[go: up one dir, main page]

JPH11513981A - 4−オキサ及び4−チアステロイド - Google Patents

4−オキサ及び4−チアステロイド

Info

Publication number
JPH11513981A
JPH11513981A JP9516711A JP51671197A JPH11513981A JP H11513981 A JPH11513981 A JP H11513981A JP 9516711 A JP9516711 A JP 9516711A JP 51671197 A JP51671197 A JP 51671197A JP H11513981 A JPH11513981 A JP H11513981A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
androst
methyl
oxa
thia
substituted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9516711A
Other languages
English (en)
Inventor
バクシ,ラマン・ケイ
パテル,グール・エフ
ラースムセン,ゲーリー・エイチ
トルマン,リチヤード・エル
Original Assignee
メルク エンド カンパニー インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from GBGB9602905.3A external-priority patent/GB9602905D0/en
Application filed by メルク エンド カンパニー インコーポレーテッド filed Critical メルク エンド カンパニー インコーポレーテッド
Publication of JPH11513981A publication Critical patent/JPH11513981A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07JSTEROIDS
    • C07J73/00Steroids in which the cyclopenta[a]hydrophenanthrene skeleton has been modified by substitution of one or two carbon atoms by hetero atoms
    • C07J73/001Steroids in which the cyclopenta[a]hydrophenanthrene skeleton has been modified by substitution of one or two carbon atoms by hetero atoms by one hetero atom
    • C07J73/006Steroids in which the cyclopenta[a]hydrophenanthrene skeleton has been modified by substitution of one or two carbon atoms by hetero atoms by one hetero atom by sulfur as hetero atom
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P5/00Drugs for disorders of the endocrine system
    • A61P5/24Drugs for disorders of the endocrine system of the sex hormones
    • A61P5/28Antiandrogens
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07JSTEROIDS
    • C07J73/00Steroids in which the cyclopenta[a]hydrophenanthrene skeleton has been modified by substitution of one or two carbon atoms by hetero atoms
    • C07J73/001Steroids in which the cyclopenta[a]hydrophenanthrene skeleton has been modified by substitution of one or two carbon atoms by hetero atoms by one hetero atom
    • C07J73/003Steroids in which the cyclopenta[a]hydrophenanthrene skeleton has been modified by substitution of one or two carbon atoms by hetero atoms by one hetero atom by oxygen as hetero atom

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Diabetes (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Endocrinology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Steroid Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明の化合物は構造式(I)(Xは酸素又は硫黄である)を有する化合物である。医薬組成物、及び過剰アンドロゲン性疾患の治療における該化合物の使用方法を開示する。更に、該化合物と、フィナステライド、ミノキシジル、及びレチノイン酸もしくはその誘導体のような他の活性薬剤との組合せも開示する。

Description

【発明の詳細な説明】 4−オキサ及び4−チアステロイド 発明の分野 本発明は、作用機作が5α−レダクターゼの阻害による、治療薬として広く薬 理学的に有用である新規化合物、新規組成物、それらの使用方法及びそれらの製 造方法を提供する。発明の背景 ニキビ、脂漏症、女性多毛症、女性及び男性型禿頭症を含むアンドロゲン性脱 毛症、並びに前立腺過形成などのある種の望ましくない生理的症状は、代謝系に 於けるテストステロン(“T”)又は同様の男性ホルモンの過度の蓄積が原因の 過剰アンドロゲン刺激の結果である。アンドロゲン性脱毛症(androgenic alopec ia)はまた androgenetic alopecia ともいわれる。アンドロゲン過剰の望ましく ない結果を抑える化学療法剤を提供する初期の試みによって、それら自身の望ま しくないホルモン活性を有する幾つかのステロイド性抗アンドロゲン剤が発見さ れた。例えば、エストロゲンは、アンドロゲンの効果を抑えるだけでなく、女性 化効果も有する。非ステロイド 性抗アンドロゲン剤もまた開発された。例えば、4′−ニトロ−3′−トリフル オロメチル−イソブチルアニリドである。Neri ら、Endocrinol.1972,91(2)を 参照されたい。しかし、これらのものは、ホルモン効果はないけれど、レセプタ ー部位ですべての天然のアンドロゲンと拮抗し、そのため男性、又は女性体内の 男性胎児を女性化する傾向及び/又は精巣の過刺激の原因となるフィードバック 効果を開始させる傾向をもつ。 いくつかの標的器官、例えば前立腺に於けるアンドロゲン活性の主要なメディ エーターは、5α−ジヒドロテストステロン(“DHT”)であり、それはテス トステロン−5α−レダクターゼの作用で標的器官で局所的に生成される。テス トステロン−5α−レダクターゼの阻害剤は、これらの器官における過剰アンド ロゲン刺激の症状を防ぐか軽くするのに役立つ。特に、両者ともMerck & Co.,I nc.に譲渡された1983年3月22日発行の米国特許第 4,377,584 号及び 1988年7月 26日発行の米国特許第4,760,071号を参照されたい。 酵素5α−レダクターゼは、下記のようにテストステロンのより強力なアンド ロゲンであるジヒドロテストステロンへの還元を触媒する: 下記のフィナステライド(17β−(N−tert−ブチルカルバモイル)−3− オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン)はヒト前立腺酵 素の強力な阻害剤である。 剰アンドロゲン性疾患の治療に有用であることが知られている;例えば米国特許 第4,760,071号を参照されたい。フィナステライドは、55才以上の男 性の大部分をある程度苦 しめている疾患である前立腺過形成(BPH)の治療のために現在処方されてい る。アンドロゲン性脱毛症及び前立腺癌の治療でのフィナステライドの有用性も 以下の特許に開示されている:欧州特許出願公開第285,382号(1988年10 月5日公開);欧州特許出願公開第285,383号(1988年10月5日公開);カ ナダ特許第1,302,277号;カナダ特許第1,302,276号。 ヒトでは5α−レダクターゼの2種のアイソザイムがある。一方のアイゾザイ ム(1型又は5α−レダクターゼ1)は顔及び皮膚組織の皮脂腺で優勢であり、 フィナステライドに比較的非感受性である(例えばG.Harrisら、Proc.Natl.Acad. Sci.USA,Vol.89,pp.10787-10791(1992年11月));他方のアイソザイム(2型 又は5α−レダクターゼ2)は前立腺で優勢であり、フィナステライドで強力に 阻害される。 5α−レダクターゼ及びそのアイソザイムはテストステロンをDHTに変換す るので、アイソザイムのどちらか一方又は両者の阻害は、DHTによって仲介さ れる異常や病気を軽減するのに役立つであろう。本発明は、5α−レダクターゼ の阻害剤として活性のある新規化合物を提供することによってこの問題 を扱う。発明の概要 本発明の新規化合物は、構造式I (式中、XはO及びSから選択される) を有する化合物又は医薬として許容できるその塩、エステルもしくは立体異性体 であり、5α−レダクターゼの阻害剤である。式(I)を有する化合物は、ニキ ビ、脂漏症、女性型禿頭症と男性型禿頭症を含むアンドロゲン性脱毛症、女性多 毛症、前立腺過形成などの過剰アンドロゲン性疾患の経口、全身、非経口、又は 局所治療、及び前立腺癌の予防と治療、及び前立腺炎の治療に有用である。 それ故、5α−レダクターゼの阻害に十分な活性を有する化合物の提供は本発 明の目的である。ニキビ、脂漏症、アンドロゲン性脱毛症、男性型禿頭症、女性 多毛症、前立腺過形成など の過剰アンドロゲン性疾患の治療、前立腺癌の予防と治療、及び前立腺炎の治療 のための式(I)を有する化合物の使用方法の提供は本発明の更なる目的である 。式Iの化合物のための医薬組成物の提供は本発明の更なる目的である。本発明 のもう一つの目的は、他の活性薬剤、例えばフィナステライド、又はミノキシジ ルなどのカリウムチャネルオープナー、又はレチノイン酸もしくはその誘導体と 組合せて式(I)を有する化合物を提供することである。このような組合せは1 種以上の上記治療方法又は医薬組成物で有用である。発明の詳細な説明 本発明の新規化合物は、構造式I [式中、 点線で示したC5−C6結合は独立に単結合又は二重結合を表すが、但し、C5 −C6が二重結合である場合にはHaは存在 せず、C5−C6結合が単結合である場合にはHaは存在して水素を表す; Xは酸素及び硫黄から選択される; R1は水素及びC1-5アルキルから選択される; R2は、CH3、CH2OR3、及びHから選択される; R3はC1-5アルキルから選択される; Zは、 である; A1は以下の(1)〜(31)から選択される; (1)−H、 (2)ケト、 (6)カルボキシ、 (7)保護されたアミノ、 (8)アミノ、 (9)C1-10アルキル、 (10)置換又は非置換のC2-10アルケニル、 (11)アリールで置換されたC1-10アルキル、 (12)アリール又はヘテロアリール、 (13)置換されたアリール又はヘテロアリール、 (14)アリール又はヘテロアリールカルバモイルで置換されたC1-10アル キル、 (15)C1-10アルキルカルボニル、 (16)アリール又はヘテロアリールカルボニル、 (17)エーテルで置換されたC1-10アルキル、 (18)チオエーテルで置換されたC1-10アルキル、 (19)ケトで置換されたC1-10アルキル、 (20)ヘテロアリールで置換されたC1-10アルキル、 (21)カルボン酸エステル、 (22)置換及び非置換のアニリド誘導体を含むカルボキサミド、 (23)ウレア、 (24)C1-10アルキルウレイドC0-5アルキル、 (25)置換又は非置換の、ヘテロアリール又はアリールウレイドC0-5ア ルキル、 (26)C1-10アルカノイルオキシC1-2アルキル、 (27)C1-10アルキルカルボニルアミノ、 (28)アルカノイルアミドアルキル、 (29)エーテル、 (30)チオエーテル、及び (31)置換及び非置換の、アリール又はヘテロアリールエーテル; A2は以下の(1)〜(31)から選択される: (1)−H、 (2)ケト、 (3)保護されたヒドロキシ、 (4)アセテート、 (5)ヒドロキシ、 (6)カルボキシ、 (7)保護されたアミノ、 (8)アミノ、 (9)C1-10アルキル、 (10)置換又は非置換のC2-10アルケニル、 (11)アリールで置換されたC1-10アルキル、 (12)アリール又はヘテロアリール、 (13)置換されたアリール又はヘテロアリール、 (14)アリール又はヘテロアリールカルバモイルで置換されたC1-10アル キル、 (15)C1-10アルキルカルボニル、 (16)アリール又はヘテロアリールカルボニル、 (17)エーテルで置換されたC1-10アルキル、 (18)チオエーテルで置換されたC1-10アルキル、 (19)ケトで置換されたC1-10アルキル、 (20)ヘテロアリールで置換されたC1-10アルキル、 (21)カルボン酸エステル、 (22)置換及び非置換のアニリド誘導体を含むカルボキサミド、 (23)ウレア、 (24)C1-10アルキルウレイドC0-5アルキル、 (25)置換又は非置換のアリールウレイドC0-5アルキル、 (26)C1-10アルカノイルオキシC1-2アルキル、 (27)C1-10アルキルカルボニルアミノ、 (28)アルカノイルアミドアルキル、 (29)エーテル、 (30)チオエーテル、及び (31)置換及び非置換の、アリール又はヘテロアリールエーテル;及び ヘテロアリールは、ピペリジニル、ピペラジニル(piperizinyl)、ピロリジニル 、ピロリル、フラニル、チエニル、ピリジル、ピリミジニル、インドリル、及び ベンゾフラニルから選択される] を有する化合物、又は医薬として許容できるその塩、エステルもしくは立体異性 体である。 好ましい化合物群では、 (a)保護されたヒドロキシは、ジメチル−t−ブチルシリルオキシ、トリメチ ルシリルオキシ、トリ−エチルシリルオキシ、トリ−イソプロピルシリルオキシ 、及びトリフェニルシリルオキシから選択される; (b)保護されたアミノは、アセチルアミノ、ベンゾイルアミノ、及びピバロイ ルアミノである; (c)C1-10アルキルは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、1, 5−ジメチルヘキシル、6−メチルヘプト −2−イル、5−メチルヘキシル及び1−メチル−4−イソプロピルヘキシルか ら選択される; (d)置換又は非置換のC2-10アルケニルは、フェニルメチレン、クロロフェニ ルメチレン、エトキシカルボニルフェニルメチレン、カルボキシフェニルメチレ ン、(((1,1−ジメチルエチル)アミノ)カルボニル)フェニルメチレン、 トリメトキシフェニルメチレン、メトキシフェニルメチレン、メチルスルホニル フェニルメチレン、ビフェニルメチレン、ニトロフェニルメチレン、アミノフェ ニルメチレン、アセチルアミノフェニルメチレン、ピバロイルアミノフェニルメ チレン、フェノキシフェニルメチレン、2−イミダゾリルメチレン、2−チアゾ リルメチレンから選択される; (e)アリールで置換されたC1-10アルキルは、オメガ−フェニルプロピル及び 1−(シクロフェノキシ)エチルから選択される; (f)アリールは、フェニル及びナフチルから選択される; (g)置換されたアリール又はヘテロアリールは、以下の(1)〜(15)から 独立に選択される1個〜3個の置換基で置換された、フェニル、ピリジル及びピ リミジニルから選択される: (1)−H、 (2)−OH、 (3)−CH3、 (4) −OCH3、 (5)−S(O)n−CH3(但し、nは、0、1及び2から選択される)、 (6)−CF3、 (7)ハロ、 (8)−CHO、 (9)CN、 (10)フェニルオキシ、 (11)エチル、 (12)t−ブチル、 (13)OCH2CH3、 (14)OC(CH33、及び (15)−NHR7(但し、R7は、−H、−C1-8アルキル、−C1-6アルキ ルカルボニル、−C1-6アルキルスルホニル、及び−C1-6アルコキシカルボニル から選択される); (h)アリール又はヘテロアリールカルバモイルで置換された C1-10アルキルは、2−(4−ピリジル−カルバモイル)エチル及び2−フェニ ル−エチルから選択される; (i)C1-10アルキルカルボニルは、イソブチルカルボニル及びイソプロピルカ ルボニルから選択される; (j)アリール又はヘテロアリールカルボニルは、フェニルカルボニル及びピリ ジルカルボニルから選択される; (k)エーテルで置換されたC1-10アルキルは、1−メトキシ−エチル及び1− エトキシ−エチルから選択される; (l)チオエーテルで置換されたC1-10アルキルは、1−メチルチオ−エチル及 び1−エチルチオ−エチルから選択される; (m)ケトで置換されたC1-10アルキルは、1−ケト−エチル、ケトメチル、1 −ケトプロピル、又はケトブチルである; (n)ヘテロアリールで置換されたC1-10アルキルは、オメガ−(4−ピリジル )−ブチルである; (o)カルボン酸エステルは、カルボメトキシ及びカルボエトキシから選択され るC1-10アルキルカルボン酸エステルである; (p)カルボキサミドは、N,N−ジイソプロピルカルボキサ ミド、N−t−ブチルカルボキサミド、N−t−オクチルカルボキサミド、N− n−オクチルカルボキサミド、N−(ヒドロキシフェニル)カルボキサミド、N −フェニルカルボキサミド、N−(アミノフェニル)カルボキサミド、N−(カ ルボメトキシ)フェニルカルボキサミド、N−(メトキシカルボキシ)フェニル カルボキサミド、N−アセトアミドフェニル−N−アセチル−カルボキサミド、 N−アセトアミドフェニル−カルボキサミド、N−ピバルアミドフェニルカルボ キサミド、N−イソブチルアミドフェニルカルボキサミド、N−(メチル),N −(ジフェニルメチル)カルボキサミド、N−(ジフェニルメチル)−カルボキ サミド、N−t−ブチルカルボキサミド、N−イソプロピルカルボキサミド、1 −アダマンチルカルボキサミド、2−アダマンチルカルボキサミド、及びN−( 置換されたフェニル)カルボキサミドから選択されるが、但し、上記フェニルは 、エチル、メチル、トリフルオロメチル又はハロ(F、Cl、Br、I)から選 択される1個〜2個の置換基で置換されていてもよい; (q)C1-10アルカノイルオキシC1-2アルキルは、アセチルオキシメチル、ト リメチルアセチルオキシメチル、及び(2 −エチルヘキサノイルオキシ)メチルから選択される; (r)ウレアはt−ブチルカルボニルアミノウレアである; (s)C1-10アルキルウレイドC0-5アルキルは、N−t−ブチルウレイドメチ ル、N−n−プロピルウレイドメチル、N−n−オクチルウレイドメチル、N− イソプロピルウレイド、アリルウレイドから選択される; (t)置換又は非置換のアリールウレイドC0-5アルキルは、N−(エチルフェ ニル)ウレイドメチル、N−(クロロフェニル)ウレイドメチル、N−フェニル ウレイドメチル、N−(ジクロロフェニル)ウレイドメチル、N−ナフト−2− イルウレイドメチル、N−チアゾル−2−イルウレイドメチル、N−チエン−2 −イルメチルウレイドメチル、N−(フルオロフェニル)ウレイド、N−(メト キシフェニル)ウレイド、及び2−(エトキシフェニル)ウレイドメチルから選 択される; (u)C1-10アルキルカルボニルアミノはt−ブチルカルボニルアミノである; (v)アルカノイルアミドアルキルは、トリメチルアセトアミドメチル、カルボ メトキシオクタノイルアミドメチル、(イソブチルフェニル)プロピオンアミド メチル、8−カルボキシオ クタノイルアミドメチル、ブロモヘキサノイルアミドメチル、ヒドロキシドデカ ノイルアミドメチル、4−ニトロフェニルプリオンアミドメチル、イソプロピル チオアセトアミドメチル、ベンジルオキシアセトアミドメチル、カルボメトキシ アセトアミドメチル、トリフェニルプロプリオンアミドメチル、シクロヘキシル アセトアミドメチル、メチルシクロヘキサンカルボキサミドメチル、(3−ヒド ロキシ−4,4,4−トリクロロブチルアミド)メチル、及びフェニルチオアセ トアミドメチルから選択される; (w)エーテルは、エチレンケタール、及びヒドロキシ、ハロ、C1-8アルコキ シ、C2-6アルケニル、もしくはアリールで場合によっては置換されたC1-8アル キルエーテルから選択される; (x)チオエーテルは、C1-8アルキルチオ、フェニルチオ、及びフェニルで置 換されたC1-8アルキルチオから選択される;及び (y)置換又は非置換のアリール又はヘテロアリールエーテルは、チオフェノキ シ、ビフェニルオキシ、アセトアミドフェノキシ、(3−ピリジル)オキシ、ク ロロフェニルオキシ、メチ ルフェニルオキシ、フェノキシ、ヒドロキシフェニルオキシ、メチルスルホニル フェニルオキシ、及びピリミジニルオキシから選択される。 本発明の一実施態様には、Xが酸素である式Iの化合物がある。 この実施態様の化合物の一クラスには、Zが である化合物がある。 このクラスの化合物の例は: (1) N−t−ブチル−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オ ン−17β−カルボキサミド、 (2) 7β−メチル−4−オキサ−5α−コレスト−1−エン−3−オン、 (3) 17β−(2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイル )−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (4) 17β−(2,3−ビス(トリフルオロメチル)フェ ニルカルバモイル)−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (5) 17β−(2,4−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイル )−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (6) 17β−(2,6−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイル )−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (7) 17β−(N−tert−アミルカルバモイル)−4−オキサ−5α−アン ドロスト−1−エン−3−オン、 (8) 17β−(N−tert−ヘキシルカルバモイル)−4−オキサ−5α−ア ンドロスト−1−エン−3−オン、 (9) 17β−(N−イソブチルカルバモイル)−4−オキサ−5α−アンド ロスト−1−エン−3−オン、 (10) 17β−(N−tert−オクチルカルバモイル)−4−オキサ−5α− アンドロスト−1−エン−3−オン、 (11) 17β−(N−1,1−ジエチルブチルカルバモイル)−4−オキサ −5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (12) 17β−(N−ネオペンチルカルバモイル)−4− オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (13) 17β−(N−2−アダマンチルカルバモイル)−4−オキサ−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (14) 17β−(N−1−アダマンチルカルバモイル)−4−オキサ−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (15) 17β−(N−2−ノルボルニルカルバモイル)−4−オキサ−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (16) 17β−(N−1−ノルボルニルカルバモイル)−4−オキサ−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (17) 17β−(N−フェニルカルバモイル)−4−オキサ−5α−アンド ロスト−1−エン−3−オン、 (18) 17β−(N−ベンジルカルバモイル)−4−オキサ−5α−アンド ロスト−1−エン−3−オン、 (19) 17β−(2,3−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−7β−メチル−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (20) 17β−(2,4−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−7β−メチル−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (21) 17β−(2,6−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−7β−メチル−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (22) 17β−(N−n−オクチルカルバモイル)−4−メチル−4−オキ サ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (23) 17β−(1−メトキシエチル)−7β−メチル−4−オキサ−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (24) 17β−(イソプロピル)−7β−メチル−4−オキサ−5α−アン ドロスト−1−エン−3−オン、 (25) 17β−(4−メチル−フェノキシ)−7β−メチル−4−オキサ− 5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (26) 17β−(1−(3−クロロフェノキシ)エチル)−7β−メチル− 4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (27) 17β−(4−メチルスルホニル−フェノキシ)−7β−メチル−4 −オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (28) 17β−(4−クロロフェノキシ)−7β−メチル −4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (29) 17β−(2−ピリミジニルオキシ)−7β−メチル−4−オキサ− 5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 及び (30) 17β−(2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−7β−メチル−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン である。 このクラスの化合物の更なる例は: (1) N−t−ブチル−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オ ン−17β−カルボキサミド、 (2) 7β−メチル−4−オキサ−5α−コレスト−1−エン−3−オン、 (3) 17β−(2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイル )−4−オキサ−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (4) 17β−(N−フェニルカルバモイル)−4−オキサ−5α−アンドロ スト−1−エン−3−オン、 (5) 17β−(N−ベンジルカルバモイル)−4−オキサ −5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (6) 17β−(1−メトキシエチル)−7β−メチル−4−オキサ−5α− アンドロスト−1−エン−3−オン、 (7) 17β−(イソプロピル)−7β−メチル−4−オキサ−5α−アンド ロスト−1−エン−3−オン、 (8) 17β−(4−メチルフェノキシ)−7β−メチル−4−オキサ−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (9) 17β−(1−(3−クロロフェニルオキシ)エチル)−7β−メチル −4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (10) 17β−(4−メチルスルホニル−フェノキシ)−7β−メチル−4 −オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (11) 17β−(メチル−フェノキシ)−7β−メチル−4−オキサ−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (12) 17β−(4−クロロフェノキシ)−7β−メチル−4−オキサ−5 α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (13) 17β−(2−ピリミジニルオキシ)−7β−メチル−4−オキサ− 5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 及び (14) 17β−(2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−7β−メチル−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン である。 本発明のこのクラスの一サブクラスには、R1は水素であり、R2はH及びCH3 から選択され、A1は置換及び非置換のアニリド誘導体を含むカルボキサミドか ら選択されることを特徴とする化合物がある。 このサブクラスの更なる例は、カルボキサミドが、N,N−ジイソプロピルカ ルボキサミド、N−t−ブチルカルボキサミド、N−t−オクチルカルボキサミ ド、N−n−オクチルカルボキサミド、N−(ヒドロキシフェニル)カルボキサ ミド、N−フェニルカルボキサミド、N−(アミノフェニル)カルボキサミド、 N−(カルボメトキシ)フェニルカルボキサミド、N−(メトキシカルボキシ) フェニルカルボキサミド、N−アセトアミドフェニル−N−アセチル−カルボキ サミド、N−アセトアミドフェニル−カルボキサミド、N−ピバルアミドフェニ ルカルボキサミド、N−イソブチ ルアミドフェニルカルボキサミド、N−(メチル),N−(ジフェニルメチル) カルボキサミド、N−(ジフェニルメチル)−カルボキサミド、N−t−ブチル カルボキサミド、N−イソプロピルカルボキサミド、1−アダマンチルカルボキ サミド、2−アダマンチルカルボキサミド、及びN−(置換されたフェニル)カ ルボキサミドから選択される化合物であって、但し、フェニルは、エチル、メチ ル、トリフルオロメチル又はハロ(F、Cl、Br、I)から選択される1個〜 2個の置換基で置換されていてもよい。 カルボキサミドが、−C(=O)NH−C(CH33、C(=O)NH−C6 5、又は−C(=O)NH−(2,5−トリフルオロメチルフェニル)である ことを特徴とする化合物はこのサブクラスの更なる例である。 本発明のこのクラスの一サブクラスに、R1は水素であり、R2はH及びCH3 から選択され、点線で示したC5−C6結合は単結合であり、Haは存在して水 素を表し、A1は置換及び非置換のアニリド誘導体を含むカルボキサミドから選 択されることを特徴とする化合物がある。 このサブクラスの更なる例は、カルボキサミドが、N,N− ジイソプロピルカルボキサミド、N−t−ブチルカルボキサミド、N−t−オク チルカルボキサミド、N−n−オクチルカルボキサミド、N−(ヒドロキシフェ ニル)カルボキサミド、N−フェニルカルボキサミド、N−(アミノフェニル) カルボキサミド、N−(カルボメトキシ)フェニルカルボキサミド、N−(メト キシカルボキシ)フェニルカルボキサミド、N−アセトアミドフェニル−N−ア セチル−カルボキサミド、N−アセトアミドフェニル−カルボキサミド、N−ピ バルアミドフェニルカルボキサミド、N−イソブチルアミドフェニルカルボキサ ミド、N−(メチル),N−(ジフェニルメチル)カルボキサミド、N−(ジフ ェニルメチル)−カルボキサミド、N−t−ブチルカルボキサミド、N−イソプ ロピルカルボキサミド、1−アダマンチルカルボキサミド、2−アダマンチルカ ルボキサミド、及びN−(置換されたフェニル)カルボキサミドから選択される 化合物であって、但し、フェニルは、エチル、メチル、トリフルオロメチル又は ハロ(F、Cl、Br、I)から選択される1個〜2個の置換基で置換されてい てもよい。 カルボキサミドが、−C(=O)NH−C(CH33、− C(=O)NH−C65、又は−C(=O)NH−(2,5−トリフルオロメチ ルフェニル)であることを特徴とする化合物はこのサブクラスの更に更なる例で ある。 本発明のこのクラスの一サブクラスに、R1は水素であり、R2はH及びCH3 から選択され、点線で示したC5−C6結合は二重結合であり、Haは存在せず 、A1は置換及び非置換のアニリド誘導体を含むカルボキサミドから選択される ことを特徴とする化合物がある。 このサブクラスの更なる例は、カルボキサミドが、N,N−ジイソプロピルカ ルボキサミド、N−t−ブチルカルボキサミド、N−t−オクチルカルボキサミ ド、N−n−オクチルカルボキサミド、N−(ヒドロキシフェニル)カルボキサ ミド、N−フェニルカルボキサミド、N−(アミノフェニル)カルボキサミド、 N−(カルボメトキシ)フェニルカルボキサミド、N−(メトキシカルボキシ) フェニルカルボキサミド、N−アセトアミドフェニル−N−アセチル−カルボキ サミド、N−アセトアミドフェニル−カルボキサミド、N−ピバルアミドフェニ ルカルボキサミド、N−イソブチルアミドフェニルカルボキサミド、N−(メチ ル),N−(ジ フェニルメチル)カルボキサミド、N−(ジフェニルメチル)−カルボキサミド 、N−t−ブチルカルボキサミド、N−イソプロピルカルボキサミド、1−アダ マンチルカルボキサミド、2−アダマンチルカルボキサミド、及びN−(置換さ れたフェニル)カルボキサミドから選択される化合物であって、但し、フェニル は、エチル、メチル、トリフルオロメチル又はハロ(F、Cl、Br、I)から 選択される1個〜2個の置換基で置換されていてもよい。 カルボキサミドが、−C(=O)NH−C(CH33、−C(=O)NH−C65、又は−C(=O)NH−(2,5−トリフルオロメチルフェニル)である ことを特徴とする化合物はこのサブクラスの更に更なる例である。 本発明のこのクラスの別のサブクラスに、R1はCH3であり、R2はH及びC H3から選択され、並びにA1は置換と非置換のアニリド誘導体を含むカルボキサ ミド、及びC1-10アルキルから選択されることを特徴とする化合物がある。カル ボキサミドは−C(=O)NH−C65及び−C(=O)NH−(2,5−トリ フルオロメチルフェニル)から選択され、並びにC1-10アルキルはイソプロピル 、イソブチル、1,5−ジ メチルヘキシル及び5−メチルヘキシルから選択されることを特徴とする化合物 はこのサブクラスの例である。 この実施態様の化合物の別のクラスに、Zが である化合物がある。 このサブクラスの化合物の例は: (1) N−t−ブチル−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オ ン−16β−カルボキサミド、 (2) 16β−(1,5−ジメチルヘキシル)−7β−メチル−4−オキサ− 5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (3) 16β−(2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイル )−4−オキサ−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (4) 16β−(N−tert−アミルカルバモイル)−4−オキサ−5α−アン ドロスト−1−エン−3−オン、 (5) 16β−(N−tert−ヘキシルカルバモイル)−4−オキサ−5α−ア ンドロスト−1−エン−3−オン、 (6) 16β−(N−イソブチルカルバモイル)−4−オキサ−5α−アンド ロスト−1−エン−3−オン、 (7) 16β−(N−tert−オクチルカルバモイル)−4−オキサ−5α−ア ンドロスト−1−エン−3−オン、 (8) 16β−(N−1,1−ジエチルブチルカルバモイル)−4−オキサ− 5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (9) 16β−(N−ネオペンチルカルバモイル)−4−オキサ−5α−アン ドロスト−1−エン−3−オン、 (10) 16β−(N−2−アダマンチルカルバモイル)−4−オキサ−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (11) 16β−(N−1−アダマンチルカルバモイル)−4−オキサ−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (12) 16β−(N−2−ノルボニルカルバモイル)−4−オキサ−5α− アンドロスト−1−エン−3−オン、 (13) 16β−(N−1−ノルボニルカルバモイル)−4−オキサ−5α− アンドロスト−1−エン−3−オン、 (14) 16β−(N−フェニルカルバモイル)−4−オキサ−5α−アンド ロスト−1−エン−3−オン、 (15) 16β−(N−ベンジルカルバモイル)−4−オキ サ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (16) 16β−(2,3−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−7β−メチル−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (17) 16β−(2,4−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−7β−メチル−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (18) 16β−(2,6−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−7β−メチル−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (19) 16β−(2,3−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−4−オキサ−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (20) 16β−(2,4−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−4−オキサ−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (21) 16β−(2,6−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−4−オキサ−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (22) 16β−(N−n−オクチルカルバモイル)−4−メチル−4−オキ サ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (23) 16β−(1−メトキシエチル)−7β−メチル−4−オキサ−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (24) 16β−(イソプロピル)−7β−メチル−4−オキサ−5α−アン ドロスト−1−エン−3−オン、 (25) 16β−(4−メチル−フェノキシ)−7β−メチル−4−オキサ− 5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (26) 16β−(1−(3−クロロフェノキシ)エチル)−7β−メチル− 4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (27) 16β−(4−メチルスルホニル−フェノキシ)−7β−メチル−4 −オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (28) 16β−(4−クロロフェノキシ)−7β−メチル−4−オキサ−5 α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (29) 16β−(2−ピリミジニルオキシ)−7β−メチル−4−オキサ− 5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 及び (30) 16β−(2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−7β−メチル−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン である。 このクラスの化合物の更なる例は: 16β−(4−メチル−フェノキシ)−7β−メチル−4−オキサ−5α−ア ンドロスト−1−エン−3−オン、 16β−(1−(3−クロロフェノキシ)エチル)−7β−メチル−4−オキ サ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 16β−(4−メチルスルホニル−フェノキシ)−7β−メチル−4−オキサ −5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 16β−(4−クロロフェノキシ)−7β−メチル−4−オキサ−5α−アン ドロスト−1−エン−3−オン、及び 16β−(2−ピリミジニルオキシ)−7β−メチル−4−オキサ−5α−ア ンドロスト−1−エン−3−オン である。 このクラスの−サブクラスでは、R1はC1-5アルキルであ り、R2は水素及びメチルから選択され、A2は、置換もしくは非置換の、アルコ キシ、アリールオキシ、置換もしくは非置換のヘテロアリールオキシ、及び置換 もしくは非置換のアルキルから選択される。 A2は、置換されたアリールオキシ、及び置換又は非置換のヘテロアリールオ キシから選択されることを特徴とする化合物はこのサブクラスの更なる例である 。 点線で示したC5−C6結合は単結合で、Haは存在して水素を表すことを特 徴とする化合物はこのサブクラスの化合物の例である。 点線で示したC5−C6結合は二重結合で、Haは存在しないことを特徴とす る化合物はこのサブクラスの化合物の更なる例である。 このクラスの一サブクラスでは、R1はH又はCH3であり、R2はH及びCH3 から選択され、A2は置換及び非置換のアリール又はヘテロアリールエーテルか ら選択される。このサブクラスの更なる例は、置換及び非置換の、アリール又は ヘテロアリールエーテルは、チオフェノキシ、ビフェニルオキシ、アセトアミド フェノキシ、(3−ピリジル)オキシ、クロロフェニ ルオキシ、メチルフェニルオキシ、フェノキシ、ヒドロキシフェニルオキシ、メ チルスルホニルフェニルオキシ及びピリミジニルオキシから選択されることを特 徴とする化合物である。置換及び非置換の、アリール又はヘテロアリールエーテ ルは、4−メチル−フェノキシ、4−クロロフェノキシ、及び2−ピリミジニル オキシから選択されることを特徴とする化合物は本発明の化合物の更なる例であ る。 本発明の別の実施態様に、Xが硫黄であることを特徴とする式Iの化合物があ る。 この実施態様の化合物の一クラスに、Zが、 であることを特徴とする化合物がある。 このクラスの化合物の例は: (1) N−t−ブチル−4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン −17β−カルボキサミド、 (2) 7β−メチル−4−チア−5α−コレスト−1−エン−3−オン、 (3) 17β−(2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイル )−4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (4) 17β−(2,3−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイル )−4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (5) 17β−(2,4−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイル )−4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (6) 17β−(2,6−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイル )−4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (7) 17β−(N−tert−アミルカルバモイル)−4−チア−5α−アンド ロスト−1−エン−3−オン、 (8) 17β−(N−tert−ヘキシルカルバモイル)−4−チア−5α−アン ドロスト−1−エン−3−オン、 (9) 17β−(N−イソブチルカルバモイル)−4−チア−5α−アンドロ スト−1−エン−3−オン、 (10) 17β−(N−tert−オクチルカルバモイル)−4 −チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (11) 17β−(N−1,1−ジエチルブチルカルバモイル)−4−チア− 5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (12) 17β−(N−ネオペンチルカルバモイル)−4−チア−5α−アン ドロスト−1−エン−3−オン、 (13) 17β−(N−2−アダマンチルカルバモイル)−4−チア−5α− アンドロスト−1−エン−3−オン、 (14) 17β−(N−1−アダマンチルカルバモイル)4−チア−5α−ア ンドロスト−1−エン−3−オン、 (15) 17β−(N−2−ノルボルニルカルバモイル)−4−チア−5α− アンドロスト−1−エン−3−オン、 (16) 17β−(N−1−ノルボルニルカルバモイル)−4−チア−5α− アンドロスト−1−エン−3−オン、 (17) 17β−(N−フェニルカルバモイル)−4−チア−5α−アンドロ スト−1−エン−3−オン、 (18) 17β−(N−ベンジルカルバモイル)−4−チア−5α−アンドロ スト−1−エン−3−オン、 (19) 17β−(2,3−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−7β−メチル−4−チア−5α−アン ドロスト−1−エン−3−オン、 (20) 17β−(2,4−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−7β−メチル−4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (21) 17β−(2,6−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−7β−メチル−4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (22) 17β−(N−n−オクチルカルバモイル)−4−メチル−4−チア −5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (23) 17β−(1−メトキシエチル)−7β−メチル−4−チア−5α− アンドロスト−1−エン−3−オン、 (24) 17β−(イソプロピル)−7β−メチル−4−チア−5α−アンド ロスト−1−エン−3−オン、 (25) 17β−(4−メチル−フェノキシ)−7β−メチル−4−チア−5 α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (26) 17β−(1−(3−クロロフェノキシ)エチル)−7β−メチル− 4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (27) 17β−(4−メチルスルホニル−フェノキシ)− 7β−メチル−4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (28) 17β−(4−クロロフェノキシ)−7β−メチル−4−チア−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (29) 17β−(2−ピリミジニルオキシ)−7β−メチル−4−チア−5 α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 及び (30) 17β−(2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−7β−メチル−4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン である。 このクラスの化合物の更なる例は: (1) N−t−ブチル−4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン −17β−カルボキサミド、 (2) 7β−メチル−4−チア−5α−コレスト−1−エン−3−オン、 (3) 17β−(2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイル )−4−チア−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (4) 17β−(N−フェニルカルバモイル)−4−チア−5α−アンドロス ト−1−エン−3−オン、 (5) 17β−(N−ベンジルカルバモイル)−4−チア−5α−アンドロス ト−1−エン−3−オン、 (6) 17β−(1−メトキシエチル)−7β−メチル−4−チア−5α−ア ンドロスト−1−エン−3−オン、 (7) 17β−(イソプロピル)−7β−メチル−4−チア−5α−アンドロ スト−1−エン−3−オン、 (8) 17β−(4−メチルフェノキシ)−7β−メチル−4−チア−5α− アンドロスト−1−エン−3−オン、 (9) 17β−(1−(3−クロロフェニルオキシ)−7β−メチル−4−チ ア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (10) 17β−(4−メチルスルホニル−フェノキシ)−7β−メチル−4 −チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (11) 17β−(メチル−フェノキシ)−7β−メチル−4−チア−5α− アンドロスト−1−エン−3−オン、 (12) 17β−(4−クロロフェノキシ)−7β−メチル −4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (13) 17β−(2−ピリミジニルオキシ)−7β−メチル−4−チア−5 α−アンドロスト−1−エン−3−オン、及び (14) 17β−(2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−7β−メチル−4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン である。 本発明のこのクラスの一サブクラスには、R1は水素であり、R2はH及びCH3 から選択され、並びにA1は置換及び非置換のアニリド誘導体を含むカルボキサ ミドから選択されることを特徴とする化合物がある。 このサブクラスの化合物の例は、カルボキサミドが、N,N−ジイソプロピル カルボキサミド、N−t−ブチルカルボキサミド、N−t−オクチルカルボキサ ミド、N−n−オクチルカルボキサミド、N−(ヒドロキシフェニル)カルボキ サミド、N−フェニルカルボキサミド、N−(アミノフェニル)カルボキサミド 、N−(カルボメトキシ)フェニルカルボキサミド、N−(メトキシカルボキシ )フェニ ルカルボキサミド、N−アセトアミドフェニル−N−アセチル−カルボキサミド 、N−アセトアミドフェニル−カルボキサミド、N−ピバルアミドフェニルカル ボキサミド、N−イソブチルアミドフェニルカルボキサミド、N−(メチル), N−(ジフェニルメチル)カルボキサミド、N−(ジフェニルメチル)−カルボ キサミド、N−t−ブチルカルボキサミド、N−イソプロピルカルボキサミド、 1−アダマンチルカルボキサミド、2−アダマンチルカルボキサミド、及びN− (置換されたフェニル)カルボキサミドから選択される化合物であって、但し、 フェニルは、エチル、メチル、トリフルオロメチル又はハロ(F、Cl、Br、 I)から選択される1個〜2個の置換基で置換されていてもよい。 カルボキサミドが、−C(=O)NH−C(CH33、−C(=O)NH−C65、又は−C(=O)NH−(2,5−トリフルオロメチルフェニル)である ことを特徴とする化合物はこのサブクラスの更なる例である。 本発明のこのクラスの一サブクラスに、R1は水素であり、R2はH及びCH3 から選択され、点線で示したC5−C6結合は単結合であり、Haは存在して水 素を表し、A1は置換及 び非置換のアニリド誘導体を含むカルボキサミドから選択されることを特徴とす る化合物がある。 このサブクラスの化合物の更なる例は、カルボキサミドが、N,N−ジイソプ ロピルカルボキサミド、N−t−ブチルカルボキサミド、N−t−オクチルカル ボキサミド、N−n−オクチルカルボキサミド、N−(ヒドロキシフェニル)カ ルボキサミド、N−フェニルカルボキサミド、N−(アミノフェニル)カルボキ サミド、N−(カルボメトキシ)フェニルカルボキサミド、N−(メトキシカル ボキシ)フェニルカルボキサミド、N−アセトアミドフェニル−N−アセチル− カルボキサミド、N−アセトアミドフェニル−カルボキサミド、N−ピバルアミ ドフェニルカルボキサミド、N−イソブチルアミドフェニルカルボキサミド、N −(メチル),N−(ジフェニルメチル)カルボキサミド、N−(ジフェニルメ チル)−カルボキサミド、N−t−ブチルカルボキサミド、N−イソプロピルカ ルボキサミド、1−アダマンチルカルボキサミド、2−アダマンチルカルボキサ ミド、及びN−(置換されたフェニル)カルボキサミドから選択される化合物で あって、但し、フェニルは、エチル、メチル、トリフルオロメチル又はハロ(F 、 Cl、Br、I)から選択される1個〜2個の置換基で置換されていてもよい。 カルボキサミドが、−C(=O)NH−C(CH33、C(=O)NH−C6 5、又は−C(=O)NH−(2,5−トリフルオロメチルフェニル)である ことを特徴とする化合物はこのサブクラスの更なる例である。 本発明のこのクラスの一サブクラスに、R1は水素であり、R2はH及びCH3 から選択され、点線で示したC5−C6結合は二重結合であり、Haは存在せず 、A1は置換及び非置換のアニリド誘導体を含むカルボキサミドから選択される ことを特徴とする化合物がある。 このサブクラスの化合物の更なる例は、カルボキサミドが、N,N−ジイソプ ロピルカルボキサミド、N−t−ブチルカルボキサミド、N−t−オクチルカル ボキサミド、N−n−オクチルカルボキサミド、N−(ヒドロキシフェニル)カ ルボキサミド、N−フェニルカルボキサミド、N−(アミノフェニル)カルボキ サミド、N−(カルボメトキシ)フェニルカルボキサミド、N−(メトキシカル ボキシ)フェニルカルボキサミド、N−アセトアミドフェニル−N−アセチル −カルボキサミド、N−アセトアミドフェニル−カルボキサミド、N−ピバルア ミドフェニルカルボキサミド、N−イソブチルアミドフェニルカルボキサミド、 N−(メチル),N−(ジフェニルメチル)カルボキサミド、N−(ジフェニル メチル)−カルボキサミド、N−t−ブチルカルボキサミド、N−イソプロピル カルボキサミド、1−アダマンチルカルボキサミド、2−アダマンチルカルボキ サミド、及びN−(置換されたフェニル)カルボキサミドから選択される化合物 であって、但し、フェニルは、エチル、メチル、トリフルオロメチル又はハロ( F、Cl、Br、I)から選択される1個〜2個の置換基で置換されていてもよ い。 カルボキサミドが、−C(=O)NH−C(CH33、−C(=O)NH−C65、又は−C(=O)NH−(2,5−トリフルオロメチルフェニル)である ことを特徴とする化合物はこのサブクラスの更なる例である。 本発明のこのクラスの別のサブクラスに、R1はCH3であり、R2はH及びC H3から選択され、並びにA1は置換と非置換のアニリド誘導体を含むカルボキサ ミド、及びC1-10アルキルから選択されることを特徴とする化合物がある。カル ボキ サミドは−C(=O)NH−C65及び−C(=O)NH−(2,5−トリフル オロメチルフェニル)から選択され、並びにC1-10アルキルはイソプロピル、イ ソブチル、1,5−ジメチルヘキシル及び5−メチルヘキシルから選択されるこ とを特徴とする化合物はこのサブクラスの例である。 この実施態様の化合物の別のクラスに、Zが である化合物がある。 このクラスの化合物の例は: (1) N−t−ブチル−4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン −16β−カルボキサミド、 (2) 16β−(1,5−ジメチルヘキシル)−7β−メチル−4−チア−5 α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (3) 16β−(2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイル )−4−チア−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (4) 16β−(N−tert−アミルカルバモイル)−4−チ ア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (5) 16β−(N−tert−ヘキシルカルバモイル)−4−チア−5α−アン ドロスト−1−エン−3−オン、 (6) 16β−(N−イソブチルカルバモイル)−4−チア−5α−アンドロ スト−1−エン−3−オン、 (7) 16β−(N−tert−オクチルカルバモイル)−4−チア−5α−アン ドロスト−1−エン−3−オン、 (8) 16β−(N−1,1−ジエチルブチルカルバモイル)−4−チア−5 α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (9) 16β−(N−ネオペンチルカルバモイル)−4−チア−5α−アンド ロスト−1−エン−3−オン、 (10) 16β−(N−2−アダマンチルカルバモイル)−4−チア−5α− アンドロスト−1−エン−3−オン、 (11) 16β−(N−1−アダマンチルカルバモイル)−4−チア−5α− アンドロスト−1−エン−3−オン、 (12) 16β−(N−2−ノルボルニルカルバモイル)−4−チア−5α− アンドロスト−1−エン−3−オン、 (13) 16β−(N−1−ノルボルニルカルバモイル)−4−チア−5α− アンドロスト−1−エン−3−オン、 (14) 16β−(N−フェニルカルバモイル)−4−チア−5α−アンドロ スト−1−エン−3−オン、 (15) 16β−(N−ベンジルカルバモイル)−4−チア−5α−アンドロ スト−1−エン−3−オン、 (16) 16β−(2,3−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−7β−メチル−4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (17) 16β−(2,4−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−7β−メチル−4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (18) 16β−(2,6−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−7β−メチル−4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (19) 16β−(2,3−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−4−チア−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (20) 16β−(2,4−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−4−チア−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (21) 16β−(2,6−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−4−チア−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (22) 16β−(N−n−オクチルカルバモイル)−4−メチル−4−チア −5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (23) 16β−(1−メトキシエチル)−7β−メチル−4−チア−5α− アンドロスト−1−エン−3−オン、 (24) 16β−(イソプロピル)−7β−メチル−4−チア−5α−アンド ロスト−1−エン−3−オン、 (25) 16β−(4−メチル−フェノキシ)−7β−メチル−4−チア−5 α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (26) 16β−(1−(3−クロロフェノキシ)エチル)−7β−メチル− 4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (27) 16β−(4−メチルスルホニル−フェノキシ)−7β−メチル−4 −チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (28) 16β−(4−クロロフェノキシ)−7β−メチル−4−チア−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (29) 16β−(2−ピリミジニルオキシ)−7β−メチル−4−チア−5 α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 及び (30) 16β−(2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−7β−メチル−4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン である。 このクラスの化合物の更なる例は: 16β−(4−メチル−フェノキシ)−7β−メチル−4−チア−5α−アン ドロスト−1−エン−3−オン、 16β−(1−(3−クロロフェノキシ)エチル)−7β−メチル−4−チア −5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 16β−(4−メチルスルホニル−フェノキシ)−7β−メチル−4−チア− 5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 16β−(4−クロロフェノキシ)−7β−メチル−4−チア−5α−アンド ロスト−1−エン−3−オン、及び 16β−(2−ピリミジニルオキシ)−7β−メチル−4−チア−5α−アン ドロスト−1−エン−3−オン である。 このクラスの一サブクラスでは、R1はC1-5アルキルであり、R2は水素及び メチルから選択され、A2は、置換もしくは非置換の、アルコキシ、アリールオ キシ、置換もしくは非置換のヘテロアリールオキシ、及び置換もしくは非置換の アルキルから選択される。 A2は、置換されたアリールオキシ、及び置換又は非置換のヘテロアリールオ キシから選択されることを特徴とする化合物はこのサブクラスの更なる例である 。 点線で示したC5−C6結合は単結合であり、Haは存在して水素を表すこと を特徴とする化合物はこのサブクラスの例である。 点線で示したC5−C6結合は二重結合であり、Haは存在しないことを特徴 とする化合物はこのサブクラスの化合物の更なる例である。 このクラスの別のサブクラスでは、R1はH又はCH3であり、R2はH及びC H3から選択され、並びにA2は置換及び非置換のアリール又はヘテロアリールエ ーテルから選択される。このサブクラスの化合物の更なる例は、置換及び非置換 のアリール又はヘテロアリールエーテルは、チオフェンオキシ (thiophenoxy)、ビフェニルオキシ、アセトアミドフェノキシ、(3−ピリジ ル)オキシ、クロロフェニルオキシ、メチルフェニルオキシ、フェノキシ、ヒド ロキシフェニルオキシ、メチルスルホニルフェニルオキシ及びピリミジニルオキ シから選択されることを特徴とする化合物である。置換及び非置換のアリール又 はヘテロアリールエーテルは、4−メチル−フェノキシ、4−クロロフェノキシ 、及び2−ピリミジニルオキシから選択されることを特徴とする化合物は本発明 の化合物の更に更なる例である。 このクラスの一サブクラスでは、R1はC1-5アルキルであり、R2は水素及び メチルから選択され、A2は、置換もしくは非置換の、アルコキシ、アリールオ キシ、置換もしくは非置換のヘテロアリールオキシ、及び置換もしくは非置換の アルキルから選択される。 A2は、置換されたアリールオキシ、及び置換又は非置換のヘテロアリールオ キシから選択されることを特徴とする化合物はこのサブクラスの更なる例である 。 点線で示したC5−C6結合は単結合であり、Haは存在して水素を表すこと を特徴とする化合物はこのサブクラスの化合 物の例である。 点線で示したC5−C6結合は二重結合であり、Haは存在しないことを特徴 とする化合物はこのサブクラスの化合物の更なる例である。 可変部分(例えばアリール、ヘテロ環、R1など)がいずれかの構造部分又は 式Iで2度以上存在する場合、各存在でのその定義は他のあらゆる存在でのその 定義とは独立である。また、置換基及び/又は可変部分の組合せは、そのような 組合せにより安定な化合物が得られる場合にだけ許される。 本明細書で使用する“アルキル”は特定の数の炭素原子を有する分岐鎖及び直 鎖の両方の飽和脂肪族炭化水素基を含むものとする。例えばメチル(Me)、エ チル(Et)、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、 ノナニル、デシル、ウンデシル、ドデシルであり、及びイソプロピル(i−Pr )、イソブチル(i−Bu)、secブチル(s−Bu)、tert ブチル(t−Bu )、イソペンタン、イソヘキサンなどのそれらの異性体である。“アルキルオキ シ”(又は“アルコキシ)は、酸素ブリッジに結合した指示数の炭素原子を有す るアルキル基、例えばメトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、イ ソ−プロポキシ、n−ブトキシ、イソ−ブトキシ、sec−ブトキシ、t−ブトキ シなどを表す。 “アリール”という用語はフェニル及びナフチルを含む。好ましくはアリール はフェニルである。 ヘテロアリールは、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニル、ピロリル、 フラニル、チエニル、ピリジル、ピリミジニル、インドリル及びベンゾフラニル から選択される。 ヘテロ環は、該環のヘテロ原子(N、O又はS)又は炭素原子で構造式Iに結 合でき、安定で非荷電の構造が生成できる。 ヒドロキシ及びアミノ保護基は当業者に公知であり、このような基のいずれも 使用できる。例えばアセテート、ベンゾエート、エーテル及びシリル保護基は適 切なヒドロキシ保護基である。標準的シリル保護基は一般式−Si(Xa)3( 各Xa基は独立にアルキル又はアリール基である)を有し、例えばトリメチルシ リル、トリ−エチルシリル、トリ−i−プロピルシリル、トリフェニルシリル、 及びt−ブチル−ジ−(Xb)−シリル(Xbはメチル、エチル、i−プロピル 又はフェニル(Ph)である)を含む。標準的アミノ保護基は一般式−C(O) −Xc(Xcはアルキル、アリール、O−アルキル又はO−アリール である)を有し、例えばN−t−ブトキシカルボニルを含む。また、保護基を記 載している Protective Groups in Organic Synthesis,T.W.Green ら(John Wil ey and Sons,1991)を参照されたい。 本発明の化合物は医薬として許容できる塩の剤形で投与できる。“医薬として 許容できる塩”という用語は、アセテート、ラクトビオネート、ベンゼンスルホ ネート、ラウレート、ベンゾエート、マレート、バイカーボネート、マレエート 、バイサルフェート、マンデレート、バイタートレート、メシレート、ボレート 、メチルブロミド、ブロミド、メチルニトレート、カルシウムエデテート、メチ ルサルフェート、カムシレート、ムケート、カーボネート、ナプシレート、クロ リド、ニトレート、クラブラネート、N−メチルグルカミン、シトレート、アン モニウム塩、ジヒドロクロリド、オレエート、エデテート、オキサレート、エデ ィシレート、パモエート(エンボネート)、エストレート、パルミテート、エシ レート、パントテネート、フマレート、ホスフェート/ジホスフェート、グルセ プテート、ポリガラクツロネート、グルコネート、サリシレート、グルタメート 、ステアレート、グリコリルアルサニレート、サルフェ ート、ヘキシルレゾルシネート、サブアセテート、ヒドラバミン、スクシネート 、ヒドロブロミド、タンネート、ヒドロクロリド、タートレート、ヒドロキシナ フトエート、テオクレート、ヨーダイド、トシレート、イソチオネート、トリエ トヨーダイド、ラクテート、パノエート、バレレートなどの全ての許容できる塩 を含むものとする。該塩は、溶解性又は加水分解性を改変するために投与剤形と して使用できるし、又は持続性放出製剤もしくはプロドラッグ製剤として使用で きる。本発明の化合物の特定の機能によって、本発明の化合物の医薬として許容 できる塩には、ナトリウム、カリウム、アルミニウム、カルシウム、リチウム、 マグネシウム、亜鉛のようなカチオンから形成される塩、並びにアンモニア、エ チレンジアミン、N−メチル−グルタミン、リシン、アルギニン、オルニチン、 コリン、N,N′−ジベンジルエチレンジアミン、クロロプロカイン、ジエタノ ールアミン、プロカイン、N−ベンジルフェネチルアミン、ジエチルアミン、ピ ペラジン、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、及び水酸化テトラメチル アンモニウムのような塩基から形成される塩がある。これらの塩は、標準的方法 によって、例えば遊離酸を適切な有機塩基又は無機塩基と反応させる ことによって製造できる。 また、酸(−COOH)又はアルコール基が存在している場合、医薬として許 容できるエステル、例えばメチル、エチル、ブチル、アセテート、マレエート、 ピバロイルオキシメチルなど、並びに持続性放出製剤又はプロドラッグ製剤とし て使用するための溶解性又は加水分解性の特徴を改善することが当業界で公知の エステルを用いることができる。 本発明の化合物は、式Iで描かれた立体化学を有する中心以外のキラル中心を もちえ、それ故、ラセミ化合物、ラセミ混合物、及び個々の対掌体もしくはジア ステレオマーとして存在しえ、このような異性体形は、その混合物と同様に本発 明に含まれるものとする。更に、本発明の化合物の結晶形のいくつかは多形相と して存在でき、それ自体本発明に含まれるものとする。更に、本発明の化合物の いくつかは、水又は普通の有機溶媒と溶媒和物を形成してもよい。このような溶 媒和物は本発明の範囲内に含まれる。 “治療有効量”という用語は、研究者、獣医、医師又は他の臨床家によって求 められている、組織、器官系、動物又はヒトの生物学的又は医学的反応を引き出 す薬剤又は医薬の量であり、 治療される病気の症状の軽減を含む。 より詳細には、本発明は、過剰アンドロゲン性疾患の治療の必要のある哺乳動 物における過剰アンドロゲン性疾患の治療方法であって、このような治療の必要 のある該哺乳動物に治療有効量の本発明の化合物を投与することを特徴とする該 方法に関する。本発明の新規治療方法は当業者公知の疾患を対象とする。 “哺乳動物”という用語は人間を含む。好ましくは、本発明の方法は過剰アンド ロゲン性疾患の治療の必要のあるヒトにおける該疾患の治療を対象とする。 本発明の方法で治療可能な過剰アンドロゲン性疾患には、前立腺過形成、アン ドロゲン性脱毛症(男性型禿頭症、女性型禿頭症、及び女性多毛症を含む)、ニ キビ、脂漏症、前立腺炎、及び前立腺癌などがある。 本発明は、アンドロゲン性脱毛症、男性型禿頭症、ニキビ、脂漏症、及び女性 多毛症を含む過剰アンドロゲン性疾患を、式Iの新規化合物を単独で、あるいは 5α−レダクターゼ2阻害剤(好ましくはフィナステライド及びエプリステライ ドから選択する)、又はカリウムチャネルオープナー、又はレチノイン酸もしく はその誘導体と組合せて、経口投与、全身的投与、非 経口投与、又は局所投与によって治療する方法を提供するという目的を有する。 あるいは、治療は、式Iの化合物と、5α−レダクターゼ2阻害剤(好ましくは フィナステライド及びエプリステライドから選択する)及びカリウムチャネルオ ープナー、又はレチノイン酸もしくはその誘導体などの別の活性剤との組合せの 投与を包含しうる。“アンドロゲン性脱毛症の治療”という用語は、アンドロゲ ン性脱毛症の阻止及び/又は逆行並びに毛髪の成長の促進を含むものとする。 本発明は、式Iの新規化合物を単独で又は5α−レダクターゼ2阻害剤(好ま しくはフィナステライド及びエプリステライドから選択する)と組合せて経口、 全身又は非経口投与によって前立腺過形成、前立腺炎を治療する方法、及び前立 腺癌を治療及び/又は予防する方法を提供するという更なる目的を有する。ある いは、治療は、式Iの化合物を、5α−レダクターゼ2阻害剤及び/又はα1も しくはα1aアドレナリンレセプターアンタゴニスト(α1aレセプターアンタ ゴニストは以前はα1cレセプターアンタゴニストと言われていた)などの別の 活性薬剤と組合せての投与を包含しうる。 本発明はまた、治療有効量の式Iの化合物と治療有効量の抗 アンドロゲン剤(例えばフルタミド、スピロノラクトン、又はカソデックスなど )の組合せ治療の経口、全身的、非経口又は局所投与による、ニキビ、アンドロ ゲン性脱毛症、脂漏症、女性多毛症、前立腺過形成、前立腺炎の治療方法、並び に前立腺癌の予防及び/又は治療の方法を提供するという更なる目的を有する。 2種以上の活性薬剤を用いる組合せ治療において活性薬剤が別々の投与製剤中 に存在する場合、該活性薬剤は同時に投与できるし、又は各々別々に時間をずら して投与できる。 本発明はまた、本発明の新規な治療方法において使用するための適当な局所、 経口、全身及び非経口用医薬製剤を提供するという目的を有する。上記疾患の治 療において使用するための活性成分として本発明の化合物を含む製剤を、全身的 投与用の普通の賦形剤中の多様な治療用投与剤形で投与できる。例えば、錠剤、 カプセル(各々は時間指定型放出製剤及び持続型放出製剤を含む)、丸薬、粉末 、顆粒、エリキシル剤、チンキ剤、溶液、懸濁液、シロップ及びエマルションな どの経口投与剤形又は注射によって、該化合物は投与され得る。同様に、該化合 物はまた、静脈内(ボーラス(bolus)及び点滴の両方)、腹腔 内、皮下、密封もしくは非密封で局所的、又は筋肉内剤形でも投与され得る。す べての使用剤形は製薬業者に周知である。有効で非毒性量の所望化合物を抗アン ドロゲン剤として使用できる。 典型的には、本発明で有用な構造式Iの化合物は、投与の意図した剤形、即ち 経口用錠剤、カプセル、エリキシル剤、シロップなどに関し適切に選択し、通常 の製薬実務と一致する適切に選択された医薬希釈剤、賦形剤又は担体(本明細書 では一括して“担体”物質という)と混合し、経口投与又は静脈注射もしくは筋 肉内注射で全身的に、あるいは局所的に投与できる。 例えば、錠剤又はカプセルの剤形での経口投与の場合、活性ある薬剤成分は、 エタノール、グリセロール、水などの経口の非毒性の医薬上許容可能な不活性担 体と組合せ得る。本発明の生産物を含むカプセルは、本発明の活性化合物を、乳 糖及びステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、澱粉、タルク、又 は他の担体と混合し、該混合物をゼラチンカプセルに入れることによって製造で きる。 錠剤は、活性成分を、リン酸カルシウム、乳糖、コーンスターチ又はステアリ ン酸マグネシウムなどの通常の錠剤化成分と 混合して製造できる。更に、所望又は必要のあるとき、適切な結合剤、潤滑剤、 崩壊剤及び着色剤も混合物に導入できる。適切な結合剤には、澱粉、ゼラチン、 グルコースもしくはベータ−乳糖などの天然糖、トウモロコシ甘味剤、アラビア ゴム・トラガカント・もしくはアルギン酸ナトリウムなどの天然及び合成ゴム、 カルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリコール、ワックスなどがある。 これらの投与剤形で使用する潤滑剤には、オレイン酸ナトリウム、ステアリン酸 ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、安息香酸ナトリウム、酢酸ナトリウム 、塩化ナトリウムなどがある。崩壊剤には、澱粉、メチルセルロース、寒天、ベ ントナイト、キサンタンゴムなどがあるがそれらに限定されない。 液体剤は、例えばトラガカントゴム、アラビアゴム、メチルセルロースなどの 合成及び天然のゴムなどの適当に風味をつけた懸濁剤又は分散剤中で形成される 。使用され得る他の分散剤はグリセリンなどがある。非経口投与の場合、滅菌し た懸濁液及び溶液が望ましい。静脈投与が望ましい場合、一般的に、適当な保存 剤を含む等張性製剤が使用される。 局所用医薬製剤は、例えば、皮膚への処理に適した、溶液、 クリーム、軟膏、ゲル、ローション、シャンプー又はエアロゾル製剤の剤形であ りうる。本発明の治療方法に有用な局所用医薬製剤は、医薬として許容できる担 体と混合して活性成分を約0.001%〜0.1%を含みうる。 活性薬剤成分を含む局所用製剤は、当業界で周知の種々の担体物質、例えばア ルコール、アロエベラゲル、アラントイン(allantoin )、グリセリン、ビタミ ンA及びE油、鉱物油、プロピレングリコール、PPG2ミリスチルプロピオネ ートなどと混合して、例えばアルコール溶液、局所用クレンザー、クレンジング クリーム、スキンゲル、スキンローション、及びクリーム又はゲル製剤中のシャ ンプーを形成させることができる。例えば、欧州特許第285,382号を参照 されたい。 本発明の化合物はまた、小さな単ラメラ小胞、大きな単ラメラ小胞、多ラメラ 小胞などのリポソームデリバリーシステムの剤形で投与され得る。リポソームは 、コレステロール、ステアリルアミン又はホスファチジルコリンなどの多数のリ ン脂質から形成され得る。 本発明の化合物はまた、化合物分子が結合している個々の担体としてモノクロ ーナル抗体の使用によって投与することがで きる。本発明の化合物はまた、標的に向けた薬剤担体として可溶性ポリマーと結 合させることができる。このようなポリマーには、ポリビニルピロリドン、ピラ ンコポリマー、ポリヒドロキシプロピルメタクリルアミドフェノール、ポリヒド ロキシエチルアスパルトアミド−フェノール、又はパルミトイル残基で置換され たポリエチレンオキシドポリリシンなどがある。更に、本発明の化合物は、薬剤 の制御された放出を達成するのに有用な一群の生分解性ポリマーと結合できる。 生分解性ポリマーは、例えばポリ乳酸、ポリエプシロンカプロラクトン、ポリヒ ドロキシ酪酸、ポリオルトエステル、ポリアセタール、ポリジヒドロピラン、ポ リシアノアクリレート及びヒドロゲルの架橋された又は両親媒性のブロックコポ リマーである。 本発明の化合物は、適切な鼻内用ビヒクルの局所使用による鼻内用剤形で投与 できるし、又は当業者周知の経皮皮膚パッチの剤形を用いる経皮経路で投与でき る。経皮投与系の剤形で投与するために、投与は勿論投与中間歇的というより連 続的であろう。本発明の化合物はまた、カカオバター、グリセリン化ゼラチン、 水素化植物油、種々の分子量のポリエチレングリコールとポリエチレングリコー ルの脂肪酸エステルとの混合物など の基材を用いる座薬としても投与できる。 本発明の化合物を利用する投与法は、患者のタイプ、人種、年齢、体重、性別 及び医学的状態;治療されるべき症状の程度;投与経路;患者の腎肝機能;使用 される特定の化合物を含む種々の因子によって選択される。通常の技術をもつ医 師又は獣医ならば、病気の進行を予防し、対抗し、停止し又は反転させるのに要 求される薬剤の有効量を決定し、処方することが容易にできる。毒性なくして効 力を発揮する範囲内の薬剤の濃度を最適な正確さをもって達成するのには、標的 部位への薬剤の到達のキネティッタスに基づいた処方を必要とする。このことは 、薬剤の分布、平衡及び排泄を配慮することを含む。好ましくは、本発明の方法 で有用な構造式Iの化合物の投与量は、一日当たりヒト成人で 0.01〜1000mg の 範囲である。最適には、投与量は0.1〜50mg/日の範囲である。経口投与 の場合、治療すべき患者に対し投与量を症状に合わせて調整して、活性成分を0 .01〜1000mg、特に 0.01,0.05,0.1,0.5,1.0,2.5,5.0,10.0,15 .0,25.0,50.0mg を含む錠剤の剤形で該製剤を提供するのが好ましい。有効量 の薬剤は普通、一日当たり、体重1kg当たり約0.0002〜約50mgの 投与レベルで投与される。より詳細には、一日当たり、体重1kg当たり約 0.00 1〜1mgの範囲である。 本発明の活性薬剤は一日一回投与でき、又は一日分の総投与量を一日二回、三 回又は四回に分けて投与できるので好都合である。 本発明の化合物は、ニキビ、アンドロゲン性脱毛症、男性型禿頭症、脂漏症、 女性多毛症、前立腺過形成、前立腺炎、及び前立腺癌を含む過剰アンドロゲン性 疾患の治療のために有用な医薬の製造で使用できる。 ニキビ、アンドロゲン性脱毛症、男性型禿頭症、脂漏症、女性多毛症、前立腺 過形成、前立腺炎の治療、及び前立腺癌の予防及び/又は治療の場合、本発明の 化合物は、経口用、全身用又は非経口用の単一の医薬投与製剤の形で、治療有効 量の、フィナステライドもしくはエプリステライドなどの別の5α−レダクター ゼ阻害剤、又は2型活性、1型活性もしくは両方のアイソザイムへの二重活性を 有する他の5α−レダクターゼ阻害化合物と組合せ得る。あるいは、式Iの化合 物と他の5α−レダクターゼ阻害剤を、別々の経口用、全身用、又は非経口投与 製剤で投与する組合せ治療が使用できる。また、ニキビ、アン ドロゲン性脱毛症、男性型禿頭症、脂漏症および女性多毛症の皮膚・頭皮関連の 疾病の場合、本発明の化合物とフィナステライドもしくはエプリステライドなど の別の5α−レダクターゼ阻害剤が、局所投与のために処方され得る。例えば、 式Iの化合物とフィナステライドは単一の経口用又は局所用投与製剤で投与でき 、又は各活性剤は別々の投与製剤として投与できる。例えば、別々の経口用投与 製剤で、又は式Iの化合物の局所用投与製剤と組合せて、フィナステライドの経 口用投与製剤として投与できる。例えば、5α−レダクターゼ阻害剤の投与と製 剤を記載している米国特許第4,377,584 号及び第4,760,071 号を参照せよ。 更に、治療有効量の、ミノキシジル、クロマカリン、ピナシジルなどのカリウ ムチャネルオープナー、S−トリアジン、チアン−1−オキシド、ベンゾピラン 及びピリジノピラン誘導体の部類から選択される化合物、又はそれらの医薬上許 容可能な塩と組合せての本発明の化合物の投与は、男性型禿頭症を含むアンドロ ゲン性脱毛症の治療に使用され得る。更に、治療には、本発明の化合物及びミノ キシジルなどのカリウムチャネルオープナーと組合せて、フィナステライドもし くはエプリステライ ドなどの5α−レダクターゼ2型阻害剤、5α−レダクターゼ1型阻害剤、又は 1型・2型の二重阻害剤投与が含まれ得る。複数の活性剤が単一の局所用投与製 剤として投与され得るし、又は各々の活性薬剤が別々の投与製剤として投与され 得る。例えば、別々の局所用投与製剤として、又は例えばミノキシジルの局所用 投与製剤と組合せて式Iの化合物の経口用投与製剤として、又は例えばミノキシ ジルの局所用投与製剤と組合せて、式Iの化合物と別の5α−レダクターゼ阻害 剤の単一の経口用投与製剤として投与され得る。カルシウムチャネルオープナー の投与と製剤について、米国特許第4,596,812 号、第4,139,619 号及び1992年2 月20日公開の国際公開第 92/02225 号を参照されたい。 更に、ニキビの治療の場合、治療有効量のレチノイン酸、又はその誘導体、例 えばそのエステルもしくはアミド誘導体(例えばトレチノイン又はイソトレチノ イン)と組合せて、治療有効量の式Iの化合物を投与して、組合せ治療を使用で きる。ニキビのこの組合せ治療は、必要により、フィナステライドもしくはエプ リステライドなどの5α−レダクターゼ2型阻害剤、又は5α−レダクターゼ1 型阻害剤、又は1型・2型二重阻害 化合物を更に含みうる。 又、前立腺過形成の治療の場合、式Iの化合物と例えばフィナステライドなど の5α−レダクターゼ2型阻害剤と例えばテラゾシン、ドキサゾシン、プラゾシ ン、ブナゾシン、インドラミン、又はアルフゾシンなどのα−1アドレナリンレ セプターアンタゴニストの投与を含む組合せ治療を行ない得る。より詳細には、 組合せ治療は、式Iの化合物と例えばフィナステライドなどの5α−レダクター ゼ2型阻害剤とα−1aアドレナリンレセプターアンタゴニスト(以前はα−1 cアドレナリンレセプターアンタゴニストといわれていた)を投与することを含 み得る。α−1aアドレナリンレセプターアンタゴニストとして有用な化合物は 例えばPCT/US93/09187 (1994年4月14日公開の国際公開 94/08040) :PCT/US94/03852(1994年10月13日公開の国際公開 94/22829)、PCT /US94/10162(1995年3月16日公開の国際公開 95/07075);及び米国特許第 5,403,847号に記載のように、当業者公知の方法により同定できる。 又、ニキビ、アンドロゲン性脱毛症、脂漏症、女性多毛症、前立腺過形成、前 立腺炎の治療並びに前立腺癌の予防及び/又 は治療のために、治療有効量の式Iの化合物を、治療有効量の、例えばフルタミ ド、スピロノラクトンもしくはカソデックスなどの抗アンドロゲン剤と共に投与 することによる組合せ治療も用いることができる。 二つ以上の活性剤が別々の投与製剤の中にある場合の組合せ治療の場合、活性 剤は同時に投与され得るし、又はそれらは各々別々の時に時間をずらして投与さ れ得る。 本発明の化合物は、容易に入手できる出発物質、薬品及び通常の合成方法を用 いて、以下のスキーム及び実施例又はそれらの変法に従って容易に製造できる。 これらの反応で、それ自体当業者に公知の変法を使用することも可能であるが、 詳細には述べない。 本発明の4−オキサ化合物はスキーム1で示すように製造できる。 スキーム1 スキーム1は本発明の新規オキサステロイドの合成の概略を示す。適当に置換 されたセコ酸は当業界公知の方法で製造できる。PCT公開WO95/1125 4はアザステロイドの16位に種々の置換基を有する化合物の合成方法を記載す る。3−ケト−デルタ4−17−オン前駆体から出発し、WO95/1 1254の方法に基づき、適当なA2置換ができる。適当なA1置換を得るために 、3−ケト−デルタ4−17−オン前駆体から出発して以下の公報の方法に従っ た:エーテル又はチオエーテルの場合、WO93/23040;アニリドの場合 、WO94/07861、EP0,663,924;非置換、一置換又は二置換 アミドの場合、WO93/23038、WO93/23051、WO93/23 420、及び米国特許第4,220,775号、第4,760,071号、第4 ,845,104号、第5,237,067号、第5,091,380号、第5 ,061,801号、第5,215,894号;オキソの場合、米国特許第4, 220,775号、第4,377,584号;シアノの場合、米国特許第4,2 20,775号;テトラゾイルの場合、米国特許第4,220,775号;アリ ールアルキルカルボニルオキシアルキルの場合、米国特許第4,377,584 号;シクロアルキルアリールカルボニルオキシアルキルの場合、米国特許第4, 377,584号;ベンゾイルオキシアルキルの場合、米国特許第4,377, 584号;置換及び非置換のアシルの場合、米国特許第5,049,562号、 第5,138,063号、第5,151,429号、第5,2 37,061号、第5,120,742号、第5,162,332号、第5,0 61,802号、第5,098,908号、第5,196,411号、第5,0 75,450号、第5,061,803号、第5,324,734号;チオベン ジルの場合、米国特許第5,151,430号;ポリアロイルの場合、米国特許 第5,162,322号;エステルの場合、米国特許第5,091,534号、 WO93/23041、WO93/23040;置換又は非置換のアルキルの場 合、WO93/23050、WO93/23419、WO93/23051;ウ レア、チオウレア、カルバメート又はチオカルバメートの場合、WO93/23 048;チオエステルの場合、WO93/23041、WO93/23040。 適当な7,10,16及び17置換−3−ケトステロイドは、当業界公知の方 法、例えば Rasmusson ら、J.Med.Chem.1986,29(11): 2298-2315 に記載の方法 によって適当に置換されたセコ酸に変換する。 適当な7−β置換は、米国特許第4,220,775号、第5,237,06 4号に記載のように、7−β結合の生成方法に従って得ることができる。 R2がH又はCH2OR3である化合物は、適当なC10置換セコ酸から出発し て製造できる。これらの化合物は当業界公知の方法で製造できる。 スキーム1で示すように、トルエン、キシレン、ジクロロエタン、クロロベン ゼンなどの非極性非プロトン性溶媒中で、場合によってはPTSA(パラトルエ ンスルホン酸)のような酸触媒又は酢酸ナトリウムの存在下、セコ酸(1)を、 無水酢酸、オルトギ酸メチル、オルトギ酸エチルなどの脱水剤で処理し、Δ5− オキサステロイド(2)を生成させる。好ましくは、酢酸ナトリウムの存在下、 セコ酸(1)を無水酢酸中で無水酢酸と高温、好ましくは約140℃で処理する 。オキサステロイド(3)を生成させるための二重結合の水素化は、Rh/C、 Pd/Cなどの適当な触媒の存在下、好ましくはテトラヒドロフラン(THF) 又は酢酸エチルなどの溶媒中Rh/Cの存在下行うことができる。この後、例え ば、クロロベンゼン中でジクロロ−ジシアノキノン(DDQ)、無水ベンゼンセ レン酸を用いる処理によって、あるいは例えば米国特許第5,084,574号 及び第5,021,571号に記載の他の公知の方法によってΔ1二重結合を生 成させ、Δ1−オキサステロイド(4) を得る。 本発明の4−チア化合物はスキーム2で示すように製造できる。 化合物(3)を得るために、スキーム1の方法に従って得られた、B環及びD 環で適当に置換された4−オキサ−アンドロスタン−3−オンから出発して、ラ クトンを開環し、ヒドロキサミド(5)を生成させる。トルエンなどの非極性で 非プロトン性の溶媒中で、ジメチルアルミノ−3−アミノピリジン(この化合物 は、トリメチルアルミニウムを3−アミノピリジンで処理して in situで製造で きる)、クロロベンゼン、又はジクロロエタンによる処理などの種々の方法で、 ラクトンを開環することができる。 ピリジン、ジメチルアミノピリジン(DMAP)又はN−メチルピロリジン( NMP)などの塩基の存在下、塩化メチレン、トルエン又はジクロロエタンなど の溶媒中で、ヒドロキサミド (5)を塩化アルキルスルホニル又は塩化アリールスルホニルで処理し、対応す るアルキルスルホネート又はアリールスルホネート(6)を得る。トルエンなど の極性で非プロトン性の溶媒中でアルキルスルホネート又はアリールスルホネー トとヨウ化テトラブチルアンモニウムの反応により、対応するヨウ化物(7)を 得る。炭酸セシウム又は炭酸カリウムもしくは炭酸ナトリウムなどの他の塩基の 存在下、トルエン又はジクロロエタンなどの非極性溶媒中で、該ヨウ化物をチオ 酢酸で処理し、チオアセテート(8)を得る。好ましくはメタノール又はエタノ ールなどの極性溶媒中で酸による処理によって、好ましくはメタノール中で塩酸 による処理によって、チオアセテート(8)を加水分解し、チアラクトン(9) を生成させる。好ましくはクロロベンゼン中で無水ベンゼンセレン酸による還流 処理によって、チアラクトン(9)を脱水素して、上記のようにΔ1−チアステ ロイド(10)を生成させることができる。 本発明の4−オキサステロイド及び4−チアステロイドは1,2−5,6ジエ ンを含むが、これは、クロロベンゼン中無水ベンゼンセレン酸による構造式(2 )の化合物の還流処理によってΔ15−オキサステロイド誘導体を得ることで 製造し得る。 対応するチアステロイド誘導体は、(2)即ちΔ5−オキサステロイドから出発 して、スキーム2の方法に従い得ることができる。 以下の実施例は本発明の範囲を限定するものでは全くなく、そのように理解す べきではない。更に、以下の実施例で記載する化合物は本発明と考えられる唯一 のグループをなすものと考えるべきではなく、化合物又はそれらの部分の如何な る組合せもそれ自体−グループをなすことができる。当業者ならば、以下の製造 方法の条件とプロセスの公知の改変を用いて該化合物を製造できることを容易に 理解しよう。 以下の実施例で記載する全ての温度は摂氏である。1H及び13C核磁気共鳴( NMR)スペクトルは、記載した溶媒中外界温度で、400又は500MHzの 磁場下で測定した。本明細書で用いる略号は以下の通りである:“BOC”はt −ブトキシカルボニル;“無水BOC”はジ−t−ブチルジカーボネート{O( CO2C(CH332};“DBU”は1,8−ジアザ−ビシクロ[5.4,0 ]ウンデカ−7−エン;“DCC”は1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド ;“DMS”は硫化メチル{(CH32S};“DMF”はジメチルホルムアミ ド;“EtOAc”は酢酸エチル;“HOBT”は1−ヒドロキシベンゾトリア ゾール;“IPA”は酢酸イソプロピル;“Ph”はフェニル;“Tf”は−S O2CF3;“TFA”はトリフルオロ酢酸;“THF”はテトラヒドロフラン; “TIPS”はトリイソプロピルシリル;“TIPSO”はトリイソプロピルシ リルオキシである。特記されていなければ“TLC”は薄層SiO2クロマトグ ラフィーを指す。 実施例1 N−t−ブチル−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン−17 β−カルボキサミドの製造 工程1:ベンゾトリアゾール−1′−イル−3−オキソ−アンドロスト−4−エ ン−17β−カルビキサミド 塩化メチレン中のステロイド酸(4g,12.65mmol,合成についての 記載のある Rasmusson ら、J.Med.Chem. 1986,29(11): 2298-2315 を参照)の溶液に、DCC(2.75g,13.3m mol)と1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBT,2.75g,19. 1mmol)を加えた。反応混合液を一晩攪拌した後、固体を濾過し、乾燥し、 更なる反応のためにそのまま使用した。 工程2:N−t−ブチル−3−オキソ−アンドロスト−4−エン−17β−カル ボキサミド 塩化メチレン中のベンゾトリアゾール−1′−イル−3−オキソ−アンドロス ト−4−エン−17β−カルボキサミド(1.5g,3.46mmol)の溶液 に、t−ブチルアミン(454μL,4.33mmol)を加えた。反応混合液 を一晩攪拌した後、反応混合液を濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(2. 5%アセトン/塩化メチレン)で精製した。質量分析 M+372(m+1,実 測値)。 工程3:N−t−ブチル−5−オキソ−3,5−セコアンドロスタン−3−オイ ック−17β−カルボキサミド t−ブタノール(10mL)中のN−t−ブチル−3−オキソ−アンドロスト −4−エン−17β−カルボキサミド(550mg,1.48mmol)の溶液 に、炭酸ナトリウム(172mg,1.63mmol,H2O 1mL中)を加 えた。反応混合液を80℃に加熱し、H2O(10mL)中のNaIO4(1.5 8g,7.4mmol)とKMnO4(11.7mg,0.074mmol)の 溶液を約10分で滴下添加した。反応混合液を2時間攪拌した後、混合液を室温 に冷却し、pH2に酸性化した。反応混合液を濃縮し、酢酸エチルで抽出し、有 機層を乾燥し、濃縮し、純粋生成物を得た。質量分析M+392(m+1,実測 値)。 工程4:N−t−ブチル−4−オキサ−アンドロスト−5−エン−3−オン−1 7β−カルボキサミド 無水酢酸(25mL)中のN−t−ブチル−5−オキソ−3,5−セコアンド ロスタン−3−オイック−17β−カルボキサミド(550mg,1.4mmo l)の溶液に酢酸ナトリウム(1.91g,14mmol)を加えた。反応混合 液を還流温度で4時間攪拌後、無水酢酸を真空除去し、残渣を酢酸エチルと水に 分配した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥し、濃縮し、分取TLC(5%アセ トン/塩化メチレン)で精製した。質量分析M+374(m+1,実測値)。 工程5:N−t−ブチル−4−オキサ−5α−アンドロスタン−3−オン−17 β−カルボキサミド THF(20mL)中のN−t−ブチル−4−オキサ−アンドロスト−5−エ ン−3−オン−17β−カルボキサミド(410mg,1.099mmol)の 溶液に5%Rh/C(410mg)を加えた。反応混合液をH2雰囲気下一晩攪 拌した後、混合液にN2を勢いよく吹き込み、濾過し、濃縮した。残渣を分取T LC(5%アセトン/CH2Cl2)で精製した。質量分析M+376(m+1, 実測値)。 工程6:N−t−ブチル−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オ ン−17β−カルボキサミド クロロベンゼン中のN−t−ブチル−4−オキサ−5α−アンドロスタン−3 −オン−17β−カルボキサミド(100mg,0.27mmol)の溶液に、 無水ベンゼンセレン酸(177mg,0.49mmol)を加えた。反応混合液 を還流温度で一晩攪拌した後、反応混合液を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗 浄し、乾燥し、濃縮した。残渣を分取TLC(5%アセトン/CH2Cl2)で精 製した。質量分析M+374(m+1,実測値)。 実施例2 7β−メチル−4−オキサ−5α−コレスト−1−エン−3−オンの製造 工程1:7β−メチル−4−オキサ−コレスト−5−エン−3−オン 無水酢酸(250mL)中の7β−メチル−5−オキソ−3, 5−セココレスタン−3−オイック(5g,12.3mmol)の溶液に酢酸ナ トリウム(16.9g,124mmol)を加えた。反応混合液を還流温度で4 時間攪拌した後、無水酢酸を真空除去し、残渣を酢酸エチルと水に分配した。有 機層をブラインで洗浄し、乾燥し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーで精 製した。質量分析M+401(m+1,実測値)。 工程2:7β−メチル−4−オキサ−5α−コレスタン−3−オン THF(50mL)中の7β−メチル−4−オキサ−コレスト−5−エン−3 −オン(6.0g)の溶液に5%Rh/C(6.5g)を加えた。反応混合液を H2雰囲気下一晩攪拌した後、混合液にN2を勢いよく吹き込み、濾過し、濃縮し た。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(20%酢酸エチル/ヘキサン)で精 製した。質量分析M+403(m+1,実測値)。 工程3:7β−メチル−4−オキサ−5α−コレスト−1−エン−3−オン クロロベンゼン(50mL)中の7β−メチル−4−オキサ−5α−コレスタ ン−3−オン(1g,2.49mmol)の溶液に、無水ベンゼンセレン酸(1 .165g,3.24mmol)を加えた。反応混合液を還流温度で一晩攪拌し た後、反応混合液を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄し、乾燥し、濃縮した 。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(10%酢酸エチル/ヘキサン)で精製 した。質量分析M+401(m+1,実測値)。 実施例3 N−(2′,5′−ビストリフルオロメチルフェニル)−4−オキサ−アンドロ スト−1−エン−3−オン−17β−カルボキサミドの製造 工程1:S−2′−ピリジル−3−オキソ−アンドロスト−4−エン−17β− チオカルボキシレート トルエン(50mL)中のステロイド酸(10.26g,30mmol)の溶 液にアルドリチオール(Aldrithiol)(15.97g,72.49mmol)と トリフェニルホスフィン(16.88g,72.49mmol)を加えた。反応 混合液を23℃で一晩攪拌した後、反応混合液を濃縮し、溶媒として塩化メチレ ンを用いるシリカゲルクロマトグラフィーで精製した。 工程2:N−(2′,5′−ビストリフルオロメチルフェニル)−3−オキソ− アンドロスト−4−エン−17β−カルボキサミド 塩化メチレン中のS−2′−ピリジル−3−オキソ−アンドロスト−4−エン −17β−チオカルボキシレート(2.179g,5.19mmol)の溶液に 2,5−ビストリフルオロメチルアニリン(3g,13mmol)と銀トリフレ ート(1.336g,5.2mmol)を加えた。反応混合液を23℃で一晩攪 拌後、混合液を濾過し、濃縮し、溶媒として塩化メチレンを用いるシリカゲルク ロマトグラフィーで精製し、純粋生成物を得た。 工程3:N−(2′,5′−ビストリフルオロメチルフェニル)−5−オキソ− 3,5−セコアンドロスタン−3−オイック−17β−カルボキサミド t−ブタノール(10mL)中のN−(2′,5′−ビストリフルオロメチル フェニル)−3−オキソ−アンドロスト−4−エン−17β−カルボキサミド( 600mg、1.27mmol) の溶液に炭酸ナトリウム(200mg,1.88mmol,H2O 1mL中) を加えた。反応混合液を80℃に加熱し、H2O(10mL)中のNaIO4(1 .81g,8.5mmol)とKMnO4(13.2mg,0.08mmol) の溶液を約10分で滴下添加した。反応混合液を2時間攪拌後、混合液を室温に 冷却し、pH2に酸性化した。反応混合液を濃縮し、酢酸エチルで抽出し、有機 層を乾燥し、濃縮して、純粋生成物を得た。 工程4:N−(2′,5′−ビストリフルオロメチルフェニル)−4−オキサ− アンドロスト−5−エン−3−オン−17β−カルボキサミド 無水酢酸(10mL)中のN−(2′,5′−ビストリフルオロメチルフェニ ル)−5−オキソ−3,5−セコアンドロスタン−3−オイック−17β−カル ボキサミド(600mg,1.19mmol)の溶液に酢酸ナトリウム(1.6 3g,1 1.9mmol)を加えた。反応混合液を還流温度で4時間攪拌した後、無水酢 酸を真空除去し、残渣を酢酸エチルと水にに分配した。有機層をブラインで洗浄 し、乾燥し、濃縮し、分取TLC(5%アセトン/塩化メチレン)で精製した。 質量分析M+530(m+1,実測値)。 工程5:N−(2′,5′−ビストリフルオロメチルフェニル)−4−オキサ− アンドロスタン−3−オン−17β−カルボキサミド THF(5mL)中のN−(2′,5′−ビストリフルオロメチルフェニル) −4−オキサ−アンドロスト−5−エン−3−オン−17β−カルボキサミド( 230mg,0.433mmol,実施例7の方法により製造)の溶液に5%R h/C(200mg)を加えた。反応混合液を水素雰囲気下一晩攪拌した後、反 応混合液に窒素を勢いよく吹き込み、濾過し、濃縮し、 分取TLC(50%酢酸エチル/ヘキサン)で精製し、純粋生成物を得た。質量 分析M+532(m+1,実測値)。 工程6:N−(2′,5′−ビストリフルオロメチルフェニル)−4−オキサ− アンドロスト−1−エン−3−オン−17β−カルボキサミド クロロベンゼン(5mL)中のN−(2′,5′−ビストリフルオロメチルフ ェニル)−4−オキサ−アンドロスタン−3−オン−17β−カルボキサミド( 35mg,0.066mmol,実施例8の方法により製造)の溶液に無水ベン ゼンセレン酸(30mg,0.085mmol)を加えた。反応混合液を還流温 度で一晩攪拌後、反応混合液を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄し、乾燥し 、濃縮した。残渣を分取TLC(50%酢酸エチル/ヘキサン)で精製した。質 量分析M+530(m+1,実測値)。 実施例4 N−t−ブチル−4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン−17β −カルボキサミド 工程1:(N−ピリド−3−イル)−5−ヒドロキシ−3,5−セコアンドロス タン−3−カルボキサミド−17β−(N−t−ブチル)カルボキサミド 実施例1の工程5の生成物[N−(t−ブチル)−4−オキサ−アンドロスタ ン−3−オン−17β−カルボキサミド]500mgから、トルエン中、3−ア ミノピリジンとのジメチルアルミニウム錯体1.25当量による還流処理(30 分間又はA環開環がHPLC又は薄層クロマトグラフィーで完了したことが示さ れるまで)によって表題化合物を製造する。場合によっては、カラムクロマトグ ラフィーによる精製を行い、良好な収率で生成物を得る。 工程2:(N−ピリド−3−イル)−5−p−トルエンスルホニルオキシ−3, 5−セコアンドロスタン−3−カルボキサミド−17β−(N−t−ブチル)カ ルボキサミド ピリジン溶液(50mL)中の工程1の生成物を氷中で5℃に冷却し、塩化p −トルエンスルホニル1.2当量を加える。 冷蔵庫内で18時間放置後、反応液を外界温度に温め、水とジクロロメタンに分 配し、希釈重炭酸塩溶液で洗浄し、残りの塩化スルホニルを除去する。有機層を 乾燥し、蒸発させて残渣を得、直ちにそれにヨウ化物置換を行う。 工程3:(N−ピリド−3−イル)−5−(エピ)ヨード−35−セコアンドロ スタン−3−カルボキサミド−17β−(N−t−ブチル)カルボキサミド 工程2のトシル誘導体を、トルエン中乾燥ヨウ化テトラブチルアンモニウム3 当量と共に外界温度で30分間攪拌し、次に更に2時間還流加熱する。反応混合 液を冷却し、ジクロロメタンと水に分配し、洗浄し、アンモニウム塩を除去する 。減圧下での乾燥と溶媒除去の後、残りの無定形物質をクロマトグラフィーにか け、純粋なヨード化合物を得る。 工程4:(N−ピリド−3−イル)−5−アセチルチオ−3,5−セコアンドロ スタン−3−カルボキサミド−17β−(N−t−ブチル)カルボキサミド 工程3のヨード化合物を、トルエン中チオ酢酸10当量と共に外界温度で30 分間攪拌し、次に更に2時間加熱還流する。反応混合液を冷却し、溶媒と揮発性 反応物を減圧蒸発させ、残 りの無定形物質をクロマトグラフィーにかける。 工程5:N−t−ブチル−4−チア−5α−アンドロスタン−3−オン−17β −カルボキサミド 薄層クロマトグラフィー又はHPLCで判定して出発物質が無くなるまで、工 程4のチオアセチル誘導体を外界温度で、HClメタノール溶液(3%)で処理 する。生成物をクロマトグラフィーで単離し、再結晶化させる。 工程6:N−t−ブチル−4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン −17β−カルボキサミド 実施例1の工程6の方法により、工程5の生成物を、無水フェニルセレン酸で 処理し、生成物を得る。 実施例5 経口用組成物 本発明の化合物の経口用組成物の特定の実施態様として、構造式Iの化合物5 mgを十分に微粉砕した乳糖と混合し、総量580〜590mgを得、サイズ0 硬ゼラチンカプセルに充填する。 生物学的アッセイ ヒト前立腺及び頭皮5α−レダタターゼの調製 ヒト組織の試料をフリーザーミルを用いて粉砕し、Potter−Elvehjemホモジナ イザーを用いて、40mMリン酸カリウム(pH6.5)、5mM硫酸マグネシウム、2 5mM塩化カリウム、1mMフッ化フェニルメチルスルホニル、1mMジチオト レイトール(DTT)、0.25Mスクロース中でホモジナイズした。ホモジネート を 1,500×gで、15分間遠心分離機にかけて、粗核ペレットを調製した。粗核 ペレットを2回洗い、2倍量の緩衝液に再懸濁した。再懸濁ペレットにグリセロ ールを最終濃度20%になるまで加えた。その酵素懸濁液を分注して−80℃で凍ら せた。前立腺及び頭皮レダクターゼは、上記条件下で保存されると少なくとも4 ケ月安定であった。5α−レダクターゼアッセイ 5α−レダクターゼ1型用の反応混合液は、最終容量 100μLで、40mMリ ン酸カリウム(pH 6.5)、5mM[7−3H]−テストステロン、1mMジチオ トレイトール、 500μM NADPHを含んでいた。5α−レダクターゼ2型 用の反応混合物は、最終容量 100μLで、40mMクエン酸ナトリウム (pH5.5)、0.3mM[7−3H]−テストステロン、1mMジチオトレイトール 、 500μM NADPHを含んでいた。典型的には、前立腺ホモジネート 50〜10 0 μg又は頭皮ホモジネート 75〜200 μgを添加してアッセイを開始し、37℃ でインキュベートした。10〜50 分後、DHTとTを各々 10μg含む70%シク ロヘキサン:30%酢酸エチルの混合液 250μLによって抽出することで反応を止 めた。水層及び有機層を Eppendorfミクロフュージ(microfuge )で 14,000 rp m の遠心で分離した。有機層を正常相のHPLC(1ml/分、70%シクロヘキサ ン:30% 酢酸エチルで平衡化した 10cm Whatman partisil 5シリカカラム;保 持時間:DHT,6.8-7.2 分;アンドロスタンジオール、7.6-8.0 分;T,9.1- 9.7 分)にかけた。HPLC系は、Hitachi Model 655 α オートサンプラー、 Applied Biosystems Model 757 variable UV ディテクター、 Radiomatic Model A 120 ラジオアクティビティアナライザーを装着したWaters Model 680 グラジ エントシステムからなった。TからDHTへの変換は、HPLC流出液を同量の Flo Scintl(Radiomatic)と混合し、放射能フロー検出器を用いてモニターした 。上記条件下で、DHTの生成は、少なくとも25分間 は直線性を有した。ヒト前立腺及び頭皮調製物を用いて観察されたステロイドは 、T、DHT、アンドロスタンジオールだけであった。阻害研究 化合物を 100%エタノールに溶解した。基質であるテストステロンの添加に よる開始の前に、試験化合物を酵素(5α−レダクターゼ1型又は2型)と共に プレインキュベートした。IC50値は、テストステロンからジヒドロテストステ ロンへの酵素変換を対照の 50%減少させるのに必要な阻害剤濃度を表わす。I C50値は、阻害剤濃度が 0.1〜1000nMの6点滴定で測定された。本発明の代 表的化合物を、5α−レダクターゼ1型及び2型阻害活性の上記アッセイで試験 した。 本明細書で5α−レダクターゼ1阻害剤という化合物は、上記アッセイで5α −レダクターゼ1アイソザイム阻害を示し、約100nM以下のIC50値を有す る化合物である。 本明細書で5α−レダクターゼ2阻害剤という化合物は、上記アッセイで5α −レダクターゼ2アイソザイムの阻害を示し、約100nM以下のIC50値を有 する化合物である。ヒト皮膚乳頭細胞アッセイ 皮膚乳頭は各々の毛包の底部にある一つの小群の細胞であり、これらの細胞は 毛の成長の基礎を形成する幹細胞であると現在では考えられている。これらの細 胞は5α−レダクターゼ活性を有することが示されており、そのためこれらの細 胞培養系で5α−レダクターゼ阻害剤を試験することができる。 単離培養皮膚乳頭細胞は、Messenger,A.G.,“The Culture of Dermal Papil la Cells From Human Hair Follicles,”Br.J.Dermatol.,110: 685-689(198 4)及び Itami,S.ら、“5α-Reductase Activity In Cultured Human Dermal Papilla Cells From Beard Compared With Reticular Dermal Fibroblasts,”J .Invest.Dermatol.,94: 150-152(1990)に記載の方法により調製される。異な る2人のヒトのひげ皮膚乳頭細胞と後頭部頭皮の毛を本研究で用いる。すべての 実験を4〜6代サブカルチャー後の集密状態で行なう。集密化した単層を2度リ ン酸緩衝化生理食塩水ですすぎ、ゴム製のポリスマンで皿からかき取り、遠心管 に集める。細胞懸濁液を 1,500 rpmで10分間、4℃で遠心分離機にかける。2 50mMスクロース、1mM MgCl2 、2mM CaCl2 を含む 20mM ト リス−HCl緩衝液(pH7.5)中に4℃で、ペレットを振盪し、25ゲージ注射針 に10回通して、再懸濁する。粗ホモジネートを更に、テフロン−ガラスホモジナ イザーでホモジナイズし、それを細胞ホモジネートとして使用する。5α−レダ クターゼの細胞レベル以下の局在化の研究のために、細胞ホモジネートを 800 ×gで10分間遠心分離機にかけ、粗核ペレットを得る。得られる上清を 10,000 ×gで 15 分間遠心分離機にかけ、粗ミトコンドリアペレットを得る。上清を 1 00,000 ×g、60分間遠心し、ミクロソームペレットとサイトゾルを得る。各々 の粒子分画を2度洗い、緩衝液に再懸濁する。 標準インキュベーション混合液は、最終容量 100mL で 50nM[3H]−テス トステロン、1mM NADPH、 100mMクエン酸ナトリウム(pH5.5)又は 100mMトリス−HCl(pH7.5)、細胞ホモジネート 50ml からなる。各々の 試験管は細胞タンパク質 50〜100mg を含む。インキュベーショを 37℃、30分行 なう。このインキュベーションの間、反応は時間に比例する。最適pHの研究の ため、クエン酸緩衝液は pH 4.5〜6.5 、トリス−HCl緩衝液は pH 7.0〜9.0 で使用する。タンパク質含量は Lowry ら、“Protein Measurement With The Fo lin Phenol Reagent,”J.Biol.Chem.,193: 265-275(1951)に記載の方法により決 定する。 インキュベーション後、各々のキャリアーステロイド 110mgを含む4倍量の クロロホルム−メタノール(2/1:V/V)を加えて、反応を止める。抽出されたステ ロイドは、Gomezら、“In Vitro Metabolism Of Testosterone-4-14C and D-and rostene-3,17-dione-4-14C In Human Skin.,”Biochem.,7: 24-32(1968)で以 前に記載されたように、薄層クロマトグラフィーにより分析され、各ステロイド の純度は再結晶化法より決定される。5α−レダクターゼの活性は、生成したジ ヒドロテストステロン、アンドロスタンジオール、アンドロスタンジオンの合計 で表わされる。[1,2-3H]−テストステロン(55.2Ci/mmol)はNew England Nu clear Corporation(Boston,MA)から得られる。非標識ステロイドは Sigma C hemical Company(St.Louis,MO)から購入できる。ウシ胎児血清は Hazleton(L enaxa,Kansas)から得られる。他の全ての化学試薬は試薬グレードである。 毛髪の成長の検出に使用できる方法の一例を以下に記載する。毛髪の成長の検出のための低倍率写真法及び全体的写真法 A.低倍率写真法 位置:IDカード 毛髪カウントターゲット区域 備品:フィルム:同一の感光乳剤ロット番号のKodak−T−max 24 露 出(exposure) カメラ:Nikon N−6000 レンズ:Nikkor 60 mm f2.8 フラッシュ:Nikon SB−21Bマクロフラッシュ 装置:登録装置写真方法 これらの臨床用写真に於いて、許される唯一の変数は毛髪のカウントである。 フィルム感光乳剤、照明、フレーム、露出、リプロダクション(reproduction) 比は一定に保つ。 1.患者の毛髪カウント区域は、次のように準備する: 研究の始めに、頭頂部はげスポットの中心の前方のはげ区域の先端部に、市販 のいれずみ器(tattooing machine)を用いて、又は手で(針とインキ)、小さ な(約1mm)一つの点でいれずみ(tattoo)をする。はげ区域の先端で、いれず みを中心 として、約1平方インチの区域を短く刈る(約2mm)。カットされた毛髪を写真 に撮られる区域からテープを用いて取り除く。圧縮空気及び/又はエタノールで 拭くこともまた、カットされた毛髪の除去を容易にするために使用され得る。 2.倍率:装備された各レンズは一定のリプロダクション比1:1.2 を有する。 口径:各写真をf/22で撮る。 フィルム:T−Max100(24露出)を使用する。 3.患者の毛髪カウントターケット区域。3種の露出(−2/3,0,+2/3 f− ストップ) 訓練された技術員が写真プリントの上に透明板を置き、フェルトチップペンを 用いて、各々の目で見える毛髪の上に黒い点で印をつける。次に、点の画かれた 地図のような透明板を、コンピューターの助けで画像解析を用いてカウントする 。 写真は、時間に無関係にするために、研究部位に対応する無作為数、ビジット ナンバー(visit number)、患者割り当てナンバー(allocation number)でコ ード化される。6ケ月で、ベースラインと6ケ月写真をカウントし、中間分析と してデータを分析する。12ケ月で、ベースライン、6ケ月写真、12ケ 月写真をカウントし、データの第1の終点を分析する。 毛髪成長の検出の方法はまた、Olsen,E.A.とDeLong,E.,J.American Academy of Dermatology,Vol.23,p.470(1990)に記載されている。 B.全体的写真法 位置:カラーカード/患者Id 全体的写真 備品:フィルム:同一の感光乳剤ロット番号の KodachromeKR-64 24露出 カメラ:Nikon N−6000 レンズ:Nikkor 60 mm f2.8 フラッシュ:Nikon SB−23写真方法 これらの臨床用写真において、許される唯一の変数は、全体的区域の外観であ る。区域に無関係のもの(衣服、家具、壁など)はどんなものでも、写真撮影さ れるフィールドから除去する。 1.患者は、毛髪を刈る前に頭を固定して(装備された定位型(stereotactic )装置により決定)、全体的写真を撮られる。患者の頭髪は、はげ区域が不明確 にならないように一定の位置 に定める。 2.倍率:装備された各レンズは一定のリプロダクション比1:6を有する。 口径:各写真をf/11で撮る。 フィルム:Kodachrome(24露出)を使用する。 3.患者の全体的写真。0調整での3種の露出。 特定の実施態様に関して本発明を記載し説明したが、当業者は、本発明の思想 と範囲内で種々の変更、改変、置換がなされ得ることを理解するであろう。例え ば、前述した本発明の化合物の適応症に関して治療される哺乳動物の応答に変異 がある結果として、本明細書で前述した特定の投与以外の効果的投与が適用でき る。同様に、観察された特定の薬理学的反応は、選択される特定の活性化合物に より、又は医薬上の担体が存在するかどうかにより、同様に、使用される組成の 型と投与法により異なり得る。結果における、このような予期される変異又は差 異が、本発明の目的と実施に合致すると考えられる。それ故、本発明は請求の範 囲の記載により規定されるものであり、またこのような請求の範囲は合理的な限 り広く解釈されるものと考えられたい。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年10月1日 【補正内容】 請求の範囲 1. 構造式(I) [式中、 点線で示したC5−C6結合は独立に単結合又は二重結合を表すが、但し、C5 −C6が二重結合である場合にはHaは存在せず、C5−C6結合が単結合であ る場合にはHaは存在して水素を表す; Xは酸素及び硫黄から選択される; R1は水素及びC1-5アルキルから選択される; R2は、CH3、CH2OR3、及びHから選択される; R3はC1-5アルキルから選択される; Zは、 である; A1は以下の(1)〜(30)から選択される; (1)−H、 (2)ケト、 (6)カルボキシ、 (7)保護されたアミノ、 (8)アミノ、 (9)置換又は非置換のC2-10アルケニル、 (10)アリールで置換されたC1-10アルキル、 (11)アリール又はヘテロアリール、 (12)置換されたアリール又はヘテロアリール、 (13)アリール又はヘテロアリールカルバモイルで置換されたC1-10ア ルキル、 (14)アリール又はヘテロアリールカルボニル、 (15)エーテルで置換されたC1-10アルキル、 (16)チオエーテルで置換されたC1-10アルキル、 (17)ケトで置換されたC1-10アルキル、 (18)ヘテロアリールで置換されたC1-10アルキル、 (19)カルボン酸エステル、 (20)置換及び非置換のアニリド誘導体を含むカルボキサミド、 (21)ウレア、 (22)C1-10アルキルウレイドC0-5アルキル、 (23)置換又は非置換の、ヘテロアリール又はアリールウレイドC0-5 アルキル、 (24)C1-10アルカノイルオキシC1-2アルキル、 (25)C1-10アルキルカルボニルアミノ、 (26)アルカノイルアミドアルキル、 (28)エーテル、 (29)チオエーテル、及び (30)置換及び非置換の、アリール又はヘテロアリールエーテル; A2は以下の(1)〜(31)から選択される: (1)−H、 (2)ケト、 (3)保護されたヒドロキシ、 (4)アセテート、 (5)ヒドロキシ、 (6)カルボキシ、 (7)保護されたアミノ、 (8)アミノ、 (9)C1-10アルキル、 N−アセトアミドフェニル−N−アセチル−カルボキサミド、 N−アセトアミドフェニル−カルボキサミド、 N−ピバルアミドフェニルカルボキサミド、 N−イソブチルアミドフェニルカルボキサミド、 N−(メチル),N−(ジフェニルメチル)カルボキサミド、 N−(ジフェニルメチル)−カルボキサミド、 N−t−ブチルカルボキサミド、 N−イソプロピルカルボキサミド、 1−アダマンチルカルボキサミド、 2−アダマンチルカルボキサミド、及び N−(置換されたフェニル)カルボキサミド から選択されるが、 但し、フェニルは、エチル、メチル、トリフルオロメチル又はハロ(F、Cl、 Br、I)から選択される1個〜2個の置換基で置換されていてもよい; であることを特徴とする請求項6に記載の化合物・ 8. カルボキサミドは、−C(=O)NH−C(CH33、−C(=O)NH −C65、及び−C(=O)NH−(2,5−トリフルオロメチルフェニル)か ら選択されることを特徴 とする請求項7に記載の化合物。 9. R1はCH3であり、R2はH及びCH3から選択され、A1はカルボキサミ ドであることを特徴とする請求項5に記載の化合物。 10. カルボキサミドは−C(=O)NH−C65及び−C(=O)NH−( 2,5−トリフルオロメチルフェニル)から選択されることを特徴とする請求項 9に記載の化合物。 11. Zは であることを特徴とする請求項1に記載の化合物。 (23) 17β−(1−メトキシエチル)−7β−メチル−4−オキサ−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (24) 16β−(2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−7β−メチル−4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (25) 17β−(4−メチル−フェノキシ)−7β−メチル−4−オキサ− 5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (26) 17β−(1−(3−クロロフェノキシ)エチル)−7β−メチル− 4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (27) 17β−(4−メチルスルホニル−フェノキシ)−7β−メチル−4 −オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (28) 17β−(4−クロロフェノキシ)−7β−メチル−4−オキサ−5 α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (29) 17β−(2−ピリミジニルオキシ)−7β−メチル−4−オキサ− 5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (30) 17β−(2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−7β−メチル−4−オキサ−5α−ア ンドロスト−1−エン−3−オン、 (31) N−t−ブチル−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3− オン−16β−カルボキサミド、 (32) 16β−(1,5−ジメチルヘキシル)−7β−メチル−4−オキサ −5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (33) 16β−(2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−4−オキサ−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (34) 16β−(N−tert−アミルカルバモイル)−4−オキサ−5α−ア ンドロスト−1−エン−3−オン、 (35) 16β−(N−tert−ヘキシルカルバモイル)−4−オキサ−5α− アンドロスト−1−エン−3−オン、 (36) 16β−(N−イソブチルカルバモイル)−4−オキサ−5α−アン ドロスト−1−エン−3−オン、 (37) 16β−(N−tert−オクチルカルバモイル)−4−オキサ−5α− アンドロスト−1−エン−3−オン、 (38) 16β−(N−1,1−ジエチルブチルカルバモイル)−4−オキサ −5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (39) 16β−(N−ネオペンチルカルバモイル)−4− オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (41) 16β−(N−2−アダマンチルカルバモイル)−4−オキサ−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (41) 16β−(N−1−アダマンチルカルバモイル)−4−オキサ−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (117) 16β−(4−メチルスルホニル−フェノキシ)−7β−メチル− 4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (118) 16β−(4−クロロフェノキシ)−7β−メチル−4−チア−5 α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (119) 16β−(2−ピリミジニルオキシ)−7β−メチル−4−チア− 5α−アンドロスト−1−エン−3−オン から選択される化合物。 15. (1) N−t−ブチル−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン −3−オン−17β−カルボキサミド、 (2) 16β−(4−クロロフェノキシ)−7β−メチル−4−チア−5α− アンドロスト−1−エン−3−オン、 (3) 17β−(2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイル )−4−オキサ−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (4) 17β−(N−フェニルカルバモイル)−4−オキサ−5α−アンドロ スト−1−エン−3−オン、 (5) 17β−(N−ベンジルカルバモイル)−4−オキサ−5α−アンドロ スト−1−エン−3−オン、 (6) 17β−(1−メトキシエチル)−7β−メチル−4−オキサ−5α− アンドロスト−1−エン−3−オン、 (7) 16β−(2−ピリミジニルオキシ)−7β−メチル−4−チア−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (8) 17β−(4−メチルフェノキシ)−7β−メチル−4−オキサ−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (9) 17β−(1−(3−クロロフェニルオキシ)エチル)−7β−メチル −4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (10) 17β−(4−メチルスルホニル−フェノキシ)−7β−メチル−4 −オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (11) 17β−(メチル−フェノキシ)−7β−メチル−4−オキサ−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (12) 17β−(4−クロロフェノキシ)−7β−メチル−4−オキサ−5 α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (13) 17β−(2−ピリミジニルオキシ)−7β−メチル−4−オキサ− 5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (14) 17β−(2,5−ビス(トリフルオロメチル)フ ェニルカルバモイル)−7β−メチル−4−オキサ−5α−アンドロスト−1− エン−3−オン、 (34) 16β−(4−メチル−フェノキシ)−7β−メチル−4−チア−5 α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (35) 16β−(1−(3−クロロフェノキシ)エチル)−7β−メチル− 4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (36) 16β−(4−メチルスルホニル−フェノキシ)−7β−メチル−4 −チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン から選択されることを特徴とする請求項14に記載の化合物。 16. 5α−レダクターゼ又はそのアイソザイムの阻害方法であって、このよ うな阻害の必要のある哺乳動物に治療有効量の請求項1に記載の化合物を投与す るステップを含むことを特徴とする該方法。 17. ニキビ、アンドロゲン性脱毛症、女性多毛症、前立腺過形成、前立腺炎 の過剰アンドロゲン性疾患の治療、並びに前立腺癌の治療及び/又は予防の方法 であって、このような治療の必要のあるヒトに治療有効量の請求項1に記載の化 合物を投与するステップを含むことを特徴とする該方法。 18. アンドロゲン性脱毛症が男性型禿頭症であることを特 徴とする請求項17に記載の方法。 19. 医薬として許容できる担体と治療有効量の請求項1に記載の化合物を含 む医薬組成物。 20. 医薬として許容できる担体並びに治療有効量の請求項1に記載の化合物 及びフィナステライド又は医薬として許容できるその塩を含む医薬組成物。 21. 更にα1又はα1aアドレナリンレセプターアンタゴニストを含むこと を特徴とする請求項20に記載の医薬組成物。 22. 更に、フルタミド、スピロノラクトン、及びカソデックスから選択され る抗アンドロゲン剤を含むことを特徴とする請求項20に記載の医薬組成物。 23. 局所適用に適した医薬として許容できる担体と治療有効量の請求項1に 記載の化合物を含む医薬組成物。 24. 更にミノキシジル又は医薬として許容できるその塩を含むことを特徴と する請求項23に記載の医薬組成物。 25. 更にレチノイン酸又はそのエステル誘導体もしくはアミド誘導体を含む ことを特徴とする請求項23に記載の医薬組成物。 26. 更に過酸化ベンゾイルを含むことを特徴とする請求項23に記載の医薬 組成物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CN,CU,CZ, EE,EG,HU,IL,IS,JP,KG,KR,K Z,LC,LK,LR,LT,LV,MD,MG,MK ,MN,MX,NO,NZ,PL,RO,RU,SG, SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,US,U Z,VN (72)発明者 パテル,グール・エフ アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126 (72)発明者 ラースムセン,ゲーリー・エイチ アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126 (72)発明者 トルマン,リチヤード・エル アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 構造式(I) [式中、 点線で示したC5−C6結合は独立に単結合又は二重結合を表すが、但し、C5 −C6が二重結合である場合にはHaは存在せず、C5−C6結合が単結合であ る場合にはHaは存在して水素を表す; Xは酸素及び硫黄から選択される; R1は水素及びC1-5アルキルから選択される; R2は、CH3、CH2OR3、及びHから選択される; R3はC1-5アルキルから選択される; Zは、 である; A1は以下の(1)〜(31)から選択される; (1)−H、 (2)ケト、 (6)カルボキシ、 (7)保護されたアミノ、 (8)アミノ、 (9)C1-10アルキル、 (10)置換又は非置換のC2-10アルケニル、 (11)アリールで置換されたC1-10アルキル、 (12)アリール又はヘテロアリール、 (13)置換されたアリール又はヘテロアリール、 (14)アリール又はヘテロアリールカルバモイルで置換されたC1-10アル キル、 (15)C1-10アルキルカルボニル、 (16)アリール又はヘテロアリールカルボニル、 (17)エーテルで置換されたC1-10アルキル、 (18)チオエーテルで置換されたC1-10アルキル、 (19)ケトで置換されたC1-10アルキル、 (20)ヘテロアリールで置換されたC1-10アルキル、 (21)カルボン酸エステル、 (22)置換及び非置換のアニリド誘導体を含むカルボキサミド、 (23)ウレア、 (24)C1-10アルキルウレイドC0-5アルキル、 (25)置換又は非置換の、ヘテロアリール又はアリールウレイドC0-5ア ルキル、 (26)C1-10アルカノイルオキシC1-2アルキル、 (27)C1-10アルキルカルボニルアミノ、 (28)アルカノイルアミドアルキル、 (29)エーテル、 (30)チオエーテル、及び (31)置換及び非置換の、アリール又はヘテロアリールエーテル; A2は以下の(1)〜(31)から選択される: (1)−H、 (2)ケト、 (3)保護されたヒドロキシ、 (4)アセテート、 (5)ヒドロキシ、 (6)カルボキシ、 (7)保護されたアミノ、 (8)アミノ、 (9)C1-10アルキル、 (10)置換又は非置換のC2-10アルケニル、 (11)アリールで置換されたC1-10アルキル、 (12)アリール又はヘテロアリール、 (13)置換されたアリール又はヘテロアリール、 (14)アリール又はヘテロアリールカルバモイルで置換されたC1-10アル キル、 (15)C1-10アルキルカルボニル、 (16)アリール又はヘテロアリールカルボニル、 (17)エーテルで置換されたC1-10アルキル、 (18)チオエーテルで置換されたC1-10アルキル、 (19)ケトで置換されたC1-10アルキル、 (20)ヘテロアリールで置換されたC1-10アルキル、 (21)カルボン酸エステル、 (22)置換及び非置換のアニリド誘導体を含むカルボキサミド、 (23)ウレア、 (24)C1-10アルキルウレイドC0-5アルキル、 (25)置換又は非置換のアリールウレイドC0-5アルキル、 (26)C1-10アルカノイルオキシC1-2アルキル、 (27)C1-10アルキルカルボニルアミノ、 (28)アルカノイルアミドアルキル、 (29)エーテル、 (30)チオエーテル、及び (31)置換及び非置換の、アリール又はヘテロアリールエーテル;及び ヘテロアリールは、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニル、ピロリル、フ ラニル、チエニル、ピリジル、ピリミジニル、インドリル、及びベンゾフラニル から選択される] を有する化合物、又は医薬として許容できるその塩、エステルもしくは立体異性 体。 2. (a)保護されたヒドロキシは、ジメチル−t−ブチルシリルオキシ、ト リメチルシリルオキシ、トリ−エチルシリルオキシ、トリ−イソプロピルシリル オキシ、及びトリフェニルシリルオキシから選択される; (b)保護されたアミノは、アセチルアミノ、ベンゾイルアミノ、又はピバロイ ルアミノである; (c)C1−10アルキルは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、1 ,5−ジメチルヘキシル、6−メチルヘプト−2−イル、及び1−メチル−4− イソプロピルヘキシルから選択される; (d)置換又は非置換のC2-10アルケニルは、フェニルメチレン、クロロフェニ ルメチレン、エトキシカルボニルフェニルメチレン、カルボキシフェニルメチレ ン、(((1,1−ジメチルエチル)アミノ)カルボニル)フェニルメチレン、 トリメトキシフェニルメチレン、メトキシフェニルメチレン、メチルスルホニル フェニルメチレン、ビフェニルメチレン、ニトロフェニルメチレン、アミノフェ ニルメチレン、アセチルアミノフ ェニルメチレン、ピバロイルアミノフェニルメチレン、フェノキシフェニルメチ レン、2−イミダゾリルメチレン、2−チアゾリルメチレンから選択される; (e)アリールで置換されたC1-10アルキルは、オメガ−フェニルプロピル及び 1−(シクロフェノキシ)エチルから選択される; (f)アリールは、フェニル及びナフチルから選択される; (g)置換されたアリール又はヘテロアリールは、以下の(1)〜(15)から 独立に選択される1個〜3個の置換基で置換された、フェニル、ピリジル及びピ リミジニルから選択される: (1)−H、 (2)−OH、 (3)−CH3、 (4)−OCH3、 (5)−S(O)n−CH3(但し、nは、0、1及び2から選択される)、 (6)−CF3、 (7)ハロ、 (8)−CHO、 (9)CN、 (10)フェニルオキシ、 (11)エチル、 (12)t−ブチル、 (13)OCH2CH3、 (14)OC(CH33、及び (15)−NHR7(但し、R7は、−H、−C1-8アルキル、−C1-6アルキ ルカルボニル、−C1-6アルキルスルホニル、及び−C1-6アルコキシカルボニル から選択される); (h)アリール又はヘテロアリールカルバモイルで置換されたC1-10アルキルは 、2−(4−ピリジル−カルバモイル)エチル及び2−フェニル−エチルから選 択される; (i)C1-10アルキルカルボニルは、イソブチルカルボニル及びイソプロピルカ ルボニルから選択される; (j)アリール又はヘテロアリールカルボニルは、フェニルカルボニル及びピリ ジルカルボニルから選択される; (k)エーテルで置換されたC1-10アルキルは、1−メトキシ−エチル及び1− エトキシ−エチルから選択される; (l)チオエーテルで置換されたC1-10アルキルは、1−メ チルチオ−エチル及び1−エチルチオ−エチルから選択される; (m)ケトで置換されたC1-10アルキルは、1−ケト−エチル、ケトメチル、1 −ケトプロピル、又はケトブチルである; (n)ヘテロアリールで置換されたC1-10アルキルは、オメガ−(4−ピリジル )−ブチルである; (o)カルボン酸エステルは、カルボメトキシ及びカルボエトキシから選択され るC1-10アルキルカルボン酸エステルである; (p)カルボキサミドは、N,N−ジイソプロピルカルボキサミド、N−t−ブ チルカルボキサミド、N−t−オクチルカルボキサミド、N−n−オクチルカル ボキサミド、N−(ヒドロキシフェニル)カルボキサミド、N−フェニルカルボ キサミド、N−(アミノフェニル)カルボキサミド、N−(カルボメトキシ)フ ェニルカルボキサミド、N−(メトキシカルボキシ)フェニルカルボキサミド、 N−アセトアミドフェニル−N−アセチル−カルボキサミド、N−アセトアミド フェニル−カルボキサミド、N−ピバルアミドフェニルカルボキサミド、N−イ ソブチルアミドフェニルカルボキサミド、N−(メチル),N− (ジフェニルメチル)カルボキサミド、N−(ジフェニルメチル)−カルボキサ ミド、N−t−ブチルカルボキサミド、N−イソプロピルカルボキサミド、1− アダマンチルカルボキサミド、2−アダマンチルカルボキサミド、及びN−(置 換されたフェニル)カルボキサミドから選択されるが、但し、フェニルは、エチ ル、メチル、トリフルオロメチル又はハロ(F、Cl、Br、I)から選択され る1個〜2個の置換基で置換されていてもよい; (q)C1-10アルカノイルオキシC1-2アルキルは、アセチルオキシメチル、ト リメチルアセチルオキシメチル、及び(2−エチルヘキサノイルオキシ)メチル から選択される; (r)ウレアはt−ブチルカルボニルアミノウレアである; (s)C1-10アルキルウレイドC0-5アルキルは、N−t−ブチルウレイドメチ ル、N−n−プロピルウレイドメチル、N−n−オクチルウレイドメチル、N− イソプロピルウレイド、アリルウレイドから選択される; (t)置換又は非置換のアリールウレイドC0-5アルキルは、N−(エチルフェ ニル)ウレイドメチル、N−(クロロフェニル)ウレイドメチル、N−フェニル ウレイドメチル、N−(ジ クロロフェニル)ウレイドメチル、N−ナフト−2−イルウレイドメチル、N− チアゾル−2−イルウレイドメチル、N−チエン−2−イルメチルウレイドメチ ル、N−(フルオロフェニル)ウレイド、N−(メトキシフェニル)ウレイド、 及び2−(エトキシフェニル)ウレイドメチルから選択される; (u)C1-10アルキルカルボニルアミノはt−ブチルカルボニルアミノである; (v)アルカノイルアミドアルキルは、トリメチルアセトアミドメチル、カルボ メトキシオクタノイルアミドメチル、(イソブチルフェニル)プロピオンアミド メチル、8−カルボキシオクタノイルアミドメチル、ブロモヘキサノイルアミド メチル、ヒドロキシドデカノイルアミドメチル、4−ニトロフェニルブリオンア ミドメチル、イソプロピルチオアセトアミドメチル、ベンジルオキシアセトアミ ドメチル、カルボメトキシアセトアミドメチル、トリフェニルプロプリオンアミ ドメチル、シクロヘキシルアセトアミドメチル、メチルシクロヘキサンカルボキ サミドメチル、(3−ヒドロキシ−4,4,4−トリクロロブチルアミド)メチ ル、及びフェニルチオアセトアミドメチルから選択される; (w)エーテルは、エチレンケタール、及びヒドロキシ、ハロ、C1-8アルコキ シ、C2-6アルケニル、もしくはアリールで場合によっては置換されたC1-8アル キルエーテルから選択される; (x)チオエーテルは、C1-8アルキルチオ、フェニルチオ、及びフェニルで置 換されたC1-8アルキルチオから選択される; (y)置換及び非置換のアリール又はヘテロアリールエーテルは、チオフェンオ キシ、ビフェニルオキシ、アセトアミドフェノキシ、(3−ピリジル)オキシ、 クロロフェニルオキシ、メチルフェニルオキシ、フェノキシ、ヒドロキシフェニ ルオキシ、メチルスルホニルフェニルオキシ、及びピリミジニルオキシから選択 される; であることを特徴とする請求項1に記載の化合物。 3. Xは酸素であることを特徴とする請求項1に記載の化合物。 4. Xは硫黄であることを特徴とする請求項1に記載の化合物。 5. Zは、 であることを特徴とする請求項1に記載の化合物。 6. R1は水素であり、R2はH及びCH3から選択され、A1はカルボキサミド であることを特徴とする請求項5に記載の化合物。 7. カルボキサミドは、 N,N−ジイソプロピルカルボキサミド、 N−t−ブチルカルボキサミド、 N−t−オクチルカルボキサミド、 N−n−オクチルカルボキサミド、 N−(ヒドロキシフェニル)カルボキサミド、 N−フェニルカルボキサミド、 N−(アミノフェニル)カルボキサミド、 N−(カルボメトキシ)フェニルカルボキサミド、 N−(メトキシカルボキシ)フェニルカルボキサミド、 N−アセトアミドフェニル−N−アセチル−カルボキサミド、 N−アセトアミドフェニル−カルボキサミド、 N−ピバルアミドフェニルカルボキサミド、 N−イソブチルアミドフェニルカルボキサミド、 N−(メチル),N−(ジフェニルメチル)カルボキサミド、 N−(ジフェニルメチル)−カルボキサミド、 N−t−ブチルカルボキサミド、 N−イソプロピルカルボキサミド、 1−アダマンチルカルボキサミド、 2−アダマンチルカルボキサミド、及び N−(置換されたフェニル)カルボキサミドから選択されるが、但し、フェニル は、エチル、メチル、トリフルオロメチル又はハロ(F、Cl、Br、I)から 選択される1個〜2個の置換基で置換されていてもよい; であることを特徴とする請求項6に記載の化合物。 8. カルボキサミドは、−C(=O)NH−C(CH33、−C(=O)NH −C65、及び−C(=O)NH−(2,5−トリフルオロメチルフェニル)か ら選択されることを特徴とする請求項7に記載の化合物。 9. R1はCH3であり、R2はH及びCH3から選択され、A1はカルボキサミ ド及びC1-10アルキルから選択されるこ とを特徴とする請求項5に記載の化合物。 10. カルボキサミドは−C(=O)NH−C65及び−C(=O)NH−( 2,5−トリフルオロメチルフェニル)から選択され、C1-10アルキルはイソプ ロピル、イソブチル、1,5−ジメチルヘキシル及び5−メチルヘキシルから選 択されることを特徴とする請求項9に記載の化合物。 11. Zは であることを特徴とする請求項1に記載の化合物。 12. R1はH又はCH3であり、R2はH及びCH3から選択され、A2は、非 置換又は以下の(1)〜(15)から独立に選択される1個〜3個の置換基で置 換されたアリールエーテル及びヘテロアリールエーテルから選択される: (1)−H、 (2)−OH、 (3)−CH3、 (4)−OCH3、 (5)−S(O)n−CH3(但し、nは、0、1及び2から選択される)、 (6)−CF3、 (7)ハロ、 (8)−CHO、 (9)CN、 (10)フェニルオキシ、 (11)エチル、 (12)t−ブチル、 (13)OCH2CH3、 (14)OC(CH33、及び (15)−NHR7(但し、R7は、−H、−C1-8アルキル、−C1-6アルキ ルカルボニル、−C1-6アルキルスルホニル、及び−C1-6アルコキシカルボニル から選択される); であることを特徴とする請求項11に記載の化合物。 13. 置換及び非置換の、アリール又はヘテロアリールエーテルは、チオフェ ンオキシ、ビフェニルオキシ、アセトアミドフェノキシ、(3−ピリジル)オキ シ、クロロフェニルオキシ、メチルフェニルオキシ、フェノキシ、ヒドロキシフ ェニルオキ シ、メチルスルホニルフェニルオキシ及びピリミジニルオキシから選択されるこ とを特徴とする請求項12に記載の化合物。 14. (1) N−t−ブチル−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン −3−オン−17β−カルボキサミド、 (2) 7β−メチル−4−オキサ−5α−コレスト−1−エン−3−オン、 (3) 17β−(2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイル )−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (4) 17β−(2,3−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイル )−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (5) 17β−(2,4−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイル )−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (6) 17β−(2,6−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (7) 17β−(N−tert−アミルカルバモイル)−4−オ キサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (8) 17β−(N−tert−ヘキシルカルバモイル)−4−オキサ−5α−ア ンドロスト−1−エン−3−オン、 (9) 17β−(N−イソブチルカルバモイル)−4−オキサ−5α−アンド ロスト−1−エン−3−オン、 (10) 17β−(N−tert−オクチルカルバモイル)−4−オキサ−5α− アンドロスト−1−エン−3−オン、 (11) 17β−(N−1,1−ジエチルブチルカルバモイル)−4−オキサ −5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (12) 17β−(N−ネオペンチルカルバモイル)−4−オキサ−5α−ア ンドロスト−1−エン−3−オン、 (13) 17β−(N−2−アダマンチルカルバモイル)−4−オキサ−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (14) 17β−(N−1−アダマンチルカルバモイル)−4−オキサ−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (15) 17β−(N−2−ノルボルニルカルバモイル)−4−オキサ−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (16) 17β−(N−1−ノルボルニルカルバモイル)−4−オキサ−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (17) 17β−(N−フェニルカルバモイル)−4−オキサ−5α−アンド ロスト−1−エン−3−オン、 (18) 17β−(N−ベンジルカルバモイル)−4−オキサ−5α−アンド ロスト−1−エン−3−オン、 (19) 17β−(2,3−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−7β−メチル−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (20) 17β−(2,4−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−7β−メチル−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (21) 17β−(2,6−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−7β−メチル−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (22) 17β−(N−n−オクチルカルバモイル)−4−メチル−4−オキ サ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (23) 17β−(1−メトキシエチル)−7β−メチル−4−オキサ−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (24) 17β−(イソプロピル)−7β−メチル−4−オ キサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (25) 17β−(4−メチル−フェノキシ)−7β−メチル−4−オキサ− 5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (26) 17β−(1−(3−クロロフェノキシ)エチル)−7β−メチル− 4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (27) 17β−(4−メチルスルホニル−フェノキシ)−7β−メチル−4 −オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (28) 17β−(4−クロロフェノキシ)−7β−メチル−4−オキサ−5 α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (29) 17β−(2−ピリミジニルオキシ)−7β−メチル−4−オキサ− 5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (30) 17β−(2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−7β−メチル−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (31) N−t−ブチル−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3− オン−16β−カルボキサミド、 (32) 16β−(1,5−ジメチルヘキシル)−7β−メ チル−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (33) 16β−(2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−4−オキサ−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (34) 16β−(N−tert−アミルカルバモイル)−4−オキサ−5α−ア ンドロスト−1−エン−3−オン、 (35) 16β−(N−tert−ヘキシルカルバモイル)−4−オキサ−5α− アンドロスト−1−エン−3−オン、 (36) 16β−(N−イソブチルカルバモイル)−4−オキサ−5α−アン ドロスト−1−エン−3−オン、 (37) 16β−(N−tert−オクチルカルバモイル)−4−オキサ−5α− アンドロスト−1−エン−3−オン、 (38) 16β−(N−1,1−ジエチルブチルカルバモイル)−4−オキサ −5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (39) 16β−(N−ネオペンチルカルバモイル)−4−オキサ−5α−ア ンドロスト−1−エン−3−オン、 (41) 16β−(N−2−アダマンチルカルバモイル)−4−オキサ−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (41) 16β−(N−1−アダマンチルカルバモイル)− 4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (42) 16β−(N−2−ノルボルニルカルバモイル)−4−オキサ−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (43) 16β−(N−1−ノルボルニルカルバモイル)−4−オキサ−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (44) 16β−(N−フェニルカルバモイル)−4−オキサ−5α−アンド ロスト−1−エン−3−オン、 (45) 16β−(N−ベンジルカルバモイル)−4−オキサ−5α−アンド ロスト−1−エン−3−オン、 (46) 16β−(2,3−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−7β−メチル−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (47) 16β−(2,4−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−7β−メチル−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (48) 16β−(2,6−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−7β−メチル−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (49) 16β−(2,3−ビス(トリフルオロメチル)フ ェニルカルバモイル)−4−オキサ−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (50) 16β−(2,4−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−4−オキサ−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (51) 16β−(2,6−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−4−オキサ−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (52) 16β−(N−n−オクチルカルバモイル)−4−メチル−4−オキ サ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (53) 16β−(1−メトキシエチル)−7β−メチル−4−オキサ−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (54) 16β−(イソプロピル)−7β−メチル−4−オキサ−5α−アン ドロスト−1−エン−3−オン、 (55) 16β−(4−メチル−フェノキシ)−7β−メチル−4−オキサ− 5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (56) 16β−(1−(3−クロロフェノキシ)エチル)−7β−メチル− 4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン −3−オン、 (57) 16β−(4−メチルスルホニル−フェノキシ)−7β−メチル−4 −オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (58) 16β−(4−クロロフェノキシ)−7β−メチル−4−オキサ−5 α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (59) 16β−(2−ピリミジニルオキシ)−7β−メチル−4−オキサ− 5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (60) 16β−(2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−7β−メチル−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン (61) N−t−ブチル−4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オ ン−17β−カルボキサミド、 (62) 7β−メチル−4−チア−5α−コレスト−1−エン−3−オン、 (63) 17β−(2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (64) 17β−(2,3−ビス(トリフルオロメチル)フ ェニルカルバモイル)−4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (65) 17β−(2,4−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (66) 17β−(2,6−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (67) 17β−(N−tert−アミルカルバモイル)−4−チア−5α−アン ドロスト−1−エン−3−オン、 (68) 17β−(N−tert−ヘキシルカルバモイル)−4−チア−5α−ア ンドロスト−1−エン−3−オン、 (69) 17β−(N−イソブチルカルバモイル)−4−チア−5α−アンド ロスト−1−エン−3−オン、 (70) 17β−(N−tert−オクチルカルバモイル)−4−チア−5α−ア ンドロスト−1−エン−3−オン、 (71) 17β−(N−1,1−ジエチルブチルカルバモイル)−4−チア− 5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (72) 17β−(N−ネオペンチルカルバモイル)−4− チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (73) 17β−(N−2−アダマンチルカルバモイル)−4−チア−5α− アンドロスト−1−エン−3−オン、 (74) 17β−(N−1−アダマンチルカルバモイル)−4−チア−5α− アンドロスト−1−エン−3−オン、 (75) 17β−(N−2−ノルボルニルカルバモイル)−4−チア−5α− アンドロスト−1−エン−3−オン、 (76) 17β−(N−1−ノルボルニルカルバモイル)−4−チア−5α− アンドロスト−1−エン−3−オン、 (77) 17β−(N−フェニルカルバモイル)−4−チア−5α−アンドロ スト−1−エン−3−オン、 (78) 17β−(N−ベンジルカルバモイル)−4−チア−5α−アンドロ スト−1−エン−3−オン、 (79) 17β−(2,3−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−7β−メチル−4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (80) 17β−(2,4−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−7β−メチル−4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (81) 17β−(2,6−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−7β−メチル−4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (82) 17β−(N−n−オクチルカルバモイル)−4−メチル−4−チア −5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (83) 17β−(1−メトキシエチル)−7β−メチル−4−チア−5α− アンドロスト−1−エン−3−オン、 (84) 17β−(イソプロピル)−7β−メチル−4−チア−5α−アンド ロスト−1−エン−3−オン、 (85) 17β−(4−メチル−フェノキシ)−7β−メチル−4−チア−5 α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (86) 17β−(1−(3−クロロフェノキシ)エチル)−7β−メチル− 4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (87) 17β−(4−メチルスルホニル−フェノキシ)−7β−メチル−4 −チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (88) 17β−(4−クロロフェノキシ)−7β−メチル−4−チア−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (89) 17β−(2−ピリミジニルオキシ)−7β−メチル−4−チア−5 α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (90) 17β−(2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−7β−メチル−4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン (91) N−t−ブチル−4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オ ン−16β−カルボキサミド、 (92) 16β−(1,5−ジメチルヘキシル)−7β−メチル−4−チア− 5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (93) 16β−(2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−4−チア−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (94) 16β−(N−tert−アミルカルバモイル)−4−チア−5α−アン ドロスト−1−エン−3−オン、 (95) 16β−(N−tert−ヘキシルカルバモイル)−4−チア−5α−ア ンドロスト−1−エン−3−オン、 (96) 16β−(N−イソブチルカルバモイル)−4−チア−5α−アンド ロスト−1−エン−3−オン、 (97) 16β−(N−tert−オクチルカルバモイル)−4 −チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (98) 16β−(N−1,1−ジエチルブチルカルバモイル)−4−チア− 5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (99) 16β−(N−ネオペンチルカルバモイル)−4−チア−5α−アン ドロスト−1−エン−3−オン、 (101) 16β−(N−2−アダマンチルカルバモイル)−4−チア−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (101) 16β−(N−1−アダマンチルカルバモイル)−4−チア−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (102) 16β−(N−2−ノルボルニルカルバモイル)−4−チア−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (103) 16β−(N−1−ノルボルニルカルバモイル)−4−チア−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (104) 16β−(N−フェニルカルバモイル)−4−チア−5α−アンド ロスト−1−エン−3−オン、 (105) 16β−(N−ベンジルカルバモイル)−4−チア−5α−アンド ロスト−1−エン−3−オン、 (106) 16β−(2,3−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモ イル)−7β−メチル−4−チア−5α−ア ンドロスト−1−エン−3−オン、 (107) 16β−(2,4−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモ イル)−7β−メチル−4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (108) 16β−(2,6−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモ イル)−7β−メチル−4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (109) 16β−(2,3−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモ イル)−4−チア−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (110) 16β−(2,4−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモ イル)−4−チア−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (111) 16β−(2,6−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモ イル)−4−チア−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (112) 16β−(N−n−オクチルカルバモイル)−4−メチル−4−チ ア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (113) 16β−(1−メトキシエチル)−7β−メチル−4−チア−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (114) 16β−(イソプロピル)−7β−メチル−4−チア−5α−アン ドロスト−1−エン−3−オン、 (115) 16β−(4−メチル−フェノキシ)−7β−メチル−4−チア− 5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (116) 16β−(1−(3−クロロフェノキシ)エチル)−7β−メチル −4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (117) 16β−(4−メチルスルホニル−フェノキシ)−7β−メチル− 4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (118) 16β−(4−クロロフェノキシ)−7β−メチル−4−チア−5 α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (119) 16β−(2−ピリミジニルオキシ)−7β−メチル−4−チア− 5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 及び (120) 16β−(2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモ イル)−7β−メチル−4−チア−5α−ア ンドロスト−1−エン−3−オン から選択される化合物。 15. (1) N−t−ブチル−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン −3−オン−17β−カルボキサミド、 (2) 7β−メチル−4−オキサ−5α−コレスト−1−エン−3−オン、 (3) 17β−(2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイル )−4−オキサ−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (4) 17β−(N−フェニルカルバモイル)−4−オキサ−5α−アンドロ スト−1−エン−3−オン、 (5) 17β−(N−ベンジルカルバモイル)−4−オキサ−5α−アンドロ スト−1−エン−3−オン、 (6) 17β−(1−メトキシエチル)−7β−メチル−4−オキサ−5α− アンドロスト−1−エン−3−オン、 (7) 17β−(イソプロピル)−7β−メチル−4−オキサ−5α−アンド ロスト−1−エン−3−オン、 (8) 17β−(4−メチルフェノキシ)−7β−メチル−4−オキサ−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (9) 17β−(1−(3−クロロフェニルオキシ)エチル)−7β−メチル −4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (10) 17β−(4−メチルスルホニル−フェノキシ)−7β−メチル−4 −オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (11) 17β−(メチル−フェノキシ)−7β−メチル−4−オキサ−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (12) 17β−(4−クロロフェノキシ)−7β−メチル−4−オキサ−5 α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (13) 17β−(2−ピリミジニルオキシ)−7β−メチル−4−オキサ− 5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 及び (14) 17β−(2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−7β−メチル−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (15) 16β−(4−メチル−フェノキシ)−7β−メチル−4−オキサ− 5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (16) 16β−(1−(3−クロロフェノキシ)エチル) −7β−メチル−4−オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (17) 16β−(4−メチルスルホニル−フェノキシ)−7β−メチル−4 −オキサ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (18) 16β−(4−クロロフェノキシ)−7β−メチル−4−オキサ−5 α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (19) 16β−(2−ピリミジニルオキシ)−7β−メチル−4−オキサ− 5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (20) N−t−ブチル−4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オ ン−17β−カルボキサミド、 (21) 7β−メチル−4−チア−5α−コレスト−1−エン−3−オン、 (22) 17β−(2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−4−チア−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (23) 17β−(N−フェニルカルバモイル)−4−チア−5α−アンドロ スト−1−エン−3−オン、 (24) 17β−(N−ベンジルカルバモイル)−4−チア −5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (25) 17β−(1−メトキシエチル)−7β−メチル−4−チア−5α− アンドロスト−1−エン−3−オン、 (26) 17β−(イソプロピル)−7β−メチル−4−チア−5α−アンド ロスト−1−エン−3−オン、 (27) 17β−(4−メチルフェノキシ)−7β−メチル−4−チア−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (28) 17β−(1−(3−クロロフェニルオキシ)エチル−7β−メチル −4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (29) 17β−(4−メチルスルホニル−フェノキシ)−7β−メチル−4 −チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (30) 17β−(メチル−フェノキシ)−7β−メチル−4−チア−5α− アンドロスト−1−エン−3−オン、 (31) 17β−(4−クロロフェノキシ)−7β−メチル−4−チア−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、 (32) 17β−(2−ピリミジニルオキシ)−7β−メチル−4−チア−5 α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (33) 17β−(2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイ ル)−7β−メチル−4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (34) 16β−(4−メチル−フェノキシ)−7β−メチル−4−チア−5 α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (35) 16β−(1−(3−クロロフェノキシ)エチル)−7β−メチル− 4−チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (36) 16β−(4−メチルスルホニル−フェノキシ)−7β−メチル−4 −チア−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン、 (37) 16β−(4−クロロフェノキシ)−7β−メチル−4−チア−5α −アンドロスト−1−エン−3−オン、及び (38) 16β−(2−ピリミジニルオキシ)−7β−メチル−4−チア−5 α−アンドロスト−1−エン−3−オン から選択されることを特徴とする請求項14に記載の化合物。 16. 5α−レダクターゼ又はそのアイソザイムの阻害方法であって、このよ うな阻害の必要のある哺乳動物に治療有効量の請求項1に記載の化合物を投与す るステップを含むことを特 徴とする該方法。 17. ニキビ、アンドロゲン性脱毛症、女性多毛症、前立腺過形成、前立腺炎 の過剰アンドロゲン性疾患の治療方法、並びに前立腺癌の治療及び/又は予防の 方法であって、このような治療の必要のあるヒトに治療有効量の請求項1に記載 の化合物を投与するステップを含むことを特徴とする該方法。 18. アンドロゲン性脱毛症が男性型禿頭症であることを特徴とする請求項1 7に記載の方法。 19. 医薬として許容できる担体と治療有効量の請求項1に記載の化合物を含 む医薬組成物。 20. 医薬として許容できる担体並びに治療有効量の請求項1に記載の化合物 及びフィナステライド又は医薬として許容できるその塩を含む医薬組成物。 21. 医薬として許容できる担体並びに治療有効量の請求項1に記載の化合物 及びフィナステライド又は医薬として許容できるその塩を含む医薬組成物。 22. 更にα1又はα1aアドレナリンレセプターアンタゴニストを含むこと を特徴とする請求項20に記載の医薬組成物。 23. 更に、フルタミド、スピロノラクトン、及びカソデッ クスから選択される抗アンドロゲン剤を含むことを特徴とする請求項20に記載 の医薬組成物。 24. 局所的療法に適した医薬として許容できる担体と治療有効量の請求項1 に記載の化合物を含む医薬組成物。 25. 更にミノキシジル又は医薬として許容できるその塩を含むことを特徴と する請求項24に記載の医薬組成物。 26. 更にレチノイン酸又はそのエステル誘導体もしくはアミド誘導体を含む ことを特徴とする請求項24に記載の医薬組成物。 27. 更に過酸化ベンゾイルを含むことを特徴とする請求項24に記載の医薬 組成物。
JP9516711A 1995-10-26 1996-10-22 4−オキサ及び4−チアステロイド Pending JPH11513981A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US600195P 1995-10-26 1995-10-26
GB9602905.3 1996-02-13
GBGB9602905.3A GB9602905D0 (en) 1996-02-13 1996-02-13 4-oxa and 4-thia steroids
GB60/006,001 1996-02-13
PCT/US1996/016883 WO1997015564A1 (en) 1995-10-26 1996-10-22 4-oxa and 4-thia steroids

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11513981A true JPH11513981A (ja) 1999-11-30

Family

ID=26308677

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9516711A Pending JPH11513981A (ja) 1995-10-26 1996-10-22 4−オキサ及び4−チアステロイド

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP0858455A4 (ja)
JP (1) JPH11513981A (ja)
AU (1) AU713582B2 (ja)
CA (1) CA2233966A1 (ja)
WO (1) WO1997015564A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005508934A (ja) * 2001-10-03 2005-04-07 メルク エンド カムパニー インコーポレーテッド アンドロゲン受容体調節剤としてのアンドロスタン17β−カルボキサミド類

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7351698B2 (en) * 2003-05-07 2008-04-01 Merck & Co., Inc. Androgen receptor modulators and methods of use thereof

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3644421A (en) * 1968-12-02 1972-02-22 Syntex Corp 4-oxa-3-keto-delta**1-pregnene derivatives
NZ225100A (en) * 1987-06-29 1991-09-25 Merck & Co Inc Reaction of steroids (including 4-azasteroids) with a silylating agent in the presence of a quinone to introduce a delta' double bond and silylated intermediates

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005508934A (ja) * 2001-10-03 2005-04-07 メルク エンド カムパニー インコーポレーテッド アンドロゲン受容体調節剤としてのアンドロスタン17β−カルボキサミド類

Also Published As

Publication number Publication date
CA2233966A1 (en) 1997-05-01
WO1997015564A1 (en) 1997-05-01
EP0858455A4 (en) 2000-04-12
AU713582B2 (en) 1999-12-02
AU7464496A (en) 1997-05-15
EP0858455A1 (en) 1998-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5516779A (en) 17β-substituted-6-azasteroid derivatives useful as 5α-reductase inhibitors
JP2862376B2 (ja) 16−置換−4−アザ−アンドロスタン−5α−レダクターゼアイソザイム1阻害剤
JPH09504553A (ja) 5α−レダクターゼ阻害薬としての7−置換−4−アザ−ステロイド誘導体
US5777134A (en) 4-oxa and 4-thia steriods
US5525608A (en) 17b-aryl-4-aza-steroid derivatives useful as 5-alpha-reductase inhibitors
US5741795A (en) 16-substituted-6-aza-androsten-4-ene-3-ones as 5-α-reductase inhibitors
US5763361A (en) 17-alkyl-7-substituted-4-aza steroid derivatives as 5-α-reductase inhibitors
US5886005A (en) 4-Aza-19-norandrostane derivatives
US6001844A (en) 4-Azasteroids for treatment of hyperandrogenic conditions
AU707324B2 (en) 4-azasteroids for treatment of hyperandrogenic conditions
JPH11513981A (ja) 4−オキサ及び4−チアステロイド
EP0862556B1 (en) 17-alkyl-7-substituted-4-aza steroid derivatives
US6048869A (en) Tricyclic compounds
US5998464A (en) 4-Oxa and 4-thia steroids
US5932559A (en) Treatment of hyperandrogenic conditions
US5756480A (en) Treatment of hyperandrogenic conditions
WO1997015305A1 (en) Treatment of hyperandrogenic conditions