JPH11265497A - 車両間双方向通信による道路交通システム - Google Patents
車両間双方向通信による道路交通システムInfo
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- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
- Navigation (AREA)
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- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
車両が混在している交通状況の下でも、当手段搭載の自
車両を中心として他車両の位置、走行状態を把握するこ
とができる道路交通システムを提供する。 【解決手段】 車両間双方向通信用送受信手段が搭載さ
れた各搭載車両には自車両から他車両までの距離と方向
との測距手段18が設けられ、各送信手段16は車両位
置情報を少なくとも含む車両情報にPN符号変調を行っ
て送信信号を自車両から外部に無線出力し、各受信手段
17は他の搭載車両からの送信信号を受信して相関回路
により復調することにより他の各搭載車両の車両位置情
報を取得し、各搭載車両は車両間双方向通信用送受信手
段が搭載されていない非搭載車両の車両位置情報を測距
手段18により取得し、各搭載車両には各車両位置情報
に基づいて自車両を中心として他車両の位置を車両走行
マップとして作成する処理手段15を設けた。
Description
による道路交通システムに関し、詳しくは車両位置情
報、車両の速度情報、ブレーキを踏んだか否かのブレー
キ情報等のいわゆるフロントシート情報を相互に送信す
る車両間双方向通信システムを用いた道路交通システム
に関する。
渋滞という交通問題が深刻化しつつあり、この交通事故
と渋滞という自動車交通問題を解決するために、情報通
信システムを導入して、安全性の向上、渋滞問題の解決
を図る研究、開発が行われている。
妨害性に優れたスペクトル拡散通信という方法を採用す
ることが考えられている。ここでスペクトル拡散通信と
は、PN符号を用いてフロント情報に変調をかけて通信
を行う方法である。
ステムでは、車両間双方向用送受信手段を搭載した搭載
車両のみを対象としてそのシステムを構築することが考
えられていた。
は、車両間双方向通信用送受信手段を搭載していない非
搭載車両があり、現実の道路交通システムを考える場合
には、搭載車両と非搭載車両とが混在して道路を走行し
ていると考えるのが本質的であり、このような交通状況
のもとでは、自車両を中心として他車両の位置、車両走
行状態を把握するのは困難であり、車両間双方向通信に
よる道路交通システムを構築する場合、混在状態での車
両走行マップの作成が課題となる。
クを構築する場合、自車両を中心としてその近傍に存在
する車両の位置情報、速度情報、ブレーキ情報等のフロ
ントシート情報は重要であるが、自車両から遠く離れる
に従って遠くに存在する車両のフロントシート情報は重
要性が薄く、このことを考慮して車両間双方向通信によ
るネットワークを構築すべきである。
をかけて車両間双方向通信による道路交通システムを構
築する場合、全車両に異なるPN符号を対応させて各搭
載車両を識別することにすると、数千万台、数億台の各
搭載車両を識別するにたるコード長の大きなPN符号
(ロングコード長のPN符号)を準備してフロントシー
ト情報を送信することになるが、各車両毎にPN変調さ
れたフロントシート情報を復調して受信する場合には、
各車両毎にこのPN符号のコード長に対応する個数の相
関検出回路を準備しなければならず、相関検出回路の個
数がPN符号のコード長が長くなるに伴って増加するた
め、実現可能性が乏しくなるという問題がある。
存在する各車両の車両走行マップを作成する場合には、
各車両の位置情報を正確に取得することが要求される
が、従来のGPSシステムを用いて車両の位置情報を取
得する方法では、自車両を中心として数m以内に存在す
る各車両を識別してその位置を精密に取得することが困
難である。
ので、搭載車両と非搭載車両とが混在している交通状況
のもとでも自車両を中心として他車両の位置、走行状態
を把握することができる実現可能性の高い車両間双方向
通信による道路交通システムを提供することを目的とす
る。
双方向通信による道路交通システムは、車両に車両間双
方向通信用送受信手段が搭載され、該車両間双方向通信
用送受信手段が搭載された各搭載車両には自車両から他
車両までの距離と方向とを測定する測距手段が設けら
れ、各送信手段は車両位置情報を少なくとも含む車両情
報にPN符号変調を行って送信信号を自車両から外部に
無線出力し、各受信手段は他の搭載車両から送信された
送信信号を受信して相関回路により復調することにより
他の各搭載車両の車両位置情報を取得し、各搭載車両は
車両間双方向通信用送受信手段が搭載されていない非搭
載車両の位置情報を前記測距手段により取得し、各搭載
車両には前記各車両位置情報に基づいて自車両を中心と
して他車両の位置を車両走行マップとして作成する処理
手段が設けられている。
両走行方向に所定間隔を開けてかつ車道に沿って第1ビ
ーコンが設けられ、第1ビーコンは前記搭載車両に向け
てショートコード長のPN符号を割り当てるためのPN
符号割り当て信号を送信するPN符号割り当て信号発生
手段と前記搭載車両からの応答信号を検出する応答信号
検出手段とが設けられ、前記各搭載車両には前記第1ビ
ーコンからのPN符号割り当て信号に基づいてPN符号
を生成するPN符号生成回路が設けられている。
記第1ビーコンに隣接して第2ビーコンが設けられ、基
地局にマップ作成手段が設けられ、前記第1ビーコンは
車両認識手段により通過車両を認識すると共に応答信号
に基づいて搭載車両と非搭載車両とを識別し、前記マッ
プ作成手段は前記第1ビーコンによるショートコード長
のPN符号の割り当てが完了する毎に該第1ビーコンを
通過した車両に基づいて車両走行マップを作成すると共
に、割り当て完了毎に最初からPN符号を後続の各搭載
車両に割り当て、前記第2ビーコンは前記搭載車両に向
けて車両走行マップを送信し、前記各搭載車両は該車両
走行マップに基づいて自車両の車両走行マップを更新す
ることを特徴とする。
車両による測距手段では他車両の影に隠れていて位置を
特定できない非搭載車両の位置を特定するために、各搭
載車両は自車両と他車両との間で車両マップ情報の取得
が可能である。
記受信手段は、前記PN符号を相関検出するためにショ
ートコード長に対応する個数の相関検出回路を備えてい
る。
測距手段には、ロングコード長のPN符号により変調さ
れた単一パルス波を測距信号として各車両に向けて送信
する送信手段と、各車両から反射された測距信号の反射
波を受信して相関信号を検出する相関検出回路と、該送
信手段から出力された単一パルス波の送信開始時点から
前記相関検出回路による相関信号の検出時点までの送受
信時間を測定しかつ該送受信時間と電波の速度とにより
各車両までの距離を演算する演算手段とを備えている。
記車道に磁石が車両走行方向に等間隔を開けて埋設さ
れ、該磁石はN極とS極とのいずれか一方が路面に向け
られ、N極とS極とからなる極性の配列パターンはM系
列パターンに従わされ、前記搭載車両には前記各磁石の
磁気を検出してM系列パターンに従う検出信号を出力す
る磁気センサと、前記M系列パターンの連続する所定チ
ップ個数からなるチップ情報を1つの2進コードとみな
して該2進コードに基づいて自車両の位置を決定する位
置決定手段とが設けられていることを特徴とする。
向通信による道路交通システムの概要図を示し、1は自
動車専用道路としての高速道路、2〜14はこの高速道
路1を走行中の車両を示している。各車両2〜14は左
から右に走行しているものとする。車両2〜4、8〜1
0、12〜14は車両間双方向送受信装置が搭載された
搭載車両、車両5〜7、11は車両間双方向送受信装置
が搭載されていない非搭載車両とし、搭載車両と非搭載
車両とが混在した状態で高速道路1を走行中であると仮
定する。
回路が搭載されている。この交通システム用回路は、こ
の車両間双方向通信による道路交通システムに必要な処
理を行うための処理回路(処理手段)15、自車両から
各搭載車両に向けて自車両のフロントシート情報(車両
位置情報、車両の速度情報、ブレーキ情報)を無線送信
する送信手段16、応答信号発生回路16’、送信手段
16により送信されたフロントシート情報を受信する受
信手段17、自車両から他車両までの距離及び方向を測
定するための測距手段18、自車両の車両位置を検出す
るための車両位置検出手段19、道路地図メモリ20、
自車両を中心として各車両の位置を表示する車両マップ
表示手段21から大略構成されている。
発生回路23、変調回路24、送信回路25からなって
いる。受信手段17は受信回路26、相関検出回路27
(27a〜27g)、復調回路28(28a〜28g)
からなっている。測距手段18はPN符号変調回路2
9、単一パルス発生回路30、カウントパルス発生回路
31、計数回路32、反射波受信回路33、相関検出回
路34からなっている。車両位置検出手段19は、磁気
センサ35、増幅兼用の波形整形回路36、シフトレジ
スタ37からなっている。
定間隔L1を開けて第1ビーコン38、39が設けら
れ、第1ビーコン38、39に対して車両走行方向に所
定間隔L2を開けて第2ビーコン40、41が設けられ
ている。間隔L1は例えば1Kmであり、間隔L2は例
えば100mである。
に、PN符号割り当て発生回路42、車両認識手段4
3、応答信号検出回路44、送受信回路45を備えてい
る。
から発生するPN符号にはショートコード長が用いら
れ、図1に一例として示す例では、7台の搭載車両、即
ち、それぞれPN1からPN7のPNコードを有する車
両の間で双方向通信が可能とされている。コード長Lを
大きくすると(ロングコード長とすると)、相関検出回
路27の個数が増加してコスト高となり、また、自車両
から遠くに存在する車両との交信は、自車両の走行に関
してその必要性が薄いからである。
が通過する度にM系列パターンのコードを更新して搭載
車両に向けてコード割り当て情報を送受信回路45から
送信する。このコード割り当て情報には専用搬送波が用
いられ、搭載車両の受信回路26はこのコード割り当て
情報を受信する。処理回路15はこのコード割り当て情
報に基づいて自車両に割り当てられた通信コードを解読
し、PN符号発生回路23に出力する。と同時に応答信
号発生回路16’に応答信号送信指令を出力する。応答
信号発生回路16’は応答信号を第1ビーコン38、3
9に向けて出力する。
て情報により与えられたPNコードに処理回路15から
のフロントシート情報を重畳して出力し、変調回路24
は搬送波回路22からの搬送波を上記出力信号により変
調をかけて送信回路25に出力し、送信回路25はPN
コード変調された自車両のフロントシート情報を他車両
に向けてブロードキャスト(無線送信)する。即ち、送
信回路25からは、PNコード及びフロントシート情報
の双方で変調された信号が出力される。
キャストされたフロントシート情報を受信し、相関検出
回路27により検出する。相関検出回路27a〜27g
は各搭載車両から送信された送信情報の相関を検出し、
各復調回路28a〜28gに出力する。各復調回路28
a〜28gは復調信号を処理回路15に出力し、処理回
路15はPNコード情報とフロントシート情報とに基づ
いてその搭載車両の少なくとも車両位置情報を抽出し、
自車両に対する各搭載車両の相対位置を演算し、各搭載
車両の相対位置情報をマップ表示手段21に出力し、マ
ップ表示手段21は各搭載車両の位置を車両走行マップ
として表示する。
割り当てられていることを示すために、搭載車両2、
3、8〜10、12、13に割り当てられたPN符号が
10進数で示されている。搭載車両2と搭載車両13と
には同じPN符号が割り当てられているが、搭載車両2
と搭載車両13との車間距離は充分に離れており、か
つ、双方向通信の範囲を車両の前後200m以内とすれ
ば、混信することはないと考えられる。
ビーコン38、39を通過する毎に車両認識手段43に
より車両及び搭載車両と非搭載車両との違いを認識し、
また、応答信号検出回路44は応答信号を受信すること
により搭載車両にPNコードが割り当てられたか否かを
検出する。 第1ビーコン38は応答信号を受け取る毎
にPNコードを変更して走行中の車両に送信する。非搭
載車両からは応答信号がないため、PNコードは変更さ
れず、従って、非搭載車両にはPNコードは割り当てら
れないことになる。搭載車両と非搭載車両との識別は、
応答信号の有無により識別されるため、非搭載車両には
車両間双方向通信手段が搭載されているが、応答信号発
生回路16’に故障があるものも含まれる。
基地局のマップ作成手段46に車両走行情報を送信する
と共に、最初からPN符号を後続の搭載車両に割り当て
る。図1では、後続の車両14が第1ビーコン38を横
切る際に、PN符号「1」が割り当てられることにな
る。マップ作成手段46は、第1ビーコン38からの車
両走行情報に基づいて通過車両3〜13の車両走行マッ
プを作成し、第2ビーコン40、41に向けて車両走行
マップを送信する。第2ビーコン40、41はその車両
走行マップを走行中の車両に送信し、各搭載車両はその
車両走行マップを受信回路により受信し、処理回路15
はその車両走行マップを処理してマップ表示手段21に
表示する。マップ表示手段21は、その第2ビーコン4
0、41からの車両走行マップに基づいて各車両の位置
を表示する。
PN符号に基づき変調信号を出力する。ここで、ロング
コード長のPN符号とは全車両を高精度に検出するに充
分なコード長のPN符号をいう。
れた単一パルス波を車両、障害物等の対象物に向けて出
力する。単一パルス発生回路30は指向性を有するもの
が用いられ、処理回路15は単一パルス波発生信号を出
力すると同時にカウントパルス発生回路31にカウント
開始信号を出力する。カウントパルス発生回路31はク
ロック信号を計数回路32に出力する。計数回路32は
クロック信号を計数する。
れた単一パルス波の反射波を受信し、相関検出回路34
は反射波に基づき相関信号を検出し、計数回路31は相
関検出回路34により検出された相関信号を計数終了信
号として、単一パルス波の送信開始時点から相関信号検
出時点までの送受信時間を測定し、処理回路15は電波
の速度と送受信時間とに基づき自車両から他車両までの
距離を測定する。
定角度毎に行うことにより、車両の周囲に存在する各車
両までの距離と方向とが取得される。搭載車両について
は、搭載車両同志間の交信により車両位置情報を取得で
きるので、この測距手段18により測定された車両まで
の距離及び方向は非搭載車の位置を決定するのに主とし
て用いられる。
に、所定間隔を開けて磁気マーカ(磁石)が埋設されて
いる。磁気マーカはN極とS極とのいずれか一方が路面
に向けられ、N極とS極とからなる極性の配列パターン
がM系列パターンに従わされている。ここでは、磁極N
はM系列パターンのチップ情報「0」に対応され、磁極
Sはチップ情報「1」に対応されている。その図5に
は、m=8(mはシフトレジスタの段数)のM系列パタ
ーンに従って磁気マーカが埋設されている。この磁気マ
ーカの連続する8チップを1つの2進コードとみなす
と、256個の異なる位置に対応させることができる。
例えば、m=10とすると、1023個の位置に対応さ
せることができ、1m間隔で磁気マーカを埋設すると、
1023mの間で、1m毎に位置を特定できることにな
る。次数mを大きくとればとるほど、例えば次数m=1
00もとれば、日本国内の高速道路を1m間隔で網羅す
るに充分な大きさである。
して検出信号を波形整形回路36に向けて出力し、波形
整形回路36は検出信号に基づいて「0」又は「1」の
クロック信号をシフトレジスタ37に出力する。ここで
は、シフトレジスタ37はM系列パターンの次数m=8
に対応する段数を有する。このシフトレジスタ37は走
行中にM系列パターンに対応する2進コードを取得す
る。
しているものとし、磁気センサ35により8個の検出信
号(N、N、N、N、N、N、N、S)が取得されてい
るものとする。このとき、シフトレジスタ37の内容は
「10000000」となる。
の磁気マーカ(極性N)を検出すると、シフトレジスタ
37の内容は「01000000」となり、最上位の段
からチップ情報「0」の信号が処理回路15に出力され
る。シフトレジスタ37は磁気センサ35により検出信
号が検出されるたびに、最上位の段からチップ情報
「0」又は「1」を処理回路15に向けて出力する。
示すように、カウントメモリの変数nに初期値「0」を
セットし(S.1)、シフトレジスタ37の最上位の段
からの出力の有無を判断し(S.2)、変数nの内容を
「+1」ずつカウントアップする(S.3)。次に、処
理回路15は変数nが次数m以下否かを判断し(S.
4)、変数nが次数mよりも小さいときには、シフトレ
ジスタ37の最上位の段からの出力を時系列順にメモり
に記憶し(S.5)、変数nが次数mと等しいか否かを
判断し(S.6)、変数nと次数mとが一致していない
ときには、S.2に戻って、S.2ないしS.5の処理
を繰り返し、変数nと次数mとが一致したときに、メモ
リに時系列順に記憶されている2進コード情報を道路地
図メモリ20に記憶されている2進コード情報と照合
し、処理回路15は自車両の車両位置情報を取得する
(S.7)。処理回路15は自車両の車両位置情報を車
両マップ表示手段21に表示し(S.8)、S.2に戻
って、シフトレジスタ37の出力の有無を検出する。
レジスタ37の出力が入力されると、変数nの内容に
「+1」を加えて(S.3)、変数nが次数m以下であ
るか否かを判断し(S.4)、変数nが次数mよりも大
きいときには、S.9に移行する。S.9においては、
最上位に記憶されているメモリのビット情報を廃棄す
る。次に処理回路15は、下位のメモリに記憶されてい
るビット情報を上位のメモリに1個ずつずらせて(S.
10)、最下位のメモリに現に取得したシフトレジスタ
37の最上位の段の出力を記憶して(S.11)、S.
7に移行する。処理回路15は、再び、メモリに時系列
順に記憶されている2進コード情報を道路地図メモリ2
0に記憶されている2進コード情報と照合して、車両位
置情報を取得する。
一連の処理S.1〜S.11を繰り返すことにより、自
車両の位置を決定する位置決定手段として機能する。
車両位置情報と非搭載車両の車両位置情報とに基づい
て、処理回路15は車両位置マップ情報を作成し、マッ
プ表示手段21に自車両を中心とした車両マップ情報を
図8に示すように表示する。
て前後に数台の車両が走行中であることが「×」印で示
されている。
搭載車両4は後続の非搭載車両7が非搭載車両5、6の
影に隠れていて、非搭載車両7の位置を特定できない
が、搭載車両4は後続の搭載車両8又は搭載車両9と交
信することにより搭載車両8、9の車両マップ情報を取
得し、これにより、他車両の影に隠れていて測距手段1
8により位置を特定できない非搭載車両7の位置を特定
することができる。
ーコン41の間では、車両間双方向通信と測距手段とに
より各車両の位置を取得して、各車両位置情報をマップ
表示するが、走行中に自車両の有するマップ情報が怪し
くなることを避けるために、第2ビーコンからの正確な
車両マップ情報を受け取り、マップ情報の更新を行う。
る道路交通システムによれば、車両間双方向送受信手段
が搭載された搭載車両と車両間双方向送受信手段が搭載
されていない非搭載車両とが混在している交通状況のも
とでも自車両を中心として他車両の位置、走行状態を把
握することができる。
道路交通システムによれば、ショートコード長のPN符
号を各搭載車両に割り当てて各搭載車両間の双方向通信
を行うことにしたので、受信手段の相関検出回路の個数
を節約でき、車両間双方向通信用受信手段のコストを低
減でき、実現性の高いシステムが構築可能となる。
道路交通システムによれば、基地局のマップ作成手段に
基づいて、自車両が保有する車両走行マップを更新する
ことにしたので、自車両が保有する車両走行マップの精
度がノイズにより劣化した場合でも、車両走行マップの
精度の劣化を防止できる。
道路交通システムによれば、各搭載車両は自車両と他車
両との間で車両走行マップの取得をできるようにしたの
で、自車両による測距手段では他車両の影に隠れていて
位置を特定できない非搭載車両の位置を特定できる。
道路交通システムによれば、道路に磁石をその極性がM
系列パターンに従うようにして所定間隔で埋め込むこと
にしたので、M系列パターンのコード長を大きく取り、
M系列パターンの連続する所定コードからなる2進コー
ドを走行中に取得することにより、走行中の搭載車両の
位置を精度良く特定できるという効果を奏する。
交通システムの概要図である。
搭載された回路の全体図である。
略図である。
フトレジスタを示す図である。
の一例を概念的に示す図である。
す図である。
て車両位置を特定するための手順を示すフローチャート
である。
の一例を示す図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 車両に車両間双方向通信用送受信手段が
搭載され、該車両間双方向通信用送受信手段が搭載され
た各搭載車両には自車両から他車両までの距離と方向と
を測定する測距手段が設けられ、各送信手段は車両位置
情報を少なくとも含む車両情報にPN符号変調を行って
送信信号を自車両から外部に無線出力し、各受信手段は
他の搭載車両から送信された送信信号を受信して相関回
路により復調することにより他の各搭載車両の車両位置
情報を取得し、各搭載車両は車両間双方向通信用送受信
手段が搭載されていない非搭載車両の位置情報を前記測
距手段により取得し、各搭載車両には前記各車両位置情
報に基づいて自車両を中心として他車両の位置を車両走
行マップとして作成する処理手段が設けられている車両
間双方向通信による道路交通システム。 - 【請求項2】 車両走行方向に所定間隔を開けてかつ車
道に沿って第1ビーコンが設けられ、第1ビーコンは前
記搭載車両に向けてショートコード長のPN符号を割り
当てるためのPN符号割り当て信号を送信するPN符号
割り当て信号発生手段と前記搭載車両からの応答信号を
検出する応答信号検出手段とが設けられ、前記各搭載車
両には前記第1ビーコンからのPN符号割り当て信号に
基づいてPN符号を生成するPN符号生成回路が設けら
れている請求項1に記載の道路交通システム。 - 【請求項3】 前記第1ビーコンに隣接して第2ビーコ
ンが設けられ、基地局にマップ作成手段が設けられ、前
記第1ビーコンは車両認識手段により通過車両を認識す
ると共に応答信号に基づいて搭載車両と非搭載車両とを
識別し、前記マップ作成手段は前記第1ビーコンによる
ショートコード長のPN符号の割り当てが完了する毎に
該第1ビーコンを通過した車両に基づいて車両走行マッ
プを作成すると共に、割り当て完了毎に最初からPN符
号を後続の各搭載車両に割り当て、前記第2ビーコンは
前記搭載車両に向けて車両走行マップを送信し、前記各
搭載車両は該車両走行マップに基づいて自車両の車両走
行マップを更新する請求項2に記載の道路交通システ
ム。 - 【請求項4】 自車両による測距手段では他車両の影に
隠れていて位置を特定できない非搭載車両の位置を特定
するために、各搭載車両は自車両と他車両との間で車両
マップ情報の取得が可能である請求項3に記載の道路交
通システム。 - 【請求項5】 前記受信手段は、前記PN符号を相関検
出するためにショートコード長に対応する個数の相関検
出回路を備えている請求項2に記載の道路交通システ
ム。 - 【請求項6】 各測距手段には、ロングコード長のPN
符号により変調された単一パルス波を測距信号として各
車両に向けて送信する送信手段と、各車両から反射され
た測距信号の反射波を受信して相関信号を検出する相関
検出回路と、該送信手段から出力された単一パルス波の
送信開始時点から前記相関検出回路による相関信号の検
出時点までの送受信時間を測定しかつ該送受信時間と電
波の速度とにより各車両までの距離を演算する演算手段
とを備えている請求項2に記載の道路交通システム。 - 【請求項7】 前記車道に磁石が車両走行方向に等間隔
を開けて埋設され、該磁石はN極とS極とのいずれか一
方が路面に向けられ、N極とS極とからなる極性の配列
パターンはM系列パターンに従わされ、前記搭載車両に
は前記各磁石の磁気を検出してM系列パターンに従う検
出信号を出力する磁気センサと、前記M系列パターンの
連続する所定チップ個数からなるチップ情報を1つの2
進コードとみなして該2進コードに基づいて自車両の位
置を決定する位置決定手段とが設けられている請求項2
に記載の道路交通システム。
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