JPH09509076A - 光学式眼底走査装置及び方法 - Google Patents
光学式眼底走査装置及び方法Info
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Abstract
(57)【要約】
光学式走査装置(100)は、回転スキャナディスク(116)を含み、このスキャナディスク(116)は多焦点フレネルレンズ(114)、フレネルスキャナ(122,124)及び角度位置エンコーダ(140)を、単一の整列した圧縮成形素子に一体化している。識別される個人は多焦点固定フレネルレンズを介して光源(104)により照明されたピンホール(108)を見る。多焦点レンズはディスクの中心にありピンホールの像の多重の合焦及び非合焦像(180,182,184,186)を形成する。合成された像は個人に対して1組の円形像(190,192,194,196)として現われ、そめうちの1個の像は合焦している。個人がディスク及び関連する光学素子に対して整列している場合、上記像は同心状に現われる。フレネル光学スキャナは光源からのIR光を受光し、ディスクが回転するとIR走査ビーム(26)を形成する。眼底で反射したIR光は逆の光路を通りビームスプリッタを経て検出器(134)に入射して画像データを発生する。ディスクは多くの光学素子と一体化され整列し、この結果従来のスキャナに比べて光学素子を60%減少させることができる。
Description
【発明の詳細な説明】
光学式眼底走査装置及び方法技術分野
この発明は光学式走査装置、特に人間の眼の眼底を走査して視覚反射により個
人に特有な識別パターンを得る装置及び方法に関するものである。発明の背景
従来、個人の網膜の血管パターンを走査することにより個人を識別する装置及
び方法が既知である。1978年8月22日に発効された米国特許第41092
37号及び1983年7月12日に発効された米国特許第4393366号明細
書には、回転する光走査ビームを用いて眼底から個人の識別パターンを得ること
が記載されている。前者の特許では走査ビームとしてグリーンの光が用いられ、
後者の特許では走査装置は赤外(IR)放射を用いて眼の脈絡網の維管束を検出
している。脈絡膜の維管束は網膜の背後のマッティングを形成し、網膜血管が極
めて小さいか又は存在していない角膜白班及び小孔を含んでいる。脈絡膜の維管
束は安定であり網膜の血管でもあり、個人の識別に関するデータを得るために用
いることができる。一方、走査装置は視神経を中心にした環状区域からのデータ
を得るので、得られる識別パターンは頭の傾きに対して極めて変化し易い。
1986年10月28日に発効された米国特許第4620318号には、眼底
からの視覚光反射パターンにより個人を識別する改良された装置及び方法が記載
されている。固定ビームを眼の視軸に沿って投射し、走査装置が、視神経を中心
にしたほぼ環状の走査パターンから識別パターンを得ている。上述したように、
IR光の走査により脈絡膜の維管束及び網膜の血管からの反射を形成している。
視軸従って視神経経を中心にし環状走査により、視軸に対する頭の傾きにかかわ
らず所定の個人からほぼ同一の識別パターンが得られる。
図1及び2は固定された走査ビームが投射された眼5を示す。眼5の中心は視
軸上に位置決めされ、視軸は視神経14の位置で眼底12と交差する。視神経1
6は視軸10から約15.5°の角度17をもって位置する。眼底12は網膜1
8及び脈絡膜20を含んでいる。
図2は視神経16の区域から枝別れした一例の網膜血管22を示す。網膜血管
22は可視又はIR放射のいずれかにより容易に観察される。一方、IR放射で
照明した場合、脈絡膜20の維管束も脈絡膜血管24をマッティングすることに
より観察することができる。脈絡膜血管24は視神経14の区域に現れる。
図1及び2を参照するに、平行化されたIR走査ビーム26は網膜維管束22
、脈絡膜血管、及び他の構造体や色素沈着により反射される。IR走査ビーム2
6は眼5の瞳28に入射しレンズ30により眼底12上に集束する。IR走査ビ
ーム26は視神経14のほぼ中心に位置する点32の円形位置に入射する。
上述した結果が得られるように設計された従来の走査装置を図3に示す。固定
ターゲット33により検査される個人の眼5が適切に位置決めされ、その視軸1
0は走査装置の光軸34に整列する。固定ターゲット33はピンホール37を有
する支持部材36に位置決めされた可視光放射ダイオード35を含む。光放射ダ
イオード35は多重同心円を有するプレートに形成した固定レチクルを照明し、
眼5はこのレチクルに焦点を合わせる。
IR光源39からIR放射ビームを発生して眼5の眼底12を走査する。IR
光源39は光を発生する白熱タングステン電球40を含み、この光は空間フィル
タ42を通過しレンズ44で屈折する。IRフィルタ46はこのビームのIR波
長光だけを通過させ、このIRビームはピンホール48を通過する。このビーム
はミラー50によりビームスプリッタ52に向けて反射する。ビームスプリッタ
は固定ターゲットの軸と光軸34とを一致させるように取り付ける。
IR光源39から放出された放射の一部はビームスプリッタ52を経て光トラ
ップ54で吸収される。残りの部分は光軸34に沿って反射し対物レンズ56に
入射する。この対物レンズはビームを平行にして光軸34に沿って進行させる。
ビームを放射の角度的に分散した位置から眼に入射させるスキャナを設ける。
このスキャナは回転可能にハウジング57及び円形矢印58で示すようにハウジ
ングと共に回転するスキャナ光学素子を含む。
スキャナ光学素子は走査ビーム及び固定ビームの光路上に位置するホットミラ
ー59(IR放射を反射し可視光を通過させる)を含む。可視光の固定ビームは
ホットミラー59を通過し、IR源からのビームは光軸34から離れるように反
射する。スキャナミラー60はハウジング57の光軸34から離れた位置に配置
され、ハウジング57が回転するに従ってIRフィルタ62を経て眼5に入射す
るように作用する。ホットミラー59により固定ビームに変位が生ずるので、オ
フセットプレート64を配置してこの変位を補償する。
対物レンズ66を接眼レンズ68系に装着してビームを平行にして眼5に入射
させる。この位置に対物レンズ66を配置することにより、検査される個人に対
する装置の位置決めが20/20ビジョン(vision)だけ簡単化される。
ハウジング57が回転すると、IRビームは眼5に入射し、点32の円形位置
で示される(図2)視神経を中心にした環状の走査パターンが形成される。眼5
の眼底12で反射した光は、光が入射した構造体に応じてその強度が変化する。
この反射光は眼5のレンズ30により再び平行にされ、瞳28を出射し、対物レ
ンズ66及びIRフィルタ62を通し、スキュナミラー60及びホトミラー59
で反射する。この反射ビームは対物レンズ56によりビームスプリッタ52上に
集束し、その一部はホットミラー70に入射し、空間フィルタ72を通過する。
次にこのビームはミラー74で反射し、レンズ76を透過し、別の空間フィルタ
78を経て検出器80に入射する。
固定ターゲット33、IR源39、検出器80、及び関連する光学素子はキャ
リッジ82に装着する。上述したビームは同一経路を経てキャリッジ82に入射
し及びキャリッジから出射し、眼5から光路的に等距離の位置に集束する。キャ
リッジ82の長手方向の移動は、各個人に対する合焦作業を20/20ビジョン
以上簡単にするように作用する。従って、固定ターゲット33に焦点を結ぶよう
にキャリッジ82を長手方向に移動させると、IR源39及び検出器80と関連
する光学素子も同時に合焦状態となる。固定装着部材36及びピッホール37は
キャリッジ82に位置決め可能であり、固定ターゲット33及び固定レチクル3
8を光軸34に対して整列させる。
IR源39は固定された強度を有するが、固定ターゲット33は調整可能な強
度を有し固定レチクル38を通して固定ターゲット33の視認性を最適にするこ
とができる。
しかしながら、固定ターゲット33の強度を変えることにより、瞳28の直径
が変化してしまい、この結果検出器80により受光される信号が変化するおそれ
がある。さらに、固定ターゲット33と固定レチクル38により形成される画像
により混乱が生じ、視軸10の光軸34に対する整列性が不適切になるおそれも
ある。
図3の従来の装置に関する他の問題は、多数の光学素子を整列させることが困
難なこと、手動によるフォーカシングにより再現性の欠如、固定ターゲットの誤
認、及び光学系の構造的な複雑さを含んでいる。
従って必要なことは、本質的に光学系が整列し、手動フォーカシングが不要で
あり大幅に簡単化された光学式走査装置及び改良された固定ターゲットにある。発明の概要
従って、本発明の目的は、光学素子が本質的に整列し広い範囲に亘たる人間の
視覚精度に適合させるための手動フォーカシングが不要な眼底走査装置及び方法
を提供することにある。
本発明の眼底走査装置及び方法の利点は、光学的構造の複雑さを大幅に簡単に
できることである。
本発明の眼底走査装置及び方法の別の利点は、データの再現性が大幅に改良さ
れることである。
従って、本発明は、単一の固定IR走査源と、ビームスプリッタと、検出器と
、多焦点固定レンズ、光スキャナ及び角度位置エンコーダが本質的に整列し成形
素子に一体化された回転スキャナディスクとを含み簡単化及び改良された光学式
走査装置を提供することにある。
識別される個人は多焦点フレネル固定レンズを介して固定ピンホールの像を見
る。この多焦点レンズはディスク上に芯立てされ、固定ターゲットの多数の合焦
及び非合焦像を形成する。合成された像は1組の円形像として現われ、そのうち
の1個の像は合焦している。個人がディスク及び関連する光学素子に対して適切
に整列している場合、これらの像は同心状に現われる。
非球面フレネルレンズ及びフレネルプレズムは光スキャナを構成し、このスキ
ャナはディスクの周辺に隣接して配置する。この光スキャナは光源からのIR光
を受光し、ディスクが回転するとIR走査ビームを発生する。個人の眼底で反射
したIR光は逆の光路を通りビームスプリッタを経て検出器に入射する。検出器
は、眼底の走査された区域の維管束構造体に由来する反射したIR光の強度変化
に応じて画像データを発生する。ディスクに一体成形された位置エンコーダは画
像データをフレネルプリズムの角度位置に相関させる。
ディスクは多数の光学素子を単一成形された素子に一体化し本質的に整列させ
、この結果従来の走査装置に比べて光学素子の数が60%低減される。残りの多
くの光学素子は従来の走査装置の光学素子よりも一層簡単な設計にされ、この結
果、大幅に簡単化され、一層安定で再現性に優れた光学式識別走査装置を実現す
ることができる。
本発明の別の目的及び利点は、以下の工程実施例から明らかにする。図面の簡単な説明
図1は眼の多くの構造及び従来の眼底走査ビームの追跡光線を示す人間の眼の
断面図である。
図2は図1の2−2線で切って示す断面図である。
図3は従来の眼底走査装置の光学素子及び関連する光路を示す簡略化した平面
図である。
図4は本発明の眼底走査装置の好適実施例の簡単化した平面図である。
図5は固定レンズ、光スキャナ、ディスク回転モータ、ディスク支持ベアリン
グ及びディスク角度エンコーダの空間的関係を示す本発明のスキャナディスクの
正面図である。
図6はスキャナディスク多焦点固定レンズ、フレネルレンズ、フレネルプリズ
ム及び非球面フレネルレンズを示す図5の6−6線で切って示す断面図である。
図7は図6に示すフレネルプリズム及び非球面フレネルレンズの細部を示す部
分拡大図である。
図8は図6に示す固定レンズの多焦点フレネルレンズの細部を示す部分拡大図
である。
図9Aは、図8の多焦点固定レンズの視軸に対して整列している場合の焦点特
性の追跡光線を示す線図である。
図9Bは図9Aの9B−9B線で切った位置における焦点面上に投影された像
を示す線図である。
図10Aは図8の多焦点固定レンズの視軸に対してずれている場合の焦点特性
を示す追跡光線を表わす線図である。
図10Bは図10Aの10B−10B線で切った位置における焦点面上に投影
される像を示す線図である。
図10Cは固定ターゲットの好適実施例の拡大図である。好適実施例の説明
図4は本発明による光学式走査装置の好適な実施例を示す。固定ターゲット(
符号102で示す)は照明源104、拡散素子105、集光レンズ106、及び
1.6mmの直径のピンホール108を含む。3.5ワットのクリプトン型の中
心フィラメント電球である照明源104と、コーニングレンチキュラレンズ「フ
ライ アイ」である拡散素子105と、集光レンズ106とによりピンホール1
08を適切に照明する。照明源104は、固定ターゲット102を照明すること
に加えてIR走査源として機能するのに十分なスペクトラム及び強度の放射を発
生し、これにより、従来の独立したIR源39(図3)及びその関連する光学素
子40、42、44、46、48、及び50に課せられる要件を除去する。
可視光は固定ターゲット102から光軸110に沿って進行し、ビームスプリ
ッタ112で反射し、スキャナデイスク116の中心に取り付けた多焦点固定レ
ンズ114(後で詳細に説明する)に入射する。多焦点固定レンズ114は一般
に、照明されたピンホール108から発生し走査される個人の眼に入射する固定
光線を平行にする。
IR光は固定ターゲット102から光軸110に沿って進行し、ビームスプリ
ッタ112で反射し、IRフィルタ120を経てフレネルプリズム122及び非
球面フレネルレンズ124(共に後述することにする)に入射する。IRフィル
タ120及び非球面フレネルレンズ124は、スキャナデイスク116の中心か
らオフセットした共通の軸を有する。フレネルプリズム122及び非球面フレネ
ルレンズ124は一般に、照明されたピンホール108から発生し、前述した光
路を進行し、走査される個人の眼底で反射したIR走査光126を偏向すると共
に.行にする。走査光126は光軸110に対して約10°の角度127だけ偏
向され、走査デイスク116がモータ128により回転すると、個人の視神経を
中心にする0.39mmの幅の環状光路に沿って走査する。
反射したIR反射光126は、フレネルプリズム122、非球面フレネルレン
ズ124及びIRフィルタ120を経てビームスプリッタ112を通る光路を経
て光学式走査装置100に戻る。反射したIR反射光126の一部はビームスプ
リタ112を透過してIR検出器に入射する。この検出器は2.5mmのピンホ
ール130、集光レンズ132及びシリコンフォトダイオード134を含む。I
R検出器の光路を比較的簡単にすることにより、従来の検出器80と関連する光
学素子74及び78に課せられる要件(図3)が除去される。
図5は、関連する多焦点固定レンズ114、フレネルプリズム122、及び非
球面フレネルレンズ124を有するスキャナデイスク116の正面を示す。フレ
ネルプリズム122及び非球面フレネルレンズ124は、互いに対向する平行平
面の主要面と共にスキャナデイスクの一体部材として形成する。スキャナデイス
ク116は直径が約40.7mmで厚さが約3.18mmとすることが好ましく
、900nmの反射光に対して1.484の屈折率を有するアクリルプラスチッ
ク材料から圧縮成形する。射出成形のような別の成形処理を用いることもできる
。
同時に、96−1の等間隔のエンコーダバンプ140をスキャナディスクの周
辺に成形する。スキャナディスク116の目盛角を位置142のバンプを削除す
ることにより示す。スキャナディスク116に隣接して反射感知光センサ144
を装着したエンコーダバンプ140を検出する。スキャナディスク116の表面
が光センサ144からの光を反射する。一方、エンコーダバンプ140は光を分
散させるレンズとして作用する。スキャナディスク116が回転すると、光セン
サ144により光の反射と分散が交互に検出され、通常の手段によりスキャナデ
ィスク116の回転角度情報に変換される。
図6は、スキャナディスク116の周辺に成形した1.35mmの厚さのリム
148を取り囲むOリング146を示す。図5を参照するに、Oリング146は
モータ128の溝付きキャプスタン150と摩擦係合し、このモータはスキャナ
ディスク116を約6回転/秒で回転させる。スキャナディスク116は、この
スキャナディスク116の周辺に離間して示す溝付きキャプスタ150と、溝付
きベアリング152及び154との間で支持する。
溝付きベアリング154は、公称440gの力を有するスプリング156によ
りスキャナディスク116に向けて押圧する。溝付ベアリング154をスキャナ
ディスク116から離れる方向に移動させることにより、スキャナディスク11
6を光学式走査装置100から容易に取りはずし又は装着することができる。
図6はスキャナディスクの図5の6−6線で切った断面図であり、非球面フレ
ネルレンズ124、フレネルプリズム122及び多焦点固定レンズ114の相対
位置及び大きさを示し、これら全ての素子はフレネル技術を用いて作ることが好
ましい。
通常のフレネルレンズは、径方向に段階的に増大する一輪郭を形成することに
より最小の厚さを有する第一焦点距離レンズとして説明することができる。各輪
帯の径方向の幅は一定であるが、各輪帯間の厚さの変化は要求される焦点距離を
形成するのに必要な量だけレンズ面に沿って変化する。
非球面フレネルレンズ124は72mmの有効焦点距離を有する通常のフレネ
ルレンズとする。非球面フレネルレンズ124及びフレネルプリズム122に互
いに対向し、約9mmの直径を有し、これらの中心はスキャナディスク116の
光軸110から11.2mmの距離158だけ偏位する。
フレネルプリズムは、必要なプリズム角を線形で段階的に増大するように形成
することにより最小の厚さを有するプリズムとして説明される。各線形なステッ
プの幅は一定とし、必要なプリズム角はフレネルプリズムの面に沿って繰り返し
形成する。
フレネルプリズム122及び非球面フレネルプリズム124の断面細部を図7
に拡大して示す。0.125mmの線形ステップ及び70.2380のプリズム
角をフレネルプリズム122の面に沿って繰り返し形成する。非球面フレネルレ
ンズ124は34.6mmの基本曲率と、−1.6698の円錐定数と、0.1
25mmの径方向輪帯とを有し、スキャナディスク116の面から約1.17m
m離れて挿入する。
多焦点固定レンズ14の断面細部を図8に示す。多焦点固定レンズは通常のフ
レネルレンズと相異する。この線図は、各順次の径方向ステップが異なる焦点距
離を規定する形状を有しているからである。用いる異なる焦点距離の数及び焦点
距離パターンの径方向の次数はあまり重要ではない。
好適パターンは、人間の視覚感度の広い範囲に適合するように選択した4個の
焦点距離形状を用いる。光軸110から多焦点固定レンズ114の径方向外方に
向くにしたがって、第1の輪郭170は70.5mmの有効点距離を有し、第2
の輪郭172は72mmの有効焦点距離を有し、第3の輪郭174は74.4m
mの有効焦点距離を有し、第4の輪郭176は78.5mmの有効焦点距離を有
している。上述した輪郭パターンは多焦点固定レンズ114の9mmの距離の全
直径に亘って18回繰り返す。不所望な反射を減少させるため、多焦点固定レン
ズ114の軸179は光軸110に対して約2°の角度だけ傾ける。この多焦点
固定レンズ114は約1.8mmの好適厚さを有する。
各輪郭の有効焦点距離f′は以下の式を用いて計算した。
f′=(f公称(f補正−d))/(f補正−f公称)
ここで、f公称は多焦点レンズ114とピンホール18との間の距離であり、
f補正は全体に亘って補正され視覚を形成するため使用者に必要な補正レンズの
焦点距離であり、dは使用者の瞳28から多焦点レンズ114までの距離である
。
多焦点固定レンズ114、非球面フレネルレンズ124及びフレネルプリズム
122をスキャナディスク116に一体化することにより、図3に示す従来のス
キャナの関連する多くの光学素子について課せられる要件が除去される。スキャ
ナディスク116の光学素子は注意深く機械加工された金型により成形されるの
で、これらの光学素子は本質的に整列し調整が不要になる。
多焦点レンズ114の焦点機能を図9A及び9Bを参照して説明する。光学装
置を合焦させる方法を設けて広い範囲に亘たる視覚感度を有する検査される個人
に適合させることは一般的である。公称+3ジオプトルから公称−6ジオプトル
の焦点範囲は通常満たされる。連続する焦点範囲は必要でない。この理由は多く
の個人は1.5ジオプトルの焦点適合性を有しているからである。従って、適切
な光学系として公称+3、公称、公称−3、及び公称−6のジオプトルの4個の
焦点距離のステップを有する多焦点固定レンズ114を用いることができる。
半径方向の幅178は、瞳28の最小直径の1/8に等しいか又はそれ以下と
し、眼5(図1)が多焦点固定レンズ114の4個の全ての焦点距離を同時にサ
ンプルすることが好ましい。瞳28の最小直径は約2mmであり、従って最大の
径方向幅178は約0.25mmとなる。0.125mmの好ましい径方向幅は
最大幅の1/2である。勿論、より小さい径方向幅も望ましいが、フレネルレン
ズの成形能力により制限される。
図9Aを参照するに、固定ターゲット102のピンホール108から“単一レ
チクル”(照明されたピンホール)が形成される。多重固定レンズ114はピン
ホール108の一連の仮想像180,182,184,及び186を形成し、こ
れらの仮想像は図2の視覚感度にかかわらず眼5のレンズ30により焦点面18
8上に合焦する。仮想線184は、公称の視覚感度を有する個人についての合焦
像に対応する。一方、図示の実施例において、眼5は僅かに近視状態にあるので
、仮想線182は実際には焦点面188の点190に合焦する。仮想像180,
184及び186は焦点面188の各点192,194及び196に結像する。
図9Bは、個人が多焦点固定レンズ114 介して固定ターゲット102を見る個
人に対して仮想像180,182,184及び186がどのように現われるかを
示す。眼5は仮想像182に合焦し易く、この像はほぼ合焦状態にある。現われ
るものは、ピンホール108の非合焦像の背景に対して合焦点190に生ずる。
非合焦像は焦点面188上に不鮮明な円形の交差点192,194及び196と
して現われる。眼5の視軸10が光軸110に対して整列している場合、点19
0及び不鮮明な円は同軸になるので、円窓状の固定ターゲットの像が形成され、
この像は、種々の焦点距離の多重仮想像を形成するために多重レチクルやハーフ
ミラーを用いる従来の固定ターゲットよりも一層簡単でより鮮明な像となる。
多重固定レンズ114の整列機能について図10A、10B及び10Cを参照
して説明する。図10Aに示す実施例において、眼5の視軸10は光軸114か
らずれているので、仮想像182は焦点面188上の点200に結像する。仮想
像180,184及び186は焦点面188の区点202,204及び206に
結像する。
図10Bは、軸がずれた状態で多焦点固定レンズ114を介して固定ターゲッ
ト102を見る個人に対して仮想像180,182,184及び186がどのよ
うに現われるかを示す。ピンホール108の非合焦像に対して合焦点200に現
われる。非合焦像は同様に不鮮明な円として焦点面188の交点202,204
及び206に現われ、これにより非同心状の円窓状の明らかにずれた固定ターゲ
ット像が形成される。この場合、検査される個人は、円窓の眼の像が同心状にな
るまで多焦点固定レンズ114に対して横方向に移動するだけであり,この移動
により図9Aに示すように光軸110に対して視軸10が整列する。
図10Cは、光軸110に対して視軸10を整列させる使用者の作業性を一層
改善した固定ターゲット102の好適例を示す。本例において、ピンホール10
8に対して4個のスリット208をピンホール108の周辺に90°の角度だけ
離間させて、放射状に配置する。各スリット208は、ピンホール108の開口
面積よりも10%以下の開口面積を有するような形状とすることが好ましい。
2個のスリット208を水平方向に配置し2個のスリットを垂直方向に配置し
て固定ターゲット102の交差部分を形成し、円窓部分と組み合せて光軸110
に対する視軸10の整列性を改善する。
当業者は、本発明の一部は種々の変形例を有し全ての実施例は像が人間の眼以
外のカメラや他の撮像装置により撮像される用途に用いられることができること
を認識している。特に、多焦点固定レンズ114はスキャナディスク116上に
取り付けられて共に回転する。しかし、スキャナディスク116は必ずしも多焦
点固定レンズ114又はIRフィルタ120を含む必要はなく、これらの素子は
走査ビーム光路に沿ういずれの位置に配置することができる。多焦点固定レンズ
114は上述した径方向幅及び輪郭ハターン以外の幅やパターンを有することが
できると共に、異なる次数の異なる焦点距離の数及び/又は異なる径方向幅の繰
り返しパターンを有することもできる。多焦点固定レンズ114は、各々が異な
る焦点距離の多重楔形部分を有する回転レンズのようなフレネルレンズ以外のレ
ンズとすることもできる。
本発明の上述した実施例の細部については、本発明の基本原理から逸脱しない
範囲において多くの変形が可能であることは当業者にとって明らかである。従っ
て、本発明は、眼外走査装置以外の他の光学式走査装置にも適用できること明ら
かである本発明の範囲は以下の請求の範囲によってだけ決定されるべきである。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM,
AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C
N,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,GE,HU
,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LT,
LU,LV,MD,MG,MN,MW,NL,NO,N
Z,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SI,SK
,TJ,TT,UA,UZ,VN
(72)発明者 ヒル ロバート ビー
アメリカ合衆国 オレゴン州 97229 ポ
ートランド ノースウエスト ワンハンド
レッドフォーティサード アヴェニュー
1777 ナンバー 48
【要約の続き】
ャナに比べて光学素子を60%減少させることができ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.ほぼシステムの光軸に沿って進行する可視放射ビーム及びIR放射ビームを 発生する光源と、 前記光軸から離間した位置に装着され、前記IR放射を受光すると共に走査 ビームを角度的に発散した複数の位置から眼底の眼の視軸を中心とする複数の走 査点に入射させるように配置された光スキャナを含み、前記光軸を中心に回転す るように配置したスキャナディスクとを具え、眼底を走査し眼底で反射した目の 光パターンを検出する装置。 2.さらに、前記光源からの放射で照明され、多焦点レンズを経て前記可視放射 の固定ビームを送出する固定ターゲットを含み、前記多焦点レンズが光軸に沿っ て離間した固定ターゲットの一連の仮想像を形成し、眼の視軸が前記光軸に対し て整列すると共に前記仮想像の少なくとも1個の像上に合焦するように構成した 請求項1に記載の装置。 3.レンチキュラ拡散素子をさらに含み、前記固定ターゲットが、前記光源がレ ンチキュラ拡散素子を経て照明するピンホールを含む請求項1に記載の装置。 4.前記固定ターゲットが、前記ピンホールの周囲から放射状に配置した一組の スリットを含む請求項3に記載の装置。 5.走査ビーム中の可視放射をブロックするように位置決めされたIRフィルタ をさらに含む請求項1に記載の装置。 6.前記IRフィルタが、前記スキャナディスク上の光スキャナに隣接し対向す るように装着されている請求項5に記載の装置。 7.前記IR放射が眼底で反射し前記光スキャナを通る逆の光路に沿って戻り、 反射したIR放射を検出器に入射させるビームスプリッタをさらに含み、この検 出器が眼底の各走査点で反射した放射の強度を表すデータを発生する請求項1に 記載の装置。 8.前記光スキャナが、スキャナレンズに隣接し対向するように装着したスキャ ナプリズムをさらに含む請求項1に記載の装置。 9.前記スキャナレンズ及びスキャナプリズムのうち少なくとも1個をフレネル 型とした請求項8に記載の装置。 10.前記スキャナディスクに作動的に連結したモータをさらに含み、スキャナ ディスクを約6回転/秒で回転させる請求項1に記載の装置。 11.前記スキャナディスクが少なくとも2個のベァリングと前記モータに取り 付けたキャプスタンにより支持され、これらベァリング及びキャプスタンがスキ ャナディスクの周辺に沿って分布している請求項10に記載の装置。 12.前記ベァリング又はキャプスタンの少なくとも1個がスキャナディスクに 向く力により弾圧されている請求項11に記載の装置。 13.前記スキャナディスクに作動的に連結した角度エンコーダをさらに含み、 この角度エンコーダから得たデータにより複数の角度位置を決定する請求項1に 記載の装置。 14.前記角度エンコーダをスキャナディスクに一体化した請求項13に記載の 装置。 15.前記角度エンコーダが約95個の角度符号位置及び1個の目盛り位置を含 む請求項14に記載の装置。 16.ほぼシステムの光軸に沿って進行する可視放射ビーム及びIR放射ビーム を発生する光源と、 前記光源からの放射で照明され、多焦点レンズを経て前記可視放射の固定ビ ームを送出する固定ターゲットとを含み、前記多焦点レンズが光軸に沿って離間 した固定ターゲットの一連の仮想像を形成し、眼の視軸が前記光軸に対して整列 すると共に前記仮想像の少なくとも1個の像上に合焦するように構成した眼底を 走査し眼底で反射した目の光パターンを検出するための眼底を位置決めする装置 。 17.前記光軸を中心に回転するように配置したスキャナディスクを含み、この スキャナディスクが、前記光軸から離間した位置に装着され、前記IR放射を受 光すると共に走査ビームを角度的に発散した複数の位置から眼底の視軸を中心と する複数の走査点に入射させるように配置された光スキャナを含む請求項16に 記載の装置。 18.レンチキュラ拡散素子をさらに含み、前記固定ターゲットが、前記光源が レンチキュラ集光レンズを経て照明するピンホールを含む請求項16に記載の装 置。 19.前記固定ターゲットが、前記ピンホールの周囲から放射状に配置した一組 のスリットを含む請求項18に記載の装置。 20.前記多焦点レンズがスキャナディスクに装着されている請求項16に記載 の装置。 21.前記多焦点レンズを一連の径方向輪郭を含む多焦点フレネル型とし、各輪 郭が予め定めた異なる有効焦点距離を形成する請求項16に記載の装置。 22.前記一連の径方向輪郭が、多焦点フレネルレンズの表面に径方向に繰り返 されたパターンを形成する請求項20に記載の装置。 23.前記輪郭の数を4とし、前記予め定めた焦点距離が、公称焦点距離、公称 焦点距離に約3ジオプトル加算したもの、、公称焦点距離から約3ジオプトル減 算したもの、及び公称焦点距離から約6ジオプトル減算したものを含む請求項2 2に記載の装置。 24.前記公称焦点距離を約72mmとした請求項23に記載の装置。 25.視軸を有する眼の眼底を走査するに際し、 ほぼシステムの光軸に沿って進行する可視放射ビーム及びIR放射ビームを 発生する工程と、 前記光軸から離間した位置に装着され、前記IR放射を受光すると共に走査 ビームを角度的に発散した複数の位置から眼底の眼の視軸を中心とする複数の走 査点に入射させるように配置された光スキャナを含むスキャナディスクを前記光 軸を中心に回転するように位置決めする工程とを具える眼底走査方法。 26.さらに、前記光源からの放射により固定ターゲットを照明する工程と、 多焦点レンズを介して可視放射の固定ビームを放出し、固定ターゲットの光 軸に沿って離間した一連の仮想像を形成するする工程と、 眼を前記固定ターゲット上に固定し、視軸を光軸に対して整列させ眼を前記 仮想像の少なくとも1個の像上に合焦させる工程とを含む請求項25に記載の方 法。 27.前記スキャナディスクに多焦点レンズを装着する工程をさらに含む請求項 26に記載の方法。 28.走査ビーム中の可視放射をブロックするIRフィルタを前記光源と眼との 間に配置する工程をさらに含む請求項25に記載の方法。 29.前記IR放射が光スキャナを通る逆の光路を戻る請求項25に記載の方法 であって、 前記スキャナレンズと光源との間にビームスプリッタを配置する工程と、 このビームスプリッタに隣接するように検出器を配置する工程と、 戻りのIR放射をビームスプリッタを経て眼底の各走査点から戻った放射を 強度を表すデータを発生する検出器に入射させる工程とを含む方法。 30.前記光スキャナが走査プリズムと走査レンズを含む請求項25に記載の方 法であって、 前記走査プリズムを走査レンズと隣接し対向するように配置する工程を含む 方法。 31.前記スキャナディスクに角度エンコーダが作動的に連結されている請求項 25に記載の方法であって、 前記角度エンコーダから得たデータにより複数の角度位置を決定する工程を 含む方法。 32.前記角度エンコーダをスキャナディスクに一体化する工程をさらに含む請 求項31に記載の装置。 33.前記角度エンコーダに目盛り各符号位置を形成する工程をさらに含む請求 項31に記載の方法。 34.前記スキャナディスクがモータにより作動的に回転し、前記位置決め工程 が、前記スキャナディスクを少なくとも2個のベァリングと前記モータに連結さ れているキャプスタンとにより支持する工程を含み、前記ベァリング及びキャプ スタンがスキャナディスクの周辺に沿って分布する請求項25に記載の方法。 35.IR放射のビームにより走査するために、視軸を有する眼の眼底を位置決 めするに際し、 ほぼシステムの光軸に沿って進行する可視放射ビーム及びIR放射ビームを 発生する工程と、 前記光源からの放射により固定ターゲットを照明する工程と、 多焦点レンズを介して可視放射の固定ビームを放出し、固定ターゲットの光 軸に沿って離間した一連の仮想像を形成するする工程と、 眼を前記固定ターゲット上に固定し、視軸を光軸に対して整列させ、眼を前 記仮想像の少なくとも1個の像上に合焦させる工程とを含む眼底位置決め方法。 36.前記光軸から離間した位置に装着され、前記IR放射を受光すると共に走 査ビームを角度的に発散した複数の位置から眼底の視軸を中心とする複数の走査 点に入射させるように配置された光スキャナを含むスキャナディスクを前記光軸 を中心に回転するように位置決めする工程とを具える請求項35に記載の方法。 37.前記多焦点レンズを一連の成形された径方向輪郭を含む多焦点フレネル型 とし、各輪郭が予め定めた異なる有効焦点距離を構成する請求項35に記載の方 法。 38.前記一連の成形された径方向輪郭が、多焦点フレネルレンズの表面に径方 向に繰り返されたパターンを形成する請求項37に記載の方法。 39.物体、レンズ及び焦点面がほぼ整列した軸を有し、物体の像をレンズを介 して焦点面に結像させる装置であって、 前記軸に沿って離間した物体の一連の仮想像を形成する多焦点レンズを具え 、少なくとも1個の仮想像が前記焦点面に結像する像形成装置。 40.前記レンズ及び焦点面をそれぞれそこなわれた視覚精度を有するレンズ及 び眼の眼底とし、少なくとも1個の仮想像が別の補正レンズを用いることなく眼 底上に結像する請求項39に記載の装置。 41.前記多焦点レンズを一連の径方向輪郭を含み、各輪郭が予め定めた異なる 有効焦点距離を構成する請求項39に記載の装置。 42.前記一連の成形された径方向輪郭が、多焦点レンズの表面に径方向に繰り 返されたパターンを形成する請求項41に記載の装置。 43.前記輪郭の数を4とし、前記予め定めた焦点距離が、公称焦点距離、公称 焦点距離に約3ジオプトル加算したもの、、公称焦点距離から約3ジオプトル減 算したもの、及び公称焦点距離から約6ジオプトル減算したものを含む請求項4 2に記載の装置。 44.前記公称焦点距離を72mmとした請求項43に記載の装置。
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