JPS6279746A - でんぷん質食品の老化を防止する方法 - Google Patents
でんぷん質食品の老化を防止する方法Info
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- JPS6279746A JPS6279746A JP60216096A JP21609685A JPS6279746A JP S6279746 A JPS6279746 A JP S6279746A JP 60216096 A JP60216096 A JP 60216096A JP 21609685 A JP21609685 A JP 21609685A JP S6279746 A JPS6279746 A JP S6279746A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は細菌の生産するβ−アミラーゼを使用したでん
ぷん質食品の老化を防止する方法に関する。
ぷん質食品の老化を防止する方法に関する。
(従来の技術)
糊化したでんぷんの老化現象については従来から研究さ
れ、また老化によって生じる食品の物性変化を防ぐため
の、いわゆる老化防止方法についても種々の方法が提案
されている。その多くは乳化剤や抱水剤などの物質を老
化防止剤としてでんぷん質食品に添加するものであるが
、これまでに提案された老化防止剤としては次のような
ものがある。
れ、また老化によって生じる食品の物性変化を防ぐため
の、いわゆる老化防止方法についても種々の方法が提案
されている。その多くは乳化剤や抱水剤などの物質を老
化防止剤としてでんぷん質食品に添加するものであるが
、これまでに提案された老化防止剤としては次のような
ものがある。
(ll糖類 ショ糖、麦芽糖、ぶどう糖果糖
、[I!、デキストリン等 (2)t1アルコール ソルビトール、マルチトール
等 (31Ml 肪酸エステル シフ糖脂肪酸エステル、脂
肪酸エステルモノグリセ リド等 (4)多糖 こんにゃく、ヤマノイモ等(5
) タンパク 大豆タンパク、小麦グルテン等 これらは老化防止剤としてそれぞれ効果を有するもので
はあるが、糖類、糖アルコール、脂肪酸エステル等では
食味を大きく変化させろ欠点があり、また多糖、タンパ
ク等は効果のある食品が限られ、しかも製品ロフトによ
って効果バラツキを生じる欠点がある。
、[I!、デキストリン等 (2)t1アルコール ソルビトール、マルチトール
等 (31Ml 肪酸エステル シフ糖脂肪酸エステル、脂
肪酸エステルモノグリセ リド等 (4)多糖 こんにゃく、ヤマノイモ等(5
) タンパク 大豆タンパク、小麦グルテン等 これらは老化防止剤としてそれぞれ効果を有するもので
はあるが、糖類、糖アルコール、脂肪酸エステル等では
食味を大きく変化させろ欠点があり、また多糖、タンパ
ク等は効果のある食品が限られ、しかも製品ロフトによ
って効果バラツキを生じる欠点がある。
老化防止剤としては以上のほか、a−1β−アミラーゼ
、グルコアミラーゼ等の酸素剤が知られている。
、グルコアミラーゼ等の酸素剤が知られている。
そもそもでんぷん質食品の老化は、加熱調理によって糊
化し、互いに水分子をはさんで膨潤した状態となったで
んぷん中の長鎖α−1,4グルカンが、冷却保存中に再
結合することにより生じる現象であるが、アミラーゼは
との長鎖α−1,4グルカンを分断してその再結合を防
げるので、゛これにより老化を遅延させる効果をあられ
すものである。これら酸素剤は前記のような老化防止剤
と異って、食味に大きな変化をもたらさない利点がある
。
化し、互いに水分子をはさんで膨潤した状態となったで
んぷん中の長鎖α−1,4グルカンが、冷却保存中に再
結合することにより生じる現象であるが、アミラーゼは
との長鎖α−1,4グルカンを分断してその再結合を防
げるので、゛これにより老化を遅延させる効果をあられ
すものである。これら酸素剤は前記のような老化防止剤
と異って、食味に大きな変化をもたらさない利点がある
。
その作用機作は、食品が加熱調理され、でんぷんが糊化
すると同時に、急激に長鎖α−1゜4グルカンを分解す
るものと考えられている。
すると同時に、急激に長鎖α−1゜4グルカンを分解す
るものと考えられている。
糊化する以前の、いわゆる生でんぷんの状態では、この
ような分解は殆どすすまず、また、加熱により品温が上
昇するにつれて酵素剤自体の熱による失活が急速にすす
むので、使用する酵素剤の熱安定性が高い程、加熱調理
中のでんぷんの分解がすすみ、従って老化防止効果も太
きいO この目的に使用される酵素剤としてはα−1β−アミラ
ーゼ、グルコアミラーゼ等があげられるが、α−アミラ
ーゼは老化遅延効果を発現するものの、でんぷん質食品
の骨格をもくずしてしまい、いわゆるブレの現象を起こ
す欠点がある。
ような分解は殆どすすまず、また、加熱により品温が上
昇するにつれて酵素剤自体の熱による失活が急速にすす
むので、使用する酵素剤の熱安定性が高い程、加熱調理
中のでんぷんの分解がすすみ、従って老化防止効果も太
きいO この目的に使用される酵素剤としてはα−1β−アミラ
ーゼ、グルコアミラーゼ等があげられるが、α−アミラ
ーゼは老化遅延効果を発現するものの、でんぷん質食品
の骨格をもくずしてしまい、いわゆるブレの現象を起こ
す欠点がある。
従って、使用にあたり望ましい効果を得るためのコント
ロールが難しく、この点で実用的とはいい難い。
ロールが難しく、この点で実用的とはいい難い。
グルコアミラーゼはa−アミラーゼのようにで八ぶ九質
食品の骨格をくずすことはないが、熱安定性にすぐれた
ものがなり、シかも加熱処理中のでんぷん分解が極めて
わずかであるため、多量の酵素を必要とし、そのうえグ
ルコアミラーゼによる分解で生成したグルコースによっ
て加熱後の食品の着色が顕著であるため、実際に老化防
止剤として利用されることは殆どない。
食品の骨格をくずすことはないが、熱安定性にすぐれた
ものがなり、シかも加熱処理中のでんぷん分解が極めて
わずかであるため、多量の酵素を必要とし、そのうえグ
ルコアミラーゼによる分解で生成したグルコースによっ
て加熱後の食品の着色が顕著であるため、実際に老化防
止剤として利用されることは殆どない。
サラニ市販の食品用グルコアミラーゼの殆どはa−アミ
ラーゼが混在しており、前記のα−アミラーゼ使用によ
る欠点が生ずるため、この点からもグルコアミラーゼは
実用的な老化防止剤とはいえない。
ラーゼが混在しており、前記のα−アミラーゼ使用によ
る欠点が生ずるため、この点からもグルコアミラーゼは
実用的な老化防止剤とはいえない。
これに対し、β−アミラーゼは前記α−アミラーゼ、グ
ルコアミラーゼのような欠点がなく、グルコアミラーゼ
よりも熱安定性にすぐれ、また分解生成するのもマルト
ースであるため、加熱後の食品の着色も少いので酵素剤
としては最もすぐれているといえる。
ルコアミラーゼのような欠点がなく、グルコアミラーゼ
よりも熱安定性にすぐれ、また分解生成するのもマルト
ースであるため、加熱後の食品の着色も少いので酵素剤
としては最もすぐれているといえる。
しかしながら、実際にはβ−アミラーゼを単独で多量に
使用しても限られた老化防止効果しか得られないため、
一般に他の物質と併用されることが多い。(たとえば特
開昭54−493また、老化防止剤として従来使用され
たβ−アミラーゼは大豆起源のものであって、微生物起
源のものを老化防止の目的で用いた例は報告されていな
い。
使用しても限られた老化防止効果しか得られないため、
一般に他の物質と併用されることが多い。(たとえば特
開昭54−493また、老化防止剤として従来使用され
たβ−アミラーゼは大豆起源のものであって、微生物起
源のものを老化防止の目的で用いた例は報告されていな
い。
(発明の解決しようとする問題点)
本発明は細菌の生産するβ−アミラーゼ(以下「細菌由
来β−アミラーゼ」と略称する)が高い熱安定性を有す
るうえ、でんぷんが糊化湯度に達しない時点で著しく高
いでんぷん分解性を有するという、従来の大豆起源のβ
−アミラーゼにはみられない性質をもつことを発見した
ことに基き、乙のβアミラーゼの性質を利用して、でん
ぷん質食品の老化防止効果をいっそう高めることのでき
る方法を提供するものである。
来β−アミラーゼ」と略称する)が高い熱安定性を有す
るうえ、でんぷんが糊化湯度に達しない時点で著しく高
いでんぷん分解性を有するという、従来の大豆起源のβ
−アミラーゼにはみられない性質をもつことを発見した
ことに基き、乙のβアミラーゼの性質を利用して、でん
ぷん質食品の老化防止効果をいっそう高めることのでき
る方法を提供するものである。
(問題を解決するための手段)
本発明者らは、細菌の生産するβ−アミラーゼ(細菌由
来β−アミラーゼ)が高い熱安定性を有すると同時に、
従来の大豆起源のβ−アミラーゼ(以下「大豆β−アミ
ラーゼ」と略称する)にはみられない特異なでんぷん分
解作用をもつことを発見した。
来β−アミラーゼ)が高い熱安定性を有すると同時に、
従来の大豆起源のβ−アミラーゼ(以下「大豆β−アミ
ラーゼ」と略称する)にはみられない特異なでんぷん分
解作用をもつことを発見した。
バチルス属、シュードモナス属、ストレプトマイセス属
等に属する細菌がβ−アミラーゼを生産することは従来
知られていたが、以上のようなβ−アミラーゼの性質に
ついてはこれまで知られていなかったものである。
等に属する細菌がβ−アミラーゼを生産することは従来
知られていたが、以上のようなβ−アミラーゼの性質に
ついてはこれまで知られていなかったものである。
これを具体的な例で示すなら、たとえばバチルス属に属
するバチルス・メガテリウムIFO3003を培養して
得られる培養物を精製したものを大豆β−アミラーゼと
比較すると、第1図に示すように、大豆β−アミラーゼ
では小麦でんぷんの糊化温度である60℃以下では殆ど
でんぷんを分解せず、60℃以上ではじめてでんぷんの
分解がすすむのに対し、細菌由来β−アミラーゼでは糊
化温度(60℃)以下ですでに著しいでんぷん分解能力
(マルトース生成量で表わす)が認められる。
するバチルス・メガテリウムIFO3003を培養して
得られる培養物を精製したものを大豆β−アミラーゼと
比較すると、第1図に示すように、大豆β−アミラーゼ
では小麦でんぷんの糊化温度である60℃以下では殆ど
でんぷんを分解せず、60℃以上ではじめてでんぷんの
分解がすすむのに対し、細菌由来β−アミラーゼでは糊
化温度(60℃)以下ですでに著しいでんぷん分解能力
(マルトース生成量で表わす)が認められる。
また、第2図にみるように、大豆β−アミラーゼは糊化
温度以下においては分解時間を延長しても分解率の上昇
はわずかであるのに対し、細菌由来β−アミラーゼは糊
化温度以下においても分解率は時間とともに顕著な上昇
を示している。そして、糊化温度付近(60℃)で酵素
反応を続けると、でんぷんの分解率は細菌由来β−アミ
ラーゼでは大豆β−アミラーゼの場合よりも極めて大巾
な増加率で上昇することも第2図から認められる。
温度以下においては分解時間を延長しても分解率の上昇
はわずかであるのに対し、細菌由来β−アミラーゼは糊
化温度以下においても分解率は時間とともに顕著な上昇
を示している。そして、糊化温度付近(60℃)で酵素
反応を続けると、でんぷんの分解率は細菌由来β−アミ
ラーゼでは大豆β−アミラーゼの場合よりも極めて大巾
な増加率で上昇することも第2図から認められる。
さらに、第3図に示すように、生でんぷんを常温(30
℃)でブレインキュベートしたのち、酵素を添加して反
応温度を上昇させつつ酵素反応を行ったとき、細菌由来
β−アミラーゼでは大豆β−アミラーゼよりも早くでん
ぷん分解が起こり、温度上昇にともなって大豆アミラー
ゼをはるかに上まわるでんぷん分解率を示すことが認め
られる。
℃)でブレインキュベートしたのち、酵素を添加して反
応温度を上昇させつつ酵素反応を行ったとき、細菌由来
β−アミラーゼでは大豆β−アミラーゼよりも早くでん
ぷん分解が起こり、温度上昇にともなって大豆アミラー
ゼをはるかに上まわるでんぷん分解率を示すことが認め
られる。
これらの試験において、小麦生でんぷん20oIIIg
、pH6,0の500mM酢酸緩衝液1mlに脱イオン
水を加え、所定温度で2分間ブレインキュベートしたの
ち20U/mj酵素液0.5mlを加え、所定温度で反
応させ、生成した還元糖をSomo g y 1−Na
l s o n法で定量し、マルトースとして表わし
た。
、pH6,0の500mM酢酸緩衝液1mlに脱イオン
水を加え、所定温度で2分間ブレインキュベートしたの
ち20U/mj酵素液0.5mlを加え、所定温度で反
応させ、生成した還元糖をSomo g y 1−Na
l s o n法で定量し、マルトースとして表わし
た。
このような細菌由来β−アミラーゼの特異な性質は、こ
こで用いたバチルス・メガテリウムIF03003以外
の細菌、たとえばバチルス・ポリミキサ、バチルス・サ
ーキュランス、バチルス・セレウス等、あるいはシュー
ドモナス属、ストレプトマイセス属に属するβ−アミラ
ーゼ生産菌の生産するβ−アミラーゼのいずれにも認め
られ、従来公知の大豆β−アミラーゼのそれとは異なる
ことが明らかになった。これら細菌由来β−アミラーゼ
の特性は前記小麦でんぷんのみならず、その他のでんぷ
んに対しても同様に発揮されるものである。
こで用いたバチルス・メガテリウムIF03003以外
の細菌、たとえばバチルス・ポリミキサ、バチルス・サ
ーキュランス、バチルス・セレウス等、あるいはシュー
ドモナス属、ストレプトマイセス属に属するβ−アミラ
ーゼ生産菌の生産するβ−アミラーゼのいずれにも認め
られ、従来公知の大豆β−アミラーゼのそれとは異なる
ことが明らかになった。これら細菌由来β−アミラーゼ
の特性は前記小麦でんぷんのみならず、その他のでんぷ
んに対しても同様に発揮されるものである。
以上のように本酵素は糊化開始温度以下の生でんぷんに
作用する能力をもっている。このため、生でんぷんに本
酵素を加えて加熱すると、でんぷんが糊化しない温度域
において酵素が失活せずに酵素反応が進行する。
作用する能力をもっている。このため、生でんぷんに本
酵素を加えて加熱すると、でんぷんが糊化しない温度域
において酵素が失活せずに酵素反応が進行する。
小麦粉中には活性の高いβ−アミラーゼが存在するが、
これは上記のような糊化しないでんぷんへの作用は認め
られない。
これは上記のような糊化しないでんぷんへの作用は認め
られない。
従って本酵素の上記のような作用は、従来からいわれて
いるような、β−アミラーゼはでんぷんの糊化温度以下
では作用しない、糊化点に達するとβ−アミラーゼは熱
により失活するので作用しない、という常識を破るもの
である。
いるような、β−アミラーゼはでんぷんの糊化温度以下
では作用しない、糊化点に達するとβ−アミラーゼは熱
により失活するので作用しない、という常識を破るもの
である。
このようなβ−アミラーゼをでんぷんを含む食品の老化
防止に利用するなら、従来よりもいっそう大きな効果が
期待でき、産業上有利である。
防止に利用するなら、従来よりもいっそう大きな効果が
期待でき、産業上有利である。
本発明は、以上のような細菌由来β−アミラーゼを用い
てでんぷん質食品の老化防止をはかるものである。
てでんぷん質食品の老化防止をはかるものである。
細菌由来β−アミラーゼは、バチルス属、シュードモナ
ス属、ストレプトマイセス属等に属するβ−アミラーゼ
生産菌を常法により培養して得られた培養物、もしくは
これを精製したものを用いる。これらは対象とするでん
ぷん質食品の種類、形態、製法等に応じて適宜原材料中
、あるいは途中の工程で添加して使用される。
ス属、ストレプトマイセス属等に属するβ−アミラーゼ
生産菌を常法により培養して得られた培養物、もしくは
これを精製したものを用いる。これらは対象とするでん
ぷん質食品の種類、形態、製法等に応じて適宜原材料中
、あるいは途中の工程で添加して使用される。
酵素の使用量は食品の種類、希望する効果の程度等によ
り異なるが、原材料中のでんぷんないし穀粉1グラム当
りおよそ0.5単位(U)以上であれば十分である。な
お、1単位とは40℃において1分間に1μモルのマル
トースを生産する酵素量をいい、国際単位である。
り異なるが、原材料中のでんぷんないし穀粉1グラム当
りおよそ0.5単位(U)以上であれば十分である。な
お、1単位とは40℃において1分間に1μモルのマル
トースを生産する酵素量をいい、国際単位である。
細菌由来β−アミラーゼは単独で用いても十分な効果を
泰するが、必要により、他の酵素や糖類、乳化剤等、公
知の老化防止剤の一種またはそれ以上と併用してもよい
。
泰するが、必要により、他の酵素や糖類、乳化剤等、公
知の老化防止剤の一種またはそれ以上と併用してもよい
。
本発明方法によればパン類、団子、うぃろう、絣類、求
肥等の菓子類、およびその他のでんぷん質食品の老化防
止を極めて効果的に行うことができる。
肥等の菓子類、およびその他のでんぷん質食品の老化防
止を極めて効果的に行うことができる。
(実施例)
実施例1
食パンを70%中種法によって作成した。
配合
上級強力粉(昭和産業■製ネオン) 3500gイ
ースト 100gイーストフ
ード 5g水
2000醜I捜上温度
24℃発酵時間
4時間発酵室温度
28℃熟成終点温度 295℃本
捏(β−アミラーゼ添加) 上級小粉粉(tt ) 1500 g砂糖
200gグルコース
100g食塩
100gショートニング
250g脱脂粉乳 100g
混捏内訳 低速2分 高速4分 ↓ ショートニング添加 ↓ 中速2分 高速5分 捏上温度 28℃フロア−タイ
ム20分 ベンチタイム15分焙炉温度 38℃ 焙
炉時間 40分焼成後15℃にて保存し官能試験した。
ースト 100gイーストフ
ード 5g水
2000醜I捜上温度
24℃発酵時間
4時間発酵室温度
28℃熟成終点温度 295℃本
捏(β−アミラーゼ添加) 上級小粉粉(tt ) 1500 g砂糖
200gグルコース
100g食塩
100gショートニング
250g脱脂粉乳 100g
混捏内訳 低速2分 高速4分 ↓ ショートニング添加 ↓ 中速2分 高速5分 捏上温度 28℃フロア−タイ
ム20分 ベンチタイム15分焙炉温度 38℃ 焙
炉時間 40分焼成後15℃にて保存し官能試験した。
(結果)
○評価 ○: 食感良好
X: 食感悪
×X:不可食
実施例2,3,4の評価表示も同じ。
○酵素単位
添加酵素の単位(U)は、国際単位を用いた。
40℃において1分間に1μmolのマルトースを生成
する酵素量を1単位とする。
する酵素量を1単位とする。
実施例2 ういろう
(方法)
梗米粉100重量部、 砂[114重量部水262重
1部に所定量のβ−アミラーゼを加え、捜上後、上記配
合物400gを塩化ビニリデンケーシングチューブにつ
め込み両端を密封後、沸騰水で1時間加熱し、室温で3
0分放置後、冷蔵保存(4℃)した後官能試験を行った
。
1部に所定量のβ−アミラーゼを加え、捜上後、上記配
合物400gを塩化ビニリデンケーシングチューブにつ
め込み両端を密封後、沸騰水で1時間加熱し、室温で3
0分放置後、冷蔵保存(4℃)した後官能試験を行った
。
(結果)
実施例3 うどん
(方法)
麺用小麦粉(昭和産業■製、星空臼)100重量部、食
塩2W量部及び水32重量部に所定量のβ−アミラーゼ
を加え、常法による混捏、成型、ロール圧延を行って得
た厚さ2.5mの麺帯をNo、 10の切刃を用い細切
してうどんの麺線とし、長さ300mmに切断したもの
を沸騰水で25分間ゆで上げ、5℃で保存した後、沸騰
水中で2分間湯洗し、官能試験を行った。
塩2W量部及び水32重量部に所定量のβ−アミラーゼ
を加え、常法による混捏、成型、ロール圧延を行って得
た厚さ2.5mの麺帯をNo、 10の切刃を用い細切
してうどんの麺線とし、長さ300mmに切断したもの
を沸騰水で25分間ゆで上げ、5℃で保存した後、沸騰
水中で2分間湯洗し、官能試験を行った。
(結果)
実施例4 だんご
餅粉100重量部、梗米粉200重量部、馬鈴薯澱粉6
.4重量部、水200重量部に所定量のβ−アミラーゼ
を加え均一に練り、20gずつ分割成型後宮ぺい容器中
で60〜65℃に1時間保持後セイロを用いて20分蒸
煮し、15℃で保存後官能試験を行った。
.4重量部、水200重量部に所定量のβ−アミラーゼ
を加え均一に練り、20gずつ分割成型後宮ぺい容器中
で60〜65℃に1時間保持後セイロを用いて20分蒸
煮し、15℃で保存後官能試験を行った。
(発明の効果)
前記したように、本発明で使用する細菌由来β−アミラ
ーゼはでんぷんの糊化温度以下で顕著なでんぷん分解性
を示し、しかも高い熱安定性を有するので、従来用いら
れてきた大豆β−アミラーゼにくらべてでんぷんの分解
がすすみ、従って大きな老化防止効果が得られる。そし
てでんぶ八を糊化させずに酵素を作用させられるので、
糊化による粘度上昇を避けることができ、食品製造工程
中の材料のとりあつかいが容易となり、酵素反応のコン
トロールもし易くなる。
ーゼはでんぷんの糊化温度以下で顕著なでんぷん分解性
を示し、しかも高い熱安定性を有するので、従来用いら
れてきた大豆β−アミラーゼにくらべてでんぷんの分解
がすすみ、従って大きな老化防止効果が得られる。そし
てでんぶ八を糊化させずに酵素を作用させられるので、
糊化による粘度上昇を避けることができ、食品製造工程
中の材料のとりあつかいが容易となり、酵素反応のコン
トロールもし易くなる。
そのうえ、β−アミラーゼを単独で、しかも従来の大豆
β−アミラーゼの場合よりも少fjk使用することがで
き、極めて経済的である。
β−アミラーゼの場合よりも少fjk使用することがで
き、極めて経済的である。
第1図は酵素反応時間を5分間としたときの各温度にお
ける大豆β−アミラーゼ、細菌由来β−アミラーゼ(バ
チルス・メガテリウム IF03003の生産したもの
、以下同じ)のでんぷん分解性を比較したもの、第2図
は酵素反応時間の経時変化に対する各温度における大豆
β−アミラーゼ、細菌由来β−アミラーゼのでんぷん分
解性の変化を比較したもの、第3図は生でんぷんを室W
x (30℃)より直時的に温度上昇させたときの大豆
β−アミラーゼ、細菌由来β−アミラーゼのでんぷん分
解性を比較したものである。 Temperature (℃) 第1図 ○印は細菌由来β−アミラーゼ ・印(よ大豆β−アミラーゼ (各図共通) (η 細菌由来β−アミラーゼ 大豆β−アミラーゼ第2図 (′82 (点線は昇温曲線) 第3図 手続補正書(自発)(4) 昭和60年12月02日 特許庁長官 宇 賀 道 部 殴1 事件の表示 昭和60年特許願第216096号 2 発明の名称 でんぷん質食品の老化を防止する方法 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 東京都千代田区内神田2丁目2番1号 昭和産業株式会社 4 代理人 東京都港区赤坂2丁目17番54号 パレロワイヤル赤坂1号館919号室 5 補正の対象 (1)明細書の「発明の詳細な説明」欄(2) 代理
人の代理権を証する書面6 補正の内容 ■ 明細書第2頁最下行 「酸素剤」を 「酵素剤」と補正する。 ■ 同第3頁第9行 「酸素剤」を 「酵素剤」と補正する。 ■ 同第11頁第3行 「泰する」を 「奏する」と補正する。 (2)別紙添付のとおり委任状2通を提出する。 7 添付書類の目録 委任状 2通以
上 手続補正書(方式・指令) 昭和61年02月27日 1 事件の表示 昭和60年特許願第216096号 2 発明の名称 でんぷん質食品の老化を防止する方法 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 東京都千代田区内神田2丁目2番1号 岡1)茂孝 カニ、 。 4 代理人 東京都港区赤坂2丁目17番54号 パレロワイヤル赤坂1号館919号室 中島敏法律特許事務所 5 補正指令書の日付 昭和61年01月08日 (発送日 昭和61年01月28日) 6 補正の対象 願書添付の図面 7 補正の内容 別紙添付図面のとおり 以 上
ける大豆β−アミラーゼ、細菌由来β−アミラーゼ(バ
チルス・メガテリウム IF03003の生産したもの
、以下同じ)のでんぷん分解性を比較したもの、第2図
は酵素反応時間の経時変化に対する各温度における大豆
β−アミラーゼ、細菌由来β−アミラーゼのでんぷん分
解性の変化を比較したもの、第3図は生でんぷんを室W
x (30℃)より直時的に温度上昇させたときの大豆
β−アミラーゼ、細菌由来β−アミラーゼのでんぷん分
解性を比較したものである。 Temperature (℃) 第1図 ○印は細菌由来β−アミラーゼ ・印(よ大豆β−アミラーゼ (各図共通) (η 細菌由来β−アミラーゼ 大豆β−アミラーゼ第2図 (′82 (点線は昇温曲線) 第3図 手続補正書(自発)(4) 昭和60年12月02日 特許庁長官 宇 賀 道 部 殴1 事件の表示 昭和60年特許願第216096号 2 発明の名称 でんぷん質食品の老化を防止する方法 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 東京都千代田区内神田2丁目2番1号 昭和産業株式会社 4 代理人 東京都港区赤坂2丁目17番54号 パレロワイヤル赤坂1号館919号室 5 補正の対象 (1)明細書の「発明の詳細な説明」欄(2) 代理
人の代理権を証する書面6 補正の内容 ■ 明細書第2頁最下行 「酸素剤」を 「酵素剤」と補正する。 ■ 同第3頁第9行 「酸素剤」を 「酵素剤」と補正する。 ■ 同第11頁第3行 「泰する」を 「奏する」と補正する。 (2)別紙添付のとおり委任状2通を提出する。 7 添付書類の目録 委任状 2通以
上 手続補正書(方式・指令) 昭和61年02月27日 1 事件の表示 昭和60年特許願第216096号 2 発明の名称 でんぷん質食品の老化を防止する方法 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 東京都千代田区内神田2丁目2番1号 岡1)茂孝 カニ、 。 4 代理人 東京都港区赤坂2丁目17番54号 パレロワイヤル赤坂1号館919号室 中島敏法律特許事務所 5 補正指令書の日付 昭和61年01月08日 (発送日 昭和61年01月28日) 6 補正の対象 願書添付の図面 7 補正の内容 別紙添付図面のとおり 以 上
Claims (1)
- 細菌の生産するβ−アミラーゼを使用することを特徴と
するでんぷん質食品の老化を防止する方法
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP60216096A JPS6279746A (ja) | 1985-10-01 | 1985-10-01 | でんぷん質食品の老化を防止する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60216096A JPS6279746A (ja) | 1985-10-01 | 1985-10-01 | でんぷん質食品の老化を防止する方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6279746A true JPS6279746A (ja) | 1987-04-13 |
Family
ID=16683183
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60216096A Pending JPS6279746A (ja) | 1985-10-01 | 1985-10-01 | でんぷん質食品の老化を防止する方法 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6279746A (ja) |
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