JPH02308129A - 強誘電性液晶素子およびその駆動法 - Google Patents
強誘電性液晶素子およびその駆動法Info
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- JPH02308129A JPH02308129A JP12949389A JP12949389A JPH02308129A JP H02308129 A JPH02308129 A JP H02308129A JP 12949389 A JP12949389 A JP 12949389A JP 12949389 A JP12949389 A JP 12949389A JP H02308129 A JPH02308129 A JP H02308129A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は液晶素子に関し、さらに詳しくは高速応答性と
メモリー性を兼ね備える強誘電性液晶素子およびその駆
動法に係わるものである。
メモリー性を兼ね備える強誘電性液晶素子およびその駆
動法に係わるものである。
強誘電性液晶素子はメモリー性や高速応答性を利用して
大容量ディスプレイやプリンター用の高速液晶シャッタ
ーなどに実用化が期待されている。
大容量ディスプレイやプリンター用の高速液晶シャッタ
ーなどに実用化が期待されている。
現在までに試作されている強誘電性液晶素子の多くは、
対向面に有機高分子膜をラビング処理した配向膜やSi
Oなとの無機絶縁物を斜方蒸着により形成した配向膜を
もつ2枚のガラス基板の間に強誘電性液晶を挾んだ液晶
素子である。たとえば、特開昭62−173433号公
報にはラビング処理を行なったポリイミド高分子薄膜を
用いた液晶素子が示されている。しかし、この液晶素子
は電圧印加時におけるユニフォーム液晶配列状態(第3
図の(a)又は(b)の状態)が駆動電圧を零に戻すと
ユニフォーム配列が崩れ、液晶分子がねじれ構造をとる
スプレィ(シイスト)配列状態となりメモリー性が非常
に弱いとい5問題点がある。これに対して、特開昭62
−250418号公報に示されている方法のよ5に、S
iO斜方蒸着膜により形成された配向膜が付着した2枚
の基板を順傾斜状態になるよ5に構成した液晶素子はメ
モリー効果は現われるが、場所によるメモリーむらが生
じ、均一スイッチングが得られにくい欠点を有している
。
対向面に有機高分子膜をラビング処理した配向膜やSi
Oなとの無機絶縁物を斜方蒸着により形成した配向膜を
もつ2枚のガラス基板の間に強誘電性液晶を挾んだ液晶
素子である。たとえば、特開昭62−173433号公
報にはラビング処理を行なったポリイミド高分子薄膜を
用いた液晶素子が示されている。しかし、この液晶素子
は電圧印加時におけるユニフォーム液晶配列状態(第3
図の(a)又は(b)の状態)が駆動電圧を零に戻すと
ユニフォーム配列が崩れ、液晶分子がねじれ構造をとる
スプレィ(シイスト)配列状態となりメモリー性が非常
に弱いとい5問題点がある。これに対して、特開昭62
−250418号公報に示されている方法のよ5に、S
iO斜方蒸着膜により形成された配向膜が付着した2枚
の基板を順傾斜状態になるよ5に構成した液晶素子はメ
モリー効果は現われるが、場所によるメモリーむらが生
じ、均一スイッチングが得られにくい欠点を有している
。
一方、特開昭62−160420号公報には、液晶分子
の安定状態として、2つのユニフォーム状態とスプレィ
状態の3つの安定状態をとる液晶素子が示されており、
スプレィ状態における表示モードがメモリーむら等によ
る表示むらが少ない事が確認されている。しかし、安定
した3つの表示状態を得る液晶素子の構成および駆動方
法は得られていない。
の安定状態として、2つのユニフォーム状態とスプレィ
状態の3つの安定状態をとる液晶素子が示されており、
スプレィ状態における表示モードがメモリーむら等によ
る表示むらが少ない事が確認されている。しかし、安定
した3つの表示状態を得る液晶素子の構成および駆動方
法は得られていない。
又、強誘電性液晶素子を実用化する上で生ずるもう一つ
の問題は、強誘電性液晶素子の明状態は液晶分子の屈折
率異方性と液晶層の厚さによって種々の着色をするため
、強誘電性液晶素子は白黒表示をしにくい欠点をもって
いることである。
の問題は、強誘電性液晶素子の明状態は液晶分子の屈折
率異方性と液晶層の厚さによって種々の着色をするため
、強誘電性液晶素子は白黒表示をしにくい欠点をもって
いることである。
従って、本発明は液晶素子のメモリー効果とその均一性
にすぐれ、白色により近い明状態を与える強誘電性液晶
素子とその駆動方法を提供することを目的とする。
にすぐれ、白色により近い明状態を与える強誘電性液晶
素子とその駆動方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は前記したスプレィ
配列状態を一つの安定状態としてもつ方式の液晶素子の
新しい構成と駆動方法を工夫したものである。
配列状態を一つの安定状態としてもつ方式の液晶素子の
新しい構成と駆動方法を工夫したものである。
まず、安定したスプレィ配列状態と2つのユニフォーム
配列状態をもつ液晶素子を実現するために対向面に透明
電極を有する一対の基板の対向面に斜方蒸着によりそれ
ぞれ基板面に対して傾斜し、かつ互いに傾斜方向が逆で
ある無機絶縁物の配向膜を形成し、該基板間に強誘電性
液晶を挾持させ、その液晶層の厚さを1.5ミクロンか
ら4ミクロンにして構成した事を特徴としている。
配列状態をもつ液晶素子を実現するために対向面に透明
電極を有する一対の基板の対向面に斜方蒸着によりそれ
ぞれ基板面に対して傾斜し、かつ互いに傾斜方向が逆で
ある無機絶縁物の配向膜を形成し、該基板間に強誘電性
液晶を挾持させ、その液晶層の厚さを1.5ミクロンか
ら4ミクロンにして構成した事を特徴としている。
更に、上記した液晶素子のスプレィ配列状態と2つのユ
ニフォーム配列状態の一方を2つの安定状態に用いて、
2値の電気光学的制御を行う事を特徴としている。
ニフォーム配列状態の一方を2つの安定状態に用いて、
2値の電気光学的制御を行う事を特徴としている。
又、上記した2値の電気光学的制御をする液晶素子の駆
動方法として、2値制御のための2つの安定状態のうち
ユニフォーム配列状態にセクトするために、透明電極間
に、2つのユニフォーム配列状態の一方から他方にかえ
る大きさの一対の正負パルスを印加し、2値制御のため
の2つの安定状態のうちの一方であるスプレィ配列状態
にセットするために、ユニフォーム配列状態にセットす
る時と同じ正負パルスをまず印加し、連続して他方のユ
ニフォーム状態にかわらない程度に段階的に電圧値とパ
ルス幅の積が小さくなる一対以上のパルスを印加する方
法で駆動する事を特徴としている。
動方法として、2値制御のための2つの安定状態のうち
ユニフォーム配列状態にセクトするために、透明電極間
に、2つのユニフォーム配列状態の一方から他方にかえ
る大きさの一対の正負パルスを印加し、2値制御のため
の2つの安定状態のうちの一方であるスプレィ配列状態
にセットするために、ユニフォーム配列状態にセットす
る時と同じ正負パルスをまず印加し、連続して他方のユ
ニフォーム状態にかわらない程度に段階的に電圧値とパ
ルス幅の積が小さくなる一対以上のパルスを印加する方
法で駆動する事を特徴としている。
互いに傾斜方向が逆である無機絶縁物の斜方蒸着膜が付
着した2枚のガラス基板の間に強誘電性液晶を挾んだ液
晶素子は液晶層厚により液晶配列状態が異なる。第3図
は強誘電性液晶素子において液晶分子がとり得る液晶配
列状態を表わす模式図であり、第3図(d)の円錐の側
面上を移動する強誘電性液晶分子の中で手前側にある液
晶分子61にはO印が付けられ、逆側にある液晶分子6
2には0印が付けられており、その中間にある液晶分子
は無印で表わされている。また、64は斜方蒸着配向膜
36が付着した透明電極付ガラス基板である。この図に
おいて、(a)は61の分子配列のユニフォーム配列状
態で、基板界面付近のみ左まわりの配列状態であり、(
b)は62の分子配列のユニフォーム配列状態で基板界
面付近のみ右まわりの配列状態であり、(C)は左まわ
りスプレィ配列状態と右まわりスプレィ配列状態の混在
状態を表わしている。(a)、(b)、(C)の各状態
は液晶層厚によりその安定状態が異なることが実験結果
から明らかになった。すなわち、液晶層厚4μ以上では
正または負の電圧印加時において、(a)または(b)
の状態に一度は液晶分子は配列するが零電圧に戻すと(
C)の状態建のみ安定になりやすい。逆に1.5μ以下
に液晶層厚を設定すると、零電圧に戻しても(a)また
は(b)の両状態とも電圧印加時の状態を保ち、いわゆ
る双安定状態を示すが、その安定性には偏よりか生じや
すい。すなわち、(a)状態と(b)状態にする正また
は負の書き込み電圧の大きさは場所により大きく異なり
メモリー特性のむらを生ずる。ところで、液晶層厚が4
μから1,5μの範囲においては、筆者の実験結果によ
ると61)、(b)、(C)、03つの安定状態が独立
に存在する。(C)の状態はユニフォーム配列状態(a
)と(b)の中間状態に対応するため、正負の電圧印加
により(a)と(b)をスイッチングさせながら電圧波
高値またはパルス幅を減衰させると容易に(C)の状態
が得られ、この後電圧が印加されない限りこの状態は半
永久的に保たれる。さらに、中間状態(C)の存在によ
り、ユニフォーム配列状態(a)と(b)の書き込み電
圧は、は−ぼ同程度の値となり、メモリー特性のむらは
急激に減少する。以上述べてきた、液晶層厚による液晶
の配列状態の変化をまとめると、4μ以上の厚みでは、
スゲレイ配列状態のみの単安定状態となりやすく、1.
5μから4μの範囲の厚みでは、2つのユニフォーム配
列状態とスゲレイ配列状態の3安定状態を示し、液晶層
厚をさらに1.5μ以下に狭くすると2つのユニフォー
ム配列状態のみが安定になるが、安定性が場所忙よって
異なりメモリー特性の非対称が生ずる。一方、スプレィ
配列状態とユニフォーム配列状態を用いて強誘電性液晶
素子のスイッチングを行な5と、従来のユニフォーム配
列状態間のスイッチングに比べて明状態の着色が低減し
クリヤーな白黒表示となる。これはスプレィ配列状態の
光学特性が、上下基板間で一方向に揃って配列している
ユニフォーム配列状態とは異なり、液晶分子がねじれ配
列しているため、光が液晶素子を透過する際に旋光する
ためである。液晶分子の並び方を液晶素子の上側から模
式的に表わした第4図に示すように、1つのユニフォー
ム配列状態の液晶分子41の向きにクロスニコル下の偏
光軸44を一致するよ5に上下基板上に偏光板を配置さ
せると、暗状態は液晶分子41の配列状態で起こり偏光
板クロスの黒レベルが得られる。°一方、液晶分子42
のユニフォーム配列状態で起こる明状態は着色し、その
透過光Tは液晶の屈折率異方性Δn、液晶層厚d、透過
光の波長λの関数として(1)式で表わされる。
着した2枚のガラス基板の間に強誘電性液晶を挾んだ液
晶素子は液晶層厚により液晶配列状態が異なる。第3図
は強誘電性液晶素子において液晶分子がとり得る液晶配
列状態を表わす模式図であり、第3図(d)の円錐の側
面上を移動する強誘電性液晶分子の中で手前側にある液
晶分子61にはO印が付けられ、逆側にある液晶分子6
2には0印が付けられており、その中間にある液晶分子
は無印で表わされている。また、64は斜方蒸着配向膜
36が付着した透明電極付ガラス基板である。この図に
おいて、(a)は61の分子配列のユニフォーム配列状
態で、基板界面付近のみ左まわりの配列状態であり、(
b)は62の分子配列のユニフォーム配列状態で基板界
面付近のみ右まわりの配列状態であり、(C)は左まわ
りスプレィ配列状態と右まわりスプレィ配列状態の混在
状態を表わしている。(a)、(b)、(C)の各状態
は液晶層厚によりその安定状態が異なることが実験結果
から明らかになった。すなわち、液晶層厚4μ以上では
正または負の電圧印加時において、(a)または(b)
の状態に一度は液晶分子は配列するが零電圧に戻すと(
C)の状態建のみ安定になりやすい。逆に1.5μ以下
に液晶層厚を設定すると、零電圧に戻しても(a)また
は(b)の両状態とも電圧印加時の状態を保ち、いわゆ
る双安定状態を示すが、その安定性には偏よりか生じや
すい。すなわち、(a)状態と(b)状態にする正また
は負の書き込み電圧の大きさは場所により大きく異なり
メモリー特性のむらを生ずる。ところで、液晶層厚が4
μから1,5μの範囲においては、筆者の実験結果によ
ると61)、(b)、(C)、03つの安定状態が独立
に存在する。(C)の状態はユニフォーム配列状態(a
)と(b)の中間状態に対応するため、正負の電圧印加
により(a)と(b)をスイッチングさせながら電圧波
高値またはパルス幅を減衰させると容易に(C)の状態
が得られ、この後電圧が印加されない限りこの状態は半
永久的に保たれる。さらに、中間状態(C)の存在によ
り、ユニフォーム配列状態(a)と(b)の書き込み電
圧は、は−ぼ同程度の値となり、メモリー特性のむらは
急激に減少する。以上述べてきた、液晶層厚による液晶
の配列状態の変化をまとめると、4μ以上の厚みでは、
スゲレイ配列状態のみの単安定状態となりやすく、1.
5μから4μの範囲の厚みでは、2つのユニフォーム配
列状態とスゲレイ配列状態の3安定状態を示し、液晶層
厚をさらに1.5μ以下に狭くすると2つのユニフォー
ム配列状態のみが安定になるが、安定性が場所忙よって
異なりメモリー特性の非対称が生ずる。一方、スプレィ
配列状態とユニフォーム配列状態を用いて強誘電性液晶
素子のスイッチングを行な5と、従来のユニフォーム配
列状態間のスイッチングに比べて明状態の着色が低減し
クリヤーな白黒表示となる。これはスプレィ配列状態の
光学特性が、上下基板間で一方向に揃って配列している
ユニフォーム配列状態とは異なり、液晶分子がねじれ配
列しているため、光が液晶素子を透過する際に旋光する
ためである。液晶分子の並び方を液晶素子の上側から模
式的に表わした第4図に示すように、1つのユニフォー
ム配列状態の液晶分子41の向きにクロスニコル下の偏
光軸44を一致するよ5に上下基板上に偏光板を配置さ
せると、暗状態は液晶分子41の配列状態で起こり偏光
板クロスの黒レベルが得られる。°一方、液晶分子42
のユニフォーム配列状態で起こる明状態は着色し、その
透過光Tは液晶の屈折率異方性Δn、液晶層厚d、透過
光の波長λの関数として(1)式で表わされる。
T =sin” (πΔnd/λ) ・
(11典型的な強誘電性液晶のΔnの値0,15に対し
、dが2μ以上から着色が激しくなり、2.5μで黄色
、3μで赤色、4μで空色となってしまう。これに対し
て第4図中の液晶分子46が連続的に変化するスプレィ
配列状態の着色は旋光性により着色化現象が低減し、2
.5μで白色、3μでりIJ −ム色、4μで淡黄色と
なり、少なくとも4μ程度までの液晶層厚ならば、スプ
レィ配列状態とユニフォーム配列状態間のスイッチング
により、はとんど着色のない白黒表示が可能な強誘電性
液晶素子が得られる。
(11典型的な強誘電性液晶のΔnの値0,15に対し
、dが2μ以上から着色が激しくなり、2.5μで黄色
、3μで赤色、4μで空色となってしまう。これに対し
て第4図中の液晶分子46が連続的に変化するスプレィ
配列状態の着色は旋光性により着色化現象が低減し、2
.5μで白色、3μでりIJ −ム色、4μで淡黄色と
なり、少なくとも4μ程度までの液晶層厚ならば、スプ
レィ配列状態とユニフォーム配列状態間のスイッチング
により、はとんど着色のない白黒表示が可能な強誘電性
液晶素子が得られる。
以下実施例を参照して本発明を説明する。
(実施例1)
第1図は本発明の一実施例を示す強誘電性液晶素子を示
し、囚はその構成、但)は3つの安定配向状態とそれら
の状態を選択する駆動波形、および各状態の透過率を表
わしている。以下第1図に基づいて詳細に説明する。第
1図囚において1200AのIゎ20.透明電極14上
に、アルコキシド法により作成した500AのZγ−8
i O系の高誘電率無機絶縁膜16をコートしたのち
、斜方蒸着法により作成した700AのSiO配向膜1
2を形成した2枚のガラス基板11を、それぞれのSi
O傾斜配向層が逆傾斜になるよ5に組み合わせ、かつS
iO傾斜配向層間隙を1.5μ〜4、0μとなるよ5に
液晶セルを構成する。上記液晶セルにSiO傾斜配向層
で配向しやすいエステル系強誘電性液晶を重量比で4割
以上含む混合液晶組成物を注入し、クロスニフルの2枚
の偏光板を正または負の電圧を素子に印加したときに最
も透過率が低下するよ5に上下ガラス基板上に配置し強
誘電性液晶素子とする。液晶層厚3.0μの条件でチッ
ソ製強誘電性液晶組成物C8−1014を用いた場合を
例に動作モードを第1図(8に示すと、パルス幅1ms
で波高値がそれぞれ一2V、、2■。(ただしv0=i
sv)の正負対称電圧波形により赤みがか〜た透過光の
ユニフォーム配列状態(a)が書き込まれ、前記パルス
幅で2Vo、−2V。
し、囚はその構成、但)は3つの安定配向状態とそれら
の状態を選択する駆動波形、および各状態の透過率を表
わしている。以下第1図に基づいて詳細に説明する。第
1図囚において1200AのIゎ20.透明電極14上
に、アルコキシド法により作成した500AのZγ−8
i O系の高誘電率無機絶縁膜16をコートしたのち
、斜方蒸着法により作成した700AのSiO配向膜1
2を形成した2枚のガラス基板11を、それぞれのSi
O傾斜配向層が逆傾斜になるよ5に組み合わせ、かつS
iO傾斜配向層間隙を1.5μ〜4、0μとなるよ5に
液晶セルを構成する。上記液晶セルにSiO傾斜配向層
で配向しやすいエステル系強誘電性液晶を重量比で4割
以上含む混合液晶組成物を注入し、クロスニフルの2枚
の偏光板を正または負の電圧を素子に印加したときに最
も透過率が低下するよ5に上下ガラス基板上に配置し強
誘電性液晶素子とする。液晶層厚3.0μの条件でチッ
ソ製強誘電性液晶組成物C8−1014を用いた場合を
例に動作モードを第1図(8に示すと、パルス幅1ms
で波高値がそれぞれ一2V、、2■。(ただしv0=i
sv)の正負対称電圧波形により赤みがか〜た透過光の
ユニフォーム配列状態(a)が書き込まれ、前記パルス
幅で2Vo、−2V。
の対称電圧波形では黒レベルのユニフォーム配列状態(
b)が得られ、更に前記同一パルス幅で電圧波高値が2
VO、−2VO、Vo 、−Vo ト減衰すル対称電圧
波形ではほぼ白色に近い透過光のスプレィ配列状態(C
)が得られる。ここで2V、=30Vのとき第2の正負
パルスの波高値が5〜20Vであればスプレィ配列状態
にかわる。これら(a)、(b)、(C)の3状態は新
たな電圧を印加しない限り半永久的に安定であり、また
各状態間の変換電圧の場所によるバラツキもな(良好な
スイッチングが可能である。なお、筆者の実験によると
(a)、(b)、 (C)の各状態がむら無く安定に出
現する液晶層厚は、エステル系強誘電性液晶を含む混合
液晶材料を10数種を調べた結果1.5μから4.0μ
であり、望ましくは2μから3.5μの液晶層厚で各状
態がむら無(はぼ同一の安一定状態を示した。
b)が得られ、更に前記同一パルス幅で電圧波高値が2
VO、−2VO、Vo 、−Vo ト減衰すル対称電圧
波形ではほぼ白色に近い透過光のスプレィ配列状態(C
)が得られる。ここで2V、=30Vのとき第2の正負
パルスの波高値が5〜20Vであればスプレィ配列状態
にかわる。これら(a)、(b)、(C)の3状態は新
たな電圧を印加しない限り半永久的に安定であり、また
各状態間の変換電圧の場所によるバラツキもな(良好な
スイッチングが可能である。なお、筆者の実験によると
(a)、(b)、 (C)の各状態がむら無く安定に出
現する液晶層厚は、エステル系強誘電性液晶を含む混合
液晶材料を10数種を調べた結果1.5μから4.0μ
であり、望ましくは2μから3.5μの液晶層厚で各状
態がむら無(はぼ同一の安一定状態を示した。
(実施例2)
128本の走査電極群と160本の信号電極群を有する
2、フインチ画面サイズの強誘電性液晶素子を実施例1
で述べたC8−1014を用いた液晶層厚3.0μの条
件で作成し実駆動表示を試みた。
2、フインチ画面サイズの強誘電性液晶素子を実施例1
で述べたC8−1014を用いた液晶層厚3.0μの条
件で作成し実駆動表示を試みた。
駆動波形は第2図に示すように、走査電極電圧波形(T
s 、 Tt 、Ts・・・・・・)は電圧波高値とパ
ルス幅が減少する2対の正負対称電圧波形が印加され、
信号電極(Ss、St・・・・・・)には白状態の書き
込み時に負正の順番の対称電圧波形を印加し、逆に゛熱
状態の書き込み時には正負の順番の対称電圧波形が印加
されている。白状態に選択された画素T、 −8゜は一
度20v0の波高値で2toのパルス幅の正負対称電圧
波形で書き込まれたユニフォーム配列の熱状態になり、
次にスプレィ状態にかえるしきい値を越える5V0の波
高値でtoのパルス幅の正負対称電圧波形でスプレィ配
列の白状態に変換され、その状態が±voの非選択時の
バイアス電圧では乱されずKそのまま白状態に保たれる
。一方、熱状態に選択された画素T、−8tは±2QV
0の電圧波形により黒レベルに変換された後も、±3V
0の電圧波形ではユニフォーム黒状態を乱さずそのまま
の状態で画素T、−8,は黒レベルに保たれる。特にV
、=1.5V、t = 4 m s において実験した
結果、従来の液晶層厚3μのユニフォーム状態間のスイ
ッチングでは不可能であったコントラスト比10の白黒
表示が得られた。
s 、 Tt 、Ts・・・・・・)は電圧波高値とパ
ルス幅が減少する2対の正負対称電圧波形が印加され、
信号電極(Ss、St・・・・・・)には白状態の書き
込み時に負正の順番の対称電圧波形を印加し、逆に゛熱
状態の書き込み時には正負の順番の対称電圧波形が印加
されている。白状態に選択された画素T、 −8゜は一
度20v0の波高値で2toのパルス幅の正負対称電圧
波形で書き込まれたユニフォーム配列の熱状態になり、
次にスプレィ状態にかえるしきい値を越える5V0の波
高値でtoのパルス幅の正負対称電圧波形でスプレィ配
列の白状態に変換され、その状態が±voの非選択時の
バイアス電圧では乱されずKそのまま白状態に保たれる
。一方、熱状態に選択された画素T、−8tは±2QV
0の電圧波形により黒レベルに変換された後も、±3V
0の電圧波形ではユニフォーム黒状態を乱さずそのまま
の状態で画素T、−8,は黒レベルに保たれる。特にV
、=1.5V、t = 4 m s において実験した
結果、従来の液晶層厚3μのユニフォーム状態間のスイ
ッチングでは不可能であったコントラスト比10の白黒
表示が得られた。
以上の実施例で述べたように、本発明の3つの安定状態
をとり得る1、5μから4.0μの液晶層厚の強誘電性
液晶素子は均一なメモリー特性を有する良好なスイッチ
ングが可能な上、2μ以上の液晶層厚の強誘電性液晶表
示素子では、従来困誰であった白黒表示を実現すること
ができる。
をとり得る1、5μから4.0μの液晶層厚の強誘電性
液晶素子は均一なメモリー特性を有する良好なスイッチ
ングが可能な上、2μ以上の液晶層厚の強誘電性液晶表
示素子では、従来困誰であった白黒表示を実現すること
ができる。
第1図(至)は本発明の強誘電性液晶素子の構成を示す
模式図、第1図(匂は3つの配向状態のそれぞれに対応
した透過光特性およびそれらの状態を選択する駆動波形
を示す説明図、第2図は本発明の晶分子配列と偏光板配
置の関係を示す説明図である。 CB) 第3図 (Q) (b)(c)(d)
模式図、第1図(匂は3つの配向状態のそれぞれに対応
した透過光特性およびそれらの状態を選択する駆動波形
を示す説明図、第2図は本発明の晶分子配列と偏光板配
置の関係を示す説明図である。 CB) 第3図 (Q) (b)(c)(d)
Claims (3)
- (1)対向面に透明電極を有する一対の基板間に強誘電
性液晶を挾持し、該強誘電性液晶がスプレイ配列状態と
2つのユニフォーム配列状態の3つの安定状態をとり得
る強誘電性液晶素子において、前記一対の基板の対向面
に斜方蒸着により各面に対して傾斜し、かつ互いに傾斜
方向が逆である無機絶縁物の配向膜を形成するとともに
、基板間の液晶層の厚さを1.5ミクロンから4ミクロ
ンにして、前記3つの安定状態をとり得るようにした事
を特徴とする強誘電性液晶素子。 - (2)スプレイ配列状態と2つのユニフォーム配列状態
の一方の2つの安定状態により、2値の電気光学的制御
を行うことを特徴とする請求項1記載の強誘電性液晶素
子。 - (3)透明電極間に2つのユニフォーム配列状態の一方
から他方にかえる大きさの一対の正負パルスを印加し、
請求項2における一方のユニフォーム配列状態にセット
し、該透明電極間に前記一対の正負パルスを印加後連続
して、他方のユニフォーム配列状態にかわらない程度に
段階的に電圧値とパルス幅の積が小さくなる一対以上の
正負パルスを印加し、スプレイ配列状態にセットする事
を特徴とする請求項2記載の強誘電性液晶素子の駆動法
。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12949389A JPH02308129A (ja) | 1989-05-23 | 1989-05-23 | 強誘電性液晶素子およびその駆動法 |
| GB9011431A GB2233106B (en) | 1989-05-23 | 1990-05-22 | Ferroelectric liquid crystal element and method of driving the same |
| US07/526,879 US5061044A (en) | 1989-05-23 | 1990-05-22 | Ferroelectric liquid crystal display having opposingly inclined alignment films wherein the liquid crystal has one twisted and two aligned states which coexist and a driving method to produce gray scale |
| SG7794A SG7794G (en) | 1989-05-23 | 1994-01-17 | Ferroelectric liquid crystal element and method of driving the same |
| HK255/94A HK25594A (en) | 1989-05-23 | 1994-03-24 | Ferroelectric liquid crystal element and method of driving the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12949389A JPH02308129A (ja) | 1989-05-23 | 1989-05-23 | 強誘電性液晶素子およびその駆動法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02308129A true JPH02308129A (ja) | 1990-12-21 |
Family
ID=15010843
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12949389A Pending JPH02308129A (ja) | 1989-05-23 | 1989-05-23 | 強誘電性液晶素子およびその駆動法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02308129A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018166036A1 (zh) * | 2017-03-14 | 2018-09-20 | 惠科股份有限公司 | 一种显示面板和显示装置 |
-
1989
- 1989-05-23 JP JP12949389A patent/JPH02308129A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018166036A1 (zh) * | 2017-03-14 | 2018-09-20 | 惠科股份有限公司 | 一种显示面板和显示装置 |
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