JPH0352883A - ブレフェルディンc類の中間体 - Google Patents
ブレフェルディンc類の中間体Info
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- JPH0352883A JPH0352883A JP1187013A JP18701389A JPH0352883A JP H0352883 A JPH0352883 A JP H0352883A JP 1187013 A JP1187013 A JP 1187013A JP 18701389 A JP18701389 A JP 18701389A JP H0352883 A JPH0352883 A JP H0352883A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は,ブレフエルデインC類の中間体に関し、さら
に詳しく言うと、ダラム陽性菌に作用するシクロベンタ
ンマクロリト抗生物質の一つであるブレフエルディンC
およびその関連化合物の製造に好適に用いることのでき
るプレフエルデインC類の中間体に関する. [従来技術および発明が解決しようとする課B]1.2
−ジ置換シクロベンタン環はプロスタノイトやステロイ
トなどの多くの生理活性化合物の基木構威骨格である. したがって、この1,2−ジ置換シクロベンタン環を持
った化合物の効率的キラル合成法が要望されている. 一方,シクロベンタンマクロリト抗生物質の一つである
ブレフェルディンCは1,2−ジ置換シクロベンタン環
を有する化合物の範鴫に属し、ダラム陽性菌に対して有
用であることが知られている. しかしながら現在までのところ、1,2−ジM#!シク
ロペンタン環の効率的キラル合威法により、ブレフェル
ディンCを得るまでには至っていないのが現状である. 本発明は前記の事情に基いてなされてものである. 本発明の目的は、1.2−ジ置換シクロベンタン環を持
った化合物の効率的キラル合戊法により、プレフェルデ
ィンCおよびその関連化合物を効率良く製造するのに好
適に用いることができて、応用範囲の広い新規化合物を
提供することにある.[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために、本発明者が鋭意研究を重ね
た結果、ラクトールを出発原料に用いることによって、
ブレフェルディンCおよびその関連化合物を効率良く製
造するのに好適に用いることができて、応用W&囲の広
い新規化合物が得られることを見い出して,本発明に到
達した.本発明の構成は,次の一般式[I]: 《ただし、[I]式中、Rは一CHOおよびのいずれか
を表わす.} で示されるブレフェルディンC類の中間体である. 本発明に係るブレフェルディンClgの中間体は、第l
因において化合物(9)として示される新規な化合物で
ある.このプレフェルディンC類の中間体、たとえばR
がアルデヒド基であるブレフェルディンC類の中間体は
、第1図に示すように、ラクトールを出発原料として次
のようにして合虞することができる. ラクトール(1)は、δ−ラクトンを水素化リチウムア
ルミニウムの無水テトラヒトロフラン懸濁液を用いて還
元することにより得ることができる. このラクトール(1)からJournal of Ch
emi−cal Society Chemical
Communication (1984年)5JtS
/( − −) , T.S−Tan等の方法により
アリルシラン体(2)を得る.このアリルシラン体(2
)をオキザリルグロリトとジメチルスルホキシトとを用
いるスワーン酸化反応により、水酸基をアルデヒド(3
)とし、この粗アルデヒド体(3)とジイソプロビルホ
スホノメチルアセテートとを、反応に関与しない溶媒、
例えばテトラヒドロフラン中で、塩基を用いて縮合し、
エステル体(4)を得る.塩基としては,アルコラート
、特にt−ブトキシカリが用いられる. エステル体(4)をジイソブチルアルミニウムハイドラ
イト(DIBAL)と反応させて粗アルコール体(5)
を得る. 粗アルコール体(5)をD−(−)一酒石酸ジイソブロ
ピル[以下、 D−(−)−DIPTと略する.]およ
びテトライソプロボキシチタンと反応させる.シャープ
レス不斉エボキシ化法により立体選択的にエポキシ体(
6)を得る. エボキシ体(6)を,ルイス酸、例えば塩化第二スズ,
塩化亜鉛などと反応させて,閉環し、シクロベンタン誘
導体(7)を得る。
に詳しく言うと、ダラム陽性菌に作用するシクロベンタ
ンマクロリト抗生物質の一つであるブレフエルディンC
およびその関連化合物の製造に好適に用いることのでき
るプレフエルデインC類の中間体に関する. [従来技術および発明が解決しようとする課B]1.2
−ジ置換シクロベンタン環はプロスタノイトやステロイ
トなどの多くの生理活性化合物の基木構威骨格である. したがって、この1,2−ジ置換シクロベンタン環を持
った化合物の効率的キラル合成法が要望されている. 一方,シクロベンタンマクロリト抗生物質の一つである
ブレフェルディンCは1,2−ジ置換シクロベンタン環
を有する化合物の範鴫に属し、ダラム陽性菌に対して有
用であることが知られている. しかしながら現在までのところ、1,2−ジM#!シク
ロペンタン環の効率的キラル合威法により、ブレフェル
ディンCを得るまでには至っていないのが現状である. 本発明は前記の事情に基いてなされてものである. 本発明の目的は、1.2−ジ置換シクロベンタン環を持
った化合物の効率的キラル合戊法により、プレフェルデ
ィンCおよびその関連化合物を効率良く製造するのに好
適に用いることができて、応用範囲の広い新規化合物を
提供することにある.[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために、本発明者が鋭意研究を重ね
た結果、ラクトールを出発原料に用いることによって、
ブレフェルディンCおよびその関連化合物を効率良く製
造するのに好適に用いることができて、応用W&囲の広
い新規化合物が得られることを見い出して,本発明に到
達した.本発明の構成は,次の一般式[I]: 《ただし、[I]式中、Rは一CHOおよびのいずれか
を表わす.} で示されるブレフェルディンC類の中間体である. 本発明に係るブレフェルディンClgの中間体は、第l
因において化合物(9)として示される新規な化合物で
ある.このプレフェルディンC類の中間体、たとえばR
がアルデヒド基であるブレフェルディンC類の中間体は
、第1図に示すように、ラクトールを出発原料として次
のようにして合虞することができる. ラクトール(1)は、δ−ラクトンを水素化リチウムア
ルミニウムの無水テトラヒトロフラン懸濁液を用いて還
元することにより得ることができる. このラクトール(1)からJournal of Ch
emi−cal Society Chemical
Communication (1984年)5JtS
/( − −) , T.S−Tan等の方法により
アリルシラン体(2)を得る.このアリルシラン体(2
)をオキザリルグロリトとジメチルスルホキシトとを用
いるスワーン酸化反応により、水酸基をアルデヒド(3
)とし、この粗アルデヒド体(3)とジイソプロビルホ
スホノメチルアセテートとを、反応に関与しない溶媒、
例えばテトラヒドロフラン中で、塩基を用いて縮合し、
エステル体(4)を得る.塩基としては,アルコラート
、特にt−ブトキシカリが用いられる. エステル体(4)をジイソブチルアルミニウムハイドラ
イト(DIBAL)と反応させて粗アルコール体(5)
を得る. 粗アルコール体(5)をD−(−)一酒石酸ジイソブロ
ピル[以下、 D−(−)−DIPTと略する.]およ
びテトライソプロボキシチタンと反応させる.シャープ
レス不斉エボキシ化法により立体選択的にエポキシ体(
6)を得る. エボキシ体(6)を,ルイス酸、例えば塩化第二スズ,
塩化亜鉛などと反応させて,閉環し、シクロベンタン誘
導体(7)を得る。
シクロベンタン誘導体(7)と2,2−ジメトキシブロ
バンとをD一カンファスルホン酸を触媒としてアセトン
中で反応させてアセトニト体(8)を得る. このアセトニト体(8)を塩化メチレン/メタノール溶
液中でオゾン酸化したのち,塩基処理に付すると、前記
式[I] (R;−CHO)で示される目的化合物で
あるアルデヒド体を得ることができる.また、このアル
デヒド体を四臭化炭素およびトリフェニルホスフィンと
反応させると、前で示される目的化合物であるジブロモ
体を得ることができる. 本発明のブレフェルディンC類の中間体は、たとえば第
2図に示すように、付加体(11)→トリオール体(l
3)→ベンジルエーテル体(14)→t−プチルジメチ
ルシリル体(15)→アルコール体(16)→エステル
体(l7)→カルボン酸アルコール体(19)→マクロ
リト(20)を経て、ブレ フェルディンC (21)へ導くことができる。
バンとをD一カンファスルホン酸を触媒としてアセトン
中で反応させてアセトニト体(8)を得る. このアセトニト体(8)を塩化メチレン/メタノール溶
液中でオゾン酸化したのち,塩基処理に付すると、前記
式[I] (R;−CHO)で示される目的化合物で
あるアルデヒド体を得ることができる.また、このアル
デヒド体を四臭化炭素およびトリフェニルホスフィンと
反応させると、前で示される目的化合物であるジブロモ
体を得ることができる. 本発明のブレフェルディンC類の中間体は、たとえば第
2図に示すように、付加体(11)→トリオール体(l
3)→ベンジルエーテル体(14)→t−プチルジメチ
ルシリル体(15)→アルコール体(16)→エステル
体(l7)→カルボン酸アルコール体(19)→マクロ
リト(20)を経て、ブレ フェルディンC (21)へ導くことができる。
[実施例]
次に本発明の実施例を示し、本発明についてさらに具体
的に説明する. ■エスール 4 の オキザリルクロライト8.8m l (0.10モル)
を塩化メチレン200rnJlに溶かし,さらに温度−
60℃、アルゴン気流下でジメチルスルホキシト15m
見( 0.21モル)を加えた.10分後、前記化合物
( 2 ) 5.53 g (29.73tリモル)
を塩化メチレン20mJLに溶かし、それを加えた.4
5分後、トリエチルアミン61.7 m l (0.4
4モル)を加え、直ちに室温にした. 10分後,反応液を減圧下で留去して1/3 <らいに
し、エチルエーテルで粕釈後、木、飽和塩化ナトリウム
水溶液で洗浄を行ない、乾燥させて,溶媒を減圧下で留
去した.残渣をカラムクロマトグラフィーに付して不純
物を除き、粗アルデヒド体(3)を得た.それをそのま
ま次の反応に用いた. 次いで、ジイソプロビルホスホノメチルアセテー}−1
0.19 g (4:l.71ミリモル)をテトラヒド
ロフラン(以下、THFと略称する,)120mJLに
溶かし、t−ブトキシカリ( t−BuOK) 4.5
3 g(40.35fiリモル)を温度0℃、アルゴン
気流下で加えた.lO分後、室温にし、そのまま50分
間攪拌して、前記粗アルデヒド体(3)をT H F
20m lに溶かし加えた.1時間後,水を加え、塩化
メチレンを用いて抽出してから、乾燥後、溶媒を減圧下
留去し、残液をシリカゲル200gを用いたカラムクロ
マトグラフィー(エチルエーテル:n−ヘキサン= 1
: 50)に付することにより、エステル体(4)5
.0g[前記アリルシラン体(2)からの収率70.2
%]を得た. 得られたエステル体(4)の物性データは下記の通りで
ある. ? R y m■,■at)l:m−’ : 1
72G’H−NMR C CDC文3 )δ : 0
.02 (9H S)、1.51〜2.08 (
13H,重) , 3.73(3}1.s)、5.
33(2H,s), 5.82(IH,dt,J=1
5.6Hz,1.5Hz)6.99 (18,dt,
J−Il5.6Hz,6.8Hz)M Ss/e :
240(kl”) . 73( 100%)分子量
測定(ctzo■0■Siとして)(Ig”) :
24G.1545 実測値: 240.1524 組成分析(C+Jt40tStとして)計算値(%)
: C 64.95 , H 10.06実測値(%)
: C 65.05 , H 9.94■ ルコ
ール 5 の 前記エステル体( 4 ) 6.66 g (27.
74ミリモル)を塩化メチレン200m lに溶かし、
ジイソブチルアルミニウムハイトライト(DIRAL)
15 m l(84.17ミリモル)を温度−78゜C
、アルゴン気流下で加えた.1時間後,10%水酸化ナ
トリウム溶液S.Om 41を加えて、反応終了後、一
夜放置した.セライトろ過を行なった後、乾燥してから
、溶媒を減圧下で留去して粗アルコール体(5)を得た
.この粗アルコール体(5)はそのまま次の反応に用い
た. 得られた粗アルコール体(5)の物性データは下記の通
りである. I R F aa++<o*at+ell−
’ : 3コ40’}I−NMR ( CDC
Li3 ) δ : 0.02 (9H,S)1.
38(58,m)、 2.06(4H,膳)、4.09
(2H,d,J−3.9Hz)、5.30(28,厘)
、5.79(2H.鵬)MSm/e : 212(M
”) . 73( 100 %)分子量測定<CI*
HmaO@SIとして)(lit”) : 212.1
596 実測値: 212.1575 ■工,1 シ 6 の D 一(−) −DIPT 1.5r+JL(7.1ミ
リモル)を塩化メチレン200m lに溶かし、テトラ
イソブロボキシチタン1.4 m l (4.71ミリ
モル) . 2.22Mt−プチルハイトロバーオキサ
イド(t−Bu00H)25 m文(55.5ミリモル
〉、モレキュラーシーブズ(4人) 3.4gを温度
−26℃、アルゴン気流下で加えて2時間攪拌した. 次に、前記粗アルコール体( 5 ) 2.5gを塩
化メチレン60m lに溶かし加えた. 4時間後,飽和塩化ナトリウム/10%水酸化ナトリウ
ム混合水溶液8mJLおよびエチルエーテル40mlを
加えた.さらに10分後、硫酸マグネシウム20 gお
よびセライト4gを加えて15分間攪拌し、セライトろ
過を行なった後、反応液を減圧下で留去した.残渣をシ
リカゲル300gを用いたカラムクロマトグラフィー(
エチルエーテル:n一ヘキサン=1:4)に付すること
により、エボキシ体(6) 6.10 g [前記エ
ステル体(4)からの収率96.5%]を得た. 得られたエボキシ体(6)の物性データは下記の通りで
ある. I R F sam(aaat)Cm−’ :
3410+H NMR ( CDClz )
δ : 0.02 (9H,S)1.52(71
1,m)、2.05(2H,閣), 2.93(2H
,璽)、3.85(2H,m)、5.31(2H,m)
M Ss/e : 228(Ig”) , 73
( 100 %)組威分析(C+Jt401Siとして
)計算値(%) : C 63.12 . H 10.
60実測値(%) : C 63.34 . H 10
.69■シクロベン ン 7 前記エボキシ体( a ) s.77g (25.32
ミリモル)を塩化メチレン550mJlに溶かし,さら
に塩化第二スズ4.4m文(37.99ミリモル)を温
度−78℃、アルゴン気流下で加えた. 1時間後,飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、塩化
メチレンを用いて抽出し,水洗後、乾燥させてから,溶
媒を減圧下で留去した.残液をシリカゲル200gを用
いたカラムクロマトグラフィー(エチルエーテル:n−
ヘキサン=l:l)に付することにより,シクロベンタ
ン誘導体( 7 ) 3.21g (収率8l.3%)
を得た.得られたシクロベンタン誘導体(7)の物性デ
ータは下記の通りである. ?R ν+max(neat)Cm−’ : 3
]20’H − NMR ( CDC文3 )δ
:1,20〜2.50(IOH,朧) , 3.2
5〜3.70(38,重)、4.83〜5.91i(3
H.璽) 組成分析(CsHxsO■として) 計算値(%) : C 69.18 . II 1G.
33実測値(%) : C 68.85 , H 1
0.25■ア ニ 8 の 前記シクロベンタン誘導体( 7 ) 1.31g (
8.40ミリモル)をアセトン40m lに溶かし、2
,2−ジメトキシブロバン10.6m lおよびD一カ
ンファスルホン酸275m g (1.18ミリモル)
をアルゴン気流下で加えた. 2時間後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて塩化
メチレンによる抽出を行なってから、乾燥させ、溶媒を
減圧下留去して残液をシリカゲルSOgを用いたカラム
クロマトグラフィー(エチルエーテル:n−ヘキサン=
1 : 20)に付することにより,アセトニド体(
8) 1.43g (収率87%)を得た. 得られたアセトニト体(8)の物性データは下記の通り
である. ’I{−NMR C CDC文,} δ : 1.3
5(3H,S).1.40(3H,S). 1.57
〜1.88(7H.鵬),2.22(IH,quint
,Jm8.6Hz)、 3.53(IH,m)、198
(18,m)、4.92(18,dd,J−17.1H
z, 1.8Hz)、5.51(IH,dd,J−17
.1Hz.10.4Hz,8.6}1x)MSm/e
: 197(II”) . 181( 100%)
組成分析(C+Jt。03として) 計算値(%) : C 73.41 . H 10.2
8実測値(%) : C 7:l.29 . H 1
0.38■〆 ロ lO の 前記アセトニド体( 8 ) 749m g (3.
82ミリモル)を塩化メチレンーメタノール(5:1)
の混合溶媒72mlに溶かし、粉末炭酸水素ナトリウム
750mgを加えて,温度−78’Cにてオゾンを反応
液中へ通した.15分後、オゾンを止めて窒素ガスを反
応液中に通した.30分後,窒素ガスを止め、室温に戻
してからジメチルスルフイト4 m lを加え、2時間
攪拌した. その後、反応液に硫酸マグネシウムを入れて乾燥させて
から、ろ過を行なった.次いで、溶媒を減圧下留去して
得られた残液をメタノールSOmJLに溶かし、ナトリ
ウムメトキシト200m gを加えて1時間攪拌した.
その後、塩化メチレンを加え、水、飽和塩化ナトリウム
水溶液で洗浄した後、乾燥させてから、溶媒を減圧下で
留去した.残渣をシリカゲル20gを用いたカラムクロ
マトグラフィー〈エチルエーテル:n−ヘキサン=l:
3)に付して前記式[I] (R;−CHO)で示さ
れるアルデヒド体[化合物(9)1を得た.これを直ち
に次の反応に用いた. すなわち、四臭化炭素2.53g (7.65ミリモル
)を塩化メチレン20mlに溶かし、トリフェニルホス
フィン4.01 g(15.30tリモル)を温度0℃
、アルゴン気流下で加えた.20分後、前記アルデヒド
体[化合物(9〉]を塩化メチレン10yriに溶かし
加えて攪拌した.30分後、IN水酸化ナトリウム水溶
液を加えて抽出し、乾燥させてから、溶媒を減圧下で留
去した.残液をシリカゲル60gを用いたカラムクロマ
トグラフィー(エチルエーテル:n−ヘキサン= 1
: 2G)に付するで示されるジブロモ体[化合物(1
0) 1 1.05 g[前記アセトニト体(8)か
らの収率78%]を得た. 得られたジブロモ体[化合物(1G) ]の物性データ
は下記の通りである. [αl:’ :−12.63゜(G O.934
CHCJi s )IR ν.aw(aeaL)
CM−” : 1060’H − NM R (
CDCu s) δ : 1.35 (3H,S) 1.40(3H,S)、1.61〜2.60(8H,S
)、3.41〜4.05(:IH,S)、6.27(I
H,d,J−9.5Hz)、MSg+/e : 3
54(kl”) . 72( 100 %〉分子
量測定<CrtHraO*Brとして)(M◆) :
351.9675 実測値: 351.96[i5 (参考例) 第2図に示した反応軽路にしたがって、前記実施例で得
られた化合物(IO)を用いて、付加体(11)→トリ
オール体(1コ)→ベンジルエーテル体(l4)→t−
ブチルジメチルシリル体(l5)→アルコール体(l6
)→エステル体(17)→エステルアルコール体(18
)→カルボン酸アルコール体(19)→マクロリド(2
0)を経て、ブレフェルディンC(21)を合成した. 11 前記ジブロモ体[化合物( 10) ] 860.7
m g(0.45ミリモル)をT H F 20m l
に溶かし、10%n−ブチルリチウム/ヘキサン4.7
m l (1.29ミリモル)を温度−78℃,アルゴ
ン気流下で加えた.1時間後、(4R)− 4 − (
t−ブチルジメチルシリルオキシ)ベンチルアイオダ
イド1.59 K(4.86″Sリモル)をヘキサメチ
ルホスホリツクトリアミド33mJLに溶かして反応液
に加え,10分後室湿にした. 1時間後、エチルエーテルで島釈し,水、飽和炭酸水素
ナトリウムで洗浄後,乾燥させてから、溶媒を減圧下で
留去した.残液をシリカゲル50gを用いたカラムクロ
マトグラフィー(エチルエーテル:n−ヘキサン= 1
: 30)に付することにより,付加体(11)およ
びアセチレン体(12)の混合wlR862.3 mg
を得た. 得られた付加体(1l)の物性データは下記の通りであ
る. 【αl:’j−46.91゜(G O.81 CHC
n3)I R )goam(neat)CM−’
: 1G55.1250IH−NMR (CDC
文,)δ : 0.05 (6H,S)0.89(9
H,S).}.12(3H,d,J−6.1Hz)1.
3[i(3H,S) . 1.40(3}1,S)
、1.51 〜2.16(14H,■) . 3.
75〜4.16(4H,m)、MSm/e : 39
4(11”) . 75( 100%)分子量測定(
C*J4203Siとして〉(M”) : 394.2
903 実測値: 394.2884 組成分析(CmsHa*02Siとして)計算値(%)
:C7ロ.00 . }l 10.73実測値(%)
: C 70.00 . H 10.861 −ル
l3 の 液体アンモニア約50m lにナトリウム755mg(
32.83ミリモル〉を加え、それに前記付加体(l1
)とアセチレン体(l2〉との混合9Is862.3m
gをT H F 10m lに溶かし加えた.30分後
、粉末塩化アンモニウムを反応液が白くなるまで加え、
その後、液体アンモニウムを留去して塩化゛メチレンで
希釈した.次いで、水、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗
浄した後、乾燥させてから、溶媒を減圧下で留去し、つ
いでメタノール16m l、水2mJLに溶かし,p一
トルエンスルホン酸・l木和物155 m g (0.
82ミリモル)を加えて攪拌した,14時間後、粉末炭
酸水素ナトリウムを加えて液性なアルカリ性とし,さら
にベンゼンを加えて共沸により水を除去した.残液をシ
リカゲル20gを用いたカラムクロマトグラフィー(エ
チルエタノール)に付することにより、トリオール体(
13) 427.4 mg [前記付加体(1l)から
の収率8l%]を得た. 得られたトリオール体(l3)の物性データは下記の通
りである. [ Q] o : −2L8” (C I.0
5、 CHCJLi)IRνwam(aaatlCl@
−’ : 3350’H − NM R ( C
DCILx ) δ :1.18 (コH,d,
J=6.1Hz) . 1.41 〜2.23(1
4tl,m)2.95(s,38)、:1.44 〜3
.84(44{,s)、5.25〜5.53(28,m
) ベンジルエー−ル l4の 前記トリオール体(13) 402.5m g (1.
66ミリモル)を塩化メチレン23nJLに溶かし,こ
れにD一カンファスルホン酸l9,31g(0.08ミ
リモル)、P−アニスアルデヒドジメチルアセタール6
05m g (3.32ミリモル)をアルゴン気流下で
加えて攪拌した, 12時間後、IN水酸化ナトリウム
水溶液を加えて塩化メチレンで抽出し、乾燥させてから
、溶媒を減圧下で留去した.残液をシリカゲル10gを
用いたカラムクロマトグラフィー(エチルエーテル:n
−ヘキサン=1+1)に付することにより、ペンジルエ
ーテル体(14) 579.8m g(収率g6.6%
)を得た. 得られたベンジルエーテル体(l4)の物性データは下
記の通りである. ?R ν .■。。.t)CJ−’ :
コ430’H−NMR ( CDC文■ )δ :
1.18 (コn,d,.+−s.xnz)、 1.
41〜2.:16(Is}l,m)3.63 〜4.2
B(4}1,鵬)、180(:18,S)、5.25
〜5.48(2H.鳳)、 5.71(LH,S)、6
.89(IH,d,J=8.5}1z).7.41(1
0,d,J=8.8Hz)MS鮭’e : 360(
M”) . 135 (100%)分子量測定( C
*tHi*04として)(P) = 360.2コ0
0 実測値: 360.2308 t− ルジ ルシlル 15の 前記ベンジルエーテル体(14) 153.sm g
C[l.D主リモル)をN,N−ジメチルホルムアミト
(DMF)5mlに溶かし,イ【ダゾール87mg(1
.21Sミリモル)、t−ブチルジメチルシリルクロリ
ト77.1m g (0.52ミリモル)を加えてアル
ゴン気流下で攪拌した, 16時間後、エチルエーテル
で希釈し、木,飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、乾
燥させてから、溶媒を減圧下で留去した.残渣をシリカ
ゲル10gを用いたカラムクロマトグラフィー(エチル
エーテル:n−ヘキサン瓢l:20)に付することによ
り,t−ブチルジメチルシリル体(Is)180.5
mg (収率89%)を得た.得られたt−プチルジメ
チルシリル体(l5)の 物性データは下記の通りである. I R 7 sag(neat>CI1−’ :
1245’H−NMR ( (:DC文3 )
δ:[l.05(6H,S) 、0.89 (9H
,S)、1.11(3H,d,J−6.1Hz)、l.
37 〜2.05(14H,鳳) , 3.62〜
4.12(4H,量),4.04(3}1,S).5.
29〜5.38(2H,m)、5.72(IH,S)
. 6.89(211,d,J−8.8Hz)、?
.42(2H,d,J−8.8}1z)MSm/e
: 474(M”) , 75 (100 %〉分
子量測定(CaaHns04Siとして〉(M”)’
: 474.3165 実測値: 474.3158 アルコール 16の 前記t−プチルジメチルシリル体(15) 180.5
m g (0.38ミリモル)をトルエン2.5mj
Lに溶かし、0.76Mジイソブチルアルミニウムハイ
ドライト(DIBAL) 1.2m i(0.88ミ
リモル)を温度−10”C,アルゴン気流下で加えた.
1時間後,10%水酸化ナトリウム水溶液0.2m l
を加えて反応を終了し、セライトろ過を行なった後、溶
媒を減圧下で留去した.残渣をシリカゲル50gを用い
たカラムクロマトグラフィー(エチルエーテル:n−ヘ
キサン==1:4)に付することにより,アルコール体
(16) 151.7mg (収率84%)を得た.得
られたアルコール体(l6)の物性データは下記の通り
である. [(E ln ”: − 40.4” ( G O.
856 CHCfL3)I R F mamla
saL+cIl−’ : 3450’H−NMR
( CDCJ13 ) δ:0.05(6H,S)
.0.88 (9H,S)、1.11(38,d,J
−6.1Hz)、l.37 〜2.05(ISH,m)
. 3.49〜171(4H,園)、3.800
H,S).4.56(2H,S)、 5.28〜5.3
8(2H.鵬)、1iJ8(!H,d,J=8.lIH
z) . 7.28(2H,d,J−18.8Hz)
MSm/e : 5:10(kl”) . 75
(100 %)分子量測定(C*aH<aOJiとし
て)(M”) : 47G.3コ22実測値:
476.3344 エスール 17の オキザリルクロリト0.095 m l (1.08ミ
リモル)を塩化メチレン2mJlに溶かし、さらにジメ
チルスルホキシド0. 16 m l (2.26ミリ
モル)を温度−60℃,アルゴン気流下で加えた.10
分後、前記アルコール体(16) 151.7m g
(0.:12ミリモル)を塩化メチレン3mlに溶かし
、それを加えた.45分後、トリエチルアくン0.06
m l (4.75くリモル)を加えてから、直ちに
室温にした.20分後、塩化メチレンを加えて水で洗浄
した後,乾燥させてから、溶媒を減圧下で留去した.残
渣をカラムクロマトグラフィーで精製して不純物を除き
、粗アルデヒド体としてそのまま次の反応を行なった. 予め、ジイソブロビルホスホノメチルアセテー} 22
3m g (0.96 @リモル)をTHFZm見に溶
かし、ざらにt−ブトキシカリ97m g (0.87
ミリモル)を温度0℃、アルゴン気流下で加え、IO分
後、室温に戻して,そのまま1時間攪拌して得た溶液に
前記の粗アルデヒド体をT H F 3 m lに溶か
して加えた.3時間後、塩化メチレンを加え,水で洗浄
した後,乾燥させてから、溶媒を減圧下で留去した.残
渣をシリカゲル20gを用いたカラムクロマトグラフィ
ー(エチルエーテル:n−ヘキサン= l : 20)
に封することにより、エステル体(17) 138.3
mg[前記アルコール体(l6)からの収率86%]を
得た. 得られたエステル体(17)の物性データは下記の通り
である. [Q Lo” : − 70.6° (C O.62
CHCJL s)IR νmam (aaat
)l:jl−’ : 1720’H − N M
R ( CDCi3 ) a :0.04(
S,5H)0.88 (9Fl,S)、 1.11(
:IH,d,J−5.9Hz)、1.20 〜2.2:
l(14H,+a) , 3.75(IH,S).
3.81(3H,S)、:1.60〜3.96(2H,
s)、4.22(1}1,d,J−10.8Hz)、4
.5:l(IH,d,J=10.8Hz)、5.23(
2}1,m)、5.99(IH.d,J−115.6H
z).6.77 〜7.01(3H,m)、7.20〜
7.30(2B,■)M S tree : 530
(M”) , 75 (100 % )分子量測定(
C3+HsoOsSiとして)(Ig”) : 530
.3427 実測{1m : 53Q.3426 カル ン アルコール l9の 前記エステル体(17) 138.3m g (0.2
6ミリモル)をメタノール3mJ1に溶かし、p一トル
エンスルフ才ン酸l水和物10mgを加えて攪拌した.
3時間後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて塩化
メチレンで抽出し、乾燥させてから、溶媒を減圧下で留
去した.残液をシリカゲル10gを用いたカラムクロマ
トグラフィー(エチルエーテル:n−ヘキサン=t:B
に付することにより、エステルアルコール体(18)1
06.6 mg (収率98%)を得た.このエステル
アルコール体(18)106.6m g (0.26ミ
リモル)を0.13N水酸化リチウムの75%メタノー
ル溶液5.5mMに溶かし,加熱還流した.5時間後、
IN塩酸を加え、エチルエーテルで抽出した後、乾燥さ
せてから、溶媒を減圧下で留去して、カルボン酸アルコ
ール体(19) 101.2m gを得た.得られたカ
ルボン酸アルコール体(19)はよく乾燥させて、精製
しないでそのまま次の反応に用いた. 得られた粗カルボン酸アルコール体(19)の物性デー
タは下記の通りである. ’H − N M R(CDCfL3 ) δ:1.
19(3H,d,ト6.1}!z)、 1.38〜2.
10(16H,+s)3.81(3H,S) 、
4.23(1}1,d,J−11.5Hz)、4.53
(IH,d,J=11.5Hz). 4.81(2H
,m)、5.18(2H,s) 、 5.99(I
H,d,J−IS.6Hz)、6.83 〜7JO(5
H,鳳) マクロ1 ′20の トリフェニルホスフィン570.9 mg(2.18 リモル)のトルエン180m l溶液を温度−5℃に冷
却し、ジエチルアゾジカルボキシレート0.34 m
l (2.18ミリモル)を加えた, 10分後、温度
−5℃にて前記カルボン酸アルコール体(19)175
m g ( 0.44ミリモル)を加え,同温にて1時
間攪拌してから、溶媒を留去した.残液をシリカゲル2
0gを用いたカラムクロマトグラフィー(エチルエーテ
ル:ヘキサン=10:1)に付することにより、マクロ
リト(211)142.5 mg (収率85%)を得
た. 得られたマクロリト(20)の物性データは下記の通り
である. 【α1二’: −30.2° (G O.662
CHCfL 3)IR νmax.nuio
rrcm−’: 1720,1250.1150’H
NMR ( CDCJL3 ) δ:1.27
(3H,d,J=6.3511z)、0.70 〜2.
40(13H,s)、3.72(IH,s),3.81
(3H,S)、4.26(IH,d,J−11.2Hz
)、4−60(IH,d,J−11.28Z)、4.7
5 〜5.85(4H,■)、 5.95(18,dd,J=IS.9Hz, 1.7H
z) 、6.50 〜7.40(5H,am) MS魁’e : 384(II”) . 121(
100 %)組成分析(C*sH3*Oaとして) 計算値(%): C 74.96 , H 8.39実
測値(%) : C 74.8G , 8 8.49◆
− レフェルー ゛C21の 前記マクロリド(2G) 88 m g (0.23ミ
リモル)の塩化メチレン4 m l溶液に水0.2mJ
1および2.3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1.4
−ペンゾキノン(DDQ)(純度90%) 100 m
g (0.40ミリモル)を加えて室温下で攪拌した
.2時間後、反応混合物を塩化メチレンで希釈し、飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した後、硫酸マグネシ
ウムで乾燥した.溶媒を減圧下で留去した後、残渣をシ
リカゲル10gを用いたカラムクロマトグラフィー(エ
チルエーテル:n−ヘキサン=1=2)に付することに
より、 (+)一ブレフェルディンC(21) 58.
2 mg (収率96%)を得た.得られた(+)一ブ
レフェルディンC (21)の物性データおよび天然品
についての報告値はそれぞれ下記の通りである.また,
本品のスペクトルデータは天然品のスペクトルデータと
一致した.融点(mp); 本品 tarc(メタノ
ール)報告値160.5− 161℃ 比施光度【αl二9木品+125.2゜(C I.0
56、 CHC!Ls)報告値+130.6° [発明の効果] 本発明によると,ダラム陽性菌に作用するシクロベンタ
ンマクロリト抗生物質の一つであるブレフェルディンC
およびその関連化合物の合成に好適に用いることができ
て,応用範囲の広い新規化合物を提供することができる
.
的に説明する. ■エスール 4 の オキザリルクロライト8.8m l (0.10モル)
を塩化メチレン200rnJlに溶かし,さらに温度−
60℃、アルゴン気流下でジメチルスルホキシト15m
見( 0.21モル)を加えた.10分後、前記化合物
( 2 ) 5.53 g (29.73tリモル)
を塩化メチレン20mJLに溶かし、それを加えた.4
5分後、トリエチルアミン61.7 m l (0.4
4モル)を加え、直ちに室温にした. 10分後,反応液を減圧下で留去して1/3 <らいに
し、エチルエーテルで粕釈後、木、飽和塩化ナトリウム
水溶液で洗浄を行ない、乾燥させて,溶媒を減圧下で留
去した.残渣をカラムクロマトグラフィーに付して不純
物を除き、粗アルデヒド体(3)を得た.それをそのま
ま次の反応に用いた. 次いで、ジイソプロビルホスホノメチルアセテー}−1
0.19 g (4:l.71ミリモル)をテトラヒド
ロフラン(以下、THFと略称する,)120mJLに
溶かし、t−ブトキシカリ( t−BuOK) 4.5
3 g(40.35fiリモル)を温度0℃、アルゴン
気流下で加えた.lO分後、室温にし、そのまま50分
間攪拌して、前記粗アルデヒド体(3)をT H F
20m lに溶かし加えた.1時間後,水を加え、塩化
メチレンを用いて抽出してから、乾燥後、溶媒を減圧下
留去し、残液をシリカゲル200gを用いたカラムクロ
マトグラフィー(エチルエーテル:n−ヘキサン= 1
: 50)に付することにより、エステル体(4)5
.0g[前記アリルシラン体(2)からの収率70.2
%]を得た. 得られたエステル体(4)の物性データは下記の通りで
ある. ? R y m■,■at)l:m−’ : 1
72G’H−NMR C CDC文3 )δ : 0
.02 (9H S)、1.51〜2.08 (
13H,重) , 3.73(3}1.s)、5.
33(2H,s), 5.82(IH,dt,J=1
5.6Hz,1.5Hz)6.99 (18,dt,
J−Il5.6Hz,6.8Hz)M Ss/e :
240(kl”) . 73( 100%)分子量
測定(ctzo■0■Siとして)(Ig”) :
24G.1545 実測値: 240.1524 組成分析(C+Jt40tStとして)計算値(%)
: C 64.95 , H 10.06実測値(%)
: C 65.05 , H 9.94■ ルコ
ール 5 の 前記エステル体( 4 ) 6.66 g (27.
74ミリモル)を塩化メチレン200m lに溶かし、
ジイソブチルアルミニウムハイトライト(DIRAL)
15 m l(84.17ミリモル)を温度−78゜C
、アルゴン気流下で加えた.1時間後,10%水酸化ナ
トリウム溶液S.Om 41を加えて、反応終了後、一
夜放置した.セライトろ過を行なった後、乾燥してから
、溶媒を減圧下で留去して粗アルコール体(5)を得た
.この粗アルコール体(5)はそのまま次の反応に用い
た. 得られた粗アルコール体(5)の物性データは下記の通
りである. I R F aa++<o*at+ell−
’ : 3コ40’}I−NMR ( CDC
Li3 ) δ : 0.02 (9H,S)1.
38(58,m)、 2.06(4H,膳)、4.09
(2H,d,J−3.9Hz)、5.30(28,厘)
、5.79(2H.鵬)MSm/e : 212(M
”) . 73( 100 %)分子量測定<CI*
HmaO@SIとして)(lit”) : 212.1
596 実測値: 212.1575 ■工,1 シ 6 の D 一(−) −DIPT 1.5r+JL(7.1ミ
リモル)を塩化メチレン200m lに溶かし、テトラ
イソブロボキシチタン1.4 m l (4.71ミリ
モル) . 2.22Mt−プチルハイトロバーオキサ
イド(t−Bu00H)25 m文(55.5ミリモル
〉、モレキュラーシーブズ(4人) 3.4gを温度
−26℃、アルゴン気流下で加えて2時間攪拌した. 次に、前記粗アルコール体( 5 ) 2.5gを塩
化メチレン60m lに溶かし加えた. 4時間後,飽和塩化ナトリウム/10%水酸化ナトリウ
ム混合水溶液8mJLおよびエチルエーテル40mlを
加えた.さらに10分後、硫酸マグネシウム20 gお
よびセライト4gを加えて15分間攪拌し、セライトろ
過を行なった後、反応液を減圧下で留去した.残渣をシ
リカゲル300gを用いたカラムクロマトグラフィー(
エチルエーテル:n一ヘキサン=1:4)に付すること
により、エボキシ体(6) 6.10 g [前記エ
ステル体(4)からの収率96.5%]を得た. 得られたエボキシ体(6)の物性データは下記の通りで
ある. I R F sam(aaat)Cm−’ :
3410+H NMR ( CDClz )
δ : 0.02 (9H,S)1.52(71
1,m)、2.05(2H,閣), 2.93(2H
,璽)、3.85(2H,m)、5.31(2H,m)
M Ss/e : 228(Ig”) , 73
( 100 %)組威分析(C+Jt401Siとして
)計算値(%) : C 63.12 . H 10.
60実測値(%) : C 63.34 . H 10
.69■シクロベン ン 7 前記エボキシ体( a ) s.77g (25.32
ミリモル)を塩化メチレン550mJlに溶かし,さら
に塩化第二スズ4.4m文(37.99ミリモル)を温
度−78℃、アルゴン気流下で加えた. 1時間後,飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、塩化
メチレンを用いて抽出し,水洗後、乾燥させてから,溶
媒を減圧下で留去した.残液をシリカゲル200gを用
いたカラムクロマトグラフィー(エチルエーテル:n−
ヘキサン=l:l)に付することにより,シクロベンタ
ン誘導体( 7 ) 3.21g (収率8l.3%)
を得た.得られたシクロベンタン誘導体(7)の物性デ
ータは下記の通りである. ?R ν+max(neat)Cm−’ : 3
]20’H − NMR ( CDC文3 )δ
:1,20〜2.50(IOH,朧) , 3.2
5〜3.70(38,重)、4.83〜5.91i(3
H.璽) 組成分析(CsHxsO■として) 計算値(%) : C 69.18 . II 1G.
33実測値(%) : C 68.85 , H 1
0.25■ア ニ 8 の 前記シクロベンタン誘導体( 7 ) 1.31g (
8.40ミリモル)をアセトン40m lに溶かし、2
,2−ジメトキシブロバン10.6m lおよびD一カ
ンファスルホン酸275m g (1.18ミリモル)
をアルゴン気流下で加えた. 2時間後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて塩化
メチレンによる抽出を行なってから、乾燥させ、溶媒を
減圧下留去して残液をシリカゲルSOgを用いたカラム
クロマトグラフィー(エチルエーテル:n−ヘキサン=
1 : 20)に付することにより,アセトニド体(
8) 1.43g (収率87%)を得た. 得られたアセトニト体(8)の物性データは下記の通り
である. ’I{−NMR C CDC文,} δ : 1.3
5(3H,S).1.40(3H,S). 1.57
〜1.88(7H.鵬),2.22(IH,quint
,Jm8.6Hz)、 3.53(IH,m)、198
(18,m)、4.92(18,dd,J−17.1H
z, 1.8Hz)、5.51(IH,dd,J−17
.1Hz.10.4Hz,8.6}1x)MSm/e
: 197(II”) . 181( 100%)
組成分析(C+Jt。03として) 計算値(%) : C 73.41 . H 10.2
8実測値(%) : C 7:l.29 . H 1
0.38■〆 ロ lO の 前記アセトニド体( 8 ) 749m g (3.
82ミリモル)を塩化メチレンーメタノール(5:1)
の混合溶媒72mlに溶かし、粉末炭酸水素ナトリウム
750mgを加えて,温度−78’Cにてオゾンを反応
液中へ通した.15分後、オゾンを止めて窒素ガスを反
応液中に通した.30分後,窒素ガスを止め、室温に戻
してからジメチルスルフイト4 m lを加え、2時間
攪拌した. その後、反応液に硫酸マグネシウムを入れて乾燥させて
から、ろ過を行なった.次いで、溶媒を減圧下留去して
得られた残液をメタノールSOmJLに溶かし、ナトリ
ウムメトキシト200m gを加えて1時間攪拌した.
その後、塩化メチレンを加え、水、飽和塩化ナトリウム
水溶液で洗浄した後、乾燥させてから、溶媒を減圧下で
留去した.残渣をシリカゲル20gを用いたカラムクロ
マトグラフィー〈エチルエーテル:n−ヘキサン=l:
3)に付して前記式[I] (R;−CHO)で示さ
れるアルデヒド体[化合物(9)1を得た.これを直ち
に次の反応に用いた. すなわち、四臭化炭素2.53g (7.65ミリモル
)を塩化メチレン20mlに溶かし、トリフェニルホス
フィン4.01 g(15.30tリモル)を温度0℃
、アルゴン気流下で加えた.20分後、前記アルデヒド
体[化合物(9〉]を塩化メチレン10yriに溶かし
加えて攪拌した.30分後、IN水酸化ナトリウム水溶
液を加えて抽出し、乾燥させてから、溶媒を減圧下で留
去した.残液をシリカゲル60gを用いたカラムクロマ
トグラフィー(エチルエーテル:n−ヘキサン= 1
: 2G)に付するで示されるジブロモ体[化合物(1
0) 1 1.05 g[前記アセトニト体(8)か
らの収率78%]を得た. 得られたジブロモ体[化合物(1G) ]の物性データ
は下記の通りである. [αl:’ :−12.63゜(G O.934
CHCJi s )IR ν.aw(aeaL)
CM−” : 1060’H − NM R (
CDCu s) δ : 1.35 (3H,S) 1.40(3H,S)、1.61〜2.60(8H,S
)、3.41〜4.05(:IH,S)、6.27(I
H,d,J−9.5Hz)、MSg+/e : 3
54(kl”) . 72( 100 %〉分子
量測定<CrtHraO*Brとして)(M◆) :
351.9675 実測値: 351.96[i5 (参考例) 第2図に示した反応軽路にしたがって、前記実施例で得
られた化合物(IO)を用いて、付加体(11)→トリ
オール体(1コ)→ベンジルエーテル体(l4)→t−
ブチルジメチルシリル体(l5)→アルコール体(l6
)→エステル体(17)→エステルアルコール体(18
)→カルボン酸アルコール体(19)→マクロリド(2
0)を経て、ブレフェルディンC(21)を合成した. 11 前記ジブロモ体[化合物( 10) ] 860.7
m g(0.45ミリモル)をT H F 20m l
に溶かし、10%n−ブチルリチウム/ヘキサン4.7
m l (1.29ミリモル)を温度−78℃,アルゴ
ン気流下で加えた.1時間後、(4R)− 4 − (
t−ブチルジメチルシリルオキシ)ベンチルアイオダ
イド1.59 K(4.86″Sリモル)をヘキサメチ
ルホスホリツクトリアミド33mJLに溶かして反応液
に加え,10分後室湿にした. 1時間後、エチルエーテルで島釈し,水、飽和炭酸水素
ナトリウムで洗浄後,乾燥させてから、溶媒を減圧下で
留去した.残液をシリカゲル50gを用いたカラムクロ
マトグラフィー(エチルエーテル:n−ヘキサン= 1
: 30)に付することにより,付加体(11)およ
びアセチレン体(12)の混合wlR862.3 mg
を得た. 得られた付加体(1l)の物性データは下記の通りであ
る. 【αl:’j−46.91゜(G O.81 CHC
n3)I R )goam(neat)CM−’
: 1G55.1250IH−NMR (CDC
文,)δ : 0.05 (6H,S)0.89(9
H,S).}.12(3H,d,J−6.1Hz)1.
3[i(3H,S) . 1.40(3}1,S)
、1.51 〜2.16(14H,■) . 3.
75〜4.16(4H,m)、MSm/e : 39
4(11”) . 75( 100%)分子量測定(
C*J4203Siとして〉(M”) : 394.2
903 実測値: 394.2884 組成分析(CmsHa*02Siとして)計算値(%)
:C7ロ.00 . }l 10.73実測値(%)
: C 70.00 . H 10.861 −ル
l3 の 液体アンモニア約50m lにナトリウム755mg(
32.83ミリモル〉を加え、それに前記付加体(l1
)とアセチレン体(l2〉との混合9Is862.3m
gをT H F 10m lに溶かし加えた.30分後
、粉末塩化アンモニウムを反応液が白くなるまで加え、
その後、液体アンモニウムを留去して塩化゛メチレンで
希釈した.次いで、水、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗
浄した後、乾燥させてから、溶媒を減圧下で留去し、つ
いでメタノール16m l、水2mJLに溶かし,p一
トルエンスルホン酸・l木和物155 m g (0.
82ミリモル)を加えて攪拌した,14時間後、粉末炭
酸水素ナトリウムを加えて液性なアルカリ性とし,さら
にベンゼンを加えて共沸により水を除去した.残液をシ
リカゲル20gを用いたカラムクロマトグラフィー(エ
チルエタノール)に付することにより、トリオール体(
13) 427.4 mg [前記付加体(1l)から
の収率8l%]を得た. 得られたトリオール体(l3)の物性データは下記の通
りである. [ Q] o : −2L8” (C I.0
5、 CHCJLi)IRνwam(aaatlCl@
−’ : 3350’H − NM R ( C
DCILx ) δ :1.18 (コH,d,
J=6.1Hz) . 1.41 〜2.23(1
4tl,m)2.95(s,38)、:1.44 〜3
.84(44{,s)、5.25〜5.53(28,m
) ベンジルエー−ル l4の 前記トリオール体(13) 402.5m g (1.
66ミリモル)を塩化メチレン23nJLに溶かし,こ
れにD一カンファスルホン酸l9,31g(0.08ミ
リモル)、P−アニスアルデヒドジメチルアセタール6
05m g (3.32ミリモル)をアルゴン気流下で
加えて攪拌した, 12時間後、IN水酸化ナトリウム
水溶液を加えて塩化メチレンで抽出し、乾燥させてから
、溶媒を減圧下で留去した.残液をシリカゲル10gを
用いたカラムクロマトグラフィー(エチルエーテル:n
−ヘキサン=1+1)に付することにより、ペンジルエ
ーテル体(14) 579.8m g(収率g6.6%
)を得た. 得られたベンジルエーテル体(l4)の物性データは下
記の通りである. ?R ν .■。。.t)CJ−’ :
コ430’H−NMR ( CDC文■ )δ :
1.18 (コn,d,.+−s.xnz)、 1.
41〜2.:16(Is}l,m)3.63 〜4.2
B(4}1,鵬)、180(:18,S)、5.25
〜5.48(2H.鳳)、 5.71(LH,S)、6
.89(IH,d,J=8.5}1z).7.41(1
0,d,J=8.8Hz)MS鮭’e : 360(
M”) . 135 (100%)分子量測定( C
*tHi*04として)(P) = 360.2コ0
0 実測値: 360.2308 t− ルジ ルシlル 15の 前記ベンジルエーテル体(14) 153.sm g
C[l.D主リモル)をN,N−ジメチルホルムアミト
(DMF)5mlに溶かし,イ【ダゾール87mg(1
.21Sミリモル)、t−ブチルジメチルシリルクロリ
ト77.1m g (0.52ミリモル)を加えてアル
ゴン気流下で攪拌した, 16時間後、エチルエーテル
で希釈し、木,飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、乾
燥させてから、溶媒を減圧下で留去した.残渣をシリカ
ゲル10gを用いたカラムクロマトグラフィー(エチル
エーテル:n−ヘキサン瓢l:20)に付することによ
り,t−ブチルジメチルシリル体(Is)180.5
mg (収率89%)を得た.得られたt−プチルジメ
チルシリル体(l5)の 物性データは下記の通りである. I R 7 sag(neat>CI1−’ :
1245’H−NMR ( (:DC文3 )
δ:[l.05(6H,S) 、0.89 (9H
,S)、1.11(3H,d,J−6.1Hz)、l.
37 〜2.05(14H,鳳) , 3.62〜
4.12(4H,量),4.04(3}1,S).5.
29〜5.38(2H,m)、5.72(IH,S)
. 6.89(211,d,J−8.8Hz)、?
.42(2H,d,J−8.8}1z)MSm/e
: 474(M”) , 75 (100 %〉分
子量測定(CaaHns04Siとして〉(M”)’
: 474.3165 実測値: 474.3158 アルコール 16の 前記t−プチルジメチルシリル体(15) 180.5
m g (0.38ミリモル)をトルエン2.5mj
Lに溶かし、0.76Mジイソブチルアルミニウムハイ
ドライト(DIBAL) 1.2m i(0.88ミ
リモル)を温度−10”C,アルゴン気流下で加えた.
1時間後,10%水酸化ナトリウム水溶液0.2m l
を加えて反応を終了し、セライトろ過を行なった後、溶
媒を減圧下で留去した.残渣をシリカゲル50gを用い
たカラムクロマトグラフィー(エチルエーテル:n−ヘ
キサン==1:4)に付することにより,アルコール体
(16) 151.7mg (収率84%)を得た.得
られたアルコール体(l6)の物性データは下記の通り
である. [(E ln ”: − 40.4” ( G O.
856 CHCfL3)I R F mamla
saL+cIl−’ : 3450’H−NMR
( CDCJ13 ) δ:0.05(6H,S)
.0.88 (9H,S)、1.11(38,d,J
−6.1Hz)、l.37 〜2.05(ISH,m)
. 3.49〜171(4H,園)、3.800
H,S).4.56(2H,S)、 5.28〜5.3
8(2H.鵬)、1iJ8(!H,d,J=8.lIH
z) . 7.28(2H,d,J−18.8Hz)
MSm/e : 5:10(kl”) . 75
(100 %)分子量測定(C*aH<aOJiとし
て)(M”) : 47G.3コ22実測値:
476.3344 エスール 17の オキザリルクロリト0.095 m l (1.08ミ
リモル)を塩化メチレン2mJlに溶かし、さらにジメ
チルスルホキシド0. 16 m l (2.26ミリ
モル)を温度−60℃,アルゴン気流下で加えた.10
分後、前記アルコール体(16) 151.7m g
(0.:12ミリモル)を塩化メチレン3mlに溶かし
、それを加えた.45分後、トリエチルアくン0.06
m l (4.75くリモル)を加えてから、直ちに
室温にした.20分後、塩化メチレンを加えて水で洗浄
した後,乾燥させてから、溶媒を減圧下で留去した.残
渣をカラムクロマトグラフィーで精製して不純物を除き
、粗アルデヒド体としてそのまま次の反応を行なった. 予め、ジイソブロビルホスホノメチルアセテー} 22
3m g (0.96 @リモル)をTHFZm見に溶
かし、ざらにt−ブトキシカリ97m g (0.87
ミリモル)を温度0℃、アルゴン気流下で加え、IO分
後、室温に戻して,そのまま1時間攪拌して得た溶液に
前記の粗アルデヒド体をT H F 3 m lに溶か
して加えた.3時間後、塩化メチレンを加え,水で洗浄
した後,乾燥させてから、溶媒を減圧下で留去した.残
渣をシリカゲル20gを用いたカラムクロマトグラフィ
ー(エチルエーテル:n−ヘキサン= l : 20)
に封することにより、エステル体(17) 138.3
mg[前記アルコール体(l6)からの収率86%]を
得た. 得られたエステル体(17)の物性データは下記の通り
である. [Q Lo” : − 70.6° (C O.62
CHCJL s)IR νmam (aaat
)l:jl−’ : 1720’H − N M
R ( CDCi3 ) a :0.04(
S,5H)0.88 (9Fl,S)、 1.11(
:IH,d,J−5.9Hz)、1.20 〜2.2:
l(14H,+a) , 3.75(IH,S).
3.81(3H,S)、:1.60〜3.96(2H,
s)、4.22(1}1,d,J−10.8Hz)、4
.5:l(IH,d,J=10.8Hz)、5.23(
2}1,m)、5.99(IH.d,J−115.6H
z).6.77 〜7.01(3H,m)、7.20〜
7.30(2B,■)M S tree : 530
(M”) , 75 (100 % )分子量測定(
C3+HsoOsSiとして)(Ig”) : 530
.3427 実測{1m : 53Q.3426 カル ン アルコール l9の 前記エステル体(17) 138.3m g (0.2
6ミリモル)をメタノール3mJ1に溶かし、p一トル
エンスルフ才ン酸l水和物10mgを加えて攪拌した.
3時間後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて塩化
メチレンで抽出し、乾燥させてから、溶媒を減圧下で留
去した.残液をシリカゲル10gを用いたカラムクロマ
トグラフィー(エチルエーテル:n−ヘキサン=t:B
に付することにより、エステルアルコール体(18)1
06.6 mg (収率98%)を得た.このエステル
アルコール体(18)106.6m g (0.26ミ
リモル)を0.13N水酸化リチウムの75%メタノー
ル溶液5.5mMに溶かし,加熱還流した.5時間後、
IN塩酸を加え、エチルエーテルで抽出した後、乾燥さ
せてから、溶媒を減圧下で留去して、カルボン酸アルコ
ール体(19) 101.2m gを得た.得られたカ
ルボン酸アルコール体(19)はよく乾燥させて、精製
しないでそのまま次の反応に用いた. 得られた粗カルボン酸アルコール体(19)の物性デー
タは下記の通りである. ’H − N M R(CDCfL3 ) δ:1.
19(3H,d,ト6.1}!z)、 1.38〜2.
10(16H,+s)3.81(3H,S) 、
4.23(1}1,d,J−11.5Hz)、4.53
(IH,d,J=11.5Hz). 4.81(2H
,m)、5.18(2H,s) 、 5.99(I
H,d,J−IS.6Hz)、6.83 〜7JO(5
H,鳳) マクロ1 ′20の トリフェニルホスフィン570.9 mg(2.18 リモル)のトルエン180m l溶液を温度−5℃に冷
却し、ジエチルアゾジカルボキシレート0.34 m
l (2.18ミリモル)を加えた, 10分後、温度
−5℃にて前記カルボン酸アルコール体(19)175
m g ( 0.44ミリモル)を加え,同温にて1時
間攪拌してから、溶媒を留去した.残液をシリカゲル2
0gを用いたカラムクロマトグラフィー(エチルエーテ
ル:ヘキサン=10:1)に付することにより、マクロ
リト(211)142.5 mg (収率85%)を得
た. 得られたマクロリト(20)の物性データは下記の通り
である. 【α1二’: −30.2° (G O.662
CHCfL 3)IR νmax.nuio
rrcm−’: 1720,1250.1150’H
NMR ( CDCJL3 ) δ:1.27
(3H,d,J=6.3511z)、0.70 〜2.
40(13H,s)、3.72(IH,s),3.81
(3H,S)、4.26(IH,d,J−11.2Hz
)、4−60(IH,d,J−11.28Z)、4.7
5 〜5.85(4H,■)、 5.95(18,dd,J=IS.9Hz, 1.7H
z) 、6.50 〜7.40(5H,am) MS魁’e : 384(II”) . 121(
100 %)組成分析(C*sH3*Oaとして) 計算値(%): C 74.96 , H 8.39実
測値(%) : C 74.8G , 8 8.49◆
− レフェルー ゛C21の 前記マクロリド(2G) 88 m g (0.23ミ
リモル)の塩化メチレン4 m l溶液に水0.2mJ
1および2.3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1.4
−ペンゾキノン(DDQ)(純度90%) 100 m
g (0.40ミリモル)を加えて室温下で攪拌した
.2時間後、反応混合物を塩化メチレンで希釈し、飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した後、硫酸マグネシ
ウムで乾燥した.溶媒を減圧下で留去した後、残渣をシ
リカゲル10gを用いたカラムクロマトグラフィー(エ
チルエーテル:n−ヘキサン=1=2)に付することに
より、 (+)一ブレフェルディンC(21) 58.
2 mg (収率96%)を得た.得られた(+)一ブ
レフェルディンC (21)の物性データおよび天然品
についての報告値はそれぞれ下記の通りである.また,
本品のスペクトルデータは天然品のスペクトルデータと
一致した.融点(mp); 本品 tarc(メタノ
ール)報告値160.5− 161℃ 比施光度【αl二9木品+125.2゜(C I.0
56、 CHC!Ls)報告値+130.6° [発明の効果] 本発明によると,ダラム陽性菌に作用するシクロベンタ
ンマクロリト抗生物質の一つであるブレフェルディンC
およびその関連化合物の合成に好適に用いることができ
て,応用範囲の広い新規化合物を提供することができる
.
第1図は本発明の化合物に係るプレフェルディンC類の
中間体を製造する工程を示す工程図、第2図は本発明の
化合物に係るプレフェルディンC類の中間体からブレフ
ェルディンCを製造する工程の一例を示す反応経路図で
ある.
中間体を製造する工程を示す工程図、第2図は本発明の
化合物に係るプレフェルディンC類の中間体からブレフ
ェルディンCを製造する工程の一例を示す反応経路図で
ある.
Claims (1)
- (1)次の一般式[ I ]; ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ] {ただし、[ I ]式中、Rは−CHOおよび▲数式、
化学式、表等があります▼ のいずれかを表わす。} で示されるブレフェルディンC類の中間体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1187013A JPH0352883A (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | ブレフェルディンc類の中間体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1187013A JPH0352883A (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | ブレフェルディンc類の中間体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0352883A true JPH0352883A (ja) | 1991-03-07 |
Family
ID=16198677
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1187013A Pending JPH0352883A (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | ブレフェルディンc類の中間体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0352883A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6090973A (en) * | 1997-09-03 | 2000-07-18 | Hoechst Celanese Corporation | Polyester toner composition for electrophotographic imaging systems |
-
1989
- 1989-07-19 JP JP1187013A patent/JPH0352883A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6090973A (en) * | 1997-09-03 | 2000-07-18 | Hoechst Celanese Corporation | Polyester toner composition for electrophotographic imaging systems |
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