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JPH11102550A - 放送情報記録装置 - Google Patents

放送情報記録装置

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Publication number
JPH11102550A
JPH11102550A JP9262464A JP26246497A JPH11102550A JP H11102550 A JPH11102550 A JP H11102550A JP 9262464 A JP9262464 A JP 9262464A JP 26246497 A JP26246497 A JP 26246497A JP H11102550 A JPH11102550 A JP H11102550A
Authority
JP
Japan
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data
video
audio information
information
broadcast
Prior art date
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Granted
Application number
JP9262464A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3544105B2 (ja
Inventor
Satoru Ichimura
哲 市村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP26246497A priority Critical patent/JP3544105B2/ja
Publication of JPH11102550A publication Critical patent/JPH11102550A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3544105B2 publication Critical patent/JP3544105B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/44Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
    • H04N5/445Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards for displaying additional information
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/147Scene change detection

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレビ映像放送およびこれに連動したデータ
放送を受信するシステムで、放送データ中にテレビ映像
を記録するタイミングを示す情報が存在しない場合で
も、かつ視聴者によるデータ記録指示が遅れた場合で
も、記録したいデータおよびこれと関連のあるテレビ映
像を確実に記録できるようにする。 【解決手段】 映像音声情報入力部8でアナログ復調部
2からのアナログ映像音声情報をデジタル変換する。デ
ータ条件一致区間検出部20で放送データ中の非表示用
データからテレビ映像のシーン変化を検出する。その検
出した1シーン区間における映像音声情報入力部8から
のデジタル映像音声情報を一時記憶部9に記憶する。放
送データ中の表示用データはデータ検出部5で検出して
データ再生部6で再生する。視聴者がデータ記録指示を
発したとき、その時点で再生されていたデータをデータ
記憶部7に記録するとともに、その時点を含む1シーン
区間における映像音声情報を一時記憶部9から映像音声
情報記憶部10に記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、テレビ映像放送
またはラジオ音声放送と、これに連動したデータ放送と
を受信して、データ放送によって放送されたデータを、
画像として表示し、または音声として再生するととも
に、記憶媒体に記録する、放送情報記録装置に関する。
なお、この明細書では、「テレビジョン」を日本語の略
称として「テレビ」と称する。
【0002】
【従来の技術】従来のインターネットは、ユーザが自分
の欲しい情報を能動的に取りに行くという利用形態で用
いられることが多い。この利用形態は、「PULL型」
と呼ばれている。これに対して、ユーザが情報を能動的
に取りに行くのではなく、放送局からユーザに対してデ
ータが次々と送られてくる「PUSH型」の利用形態で
インターネットが用いられることが増えてきた。PUS
H型サービスで送られたデータは、ユーザのパソコン表
示画面上に次々と表示される。
【0003】しかしながら、一般家庭でインターネット
を利用する場合には、電話回線をインターネットプロバ
イダに接続する場合が多い。そのため、放送局から随時
送られてくるPUSH型データを受信するには、電話を
インターネットプロバイダに常時かけっぱなしにする必
要があり、電話代が非常に高額になるという問題があ
る。
【0004】一方、地上波テレビ放送信号の垂直帰線消
去期間(VBI)を利用してHTML(Hyper T
ext Makeup Language)書式のイン
ターネットデータを重畳して放送する「Webキャス
ト」(出典:インターネットアスキー、Vol.2,N
o.5,pp.166−167,1997年5月号)が
米国で開始されている。日本では1996年4月から、
地上波テレビ放送信号の21ライン分の垂直帰線消去期
間中の4ラインがデータ多重放送として割り当てられ、
この4ラインの伝走路によってWebキャストが行われ
ている。
【0005】また、衛星デジタルテレビ放送でも、デジ
タル化した映像情報および音声情報にHTML書式のイ
ンターネットデータを重畳して放送する試みが開始され
ている。デジタルテレビ放送の場合には、映像情報、音
声情報およびデータの三者を統一的にデジタル情報とし
て扱えるので、垂直帰線消去期間を利用することなくイ
ンターネットデータをテレビ電波で放送することができ
る。
【0006】そして、地上波テレビ放送や衛星デジタル
テレビ放送に重畳されて放送されるインターネットデー
タを受信する場合には、電話回線を用いる必要がないた
め、放送局から随時送られてくるPUSH型データを非
常に安価に常時受信することができる利点がある。
【0007】さらに、データをテレビ放送に重畳する場
合には、テレビ映像とデータを連動させてユーザに配信
することができる利点がある。これによって、テレビ番
組と関連のあるデータを配信することができ、例えば、
教育番組などの映像と同時に教材テキストなどのデータ
を配信して、テレビ画面やパソコン画面にマルチウィン
ドウで表示する、といった使い方が可能になる。また、
テレビ放送の内容や話題が変わるたびに新たなデータを
放送することによって、内容や話題に追従してデータ内
容を変えることができるようになる。
【0008】また、米国で開始されたIntercas
tサービス(出典:インターネットアスキー、Vol.
2,No.5,pp.166−167,1997年5月
号)の受信機を利用する場合には、テレビ放送によって
送信されたインターネットデータを受信機の記憶装置部
に一旦蓄積しておくことができ、視聴者は蓄積されたイ
ンターネットデータを後からゆっくり見ることができ
る。
【0009】しかしながら、このIntercast受
信機の場合には、受信機に記録される情報はテレビ映像
に重畳されたデータのみであるため、テレビ映像と連動
したデータであっても、視聴者はデータ単独でしか見る
ことができないという問題がある。
【0010】例えば、15秒間のコマーシャル映像に伴
って、このコマーシャル映像で紹介された商品の取り扱
い注意事項がテキストデータで放送された場合、Int
ercast受信機に記録される情報は商品の取り扱い
注意事項のみであり、視聴者が後からデータを見るとき
には、商品の外観、用途、使用方法、効果などが分から
ないという問題がある。
【0011】すなわち、テレビ映像放送とデータ放送と
を連動させたテレビ番組の場合、データ放送はテレビ映
像またはテレビ音声に対する補足情報を伝える手段とし
て用いられるのが普通であり、データ放送のデータだけ
を記録して後から再生するようにしても、視聴者は必ず
しもその内容を理解することができない。
【0012】そこで、特開平9−83977号公報に
は、テレビ映像と連動したデータを受信して記録する装
置として、視聴者がリモコンなどによってデータ記録指
示を発したときに、その時点でテレビ画面に表示されて
いるデータとテレビ映像とを同時に記録するテレビ受信
機が示されている。この受信機によれば、記録されたデ
ータを再表示する場合には、データとテレビ映像とを合
成して同時に表示することができるので、記録されたデ
ータの内容が理解しやすくなる利点がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この特
開平9−83977号公報に記載のテレビ受信機では、
記憶媒体に記録されるテレビ映像は、視聴者がリモコン
によってデータ記録指示を発した時点の映像であり、記
録指示が少しでも遅れた場合には、記録したいデータと
は関連のないテレビ映像が記録されてしまうという問題
がある。
【0014】テレビ画面にデータが表示されてから、視
聴者がその表示されたデータを記録したいと欲して、リ
モコン操作によりデータ記録指示を発するまでには、少
なからぬ時間がかかるのが普通である。例えば、手にリ
モコンを持っていない場合であれば、そのリモコンを探
す時間と、その探したリモコンを手に持つという動作が
必要となるため、テレビ画面にデータが表示されてか
ら、そのデータを記録するまでに10秒間かかることも
珍しくない。この場合には、データはその10秒間更新
されなかったとしても、テレビ映像は10秒間分進んで
いるため、記録したデータとは関連のないテレビ映像が
当該データとともに記録されてしまうことになる。
【0015】また、上記の特開平9−83977号公報
には、放送局がテレビ映像が記録されるべきタイミング
を指定する明示的な情報を送信することによって、視聴
者がリモコン操作をしなくても、放送局が指定したテレ
ビ映像を受信機に確実に記録することができる方法も示
されている。同様の方法は、特開平8−116520号
公報および特開平9−93562号公報にも記載されて
いる。
【0016】しかしながら、これら公報に記載の方法
は、放送局がテレビ映像が記録されるべきタイミングを
明示した情報を放送データ中に埋め込まなければなら
ず、放送局での作業が極めて繁雑になるという問題があ
る。
【0017】しかも、この方法では、視聴者にとって不
必要なテレビ映像も受信機に記録されるので、受信機に
膨大な記憶容量が必要になる。各視聴者ごとに、記録し
たい場面は様々であり、放送局が指定した全てのテレビ
映像を記録することは不適切である。
【0018】さらに、上記の特開平9−83977号公
報に記載の装置では、視聴者がリモコンなどによってデ
ータ記録指示を発した時点でテレビ画面に表示されてい
たデータのみしか記録することができず、関連ある一連
のデータ群をひとまとまりとして記録することができな
いという問題がある。
【0019】例えば、15秒間のコマーシャル映像とと
もに、3画面分のデジタルデータが放送され、テレビ受
信機が、15秒間のコマーシャル映像に連動させてデー
タの3画面を切り替えて表示したとする。この場合、1
画面目が表示されている時に視聴者がデータ記録指示を
発したとすれば、このとき記録されるのは1画面目のデ
ータのみであって、2画面目のデータと3画面目のデー
タは記録されない。したがって、記録された15秒間分
のコマーシャル映像と、これに連動したデータとを同時
に再表示する場合には、コマーシャル映像は15秒間表
示されるが、データは1画面目しか再表示されないとい
う問題がある。
【0020】ところで、テレビ映像にデータを重畳して
放送する方法としては、文字多重放送またはテレテキス
ト放送があり、送られてきた文字データを蓄積する装置
が提案されている。例えば、特開平7−73243号公
報および特開平9−9216号公報には、電波放送また
はケーブル放送によって送られてきた文字データを蓄積
する装置が示されている。
【0021】しかしながら、文字多重放送の場合には、
通常、テレビ映像情報と文字データとは独立しており、
文字データと連動したテレビ映像またはテレビ音声は存
在しない。このため、文字データ単独で再生することし
かできない。
【0022】以上の点から、この発明の第1の目的は、
テレビ映像放送またはラジオ音声放送と、これに連動し
たデータ放送とを受信して、データ放送によって放送さ
れたデータと、テレビまたはラジオの映像または音声と
を記録する放送情報記録装置において、データ放送によ
って放送されたデータ中にテレビまたはラジオの映像ま
たは音声を記録するタイミングを示す情報が存在しない
場合でも、かつ視聴者によるデータ記録指示が遅れた場
合でも、記録したいデータ、およびこれと関連のある映
像または音声を確実に記録することができ、記録された
データを再度、画像または音声として表示または再生す
る場合には、そのデータに関連するテレビまたはラジオ
の映像または音声を同時に再生することができるように
することにある。
【0023】この発明の第2の目的は、テレビ映像放送
またはラジオ音声放送と、これに連動したデータ放送と
を受信して、データ放送によって放送されたデータを記
録する放送情報記録装置において、視聴者がデータ記録
指示を発した時点で画像または音声として表示または再
生されていたデータだけでなく、関連する一連のデータ
群をひとまとまりとして記録することができるようにす
ることにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、放
送情報記録装置として、テレビ放送またはラジオ放送の
映像情報または音声情報である映像音声情報を受信する
映像音声情報受信手段と、この映像音声情報受信手段に
よって受信された映像音声情報を再生する映像音声情報
再生手段と、前記映像音声情報に伴って放送されたデー
タを検出するデータ検出手段と、このデータ検出手段に
よって検出されたデータを再生するデータ再生手段と、
このデータ再生手段によって再生されたデータを記憶す
るデータ記憶手段と、前記映像音声情報再生手段によっ
て再生された映像音声情報のうちの、前記データ再生手
段によってデータが再生されたタイミングに基づいて定
められる区間の情報を、当該データに対応する映像音声
情報として記憶する映像音声情報記憶手段と、前記デー
タ記憶手段に記憶されたデータと前記映像音声情報記憶
手段に記憶された映像音声情報との対応関係を記憶する
対応関係記憶手段と、を設ける。
【0025】請求項2の発明では、放送情報記録装置と
して、テレビ放送またはラジオ放送の映像情報または音
声情報である映像音声情報を受信する映像音声情報受信
手段と、この映像音声情報受信手段によって受信された
映像音声情報を再生する映像音声情報再生手段と、前記
映像音声情報に伴って放送されたデータを検出するデー
タ検出手段と、このデータ検出手段によって検出された
データを再生するデータ再生手段と、前記映像音声情報
再生手段によって再生された映像音声情報のうちの、前
記データ再生手段によってデータが再生されたタイミン
グに基づいて定められる区間の情報を、当該データに対
応する映像音声情報として一時記憶する一時記憶手段
と、視聴者の指示に基づいて、前記データ再生手段によ
って再生されたデータのうちの、記憶すべきデータを指
定する記憶データ指定手段と、この記憶データ指定手段
によって指定されたデータを記憶するデータ記憶手段
と、前記一時記憶手段に一時記憶された映像音声情報の
うちの、前記記憶データ指定手段によって指定されたデ
ータに対応する映像音声情報を記憶する映像音声情報記
憶手段と、前記データ記憶手段に記憶されたデータと前
記映像音声情報記憶手段に記憶された映像音声情報との
対応関係を記憶する対応関係記憶手段と、を設ける。
【0026】請求項3の発明では、放送情報記録装置と
して、テレビ放送またはラジオ放送の映像情報または音
声情報である映像音声情報を受信する映像音声情報受信
手段と、この映像音声情報受信手段によって受信された
映像音声情報を再生する映像音声情報再生手段と、前記
映像音声情報に伴って放送されたデータを検出するデー
タ検出手段と、このデータ検出手段によって検出された
データを再生するデータ再生手段と、このデータ再生手
段によって再生されたデータを記憶するデータ記憶手段
と、前記映像音声情報受信手段によって受信された映像
音声情報を一時記憶する一時記憶手段と、この一時記憶
手段に一時記憶された映像音声情報のうちの、前記デー
タ再生手段によってデータが再生されたタイミングに基
づいて定められる区間の情報を、当該データに対応する
映像音声情報として記憶する映像音声情報記憶手段と、
前記データ記憶手段に記憶されたデータと前記映像音声
情報記憶手段に記憶された映像音声情報との対応関係を
記憶する対応関係記憶手段と、を設ける。
【0027】請求項4の発明では、放送情報記録装置と
して、テレビ放送またはラジオ放送の映像情報または音
声情報である映像音声情報を受信する映像音声情報受信
手段と、この映像音声情報受信手段によって受信された
映像音声情報を再生する映像音声情報再生手段と、前記
映像音声情報に伴って放送されたデータを検出するデー
タ検出手段と、このデータ検出手段によって検出された
データを再生するデータ再生手段と、前記映像音声情報
受信手段によって受信された映像音声情報を一時記憶す
る一時記憶手段と、視聴者の指示に基づいて、前記デー
タ再生手段によって再生されたデータのうちの、記憶す
べきデータを指定する記憶データ指定手段と、この記憶
データ指定手段によって指定されたデータを記憶するデ
ータ記憶手段と、前記一時記憶手段に一時記憶された映
像音声情報のうちの、前記記憶データ指定手段によって
指定されたデータが前記データ再生手段によって再生さ
れたタイミングに基づいて定められる区間の情報を、当
該データに対応する映像音声情報として記憶する映像音
声情報記憶手段と、前記データ記憶手段に記憶されたデ
ータと前記映像音声情報記憶手段に記憶された映像音声
情報との対応関係を記憶する対応関係記憶手段と、を設
ける。
【0028】請求項8の発明では、放送情報記録装置と
して、テレビ放送の映像情報および音声情報を受信する
映像音声情報受信手段と、この映像音声情報受信手段に
よって受信された映像情報および音声情報を再生する映
像音声情報再生手段と、前記映像情報または前記音声情
報に伴って放送されたデータを検出するデータ検出手段
と、このデータ検出手段によって検出されたデータを再
生するデータ再生手段と、前記映像音声情報再生手段に
よって再生された映像情報のうちの、前記データ再生手
段によってデータが再生されたタイミングに基づいて定
められる区間の情報を、当該データに対応する映像情報
として一時記憶する一時記憶手段と、視聴者の指示に基
づいて、前記データ再生手段によって再生されたデータ
のうちの、記憶すべきデータを指定する記憶データ指定
手段と、この記憶データ指定手段によって指定されたデ
ータを記憶するデータ記憶手段と、前記一時記憶手段に
一時記憶された映像情報のうちの、前記記憶データ指定
手段によって指定されたデータに対応する映像情報を記
憶する映像情報記憶手段と、前記データ記憶手段に記憶
されたデータと前記映像情報記憶手段に記憶された映像
情報との対応関係を記憶する対応関係記憶手段と、前記
データ記憶手段に記憶されているデータが視聴者の指示
に基づいて前記データ再生手段によって再生される際
に、前記映像情報記憶手段に記憶されている映像情報の
うちの、前記対応関係記憶手段に記憶されている情報に
よって特定される、当該再生されるデータに対応した映
像情報を再生する対応情報再生手段と、を設ける。
【0029】請求項11の発明では、放送情報記録装置
として、テレビ放送またはラジオ放送の映像情報または
音声情報である映像音声情報を受信する映像音声情報受
信手段と、この映像音声情報受信手段によって受信され
た映像音声情報を再生する映像音声情報再生手段と、前
記映像音声情報に伴って放送されたデータを検出するデ
ータ検出手段と、このデータ検出手段によって検出され
たデータを再生するデータ再生手段と、このデータ再生
手段によって再生されたデータを一時記憶する一時記憶
手段と、視聴者の指示に基づいて、前記データ再生手段
によって再生されたデータのうちの、前記一時記憶手段
から別のデータ記憶手段に記憶すべきデータを指定する
記憶データ指定手段と、前記映像音声情報受信手段によ
って受信された映像音声情報、または前記データ検出手
段によって検出されたデータが、予め設定された条件に
合致する区間を検出する条件一致区間検出手段と、前記
一時記憶手段に一時記憶されたデータのうちの、前記記
憶データ指定手段によって指定されたデータを含む、前
記条件一致区間検出手段によって検出された区間のデー
タ群を記憶するデータ記憶手段と、を設ける。
【0030】
【作用】上記のように構成した請求項1の発明の放送情
報記録装置においては、テレビ放送またはラジオ放送の
映像情報または音声情報である映像音声情報が、映像音
声情報受信手段によって受信され、映像音声情報再生手
段によって再生される。すなわち、テレビ映像は表示画
面に表示され、テレビ音声またはラジオ音声はスピーカ
から再生される。
【0031】それとともに、映像音声情報に伴って放送
されたデータが、データ検出手段によって検出され、デ
ータ再生手段によって再生される。すなわち、放送され
たデータが画像として表示されるべきものであるときに
は、そのデータが画像として表示され、放送されたデー
タが音声として再生されるべきものであるときには、そ
のデータが音声として再生される。さらに、その再生さ
れたデータはデータ記憶手段に記録される。
【0032】そして、映像音声情報再生手段によって再
生された映像音声情報のうちの、データ再生手段によっ
てデータが再生されたタイミングに基づいて定められる
区間の情報が、当該データに対応する映像音声情報とし
て映像音声情報記憶手段に記録される。
【0033】すなわち、放送されたデータ中にテレビま
たはラジオの映像または音声を記録するタイミングを示
す情報が存在しなくても、かつ視聴者によるデータ記録
指示がなくても、放送されたデータ、およびこれと関連
のある映像または音声が確実に記録される。
【0034】さらに、データ記憶手段に記憶されたデー
タと映像音声情報記憶手段に記憶された映像音声情報と
の対応関係が、対応関係記憶手段に記憶される。したが
って、データ記憶手段に記録されたデータを再度、画像
または音声として表示または再生する場合には、対応関
係記憶手段に記憶されている情報を参照して、映像音声
情報記憶手段に記録されている映像音声情報のうちの、
その再生されるデータに対応した映像音声情報を再生す
ることによって、その再生されるデータに関連したテレ
ビまたはラジオの映像または音声を同時に再生すること
が可能となる。
【0035】請求項2の発明の放送情報記録装置におい
ては、映像音声情報が、映像音声情報受信手段によって
受信され、映像音声情報再生手段によって再生されると
ともに、映像音声情報に伴って放送されたデータが、デ
ータ検出手段によって検出され、データ再生手段によっ
て再生される点は、請求項1の発明の放送情報記録装置
と同じである。
【0036】そして、請求項2の発明の放送情報記録装
置においては、映像音声情報再生手段によって再生され
た映像音声情報のうちの、データ再生手段によってデー
タが再生されたタイミングに基づいて定められる区間の
情報が、当該データに対応する映像音声情報として、一
時記憶手段に一時記憶される。
【0037】さらに、視聴者が、データ再生手段によっ
て再生されたデータを、画像として見て、または音声と
して聞いて、データ記録指示をすると、そのとき再生さ
れていたデータが、記憶データ指定手段によって指定さ
れて、データ記憶手段に記録されるとともに、一時記憶
手段に一時記憶された映像音声情報のうちの、その記憶
データ指定手段によって指定されたデータに対応する、
すなわちデータ記憶手段に記録されたデータに対応する
映像音声情報が、映像音声情報記憶手段に記録される。
【0038】したがって、放送されたデータ中にテレビ
またはラジオの映像または音声を記録するタイミングを
示す情報が存在しない場合でも、かつ視聴者によるデー
タ記録指示が遅れた場合でも、記録したいデータ、およ
びこれと関連のある映像または音声を確実に記録するこ
とができる。
【0039】さらに、データ記憶手段に記憶されたデー
タと映像音声情報記憶手段に記憶された映像音声情報と
の対応関係が、対応関係記憶手段に記憶される。したが
って、請求項1の発明の放送情報記録装置と同様に、デ
ータ記憶手段に記録されたデータを再度、画像または音
声として表示または再生する場合には、その再生される
データに関連したテレビまたはラジオの映像または音声
を同時に再生することが可能となる。
【0040】請求項3の発明の放送情報記録装置におい
ては、映像音声情報が、映像音声情報受信手段によって
受信され、映像音声情報再生手段によって再生されると
ともに、映像音声情報に伴って放送されたデータが、デ
ータ検出手段によって検出され、データ再生手段によっ
て再生され、さらにデータ記憶手段に記録される点は、
請求項1の発明の放送情報記録装置と同じである。
【0041】そして、請求項3の発明の放送情報記録装
置においては、映像音声情報受信手段によって受信され
た映像音声情報が、一時記憶手段に一時記憶され、この
一時記憶手段に一時記憶された映像音声情報のうちの、
データ再生手段によってデータが再生されたタイミング
に基づいて定められる区間の情報が、当該データに対応
する映像音声情報として、映像音声情報記憶手段に記録
される。
【0042】したがって、請求項1の発明の放送情報記
録装置と同様に、放送されたデータ中にテレビまたはラ
ジオの映像または音声を記録するタイミングを示す情報
が存在しなくても、かつ視聴者によるデータ記録指示が
なくても、放送されたデータ、およびこれと関連のある
映像または音声を確実に記録することができる。
【0043】さらに、データ記憶手段に記憶されたデー
タと映像音声情報記憶手段に記憶された映像音声情報と
の対応関係が、対応関係記憶手段に記憶される。したが
って、請求項1または2の発明の放送情報記録装置と同
様に、データ記憶手段に記録されたデータを再度、画像
または音声として表示または再生する場合には、その再
生されるデータに関連したテレビまたはラジオの映像ま
たは音声を同時に再生することが可能となる。
【0044】請求項4の発明の放送情報記録装置におい
ては、映像音声情報が、映像音声情報受信手段によって
受信され、映像音声情報再生手段によって再生されると
ともに、映像音声情報に伴って放送されたデータが、デ
ータ検出手段によって検出され、データ再生手段によっ
て再生される点は、請求項1,2または3の発明の放送
情報記録装置と同じである。さらに、請求項3の発明の
放送情報記録装置と同様に、映像音声情報受信手段によ
って受信された映像音声情報が、一時記憶手段に一時記
憶される。
【0045】そして、請求項4の発明の放送情報記録装
置においては、視聴者が、データ再生手段によって再生
されたデータを、画像として見て、または音声として聞
いて、データ記録指示をすると、そのとき再生されてい
たデータが、記憶データ指定手段によって指定されて、
データ記憶手段に記録されるとともに、一時記憶手段に
一時記憶された映像音声情報のうちの、その記憶データ
指定手段によって指定されたデータがデータ再生手段に
よって再生されたタイミングに基づいて定められる区間
の情報が、当該データに対応する映像音声情報として、
映像音声情報記憶手段に記録される。
【0046】したがって、請求項2の発明の放送情報記
録装置と同様に、放送されたデータ中にテレビまたはラ
ジオの映像または音声を記録するタイミングを示す情報
が存在しない場合でも、かつ視聴者によるデータ記録指
示が遅れた場合でも、記録したいデータ、およびこれと
関連のある映像または音声を確実に記録することができ
る。
【0047】さらに、データ記憶手段に記憶されたデー
タと映像音声情報記憶手段に記憶された映像音声情報と
の対応関係が、対応関係記憶手段に記憶される。したが
って、請求項1,2または3の発明の放送情報記録装置
と同様に、データ記憶手段に記録されたデータを再度、
画像または音声として表示または再生する場合には、そ
の再生されるデータに関連したテレビまたはラジオの映
像または音声を同時に再生することが可能となる。
【0048】上記のように構成した請求項8の発明の放
送情報記録装置は、特にテレビ映像放送およびこれに連
動したデータ放送を受信して、そのデータおよびこれに
関連するテレビ映像を記録し、再生する場合である。
【0049】すなわち、請求項8の発明の放送情報記録
装置においては、テレビ放送の映像情報および音声情報
が、映像音声情報受信手段によって受信され、映像音声
情報再生手段によって再生されるとともに、その映像情
報または音声情報に伴って放送されたデータが、データ
検出手段によって検出され、データ再生手段によって再
生される。
【0050】そして、映像音声情報再生手段によって再
生された映像情報のうちの、データ再生手段によってデ
ータが再生されたタイミングに基づいて定められる区間
の情報が、当該データに対応する映像情報として、一時
記憶手段に一時記憶される。
【0051】さらに、視聴者が、データ再生手段によっ
て再生されたデータを、画像として見て、または音声と
して聞いて、データ記録指示をすると、そのとき再生さ
れていたデータが、記憶データ指定手段によって指定さ
れて、データ記憶手段に記録されるとともに、一時記憶
手段に一時記憶された映像情報のうちの、その記憶デー
タ指定手段によって指定されたデータに対応する、すな
わちデータ記憶手段に記録されたデータに対応する映像
情報が、映像情報記憶手段に記録される。
【0052】したがって、放送されたデータ中にテレビ
映像を記録するタイミングを示す情報が存在しない場合
でも、かつ視聴者によるデータ記録指示が遅れた場合で
も、記録したいデータ、およびこれと関連のあるテレビ
映像を確実に記録することができる。
【0053】さらに、データ記憶手段に記憶されたデー
タと映像情報記憶手段に記憶された映像情報との対応関
係が、対応関係記憶手段に記憶され、データ記憶手段に
記録されているデータが視聴者の指示に基づいてデータ
再生手段によって再生される際には、対応情報再生手段
によって、映像情報記憶手段に記憶されている映像情報
のうちの、対応関係記憶手段に記憶されている情報によ
って特定される、当該再生されるデータに対応した映像
情報が再生される。
【0054】したがって、データ記憶手段に記録された
データを再度、画像または音声として表示または再生す
る場合には、そのデータに関連したテレビ映像が同時に
再生されることになり、再生されたデータの内容が理解
しやすくなる。
【0055】上記のように構成した請求項11の発明の
放送情報記録装置においては、テレビ放送またはラジオ
放送の映像情報または音声情報である映像音声情報が、
映像音声情報受信手段によって受信され、映像音声情報
再生手段によって再生されるとともに、映像音声情報に
伴って放送されたデータが、データ検出手段によって検
出され、データ再生手段によって再生される点は、請求
項1,2,3または4の発明の放送情報記録装置と同じ
である。
【0056】そして、請求項11の発明の放送情報記録
装置においては、データ再生手段によって再生されたデ
ータが、一時記憶手段に一時記憶されるとともに、映像
音声情報受信手段によって受信された映像音声情報、ま
たはデータ検出手段によって検出されたデータが、予め
設定された条件に合致する区間、例えばテレビ映像のシ
ーン変化点から次のシーン変化点までの区間が、条件一
致区間検出手段によって検出される。
【0057】さらに、視聴者が、データ再生手段によっ
て再生されたデータを、画像として見て、または音声と
して聞いて、データ記録指示をすると、そのとき再生さ
れていたデータが、記憶データ指定手段によって指定さ
れて、一時記憶手段に一時記憶されたデータのうちの、
その記憶データ指定手段によって指定されたデータを含
む、条件一致区間検出手段によって検出された区間のデ
ータ群が、データ記憶手段に記録される。
【0058】したがって、視聴者がデータ記録指示を発
した時点で画像または音声として表示または再生されて
いたデータだけでなく、関連する一連のデータ群がひと
まとまりとして記録されるようになる。
【0059】
【発明の実施の形態】この発明の実施形態を、主とし
て、この発明を地上波テレビ放送を受信する受信システ
ムに適用した場合につき示す。ただし、後述するよう
に、この発明は、デジタルテレビ放送を受信する受信シ
ステムや、ラジオ放送を受信する受信システムにも適用
することができる。
【0060】なお、「特許請求の範囲」「課題を解決す
るための手段」および「作用」の欄では、「映像情報ま
たは音声情報」を「映像音声情報」と定義したが、以下
の実施形態は、テレビ映像を記録する場合には、多くの
場合に同時にテレビ音声も記録するので、以下の実施形
態では、「映像音声情報」は「映像情報および音声情
報」を意味するものとする。
【0061】[受信システムの例]図1は、この発明を
地上波テレビ放送を受信する受信システムに適用した場
合の受信システムの一例を示し、後述する第1、第2、
第3および第4の実施形態に共通のものである。
【0062】テレビ放送局30は、テレビ放送電波31
によって、地上波テレビ放送として、変調されたアナロ
グ映像音声信号を送信するとともに、テレビ映像放送に
連動したデータ放送として、例えば、テレビ映像信号の
垂直帰線消去期間中の第10ラインから第13ラインま
での4ラインを利用して、HTML書式のインターネッ
トデータを送信する。1ライン当たり9.6kbpsの
伝送容量があるので、4ライン分では38.4kbps
のインターネットデータを伝送することができる。
【0063】受信システムは、全体として、テレビ受信
機40、テレビアンテナ41、記憶装置部44、テレビ
操作リモコン50、およびプリンタ60を備え、テレビ
放送局30からの、変調されたアナログ映像音声信号お
よびHTML書式のインターネットデータを含むテレビ
放送信号は、テレビアンテナ41で受信されて、テレビ
受信機40内の選局部で選局される。
【0064】テレビ受信機40は、その表示画面上にテ
レビ映像42とインターネットデータによるデータ画像
43とを同時に表示できるようにし、通常は、表示画面
全体にテレビ映像42を表示するが、インターネットデ
ータを受信したときには、テレビ映像42とデータ画像
43とを同時に表示するようにする。
【0065】テレビ映像42とデータ画像43とを同時
に表示する方法としては、図示するように表示画面を横
方向に2分割する方法以外に、いわゆるピクチャインピ
クチャ方式や、表示画面全体にテレビ映像42を表示
し、それにオーバーラップさせる形で、テレビ映像42
上の複数の領域に分散させてデータ画像43を表示する
方法などを用いることができる。さらに、テレビ受信機
40の表示部とは別の表示装置にデータ画像43を表示
するようにしてもよい。
【0066】テレビ受信機40内には、後述するように
受信した映像音声情報またはデータを一時記憶する、半
導体メモリやフラッシュメモリなどを記憶媒体とする一
時記憶部を設ける。ただし、一時記憶部は、記憶装置部
44の一部として構成することもできる。
【0067】記憶装置部44は、データ画像43として
表示されたデータ中の指定されたデータを記録するデー
タ記憶部、およびその指定されたデータに対応した映像
音声情報を上記の一時記憶部から記録する映像音声情報
記憶部などを構成するもので、記憶媒体としてハードデ
ィスク(磁気ディスク)、光ディスク、光磁気ディスク
などを用い、USB(Universal Seria
l Bus)47によってテレビ受信機40と接続す
る。これによって、テレビ受信機40と記憶装置部44
との間では12Mbpsでデータを転送することができ
る。ただし、記憶装置部44はテレビ受信機40内に設
置してもよい。
【0068】テレビ操作リモコン50は、テレビ受信機
40の赤外線受信部45に赤外線リモコン信号を送信し
て、テレビ受信機40を制御するもので、データ選択ダ
イヤル51、データ選択決定キー52、データ印刷キー
53、データ消去キー54、およびその他のキー群59
を有する。その他のキー群59は、通常のテレビ操作リ
モコンが備える電源スイッチ、選局キー、音量調節キー
などである。
【0069】データ選択ダイヤル51は、これを回すこ
とによって、記憶装置部44のデータ記憶部に記録され
たデータから再表示すべきデータを選択するものであ
り、データ選択決定キー52は、これを押下することに
よって、そのとき表示されているデータを記憶装置部4
4のデータ記憶部に記録するものである。
【0070】データ印刷キー53は、データ選択ダイヤ
ル51によって再表示すべきデータを選択して再表示し
た状態で、これを押下することによって、その再表示さ
れたデータをプリンタ60によって用紙61上に画像と
して印刷するものである。
【0071】この場合、記憶装置部44のデータ記憶部
からのデータは、テレビ受信機40の赤外線送信部46
で赤外線信号とされてプリンタ60に送信される。この
赤外線伝送は、IrDA1.1規格に準拠したもので、
4Mbpsで印刷データを転送することができる。
【0072】データ消去キー54は、データ選択ダイヤ
ル51によって再表示すべきデータを選択して再表示し
た状態で、これを押下することによって、その再表示さ
れたデータを記憶装置部44のデータ記憶部から消去す
るものである。
【0073】[第1の実施形態]第1の実施形態は、テ
レビ映像放送とデータ放送とが連動したテレビ番組放送
の受信時、データ放送によって放送されたデータが表示
された時点で放送されたテレビ映像およびテレビ音声
を、当該データに対応したテレビ映像およびテレビ音声
として一時記憶部に記憶し、視聴者がデータ記録指示を
発したときには、そのとき表示されているデータと、そ
のデータに対応して一時記憶部に記憶されたテレビ映像
およびテレビ音声とを、互いに対応づけて、データ記憶
部と映像音声情報記憶部とに記録する場合である。
【0074】さらに、第1の実施形態は、その記録した
データを再表示するときには、その再表示するデータ
と、これに対応したテレビ映像およびテレビ音声とを、
同時に再生する場合である。
【0075】(構成)図2は、第1の実施形態の放送情
報記録装置の機能ブロック構成を示す。この実施形態の
放送情報記録装置は、選局部1、アナログ復調部2、映
像・音声・データ出力部3、および記録再生処理部18
を備える。
【0076】変調されたアナログ映像音声信号およびH
TML書式のインターネットデータを含むテレビ放送信
号は、選局部1で選局され、その選局されたテレビ放送
信号中の変調されたアナログ映像音声信号が、アナログ
復調部2で復調され、その復調されたアナログ映像音声
信号が、映像・音声・データ出力部3に供給される。映
像・音声・データ出力部3は、図1に示したテレビ受信
機40の表示部およびスピーカによって構成され、表示
部の表示画面にテレビ映像およびデータ画像が表示さ
れ、スピーカからテレビ音声が再生される。
【0077】記録再生処理部18は、システムバス4に
対して、データ検出部5、データ再生部6、データ記憶
部7、映像音声情報入力部8、一時記憶部9、映像音声
情報記憶部10、対応関係記憶部11、対応情報再生部
12、記憶データ指定部13、データ消去部14、対応
情報消去部15、印刷処理部16、および制御部17
が、それぞれ接続されて構成される。
【0078】ただし、記録再生処理部18は、記録再生
のための処理以外の処理も行うとともに、実装的には、
1つのブロックが幾つかの機能部分を含むように、また
は1つの機能部分が幾つかのブロックに分割されるよう
に、構成することができる。
【0079】データ検出部5は、選局部1で選局された
テレビ放送信号中のHTML書式のインターネットデー
タを検出して、システムバス4に出力する。データ再生
部6は、その検出されたデータを表示するように処理し
て、映像・音声・データ出力部3に出力する。データ記
憶部7は、データ再生部6によって再生されたデータ中
の、データ選択決定キー52の押下により記憶データ指
定部13によって指定されたデータを記録するもので、
上述したように記憶装置部44に設けられる。
【0080】映像音声情報入力部8は、データ再生部6
によってデータが再生されたとき、アナログ復調部2か
らの復調されたアナログ映像音声信号をデジタル映像音
声情報に変換して、システムバス4に出力する。一時記
憶部9は、そのデジタル映像音声情報を一時記憶するも
ので、上述したようにテレビ受信機40または記憶装置
部44に設けられる。
【0081】映像音声情報記憶部10は、データ選択決
定キー52の押下によって指定されたデータがデータ記
憶部7に記録されるとき、そのデータに対応した映像音
声情報を一時記憶部9から記録するもので、上述したよ
うに記憶装置部44に設けられる。対応関係記憶部11
は、データ記憶部7に記憶されたデータと映像音声情報
記憶部10に記憶された映像音声情報との対応関係を記
憶する。
【0082】対応情報再生部12は、データ選択ダイヤ
ル51の操作によってデータ記憶部7から再表示すべき
データが選択されて再表示されるとき、映像音声情報記
憶部10に記録されている映像音声情報のうちの、対応
関係記憶部11に記憶されている情報によって特定され
る、その再表示されるデータに対応した映像音声情報を
処理して、映像・音声・データ出力部3に出力する。
【0083】記憶データ指定部13は、上述したように
記録すべきデータを指定する。データ消去部14は、デ
ータ消去キー54の押下によって、そのとき再表示され
ているデータをデータ記憶部7から消去し、対応情報消
去部15は、その消去されるデータに対応した映像音声
情報を映像音声情報記憶部10から消去する。印刷処理
部16は、データ印刷キー53の押下によって、そのと
き再表示されているデータをプリンタ60で印刷させる
ように処理して、赤外線送信部46に出力する。
【0084】制御部17は、放送情報記録装置全体の処
理を制御するものである。なお、必要に応じて、データ
放送の伝送エラーを訂正するエラー訂正部や、データ記
憶部7に記録するデータ、または一時記憶部9または映
像音声情報記憶部10に記憶する映像情報を圧縮する、
MPEGまたはJPEGなどの公知の圧縮技術による圧
縮処理部を、システムバス4に接続する。
【0085】(データ記録時の動作)上述した第1の実
施形態の放送情報記録装置では、テレビ映像放送とデー
タ放送とが連動したテレビ番組放送の受信時、以下のよ
うに、データとこれに対応したテレビ映像およびテレビ
音声とが記録される。
【0086】すなわち、図3は、この場合の記録再生処
理部18が行う記録処理ルーチンを示し、その記録処理
ルーチン100では、まずステップ101において、デ
ータ検出部5でデジタルデータを検出したか否かを判断
する。
【0087】この例では、そのデジタルデータは、上述
したようにテレビ映像信号の垂直帰線消去期間に重畳さ
れたHTML書式のインターネットデータである。図5
は、そのHTML書式のインターネットデータの一例を
示し、”Content−Type:”の後に続く語句
が”text/html”の場合には、それ以下のデー
タをHTML書式のインターネットデータと見なすよう
になっている。
【0088】データ検出部5でデジタルデータが検出さ
れたときには、ステップ102に進んで、その検出され
たデジタルデータを直ちに、データ再生部6で再生し
て、映像・音声・データ出力部3に出力する。これによ
って、図1に示したように、テレビ受信機40の表示画
面上に、デジタルデータによるデータ画像43が、テレ
ビ映像42と同時に表示される。
【0089】デジタルデータが音声として再生されるべ
きデータを含む場合には、スピーカから音声が再生され
るが、以下においては、デジタルデータが画像として表
示されるべきデータのみを含む場合につき示す。
【0090】次に、ステップ103において、映像音声
情報入力部8で、データ再生部6がデータの再生を開始
した時点において、アナログ復調部2からアナログ映像
音声情報を取り込んで、デジタル映像音声情報に変換す
る。この映像音声情報入力部8での処理は、所定時間、
この例では15秒間、継続される。
【0091】次に、ステップ104において、その15
秒間分のデジタル映像音声情報を一時記憶部9に順次記
憶する。すなわち、一時記憶部9は、データ再生部6が
データの再生を開始した時点でデジタル映像音声情報の
記憶を開始して、デジタル映像音声情報を、この例では
15秒間分、記憶する。したがって、この例では、一時
記憶部9は、少なくとも15秒間分のデジタル映像音声
情報を記憶できる容量を備えるものとする。ただし、こ
の時間ないし一時記憶部9の記憶容量は、適宜変更する
ことができる。
【0092】一時記憶部9は、例えば、図6に示すよう
にリングバッファ形式にし、書き込みアドレスを制御す
ることによって、順次入力される映像音声情報をリング
状に取り込み続けながら、古い情報を新しい情報によっ
て上書きしていく構成とする。そして、この例では、一
時記憶部9は、16秒間分の映像音声情報を記憶できる
容量とする。すなわち、記憶アドレスa1,a2‥‥a
16の16個のメモリには、それぞれ1秒間分の映像音
声情報を記憶できるようにする。
【0093】なお、このような記憶方法としては、ほか
にも、待ち行列方式、FIFO方式など、公知の方法を
利用することができる。
【0094】図6において、最古データアドレスF10
0は、最も古い映像音声情報が格納されているメモリを
指すポインタであり、最新データアドレスF101は、
最も新しく入力された映像音声情報が格納されたメモリ
を指すポインタである。
【0095】データ再生部6がデータの再生を開始した
時点から15秒以内の時点では、一時記憶部9は、映像
音声情報を記憶している最中である。図6は、データ再
生部6がデータの再生を開始した時点から11秒経過し
た時点における、一時記憶部9の記憶状態の一例を示し
たもので、記憶アドレスa3から記憶アドレスa13ま
での間に映像音声情報が記憶されている。
【0096】データ再生部6がデータの再生を開始した
時点から15秒以上経過した時点では、一時記憶部9
は、映像音声情報の取り込みを終了しており、一時記憶
部9には、図7に示すように、データの再生が開始され
た時点から15秒間分の映像音声情報が保持されてい
る。
【0097】視聴者は、テレビ受信機40に表示された
データ画像43を見て、そのデータを記録したいと欲す
るときには、テレビ操作リモコン50のデータ選択決定
キー52を押下する。
【0098】図3の記録処理ルーチン100では、次に
ステップ105において、新たなデータの検出ないし再
生の前に、視聴者によるデータ記録指示があったか否か
を、すなわちデータ選択決定キー52が押下されたか否
かを判断する。
【0099】そして、データ記録指示があったときに
は、ステップ105からステップ106に進んで、その
ときテレビ受信機40にデータ画像43として表示され
ているデータをデータ記憶部7に記録するとともに、一
時記憶部9に記憶されている映像音声情報を映像音声情
報記憶部10に記録する。
【0100】さらに、ステップ107に進んで、そのデ
ータ記憶部7に記憶したデータのデータ記憶部7内にお
ける記憶アドレスと、映像音声情報記憶部10に記憶し
た映像音声情報の映像音声情報記憶部10内における記
憶アドレスとの対応関係を示す情報を、そのデータ記憶
部7に記憶したデータの再生開始時刻を示す情報ととも
に、対応関係記憶部11に記憶する。
【0101】図8は、データ記憶部7に記憶されたデー
タ、映像音声情報記憶部10に記憶された映像音声情
報、および対応関係記憶部11に記憶された対応関係情
報を、対応させて示したもので、対応関係記憶部11に
は、対応関係情報のIDとしての識別番号、データ記憶
部7に記憶されたデータの記憶アドレス、そのデータの
再生開始時刻、およびそのデータに対応して映像音声情
報記憶部10に記憶された映像音声情報の記憶アドレス
が記憶される。
【0102】データ再生部6がデータの再生を開始した
時点から15秒以上経過した時点でデータ選択決定キー
52が押下された場合には、一時記憶部9には、図7に
示したように、データ再生開始時点から15秒間分の映
像音声情報が保持されているので、一時記憶部9は、そ
の15秒間分の映像音声情報を一括して映像音声情報記
憶部10に出力する。
【0103】その後、ステップ108において、最古デ
ータアドレスF100を最新データアドレスF101の
位置まで進めることによって、一時記憶部9をクリアす
る。
【0104】これに対して、データ再生部6がデータの
再生を開始した時点から15秒以内の時点でデータ選択
決定キー52が押下された場合には、一時記憶部9は、
映像音声情報を記憶している最中であるので、データ再
生開始時点から15秒経過する時点まで映像音声情報の
一時記憶を継続し、15秒間の一時記憶が終了した時点
で、その15秒間分の映像音声情報を一括して映像音声
情報記憶部10に出力する。
【0105】その後、ステップ108において、最古デ
ータアドレスF100を最新データアドレスF101の
位置まで進めることによって、一時記憶部9をクリアす
る。
【0106】ステップ105で、新たなデータの検出な
いし再生の前にデータ記録指示がなかったと判断したと
きには、ステップ105からステップ108に進んで、
最古データアドレスF100を最新データアドレスF1
01の位置まで進めることによって、一時記憶部9をク
リアする。
【0107】図9に示すように、あるデータAに対して
視聴者のデータ記録指示があるとともに、一時記憶部9
がデータAの再生開始時点tAsから15秒間に渡って
映像音声情報を記憶している最中に、すなわち時点tA
sから15秒後の時点tAeの手前の時点tBsで、次
のデータBの再生が開始される場合には、データAに対
応したものとされる、時点tAsから時点tAeまでの
15秒間分の映像音声情報のうちの、時点tBsから時
点tAeまでの映像音声情報は、次のデータBに対応し
た映像音声情報としても利用される。
【0108】すなわち、この場合、一時記憶部9は、時
点tAsから時点tAeまでの15秒間分の映像音声情
報を一時記憶した、図10に示すような状態で、その1
5秒間分の映像音声情報を一括して映像音声情報記憶部
10に出力するとともに、最古データアドレスF100
をデータBの再生が開始された時点tBsに相当する記
憶アドレス、図10の場合には記憶アドレスa14まで
進めた上で、記憶アドレスa2以降に時点tAe以降の
映像音声情報を一時記憶する。
【0109】したがって、図9に示すようなタイミング
で、データAを記録するための第1のデータ記録指示
と、データBを記録するための第2のデータ記録指示と
があった場合には、時点tBsから時点tAeまでの、
記憶アドレスa14,a15,a16,a1に記憶され
た映像音声情報は、データAに対応した映像音声情報と
データBに対応した映像音声情報との両方に含まれて、
映像音声情報記憶部10に記録されることになる。
【0110】(データ再表示時の動作)上記のようにし
てデータ記憶部7に記録されたデータをテレビ受信機4
0に再表示する場合には、視聴者は、テレビ操作リモコ
ン50のデータ選択ダイヤル51を回して、データ記憶
部7に記録されているデータを次々と呼び出す。
【0111】図8に示して上述したように、対応関係記
憶部11には、データ記憶部7に記憶されたデータのデ
ータ記憶部7内における記憶アドレスと、その記憶アド
レスに記憶されたデータの再生開始時刻とが記憶されて
いる。
【0112】視聴者がデータ選択ダイヤル51を左に回
すと、記録再生処理部18は、この対応関係記憶部11
に記憶されているデータ再生開始時刻から、データ記憶
部7に最も後に記録されたデータから順にデータを特定
して、データ記憶部7から呼び出す。呼び出されたデー
タは、データ再生部6で処理されて、映像・音声・デー
タ出力部3に出力され、テレビ受信機40に再表示され
る。逆にデータ選択ダイヤル51を右に回すと、その時
点で再表示されているデータより、より後にデータ記憶
部7に記録されたデータが順次、テレビ受信機40に再
表示される。
【0113】視聴者は、その再表示されたデータを見
て、それに対応したテレビ映像を見たいとき、またはテ
レビ音声を聞きたいときには、テレビ操作リモコン50
のデータ選択決定キー52を押下する。これによって、
以下のように、その再表示されたデータに対応したテレ
ビ映像が再表示され、テレビ音声が再生される。
【0114】すなわち、図4は、この場合の記録再生処
理部18が行う再表示再生処理ルーチンを示し、その再
表示再生処理ルーチン200では、あるデータが再表示
されている状態で、まずステップ201において、視聴
者からの再表示再生要求があったか否かを、すなわちデ
ータ選択決定キー52が押下されたか否かを判断する。
【0115】そして、再表示再生要求があったときに
は、ステップ201からステップ202に進んで、対応
情報再生部12で、対応関係記憶部11に記憶されてい
る情報から、そのとき再表示されているデータに対応し
た15秒間分の映像音声情報を特定して、その特定した
15秒間分の映像音声情報を、映像音声情報記憶部10
から取り込んで処理し、映像・音声・データ出力部3に
出力する。これによって、テレビ受信機40の表示画面
には、データとともに、そのデータに対応したテレビ映
像が再表示され、スピーカからは、そのデータに対応し
たテレビ音声が再生される。
【0116】(データの印刷または消去)上述したよう
にデータ選択ダイヤル51の操作によってデータ記憶部
7に記録されているデータをテレビ受信機40に再表示
した状態で、視聴者がテレビ操作リモコン50のデータ
印刷キー53を押下すると、そのとき再表示されている
データが、印刷処理部16で印刷処理されて、赤外線送
信部46からプリンタ60に送信され、プリンタ60で
画像として印刷される。
【0117】同様にデータ選択ダイヤル51の操作によ
ってデータ記憶部7に記録されているデータをテレビ受
信機40に再表示した状態で、視聴者がテレビ操作リモ
コン50のデータ消去キー54を押下すると、そのとき
再表示されているデータが、データ消去部14によって
データ記憶部7から消去される。
【0118】この場合、対応情報消去部15は、対応関
係記憶部11に記憶されている情報から、消去されるデ
ータに対応した映像音声情報を特定して、その特定した
映像音声情報を映像音声情報記憶部10から消去すると
ともに、その消去されるデータおよび映像音声情報につ
いての対応関係情報を対応関係記憶部11から消去す
る。したがって、視聴者は別途、映像音声情報を消去す
る操作をする必要がない。
【0119】(変形例)上記の例は、データ検出部5が
データを検出したとき、その検出したデータを直ちにデ
ータ再生部6に出力する場合であるが、放送局がテレビ
映像と連動すべきデータをテレビ映像の放送タイミング
より早いタイミングで予め放送する場合もある。
【0120】この場合を考慮すると、受信したデータを
図示していないキャッシュメモリに一時記憶し、同時に
表示されるべきデータを全て受信した後にデータ再生部
6に出力するように構成することが望ましい。この場合
には、例えば、一画面に表示すべきデータ量が多いとき
でも、テレビ映像の進行に連動させて一画面分のデータ
を同時にテレビ受信機40に表示できるようになる。
【0121】HTML書式のインターネットデータに
は、レイアウト情報、プレーンテキスト、動画、静止
画、音声、または他のインターネットデータへのリンク
情報が含まれることが普通であり、例えば、HTML書
式のインターネットデータの1ページが、レイアウト情
報、プレーンテキストおよび静止画像の複合体である場
合には、その構成要素であるレイアウト情報、プレーン
テキストおよび静止画像を全て受信した後に、そのペー
ジをデータ再生部6に出力するように構成する。
【0122】さらに、放送局がテレビ映像と連動すべき
データをテレビ映像の放送タイミングより早いタイミン
グで予め放送するとともに、この放送されたデータ中
に、そのデータが表示されるべきタイミングを指定する
情報が含まれている場合には、この放送されたデータを
上記のキャッシュメモリに一時記憶し、指定されたタイ
ミングにおいてキャッシュメモリからデータ再生部6に
出力するように構成する。
【0123】また、上記の例は、視聴者がデータ選択決
定キー52を押下した時点でテレビ受信機40に表示さ
れているデータのみをデータ記憶部7に記録する場合で
あるが、一時記憶部9から映像音声情報記憶部10に記
録する映像音声情報が再生されていた期間内にデータ再
生部6によって再生されたデータの全てをデータ記憶部
7に記録するようにしてもよい。この場合には、対応情
報再生部12によってテレビ映像を再表示するとき、そ
のテレビ映像と連動して放送された一連のデータ群をテ
レビ映像と同期させて再表示できるようになる。
【0124】この場合の一連のデータ群の記憶動作を、
図11および図12を用いて示す。図11に示すよう
に、時点tAsでデータAの再生が開始されると、上述
したように15秒間分の映像音声情報の一時記憶部9へ
の記憶が開始され、時点tAsに続く時点t1で視聴者
がデータ記録指示をすると、データAがデータ記憶部7
に記録されるとともに、時点tAsから15秒後には、
15秒間分の映像音声情報が一時記憶部9から映像音声
情報記憶部10に記録される。
【0125】この場合、図11に示すように、15秒間
分の映像音声情報の一時記憶部9への記憶中の時点tB
sおよび時点tCsにおいて、さらにデータBおよびデ
ータCが順次受信された場合には、データBおよびデー
タCをデータ記憶部7に併せて記録し、対応関係記憶部
11には、図12に示すように、映像音声情報記憶部1
0内における映像音声情報の記憶アドレスm1に対応さ
せて、データ記憶部7内におけるデータA、データBお
よびデータCの記憶アドレスd1,d2およびd3を記
憶するようにする。
【0126】そして、このように記録された一連のデー
タ群A,B,Cを再表示する場合には、データ記憶部7
に記録されているデータAと映像音声情報記憶部10に
記録されている映像音声情報との再生を開始した後に、
対応関係記憶部11に記憶されている、データAとデー
タBおよびデータCとの間のデータ再生開始時刻の時間
間隔を守って、データBおよびデータCを順次再生す
る。これによって、映像音声情報と一連のデータ群A,
B,Cとを連動して再生することができる。
【0127】上記の例は、データ再生部6がデータの再
生を開始した時点で一時記憶部9が映像音声情報の記憶
を開始する場合であるが、データ検出部5がデータを検
出した時点で一時記憶部9が映像音声情報の記憶を開始
するように構成してもよい。
【0128】また、上記の例は、データ再生開始時点か
ら15秒間分の映像音声情報を一時記憶部9に記憶し、
視聴者がデータ記録指示を発したとき、その15秒間分
の映像音声情報を一時記憶部9から映像音声情報記憶部
10に記録する場合であるが、データ再生開始時点で放
送されたテレビ映像の1フレーム分を静止画像として一
時記憶部9に記憶し、視聴者がデータ記録指示を発した
とき、その1フレーム分の静止画像を一時記憶部9から
映像音声情報記憶部10に記録するようにしてもよい。
この場合には、一時記憶部9は、少なくとも1フレーム
分の静止画像を記憶できるものでよい。
【0129】さらに、この場合には、データ再表示時、
データ選択ダイヤル51の操作、およびデータ選択決定
キー52の押下によって、データ記憶部7に記録されて
いるデータ、およびこれに対応して映像音声情報記憶部
10に記録されている静止画像を、テレビ受信機40に
再表示した状態で、視聴者がデータ印刷キー53を押下
したときには、そのとき再表示されているデータおよび
静止画像が、印刷処理部16で処理されて、赤外線送信
部46からプリンタ60に送信されるようにすることに
よって、希望するデータとこれに対応した静止画像とを
合成して印刷することができる。
【0130】また、一時記憶部9に複数の静止画像を記
憶するようにしてもよい。この場合には、視聴者がデー
タ記録指示を発したとき、その一時記憶部9に記憶され
た複数の静止画像がテレビ受信機40に縮小一覧表示さ
れて、視聴者がテレビ操作リモコン50の操作により、
その一覧から記憶されるべき静止画像を指定できるよう
にし、その指定された静止画像が映像音声情報記憶部1
0に記録されるようにすることができる。
【0131】なお、上記の例は、データ、映像音声情報
および対応関係情報を、それぞれデータ記憶部7、映像
音声情報記憶部10および対応関係記憶部11に別々に
記憶する場合であるが、例えば、データ記憶部7に、こ
れに記憶されるデータに含めて、そのデータに対応して
映像音声情報記憶部10に記憶される映像音声情報の映
像音声情報記憶部10内における記憶アドレス、および
そのデータが検出または再生された時刻を示す情報を記
憶するようにしてもよい。この場合には、データ記憶部
7が対応関係記憶部11の機能を兼ね備えるので、対応
関係記憶部11を別に設ける必要がない。
【0132】データ放送によって放送されるデータは、
HTML書式のインターネットデータ以外に、例えば、
プレーンテキスト、動画、静止画、音声、またはコンピ
ュータプログラムでもよい。
【0133】また、地上波テレビ放送の放送電波によっ
てデータを伝送する方法としては、テレビ映像信号の垂
直帰線消去期間を利用する以外に、音声副搬送波を利用
することもできる。音声副搬送波を用いたデータ伝送で
は、音声信号の空いている2チャンネル分の周波数を使
ってデータを送る。1チャンネル当たり約9.6kbp
sの伝送容量があるので、2チャンネル分では約19.
2kbpsのインターネットデータを伝送することがで
きる。
【0134】さらに、上述した第1の実施形態は、デジ
タルテレビ放送を受信する受信システムにも適用するこ
とができる。例えば、人工衛星を利用した衛星デジタル
テレビ放送でも、デジタル化したテレビ映像情報および
テレビ音声情報にHTML書式のインターネットデータ
を多重化して放送する試みが開始されており、この衛星
データ放送を受信する場合には、約1.5Mbpsで高
速伝送されるインターネットデータを受信することがで
きる。
【0135】(効果)上述した第1の実施形態によれ
ば、データ放送によって放送されたデータ中にテレビ映
像またはテレビ音声を記録するタイミングを示す情報が
存在しない場合でも、かつ視聴者によるデータ記録指示
が遅れた場合でも、記録したいデータ、およびこれと関
連のあるテレビ映像またはテレビ音声を確実に記録する
ことができる。また、記録されたデータを再度、画像ま
たは音声として表示または再生する場合には、そのデー
タに関連したテレビ映像またはテレビ音声を同時に再生
することができ、再生されたデータの内容が理解しやす
くなる。
【0136】[第2の実施形態]第1の実施形態は、デ
ータ放送によって放送されたデータが表示された時点か
ら例えば15秒間分のテレビ映像およびテレビ音声を一
時記憶部9に記憶し、視聴者がデータ記録指示を発した
ときには、その一時記憶部9に記憶したテレビ映像およ
びテレビ音声を映像音声情報記憶部10に記録する場合
である。
【0137】しかし、必ずしも、データが表示された時
点をテレビ映像およびテレビ音声の記録開始時点と定め
る必要はなく、さらに、必ずしも、映像音声情報記憶部
に記録するテレビ映像およびテレビ音声の時間長を固定
する必要はない。
【0138】そこで、第2の実施形態では、テレビ映像
放送とデータ放送とが連動したテレビ番組放送の受信
時、データ放送によって放送されたデータが表示された
時点以前のものを含めてテレビ映像およびテレビ音声を
一時記憶部に記憶し、視聴者がデータ記録指示を発した
ときには、そのデータが再生された時点以前のものを含
むテレビ映像およびテレビ音声を一時記憶部から映像音
声情報記憶部に記録する。
【0139】具体的に、第2の実施形態では、テレビ映
像またはテレビ音声からテレビ番組のシーン変化を検出
して、その検出したシーンのテレビ映像およびテレビ音
声を、視聴者が記録指示をしたデータとともに記録す
る。これによれば、データに関連したテレビ映像とし
て、意味的にまとまりのある映像シーンを記録できるの
で、データとこれに関連したテレビ映像およびテレビ音
声とを連動して再生したとき、視聴者はより内容がわか
りやすくなる。
【0140】(構成)図13は、第2の実施形態の放送
情報記録装置の機能ブロック構成を示し、図1に示した
地上波テレビ放送を受信する受信システムにおいて、図
2に示した第1の実施形態の放送情報記録装置に対し
て、記録再生処理部18にさらに映像音声条件一致区間
検出部19を設けたものである。
【0141】映像音声条件一致区間検出部19は、受信
された映像情報または音声情報が予め設定された条件に
合致する区間を検出するもので、具体的には、受信され
た映像情報または音声情報からテレビ番組のシーン変化
を検出する。
【0142】映像情報からシーン変化を検出する方法と
しては、特開平4−286293号公報に記載されてい
るような、公知のフレーム間差分検出方法を利用するこ
とができる。この方法によれば、カメラカットの切り替
わりタイミングを検出できるので、そのカメラカットの
切り替わりタイミングをシーンの切り替わりタイミング
として用いることができる。
【0143】シーン変化を検出する方法としては、その
ほか、映像情報における、人物や物体の動き、輝度変
化、色分布変化などの検出結果や、音声情報における、
音量変化、音声発信者の交代、音声パターン、音声キー
ワードなどの検出結果を利用することもできる。
【0144】第1の実施形態とは異なり、映像音声情報
入力部8は、常時、アナログ復調部2からの復調された
アナログ映像音声信号をデジタル映像音声情報に変換し
て、システムバス4に出力するものとする。そして、映
像音声条件一致区間検出部19は、この映像音声情報入
力部8からのデジタル映像音声情報からシーン変化を検
出するものとする。
【0145】(データ記録時の動作)第2の実施形態の
放送情報記録装置では、テレビ映像放送とデータ放送と
が連動したテレビ番組放送の受信時、以下のように、デ
ータとこれに対応したテレビ映像およびテレビ音声とが
記録される。
【0146】すなわち、図14は、この場合の記録再生
処理部18が行う記録処理ルーチンを示し、その記録処
理ルーチン300では、まずステップ301において、
映像音声情報入力部8で、アナログ復調部2からのアナ
ログ映像音声情報をデジタル映像音声情報に変換する。
【0147】次に、ステップ302において、映像音声
条件一致区間検出部19が、映像音声情報入力部8から
のデジタル映像音声情報から、シーン変化としてのカッ
トチェンジ、すなわちカメラカットの切り替わりを検出
したか否かを判断する。
【0148】そして、映像音声条件一致区間検出部19
がカットチェンジを検出したときには、ステップ303
に進んで、映像音声情報入力部8からのデジタル映像音
声情報を一時記憶部9に順次記憶する。すなわち、一時
記憶部9は、映像音声条件一致区間検出部19がカット
チェンジを検出した時点でデジタル映像音声情報の記憶
を開始する。
【0149】この実施形態では、一時記憶部9は、12
0秒間分のデジタル映像音声情報を記憶できる容量を備
えるとともに、映像音声条件一致区間検出部19が、あ
るカットチェンジを検出した時点から、次のカットチェ
ンジを検出した時点までのデジタル映像音声情報を、最
長60秒間分、記憶できるようにする。
【0150】すなわち、映像音声条件一致区間検出部1
9によって検出された1シーンの時間長が60秒以上で
あるときには、そのシーンの開始点から60秒間分の映
像音声情報を一時記憶部9に記憶し、映像音声条件一致
区間検出部19によって検出された1シーンの時間長が
60秒以下であるときには、そのシーンの時間長分の映
像音声情報を一時記憶部9に記憶する。
【0151】さらに、一時記憶部9は、前の1シーンの
映像音声情報を保持している間も、映像音声情報入力部
8から絶えず出力されるデジタル映像音声情報を、当該
シーンの映像音声情報として記憶できるようにし、これ
によって、2つのシーンの映像音声情報を同時に記憶で
きるようにする。ただし、1シーンの最長記憶時間、お
よび一時記憶部9の記憶容量は、適宜変更することがで
きる。
【0152】一時記憶部9は、例えば、図15に示すよ
うにリングバッファ形式にし、書き込みアドレスを制御
することによって、順次入力される映像音声情報をリン
グ状に取り込み続けながら、古い情報を新しい情報によ
って上書きしていく構成とする。そして、この例では、
記憶アドレスa1,a2‥‥a16の16個のメモリ
に、それぞれ7.5秒間分の映像音声情報を記憶できる
ようにする。
【0153】図15は、あるシーンの映像音声情報が当
該シーンの映像音声情報として記憶された時点におけ
る、一時記憶部9の記憶状態の一例を示したもので、記
憶アドレスa3から記憶アドレスa8までの間に前のシ
ーンの映像音声情報が記憶されているとともに、記憶ア
ドレスa9から記憶アドレスa14までの間に当該シー
ンの映像音声情報が記憶されている。
【0154】この場合、最古データアドレスF200
は、一時記憶部9に記憶可能な2つのシーン中の前の1
シーンの開始時点での映像音声情報が格納されているメ
モリを指すポインタであり、当該シーン開始アドレスF
202は、一時記憶部9に記憶可能な2つのシーン中の
後の1シーンの開始時点での映像音声情報が格納されて
いるメモリを指すポインタであり、最新データアドレス
F201は、最も新しく入力された映像音声情報が格納
されたメモリを指すポインタである。
【0155】図14の記録処理ルーチン300では、次
にステップ304において、当該シーンの映像音声情報
が一時記憶部9に記憶されている間に、データ検出部5
で、デジタルデータ、すなわちデータ放送によって放送
されたデータを検出したか否かを判断する。この例で
は、そのデジタルデータは、図5に示したようなHTM
L書式のインターネットデータである。
【0156】そして、当該シーンの映像音声情報が一時
記憶部9に記憶されている間に、データ検出部5でデジ
タルデータを検出しなかったときには、当該シーンの映
像音声情報はデジタルデータに対応づけられなかった情
報であると判定して、ステップ311に進んで、当該シ
ーンの映像音声情報を一時記憶部9から消去した上で、
ステップ303に戻って、次のシーンの映像音声情報を
一時記憶部9に順次記憶する。
【0157】この場合のステップ311での当該シーン
の映像音声情報の消去は、図16に示すように、最新デ
ータアドレスF201を当該シーン開始アドレスF20
2の位置まで戻すことによって行う。すなわち、図16
は、当該シーンの映像音声情報が一時記憶部9に記憶さ
れている間に、データ検出部5によりデジタルデータが
検出されなかったことによって、図15に示したように
記憶アドレスa9から記憶アドレスa14までの間に記
憶された当該シーンの映像音声情報が消去された状態を
示す。
【0158】ただし、上述したのは、当該シーンの時間
長が60秒以下である場合である。当該シーンの時間長
が60秒以上である場合には、ステップ304において
は、当該シーンの映像音声情報の一時記憶部9への記憶
が開始された時点から60秒経過する間に、データ検出
部5でデジタルデータを検出したか否かを判断して、デ
ジタルデータを検出しなかったときには、ステップ31
1に進んで、その当該シーンの開始時点から60秒間分
の映像音声情報を一時記憶部9から消去した上で、ステ
ップ303に戻って、次のシーンの映像音声情報ではな
く、当該シーンの続きの映像音声情報を一時記憶部9に
順次記憶する。
【0159】ステップ304で、当該シーンの映像音声
情報が一時記憶部9に記憶されている間に、データ検出
部5でデジタルデータを検出したと判断したときには、
ステップ304からステップ305に進んで、一時記憶
部9に既に記憶されている前のシーンの映像音声情報を
一時記憶部9から消去する。
【0160】この場合のステップ305での前のシーン
の映像音声情報の消去は、上記の最古データアドレスF
200を当該シーン開始アドレスF202の位置まで進
めることによって行う。この場合、一時記憶部9に新た
に記憶された当該シーンの映像音声情報は、後述するよ
うに、データ検出部5によって新たなデータが検出され
るまで、一時記憶部9に保持される。
【0161】図17は、当該シーンの映像音声情報が一
時記憶部9に記憶されている間に、データ検出部5によ
ってデジタルデータが検出された場合の一例を示し、当
該シーンの映像音声情報が記憶アドレスa12に記憶さ
れた時点td2でデジタルデータが検出されたものであ
る。なお、前のシーンについては、その映像音声情報が
記憶アドレスa5に記憶された時点td1でデジタルデ
ータが検出されたものとしている。
【0162】そして、このように時点td2でデジタル
データが検出されて、図18に示すように、最古データ
アドレスF200が当該シーン開始アドレスF202の
位置まで進められることによって、図17に示したよう
に記憶アドレスa3から記憶アドレスa8までの間に記
録されていた前のシーンの映像音声情報が消去される。
この段階では、当該シーン開始アドレスF202は存在
しなくなる。
【0163】デジタルデータが検出されても、後述する
ように、当該シーンの開始時点から60秒経過する時点
までは、または、それ以前に当該シーンが終了するとき
には、その終了時点までは、当該シーンの映像音声情報
が継続して一時記憶部9に記憶される。
【0164】そして、当該シーンの映像音声情報の記憶
が終了すると、その当該シーンを前のシーンとし、次の
シーンを当該シーンとするように、当該シーン開始アド
レスF202が最新データアドレスF201の次の記憶
アドレスに進められる。
【0165】図14の記録処理ルーチン300では、次
にステップ306において、データ検出部5によって検
出されたデジタルデータを、データ再生部6で再生し
て、映像・音声・データ出力部3に出力する。これによ
って、図1に示したように、テレビ受信機40の表示画
面上に、デジタルデータによるデータ画像43が、テレ
ビ映像42と同時に表示される。
【0166】視聴者は、そのテレビ受信機40に表示さ
れたデータ画像43を見て、そのデータを記録したいと
欲するときには、テレビ操作リモコン50のデータ選択
決定キー52を押下する。
【0167】図14の記録処理ルーチン300では、次
にステップ307において、新たなデータの検出ないし
再生の前に、視聴者によるデータ記録指示があったか否
かを、すなわちデータ選択決定キー52が押下されたか
否かを判断する。
【0168】そして、データ記録指示があったときに
は、ステップ307からステップ308に進んで、その
ときテレビ受信機40にデータ画像43として表示され
ているデータをデータ記憶部7に記憶するとともに、一
時記憶部9に記憶されている当該シーンの映像音声情報
を映像音声情報記憶部10に記録する。
【0169】さらに、ステップ309に進んで、そのデ
ータ記憶部7に記憶したデータのデータ記憶部7内にお
ける記憶アドレスと、映像音声情報記憶部10に記憶し
た当該シーンの映像音声情報の映像音声情報記憶部10
内における記憶アドレスとの対応関係を示す情報を、そ
のデータ記憶部7に記憶したデータの再生開始時刻を示
す情報とともに、対応関係記憶部11に記憶する。
【0170】当該シーンの時間長が60秒以下である場
合に当該シーンの終了時点より後の時点で、または当該
シーンの時間長が60秒以上である場合に当該シーンの
開始時点から60秒以上経過した時点で、データ選択決
定キー52が押下されたときには、一時記憶部9には、
当該シーンの開始時点から終了時点までの映像音声情
報、または当該シーンの開始時点から60秒間分の映像
音声情報が、当該シーンの映像音声情報として保持され
ているので、一時記憶部9は、その当該シーンの映像音
声情報を一括して映像音声情報記憶部10に出力する。
【0171】例えば、図18で、当該シーンの終了時点
の映像音声情報が記憶アドレスa12に記憶され、その
後、データ選択決定キー52が押下された場合には、記
憶アドレスa9〜a12に記憶された当該シーンの開始
時点から終了時点までの映像音声情報が一括して映像音
声情報記憶部10に出力される。
【0172】その後、ステップ310において、最古デ
ータアドレスF200を最新データアドレスF201の
位置まで進めることによって、当該シーンの映像音声情
報を一時記憶部9から消去する。
【0173】これに対して、当該シーンの時間長が60
秒以下である場合に当該シーンの終了時点より前の時点
で、または当該シーンの時間長が60秒以上である場合
に当該シーンの開始時点から60秒経過しない時点で、
データ選択決定キー52が押下されたときには、一時記
憶部9は、当該シーンの映像音声情報を記憶している最
中であるので、当該シーンの終了時点まで、または当該
シーンの開始時点から60秒経過する時点まで、当該シ
ーンの映像音声情報の記憶を継続し、その記憶が終了し
た時点で、当該シーンの映像音声情報を一括して映像音
声情報記憶部10に出力する。
【0174】例えば、図18で、当該シーンの途中の映
像音声情報が記憶アドレスa12に記憶され、その後、
データ選択決定キー52が押下された場合には、記憶ア
ドレスa13以降に当該シーンの続きの映像音声情報
が、当該シーンの終了時点まで、または当該シーンの開
始時点から60秒経過する時点まで、記憶された後に、
当該シーンの映像音声情報が一括して映像音声情報記憶
部10に出力される。
【0175】その後、ステップ310において、最古デ
ータアドレスF200を最新データアドレスF201の
位置まで進めることによって、当該シーンの映像音声情
報を一時記憶部9から消去する。
【0176】ステップ307で、新たなデータの検出な
いし再生の前にデータ記録指示がなかったと判断したと
きには、ステップ307からステップ310に進んで、
最古データアドレスF200を最新データアドレスF2
01の位置まで進めることによって、当該シーンの映像
音声情報を一時記憶部9から消去する。
【0177】以上のようにして、データ放送によって放
送されたデータと、そのデータが表示された時点で放送
されたものを含む1シーンのテレビ映像およびテレビ音
声とを、互いに対応づけて、データ記憶部7と映像音声
情報記憶部10とに記録することができる。
【0178】(データ再表示時の動作)上記のようにし
てデータ記憶部7に記録されたデータをテレビ受信機4
0に再表示する場合には、第1の実施形態と同様に、視
聴者は、テレビ操作リモコン50のデータ選択ダイヤル
51を回して、データ記憶部7に記憶されているデータ
を次々と呼び出す。呼び出されたデータは、データ再生
部6で処理されて、映像・音声・データ出力部3に出力
され、テレビ受信機40に再表示される。
【0179】視聴者は、その再表示されたデータを見
て、それに対応したテレビ映像を見たいとき、またはテ
レビ音声を聞きたいときには、テレビ操作リモコン50
のデータ選択決定キー52を押下する。
【0180】これによって、対応情報再生部12では、
対応関係記憶部11に記憶されている情報から、そのと
き再表示されているデータに対応した1シーンの映像音
声情報を特定して、その特定した1シーンの映像音声情
報を、映像音声情報記憶部10から取り込んで処理し、
映像・音声・データ出力部3に出力する。これによっ
て、テレビ受信機40の表示画面には、データととも
に、そのデータに対応した1シーンのテレビ映像が再表
示され、スピーカからは、そのデータに対応した1シー
ンのテレビ音声が再生される。
【0181】(データの印刷または消去)第1の実施形
態と同様に、データ選択ダイヤル51の操作によってデ
ータ記憶部7に記録されているデータをテレビ受信機4
0に再表示した状態で、視聴者がテレビ操作リモコン5
0のデータ印刷キー53を押下すると、そのとき再表示
されているデータがプリンタ60で画像として印刷され
る。
【0182】同様にデータ選択ダイヤル51の操作によ
ってデータ記憶部7に記録されているデータをテレビ受
信機40に再表示した状態で、視聴者がテレビ操作リモ
コン50のデータ消去キー54を押下すると、そのとき
再表示されているデータが、データ消去部14によって
データ記憶部7から消去され、対応情報消去部15によ
って、その消去されるデータに対応した1シーンの映像
音声情報が、映像音声情報記憶部10から消去されると
ともに、その消去されるデータおよび1シーンの映像音
声情報についての対応関係情報が、対応関係記憶部11
から消去される。
【0183】(変形例)上記の例は、視聴者がデータ選
択決定キー52を押下した時点でテレビ受信機40に表
示されているデータのみをデータ記憶部7に記録する場
合であるが、一時記憶部9から映像音声情報記憶部10
に記録する映像音声情報が再生されていた期間内、ない
し映像音声条件一致区間検出部19によって特定された
1シーンの区間内に、データ再生部6によって再生され
たデータの全てをデータ記憶部7に記録するようにして
もよい。この場合には、対応情報再生部12によってテ
レビ映像を再表示するとき、そのテレビ映像と連動して
放送された一連のデータ群をテレビ映像と同期させて再
表示できるようになる。
【0184】また、上記の例は、最長で60秒間分の範
囲の1シーンの映像音声情報を一時記憶部9に記憶し、
視聴者がデータ記録指示を発したとき、その1シーンの
映像音声情報を一時記憶部9から映像音声情報記憶部1
0に記録する場合であるが、シーンの切り替わり時点で
放送されたテレビ映像の1フレーム分を静止画像として
一時記憶部9に記憶し、視聴者がデータ記録指示を発し
たとき、その1フレーム分の静止画像を一時記憶部9か
ら映像音声情報記憶部10に記録するようにしてもよ
い。
【0185】この場合には、一時記憶部9は、少なくと
も1フレーム分の静止画像を記憶できるものでよい。さ
らに、この場合には、第1の実施形態でも示したよう
に、データ再表示時、希望するデータとこれに対応した
静止画像とを合成して印刷することができる。
【0186】また、上述した第2の実施形態は、デジタ
ルテレビ放送を受信する受信システムにも適用すること
ができる。
【0187】[第3の実施形態]第2の実施形態は、映
像音声条件一致区間検出部19によって、テレビ映像ま
たはテレビ音声からテレビ番組のシーン変化を検出し
て、その検出したシーンのテレビ映像およびテレビ音声
を、視聴者が記録指示をしたデータとともに記録する場
合である。しかし、データ放送によって放送されたデー
タの内容からも、テレビ番組のシーン変化を検出するこ
とができる。
【0188】そこで、第3の実施形態では、テレビ映像
放送とデータ放送とが連動したテレビ番組放送の受信
時、データ放送によって放送されたデータの内容からテ
レビ番組のシーン変化を検出して、その検出したシーン
のテレビ映像およびテレビ音声を、視聴者が記録指示を
したデータとともに記録する。これによれば、第2の実
施形態と同様に、データに関連したテレビ映像として、
意味的にまとまりのある映像シーンを記録できるので、
データとこれに関連したテレビ映像およびテレビ音声と
を連動して再生したとき、視聴者はより内容がわかりや
すくなる。
【0189】(構成)図19は、第3の実施形態の放送
情報記録装置の機能ブロック構成を示し、図1に示した
地上波テレビ放送を受信する受信システムにおいて、図
13に示した第2の実施形態の放送情報記録装置の映像
音声条件一致区間検出部19の代わりにデータ条件一致
区間検出部20を設けたものである。
【0190】データ条件一致区間検出部20は、データ
放送によって放送されたデータ中の非表示用データまた
は表示用データから、テレビ番組のシーン変化を検出す
る。
【0191】非表示用データとしては、放送番組識別
子、情報提供者識別子、または放送局識別子などがあ
る。また、表示用データとしては、上述したHTML書
式のインターネットデータや、テキスト情報などがあ
る。これら非表示用データおよび表示用データのいずれ
も、シーン変化の検出に利用することができる。
【0192】例えば、国内において放送が開始されてい
る衛星デジタルテレビ放送では、パケット多重方式とし
てMPEG−2Systemsを用いており、このMP
EG−2Systemsは、TS(Transport
Stream)パケットと呼ばれる188バイト固定
長のパケットを伝送の基本単位としている。このTSパ
ケットのヘッダー4バイトには、パケット識別子(PI
D:packet identifier)と呼ばれ
る、放送番組を識別するための情報が含まれている。具
体的には、PID(パケット識別子)と、PSI(Pr
ogram Specific informatio
n)と呼ばれる別途、TSパケットで放送される対応表
とを用いて、放送番組を識別することが可能になってい
る。
【0193】また、地上波テレビ放送については、特開
平9−70006号公報にも示されているように、VT
Rの録画予約を正しく実行できるようにするために、放
送局が放送中の番組の番組コードを含む情報をテレビ映
像信号の垂直帰線消去期間に重畳して放送する例があ
る。
【0194】以上のような方式によって放送局が、放送
番組識別子、情報提供者識別子、または放送局識別子な
どの非表示用データを放送することによって、受信シス
テムでは、データ条件一致区間検出部20において、そ
の非表示用データからシーン変化を検出することができ
る。
【0195】さらに、データ検出部5によって検出され
た表示用データに含まれる語句を解析することによって
テレビ番組のシーン変化を検出することもできる。
【0196】例えば、米国で開始されている前述したI
ntercastサービスの受信装置を利用する場合に
は、テレビ番組と連動したテキストデータを受信するこ
とができる。このテキストデータを解析して、そのテレ
ビ番組の内容を特徴づけるような単語または語句を抽出
し、テレビ映像を特徴づける単語や語句が大きく変化す
る時点を検出することによって、テレビ番組の内容が変
化した時点を検出することができる。
【0197】テレビ番組の内容を特徴づけるような単語
または語句としては、テレビ番組と連動したテキストデ
ータに頻出し、かつ他のテレビ番組で放送されるテキス
トデータにはあまり出現しない単語または語句が適当で
ある。このような特徴的な単語や語句を抽出する方法と
しては、フルテキストサーチ(全文検索)に一般的に用
いられる、被検索データの自動キーワード付け技術を用
いることができる。全文検索方法は、検索時にテキスト
データ内の全てのテキストの内容を読んで、指定された
検索文字列を含む文書を探し出すという検索方法である
が、検索速度を向上させるために、検索対象となるデー
タから特徴的な単語や語句を選んで登録しておくという
ことが一般的に行われる。
【0198】具体的に、以下の例は、放送局がテレビ映
像の内容に対応したフリーキーワードを、非表示用デー
タとしてテレビ映像に重畳して放送し、受信システムで
は、データ条件一致区間検出部20において、その放送
されたフリーキーワードを検出し、解析することによっ
て、テレビ番組のシーン変化を検出する場合である。
【0199】放送され、検出されるフリーキーワード
は、番組識別情報、番組提供者情報、出演者情報、放送
音声をテキスト化したデータ、テレビカメラ操作信号を
エンコードしたカメラ操作情報、映像編集時の映像編集
操作を記録した映像編集情報、テレビ番組作成者が意図
的に挿入したシーンチェンジを知らせるための情報など
である。
【0200】例えば、番組識別情報としては、Gコード
(VCR・PLUSとも呼ばれる、米国ジェムスター社
製のテレビ番組識別コード)を用いることができる。ま
た、放送局がテレビコマーシャルを放映する際に、スポ
ンサー企業名を放送データとして15秒間のコマーシャ
ル映像に重畳して放送すれば、受信システムでは、デー
タ条件一致区間検出部20で、その15秒間のコマーシ
ャル区間を検出して、15秒間のコマーシャル映像の最
初から最後までを確実に一時記憶部9に記憶することが
できる。
【0201】また、放送局が公知の音声認識技術を用い
て放送音声をテキストに変換してデータ放送する場合に
は、その放送音声をテキスト化したデータをフリーキー
ワードとして用いることができる。
【0202】また、放送局が、パンニング、チルティン
グ、ズーミング、ブーミング、トリミング、ドリーイン
グ、カット開始、カット終了などのカメラワークに関す
る情報をデータ放送する場合には、そのカメラワークに
関する情報からシーンの切り替わりタイミングを検出す
ることができる。例えば、ズームインして撮影している
ような場合には、重要な画像を撮っていることが多く、
そのズームインしている期間を1シーンとして切り出す
ことができる。
【0203】また、放送局が、放送するテレビ映像また
はテレビ音声からカットチェンジを検出し、その検出結
果をテレビ映像に重畳してデータ放送するようにしても
よい。この場合には、受信システムとしては、第2の実
施形態の映像音声条件一致区間検出部19のようなカッ
トチェンジ検出機能を備えることなく、データ条件一致
区間検出部20において簡単にシーン変化を検出するこ
とができる。
【0204】データ条件一致区間検出部20は、これら
放送されたフリーキーワードの時系列変化を解析して、
テレビ映像を特徴づけるフリーキーワードが大きく変化
する時点を検出することによって、テレビ番組の内容が
変化した時点を検出するようにする。
【0205】映像音声情報入力部8は、常時、アナログ
復調部2からの復調されたアナログ映像音声信号をデジ
タル映像音声情報に変換して、システムバス4に出力す
るものとし、一時記憶部9は、例えば120秒間分のデ
ジタル映像音声情報を記憶できる容量を備え、2つのシ
ーンの映像音声情報を同時に記憶できるものとするな
ど、その他の構成は、第2の実施形態と同じである。
【0206】(データ記録時の動作)第3の実施形態の
放送情報記録装置では、テレビ映像放送とデータ放送と
が連動したテレビ番組放送の受信時、以下のように、デ
ータとこれに対応したテレビ映像およびテレビ音声とが
記録される。
【0207】すなわち、図20は、この場合の記録再生
処理部18が行う記録処理ルーチンを示し、その記録処
理ルーチン400は、ステップ402および404での
処理が、図14に示した第2の実施形態における記録処
理ルーチン300のステップ302および304での処
理と異なる点を除いて、第2の実施形態における記録処
理ルーチン300と同じである。
【0208】すなわち、第3の実施形態における記録処
理ルーチン400では、まずステップ401において、
映像音声情報入力部8で、アナログ復調部2からのアナ
ログ映像音声情報をデジタル映像音声情報に変換する。
【0209】次に、ステップ402においては、データ
条件一致区間検出部20が、データ放送によって放送さ
れたデータ中の非表示用データ、すなわち上記のフリー
キーワードを検出し、解析することによって、シーン変
化を検出したか否かを判断する。
【0210】そして、データ条件一致区間検出部20が
シーン変化を検出したときには、ステップ403に進ん
で、第2の実施形態と同様に、映像音声情報入力部8か
らのデジタル映像音声情報を一時記憶部9に記憶する。
【0211】記録処理ルーチン400では、次にステッ
プ404において、当該シーンの映像音声情報が一時記
憶部9に記憶されている間に、データ検出部5でデータ
放送によって放送されたデータ中の表示用データを検出
したか否かを判断する。表示用データのヘッダー部に
は、それが表示用であることを示す情報が含まれている
とともに、この例では、その表示用データは、図5に示
したようなHTML書式のインターネットデータであ
る。
【0212】そのほかの処理は、図14に示した第2の
実施形態における記録処理ルーチン300と同じであ
る。したがって、第2の実施形態と同様に、データ放送
によって放送されたデータと、そのデータが表示された
時点で放送されたものを含む1シーンのテレビ映像およ
びテレビ音声とを、互いに対応づけて、データ記憶部7
と映像音声情報記憶部10とに記録することができる。
【0213】(データ再表示時の動作)データ記憶部7
に記録されたデータをテレビ受信機40に再表示する場
合については、第2の実施形態と同じである。すなわ
ち、視聴者は、テレビ操作リモコン50のデータ選択ダ
イヤル51を回して、データ記憶部7に記憶されている
データを次々と呼び出す。呼び出されたデータは、デー
タ再生部6で処理されて、映像・音声・データ出力部3
に出力され、テレビ受信機40に再表示される。
【0214】視聴者は、その再表示されたデータを見
て、それに対応したテレビ映像を見たいとき、またはテ
レビ音声を聞きたいときには、テレビ操作リモコン50
のデータ選択決定キー52を押下する。
【0215】これによって、対応情報再生部12では、
対応関係記憶部11に記憶されている情報から、そのと
き再表示されているデータに対応した1シーンの映像音
声情報を特定して、その特定した1シーンの映像音声情
報を、映像音声情報記憶部10から取り込んで処理し、
映像・音声・データ出力部3に出力する。これによっ
て、テレビ受信機40の表示画面には、データととも
に、そのデータに対応した1シーンのテレビ映像が再表
示され、スピーカからは、そのデータに対応した1シー
ンのテレビ音声が再生される。
【0216】(データの印刷または消去)第1または第
2の実施形態と同様に、データ選択ダイヤル51の操作
によってデータ記憶部7に記録されているデータをテレ
ビ受信機40に再表示した状態で、視聴者がテレビ操作
リモコン50のデータ印刷キー53を押下すると、その
とき再表示されているデータがプリンタ60で画像とし
て印刷される。
【0217】同様にデータ選択ダイヤル51の操作によ
ってデータ記憶部7に記録されているデータをテレビ受
信機40に再表示した状態で、視聴者がテレビ操作リモ
コン50のデータ消去キー54を押下すると、そのとき
再表示されているデータが、データ消去部14によって
データ記憶部7から消去され、対応情報消去部15によ
って、その消去されるデータに対応した1シーンの映像
音声情報が、映像音声情報記憶部10から消去されると
ともに、その消去されるデータおよび1シーンの映像音
声情報についての対応関係情報が、対応関係記憶部11
から消去される。
【0218】(変形例)第3の実施形態についても、一
時記憶部9から映像音声情報記憶部10に記録する映像
音声情報が再生されていた期間内、ないしデータ条件一
致区間検出部20によって特定された1シーンの区間内
に、データ再生部6によって再生されたデータの全てを
データ記憶部7に記録するようにしてもよい。この場合
には、対応情報再生部12によってテレビ映像を再表示
するとき、そのテレビ映像と連動して放送された一連の
データ群をテレビ映像と同期させて再表示できるように
なる。
【0219】また、第2の実施形態についての変形例と
して上述したのと同様に、シーンの切り替わり時点で放
送されたテレビ映像の1フレーム分を静止画像として一
時記憶部9に記憶し、視聴者がデータ記録指示を発した
とき、その1フレーム分の静止画像を一時記憶部9から
映像音声情報記憶部10に記録するようにしてもよい。
【0220】この場合には、一時記憶部9は、少なくと
も1フレーム分の静止画像を記憶できるものでよい。さ
らに、この場合には、第1または第2の実施形態でも示
したように、データ再表示時、希望するデータとこれに
対応した静止画像とを合成して印刷することができる。
【0221】また、既に上述したように、第3の実施形
態は、デジタルテレビ放送を受信する受信システムにも
適用することができる。
【0222】[第4の実施形態]第1、第2および第3
の実施形態は、いずれも、視聴者が記録指示をしたデー
タと、これに対応したテレビ映像およびテレビ音声と
を、記録する場合である。しかし、視聴者は、データ放
送によって放送されたデータのみを記録したい場合、ま
たは記録すれば十分な場合があり、ただし、その場合、
データ記録指示を発した時点で表示されていたデータだ
けでなく、その前に表示されていたデータを含めて、関
連する一連のデータ群を記録したい場合がある。
【0223】そこで、第4の実施形態は、テレビ映像放
送とデータ放送とが連動したテレビ番組放送の受信時、
視聴者がデータ記録指示を発したときには、その時点で
表示されていたデータ、およびその前に表示されていた
データを含めて、関連する一連のデータ群を記録し、テ
レビ映像およびテレビ音声は記録しない場合である。
【0224】具体的に、第4の実施形態では、データ放
送によって放送されたデータ中の表示用データを一時記
憶部に記憶するとともに、テレビ映像またはテレビ音声
から、またはデータ放送によって放送されたデータ中の
例えば非表示用データから、テレビ番組のシーン変化を
検出する。そして、視聴者がデータ記録指示を発したと
きには、その時点を含む1シーン区間内に表示されてい
たデータを、関連する一連のデータ群として、一時記憶
部からデータ記憶部に記録する。
【0225】(構成)図21は、第4の実施形態の放送
情報記録装置の機能ブロック構成を示し、図1に示した
地上波テレビ放送を受信する受信システムにおいて、図
19に示した第3の実施形態の放送情報記録装置を、上
記のように関連する一連のデータ群を記録する構成に変
更したものである。
【0226】すなわち、この例は、データ放送によって
放送されたデータ中の例えば非表示用データからシーン
変化を検出する場合で、図19に示して上述したデータ
条件一致区間検出部20を設ける。そのほか、記録再生
処理部18には、データ検出部5、データ再生部6、一
時記憶部21、データ記憶部7、記憶データ指定部1
3、データ消去部14、印刷処理部16、および制御部
17を設ける。
【0227】ただし、一時記憶部21は、図2、図13
および図19に示した一時記憶部9とは異なり、データ
検出部5によって検出された表示用データを一時記憶す
るものである。また、この実施形態では、テレビ映像お
よびテレビ音声を記録しないので、図2、図13および
図19に示した映像音声情報入力部8、一時記憶部9、
映像音声情報記憶部10、対応関係記憶部11、対応情
報再生部12、および対応情報消去部15は設けない。
【0228】(データ記録時の動作)第4の実施形態の
放送情報記録装置では、テレビ映像放送とデータ放送と
が連動したテレビ番組放送の受信時、以下のようにデー
タが記録される。
【0229】すなわち、図22は、この場合の記録再生
処理部18が行う記録処理ルーチンを示し、その記録処
理ルーチン500では、まずステップ501において、
データ検出部5でデータ放送によって放送されたデータ
中の表示用データを検出したか否かを判断する。表示用
データのヘッダー部には、それが表示用であることを示
す情報が含まれているとともに、この例では、その表示
用データは、図5に示したようなHTML書式のインタ
ーネットデータである。
【0230】そして、データ検出部5で表示用データが
検出されたときには、ステップ502に進んで、その検
出された表示用データを直ちに、データ再生部6で再生
して、映像・音声・データ出力部3に出力する。これに
よって、図1に示したように、テレビ受信機40の表示
画面上に、表示用データによるデータ画像43が、テレ
ビ映像42と同時に表示される。
【0231】視聴者は、そのテレビ受信機40に表示さ
れたデータ画像43を見て、そのデータを記録したいと
欲するときには、テレビ操作リモコン50のデータ選択
決定キー52を押下する。
【0232】図22の記録処理ルーチン500では、次
にステップ503において、そのとき表示されているデ
ータを一時記憶部21に記憶する。この場合、一時記憶
部21は、1シーン区間における最大データ量を記憶で
きるだけの容量を備えるものとする。
【0233】次に、ステップ504に進んで、データ条
件一致区間検出部20が、データ放送によって放送され
たデータ中の非表示用データから、シーン変化を検出し
たか否かを判断し、シーン変化を検出しなかったときに
は、ステップ504からステップ501に戻る。
【0234】これに対して、データ条件一致区間検出部
20がシーン変化を検出したときには、ステップ504
からステップ505に進んで、直前の1シーン区間にお
けるテレビ映像およびテレビ音声の再生中に、視聴者に
よるデータ記録指示があったか否かを、すなわちデータ
選択決定キー52が押下されたか否かを判断する。
【0235】そして、直前の1シーン区間内にデータ記
録指示があったときには、ステップ505からステップ
506に進んで、その直前の1シーン区間内に一時記憶
部21に記憶された表示用データを、一括して一時記憶
部21からデータ記憶部7に記録し、さらにステップ5
07に進んで、一時記憶部21をクリアして、ステップ
501に戻る。
【0236】ステップ505で、直前の1シーン区間内
にデータ記録指示がなかったと判断したときには、ステ
ップ505からステップ507に進んで、一時記憶部2
1をクリアして、ステップ501に戻る。
【0237】以上のようにして、視聴者がデータ記録指
示を発した時点で表示されていたデータだけでなく、そ
の前に表示されていたデータを含めて、関連する一連の
データ群をひとまとまりとして記録することができる。
【0238】例えば、図24に示すように、テレビ映像
のシーンとして、コマーシャルのシーンA、天気予報の
シーンB、コマーシャルのシーンC、スポーツニュース
のシーンD、およびコマーシャルのシーンEが、順次受
信され、再生されるとき、各シーンのテレビ映像と連動
した非表示用データから、時点ta,tb,tc‥‥に
おいて、シーン変化が検出される。
【0239】そして、例えば、視聴者が、スポーツニュ
ースのシーンDの再生中の、表示用データD3の表示中
に、データ記録指示を発すると、次のシーンEの開始時
点teにおいて、直前のスポーツニュースのシーンD
の、開始時点tdから終了時点teまでの1シーン区間
内に表示され、一時記憶部21に記憶された表示用デー
タD1〜D4の全てが、関連する一連のデータ群として
データ記憶部7に記録されることになる。
【0240】(データ再表示時の動作)上記のようにし
てデータ記憶部7に記録されたデータ群をテレビ受信機
40に再表示する場合には、視聴者は、テレビ操作リモ
コン50のデータ選択ダイヤル51を回して、データ記
憶部7に記憶されているデータ群を次々と呼び出す。呼
び出されたデータ群は、データ再生部6で処理されて、
映像・音声・データ出力部3に出力され、テレビ受信機
40に再表示される。例えば、図24に示した場合に、
視聴者がスポーツニュースのシーンDのデータ群を呼び
出すときには、表示用データD1〜D4の全てが順次、
再表示される。
【0241】(データの印刷または消去)第4の実施形
態では、上記のようにデータ選択ダイヤル51の操作に
よってデータ記憶部7に記録されているデータ群をテレ
ビ受信機40に再表示した状態で、視聴者がテレビ操作
リモコン50のデータ印刷キー53を押下すると、その
とき再表示されているデータ群が、プリンタ60で画像
として印刷される。
【0242】すなわち、図23は、この場合の記録再生
処理部18が行うデータ印刷処理ルーチンを示し、その
データ印刷処理ルーチン600では、あるデータ群が再
表示されている状態で、まずステップ601において、
視聴者からのデータ印刷要求があったか否かを、すなわ
ちデータ印刷キー53が押下されたか否かを判断する。
【0243】そして、データ印刷要求があったときに
は、ステップ601からステップ602に進んで、印刷
処理部16で、そのとき再表示されているデータ群を印
刷処理して、赤外線送信部46に出力する。これによっ
て、そのとき再表示されているデータ群が、プリンタ6
0で画像として印刷される。例えば、図24に示した場
合には、表示用データD1〜D4の全てが印刷出力され
る。
【0244】第4の実施形態では、同様にデータ選択ダ
イヤル51の操作によってデータ記憶部7に記録されて
いるデータ群をテレビ受信機40に再表示した状態で、
視聴者がテレビ操作リモコン50のデータ消去キー54
を押下すると、そのとき再表示されているデータ群が、
データ消去部14によってデータ記憶部7から消去され
る。例えば、図24に示した場合には、表示用データD
1〜D4が一括して消去される。
【0245】(変形例)上記の例は、データ条件一致区
間検出部20によって、データ放送によって放送された
データ中の非表示用データから、シーン変化を検出する
場合であるが、図13に示して上述した映像音声条件一
致区間検出部19および映像音声情報入力部8を設け、
映像音声条件一致区間検出部19によって、映像音声情
報入力部8からのデジタル映像音声情報から、シーン変
化を検出するようにしてもよい。
【0246】また、上述した第4の実施形態は、デジタ
ルテレビ放送を受信する受信システムにも適用すること
ができる。
【0247】(効果)上述した第4の実施形態によれ
ば、視聴者がデータ記録指示を発した時点で表示されて
いたデータだけでなく、その前に表示されていたデータ
を含めて、関連する一連のデータ群をひとまとまりとし
て記録することができるとともに、データ再表示時に
は、関連する一連のデータ群をひとまとまりとして再表
示し、印刷することができる。
【0248】〔その他の実施形態〕上述した各実施形態
は、この発明をテレビ放送を受信する受信システムに適
用した場合であるが、この発明はラジオ放送を受信する
受信システムにも適用することができる。
【0249】テレビ映像放送またはラジオ音声放送と連
動したデータ放送によって放送されるデータとしては、
電波またはケーブルによって伝送されたテレビ放送信号
の垂直帰線消去期間に重畳された情報、テレビ放送また
はラジオ放送の音声副チャンネルによって伝送された情
報、テレビ放送またはラジオ放送の音声副搬送波によっ
て伝送された情報、デジタルテレビ放送に複合化された
情報、またはテレビ放送またはラジオ放送の映像情報ま
たは音声情報に埋め込まれた隠し情報が考えられるが、
この発明は、これらのいずれの場合にも適用することが
できる。
【0250】
【発明の効果】上述したように、請求項1または3の発
明によれば、データ放送によって放送されたデータ中に
テレビまたはラジオの映像または音声を記録するタイミ
ングを示す情報が存在しなくても、かつ視聴者によるデ
ータ記録指示がなくても、データ放送によって放送され
たデータ、およびこれと関連のある映像または音声を確
実に記録することができる。
【0251】請求項2または4の発明によれば、データ
放送によって放送されたデータ中にテレビまたはラジオ
の映像または音声を記録するタイミングを示す情報が存
在しない場合でも、かつ視聴者によるデータ記録指示が
遅れた場合でも、記録したいデータ、およびこれと関連
のある映像または音声を確実に記録することができる。
【0252】請求項5または6の発明によれば、データ
放送によって放送されたデータが再生された時点を含
む、テレビまたはラジオの映像または音声、またはデー
タ放送によって放送されたデータが、予め設定された条
件に合致する区間における、テレビまたはラジオの映像
または音声が、記録されるデータに対応したものとして
記録されるので、記録するデータに関連したテレビまた
はラジオの映像または音声として、意味的にまとまりの
あるものを記録することができ、データとこれに関連し
たテレビまたはラジオの映像または音声とを連動して再
生したとき、視聴者はより内容がわかりやすくなる。
【0253】請求項7の発明によれば、記録したデータ
を再度、画像または音声として表示または再生する場合
には、そのデータに関連したテレビまたはラジオの映像
または音声が同時に再生されるので、表示または再生し
たデータの内容が理解しやすくなる。
【0254】請求項8の発明によれば、特にテレビ映像
放送およびこれに連動したデータ放送を受信するシステ
ムにおいて、データ放送によって放送されたデータ中に
テレビ映像を記録するタイミングを示す情報が存在しな
い場合でも、かつ視聴者によるデータ記録指示が遅れた
場合でも、記録したいデータ、およびこれと関連のある
テレビ映像を確実に記録することができるとともに、記
録したデータを再度、画像または音声として表示または
再生する場合には、そのデータに関連したテレビ映像が
同時に再生されるので、表示または再生したデータの内
容が理解しやすくなる。
【0255】請求項9の発明によれば、記録したデータ
が画像として表示されるべきものである場合に、そのデ
ータを表示するだけでなく、印刷出力することができ
る。
【0256】請求項10の発明によれば、記録したデー
タを印刷出力する場合に、そのデータに関連したテレビ
映像を同時に印刷出力することができる。
【0257】請求項11の発明によれば、視聴者がデー
タ記録指示を発した時点で画像または音声として表示ま
たは再生されていたデータだけでなく、関連する一連の
データ群をひとまとまりとして記録することができる。
【0258】請求項12の発明によれば、記録した関連
する一連のデータ群が画像として表示されるべきもので
ある場合に、その関連する一連のデータ群を表示するだ
けでなく、印刷出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を地上波テレビ放送を受信する受信シ
ステムに適用した場合の受信システムの一例を示す図で
ある。
【図2】第1の実施形態の機能ブロック構成の一例を示
す図である。
【図3】第1の実施形態の記録処理ルーチンの一例を示
す図である。
【図4】第1の実施形態の再表示再生処理ルーチンの一
例を示す図である。
【図5】第1の実施形態で検出されるデジタルデータの
一例を示す図である。
【図6】第1の実施形態の一時記憶部の一例を示す図で
ある。
【図7】第1の実施形態の一時記憶部の記憶状態の一例
を示す図である。
【図8】第1の実施形態のデータ記憶部、映像音声情報
記憶部および対応関係記憶部の記憶状態の一例を示す図
である。
【図9】第1の実施形態で映像音声情報の一時記憶中に
新たなデータが再生された場合の説明に供する図であ
る。
【図10】第1の実施形態の一時記憶部の記憶状態の一
例を示す図である。
【図11】第1の実施形態で一連のデータを記録する場
合の説明に供する図である。
【図12】第1の実施形態のデータ記憶部、映像音声情
報記憶部および対応関係記憶部の記憶状態の一例を示す
図である。
【図13】第2の実施形態の機能ブロック構成の一例を
示す図である。
【図14】第2の実施形態の記録処理ルーチンの一例を
示す図である。
【図15】第2の実施形態の一時記憶部の一例を示す図
である。
【図16】第2の実施形態の一時記憶部の記憶状態の一
例を示す図である。
【図17】第2の実施形態の一時記憶部の記憶状態の一
例を示す図である。
【図18】第2の実施形態の一時記憶部の記憶状態の一
例を示す図である。
【図19】第3の実施形態の機能ブロック構成の一例を
示す図である。
【図20】第3の実施形態の記録処理ルーチンの一例を
示す図である。
【図21】第4の実施形態の機能ブロック構成の一例を
示す図である。
【図22】第4の実施形態の記録処理ルーチンの一例を
示す図である。
【図23】第4の実施形態のデータ印刷処理ルーチンの
一例を示す図である。
【図24】第4の実施形態で関連する一連のデータ群が
記録されることを説明するための図である。
【符号の説明】
5 データ検出部 6 データ再生部 7 データ記憶部 8 映像音声情報入力部 9 一時記憶部 10 映像音声情報記憶部 11 対応関係記憶部 12 対応情報再生部 13 記憶データ指定部 14 データ消去部 15 対応情報消去部 16 印刷処理部 19 映像音声条件一致区間検出部 20 データ条件一致区間検出部 21 一時記憶部 40 テレビ受信機 44 記憶装置部 45 赤外線受信部 46 赤外線送信部 50 テレビ操作リモコン 51 データ選択ダイヤル 52 データ選択決定キー 53 データ印刷キー 54 データ消去キー 60 プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 7/081

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレビ放送またはラジオ放送の映像情報ま
    たは音声情報である映像音声情報を受信する映像音声情
    報受信手段と、 この映像音声情報受信手段によって受信された映像音声
    情報を再生する映像音声情報再生手段と、 前記映像音声情報に伴って放送されたデータを検出する
    データ検出手段と、 このデータ検出手段によって検出されたデータを再生す
    るデータ再生手段と、 このデータ再生手段によって再生されたデータを記憶す
    るデータ記憶手段と、 前記映像音声情報再生手段によって再生された映像音声
    情報のうちの、前記データ再生手段によってデータが再
    生されたタイミングに基づいて定められる区間の情報
    を、当該データに対応する映像音声情報として記憶する
    映像音声情報記憶手段と、 前記データ記憶手段に記憶されたデータと前記映像音声
    情報記憶手段に記憶された映像音声情報との対応関係を
    記憶する対応関係記憶手段と、 を備えることを特徴とする放送情報記録装置。
  2. 【請求項2】テレビ放送またはラジオ放送の映像情報ま
    たは音声情報である映像音声情報を受信する映像音声情
    報受信手段と、 この映像音声情報受信手段によって受信された映像音声
    情報を再生する映像音声情報再生手段と、 前記映像音声情報に伴って放送されたデータを検出する
    データ検出手段と、 このデータ検出手段によって検出されたデータを再生す
    るデータ再生手段と、 前記映像音声情報再生手段によって再生された映像音声
    情報のうちの、前記データ再生手段によってデータが再
    生されたタイミングに基づいて定められる区間の情報
    を、当該データに対応する映像音声情報として一時記憶
    する一時記憶手段と、 視聴者の指示に基づいて、前記データ再生手段によって
    再生されたデータのうちの、記憶すべきデータを指定す
    る記憶データ指定手段と、 この記憶データ指定手段によって指定されたデータを記
    憶するデータ記憶手段と、 前記一時記憶手段に一時記憶された映像音声情報のうち
    の、前記記憶データ指定手段によって指定されたデータ
    に対応する映像音声情報を記憶する映像音声情報記憶手
    段と、 前記データ記憶手段に記憶されたデータと前記映像音声
    情報記憶手段に記憶された映像音声情報との対応関係を
    記憶する対応関係記憶手段と、 を備えることを特徴とする放送情報記録装置。
  3. 【請求項3】テレビ放送またはラジオ放送の映像情報ま
    たは音声情報である映像音声情報を受信する映像音声情
    報受信手段と、 この映像音声情報受信手段によって受信された映像音声
    情報を再生する映像音声情報再生手段と、 前記映像音声情報に伴って放送されたデータを検出する
    データ検出手段と、 このデータ検出手段によって検出されたデータを再生す
    るデータ再生手段と、 このデータ再生手段によって再生されたデータを記憶す
    るデータ記憶手段と、 前記映像音声情報受信手段によって受信された映像音声
    情報を一時記憶する一時記憶手段と、 この一時記憶手段に一時記憶された映像音声情報のうち
    の、前記データ再生手段によってデータが再生されたタ
    イミングに基づいて定められる区間の情報を、当該デー
    タに対応する映像音声情報として記憶する映像音声情報
    記憶手段と、 前記データ記憶手段に記憶されたデータと前記映像音声
    情報記憶手段に記憶された映像音声情報との対応関係を
    記憶する対応関係記憶手段と、 を備えることを特徴とする放送情報記録装置。
  4. 【請求項4】テレビ放送またはラジオ放送の映像情報ま
    たは音声情報である映像音声情報を受信する映像音声情
    報受信手段と、 この映像音声情報受信手段によって受信された映像音声
    情報を再生する映像音声情報再生手段と、 前記映像音声情報に伴って放送されたデータを検出する
    データ検出手段と、 このデータ検出手段によって検出されたデータを再生す
    るデータ再生手段と、 前記映像音声情報受信手段によって受信された映像音声
    情報を一時記憶する一時記憶手段と、 視聴者の指示に基づいて、前記データ再生手段によって
    再生されたデータのうちの、記憶すべきデータを指定す
    る記憶データ指定手段と、 この記憶データ指定手段によって指定されたデータを記
    憶するデータ記憶手段と、 前記一時記憶手段に一時記憶された映像音声情報のうち
    の、前記記憶データ指定手段によって指定されたデータ
    が前記データ再生手段によって再生されたタイミングに
    基づいて定められる区間の情報を、当該データに対応す
    る映像音声情報として記憶する映像音声情報記憶手段
    と、 前記データ記憶手段に記憶されたデータと前記映像音声
    情報記憶手段に記憶された映像音声情報との対応関係を
    記憶する対応関係記憶手段と、 を備えることを特徴とする放送情報記録装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかの放送情報記録装
    置において、 当該放送情報記録装置は、さらに映像音声条件一致区間
    検出手段を備え、 その映像音声条件一致区間検出手段は、前記映像音声情
    報受信手段によって受信された映像音声情報が予め設定
    された条件に合致する区間を検出し、 前記映像音声情報記憶手段、または前記一時記憶手段
    は、前記映像音声情報再生手段によって再生された映像
    音声情報のうちの、前記データ再生手段によってデータ
    が再生された時点を含む、または前記一時記憶手段に一
    時記憶された映像音声情報のうちの、前記データ再生手
    段によってデータが再生された時点、もしくは前記記憶
    データ指定手段によって指定されたデータが前記データ
    再生手段によって再生された時点を含む、前記映像音声
    条件一致区間検出手段によって検出された区間の情報
    を、当該データに対応する映像音声情報として記憶する
    ことを特徴とする放送情報記録装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜4のいずれかの放送情報記録装
    置において、 当該放送情報記録装置は、さらにデータ条件一致区間検
    出手段を備え、 そのデータ条件一致区間検出手段は、前記データ検出手
    段によって検出されたデータが予め設定された条件に合
    致する区間を検出し、 前記映像音声情報記憶手段、または前記一時記憶手段
    は、前記映像音声情報再生手段によって再生された映像
    音声情報のうちの、前記データ再生手段によってデータ
    が再生された時点を含む、または前記一時記憶手段に一
    時記憶された映像音声情報のうちの、前記データ再生手
    段によってデータが再生された時点、もしくは前記記憶
    データ指定手段によって指定されたデータが前記データ
    再生手段によって再生された時点を含む、前記データ条
    件一致区間検出手段によって検出された区間の情報を、
    当該データに対応する映像音声情報として記憶すること
    を特徴とする放送情報記録装置。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかの放送情報記録装
    置において、 当該放送情報記録装置は、さらに対応情報再生手段を備
    え、 その対応情報再生手段は、前記データ記憶手段に記憶さ
    れているデータが視聴者の指示に基づいて前記データ再
    生手段によって再生される際に、前記映像音声情報記憶
    手段に記憶されている映像音声情報のうちの、前記対応
    関係記憶手段に記憶されている情報によって特定され
    る、当該再生されるデータに対応した映像音声情報を再
    生することを特徴とする放送情報記録装置。
  8. 【請求項8】テレビ放送の映像情報および音声情報を受
    信する映像音声情報受信手段と、 この映像音声情報受信手段によって受信された映像情報
    および音声情報を再生する映像音声情報再生手段と、 前記映像情報または前記音声情報に伴って放送されたデ
    ータを検出するデータ検出手段と、 このデータ検出手段によって検出されたデータを再生す
    るデータ再生手段と、 前記映像音声情報再生手段によって再生された映像情報
    のうちの、前記データ再生手段によってデータが再生さ
    れたタイミングに基づいて定められる区間の情報を、当
    該データに対応する映像情報として一時記憶する一時記
    憶手段と、 視聴者の指示に基づいて、前記データ再生手段によって
    再生されたデータのうちの、記憶すべきデータを指定す
    る記憶データ指定手段と、 この記憶データ指定手段によって指定されたデータを記
    憶するデータ記憶手段と、 前記一時記憶手段に一時記憶された映像情報のうちの、
    前記記憶データ指定手段によって指定されたデータに対
    応する映像情報を記憶する映像情報記憶手段と、 前記データ記憶手段に記憶されたデータと前記映像情報
    記憶手段に記憶された映像情報との対応関係を記憶する
    対応関係記憶手段と、 前記データ記憶手段に記憶されているデータが視聴者の
    指示に基づいて前記データ再生手段によって再生される
    際に、前記映像情報記憶手段に記憶されている映像情報
    のうちの、前記対応関係記憶手段に記憶されている情報
    によって特定される、当該再生されるデータに対応した
    映像情報を再生する対応情報再生手段と、 を備えることを特徴とする放送情報記録装置。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれかの放送情報記録装
    置において、 当該放送情報記録装置は、さらに印刷処理手段を備え、 その印刷処理手段は、前記データ記憶手段に記憶されて
    いるデータをプリンタに出力して印刷させることを特徴
    とする放送情報記録装置。
  10. 【請求項10】請求項9の放送情報記録装置において、 前記印刷処理手段は、前記データ記憶手段に記憶されて
    いるデータと、前記映像音声情報記憶手段または前記映
    像情報記憶手段に記憶されている映像情報のうちの、前
    記対応関係記憶手段に記憶されている情報によって特定
    される、当該データに対応した映像情報とを、プリンタ
    に出力して印刷させることを特徴とする放送情報記録装
    置。
  11. 【請求項11】テレビ放送またはラジオ放送の映像情報
    または音声情報である映像音声情報を受信する映像音声
    情報受信手段と、 この映像音声情報受信手段によって受信された映像音声
    情報を再生する映像音声情報再生手段と、 前記映像音声情報に伴って放送されたデータを検出する
    データ検出手段と、 このデータ検出手段によって検出されたデータを再生す
    るデータ再生手段と、 このデータ再生手段によって再生されたデータを一時記
    憶する一時記憶手段と、 視聴者の指示に基づいて、前記データ再生手段によって
    再生されたデータのうちの、前記一時記憶手段から別の
    データ記憶手段に記憶すべきデータを指定する記憶デー
    タ指定手段と、 前記映像音声情報受信手段によって受信された映像音声
    情報、または前記データ検出手段によって検出されたデ
    ータが、予め設定された条件に合致する区間を検出する
    条件一致区間検出手段と、 前記一時記憶手段に一時記憶されたデータのうちの、前
    記記憶データ指定手段によって指定されたデータを含
    む、前記条件一致区間検出手段によって検出された区間
    のデータ群を記憶するデータ記憶手段と、 を備えることを特徴とする放送情報記録装置。
  12. 【請求項12】請求項11の放送情報記録装置におい
    て、 当該放送情報記録装置は、さらに印刷処理手段を備え、 その印刷処理手段は、前記データ記憶手段に記憶されて
    いるデータ群をプリンタに出力して印刷させることを特
    徴とする放送情報記録装置。
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