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JPH1129030A - 車両ブレーキ装置のための液圧装置 - Google Patents

車両ブレーキ装置のための液圧装置

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Publication number
JPH1129030A
JPH1129030A JP10157633A JP15763398A JPH1129030A JP H1129030 A JPH1129030 A JP H1129030A JP 10157633 A JP10157633 A JP 10157633A JP 15763398 A JP15763398 A JP 15763398A JP H1129030 A JPH1129030 A JP H1129030A
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JP
Japan
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chamber
motor
spring
hydraulic device
passage
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Application number
JP10157633A
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English (en)
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JP4253368B2 (ja
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Michael Krauter
クラウター ミヒャエル
Nikolaus Proebsting
プレープスティング ニコラウス
Marc Finger
フィンガー マーク
James J Lundy Jr
ジェイ ジュニア ランディ ジェイムズ
Ron Angle
アングル ロン
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Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Robert Bosch GmbH filed Critical Robert Bosch GmbH
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Application granted granted Critical
Publication of JP4253368B2 publication Critical patent/JP4253368B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/32Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
    • B60T8/34Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
    • B60T8/36Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition including a pilot valve responding to an electromagnetic force
    • B60T8/3615Electromagnetic valves specially adapted for anti-lock brake and traction control systems
    • B60T8/3675Electromagnetic valves specially adapted for anti-lock brake and traction control systems integrated in modulator units
    • B60T8/368Electromagnetic valves specially adapted for anti-lock brake and traction control systems integrated in modulator units combined with other mechanical components, e.g. pump units, master cylinders

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  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
  • Braking Systems And Boosters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 プランジャポンプと、ストローク部材室
と、ストローク部材を駆動するモータと、電磁弁と、プ
ランジャポンプの入口に配属されたリザーバとを有し、
該リザーバは、シリンダと、このシリンダ内で摺動可能
でシリンダを可変な貯蔵室とばね室とに分割するリザー
バピストンと、該リザーバピストンを付勢するばねと、
前記ばね室を閉鎖する閉鎖部材とから成り、ばね室から
延びる圧力補償通路がモータの内室と連通している形式
の、車両ブレーキ装置のための液圧装置であって、漏れ
を導出する通路101,102,103がストローク部
材室9の低い位置からばね室30b,31bまで延びて
いて、このばね室内に開口している。 【効果】 プランジャポンプのピストンのピストン運動
によって、ストローク部材室に連行された圧力媒体が、
ばね室の電気構成素子から離れた箇所に供給され、ここ
で収集される、という利点を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項1の上位概
念に記載した車両ブレーキ装置のための液圧装置であっ
て、該液圧装置がケーシングブロック内で、ピストンと
該ピストンを摺動させるストローク部材とを備えた少な
くとも1つのプランジャポンプと、前記ストローク部材
が回転可能に収容されているストローク部材室と、前記
ストローク部材を駆動するためのモータと、電気的に制
御可能な少なくとも1つの弁と、少なくとも1つのプラ
ンジャポンプの入口に配属された少なくとも1つのリザ
ーバとを有しており、該リザーバは、シリンダと、この
シリンダ内で摺動可能でこのシリンダを可変な貯蔵室と
ばね室とに分割するリザーバピストンと、該リザーバピ
ストンを付勢する、ケーシングブロックで間接的に支持
されたばねと、前記ばね室を周囲に対して閉鎖する閉鎖
部材とから成っており、ばね室から圧力補償通路が延び
ていて、該圧力補償通路がモータに通じていて、このモ
ータの内室と連通している形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】ヨーロッパ特許第0621836号明細
書によれば、請求項1の上位概念に記載した形式の、水
密に構成された液圧装置は公知である。この公知の液圧
装置は、ピストンを有する少なくとも1つのポンプを備
えており、この場合、ピストンは電動機によって偏心体
を介して間接的に駆動可能である。この偏心体は、偏心
体室内で回転可能である。可動なピストンが圧力媒体
を、ポンプの作動に際してシールリング又はこれと類似
のものによって偏心体室内に連行することを避けること
ができないので、偏心体室から下方に通路が延びてい
て、この通路は、少なくとも1つのポンプを受容するケ
ーシングブロックから雰囲気若しくは周囲に開口してお
り、この場合この通路内に、雰囲気に向かって開口する
逆止弁が組み込まれている。ピストンから滴下して、偏
心体室内に連行された圧力媒体は、通路内に達し、逆止
弁を負荷するので、この逆止弁は開放し、従って圧力媒
体はケーシングブロックから流出する。これによって偏
心体室が圧力媒体によって満たされることは避けられる
ので、圧力媒体は電動機から離れて位置している。つま
り圧力媒体は電動機内に侵入することはなく、これによ
って電動機の機能性は妨げられることがない。
【0003】国際公開第96/13416号の刊行物に
より公知の液圧装置においては、電動機は偏心体室の上
側に位置しており、この偏心体室内で、ポンプの少なく
とも1つのピストンに働く偏心体が回転可能である。偏
心体室から下方に通路が延びており、この通路は、いわ
ゆる中央の換気箇所に直接的又は間接的に通じており、
この換気箇所には、例えば偏心体の圧力補償毎に、周囲
の雰囲気に対して相対的に空気は通すが外部からの水は
通さないように配慮し、また少なくとも跳ね水が装置内
に侵入するのを阻止するエレメントが組み込まれてい
る。付加的な手段として、中央の換気箇所が、前記刊行
物に記載された逆止弁を有していてよい。例えば前記ヨ
ーロッパ特許第0629836号明細書に開示された逆
止弁を使用してよい。この公知の装置はさらに、圧力媒
体を一時的に受容するために規定された少なくとも1つ
のリザーバを有しており、このリザーバは、周囲の雰囲
気に対して相対的に閉鎖された円筒形の中空室と、この
中空室を可変な貯蔵室とばね室とに分割する、リザーバ
内で摺動可能なピストンと、このピストンを負荷するば
ねとから成っている。このばねは、中空室を気密に閉鎖
する蓋で支えられている。ばね室から、しかも蓋に隣接
して、圧力補償通路が延びていて、この圧力補償通路
は、電動機の内側の中空室に向かって上方に、又は閉鎖
キャップの中空室に向かって下方に延びている。カバー
キャップは、装置の弁の電磁石及び、回路基板上に配置
された電気構成素子を覆っている。装置の運転中に、ポ
ンプのピストンによって、偏心体室内に連行された圧力
媒体は、例えばカバーキャップ内に直接滴下するので、
電気的な構成素子が圧力媒体によって濡らされることを
阻止することはできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の課題
は、従来技術における欠点を取り除くことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決した本発
明によれば、漏れを導出する通路がストローク部材室の
低い位置から、少なくとも1つのばね室に延びていて、
このばね室内に開口している。
【0006】
【発明の効果】請求項1に記載した本発明の特徴によれ
ば、プランジャポンプのピストンのピストン運動によっ
て、例えば偏心体室であるストローク部材室に連行され
た圧力媒体が、少なくとも1つのばね室の電気構成素子
から離れた箇所に供給され、ここで収集される、という
利点を有している。従来技術に従って中央の換気箇所に
設けられた通過性の部材によって又は従来技術による逆
止弁によって制限されて、ばね室内に連行された圧力媒
体を収集することは、省くことができる。従って本発明
によればコストの削減が得られ、また周囲に対して相対
的に装置を気密に閉鎖するという利点も得られる。ケー
シングブロックは、少なくとも1つのポンプと共に、損
傷の危険なしに、例えば塩分を含むを水内に侵入可能
で、浸すことができる。
【0007】従属請求に記載した手段によって、主請求
項に記載した液圧装置の有利な変化実施例及び改良が可
能である。
【0008】請求項2に記載した特徴によれば、通路区
分を2重に使用することで、一方では通路の節約によっ
て、また他方ではそれによって形成された少ない通路を
製造後に洗浄することによって、ケーシングブロックを
安価な形式で製造することができる、という利点が得ら
れる。
【0009】請求項3に記載した特徴によれば、ヨーロ
ッパ公開特許第0699571号明細書により公知な、
車両ブレーキ装置の液圧装置のためのケーシングブロッ
クが、その大きさ及びその原理上の内部構造を維持でき
る、という利点が得られるので、請求項1及び2の特徴
の配置だけを配慮すればよい。この場合、製造業者は、
少なくとも1つのポンプの少なくとも1つのピストンか
ら連行された、どの位の量の圧力媒体を貯蔵すればよい
かを規定することができる。液圧装置が車輪ロックの危
険性を避けるためにだけ規定されている場合には、液圧
装置が付加的に自動制動を行うために例えば駆動車輪を
トラクションコントロール又は走行安定性化するために
さらに改良されている場合におけるよりも、少なくとも
1つの容器を小さく構成する。何故ならば自動制動は、
少なくとも1つのポンプをしばしばスイッチオンするこ
とになるからである。
【0010】請求項4に記載した特徴によれば、このよ
うな容器のための実際的な実施例が得られる。この場
合、公知の深絞り技術が利用される。請求項5に記載し
た特徴によれば、容器の固定区分とケーシングブロック
との間に水が侵入することは、製造技術的に良好な形式
で避けられる、という利点が得られる。
【0011】請求項6に記載した特徴によれば、一方で
は、完全なモータが組立ラインに供給され、この組立ラ
インに沿ってモータがケーシングブロックに向かってガ
イドされ、このケーシングブロックで固定される、とい
う利点が得られ、この場合別の利点として同時に、周囲
からモータ内及びストローク部材室(ケーシングブロッ
ク内に存在する)内に水が侵入するのを避ける所望のシ
ールが得られる。請求項7に記載した特徴によれば、同
様に、製造技術的に良好な形式で、シールを製造するこ
とができ、この際に得られたシールの幾何学的な形状に
従って、少ない量のシール材料しか消費されない。シー
ル材料は、円環状に閉鎖されたビードの形状で提供する
ことができるので、このようなビードによって、いわゆ
るシールも、また圧力補償を行う通路の、周囲に対する
シールも得られる。
【0012】請求項8に記載した特徴によれば、モータ
とカバーキャップとの間の圧力補償が得られる。カバー
キャップは、電気的に作用する構成素子例えばリレー又
は半導体部材を有していて、この場合、液圧式の装置の
弁の電磁石も、シールによって、この電磁石が外部の不
都合な影響を受けないように保護されている。モータ内
部の圧力補償も、また雰囲気に接しているカバーキャッ
プの圧力補償も、装置を保護する形式で、カバーキャッ
プによってシールされ結合されたケーブル被覆部の補助
を受けて行うことができ、ケーブル被覆部は車両内ので
きるだけ高い位置で終わることができるので、部分的に
水に浸された車両において水が侵入する危険性は避けら
れる。その限りにおいては、国際公開第96/1341
6号の刊行物に開示された、液圧装置の最も深い位置か
ら上方に延びている、圧力補償だけを行う圧力補償チュ
ーブは避けることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
示した実施例について詳しく説明する。
【0014】本発明による液圧装置2は、主要な構成部
分として、ケーシングブロック3と、このケーシングブ
ロック3に取り付けられたモータ4(図3に示されてい
る)と、ケーシング5とカバーキャップ6とを有してい
る。この場合、液圧装置2は、ヨーロッパ公開特許第0
699571号明細書に記載された液圧装置とほぼ同じ
であるので、本発明とって重要な特徴を分かり易くする
ために、この液圧装置2についての説明は一般的な簡略
した説明にとどめる。
【0015】ケーシングブロック3の端面側Aには、図
1及び図4に示されているように、モータ4のための固
定面7が配置されている。この固定面7に対して直角に
ケーシングブロック3内に、段付けされた孔8が延びて
おり、この孔8は、偏心体室9を制限している。ジャー
ナルピン10は、段付けされた孔8によって支持された
ボールベアリング11によって、偏心体13のための回
転軸線12を規定する。この偏心体13は軸14と一体
的に構成されている。軸14は、偏心体13から延びて
モータ4内に突入している。モータ4は、図示していな
い形式で、直流電動機として、可動子(図示せず)とコ
レクタ(図示せず)とこのコレクタに配属された接触ブ
ラシ(図示せず)とを備えていてよい。補足すれば、図
示の偏心体13は、公知のストローク部材、又は公知の
よろめき円板又はその他のストロークカムである。従っ
て、不必要な限定を避けるために、偏心体はストローク
部材であってもよく、また、偏心体室9の代わりにスト
ローク部材室でもよい。
【0016】偏心体13の横断面は、図2に示されてい
る。図2では、偏心体13の後ろで、この偏心体13の
接続された軸14が示されている。図3には、ジャーナ
ル10から、偏心体13及び軸14の連続が示されてい
る。偏心体13を取り囲んで例えばニードル軸受15が
配置されており、このニードル軸受15は軸受リング1
6によって保持されている。軸受リング16の両側に
は、軸受リング6のための軸方向のストッパ部材17,
18が設けられている。軸受リング6は、これらの軸方
向のストッパ部材17と18との間で、偏心体13に対
して相対的に回転可能である。この場合、ストッパ部材
17は、軸14に堅固に固定されているボス19を有し
ている。軸方向のストッパ部材18は、外側が円錐形の
リング状に構成されていて、偏心体13にはめ込まれて
固定されている。上記構成部分は図1に示されている。
図2には、偏心体13の回転軸線12に対して直交する
方向で、偏心体13に対して鏡像対称的に配置された、
同軸的なプランジャ20,21が設けられている。プラ
ンジャ20,21は、ポンプシリンダ22及び23に存
在するプランジャ孔(図示せず)内で摺動可能である。
ポンプシリンダ22及び23は、吐出弁24若しくは2
5と協働して、互いに独立して作業する、入口24a及
び25aを有する2つのプランジャポンプを形成してい
る。公知の形式で、これらの入口24a及び25には、
プランジャポンプ内で図示していない逆止弁が配属され
ている。プランジャポンプ(ポンプシリンダ)22,2
3は、例えばかしめ部26,27によってケーシングブ
ロック3内に固定されている。プランジャ20,21
は、圧力を形成するための、ニードル軸受13及びその
軸受リング16を介在して偏心体13(後述の説明では
ストローク部材としても称呼されている)によって、長
手方向で摺動可能である。その都度、逆方向に摺動させ
るために、プランジャ20及び21にフック固定された
C字形のばね部材28が設けられている。
【0017】図2には、プランジャポンプ22,23の
部材20,22,24若しくは21,23,25の下側
に第1の円筒形の孔30,31が配置されており、これ
らの孔30,31は、鉛直方向可能から袋孔の形状でケ
ーシングブロック3内に形成されている。孔30,31
内には、ばね32,33によって付勢されたピストン3
4若しくは35(いわゆる貯蔵ピストン)が配置されて
いる。シールリング36若しくは37は、ピストン3
4,35の上側でシールされた貯蔵室38及び39が、
圧力媒体を受容するために提供されるように、配慮す
る。円筒形の孔30及び31から上方に接続通路30
a,31aが延びており、これらの接続通路30a及び
31aは、貯蔵室38及び39を2つのプランジャポン
プ24及び25の入口24a及び25aに接続する。ピ
ストン34及び35の下側では、円筒形の孔30及び3
1がばね室30b及び31bを形成している。ばね32
及び33は、円筒形の孔30及び31内でばね受け32
a及び33aによって保持されており、これらのばね受
け32a及び33a自体は、線ばねリング32b及び3
3bによってケーシングブロック3内で堅固に支持され
ている。接続通路30a及び31aは、プランジャポン
プ24及び25の上側に存在する下側の段付き孔52と
連通している。これらの段付き孔52は、図1に概略的
に示された、電磁石式に操作可能なストローク弁若しく
は行程弁53を受容するために使用される。行程弁53
は、図示の実施例ではいわゆるブレーキ圧減圧弁であ
る。また図2には上側の段付き孔50が示されており、
この段付き孔50に、図1に示した、電気式のコイル5
4を備えた行程弁51が配属されている。本発明は、1
つの車輪ブレーキシリンダと1つのマスタブレーキシリ
ンダとを備えた行程弁の液圧式の回路に関するものでは
ないので、ここでは詳細の説明は省く。
【0018】本発明に関連した形式で、偏心体室若しく
はストローク室9から下方に延びる第1の通路区分10
1,102,103が続いている。この場合、通路区分
101は、孔の形式で形成されており、この孔は、段付
き孔8の最も深い箇所と交差していて、これによって一
種の溝を形成し、さらに円筒形の孔として偏心体13の
回転軸線12に対して例えば平行に延びている。この場
合、通路区分101は、袋孔の形状に従って終わってい
る。通路区分102は、通路区分101と交差し、しか
もこの通路区分101内に開口している。この通路区分
102は、ケーシングブロック2の下側から穿孔され
て、下側に隣接して、押し込まれた球104によって閉
鎖されている。通路区分103は、やはり孔として形成
されており、この孔はケーシングブロック3の一方の側
から延びていて、通路区分102に開口していて、この
通路区分102と交差してさらに円筒形の孔31に開口
している。通路区分101から103は、ストローク部
材室9から離れる方向に向けられた通路を形成してい
て、この通路は、ばね室39b及び31bに開口してい
る。図2に示された、ピストン20及び21の端部から
滴下する圧力媒体は、ストローク部材室9から出て、ば
ね室30b及び31b内に達することが分かる。この滴
下した圧力媒体は、従来技術の説明に従って、プランジ
ャポンプ22及び23の運転時に図示していないシール
リングを通過し、つまりシール面間に侵入してシールリ
ングを通過する圧力媒体として称呼される。
【0019】下方から汚れ及び水が円筒形の孔30,3
1内に侵入しないようにするために、孔30,31は、
閉鎖部材106,107によって閉鎖されている。図示
の実施例では、閉鎖部材106及び107は、従来技術
の蓋としての課題も、また、第1の通路区分101,1
02,103によって偏心体室9から導出される圧力媒
体を、本発明に従って捕らえるための課題も満たす。
【0020】閉鎖部材106若しくは107は、ほぼ杯
状の深絞り部分として製造されていて、この深絞り部分
の自由な縁部108に隣接してまず押し込み変形部10
9が形成されており、次いでこの押し込み変形部109
は、フランジ状の軸方向ストッパにすえ込み成形され
る。自由な縁部108を先頭にして閉鎖部材106若し
くは107は円筒形の孔30b若しくは31b内に押し
込まれる。この場合、あらかじめ所定のシールが形成さ
れ。この所定のシールはシール部材110によって補わ
れる。このシール部材110は、従来技術から選択可能
な形式で例えば前成形されたシールリングであるか、又
は閉鎖部材106及び107を組み込む前に設けられ
た、液状のシリコーンゴム(時間の経過に従ってゴム弾
性的な状態に移行する)より成るビードであってよい。
図2には、この閉鎖部材106及び107の上側の自由
な縁部108が、通路区分103の下側に位置している
ことが示されている。この場合は、通路区分103から
例えば2つの円筒形の孔30,31内に侵入する圧力媒
体は、線ばねリング32b,33bに沿って下方に、閉
鎖部材106及び107内に達する。閉鎖部材106,
107の軸方向の長さが大きければ大きい程、収集され
た圧力媒体が通路区分103が配置されているレベルに
達する前に、より多くの圧力媒体を収容することができ
る。通路区分103に配属された孔区分の始端部から圧
力媒体が外に達することがないようにするために、閉鎖
部材として球105がケーシングブロック3内に押し込
まれている。
【0021】補足すれば、各円筒形の孔30及び31の
それぞれに配属された閉鎖部材106及び107は、ヨ
ーロッパ特許第0662891号明細書に記載された蓋
の形式の共通の蓋と交換することができる。この蓋は、
図2でほぼバスタブ状に構成されていて、シール部材を
介在してケーシングブロックに対して緊定されている。
このような蓋を使用する場合には、本発明の図2に示さ
れた球104の配置、通路区分103及び、この通路区
分103を外に対して閉鎖する球105は省くことがで
きる。
【0022】少なくとも1つのばね室30b,31bと
モータ4の内室111との間の、本発明による圧力補償
通路は、第1の通路区分101,102及び103と、
偏心体室若しくはストローク部材室9と、第2の通路区
分112及び113とを有している。通路区分103
は、ケーシングブロック2側に向けられたモータ端壁1
14に設けられた孔として構成されている。通路区分1
12は、例えば段付き孔8の輪郭を切断する、半分切断
された孔として構成されており、前記通路区分101の
部分と比較することができる。通路区分112と113
との間には通路区分115が設けられており、この通路
区分115は、シール部材116内に半径方向で位置し
ており、このシール部材116は、モータ端壁114
と、ケーシングブロック3によって形成された固定面7
との間に位置している。図4によれば、このシール部材
116は、環状に延びて構成されていて、シール材料か
ら打ち抜き成形、射出成形、又は有利には(閉鎖部材1
06及び107のシール部材110のために記載されて
いるように)液状のシール材料例えばシリコーンゴムか
ら製造してこれを固定面7に注いで又は射出して設ける
ようになっている。このような形式で製造されたシール
部材は、多くの場合、シールビード(Abdichtrappe)とも
称呼されており、例えばモータ4の軸方向で測定した、
ほぼ2ミリメートルの厚さを有している。このシール部
材116の半径方向内側には、例えば4つの例えば弾性
的な支持部材117を配置することができる。
【0023】偏心体室9から通路区分112は、図示し
ていないボールベアリングを収容するセンタリング付加
部118(モータ端壁114から偏心体13の方向に延
びている)の半径方向外側に、モータ端壁114と、ケ
ーシングブロック2に設けられた固定面7との間で、し
かもシール部材116の半径方向内側に延びていて、さ
らに、モータ端壁114の孔によって形成された通路区
部分113に続いている。これによって、内室111つ
まりモータ4の中空室と偏心体室9との間の圧力補償が
得られる。最初に述べた第1の通路区分101,102
と協働して、少なくとも1つのばね室30b,31bと
モータ4の内室111との間に圧力補償通路が形成さ
れ、この圧力補償通路は、2つのピストン34,35の
うちの少なくとも一方が各ばね32,33のばね力に抗
して移動する際に、それぞれのばね室30b,31bか
ら空気を内室111内に漏出させて、これによって、各
ピストン34若しくは35の摺動抵抗が、各ばね32,
33のばね力によってほぼ規定されるようになってい
る。図面によれば、圧力媒体を偏心体室9から導出し
て、モータ4の内室11と協働してばね室30bと31
bとの間の圧力補償を行うために、第1の通路区分10
1,102及び103が、簡単な形式で利用できること
が分かる。これによって、別個に構成された2つの通路
(一方の通路が、圧力媒体を導出するために使用され、
他方の通路が圧力補償を行うために使用される)に対し
て、コストの節約が得られる。
【0024】図1にはケーブル64が示されており、こ
のケーブル64は、モータ4に電力を供給するためにケ
ーシング5からモータ4に延びている。ケーシング5内
にはこの場合、モータ4のための電流を接続するための
リレーが配置されている。本発明に属する形式で、ケー
シングブロック2に対してシールされたケーシング5
と、モータ4の内室11との間の圧力補償が得られる。
圧力補償するためにここでは圧力補償通路が設けられて
おり、この圧力補償通路は、ケーブル64のワイヤ12
0と、これらのワイヤ120を被覆するチューブ状のケ
ーブル被覆部121との間の中間室によって形成されて
いる。
【0025】ケーシング5にはケーブル被覆部121が
配属されていて、このケーシング被覆部121はシール
ブシュ122によって取り囲まれており、このシールブ
シュ122は差込部123内にシールされて挿入されて
いる。差込部123自体は、外側で別のシールブシュ1
24を有しており、この別のシールブシュ124は、ケ
ーシング5内にあるソケット内に差込部123を差込む
際に機能する。差込部123内には接点クリップ125
が設けられており、この接点クリップ125は、爪立て
することによってワイヤ120に電気的に接続されてい
る。接点クリップ125が、センタリング区分126を
備えた金属薄板湾曲部として構成されていることによっ
て、接点クリップ125から見て、差込部123は、図
示のワイヤ120の間まで貫流され、ここからワイヤ1
20間でケーブル被覆部121を通って貫流可能であ
る。
【0026】比較可能な形式で、ケーブル被覆部121
は、第2の差込部128内に存在する別のシールブシュ
127内に挿入される。前記接点クリップ125の代わ
りに、ケーブル被覆部121内に延びるワイヤに差込ピ
ン129が電気的に接続されている。電気的な接続は公
知の形式で爪立て(Verkrallen)によって行うことができ
るが、このために、差込ピン29はシールブシュ127
内に突入する管状の延長部を有しており、この環状の延
長部がワイヤ120に対して押し潰される。差込ピン1
29の回りが空気によって貫流されるようにするため
に、差込ピン129はセンタリングリブ130によって
差込部128内で整列されている。差込ピン29にはモ
ータ4内に図示していない接触ブシュが配属されてお
り、この接触ブシュに例えばブラシホルダ(同様に図示
していない)が接続されている。センタリングリブ13
0は、管状の区分131から半径方向内方に延びてい
る。この管状の区分131にシール部材132が被せ嵌
められていて、このシール部材132はモータ4に向け
られたシールリブ133を有している。シールリブ13
3がモータ4に整列されて押しつけられるように、差込
部128には、ねじ込み孔135を備えた固定舌片13
4が一体成形されている。子固定舌片134は図1に示
されている。ねじ込み孔135は、固定ねじのヘッド1
36によって覆われているので、図示されていない。
【0027】ケーブル被覆部121は、圧力を補償しな
がら少なくとも間接的に接続ケーブル140に接続され
ており、この接続ケーブル140は、やはりケーブル被
覆部141と多重に被覆された接続素線142とから成
っている。
【0028】一般的な電気技術により公知である、詳細
は図示されていない部材143及び144によって、ケ
ーシング5に存在するシールされた差込プラグ145と
の接続が得られる。その限りにおいて、ケーブル被覆部
141の図示していない端部とケーシング5との間に水
が侵入することは避けられる。従来技術に属する形式
で、差込プラグ145及び接続部144内には接触部材
(図示せず)が配置されていて、ケーブル被覆部141
からケーシング5内に又はそれとは逆方向に、接続素線
142を出発点とした空気の貫流可能性が得られる。接
続ケーブル140は、車両内で上方のできるだけ高い位
置にガイドされている。従って所望の形式でケーブル被
覆部141は、周囲の雰囲気とケーシング5の内部との
間で圧力補償通路として働き、またモータ4のためのケ
ーブル被覆部121を直接貫通する圧力補償通路として
働く。
【0029】以上説明した手段は、液圧装置2において
直接的に、水が侵入するのを阻止し、しかも液圧装置2
の内室から周囲の雰囲気への圧力補償を行い、さらにプ
ランジャ毎に連行された圧力媒体を、液圧装置の、敏感
な電気素子から離れた位置に存在する領域内に導出する
ように働く。これによって、場合によっては圧力媒体内
に存在する電解液質的に働く構成部が電気素子に作用を
及ぼすか又はこれらの電気素子を機能しなくなるように
働くことは避けられる。
【0030】第2実施例の説明 図6に示したアンチロック装置2aの第2実施例は、各
プランジャ毎に連行された圧力媒体を導出することに関
しては、図1、図2、図3及び図4に示した第1実施例
と同様に構成されている。従って図6には、通路区分の
うちの、ストローク部材室9から延びる通路区分101
と、この通路区分101から下方に延びる通路区分10
2の一部だけが示されている。第1実施例のものに対し
て、構成部材118がここでは図示していないボールベ
アリングの中央の受容部として使用されている点が異な
っている。この図示していないボールベアリングは、軸
14を捕まえてその際にモータ4に対してセンタリング
して支承するためのものである。従って、構成部材11
8の領域では、段付けされた孔8が、この孔8と構成部
材118との間に環状の第2の通路区分112aが開放
するように、構成されている。モータ4の内室111に
向かって別の第2の通路区分115が続いており、この
第2の通路区分115は、第1実施例におけるように、
シール部材116内、ここではケーシングブロック3a
の固定面7とモータ端壁114との間に延びている。ま
た、モータ端壁114の孔として構成された別の第2の
通路区分113は、第2の通路区分115をモータ4の
内室111に接続している。
【0031】図1には2つのねじ150a及び151a
の上側のねじ頭150と下側のねじ頭151が部分的に
示されている。これらのねじ150a及び151aは、
図3によれば、モータ4を貫通して差し込んでこのモー
タ4をケーシングブロック3aにねじ込んで固定するた
めに使用される。このために、図4に示されているよう
に、2つのねじ孔152及び153がケーシングブロッ
ク内に配置されている。場合によってはストローク部材
室9から、第2の通路区分112aを通って固定面7と
モータ端壁114との間に達する連行された圧力媒体
が、ねじ山付き孔153に達することがなく、ひいては
下側のねじ151aに沿ってモータ4内に達することが
ないようにするために、シール部材116から、ねじ孔
153を巡って例えば一様に湾曲されて延びるさらに別
のシールストリップ116aが延びている。
【0032】図6に示した第2実施例では、モータは、
図示していない可動子の両側で軸14のための2つの軸
受を有している。この場合、2つの軸受のうちの一方
が、構成部材118内の前記ボールベアリングであり・
このようなモータ4をケーシングブロック3aに組み付
ける際に、ストローク部材室9に対する相対的なモータ
のセンタリングは、ジャーナル10を、ケーシングブロ
ック3a内に存在するボールベアリング11内に差し込
む際に得られる。
【0033】第1実施例に関連して説明したように、こ
こでもシール部材116及びシールストリップ116a
は選択的に、シール部材から流し込み又は射出成形又
は、1枚のプレートから打ち抜き成形することができ
る。
【0034】第3実施例の説明 図7に示した本発明による液圧装置2bの第3実施例
は、図6に示した第2実施例のケーシングブロック3a
を引き継いでいるので、ポンプ部材22,23から出
て、ストローク部材室9から出るようにガイドされる連
行された圧力媒体は、さらに、モータ4の内室11から
通路区分101,102を通って下方に流出する。
【0035】ストローク部材室9とモータ4の内室11
1との間の圧力補償は、第1の通路区分としての、スト
ローク部材室9内に開口する、構成部材118の開口に
よって行われる。この場合この開口は、軸114を取り
囲むリング状の第2の通路区分113aを形成してい
る。この第2の通路区分113aに、別の第2の通路区
分113bが続いており、この別の第2の通路区分11
3bは、軸4を取り囲む内側のボールベアリングリング
118bと、ケーシングブロック3aに対して相対的に
停止している外側のボールベアリングリング118aと
の間、この場合2つのボールベアリング118c間に延
びている。他方では前記形式で、ストローク部材室9
が、第1の通路区分101,102,103を介してば
ね室30b及び31bに連通しているので、ストローク
部材室を通じて、ばね室30b,31bとモータ4の内
室111との間の圧力補償が可能である。この第3実施
例は、図1、図2、図3及び図6に示したそれぞれ1つ
の第2の通路区分113を形成する開口なしで構成され
ており、これによって製造コストが安価にされている。
【0036】さらに補足すれば、図7に示した第3実施
例には、図6に示した第2実施例の第2の通路区分11
2a、115及び113も、モータ4の内室111とば
ね室30b,31bとの間の圧力補償を好都合に実施す
るために使用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による液圧装置の一部破断
した側面図である。
【図2】図1の装置の横断面図である。
【図3】液圧装置のモータ部分を示す斜視図である。
【図4】図1に示した装置の液圧装置の詳細を示す側面
図である。
【図5】図1の装置のための電気的な構成部分の断面図
である。
【図6】本発明の第2実施例による装置の一部破断した
断面図である。
【図7】本発明の第3実施例による装置の一部破断した
断面図である。
【符号の説明】
2 液圧装置、 3,5 ケーシングブロック、 4
モータ、 6 カバーキャップ、 7 固定面、 8
孔、 9 偏心体室(ストローク部材室)、10 ジャ
ーナル、 11 ボールベアリング、 12 回転軸
線、 13 偏心体(ストローク部材)、 14 軸、
15 ニードル軸受、 16 軸受リング、 17,
18 ストッパ部材、 19 ボス、 20,21 プ
ランジャ、 22,23 ポンプシリンダ(プランジャ
ポンプ)、 24,25 吐出弁(プランジャポン
プ)、 24a,25a 入口、 26,27 かしめ
部、28 C字形のばね部材、 30,31 円筒形の
孔、 30a,31a 接続通路、 30b,31b
ばね室、 32,33 ばね、 32a,33a ばね
受け、 32b,33b 線ばねリング、 34,35
ピストン、 36,37 シールリング、 38,3
9 貯蔵室、 50 上側の段付き孔、 51行程弁、
52 下側の段付き孔、 53 行程弁、 54 電
気式のコイル、 55 電磁石式のコイル、 64 ケ
ーブル、 101,102,103第1の通路区分、
104,105 球、 106,107 閉鎖部材、
108 自由な縁部、 109 押し込み変形部、 1
10 シール部材、 112,113 第2の通路区
分、 114 モータ端壁、 115 通路区分、 1
16 シール部材、 117 支持部材、 118 セ
ンタリング付加部、 120 ワイヤ、 121 ケー
ブル被覆部、 122、124,127 シールブシ
ュ、 123 差込部、 125 接点クリップ、 1
26 センタリング区分、 128 第2の差込部、
129 差込ピン、 130 センタリングリブ、 1
31 管状の区分、 132 シール部材、 133
シールリブ、134 固定舌片、 135 ねじ込み
孔、 136 ヘッド、 140 接続ケーブル、 1
41 ケーブル被覆部、 142 接続素線、 14
3,144 部材、 145 差込プラグ、 153
ねじ山付き孔
フロントページの続き (72)発明者 ニコラウス プレープスティング ドイツ連邦共和国 ズルツベルク オタッ カー 21 (72)発明者 マーク フィンガー アメリカ合衆国 チャールストン スミス ストリート 76−ビー (72)発明者 ジェイムズ ジェイ ジュニア ランディ アメリカ合衆国 チャールストン ドーチ ェスター ロード 8101 (72)発明者 ロン アングル アメリカ合衆国 サウスカロライナ ラド ソン エス ユニヴァーシティ ドライヴ 1382ビー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両ブレーキ装置のための液圧装置であ
    って、該液圧装置がケーシングブロック内で、ピストン
    と該ピストンを摺動させるストローク部材とを備えた少
    なくとも1つのプランジャポンプと、前記ストローク部
    材が回転可能に収容されているストローク部材室と、前
    記ストローク部材を駆動するためのモータと、電気的に
    制御可能な少なくとも1つの弁と、少なくとも1つのプ
    ランジャポンプの入口に配属された少なくとも1つのリ
    ザーバとを有しており、該リザーバは、シリンダと、こ
    のシリンダ内で摺動可能でこのシリンダを可変な貯蔵室
    とばね室とに分割するリザーバピストンと、該リザーバ
    ピストンを付勢する、ケーシングブロックで間接的に支
    持されたばねと、前記ばね室を周囲に対して閉鎖する閉
    鎖部材とから成っており、ばね室から圧力補償通路が延
    びていて、該圧力補償通路がモータに通じていて、この
    モータの内室と連通している形式のものにおいて、 漏れを導出する通路(101,102,103)がスト
    ローク部材室(9)の低い位置から、少なくとも1つの
    ばね室(30b,31b)まで延びていて、このばね室
    内に開口していることを特徴とする、車両ブレーキ装置
    のための液圧装置。
  2. 【請求項2】 圧力補償通路が、ストローク部材室
    (9)の下側の少なくとも1つの第1の通路区分(10
    1,102,103)と、ストローク部材室(9)の少
    なくとも一部と、ストローク部材室(9)に接続する少
    なくとも1つの第2の通路区分(112a,113,1
    13a,113b,115)とから成っており、少なく
    とも1つの第2の通路区分(113)が、モータ(4)
    の内室(111)に連通していて、少なくとも1つの第
    1の通路区分(101,102,103)が、漏れを導
    出する通路を形成している、請求項1記載の液圧装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つのシリンダ(30,3
    1)の軸線が、ほぼ鉛直方向で、ばね室(30b,31
    b)と共に下方に向けられており、少なくとも1つの閉
    鎖部材(106,107)が鉢状の収集容器を形成して
    いる、請求項1又は2記載の液圧装置。
  4. 【請求項4】 容器(106,107)が、軸方向スト
    ッパ(109)を有する深絞り部分として構成されてい
    て、その自由な縁部(108)を先頭にして各シリンダ
    (30,31)内に押し込まれている、請求項3記載の
    液圧装置。
  5. 【請求項5】 軸方向ストッパ(109)とケーシング
    ブロック(3,3a)との間に、有利な形式で液状のシ
    リコーンゴムより成形されたシール部材(110)が配
    置されている、請求項4記載の液圧装置。
  6. 【請求項6】 モータ(4)が、ケーシングブロック
    (3,3a)に向けられた端壁(114)を有してお
    り、該端壁(114)内に、第2の通路区分(113,
    113a,113b)を形成する開口が設けられてお
    り、該開口の制限部の半径方向外側で端壁(114)と
    ケーシングブロック(3)との間にシール部材(11
    6)が配置されている、請求項1又は2記載の液圧装
    置。
  7. 【請求項7】 シール部材(116)が、ゴム弾性的な
    状態に移行する液状のシリコーンゴムのようなシール手
    段の、円環状に閉じられた塗布剤の形状である、請求項
    6記載の液圧装置。
  8. 【請求項8】 モータ(4)から、水密なケーブル被覆
    部(121)を備えたワイヤ(120)より成る電気的
    なケーブル(64)が延びていて、ケーシングブロック
    (3,3a)にフランジ接続されたケーシング(5)ま
    でガイドされており、水密なケーブル被覆部(121)
    が少なくとも間接的に、モータ(4)のケーシング部分
    及びケーシング(5)に対して相対的にシールされてい
    て、この場合、ワイヤ(120)とケーブル被覆部(1
    21)との間の中空室が、モータ(4)の内室(11
    1)とケーシング(5)の内部との間で圧力補償通路を
    形成している、請求項1、2、6又は7のいずれか1項
    記載の液圧装置。
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