JPH09174072A - 中水処理システム - Google Patents
中水処理システムInfo
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- JPH09174072A JPH09174072A JP23144996A JP23144996A JPH09174072A JP H09174072 A JPH09174072 A JP H09174072A JP 23144996 A JP23144996 A JP 23144996A JP 23144996 A JP23144996 A JP 23144996A JP H09174072 A JPH09174072 A JP H09174072A
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- water
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- treated water
- treatment system
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
- Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
- Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 特に一般家庭の住宅に容易に設置できるコン
パクトな中水処理システムの提供を目的とする。 【構成】 粗大固形物やBOD源の多いトイレ排水や台
所排水を除いた比較的SS,BODの少ない風呂,洗
濯,洗面などの生活排水及び雨水を小型の浄化装置6
A,6Bで浄化処理し、浄化処理した処理水を小型の処
理水貯留槽7A,7Bに貯留し、貯留した処理水をトイ
レ洗浄水8及び洗車,散水などの雑用水として使用可能
に構成する。
パクトな中水処理システムの提供を目的とする。 【構成】 粗大固形物やBOD源の多いトイレ排水や台
所排水を除いた比較的SS,BODの少ない風呂,洗
濯,洗面などの生活排水及び雨水を小型の浄化装置6
A,6Bで浄化処理し、浄化処理した処理水を小型の処
理水貯留槽7A,7Bに貯留し、貯留した処理水をトイ
レ洗浄水8及び洗車,散水などの雑用水として使用可能
に構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、住宅用のコンパクト
な中水処理システムに関するものである。
な中水処理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、家庭からの生活排水
は処理しないでそのまま下水道に放流するか、または浄
化槽で処理して放流し、再利用していないのが一般的で
ある。前記生活排水をそのまま放流せずに再利用するシ
ステムとして、特開昭64−38198号公報や、特開
平6−240711号公報などに開示されているものが
あるが、前者はトイレ排水や台所排水を含む全ての生活
排水を中水処理設備で処理し、その処理水をトイレ用水
として使用し、その後下水に放流するものである。また
後者は、トイレ排水を除いた台所排水を含む生活排水を
浄化槽で処理し、この処理液を更に膜分離処理し、中水
として貯留槽に貯留し再びトイレ用水として使用し、そ
の後は下水に放流するものである。このような従来の再
利用システムの殆どは規模の大きい浄化槽を必要とし、
地下埋設方式のものが一般的であり、このようなシステ
ムの施工に際しては多人数を要し、一般家庭用のシステ
ムとして採用するのは困難であるという問題点があっ
た。
は処理しないでそのまま下水道に放流するか、または浄
化槽で処理して放流し、再利用していないのが一般的で
ある。前記生活排水をそのまま放流せずに再利用するシ
ステムとして、特開昭64−38198号公報や、特開
平6−240711号公報などに開示されているものが
あるが、前者はトイレ排水や台所排水を含む全ての生活
排水を中水処理設備で処理し、その処理水をトイレ用水
として使用し、その後下水に放流するものである。また
後者は、トイレ排水を除いた台所排水を含む生活排水を
浄化槽で処理し、この処理液を更に膜分離処理し、中水
として貯留槽に貯留し再びトイレ用水として使用し、そ
の後は下水に放流するものである。このような従来の再
利用システムの殆どは規模の大きい浄化槽を必要とし、
地下埋設方式のものが一般的であり、このようなシステ
ムの施工に際しては多人数を要し、一般家庭用のシステ
ムとして採用するのは困難であるという問題点があっ
た。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、一般家庭の住宅に容易
に設置できるコンパクトな中水処理システムを提供せん
ことを目的とし、その第1の要旨は、粗大固形物やBO
D源の多いトイレ排水や台所排水を除いた比較的SS,
BODの少ない風呂,洗濯,洗面などの生活排水及び雨
水を、小型の浄化装置で浄化処理し、浄化処理した処理
水を小型の処理水貯留槽に貯留し、処理水貯留槽に貯留
した処理水をトイレ洗浄水及び洗車,散水などの雑用水
として使用可能に構成したことである。また、第2の要
旨は、前記浄化装置において、スクリーンを通す粗大夾
雑物除去,好気性生物処理,セラミック濾床を通す濾
過,電解消毒を順次行ない浄化処理することである。ま
た、第3の要旨は、前記浄化装置の上流に小型の排水集
水升を設置し、該排水集水升内に前記生活排水及び雨水
を流入させ、前記浄化装置の処理能力以上の排水を該排
水集水升からオーバーフローさせて下水に放流するよう
に構成したことである。また、第4の要旨は、前記排水
集水升に前記生活排水を流入させる排水管内に、バルブ
等の排水量調節機構を設けたことである。また、第5の
要旨は、前記処理水貯留槽内の処理水を循環ポンプを介
し前記浄化装置内へ循環させて処理水を循環浄化するこ
とである。また、第6の要旨は、前記浄化装置及び前記
処理水貯留槽は、それぞれ作業者が一人で取扱い可能な
大きさの1以上のユニットで構成され、各ユニットはフ
レキシブルパイプで連結可能に構成されていることであ
る。また、第7の要旨は、前記浄化装置において、前記
セラミック濾床の逆洗を空気の強曝気のみで行ない、か
つ空気逆洗時にセラミック層の上部に浮遊する剥離SS
をエアリフトで下水道へ放流するように構成したことで
ある。また、第8の要旨は、前記エアリフトで下水道へ
放流された液量に見合う量の清澄水が、前記電解消毒槽
から供給され、供給された清澄水で前記セラミック濾床
が洗浄されるように構成したことである。また、第9の
要旨は、前記浄化装置において、前記セラミック濾床に
目詰まりが生じ内部の水位が上昇した場合の緊急放流用
のオーバーフロー管を設けたことである。
点に鑑み案出したものであって、一般家庭の住宅に容易
に設置できるコンパクトな中水処理システムを提供せん
ことを目的とし、その第1の要旨は、粗大固形物やBO
D源の多いトイレ排水や台所排水を除いた比較的SS,
BODの少ない風呂,洗濯,洗面などの生活排水及び雨
水を、小型の浄化装置で浄化処理し、浄化処理した処理
水を小型の処理水貯留槽に貯留し、処理水貯留槽に貯留
した処理水をトイレ洗浄水及び洗車,散水などの雑用水
として使用可能に構成したことである。また、第2の要
旨は、前記浄化装置において、スクリーンを通す粗大夾
雑物除去,好気性生物処理,セラミック濾床を通す濾
過,電解消毒を順次行ない浄化処理することである。ま
た、第3の要旨は、前記浄化装置の上流に小型の排水集
水升を設置し、該排水集水升内に前記生活排水及び雨水
を流入させ、前記浄化装置の処理能力以上の排水を該排
水集水升からオーバーフローさせて下水に放流するよう
に構成したことである。また、第4の要旨は、前記排水
集水升に前記生活排水を流入させる排水管内に、バルブ
等の排水量調節機構を設けたことである。また、第5の
要旨は、前記処理水貯留槽内の処理水を循環ポンプを介
し前記浄化装置内へ循環させて処理水を循環浄化するこ
とである。また、第6の要旨は、前記浄化装置及び前記
処理水貯留槽は、それぞれ作業者が一人で取扱い可能な
大きさの1以上のユニットで構成され、各ユニットはフ
レキシブルパイプで連結可能に構成されていることであ
る。また、第7の要旨は、前記浄化装置において、前記
セラミック濾床の逆洗を空気の強曝気のみで行ない、か
つ空気逆洗時にセラミック層の上部に浮遊する剥離SS
をエアリフトで下水道へ放流するように構成したことで
ある。また、第8の要旨は、前記エアリフトで下水道へ
放流された液量に見合う量の清澄水が、前記電解消毒槽
から供給され、供給された清澄水で前記セラミック濾床
が洗浄されるように構成したことである。また、第9の
要旨は、前記浄化装置において、前記セラミック濾床に
目詰まりが生じ内部の水位が上昇した場合の緊急放流用
のオーバーフロー管を設けたことである。
【0004】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本例の中水処理システムの構成をフロー
チャートで示すものであり、住宅の一般家庭で排出され
る生活排水のうち、台所1からの排水とトイレ8からの
排水は直接下水道9へ放流して、台所排水及びトイレ排
水を除く洗濯機2及び浴室3及び洗面室4から排出され
る比較的SS,BODの少ない生活排水を排水集水升5
で集水し、同時に雨水も集水して、これを浄化装置6内
で浄化して処理水貯留槽7内に処理した処理水を溜め、
この処理水をトイレ洗浄水として利用しようとするもの
である。また、前記処理水貯留槽7内の処理水のうち余
剰水は散水とか洗車等の雑用水として利用しようとする
ものである。なお、前記雨水を溜めるためにオプション
として屋外貯水槽10を設置することも可能である。
する。図1は、本例の中水処理システムの構成をフロー
チャートで示すものであり、住宅の一般家庭で排出され
る生活排水のうち、台所1からの排水とトイレ8からの
排水は直接下水道9へ放流して、台所排水及びトイレ排
水を除く洗濯機2及び浴室3及び洗面室4から排出され
る比較的SS,BODの少ない生活排水を排水集水升5
で集水し、同時に雨水も集水して、これを浄化装置6内
で浄化して処理水貯留槽7内に処理した処理水を溜め、
この処理水をトイレ洗浄水として利用しようとするもの
である。また、前記処理水貯留槽7内の処理水のうち余
剰水は散水とか洗車等の雑用水として利用しようとする
ものである。なお、前記雨水を溜めるためにオプション
として屋外貯水槽10を設置することも可能である。
【0005】このようなシステムを具体化した装置の概
略配置構成図を図2に示すが、前記排水集水升5は例え
ば屋外の下水と直結した下水放流用集水升9Aの近傍に
埋設状に設置することができ、この排水集水升5に排水
管14及び雨水管13を接続して、排水管14及び雨水
管13を介し洗濯機,浴室,洗面室の排水及び雨水を排
水集水升5内に流入させることができ、排水集水升5か
らのオーバーフロー排水を前記下水放流用集水升9A内
に入れ、余剰排水を下水道に放流することができるよう
に構成されている。なお、前記排水管14の排水流量を
調節できるバルブ15を設けておき、排水集水升5内へ
流入する排水の量を調節可能に構成しておくこともで
き、バルブ15を設けることにより、排水集水升5から
下水側へ放流されるオーバーフロー排水の量を低減させ
ることができ、また、前記浄化装置6へ流入させる排水
の量も低減させることができるために、浄化装置6を小
さくすることができるメリットがある。
略配置構成図を図2に示すが、前記排水集水升5は例え
ば屋外の下水と直結した下水放流用集水升9Aの近傍に
埋設状に設置することができ、この排水集水升5に排水
管14及び雨水管13を接続して、排水管14及び雨水
管13を介し洗濯機,浴室,洗面室の排水及び雨水を排
水集水升5内に流入させることができ、排水集水升5か
らのオーバーフロー排水を前記下水放流用集水升9A内
に入れ、余剰排水を下水道に放流することができるよう
に構成されている。なお、前記排水管14の排水流量を
調節できるバルブ15を設けておき、排水集水升5内へ
流入する排水の量を調節可能に構成しておくこともで
き、バルブ15を設けることにより、排水集水升5から
下水側へ放流されるオーバーフロー排水の量を低減させ
ることができ、また、前記浄化装置6へ流入させる排水
の量も低減させることができるために、浄化装置6を小
さくすることができるメリットがある。
【0006】前記排水集水升5内にはポンプ16が設置
されており、このポンプ16を駆動させて排水集水升5
内の排水を流入管17を通し前記浄化装置6内に流入さ
せることができ、本例では浄化装置6は、2個の第1ユ
ニット6Aと第2ユニット6Bで構成されており、各ユ
ニット6A,6Bはそれぞれ箱状に形成されてフレキシ
ブルパイプ11を介し接続できるものとなっている。ま
た、さらに浄化装置6A,6Bを通して浄化処理された
処理水を溜める処理水貯留槽7は、本例では2個のユニ
ット7A,7Bで構成されており、フレキシブルパイプ
11を介し各ユニット7A,7Bが接続されたものとな
っている。また、浄化装置の第2ユニット6Bと処理水
貯留槽7の第1ユニット7Aもフレキシブルパイプ11
で接続可能に構成されている。
されており、このポンプ16を駆動させて排水集水升5
内の排水を流入管17を通し前記浄化装置6内に流入さ
せることができ、本例では浄化装置6は、2個の第1ユ
ニット6Aと第2ユニット6Bで構成されており、各ユ
ニット6A,6Bはそれぞれ箱状に形成されてフレキシ
ブルパイプ11を介し接続できるものとなっている。ま
た、さらに浄化装置6A,6Bを通して浄化処理された
処理水を溜める処理水貯留槽7は、本例では2個のユニ
ット7A,7Bで構成されており、フレキシブルパイプ
11を介し各ユニット7A,7Bが接続されたものとな
っている。また、浄化装置の第2ユニット6Bと処理水
貯留槽7の第1ユニット7Aもフレキシブルパイプ11
で接続可能に構成されている。
【0007】本例における浄化装置6を構成するユニッ
ト6A,6B及び処理水貯留槽7を構成するユニット7
A,7Bの各ユニットはそれぞれ作業員一人で取扱いが
可能な大きさに形成されており、作業員一人で容易に組
立てて一般家庭に設置できるように構成されており、図
2の場合では、処理水貯留槽7を構成するユニット7
A,7Bの上部に浄化装置のユニット6A,6Bを配設
して、その外周をステンレス製フレーム12で包囲して
構成したものである。なお、処理水貯留槽7を構成する
ユニット7A,7B内に貯留される処理水は、中水ポン
プ38を介しトイレ内の便器8に洗浄水として供給さ
れ、便器8を良好にこの処理水により洗浄することがで
きるものである。
ト6A,6B及び処理水貯留槽7を構成するユニット7
A,7Bの各ユニットはそれぞれ作業員一人で取扱いが
可能な大きさに形成されており、作業員一人で容易に組
立てて一般家庭に設置できるように構成されており、図
2の場合では、処理水貯留槽7を構成するユニット7
A,7Bの上部に浄化装置のユニット6A,6Bを配設
して、その外周をステンレス製フレーム12で包囲して
構成したものである。なお、処理水貯留槽7を構成する
ユニット7A,7B内に貯留される処理水は、中水ポン
プ38を介しトイレ内の便器8に洗浄水として供給さ
れ、便器8を良好にこの処理水により洗浄することがで
きるものである。
【0008】次に図3には、前記浄化装置を構成するユ
ニット6A,6B及び処理水貯留槽を構成するユニット
7A,7Bの内部概略構成を示し、また図4には、浄化
装置のユニット6A,6Bの内部の斜視図を示す。この
図3及び図4において、さらに詳細に説明すると、前記
浄化装置6を構成する第1ユニット6Aの図示左端には
前記流入管17が接続されて、前記排水集水升5に集水
された排水が第1ユニット6A内に流入されるものであ
り、堰板21の左側には傾斜状にスクリーン18が設置
されており、このスクリーン18は例えば目孔が1〜2
mm程度のものが用いられて、髪の毛とか衣服のクズ等を
このスクリーン18で除去できるように構成されたもの
である。また、スクリーン18の下部部位には散気管1
9が配設されており、さらにその側方にはエアリフトポ
ンプを備えた排出パイプ20が立設されたものとなって
いる。さらに前記堰板21の図示右側には、スダレ状の
充填材で構成された生物膜22が複数枚所定ピッチ間隔
で配設されて生物膜濾床23を形成しており、この生物
膜濾床23の下部部位には曝気用の散気管24が配設さ
れたものとなっており、この生物膜濾床23において、
生物膜22に付着する活性汚泥により生活排水内の有機
物を生物処理するものであり、前記散気管24からは連
続して強い気泡が噴出されて、気泡により生物膜濾床2
3内に循環流が形成されて良好な生物処理が行なわれる
ように構成されている。この生物膜濾床23の右側には
堰板25が立設されている。即ち、浄化装置6を構成す
る第1ユニット6A内には、粗大夾雑物を除去できるス
クリーン18と、有機物を活性汚泥により除去できる生
物膜濾床23が設けられたものとなっている。
ニット6A,6B及び処理水貯留槽を構成するユニット
7A,7Bの内部概略構成を示し、また図4には、浄化
装置のユニット6A,6Bの内部の斜視図を示す。この
図3及び図4において、さらに詳細に説明すると、前記
浄化装置6を構成する第1ユニット6Aの図示左端には
前記流入管17が接続されて、前記排水集水升5に集水
された排水が第1ユニット6A内に流入されるものであ
り、堰板21の左側には傾斜状にスクリーン18が設置
されており、このスクリーン18は例えば目孔が1〜2
mm程度のものが用いられて、髪の毛とか衣服のクズ等を
このスクリーン18で除去できるように構成されたもの
である。また、スクリーン18の下部部位には散気管1
9が配設されており、さらにその側方にはエアリフトポ
ンプを備えた排出パイプ20が立設されたものとなって
いる。さらに前記堰板21の図示右側には、スダレ状の
充填材で構成された生物膜22が複数枚所定ピッチ間隔
で配設されて生物膜濾床23を形成しており、この生物
膜濾床23の下部部位には曝気用の散気管24が配設さ
れたものとなっており、この生物膜濾床23において、
生物膜22に付着する活性汚泥により生活排水内の有機
物を生物処理するものであり、前記散気管24からは連
続して強い気泡が噴出されて、気泡により生物膜濾床2
3内に循環流が形成されて良好な生物処理が行なわれる
ように構成されている。この生物膜濾床23の右側には
堰板25が立設されている。即ち、浄化装置6を構成す
る第1ユニット6A内には、粗大夾雑物を除去できるス
クリーン18と、有機物を活性汚泥により除去できる生
物膜濾床23が設けられたものとなっている。
【0009】次に浄化装置6を構成する前記第2ユニッ
ト6B内には、堰板28の左部位に多数のセラミック球
27を充填してなるセラミック濾床26が形成されてお
り、セラミック濾床26の下部には複数本の散気管29
が配設されたものとなっており、また、セラミック濾床
26の上部部位にはエアリフト管30が立設されたもの
となっている。このセラミック濾床26では、フレキシ
ブルパイプ11を介し前記第1ユニット6Aから流入す
る処理水を、セラミック濾床26の上面側から下面に向
かって通すことにより処理水内の微細なSSを除去する
ものであり、前記散気管29からは緩やかに気泡が噴出
されて処理水が濾過処理されるものである。
ト6B内には、堰板28の左部位に多数のセラミック球
27を充填してなるセラミック濾床26が形成されてお
り、セラミック濾床26の下部には複数本の散気管29
が配設されたものとなっており、また、セラミック濾床
26の上部部位にはエアリフト管30が立設されたもの
となっている。このセラミック濾床26では、フレキシ
ブルパイプ11を介し前記第1ユニット6Aから流入す
る処理水を、セラミック濾床26の上面側から下面に向
かって通すことにより処理水内の微細なSSを除去する
ものであり、前記散気管29からは緩やかに気泡が噴出
されて処理水が濾過処理されるものである。
【0010】前記堰板28の右側には堰板33との間に
電解装置32が設けられており、この電解装置32内で
は、電気分解による強酸化により処理水内の雑菌を除去
するものである。電解装置32を通し雑菌が除去された
処理水は堰板34をオーバーフローしてフレキシブルパ
イプ11を通り前記処理水貯留槽7を構成する第1ユニ
ット7A内に流れ込んで溜められるものである。
電解装置32が設けられており、この電解装置32内で
は、電気分解による強酸化により処理水内の雑菌を除去
するものである。電解装置32を通し雑菌が除去された
処理水は堰板34をオーバーフローしてフレキシブルパ
イプ11を通り前記処理水貯留槽7を構成する第1ユニ
ット7A内に流れ込んで溜められるものである。
【0011】なお、前記第2ユニット6B内の上部部位
には外側へ突出してオーバーフロー管35が設けられて
おり、このオーバーフロー管35は第2ユニット6B内
の通常水位の上部位置にほぼ水平に配設されたもので、
前記セラミック濾床26が目詰まりを生じて圧損が生じ
水位が上昇した場合に、このオーバーフロー管35を通
しオーバーフロー水を下水道へ放出するためのものであ
り、第2ユニット6B内で処理水がオーバーフローする
のを良好に防ぐことができるように設けられたものであ
る。なお、前記処理水貯留槽7にもオーバーフロー管を
設け、処理水貯留槽7からのオーバーフロー水が前記排
水集水升5へ放出されるように構成しておくことができ
る。
には外側へ突出してオーバーフロー管35が設けられて
おり、このオーバーフロー管35は第2ユニット6B内
の通常水位の上部位置にほぼ水平に配設されたもので、
前記セラミック濾床26が目詰まりを生じて圧損が生じ
水位が上昇した場合に、このオーバーフロー管35を通
しオーバーフロー水を下水道へ放出するためのものであ
り、第2ユニット6B内で処理水がオーバーフローする
のを良好に防ぐことができるように設けられたものであ
る。なお、前記処理水貯留槽7にもオーバーフロー管を
設け、処理水貯留槽7からのオーバーフロー水が前記排
水集水升5へ放出されるように構成しておくことができ
る。
【0012】なお、図3に示すように、処理水貯留槽7
の第2ユニット7B内には中水ポンプ38と循環ポンプ
39が設けられており、中水ポンプ38は前述した如く
前記便器8側へ貯留されている処理水を供給するための
ものであり、一方、循環ポンプ39は前記排水集水升5
内に設置されているポンプ16が停止している時に作動
されて、処理水貯留槽7を構成するユニット7B,7A
内の処理水を前記浄化装置6の第1ユニット6Aのスク
リーン18側へ循環させるものであり、例えば1日に2
3時間程度この循環ポンプ39を運転して、処理水貯留
槽7を構成するユニット7A,7B内の処理水を順次浄
化装置6に循環させて高度な浄化処理を行なえるように
したもので、連続的に浄化装置6内を循環させて繰り返
し浄化処理が行なわれるため、大きな原水貯留槽を必要
とせず、小型の浄化装置6及び処理水貯留槽7で中水を
高度処理でき、装置全体をコンパクト化させることがで
きるものである。なお、循環浄化処理により浄化装置6
内の水質が常時ほぼ清澄な状態に維持されるため、瞬間
的に浄化装置6内に流入する汚濁度の高い排水を希釈緩
和できる効果が生じるものである。
の第2ユニット7B内には中水ポンプ38と循環ポンプ
39が設けられており、中水ポンプ38は前述した如く
前記便器8側へ貯留されている処理水を供給するための
ものであり、一方、循環ポンプ39は前記排水集水升5
内に設置されているポンプ16が停止している時に作動
されて、処理水貯留槽7を構成するユニット7B,7A
内の処理水を前記浄化装置6の第1ユニット6Aのスク
リーン18側へ循環させるものであり、例えば1日に2
3時間程度この循環ポンプ39を運転して、処理水貯留
槽7を構成するユニット7A,7B内の処理水を順次浄
化装置6に循環させて高度な浄化処理を行なえるように
したもので、連続的に浄化装置6内を循環させて繰り返
し浄化処理が行なわれるため、大きな原水貯留槽を必要
とせず、小型の浄化装置6及び処理水貯留槽7で中水を
高度処理でき、装置全体をコンパクト化させることがで
きるものである。なお、循環浄化処理により浄化装置6
内の水質が常時ほぼ清澄な状態に維持されるため、瞬間
的に浄化装置6内に流入する汚濁度の高い排水を希釈緩
和できる効果が生じるものである。
【0013】なお、図3中、36は曝気ブロアであり、
また37は逆洗ブロアである。即ち、曝気ブロア36は
1日24時間連続で運転されるものであり、前述した如
く生物膜濾床23の散気管24から強い気泡を噴出さ
せ、また、前記セラミック濾床26の散気管29から弱
い気泡を噴出させて内部を曝気させることができるもの
である。一方、前記逆洗ブロア37は1日に数分程度運
転されるものであり、前記スクリーン18側に設けられ
た排出パイプ20及び散気管19へ逆洗用の空気を送り
込み、散気管19から噴出する空気により前記スクリー
ン18を逆洗して洗浄できるもので、また、排出パイプ
20では空気によるエアリフト作用によりスクリーン1
8の下部に溜まった濃縮廃液を下水道側へ排出できるも
のである。また、逆洗ブロア37から送り出される空気
は前記セラミック濾床26の下部の散気管29から勢い
よく噴出され、この噴出される気泡のみにより前記セラ
ミック濾床26が逆洗されるものである。この逆洗時に
セラミック濾床26の上部には剥離されたSSが浮遊す
るが、この浮遊した剥離SSはエアリフト管30のロー
ト31に溜まり、エアリフト管30のエアリフト作用に
より剥離SSは下水道側へ排出されるものである。この
際、エアリフト作用により下水道へ放流された液量に見
合う量の清澄水が、前記電解消毒槽32側から堰板28
の下部を通し供給され、供給された清澄水で前記セラミ
ック濾床26を下から上へ洗浄することとなる。このよ
うに1日に数分程度逆洗ブロア37を作動させて前記ス
クリーン18及びセラミック濾床26を良好に洗浄し再
生させ、良好な濾過作用を維持できるものである。
また37は逆洗ブロアである。即ち、曝気ブロア36は
1日24時間連続で運転されるものであり、前述した如
く生物膜濾床23の散気管24から強い気泡を噴出さ
せ、また、前記セラミック濾床26の散気管29から弱
い気泡を噴出させて内部を曝気させることができるもの
である。一方、前記逆洗ブロア37は1日に数分程度運
転されるものであり、前記スクリーン18側に設けられ
た排出パイプ20及び散気管19へ逆洗用の空気を送り
込み、散気管19から噴出する空気により前記スクリー
ン18を逆洗して洗浄できるもので、また、排出パイプ
20では空気によるエアリフト作用によりスクリーン1
8の下部に溜まった濃縮廃液を下水道側へ排出できるも
のである。また、逆洗ブロア37から送り出される空気
は前記セラミック濾床26の下部の散気管29から勢い
よく噴出され、この噴出される気泡のみにより前記セラ
ミック濾床26が逆洗されるものである。この逆洗時に
セラミック濾床26の上部には剥離されたSSが浮遊す
るが、この浮遊した剥離SSはエアリフト管30のロー
ト31に溜まり、エアリフト管30のエアリフト作用に
より剥離SSは下水道側へ排出されるものである。この
際、エアリフト作用により下水道へ放流された液量に見
合う量の清澄水が、前記電解消毒槽32側から堰板28
の下部を通し供給され、供給された清澄水で前記セラミ
ック濾床26を下から上へ洗浄することとなる。このよ
うに1日に数分程度逆洗ブロア37を作動させて前記ス
クリーン18及びセラミック濾床26を良好に洗浄し再
生させ、良好な濾過作用を維持できるものである。
【0014】このように本例においては、作業員が一人
で取り扱うことのできる大きさのユニットで構成した浄
化装置6A,6B及び処理水貯留槽7A,7Bをフレキ
シブルパイプ11で連結して容易に組立てることがで
き、従来のように大規模な装置を必要とせず、多様な設
置場所に良好に対応して設置することができ、戸建住宅
の軒下に地上設置することも、また床下に設置すること
もでき、また必要ならば埋設状に設置することもでき、
例えば図5に配置変更例を示すように、水平方向に連続
して各ユニットを連結させて配置させることもできる。
なお、図5においては、戸建住宅の床面Fの底側に浄化
装置6及び処理水貯留槽7A,7B,7Cを配設したも
のであり、床下点検口40を開けて点検できるように構
成されている。なお、図5では処理水貯留槽のユニット
7Cをさらに追加したものであり、各ユニットは適宜追
加して接続できるものである。なお、フレキシブルパイ
プ11を介し各ユニットを接続するものであるため、増
改築の場合の後付け対応も可能であり、また、狭い場所
に設置する場合等に固定物を避けながら良好に各ユニッ
トを配置することができる。
で取り扱うことのできる大きさのユニットで構成した浄
化装置6A,6B及び処理水貯留槽7A,7Bをフレキ
シブルパイプ11で連結して容易に組立てることがで
き、従来のように大規模な装置を必要とせず、多様な設
置場所に良好に対応して設置することができ、戸建住宅
の軒下に地上設置することも、また床下に設置すること
もでき、また必要ならば埋設状に設置することもでき、
例えば図5に配置変更例を示すように、水平方向に連続
して各ユニットを連結させて配置させることもできる。
なお、図5においては、戸建住宅の床面Fの底側に浄化
装置6及び処理水貯留槽7A,7B,7Cを配設したも
のであり、床下点検口40を開けて点検できるように構
成されている。なお、図5では処理水貯留槽のユニット
7Cをさらに追加したものであり、各ユニットは適宜追
加して接続できるものである。なお、フレキシブルパイ
プ11を介し各ユニットを接続するものであるため、増
改築の場合の後付け対応も可能であり、また、狭い場所
に設置する場合等に固定物を避けながら良好に各ユニッ
トを配置することができる。
【0015】また、前述した如く逆洗ブロア37を作動
させて浄化装置6内のスクリーン18及びセラミック濾
床26の目詰まりを無くすることができ、清掃作業を省
略することができる。さらに、前記電解装置32を設け
たものであるため、従来のように消毒用薬剤を定期的に
投入する必要がなく、メンテナンスコストを極めて低減
させることができるものとなる。さらに本例では、SS
やBODが多いトイレ排水や台所排水を最初から処理対
象排水から除き、かつ廃液を下水道に放流しているた
め、従来のような大きな余剰汚泥滞留槽を必要とせず、
装置のコンパクト化を実現できるものである。
させて浄化装置6内のスクリーン18及びセラミック濾
床26の目詰まりを無くすることができ、清掃作業を省
略することができる。さらに、前記電解装置32を設け
たものであるため、従来のように消毒用薬剤を定期的に
投入する必要がなく、メンテナンスコストを極めて低減
させることができるものとなる。さらに本例では、SS
やBODが多いトイレ排水や台所排水を最初から処理対
象排水から除き、かつ廃液を下水道に放流しているた
め、従来のような大きな余剰汚泥滞留槽を必要とせず、
装置のコンパクト化を実現できるものである。
【0016】なお、図6には、前記浄化装置6における
第2ユニット6Bの変更例を示す。即ち、図6では、前
記セラミック濾床26と電解装置32を仕切る堰板28
の上端に背板26bに沿ってL字状断面を有するオーバ
ーフロー樋Tを設けたものであり、このオーバーフロー
樋Tは、前記背板26bに当接する水平片Tbと、水平
片TbからL字状に折曲して立ち上がる立片TaでL字
状に形成され、前記セラミック濾床26側から電解装置
32側に亘り連続して配設されたものであり、オーバー
フロー樋Tの立片Taの上端は第2ユニット6Bの側板
26aの上端よりも低い位置に配置されており、セラミ
ック濾床26及び電解装置32内のオーバーフロー水を
このオーバーフロー樋Tで受けて流すことができるよう
に構成されており、また、第2ユニット6B内の右端コ
ーナー部には、前記堰板34の端部にL字状の仕切L枠
板34Aが立設されており、この仕切L枠板34Aで区
切られて右端コーナー部には排水室Sが形成されてお
り、この排水室Sに前記オーバーフロー樋Tの端部が連
通状に臨んでおり、オーバーフロー樋Tを流れるオーバ
ーフロー水はこの仕切L枠板34Aで仕切られた排水室
S内に流入されるように構成されており、排水室Sの底
面には下水排出管Saが下方へ突出形成されて、この下
水排出管Saを介しオーバーフロー水を下水道へ流すこ
とができるように構成されている。
第2ユニット6Bの変更例を示す。即ち、図6では、前
記セラミック濾床26と電解装置32を仕切る堰板28
の上端に背板26bに沿ってL字状断面を有するオーバ
ーフロー樋Tを設けたものであり、このオーバーフロー
樋Tは、前記背板26bに当接する水平片Tbと、水平
片TbからL字状に折曲して立ち上がる立片TaでL字
状に形成され、前記セラミック濾床26側から電解装置
32側に亘り連続して配設されたものであり、オーバー
フロー樋Tの立片Taの上端は第2ユニット6Bの側板
26aの上端よりも低い位置に配置されており、セラミ
ック濾床26及び電解装置32内のオーバーフロー水を
このオーバーフロー樋Tで受けて流すことができるよう
に構成されており、また、第2ユニット6B内の右端コ
ーナー部には、前記堰板34の端部にL字状の仕切L枠
板34Aが立設されており、この仕切L枠板34Aで区
切られて右端コーナー部には排水室Sが形成されてお
り、この排水室Sに前記オーバーフロー樋Tの端部が連
通状に臨んでおり、オーバーフロー樋Tを流れるオーバ
ーフロー水はこの仕切L枠板34Aで仕切られた排水室
S内に流入されるように構成されており、排水室Sの底
面には下水排出管Saが下方へ突出形成されて、この下
水排出管Saを介しオーバーフロー水を下水道へ流すこ
とができるように構成されている。
【0017】また、前記仕切L枠板34Aの上端には、
排水室Sへ臨ませてスカム排出エルボ30Lが設けられ
ており、前述したエアリフト管30内にエアを送り、前
記セラミック濾床26を逆洗する際に浮上する微細なS
S等のスカムを、このスカム排出エルボ30Lを通し排
水室S内に流入させて下水道へ排出できるものである。
即ち、スカム排出エルボ30Lは前記エアリフト管30
の上端に接続されるものである。
排水室Sへ臨ませてスカム排出エルボ30Lが設けられ
ており、前述したエアリフト管30内にエアを送り、前
記セラミック濾床26を逆洗する際に浮上する微細なS
S等のスカムを、このスカム排出エルボ30Lを通し排
水室S内に流入させて下水道へ排出できるものである。
即ち、スカム排出エルボ30Lは前記エアリフト管30
の上端に接続されるものである。
【0018】このようにL字状断面を有するオーバーフ
ロー樋Tを予め第2ユニット6B内に形成させておけ
ば、図4のオーバーフロー管35の配管施工を省略する
ことができ、また、邪魔にならない位置にオーバーフロ
ー樋Tは設けられているため、電解装置32の上面側を
スッキリとさせ、点検等の容易化を図ることができるも
のとなる。図6中、11aは移流管であり、この移流管
11aは前述したフレキシブルパイプ11に接続され
て、前記処理水貯留槽7A側へ処理水を流すことができ
るものである。
ロー樋Tを予め第2ユニット6B内に形成させておけ
ば、図4のオーバーフロー管35の配管施工を省略する
ことができ、また、邪魔にならない位置にオーバーフロ
ー樋Tは設けられているため、電解装置32の上面側を
スッキリとさせ、点検等の容易化を図ることができるも
のとなる。図6中、11aは移流管であり、この移流管
11aは前述したフレキシブルパイプ11に接続され
て、前記処理水貯留槽7A側へ処理水を流すことができ
るものである。
【0019】なお、次に図7に要部斜視図で、また図8
に要部平面図で示すものは、第2ユニット6Bにさらに
改良を加えたものであり、前記図6に示したオーバーフ
ロー樋Tの立片Taの内側に、スカム回収樋50をオー
バーフロー樋Tに沿って配設したものである。即ち、ス
カム回収樋50は、左端部、即ちセラミック濾床26側
に上面が開放された流入開口部50aが形成されてお
り、この流入開口部50a内にセラミック濾床26を逆
洗する際に浮上するSS等のスカムが流入されるように
構成されており、スカム回収樋50は方形筒状で図示右
側、即ち電解槽32側へ水平に延出されて、堰板34に
当接して下方に垂下する垂直部50bが連通形成されて
おり、この垂直部50bの下端には、堰板34を貫通し
て図示右側へ抜ける下端開口部50cが形成されてお
り、また、堰板34の図示右側の第2ユニット6Bの側
板26aとの間には、縦方向に長い箱状のエアリフト室
51が前記下端開口部50cと連通状に形成されてお
り、前記流入開口部50aから流入されたスカムはスカ
ム回収樋50の垂直部50bを下り、下端開口部50c
からこのエアリフト室51内に流入されるように構成さ
れている。
に要部平面図で示すものは、第2ユニット6Bにさらに
改良を加えたものであり、前記図6に示したオーバーフ
ロー樋Tの立片Taの内側に、スカム回収樋50をオー
バーフロー樋Tに沿って配設したものである。即ち、ス
カム回収樋50は、左端部、即ちセラミック濾床26側
に上面が開放された流入開口部50aが形成されてお
り、この流入開口部50a内にセラミック濾床26を逆
洗する際に浮上するSS等のスカムが流入されるように
構成されており、スカム回収樋50は方形筒状で図示右
側、即ち電解槽32側へ水平に延出されて、堰板34に
当接して下方に垂下する垂直部50bが連通形成されて
おり、この垂直部50bの下端には、堰板34を貫通し
て図示右側へ抜ける下端開口部50cが形成されてお
り、また、堰板34の図示右側の第2ユニット6Bの側
板26aとの間には、縦方向に長い箱状のエアリフト室
51が前記下端開口部50cと連通状に形成されてお
り、前記流入開口部50aから流入されたスカムはスカ
ム回収樋50の垂直部50bを下り、下端開口部50c
からこのエアリフト室51内に流入されるように構成さ
れている。
【0020】このエアリフト室51の底側には、下方よ
りエア吐出管52が上方に向かって突出されており、エ
ア吐出管52から上方へ向かってエアが噴出されるよう
に構成されている。従って、エア吐出管52から吹き出
されるエアの上昇に伴い、エアの浮上する力によりスカ
ムが上方へ浮上し、スカムは、エアリフト室51の上端
で排水室S側に開口されている上端流出開口部51aよ
り排水室S内に排出されて、排水室Sの底面に設けられ
ている下水排出管Saから下水へ流出されるように構成
されている。なお、前記オーバーフロー樋Tを通り排水
室S内にオーバーフロー水が排出されるため、このオー
バーフロー水と前記スカムは排水室Sで混合されて下水
へ排出されるものとなる。
りエア吐出管52が上方に向かって突出されており、エ
ア吐出管52から上方へ向かってエアが噴出されるよう
に構成されている。従って、エア吐出管52から吹き出
されるエアの上昇に伴い、エアの浮上する力によりスカ
ムが上方へ浮上し、スカムは、エアリフト室51の上端
で排水室S側に開口されている上端流出開口部51aよ
り排水室S内に排出されて、排水室Sの底面に設けられ
ている下水排出管Saから下水へ流出されるように構成
されている。なお、前記オーバーフロー樋Tを通り排水
室S内にオーバーフロー水が排出されるため、このオー
バーフロー水と前記スカムは排水室Sで混合されて下水
へ排出されるものとなる。
【0021】この図7及び図8のように構成しておけ
ば、前述したエアリフト管30を省略して配管構成を極
めて単純化させることができ、第2ユニット6B内の邪
魔にならない位置にオーバーフロー樋T及びスカム回収
樋50が組み込まれているため、第2ユニット6Bの上
面側をスッキリとさせることができ、点検等が容易なも
のとなる。
ば、前述したエアリフト管30を省略して配管構成を極
めて単純化させることができ、第2ユニット6B内の邪
魔にならない位置にオーバーフロー樋T及びスカム回収
樋50が組み込まれているため、第2ユニット6Bの上
面側をスッキリとさせることができ、点検等が容易なも
のとなる。
【0022】次に図9は、前述した処理水貯留槽の第1
ユニット7Aの変更例を示すものであり、図9において
は、第1ユニット7Aの内側コーナー部に断面L字状の
仕切L枠板41を立設させて、この仕切L枠板41の内
側に排水室Sを形成させたものであり、排水室Sの底面
には下水排出管Saが接続されたものとなっている。前
記仕切L枠板41の上端は第1ユニット7Aの外周壁面
上端よりも低い位置に設定されており、第1ユニット7
A内でのオーバーフロー水はこの仕切L枠板41を乗り
越えて排水室Sに流出され、下水排出管Saを通り下水
に排出されるものであり、別途オーバーフロー用の配管
を接続させる必要がなく、スッキリとした配管構成とす
ることができるものである。
ユニット7Aの変更例を示すものであり、図9において
は、第1ユニット7Aの内側コーナー部に断面L字状の
仕切L枠板41を立設させて、この仕切L枠板41の内
側に排水室Sを形成させたものであり、排水室Sの底面
には下水排出管Saが接続されたものとなっている。前
記仕切L枠板41の上端は第1ユニット7Aの外周壁面
上端よりも低い位置に設定されており、第1ユニット7
A内でのオーバーフロー水はこの仕切L枠板41を乗り
越えて排水室Sに流出され、下水排出管Saを通り下水
に排出されるものであり、別途オーバーフロー用の配管
を接続させる必要がなく、スッキリとした配管構成とす
ることができるものである。
【0023】また、図10は、処理水貯留槽における第
2ユニット7Bの変更例を示すものであり、図10で
は、処理水貯留槽の第2ユニット7B内にL字状断面の
中水枠42を立設させて、その中水枠42の内側に区切
られた中水室Rを形成したものであり、前記中水枠42
はその下端が僅かに浮き上がって第2ユニット7Bの底
面との間に下隙間Mを形成しており、この下隙間Mを通
り第2ユニット7B内に溜められた処理水が前記中水室
R内に流入するように構成されており、前記図3で示し
た循環ポンプ39が作動されて第2ユニット7B内の処
理水が浄化槽6の第1ユニット6A側へ循環される時に
も、前記中水室R内に溜められた処理水は循環すること
がなく、従って、例えば第1ユニット6A内に前記排水
集水升5から汚れた生活排水が投入された直後において
も、汚れた生活排水がこの中水室Rには混入されること
が極めて少なくなるため、この中水室R内の処理水をポ
ンプ38等で汲み上げて再利用水出口45からトイレ内
の便器等へ供給することができ、処理済みの汚れのない
綺麗な水を便器側へ送ることができるものとなる。
2ユニット7Bの変更例を示すものであり、図10で
は、処理水貯留槽の第2ユニット7B内にL字状断面の
中水枠42を立設させて、その中水枠42の内側に区切
られた中水室Rを形成したものであり、前記中水枠42
はその下端が僅かに浮き上がって第2ユニット7Bの底
面との間に下隙間Mを形成しており、この下隙間Mを通
り第2ユニット7B内に溜められた処理水が前記中水室
R内に流入するように構成されており、前記図3で示し
た循環ポンプ39が作動されて第2ユニット7B内の処
理水が浄化槽6の第1ユニット6A側へ循環される時に
も、前記中水室R内に溜められた処理水は循環すること
がなく、従って、例えば第1ユニット6A内に前記排水
集水升5から汚れた生活排水が投入された直後において
も、汚れた生活排水がこの中水室Rには混入されること
が極めて少なくなるため、この中水室R内の処理水をポ
ンプ38等で汲み上げて再利用水出口45からトイレ内
の便器等へ供給することができ、処理済みの汚れのない
綺麗な水を便器側へ送ることができるものとなる。
【0024】なお、さらに第2ユニット7Bの底側に循
環水出口43と、前記中水室Rの底側に電解水入口44
を形成させておき、第2ユニット7Bの外側に別個の図
示しない電気分解装置を接続しておけば、第2ユニット
7B内の処理水を循環水出口43から電気分解装置に導
き、電気分解装置内で電気分解により殺菌して、前記電
解水入口44を通し中水室R内に殺菌した処理水を流入
させて中水室R内に溜めておくことができ、より清潔な
処理水をトイレ側へ供給できるものとなる。
環水出口43と、前記中水室Rの底側に電解水入口44
を形成させておき、第2ユニット7Bの外側に別個の図
示しない電気分解装置を接続しておけば、第2ユニット
7B内の処理水を循環水出口43から電気分解装置に導
き、電気分解装置内で電気分解により殺菌して、前記電
解水入口44を通し中水室R内に殺菌した処理水を流入
させて中水室R内に溜めておくことができ、より清潔な
処理水をトイレ側へ供給できるものとなる。
【0025】
【発明の効果】本発明の中水処理システムは、粗大固形
物やBOD源の多いトイレ排水や台所排水を除いた比較
的SS,BODの少ない風呂,洗濯,洗面などの生活排
水及び雨水を、小型の浄化装置で浄化処理し、浄化処理
した処理水を小型の処理水貯留槽に貯留し、処理水貯留
槽に貯留した処理水をトイレ洗浄水及び洗車,散水など
の雑用水として使用可能に構成したことにより、SSや
BODが多いトイレ排水及び台所排水を処理対象排水か
ら除くことにより大型の余剰汚泥滞留槽を必要とせず、
極めてコンパクトに浄化装置及び処理水貯留槽を形成さ
せることができ、特に一般家庭の戸建住宅に設置が容易
な処理システムとなる。
物やBOD源の多いトイレ排水や台所排水を除いた比較
的SS,BODの少ない風呂,洗濯,洗面などの生活排
水及び雨水を、小型の浄化装置で浄化処理し、浄化処理
した処理水を小型の処理水貯留槽に貯留し、処理水貯留
槽に貯留した処理水をトイレ洗浄水及び洗車,散水など
の雑用水として使用可能に構成したことにより、SSや
BODが多いトイレ排水及び台所排水を処理対象排水か
ら除くことにより大型の余剰汚泥滞留槽を必要とせず、
極めてコンパクトに浄化装置及び処理水貯留槽を形成さ
せることができ、特に一般家庭の戸建住宅に設置が容易
な処理システムとなる。
【0026】また、前記浄化装置において、スクリーン
を通す粗大夾雑物除去,好気性生物処理,セラミック濾
床を通す濾過,電解消毒を順次行ない浄化処理すること
としたため、生活排水中のSS,BODを極めて効率よ
く除去処理して、装置全体をコンパクト化できる効果を
有する。
を通す粗大夾雑物除去,好気性生物処理,セラミック濾
床を通す濾過,電解消毒を順次行ない浄化処理すること
としたため、生活排水中のSS,BODを極めて効率よ
く除去処理して、装置全体をコンパクト化できる効果を
有する。
【0027】また、前記浄化装置の上流に小型の排水集
水升を設置し、該排水集水升内に前記生活排水及び雨水
を流入させ、前記浄化装置の処理能力以上の排水を該排
水集水升からオーバーフローさせて下水に放流するよう
に構成したことにより、浄化装置内には処理能力に応じ
た排水が流入されて浄化処理を良好に行なうことができ
る。
水升を設置し、該排水集水升内に前記生活排水及び雨水
を流入させ、前記浄化装置の処理能力以上の排水を該排
水集水升からオーバーフローさせて下水に放流するよう
に構成したことにより、浄化装置内には処理能力に応じ
た排水が流入されて浄化処理を良好に行なうことができ
る。
【0028】また、前記排水集水升に前記生活排水を流
入させる排水管内に、バルブ等の排水量調節機構を設け
たことにより、バルブ等を介し排水集水升に流入する生
活排水の流入量を調節して下水側へ放出されるオーバー
フロー排水を極力低減させることができ、また、前記浄
化装置へ流入させる排水の量も低減させることができる
ために、浄化装置を小さくすることができるメリットが
ある。
入させる排水管内に、バルブ等の排水量調節機構を設け
たことにより、バルブ等を介し排水集水升に流入する生
活排水の流入量を調節して下水側へ放出されるオーバー
フロー排水を極力低減させることができ、また、前記浄
化装置へ流入させる排水の量も低減させることができる
ために、浄化装置を小さくすることができるメリットが
ある。
【0029】また、前記処理水貯留槽内の処理水を循環
ポンプを介し前記浄化装置内へ循環させて処理水を循環
浄化することとしたため、処理水を連続的に浄化装置内
を循環させて繰り返し浄化処理が行なわれるため、大き
な原水貯留槽を必要とせず、小型の浄化装置及び処理水
貯留槽で中水を高度処理でき、装置全体をコンパクト化
させることができ、また、浄化装置内の水質は常時清澄
状態に維持されるため、瞬間的に流入する汚泥度の高い
排水を希釈緩和できる効果を有する。
ポンプを介し前記浄化装置内へ循環させて処理水を循環
浄化することとしたため、処理水を連続的に浄化装置内
を循環させて繰り返し浄化処理が行なわれるため、大き
な原水貯留槽を必要とせず、小型の浄化装置及び処理水
貯留槽で中水を高度処理でき、装置全体をコンパクト化
させることができ、また、浄化装置内の水質は常時清澄
状態に維持されるため、瞬間的に流入する汚泥度の高い
排水を希釈緩和できる効果を有する。
【0030】また、前記浄化装置及び前記処理水貯留槽
は、それぞれ作業者が一人で取扱い可能な大きさの1以
上のユニットで構成され、各ユニットはフレキシブルパ
イプで連結可能に構成されていることにより、作業者一
人で容易に施工して設置することができ、また、設置場
所に対応して多様な組立てができ、軒下配置,床下配置
など設置場所を限定されず、また、増改築等の後付け対
応も可能となり、また狭い場所に配置することが容易
で、固定物を避けながら良好に装置を配置することがで
きる効果を有する。
は、それぞれ作業者が一人で取扱い可能な大きさの1以
上のユニットで構成され、各ユニットはフレキシブルパ
イプで連結可能に構成されていることにより、作業者一
人で容易に施工して設置することができ、また、設置場
所に対応して多様な組立てができ、軒下配置,床下配置
など設置場所を限定されず、また、増改築等の後付け対
応も可能となり、また狭い場所に配置することが容易
で、固定物を避けながら良好に装置を配置することがで
きる効果を有する。
【0031】また、前記浄化装置において、前記セラミ
ック濾床の逆洗を空気の強曝気のみで行ない、かつ空気
逆洗時にセラミック層の上部に浮遊する剥離SSをエア
リフトで下水道へ放流するように構成したことにより、
セラミック濾床の目詰まりを良好に無くし、清掃作業を
省略してメンテナンスコストを低減させることができ
る。
ック濾床の逆洗を空気の強曝気のみで行ない、かつ空気
逆洗時にセラミック層の上部に浮遊する剥離SSをエア
リフトで下水道へ放流するように構成したことにより、
セラミック濾床の目詰まりを良好に無くし、清掃作業を
省略してメンテナンスコストを低減させることができ
る。
【0032】また、前記エアリフトで下水道へ放流され
た液量に見合う量の清澄水が、前記電解消毒槽から供給
され、供給された清澄水で前記セラミック濾床が洗浄さ
れるように構成したことにより、セラミック濾床を良好
に洗浄し再生させ、良好な濾過作用を維持させることが
できる。
た液量に見合う量の清澄水が、前記電解消毒槽から供給
され、供給された清澄水で前記セラミック濾床が洗浄さ
れるように構成したことにより、セラミック濾床を良好
に洗浄し再生させ、良好な濾過作用を維持させることが
できる。
【0033】また、前記浄化装置において、前記セラミ
ック濾床に目詰まりが生じ内部の水位が上昇した場合の
緊急放流用のオーバーフロー管を設けたことにより、浄
化装置を構成するユニット内でオーバーフローすること
を良好に防ぐことができる効果を有する。
ック濾床に目詰まりが生じ内部の水位が上昇した場合の
緊急放流用のオーバーフロー管を設けたことにより、浄
化装置を構成するユニット内でオーバーフローすること
を良好に防ぐことができる効果を有する。
【図1】中水処理システムのフローチャート図である。
【図2】装置の配置構成図である。
【図3】浄化装置を構成する各ユニット及び処理水貯留
槽を構成する各ユニットの概略構成図である。
槽を構成する各ユニットの概略構成図である。
【図4】浄化装置を構成するユニット内の部材の斜視構
成図である。
成図である。
【図5】各ユニットの配置を変更させた変更例の配置構
成図である。
成図である。
【図6】浄化装置の第2ユニットの変更例を示す斜視構
成図である。
成図である。
【図7】浄化装置の第2ユニットのさらに異なる変更例
を示す要部斜視構成図である。
を示す要部斜視構成図である。
【図8】図7の要部平面構成図である。
【図9】処理水貯留槽の第1ユニットの変更例を示す斜
視構成図である。
視構成図である。
【図10】処理水貯留槽の第2ユニットの変更例を示す
斜視構成図である。
斜視構成図である。
1 台所排水 2 洗濯機排水 3 浴室排水 4 洗面排水 5 排水集水升 6 浄化装置 6A 第1ユニット 6B 第2ユニット 7 処理水貯留槽 7A 第1ユニット 7B 第2ユニット 7C 第3ユニット 8 トイレの便器 9 下水道 11 フレキシブルパイプ 12 ステンレスフレーム 13 雨水管 14 排水管 15 バルブ 16 ポンプ 17 流入管 18 スクリーン 19 散気管 20 排出パイプ 21,25,28,33,34 堰板 22 生物膜 23 生物膜濾床 24 散気管 26 セラミック濾床 27 セラミック球 29 散気管 30 エアリフト管 30L スカム排出エルボ 32 電解装置 34A 仕切L枠板 35 オーバーフロー管 36 曝気ブロア 37 逆洗ブロア 38 中水ポンプ 39 循環ポンプ 41 オーバーフロー用仕切L枠板 42 中水枠 43 循環水出口 44 電解水入口 45 再利用水出口 50 スカム回収樋 51 エアリフト室 52 エア吐出管 T オーバーフロー樋 Ta 立片 Tb 水平片 S 排水室 Sa 下水排出管 R 中水室 M 下隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 3/06 C02F 9/00 502M 9/00 501 502D 502 503Z 504A 503 504E 504 B01D 23/10 Z 23/24 A (72)発明者 神谷 時正 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 伊藤 高明 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内
Claims (9)
- 【請求項1】 粗大固形物やBOD源の多いトイレ排水
や台所排水を除いた比較的SS,BODの少ない風呂,
洗濯,洗面などの生活排水及び雨水を、小型の浄化装置
で浄化処理し、浄化処理した処理水を小型の処理水貯留
槽に貯留し、処理水貯留槽に貯留した処理水をトイレ洗
浄水及び洗車,散水などの雑用水として使用可能に構成
したことを特徴とする中水処理システム。 - 【請求項2】 前記浄化装置において、スクリーンを通
す粗大夾雑物除去,好気性生物処理,セラミック濾床を
通す濾過,電解消毒を順次行ない浄化処理することを特
徴とする請求項1に記載の中水処理システム。 - 【請求項3】 前記浄化装置の上流に小型の排水集水升
を設置し、該排水集水升内に前記生活排水及び雨水を流
入させ、前記浄化装置の処理能力以上の排水を該排水集
水升からオーバーフローさせて下水に放流するように構
成した請求項1または請求項2に記載の中水処理システ
ム。 - 【請求項4】 前記排水集水升に前記生活排水を流入さ
せる排水管内に、バルブ等の排水量調節機構を設けたこ
とを特徴とする請求項3に記載の中水処理システム。 - 【請求項5】 前記処理水貯留槽内の処理水を循環ポン
プを介し前記浄化装置内へ循環させて処理水を循環浄化
することを特徴とする請求項1に記載の中水処理システ
ム。 - 【請求項6】 前記浄化装置及び前記処理水貯留槽は、
それぞれ作業者が一人で取扱い可能な大きさの1以上の
ユニットで構成され、各ユニットはフレキシブルパイプ
で連結可能に構成されていることを特徴とする請求項1
または請求項2または請求項5に記載の中水処理システ
ム。 - 【請求項7】 前記浄化装置において、前記セラミック
濾床の逆洗を空気の強曝気のみで行ない、かつ空気逆洗
時にセラミック層の上部に浮遊する剥離SSをエアリフ
トで下水道へ放流するように構成したことを特徴とする
請求項2に記載の中水処理システム。 - 【請求項8】 前記エアリフトで下水道へ放流された液
量に見合う量の清澄水が、前記電解消毒槽から供給さ
れ、供給された清澄水で前記セラミック濾床が洗浄され
るように構成したことを特徴とする請求項7に記載の中
水処理システム。 - 【請求項9】 前記浄化装置において、前記セラミック
濾床に目詰まりが生じ内部の水位が上昇した場合の緊急
放流用のオーバーフロー管を設けたことを特徴とする請
求項2に記載の中水処理システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23144996A JPH09174072A (ja) | 1995-10-26 | 1996-08-12 | 中水処理システム |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7-303664 | 1995-10-26 | ||
| JP30366495 | 1995-10-26 | ||
| JP23144996A JPH09174072A (ja) | 1995-10-26 | 1996-08-12 | 中水処理システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09174072A true JPH09174072A (ja) | 1997-07-08 |
Family
ID=26529875
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23144996A Pending JPH09174072A (ja) | 1995-10-26 | 1996-08-12 | 中水処理システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09174072A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003211174A (ja) * | 2002-01-29 | 2003-07-29 | Yasutoshi Takashima | 循環型給排水設備 |
| JP2015117909A (ja) * | 2013-12-19 | 2015-06-25 | 高砂熱学工業株式会社 | 排水利用システム及び排水利用方法 |
| CN105862352A (zh) * | 2016-05-01 | 2016-08-17 | 俞祖林 | 一种改进的洗衣机 |
| JP2022137376A (ja) * | 2021-03-09 | 2022-09-22 | 康豪 高嶋 | モバイルユニット型生活雑排水処理リサイクルシステム |
-
1996
- 1996-08-12 JP JP23144996A patent/JPH09174072A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003211174A (ja) * | 2002-01-29 | 2003-07-29 | Yasutoshi Takashima | 循環型給排水設備 |
| JP2015117909A (ja) * | 2013-12-19 | 2015-06-25 | 高砂熱学工業株式会社 | 排水利用システム及び排水利用方法 |
| CN105862352A (zh) * | 2016-05-01 | 2016-08-17 | 俞祖林 | 一种改进的洗衣机 |
| JP2022137376A (ja) * | 2021-03-09 | 2022-09-22 | 康豪 高嶋 | モバイルユニット型生活雑排水処理リサイクルシステム |
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