JPH09246824A - 伸縮式ロッドアンテナの引出し構造 - Google Patents
伸縮式ロッドアンテナの引出し構造Info
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- JPH09246824A JPH09246824A JP5308896A JP5308896A JPH09246824A JP H09246824 A JPH09246824 A JP H09246824A JP 5308896 A JP5308896 A JP 5308896A JP 5308896 A JP5308896 A JP 5308896A JP H09246824 A JPH09246824 A JP H09246824A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 伸縮式ロッドアンテナを備える機器におい
て、伸縮ロッドを本体側の第1段目から最初に引き出せ
て、ロッドアンテナの角度・位置の調節が容易に行える
ようにする。 【解決手段】 本体10に対し引出し自在に組み付けら
れ、伸縮自在な複数段のロッド21からなる伸縮式ロッ
ドアンテナ20の引出し構造であって、伸縮式ロッドア
ンテナ20を本体10側の第1段のロッド21aから最
初に引き出すことを可能とする引出し部26と、この引
出し部26による伸縮式ロッドアンテナ20の第1段の
ロッド21aの引出しにより本体10から引き出され、
アンテナベース24に対し第1段のロッド21aを回動
自在として伸縮式ロッドアンテナ20の角度・位置調節
を可能とするヒンジ23部と、を備える。引出し部26
は、第1段のロッド21aに設けた凸部による手掛け部
である。
て、伸縮ロッドを本体側の第1段目から最初に引き出せ
て、ロッドアンテナの角度・位置の調節が容易に行える
ようにする。 【解決手段】 本体10に対し引出し自在に組み付けら
れ、伸縮自在な複数段のロッド21からなる伸縮式ロッ
ドアンテナ20の引出し構造であって、伸縮式ロッドア
ンテナ20を本体10側の第1段のロッド21aから最
初に引き出すことを可能とする引出し部26と、この引
出し部26による伸縮式ロッドアンテナ20の第1段の
ロッド21aの引出しにより本体10から引き出され、
アンテナベース24に対し第1段のロッド21aを回動
自在として伸縮式ロッドアンテナ20の角度・位置調節
を可能とするヒンジ23部と、を備える。引出し部26
は、第1段のロッド21aに設けた凸部による手掛け部
である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信機等の機
器本体に対し引出し自在に収納等して組み付けられる伸
縮式ロッドアンテナの引出し構造に関するものである。
器本体に対し引出し自在に収納等して組み付けられる伸
縮式ロッドアンテナの引出し構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】無線通信機等の機器において、その本体
に対し伸縮自在な複数段のロッドからなる伸縮式ロッド
アンテナを引出し自在に収納等して組み付けたものがあ
る。図8は従来の伸縮式ロッドアンテナの引出し構造例
を示すもので、(a)は収納状態を示した破断側面図、
(b)は引き出す動作を示した破断側面図であり、図9
は伸縮式ロッドアンテナを伸ばして起こした使用状態を
示す概略破断側面図である。これらの図8及び図9にお
いて、10は機器本体、11はアンテナホルダー、12
は凹部、13はアンテナ通し穴、20は伸縮式ロッドア
ンテナ、21は伸縮ロッド、21a,21b,…,21
m,21nはロッド、22は飾り玉、23はヒンジ、2
4はアンテナベース、25はストッパーフランジであ
る。
に対し伸縮自在な複数段のロッドからなる伸縮式ロッド
アンテナを引出し自在に収納等して組み付けたものがあ
る。図8は従来の伸縮式ロッドアンテナの引出し構造例
を示すもので、(a)は収納状態を示した破断側面図、
(b)は引き出す動作を示した破断側面図であり、図9
は伸縮式ロッドアンテナを伸ばして起こした使用状態を
示す概略破断側面図である。これらの図8及び図9にお
いて、10は機器本体、11はアンテナホルダー、12
は凹部、13はアンテナ通し穴、20は伸縮式ロッドア
ンテナ、21は伸縮ロッド、21a,21b,…,21
m,21nはロッド、22は飾り玉、23はヒンジ、2
4はアンテナベース、25はストッパーフランジであ
る。
【0003】即ち、従来の伸縮式ロッドアンテナ20
は、図示のような構成となっており、図8(a)に示し
た収納状態から図8(b)に示すように、飾り玉22を
つまんで伸縮ロッド21を最先端段側の第n段のロッド
21n、第m段のロッド21mから順次伸ばしていっ
て、伸縮ロッド21を最外径部となる第1段のロッド2
1aまで伸ばし切ると、図9に示すように、機器本体1
0からアンテナベース24まで引き出されて、第1段の
ロッド21aとアンテナベース24との間のヒンジ23
が露出状態となる。従って、図9に示したように、伸ば
し切った伸縮ロッド21をアンテナベース24に対して
ヒンジ23部分で起こして、任意の受信状態に見合う角
度・位置に伸縮式ロッドアンテナ20を設定できる。
は、図示のような構成となっており、図8(a)に示し
た収納状態から図8(b)に示すように、飾り玉22を
つまんで伸縮ロッド21を最先端段側の第n段のロッド
21n、第m段のロッド21mから順次伸ばしていっ
て、伸縮ロッド21を最外径部となる第1段のロッド2
1aまで伸ばし切ると、図9に示すように、機器本体1
0からアンテナベース24まで引き出されて、第1段の
ロッド21aとアンテナベース24との間のヒンジ23
が露出状態となる。従って、図9に示したように、伸ば
し切った伸縮ロッド21をアンテナベース24に対して
ヒンジ23部分で起こして、任意の受信状態に見合う角
度・位置に伸縮式ロッドアンテナ20を設定できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
伸縮式ロッドアンテナ20は、伸縮ロッド21とアンテ
ナベース24との間のヒンジ23を機器本体10から露
出させる前に、伸縮ロッド21を伸ばし切らなければな
らず、即ち、機器本体10からのアンテナ引出し方向に
は、伸縮ロッド21を伸ばし切るだけのスペースを必要
としていた。このため、機器の使用の態様によっては、
伸縮ロッド21を伸ばし切れないような場合があり、そ
のような場合には、機器本体10を持ち上げて姿勢や位
置を変えて伸縮ロッド21を伸ばし切ってから元に戻す
面倒な操作を行う必要があるといった問題があった。
伸縮式ロッドアンテナ20は、伸縮ロッド21とアンテ
ナベース24との間のヒンジ23を機器本体10から露
出させる前に、伸縮ロッド21を伸ばし切らなければな
らず、即ち、機器本体10からのアンテナ引出し方向に
は、伸縮ロッド21を伸ばし切るだけのスペースを必要
としていた。このため、機器の使用の態様によっては、
伸縮ロッド21を伸ばし切れないような場合があり、そ
のような場合には、機器本体10を持ち上げて姿勢や位
置を変えて伸縮ロッド21を伸ばし切ってから元に戻す
面倒な操作を行う必要があるといった問題があった。
【0005】本発明の課題は、伸縮式ロッドアンテナを
備える機器において、伸縮ロッドを本体側の第1段目か
ら最初に引き出せて、ロッドアンテナの角度・位置の調
節が容易に行えるようにすることである。
備える機器において、伸縮ロッドを本体側の第1段目か
ら最初に引き出せて、ロッドアンテナの角度・位置の調
節が容易に行えるようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、例えば、無線通信機等の機器の
本体に対し、その端面等から引出し自在に組み付けら
れ、入れ子式構造等により伸縮自在な複数段のロッドか
らなる伸縮式ロッドアンテナの引出し構造であって、前
記伸縮式ロッドアンテナを前記本体側の第1段の、例え
ば、最外径部等による前記ロッドから最初に引き出すこ
とを可能とする操作部や動作機構等による引出し部と、
この引出し部による前記伸縮式ロッドアンテナの前記第
1段のロッドの引出しにより前記本体から引き出され、
前記第1段のロッドを回動自在として、例えば、アンテ
ナベースに対し前記伸縮式ロッドアンテナの角度・位置
調節を可能とするヒンジ部と、を備えた構成を特徴とし
ている。
請求項1記載の発明は、例えば、無線通信機等の機器の
本体に対し、その端面等から引出し自在に組み付けら
れ、入れ子式構造等により伸縮自在な複数段のロッドか
らなる伸縮式ロッドアンテナの引出し構造であって、前
記伸縮式ロッドアンテナを前記本体側の第1段の、例え
ば、最外径部等による前記ロッドから最初に引き出すこ
とを可能とする操作部や動作機構等による引出し部と、
この引出し部による前記伸縮式ロッドアンテナの前記第
1段のロッドの引出しにより前記本体から引き出され、
前記第1段のロッドを回動自在として、例えば、アンテ
ナベースに対し前記伸縮式ロッドアンテナの角度・位置
調節を可能とするヒンジ部と、を備えた構成を特徴とし
ている。
【0007】このように、本体に対し引出し自在な伸縮
式ロッドアンテナを本体側の第1段のロッドから最初に
引き出せる引出し部が備えられ、さらに、その引出し部
による引出し状態で本体から引き出されて伸縮式ロッド
アンテナの角度・位置調節が行えるヒンジ部が備えられ
た引出し構造なので、引出し部により伸縮式ロッドアン
テナを本体側の第1段のロッドから最初に引き出した状
態にして、同時に露出したヒンジ部により回動させるこ
とで、伸縮式ロッドアンテナの角度・位置を任意に調節
できる。
式ロッドアンテナを本体側の第1段のロッドから最初に
引き出せる引出し部が備えられ、さらに、その引出し部
による引出し状態で本体から引き出されて伸縮式ロッド
アンテナの角度・位置調節が行えるヒンジ部が備えられ
た引出し構造なので、引出し部により伸縮式ロッドアン
テナを本体側の第1段のロッドから最初に引き出した状
態にして、同時に露出したヒンジ部により回動させるこ
とで、伸縮式ロッドアンテナの角度・位置を任意に調節
できる。
【0008】なお、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の伸縮式ロッドアンテナの引出し構造であって、前記
引出し部は、前記第1段のロッドに設けた、例えば、凸
部または凹部あるいは滑り止め等による手掛け部である
構成を特徴としている。
載の伸縮式ロッドアンテナの引出し構造であって、前記
引出し部は、前記第1段のロッドに設けた、例えば、凸
部または凹部あるいは滑り止め等による手掛け部である
構成を特徴としている。
【0009】このように、請求項1記載の引出し部を、
本体側の第1段のロッドに設けた手掛け部としたので、
その手掛け部をつまんで本体側の第1段のロッドを直接
引き出せる。
本体側の第1段のロッドに設けた手掛け部としたので、
その手掛け部をつまんで本体側の第1段のロッドを直接
引き出せる。
【0010】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の伸縮式ロッドアンテナの引出し構造であって、前記
引出し部は、前記伸縮式ロッドアンテナを前記本体から
押し出す、例えば、スプリング及び係止機構等による押
し出し機構である構成を特徴としている。
載の伸縮式ロッドアンテナの引出し構造であって、前記
引出し部は、前記伸縮式ロッドアンテナを前記本体から
押し出す、例えば、スプリング及び係止機構等による押
し出し機構である構成を特徴としている。
【0011】このように、請求項1記載の引出し部を、
伸縮式ロッドアンテナを前記本体から押し出す押し出し
機構としたので、その押し出し機構の操作により伸縮式
ロッドアンテナを本体から押し出して引き出した状態に
できる。
伸縮式ロッドアンテナを前記本体から押し出す押し出し
機構としたので、その押し出し機構の操作により伸縮式
ロッドアンテナを本体から押し出して引き出した状態に
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る伸縮式ロッ
ドアンテナの引出し構造の実施の各形態例を図1から図
7に基づいて説明する。
ドアンテナの引出し構造の実施の各形態例を図1から図
7に基づいて説明する。
【0013】<第1の実施の形態例>先ず、図1は本発
明を適用した第1の実施の形態例としての伸縮式ロッド
アンテナの引出し構造例を示すもので、(a)は収納状
態を示した破断側面図、(b)は引き出す動作を示した
破断側面図であり、図2は伸縮式ロッドアンテナを伸ば
して起こした使用状態を示す概略破断側面図である。こ
れらの図1及び図2において、前述した従来例(図8及
び図9参照)と同様に、10は機器本体、11はアンテ
ナホルダー、12は凹部、13はアンテナ通し穴、20
は伸縮式ロッドアンテナ、21は伸縮ロッド、21a,
21b,…,21m,21nはロッド、22は飾り玉、
23はヒンジ、24はアンテナベース、25はストッパ
ーフランジであって、26は手掛け部(引出し部)であ
る。
明を適用した第1の実施の形態例としての伸縮式ロッド
アンテナの引出し構造例を示すもので、(a)は収納状
態を示した破断側面図、(b)は引き出す動作を示した
破断側面図であり、図2は伸縮式ロッドアンテナを伸ば
して起こした使用状態を示す概略破断側面図である。こ
れらの図1及び図2において、前述した従来例(図8及
び図9参照)と同様に、10は機器本体、11はアンテ
ナホルダー、12は凹部、13はアンテナ通し穴、20
は伸縮式ロッドアンテナ、21は伸縮ロッド、21a,
21b,…,21m,21nはロッド、22は飾り玉、
23はヒンジ、24はアンテナベース、25はストッパ
ーフランジであって、26は手掛け部(引出し部)であ
る。
【0014】即ち、機器本体10は、図1に示すよう
に、そのケース内部に筒状のアンテナホルダー11を備
えて、ケース端面に凹部12を形成すると共に、この凹
部12のアンテナホルダー11側の壁面にアンテナ通し
穴13を形成してなる。また、伸縮式ロッドアンテナ2
0は、伸縮自在な伸縮ロッド21からなるもので、この
伸縮ロッド21は、図2に示すように、最大径部である
第1段のロッド21a、第2段のロッド21b、…、第
m段のロッド21m、最小径部である第n段(最終段)
のロッド21nから構成されている。なお、最終段のロ
ッド21nの先端には大径の飾り玉22が設けられてい
る。
に、そのケース内部に筒状のアンテナホルダー11を備
えて、ケース端面に凹部12を形成すると共に、この凹
部12のアンテナホルダー11側の壁面にアンテナ通し
穴13を形成してなる。また、伸縮式ロッドアンテナ2
0は、伸縮自在な伸縮ロッド21からなるもので、この
伸縮ロッド21は、図2に示すように、最大径部である
第1段のロッド21a、第2段のロッド21b、…、第
m段のロッド21m、最小径部である第n段(最終段)
のロッド21nから構成されている。なお、最終段のロ
ッド21nの先端には大径の飾り玉22が設けられてい
る。
【0015】さらに、以上の伸縮ロッド21の最大径部
である第1段のロッド21aの基部には、ヒンジ23を
介してアンテナベース24が連結されており、以上の第
1段のロッド21a及びアンテナベース24は、前記機
器本体10の前記アンテナ通し穴12及び前記筒状のア
ンテナホルダー11の内部に挿通されている。なお、ア
ンテナベース24の基部には大径のストッパーフランジ
25が設けられており、このストッパーフランジ25に
より、アンテナベース24がアンテナホルダー11から
アンテナ通し穴13側への抜け止めが図られている。ま
た、伸縮ロッド21はアンテナベース24に対しヒンジ
23により第1段のロッド21aから回動して角度・位
置調節が可能となっている。
である第1段のロッド21aの基部には、ヒンジ23を
介してアンテナベース24が連結されており、以上の第
1段のロッド21a及びアンテナベース24は、前記機
器本体10の前記アンテナ通し穴12及び前記筒状のア
ンテナホルダー11の内部に挿通されている。なお、ア
ンテナベース24の基部には大径のストッパーフランジ
25が設けられており、このストッパーフランジ25に
より、アンテナベース24がアンテナホルダー11から
アンテナ通し穴13側への抜け止めが図られている。ま
た、伸縮ロッド21はアンテナベース24に対しヒンジ
23により第1段のロッド21aから回動して角度・位
置調節が可能となっている。
【0016】そして、以上の伸縮式ロッドアンテナ20
において、この第1の実施の形態例では、伸縮ロッド2
1のうち機器本体10側の最大径部である第1段のロッ
ド21aの先端に、引出し部としてテーパーフランジ状
の凸部による手掛け部26を一体化して備えている。こ
のようなテーパーフランジ状凸部による手掛け部26を
伸縮ロッド21の第1段のロッド21aの先端に備えて
いるため、図1(a)に示した伸縮式ロッドアンテナ2
0の収納状態から図1(b)に示すように、テーパーフ
ランジ状凸部による手掛け部26をつまんで伸縮ロッド
21を、機器本体10側の最大径部である第1段のロッ
ド21aから最初に引き出すことができる。この時、図
1(b)に示した通り、アンテナベース24もストッパ
ーフランジ25による抜け止め限界位置まで引き出され
た状態にあり、よって、アンテナベース24と第1段の
ロッド21aとの間のヒンジ23も露出状態にある。
において、この第1の実施の形態例では、伸縮ロッド2
1のうち機器本体10側の最大径部である第1段のロッ
ド21aの先端に、引出し部としてテーパーフランジ状
の凸部による手掛け部26を一体化して備えている。こ
のようなテーパーフランジ状凸部による手掛け部26を
伸縮ロッド21の第1段のロッド21aの先端に備えて
いるため、図1(a)に示した伸縮式ロッドアンテナ2
0の収納状態から図1(b)に示すように、テーパーフ
ランジ状凸部による手掛け部26をつまんで伸縮ロッド
21を、機器本体10側の最大径部である第1段のロッ
ド21aから最初に引き出すことができる。この時、図
1(b)に示した通り、アンテナベース24もストッパ
ーフランジ25による抜け止め限界位置まで引き出され
た状態にあり、よって、アンテナベース24と第1段の
ロッド21aとの間のヒンジ23も露出状態にある。
【0017】従って、機器本体10からは第1段のロッ
ド21aの長さにヒンジ23を含むアンテナベース24
の限界位置までの長さを加えた分のスペースだけで、伸
縮式ロッドアンテナ20を引き出すことができる。そし
て、このように引き出されたアンテナベース24に対し
て、図1(b)に点線と矢印で示したように、第1段の
ロッド21aをヒンジ23部分で起こして、任意の受信
状態に見合う角度・位置に伸縮式ロッドアンテナ20を
設定できる。その後、伸縮ロッド21の最先端の飾り玉
22をつまんで、図2に示したように、最終段のロッド
21nから次の第m段のロッド21mと、順次伸ばして
いくことにより、伸縮式ロッドアンテナ20を第1段の
ロッド21aから伸ばし切った状態にして使用する。以
上の通り、前述した従来例では、伸縮ロッド21を伸ば
し切った後にヒンジ23が機器本体10から露出状態と
なる(図9参照)のに対して、第1の実施の形態例によ
れば、図1(b)に示すように、伸縮ロッド21を伸ば
す前にヒンジ23が機器本体10から露出状態となる。
ド21aの長さにヒンジ23を含むアンテナベース24
の限界位置までの長さを加えた分のスペースだけで、伸
縮式ロッドアンテナ20を引き出すことができる。そし
て、このように引き出されたアンテナベース24に対し
て、図1(b)に点線と矢印で示したように、第1段の
ロッド21aをヒンジ23部分で起こして、任意の受信
状態に見合う角度・位置に伸縮式ロッドアンテナ20を
設定できる。その後、伸縮ロッド21の最先端の飾り玉
22をつまんで、図2に示したように、最終段のロッド
21nから次の第m段のロッド21mと、順次伸ばして
いくことにより、伸縮式ロッドアンテナ20を第1段の
ロッド21aから伸ばし切った状態にして使用する。以
上の通り、前述した従来例では、伸縮ロッド21を伸ば
し切った後にヒンジ23が機器本体10から露出状態と
なる(図9参照)のに対して、第1の実施の形態例によ
れば、図1(b)に示すように、伸縮ロッド21を伸ば
す前にヒンジ23が機器本体10から露出状態となる。
【0018】<第2の実施の形態例>図3は本発明を適
用した第2の実施の形態例としての伸縮式ロッドアンテ
ナの引出し構造例を示すもので、(a)は収納状態を示
した破断側面図、(b)は飛び出し動作による引出し状
態を示した破断側面図である。この図3において、前述
した第1の実施の形態例と同様に、10は機器本体、1
1はアンテナホルダー、12は凹部、13はアンテナ通
し穴、20は伸縮式ロッドアンテナ、21は伸縮ロッ
ド、21a,…,21nはロッド、22は飾り玉、23
はヒンジ、24はアンテナベース、25はストッパーフ
ランジであって、15は固定板、16はピン通し穴、2
7,28は切欠、29は押し出しスプリング(圧縮コイ
ルスプリング)、30は押し出し機構(引出し部)、3
1は係止ピン、32はフック、33は操作つまみ、34
は腕部、35はリターンスプリング(引張コイルスプリ
ング)である。
用した第2の実施の形態例としての伸縮式ロッドアンテ
ナの引出し構造例を示すもので、(a)は収納状態を示
した破断側面図、(b)は飛び出し動作による引出し状
態を示した破断側面図である。この図3において、前述
した第1の実施の形態例と同様に、10は機器本体、1
1はアンテナホルダー、12は凹部、13はアンテナ通
し穴、20は伸縮式ロッドアンテナ、21は伸縮ロッ
ド、21a,…,21nはロッド、22は飾り玉、23
はヒンジ、24はアンテナベース、25はストッパーフ
ランジであって、15は固定板、16はピン通し穴、2
7,28は切欠、29は押し出しスプリング(圧縮コイ
ルスプリング)、30は押し出し機構(引出し部)、3
1は係止ピン、32はフック、33は操作つまみ、34
は腕部、35はリターンスプリング(引張コイルスプリ
ング)である。
【0019】即ち、この第2の実施の形態例では、図3
に示すように、伸縮ロッド21の最大径部である第1段
のロッド21aの外周面に切欠27を形成すると共に、
アンテナベース24のストッパーフランジ25の一部を
第1段のロッド21aの外周面と面一にして、その面一
部分にも切欠28を形成する。また、機器本体10の内
部に固定板15を設けて、この固定板15とストッパー
フランジ24との間に、圧縮コイルスプリングによる押
し出しスプリング29を介設する。そして、機器本体1
0のアンテナホルダー11とほぼ対向する部分には、ピ
ン通し穴16を形成して、このピン通し穴16に係止ピ
ン31を挿通する。
に示すように、伸縮ロッド21の最大径部である第1段
のロッド21aの外周面に切欠27を形成すると共に、
アンテナベース24のストッパーフランジ25の一部を
第1段のロッド21aの外周面と面一にして、その面一
部分にも切欠28を形成する。また、機器本体10の内
部に固定板15を設けて、この固定板15とストッパー
フランジ24との間に、圧縮コイルスプリングによる押
し出しスプリング29を介設する。そして、機器本体1
0のアンテナホルダー11とほぼ対向する部分には、ピ
ン通し穴16を形成して、このピン通し穴16に係止ピ
ン31を挿通する。
【0020】この係止ピン31は、機器本体10内にお
いて、第1段のロッド21aの切欠27とストッパーフ
ランジ25の切欠28とにそれぞれ係合可能なフック3
2を先端に有すると共に、機器本体10の外部でピン通
し穴16より大径の操作つまみ33を有するものであ
る。なお、この係止ピン31は、機器本体10内に位置
する腕部34も有しており、この腕部34とアンテナホ
ルダー11との間には、引張コイルスプリングによるリ
ターンスプリング35が架設されている。このようにし
て、機器本体10からの引出し部として、伸縮式ロッド
アンテナ20を飛び出させる押し出しスプリング29
と、伸縮式ロッドアンテナ20に対する係止機構(係止
ピン31及びリターンスプリング35等)とからなる押
し出し機構30を構成する。
いて、第1段のロッド21aの切欠27とストッパーフ
ランジ25の切欠28とにそれぞれ係合可能なフック3
2を先端に有すると共に、機器本体10の外部でピン通
し穴16より大径の操作つまみ33を有するものであ
る。なお、この係止ピン31は、機器本体10内に位置
する腕部34も有しており、この腕部34とアンテナホ
ルダー11との間には、引張コイルスプリングによるリ
ターンスプリング35が架設されている。このようにし
て、機器本体10からの引出し部として、伸縮式ロッド
アンテナ20を飛び出させる押し出しスプリング29
と、伸縮式ロッドアンテナ20に対する係止機構(係止
ピン31及びリターンスプリング35等)とからなる押
し出し機構30を構成する。
【0021】以上において、リターンスプリング35の
ばね力により係止ピン31のフック32を、図3(a)
に示したように、第1段のロッド21aの切欠27に係
合させて、伸縮式ロッドアンテナ20の収納状態として
おく。以上のような押し出し機構30を備えているた
め、図2(a)に示した伸縮式ロッドアンテナ20の収
納状態から係止ピン31の操作つまみ33をつまんで、
リターンスプリング35のばね力に抗して係止ピン31
を引っ張ると、その係止ピン31のフック32が第1段
のロッド21aの切欠27から抜け出て外れる。従っ
て、固定板15とストッパーフランジ24との間に介設
した押し出しスプリング29のばね力によって、図1
(b)に示すように、伸縮式ロッドアンテナ20がアン
テナベース24ごと飛び出す。
ばね力により係止ピン31のフック32を、図3(a)
に示したように、第1段のロッド21aの切欠27に係
合させて、伸縮式ロッドアンテナ20の収納状態として
おく。以上のような押し出し機構30を備えているた
め、図2(a)に示した伸縮式ロッドアンテナ20の収
納状態から係止ピン31の操作つまみ33をつまんで、
リターンスプリング35のばね力に抗して係止ピン31
を引っ張ると、その係止ピン31のフック32が第1段
のロッド21aの切欠27から抜け出て外れる。従っ
て、固定板15とストッパーフランジ24との間に介設
した押し出しスプリング29のばね力によって、図1
(b)に示すように、伸縮式ロッドアンテナ20がアン
テナベース24ごと飛び出す。
【0022】このような伸縮式ロッドアンテナ20の飛
び出し量は、ストッパーフランジ25による抜け止め限
界位置までであり、即ち、操作つまみ33を離すと、リ
ターンスプリング35のばね力によって係止ピン31の
フック32がストッパーフランジ25の切欠28に係合
状態となる。以上の通り、引出し部として押し出し機構
30を用いた第2の実施の形態例によっても、図3
(b)に示すように、伸縮ロッド21を伸ばす前にヒン
ジ23が機器本体10から露出状態となるので、前述し
た第1の実施の形態例と同様に、使い易いものとなる。
なお、押し出し機構30において、伸縮式ロッドアンテ
ナ20をアンテナベース24ごと飛び出させる動力は、
以上のようなスプリング力に限らず、例えば、油圧や空
気圧や電磁力を用いることも可能である。
び出し量は、ストッパーフランジ25による抜け止め限
界位置までであり、即ち、操作つまみ33を離すと、リ
ターンスプリング35のばね力によって係止ピン31の
フック32がストッパーフランジ25の切欠28に係合
状態となる。以上の通り、引出し部として押し出し機構
30を用いた第2の実施の形態例によっても、図3
(b)に示すように、伸縮ロッド21を伸ばす前にヒン
ジ23が機器本体10から露出状態となるので、前述し
た第1の実施の形態例と同様に、使い易いものとなる。
なお、押し出し機構30において、伸縮式ロッドアンテ
ナ20をアンテナベース24ごと飛び出させる動力は、
以上のようなスプリング力に限らず、例えば、油圧や空
気圧や電磁力を用いることも可能である。
【0023】<第3の実施の形態例>図4は本発明を適
用した第3の実施の形態例としての伸縮式ロッドアンテ
ナの引出し構造例を示すもので、2本の伸縮式ロッドア
ンテナをアンテナベースごと引き出す動作を示した概略
斜視図であり、図5は図4に続く動作を示すもので、
(a)は伸縮式ロッドアンテナを起こした状態を示した
概略側面図、(b)は2本の伸縮式ロッドアンテナを伸
ばして開く動作を示した概略斜視図である。これらの図
4及び図5において、前述した第1の実施の形態例と同
様に、10は機器本体、11はアンテナホルダー、12
は凹部、13はアンテナ通し穴であって、40は伸縮式
ロッドアンテナ、41は伸縮ロッド、41aは第1段の
ロッド、42は飾り玉、43はヒンジ(ボールジョイン
ト)、44はアンテナベース、45はストッパーフラン
ジ、46は手掛け部(引出し部)である。
用した第3の実施の形態例としての伸縮式ロッドアンテ
ナの引出し構造例を示すもので、2本の伸縮式ロッドア
ンテナをアンテナベースごと引き出す動作を示した概略
斜視図であり、図5は図4に続く動作を示すもので、
(a)は伸縮式ロッドアンテナを起こした状態を示した
概略側面図、(b)は2本の伸縮式ロッドアンテナを伸
ばして開く動作を示した概略斜視図である。これらの図
4及び図5において、前述した第1の実施の形態例と同
様に、10は機器本体、11はアンテナホルダー、12
は凹部、13はアンテナ通し穴であって、40は伸縮式
ロッドアンテナ、41は伸縮ロッド、41aは第1段の
ロッド、42は飾り玉、43はヒンジ(ボールジョイン
ト)、44はアンテナベース、45はストッパーフラン
ジ、46は手掛け部(引出し部)である。
【0024】即ち、この第3の実施の形態例では、図4
及び図5に示すように、伸縮式ロッドアンテナ40は、
2本の伸縮ロッド41,41を備えたもので、具体的に
は、アンテナベース44の先端部に形成した2個の組込
凹部44a,44aにおいて、ボールジョイントによる
ヒンジ43,43を介して第1段のロッド41a,41
aをそれぞれ組み付けている。なお、2本の伸縮ロッド
41,41の最先端には飾り玉42,42がそれぞれ備
えられ、また、アンテナベース44にもストッパーフラ
ンジ45が備えられている。そして、以上の伸縮式ロッ
ドアンテナ40において、この第3の実施の形態例で
は、2本の伸縮ロッド41,41の各々の第1段のロッ
ド41a,41aの先端に、前述した第1の実施の形態
例と同様に、引出し部としてのテーパーフランジ状凸部
による手掛け部46,46をそれぞれ一体化して備えて
いる。
及び図5に示すように、伸縮式ロッドアンテナ40は、
2本の伸縮ロッド41,41を備えたもので、具体的に
は、アンテナベース44の先端部に形成した2個の組込
凹部44a,44aにおいて、ボールジョイントによる
ヒンジ43,43を介して第1段のロッド41a,41
aをそれぞれ組み付けている。なお、2本の伸縮ロッド
41,41の最先端には飾り玉42,42がそれぞれ備
えられ、また、アンテナベース44にもストッパーフラ
ンジ45が備えられている。そして、以上の伸縮式ロッ
ドアンテナ40において、この第3の実施の形態例で
は、2本の伸縮ロッド41,41の各々の第1段のロッ
ド41a,41aの先端に、前述した第1の実施の形態
例と同様に、引出し部としてのテーパーフランジ状凸部
による手掛け部46,46をそれぞれ一体化して備えて
いる。
【0025】このように、2本の伸縮ロッド41,41
の第1段のロッド41a,41aの先端にテーパーフラ
ンジ状凸部による手掛け部46,46をそれぞれ備えて
いるため、そのテーパーフランジ状凸部による手掛け部
46,46の一方または両方をつまんで、図4及び図5
(a)に示すように、2本の伸縮ロッド41,41を第
1段のロッド41a,41aから最初に、かつ、アンテ
ナベース44ごと引き出すことができる。その後、2本
の伸縮ロッド41,41の飾り玉42,42をそれぞれ
つまんで、図5(b)に示したように、最先端側のロッ
ドから順次伸ばしていくことにより、各々の第1段のロ
ッド41a,41aからそれぞれ伸ばし切った状態にす
ると共に、前述したボールジョイントによるヒンジ4
3,43により、各々の伸縮ロッド41,41の角度及
び向きをそれぞれ自由に変えて使用する。
の第1段のロッド41a,41aの先端にテーパーフラ
ンジ状凸部による手掛け部46,46をそれぞれ備えて
いるため、そのテーパーフランジ状凸部による手掛け部
46,46の一方または両方をつまんで、図4及び図5
(a)に示すように、2本の伸縮ロッド41,41を第
1段のロッド41a,41aから最初に、かつ、アンテ
ナベース44ごと引き出すことができる。その後、2本
の伸縮ロッド41,41の飾り玉42,42をそれぞれ
つまんで、図5(b)に示したように、最先端側のロッ
ドから順次伸ばしていくことにより、各々の第1段のロ
ッド41a,41aからそれぞれ伸ばし切った状態にす
ると共に、前述したボールジョイントによるヒンジ4
3,43により、各々の伸縮ロッド41,41の角度及
び向きをそれぞれ自由に変えて使用する。
【0026】以上の通り、2本の伸縮ロッド41,41
を備える伸縮式ロッドアンテナ40にも本発明は適用可
能である。なお、2本の伸縮ロッド41,41を備える
伸縮式ロッドアンテナ40に限らず、3本以上の伸縮ロ
ッドを備える伸縮式ロッドアンテナにも同様に適用可能
である。また、このような複数本の伸縮ロッドを備える
伸縮式ロッドアンテナにおいても、前述した第2の実施
の形態例のような押し出し機構は適用可能である。
を備える伸縮式ロッドアンテナ40にも本発明は適用可
能である。なお、2本の伸縮ロッド41,41を備える
伸縮式ロッドアンテナ40に限らず、3本以上の伸縮ロ
ッドを備える伸縮式ロッドアンテナにも同様に適用可能
である。また、このような複数本の伸縮ロッドを備える
伸縮式ロッドアンテナにおいても、前述した第2の実施
の形態例のような押し出し機構は適用可能である。
【0027】<手掛け部の他の構造例>図6は本発明を
適用した伸縮式ロッドアンテナを引き出すための手掛け
部の他の構造例を示すもので、(a)は凹部による手掛
け部を示した側面図、(b)は滑り止めによる手掛け部
を示した側面図である。即ち、前述した第1の実施の形
態例では、第1段のロッド21aの先端に引出し部とし
てのテーパーフランジ状凸部による手掛け部26を設け
たが、図6(a)に示すように、第1段のロッド21a
の先端外周に引出し部としての凹部(環状溝)による手
掛け部61を形成したり、また、図6(b)に示すよう
に、第1段のロッド21aの先端外周に引出し部として
の滑り止めのためのローレット加工による手掛け部62
を形成してもよい。なお、このような凹部(環状溝)や
滑り止め(ローレット加工等)による手掛け部は、前述
した第3の実施の形態例における第1段のロッド41a
先端のテーパーフランジ状凸部に代えて設けてもよい。
適用した伸縮式ロッドアンテナを引き出すための手掛け
部の他の構造例を示すもので、(a)は凹部による手掛
け部を示した側面図、(b)は滑り止めによる手掛け部
を示した側面図である。即ち、前述した第1の実施の形
態例では、第1段のロッド21aの先端に引出し部とし
てのテーパーフランジ状凸部による手掛け部26を設け
たが、図6(a)に示すように、第1段のロッド21a
の先端外周に引出し部としての凹部(環状溝)による手
掛け部61を形成したり、また、図6(b)に示すよう
に、第1段のロッド21aの先端外周に引出し部として
の滑り止めのためのローレット加工による手掛け部62
を形成してもよい。なお、このような凹部(環状溝)や
滑り止め(ローレット加工等)による手掛け部は、前述
した第3の実施の形態例における第1段のロッド41a
先端のテーパーフランジ状凸部に代えて設けてもよい。
【0028】<第4の実施の形態例>図7は本発明を適
用した第4の実施の形態例としての伸縮式ロッドアンテ
ナの引出し構造例を示すもので、伸縮式ロッドアンテナ
をアンテナベースごと引き出して第1の基台に対し第2
の基台ごと起こした状態を示した概略側面図である。こ
の図7において、前述した第1の実施の形態例と同様
に、10は機器本体、70は伸縮式ロッドアンテナ、7
1は伸縮ロッド、71aは第1段のロッド、74は第1
のアンテナベース、76は手掛け部(引出し部)、77
はヒンジ、78は第2のアンテナベースである。
用した第4の実施の形態例としての伸縮式ロッドアンテ
ナの引出し構造例を示すもので、伸縮式ロッドアンテナ
をアンテナベースごと引き出して第1の基台に対し第2
の基台ごと起こした状態を示した概略側面図である。こ
の図7において、前述した第1の実施の形態例と同様
に、10は機器本体、70は伸縮式ロッドアンテナ、7
1は伸縮ロッド、71aは第1段のロッド、74は第1
のアンテナベース、76は手掛け部(引出し部)、77
はヒンジ、78は第2のアンテナベースである。
【0029】即ち、この第4の実施の形態例では、図7
に示すように、伸縮式ロッドアンテナ70は、第1のア
ンテナベース74の先端に対しヒンジ77により第2の
アンテナベース78を回動自在に備えたもので、その第
2のアンテナベース78の先端に、伸縮ロッド71の第
1段のロッド71aが固定されている。なお、その伸縮
ロッド71の第1段のロッド71aの先端に、前述した
第1の実施の形態例と同様にして、引出し部としてのテ
ーパーフランジ状凸部による手掛け部76が一体に備え
られている。このように、テーパーフランジ状凸部によ
る手掛け部76を先端に設けた第1段のロッド71aを
第2のアンテナベース78に固定して、その第2のアン
テナベース78と第1のアンテナベース74との間にヒ
ンジ77を設け、このヒンジ77により第1のアンテナ
ベース74に対し第2のアンテナベース78を起こして
使用するようにした伸縮式ロッドアンテナ70にも本発
明は適用可能である。
に示すように、伸縮式ロッドアンテナ70は、第1のア
ンテナベース74の先端に対しヒンジ77により第2の
アンテナベース78を回動自在に備えたもので、その第
2のアンテナベース78の先端に、伸縮ロッド71の第
1段のロッド71aが固定されている。なお、その伸縮
ロッド71の第1段のロッド71aの先端に、前述した
第1の実施の形態例と同様にして、引出し部としてのテ
ーパーフランジ状凸部による手掛け部76が一体に備え
られている。このように、テーパーフランジ状凸部によ
る手掛け部76を先端に設けた第1段のロッド71aを
第2のアンテナベース78に固定して、その第2のアン
テナベース78と第1のアンテナベース74との間にヒ
ンジ77を設け、このヒンジ77により第1のアンテナ
ベース74に対し第2のアンテナベース78を起こして
使用するようにした伸縮式ロッドアンテナ70にも本発
明は適用可能である。
【0030】ところで、以上のような第1及び第2の2
個のアンテナベース74,78を備える伸縮式ロッドア
ンテナ70に限らず、3個以上に分割したアンテナベー
スを備える伸縮式ロッドアンテナにも同様に適用可能で
ある。また、このような複数に分割したアンテナベース
を備える伸縮式ロッドアンテナにおいても、前述した第
2の実施の形態例のような押し出し機構は適用可能であ
る。
個のアンテナベース74,78を備える伸縮式ロッドア
ンテナ70に限らず、3個以上に分割したアンテナベー
スを備える伸縮式ロッドアンテナにも同様に適用可能で
ある。また、このような複数に分割したアンテナベース
を備える伸縮式ロッドアンテナにおいても、前述した第
2の実施の形態例のような押し出し機構は適用可能であ
る。
【0031】なお、以上の実施の各形態例においては、
引出し部として手掛け部または押し出し機構としたが、
本発明はこれらに限定されるものではなく、他の装置等
による引出し部の構成であってもよい。また、押し出し
機構の構成等も任意であり、その他、具体的な細部構造
等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
引出し部として手掛け部または押し出し機構としたが、
本発明はこれらに限定されるものではなく、他の装置等
による引出し部の構成であってもよい。また、押し出し
機構の構成等も任意であり、その他、具体的な細部構造
等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0032】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
る伸縮式ロッドアンテナの引出し構造によれば、本体側
の第1段のロッドから最初に引き出せる引出し部と、そ
の引出し部による引出し状態で本体から引き出されて角
度・位置調節が行えるヒンジ部と、を備えたため、引出
し部により本体側の第1段のロッドから最初に引き出し
た状態にして、同時に露出したヒンジ部により回動させ
ることで、伸縮式ロッドアンテナの角度・位置を任意に
調節することができる。従って、伸縮式ロッドアンテナ
の使用時の操作性を向上することができる。
る伸縮式ロッドアンテナの引出し構造によれば、本体側
の第1段のロッドから最初に引き出せる引出し部と、そ
の引出し部による引出し状態で本体から引き出されて角
度・位置調節が行えるヒンジ部と、を備えたため、引出
し部により本体側の第1段のロッドから最初に引き出し
た状態にして、同時に露出したヒンジ部により回動させ
ることで、伸縮式ロッドアンテナの角度・位置を任意に
調節することができる。従って、伸縮式ロッドアンテナ
の使用時の操作性を向上することができる。
【0033】なお、請求項2記載の発明に係る伸縮式ロ
ッドアンテナの引出し構造によれば、請求項1記載の引
出し部として本体側の第1段のロッドに手掛け部を設け
たため、その手掛け部をつまんで本体側の第1段のロッ
ドを直接引き出してから、請求項1記載の発明のよう
に、角度・位置を任意に調節することができる。
ッドアンテナの引出し構造によれば、請求項1記載の引
出し部として本体側の第1段のロッドに手掛け部を設け
たため、その手掛け部をつまんで本体側の第1段のロッ
ドを直接引き出してから、請求項1記載の発明のよう
に、角度・位置を任意に調節することができる。
【0034】また、請求項3記載の発明に係る伸縮式ロ
ッドアンテナの引出し構造によれば、請求項1記載の引
出し部として伸縮式ロッドアンテナの押し出し機構を設
けたため、その押し出し機構の操作により伸縮式ロッド
アンテナを本体から押し出して引き出した状態にしてか
ら、請求項1記載の発明のように、角度・位置を任意に
調節することができる。
ッドアンテナの引出し構造によれば、請求項1記載の引
出し部として伸縮式ロッドアンテナの押し出し機構を設
けたため、その押し出し機構の操作により伸縮式ロッド
アンテナを本体から押し出して引き出した状態にしてか
ら、請求項1記載の発明のように、角度・位置を任意に
調節することができる。
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態例としての
伸縮式ロッドアンテナの引出し構造例を示すもので、
(a)は収納状態を示した破断側面図、(b)は引き出
す動作を示した破断側面図である。
伸縮式ロッドアンテナの引出し構造例を示すもので、
(a)は収納状態を示した破断側面図、(b)は引き出
す動作を示した破断側面図である。
【図2】図1(b)に続き、伸縮式ロッドアンテナを伸
ばして起こした使用状態を示す概略破断側面図である。
ばして起こした使用状態を示す概略破断側面図である。
【図3】本発明を適用した第2の実施の形態例としての
伸縮式ロッドアンテナの引出し構造例を示すもので、
(a)は収納状態を示した破断側面図、(b)は飛び出
し動作による引出し状態を示した破断側面図である。
伸縮式ロッドアンテナの引出し構造例を示すもので、
(a)は収納状態を示した破断側面図、(b)は飛び出
し動作による引出し状態を示した破断側面図である。
【図4】本発明を適用した第3の実施の形態例としての
伸縮式ロッドアンテナの引出し構造例を示すもので、2
本の伸縮式ロッドアンテナをアンテナベースごと引き出
す動作を示した概略斜視図である。
伸縮式ロッドアンテナの引出し構造例を示すもので、2
本の伸縮式ロッドアンテナをアンテナベースごと引き出
す動作を示した概略斜視図である。
【図5】図4に続く動作を示すもので、(a)は伸縮式
ロッドアンテナを起こした状態を示した概略側面図、
(b)は2本の伸縮式ロッドアンテナを伸ばして開く動
作を示した概略斜視図である。
ロッドアンテナを起こした状態を示した概略側面図、
(b)は2本の伸縮式ロッドアンテナを伸ばして開く動
作を示した概略斜視図である。
【図6】本発明を適用した伸縮式ロッドアンテナを引き
出すための手掛け部の他の構造例を示すもので、(a)
は凹部による手掛け部を示した側面図、(b)は滑り止
めによる手掛け部を示した側面図である。
出すための手掛け部の他の構造例を示すもので、(a)
は凹部による手掛け部を示した側面図、(b)は滑り止
めによる手掛け部を示した側面図である。
【図7】本発明を適用した第4の実施の形態例としての
伸縮式ロッドアンテナの引出し構造例を示すもので、伸
縮式ロッドアンテナをアンテナベースごと引き出して第
1の基台に対し第2の基台ごと起こした状態を示した概
略側面図である。
伸縮式ロッドアンテナの引出し構造例を示すもので、伸
縮式ロッドアンテナをアンテナベースごと引き出して第
1の基台に対し第2の基台ごと起こした状態を示した概
略側面図である。
【図8】従来の伸縮式ロッドアンテナの引出し構造例を
示すもので、(a)は収納状態を示した破断側面図、
(b)は引き出す動作を示した破断側面図である。
示すもので、(a)は収納状態を示した破断側面図、
(b)は引き出す動作を示した破断側面図である。
【図9】図8(b)に続き、伸縮式ロッドアンテナを伸
ばして起こした使用状態を示す概略破断側面図である。
ばして起こした使用状態を示す概略破断側面図である。
【符号の説明】 10 本体 20 伸縮式ロッドアンテナ 21 伸縮ロッド 21a 第1段のロッド 23 ヒンジ 24 アンテナベース 26 手掛け部(引出し部) 27,28 切欠 29 押し出しスプリング 30 押し出し機構(引出し部) 31 係止ピン 32 フック 33 操作つまみ 35 リターンスプリング 40 伸縮式ロッドアンテナ 41 伸縮ロッド 41a 第1段のロッド 43 ヒンジ(ボールジョイント) 44 アンテナベース 46 手掛け部(引出し部) 61,62 手掛け部(引出し部) 70 伸縮式ロッドアンテナ 71 伸縮ロッド 71a 第1段のロッド 74 第1のアンテナベース 76 手掛け部(引出し部) 77 ヒンジ 78 第2のアンテナベース
Claims (3)
- 【請求項1】 本体に対し引出し自在に組み付けられ、
伸縮自在な複数段のロッドからなる伸縮式ロッドアンテ
ナの引出し構造であって、 前記伸縮式ロッドアンテナを前記本体側の第1段の前記
ロッドから最初に引き出すことを可能とする引出し部
と、 この引出し部による前記伸縮式ロッドアンテナの前記第
1段のロッドの引出しにより前記本体から引き出され、
前記第1段のロッドを回動自在として前記伸縮式ロッド
アンテナの角度・位置調節を可能とするヒンジ部と、を
備えたことを特徴とする伸縮式ロッドアンテナの引出し
構造。 - 【請求項2】 前記引出し部は、前記第1段のロッドに
設けた手掛け部であることを特徴とする請求項1記載の
伸縮式ロッドアンテナの引出し構造。 - 【請求項3】 前記引出し部は、前記伸縮式ロッドアン
テナを前記本体から押し出す押し出し機構であることを
特徴とする請求項1記載の伸縮式ロッドアンテナの引出
し構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5308896A JPH09246824A (ja) | 1996-03-11 | 1996-03-11 | 伸縮式ロッドアンテナの引出し構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5308896A JPH09246824A (ja) | 1996-03-11 | 1996-03-11 | 伸縮式ロッドアンテナの引出し構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09246824A true JPH09246824A (ja) | 1997-09-19 |
Family
ID=12933036
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5308896A Pending JPH09246824A (ja) | 1996-03-11 | 1996-03-11 | 伸縮式ロッドアンテナの引出し構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09246824A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006101178A1 (ja) * | 2005-03-23 | 2006-09-28 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 携帯無線機器 |
| KR100678284B1 (ko) * | 1999-12-28 | 2007-02-01 | 삼성전자주식회사 | 휴대폰의 방향전환이 가능한 안테나 장치 |
| US7253774B2 (en) | 2003-06-03 | 2007-08-07 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Collapsible antenna device |
| US7358905B2 (en) | 2003-06-02 | 2008-04-15 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Antenna device |
| JP2009272863A (ja) * | 2008-05-07 | 2009-11-19 | Nippon Antenna Co Ltd | 伸縮アンテナ |
| KR101107748B1 (ko) * | 2009-06-08 | 2012-01-20 | (주)파트론 | 접장길이 축소 및 전장길이 확대 방송수신용 안테나 |
| CN110733627A (zh) * | 2019-11-19 | 2020-01-31 | 玉环天润航空机械制造有限公司 | 伸缩式脚蹬和航空器 |
| CN115621734A (zh) * | 2022-09-19 | 2023-01-17 | 西安研航电子科技有限公司 | 一种用于微波功率放大器的天线 |
| CN116238710A (zh) * | 2023-04-28 | 2023-06-09 | 上海宇航系统工程研究所 | 一种气动驱动的竖直展开装置 |
-
1996
- 1996-03-11 JP JP5308896A patent/JPH09246824A/ja active Pending
Cited By (10)
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