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JPH09168402A - スノーボード靴 - Google Patents

スノーボード靴

Info

Publication number
JPH09168402A
JPH09168402A JP8306919A JP30691996A JPH09168402A JP H09168402 A JPH09168402 A JP H09168402A JP 8306919 A JP8306919 A JP 8306919A JP 30691996 A JP30691996 A JP 30691996A JP H09168402 A JPH09168402 A JP H09168402A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
snowboard
reinforcing member
snowboard shoe
spoiler
shoe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8306919A
Other languages
English (en)
Inventor
Antonello Marega
マレガ アントネロ
Patrizio Roffi
ロフィ パトリツィオ
Luciano Tedesco
テデスコ ルチアーノ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DNR SPORTSYST LFD
DNR Sportsystem Ltd
Tecnica SpA
Original Assignee
DNR SPORTSYST LFD
DNR Sportsystem Ltd
Tecnica SpA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DNR SPORTSYST LFD, DNR Sportsystem Ltd, Tecnica SpA filed Critical DNR SPORTSYST LFD
Publication of JPH09168402A publication Critical patent/JPH09168402A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B5/00Footwear for sporting purposes
    • A43B5/16Skating boots
    • A43B5/1641Skating boots characterised by the sole ; characterised by the attachment of the skate
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B5/00Footwear for sporting purposes
    • A43B5/04Ski or like boots
    • A43B5/0401Snowboard boots

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソフトシステムのスノーボード靴では、迅速
かつ正確な制御力の伝達が困難であるのに対し、硬質シ
ステムのスノーボード靴では、足首の回転および曲げが
妨げられ、快適性が損なわれる。 【解決手段】 踏まず心11を有する甲皮10および本
底12を具え、スノーボードの上面と一体の固定取り付
け具に留める手段を有する型式のスノーボード靴であっ
て、強化部材26と中底36とが甲皮10と本底12と
の間に配置され、強化部材26は、半硬質材料から作ら
れ、甲皮10の下側シート部と接触して取り囲む側壁部
28と、甲皮10に対する踏まず心の取り付け部を持っ
た下壁部30とを有し、中底36は、発泡プラスチック
材料から作られ、強化部材26を外側から取り囲んで本
底12と結合することが可能であり、強化部材26に固
定され、軸部16が固定されたスポイラ18をさらに具
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スノーボードで使
用するための非硬質タイプのスノーボード靴に関する。
【0002】なお、本明細書の記述は、本件特許出願の
優先権の基礎たるイタリア国特許出願第TV95A 0
00137号明細書(1995年11月16日出願)の
明細書および図面の記載に基づくものであって、このイ
タリア国特許出願を参照することによって、当該イタリ
ア国特許出願の明細書および図面の記載内容が本明細書
の一部分を構成するものとする。
【0003】
【従来の技術】使用した用具の名称を持つ特殊なスポー
ツ種目、すなわちスノーボードは、近年、いわゆるウイ
ンタースポーツの分野で次第に普及しつつある。このス
ノーボードの愛好家の間でよく知られているように、こ
のスポーツは、ウインドサーフィンと同様なほぼ長方形
状となっているけれども側部が平坦ではない、いわゆる
ボードによって行われ、このスノーボードに乗るプレー
ヤー(以下、これをスノーボーダーと記述する)の前進
すなわち滑り下りて行く方向に対して横切る多少傾斜し
た軸線上にスノーボードを位置決めすることにより、雪
上面での滑降および巧みな操作が行われる。スノーボー
ダーの足は、スノーボードの上面に設けられ、スノーボ
ードの主軸線に対して傾斜した一直線上に並ぶ2つの取
り付け具に固定される。
【0004】スノーボードの滑走方向と、多少の急旋回
の実行と、スノーボードの停止とをコントロールするス
ノーボーダーによる主たる動作は、スノーボードの前縁
あるいは後縁、すなわち、スノーボードの肩部の縁か、
あるいはスノーボーダーの前面側の持ち上げである。こ
れらの動作は、スノーボーダーの足によってコントロー
ルされ、スノーボード靴によるスノーボードの姿勢に対
応した変化をもたらす。
【0005】さらに、脚を曲げ、足首部分を傾けること
により、両膝がスノーボードの上面に対してほぼ垂直で
あって、2本の足に対する取り付け具の間のほぼ中間に
ある軸線方向に向けられ、そしてスノーボードの前縁に
向けてわずかに移動されるというスノーボーダーの通常
の足の位置を考慮する必要がある。最後に、極めて高度
な操作を行うため、スノーボードの主たる軸線とほぼ平
行に身体をわずかに動かすことが必要である。
【0006】スノーボーダーの足がスノーボードの上面
に種々の方法で固定され、このため、スノーボード靴お
よびその取り付け具の特徴として、特にスノーボーダー
の足の快適性を特に含む他のより一般的な要求としばし
ば矛盾した異なる要求を満たす必要があることは、「発
明の詳細な説明」の欄の記載から明らかである。
【0007】このような特徴の主たるものを列挙する
と、以下の通りである。すなわち、 (1)スノーボーダーおよびスノーボーダーの足からス
ノーボードへ迅速かつ正確に制御力が伝達されること。
【0008】(2)脚の下部および足首の曲げができる
こと。
【0009】(3)スノーボードに対して迅速かつ容易
に靴を締め付けたり、あるいは解放できること(スノー
ボードは、スキー靴と対応した自動解放安全取り付け具
を有していないので、例えば、スキー靴の場合における
よりも、この(3)の特徴はより一層重要である)。
【0010】最初の要求、つまり(1)の特徴が、スキ
ー靴と同様な方法で設けられた取り付け具に固定される
実質的に硬質のスノーボード靴を使用することによって
満たされることは明白である。しかしながら、第2の要
求、つまり(2)の特徴を満たすため、スノーボード靴
の上部が少なくとも軟質である必要がある。
【0011】従来、取り付け具と連動する2つのタイ
プ、すなわち、非硬質(ソフト)システムおよび硬質
(ハード)システムのスノーボード靴が提供されてい
る。
【0012】現在、主として使用されているソフトシス
テムは、ゴムで作った底と、皮革あるいは合成材料で作
った甲皮と、例えば紐を持った締め部材とを有する相対
的に軟質のスノーボード靴で構成される。このスノーボ
ード靴は、スノーボードの上面に設けられた好ましくは
プラスチック材料の硬質取り付け具(ウインドサーフィ
ンボードに設けた足用ハウジングに類似する)によっ
て、スノーボードに固定され、この硬質取り付け具は、
リヤサポート、すなわちスポイラと、足および/または
前足を取り囲むストリップとを具え、締め付けレバーお
よびラックによって段階的に調整可能である。
【0013】硬質システムは、硬質のアウターシェル
(このアウターシェルにはまた、相対的に硬質である舌
革および足首を囲む軸部が設けられている)と、ふんわ
りしたインナシューズとを有するスノーボード靴で構成
され、このため、このスノーボード靴は、機能性の点で
スキー靴や山岳スキー靴と類似している。
【0014】この場合の取り付け具は、例えばスノーボ
ード靴のつま先とかかとの部分とに形成した突出部と相
互に係合する金属製のクリップのようなものに限られ
る。
【0015】従って、スノーボーダーからの制御力は、
スノーボード靴からスノーボードに直接伝達されるた
め、先のソフトシステムの場合よりも、迅速かつ正確な
制御力をより確実に伝達することかできる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ソフトシステムの場
合、スノーボード靴の機能は、足を単に保持および保護
することであり、スノーボード靴と取り付け具との間に
は必然的に遊びや隙間が存在する。このため、スノーボ
ードに作用する力は、取り付け具を介して伝達されるだ
けであり、スノーボーダーからの制御力が、迅速ではな
く、しかも不正確にスノーボードに伝達されてしまうと
いう明らかな不利益を伴う。
【0017】硬質システムの場合、足首の回転および曲
げが妨げられ、スノーボーダーの快適性が明らかに阻害
される。
【0018】
【発明の目的】本発明の主たる目的は、先の両方のシス
テムで示した欠点および問題を実質的に除去できると同
時に品質が確保され、スノーボードに取り付けるための
周知の形態の取り付け具の使用が可能なスノーボード靴
を提供することにある。
【0019】より明確な本発明の目的は、(a)スノー
ボード靴の底に作用した何らかの解放負荷に対して抵抗
し、(b)スノーボーダー、すなわち使用者によっても
たらされる制御力が横幅方向および長手方向に伝達可能
であり、(c)足首の前方への曲げおよび回転を、妥協
することなく、確実にリヤサポートに許容し、(d)一
般的なソフトシステムのスノーボード靴の快適性の特徴
を持った非硬質構造のスノーボード靴を提供することに
ある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明によるスノーボー
ド靴は、踏まず心を有する甲皮と本底とを具え、スノー
ボードの上面と一体の固定取り付け具に留める手段を有
する型式のスノーボード靴であって、強化部材と中底と
が前記甲皮と前記本底との間に配置され、前記強化部材
は、半硬質材料から作られ、前記甲皮の下側シート部と
接触して取り囲む側壁部と、前記甲皮に対する踏まず心
の取り付け部を持った下壁部とを有し、前記中底は、発
泡プラスチック材料から作られ、前記強化部材を外側か
ら取り囲んで前記本底と結合することが可能であり、前
記強化部材に固定され、足首を囲む軸部を固定したスポ
イラをさらに具えたことを特徴とするものである。
【0021】本発明によると、甲皮の下側シートおよび
これと対応する踏まず心の縁部を取り囲む半硬質樹脂材
料であらかじめ作られた強化部材と、この強化部材と本
底との間に介装されて強化部材を外側から取り囲むと共
に部分的に内側を取り囲むように強化部材に直接射出さ
れた発泡プラスチック材料からなる中底とを具え、スノ
ーボーダーによってスノーボードになされる力の伝達
が、これら強化部材と中底とによって確保される非硬質
構造を持ったスノーボード靴が提供される。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明によるスノーボード靴にお
いて、強化部材には、本底の強度を増大し、これによっ
て解放負荷に対するスノーボード靴の強度を増大するた
めの金属製の補強板が内部に埋設され、実質的な変形を
なくすることが好ましい。
【0023】同様に、強化部材には、スノーボード靴の
構造強度を増大すると共に制振機能を持たせるために中
底を形成する発泡プラスチック材料が貫入可能な隆起部
を設けることが好ましい。
【0024】また、スポイラがU字状に形成され、その
両端が強化部材と一体の突起部に対してスタッドにより
固定されるものであってもよい。
【0025】さらに、足首を囲む軸部がスタッドによっ
てスポイラに固定され、後方から甲皮の一部を取り囲む
U字状に形成した胴部を有するものであってもよい。こ
の場合、足首を囲む軸部の傾斜および曲げを調整するた
めの手段をさらに設けるようにしてもよい。
【0026】
【実施例】以下、本発明によるスノーボード靴の一実施
例について、図1〜図9を参照しながら詳細に説明する
が、本発明の主たる見地および長所は、この実施例に対
する以下の詳細な説明および図面から、より明瞭となろ
う。
【0027】なお、本実施例が本発明の範囲をいたずら
に限定するための根拠を構成するものであることは意図
しておらず、本発明の要旨を形成する特徴を組み込んだ
単なる例示であることを申し添えておく。
【0028】本実施例によるスノーボード靴の外観を表
す図1から明らかなように、本実施例によるスノーボー
ド靴は、以下の部品を具えている。すなわち、 (1)ふんわりしたインナシューズ14を履いてこれを
入れるための前部開口が設けられ、調整可能な固定用の
締め付けレバー20によって、この前部開口が塞がれる
甲皮10。
【0029】(2)以下に説明する方法でスタッド24
によりスノーボード靴に固定され、以下に説明した機能
を持つスポイラ18。
【0030】(3)スタッド22によってこのスポイラ
18に固定され、以下に説明した機能を同様に持つ足首
を囲む軸部16。
【0031】本実施例におけるスノーボード靴の分解構
造を図2に示すが、これらの部品のいくつかは、個別の
部品としてではなく、このスノーボード靴の製造中に一
体的に生産されるようになっている。
【0032】あらかじめ個別に作られる部品について簡
単に述べると、まず最初に概ね26で示した強化部材が
作られるが、これは、甲皮10の下縁部(特に、甲皮1
0の縫合踏まず心11の部分)をその内側に取り囲むよ
うな輪郭形状を有する半硬質プラスチック材料から(例
えばダイ成型によって)作られる。すなわち、強化部材
26は、甲皮10の下側シートとその内側が接触する実
質的に垂直な側壁部28と、縫合踏まず心11よりも極
めて小さな幅寸法を持ち、この縫合踏まず心11の外側
縁が当接する実質的に垂直な下壁部30とを有し、それ
で甲皮10に対するしっかりとした支持が与えられる。
【0033】この強化部材26は、強化部材26を形成
する材料の構造部材としての機能を有しない領域部分
に、種々の緩衝部分を設けた特殊な形状を持っており、
つまり、この強化部材26としての機能を損なうことな
く、緩衝部分を設けることが可能であることが図2から
容易に認識されよう。
【0034】強化部材26にはまた、この強化部材26
を横切るように一直線状に並び、スタッド24(例え
ば、スナップやねじスタッド)を固定するための座とし
て使用する2つの中空の突起部32が設けられる。図1
および図2に示した実施例において、金属製の補強板3
3は、強化部材26の構造部材の領域に設けられ、スノ
ーボード靴の本底12に働く解放力の分散を増大する。
【0035】図1および図2のスノーボード靴の第2の
部品は、本底12の上面と、強化部材26の下面であっ
て、この強化部材26によって覆われず、しかも保護さ
れない領域部分の甲皮10における縫合踏まず心11の
下面との間に設けられた中底36によって形成される。
【0036】中底36の一部は、強化部材26の外側お
よび甲皮10の下側シートを順に取り囲む側壁部38を
形成するために立ち上がっている。
【0037】以下に記述したように、中底36がポリウ
レタンの如き適当な発泡プラスチック材料を甲皮10に
すでに取り付けた強化部材26および対応する縫合踏ま
ず心11の上に射出することによって直接成型されると
いう事実のため、発泡ポリウレタンが強化部材26およ
び甲皮10の下側シートを取り囲むための外壁を形成す
るのみならず、強化部材26の隆起部にも入り込み、甲
皮10に直接固定の機能と、補強機能と、振動減衰機能
とを同時に果たすことが明らかである。
【0038】図2に明瞭に示したように、中底36は、
強化部材26の穴34と対応した凸状部40を有し、そ
れで強化部材34の穴34に凸状部40が入り込んだ状
態となる。
【0039】同様に、本底12の上面には、凸状部40
と対応する空隙42が形成されている。
【0040】図1および図2に示したスノーボード靴を
製造する場合、以下の操作ステージを有する。
【0041】(1)縫合踏まず心11を持つ甲皮10
が、アルミニウムの如き硬質材料の型に取り付け、すな
わち装着され、(2)強化部材26が甲皮10に取り付
けられて型に装着され、(3)甲皮10と強化部材26
とを装着してなるアセンブリィは、本底12も配置され
るダイ金型に差し込まれ、次に、発泡ポリウレタンの射
出操作が行われ、それで中底36を形成し、同時に強化
部材26を間に挟んで本底12と甲皮10との結合がな
され、(4)その後、スポイラ18に設けた図示しない
スタッド取り付け穴に嵌合するスタッド22によって、
軸部16がスポイラ18に取り付けられ、(5)足首を
囲む軸部16を取り付けたスポイラ18が(1)〜
(3)の操作によって得られたスノーボード靴の突起部
32にスタッド24を介して取り付けられる。
【0042】図1を参照すると、本実施例にはまた、ス
ノーボード靴をより硬質にするストラップ44が設けら
れているけれども、このスノーボーダーのかかとは、よ
り確実に保持され、その足首が自由に動ける状態のまま
となっていることが判る。
【0043】ストラップ44を設けることは、必要では
なく、本発明のスノーボード靴の真の特徴を損なわな
い、すなわち、スノーボード靴がすでに述べたように、
実質的に非硬質であるという事実は、スノーボード靴が
足首の曲げおよび回転という観点において、その自由度
が確保されている長所を持つ。
【0044】ここで、本発明によるスノーボード靴の機
能性を考慮し、(1)スノーボード靴の本底12は、実
質的な変形を受けることなく、そこに付与される250
kg位の解放負荷に抵抗するために充分に補強され、
(2)硬質化構造は、スノーボーダーによってスノーボ
ードに与えた力の伝達を横幅方向および長手方向とも確
実にするが、同時にこの硬質化構造の部分は、丈の低い
側面形状を有し、(3)軸部16の存在は、非硬質タイ
プのスノーボード靴と概ね相容れないしっかりした後部
支持をもたらし、同時に足首が前方への曲げと回転とに
対して充分な自由度を有し、(4)穴34は、任意の位
置に任意の形状で形成することができるので、任意の形
態の取り付け具に適合させることができ、(5)スタッ
ド24の代わりとして、すでに生産されているスキー靴
で具合よく使用されている歯付きの部品を使用した同様
な装置を組み込むことにより、曲げおよび傾きの調整器
として機能させることが可能であると言うことに注意す
べきである。
【0045】ここで、図6および図7に特に参照し、図
5との比較において考察すると、軸部16がスポイラ1
8の位置に影響を与えることなく、スタッド22に関し
て側方に傾斜させることができることが明らかに認識さ
れよう。
【0046】これは、図5の軸部16の対称軸線Y−Y
に対する対称軸線X−Xの傾斜によって特に説明され、
図6および図7におけるこれらの対称X−X軸線が左右
何れかに傾斜していることが判る。
【0047】同様に、図8および図9は、スノーボード
の前縁の持ち上げ動作のため、スポイラ18が強化部材
26(図8参照)の後部支え上にある支持位置と、これ
から浮き上がった前傾位置、すなわちスノーボーダーが
スノーボードの後縁を持ち上げるために力を注いだ位置
との間をどのように移動可能であるかを示す。それで、
スポイラ18および軸部16は、図8に示す支持位置か
ら、スタッド24の軸線回りの同時回転によって、前方
に傾斜した位置に移動する。
【0048】さらに、スノーボードに対するスノーボー
ド靴の締め付けの形態および取り付け具の形態に関し、
強化部材26に適当な締め付け要素を持たせることが可
能である。
【0049】なお、上述した実施例をもとに本発明の内
容を説明したが、上述した実施例は、本発明の範囲から
逸脱することなく、構造および機械的に均等な修正や変
形が可能であることが理解されよう。
【0050】例えば、発泡プラスチック材料の中底36
の代わりに、さらなるクッション性および断熱性をこの
中底36に持たせるため、このような特徴を持った適当
な材料を選択した圧縮プラスチック材料から作ることが
できる。
【0051】さらに、スノーシューズとしての特徴の取
り込むべく、中底36の厚み部分に改良した断熱材のた
めの空隙を設けた構造を採用したり、あるいはスノーボ
ーダーからスノーボードに与えられた力に連動して反作
用の形態で実際の強化部材26から離れた中底36に働
く特別な力に対し、機械的な抵抗力を増大する機能を補
強部材26に追加することも可能である。
【0052】上述した実施例では、中底36を強化部材
26と一体に射出成型するようにしたが、これが異なる
材料であっても、適当な製造技術を用いて強化部材26
に直接設けることも可能であり、この場合、中底36お
よび強化部材26および甲皮10などからなる複合要素
の一方側と、本底12すなわち靴底の模様が形成された
面の反対側とを接着結合することによって、スノーボー
ド靴を製造することができる。
【0053】
【発明の効果】本発明のスノーボード靴によると、甲皮
の下側シートおよびこれと対応する踏まず心の縁部を取
り囲む半硬質樹脂材料であらかじめ作られた強化部材
と、この強化部材と本底との間に介装されて強化部材を
外側から取り囲むと共に部分的に内側を取り囲むように
強化部材に直接射出された発泡プラスチック材料からな
る中底とを甲皮と本底との間に設けたので、スノーボー
ダーによってスノーボードになされる力の伝達が、これ
ら強化部材と中底とによって硬質システムのものと同程
度に確保することができる。
【0054】しかも、解放負荷に対する抵抗を除いて足
首の曲げおよび回転が可能であり、着用時の快適性をソ
フトシステムのものと同程度に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスノーボード靴の一実施例の外観
を表す側面図である。
【図2】図1に示した実施例におけるスノーボード靴の
分解斜視図である。
【図3】図1に示したスノーボード靴の側面構造を模式
的に表す概念図である。
【図4】図3中のIV−IV矢視断面の抽出拡大図である。
【図5】図3中のV−V矢視断面図である。
【図6】図5に示した状態から軸部を一側方に傾斜した
状態の断面図である。
【図7】図5に示した状態から軸部を他側方に傾斜した
状態の断面図である。
【図8】図1に示したスノーボード靴を履いた状態の破
断図である。
【図9】図8に示した状態から足を前方に曲げた状態の
破断図である。
【符号の説明】
10 甲皮 11 縫合踏まず心 12 本底 14 インナシューズ 16 軸部 18 スポイラ 20 締め付けレバー 22, 24 スタッド 26 強化部材 28 側壁部 30 下壁部 32 突起部 33 補強板 34 穴 36 中底 38 側壁部 40 凸状部 44 ストラップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アントネロ マレガ イタリア 31030 ボルパーゴ デル モ ンテーロ (トレビーゾ) ヴィア チェ ザーレ バティスティ 30 (72)発明者 パトリツィオ ロフィ スイス ツェーハー 8006 チューリッヒ ヴィンケルリード シュトラーセ 27 (72)発明者 ルチアーノ テデスコ イタリア 31031 カエラーノ サン マ ルコ (トレビーゾ) ヴィア ジ. マ テオッチ 5

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 踏まず心を有する甲皮と本底とを具え、
    スノーボードの上面と一体の固定取り付け具に留める手
    段を有する型式のスノーボード靴であって、 強化部材および中底が前記甲皮と前記本底との間に配置
    され、 前記強化部材は、半硬質材料から作られ、前記甲皮の下
    側シート部と接触して取り囲む側壁部と、前記甲皮に対
    する踏まず心の取り付け部を持った下壁部とを有し、 前記中底は、発泡プラスチック材料から作られ、前記強
    化部材を外側から取り囲んで前記本底と結合することが
    可能であり、 前記強化部材に固定され、軸部を固定したスポイラをさ
    らに具えたことを特徴とするスノーボード靴。
  2. 【請求項2】 前記強化部材には、本底の強度を増大
    し、これによって解放負荷に対するスノーボード靴の強
    度を増大するための金属製の補強板が内部に埋設され、
    実質的な変形をなくすようにしたことを特徴とする請求
    項1に記載のスノーボード靴。
  3. 【請求項3】 前記強化部材には、スノーボード靴の構
    造強度を増大すると共に制振機能を持たせるために中底
    を形成する発泡プラスチック材料が貫入可能な隆起部を
    設けたことを特徴とする請求項1に記載のスノーボード
    靴。
  4. 【請求項4】 前記スポイラがU字状に形成され、その
    両端が前記強化部材と一体の突起部に対してスタッドに
    より固定されるものであることを特徴とする請求項1に
    記載のスノーボード靴。
  5. 【請求項5】 前記軸部がスタッドによって前記スポイ
    ラに固定され、後方から前記甲皮の一部を取り囲むU字
    状に形成した胴部を有することを特徴とする請求項1に
    記載のスノーボード靴。
  6. 【請求項6】 前記軸部の傾斜および曲げを調整するた
    めの手段をさらに設けたことを特徴とする請求項5に記
    載のスノーボード靴。
JP8306919A 1995-11-16 1996-11-18 スノーボード靴 Pending JPH09168402A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IT95A000137 1995-11-16
IT95TV000137A IT1279471B1 (it) 1995-11-16 1995-11-16 Scarpa non rigida per snow board

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09168402A true JPH09168402A (ja) 1997-06-30

Family

ID=11419764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
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