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JPH1073643A - 半導体装置試験治具 - Google Patents

半導体装置試験治具

Info

Publication number
JPH1073643A
JPH1073643A JP8231859A JP23185996A JPH1073643A JP H1073643 A JPH1073643 A JP H1073643A JP 8231859 A JP8231859 A JP 8231859A JP 23185996 A JP23185996 A JP 23185996A JP H1073643 A JPH1073643 A JP H1073643A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test
semiconductor device
semiconductor
signal
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8231859A
Other languages
English (en)
Inventor
Taizo Takino
泰三 瀧野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP8231859A priority Critical patent/JPH1073643A/ja
Priority to US08/794,345 priority patent/US5831994A/en
Publication of JPH1073643A publication Critical patent/JPH1073643A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/04Housings; Supporting members; Arrangements of terminals
    • G01R1/0408Test fixtures or contact fields; Connectors or connecting adaptors; Test clips; Test sockets

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被試験半導体装置の実用動作周波数の増大に
伴って試験時間が増大したり、半導体試験装置に対する
設備投資が増大することなく、半導体装置の動作試験を
実施できる半導体装置試験治具を提供する。 【解決手段】 半導体装置試験治具1Aは半導体試験装
置8との間で信号の授受を行うための入力端子2、3、
4および出力端子5を有し、それぞれが半導体試験装置
8の所定の端子に接続されている。そして、半導体装置
試験治具1Aには信号保持手段として先入れ先出し動作
が可能なメモリ7が搭載されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の動作試
験の際に使用される半導体装置試験治具に関し、特に被
試験半導体装置の実用動作周波数での試験を可能にする
半導体装置試験治具に関する。
【0002】
【従来の技術】図21に半導体装置の試験を行うための
半導体装置試験治具1の構成を示す。図21において、
被験体となる被試験半導体装置(以後DUTと呼称)6
が従来の半導体装置試験治具1に搭載され、DUT6の
試験を行うための半導体試験装置8が半導体装置試験治
具1に接続されている。
【0003】半導体装置試験治具1は半導体試験装置8
との間で信号の授受を行うための入力端子2、3および
出力端子5を有し、これらの端子と半導体試験装置8の
所定の端子とを接続し、DUT6のピン端子を半導体装
置試験治具1の所定のコネクタに接続することで、DU
T6と半導体試験装置8とが電気的に接続されることに
なる。なお、半導体装置試験治具1はDUT6の脱着が
自在にできる構成となっているので、1のDUT6の試
験が終了すれば半導体装置試験治具1から取り外して次
のDUT6を取り付けて試験を行う。
【0004】一般に半導体装置の試験においては、半導
体試験装置8から半導体装置試験治具1の入力端子2、
3を介してDUT6に所定の信号を入力してDUT6を
動作させ、DUT6の出力を出力端子5を介して半導体
試験装置8に入力し、当該出力値と、予め半導体試験装
置8内に準備された出力期待値とを比較することで、D
UT6が正常動作をしているか否かを判断している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで問題となるのは
半導体試験装置8とDUT6の動作速度の違いに起因す
る不具合である。すなわち、装置開発の進展につれてD
UT6の動作周波数は高くなるのが一般的である。DU
T6の動作試験においては、実用動作周波数を有する入
力信号をDUT6に与え、その結果を観測することが必
要である。
【0006】一方、半導体試験装置8においては、半導
体試験装置8の試験能力を示す値である最大試験周波数
でしかテストパターンを与えることができないが、1テ
ストパターンが与えられている期間中(1試験周期中)
に複数回のクロック信号の出力を行うことができるの
で、クロック信号の周波数を高めることで、見かけ上D
UT6の動作周波数と同じ周波数の入力信号を与えるこ
とができる。
【0007】しかし、DUT6の出力値の観測は、半導
体試験装置8の最大試験周波数で制限される。これは、
半導体試験装置8内に準備される期待値が、1テストパ
ターンに対して1期待値しか設定することができず、半
導体試験装置8の最大試験周波数に対応した速度でしか
DUT6の出力値の観測をすることができないことに起
因している。
【0008】そして、半導体試験装置8の最大試験周波
数はDUT6の実用動作周波数よりも低いのが一般的で
あるので、DUT6の動作試験を高速で行っても、半導
体試験装置8においてはその結果をDUT6の動作速度
と同じ速度で判定することができない。
【0009】例えば、1試験周期に2回のクロック信号
をDUT6に入力し、半導体試験装置8の最大試験周波
数の2倍の速度で動作をさせることができたとしても、
出力信号の観測が1試験周期に1度しか実行できないの
で、1試験周期の前半を観測する試験を行った後、後半
を観測する試験を行うというように、1試験周期を2つ
に分割して、2回の試験を実施することで出力信号の良
否を判定するといった方法が採られており、DUT6の
実用動作周波数の増大に伴って試験時間が増大するとい
う問題を有していた。
【0010】一方、DUT6の実用動作周波数と同じ最
大試験周波数を有する半導体試験装置8を使用すればD
UT6の動作試験の結果をDUT6の動作速度と同じ速
度で判定することができるが、半導体試験装置8の価格
が高価になるので設備投資が増大し、DUT6のテスト
コスト、ひいては製造コストが増大するという問題を有
していた。
【0011】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、被試験半導体装置の実用動作周波
数の増大に伴って試験時間が増大したり、半導体試験装
置に対する設備投資が増大することなく、半導体装置の
動作試験を実施できる半導体装置試験治具を提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の半導体装置試験治具は、被試験半導体装置にテスト
パターンを与え、該テストパターンに対応して出力され
る前記被試験半導体装置の出力信号と、予め準備された
期待値との比較を行って前記被試験半導体装置の動作試
験を行う半導体試験装置と、前記被試験半導体装置との
電気的接続を行う半導体装置試験治具であって、前記被
試験半導体装置に接続され、前記被試験半導体装置の前
記出力信号を受け、該出力信号を一時的に保持した後、
所定の周波数で前記半導体試験装置に与える信号保持手
段を備え、前記所定の周波数が、前記半導体試験装置の
試験能力を示す値である最大試験周波数以下である。
【0013】本発明に係る請求項2記載の半導体装置試
験治具は、前記信号保持手段が、データの先入れ先出し
動作が可能な少なくとも1のメモリを有し、前記少なく
とも1のメモリは、前記半導体試験装置から与えられる
第1のクロック信号に基づいて前記被試験半導体装置の
前記出力信号を取り込み、前記半導体試験装置から与え
られる第2のクロック信号に基づいて前記出力信号を取
り込んだ順に出力する機能を有している。
【0014】本発明に係る請求項3記載の半導体装置試
験治具は、前記少なくとも1のメモリが複数のメモリで
あって、前記複数のメモリのうち少なくとも一部はモジ
ュール化され、所定のコネクタに着脱自在に取り付けら
れ、前記所定のコネクタを介して前記被試験半導体装置
および前記半導体試験装置に電気的に接続されている。
【0015】本発明に係る請求項4記載の半導体装置試
験治具は、前記信号保持手段が、データの先入れ先出し
動作が可能な複数のメモリを有し、前記複数のメモリ
は、所定の信号を受けて保持データの出力を制御する出
力制御機能を有し、そのデータ出力端子は共通して前記
半導体試験装置に接続され、前記複数のメモリは、前記
半導体試験装置から与えられる第1のクロック信号に基
づいて前記被試験半導体装置の前記出力信号を取り込
み、前記複数のメモリに個々に与えるための前記所定の
信号を生成するとともに、前記半導体試験装置から与え
られる第2のクロック信号に基づいて前記複数のメモリ
に個々に与えるための第3のクロック信号を生成する信
号生成手段をさらに備え、前記所定の信号および前記第
3のクロック信号は、前記複数のメモリに個々に異なっ
たタイミングで有意状態となるように生成され、前記複
数のメモリは、前記所定の信号が有意状態であり、かつ
前記第3のクロック信号が有意状態となった場合に、前
記第1のクロック信号に基づいて取り込んだ前記出力信
号を出力する。
【0016】本発明に係る請求項5記載の半導体装置試
験治具は、前記信号生成手段が、前記複数のメモリに有
意状態となった前記所定の信号および前記第3のクロッ
ク信号を選択的に与える機能を有している。
【0017】本発明に係る請求項6記載の半導体装置試
験治具は、前記被試験半導体装置の前記出力信号を出力
する所定の出力端子と、前記出力信号が入力される前記
半導体試験装置の所定の入力端子との間に介挿され、前
記被試験半導体装置の前記出力信号を前記信号保持手段
に与えるか、あるいは前記信号保持手段を介さずに直接
に前記半導体試験装置に与えるかを選択するように、前
記出力信号の経路を切り替えるリレー手段をさらに備え
ている。
【0018】本発明に係る請求項7記載の半導体装置試
験治具は、前記リレー手段が、前記信号保持手段のデー
タ入力端子を、前記被試験半導体装置の前記所定の出力
端子に電気的に接続するか、あるいは電気的な接続を断
つ第1のリレー装置と、前記信号保持手段のデータ出力
端子を、前記半導体試験装置の前記所定の入力端子に電
気的に接続するか、あるいは電気的な接続を断つ第2の
リレー装置とを有している。
【0019】本発明に係る請求項8記載の半導体装置試
験治具は、被試験半導体装置にテストパターンを与え、
該テストパターンに対応して出力される前記被試験半導
体装置の出力信号と、予め準備された期待値との比較を
行って前記被試験半導体装置の動作試験を行う半導体試
験装置と、前記被試験半導体装置との電気的接続を行う
半導体装置試験治具であって、前記半導体試験装置に接
続され、前記半導体試験装置からの前記テストパターン
を受け、該テストパターンを一時的に保持した後、所定
の周波数で前記被試験半導体装置に与える信号保持手段
を備え、前記所定の周波数が、前記被試験半導体装置の
実用動作周波数である。
【0020】本発明に係る請求項9記載の半導体装置試
験治具は、前記信号保持手段が、データの先入れ先出し
動作が可能な少なくとも1のメモリを有し、前記少なく
とも1のメモリが、前記半導体試験装置から与えられる
第1のクロック信号に基づいて前記半導体試験装置から
の前記テストパターンを取り込み、前記半導体試験装置
から与えられる第2のクロック信号に基づいて前記テス
トパターンを取り込んだ順に出力する機能を有してい
る。
【0021】本発明に係る請求項10記載の半導体装置
試験治具は、前記少なくとも1のメモリが複数のメモリ
であって、前記複数のメモリのうち少なくとも一部はモ
ジュール化され、所定のコネクタに着脱自在に取り付け
られ、前記所定のコネクタを介して前記半導体試験装置
および前記被試験半導体装置に電気的に接続されてい
る。
【0022】本発明に係る請求項11記載の半導体装置
試験治具は、前記信号保持手段が、データの先入れ先出
し動作が可能な複数のメモリを有し、前記複数のメモリ
が、所定の信号を受けて取り込むべきデータの入力を制
御する入力制御機能を有し、前記複数のメモリは取り込
んだ前記テストパターンを、前記半導体試験装置から与
えられる第1のクロック信号に基づいて出力し、前記複
数のメモリに個々に与えるための前記所定の信号を生成
するとともに、前記半導体試験装置から与えられる第2
のクロック信号に基づいて前記複数のメモリに個々に与
えるための第3のクロック信号を生成する信号生成手段
をさらに備え、前記所定の信号および前記第3のクロッ
ク信号は、前記複数のメモリに個々に異なったタイミン
グで有意状態となるように生成され、前記複数のメモリ
は、前記所定の信号が有意状態であり、かつ前記第3の
クロック信号が有意状態となった場合に、前記テストパ
ターンを前記第3のクロック信号に基づいて取り込む。
【0023】本発明に係る請求項12記載の半導体装置
試験治具は、前記信号生成手段が、前記複数のメモリに
有意状態となった前記所定の信号および前記第3のクロ
ック信号を選択的に与える機能を有している。
【0024】本発明に係る請求項13記載の半導体装置
試験治具は、前記半導体試験装置の前記テストパターン
を出力する所定の出力端子と、前記テストパターンが入
力される前記被試験半導体装置の所定の入力端子との間
に介挿され、前記半導体試験装置の前記テストパターン
を前記信号保持手段に与えるか、あるいは前記信号保持
手段を介さずに直接に前記被試験半導体装置に与えるか
を選択するように、前記テストパターンの経路を切り替
えるリレー手段をさらに備えている。
【0025】本発明に係る請求項14記載の半導体装置
試験治具は、前記リレー手段が、前記信号保持手段のデ
ータ入力端子を、前記半導体試験装置の前記所定の出力
端子に電気的に接続するか、あるいは電気的な接続を断
つ第1のリレー装置と、前記信号保持手段のデータ出力
端子を、前記被試験半導体装置の前記所定の入力端子に
電気的に接続するか、あるいは電気的な接続を断つ第2
のリレー装置とを有している。
【0026】本発明に係る請求項15記載の半導体装置
試験治具は、被試験半導体装置にテストパターンを与
え、該テストパターンに対応して出力される前記被試験
半導体装置の出力信号と、予め準備された期待値との比
較を行って前記被試験半導体装置の動作試験を行う半導
体試験装置と、前記被試験半導体装置との電気的接続を
行う半導体装置試験治具であって、前記半導体試験装置
に接続され、前記半導体試験装置からの前記テストパタ
ーンを受け、該テストパターンを一時的に保持した後、
第1の周波数で前記被試験半導体装置に与える第1の信
号保持手段と、前記被試験半導体装置に接続され、前記
被試験半導体装置の前記出力信号を受け、該出力信号を
一時的に保持した後、第2の周波数で前記半導体試験装
置に与える第2の信号保持手段とを備え、前記第1の周
波数が、前記被試験半導体装置の実用動作周波数であ
り、前記第2の周波数が、前記半導体試験装置の試験能
力を示す値である最大試験周波数以下である。
【0027】
【発明の実施の形態】
<A.実施の形態1> <A−1.装置構成>本発明に係る半導体装置試験治具
の実施の形態1として、図1に半導体装置試験治具1A
の構成を示す。図1において、被験体となる被試験半導
体装置(以後DUTと呼称)6が半導体装置試験治具1
Aに搭載され、DUT6の試験を行うための半導体試験
装置8が半導体装置試験治具1Aに接続されている。
【0028】半導体装置試験治具1Aは半導体試験装置
8との間で信号の授受を行うための入力端子2、3、4
および出力端子5を有し、それぞれが半導体試験装置8
の所定の端子に接続されている。そして、半導体装置試
験治具1Aには信号保持手段として先入れ先出し(firs
t in first out)動作が可能なメモリ(以後FIFOと
呼称)7が搭載されている。
【0029】図1において入力端子2にはDUT6が接
続され、半導体試験装置8からテストパターンが与えら
れる。入力端子3にはDUT6およびFIFO7が接続
され、半導体試験装置8からクロック信号CL1が与え
られる。なお、当該クロック信号CL1はFIFO7に
おいては入力端子INCLKに与えられる。
【0030】また、入力端子4にはFIFO7が接続さ
れ、半導体試験装置8からクロック信号CL2が与えら
れる。なお、当該クロック信号CL2はFIFO7にお
いては入力端子OUTCLKに与えられる。そして、D
UT6の出力信号はFIFO7のデータ入力端子Dに与
えられ、FIFO7のデータ出力端子Qは出力端子5に
接続されている。
【0031】<A−2.装置動作>次に半導体装置試験
治具1Aの動作について、FIFO7の動作を示す図2
を用いて説明する。半導体試験装置8から入力端子2を
介して与えられたテストパターンおよび、入力端子3を
介して与えられたクロック信号CL1に基づいてDUT
6が動作する。このとき、クロック信号CL1はDUT
6の実用動作周波数と同じ周波数で与えられており、D
UT6は実用動作周波数で動作した結果の出力信号を出
力し、当該出力信号がFIFO7のデータ入力端子Dに
与えられる。
【0032】FIFO7の入力端子INCLKには入力
端子3を介してクロック信号CL1が与えられており、
図2に示すように当該クロック信号の立ち上がりのタイ
ミングでDUT6の出力信号を一時的にFIFO7に取
り込む。
【0033】クロック信号CL2は半導体試験装置8の
最大動作周波数以下の周波数で与えられており、FIF
O7に取り込まれたDUT6の出力信号を、図2に示す
ようにクロック信号CL2の立ち上がりのタイミングで
データ出力端子Qから出力する。なお、出力の順序は取
り込んだ順である。
【0034】すなわち、図2においてクロック信号CL
1のサイクルT1で取り込まれた1番目のデータは、ク
ロック信号CL2の1番目の立ち上がり(サイクルT1
のクロック信号CL1の立ち下がり)のタイミングでデ
ータ出力端子Qから出力される。なお、1番目のデータ
の出力はクロック信号CL2の2番目の立ち上がり(サ
イクルT3のクロック信号CL1の立ち下がり)まで続
き、クロック信号CL2の2番目の立ち上がりのタイミ
ングによって、クロック信号CL2のサイクルT2で取
り込まれた2番目のデータが出力され始める。
【0035】また、2番目のデータの出力はクロック信
号CL2の3番目の立ち上がり(サイクルT6のクロッ
ク信号CL1の立ち下がり)まで続き、クロック信号C
L2の3番目の立ち上がりのタイミングによって、クロ
ック信号CL1のサイクルT3で取り込まれた3番目の
データが出力され始める。
【0036】従って、クロック信号CL1の1サイクル
を基準サイクルとすると、データ出力端子Qから出力さ
れる1番目のデータのサイクル長は基準サイクルの2倍
となっている。また、データ出力端子Qから出力される
2番目のデータのサイクル長は基準サイクルの3倍とな
っている。
【0037】<A−3.特徴的作用効果>このように、
DUT6の出力信号を一時的にFIFO7に取り込み、
任意の周期を与えることが可能なクロック信号CL2の
タイミングに合わせて出力することにより、DUT6を
実用動作周波数で試験できるとともに、DUT6の出力
信号を半導体試験装置8において最大動作周波数以下で
観測することが可能となる。
【0038】従って、1試験周期を複数に分割して、複
数回の試験を実施することで出力信号の良否を判定する
といった方法に比べて試験時間を短縮することが可能で
あり、実用動作周波数の増大に伴う試験時間の増大を抑
制することができる。また、最大動作周波数がDUT6
の実用動作周波数と同じ半導体試験装置8を準備する必
要がないので、実用動作周波数の増大に伴う設備投資の
増大を防止することができる。
【0039】なお、図1に示す半導体装置試験治具1A
は、入力1ビット、出力1ビットのDUT6を搭載した
構成を示したが、入力多ビット、出力多ビットのDUT
を搭載する場合にも対応できることは言うまでもない。
その場合には、FIFO7も多ビット対応のものを使用
する。
【0040】<B.実施の形態2> <B−1.装置構成>本発明に係る半導体装置試験治具
の実施の形態2として、図3に半導体装置試験治具1B
の構成を示す。図1および図2を用いて説明した半導体
装置試験治具1Aにおいては、DUT6の出力が1ビッ
トの構成を示したが、以下においてはDUT6の出力が
多ビットの構成を示す。
【0041】図3において、DUT6が半導体装置試験
治具1Bに搭載され、DUT6の試験を行うための半導
体試験装置8が半導体装置試験治具1Bに接続されてい
る。
【0042】半導体装置試験治具1Bは半導体試験装置
8との間で信号の授受を行うための入力端子2、3、4
および出力端子51〜54を有している。また、半導体
装置試験治具1BにはFIFO7およびFIFOモジュ
ール10が搭載されている。
【0043】図3において入力端子2にはDUT6が接
続され、半導体試験装置8からテストパターンが与えら
れる。
【0044】入力端子3にはDUT6およびFIFO7
が接続されるとともに、FIFOモジュール10のコネ
クタ9が接続され、半導体試験装置8からクロック信号
CL1が与えられる。なお、当該クロック信号CL1は
FIFO7においては入力端子INCLKに与えられ
る。
【0045】また、入力端子4にはFIFO7およびコ
ネクタ9が接続され、半導体試験装置8からクロック信
号CL2が与えられる。なお、当該クロック信号CL2
はFIFO7においては入力端子OUTCLKに与えら
れる。そして、DUT6の出力信号はFIFO7のデー
タ入力端子Dおよびコネクタ9に与えられ、FIFO7
のデータ出力端子QおよびFIFOモジュール10のコ
ネクタ9は出力端子51〜54に接続されている。
【0046】次に図4を用いてFIFOモジュール10
の構成を示す。図4に示すようにFIFOモジュール1
0内にはFIFO7と同じFIFO71〜73が搭載さ
れている。
【0047】FIFO71〜73のそれぞれの入力端子
INCLKおよび入力端子OUTCLKは、外部接続端
子ILおよびOLに共通に接続され、FIFO71〜7
3のそれぞれのデータ入力端子Dは外部接続端子D1〜
D3に個々に接続され、FIFO71〜73のそれぞれ
のデータ出力端子Qは外部接続端子Q1〜Q3に個々に
接続されている。なお、外部接続端子IL、OL、D1
〜D3、Q1〜Q3はコネクタ9を介して、それぞれ入
力端子3、4、DUT6の所定の出力端子、出力端子5
2〜54に接続される。
【0048】<B−2.装置動作>半導体装置試験治具
1Bの動作は、図2を用いて説明した半導体装置試験治
具1Aと基本的には同じである。すなわち、半導体試験
装置8から入力端子2を介して与えられたテストパター
ンおよび、入力端子3を介して与えられたクロック信号
CL1に基づいてDUT6を動作させ、その出力信号を
FIFO7およびFIFO71〜73のデータ入力端子
Dに与える。そして、FIFO7およびFIFO71〜
73の入力端子INCLKに与えられるクロック信号C
L1に基づいてDUT6の出力信号を一時的にFIFO
7およびFIFO71〜73に取り込む。そして、FI
FO7およびFIFO71〜73に取り込まれたDUT
6の出力信号を、半導体試験装置8の最大動作周波数以
下の周波数を有するクロック信号CL2に基づいてデー
タ出力端子Qから出力する。
【0049】従って、動作において異なるのはFIFO
7およびFIFO71〜73の4つのFIFOから同時
にDUT6の出力信号が出力される点である。
【0050】<B−3.特徴的作用効果>このように、
DUT6の出力信号を一時的にFIFO7およびFIF
O71〜73に取り込み、任意の周期を与えることが可
能なクロック信号CL2のタイミングに合わせて出力す
ることにより、出力4ビットのDUT6を実用動作周波
数で試験することができ、DUT6の出力信号を半導体
試験装置8において最大動作周波数以下で観測すること
が可能となる。
【0051】また、FIFOモジュール10を用いて多
ビットの出力に対応する構成であるが、試験対象となる
DUTが入力1ビット、出力1ビットのDUT6である
場合には、FIFOモジュール10をコネクタ9から取
り外すことで、図1に示した半導体装置試験治具1Aと
実質的に同じ構成にすることができ、半導体装置試験治
具の転用が可能となって治具作成費用を低減させること
ができる。また、FIFOモジュール10を取り外して
他の半導体装置試験治具に取り付けることで、FIFO
モジュール10を共有することができ、治具作成費用を
低減させることができる。
【0052】なお、図3に示す半導体装置試験治具1B
は、出力4ビットのDUT6を搭載した構成を示した
が、出力が4ビット以上のDUTを搭載する場合にも対
応できることは言うまでもない。
【0053】<C.実施の形態3> <C−1.装置構成>本発明に係る半導体装置試験治具
の実施の形態3として、図5に半導体装置試験治具1C
の構成を示す。図3および図4を用いて説明した半導体
装置試験治具1Bにおいては、DUT6の出力が4ビッ
トで、当該出力を半導体装置試験治具1Bから同時に半
導体試験装置8に与える構成について示したが、以下に
おいてはDUT6の多ビットの出力を時間差をつけて半
導体試験装置8に与える構成について示す。
【0054】図5において、DUT6が半導体装置試験
治具1Cに搭載され、DUT6の試験を行うための半導
体試験装置8が半導体装置試験治具1Cに接続されてい
る。
【0055】半導体装置試験治具1Cは半導体試験装置
8との間で信号の授受を行うための入力端子2、3、4
および出力端子5を有している。また、半導体装置試験
治具1Cにはアウトプットイネーブル端子OEを有した
FIFO11およびFIFOモジュール12、オフセッ
ト端子を有した4ビットのカウンタ回路で構成される選
択回路13が搭載されている。なお、選択回路13は入
力端子4から与えられるクロック信号CL2に基づいて
信号を生成し、出力端子E<0>〜<3>およびクロック出力
端子CLKOUT<0>〜<3>から出力するので、信号生成
手段と呼称することができる。
【0056】図5において入力端子2にはDUT6が接
続され、半導体試験装置8からテストパターンが与えら
れる。
【0057】入力端子3にはDUT6およびFIFO1
1が接続されるとともに、FIFOモジュール12のコ
ネクタ9が接続され、半導体試験装置8からクロック信
号CL1が与えられる。なお、当該クロック信号CL1
はFIFO11においては入力端子INCLKに与えら
れる。
【0058】また、入力端子4は選択回路13の入力端
子Tに接続され、半導体試験装置8からクロック信号C
L2が与えられる。また、選択回路13の4つのクロッ
ク出力端子CLKOUT<0>〜<3>は、FIFO11の入
力端子OUTCLKおよびコネクタ9に接続され、選択
回路13の4つの出力端子E<0>〜<3>は、FIFO11
のアウトプットイネーブル端子OEおよびコネクタ9に
接続されている。そして、選択回路13の2つのオフセ
ット端子OS<0>および<1>には接地電位が与えられる構
成となっている。
【0059】DUT6の出力信号はFIFO11のデー
タ入力端子Dおよびコネクタ9に与えられ、FIFO1
1のデータ出力端子Qおよびコネクタ9は出力端子5に
共通に接続されている。
【0060】次に図6を用いてFIFOモジュール12
の構成を示す。図6に示すようにFIFOモジュール1
2内にはFIFO11と同一のFIFO111〜113
が搭載されている。
【0061】FIFO111〜113のそれぞれの入力
端子INCLKは、外部接続端子ILに共通に接続さ
れ、FIFO111〜113のそれぞれの入力端子OU
TCLKおよびアウトプットイネーブル端子OEは、外
部接続端子OL1〜OL3およびOE1〜OE3に個々
に接続されている。
【0062】また、FIFO111〜113のそれぞれ
のデータ入力端子Dおよびデータ出力端子Qは外部接続
端子D1〜D3およびQ1〜Q3に個々に接続されてい
る。なお、外部接続端子IL、OL1〜OL3、OE1
〜OE3、D1〜D3、Q1〜Q3はコネクタ9を介し
て、それぞれ入力端子3、選択回路13のクロック出力
端子CLKOUT<1>〜<3>、選択回路13の出力端子E
<1>〜<3>、出力端子5に接続される。
【0063】<C−2.装置動作>次に図7〜図9を用
いて半導体装置試験治具1Cの動作について説明する。
まず、図7を用いてFIFO11単体での動作について
説明する。
【0064】半導体試験装置8から入力端子2を介して
与えられたテストパターンおよび、入力端子3を介して
与えられたクロック信号CL1に基づいてDUT6が動
作する。このとき、入力端子INCLKに与えられるク
ロック信号CL1はDUT6の実用動作周波数と同じ周
波数で与えられており、DUT6は実用動作周波数で動
作した結果の出力信号を出力し、当該出力信号がFIF
O11およびFIFOモジュール12内のFIFO11
1〜113のデータ入力端子Dに与えられる。
【0065】FIFO11およびFIFO111〜11
3の入力端子INCLKには入力端子3を介してクロッ
ク信号CL1が与えられており、図7に示すように当該
クロック信号の立ち上がりのタイミングでDUT6の出
力信号を一時的にFIFO7に取り込む。
【0066】クロック信号CL2は半導体試験装置8の
最大動作周波数以下の周波数で与えられており、FIF
O7に取り込まれたDUT6の出力信号を、図7に示す
ようにクロック信号CL2の立ち上がりのタイミングで
データ出力端子Qから出力しようとするが、アウトプッ
トイネーブル端子OEが有意である場合にのみQ端子に
出力が可能となる。アウトプットイネーブル端子OEに
与えられる信号が有意状態でない場合は、データ出力端
子Qの出力が抑止され、データ出力端子Qは高インピー
ダンス状態となる。
【0067】すなわち、図7においてクロック信号CL
1のサイクルT1で取り込まれた1番目のデータは、ク
ロック信号CL2の1番目の立ち上がり(サイクルT1
のクロック信号CL1の立ち下がり)のタイミングでデ
ータ出力端子Qから出力される。これは、同時にアウト
プットイネーブル端子OEが立ち上がって有意状態とな
っているからである。なお、1番目のデータの出力はア
ウトプットイネーブル端子OEが有意状態にある期間続
く。
【0068】そして、クロック信号CL2の2番目の立
ち上がり(サイクルT3のクロック信号CL1の立ち下
がり)の際には、クロック信号CL1のサイクルT2で
取り込まれた2番目のデータがデータ出力端子Qから出
力されるはずであるが、アウトプットイネーブル端子O
Eが有意状態となっていないので、データ出力端子Qの
出力が抑止され、データ出力端子Qは高インピーダンス
状態となっている。そして、クロック信号CL1のサイ
クルT5でアウトプットイネーブル端子OEが有意状態
となるので、サイクルT2で取り込まれた2番目のデー
タがデータ出力端子Qから出力されるが、クロック信号
CL1のサイクルT6でアウトプットイネーブル端子O
Eが有意状態ではなくなるので、データ出力端子Qの出
力が抑止され、データ出力端子Qは高インピーダンス状
態となる。
【0069】次に、図8および図9を用いて半導体装置
試験治具1Cの動作について説明する。なお、図8およ
び図9はAA’線において接続される図である。
【0070】まず、半導体試験装置8から入力端子2を
介してテストパターンを、入力端子3を介してクロック
信号CL1をDUT6に与えて、DUT6を動作させ
る。
【0071】ここで、選択回路13はオフセット端子を
有した4ビットのカウンタ回路で構成されているので、
オフセット端子OS<0>および<1>に与えるデータの組み
合わせによって、FIFO11およびFIFO111〜
113のうち幾つを選択するかを決定できる。
【0072】例えば、オフセット端子OS<0>および<1>
に与えられるデータが共に0の場合を選択番号0として
4ビットの出力を全て有意状態とし、また、オフセット
端子OS<0>および<1>に与えられるデータが0および1
の場合を、選択番号1として上位3ビットの出力を有意
状態とし、また、オフセット端子OS<0>および<1>に与
えられるデータが1および0の場合を、選択番号2とし
て上位2ビットの出力を有意状態とし、また、オフセッ
ト端子OS<0>および<1>に与えられるデータが共に1の
場合を、選択番号3として上位1ビットを有意状態にす
るように決定する。
【0073】なお、図8および図9においては、クロッ
ク信号CL1のサイクルT1でオフセット端子OS<0>
および<1>に所定のデータを与えて選択番号を2とし、
4ビットのうち上位2ビットを有意状態とし、FIFO
モジュール12内のFIFO112および113を選択
している。
【0074】すなわち、図9に示すように、クロック信
号CL1のサイクルT2およびT5において出力端子E
<2>およびクロック出力端子CLKOUT<2>を有意状態
とすると、FIFOモジュール12のデータ入力端子D
2を介してFIFO112にクロック信号CL1のサイ
クルT1で取り込まれたデータ1cが、FIFOモジュ
ール12のデータ出力端子Q2に出力され、クロック信
号CL1のサイクルT2で取り込まれたデータ2cが、
サイクルT5でFIFOモジュール12のデータ出力端
子Q2に出力される。
【0075】また、クロック信号CL1のサイクルT3
およびT6において出力端子E<3>およびクロック出力
端子CLKOUT<3>を有意状態とすると、FIFOモ
ジュール12のデータ入力端子D3を介してFIFO1
13にクロック信号CL1のサイクルT1で取り込まれ
たデータ1dが、FIFOモジュール12のデータ出力
端子Q3に出力され、クロック信号CL1のサイクルT
2で取り込まれたデータ2dが、サイクルT6でFIF
Oモジュール12のデータ出力端子Q3に出力される。
【0076】従って、選択番号を2とした場合にはFI
FOモジュール12のデータ出力端子Q2およびQ3か
らの出力信号が出力端子5に与えられる。ここで、デー
タ出力端子Q2およびQ3から出力される出力信号は、
それぞれ時間差を有して与えられるので、出力信号どう
しが競合することなく半導体試験装置8に与えられるこ
とになる。
【0077】なお、以上の説明では選択番号を2とした
場合について説明したが、図8および図9には選択番号
を1とする場合、選択番号を0とする場合についても示
している。ただし、これらの選択番号を決定するクロッ
ク信号CL1のサイクルは、選択番号を2とした場合と
は異なっているので、データの取り出しサイクルも異な
る。従って、図8および図9では選択番号を2とした場
合について示し、選択番号を1とする場合、選択番号を
0とする場合に対応した図とはなっていない。
【0078】また、1のDUTの試験においては選択番
号は予め決定されている。従って、図8および図9のよ
うに1の試験中に選択番号を次々と変更するような場合
はない。例えば、図5においては、オフセット端子OS
<0>および<1>には接地電位が与えられる構成を示した
が、この場合は、オフセット端子OS<0>および<1>に与
えられるデータは共に0となり選択番号は0となる。試
験対象となるDUTが全て同じものであれば、選択番号
を変更する必要はない。
【0079】選択番号を変更するにはオフセット端子O
S<0>および<1>に与えるデータを変更しなければならな
い。そのためには、オフセット端子OS<0>および<1>の
少なくとも一方にデータ1を与える必要があるが、その
場合には、その端子を所定の電源電位に接続すれば良
い。また、オフセット端子OS<0>および<1>を半導体試
験装置8の所定の端子に接続し、そこから任意に0デー
タあるいは1データを与えるようにしても良い。
【0080】<C−3.特徴的作用効果>以上説明した
ように、DUT6の多ビットの出力を取り込む複数のF
IFOの出力を排他的に選択し、DUT6の多ビットの
出力を時間差をつけて半導体試験装置8に与えることに
より、半導体試験装置8の信号端子の個数を削減するこ
とができる。
【0081】また、DUT6の出力端子よりも半導体試
験装置8の入力端子の個数が少ないような場合、DUT
6の出力を1つにまとめて出力することにより、DUT
6の全ての出力に対して試験結果の観測を行うことがで
きる。
【0082】<D.実施の形態4> <D−1.装置構成>本発明に係る半導体装置試験治具
の実施の形態4として、図10に半導体装置試験治具1
Dの構成を示す。先に説明した実施の形態1〜3におい
ては、半導体試験装置8を用いてDUT6の交流試験を
行うための構成であったが、以下においてはDUT6の
直流試験も可能とする構成を示す。
【0083】図10において、出力4ビットのDUT6
が半導体装置試験治具1Dに搭載され、DUT6の試験
を行うための半導体試験装置8が半導体装置試験治具1
Dに接続されている。
【0084】半導体装置試験治具1Dは半導体試験装置
8との間で信号の授受を行うための入力端子2、3、4
および出力端子51〜54を有している。また、半導体
装置試験治具1DにはFIFO7、FIFOモジュール
10、およびリレー装置141〜1448が搭載されて
いる。
【0085】図10において入力端子2にはDUT6が
接続され、半導体試験装置8からテストパターンが与え
られる。
【0086】入力端子3にはDUT6およびFIFO7
が接続されるとともに、FIFOモジュール10のコネ
クタ9が接続され、半導体試験装置8からクロック信号
CL1が与えられる。なお、当該クロック信号CL1は
FIFO7においては入力端子INCLKに与えられ
る。
【0087】また、入力端子4にはFIFO7およびコ
ネクタ9が接続され、半導体試験装置8からクロック信
号CL2が与えられる。なお、当該クロック信号CL2
はFIFO7においては入力端子OUTCLKに与えら
れる。そして、DUT6の4つの出力はリレー装置14
1〜144の主端子Mにそれぞれ接続されている。
【0088】リレー装置141〜148は主端子Mの他
に、2つの切り替え端子AおよびBを有し、主端子Mを
切り替え端子AあるいはBに接続することで、主端子M
に与えられる信号の経路を切り替える装置である。
【0089】そして、図10においてはリレー装置14
1の切り替え端子BはFIFO7のデータ入力端子Dに
接続され、リレー装置142〜144の切り替え端子B
はFIFOモジュール10のコネクタ9に接続されてい
る。
【0090】また、リレー装置141〜144の切り替
え端子Aは、リレー装置145〜148の切り替え端子
Aにそれぞれ接続され、リレー装置145の切り替え端
子BはFIFO7のデータ出力端子Qに接続され、リレ
ー装置146〜148の切り替え端子BはFIFOモジ
ュール10のコネクタ9に接続されている。
【0091】そして、リレー装置145〜148の主端
子Mは出力端子51〜54にそれぞれ接続されている。
【0092】なお、FIFOモジュール10の構成は実
施の形態2において図4を用いて説明しているので重複
する説明は省略するが、FIFO71〜73のそれぞれ
のデータ入力端子Dは外部接続端子D1〜D3に個々に
接続され、FIFO71〜73のそれぞれのデータ出力
端子Qは外部接続端子Q1〜Q3に個々に接続され、外
部接子D1〜D3、Q1〜Q3はコネクタ9を介して、
それぞれリレー装置142〜144の切り替え端子Bお
よびリレー装置146〜148の切り替え端子Bに接続
される。
【0093】<D−2.装置動作>半導体装置試験治具
1Dを用いてDUT6の交流試験を行う際は、リレー装
置141〜148の全ての主端子Mを切り替え端子Bに
接続する。なお、交流試験の動作は、図3を用いて説明
した半導体装置試験治具1Bと同じであるので重複する
説明は省略する。
【0094】一方、半導体装置試験治具1Dを用いてD
UT6の直流試験を行う際は、リレー装置141〜14
8の全ての主端子Mを切り替え端子Aに接続すること
で、DUT6の出力信号がFIFO7およびFIFOモ
ジュール10内のFIFO71〜73に与えられること
なく、直接に出力端子51〜54に与えられることにな
る。
【0095】<D−3.特徴的作用効果>以上説明した
ように、半導体装置試験治具1Dにリレー装置141〜
148を備え、DUT6の直流試験を行う場合には、D
UT6の出力信号をFIFOを介さずに直接に半導体試
験装置8に与えるように信号経路を切り替えるので、交
流試験だけでなく直流試験にも使用可能な半導体装置試
験治具を得ることができる。
【0096】また、FIFO7およびFIFOモジュー
ル10内のFIFO71〜73は、直流試験の際にはリ
レー装置141〜148によってDUT6の出力信号が
与えられる経路から完全に電気的に切り離されるので、
FIFOが負荷となってDUT6の出力信号が変化する
ことなどが防止され、高精度の試験が可能となる。
【0097】<E.実施の形態5> <E−1.装置構成>本発明に係る半導体装置試験治具
の実施の形態5として、図11に半導体装置試験治具1
Eの構成を示す。先に説明した実施の形態1〜4におい
ては、半導体試験装置8がDUT6の動作周波数と同じ
程度の入力信号を生成することができるが、DUT6の
出力信号がDUT6の実用動作周波数と同じ程度であっ
て、それが半導体試験装置8に固有の最大試験周波数よ
りも高い場合には、DUT6の出力信号の観測が半導体
試験装置8の最大試験周波数で制限されるという問題を
解決するための構成を示したが、以下においては、半導
体試験装置8がDUT6の実用動作周波数と同じ周波数
の入力信号、すなわちテストパターンを生成することが
できない場合に、DUT6を実用動作周波数で動作させ
ることができないという問題を解決するための構成につ
いて説明する。
【0098】図11において、DUT6が半導体装置試
験治具1Eに搭載され、DUT6の試験を行うための半
導体試験装置8が半導体装置試験治具1Eに接続されて
いる。
【0099】半導体装置試験治具1Eは半導体試験装置
8との間で信号の授受を行うための入力端子2、3、4
および出力端子5を有している。また、半導体装置試験
治具1EにはFIFO7が搭載されている。
【0100】図11において入力端子2にはFIFO7
のデータ入力端子Dが接続され、半導体試験装置8から
テストパターンが与えられる。また、入力端子3にはF
IFO7の入力端子INCLKが接続され、半導体試験
装置8からクロック信号CL1が与えられる。また、入
力端子4にはFIFO7の入力端子OUTCLKおよび
DUT6が接続され、半導体試験装置8からクロック信
号CL2が与えられる。そして、DUT6の出力信号は
出力端子5に接続されている。
【0101】<E−2.装置動作>次に半導体装置試験
治具1Eの動作について説明する。なお、FIFO7の
単体での動作は、実施の形態1において図2を用いて説
明した動作と同じであるので、重複する説明は省略す
る。
【0102】まず、半導体試験装置8から入力端子2を
介してFIFO7のデータ入力端子にテストパターンを
与える。また、半導体試験装置8から入力端子3を介し
て入力するクロック信号CL1は、半導体試験装置8の
最大試験周波数以下の周波数を有し、入力端子2から入
力されるテストパターンと同一の周波数に設定されてい
る。従って、入力端子2から入力されるテストパターン
は、クロック信号CL1に基づいてFIFO7に一時的
に取り込まれる。
【0103】そして、テストパターンが所定量だけFI
FO7に取り込まれると、入力端子4から入力されたク
ロック信号CL2に基づいて、取り込んだ順序が早いデ
ータから順にデータ出力端子QからDUT6に向けて出
力する。
【0104】なお、テストパターンをFIFO7に取り
込むタイミングは、図2に示したようにクロック信号C
L1の立ち上がりのタイミングであっても良いし、FI
FO7に取り込まれたテストパターンを出力するタイミ
ングは、図2に示したようにクロック信号CL2の立ち
上がりのタイミングであっても良いことは言うまでもな
い。
【0105】ここで、クロック信号CL2はDUT6の
実用動作周波数と同一の周波数を有している。従って、
DUT6は実用動作周波数で動作することになり、その
結果の出力信号が出力端子5を介して半導体試験装置8
に与えられることになる。なお、ここで被験対象となる
DUT6は、実用動作周波数で動作した結果の出力信号
が半導体試験装置8の最大試験周波数以下の周波数とな
るような装置であるので、DUT6の出力信号の観測が
半導体試験装置8の最大試験周波数で制限されるという
問題は発生しない。
【0106】<E−3.特徴的作用効果>以上説明した
ように半導体装置試験治具1Eは、半導体試験装置8か
ら入力端子2を介してFIFO7のデータ入力端子にテ
ストパターンを与え、当該テストパターンを半導体試験
装置8の最大試験周波数以下の周波数を有するクロック
信号CL1に基づいて一時的に取り込み、DUT6の実
用動作周波数と同一の周波数を有したクロック信号CL
2に基づいてDUT6に向けて出力するので、半導体試
験装置8がDUT6の実用動作周波数と同じ周波数の入
力信号、すなわちテストパターンを生成することができ
ない場合でも、DUT6を実用動作周波数で動作させる
ことができる。
【0107】<F.実施の形態6> <F−1.装置構成>本発明に係る半導体装置試験治具
の実施の形態6として、図12に半導体装置試験治具1
Fの構成を示す。図11を用いて説明した半導体装置試
験治具1Eにおいては、DUT6の出力が1ビットの構
成を示したが、以下においてはDUT6の出力が多ビッ
トの構成を示す。
【0108】図12において、DUT6が半導体装置試
験治具1Fに搭載され、DUT6の試験を行うための半
導体試験装置8が半導体装置試験治具1Fに接続されて
いる。
【0109】半導体装置試験治具1Fは半導体試験装置
8との間で信号の授受を行うための入力端子21〜2
4、3、4および出力端子5を有している。また、半導
体装置試験治具1FにはFIFO7およびFIFOモジ
ュール10が搭載されている。
【0110】図12において入力端子21にはFIFO
7のデータ入力端子Dが接続され、入力端子22〜24
にはFIFOモジュール10のコネクタ9が接続され、
半導体試験装置8からテストパターンが与えられる。ま
た、入力端子3にはFIFO7の入力端子INCLKが
接続されるとともにFIFOモジュール10のコネクタ
9が接続され、半導体試験装置8からクロック信号CL
1が与えられる。また、入力端子4にはFIFO7の入
力端子OUTCLKおよびDUT6が接続され、半導体
試験装置8からクロック信号CL2が与えられる。
【0111】そして、FIFO7のデータ出力端子Qお
よびFIFOモジュール10のコネクタ9はDUT6に
接続され、DUT6の出力は出力端子5に接続されてい
る。
【0112】なお、FIFOモジュール10の構成は図
4を用いて説明しているので重複する説明は省略する
が、FIFOモジュール10の外部接続端子IL、O
L、D1〜D3、Q1〜Q3はコネクタ9を介して、そ
れぞれ入力端子3、4、22〜24およびDUT6に接
続される。
【0113】<F−2.装置動作>半導体装置試験治具
1Fの動作は、図11を用いて説明した半導体装置試験
治具1Eと基本的には同じである。すなわち、半導体試
験装置8から入力端子21〜24を介してFIFO7お
よびFIFOモジュール10内のFIFO71〜73の
データ入力端子Dにテストパターンを与える。また、半
導体試験装置8から入力端子3を介して入力するクロッ
ク信号CL1は、半導体試験装置8の最大試験周波数以
下の周波数を有し、入力端子21〜24から入力される
テストパターンと同一の周波数に設定されている。従っ
て、入力端子21〜24から入力されるテストパターン
は、クロック信号CL1に基づいてFIFO7およびF
IFO71〜73に一時的に取り込まれる。
【0114】そして、テストパターンが所定量だけFI
FO7およびFIFO71〜73に取り込まれると、入
力端子4から入力されたクロック信号CL2に基づい
て、取り込んだ順序が早いデータから順にそれぞれのデ
ータ出力端子QからDUT6に向けて出力する。
【0115】なお、テストパターンをFIFO7に取り
込むタイミングは、図2に示したようにクロック信号C
L1の立ち上がりのタイミングであっても良いし、FI
FO7に取り込まれたテストパターンを出力するタイミ
ングは、図2に示したようにクロック信号CL2の立ち
上がりのタイミングであっても良いことは言うまでもな
い。
【0116】ここで、クロック信号CL2はDUT6の
実用動作周波数と同一の周波数を有している。従って、
DUT6は実用動作周波数で動作することになり、その
結果の出力信号が出力端子5を介して半導体試験装置8
に与えられることになる。なお、ここで被験対象となる
DUT6は、実用動作周波数で動作した結果の出力信号
が半導体試験装置8の最大試験周波数以下の周波数とな
るような装置であるので、DUT6の出力信号の観測が
半導体試験装置8の最大試験周波数で制限されるという
問題は発生しない。
【0117】<F−3.特徴的作用効果>このように、
半導体試験装置8から入力端子21〜24を介してFI
FO7およびFIFO71〜73のデータ入力端子にテ
ストパターンを与え、当該テストパターンを半導体試験
装置8の最大試験周波数以下の周波数を有するクロック
信号CL1に基づいて一時的に取り込み、DUT6の実
用動作周波数と同一の周波数を有したクロック信号CL
2に基づいてDUT6に向けて出力するので、半導体試
験装置8がDUT6の実用動作周波数と同じ周波数の入
力信号を生成することができない場合でも、DUT6を
実用動作周波数で動作させることができる。
【0118】また、FIFOモジュール10を用いて多
ビットの入力に対応する構成であるので、試験対象とな
るDUTの入力が1ビットである場合には、FIFOモ
ジュール10をコネクタ9から取り外すことで、図11
に示した半導体装置試験治具1Eと実質的に同じ構成に
することができ、半導体装置試験治具の転用が可能とな
って治具作成費用を低減させることができる。また、F
IFOモジュール10を取り外して他の半導体装置試験
治具に取り付けることで、FIFOモジュール10を共
有することができ、治具作成費用を低減させることがで
きる。
【0119】<G.実施の形態7> <G−1.装置構成>本発明に係る半導体装置試験治具
の実施の形態7として、図13に半導体装置試験治具1
Gの構成を示す。図12を用いて説明した半導体装置試
験治具1Fにおいては、DUT6の出力が4ビットで、
半導体装置試験治具1Fから当該出力を同時に半導体試
験装置8に与える構成について示したが、以下において
はDUT6の多ビットの出力を時間差をつけて半導体試
験装置8に与える構成について示す。
【0120】図13において、DUT6が半導体装置試
験治具1Gに搭載され、DUT6の試験を行うための半
導体試験装置8が半導体装置試験治具1Gに接続されて
いる。
【0121】半導体装置試験治具1Gは半導体試験装置
8との間で信号の授受を行うための入力端子2、3、4
および出力端子5を有している。また、半導体装置試験
治具1Gにはインプットイネーブル端子IEを有したF
IFO15およびFIFOモジュール16、オフセット
端子を有した4ビットのカウンタ回路で構成される選択
回路13が搭載されている。
【0122】図13において入力端子2にはFIFO1
5のデータ入力端子DおよびFIFOモジュール16の
コネクタが接続され、半導体試験装置8からテストパタ
ーンが与えられる。
【0123】入力端子3にはFIFO15の入力端子O
UTCLKおよびコネクタ9が接続されるとともにDU
T6が接続され、半導体試験装置8からクロック信号C
L1が与えられる。
【0124】また、入力端子4は選択回路13の入力端
子Tに接続され、半導体試験装置8からクロック信号C
L2が与えられる。また、選択回路13の4つのクロッ
ク出力端子CLKOUT<0>〜<3>は、FIFO15の入
力端子INCLKおよびコネクタ9に接続され、選択回
路13の4つの出力端子E<0>〜<3>は、FIFO15の
インプットイネーブルIEおよびコネクタ9に接続され
ている。そして、選択回路13の2つのオフセット端子
OS<0>および<1>には接地電位が与えられる構成となっ
ている。
【0125】そして、FIFO15のデータ出力端子Q
およびFIFOモジュール15のコネクタ9はDUT6
に接続され、DUT6の出力は出力端子5に接続されて
いる。
【0126】次に図14を用いてFIFOモジュール1
6の構成を示す。図14に示すように、FIFOモジュ
ール16内にはFIFO16と同一のFIFO151〜
153が搭載されている。
【0127】FIFO151〜153のそれぞれの入力
端子OUTCLKは外部接続端子OLに共通に接続され
ている。そして、FIFO151〜153のそれぞれの
入力端子INCLKおよびインプットイネーブル端子I
Eは、外部接続端子IL1〜IL3およびIE1〜IE
3に個々に接続されている。
【0128】また、FIFO151〜153のそれぞれ
のデータ入力端子Dおよびデータ出力端子Qは外部接続
端子D1〜D3およびQ1〜Q3に個々に接続されてい
る。なお、外部接続端子OL、IL1〜IL3、OE1
〜OE3、D1〜D3、Q1〜Q3はコネクタ9を介し
て、それぞれ入力端子3、選択回路13のクロック出力
端子CLKOUT<1>〜<3>、選択回路13の出力端子E
<1>〜<3>、DUT6の所定の入力端子に接続される。
【0129】<G−2.装置動作>次に半導体装置試験
治具1Gの動作について説明する。まず、図15を用い
てFIFO11単体での動作について説明する。図15
において、データ入力端子Dに与えられたデータを、入
力端子INCLKに与えられたクロック信号とインプッ
トイネーブル端子IEに与えられた信号が有意である場
合に取り込み、入力端子OUTCLKに与えられたクロ
ック信号の立ち上がりのタイミングで先に取り込まれた
データから順にデータ出力端子Qに出力する。
【0130】例えば、入力端子OUTCLKに与えられ
たクロック信号のサイクルT2において、入力端子IN
CLKに入力されたクロック信号の立ち上がりのタイミ
ングに基づいて取り込まれたデータ入力端子Dのデータ
は、インプットイネーブル端子IEに与えられた信号が
有意であるので、データ出力端子Qに出力される。
【0131】サイクルT4においてデータ入力端子Dに
与えられたデータは、入力端子INCLKに入力された
クロック信号の立ち上がりのタイミングに基づいて取り
込まれようとするが、インプットイネーブル端子IEに
与えられた信号が有意ではないので、取り込みを抑止さ
れる。
【0132】そして、サイクルT7において入力端子I
NCLKに入力されたクロックの立ち上がりのタイミン
グに基づいて取り込まれたデータ入力端子Dのデータ
は、インプットイネーブル端子IEに与えられた信号が
有意であるので、データ出力端子Qに出力される。従っ
て、サイクルT2において取り込まれたデータがサイク
ルT7まで出力され続け、サイクルT7で更新されるこ
とになる。
【0133】図13に示す半導体装置試験治具1Gにお
いては、選択回路13が出力する有意信号を用いて入力
端子2から入力されたテストパターンを排他的にFIF
O15および、コネクタ9を介してFIFOモジュール
16内のFIFO151〜153に取り込む。
【0134】そして、入力端子3から入力されるクロッ
ク信号CL1に基づいて、FIFO15およびFIFO
151〜153のそれぞれのデータ出力端子Qから出力
し、DUT6に与える。なお、クロック信号CL1はD
UT6の実用動作周波数の周波数を有しているので、D
UT6は実用動作周波数で試験されることになる。
【0135】<G−3.特徴的作用効果>このように、
入力端子2から入力されたテストパターンを排他的にF
IFO15およびFIFO151〜153に取り込み、
DUT6の実用動作周波数の周波数を有するクロック信
号CL1に基づいてDUT6に与えるので、半導体試験
装置8がDUT6の実用動作周波数と同じ程度の入力信
号を生成させることができない場合でも、DUT6を実
用動作周波数で動作させることができる。
【0136】<H.実施の形態8> <H−1.装置構成>本発明に係る半導体装置試験治具
の実施の形態8として、図16に半導体装置試験治具1
Hの構成を示す。先に説明した実施の形態5〜7におい
ては、半導体試験装置8を用いてDUT6の交流試験を
行うための構成であったが、以下においてはDUT6の
直流試験を行うための構成を示す。
【0137】図16において、入力4ビットのDUT6
が半導体装置試験治具1Hに搭載され、DUT6の試験
を行うための半導体試験装置8が半導体装置試験治具1
Hに接続されている。
【0138】半導体装置試験治具1Hは半導体試験装置
8との間で信号の授受を行うための入力端子21〜2
4、3、4および出力端子5を有している。また、半導
体装置試験治具1HにはFIFO7、FIFOモジュー
ル10、およびリレー装置141〜1448が搭載され
ている。
【0139】図16において、入力端子21〜24はリ
レー装置141〜144の主端子Mにそれぞれ接続さ
れ、半導体試験装置8からテストパターンが与えられ
る。リレー装置141〜148は主端子Mの他に、2つ
の切り替え端子AおよびBを有し、主端子Mを切り替え
端子AあるいはBに接続することで、主端子Mに与えら
れる信号の経路を切り替える装置である。
【0140】入力端子3にはDUT6およびFIFO7
が接続されるとともに、FIFOモジュール10のコネ
クタ9が接続され、半導体試験装置8からクロック信号
CL1が与えられる。なお、当該クロック信号CL1は
FIFO7においては入力端子OUTCLKに与えられ
る。
【0141】また、入力端子4にはFIFO7およびコ
ネクタ9が接続され、半導体試験装置8からクロック信
号CL2が与えられる。なお、当該クロック信号CL2
はFIFO7においては入力端子INCLKに与えられ
る。
【0142】そして、図16においてはリレー装置14
1の切り替え端子BはFIFO7のデータ入力端子Dに
接続され、リレー装置142〜144の切り替え端子B
はFIFOモジュール10のコネクタ9に接続されてい
る。
【0143】また、リレー装置141〜144の切り替
え端子Aは、リレー装置145〜148の切り替え端子
Aにそれぞれ接続され、リレー装置145の切り替え端
子BはFIFO7のデータ出力端子Qに接続され、リレ
ー装置146〜148の切り替え端子BはFIFOモジ
ュール10のコネクタ9に接続されている。
【0144】そして、リレー装置145〜148の主端
子MはDUT6の所定の入力端子にそれぞれ接続されて
いる。また、DUT6の出力は出力端子5に接続されて
いる。
【0145】なお、FIFOモジュール10の構成は実
施の形態2において図4を用いて説明しているので重複
する説明は省略するが、FIFO71〜73のそれぞれ
のデータ入力端子Dは外部接続端子D1〜D3に個々に
接続され、FIFO71〜73のそれぞれのデータ出力
端子Qは外部接続端子Q1〜Q3に個々に接続され、外
部接子D1〜D3、Q1〜Q3はコネクタ9を介して、
それぞれリレー装置142〜144の切り替え端子Bお
よびリレー装置146〜148の切り替え端子Bに接続
される。
【0146】また、FIFO71〜73のそれぞれの入
力端子INCLKおよび入力端子OUTCLKは、外部
接続端子ILおよびOLに共通に接続され、外部接続端
子ILおよびILは、それぞれ入力端子4および3に接
続されている。
【0147】<H−2.装置動作>半導体装置試験治具
1Hを用いてDUT6の交流試験を行う際は、リレー装
置141〜148の全ての主端子Mを切り替え端子Bに
接続する。なお、交流試験の動作は、図12を用いて説
明した半導体装置試験治具1Fと同じであるので重複す
る説明は省略する。
【0148】一方、半導体装置試験治具1Hを用いてD
UT6の直流試験を行う際は、リレー装置141〜14
8の全ての主端子Mを切り替え端子Aに接続すること
で、入力端子21〜24から与えられるテストパターン
がFIFO7およびFIFOモジュール10内のFIF
O71〜73に与えられることなく、直接にDUT6に
与えられることになる。
【0149】<H−3.特徴的作用効果>以上説明した
ように、半導体装置試験治具1Hにリレー装置141〜
148を備え、DUT6の直流試験を行う場合には、テ
ストパターンをFIFOを介さずに直接にDUT6に与
えるように信号経路を切り替えるので、交流試験だけで
なく直流試験にも使用可能な半導体装置試験治具を得る
ことができる。
【0150】また、FIFO7およびFIFOモジュー
ル10内のFIFO71〜73は、直流試験の際にはリ
レー装置141〜148によってDUT6の出力信号が
与えられる経路から完全に電気的に切り離されるので、
FIFOが負荷となってテストパターンが変化すること
などが防止され、高精度の試験が可能となる。
【0151】<I.実施の形態9> <I−1.装置構成>本発明に係る半導体装置試験治具
の実施の形態9として、図17に半導体装置試験治具1
Iの構成を示す。図17に示す導体装置試験治具1I
は、図1を用いて説明した半導体装置試験治具1Aと、
図11を用いて説明した半導体装置試験治具1Eとを組
み合わせた構成を有している。
【0152】図17においてDUT6が半導体装置試験
治具1Iに搭載され、DUT6の試験を行うための半導
体試験装置8が半導体装置試験治具1Iに接続されてい
る。
【0153】半導体装置試験治具1Iは半導体試験装置
8との間で信号の授受を行うための入力端子2、3、4
および出力端子5を有している。また、半導体装置試験
治具1IにはFIFO7およびFIFO7と同一のFI
FO7’が搭載されている。
【0154】図17において入力端子2にはFIFO7
のデータ入力端子Dが接続され、半導体試験装置8から
テストパターンが与えられる。また、入力端子3にはF
IFO7の入力端子INCLKおよびFIFO7’の入
力端子OUTCLKが接続され、半導体試験装置8から
クロック信号CL1が与えられる。また、入力端子4に
はFIFO7の入力端子OUTCLKおよびDUT6が
接続されるとともに、FIFO7’の入力端子INCL
Kが接続され、半導体試験装置8からクロック信号CL
2が与えられる。そして、DUT6の出力信号はFIF
O7’のデータ入力端子Dに接続され、FIFO7’の
データ出力端子Qは出力端子5に接続されている。
【0155】<I−2.装置動作>次に半導体装置試験
治具1Iの動作について説明する。なお、FIFO7お
よび7’の単体での動作は、実施の形態1において図2
を用いて説明した動作と同じであるので、重複する説明
は省略する。
【0156】まず、半導体試験装置8から入力端子2を
介してFIFO7のデータ入力端子にテストパターンを
与える。また、半導体試験装置8から入力端子3を介し
て入力するクロック信号CL1は、半導体試験装置8の
最大試験周波数以下の周波数を有し、入力端子2から入
力されるテストパターンと同一の周波数に設定されてい
る。従って、入力端子2から入力されるテストパターン
は、クロック信号CL1に基づいてFIFO7に一時的
に取り込まれる。
【0157】そして、テストパターンが所定量だけFI
FO7に取り込まれると、入力端子4から入力されたク
ロック信号CL2に基づいて、取り込んだ順序が早いデ
ータから順にデータ出力端子QからDUT6に向けて出
力する。
【0158】ここで、クロック信号CL2はDUT6の
実用動作周波数と同一の周波数を有している。従って、
DUT6は実用動作周波数で動作することになり、その
結果の出力信号がFIFO7’のデータ入力端子Dに与
えられることになる。
【0159】ここで、FIFO7’の入力端子INCL
Kには入力端子4を介してクロック信号CL2が与えら
れており、当該クロック信号に基づいてDUT6の出力
信号を一時的にFIFO7’に取り込む。
【0160】クロック信号CL2はDUT6の実用動作
周波数と同一の周波数を有しているので、DUT6の出
力は実用動作周波数と同一の周波数でFIFO7’に取
り込まれる。一方、クロック信号CL1は、半導体試験
装置8の最大動作周波数以下の周波数で与えられてお
り、FIFO7’に取り込まれたDUT6の出力信号は
当該クロック信号に基づいてデータ出力端子Qから出力
される。なお、出力の順序は取り込んだ順である。
【0161】<I−3.特徴的作用効果>以上説明した
ように半導体装置試験治具1Iは、半導体試験装置8か
ら入力端子2を介してFIFO7のデータ入力端子にテ
ストパターンを与え、当該テストパターンを半導体試験
装置8の最大試験周波数以下の周波数を有するクロック
信号CL1に基づいて一時的に取り込み、DUT6の実
用動作周波数と同一の周波数を有したクロック信号CL
2に基づいてDUT6に向けて出力するので、半導体試
験装置8がDUT6の実用動作周波数と同じ周波数の入
力信号を生成することができない場合でも、DUT6を
実用動作周波数で動作させることができる。
【0162】また、DUT6の出力信号をクロック信号
CL2に基づいてFIFO7’に取り込み、任意の周期
を与えることが可能なクロック信号CL1のタイミング
に合わせて出力することにより、DUT6の出力信号を
半導体試験装置8において最大動作周波数以下で観測す
ることが可能となる。
【0163】<J.実施の形態10> <J−1.装置構成>本発明に係る半導体装置試験治具
の実施の形態10として、図18に半導体装置試験治具
1Jの構成を示す。図18に示す導体装置試験治具1J
は、図3を用いて説明した半導体装置試験治具1Bと、
図12を用いて説明した半導体装置試験治具1Fとを組
み合わせた構成を有している。
【0164】図18において、DUT6が半導体装置試
験治具1Jに搭載され、DUT6の試験を行うための半
導体試験装置8が半導体装置試験治具1Jに接続されて
いる。
【0165】半導体装置試験治具1Jは半導体試験装置
8との間で信号の授受を行うための入力端子21〜2
4、3、4および出力端子51〜54を有している。ま
た、半導体装置試験治具1JにはFIFO7および
7’、FIFOモジュール10およびFIFO10と同
一のFIFOモジュール10’が搭載されている。
【0166】図18において入力端子21にはFIFO
7のデータ入力端子Dが接続され、入力端子22〜24
にはFIFOモジュール10のコネクタ9が接続され、
半導体試験装置8からテストパターンが与えられる。ま
た、入力端子3にはFIFO7および7’の入力端子I
NCLKおよび入力端子OUTCLKが接続されるとと
もに、FIFOモジュール10および10’のコネクタ
9および9が接続され、半導体試験装置8からクロック
信号CL1が与えられる。また、入力端子4にはFIF
O7および7’の入力端子OUTCLKおよび入力端子
INCLKが接続されるとともに、FIFOモジュール
10および10’のコネクタ9および9とDUT6が接
続され、半導体試験装置8からクロック信号CL2が与
えられる。
【0167】そして、FIFO7のデータ出力端子Qお
よびFIFOモジュール10のコネクタ9はDUT6の
所定の入力端子に接続され、DUT6の出力はFIFO
7’のデータ入力端子DおよびFIFOモジュール1
0’のコネクタ9に接続されている。
【0168】また、FIFO7’のデータ出力端子Qお
よびコネクタ9は出力端子51〜54に接続されてい
る。
【0169】なお、FIFOモジュール10および1
0’の構成は図4を用いて説明しているので重複する説
明は省略するが、FIFOモジュール10の外部接続端
子IL、OL、D1〜D3、Q1〜Q3はコネクタ9を
介して、それぞれ入力端子3、4、22〜24およびD
UT6に接続され、FIFOモジュール10’の外部接
続端子IL、OL、D1〜D3、Q1〜Q3はコネクタ
9を介して、それぞれ入力端子4、3、DUT6、出力
端子52〜54に接続される。
【0170】<J−2.装置動作>次に半導体装置試験
治具1Jの動作について説明する。半導体試験装置8か
ら入力端子21〜24を介してFIFO7およびFIF
Oモジュール10内のFIFO71〜73のデータ入力
端子Dにテストパターンを与える。また、半導体試験装
置8から入力端子3を介して入力するクロック信号CL
1は、半導体試験装置8の最大試験周波数以下の周波数
を有し、入力端子21〜24から入力されるテストパタ
ーンと同一の周波数に設定されている。従って、入力端
子21〜24から入力されるテストパターンは、クロッ
ク信号CL1に基づいてFIFO7およびFIFO71
〜73に一時的に取り込まれる。
【0171】そして、テストパターンが所定量だけFI
FO7およびFIFO71〜73に取り込まれると、入
力端子4から入力されたクロック信号CL2に基づい
て、取り込んだ順序が早いデータから順にそれぞれのデ
ータ出力端子QからDUT6に向けて出力する。
【0172】ここで、クロック信号CL2はDUT6の
実用動作周波数と同一の周波数を有している。従って、
DUT6は実用動作周波数で動作することになり、その
結果の出力信号がFIFO7’およびFIFOモジュー
ル10’内のFIFO71〜73のデータ入力端子Dに
与えられる。そして、FIFO7’およびFIFO71
〜73の入力端子INCLKに与えられるクロック信号
CL2に基づいてDUT6の出力信号を一時的にFIF
O7’およびFIFO71〜73に取り込む。そして、
FIFO7’およびFIFO71〜73に取り込まれた
DUT6の出力信号を、半導体試験装置8の最大動作周
波数以下の周波数を有するクロック信号CL1に基づい
てデータ出力端子Qから出力し、出力端子51〜54に
与える。
【0173】<J−3.特徴的作用効果>このように、
半導体試験装置8から入力端子21〜24を介してFI
FO7およびFIFOモジュール10内のFIFO71
〜73のデータ入力端子にテストパターンを与え、当該
テストパターンを半導体試験装置8の最大試験周波数以
下の周波数を有するクロック信号CL1に基づいて一時
的に取り込み、DUT6の実用動作周波数と同一の周波
数を有したクロック信号CL2に基づいてDUT6に向
けて出力するので、半導体試験装置8がDUT6の実用
動作周波数と同じ周波数の入力信号を生成させることが
できない場合でも、DUT6を実用動作周波数で動作さ
せることができる。
【0174】また、DUT6の出力信号を一時的にFI
FO7’およびFIFOモジュール10’内のFIFO
71〜73に取り込み、任意の周期を与えることが可能
なクロック信号CL1のタイミングに合わせて出力する
ことにより、出力4ビットのDUT6を実用動作周波数
で試験することができ、DUT6の出力信号を半導体試
験装置8において最大動作周波数以下で観測することが
可能となる。
【0175】<K.実施の形態11> <K−1.装置構成>本発明に係る半導体装置試験治具
の実施の形態11として、図19に半導体装置試験治具
1Kの構成を示す。図19に示す導体装置試験治具1K
は、図5を用いて説明した半導体装置試験治具1Cと、
図13を用いて説明した半導体装置試験治具1Gとを組
み合わせた構成を有している。
【0176】図19において、DUT6が半導体装置試
験治具1Kに搭載され、DUT6の試験を行うための半
導体試験装置8が半導体装置試験治具1Kに接続されて
いる。
【0177】半導体装置試験治具1Kは半導体試験装置
8との間で信号の授受を行うための入力端子2、3、4
および出力端子5を有している。また、半導体装置試験
治具1Kにはインプットイネーブル端子を有したFIF
O15およびFIFOモジュール16、アウトプットイ
ネーブル端子を有したFIFO11およびFIFOモジ
ュール10、オフセット端子を有した4ビットのカウン
タ回路で構成される選択回路13および選択回路13と
同一の選択回路13’が搭載されている。
【0178】図19において入力端子2にはFIFO1
5のデータ入力端子DおよびFIFOモジュール16の
コネクタ9が接続され、半導体試験装置8からテストパ
ターンが与えられる。
【0179】入力端子3にはFIFO15の入力端子O
UTCLKおよびFIFOモジュール16のコネクタ
9、FIFO11の入力端子INCLKおよびFIFO
モジュール12のコネクタ9が接続されるとともにDU
T6が接続され、半導体試験装置8からクロック信号C
L1が与えられる。
【0180】また、入力端子4は選択回路13および1
3’の入力端子Tに接続され、半導体試験装置8からク
ロック信号CL2が与えられる。また、選択回路13の
4つのクロック出力端子CLKOUT<0>〜<3>は、FI
FO15の入力端子INCLKおよびコネクタ9に接続
され、選択回路13の4つの出力端子E<0>〜<3>は、F
IFO15のインプットイネーブル端子IEおよびコネ
クタ9に接続されている。そして、選択回路13の2つ
のオフセット端子OS<0>および<1>には接地電位が与え
られる構成となっている。
【0181】また、選択回路13’の4つのクロック出
力端子CLKOUT<0>〜<3>は、FIFO11の入力端
子OUTCLKおよびコネクタ9に接続され、選択回路
13’の4つの出力端子E<0>〜<3>は、FIFO11の
アウトプットイネーブル端子OEおよびコネクタ9に接
続されている。そして、選択回路13’の2つのオフセ
ット端子OS<0>および<1>には接地電位が与えられる構
成となっている。
【0182】そして、FIFO15のデータ出力端子Q
およびFIFOモジュール16のコネクタ9はDUT6
の所定の入力端子に接続され、DUT6の出力は、FI
FO11のデータ入力端子DおよびFIFOモジュール
12のコネクタ9に接続され、FIFO11のデータ出
力端子QおよびFIFOモジュール12のコネクタ9は
出力端子5に接続されている。
【0183】なお、図5を用いて説明した半導体装置試
験治具1Cおよび、図13を用いて説明した半導体装置
試験治具1Gと同一の構成については同一の符号を付
し、重複する説明は省略するが、FIFOモジュール1
6の外部接続端子OL、IL1〜IL3、IE1〜IE
3、D1〜D3、Q1〜Q3はコネクタ9を介して、そ
れぞれ入力端子3、選択回路13のクロック出力端子C
LKOUT<1>〜<3>、選択回路13の出力端子E<1>〜<
3>、入力端子2、DUT6の所定の入力端子に接続され
る。
【0184】また、FIFOモジュール12の外部接続
端子IL、OL1〜OL3、OE1〜OE3、D1〜D
3、Q1〜Q3はコネクタ9を介して、それぞれ入力端
子3、選択回路13のクロック出力端子CLKOUT<1
>〜<3>、選択回路13の出力端子E<1>〜<3>、出力端子
5に接続される。
【0185】<K−2.装置動作>次に半導体装置試験
治具1Kの動作について説明する。選択回路13が出力
する有意信号を用いて入力端子2から入力されたテスト
パターンを、排他的にFIFO15および、コネクタ9
を介してFIFOモジュール16内のFIFO151〜
153に取り込む。
【0186】そして、入力端子3から入力されるクロッ
ク信号CL1に基づいて、FIFO15およびFIFO
151〜153のそれぞれのデータ出力端子Qから出力
し、DUT6に与える。なお、クロック信号CL1はD
UT6の実用動作周波数の周波数を有しているので、D
UT6は実用動作周波数で試験されることになる。ま
た、入力端子4から与えられるクロック信号CL2は半
導体試験装置8の最大試験周波数以下の周波数で与えら
れる。
【0187】続いて、入力端子3から入力されたクロッ
ク信号CL1に基づいてDUT6の出力をFIFO11
および、コネクタ9を介してFIFOモジュール12内
のFIFO111〜113に取り込む。そして、取り込
まれたDUT6の出力を選択回路13’が出力する有意
信号を用いてFIFO11およびFIFO111〜11
3のそれぞれのデータ出力端子Qから排他的に出力す
る。
【0188】なお、データ出力端子Q2およびQ3から
出力される出力信号は、それぞれ時間差を有して与えら
れるので、出力信号どうしが競合することなく半導体試
験装置8に与えられることになる。
【0189】<K−3.特徴的作用効果>このように、
入力端子2から入力されたテストパターンを排他的にF
IFO15およびFIFO151〜153に取り込み、
DUT6の実用動作周波数の周波数を有するクロック信
号CL1に基づいてDUT6に与えるので、半導体試験
装置8がDUT6の実用動作周波数と同じ周波数の入力
信号を生成させることができない場合でも、DUT6を
実用動作周波数で動作させることができる。
【0190】さらに、DUT6の多ビットの出力を取り
込む複数のFIFOの出力を排他的に選択し、DUT6
の多ビットの出力を時間差をつけて半導体試験装置8に
与えることにより、半導体試験装置8の信号端子の個数
を削減することができる。
【0191】また、DUT6の出力端子よりも半導体試
験装置8の入力端子の個数が少ない場合、DUT6の出
力を1つにまとめて出力することにより、DUT6の全
ての出力に対して試験結果の観測を行うことができる。
【0192】<L.実施の形態12> <L−1.装置構成>本発明に係る半導体装置試験治具
の実施の形態12として、図20に半導体装置試験治具
1Lの構成を示す。図20に示す導体装置試験治具1L
は、図10を用いて説明した半導体装置試験治具1D
と、図16を用いて説明した半導体装置試験治具1Hと
を組み合わせた構成を有している。
【0193】図20において、入力4ビット、出力4ビ
ットのDUT6が半導体装置試験治具1Lに搭載され、
DUT6の試験を行うための半導体試験装置8が半導体
装置試験治具1Lに接続されている。
【0194】半導体装置試験治具1Lは半導体試験装置
8との間で信号の授受を行うための入力端子21〜2
4、3、4および出力端子51〜54を有している。ま
た、半導体装置試験治具1LにはFIFO7および
7’、FIFOモジュール10および10’、リレー装
置141〜148および141’〜148’が搭載され
ている。
【0195】図20において、入力端子21〜24はリ
レー装置141〜144の主端子Mにそれぞれ接続さ
れ、半導体試験装置8からテストパターンが与えられ
る。
【0196】入力端子3にはFIFO7および7’が接
続されるとともに、FIFOモジュール10および1
0’のコネクタ9、DUT6が接続され、半導体試験装
置8からクロック信号CL1が与えられる。なお、当該
クロック信号CL1はFIFO7においては入力端子O
UTCLKに与えられ、FIFO7’においては入力端
子INCLKに与えられる。
【0197】また、入力端子4にはFIFO7および
7’が接続されるとともに、FIFOモジュール10お
よび10’のコネクタ9が接続され、半導体試験装置8
からクロック信号CL2が与えられる。なお、当該クロ
ック信号CL2はFIFO7においては入力端子INC
LKに、FIFO7’においては入力端子OUTCLK
に与えられる。
【0198】そして、図20においてはリレー装置14
1の切り替え端子BはFIFO7のデータ入力端子Dに
接続され、リレー装置142〜144の切り替え端子B
はFIFOモジュール10のコネクタ9に接続されてい
る。
【0199】また、リレー装置141〜144の切り替
え端子Aは、リレー装置145〜148の切り替え端子
Aにそれぞれ接続され、リレー装置145の切り替え端
子BはFIFO7のデータ出力端子Qに接続され、リレ
ー装置146〜148の切り替え端子BはFIFOモジ
ュール10のコネクタ9に接続されている。
【0200】そして、リレー装置145〜148の主端
子MはDUT6の所定の入力端子にそれぞれ接続されて
いる。
【0201】また、リレー装置141’の切り替え端子
BはFIFO7’のデータ入力端子Dに接続され、リレ
ー装置142’〜144’の切り替え端子BはFIFO
モジュール10’のコネクタ9に接続されている。
【0202】また、DUT6の所定の出力端子はリレー
装置141’〜144’の主端子Mにそれぞれ接続さ
れ、リレー装置141’〜144’の切り替え端子A
は、リレー装置145’〜148’の切り替え端子Aに
それぞれ接続され、リレー装置145’の切り替え端子
BはFIFO7’のデータ出力端子Qに接続され、リレ
ー装置146’〜148’の切り替え端子BはFIFO
モジュール10’のコネクタ9に接続されている。
【0203】そして、リレー装置145’〜148’の
主端子Mは出力端子51〜54にそれぞれ接続されてい
る。
【0204】<L−2.装置動作>半導体装置試験治具
1Lを用いてDUT6の交流試験を行う際は、リレー装
置141〜148の全ての主端子およびリレー装置14
1’〜148’の全ての主端子Mのうち少なくともどち
らか一方を切り替え端子Bに接続する。
【0205】すなわち、リレー装置141〜148の全
ての主端子Mを切り替え端子Bに接続し、リレー装置1
41’〜148’の全ての主端子Mを切り替え端子Aに
接続すると、交流試験の動作は、図12を用いて説明し
た半導体装置試験治具1Fと同じ動作となる。
【0206】また、リレー装置141’〜148’の全
ての主端子Mを切り替え端子Bに接続し、リレー装置1
41〜148の全ての主端子Mを切り替え端子Aに接続
すると、交流試験の動作は、図3を用いて説明した半導
体装置試験治具1Bと同じ動作となる。
【0207】また、リレー装置141〜148、および
リレー装置141’〜148’の全ての主端子Mを切り
替え端子Bに接続すると、交流試験の動作は、図12を
用いて説明した半導体装置試験治具1Fの動作と、図3
を用いて説明した半導体装置試験治具1Bの動作とを合
わせた動作となる。
【0208】一方、半導体装置試験治具1Lを用いてD
UT6の直流試験を行う際は、リレー装置141〜14
8および、リレー装置141’〜148’の全ての主端
子Mを切り替え端子Aに接続することで、入力端子21
〜24から与えられるテストパターンがFIFO7およ
び7’、FIFOモジュール10および10’に与えら
れることなく、直接にDUT6に与えられることにな
る。
【0209】<L−3.特徴的作用効果>半導体装置試
験治具1Hにリレー装置141〜148および141’
〜148’を備え、DUT6の直流試験を行う場合に
は、テストパターンをFIFOを介さずに直接にDUT
6に与えるように信号経路を切り替えるので、交流試験
だけでなく直流試験にも使用可能な半導体装置試験治具
を得ることができる。
【0210】また、FIFO7および7’、FIFOモ
ジュール10および10’内のFIFOは、直流試験の
際にはリレー装置141〜148およびリレー装置14
1’〜148’によってDUT6の出力信号が与えられ
る経路から完全に電気的に切り離されるので、FIFO
が負荷となってテストパターンが変化することなどが防
止され、高精度の試験が可能となる。
【0211】
【発明の効果】本発明に係る請求項1記載の半導体装置
試験治具によれば、半導体試験装置の最大試験周波数が
被試験半導体装置の実用動作周波数よりも低い場合であ
っても、信号保持手段に被試験半導体装置の出力信号を
一時的に保持し、当該出力信号を半導体試験装置の試験
能力を示す値である最大試験周波数以下の周波数で半導
体試験装置に与えるので、被試験半導体装置を実用動作
周波数で試験できるとともに、半導体試験装置において
被試験半導体装置の出力信号と、予め準備された期待値
との比較を最大試験周波数以下で行うことが可能とな
る。従って、実用動作周波数の増大に伴う試験時間の増
大を抑制することができ、また、最大動作周波数が被試
験半導体装置の実用動作周波数と同じ半導体試験装置を
準備する必要がないので、実用動作周波数の増大に伴う
設備投資の増大を防止することができる。
【0212】本発明に係る請求項2記載の半導体装置試
験治具によれば、第1のクロック信号の周波数を被試験
半導体装置の実用動作周波数とし、第2のクロック信号
の周波数を半導体試験装置の最大試験周波数以下の周波
数とすることで、被試験半導体装置を実用動作周波数で
試験し、かつ、半導体試験装置において被試験半導体装
置の出力信号と、予め準備された期待値との比較を最大
試験周波数以下で行うための具体的構成を得ることがで
きる。
【0213】本発明に係る請求項3記載の半導体装置試
験治具によれば、少なくとも1のメモリが複数のメモリ
である場合に、そのうちの少なくとも一部をモジュール
化し、所定のコネクタに着脱自在に取り付けることで、
被試験半導体装置の出力数が異なる場合には当該モジュ
ールを取り外し、被試験半導体装置の出力数に合致した
モジュールを取り付けることで対応することができ、半
導体装置試験治具の転用が可能となって治具作成費用を
低減させることができる。また、モジュールを取り外し
て他の半導体装置試験治具に取り付けることで、モジュ
ールの共有化を図ることができ、治具作成費用を低減さ
せることができる。
【0214】本発明に係る請求項4記載の半導体装置試
験治具によれば、被試験半導体装置が多ビット出力であ
る場合に、それらの出力信号が時間差をつけて半導体試
験装置に与えられることになるので、半導体試験装置の
入力端子の個数を削減することができる。また、被試験
半導体装置の出力端子よりも半導体試験装置の入力端子
の個数が少ないような場合、被試験半導体装置の出力を
1つにまとめて出力することにより、被試験半導体装置
の全ての出力に対して試験結果の観測を行うことができ
る。
【0215】本発明に係る請求項5記載の半導体装置試
験治具によれば、被試験半導体装置が多ビットの出力で
ある場合に、複数のメモリの出力を排他的に選択するこ
とができるので、被試験半導体装置の出力数がメモリの
個数よりも少ない場合には不要なメモリからの出力を抑
止することができる。
【0216】本発明に係る請求項6記載の半導体装置試
験治具によれば、被試験半導体装置の交流試験を行う場
合には出力信号を信号保持手段に与え、被試験半導体装
置の直流試験を行う場合には、被試験半導体装置の出力
信号を信号保持手段を介さずに直接に前記半導体試験装
置に与えるように出力信号の経路を切り替えるので、交
流試験だけでなく直流試験にも使用可能な半導体装置試
験治具を得ることができる。
【0217】本発明に係る請求項7記載の半導体装置試
験治具によれば、被試験半導体装置の交流試験を行う場
合には、第1および第2のリレー装置により、信号保持
手段データ入力端子およびデータ出力端子が、被試験半
導体装置の出力信号が与えられる経路から完全に電気的
に切り離されるので、信号保持手段が負荷となって被試
験半導体装置の出力信号が変化することなどが防止さ
れ、高精度の試験が可能となる。
【0218】本発明に係る請求項8記載の半導体装置試
験治具によれば、半導体試験装置が被試験半導体装置の
実用動作周波数と同じ周波数のテストパターンを生成す
ることができない場合であっても、信号保持手段に半導
体試験装置のテストパターンを一時的に保持し、当該テ
ストパターンを被試験半導体装置の実用動作周波数で被
試験半導体装置に与えるので、被試験半導体装置を実用
動作周波数で試験できる。
【0219】本発明に係る請求項9記載の半導体装置試
験治具によれば、第1のクロック信号の周波数を半導体
試験装置の最大試験周波数以下の周波数とし、第2のク
ロック信号の周波数を被試験半導体装置の実用動作周波
数とすることで、被試験半導体装置を実用動作周波数で
試験するための具体的構成を得ることができる。
【0220】本発明に係る請求項10記載の半導体装置
試験治具によれば、少なくとも1のメモリが複数のメモ
リである場合に、そのうちの少なくとも一部をモジュー
ル化し、所定のコネクタに着脱自在に取り付けること
で、半導体試験装置の出力数が異なる場合には当該モジ
ュールを取り外し、半導体試験装置の出力数に合致した
モジュールを取り付けることで対応することができ、半
導体装置試験治具の転用が可能となって治具作成費用を
低減させることができる。また、モジュールを取り外し
て他の半導体装置試験治具に取り付けることで、モジュ
ールの共有化を図ることができ、治具作成費用を低減さ
せることができる。
【0221】本発明に係る請求項11記載の半導体装置
試験治具によれば、半導体試験装置が多ビット出力であ
る場合に、それらの出力信号が時間差をつけて複数のメ
モリに取り込まれ、被試験半導体装置の実用動作周波数
の周波数を有する第1のクロック信号に基づいて被試験
半導体装置に与えられるので、半導体試験装置が被試験
半導体装置の実用動作周波数と同じ程度の入力信号を生
成させることができない場合でも、被試験半導体装置を
実用動作周波数で動作させることができる。
【0222】本発明に係る請求項12記載の半導体装置
試験治具によれば、半導体試験装置が多ビットの出力で
ある場合に、複数のメモリの入力を排他的に選択するこ
とができるので、半導体試験装置の出力数がメモリの個
数よりも少ない場合には不要なメモリへの入力を抑止す
ることができる。
【0223】本発明に係る請求項13記載の半導体装置
試験治具によれば、被試験半導体装置の交流試験を行う
場合にはテストパターンを信号保持手段に与え、被試験
半導体装置の直流試験を行う場合には、テストパターン
を信号保持手段を介さずに直接に前記被試験半導体装置
に与えるようにテストパターンの経路を切り替えるの
で、交流試験だけでなく直流試験にも使用可能な半導体
装置試験治具を得ることができる。
【0224】本発明に係る請求項14記載の半導体装置
試験治具によれば、被試験半導体装置の交流試験を行う
場合には、第1および第2のリレー装置により、信号保
持手段データ入力端子およびデータ出力端子が、テスト
パターンが与えられる経路から完全に電気的に切り離さ
れるので、信号保持手段が負荷となってテストパターン
が変化することなどが防止され、高精度の試験が可能と
なる。
【0225】本発明に係る請求項15記載の半導体装置
試験治具によれば、半導体試験装置が被試験半導体装置
の実用動作周波数と同じ周波数のテストパターンを生成
することができない場合であっても、第1の信号保持手
段に半導体試験装置のテストパターンを一時的に保持
し、当該テストパターンを被試験半導体装置の実用動作
周波数で被試験半導体装置に与えるので、被試験半導体
装置を実用動作周波数で試験できる。また、半導体試験
装置の最大試験周波数が被試験半導体装置の実用動作周
波数よりも低い場合であっても、第2の信号保持手段に
被試験半導体装置の出力信号を一時的に保持し、当該出
力信号を半導体試験装置の試験能力を示す値である最大
試験周波数以下の周波数で半導体試験装置に与えるの
で、半導体試験装置において被試験半導体装置の出力信
号と、予め準備された期待値との比較を最大試験周波数
以下で行うことが可能となる。従って、実用動作周波数
の増大に伴う試験時間の増大を抑制することができ、ま
た、最大動作周波数が被試験半導体装置の実用動作周波
数と同じ半導体試験装置を準備する必要がないので、実
用動作周波数の増大に伴う設備投資の増大を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る半導体装置試験治具の実施の形
態1の構成を説明するブロック図である。
【図2】 本発明に係る半導体装置試験治具の実施の形
態1の動作を説明するタイミングチャートである。
【図3】 本発明に係る半導体装置試験治具の実施の形
態2の構成を説明するブロック図である。
【図4】 本発明に係る半導体装置試験治具の実施の形
態2の部分構成を説明するブロック図である。
【図5】 本発明に係る半導体装置試験治具の実施の形
態3の構成を説明するブロック図である。
【図6】 本発明に係る半導体装置試験治具の実施の形
態3の部分構成を説明するブロック図である。
【図7】 本発明に係る半導体装置試験治具の実施の形
態3の動作を説明するタイミングチャートである。
【図8】 本発明に係る半導体装置試験治具の実施の形
態3の動作を説明するタイミングチャートである。
【図9】 本発明に係る半導体装置試験治具の実施の形
態3の動作を説明するタイミングチャートである。
【図10】 本発明に係る半導体装置試験治具の実施の
形態4の構成を説明するブロック図である。
【図11】 本発明に係る半導体装置試験治具の実施の
形態5の構成を説明するブロック図である。
【図12】 本発明に係る半導体装置試験治具の実施の
形態6の構成を説明するブロック図である。
【図13】 本発明に係る半導体装置試験治具の実施の
形態7の構成を説明するブロック図である。
【図14】 本発明に係る半導体装置試験治具の実施の
形態7の部分構成を説明するブロック図である。
【図15】 本発明に係る半導体装置試験治具の実施の
形態7の動作を説明するタイミングチャートである。
【図16】 本発明に係る半導体装置試験治具の実施の
形態8の構成を説明するブロック図である。
【図17】 本発明に係る半導体装置試験治具の実施の
形態9の構成を説明するブロック図である。
【図18】 本発明に係る半導体装置試験治具の実施の
形態10の構成を説明するブロック図である。
【図19】 本発明に係る半導体装置試験治具の実施の
形態11の構成を説明するブロック図である。
【図20】 本発明に係る半導体装置試験治具の実施の
形態12の構成を説明するブロック図である。
【図21】 従来の半導体装置試験治具の構成を説明す
るブロック図である。
【符号の説明】
1A〜1L 半導体装置試験治具、141〜148 リ
レー装置。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被試験半導体装置にテストパターンを与
    え、該テストパターンに対応して出力される前記被試験
    半導体装置の出力信号と、予め準備された期待値との比
    較を行って前記被試験半導体装置の動作試験を行う半導
    体試験装置と、前記被試験半導体装置との電気的接続を
    行う半導体装置試験治具であって、 前記被試験半導体装置に接続され、前記被試験半導体装
    置の前記出力信号を受け、該出力信号を一時的に保持し
    た後、所定の周波数で前記半導体試験装置に与える信号
    保持手段を備え、 前記所定の周波数は、前記半導体試験装置の試験能力を
    示す値である最大試験周波数以下であることを特徴とす
    る半導体装置試験治具。
  2. 【請求項2】 前記信号保持手段は、データの先入れ先
    出し動作が可能な少なくとも1のメモリを有し、 前記少なくとも1のメモリは、前記半導体試験装置から
    与えられる第1のクロック信号に基づいて前記被試験半
    導体装置の前記出力信号を取り込み、 前記半導体試験装置から与えられる第2のクロック信号
    に基づいて前記出力信号を取り込んだ順に出力する機能
    を有する請求項1記載の半導体装置試験治具。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも1のメモリは複数のメモ
    リであって、 前記複数のメモリのうち少なくとも一部はモジュール化
    され、所定のコネクタに着脱自在に取り付けられ、前記
    所定のコネクタを介して前記被試験半導体装置および前
    記半導体試験装置に電気的に接続される請求項2記載の
    半導体装置試験治具。
  4. 【請求項4】 前記信号保持手段は、データの先入れ先
    出し動作が可能な複数のメモリを有し、 前記複数のメモリは、所定の信号を受けて保持データの
    出力を制御する出力制御機能を有し、そのデータ出力端
    子は共通して前記半導体試験装置に接続され、 前記複数のメモリは、前記半導体試験装置から与えられ
    る第1のクロック信号に基づいて前記被試験半導体装置
    の前記出力信号を取り込み、 前記複数のメモリに個々に与えるための前記所定の信号
    を生成するとともに、前記半導体試験装置から与えられ
    る第2のクロック信号に基づいて前記複数のメモリに個
    々に与えるための第3のクロック信号を生成する信号生
    成手段をさらに備え、 前記所定の信号および前記第3のクロック信号は、前記
    複数のメモリに個々に異なったタイミングで有意状態と
    なるように生成され、 前記複数のメモリは、前記所定の信号が有意状態であ
    り、かつ前記第3のクロック信号が有意状態となった場
    合に、前記第1のクロック信号に基づいて取り込んだ前
    記出力信号を出力する請求項1記載の半導体装置試験治
    具。
  5. 【請求項5】 前記信号生成手段は、前記複数のメモリ
    に有意状態となった前記所定の信号および前記第3のク
    ロック信号を選択的に与える機能を有する請求項4記載
    の半導体装置試験治具。
  6. 【請求項6】 前記被試験半導体装置の前記出力信号を
    出力する所定の出力端子と、前記出力信号が入力される
    前記半導体試験装置の所定の入力端子との間に介挿さ
    れ、前記被試験半導体装置の前記出力信号を前記信号保
    持手段に与えるか、あるいは前記信号保持手段を介さず
    に直接に前記半導体試験装置に与えるかを選択するよう
    に、前記出力信号の経路を切り替えるリレー手段をさら
    に備える請求項1記載の半導体装置試験治具。
  7. 【請求項7】 前記リレー手段は、 前記信号保持手段のデータ入力端子を、前記被試験半導
    体装置の前記所定の出力端子に電気的に接続するか、あ
    るいは電気的な接続を断つ第1のリレー装置と、 前記信号保持手段のデータ出力端子を、前記半導体試験
    装置の前記所定の入力端子に電気的に接続するか、ある
    いは電気的な接続を断つ第2のリレー装置とを有する請
    求項6記載の半導体装置試験治具。
  8. 【請求項8】 被試験半導体装置にテストパターンを与
    え、該テストパターンに対応して出力される前記被試験
    半導体装置の出力信号と、予め準備された期待値との比
    較を行って前記被試験半導体装置の動作試験を行う半導
    体試験装置と、前記被試験半導体装置との電気的接続を
    行う半導体装置試験治具であって、 前記半導体試験装置に接続され、前記半導体試験装置か
    らの前記テストパターンを受け、該テストパターンを一
    時的に保持した後、所定の周波数で前記被試験半導体装
    置に与える信号保持手段を備え、 前記所定の周波数は、前記被試験半導体装置の実用動作
    周波数であることを特徴とする半導体装置試験治具。
  9. 【請求項9】 前記信号保持手段は、データの先入れ先
    出し動作が可能な少なくとも1のメモリを有し、 前記少なくとも1のメモリは、前記半導体試験装置から
    与えられる第1のクロック信号に基づいて前記半導体試
    験装置からの前記テストパターンを取り込み、 前記半導体試験装置から与えられる第2のクロック信号
    に基づいて前記テストパターンを取り込んだ順に出力す
    る機能を有する請求項8記載の半導体装置試験治具。
  10. 【請求項10】 前記少なくとも1のメモリは複数のメ
    モリであって、 前記複数のメモリのうち少なくとも一部はモジュール化
    され、所定のコネクタに着脱自在に取り付けられ、前記
    所定のコネクタを介して前記半導体試験装置および前記
    被試験半導体装置に電気的に接続される請求項9記載の
    半導体装置試験治具。
  11. 【請求項11】 前記信号保持手段は、データの先入れ
    先出し動作が可能な複数のメモリを有し、 前記複数のメモリは、所定の信号を受けて取り込むべき
    データの入力を制御する入力制御機能を有し、 前記複数のメモリは取り込んだ前記テストパターンを、
    前記半導体試験装置から与えられる第1のクロック信号
    に基づいて出力し、 前記複数のメモリに個々に与えるための前記所定の信号
    を生成するとともに、前記半導体試験装置から与えられ
    る第2のクロック信号に基づいて前記複数のメモリに個
    々に与えるための第3のクロック信号を生成する信号生
    成手段をさらに備え、 前記所定の信号および前記第3のクロック信号は、前記
    複数のメモリに個々に異なったタイミングで有意状態と
    なるように生成され、 前記複数のメモリは、前記所定の信号が有意状態であ
    り、かつ前記第3のクロック信号が有意状態となった場
    合に、前記テストパターンを前記第3のクロック信号に
    基づいて取り込む請求項8記載の半導体装置試験治具。
  12. 【請求項12】 前記信号生成手段は、前記複数のメモ
    リに有意状態となった前記所定の信号および前記第3の
    クロック信号を選択的に与える機能を有する請求項11
    記載の半導体装置試験治具。
  13. 【請求項13】 前記半導体試験装置の前記テストパタ
    ーンを出力する所定の出力端子と、前記テストパターン
    が入力される前記被試験半導体装置の所定の入力端子と
    の間に介挿され、前記半導体試験装置の前記テストパタ
    ーンを前記信号保持手段に与えるか、あるいは前記信号
    保持手段を介さずに直接に前記被試験半導体装置に与え
    るかを選択するように、前記テストパターンの経路を切
    り替えるリレー手段をさらに備える請求項8記載の半導
    体装置試験治具。
  14. 【請求項14】 前記リレー手段は、 前記信号保持手段のデータ入力端子を、前記半導体試験
    装置の前記所定の出力端子に電気的に接続するか、ある
    いは電気的な接続を断つ第1のリレー装置と、前記信号
    保持手段のデータ出力端子を、前記被試験半導体装置の
    前記所定の入力端子に電気的に接続するか、あるいは電
    気的な接続を断つ第2のリレー装置とを有する請求項1
    3記載の半導体装置試験治具。
  15. 【請求項15】 被試験半導体装置にテストパターンを
    与え、該テストパターンに対応して出力される前記被試
    験半導体装置の出力信号と、予め準備された期待値との
    比較を行って前記被試験半導体装置の動作試験を行う半
    導体試験装置と、前記被試験半導体装置との電気的接続
    を行う半導体装置試験治具であって、 前記半導体試験装置に接続され、前記半導体試験装置か
    らの前記テストパターンを受け、該テストパターンを一
    時的に保持した後、第1の周波数で前記被試験半導体装
    置に与える第1の信号保持手段と、 前記被試験半導体装置に接続され、前記被試験半導体装
    置の前記出力信号を受け、該出力信号を一時的に保持し
    た後、第2の周波数で前記半導体試験装置に与える第2
    の信号保持手段とを備え、 前記第1の周波数は、前記被試験半導体装置の実用動作
    周波数であり、 前記第2の周波数は、前記半導体試験装置の試験能力を
    示す値である最大試験周波数以下であることを特徴とす
    る半導体装置試験治具。
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