外科手術における気胸
手術においては、図5に示すように、両端に手術針5a
を有する手術用糸21が用いられ、気胸20に対して同
一方向(図中矢印A)から気胸20を縫合する。
手術においては、図5に示すように、両端に手術針5a
を有する手術用糸21が用いられ、気胸20に対して同
一方向(図中矢印A)から気胸20を縫合する。
【0067】したがって、上述した実施の形態1におけ
る結紮縫合装置20においては、予め可動体2の先端部
に手術用糸5の一端を結び付けておく必要があるため
に、この実施の形態1における結紮縫合装置20を用い
た場合、内視鏡下外科手術における気胸20などの開口
部の縫合手術を行なうには、手術用糸を一旦体外に取出
すなど非常に手間を必要としている。そこで、この実施
の形態2においては、内視鏡下外科手術における気胸手
術等の開口部の縫合手術を可能とする結紮縫合装置につ
いて以下説明する。
る結紮縫合装置20においては、予め可動体2の先端部
に手術用糸5の一端を結び付けておく必要があるため
に、この実施の形態1における結紮縫合装置20を用い
た場合、内視鏡下外科手術における気胸20などの開口
部の縫合手術を行なうには、手術用糸を一旦体外に取出
すなど非常に手間を必要としている。そこで、この実施
の形態2においては、内視鏡下外科手術における気胸手
術等の開口部の縫合手術を可能とする結紮縫合装置につ
いて以下説明する。
【0068】この実施の形態2における結紮縫合装置3
0の全体構成は、図6の全体斜視図に示すように、先端
部に結紮縫合部材30A、糸掛け装置30C、中央屈曲
部30Bおよびグリップ操作部30Dを有している。
0の全体構成は、図6の全体斜視図に示すように、先端
部に結紮縫合部材30A、糸掛け装置30C、中央屈曲
部30Bおよびグリップ操作部30Dを有している。
【0069】次に、図7に示す結紮縫合装置30の分解
斜視図、図8および図9の断面図を参照しながらこの結
紮縫合装置30の内部構造について説明する。なお、図
8は、図7中X−X線矢視断面図を示し、図9は、図8
中A−A線矢視断面図を示す。
斜視図、図8および図9の断面図を参照しながらこの結
紮縫合装置30の内部構造について説明する。なお、図
8は、図7中X−X線矢視断面図を示し、図9は、図8
中A−A線矢視断面図を示す。
【0070】まず、この結紮縫合装置30は、先端部に
結紮縫合部材30Aが連結される第1ロッド300Aと
第2ロッド300Bとを有している。この第1ロッド3
00Aは第2ロッド300Bに対して図中矢印R方向ま
たはL方向に屈曲可能に連結されている。
結紮縫合部材30Aが連結される第1ロッド300Aと
第2ロッド300Bとを有している。この第1ロッド3
00Aは第2ロッド300Bに対して図中矢印R方向ま
たはL方向に屈曲可能に連結されている。
【0071】まず、第1ロッド300Aは、先端部に結
紮縫合部材30Aが連結される円筒状の第1ロッド部材
313が設けられている。この第1ロッド部材313の
先端部分には、結紮縫合部材30Aを固定するための当
接プレート329と、この当接プレート329に対して
先端側へ付勢力を与えるためのばね330が設けられて
いる。
紮縫合部材30Aが連結される円筒状の第1ロッド部材
313が設けられている。この第1ロッド部材313の
先端部分には、結紮縫合部材30Aを固定するための当
接プレート329と、この当接プレート329に対して
先端側へ付勢力を与えるためのばね330が設けられて
いる。
【0072】一方、第1ロッド部材313の後端側に
は、第1ロッド部材313の後端部からその後端が所定
距離突出する第1連結ブロック324が設けられてい
る。この第1連結ブロック324の後端部には、第1連
結部324aが設けられている。
は、第1ロッド部材313の後端部からその後端が所定
距離突出する第1連結ブロック324が設けられてい
る。この第1連結ブロック324の後端部には、第1連
結部324aが設けられている。
【0073】また、第1連結ブロック324には、この
第1連結ブロック324の内部に設けられた案内通路3
24bに案内されるように第1ロッド部材313の軸方
向に移動可能な作動バー325が設けられている。
第1連結ブロック324の内部に設けられた案内通路3
24bに案内されるように第1ロッド部材313の軸方
向に移動可能な作動バー325が設けられている。
【0074】また、作動バー325によって形成される
所定空間内には、糸掛け部材327が配置されている。
糸掛け部材327は、回転軸334が第1連結ブロック
324に固定され、糸掛け部材327に設けられた係合
溝327bに係合する係合ピン328が作動バー325
に取付けられている。
所定空間内には、糸掛け部材327が配置されている。
糸掛け部材327は、回転軸334が第1連結ブロック
324に固定され、糸掛け部材327に設けられた係合
溝327bに係合する係合ピン328が作動バー325
に取付けられている。
【0075】なお、作動バー325の先端部分は、当接
プレート329を先端側へ付勢するばね部材330によ
り、後方側に付勢されるように収容されている。
プレート329を先端側へ付勢するばね部材330によ
り、後方側に付勢されるように収容されている。
【0076】次に、第2ロッド300Bは、軸方向に沿
って移動可能に設けられ、先端側において、第1ロッド
部材313から突出する第1連結ブロック324を収容
可能に設けられ、後端側において、第1グリップ312
aが設けられた第2ロッド部材312を有している。第
2ロッド部材312の内部には、その外周面において第
2ロッド部材312の軸方向への移動を案内する第3ロ
ッド部材311を備えている。この第3ロッド部材31
1の後端部には、フランジ部311aが形成されてい
る。
って移動可能に設けられ、先端側において、第1ロッド
部材313から突出する第1連結ブロック324を収容
可能に設けられ、後端側において、第1グリップ312
aが設けられた第2ロッド部材312を有している。第
2ロッド部材312の内部には、その外周面において第
2ロッド部材312の軸方向への移動を案内する第3ロ
ッド部材311を備えている。この第3ロッド部材31
1の後端部には、フランジ部311aが形成されてい
る。
【0077】また、第1グリップ312aとフランジ部
311aとの間の第3ロッド部材311の外周面には、
第2ロッド部材312が常に第1ロッド部材313に当
接し、第1連結ブロック324を第2ロッド部材312
により収容するための第1グリップばね315が設けら
れている。
311aとの間の第3ロッド部材311の外周面には、
第2ロッド部材312が常に第1ロッド部材313に当
接し、第1連結ブロック324を第2ロッド部材312
により収容するための第1グリップばね315が設けら
れている。
【0078】第3ロッド部材311の内部後端側には、
その後端側に第2グリップ310aが設けられた第4ロ
ッド部材310が収容されている。第4ロッド部材31
0の先端部には、図中矢印R方向またはL方向に回動可
能なように、一端が枢支部331によって軸支されたレ
バー316が設けられている。
その後端側に第2グリップ310aが設けられた第4ロ
ッド部材310が収容されている。第4ロッド部材31
0の先端部には、図中矢印R方向またはL方向に回動可
能なように、一端が枢支部331によって軸支されたレ
バー316が設けられている。
【0079】また、フランジ部311aと第2グリップ
310aとの間の第4ロッド部材310の外表面には、
第1グリップばね315の弾性力よりも強い弾性力を有
する第2グリップばね314が設けられている。ここ
で、第1グリップばね315および第2グリップばね3
14については、たとえば第1グリップばね315の弾
性力を0.03kg/1mmとし、第2グリップばね3
14の弾性力を0.1kg/1mmに設定している。
310aとの間の第4ロッド部材310の外表面には、
第1グリップばね315の弾性力よりも強い弾性力を有
する第2グリップばね314が設けられている。ここ
で、第1グリップばね315および第2グリップばね3
14については、たとえば第1グリップばね315の弾
性力を0.03kg/1mmとし、第2グリップばね3
14の弾性力を0.1kg/1mmに設定している。
【0080】第3ロッド部材311のレバー部材316
の先端部側には、第1摺動部材317と第2摺動部材3
18とが収容され、第1摺動部材317および第2摺動
部材318の先端部側には、第3ロッド部材311の先
端部まで延びる第1当接バー319と第2当接バー32
0とが取付けられている。
の先端部側には、第1摺動部材317と第2摺動部材3
18とが収容され、第1摺動部材317および第2摺動
部材318の先端部側には、第3ロッド部材311の先
端部まで延びる第1当接バー319と第2当接バー32
0とが取付けられている。
【0081】第3ロッド部材311の先端部には、第2
連結ブロック323が収容され、この第2連結ブロック
323には、第1当接バー319および第2当接バー3
20を案内する第1当接バー案内通路323aおよび第
2当接バー案内通路323aが設けられている。
連結ブロック323が収容され、この第2連結ブロック
323には、第1当接バー319および第2当接バー3
20を案内する第1当接バー案内通路323aおよび第
2当接バー案内通路323aが設けられている。
【0082】また、第2連結ブロックの先端部には、第
1連結ブロックの第1連結部324aと枢支部333に
より回動可能なように連結するための第2連結部323
aが設けられている。
1連結ブロックの第1連結部324aと枢支部333に
より回動可能なように連結するための第2連結部323
aが設けられている。
【0083】第1摺動部材317と第2連結ブロックと
の間の第1当接バー319および第2摺動部材318と
第2連結ブロック323との間の第2当接バー320に
は、第1摺動部材317および第2摺動部材318に対
し常に後ろ側への付勢力を与えるための第1摺動ばね3
21および第2摺動ばね322が取付けられている。ま
た、第1摺動部材317および第2摺動部材318の後
端側への移動を制限するための位置決めピン332が設
けられている。
の間の第1当接バー319および第2摺動部材318と
第2連結ブロック323との間の第2当接バー320に
は、第1摺動部材317および第2摺動部材318に対
し常に後ろ側への付勢力を与えるための第1摺動ばね3
21および第2摺動ばね322が取付けられている。ま
た、第1摺動部材317および第2摺動部材318の後
端側への移動を制限するための位置決めピン332が設
けられている。
【0084】第2グリップ310aには、第1グリップ
312aの側面に沿って軸方向に延びる第1の溝310
bと、この第1の溝と連通し、第1の溝に対して直交す
る方向に延びる第2の溝310cとを有する案内面31
0dが設けられ、第1グリップ312の側面には、第1
の溝310bおよび第2の溝310cに嵌まり込むロッ
クバー312bが設けられている。
312aの側面に沿って軸方向に延びる第1の溝310
bと、この第1の溝と連通し、第1の溝に対して直交す
る方向に延びる第2の溝310cとを有する案内面31
0dが設けられ、第1グリップ312の側面には、第1
の溝310bおよび第2の溝310cに嵌まり込むロッ
クバー312bが設けられている。
【0085】一方、第1連結ブロック324の後端部に
おいては、第1ロッド300Aが最も屈曲した状態にお
いて、第1連結ブロック324の第2ロッド300Bに
当接する面が第2ロッド300Bに接するように、外側
に向けて傾斜する当接面324cが設けられている。
おいては、第1ロッド300Aが最も屈曲した状態にお
いて、第1連結ブロック324の第2ロッド300Bに
当接する面が第2ロッド300Bに接するように、外側
に向けて傾斜する当接面324cが設けられている。
【0086】さらに、第3ロッド部材311の当接面3
24cとの当接する部分には、後述するが、この部分に
おいて手術用糸を挟持するために、摩擦係数の大きい部
材が取付けられ、本実施の形態においては、たとえばゴ
ム部材311bが取付けられている。
24cとの当接する部分には、後述するが、この部分に
おいて手術用糸を挟持するために、摩擦係数の大きい部
材が取付けられ、本実施の形態においては、たとえばゴ
ム部材311bが取付けられている。
【0087】次に、図10を参照して、本実施の形態に
おける結紮縫合部材30Aの構造について説明する。
おける結紮縫合部材30Aの構造について説明する。
【0088】この結紮縫合部材30Aは、上下方向に分
割される第1本体部30aと第2本体部30cとを有し
ている。第1本体部30aの先端部分には、下方に向か
って延びる上部凸部301と、この上部凸部301の後
方において、第2本体部30cと一体となって形成され
る開口部302とを有している。
割される第1本体部30aと第2本体部30cとを有し
ている。第1本体部30aの先端部分には、下方に向か
って延びる上部凸部301と、この上部凸部301の後
方において、第2本体部30cと一体となって形成され
る開口部302とを有している。
【0089】一方、第2本体部30cの先端部には、第
1本体部30aの先端部に設けられた上部凸部301と
所定の距離を隔て、連続するように形成された下部凸部
308が形成されている。第1本体部30aと第2本体
部30cとは、ビス30dによって互いに固定されてい
る。
1本体部30aの先端部に設けられた上部凸部301と
所定の距離を隔て、連続するように形成された下部凸部
308が形成されている。第1本体部30aと第2本体
部30cとは、ビス30dによって互いに固定されてい
る。
【0090】また、可動体30bは、胴体部303と、
この胴体部303の先端側に取付けられた略円形状の糸
支持部304を有している。この糸支持部304の後端
側には、先端側へ延びる切欠き部305が形成されてい
る。一方、胴体部303の後端側には、第1本体部30
aの上部凸部301と第2本体部30cの下部凸部30
8とにより所定の間隔を持って嵌まり込む支持孔306
が設けられている。上記構造よりなる結紮縫合部材30
Aにおいては、図9の断面構造に示すように、手術用糸
21は、矢印Rを示すルートを通過することになる。
この胴体部303の先端側に取付けられた略円形状の糸
支持部304を有している。この糸支持部304の後端
側には、先端側へ延びる切欠き部305が形成されてい
る。一方、胴体部303の後端側には、第1本体部30
aの上部凸部301と第2本体部30cの下部凸部30
8とにより所定の間隔を持って嵌まり込む支持孔306
が設けられている。上記構造よりなる結紮縫合部材30
Aにおいては、図9の断面構造に示すように、手術用糸
21は、矢印Rを示すルートを通過することになる。
【0091】次に、上述した結紮縫合装置30の動作原
理について図11〜図14を参照して説明する。なお、
図11は、図7中X−X線矢視断面に対応する断面図で
あり、図12は図11中B−B線矢視断面図である。ま
た、図13は、図7中X−X線矢視断面に対応する断面
図であり、図14は図13中C−C線矢視断面図であ
る。
理について図11〜図14を参照して説明する。なお、
図11は、図7中X−X線矢視断面に対応する断面図で
あり、図12は図11中B−B線矢視断面図である。ま
た、図13は、図7中X−X線矢視断面に対応する断面
図であり、図14は図13中C−C線矢視断面図であ
る。
【0092】まず、図11および図12を参照して、第
1グリップ312aと第2グリップ310aとを握りし
めることにより、まず第1グリップばね315と第2グ
リップばね314との弾性力の関係から第1グリップば
ね315が最初に圧縮され、第2ロッド部材312のみ
が、第3ロッド部材311に対して後ろ側へ移動し、第
1連結ブロック324と第2連結ブロック323との連
結部を開放する。このとき、一例として、レバー部材3
16は図中矢印L方向に回動したものとする。
1グリップ312aと第2グリップ310aとを握りし
めることにより、まず第1グリップばね315と第2グ
リップばね314との弾性力の関係から第1グリップば
ね315が最初に圧縮され、第2ロッド部材312のみ
が、第3ロッド部材311に対して後ろ側へ移動し、第
1連結ブロック324と第2連結ブロック323との連
結部を開放する。このとき、一例として、レバー部材3
16は図中矢印L方向に回動したものとする。
【0093】その後、図13および図14を参照して、
さらに第1グリップ312aと第2グリップ310aと
を握りしめることにより、次に第2グリップばね314
が縮み、第4ロッド部材310が第3ロッド部材311
に対して先端側へ移動する。
さらに第1グリップ312aと第2グリップ310aと
を握りしめることにより、次に第2グリップばね314
が縮み、第4ロッド部材310が第3ロッド部材311
に対して先端側へ移動する。
【0094】これに伴って、レバー部材316により、
第2摺動部材318が先端側へ移動させられ、さらに第
2当接バー320が先端側に移動し、作動バー325に
当接しながら作動バー325を先端側へ押付けるととも
に第1ロッド300A全体を図中矢印R方向に移動させ
る。
第2摺動部材318が先端側へ移動させられ、さらに第
2当接バー320が先端側に移動し、作動バー325に
当接しながら作動バー325を先端側へ押付けるととも
に第1ロッド300A全体を図中矢印R方向に移動させ
る。
【0095】このとき、図14の断面図に示すように、
糸掛け部327の回転軸334は第1連結ブロック32
4に固定されており、一方、係合ピン328は、作動バ
ー325とともに前端に移動するため、糸掛け部材32
7を時計方向に回動させて、糸掛け部材327の糸掛け
部327aが第1ロッド300Aの外部に露出する状態
となる。
糸掛け部327の回転軸334は第1連結ブロック32
4に固定されており、一方、係合ピン328は、作動バ
ー325とともに前端に移動するため、糸掛け部材32
7を時計方向に回動させて、糸掛け部材327の糸掛け
部327aが第1ロッド300Aの外部に露出する状態
となる。
【0096】また、第1グリップ312に設けられたロ
ックバー312bを図14に示すように第2の溝310
cの端部に位置させることにより、第1グリップ312
と第2グリップ310とはロックされた状態となるた
め、結紮縫合装置30を、図13および図14に示す状
態に保持することが可能となる。
ックバー312bを図14に示すように第2の溝310
cの端部に位置させることにより、第1グリップ312
と第2グリップ310とはロックされた状態となるた
め、結紮縫合装置30を、図13および図14に示す状
態に保持することが可能となる。
【0097】なお、図11〜図14においては、レバー
部材316が図中矢印L方向に傾きき、その結果第1ロ
ッド300AがR方向に傾いた場合について説明した
が、レバー部材316がR方向に傾いた場合においても
同様の動作によって、図15に示すように第1ロッド3
00Aは、L方向に屈曲させることが可能となる。
部材316が図中矢印L方向に傾きき、その結果第1ロ
ッド300AがR方向に傾いた場合について説明した
が、レバー部材316がR方向に傾いた場合においても
同様の動作によって、図15に示すように第1ロッド3
00Aは、L方向に屈曲させることが可能となる。
【0098】したがって、上述した構造よりなる結紮縫
合装置30においては、レバー部材316が傾いた方向
とは逆方向に第1ロッド300A全体を屈曲させること
が可能な構造を有している。したがってたとえば、図1
6に示すように、術者1000が右手に結紮縫合装置3
0を持った場合、レバー部材316は重力に従ってR方
向に傾き、その結果第1ロッド300Aは、矢印L側に
屈曲することになる。つまり、術者1000にとって
は、第1ロッド00Aが術者1000側に屈曲すること
となり、内視鏡下外科手術においては、結紮縫合装置の
操作性を向上させる結果となる。
合装置30においては、レバー部材316が傾いた方向
とは逆方向に第1ロッド300A全体を屈曲させること
が可能な構造を有している。したがってたとえば、図1
6に示すように、術者1000が右手に結紮縫合装置3
0を持った場合、レバー部材316は重力に従ってR方
向に傾き、その結果第1ロッド300Aは、矢印L側に
屈曲することになる。つまり、術者1000にとって
は、第1ロッド00Aが術者1000側に屈曲すること
となり、内視鏡下外科手術においては、結紮縫合装置の
操作性を向上させる結果となる。
【0099】また、図17に示すように、術者1000
が結紮縫合装置30を左手で操作した場合においても、
レバー部材316は重力に従って図中L方向に傾斜し、
その結果第1ロッド300Aは図中矢印R側に屈曲し、
術者1000側に屈曲することになる。
が結紮縫合装置30を左手で操作した場合においても、
レバー部材316は重力に従って図中L方向に傾斜し、
その結果第1ロッド300Aは図中矢印R側に屈曲し、
術者1000側に屈曲することになる。
【0100】次に、上記構造よりなる結紮縫合装置30
を用いて、内視鏡下外科手術における開口部20の縫合
手術の手順について、図18〜図23を参照して説明す
る。
を用いて、内視鏡下外科手術における開口部20の縫合
手術の手順について、図18〜図23を参照して説明す
る。
【0101】まず図18を参照して、両端に手術針5a
を有する手術用糸21により、開口部20の周囲に鉗子
6を用いて手術用糸21を縫い付ける。
を有する手術用糸21により、開口部20の周囲に鉗子
6を用いて手術用糸21を縫い付ける。
【0102】次に、図19を参照して、手術用糸21の
一方端をまず結紮縫合装置30の第1ロッド300Aお
よび第2ロッド300Bの屈曲部30bに挟み込み、そ
のまま結紮縫合部材30Aの糸掛け部304に沿って半
周させる。その後手術用糸21の他方端を図21に示す
ように糸掛け部305に係合させる。その後、図21を
参照して、手術用糸21の一方端側の手術用糸5aを鋏
11を用いて除去する。
一方端をまず結紮縫合装置30の第1ロッド300Aお
よび第2ロッド300Bの屈曲部30bに挟み込み、そ
のまま結紮縫合部材30Aの糸掛け部304に沿って半
周させる。その後手術用糸21の他方端を図21に示す
ように糸掛け部305に係合させる。その後、図21を
参照して、手術用糸21の一方端側の手術用糸5aを鋏
11を用いて除去する。
【0103】次に、図22に示すように、手術用糸21
の屈曲部30bでの挟持を開放することによって、手術
用糸21の一方端が結紮縫合装置30の結紮縫合部材3
0Aに係合され、他方端は鉗子6により操作することが
可能となり、従来の技術における図37に示す状態と同
じになる。その後、従来の技術に示した図37〜図66
に示す縫合動作を行なうことによって、図23に示すよ
うに、開口部20の縫合を行なうことが可能となる。
の屈曲部30bでの挟持を開放することによって、手術
用糸21の一方端が結紮縫合装置30の結紮縫合部材3
0Aに係合され、他方端は鉗子6により操作することが
可能となり、従来の技術における図37に示す状態と同
じになる。その後、従来の技術に示した図37〜図66
に示す縫合動作を行なうことによって、図23に示すよ
うに、開口部20の縫合を行なうことが可能となる。
【0104】また、このとき結び目は1つではなく通常
5〜6個の結び目を作る必要がある。そのため、この結
紮縫合装置30によれば、第1グリップ312および第
2グリップ310をロックした状態で縫合動作を行なう
ことができ、術者の負担を大きく低減させることが可能
となる。
5〜6個の結び目を作る必要がある。そのため、この結
紮縫合装置30によれば、第1グリップ312および第
2グリップ310をロックした状態で縫合動作を行なう
ことができ、術者の負担を大きく低減させることが可能
となる。
【0105】また、糸支持部304をほぼ円形状とし、
切欠き部305を糸支持部の後端側に設けることによ
り、手術用糸21を糸支持部304に巻付けながら切欠
き部305によって容易に固定することが可能となり、
また手術用糸21の導出が結紮縫合部材30Aに対して
中央となるために、結紮縫合動作を行ないやすくするこ
とができる。
切欠き部305を糸支持部の後端側に設けることによ
り、手術用糸21を糸支持部304に巻付けながら切欠
き部305によって容易に固定することが可能となり、
また手術用糸21の導出が結紮縫合部材30Aに対して
中央となるために、結紮縫合動作を行ないやすくするこ
とができる。
【0106】ここで、第1ロッド300Aの先端に取付
けられる結紮縫合部材30Aは、第1ロッド300Aに
対して固定状態としてもよいが、手術の種類によって
は、手術用糸の太さが異なるために、結紮縫合部材30
Aのみを第1ロッド300Aに対して着脱可能な構造に
しておくことが好ましい。このように、第1ロッド30
0Aに対して結紮縫合部材30Aが着脱可能となる構造
について、図23を参照して説明する。
けられる結紮縫合部材30Aは、第1ロッド300Aに
対して固定状態としてもよいが、手術の種類によって
は、手術用糸の太さが異なるために、結紮縫合部材30
Aのみを第1ロッド300Aに対して着脱可能な構造に
しておくことが好ましい。このように、第1ロッド30
0Aに対して結紮縫合部材30Aが着脱可能となる構造
について、図23を参照して説明する。
【0107】まず結紮縫合装置30Aの本体部30aの
後端側には、本体部30aよりも細い径からなる首部3
1が設けられている。さらに、この首部31の外周面に
おいて、外側に向けて対向する位置に設けられ、幅の異
なる第1凸部32および第2凸部33とが設けられてい
る。
後端側には、本体部30aよりも細い径からなる首部3
1が設けられている。さらに、この首部31の外周面に
おいて、外側に向けて対向する位置に設けられ、幅の異
なる第1凸部32および第2凸部33とが設けられてい
る。
【0108】一方、第1ロッド300Aの第1ロッド部
材313の先端部分には、第1凸部32および第2凸部
33の形状に対応する位置に、第1窓部313cと第2
窓部313bとを有するフランジ部313aが形成さ
れ、首部31を受入れる開口部329が設けられてい
る。さらに、第1ロッド部材313の先端部には、開口
部329を塞ぐように設けられた当接プレート329
と、この当接プレート329を先端側へ付勢するための
ばね部材330とが設けられている。
材313の先端部分には、第1凸部32および第2凸部
33の形状に対応する位置に、第1窓部313cと第2
窓部313bとを有するフランジ部313aが形成さ
れ、首部31を受入れる開口部329が設けられてい
る。さらに、第1ロッド部材313の先端部には、開口
部329を塞ぐように設けられた当接プレート329
と、この当接プレート329を先端側へ付勢するための
ばね部材330とが設けられている。
【0109】したがって、上記構造よりなる結紮縫合部
材30Aの第1凸部32および第2凸部33とを窓部3
13cおよび313bに適合するようにして首部31を
第1ロッド部材313内部に挿入し、図中時計方向に回
転させて、第1凸部32が、フランジ部313aに設け
られた係合凸部313dを超える位置まで回転させるこ
とによって、第1ロッド300Aに対し確実に結紮縫合
部材30Aを固定することが可能となり、また容易に取
外すことも可能となる。
材30Aの第1凸部32および第2凸部33とを窓部3
13cおよび313bに適合するようにして首部31を
第1ロッド部材313内部に挿入し、図中時計方向に回
転させて、第1凸部32が、フランジ部313aに設け
られた係合凸部313dを超える位置まで回転させるこ
とによって、第1ロッド300Aに対し確実に結紮縫合
部材30Aを固定することが可能となり、また容易に取
外すことも可能となる。
【0110】次に、上述した結紮縫合装置30に用いら
れる結紮縫合部材30Aは、図10に示すように第1本
体部30aと第2本体部30cとを有する2分割された
構造を有するものであったが、この構造に限られず、た
とえば一体構造からなる本体部を有する結紮縫合装置4
0Aであっても構わない。
れる結紮縫合部材30Aは、図10に示すように第1本
体部30aと第2本体部30cとを有する2分割された
構造を有するものであったが、この構造に限られず、た
とえば一体構造からなる本体部を有する結紮縫合装置4
0Aであっても構わない。
【0111】たとえば、図25〜図27に示すように、
この結紮縫合部材40Aは、本体部40aと、本体部4
0aの後端中央部に貫通するように設けられた開口部4
0eと、この開口部40eに連通し、先端側に向けて形
成されたスリット40fとが形成されている。また、開
口部40eを貫通し、スリット40fを両側から挟み込
むように先端側に向かって下方に折れ曲がったクリップ
40bが設けられ、クリップ40bの先端部には、糸掛
けベース40cと、糸支持部40dとが取付けられてい
る。糸掛けベース40cは図28に示すように、先端側
に延びる凸部と、凹部に嵌まり込み、この凹部に沿った
切欠きを有する糸支持部40dを有している。
この結紮縫合部材40Aは、本体部40aと、本体部4
0aの後端中央部に貫通するように設けられた開口部4
0eと、この開口部40eに連通し、先端側に向けて形
成されたスリット40fとが形成されている。また、開
口部40eを貫通し、スリット40fを両側から挟み込
むように先端側に向かって下方に折れ曲がったクリップ
40bが設けられ、クリップ40bの先端部には、糸掛
けベース40cと、糸支持部40dとが取付けられてい
る。糸掛けベース40cは図28に示すように、先端側
に延びる凸部と、凹部に嵌まり込み、この凹部に沿った
切欠きを有する糸支持部40dを有している。
【0112】上記構造よりなる結紮縫合部材40Aの製
造においては、本体部40aにおいては、削り出しによ
り一体物として成形することが可能であり、また、図2
7に示すようにクリップ40bを若干広げて開口部40
eから先端側に向けて挿入した後、クリップ40bの先
端部に糸支持部40dが取付けられた糸掛けベース40
cを結合させることにより形成することが可能となる。
造においては、本体部40aにおいては、削り出しによ
り一体物として成形することが可能であり、また、図2
7に示すようにクリップ40bを若干広げて開口部40
eから先端側に向けて挿入した後、クリップ40bの先
端部に糸支持部40dが取付けられた糸掛けベース40
cを結合させることにより形成することが可能となる。
【0113】この結紮縫合部材40Aを用いても、上述
した結紮縫合部材30Aと同様の作用効果を得ることが
できる。
した結紮縫合部材30Aと同様の作用効果を得ることが
できる。
【0114】また、上述した結紮縫合部材30Aの糸支
持部304および結紮縫合部材40Aの糸支持部40d
を他の部材の色と異なる色、好ましくは血液の色とは対
称的な色にすることで、術者はモニタを見ながら糸支持
部304または糸支持部40dをはっきりと認識するこ
とが可能となる。その結果、術者の負担を軽減すること
が可能となる。
持部304および結紮縫合部材40Aの糸支持部40d
を他の部材の色と異なる色、好ましくは血液の色とは対
称的な色にすることで、術者はモニタを見ながら糸支持
部304または糸支持部40dをはっきりと認識するこ
とが可能となる。その結果、術者の負担を軽減すること
が可能となる。
【0115】なお、今回開示された実施の形態はすべて
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。したがって、上述した第2の実施の形態に
おける結紮縫合装置においては、糸掛け部が突出する機
構と第1ロッドおよび第2ロッドとが屈曲する両方の構
造を有する最も好ましい構造を開示したが、たとえば糸
掛け部が突出するだけの機構であっても構わないし、ま
た第1ロッドと第2ロッドが屈曲するだけの構造であっ
ても構わない。また、第1グリップと第2グリップとの
ロック機構においても、上述した構造に限られず他の周
知の構造を用いることによっても何ら問題はない。
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。したがって、上述した第2の実施の形態に
おける結紮縫合装置においては、糸掛け部が突出する機
構と第1ロッドおよび第2ロッドとが屈曲する両方の構
造を有する最も好ましい構造を開示したが、たとえば糸
掛け部が突出するだけの機構であっても構わないし、ま
た第1ロッドと第2ロッドが屈曲するだけの構造であっ
ても構わない。また、第1グリップと第2グリップとの
ロック機構においても、上述した構造に限られず他の周
知の構造を用いることによっても何ら問題はない。
【0116】したがって、本発明の範囲は上記した説明
ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範
囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれ
ることが意図される。
ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範
囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれ
ることが意図される。
【図1】この発明に基づいた実施の形態1における結紮
縫合装置の外観斜視図である。
縫合装置の外観斜視図である。
【図2】この発明に基づいた実施の形態1における結紮
縫合装置の構造を示す第1断面図である。
縫合装置の構造を示す第1断面図である。
【図3】この発明に基づいた実施の形態1における結紮
縫合装置の構造を示す第2断面図である。
縫合装置の構造を示す第2断面図である。
【図4】手術用糸における縫合手順を示す第1の図であ
る。
る。
【図5】手術用糸における縫合手順を示す第2の図であ
る。
る。
【図6】この発明に基づいた実施の形態2における結紮
縫合装置の外観斜視図である。
縫合装置の外観斜視図である。
【図7】この発明に基づいた実施の形態2における結紮
縫合装置の内部構造を示す斜視図である。
縫合装置の内部構造を示す斜視図である。
【図8】図7中X−X線矢視断面図である。
【図9】図8中A−A線矢視断面図である。
【図10】この発明に基づいた実施の形態1における結
紮縫合部材の構造を示す分解斜視図である。
紮縫合部材の構造を示す分解斜視図である。
【図11】この発明に基づいた実施の形態1における結
紮縫合装置の動作を示す第1の断面図である。
紮縫合装置の動作を示す第1の断面図である。
【図12】図11中B−B線矢視断面図である。
【図13】この発明に基づいた実施の形態1における結
紮縫合装置の動作を示す第2の断面図である。
紮縫合装置の動作を示す第2の断面図である。
【図14】図13中C−C線矢視断面図である。
【図15】この発明に基づいた実施の形態1における結
紮縫合装置の他の動作状態を示す断面図である。
紮縫合装置の他の動作状態を示す断面図である。
【図16】この発明に基づいた実施の形態1における結
紮縫合装置の利点を説明するための第1の図である。
紮縫合装置の利点を説明するための第1の図である。
【図17】この発明に基づいた実施の形態1における結
紮縫合装置の利点を説明するための第2の図である。
紮縫合装置の利点を説明するための第2の図である。
【図18】この発明に基づいた実施の形態1における結
紮縫合装置を用いた場合の手術手順を示す第1の図であ
る。
紮縫合装置を用いた場合の手術手順を示す第1の図であ
る。
【図19】この発明に基づいた実施の形態1における結
紮縫合装置を用いた場合の手術手順を示す第2の図であ
る。
紮縫合装置を用いた場合の手術手順を示す第2の図であ
る。
【図20】この発明に基づいた実施の形態1における結
紮縫合装置を用いた場合の手術手順を示す第3の図であ
る。
紮縫合装置を用いた場合の手術手順を示す第3の図であ
る。
【図21】この発明に基づいた実施の形態1における結
紮縫合装置を用いた場合の手術手順を示す第4の図であ
る。
紮縫合装置を用いた場合の手術手順を示す第4の図であ
る。
【図22】この発明に基づいた実施の形態1における結
紮縫合装置を用いた場合の手術手順を示す第5の図であ
る。
紮縫合装置を用いた場合の手術手順を示す第5の図であ
る。
【図23】この発明に基づいた実施の形態1における結
紮縫合装置を用いた場合の手術手順を示す第6の図であ
る。
紮縫合装置を用いた場合の手術手順を示す第6の図であ
る。
【図24】この発明に基づいた結紮縫合部材の着脱構造
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図25】この発明に基づいた結紮縫合部材の他の構造
を示す全体斜視図である。
を示す全体斜視図である。
【図26】図25に示す結紮縫合部材の側面図である。
【図27】図26中D−D線矢視端面図である。
【図28】図25に示す結紮縫合部材の組立状態を説明
する図である。
する図である。
【図29】内視鏡下外科手術を説明するための模式図で
ある。
ある。
【図30】内視鏡下外科手術におけるモニタに映し出さ
れる患部の状態を示す模式図である。
れる患部の状態を示す模式図である。
【図31】開腹手術における患者に形成される傷口の状
態を示す図である。
態を示す図である。
【図32】腹腔鏡手術における患者に形成される傷口の
状態を示す図である。
状態を示す図である。
【図33】従来の技術における結紮装置の構造を示す斜
視図である。
視図である。
【図34】図33に示した結紮装置の分解斜視図であ
る。
る。
【図35】図33に示す結紮装置の軸方向に沿った断面
図である。
図である。
【図36】図35中X−X線矢視断面図である。
【図37】図33に示す結紮装置を用いた場合の結紮作
業を説明するための第1の図である。
業を説明するための第1の図である。
【図38】図33に示す結紮装置を用いた場合の結紮作
業を説明するための第2の図である。
業を説明するための第2の図である。
【図39】図33に示す結紮装置を用いた場合の結紮作
業を説明するための第3の図である。
業を説明するための第3の図である。
【図40】図33に示す結紮装置を用いた場合の結紮作
業を説明するための第4の図である。
業を説明するための第4の図である。
【図41】図33に示す結紮装置を用いた場合の結紮作
業を説明するための第5の図である。
業を説明するための第5の図である。
【図42】図33に示す結紮装置を用いた場合の結紮作
業を説明するための第6の図である。
業を説明するための第6の図である。
【図43】図33に示す結紮装置を用いた場合の結紮作
業を説明するための第7の図である。
業を説明するための第7の図である。
【図44】図33に示す結紮装置を用いた場合の結紮作
業を説明するための第8の図である。
業を説明するための第8の図である。
【図45】図33に示す結紮装置を用いた場合の結紮作
業を説明するための第9の図である。
業を説明するための第9の図である。
【図46】図33に示す結紮装置を用いた場合の結紮作
業を説明するための第10の図である。
業を説明するための第10の図である。
【図47】図33に示す結紮装置を用いた場合の結紮作
業を説明するための第11の図である。
業を説明するための第11の図である。
【図48】図33に示す結紮装置を用いた場合の結紮作
業を説明するための第12の図である。
業を説明するための第12の図である。
【図49】図33に示す結紮装置を用いた場合の結紮作
業を説明するための第13の図である。
業を説明するための第13の図である。
【図50】図33に示す結紮装置を用いた場合の結紮作
業を説明するための第14の図である。
業を説明するための第14の図である。
【図51】図33に示す結紮装置を用いた場合の結紮作
業を説明するための第15の図である。
業を説明するための第15の図である。
【図52】図33に示す結紮装置を用いた場合の結紮作
業を説明するための第16の図である。
業を説明するための第16の図である。
【図53】図34に示す結紮装置を用いた場合の結紮作
業を説明するための第17の図である。
業を説明するための第17の図である。
【図54】図33に示す結紮装置を用いた場合の結紮作
業を説明するための第18の図である。
業を説明するための第18の図である。
【図55】図33に示す結紮装置を用いた場合の結紮作
業を説明するための第19の図である。
業を説明するための第19の図である。
【図56】図33に示す結紮装置を用いた場合の結紮作
業を説明するための第20の図である。
業を説明するための第20の図である。
【図57】図33に示す結紮装置を用いた場合の結紮作
業を説明するための第21の図である。
業を説明するための第21の図である。
【図58】図33に示す結紮装置を用いた場合の結紮作
業を説明するための第22の図である。
業を説明するための第22の図である。
【図59】図33に示す結紮装置を用いた場合の結紮作
業を説明するための第1の模式図である。
業を説明するための第1の模式図である。
【図60】図33に示す結紮装置を用いた場合の結紮作
業を説明するための第2の模式図である。
業を説明するための第2の模式図である。
【図61】図33に示す結紮装置を用いた場合の結紮作
業を説明するための第3の模式図である。
業を説明するための第3の模式図である。
【図62】図33に示す結紮装置を用いた場合の結紮作
業を説明するための第4の模式図である。
業を説明するための第4の模式図である。
【図63】図33に示す結紮装置を用いた場合の結紮作
業を説明するための第5の模式図である。
業を説明するための第5の模式図である。
【図64】図33に示す結紮装置を用いた場合の結紮作
業を説明するための第6の模式図である。
業を説明するための第6の模式図である。
【図65】図33に示す結紮装置を用いた場合の結紮作
業を説明するための第7の模式図である。
業を説明するための第7の模式図である。
【図66】図33に示す結紮装置を用いた場合の結紮作
業を説明するための第8の模式図である。
業を説明するための第8の模式図である。
2 可動体 3 カバー 4 糸掛け部 20,30 結紮縫合装置 30A 結紮縫合部材 101 握り棒 102 固定つまみ 103 回動つまみ 102a,103a 凹凸面 104 カバー 105 ロッド 107a 作動シャフト 108 スプリングばね 300A 第1ロッド 300B 第2ロッド 310 第4ロッド部材 310a 第2グリップ 311 第3ロッド部材 311a フランジ部 312 第2ロッド部材 312a 第1グリップ 313 第1ロッド部材 314 第2グリップばね 315 第1グリップばね 316 レバー部材 317 第1摺動部材 318 第2摺動部材 319 第1当接バー 320 第2当接バー 321 第1摺動ばね 322 第2摺動ばね 323 第2連結ブロック 323a 第2連結部 323b 第2当接バー案内通路 323c 第1当接バー案内通路 324 第1連結ブロック 324a 第1連結部 324b 案内通路 325 作動バー 327 糸掛け部材 328 係合ピン 329 当接プレート 330 ばね部材 331 枢支部 332 位置決めピン 333 枢支軸 334 回転軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 正義 東京都杉並区高円寺南4丁目20番6号 (72)発明者 山本 哲也 大阪市北区東天満1丁目12番10号 スーガ ン株式会社内
Claims (17)
- 【請求項1】 ロッドの先端部に、前記ロッドの軸方向
の断面形状が略凹形状であり、先端側、左側および右側
に通ずる開口領域を有する本体部と、前記本体部の前記
開口領域において、胴体部が可動可能に前記本体部に保
持され、先端部が前記開口部の先端側に突出し、かつ、
先端部近傍に手術用糸を支持するための糸支持部を有す
る可動体とを有する結紮縫合部材を備え、 前記手術用糸の一方側を前記可動体の前記糸支持部によ
り支持し、前記手術用糸の他方側を手術対象部位に所定
の方向に沿って巻付けまたは縫い付けて、前記回転方向
に沿ったまま前記手術用糸の中間部位を前記ロッドの上
側に配置させた状態で、前記手術用糸の他方側を、前記
回転方向に沿って前記開口部へ挿入し、前記手術用糸の
他方端を、前記可動体の上側から下側へと移動させ、再
び前記開口部から前記手術用糸を引出すことにより、前
記手術対象部位に、前記手術用糸の結び目を形成する結
紮縫合装置であって、 前記ロッドの上面側には、前記手術用糸の中間部位を前
記ロッドの上側に配置させるときに、前記手術用糸を引
っ掛けるための糸掛け装置を有し、 この糸掛け装置は、前記ロッド内部に設けられ、所定の
中心軸を中心として回動し、突出と収納とを可能とする
糸掛け部材と、 前記ロッドの内部において、前記ロッドの軸方向に沿っ
て移動可能に設けられ、先端が前記糸掛け部材に対し回
動可能に取付けられ、軸方向に沿って前後方向に移動す
ることにより、前記糸掛け部材を回動させる作動シャフ
トと、 前記ロッドの後端側において、前記作動シャフトに前後
方向の移動を与える作動装置と、を有する、結紮縫合装
置。 - 【請求項2】 前記作動装置は、 前記ロッドが挿入され、先端側に位置する第1つまみ
と、前記ロッドの後端側を支持し、前記第1つまみに対
して後端側に位置する第2つまみとを有し、 前記第1つまみと前記第2つまみとの当接面には、互い
に嵌まり合う凹凸面を有し、前記第1つまみを前記作動
シャフトに固定し、前記第2つまみを前記ロッドの周面
に沿って回動させることにより、前記第1つまみと前記
第2つまみとの当接面の凹凸面の凹凸を交互に当接させ
ることにより前記作動シャフトに前後方向の移動を与え
る、請求項1に記載の結紮縫合装置。 - 【請求項3】 前記作動装置は、 前記作動シャフトの後端側において、前記ロッドに固定
された第1グリップ部材と、 前記第1グリップ部材の後側に位置し、前記作動シャフ
トに連結された第2グリップ部材と、 前記第1グリップ部材と前記第2グリップ部材との間に
おいて、前記第2グリップ部材に対して、常に後ろ向き
の付勢力を与えるための弾性部材と、 を備え、 前記第1グリップ部材と前記第2グリップ部材とは、前
記第1グリップ部材と前記第2グリップ部材とを最も接
近させたときに、前記弾性部材の付勢力に抗して、前記
第1グリップ部材と前記第2グリップ部材とを静止させ
た状態を維持させるためのロック機構を有する、請求項
1に記載の結紮縫合装置。 - 【請求項4】 前記ロック機構は、 前記第2グリップ部材に設けられ、前記第1グリップ部
材の側面に沿ってロッドの軸方向に延びる第1の溝と、
この第1の溝と連通し前記第1の溝に対して直交する方
向に延びる第2の溝とを有するロック溝を含む案内面
と、 前記第1グリップ部材の側面に設けられ、前記ロック溝
に嵌まり込むロックバーと、を備えた、請求項3に記載
の結紮縫合装置。 - 【請求項5】 ロッドの先端部に、前記ロッドの軸方向
の断面形状が略凹形状であり、先端側、左側および右側
に通ずる開口領域を有する本体部と、前記本体部の前記
開口領域において、胴体部が可動可能に前記本体部に保
持され、先端部が前記開口部の先端側に突出し、かつ、
先端部近傍に手術用糸を支持するための糸支持部を有す
る可動体とを有する結紮縫合部材を備え、 前記手術用糸の一方側を前記可動体の前記糸支持部によ
り支持し、前記手術用糸の他方側を手術対象部位に所定
の回転方向に沿って巻付けまたは縫い付けて、前記回転
方向に沿ったまま前記手術用糸の中間部位を前記ロッド
の上側に配置させた状態で、前記手術用糸の他方側を、
前記回転方向に沿って前記開口部へ挿入し、前記手術用
糸の他方端を、前記可動体の上側から下側へと移動さ
せ、再び前記開口部から前記手術用糸を引出すことによ
り、前記手術対象部位に、前記手術用糸の結び目を形成
する結紮縫合装置であって、 前記ロッドは、 前記結紮縫合部材が連結される第1ロッドと、前記第1
ロッドに対して左右方向に屈曲可能に連結された第2ロ
ッドとを備え、 前記第1ロッドは、先端に前記結紮縫合部材が連結され
る第1ロッド部材と、前記第1ロッド部材の後端側から
突出するように設けられ、前記第1ロッド部材よりも小
さい径を有し、その後端部において、前記第2ロッドが
連結される第1連結部を有する第1連結ブロックと、を
有し、 前記第2ロッドは、 前記ロッドの軸方向に沿って移動可能に設けられ先端側
において、前記第1ロッド部材から突出する前記第1連
結ブロックを収容可能に設けられ、後端側に第1グリッ
プ部材を有する第2ロッド部材と、 前記第2ロッド部材に収容され、外周面において前記第
2ロッド部材の前記ロッドの軸方向への移動を案内し、
後端側において前記第2ロッド部材から露出する領域に
フランジ部を有する第3ロッド部材と、 前記第1グリップ部材と前記第3ロッド部材の前記フラ
ンジ部との間の前記第3ロッド部材の外周面に設けら
れ、前記第2ロッド部材が常に先端側に付勢され、前記
第1連結ブロックを収容し、前記第1ロッド部材の後端
側に当接させるための第1弾性部材と、 前記第2ロッド部材の後端側にその先端側が収容され、
この先端側に左右方向に回動可能なように一端が軸支さ
れたレバー部材を有し、後端側に第2グリップ部材を有
する第4ロッド部材と、 前記第3ロッド部材の前記フランジ部と前記第2グリッ
プ部材との間の前記第4ロッド部材の外周面に設けら
れ、前記第4ロッド部材を後端側に付勢し、前記第1弾
性部材よりも弾性力が大きい第2弾性部材と、 前記レバー部材よりも先端側において、前記第3ロッド
部材内部に前記第1連結部を左右方向から挟むように収
容され、前記第4グリップ部材の先端側への移動に伴っ
て、前記レバー部材により先端へ押出される第1および
第2摺動ブロックと、この第1および第2摺動ブロック
の先端部に設けられ、前記第1連結ブロックに当接する
第1および第2当接バーとを有する第1および第2摺動
部材と、 前記第3ロッド部材の先端部に収容され、その先端部に
前記第1連結部に対して左右方向に回動可能に連結され
る第2連結部と、前記第1および第2当接バーを内部に
収容し、前記第1および第2当接バーの摺動を案内する
第1および第2案内通路とを有する第2連結ブロック
と、 前記第1および第2摺動ブロックと前記第2連結ブロッ
クとの間の前記第1および第2当接バーの外周面に設け
られ、前記第1および第2摺動部材を常に後端側へ付勢
する第3弾性部材と、を有する、結紮縫合装置。 - 【請求項6】 前記第1ロッドの上面には手術用糸の中
間部位を前記ロッドの上側に配置させるときに、前記手
術用糸を引っ掛けるための糸掛け装置を有する、請求項
5に記載の結紮縫合装置。 - 【請求項7】 前記糸掛け装置は、 前記第1ロッド内部に設けられ、前記第1連結ブロック
に設けられた中心軸を中心として回動し、突出と収納と
を可能とする糸掛け部材と、 前記第1連結ブロックを挟むように左右に設けられたガ
イド溝に沿って収容され、前記第1または第2当接バー
の先端側への移動に伴って前記第1または第2当接バー
に先端側へ押され、先端側へ移動可能な作動バーと、 前記作動バーに設けられ、前記糸掛け部材に係合するこ
とによって、前記作動バーの先端側への移動に伴って前
記糸掛け部材が突出し、前記作動バーの後端側への移動
に伴って前記糸掛け部材を収容する係合ピンと、 前記第1ロッド部材の先端部と前記作動バーとの間に設
けられ、前記作動バーを常に後端側へ付勢する第4弾性
部材と、を有する、請求項6に記載の結紮縫合装置。 - 【請求項8】 前記第1グリップ部材と前記第2グリッ
プ部材とは、前記第1グリップ部材と前記第2グリップ
部材とを最も接近させたときに、前記第1弾性部材およ
び前記第2弾性部材の付勢力に抗して前記第1グリップ
部材と前記第2グリップ部材とを静止させた状態に維持
させるロック機構を有する、請求項5〜請求項7のいず
れかに記載の結紮縫合装置。 - 【請求項9】 前記ロック機構は、 前記第2グリップ部材に設けられ、前記第1グリップ部
材の側面に沿って前記ロッドの軸方向に延びる第1の溝
と、この第1の溝に連通し前記第1の溝に対して直交す
る方向に延びる第2の溝とを含むロック溝を含む案内面
と、 前記第1グリップ部材の側面に設けられ、前記ロック溝
に嵌まり込むロックバーと、を備えた、請求項8に記載
の結紮縫合装置。 - 【請求項10】 前記第1ロッドは、前記第1ロッドが
最も屈曲した状態において、前記第1ロッドの前記第2
ロッドに当接する面が前記第2ロッドに接するように、
外側に向けて傾斜する面を有する、請求項5〜請求項9
のいずれかに記載の結紮縫合装置。 - 【請求項11】 前記第2ロッドの前記第1ロッドに当
接する面には、摩擦係数の大きい部材が取付けられた、
請求項5〜請求項10のいずれかに記載の結紮縫合装
置。 - 【請求項12】 前記糸支持部のみ他と色が異なる、請
求項5〜請求項11のいずれかに記載の結紮縫合装置。 - 【請求項13】 前記結紮縫合部材は、前記第1ロッド
の先端部において着脱可能に設けられた、請求項5〜請
求項12のいずれかに記載の結紮縫合装置。 - 【請求項14】 前記結紮縫合部材は、 前記本体部の後端側に、前記本体部よりも細い径からな
る首部と、 前記首部の周囲において、外側に向けて対向する位置に
設けられた互いに幅の異なる第1の凸部および第2の凸
部と、を有し、 前記第1ロッドの先端部は、 前記第1の凸部と前記第2の凸部に対応する位置にそれ
ぞれ第1の窓部と第2の窓部とを有するフランジ部とに
よって形成され、前記本体部に設けられた前記首部を受
入れる開口部と、 前記第1ロッドの内部に設けられ、前記第1ロッドの先
端部に設けられた前記開口部を塞ぐように設けられた当
接プレートと、 前記当接プレートを前記ロッドの先端側へ付勢するため
の第5弾性部材と、を備えた、請求項13に記載の結紮
縫合装置。 - 【請求項15】 前記第4弾性部材と前記第5弾性部材
とは同じ部材である、請求項14に記載の結紮縫合装
置。 - 【請求項16】 前記本体部は、 上面に先端側から後端側にかけて下方に向かって延びる
ように形成された上部凸部と、 下面に前記上部凸部と所定の間隔を設けて、前記上部凸
部と連続するように設けられた下部凸部と、 前記上部凸部と前記下部凸部とによって後端側に設けら
れた空間部と、を有し、 前記可動体は、 その後側に、先端側へ延びる切欠き部を有する略円形状
の糸支持部を先端部に有し、 後端側に、前記上部凸部と前記下部凸部とが所定の間隔
を持って嵌まり込む支持孔を有する、請求項5〜請求項
15のいずれかに記載の結紮縫合装置。 - 【請求項17】 前記可動体は、前記糸支持部が前記支
持孔よりも先端側に向って下方となるように設けられ
た、請求項16に記載の結紮縫合装置。
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Publications (1)
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ID=17804731
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