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JPH02297425A - Frp中芯用素材と中芯材及びそれらを連続的に製造する方法 - Google Patents

Frp中芯用素材と中芯材及びそれらを連続的に製造する方法

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Publication number
JPH02297425A
JPH02297425A JP1117441A JP11744189A JPH02297425A JP H02297425 A JPH02297425 A JP H02297425A JP 1117441 A JP1117441 A JP 1117441A JP 11744189 A JP11744189 A JP 11744189A JP H02297425 A JPH02297425 A JP H02297425A
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JP
Japan
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resin
sheet
film
carrier film
molded
Prior art date
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JP1117441A
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JPH0567415B2 (ja
Inventor
Reiji Teraoka
寺岡 玲二
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SHIN NIPPON KOA KK
Original Assignee
SHIN NIPPON KOA KK
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Publication date
Application filed by SHIN NIPPON KOA KK filed Critical SHIN NIPPON KOA KK
Priority to JP1117441A priority Critical patent/JPH02297425A/ja
Publication of JPH02297425A publication Critical patent/JPH02297425A/ja
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  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野] 本発明は、FRP、すなわちポリエステル樹脂、エポキ
シ樹脂あるいはフェノール樹脂中に、強化相としてガラ
ス繊11[を混在させて成形したプラスチックを素材に
用い、このものからハニカムコアの中芯用素材ならびに
中芯材を製造する方法に関し、かつこの方法によって製
造した中芯祠を包含する。
[従来の技術とその問題点] プラスチック製のハニカムコアを製造するについては、
例えば特開昭56−98159号公報または米国特許第
2674295号明細書等に開示されているように、従
来から種々の方法が知られているが、いずれも主として
素材シートが柔軟性に富んだ熱可塑性プラスチックを対
象としたものであり、FRPのような熱硬化性樹脂を対
象とする方法は、殆んど知られていない。現実の製品も
、中芯にFRPを用いたものは、本発明者が開発したも
のを除いては、航空機産業でのみ若干使用されているの
みである。それは、素材樹脂が熱硬化性である場合には
、中芯制としての所定の形状を成型、保持さぜることが
容易てなく、したがって、実験室的には製造することは
可能であっても、未だ量産に適した方法は知られていな
いからである。
周知のように、FRP製の平板や波板については、技術
的にも既に長い歴史があり、か\るFRP製の平板や波
板が性能の点ても優れた特性を発揮することは広く認識
されている。したがってFRPを中芯に用いたサンドイ
ッチパネルを製造することができれば、非常に高い利用
価値を発揮するもので、それ自体異論のない所であった
が、実際問題として仲々実現しなかった。
ところで、非常に薄いFRPのシートをつくり、それを
ハニカム状にに加工することは、実験室では可能であっ
ても経済的な工業規模で製造するとなると、未解決の問
題が多すぎたというのが現状である。
すなわち、一般に、サンドイッチパネルの中芯は、アル
ミ箔や紙、塩ビフィルム等のように最初からシート状に
なっているもので製造される。FRPも薄いシート状の
ものを、あらかじめ製作して、それを中芯に加工する事
も不可能ではない。
しかし、工程−1−これは二度手間になり、次のような
問題が生じる。つまり、加熱硬化工程は平板で走行させ
ることになるので、非常に長い距離を必要とし、また硬
化した平らなシートを折曲げて蜂の巣状に加工したり、
本発明の場合のような円形(ロールコア状)に加工する
に17ても、再度加熱が必要となるばかりでなく、そも
そもその加工自体が容易ではないのである。
[問題点を解決するための手段] ここにおいて本発明は、可撓性を備えたキャリヤフィル
ムを連続して繰り出させると共に、このフィルムの表面
に不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂の未硬化樹
脂溶液を均一に塗布してから、該塗布液の表面に暴利と
してのガラス繊維を散布または載置した後、その上に別
の可撓性キャリヤフィルムを重ねて走行させると共に、
前記暴利と塗布液とを」二下から圧着脱泡して薄い樹脂
シ一トとなし、さらに、このシートを前記キャリヤフィ
ルムと共に加熱した多数の丸棒に巻き付けて全体が連続
S字形になるように屈曲させた」二で、その形状で成型
硬化させてから、丸棒を離脱した後、前記シートの両面
に配設されたフィルj、をヱ11離するようになし1.
これによって前記した従来法の問題点を解決し得るよう
にしたものである。ちなみに、前記のようにして連続S
字状に成型硬化させた中芯用素材は、これを適宜の長さ
に切断した上で、積層接着させて所要寸法のF RP中
芯+4とするのは勿論である。なおまた、本発明にあっ
ては、前記キャリヤフィルムを剥離した後の成型シート
を成型時に近い温度に再加熱して、連続8字の形状が互
に接触するようにして成型物の修正を連続的に行なうよ
うにした方法をも包含するものである。
さらにまた、前記基オAとしてのガラス繊維は、これを
短寸にカットしたものでも、或いはガラスクロスの何れ
でもよく、さらにまた、薄くかっl」の粗いガラスクロ
スを用いたときには、交差した繊維と繊維の間に樹脂の
欠落部を形成させることができるので、それによって成
型後の樹脂シートの全面に対し均一にピンホールを形成
させることができる。なお、暴利としてガラスチョップ
を用い、ると共に、そのガラスチョップの散布量とキャ
リヤフィルムの表面に塗布する樹脂量との間において、
塗布する樹脂量よりもガラス繊維の散布比率を高くした
場合には、それによっても成型後の樹脂シフト全域に均
一なピンホールを形成させることができる。
前述のように、本発明によれば、不定形の液状樹脂とガ
ラス繊維とを硬化前に必要な形状に成型してしまう方法
を提供するものであるから、極めて能率的な方法であっ
て、しかも、−挙に連続8字の成型シートが得られるか
ら、これを平板から加工してゆく場合に比較して、約1
15の距離スペースで足りるという利点を発揮する。ま
た、樹脂を硬化させるには加熱を必要とするが、その加
熱に用いる炉の長さも平板をつくる場合に較べ短くて済
むので、大幅に能率を挙げることができる。
ちなみに、成型後の樹脂シートに対し積極的にピンホー
ルを形成させる場合は別にして、ピンホールを作らずに
、出来るだけ薄いシートを形成させる場合には、樹脂量
で0.2〜0.4 kg/r+f、ガラス繊維量で0.
1〜0.2 Kg/m2’の範囲とするのを可とする。
[実施態様] 以下、本発明を図示の装置に基づき具体的に説明する。
第1図において、符号1はギヤリヤフィルムであって、
無機質または何機質を問わず、耐熱性を有する可撓性の
フィルムであれは、すべて用いることができ、紙、金属
、熱可塑性、熱硬化性樹脂フィルムのいずれでもよい。
しかして、前記キャリヤフィルムの巻取1.aより繰り
出させた帯状のフィルム1を、未硬化状態にある熱硬化
性樹脂の溶液を満たした貯槽2内に浸漬回転する塗布ロ
ール3に接触させて、走行するフィルム1の表面に、−
例として不飽和ポリエステルの樹脂溶液4を、所定の塗
布量となるように均一に塗布する。
次いで、該樹脂液の上に、−例として短(」°にカソト
したガラス繊維5を均一に散布するか、もしくは平織り
としたガラス繊維を連続的に載置してゆく。第1図中、
符号6はガラス長繊維の巻取、7は前記長繊維を短寸に
カットするための裁断装置、同8はホッパである。ガラ
ス繊維5が散布または配設された樹脂液4は、キャリヤ
フィルム1と共に同図に示すように右方に走行し、つい
でさらに、その上に前記と同様な構成のキャリヤフィル
ム9が、巻取9aを介して繰り出されて、前記樹脂液の
」二面にかぶさるようにラミネートさせる。かくして当
該樹脂液は、ガラス繊維と共に上下側面からキャリヤフ
ィルム1および9に挟みこまれた状態(この状態を符号
]0で示す)となる。この状態のまま、ニップロール1
1.11の間に導いて前記樹脂液を圧着、脱泡した上で
、次段の成形装置12に導入する。以下、前記成型装置
の一例を、第1図に基いて具体的に説明する。同図にお
いて、上下一対の無端状チェノ20.21を」1下対称
に懸張し、かつこれらチェノに対し、多数の丸棒22,
23を回転自在に装着する。しかして前記チェノ20,
21が図示を省略したチェンポイルの駆動に伴って案内
板24.25の間に導かれて走行すると、それに随伴し
て上下の各チェノに取りイ」けられた丸棒22と23と
が上下から噛み合うようにして互い違いに係合しあった
状態で運行する。なお、図に符号26で示すように、前
記各装置の全体を一つの筐体内に収納するようになし、
かつ該筐体26の内部には一例として赤外線ランプ27
を取りト1けて、前記丸棒22,23を加熱し得るよう
にしておく。
ところで、前記成型装置12における成型用丸棒23.
24の加熱温度は、使用する熱硬化樹脂の硬化温度によ
っても異なるが、好ましくは、100°C程度に加熱し
ておき、この加熱丸棒に前記した樹脂液の層状物をその
両面からキャリヤフィルムをあてがった状態で、キャリ
ヤフィルム毎(符号10参照)丸棒に巻きつけて接触さ
せ、連続S字形に成型する。符号10で示される樹脂液
の層状物は、前記丸棒22と23とが係合しあったまま
移行する間に硬化し、FRPの非常に薄い成型シートと
なる。
その状態は、第2図に示すとおりであって、丸棒を抱え
込んだ状態で硬化した連続S字形の成型シート13は、
キャリヤフィルム1および9をラミネートしたままS字
形に成型されるが、この状態から丸棒22または23が
抜は出す際には、第2図に示すように、フィルムおよび
シートの全体がU字形に開くように変形する。すなわち
、丸棒22.24は、成型後のシートら抜は出すように
外されて、成型装置から排出される。ちなみに、上記の
ようにして丸棒が外された成型物シート13は、弾性が
あるので完全ではないが、はぼ元の形状に戻り連続8字
の形を維持する。
上記のように本発明においては、前記樹脂液をキャリヤ
フィルム上において、層状に塗布形成させてから、これ
を−例として概ね100℃前後の温度下に加熱硬化させ
るものであって、この場合の温度設定については次の点
を考慮する必要がある。
すなわち、比較的薄いFRPシートを高温の丸棒に直接
接触させると、温度の伝達が早くポエステル樹脂は急激
な温度上昇により極端な粘度低下をきたすと共に、丸棒
に巻きつけたときのフィルムとの接触圧によって、フィ
ルムの両縁部から樹脂やガラス繊維が、はみ出してしま
う虞れがある。
そこで、実施に際しては、この粘度低下を防ぐために、
エロジールなどの充填剤を添加するとよい。
なお、常温での粘度が高くなりすぎると、ガラス繊維へ
の含浸や脱泡力哨1゜しくなるので、この点についても
配慮する必要がある。
これを要するに、樹脂液がキャリヤフィルムの縁部より
流出するのを防ぎ、同時に硬化速度を早め得るように充
填剤を配合した」二で、概ね100°C前後の硬化温度
で装置を運用するようにするのが最も適当である。また
、連続S字形に組合わさった丸棒を、FRPシートと共
に進行させて加熱状態を保つと、それら丸棒に咬え込ま
れたポリエステル樹脂は、添加された硬化剤の種類、配
合量にもよるが、約2分程で硬化する。硬化が終了した
後、前述のように丸棒は成型シートからはずされ、もと
に戻って再び新しいシートが巻きつけられて硬化が行わ
れるもので、前記のようにして繰返しの作業が連続的に
遂行される。前述のように、本発明においては樹脂シー
トを成型硬化した後に、成型の用に供した丸棒を該シー
トから取り外すのであるが、成型樹脂シートは、硬化後
にあっても、未だその時点では100℃の温度になって
いるので多少軟化状態にあり、したがって、引き抜きに
支障を生ずることはない。なお、加温した状態で丸棒を
引き抜いた後のシートの形状は、完全なS字形に戻らず
、第2図に符号Aで示すような隙間が生ずる。これに反
し、前記シートと丸棒を完全に冷却した後、常温下で丸
棒をはずすと、FRPの弾性によって、第4図のように
完全に元(ミ復する。
しかし、加温下に丸棒を外した場合において、若干形が
歪んだとしても、それについては、後記のようにして修
正を行えばよい。
上記のようにして成型されたシートは、第1図に示すよ
うに、コンベヤ1.4を介して後段に送られ、該コンベ
ヤの末端部に取りイ」けられた剥離治具15により、不
要となったキャリヤフィルムのみが該成型シートの両面
から引き剥がされる(第3図参照)。なお、引き剥がさ
れた各フィルムは、それぞれ巻取り1.aならびに9b
として巻取られてゆく。
すなわち、丸棒22,23から脱型された後は、両面に
キャリヤフィルム1および9が被覆された状態のFRP
シート13が進行していくので、前記成型装置の後段に
は、このフィルムを剥離する工程を設ける。この場合、
該シート13は、未だ高い温度にあり、この状態では非
常に剥離しにくい。それは、FRPのシートが薄く、軟
化しているため僅かの力で変形してしまうからであり、
したがって、ある程度、冷却してから剥離するのがよい
。また、比較的薄い連続S字形の成型シートを対象とし
て剥離させる場合、第3図のX個所は180°剥離で剥
がし易いが、yの個所は成型シートとほとんど平行であ
るため、成型品が変形して90°近くになるまで剥離は
しない。また、剥離した両面のフィルムを一定速度で巻
取っても、剥離力の強弱が間欠的に起こり、それが両側
で生じるので、激しい振動が起こる虞れがある。かかる
不具合を防ぐために、図示のような剥離治具15を用い
るのを可とする。
ところで、」1記実施例においては、前記のようにして
キャリヤフィルムを剥離した後の成型シート13をヒー
タJ6に導き、ここで成型時に近い温度で再加熱するよ
うな工程を付加したものである。
この様な操作を加えると、成型された樹脂シートは、一
種の形状記憶作用によって成型時の、すなわち隣り合う
S字形が互いに接触した状態での歪みのない連続S字形
状に修正されるから、好ましくは、この加熱工程を付加
するのがよい。かくして得られた連続S字形の成型シー
ト13は、切断装置J7によって必要な長さしに切断さ
れて(第4図参照)、いわゆる中芯用の素材とするもの
である。
」1記のようにしてFRPだけで構成された中芯素材た
る成型シート13を、一定長さに切断して第4図に示す
ような製品とし、さらにこのものに接着剤を塗布して積
層、圧締、加熱硬化して接着を完了させると、第5図に
示すようにな積層品かえられる。そこで、これを例えば
バンドソーなどで適当な高さHを保持するように切断す
れば、第6図に示すようなFRP中芯利が完成する。
実施例1 キャリヤフィルムとしてフィルム幅が500 mmのポ
リエステルフィルム(30μ厚)を、10m/mJnの
速度で走行させ、それに不飽和ポリエステル樹脂液を0
.20kg/m2になるように塗布し、その塗布面にガ
ラス繊維のストランドを長さ30mmにカットしたもの
を0.1. kg/ryl’になるよう散布した。その
上に、さらに前述と同じフィルムを供給した前記したガ
ラス繊維の散布面を上下両面からキャリヤフィルムで挾
みつけて走行させ、かつローラで圧着し、脱泡する。そ
れを温度100°Cに加熱した直径8.5 mm、長さ
520 mmの丸棒に連続S字形に巻きつけて成型、硬
化させた。丸棒の連結長さは、2mであり、キャリヤフ
ィルムを剥離した後のFRPシートの8字部分の開きは
、約3mmであった。
これを100°Cに加熱、冷却して成型後の形状を修正
し、このときの成型速度は2 m / m ]、nであ
った。
また、このようにして得られたFRPシートを積層接着
したときの見かけ密度は、100kg/m3であった。
このブロックを、20mm厚さに切断して、圧縮強度を
測定すると、80kg/cm2であった。
実施例2 丸棒の径を14mmとした以外は、上記と同じ方法で中
芯材を得た。樹脂量は、0.3 kg/rd、ガラス繊
維量は、0.15kg/m2であった。また、製品の見
かけ密度は120 kg/m”であった。このときの圧
縮強度は100kg/cm2であった。
実施例3 」1記と同じ方法にて、丸棒の径を231とじた。
樹脂量は0.4kg/m2’、ガラス繊維量は0.2k
g/n−rとしたときの製品の見かけ密度は、80kg
/y11”であった。このときの圧縮強度は80 kg
/cm2であった。
実施例4 実施例2と同じ方法で、ガラス繊維のみ144g/rd
の平織ガラスクロスとした。なお、このクロスは25m
m幅で、タテ糸およびヨコ糸がそれぞれ19本であった
。また、見かけ密度は1.20 kg/m”、圧縮強度
は、105kg/cm2であった。この製品には、0.
1 mmφ程度のピンポールが、成型シート面全域に均
一に生じていた。
以」二に詳述したように、本発明によると、FRPシー
トの厚さは、これをキャリヤフィルム−七に塗布形成す
る樹脂液の塗布量によって制御し得る。
したかって、かなり薄いものを製造し得るはがりでなく
、成型シート面全域に積極的にピンホールを生じさせる
ことも可能である。
ちなみに、ピンホールをつくらずに、できるだけ薄いシ
ートをっくるには、樹脂量で0.2〜0.4kg/イ、
ガラス繊維量で0.1〜0.2kg/m2の範囲とする
のがよい。
サンドイッチパネルの中芯利として、用途によっては、
通気性を備えているのがよい場合もある。
この場合には、前記実施例4で示すようにガラスクロス
を用いれはよく、この場合、暴利としてl」の粗いガラ
スクロスを使用すると、繊維の部分だけに樹脂が固まっ
て、交差した繊維と繊維の間には樹脂の欠落部ができ、
それによって非常に均一なピンポールを全面に形成させ
ることができる。
なお、前記カラスクロスに代えてガラスチョップを用い
ても、それを製作することかできる。太きなピンポール
を形成させるには、できるだけ薄いシートにすることと
、塗布する樹脂量よりもガラス繊維の散布比率を高くず
れはよい。
[発明の効果] 本発明によれは、従来、困難視されていたFRP中芯祠
を極めて安価に製造することができ、しかも、断面ロー
ルコア状のFRPシートを連続的に製造することが出来
る点で、新規なる工業的効果を有する。また、本発明に
よれば、屈曲した中芯祠を平板から加工の」二で製造す
るのでなしに、最初からS字形に成型、硬化させて製造
するようにしたから製造に要する機械装置が占める床面
積も、炉の長さを含め、平板のそれに較べて格段に少な
くすることができる。
このように、本発明は、連続S字形のFRPシートを実
験室規模から工業生産にまで高め、安価なFRP中芯の
提供を可能ならしめた点において極めて有意義なもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本方法を実施する場合の一例を示す工程全体
の説明図、第2図は、成型後のシートから成型用丸棒を
引き抜く状態を示した断面図、第3図は成型シートから
キャリヤフィルムを剥離する状態を示した説明図、第4
図は、本方法によって製造された中芯用素材の外観を示
す斜視図、第5図および第6図は、本発明によって得ら
れる製品の外観を示す斜視図である。 1.9:キャリヤフィルム、 2:樹脂溶液、3:塗布
ロール、 4:樹脂液の塗布層、5:短寸のガラス繊維
、 7:裁断装置、11:ニップロール、 12:成型
装置、13:成型後の樹脂シート、 14:コンベヤ、 15:剥離冶具、16:再加熱装置、17:カッタ、2
2.23 :成型用丸棒、24.25 :案内板、26
:筐体、27:加熱ランプ、 第2図 第4図 第3図 第6図 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 可撓性を備えたキャリヤフィルムを連続して繰り出
    させ、かつ、このフィルムの表面に熱硬化性樹脂の未硬
    化樹脂溶液を均一に塗布してから該塗布液の表面に基材
    としてのガラス繊維を散布または載置した後、その上に
    別の可撓性キャリヤフィルムを重ねて走行させると共に
    、前記基材と塗布液とを上下から圧着脱泡して薄い樹脂
    シートとなし、さらに、このシートを前記キャリヤフィ
    ルムと共に加熱した多数の丸棒に巻き付けて全体が連続
    S字形になるように屈曲させた上で、その形状で成型硬
    化させてから、丸棒を離脱した後、前記シートの両面に
    配設されたフィルムを剥離して成る中芯用素材の製造法
    。 2 連続して流れるキャリヤフィルムの上に、不飽和ポ
    リエステル樹脂液を均一に塗布した後、該樹脂液の表面
    に短寸にカットしたガラス繊維を均一に散布するか、ま
    たはガラスクロスを配設した後、さらにこの上にキャリ
    ヤフィルムを重ねて走行させ、さらに前記樹脂液を圧着
    脱泡することによって比較的薄い樹脂シート層を形成す
    る第一工程と、このシート層を、加熱した多数の丸棒が
    互い違いに係合したまま進行する成型装置に導き、前記
    丸棒に対して前記の樹脂シート層をキャリヤフィルムご
    と連続S字形になるように巻きつけた状態で成型硬化さ
    せてから、丸棒を離脱させる第二工程と、前記樹脂シー
    ト層の両面に配設されたキャリヤフィルムを該シート層
    から引き剥がす第三工程と、さらに前記のようにして成
    型硬化した樹脂シート層を所要長さに切断した上で、そ
    れらを積層接着してなる第四工程とを組み合わせたこと
    を特徴とするFRP中芯材の製造法。 3 未硬化樹脂溶液としての不飽和ポリエステル樹樹脂
    の量を0.2〜0.4kg/m^2とした請求第1〜2
    項のいずれかに記載の方法。 4 基材としてのガラス繊維量を0.1〜0.2kg/
    m^2とした請求第1〜3項のいずれかに記載の方法。 5 ガラス繊維が0.1〜0.2kg/m^2の平織と
    したガラスクロスである請求第1〜4項のいずれかに記
    載の方法。 6 成型用丸棒の温度を80〜120℃でほぼ一定温度
    に保ち、それを循環使用する請求第1〜5項のいずれか
    に記載の方法。 7 フィルムの剥離は、成型シートの温度を50℃以下
    に保持し、かつ剥離治具を使用して行なう請求第1〜6
    項のいずれかに記載の方法。 8 フィルムの剥離後、成型シートを成型時に近い温度
    に再加熱して、連続S字の形状が互に接触するようにし
    て成型物の修正を連続して行なう請求第1〜7項のいず
    れかに記載の方法。 9 基材として目の粗いガラスクロスを使用して交差し
    た繊維と繊維の間に樹脂の欠落部を形成させ、それによ
    って均一なピンホールを全面に形成させるようにした請
    求第1〜8項記載の方法。 10 基材としてガラスチョップを用い、かつそのガラ
    スチョップの散布量とキャリヤフィルムの表面に塗布す
    る樹脂量との間において、塗布する樹脂量よりもガラス
    繊維の散布比率を高くすることによって成型後の樹脂シ
    ートの全域に均一なピンホールを形成させるようにした
    請求第1〜8項記載の方法。 11 可撓性を備えたキャリヤフィルムを連続して繰り
    出させ、かつ、このフィルムの表面に熱硬化性樹脂の未
    硬化樹脂溶液を均一に塗布してから該塗布液の表面に基
    材としてのガラス繊維を散布または載置した後、その上
    に別の可撓性キャリヤフィルムを重ねて走行させると共
    に、前記基材と塗布液とを上下から圧着脱泡して薄い樹
    脂シートとなし、さらに、このシートを前記キャリヤフ
    ィルムと共に加熱した多数の丸棒に巻き付けて全体が連
    続S字形になるように屈曲させた上で、その形状で成型
    硬化させてから、丸棒を離脱した後、前記シートの両面
    に配設されたフィルムを剥離して製造した樹脂シートを
    所要長さに切断した上で、それらを積層接着してなるF
    RP中芯材。
JP1117441A 1989-05-12 1989-05-12 Frp中芯用素材と中芯材及びそれらを連続的に製造する方法 Granted JPH02297425A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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