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JPH01135872A - 常温硬化性伸長型上塗材用樹脂組成物 - Google Patents

常温硬化性伸長型上塗材用樹脂組成物

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JPH01135872A
JPH01135872A JP29362087A JP29362087A JPH01135872A JP H01135872 A JPH01135872 A JP H01135872A JP 29362087 A JP29362087 A JP 29362087A JP 29362087 A JP29362087 A JP 29362087A JP H01135872 A JPH01135872 A JP H01135872A
Authority
JP
Japan
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group
silane compound
silyl group
formula
vinyl polymer
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JP29362087A
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English (en)
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JP2593896B2 (ja
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Naotami Andou
安藤 直民
Hirotoshi Kawaguchi
広利 川口
Yuzuru Kawamura
譲 河村
Hisao Furukawa
久夫 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、耐汚染性の改良された常温硬化性樹脂組成物
に関するものである。更に詳しくは、加水分解性シリル
基を有するビニル系共重合体を用いた耐汚染性の改良さ
れた伸長型上塗材用樹脂組酸物に関するものである。
(従来技術の問題点) 加水分解性シリル基含有ビニル樹脂が常温で空気中の湿
分により緻密な網状構造を形成し、高光沢、耐候性、耐
変色性、無機系基材に対する密着性等の優れた樹脂とな
ることが知られている。
一方、塗料分野では、コンクリート等下地のひび割れに
追従し、防水性、美観を付与する伸長型上塗塗料の開発
が盛んに行なわれている。しかしながら、塗膜の伸びを
確保するためには柔軟な樹脂組成にする必要があり、そ
のために排気ガスやふんしん等に対する耐汚染性という
点では、必らずしも満足のいくものではなかった。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、市場の強い要求に答えるべく鋭意検討を
行った結果、加水分解性シリル基含有ビニル系共重合体
に下記のシラン化合物を添加することにより、塗膜の伸
び及び耐候性を低下させずに耐汚染性を著しく改巷でき
ることを見出し、本発明に至った。
すなわち本発明は、 (4)主鎖が実質的にビニル系重合体鎖からなり、末端
あるいは側鎖に加水分解性基と結合した珪素原子を1分
子中に少なくとも1個有するシリル基含有ビニル系重合
体 100重量部(B)式 %式%() (式中、R1は炭素数1〜10の1価のアルキル基、ア
ラルキル基、アリール基より選ばれる炭化水素基、Xは
ハロゲン、ヒドロキシ、アルコキシ、アシロキシ、アミ
ノキシ、フェノキシ、チオアルコキシ、アミノ、ケトキ
シメート、アルケニルオキシ基より選ばれる基、R2は
炭素数3〜200の1価のアルキル基を示し、nは0〜
2の整数を示す。) で示されるシラン化合物 0.1〜100重量部及び(
C)硬化触媒0〜20重量部を含有する常温硬化性樹脂
組成物を要旨とする。
(5)成分のシリル基含有ビニル系重合体は、ビニルモ
ノマーと加水分解性シリル基含有モノマーとの共重合に
より得られ、主鎖また側鎖にウレタン結合、ウレア結合
あるいはシロキサン結合を一部含んでもよい。この際、
使用されるビニルモノマーとしては特に限定はなく、メ
チル(メタ)クリレート、エチル(メタ)クリレート、
ブチル(メタ)クリレート、2−エチルヘキシル(メタ
)クリレート、ステアリル(メタ)クリレート、ベンジ
ル(メタ)クリレート、シクロヘキシル(メタ)クリレ
ート、トリフロロエチル(メタ)クリレート、ペンタフ
ロロプロピル(メタ)クリレート、ポリカルボン酸(マ
レイン酸、フマル酸、イタコン酸等)の炭素数1〜20
の直鎖または分岐のアルコールとのジエステルまたはハ
ーフエステル等の不飽和カルボン酸のエステル;スチレ
ン、α−メチルスチレン、クロロスチレン、スチレンス
ルホン酸、4−ヒドロキシスチレン、ビニルトルエン等
の芳香族炭化水素系ビニル化合物;酢酸ビニル、プロピ
オン酸ビニル、ジアリルフタレート等のビニルエステル
やアリル化合物;(メタ)クリロニトリル等のニトリル
基含有ビニル化合物;グリシジル(メタ)クリレート等
のエポキシ基含有ビニル化合物;ジメチルアミノエチル
(メタ)クリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)ク
リレート、ビニルピリジン、アミノエチルビニルエーテ
ル等のアミノ基含有ビニル化合物;(メタ)クリルアミ
ド、イタコン酸ジアミド、α−エチル(メタ)クリルア
ミド、クロトンアミド、マレイン酸ジアミド、フマル酸
ジアミド、N−ビニルピロリドン、N−ブトキシメチル
(メタ)クリルアミド、N、N−ジメチルアクリルアミ
ド、N−メチルアクリルアミド、アクリロイルモルホリ
ン等のアミド基含有ビニル化合物;2−ヒドロキシエチ
ル(メタ)クリレート、2−ヒドロキシプ口ピル(メタ
)クリレート、2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、
N−メチロール(メタ)クリルアミド、アロニクス57
00(東亜合成■袈)、Placcel FA−1、P
laccel  FA−4、PlaccelFM−1、
Placcel FM−4(ダイセル化学■製)等の水
酸基含有ビニル化合物;(メタ)クリル酸、マレイン酸
、フマル酸、イタコン酸およびそれらの塩(アルカリ金
属塩、アンモニウム塩、アミン塩等)、無水マレイン酸
等の不飽和カルボン酸、酸無水物、またはその塩;ビニ
ルメチルエーテル、塩化ビニノペ塩化ビニリデン、クロ
ロプレン、プロピレン、ブタジェン、イソプレン、マレ
イミド、N−ビニルイミダゾール、ビニルスルホン酸等
のその他のビニル化合物等が挙げられる。
加水分解性シリル基含有モノマーとしては、具体的には CH2=CHBi(OOHa)B、CCH2=CH81
cI、(J−I3 CH2=CHOOO(CFIs+)3Si(OCHa)
2、CH2=OHOOO(CH2)351(OCHa)
a、EI3 CH2=CHCOO(OR2)a 8 iC12,0)
+2=cHOOo(CH2)3Si01B  、(EH
8 0H2=O(OHa)000(CH2)3Si(OCH
a)2.0H2=C(CHa)000(CI(2)3S
i(OCHa)3、H3 0H2=0(CHa)Coo(CH2)38i 012
 、CH2=C(CJ(a)C00(Of(2)381
C1a 、0  0   ?Ha II      ll 0H2=C(CH3)000(CH2)38i(002
H5)3、fI3 CHz=C(CHa)COO(CH2)B8i (OC
21−I5)2、等があげられる。
これら加水分解性シリル基含有モノマーとビニルモノマ
ーの共重合体の製造法については、例えば特開昭54−
86395、同57−36109、同58−15781
0等に示される方法を用いればよい。特に好ましいのは
、アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ系ラジカル開始
剤を用いた溶液重合である。また必要に応じて、n−ド
デシルメルカプタン、t−ドデシルメルカプタン、n−
ブチルメルカプタン、γ−メルカプトプロピルトリメト
キシシラン、r−メルカプトプロピルトリエトキシシラ
ン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、
γ−メルカプトプロピルメチルジェトキシシラン、(C
Ha O) 8Si−8−8−8i −(OCHa )
3、(CH30)3S 1−8B  S 1(OCHa
)3  等の連鎖移動剤を用い分子量調節をする事がで
きる。特に加水分解性シリル基を分子中に有する連鎖移
動剤、例えばr−メルカプトプロピルトリメトキシシラ
ンを用いればシリル基含有ビニル系重合体の末端Jこ加
水分解性シリル基を導入することができる。
重合溶剤は、炭化水素類(トルエン、キシレン、n−ヘ
キサン、シクロヘキサン等)、酢酸エステル類(酢酸エ
チル、酢酸ブチル等)、アルコール類(メタノール、エ
タノール、イソプロパツール、n−ブタノール等)、エ
ーテル類(エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、セロ
ソルブアセテート等)、ケトン類(メチルエチルケトン
、アセト酢酸エチル、アセチルアセトン、ジアセトンア
ルコール、メチルイソブチルケトン、アセトン等)の如
き非反応性の溶剤であれば特に限定はない。
ω)成分のシラン化合物は、式(1)、(If)又は面
で示されるが、式中R2で表わされるアルキル基は炭素
数3〜200、好ましくは6〜200、より好 。
ましくは10〜20であって、以下の方法で合成できる
■ 片末端にアリル基を有する分子量42〜3000の
炭化水素系化合物を、次式 (式中、R1は炭素数1〜10の1価のアルキル基、ア
ラルキル基、アリール基より選ばれる炭化水素基、Xは
ハロゲン、ヒドロキシ、アルコキシ、アシロキシ、アミ
ノキシ、フェノキシ、チオアルコキシ、アミノ、ケトキ
シメート、アルケニルオキシ基より選ばれる基、nは0
〜2の整数を示す) で示されるヒドロシラン化合物でヒドロシリル化し、シ
ラン化合物(1)を得る方法。
■ 片末端に水酸基を有する分子量42〜3000のア
ルコール類をウィリアムソンのエーテル合成法で片末端
にアリル基を導入した後、上記ヒドロシランでヒドロシ
リル化し、シラン化合物(1)を得る方法。
■ 片末端に水酸基を有する分子量42〜3000のア
ルコール類をイソシアナートシランで封鎖し、シラン化
合物(2)を得る方法。
等が挙げられる。
アリル基とヒドロシラン化合物のヒドロシリル化反応は
、白金、ロジウム、コバルト、パラジウムおよびニッケ
ルから選ばれた■族の遷移金属錯体化合物を触媒として
用い、50〜150℃の温度で進行し、反応時間は1〜
4時間で定量的に進行する。
水酸基とイソシアナートシランの反応は、触媒は用いて
も用いなくてもよいが、速かに付加反応を進行させたい
ときはジブチルスズジラウレート、オクチル酸スズのよ
うな有機スズ化合物、ジメチルベンジルアミン、トリエ
チルアミン等の3級アミン化合物を用いる事ができる。
反応温度は50〜150℃で、2270cm1の赤外吸
収スペクトルのNCOの吸収にて反応を追跡する。
片末端にアリル基を有する炭化水素系化合物として、具
体的には、1−プロペン、1−ペンテン、1−オクテン
、1−デセン、1−テトラデセン、1−へキサデセン、
1−オクタデセン等が挙げられる。
片末端に水酸基を有するアルコール類としては、1−プ
ロパツール、1−ペンタノール、1−オクタツール、1
−デカノール、1−テトラデカノニル、1−ヘキサデカ
ノール、1−オクタデカノール等が挙げられる。
ヒドロシラン化合物として、具体的には、トリクロルシ
ラン、メチルジクロルシラン、ジメチルクロルシラン、
フエニルジクロルシラン等のハロゲン化シラン類;トリ
メトキシシラン、トリエトキシシラン、メチルジメトキ
シシラン、メチルジェトキシシラン、フエニルジメトキ
シシラン等のアルコキシシラン類;トリアセトキシシラ
ン、メチルジアセトキシシラン、フエニルジアセトキシ
シラン等のアシロキシシラン類ニジメチルエチルメチル
オキシムシラン;トリアミノキシシラン、メチルジアミ
ノキシシラン、メチルジアミノシラン等が挙げられる。
イソシアナートシランとして、具体的には、γ−イソシ
アナート、プロピルトリメトキシシラン、γ−イソシア
ナートプロピルトリエトキシシラン、γ−イソシアナー
トプロピルメチルジメトキシシラン等が挙げられる。
(0成分の硬化触媒として、具体的には、ジブチルスズ
ジラウレート、ジブチルスズシマレート、ジオクチルス
ズジラウレート、ジオクチルスズシマレート、オクチル
酸スズ等の有機スズ化合物;リン酸、モノメチルホスフ
ェート、モノエチルホスフェート、モノブチルホスフェ
ート、モノオクチルホスフェート、モノデシルホスフェ
ート、ジメチルホスフェート、ジエチルホスフェート、
ジブチルホスフェート、ジオクチルホスフェート、ジデ
シルホスフェート等のリン酸またはリン酸エステル;プ
ロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、シクロヘキ
センオキサイド、グリシジルメタクリレート、グリシド
ール、アリルグリシジルエーテル、γ−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシラン、r−グリシドキシプロビル
トリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチル
ジメカーデュラE(油化シェル側製)、 エピコート8
28(油化シェル側製)、エピコー)1001(油化シ
ェル側製)等のエポキシ化合物とリン酸およびまたはモ
ノ酸性リン酸エステルとの付加反応物;アルキルチタン
酸塩;有機アルミニウム;マレイン酸パラトルエンスル
ホン酸等の酸性化合物;ヘキシルアミン、ジー2−エチ
ルヘキシルアミン、N、N−ジメチルドデシルアミン、
ドデシルアミン等のアミン類;水酸化ナトリウム、水酸
化カワウ・ ム等のアルカリ性化合物等が挙げられる。
これらの硬化触媒(C)は、添加しなくとも硬化を進め
る事はできるが、硬化を速かに進めたいときは、単独あ
るいは複数の組み合せで使用できる。
以上掲げた加水分解性シリル基含有ビニル系樹脂囚、シ
ラン化合物(B)および硬化触媒(Oの混合比は、重量
比で(A) :(B) :(C)= 100 : 0.
1〜100:0〜20、好ましくは(A:■):(C)
= 1o o :0.5〜20:0.01〜10である
。B成分が0.1重量部未満では、耐汚染性の改良効果
が認められず、100重量部をこえると相溶性が低下し
、塗膜かにごろごとがあったりして好ましくない。
本発明の組成物には脱水剤は用いても用いなくても良い
が1、長期にわたる安定性を確保する場合、あるいは、
容器に入れたこの組成物を何回にも分けてくり返し使用
するような条件での安定性を確保するためには脱水剤を
用いることが好ましい。脱水剤として、具体的には、オ
ルトギ酸メチル、オルトギ酸エチル、オルト酢酸メチル
、オルト酢酸エチル、メチルトリメトキシシラン、γ−
メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、ビニルト
リメトキシシラン、メチルシリケート、エチルシリケー
ト等の加水分解性エステル化合物がある。これらの加水
分篩性エステル化合物は、シリル基含有ビニル系共重合
体(A)の重合反応前の反応系に予め加えても、重合中
の反応系に加えても、また重合の後に加えてもよい。
本発明の組成物には、用途に応じて各種顔料、紫外線吸
収剤、沈降防止剤、レベリング剤等の添加剤;ニトロセ
ルロース、セルロースアセテートブチレート等の繊維素
;アルキド樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル系樹脂、塩
素化ポリプロピレン、塩化ゴム、ポリビニルブチラール
等の樹脂を添加する事ができる。
(実施例) 次に本発明の実施例を記載する。
合成例1(シリル基含有ビニル系重合体の合成A−1) 撹拌装置、温度計、窒素導入管、滴下ロート、冷却管を
備えた反応器に、キシレン87077を仕込み、110
℃に加熱する。ブチルアクリレート511F1メチルメ
タクリレート4881.  γ−メタクリロキシプロピ
ルトリメトキシシラン3511N−メチロールアクリル
アミド10g及びアゾビスイソブチロニトリル5yを溶
かした溶液を反応器に3時間連続追加した。モノマー追
加終了後、別に用意したアゾビスイソブチロニトリルI
11トルエン200J7の溶液を更に1時間追加し、更
に1時間後重合を行い、シリル基含有ビニル系樹脂(A
−1)を得た。
得られたシリル基含有ビニル系樹脂゛溶液の不揮発分濃
度は61%であった。またGPC法による数平均分子量
は28,000であった。
合成例2(シリル基含有ビニル系重合体の合成A−2) 撹拌装置、温度計、窒素導入管、滴下ロート、冷却管を
備えた反応器に、キシレン37(lを仕込み、110℃
に加熱する。ブチルアクリレート485、F、メチルメ
タクリレート389Ii1γ−メタクリロキシプロピル
トリメトキシシラン11711 N−メチロールアクリ
ルアミド9I及びアゾビスイソブチロニトリル3Iを溶
かした溶液を反応器に3時間連続追加した。モノマー追
加終了後、別に用意したアゾビスイソブチロニトリル0
.5,91)ルエン200,9の溶液を更に1時間追加
し、更に1時間後重合を行い、シリル基含有ビニル系樹
脂(A−2)を得た。
得られたシリル基含有ビニル系樹脂溶液の不揮発分濃度
ii60 %であった。またGPO法による数平均分子
量は26,000であった。
合成例3(シラン化合物の合成 B−1)耐圧容器に、
1−オクタデセンを2521仕込み、更に142Iのト
リクロルシラン、0.5,9の塩化白金酸の10%イソ
プロパツール溶液を窒素雰囲気下で加え、90℃で4時
間反応させた。反応後、赤外吸収スペクトルを測定した
ところ1640cm=のアリル基の赤外吸収は消失して
いた。その後100℃にて未反応のトリクロルシランを
減圧下(5Torr)で留去した。更に、192Iのメ
タノールを加え、生成する塩化水素ガスを減圧で除き、
更にオルトギ酸メチル100Iを加え、60℃で2時間
エステル交換を進めた後、減圧下(5Torr)  で
揮発物を留去した。
合成例4(シラン化合物の合成 B−2)耐圧容器に1
−ウンデセンを1541仕込み、更に142Iのトリク
ロルシラン、0.5,9の塩化白金酸の10πイソプロ
パツール溶液を窒素雰囲気下で加え、90℃で4時間反
応させた。反応後、赤外吸収スペクトルを測定したとこ
ろ、1640cm=のアリル基の赤外吸収は消失してい
た。その後100℃にて未反応のトリクロルシランを減
圧下(5Torr)で留去した。更に、192Iiのメ
タノールを加え、生成する塩化水素ガスを減圧で除き、
更にオルトギ酸メチル100Iを加え、60゜で2時間
エステル交換を進めた後、減圧下(5Torr)で揮発
物を留去した。
合成例5(シラン化合物の合成 B−3)耐圧容器に、
1−ウンデセンを154I仕込み、更に1211のメチ
ルジクロルシラン、0.5.9の塩化白金酸の10%イ
ソプロパツール溶液を窒素雰囲気下で加え、90℃で4
時間反応させた。反応後、赤外吸収スペクトルを測定し
たところ、1640cm−1のアリル基の赤外吸収は消
失していた。その後100℃にて未反応のメチルジクロ
ルシランを減圧下(5Torr)で留去した。更に12
8gのメタノールを加え、生成する塩化水素ガスを減圧
で除き、更にオルトギ酸メチル100Iを加え、600
で2時間エステル交換を進めた後、減圧下(5Torr
)  で揮発物を留去した。
(白エナメルの調製) 合成例1.2で得られた共重合体溶液100Iに酸化チ
タン(5原産業製、0R−90)26.F。
キシレン17.9を加え、ペイントシェーカーで1時間
分散を行ない白エナメルを得た。
実施例1〜6、比較例1〜2 合成例1.2で得られたシリル基含有ビニル樹脂(A)
の白エナメル塗料、合成例3〜5で得られたシラン化合
物(J3)、市販の有機スズ化合物TN801(堺化学
■製、ジオクチルスズマレート)の硬化触媒(Oを第1
表に示した組成(重量部)で配合し、更にキシレンで塗
装粘度に希釈し、塗料化した。
塗料化した実施例、比較例の白エナメル塗料を、脱脂し
たアルミ板上に常法によりスプレー塗装した後、室温に
1日放置し、耐汚染性試験を行なった。
耐汚染性は、塗膜上に塗料用カーボンの2π水スラリー
溶液をおとし、1晩室温に放皿し、粘着テープで圧着し
て遊藤カーボンをとり除き、塗膜のカーボンによるシミ
の程度を汚染用グレースケール(JIS−LO805に
準拠)により評価した。
伸びは、乾燥膜厚30μになるようにフィルムを作成し
、室温で7日間硬化乾燥させ、得られた塗膜を室温で引
張り速度200 mm/m i nで測定した。
第1表から分かる通り、本発明の組成物からなる塗料の
場合、耐汚染性が大巾に改良されている。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)主鎖が実質的にビニル系重合体鎖からなり
    、末端あるいは側鎖に加水分解性基と結 合した珪素原子を1分子中に少なくとも1 個有するシリル基含有ビニル系重合体 100重量部 (B)式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) 又は ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、R^1は炭素数1〜10の1価のアルキル基、
    アラルキル基、アリール基より 選ばれる炭化水素基、Xはハロゲン、ヒド ロキシ、アルコキシ、アシロキシ、アミノ キシ、フェノキシ、チオアルコキシ、アミ ノ、ケトキシメート、アルケニルオキシ基 より選ばれる基、R^2は炭素数3〜200の1価のア
    ルキル基を示し、nは0〜2の 整数を示す。) で示されるシラン化合物0.1〜100重 量部 及び(C)硬化触媒0〜20重量部を含有する常温硬化
    性組成物。
  2. (2)シラン化合物(B)のR^2が炭素数10〜20
    のトリメトキシシランである特許請求の範囲第1項記載
    の組成物。
JP62293620A 1987-11-20 1987-11-20 常温硬化性伸長型上塗材用樹脂組成物 Expired - Lifetime JP2593896B2 (ja)

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