JPH02269685A - 加圧式容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、頚部を有する保護瓶と、放出用圧力弁のつい
た蓋とを備える加圧式定量吐出容器に関する。この容器
は、ヘアスプレー、芳香物、シェービングクリーム、液
体石けん、練り歯磨き、殺菌消毒薬、油、ケチャツプ及
びマスタードなどを、吐出させるために使用されるもの
である。

（従来の技術） いろいろな内容物を、吐出させるための従来の加圧式容
器、特にエアゾール容器では、加圧剤として、フレオン
が使用されている。しかし、フレオンには、特に、地球
をとりまく保護オゾン層に有害な影響を及ぼす作用のあ
ることは、よく知られている。

また特に、香水を噴震させるような場合には。

指でボタンを押して、ポンプ作用をさせる加圧式容器が
使用される。しかし、このように１手によって繰り返し
加圧しなければならないものは不便であり、必要の際に
、単に加圧弁を押すだけで。

加圧式フレオン充填式容器からその内容物を連続的に噴
射させることができるものとは、便利さの点で比べもの
にならない。

（発明が解決しようとする課題） 本発明の目的は、上で述べた従来の技術における問題点
を、全く解決するか、あるいは軽減させるべく　改良さ
れた加圧式吐出容器を提供することである。

（課題を解決するための手段） 本発明によれば、上で述べた目的を達成するため、頚部
を有する保護瓶と、放出用圧力弁がついている蓋と、前
記頚部と蓋との間にシール状態を確保するべく、周縁部
に少なくとも一つのビードが設けられた弾性ある中空密
閉体とからなる加圧式吐出容器が提供される。

これにより、ヘアスプレー、芳香物、シェービングクリ
ーム、液体石けん、練り歯磨き、殺菌消毒薬、油、ケチ
ャツプ及びマスタードなどを、定量ずつ吐出させること
ができる。

弾性ある中空密閉体は、ビードに対する一側部を、同じ
く他側部よりも、肉厚の弾性材料で形成するか、あるい
はビードの各側における材料を、それぞれ異なる弾性係
数を有するものとするのが好ましい。

弾性ある中空密閉体のビードに対する一側部分は、ビー
ドに対する他側部分よりも、長くするのが好ましい。

本発明の利点は、環境保護のため、容器の噴射剤として
フレオンを使用しないこと、また内容物を噴射させるか
、発泡させるか、あるいは単に押出する等、いずれの態
様で吐出させるかとは関係なく、同じ操作により、従来
の加圧式容器と同じ作用効果が得られることである。更
に、高温状態で容器を取り扱っても、爆発の危険性は全
くない。

本発明の更に別の特徴は１弾性ある単一の中空密閉体を
形成している２重バッグを使用するため、加圧式定量吐
出容器を容易に組立てることができ。

しかも、内容物を完全に吐出させることができることで
ある。

（実施例） 以下、添付の図面の参照して、本発明の好適実施例を説
明する。

本発明の加圧式吐出容器は、アルミニウム製、あるいは
プラスチック材料製の保護瓶（１）を備えており、この
保護瓶の底部（２）には脱気孔（３）があけられ；また
上部は、頚部（４）となっている。

頚部（４）の内周には、面が内方向を向く環状受台（５
）が形成されている。保護瓶（１）の中には、弾性ある
中空密閉体（７）におけるエアバッグ状の下方部（８）
が挿入され、かつ中空密閉体（７）の中間部外周におけ
るビード（６）は、上記受台（５）上に係止している。

頚部（４）には、蓋（９）が被せられている。蓋の下面
（１０）の周辺部は、中空密閉体（７）のビード（６）
の上面に当接している。容器が空になると、中空密閉体
（７）の上方部（１１）は、蓋（９）の下面（ｌＯ）に
当接する。

蓋（９）は、公知の適宜の方法、例えばねじ込み式、凹
凸部係合式、あるいは圧入式により、保護瓶（１）の頚
部（４）に取付けられる。

蓋（９）には、適宜の充填・放出用圧力弁（図示せず）
が設けられている。この圧力弁には、噴霧用や発泡用、
あるいは押出し用のノズル（１２）が取り付けられてい
る。

弾性ある中空密閉体（７）には、空気を標準大気圧で満
たすか、あるいは吐出させるべき内容物（１３）の粘稠
度に応じて、加圧された空気を満たす。

内容物の粘稠度に応じて、中空密閉体（７）は。

厚さ、あるいは弾性係数の異なる２種類の材料で形成す
るか、あるいは、ビード（６）に対して、上下非対称的
に形成される。

この加圧式吐出容器を組み立てるには、まず弾性ある中
空密閉体（７）を、その下方部（８）から保護瓶（１）
の中へ挿入し、ビード（６）を、保護瓶（１）の頚部（
４）における環状受台（５）の上面に当接させる。

ついで、頚部（４）に蓋（９）を被せることにより、弾
性ある中空密閉体（７）の上方部（１１）を、保護瓶（
１）の頚部（４）に強制的に押し込み、そこで、蓋（９
）を、例えばねじ込みによって固定すれば、中空密閉体
（７）のビード（６）は、しっかり挟みつけられる。

吐出させるべき内容物、例えば、ヘアスプレー芳香物、
シェービングクリーム、液体石けん、練り歯磨き、殺菌
消毒薬、油、ケチャツプ及びマスタードなどの、組立て
た加圧式容器への充填は、蓋（９）に取付けられている
充填・放出用圧力弁から、通常の要領で行なう。

内容物（３）を充填するのに応じて、その過圧により、
中空密閉体（７）の上方部（１１）は、蓋（９）の下面
（ｌＯ）から離れるように、下方へ膨張していく。

つまり、中空密閉体（７）の下方部（１１）は、蓋（９
）の中へ入り込んだ格好になる。またその際、中空密閉
体（７）の内部の空気も、同時に圧縮される。

吐出させるべき　内容物（１３）の量が増えるのにつれ
、中空密閉体（７）の下方部（８）も膨張して行き、遂
には、前記下方部（８）は、保護瓶（１）の内壁に当接
し、かつ、それに伴い、保護瓶（１）の内側における空
気は追い出される。

所望量の内容物（１３）を、加圧式容器に詰め終わった
ら、充填作業を止める。

加圧式容器に内容物（１３）を充填するのに伴い。

この内容物（１３）を押し出すのに必要なエネルギーが
生じる。このエネルギーは１弾性ある中空密閉体（７）
の上方部（１１）及び下方部（８）の材料自体にも貯え
られ、かつ中空密閉体（７）の内部で圧縮された空気の
中にも貯えられる。

適宜のノズル（１２）をつけてから、それを押して、充
填・放出用圧力弁（図示せず）を開放すると、各エネル
ギーの共働作用により、吐出させるべき内容物（１３）
は、加圧式容器から、噴射されたり、発泡させられたり
、あるいは単に押し出されたりする。その際、内容物の
麓が減少するので、周囲空気が、脱気孔（３）を介して
保護瓶（１）の中に吸い込まれる。

（発明の効果） 本発明による加圧式吐出容器は、フレオン充填式容器と
全く同様の機能を発揮する。

弾性ある中空密閉体をつくるための弾性材料を適切に選
択することにより１食品用としても使用することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による加圧式吐出容器の空の状態にお
ける縦断面図である。 第２図は、本発明による容器を一杯に満たされた状態で
の縦断面図である。 第３図は、本発明による容器から取り出した弾性ある中
空密閉体の縦断面図である。 （１）保護瓶　　　　　　　　（２）底部（３）脱気孔
　　　　　　　　（４）　１１部（５）受台　　　　　
　　　　（６）ビード（７）中空密閉体　　　　　　（
８）下方部（９）蓋　　　　　　　　　（１０）下面（
１１）上方部　　　　　　　　（１２）ノズル（１３）
内容物

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）頚部を有する保護瓶と、放出用圧力弁がついてい
   る蓋とを備え、ヘアスプレー、芳香物、シェービングク
   リーム、液体石けん、練り歯磨き、殺菌剤、油、ケチャ
   ップ及びマスタードなどを定量吐出するための加圧式吐
   出容器において、 保護瓶（１）の頚部（４）と、放出用圧力弁がついてい
   る蓋（９）との間でシール状態を確保するべく、周縁部
   に少なくとも一つのビード（６）を有する弾性ある中空
   密閉体（７）を備えていることを特徴とする加圧式吐出
   容器。
2. （２）弾性ある中空密閉体（７）におけるビード（６）
   に対する一側部を、同じくビード（６）に対する他側部
   よりも厚い弾性材料からなるものとしたことを特徴とす
   る請求項（１）記載の加圧式吐出器。
3. （３）弾性ある中空密閉体（７）におけるビード（６）
   に対する各側部を、それぞれ、異なる弾性係数を有する
   材料からなるものとしたことを特徴とする請求項（１）
   または（２）記載の加圧式吐出容器。
4. （４）弾性ある中空密閉体（７）のビード（６）に対す
   る一側部が、前記ビードに対する他側部よりも長くなっ
   ていることを特徴とする請求項（１）乃至（３）のいず
   れかに記載の加圧式吐出容器。