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JPH0314760A - 電気車のブレーキ方法 - Google Patents

電気車のブレーキ方法

Info

Publication number
JPH0314760A
JPH0314760A JP1148085A JP14808589A JPH0314760A JP H0314760 A JPH0314760 A JP H0314760A JP 1148085 A JP1148085 A JP 1148085A JP 14808589 A JP14808589 A JP 14808589A JP H0314760 A JPH0314760 A JP H0314760A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
electric
signal
electric brake
force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1148085A
Other languages
English (en)
Inventor
Yumiko Asano
浅野 裕美子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP1148085A priority Critical patent/JPH0314760A/ja
Publication of JPH0314760A publication Critical patent/JPH0314760A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Braking Systems And Boosters (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電気ブレーキ力と空気ブレーキ力とを併用する
電気車のブレーキ方法に関する。
〔従来の技術〕
電気車においては、通常機械式ブレーキとして主に空気
力で車輪に制輪子を押圧し、そのときの摩擦力を利用す
る構造のものが、また電気ブレーキとしては駆動用の電
動機を発電機として使用し、発生電力を抵抗器で熱エネ
ルギーとして消費する発電ブレーキ構造のもの、或いは
発生電力を電気車に帰還して他のカ行車両、又は回生変
電所を経由して交流母線へ電力を供給する電力回生ブレ
ーキ構造のものが用いられている。
ところで電気ブレーキと空気ブレーキとは電気車の速度
に対するブレーキ特性が異なっており、例えば電気ブレ
ーキにおける発電ブレーキは電気車の高速域,低速域で
ブレーキ力が弱く、一方電力回生ブレーキは回生負荷が
なくなると通常のブレーキ力が失われる.このため電気
ブレーキと空気ブレーキとを併用する電空併用ブレーキ
が広く使用されている。
電空併用ブレーキでは1箇のブレーキ弁のハンドルの操
作によって電気ブレーキ,空気ブレーキ夫々のブレーキ
力が制御され、電気ブレーキによって主たるブレーキ力
を確保し、不足するブレーキ力を空気ブレーキ力で補足
する方法が採られている。
第3図は例えば「電気車の科学;19B7年4月電気車
研究会発行.第39頁〜第46真」に記載された従来の
電空併用ブレーキのブロック線図、第4図はそのタイξ
ングチャートであり、図中1はブレーキ指令装置、2は
電気ブレーキ制御装置、7は空気ブレーキ、8はブレー
キ指令信号に基づいて電気ブレーキとして機能する走行
駆動用の電動機、9は駆動輪、10は走行装置を示して
いる。
ブレーキ指令装置lから発せられた第4図(イ)に示す
如きブレーキ指令信号a (ブレーキ指令値をEToと
する)は電気ブレーキ制御装置2及び比較器3へ出力さ
れる。電気ブレーキ制御装置2はブレーキ指令信号aが
人力されると所定の条件のもとで内部回路が構威され、
電気ブレーキ指令信号dを電動機8に出力し、電動la
8を電気ブレーキとして機能させるが、ここに至る迄に
は一定の時間的な遅れが生じるため、この間は短時間パ
ルス発生器11. 13及び、高位優先回路l2の出力
は零であり、これらから比較器3への入力も零である。
従ってブレーキ指令信号aが発せられた直後は比較器3
からはブレーキ指令信号aのブレーキ指令値BT,と実
質的に等しいブレーキ力補足信号bが電空変換弁6へ出
力され、該電空変換弁6にて空気圧力Cに変換されて空
気ブレーキ7へ出力される。空気ブレーキ7は走行装置
10の駆動輪9に対し、ブレーキ指令値BT.に向け空
気ブレーキカBaを作用させ始める(第4図(チ)〉。
ところで空気ブレーキ系におけるブレーキ指令値と空気
ブレーキ出力との関係は第5図に示す如くになる。
第5図は空気ブレーキ系におけるブレーキ指令値と空気
ブレーキ出力との関係を示す特性図であり、横軸にブレ
ーキ指令値を、また寝軸にブレーキ出力をとって示して
ある。いま空気ブレーキ力を零の状態から立上げるとき
は関数pに沿って、また逆に空気ブレーキ力を立下げる
ときは関数qに沿って空気ブレーキ力が変化する。従っ
て前述した如くブレーキ指令値ET.が与えられると空
気ブレーキ力は■一■のヒステリシスを伴って立上がる
こととなる。
一方この間にブレーキ制御装置2においてはブレーキ指
令信号aが人力され、所定の条件のもとてブレーキ回路
が構威され、電動機8に対し電気ブレーキ指令信号dを
出力し、電動機8を電気ブレーキとして機能させると共
に、回路構威信号e(第4図(ロ)参照〉を短時間パル
ス発生器1lへ出力し、また電動機8が駆動輪9に作用
する電気ブレーキカBeを検出してこれに相応するトル
ク信号f (第4図(二)参照)を高位優先回路l2へ
出力する。
短時間パルス発生器1lはブレーキ指令値ETOに等し
い最大電気ブレーキ力に相応する高さとトルク信号fが
最大電気ブレーキ力に達する迄に要する時間の%以上の
時間に和する幅とを持った短時間パルス信号g (第4
図(ホ)参照)を高位優先回路l2へ出力する。
高位優先回路l2は短時間パルス発生器l1から入力さ
れた短時間パルス信号gと、電気ブレーキ制?11装置
2から入力された電気ブレーキカBeに相当するトルク
信号fとの高位を選択し、高位の信号を減算器l4へ出
力する。
この時点ではトルク信号fは未だ立上り始めの状態にあ
り、ブレーキ信号値EToと等しい最大電気ブレーキ力
に相応する短時間パルス信号gの方がより高位にあるか
ら、短時間パルス信号gが減算器14へ出力されること
となる。
他の短時間パルス発生器13から減算器l4への信号k
は終速(電気ブレーキ力が消失状態となる速度)直前に
電気ブレーキ制御装置2から発せられる電気ブレーキ力
消滅予告信号jが人力される迄は零であるから、高位優
先回路12から出力される短時間パルス信号gはそのま
ま減算器14を経て電気プレーキトルク信号i (第4
図(ト)参照〉として比較器3へ出力される. これによって電気ブレーキトルク信号iはそれ迄の零の
状態から最大電気ブレーキ力のレベルに相当する短時間
パルス信号gに迄強制的に立上げられることとなる。
比較器3はブレーキ指令装置1から入力されるブレーキ
指令信号aのブレーキ指令値ET.と前記短時間パルス
信号gと実質的に等しい電気ブレーキトルク信号iとを
比較し、その偏差をブレーキ力補足信号bとして電空変
換弁6へ出力し、電気ブレーキ力がブレーキ指令値ET
.に達するに先立って空気ブレーキ7の空気ブレーキ力
の低減を開始せしめる。
この空気ブレーキ力の立下げ過程は第5図に示す如<、
0−0のヒステリシスを伴ってのに向け関数qに沿って
で立下がる。
これによって空気ブレーキカO−0のヒステリシスが存
在しても電気ブレーキ力と空気ブレーキ力との和である
総合ブレーキ力がブレーキ指令値を越える不都合が回避
されることとなる。
短時間パルス信号gが消失すると、短時間パルス発生器
11からの出力は零となり、その後は立上り始めた電気
ブレーキ力に相応するトルク信号【がそのまま高位優先
回路l2、減算器14を経て電気ブレーキトルク信号l
として比較器3に出力され、この電気プレーキトルク信
号iがブレーキ信号値BT.と一致すると、その後は比
較器3の出力は零、換言すれば空気ブレーキ力は作用せ
ず電気ブレーキ力のみが作用することとなる。
そしてこの状態で走行装置10の駆動輪9が減速され、
電動機8の回転数が低下して、電気ブレーキ力が消失状
態となる時期が近づくと、その一定時間前に電気ブレー
キ制御装置2から短時間パルス発生器l3へ電気ブレー
キ力消滅予告信号j (第4図(ハ)参照)が出力され
る。
短時間パルス発生器l3は最大電気ブレーキ力よりも若
干小さい値の高さと電気ブレーキ力が消失状態となる迄
の時間に相当する幅とを有する短時間パルス信号k(第
4図(へ)参照)を減算器14へ出力する.:$i算器
l4は高位優先回路12を経て出力される電気ブレーキ
力に相応するトルク信号fから短時間パルス信号kを減
算し、その偏差を電気ブレーキトルク信号lとして比較
器3へ出力する。即ち電気プレーキトルク信号iをそれ
迄の最大電気ブレーキ力のレベルから零に近い値に迄強
制的に立下げる。
比較器3からは略零に近い電気ブレーキトルク信号iと
ブレーキ指令信号aのブレーキ指令値との偏差に相当す
るブレーキ力補足信号bが電空変換弁6へ出力され、空
気圧力として空気ブレーキ7へ出力し、空気ブレーキ力
を増大せしめる。
このときの空気ブレーキ力は前述した如く第5図におい
て■−■のヒステリシス量を伴い、関数pに沿って立上
がるが、電気ブレーキ力が消失状態となるに先立って電
気ブレーキ力を立上げるため、総合ブレーキ力がブレー
キ指令値を下廻る不都合が回避されることとなる。
このように短時間パルス信号gを電気ブレーキ力に相当
するトルク信号fに付与して電気ブレーキトルク信号i
を生或することにより、空気ブレーキの出力を第5図に
おいてO−O−■に強制的に立下げることが可能となり
、また逆に短時間パルス信号kを電気ブレーキ力に相当
するトルク信号fから減算して電気ブレーキトルク信号
iを生或することにより、空気ブレーキの出力を第5図
においての一■−0に強制的に立上げることが可能とな
り、空気ブレーキのヒステリシスに伴う応答遅れがもた
らす不都合を解消し得ることとなる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで上述した如き従来の電空併用形の電気車のブレ
ーキ方法にあっては、電気ブレーキ力の立上げ,立下げ
時に電気ブレーキ力に相当するトルク信号fに付加され
る短時間パルス信号g,  kが実際に作用している電
気ブレーキ力と関係なく、予め設定してある高さと幅と
に決定されている。
即ち短時間パルス信号gはブレーキ指令値である最大ブ
レーキ信号に略等しい高さであって回路構成信号eが入
力された時点から電気ブレーキ力に相当するトルク信号
fがブレーキ指令値ET.の%以上に迄高められる時点
迄に、一方短時間パルス信号kは検出した電気ブレーキ
力相当量の高さであって、電気ブレーキ力消滅予告信号
jが入力された時点から電気ブレーキ力に相当するトル
ク信号fが零、即ち自然消滅する時点迄に夫々設定され
ている。このため、電気ブレーキの立上がり時における
回生付加の消失に伴う電気ブレーキの失効等予期できな
い電気ブレーキ力の変動があっても空気ブレーキは生戒
された電気ブレーキトルク信号lに応じて変化するため
、電気ブレーキの変化に追随することが出来ず、電気ブ
レーキの予期せぬ変化生じたときには、総合ブレーキカ
不足の状態、或いは総合ブレーキ力過大の状態を避けら
れないという問題があった。
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであって、その
目的とするところは電気ブレーキ力の変化に空気ブレー
キ力を素早く追従させることが出来、電気ブレーキ力の
予期せぬ変化に対してもフ工−ルセーフ性を失うことの
ない電気車のブレーキ方法を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る電気車のブレーキ方法は電気ブレーキの立
上げ及び低速時に電気ブレーキ力に付加して電気プレー
キトルク信号を生戒するための短時間パルス信号を空気
ブレーキ系におけるヒステリシス量のみを補償する態様
で設定する。
〔作用〕 本発明にあってはこれによって短時間パルス信号が空気
ブレーキ系のヒステリシスに伴う応答遅れのみを補償す
る態様で設定せしめられ、電気ブレーキ力の変動に対し
て空気ブレーキ力を遅れ時間なしに追従させ得ることと
なる。
〔実施例〕
以下本発明を図面に基づき具体的に説明する。
第1図は本発明に係る電気車のブレーキ方法に用いるブ
レーキ系のブロック線図、第2図は同じくそのタイミン
グチャートである。
第1図において1はブレーキ指令装置、2は電気ブレー
キ制御装置、7は空気ブレーキ、8はブレーキ指令に基
づいて電気ブレーキとして機能する走行駆動用の電動機
、9は駆動輪、10は走行装置を示している。
ブレーキ指令装置1から発せられた第2図(イ)に示す
如きブレーキ指令信号a (ブレーキ指令値をETaと
する)は電気ブレーキ制御装置2及び比較器3へ出力さ
れる。電気ブレーキ制御装置2はブレーキ指令信号aが
入力されると内部回路が構或され、電気ブレーキ指令信
号dを電動機8に出力し、電動機8を電気ブレーキとし
て機能させるがここに至る迄には一定の時間的な遅れが
生じるため、この間は短時間パルス発生器11, 13
、高位優先回路12の出力は零であり、これらから比較
器3への入力も零である。従ってブレーキ指令信号aが
発サられた直後は、比較器3からはブレーキ指令信号a
のブレーキ指令値BT(lと実質的に等しいブレーキ力
補足信号bが電空変換弁6へ出力され、該電空変換弁6
にて空気圧力Cに変換されて空気ブレーキ7へ出力され
る。空気ブレーキ7は走行装置lOの駆動輸9に対し、
ブレーキ指令値BT.に向け空気ブレーキカBaを作用
させ始める (第2図(チ))。
空気ブレーキ系におけるブレーキ指令値と空気ブレーキ
出力との関係は第5図に示した如くであり、空気ブレー
キ力を零の状態から立上げる時は関数pに沿って、また
逆に空気ブレーキ力を立下げる時は関数qに沿って空気
ブレーキ力が変化する。従って前述した如くブレーキ指
令値11iTOが与えられると空気ブレーキ力は■−4
0のヒステリシスをともなって立上がることとなる。
一方この間にブレーキ制御装置2においてはブレーキ指
令信号aが入力され、保護動作が働いていないこと等の
条件が満たされるとブレーキ回路が構威され、電動機8
に対し電気ブレーキ指令信号dを出力し、電動機8を電
気ブレーキとして機能させ走行装置10に対し走行速度
に対応した電気ブレーキ力を作用させると共に、回路横
威信号e(第2図(ロ)参照)を短時間パルス発生器1
1へ出力し、また電動機8が駆動輪9に作用する電気ブ
レーキカBeを検出してこれに相応ずるトルク信号f 
(第2図(二)参照)を高位優先回路12へ出力する. 短時間パルス発生器1lは立下がり時におけるレベルが
電気ブレーキ力に相当する信号fのレベルと等しい高さ
(第5図でB’rt−BT+に相当)で回路構威信号e
の人力と同時に立上がり、空気ブレーキ力の立上りから
立下がりに切り換わるときのヒステリシスO−0に相当
する幅とを持った短時間パルス信号g(第2図(ホ)参
照)を高位優先回路12へ出力する. 高位優先回路12は短時間パルス発生器l1から入力さ
れた短時間パルス信号gと電気ブレーキ整合装置2から
入力された電気ブレーキカBeに相当するトルク信号f
との高位を選択し、高位の信号を減算器14へ出力する
この時点ではトルク信号fは未だ立ち上り始めの状態に
あり、短時間パルス信号gの方がより高位にあるから、
短時間パルス信号gが減算器14へ出力されることとな
る。
他の短時間パルス発生器13から減算器14への信号k
は終速(電気ブレーキ力が消失状態となる速度)直前に
電気ブレーキ制御装置2から発せられる電気ブレーキ力
消滅予告信号jが入力される迄は零であるから、高位優
先回路l2から出力される短時間パルス信号gはそのま
ま減算器14を経て電気ブレーキトルク信号1 (第2
図(ト)参照)として比較器3へ出力される。これよっ
て電気ブレーキトルク信号iはそれ迄の零の状態から短
時間パルス信号gに迄強制的に立上げられることとなる
. 比較器3はブレーキ指令装置lから入力されるブレーキ
指令信号aのブレーキ指令値ET.と前記短時間パルス
信号gに実質的に等しい電気ブレーキトルク信号iとを
比較し、その偏差をブレーキ力補足信号bとして電空変
換弁6へ出力し、電気ブレーキ力がブレーキ指令値ET
oに達するに先立って空気ブレーキ7の空気ブレーキ力
の低減を開始せしめる。
この空気ブレーキ力の立下げ過程は第5図に示す如く、
0→0のヒステリシスを伴ってのに向け関数qに沿って
て立下がる. このように、ブレーキ指令信号BT.からBT.まで変
化する間はヒステリシスのために一定の応答時間を要す
ることとなり、この間はブレーキ指令値が変化しても出
力の変化は生じないこととなるが比較器3の出力を減少
させて空気ブレーキ指令信号であるブレーキ補足信号b
をBT.からBTIへと変えたのと同様の効果を得て電
気ブレーキ力が立上がってきた時空気ブレーキ力を第5
図で0−■へ待ち時間なしに応答させ、換言すれば短時
間パルス信号gによって空気ブレーキ力を低下させるこ
となく電気ブレーキ力の変化に対し空気プレブレーキ力
を素早く対応させ空気ブレーキ力にO→0のヒステリシ
スの存在にもかかわらず、電気ブレーキ力の予期せぬ変
化に対しても電気ブレーキ力と空気ブレーキ力との和で
ある統合ブレーキ力がブレーキ指令値を越える不都合を
回避する。
短時間パルス信号gが消失すると、短時間パルス発生器
1lからの出力は零となり、その後は立上り始めた電気
ブレーキ力に相応するトルク信号rがそのまま高位優先
回路12、減算器14を経て電気ブレーキトルク信号i
として比較器3に出力され、この電気ブレーキトルク信
号iがブレーキ指令値BT.と一致するレベルに達する
と、その後は比較器3の出力は零、換言すれば空気ブレ
ーキ力は作用せず電気ブレーキ力のみが作用することと
なる。
そしてこの状態で走行装置lOの駆動輪9が減速され、
電動機8の回転数が低下して、電気ブレーキ力が消失状
態となる時期が近づくと、その一定時間前に電気ブレー
キ制御装置2から短時間パルス発生器l3へ電気ブレー
キ力消滅予告信号j (第2図(ハ)参照)が出力され
る。
短時間パルス発生器13は短時間パルス信号gと略同じ
高さと、空気ブレーキ力の立上り時におけるヒステリシ
スの一〇に相当する幅とを有する短時間パルス信号k(
第2図(へ)参照〉を減算器l4へ出力する.?:Ii
算器l4は高位優先回路12を経て出力される電気ブレ
ーキ力に相応するトルク信号fから短時間パルス信号k
を減算し、その偏差を電気ブレーキトルク信号lとして
比較器3へ出力する.即ち電気ブレーキトルク信号lを
それ迄の最大電気ブレーキ力のレベルからそれよりも若
干低いレベルに強制的に下げる。
比較器3からは電気ブレーキトルク信号iとブレーキ指
令信号aのブレーキ指令値との偏差に相当するブレーキ
力補足信号bが電空変換弁6へ出力され、空気圧力とし
て空気ブレーキ7へ出力し、空気ブレーキ力を増大せし
める。
この空気ブレーキ力の立上げは前述した如く第5図にお
いて■→■のヒステリシス量を伴って立上がるが、電気
ブレーキ力が消失状態となるに先立って空気ブレーキ力
を立上げるため、総合ブレーキ力がブレーキ指令値を下
廻る不都合が回避されることは勿論、空気ブレーキ力を
第5図においての一〇へと変化させ、電気ブレーキ力の
予期しない変化に対しても素早く応答可能な状態となる
なお上述の実施例は各1個の電気ブレーキ装置,空気ブ
レーキ装置を備えた構造の場合について説明したが、何
らこれに限るものでなく、例えば第2の空気ブレーキを
備えた、所謂遅れ込めブレーキ装置についても適用し得
ることは勿論である。
〔発明の効果〕
以上の如く本発明装置にあっては電気ブレーキ力の立上
がり時、及び低速域での電気ブレーキ力消滅時に空気ブ
レーキのヒステリシスによる応答遅れのみを補償するよ
う設定したパルス信号を用いて電気ブレーキトルク信号
を生成するようにしたから、空気ブレーキ力を電気ブレ
ーキ力の予期せぬ変化に対しても素早く対応させ得るな
ど本発明は優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法に用いるブレーキ制御系を示すブロ
ック線図、第2図は本発明方法のタイξングチャート、
第3図は従来方法のブレーキ制御系を示すブロック線図
、第4図は従来方法のタイミングチャート、第5図は空
気ブレーキ出力の応答特性図である。 1・・・ブレーキ指令装置 2・・・電気ブレーキ制御装W 3・・・比較器6・・
・電空変換弁      7・・・空気ブレーキ8・・
・電動機        10・・・走行装置11・・
・短時間パルス発生器  l2・・・高位優先回路13
・・・短時間パルス発生器 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。 5 図 手 続 補 正 書(自発)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電気ブレーキ力の立ち上り時及び低速域での電気
    ブレーキ消滅時におけるブレーキ指令値に対する電気ブ
    レーキ力の不足分を空気ブレーキ力で補足すべく、電気
    ブレーキ力に相当するトルク信号にパルス信号を付加し
    て電気ブレーキトルク信号を生成し、該電気ブレーキト
    ルク信号とブレーキ指令値との偏差に基づいて空気ブレ
    ーキ力の補足分を求める電気車のブレーキ方法において
    、 前記パルス信号は空気ブレーキ力のヒステリシスに伴う
    応答遅れのみを補償し得る値に設定することを特徴とす
    る電気車のブレーキ方法。
JP1148085A 1989-06-09 1989-06-09 電気車のブレーキ方法 Pending JPH0314760A (ja)

Priority Applications (1)

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JP1148085A JPH0314760A (ja) 1989-06-09 1989-06-09 電気車のブレーキ方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008146369A1 (ja) * 2007-05-30 2008-12-04 Mitsubishi Electric Corporation 電気車のブレーキ制御装置

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