WO1992008173A1 - Program correction method in numerically controlled device - Google Patents

Description

明 細 害

数値制御装置における プロ グラ ム修正方法

技 術 分 野

本発明は、 数値制御装置におけるプロ グラ ム修正方法 に関し、 特に、 読み出し専用メ モ リ に格納された システ 厶 プロ グラ ム の誤りをメ モ リ交換な しに俊正でき るプロ グラ ム修正方法に関する。

従 来 技 術

コ ン ピュ ー タ内蔵式数値制御装置 （以下、 C N C装置 と称する） は、 読み出し専用メ モ リ （ R O M) に格納さ れたシス テ ム プロ グラ ムの援助の下でユーザプロ グラ ム 例えば N C プ ロ グラ ムを実行して、 N C工作機械の作動 を制御するよ う になっている。 R O Mに一旦格納された シス テム プロ グラ ムは害換え不能であるので、 シ ステム プロ グラ ム に誤りがある こ とが発見された場合、 従来は、 誤りのある シ ス テ ム プロ グラ ムを格納した R O Mを修正 済みのシス テ ムプロ グラムを格納した新たな R 0 Mに交 換する必要があった。 そ こ で、 制御機器メ ーカは、 新た な R 0 Mを作成してユーザ向けに送付し或はユーザ先で R O M交換を行っている。 こ の様なサー ビス には多大な 時間， 労力及びコ ス トがかかる。 又、 ユーザにおいても、 R 0 M交換が済むまでは業務に支障を来し、 業務を停止 しなければな らない場合もある。

発 明 の 開 示

本発明の目的は、 読み出し専用メ モ リ に格納されたシ ステ厶プロ グラ ムの誤り を R O M交換な しに俊正できる 数値制御装置におけるプロ グラ ム修正方法を提供するこ と {し め る 。

上述の目的を達成するため、 本発明のプロ グラ ム修正 方法は、 （ a ) 数値制御装置に入力された俊正データを 数値制御装置の不揮発性メ モ リ に予め格納し、 （ b ) 数 値制御装置での初期化処理において、 数値制御装置の読 み出し専用メ モ リ に予め格納されたシス テムプロ グラ ム ¾■ ラ ンダム ア ク セ ス メ モ リ に転送し、 （ c ) ラ ン ダムァ ク セ ス メ モ リ に転送された シス テム プロ グラ ムの修正箇 所に修正デー タを害込み、 （ d 〉 修正データが害き込ま れた シス テム プロ グラ ムを数値制御装置によ り実行する 工程を備える。

上述のよ う に、 本発明のプロ グラ ム修正方法によれば、 数値制御装置での初斯化処理において、 読み出し専用メ モ リ に予め格納したシ ス テムプ ロ グラ ムをラ ンダムァク セ ス メ モ リ に転送する と共に不揮発性メ モ リ に予め格納 した修正デー タをシス テムプロ グラ ムの修正箇所に害込 むよ う に したので、 修正データが書き込まれたシ ステム プロ グラ ムを実行するこ とによ り、 読み出し専用メ モ リ に交換する こ とな しに、 シス テ ム プロ グラ ムの誤りを修 正できる。 従って、 新たな読み出し専用メ モ リ の作成， 交換等のための時間， 労力及びコ ス トを削減でき る。

図 面 の 簡 単 な 説 明

第 1 図は、 本発明の一実施例によるプロ グラ ム修正方 法を実施するための C N C装置を示すプロ ッ ク図、 第 2 図は、 C N C装置の要部の機能ブロ ッ ク図、 及び 第 3 図は、 シ ス テ ムプロ グラ ムの修正手順を示すフロ 一チ ヤ一 トである。

' 発明を実施するための最良の形態

第 1 図に示すよ う に、 C N C装置 1 0 は、 基本ュニッ ト 2 0及び拡張ュニ ッ ト 3 0 を備え、 入出力回路 4 1， サー ボア ンプ 4 2〜4 4 , ス ピ ン ドルア ンプ等 （図示略） を介して、 制御対象例えば N C工作機械の、 強電盤或は 操作盤を含む機械制御回路 5 1 ， サ―ボモータ 5 2〜5 4， ス ピ ン ドルモータ等 （図示略） の作動を制御するよ う になつてい る。

基本ユニ ッ ト 2 0 は、 C N C装置の基本機能を制御す るためのプロ セ ッ サ （ C P U ) 2 1 と、 シス テ ム プログ ラ ムを含むオ ペ レー テ ィ ン グ シ ス テ ム， シス テムプログ ラ ム の系列等を格納した R O M 2 2 と、 シス テム プログ ラ ムを格納するための D R A M (ダイ ナ ミ ッ ク R AM) 2 3 と、 例えばバッ テ リ 4 0 でバッ ク ア ッ プされた S R A M (スタテ ィ ッ ク R A M) か らなり N Cパラ メ 一夕， 加工用プロ グラム'等の各種デー タ と シス テム プロ グラ ム の倏正に用いる修正データ とを格納するための不揮発性 メ モ リ 2 4 とを有している。 更に、 基本ュニ ッ ト 2 0 は、 C R T或は液晶表示装置等からなる表示装置 2 5 と、 表 示装置 2 5 で用いられる ビデオデータを格納するための ビデオ R A M 2 6 と、 修正デー タ等を手動入力するため の操作キー 2 7 とを含んでいる。

拡張ユニ ッ ト 3 0 は、 ラダー形式で作成された内蔵の シー ケ ン ス プ ロ グラ ム に従って N C工作機械の作動を入 出力回路 4 1 を介してシー ケ ン ス制御するためのブログ ラ マブル ' マ シ ン ' コ ン ト ロ ー ラ （ P M C ) 3 1 と、 C P U 2 1 の制御下でサーボアンプ 4 2〜 4 4を介してサ ーボモータ 5 2〜 5 4 を駆動制御するための軸制御回路 3 2〜 3 4 とを有している。 参照符号 3 5， 3 6 は、 拡 張ュニ ツ ト 3 0 に設けたス ロ ッ ト に挿入され通信制御回 路等と して機能する プ リ ン ト板を示す。

以下、 第 2 図及び第 3図を参照して、 C N C装置 1 0 による シス テ ムプロ グラム修正手順を説明する。

R 0 M 2 2 に格納済みのシス テムプロ グラ ム に誤りが ある こ とを発見した場合、 オペ レータは、 操作キー 2 7 を操作して、 誤り のある シス テ ム プロ グラ ムに対応する プロ グラム番号を入力 し、 次いで、 シス テ ムプロ グラム の最初の訂正箇所に対応する シ ス テムプロ グラ厶 のシ一 ケ ンス番号と正しいプロ グラ ム文とからなる最初の修正 データを手動入力する。 修正データの入力に応じて、 C P U 2 1 の制御下で、 入力された修正データが S RAM

2 4 の修正データ記億領域に転送， 格納される。 その後, 修正データが入力される毎に、 修正データが S R AM 2

4 に同様に格納される。

S R AM 2 4への修正データ の格納後において、 N C 工作機械を運転すべく C N C装置 1 0 の電源を投入する と （第 3 図のス テ ッ プ S I ) 、 C P U 2 1 は、 シ ステム プロ グラ ム を含むオペ レー テ ィ ン グ シス テムを R OM 2 2から読み出 して初期化処理を実行する。 こ の初期化処 理において、 第 2図に示すよ う に、 C P U 2 1 は、 R O M 2 2 から読み出した シス テム プロ グラ ム Pを D R AM 2 3 に転送する （ ス テ ッ プ S 2 ) 。 次に、 C P U 2 1 は、 S R A M 2 4 の修正データ記億領域の記億内容を参照し て、 シス テ ム プロ グラ ム Pに対応する プロ グラ ム番号が 記述されているか否かを判別して、 S R A M 2 4 内にシ ス テム プロ グ ラ ム Pの修正に用いる修正データ S が格納 されているか否かを判別する （ステ ッ プ S 3 ) 。

S R A M 2 4内に修正データ Sが格納されていると判 別する と、 C P U 2 1 は、 最初の修正データ S を S RA M 2 4 から読み出し、 こ の條正デ一夕 S に含まれている シー ケ ン ス番号を判別し、 次いで、 こ の シー ケ ン ス番号 に対応する シ ス テム プロ グラ ム の修正箇所に記述された 誤りのあるプロ グラム文に代えて、 修正データ S に含ま れている正しいプロ グラ ム文を害き込む。 その後、 C P U 2 1 は、 修正データ S を読み出す度に同様の処理を実 行し、 こ れに よ り、 D R A M 2 3 に転送された シ ステム プロ グラ ム p の修正箇所の各々 にこれに対応する修正デ 一 夕 S が害き 込ま れる （ ス テ ッ プ S 4 ) 0

修正データ S の書込みを終了 し、 或は、 ス テ ッ プ S 3 において S R A M 2 4 内に修正データ S が格納されてい ないと判別する と、 C P U 2 1 は、 D R A M 2 3 内に格 納されている シス テム プロ グラ ム Pを実行し、 これによ り、 C N C装置 1 0 の運転が行われる。 即ち、 誤りのあ る シス テムプ ロ グラ ム Pを修正するための俊正データ S が S R A M 2 4內に記憧されている場合には、 上述のよ う にしてシス テムプログラム Pが自動的に修正される。 従って、 シス テ ムプロ グラ ム P に誤りがあっても、 操作 キー 2 7 を介して修正データ S を入力するだけで、 R O M 2 2 を交換しな く と も、 誤り のないシ ス テ ムプログラ ム に従って C N C装置 1 0 の運転を行える。

上記実施例では、 俊正データ S を操作キー 2 7 を介し て C N C装置 1 0 に手動入力したが、 修正データ Sが多 い場合は、 修正データ S を紙テープに一旦パ ンチ し、 紙 テープリ ーダ及び入力回路 （共に図示略） を介して S R A M 2 4 に格納するよ う に して も良い。

Claims

請 求 の 範 囲

. ( a ) 数値制御装置に入力された修正データ を前記 数値制御装置の不揮発性メ モ リ に予め格納し、

( b ) 前記数値制御装置での初期化処理において、 前記数値制御装置の読み出し専用メ モ リ に予め格納さ れた シ ス テ ム プロ グ ラ ムを ラ ンダム ア ク セ ス メ モ リ に 転送し、

( c ) 前記ラ ンダム ア ク セ ス メ モ リ に転送された前 記シス テム プロ グラ ム の修正箇所に修正データ を書込 み、

( d ) 前記修正データが害き込まれた前記シ ステム プロ グラ ムを前記数値制御装置によ り実行する、 数値 制御装置におけるプロ グラ ム修正方法。

. 前記修正データを前記数値制御装置のデ-タ入力用 操作丰ー を介して前記数値制御装置に手動入力する請 求の範囲第 1 項記載のプロ グ ラ ム修正方法。

. 前記修正データをテープリ ーダを介して前記数値制 御装置に入力する請求の範囲第 1 項記載のプ α グラ ム 修正方法。