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JPH11514218A - 診断および治療監視のための分子マーカーとしての活性化し得る代謝酵素の錯体結合された阻害剤 - Google Patents

診断および治療監視のための分子マーカーとしての活性化し得る代謝酵素の錯体結合された阻害剤

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JPH11514218A
JPH11514218A JP9511588A JP51158897A JPH11514218A JP H11514218 A JPH11514218 A JP H11514218A JP 9511588 A JP9511588 A JP 9511588A JP 51158897 A JP51158897 A JP 51158897A JP H11514218 A JPH11514218 A JP H11514218A
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JP
Japan
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molecular weight
high molecular
hirudin
inhibitor
thrombin
Prior art date
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Pending
Application number
JP9511588A
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English (en)
Inventor
ノヴァク、ゲーツ
ブーハ、エルケ
バルディンガー、フェレーナ
Original Assignee
マックス−プランク−ゲゼルシャフト ツール フェルデルング デア ヴィッセンシャフテン エー.ファウ.,ベルリン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by マックス−プランク−ゲゼルシャフト ツール フェルデルング デア ヴィッセンシャフテン エー.ファウ.,ベルリン filed Critical マックス−プランク−ゲゼルシャフト ツール フェルデルング デア ヴィッセンシャフテン エー.ファウ.,ベルリン
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、活性化し得る代謝酵素の診断のためにこの酵素の活性化を決定するための分子マーカーとしての、高分子量担体に結合された、該酵素の阻害剤の使用に関する。本発明は、特に、凝固診断および治療監視において凝固活性化を決定するための分子マーカーとしての、高分子量担体に結合されたトロンビン阻害剤の使用に関する。本発明は、好ましくは凝固診断および治療監視のための分子マーカーとしての、デキストラン−ヒルジンまたはPEGに結合されたヒルジンの使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 診断および治療監視のための分子マーカーとしての活性化し得る代謝酵素の錯体 結合された阻害剤 本発明は、活性化し得る或いは活性化された代謝酵素の診断または治療監視の 目的でこの酵素の活性化を決定するための、分子マーカーとしての高分子量担体 に結合された、該酵素の阻害剤の使用に関する。本発明は、特に高分子量担体に 結合された、血液凝固カスケードの活性化生成物または活性化フィブリン溶解酵 素の阻害剤の使用に特に関する。本発明は、好ましくは高分子量担体に結合され 、凝固診断および治療監視において凝固活性化を決定するための分子マーカーと して用いられるトロンビン阻害剤の使用に関する。本発明は、特に、凝固活性化 を決定するための分子マーカーとしての錯体結合されたヒルジン(CBH)に関 する。 多くの代謝生理学的工程は、場合によっては分岐し、そして一連の活性化し得 る酵素を介して反応開始剤もしくは連鎖反応を強める働きを持つカスケードメカ ニズムを介して制御されている。例えば、上記の如きメカニズムは、グリコーゲ ン代謝の制御、細胞外信号の伝達、および特に血液凝固において効果的である。 分子レベルにおいて、カスケードメカニズムに含まれるファクターの断続するリ ン酸化反応はしばしばこの時点で認識される。このメカニズムによる反応開始剤 の強化は、それら自身もしばしば酵素である複数の基質分子を改質させることが できるメカニズムの複数の異なる段階に関わる酵素による。上記の如きメカニズ ムの活性化された酵素は、各患者の体内において進行する活性化反応を決定する ための分子マーカーとして好適である。上記の如き過程において、永続的診断系 統などに供給されるべき主要な各活性化酵素の特定の親和性の高い阻害剤が使用 される。しかしながら、この分子マーカー原理と呼ばれるものは、これまでは不 十分に展開されてきただけであった。 血液凝固の脈管内活性反応を決定するために適する分子マーカーの探索は数年 に亘って鋭意に検討された。この仕事の過程において、凝固活性化の一連の代謝 生成物が分子マーカーとして浮上してきた。これら代謝生成物は、プロトロンビ ンF1+2断片、血小板因子IV、そしてフィブリノペプチドAおよびBだけで なく、フィブリン溶解によって生成されるフィブリン分解による一部の分裂生成 物(例えばd−二量体類)から成り、そしてTAT錯体として知られる、天然の 抗トロンビンとセリンプロテアーゼトロンビンとの間に形成される錯体から同様 に成る。 これらの分子マーカーの有用性は大規模な臨床研究において分析されてきた。 血栓症発生もしくはトロンボ−陥入疾病中に確実に増加もしくは持続する、この 種の分子マーカーの血液水準を決定することは可能であることが一般に確認され ている。しかしながら、これらのマーカーの効率には改善の余地がかなり存在す る。静脈血栓症もしくは動脈血栓症閉塞疾病を患う臨床患者においては、凝固に 対し最も敏感なマーカーの応答容量、つまりプロトロンビン断片F1+2は20 %未満であった。さらに、トロンボ−陥入疾病もしくは血栓症発生の重度とこの 場合および他の分子マーカーの血液水準の大きさとの間に相関関係は見出せなか った。 この種の疾病を患っている患者の経験から、止血学(haemostaseology)におい てマーカーの実際の血液水準を決定することによって凝固活性化の強度について の結論を導き出し得る分子測定の原理はこれまで存在しなかったことが導き出さ れる。この原因は、体内に自然に発生する凝固酵素の代謝生成物としての分子マ ーカーが、除去メカニズムによる循環からある程度迅速に除去されることに起因 する。これに関して、マーカーを、特に肝臓代謝の範囲において、関与する器官 の機能に依存してある程度迅速に代謝させることを考慮しなければならない。 本発明の基礎となる目的は、それ故、代謝活性化の初期段階を検知するための 好感度のマーカーを同定することにある。特に、凝固活性化の初期段階を検知す るための好感度のマーカーを同定することである。 さらに、分子マーカーは脈管内活性化反応、特に血液凝固を決定するための広 い診断範囲を有するべきである。これに関して、マーカーは、代謝過程或いは除 去反応に独立にその器官内において作用すべきである。マーカーが血液循環中で のみ迅速に分散し、全く代謝をしないか或いはわずかに代謝をし、そしてゆっく りとだけ除去されることが保証されなければならない。 本発明によれば、この目的は、活性化し得る代謝酵素の活性化すなわち活性を 決定するための分子マーカーとしての、高分子量担体に結合された、該酵素の特 定の阻害剤の使用によって達成される。 驚くべきことに、高分子量担体に結合された活性化し得る代謝酵素の阻害剤、 つまり代謝酵素の錯体結合された阻害剤は、血液循環中に排他的に及び迅速に分 散し、その器官内ではゆっくりとだけ分解もしくは除去され、そして遊離で、結 合していない阻害剤が有しているのと酵素に対するほぼ同じ親和性を有すること が分かっている。この原理は、高い親和性と特定の阻害剤が有効なすべての活性 化し得る主要な酵素に対して適用できる。その原理は、トロンビン、活性化ファ クターVIIもしくは活性化ファクターXの如き凝固カスケードの活性化生成物 に特に適しており、そして例えば組織プラスミノーゲン活性化剤(tPA)もし くはプラスミンの如き活性化フィブリン溶解酵素にも適している。高い親和性お よび特定の阻害剤によって阻害し得る代謝の他の主要な酵素の例には、アンギオ テンシン変換酵素(血圧制御)もしくはエラスターゼ(ショック反応)を包含す る。 以下の説明は、本発明の好ましい実施態様、つまりトロンビン阻害剤の使用に 関する。しかしながら、本実施例において説明される血液の治療監視のための分 子マーカー原理は、活性し得る酵素および高分子量担体物質に結合された高い親 和性を有する特定の阻害剤との如何なる組み合わせにも対応するように適用し得 ることは理解されるべきである。 驚くべきことに、高分子量担体に結合されたトロンビン阻害剤(錯体結合され たトロンビン阻害剤)は、血液循環中に排他的に及び迅速に分散し、その器官内 でゆっくりとだけ分解もしくは除去され、そして遊離のトロンビン阻害剤が有す るのとほぼ同じ親和性をトロンビンに対して常に有し、それによって治療目的に 適していることが分かっている。非結合トロンビン阻害剤は、血液中だけでなく 体全体に分散されるので、この種の治療に対してこれらの物質を使用することは 不可能であり、消費された際には、血液中での検知可能な濃度減少を示さずに再 度分散される。 高い親和性の天然のトロンビン阻害剤例えばヒルジン、そしてトロンビンに対 して高い親和性を有するすべての他の直接接合している合成トロンビン阻害剤は 、トロンビン阻害剤として使用できる。その例には、PEG結合された4−アミ ジノフェニルアラニン(ペプチド リサーチ、No.2、78−85(199 5))が包含される。天然または合成の物質は、高分子量担体として使用できる 。その例には、ポリエチレングリコール、デキストラン、そして体内に自然に発 生する血液蛋白質が包含される。その他の例には、アルブミン、γ-グロブリン 、およびフェリチン、サクシニル化されたゼラチン、架橋ポリペプチド、そして ポリヒドロキシスターチが包含される。 デキストラン結合(DP)されたヒルジンは、ポリエチレングリコール(PE G)に結合されたヒルジン、もしくは人体蛋白質と結合されているヒルジンと同 様に、使用に適している。その分子の大きさのため、これらの蛋白質(アルブミ ン結合されたヒルジン或いは規定されたγ-グロブリンに結合されているヒルジ ン) は、非常にゆっくりとした生物学的除去過程を受けるだけである。 この種の錯体に結合されたヒルジンは、血液中にほぼ排他的に分散され、そし て細胞外の流体空間中への溢血を全く示さないという大きな利点がある。このマ ーカーは少量でも、血液中に分散された時に、迅速に且つ強固に結合する、脈管 内的に活性化されたトロンビンもしくはプロトロンビン−トロンビン転換の活性 化中間体のための、高活性阻害剤として機能し得る。活性化酵素の錯体結合され たトロンビン阻害剤との結合により、「遊離」の錯化ヒルジンの量は、活性トロ ンビンが循環内に発生する程度によって減じられる。 ヒルジン、および高分子に結合されたヒルジンは、セリンプロテアーゼトロン ビンに対して高い親和性を有する。トロンビン種だけに対するヒルジンの単一特 異性は、このマーカーがその生物中のこのセリンプロテアーゼに対して活性とな ることだけを許容する。他の酵素との結合は不可能且つ未知である。 凝固組織の主要な酵素、つまりセリンプロテアーゼトロンビンが、内因性もし くは外因性凝固の最終生成物として、永久的な凝固活性化によって生物の血液中 に存在するようになる場合、血液中に存在するCBH分子マーカーによって直ち に結合され、そして失活させられる。錯体結合されたヒルジン、つまり遊離な阻 害剤の量は、トロンビン−ヒルジン錯体が形成される程度によって血液中に減少 する。 「遊離の」分子マーカー、つまり錯体結合されたヒルジンは、急速に実行され 得る、遊離なヒルジンを検知する好感度で独特な方法を用いて決定される。この 検知方法を用いることによって、離散的な凝固活性化効果が検知され、そして監 視を繰り返すことによって生物中で早い時点において定量化され得る。 本発明による分子マーカーは、患者の体重に関して、0.005〜0.5mg/ kg、好ましくは0.01〜0.05mg/kg、最も好ましくは0.01〜0.0 2mg/kgの投与量で用いられる。それらは非経口的に、好ましくは静脈注射 によって投与される。マーカーの吸収が対応する処方によって保証される経口投 与も可能である。この目的のために、本発明による分子マーカーは、慣用のアジ ェバント物質および担体物質と共に、この投与方法に適切である処方において用 いられる。このように、例えば、錯体結合されたヒルジン調合物は、冷凍乾燥調 合(5mlの水中に溶解されるもの; PEG−ヒルジン、アルブミン−ヒルジ ン、γ−グロブリン−ヒルジン)で或いは即使用可能な注射溶液(例えば、5m l; ゼラチン−ヒルジン、ヒドロキシ−スターチ−ヒルジン)として調製可能 であり、ここでヒルジンの含有量は1アンプル当たり約5mgのヒルジンである 。使用に必要な投与量は以下の式によって算出され、そして静脈注射用濃縮塊と して投与される。 本発明を、以下の実施例を参照しながら更に詳しく説明する。実施例:分子マーカーとしての錯体結合されたヒルジン 危篤状態にある群の患者に、体重に対応する分の錯体結合されたヒルジンを静 脈注射で投与した。短い分散時間(10−15分間)の後に、このCBHは一定 の血液水準に達した。CBHに対する除去半減期は、健康な試験志願者における 対応するコントロール調査による比較分量として知られていた。 少量のクエン酸全血(0.5ml)が、血栓症で危篤状態の患者から短い間隔 で採取された。遊離の循環CBHが、ヒルジン用の特定の検知方法、つまりエカ リン凝固時間(ECT,ヨーロッパ特許第93903232.2)を用いて決定 された。エカリン凝固時間は活性を決定する方法であり、そして遊離セルジンの 検 知には非常に好感度であるが、ヒルジン−トロンビン錯体に対してはそれほど好 感度ではない。CBHの血液水準の減少と血液循環のトロンビン遊離の強度との 間には直接的な相関関係が存在した。時間に関する血流中のトロンビンの遊離の 定量化は、“消滅速度”を数学的にモデル化することの可能性もしくは遊離CB Hの血液水準のより顕者な減少によって得られた。この方法を用いることによっ て、従来診断上では達成できなかった凝固活性化の初期段階を検知することも可 能である。 更なる試験においては、これらの分子トロンビン“プローブ”の効率が、動物 を用いた実験に適用されるモデル化研究において検査された。 ここで用いられた実験動物はラット(HAN−WISt、ジェナ大学の中央実験 動物ユニット[Central Experimental Animal Unit of the University of Jena] )およびウサギ(チンチラ雑種、サボ、バッドキスレッグ[Chinchilla bastards ,Savo,Bad Kislegg])であった。SPFの家畜基準に準拠している上記二種類 の動物のそれぞれの雄と雌が用いられた。ラットをエチルウレタン(皮下注射で 1.5g/kgを投与)を用いて麻酔にかけ、ウサギをペントバルビタール(静 脈注射で25mg/kgを投与)を用いて麻酔にかけた。二つの異なる検知方法 が、血液中のヒルジンを決定するために用いられた。エスカリン凝固時間に加え て、色素基体法も用いられた。この方法において、色素基体(クロモジム ティ ーエム、ペンタファーム ベイスル[Chromozym TM,Pentapharm Basle])および エスカリン(25 Eu/ml)もしくはトロンビン(1.5 NIH U/ml) が血漿(1/10に希釈)、そして二分後に分光計によって消失が測定された( NIH U: トロンビン凝固作用の国際基準; NIH=(国立健康機関[at ional nstitute of ealth])。 錯体結合されたヒルジンが、二つの異なるヒルジン調合物で用いられた。 1.デキストラン−ヒルジン(デキストラン 150 kDa)が、ウォルズマン ら(Walsmann et al)による方法によってヒルジンに結合された。 比活性は971 ATU/mgであった(ATU = 抗トロンビンユニット = 直接トロンビン抑制剤用の国際基準)。 2.PEGに結合されたヒルジン。クノールによって提供された市販の調合物を 用いた(PEG−ヒルジン/144もしくはPEG/153)。 1.ラットのPEGヒルジンの血漿水準におけるトロンビンの効果 実験構成: 麻酔をかけたラットにPEG−ヒルジンを140ATU/kg体重の投与量で 、濃縮塊として静脈注射によって投与した(ATU = 抗トロンビンユニット) 。10分後、ラットにトロンビンを注入し、そして対象動物に同量の生理食塩水 を注入した。頸静脈に常設されているカテーテルを介して60分ごとにラットか らクエン酸血0.5mlを採取し、それによって分子マーカーの血液水準を監視 した。トロンビンを35、70、140、250および500 NIH U/kg x hour-1の濃度で360分間に亘りラットに注入した。結果を図1に示す 。短い初期の分散期間の後に、比較的一定の血液水準を有するPEG−ヒルジン が血漿中で検知されたことが分かる。おおよその半減期は約12から14時間で あった。35 NIH U/kg x hour-1のトロンビン注入において、PE G−ヒルジンの血液水準の時間依存性は、ほとんど対象グループ(生理食塩水を 注入された動物)のそれと同じであった。70 NIH U/kg x hour-1 のトロンビンでは、PEG−ヒルジンの血液水準の有意に加速された減少は12 0分を過ぎた後でも検知された。トロンビンの投与量がもっと大きい場合、遊離 PEG−ヒルジンは血液循環からかなり急速に消滅した。250もしくは500 NIH Uのトロンビンでは、PEG−ヒルジンは120分を過ぎた後でも血漿 中に検知することはできなかった。 2.ラットのPEG−ヒルジン水準におけるトロンビンの反復的な適用の効果 これらの試験において使用されたPEG−ヒルジン(PEG153)は、その 分散性と血液水準の時間依存性は上記に説明される試験例の時間依存性とほぼ同 じであることを示した。各々の患者に100 NIH−U/kgのトロンビンを 15分間注入した場合、120分後、180分後、および240分後にPEG− ヒルジン水準のわずかな影響が検知された。一方、250 NIH−U/kgの トロンビンを適用した場合、PEG−ヒルジン血液水準のより顕著な減少が3時 間後に発生した。トロンビンの投与量を500 NIH−U/kgまで増加する と、この減少の割合がさらに大きくなった。 3.ウサギのデキストラン−ヒルジンの血漿水準におけるトロンボキナーゼの効 ウサギを5000 ATU/kgのデキストラン−ヒルジンで前処理した。その デキストラン−ヒルジン血液水準を監視することにより、ウサギの一定のヒルジ ン血液水準が24時間後に始めて検知されたことがわかった。精製されたトロン ボキナーゼ溶液(1 ml/kg/hour)を6時間に亘って注入すると、デ キストラン−ヒルジン血液水準においてより顕著な減少が検知された。これらの 調査のために、5つの独立した試験結果を統合した。 これらの調査から、内皮細胞の表面構造と、肝臓のRESと、および血液の小 体性構成成分とデキストランとの相互作用により、デキストラン−ヒルジンはウ サギの場合非常に長い分散相(24時間)を有することが分かった。この種の動 物に対しては、デキストラン−ヒルジンはマーカーの調査のためには限られた適 性しか示さなかった。これらの調査から、デキストラン−ヒルジンがウサギの有 機体のより深いところの小室にまで分散されているかどうかは同定できなかった 。対照的に、PEGに結合されたヒルジン(PEG144と153)は、ここに 紹介されたラットに対して行われた試験の対応する分子マーカーモデル化に対し て適切であることが証明された。比較的一定の分散平衡がラットにおける循環に おいて10分経過した後でさえ得られ、そして少量のトロンビンの連続注入によ っ て、もしくはトロンビンの不連続な適用によって脈管内凝固活性化のモデル化が 続きそしてPEG−ヒルジン血液水準の対応する変動によって測定される得る。 動物実験に基づくこれらのモデル化調査から、錯体結合されたヒルジンが分子 マーカーとして脈管内凝固活性化に適切であることが導き出される。ここに紹介 された分子マーカーの利点とは、この種の高分子量ヒルジン鎖体が有機体の如何 なる除去機能にも付されないということである。上記の高分子量ヒルジン鎖体は 、凝固活性化の最終活性化生成物として循環中に永久に発生し得る、活性トロン ビンの結合のために常に存在する。確定的な凝固活性は、遊離マーカーの水準を 検知する好感度方法によって定量化され得る。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年5月27日 【補正内容】 (1).明細書の補正 明細書原文第1頁〜第5頁(翻訳文第1頁〜第5頁第12行に相当)を以下の通 り補正。 明細書 診断および治療監視のための分子マーカーとしての活性化し得る代謝酵素の錯体 結合された阻害剤 本発明は、診断のためにこの酵素の活性化を決定するための調合物を製造する ための分子マーカーとして、血液凝固カスケードの活性化生成物のまたは活性化 フィブリン溶解酵素の、高分子量担体に結合された、阻害剤の使用に関する。 本 発明は、好ましくは高分子量担体に結合され、凝固診断および治療監視において 凝固活性化を決定するための分子マーカーとして用いられるトロンビン阻害剤の 使用に関する。本発明は、特に、凝固活性化を決定するための分子マーカーとし ての錯体結合されたヒルジン(CBH)に関する。 多くの代謝生理学的工程は、場合によっては分岐し、そして一連の活性化し得 る酵素を介して反応開始剤もしくは連鎖反応を強める働きを持つカスケードメカ ニズムを介して制御されている。例えば、上記の如きメカニズムは、グリコーゲ ン代謝の制御、細胞外信号の伝達、および特に血液凝固において効果的である。 分子レベルにおいて、カスケードメカニズムに含まれるファクターの断続するリ ン酸化反応はしばしばこの時点で認識される。このメカニズムによる反応開始剤 の強化は、それら自身もしばしば酵素である複数の基質分子を改質させることが できるメカニズムの複数の異なる段階に関わる酵素による。上記の如きメカニズ ムの活性化された酵素は、各患者の体内において進行する活性化反応を決定する ための分子マーカーとして好適である。上記の如き過程において、永続的診断系 統などに供給されるべき主要な各活性化酵素の特定の親和性の高い阻害剤が使用 される。しかしながら、この分子マーカー原理と呼ばれるものは、これまでは不 十分に展開されてきただけであった。 血液凝固の脈管内活性反応を決定するために適する分子マーカーの探索は数年 に亘って鋭意に検討された。この仕事の過程において、凝固活性化の一連の代謝 生成物が分子マーカーとして浮上してきた。これら代謝生成物は、プロトロンビ ンF1+2断片、血小板因子IV、そしてフィブリノペプチドAおよびBだけで なく、フィブリン溶解によって生成されるフィブリン分解による一部の分裂生成 物(例えばd−二量体類)から成り、そしてTAT錯体として知られる、天然の 抗トロンビンとセリンプロテアーゼトロンビンとの間に形成される錯体から同様 に成る。 これらの分子マーカーの有用性は大規模な臨床研究において分析されてきた。 血栓症発生もしくはトロンボ−陥入疾病中に確実に増加もしくは持続する、この 種の分子マーカーの血液水準を決定することは可能であることが一般に確認され ている。しかしながら、これらのマーカーの効率には改善の余地がかなり存在す る。静脈血栓症もしくは動脈血栓症閉塞疾病を患う臨床患者においては、凝固に 対し最も敏感なマーカーの応答容量、つまりプロトロンビン断片F1+2は20 %未満であった。さらに、トロンボ−陥入疾病もしくは血栓症発生の重度とこの 場合および他の分子マーカーの血液水準の大きさとの間に相関関係は見出せなか った。 この種の疾病を患っている患者の経験から、止血学(haemostaseology)マーカ ーの実際の血液水準を決定することによって凝固活性化の強度についての結論を 導き出し得る分子測定の原理はこれまで存在しなかったことが導き出される。こ の原因は、体内に自然に発生する凝固酵素の代謝生成物としての分子マーカーが 、除去メカニズムによる循環からある程度迅速に除去されることに起因する。こ れに関して、マーカーを、特に肝臓代謝の範囲において、関与する器官の機能に 依 存してある程度迅速に代謝させることを考慮しなければならない。 特開昭63−209587号には、デキストランとカップリングされている( トリプシンとキモトリプシンに対して効果的な)酵素阻害剤の生成、および酵素 活性化の分析用の生体内診断剤としてのその阻害剤の使用が開示されている。 本発明の基礎となる目的は、それ故、代謝活性化の初期段階を検知するための 好感度のマーカーを同定することにある。 さらに、分子マーカーは血液凝固の際の脈管内活性反応を決定するための広い 診断範囲を有するべきである。これに関して、マーカーは、代謝過程或いは除去 反応に独立にその器官内で作用すべきである。マーカーが血液循環中でのみ迅速 に分散し、全く代謝をしないか或いはわずかに代謝をし、そしてゆっくりとだけ 除去されることが保証されなければならない。 本発明によれば、この目的は、酵素の診断のために、この酵素の活性化を決定 するための調合物を製造するための分子マーカーとして、血液凝固カスケードの 活性化生成物のまたは活性化フィブリン溶解酵素の、高分子量担体に結合された 、阻害剤の使用によって達成される。 驚くべきことに、高分子量担体に結合された阻害剤、例えば血液凝固カスケー ドの活性化生成物のまたは活性化フィブリン溶解酵素の錯体結合された阻害剤の ような、活性化し得る代謝酵素の阻害剤 は、血液循環中に排他的に及び迅速に分 散し、その器官内ではゆっくりとだけ分解もしくは除去され、そして遊離で、結 合していない阻害剤が有しているのと酵素に対するほぼ同じ親和性を有すること も分かっている。この原理は、高い親和性と特定の阻害剤が有効なすべての活性 化し得る主要な酵素に対して適用できる。その原理は、トロンビン、活性化ファ クターVIIもしくは活性化ファクターXの如き凝固カスケードの活性化生成物 に特に適しており、そして例えば組織プラスミノーゲン活性化剤(tPA)もし くはプラスミンの如き活性化フィブリン溶解酵素にも適している。 以下の説明は、本発明の好ましい実施態様、つまりトロンビン阻害剤の使用に 関する。しかしながら、本実施例において説明される血液の治療監視のための分 子マーカー原理は、活性し得る酵素および高分子量担体物質に結合された請求項 1による 高い親和性を有する特定の阻害剤との如何なる組み合わせにも対応する ように適用し得ることは理解されるべきである。 驚くべきことに、高分子量担体に結合されたトロンビン阻害剤(錯体結合され たトロンビン阻害剤)は、血液循環中に排他的に及び迅速に分散し、その器官内 でゆっくりとだけ分解もしくは除去され、そして遊離のトロンビン阻害剤が有す るのとほぼ同じ親和性をトロンビンに対して常に有し、それによって治療目的に 適していることが分かっている。非結合トロンビン阻害剤は、血液中だけでなく 体全体に分散されるので、この種の治療に対してこれらの物質を使用することは 不可能であり、消費された際には、血液中での検知可能な濃度減少を示さずに再 度分散される。 高い親和性の天然のトロンビン阻害剤例えばヒルジン、そしてトロンビンに対 して高い親和性を有するすべての他の直接接合している合成トロンビン阻害剤は 、トロンビン阻害剤として使用できる。その例には、PEG結合された4−アミ ジノフェニルアラニン(ペプチド リサーチ、No.2、78−85(199 5))が包含される。天然または合成の物質は、高分子量担体として使用できる 。その例には、ポリエチレングリコール、デキストラン、そして体内に自然に発 生する血液蛋白質が包含される。その他の例には、アルブミン、γ-グロブリン 、およびフェリチン、サクシニル化されたゼラチン、架橋ポリペプチド、そして ポリヒドロキシスターチが包含される。 デキストラン結合(DP)されたヒルジンは、ポリエチレングリコール(PE G)に結合されたヒルジン、もしくは人体蛋白質と結合されているヒルジンと同 様に、使用に適している。その分子の大きさのため、それらの蛋白質(アルブミ ン結合されたヒルジン或いは規定されたγ-グロブリンに結合されているヒルジ ン)は、非常にゆっくりとした生物学的除去過程を受けるだけである。 この種の錯体結合されたヒルジンは、血液中にほぼ排他的に分散され、そして 細胞外の流体空間中への溢血を全く示さないという大きな利点がある。このマー カーは少量でも、血液中に分散された時に、迅速に且つ強固に結合する、脈管内 的に活性化されたトロンビンもしくはプロトロンビン−トロンビン転換の活性化 中間体のための高活性阻害剤として機能し得る。活性化酵素の錯体結合されたト ロンビン阻害剤との結合により、「遊離」の錯化ヒルジンの量は、活性トロンビ ンが循環内に発生する程度によって減じられる。 ヒルジン、および高分子に結合されたヒルジンは、セリンプロテアーゼトロン ビンに対して高い親和性を有する。トロンビン種だけに対するヒルジンの単一特 異性は、このマーカーにその生物中のこのセリンプロテアーゼに対して活性化と なることだけを許容する。他の酵素との結合は不可能且つ未知である。 (2).請求の範囲の補正 請求の範囲全文を以下の通り補正。 請求の範囲 1. 酵素の診断のために、この酵素の活性化を決定するための調合物を製造す るための分子マーカーとして、血液凝固カスケードの活性化生成物のまたは活性 化フィブリン溶解酵素の、高分子量担体に結合された、阻害剤の使用。 2. 高分子量担体がデキストラン、ポリエチレングリコール(PEG)または 体内に自然に生じる蛋白質であることを特徴とする、請求項1による使用。 3. 高分子量担体に結合された阻害剤がトロンビン阻害剤でありそして凝固診 断および治療監視において凝固活性化を決定するための調合物を製造するための 分子マーカーとして用いられることを特徴とする、請求項1または2による使用 。 4. トロンビン阻害剤がヒルジンであることを特徴とする、請求項3による使 用。 5. 高分子量担体に結合されたトロンビン阻害剤がデキストラン−ヒルジンま たはPEGに結合されたヒルジンであることを特徴とする、請求項3による使用 。 6. 高分子量担体に結合されたトロンビン阻害剤が0.005〜0.5mg/k g、好ましくは0.01〜0.05mg/kg、最も好ましくは0.01〜0.02 mg/kgの投与量で用いられることを特徴とする、請求項3〜5のいずれかに よる使用。 7. 高分子量担体に結合されたトロンビン阻害剤が非経口的に投与されること を特徴とする、請求項3〜6のいずれかによる使用。 8. 高分子量担体に結合された阻害剤がプラスミン阻害剤または組織プラスミ ノーゲン活性化剤の阻害剤でありそしてフィブリン溶解の活性化を決定するため 調合物を製造するための分子マーカーとして用いられることを特徴とする、請求 項1による使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 バルディンガー、フェレーナ ドイツ国 デー−63546 ハンメルスバッ ハ、ヒルツバッハー・ヘーフェ 14

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.活性化し得る代謝酵素の診断のためにこの酵素の活性化を決定するための分 子マーカーとしての、高分子量担体に結合された、該酵素の阻害剤の使用。 2.高分子量担体に結合された阻害剤が血液凝固カスケードの活性化生成物また は活性化フィブリン溶解酵素の阻害剤であることを特徴とする、請求項1による 使用。 3.高分子量担体がデキストラン、ポリエチレングリコール(PEG)または体 内に自然に生じる蛋白質であることを特徴とする、請求項1または2のいずれか による使用。 4.高分子量担体に結合された阻害剤がトロンビン阻害剤でありそして凝固診断 および治療監視において凝固活性化を決定するための分子マーカーとして用いら れることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかによる使用。 5.トロンビン阻害剤がヒルジンであることを特徴とする、請求項4による使用 。 6.高分子量担体に結合されたトロンビン阻害剤がデキストラン−ヒルジンまた はPEGに結合されたヒルジンであることを特徴とする、請求項4による使用。 7.高分子量担体に結合されたトロンビン阻害剤が0.005〜0.5mg/kg 、好ましくは0.01〜0.05mg/kg、最も好ましくは0.01〜0.02m g/kgの投与量で用いられることを特徴とする、請求項4〜6のいずれかによ る使用。 8.高分子量担体に結合されたトロンビン阻害剤が非経口的に投与されることを 特徴とする、請求項4〜7のいずれかによる使用。 9.高分子量担体に結合された阻害剤がプラスミン阻害剤または組織プラスミノ ーゲン活性化剤の阻害剤でありそしてフィブリン溶解の活性化を決定するための 分子マーカーとして使用されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかによ る使用。 10.活性化し得る代謝酵素の診断のために、この酵素の活性化を決定するため の調合物を製造するための分子マーカーとして、高分子量担体に結合された、該 酵素の阻害剤の使用。 11.高分子量担体に結合された阻害剤が血液凝固カスケードの活性化生成物ま たは活性化フィブリン溶解酵素の阻害剤であることを特徴とする、請求項10に よる使用。 12.高分子量担体がデキストラン、ポリエチレングリコール(PEG)または 体内に自然に生じる蛋白質であることを特徴とする、請求項10または11のい ずれかによる使用。 13.高分子量担体に結合された阻害剤がトロンビン阻害剤でありそして凝固診 断および治療監視において凝固活性化を決定するための調合物を製造するための 分子マーカーとして用いられることを特徴とする、請求項10〜12のいずれか による使用。 14.トロンビン阻害剤がヒルジンであることを特徴とする、請求項13による 使用。 15.高分子量担体に結合されたトロンビン阻害剤がデキストラン−ヒルジンま たはPEGに結合されたヒルジンであることを特徴とする、請求項13による使 用。 16.高分子量担体に結合されたトロンビン阻害剤が0.005〜0.5mg/k g、好ましくは0.01〜0.05mg/kg、最も好ましくは0.01〜0.02 mg/kgの投与量で用いられることを特徴とする、請求項13〜15のいずれ かによる使用。 17.高分子量担体に結合されたトロンビン阻害剤が非経口的に投与されること を特徴とする、請求項13〜16のいずれかによる使用。 18.高分子量担体に結合された阻害剤がプラスミン阻害剤または組織プラスミ ノーゲン活性化剤の阻害剤でありそしてフィブリン溶解の活性化を決定するため 調合物を製造するための分子マーカーとして用いられることを特徴とする、請求 項10〜12のいずれかによる使用。
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