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JPS6117523A - 淋疾のための広域スペクトルワクチン - Google Patents

淋疾のための広域スペクトルワクチン

Info

Publication number
JPS6117523A
JPS6117523A JP60136734A JP13673485A JPS6117523A JP S6117523 A JPS6117523 A JP S6117523A JP 60136734 A JP60136734 A JP 60136734A JP 13673485 A JP13673485 A JP 13673485A JP S6117523 A JPS6117523 A JP S6117523A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peptide
gene sequence
sequence
residues
vaccine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP60136734A
Other languages
English (en)
Inventor
ゲイリー・ケイ・スクールニク
ジヨナサン・ロスバード
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Leland Stanford Junior University
Original Assignee
Leland Stanford Junior University
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Leland Stanford Junior University filed Critical Leland Stanford Junior University
Publication of JPS6117523A publication Critical patent/JPS6117523A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/195Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from bacteria
    • C07K14/22Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from bacteria from Neisseriaceae (F)
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • A61K39/385Haptens or antigens, bound to carriers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • A61K2039/60Medicinal preparations containing antigens or antibodies characteristics by the carrier linked to the antigen
    • A61K2039/6031Proteins
    • A61K2039/6081Albumin; Keyhole limpet haemocyanin [KLH]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10S530/806Antigenic peptides or proteins

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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は淋菌感染に対してヒトを免疫する方法に関する
ものである。更に詳しくは、広範なスペクトルの淋菌4
株からヒトを保護する上で有用なワクチンに関するもの
である。
技術的背景 淋病は性交によって伝播され%泌尿生殖器管粘膜および
眼粘膜の急性化膿、次いで慢性の感染症および・線維症
を発現する。この疾患は1球菌ナイセリアーゴ/ Ox
 7 x (Ne1sseria  gonorrho
eq<淋菌)のグラム陰性群の菌によって引き起こされ
る。1人の宿主(患者〕の特定の部位から、この稲の1
菌株が単層される。従って、・それぞれが線毛と関連し
た、固有の抗原決定基を持っている複数のN、ゴノロエ
アエ菌株が存在しており、この事が1診断および免疫付
与の両者を困難にしている。淋病患の発現率は1955
年以来、著しく増大しており、さらに、1976年に初
めて報告された、β−ラクタマーゼをコードしているプ
ラスミドを含有するペニシリン耐性菌株の出現により、
事態はより複雑化してきた。病原微生物の感染力は極め
て高く、感染患者とのただ一回の性交によって疾病に罹
患する確率は20−30%である。
治療せずに放置しておくと、再感染に対する耐性は得ら
れないと思われるので、再発が予測される。
疾病の発症経路には1m菌による粘膜のコロニー化(コ
ロニ−性変種) 、mチ、 :l ロ=−1t、L得る
細胞が、その細胞壁のフィラメント(線維■構造(線毛
と呼称)を介し、膜表面に付着(結合)する過程が含ま
れる。付着後、淋菌は上皮組織を通過して粘膜上組織に
至り、そこで炎症および線維症を引き起こす。淋菌の上
皮表面に対する付着は、抗−線毛抗体によって阻害する
ことができる。
線毛タンパク質に対する抗体は、細胞の伺着阻止作用の
みならず、オプンニン作用、即ち、侵入細菌に対する血
中の食細胞の食作用を媒介する作用をも有する。しかし
ながら、線毛免疫原のワクチンとしての使用は、それが
菌株間の交差反応活性を欠いていることから、未だ実用
化されていないO 様々な菌株の線毛に対して若起された抗体が絶対的に交
差反応性を欠くわけではない、ということがわかった〔
プリン) ン、 C0C,Jr、ら(Brin−ton
、 C,C,Jr、) 、イムノバイオロジー・オブ・
ナイセリアーゴノロエエ(Imunobiology 
 ofNeisseria  Gonorrhoae 
) (l 978)アメリカンンサエテイ・フォー・マ
イクロバイオロジイ(American  5ocie
ty  for  Microbiology )、ワ
シントン、 D、Qpl 55 :]。更に、線毛タン
パク質の性質についても研究されている。この線状部分
は。
単量体ポリペプチド(ピリン)の重合したものからなり
、MSII株の透明なコロニー性変種(Tr)から単離
されたピリンの完全なアミノ酸配列、および、 RI 
Q (Tr)ピリンの部分配列が決定された〔スクール
ニク、 G、に、(Schoolnik、G、に、)ら
、ジャーナル・オブ・エクスペリメンタル・メデインン
(J、 Exp、 Med、)(1984)159 ’
1351)。また、これらの2菌株のいずれかが有する
ピリンを臭化シアンで処理すると、分子の免疫学的に異
なる2つの部分を表わしていると思われる2つの重要な
フラグメント%CNBr−2(i基9−92)およびC
NBr −3(残基93−159)が得られ、これらは
免疫学的に異なる分子部分であると思われる。CNBr
、−3は明らかに抗原的に可変部分であって免疫優性で
あり; CNBr −2は明らかに保存的な受容体−結
合領域を有し、免疫劣性である〔スクールニク、 G、
に、ら、プログ・アラ−シイ(Prog−Arg・)(
1983)313141゜先行技術のどれも、N、ゴノ
ロエアエの全菌株に対して有効なワクチンとして作用し
得る物質を得ていない。前記の付着阻止作用および/ま
たは食細胞に対する促進作用により、あらゆる菌株に対
して反応し得る抗体を産生ずることができる免疫源の形
の抗原決定基が得られたならば、淋菌感染から保護する
ことができるであろう。本発明により、この目的が達成
された。
発明の開示 線毛タンパク質のアミノ酸配列中のある部分を免疫原と
して用いると、広範なスペクトル域の淋菌線毛に対抗し
て作用するだけでなく、これらの菌株が上皮細胞に付着
することを阻止し、かつ/または食細胞によるこれら菌
株の破壊作用を促進する様に作用し得る抗体が生成され
ることを見出した。その様なペプチド配列の内、幾つか
はピリンの保存的領域の免疫劣性な受容体結合部分と関
連しており、CNBr−27ラグメント内に存在してい
る。その他のペプチドはCN’BT 3部分に存在して
いる。これらの抗原的な反応性を有するペプチド配列を
担体タンパク質と結合させて免疫原性を付与する様にす
れば、これをワクチンとして人に注射するか、その他の
方法で投与し、淋病から保護することができる。人間の
みが淋病に感染し、他の哺乳類動物は感染しないと思わ
れるので、該疾患の動物モデルはなく、また、該疾患か
ら動物を保護するためのワクチンも必要でない。
即ち、本発明は、ヒトにおける淋病感染症に有効なワク
チンであって、抗原的に中性な担体タンハク質と結合し
ている%N、コリロエアエMSll(T r )の残基
21−35.41−50,48−60、 69−84.
1 07−121.135−151または151 15
9て表されるアミノ酸配列と実質上同等な、抗原性の保
存配列であるペプチドの保護有効はを含有しているワク
チンを提供するものである。
また本発明は、担体タンパク質と正しい方向で容易に結
合し得る様に、カルボキシ末端に残基を付加されたこれ
らのアミノ酸配列、並びにその結合の結果得られた結合
産物を提供するものである。
更にまた本発明は、実質上純粋な形の上記ペプチド配列
を提供するものであり、また本発明のワクチンを用いて
淋病患から人間を保護する方法を提供するものである。
図面の解説 第1図はN−メチル(フェニルアラ) M S 11ピ
リンのアミノ酸配列および本発明のタンパク質を表す領
域のアミノ酸配列を示す模式図である。
発明を実施するための方法 A、定義 本明細書中、ペプチド配列の特徴付けに用いる5実質上
同等な′という語句は、実質上当量の物質が引用された
配列と同じ抗原機能を現わし、免疫機能を媒介すること
ができる。ということを意味する。一般に、実質上同等
なペプチドのアミノ酸配列と引用されたペプチドのアミ
ノ酸配列は同一である力ζ得られたポリペプチドの機能
にはさして影響を及ぼさない程度に、少数の残基の置換
または修飾を施し得ることは理解されるであろう。
個々のアミノ酸残基を、直接的にまたは暗号配列を変化
させることにより、欠失、付加または修飾する方法は当
該分野で仰られており、同等の機能を有するポリペプチ
ドが得られるこの様な修飾によりJ実質上同等な′ペプ
チドを得ることができる。
1ペプチド′、′ポリペプチド′およびゞタンパク質′
なる語句は相互変換的に用いられ、これらは様々な長さ
の、中性(非荷電〕または塩の形の、さらには、グリコ
ジル化、側鎖の酸化、またはリン酸化等により修飾され
ていないか、あるいは修飾されている。アミノ酸配列を
意味する。当業者には容易に理解されることであるが、
これらのアミノ酸配列中には酸性基と塩基性基とが含ま
れており、このペプチドの特定のイオン状態は。
溶液状態にあるタンパク質の場合には、その周囲の溶媒
のpHに、そして固体状態にあるタンパク質の場合には
、それが得られた媒質のpHに依存する。また、アミノ
酸側鎖に、グリコジル単位。
脂質、またはホスフェート類の如き無機イオン等の付加
的置換基が付加して修飾されたタンパク質。
およびメルカプト基の酸化の如く化学的変換によって修
飾されたタンパク質も本発明の定義に含まれる。この様
に、′ペプチド′またはそれと同等の語句は、前記の如
き、その機能を破壊しない様な修飾に委ねられる適当な
アミノ酸配列を含ムモのとする。
ゞ実質上、抗原的に中性な担体′という語句は。
本発明のペプチドと結合することによって該ペプチドに
免疫原性を付与する物質であって、それ自体は宿主にと
って有害な、または本発明のペプチドの抗原機能を妨害
する様な抗原性部位を持った抗体の産生を惹起すること
のない物質を指す。以下に挙げる例では抗体の供給源と
してウサギを使用しているが、ウシの血清γルブミン(
BSA)を用いてもよい。しかしながら、ヒトに対して
用いるためには、この担体はヒトが日常的にかつ非病原
的にでくわす物質に対して抗体を惹起しないようなタン
パク質に限定−される。例えば、淋菌自身の体細胞1プ
ロテイン■′および破傷風のトキソイドタンパク質を用
いることができる。他の担体の使用も除外されるわけで
はないが、これらのタンパク質が血液学的に最も鳥く適
合し得る形であり、今H1このクラスのものの中では、
最も使用に都合の良い物質である。
B、一般的な記述 B、1.淋菌の線毛、および抗原性領域の配列N、ゴノ
ロエアエ株MS11(Tr)から単離した線毛は159
アミノ酸からなるペプチドであって、121および15
1位にシスティン残基を含有しており、これらがジスル
フィド結合を介して結合することにより、ペプチド鎖中
の両位置間にループ構造が形成されている(第1図参照
)。第7および第92位にメチオニン残基が存在してい
るので、臭化シアン処理により3つの7ラグメント、即
ちCNBr−1←残基1−7 )、 CNBr −2(
残基8−92)およびCNBr−3(Q基93−159
)が得られ、これらの内、2フラグメントは広範な免疫
学的研究に使用されている。CNBr−2のアミノ酸配
列中には、約41−50および約69−84位の2箇所
に親水性の領域が含まれており、その配列のコンピュー
ター分析によるとβ一回転が存在することから、タンパ
ク質表面への接近性が示唆されている。これらの領域の
アミノ酸配列が付着阻止作用を有する抗体を生成させ。
る本発明ワクチンの2つの免疫原性部分である。
これらの部分に応答して生成される抗体はオプンニン作
用をも有する。さらに、48−60位および135−1
51位と機能的に実質上同等なペプチドは、担体と結合
すると高力価のオプソニック杭体(オプンニン作用を有
する抗体〕を、21−35゜107−121および15
1−159位と実質上同等なペプチドは、やや力価の低
いオプソニック抗体を惹起し得る免疫原である。これら
、オプソニック抗体を惹起し得る7つのペプチドを第1
図に示す。
B、2. りフカ−類 上記のペプチド配列は免疫原としてはあまりにも小さい
と思われるので担体物質に結合させてその性質を付与し
た。
その様な結合を得るためには、当該技術分野で知られて
いるあらゆる方法を用いることができる。
結合は様々な方法で行うことができる。例えば。
1つの官能基末端にジスルフィド結合を生成させ。
他の位置にペプチド結合を生成させる様な外来性の二機
能性試薬は多数知られており、それらを広範囲に用いる
ことができる。これらの内、最モ一般的なものはN−サ
クシドイミジル−3−,(2−ピリジルジチオ)プロプ
リオネート(SPDP)である。この試薬は、それ自身
と、あるタンパク質のシスティン残基との間にジスルフ
ィド結合を生成させ、リジン上のεアミノ基または他の
残基上の遊離のアミ7基によりアミド結合を生成させる
。そのWtflジスルフィド/アミド結合を形成する種
々の試薬が知られている〔イムノロジカル・レビューズ
(1mnun、 Rev、)(1982)62 :18
5参照)。その他の二機能性カップリング試薬はジスル
フィド結合ではなくチオエーテルを形成する。
数多くのチオエーテル形成性試薬が市販されており、そ
れらの中には6−マレイミドカプロン酸。
2−ブロモ酢酸、2−ヨード酢酸および4−(N−マレ
イミド−メチル)シクロヘキサン−1−カルボン酸等の
反応性のエステル化合物が含まれる。
カルボキシル基は、サクシンイミドまたはl−ヒドロキ
シ−2−二トロー4−スルホン酸・ナトリウム塩と混合
することによって活性化され得る。
本発明方法にとって特に好ましいカップリング剤は、サ
クシンイミジル4−(N−マレイミド−メチル)シクロ
ヘキサン−1−カルボキシレート(SMCC)〔ピアス
・カンパ= −(Pi’erceCompany)ロッ
クフォード、イリノイスから入手可能〕である。前記の
化合物リストは完壁なものでなく1例示した化合物に修
飾を施したものも使用し得ることは明らかである。
本発明の抗原性ペプチドは数多くある常法に従って製造
することができる。本発明ペプチドの配列は短かいので
、標準的手法によって化学合成することができる。特に
好ましい方法は固相法である〔エリツク7 ン、 B、
W、、(Er1kson、 B、W、 )ら。
ザ・プoテインズ(The Proteins ) (
1976)li’r2巻、アカデミツク・プレス、ニュ
ーヨークP255参照)。自動同相合成装置(オートメ
−ティラド・ソリッド・フェーズ・シンセサイザー)お
よびそれに用いる試薬はいずれも市販品から入手可能で
ある。それにより、MS11ビリンの所望の部分のアミ
ノ酸配列の模擬物を得ることができるだけでなく、適当
な残基を置換、付加または削除して該配列を修飾するこ
とも容易である。
特に好適な修飾例として、前述のグロく、カルボキシ末
端にシスティン残基を付加することでメルカプト基を付
与し、担体タンパク質との結合上の便宜を図ったものが
ある。あるいは、追加のグリシン残基の如きスペーサー
・エレメントを゛C−末端の結合アミノ酸とペプチドの
残余部分との配列間に挿入してもよい。
また、所望の配列は比較的短いので、これらのペプチド
の製造に組換え技術を使用することは特に興味深い。こ
の程度の長さのペプチドの暗号配列は1例えばマチュー
シイ(Matieucci) 、M。
らのホスホトリエステル法〔ジャーナル・オブ・アメリ
カン・ケミカル・ソサエティ(J Am ChemSo
c)(1981)103:3185)により。
容易に化学合成することができる。暗号配列を化学合成
することにより、天然のペプチド配列を暗号化している
塩基を適当な塩基で置換するだけで。
どの様な所望の修飾をも施すことができる。2次いでこ
の暗号配列に適当なリンカ−を付加し、今日、当該技術
分野で普通に入手可能な発現ベクター中にライゲートシ
、このベクターを用いて適当な宿主を形質転換すること
により、所望のタンパク質を生産させることができる。
今日、その様なベクターおよび適当な宿主系は。
多数入手するこ゛とができる。例えば、細菌性宿主に適
合し得るプロモーター配列を、所望の暗号配列の挿入に
好都合な制限サイトを含有しているプラスミドに供給す
る。その様なプラスミドの代表例としては、メツシング
、J、(ミネソタ大学〕から入手可能なpUC8および
pUC13(メツシング(Messing)ら、ヌクレ
イツク・アシッズ・リサーチ(Nucleic Ac1
ds Re5erch )(1981)9:309参照
〕またはニューイングランド・バイオラボズ(New 
England  Biolabs ) カラ入手可能
なpBR322がある。適当なプロモーターには。
例えばβ−ラクタマーゼ(ペニシリナーゼ)およ、びラ
クトース(Iac )プロモーター系〔チャン(Cha
ng)ら、ネイチャー(Nature) (1977)
198:1056)およびトリプトファン(crp)プ
ロモーター系〔ゲラデル、 D、  (Goeddel
 、D、)ら、ヌクレイツク・アシッズ・リサーチ(1
980)s:4osr〕が含まれる。得られた発現ベク
タ−を、 −r−xン、 S、N(Cohen、 S、
N、)らの塩化カルシウム法〔プロシーディンゲス・オ
ブ・ザ・ナショナル・アカデミイ・オブ・サイエンスイ
ズ(’Proc Natj  Acad Sci )U
SA(1972)69 2110)に従って適当な細菌
宿主に導入(トランスフオーム〕する。成功した形質転
換体は、通常天然の線毛を産生ずる菌株よりも高レベル
で所望のポリペプチドフラグメントを生産する。勿論、
適当なベクター並びにコントロール配列を用いて、酵母
または哺乳類細胞を宿主として使用することもできる。
あるいは、天然のピリンを単離し、得られたペプチドを
加水分解することによってもこれらの配偶を得ることが
できる。しかしながら、どの方法は、元の標品から大陸
の、所望としないタンパク質を排除しなければならない
ので、最も非実用的な方法である。
次いで、結合に°適する様に修飾された抗原性ペプチド
配列を、前記の様々な結合剤を用いて適当な、抗原的に
は中性である担体に支持させる。適当な担体には前記の
プロティン■や破傷風トキソイドが含まれる。これらと
抗原性ペプチドとを。
例えばチオエーテルまたはジスルフィド結合(リンク)
と、アミド結合とを与え得る。二機能性リンカ−を介し
て結合させる。その様な結合の条件は、当然、使用する
リンカ−の性質に左右されるが、当該技術者の熟知する
ところである。
活性成分としてペプチド配列を含有するワクチン製剤も
当業者にはよく知られている。一般に、その様なワクチ
ン類は溶液または懸濁液のプロき注射用の剤形に製剤化
されているが、注射に際して溶液または懸濁液を調製す
るのに適した固形状に製剤化されていてもよい。製剤は
乳剤であってもよい。活性な免疫原成分を、薬学的に許
容し得ると共に該活性成分と適合し得る賦形剤と混合す
ることが多い。適当な賦形剤の例として、水、食塩水、
デキストロース、グリセリンまたはエタノール、あるい
はこれらの混合物を挙げることができる。更に、所望に
より、ワクチンには湿潤剤または乳化剤、pH緩衝剤等
の補助物質、あるいは該ワクチンの効果を高めるための
アジュバント類を少量含有させてもよい。このワクチン
は注射1例えば皮下または筋肉内注射により、非経口的
に投与することが好ましい。その他の投与方法に適した
剤形には、坐薬並びに1時には経口用製剤が含まれる。
坐薬は1例えばポリアルカレンゲリコール類やトリグリ
セライド類の如き通常の結合剤および担体を含有してい
る。その様な坐薬は、活性成分を0.5〜lO%、好ま
しくは1〜2%の割合で含む混合物から製造される。経
口用製剤は5通常使用される賦形剤5例えば製薬等級の
マンニトール、乳糖、でんぷん、ステアリン酸マグネシ
ウム、サッカリンナトリウム、セルロースおよび戻酸マ
グネシウム等を含有する。これらの組成物は液剤、懸濁
剤1錠剤、乳剤、カプセル剤、徐放性製剤または粉剤等
の剤形であり、活性成分を10〜95%、好ましくは2
5〜70襲含有している。
本発明のタンパク質は中性または塩の形でワクチンに製
剤化される。薬学的に許容し得る塩としては、酸付加塩
(ペプチドの遊離アミン基との間に形成される)1例え
ば、塩酸またはりん酸等の無機酸、あるいは酢酸、しゆ
う酸、酒石酸およびマンデル酸等の有機酸によって形成
される塩がある。遊離のカルボン酸との塩は1例えばナ
トリウーム、カリウム、アンモニウム、カルシウムまた
は水酸化鉄の如き無機塩基、あるいはイソプロピルアミ
ン、トリメチルアミン、2−エチルアミノエタノール、
ヒスチジンまたはプロカイン等の有機塩基から導かれる
本発明のワクチンは投与剤形に適した方法により、その
治療上を効かつ免疫原的に有効な置を投与される。投装
置は処置対象、対象者の免疫系の抗体産生能力、並びに
必要とされる保護の度合により、左右される。活性成分
の正確な投与要求量は医師の判断に委ねられており、各
人に特有の値となる。しかしながら、適当な用量域は、
1人当りの活性成分量が数百μg程度の範囲内であろう
種々の適当な、初回投与と促進投与(ブースター・ショ
ット)の投与計画をたて得るが、初回投与から1〜2週
間の間隔をあけて次の注射または他の方法での投与を行
うのが一般的である。
C0実施例 以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、これらの実
施例は制限的なものではない。
c、i、活性成分の製造 41−50位と実質的に等価なペプチド、Glu−Gl
 y−Gl n−Lys−5er−AI a−Val 
−Thr−Gl u−Tyrを、市販のベックマン・モ
デル990Bペプチド合成装置(Beckman  M
odgl  gg□B Peptide  5ynth
esizer)中で、同じく市販のアミノ酸ポリスチレ
ン樹脂および以下の側鎖保護基により保護されたt−B
oc保護アミノ酸を用いて合成した: Asp、 Gl
 u、ThrオヨヒSe rには0−ベンジルエステル
基; ArgおよびHisにはトシル基逼Cysにはp
−メトキシベンジル基; LysにはO−クロロベンジ
ルレオキシ力ルホニル基i並びにTyrには2,6−ジ
クロロベンジル基〔ペニンスラ・ラボラトリイズ(Pe
ninsulaLaboratories )、ベルモ
ント、カリフォルニア〕。
カップリング反応は、樹脂に結合したアミノ酸に。
2.5モル過剰層のt−Bocアミノ酸およびジシクロ
へキシルカルボジイミド(DCC)を作用させることに
より1行った。AsnとGin  の場合は。
2.5モル過flJI&のアミノ酸、DCCおよびN−
ヒドロキシトリアゾールを用いた。ニンヒドリンを用い
て反応樹脂を調べたところ、カップリング反応の完成率
は全てについて99%以上であった。
アニソール、ジメチルサルファイド ールの存在下、無水HFで処理し、ペプチドを脱保護す
ると同時に樹脂から除去した。このペプチドを、エーテ
ル抽出によって様々な有機副生成物から分離し,また5
%酢酸を用いて樹脂から単離し、次いで凍結乾燥した。
この粗生成物の純度を。
C−18逆相カラム〔メルク( Mcrck) 、ダル
ムス5 ツl− ( Darmstadt ) F4 
7 ) ニよるHPLC測定法およびアミノ酸分析法に
より,求めた。このペプチドは純度90%以上であると
決定された。
同様の方法で以下のペプチドを合成した。
41−50位のペプチドの追加ペプチド:Gl u−G
J y−G1 n−Ly s −S e r−AJ a
−Va 1 −Th r−Gl u−Ty r−Cy 
s ;および Gl u−GJ y−GJ n−Lys−Ser−AJ
 a−VaJ −Thr−GJ u−Tyr−Gl y
−Cy s 。
21−35位のペプチド: Leu−Pro−Al a
−Tyr−Gl n−Asp−Tyr−Thr−AJ 
a−Arg−Al a−GJ n−Va J −Ser
−Gl u ;Leu−Pro−Aj a−Tyr−G
l n−Asp−Ty r−Thr−Al a−Arg
−Al a−GJn−VaJ−Ser−GJu−Cys
;およびLeu−Pro−Al a−Tyr−Gl n
−Asp−Tyr−Thr−Al a→bg−Ala−
Gl n−Vaj −Ser−Gl u−Gl y−C
ys 。
48−60位ノベプチ)− : Thr−Glu−Ty
r−Tyr−Leu−Asn−Hi s−Gl y−L
y s−Trp−Pro−Gl u−Asn ;Thr
−Gl u−Tyr−Tyr−Leu−Asn−Hi 
s−Gl y−Ly s−Trp−Pro−GJ u−
Asn−Cys ;−およびThr−Gl u−Tyr
−Tyr−Leu−Asn−J(i s−Gl y−L
y s−Trp−Pro−Glu−Asn−Gl y−
Cys 。
69−84位のペプチド: Pro−Pro−Ser−
Asp−11e−Lys−Gl y−Lys−Tyr−
Vaj −Lys−Gl u−Val −Gl u−V
a l −Lys ;Pro−Pro−Se t−As
p−11 e−Lys−Gl y−Ly s−Tyr−
Val −Lys−Gl u−Val−Gl u−Va
l −Lys−Cys ;およびPro−Pro−Se
 r−Asp−1 1 e−Lys−Gl y−Ly 
s−Tyr−Val −Ly s−Gl u−Val 
−Gl u−VaI −J,ys−Gl y−Cys 
107−121位のペプチド: Set−Leu−Tr
p−Al a−Arg−Arg−Gl u−Asn−G
l y−Ser−Val −Ly s−Trp−Phe
−Cys 。
135−151位のペプチド: Asp−Al a−L
ys−Asp−Gl y−Lys−Gl u−1 1 
e−Asp−”n1r−Lys−)1j s−Leu−
Pro−Se r−Thr−Cys 0151−159
位のペプチド+ Cys−Arg−Asp−Lys−、
イー・崖a−Se r−Asp−Al a−Ly s 
;Arg−Asp−Lys−Al a−Ser−Asp
−Al a−Lys−Cy 月およびArg−Asp−
Ly s−Al a−Ser−Asp−Al a−Ly
s41:y−Cys 。
C.2.担体タンパク質との結合 C−N−末端にCys残基を有するC.1.節に示シタ
ヘプチトヲ,ヨシクキ、 S 、(Yoshicaki
 、S)らの方法〔ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・
バイオケミストリイ( EIIr J, Bioche
rn, )(1979)xox:39s)に従い、サク
シンイミジル4−(N−マレイミドメチル〕シクロヘキ
サン−1−カルボキシレート(SMCC)Cピアス、ロ
ックフォード、イリノイス)を使用し、ウシ血清アルブ
ミンと結合させた。簡単に述べると,BSAlomgを
りん酸緩衝食塩水( PB S ) ( pH7.4)
2ゴに溶カシ、ジメチルホルムアミド0. 5 tel
中のSMCC5〜と混合した。室温で1時間経過した後
、0.IMりん酸(PH6,0)中でG−25を用いて
ゲルρ過し、未反応のSMCCから複合物(conju
gated)を分離した。
ペプチド: Glu−Gly−Girl−Lys−8e
r−Ala−Val−Thr−Glu−Tyr−Cys
  を0.1Mホウ酸(PH9,1)に溶かし、NaB
H4(Q、 I M ストック溶液0.1’cl)で還
元した。5分後にこのホウ酸溶液のpI(をIMI−I
C4により1まで下げて過剰伍のN a BH4°を除
いた後。
1MNaOHを用いてpH5とし、リンカー−BSA複
合物と混合した。室温で1時間インキュベー゛トした後
、o:1MNH4HCO3中でG−25カラムにかけ、
ペプチド−リンカー−BSA複合物を脱塩処理した。結
合(コンデュゲーション)の程度は。
ペプチドとの反応の前後におけるBSAのアミノ酸組成
を比較して定量した。この複合物は、BSA分子当り約
15−25ペプチドを含有していた。
同様にして、(:、10節に示した。他のC−末端Cy
s含宵ペプチドをBSAと結合させた。
41−50位および69−84位のペプチドを有する。
ペプチド複合物が淋菌線毛に対する抗体と特異的に結合
し得ることを確認するために数種類の方法を用いた。被
検抗体をR−10またはMSllから導かれた精製全線
毛、またはそのCNBr2 およびCNBr3フラグメ
ントに対して惹起させた。標準的な方法により、ウサギ
内で抗体を惹起させたので、ポリクローナルな標品が得
られた。抗体の評価は、RIA、ERISA法の使用、
並びにペプチド−担体−セファロース複合物に対する吸
着法を用いて行った。
RIAおよびELI SA法では、96個のウェルを有
するプレートを試験すべきペプチドBSA複合物lO〜
で覆い、洗浄後、順番に薄めた抗血清で処理し、洗浄し
た後、試薬を適用した。RIAのための試薬は1251
プロテインA〔アマー乃ム(Amersham ) 、
アーリントンハイツ、イリノイス〕であるc、ELIS
A用の試薬としては、ヤギ抗ウサギアルカリ性ホスファ
ターゼ複合物〔カペル(CapeI )%ウェストチェ
スター、PA、lとP−二トロフェニル・ホスフェート
とを順次用いた。
RIAては、放射活性を示すウェルをプレートから切り
取って計数した。他方、ELISAでは。
405 nmにおけるウェルの吸光度を測定した。
セファロース吸着分析の場合には、ポーラス。
J、(Porath、 J、) ラ(7)方法〔メ77
ス−4ン・:r−:/fイーE:Oシイ(Mech  
Enzymol ) (1974)34:13)に従い
、ペプチド−USA複合物とCNBr 活性化セファロ
ース〔ファーマシア(Pharmacia ) 、  
ビスキャラタウエイ(Piscaraway)。
NJIとを反応させた。抗体含有血清(1ml)に対し
てペプチド−担体−セファロ−7’0.1rttlを室
温で2時間さらし、混合物を遠心分離した。次いで、標
準的な固相結合分析法によって上澄液中の存在を分析し
た。
以上の分析(測定)結果は複雑な応答を示した。
C020節で調製したペプチド複合物は、MSIIまた
はRIOのCNJlr2フラグメントに対して惹起され
た抗血清のみと結合した。タンパク質41−50および
69−84と実質上同様な抗原性ペプチドを含有する複
合物はいずれも抗−R10−CNBr2  と結合し1
69−84複合物のみが抗−MS l 1−CNj3r
 2 と充分な結合を示した。どれも全線毛に対する抗
体とは反応しなかった。
以上の結果はこれらの抗原決定基の免疫劣性性と一致し
ている。実際、高い交差反応性を示す抗体を生成させ得
る抗原決定基は、高い株特異性の抗体を生成する決定基
種との関係では劣性であると思われる。
本発明の複合ペプチドに対して惹起された抗体の、標的
細胞に対する付着阻害能力をインビトロでの分析法によ
り、調べた。
標的細胞を得るために、ヒト子宮内膜細胞から得゛たL
皮細胞をカバースリップ上で増殖させ単層組織培養した
線毛化(piliated ) 淋菌株F62の接種物
を種々の血清希釈液とプレーインキユベートシ、培養細
胞の入った容器内に移した。30分間インキュベーショ
ンした後、洗浄を繰返して行うことにより非結合細菌を
除去した。Gi ems a を用いてカバースリップ
を染色し、付着した細菌数を数えた。
その結果を表■に示す。表中、′前POという表示は対
照血清、即ち、指示ペプチドによる免疫処理がなされて
いない血清を指す。′後#I−′という表示は免疫処理
した動物からの血清であることを意味する。
ゞ後書≠“ 免疫血清を得るには、被検ペプチドを担体
と結合させ%以下の妬くにして完全フロインドアジュバ
ント中でワクチンを調製した;りん酸緩衝食塩水(PB
S)に入れた複合物500μgを同容量のアジュバント
で乳化した。このワクチンを7 kgの、ニューシーラ
ント系シロウサギに、筋肉内または皮下注射法により、
接種した。同様のワクチンを用いて6週間後に促進投与
し、その後10日間飼育した後1分析用の血清試料を採
取した。
表■の結果から%MSIIビリンの69−84位と実質
上向等なペプチド複合物に対して惹起された免疫血清は
、試験された全ての希釈率(最少1 : 100)の濃
度において上皮細胞への付着阻害作用を有し、ビリンの
41−50位に対する抗血清も同様に有効であることが
分った。48−60位に対応するペプチド複合物を用い
た対照は、結合阻害能力を全く現わさなかった。
要するに%MSII線毛の41−50位または69−8
4位と実質上向等なペプチドの複合物から調製したワク
チンは広範なスペクトルの淋菌4株から得られた淋菌線
毛の付着を阻止し得る抗体を生成させることができるの
で、これらの菌による感染に対して保護作用を有する。
C94,で述べた如くにして複合物をウサギに注射する
ことにより、抗体を惹起させた。得られた抗血清のオプ
ンニン作用をコーン、Z、八、(Cohn 。
Z、A、)らの方法〔ジャーナル・オブ・エクスペリメ
ンタル・メジソy (J、 ExpoMed、X195
9)110119)の改良法により、調べた。
ヘパリン化した血清試料10rirlからヒト−多形核
白血球(PMNS)を調製した。5%デキストランを含
有するりん酸緩衝食塩水中で赤血球を沈降させて白血球
に富む上澄液を取り、ヘパリン−食塩水を用いて何度も
遠心することにより、洗浄した。次いで濃縮された白血
球をゼラチン−/XXツク塩溶液(l1anks  5
alt  5oltion )に懸濁し、7  ′ 血球計で計数し、濃度を1−21−2xiOP/露lに
調節した。
線毛化相変異型(Piliated  Phase  
Variant )淋菌である。ヘテロローガスなF6
2株を固型のり(ヒンゾ(typing N地中、5.
6%C02および空気の存在下、36.5℃で18時間
増殖さ、眸だ後−餅がったガラス棒で細菌を収穫し、/
1ンクの塩溶液+ゼラチン混合物中に入れ、比濁計を用
いて細胞濃度を微生物が、1−2X107/mj含まれ
る様。
調節した。
複合物に対して調製した抗血清の連続希釈液を熱−不活
化(56℃×45分間)し、バンクの塩溶液子ゼラチン
で連続的に希釈した後、等容量のPMNS および細菌
と一緒にした。連続的に回転(4回転/分つさせながら
、37℃で反応させた。
15分のインキュベーション時間の後、反応混合物を2
℃にすることによって瞬間的に食作用を中止させた。こ
の細菌−細胞懸濁液をハングの溶液+ゼラチン中で遠心
して洗浄し、得られた細胞ペレットをバンクの溶液+1
0%血清中に再懸濁し、この反応混合物を37℃でイン
キュベートした。
0.30.60.90および120分後に1部を取り、
氷冷−ハングの溶液を加えて細胞内溶菌(intrac
elluJar  killing )反応を止めた。
次いでPMNを遠心分離して集め、0.1%B5A1有
水冷蒸留有水前蒸留水解させた。食塩水で連続的な10
倍希釈液を得、観察し得る細菌の数を測定した。
120分後の細菌の生存率を、プレー免疫抗血清を含有
する対照試料との比較に基いて表わし。
その結果を表2に示した。
以上の結果は、41−50%48−60.69−84お
よび135−151位の配列と実質上同等のペプチドの
複合物に対して惹起された抗血清は高力価のオプソニン
作用を有し121−35゜107−121および151
−159位と実質上同等のペプチドの複合物に対して惹
起された抗血清は低力価であるがオプンニン作用を有し
;121−134位と実質上同等のペプチドの複合物に
対して惹起された抗血清は殆んどオプソニン作用を有し
ていないことを示している。
【図面の簡単な説明】
第1図はN−メチル(フェニルアラ)MSIIピリンの
アミノ酸配列を示す模式図である。 特許出願人 ザ・ボード・オブ・トラスティーズ・オヴ
・ザ・レランド・スタン フォード・ジュニア・ユニヴア− シティ 代 理 人 弁理士 青 山  葆(外1名〕

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ヒトを淋疾から保護するためのワクチンであって、
    実質上抗原的に中性な担体と結合した、ナイセリア・ゴ
    ノロエアエMS11(Tr)ピリンの残基21−35、
    41−50、48−60、69−84、107−121
    、135−151または151−159(これらの数値
    を含む)と実質上同等なアミノ酸配列を有するペプチド
    の保護有効量を含有するワクチン。 2、残基21−35、41−50、48−60または6
    9−84、あるいはN末端のCys残基が欠失され、C
    末端にCys残基が付加されている151−159残基
    に対応するペプチドを含有する第1項記載のワクチン。 3、残基21−35、41−50、48−60または6
    9−84、あるいはN末端のCys残基が欠失され、C
    末端にGly−Cysジペプチドが付加されている15
    1〜159残基に対応するペプチドを含有する第1項記
    載のワクチン。 4、ヒトを淋疾から保護するためのワクチンであって、
    実質上、抗原的に中性な担体と結合している以下の配列
    : (a)【遺伝子配列があります】; (b)【遺伝子配列があります】; (c)【遺伝子配列があります】; (d)【遺伝子配列があります】; (e)【遺伝子配列があります】; (f)【遺伝子配列があります】;または (g)【遺伝子配列があります】 で示されるペプチド群から選択されるペプチドの保護有
    効量を含有してなるワクチン。 が欠失され、C末端にCys残基 5、配列(a)−(d)、あるいは、N末端のCys残
    基が欠失され、C末端にCys残基またはGly−Cy
    s残基が付加されている配列(g)の いずれかを含有
    する第4項記載のワクチン。 6、配列: (a)【遺伝子配列があります】; (b)【遺伝子配列があります】; (c)【遺伝子配列があります】; (d)【遺伝子配列があります】; (e)【遺伝子配列があります】; (f)【遺伝子配列があります】;または (g)【遺伝子配列があります】; で示されるペプチド群から選択される実質上純粋なペプ
    チド。 7、配列(a)−(d)あるいはN末端のCys残基が
    欠失され、C末端にCys残基またはGly−Cys残
    基が付加されている配列(g)のいずれかである第6項
    記載のペプチド。
JP60136734A 1984-06-21 1985-06-21 淋疾のための広域スペクトルワクチン Pending JPS6117523A (ja)

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US623178 1984-06-21

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