WO1999008664A1 - Support pour timbres transdermiques et timbres dotes d'un tel support - Google Patents

Description

明 細 書 貼付剤用支持具及び該支持具を具備した貼付剤 技術分野

本発明は、 外用消炎鎮痛剤等の貼付剤を患部に貼付する際に用いる支持具及び その支持具を具備した貼付剤に関する。 背景技術

外用消炎鎮痛剤等の貼付剤は、 基材と、 該基材の一方の面に設けられた膏体等 から成り、 膏体等には、 例えば、 消炎鎮痛剤等の経皮適用可能な薬効成分を含ま せてある。 また、 通常、 使用するまでの間膏体等が設けられた粘着面の汚れや乾 燥を防ぐために、 粘着面を保護用フィルム等で被覆している。

かかる貼付剤は、 患者又は第三者が、 膏体等が設けられた粘着面から保護用フ ィルム等を剥がした上で、 粘着面側が患部に付着するように貼付して用いる。 かかる貼付剤においては、 近年、 患部への付着性を向上させるために膏体等の 重量を減らすと共に、 貼付後の感触を良くするために柔らかく且つ薄い基材を用 いたものが主流となっている。

このような貼付剤は、 柔らかい基材を用いているため、 貼付後も良好な感触が 得られ、 特に、 患部が凹凸を呈したり、 湾曲部である場合にも貼付し易く充分に 密着性が得られること、 関節部位等に貼付した場合にも、 関節等の屈伸を妨げな いこと等の利点がある。

しかしながら、 反面、 基材が柔らかく且つ薄いことから不都合もある。

即ち、 使用段階において、 上述した粘着面から保護用フィルム等を剥がす際に、 基材がぐにやぐにやしてしまうことから、 粘着面同士がく つついてしまうという 問題が生じ易い。 また、 特に、 患者が自分で患部に貼付する場合に、 保護用フィ ルム等を剥がしてから、 手の届きにくい肩や背中、 腰等の患部に貼る際に、 貼付 剤を持ちにく く、 更に粘着面同士がく つっき易いという問題を避けられない。 本発明の第 1の目的は、 柔らかな基材を備える貼付剤であっても、 粘着面同士 がくつつくのを防止することができ、 肩、 背中、 腰等の患部にも貼付し易くする 貼付剤用支持具を提供することにある。

本発明の第 2の目的は、 柔らかな基材を備える貼付剤としての上述した利点を 生かしつつ、 粘着面同士がくつつく ことが無く、 肩、 背中、 腰等の患部にも患者 が自ら貼付し易い貼付剤を提供することにある。 発明の開示

本発明では、 上記第 1の目的を達成するため、 貼付剤を貼付する際に、 支持具 により貼付剤の基材に一時的に剛性を持たせて、 粘着面同士がく つつくのを防止 するようにしている。

即ち、 本発明の一態様によれば、 柔軟性を有する基材を備えた貼付剤を患部に 貼付する際に、 該貼付剤の前記基材を支持するために一時的に使用する支持具で あって、 前記基材の非貼付側に貼り合される支持部材と、 該支持部材に設けられ たベルト部とを有し、 前記支持部材は、 前記基材と貼り合されたときに該基材の 平面性を維持し得る大きさと剛性とを備え、 貼付剤の粘着面の粘着力より低い付 着力を有する付着手段により前記基材の非貼付側に貼り合されることを特徵とす る貼付剤用支持具が得られる。

また、 前記支持部材は、 前記基材と略同じ大きさのシート状に形成され、 前記 付着手段は、 シート状の支持部材の一方の面に設けられ、 前記貼付剤の粘着面の 粘着力より低い粘性を有する他の粘着面により構成することが可能である。 更に、 前記ベルト部は、 前記支持部材の他方の面に設けられ、 手の指を挿入し 得る筒状部又は袋状部により構成することができる。

尚、 前記他の粘着面は剥離紙により被覆して保護するのが好適である。

また、 前記支持部材は、 綿布、 再生セルロース布、 化学繊維布、 不織布等の布 類、 和紙、 クラフ ト紙等の紙類、 硬質塩化ビニル、 ポリプロピレン、 ポリエチレ ン、 ポリエステル、 ポリアミ ド、 ポリ力一ボネイ ト、 及びこれらの共重合体、 セ 口ファン等のプラスチックフィルム、 金属薄片、 又はこれらの積層体から構成し 得る。

以上に加えて、 本発明では、 上記第 2の目的を達成するため、 予め前記ベルト 部を含む支持部材を基材における粘着面と反対側の面に貼り合せてなる貼付剤を 構成し、 貼付剤を貼付した後は、 前記ベル卜部を含む支持部材を前記基材から剥 がして、 前記基材と薬効成分のみを用いるようにしている。

即ち、 本発明の他の態様によれば、 柔軟性を有する基材と、 該基材に含ませた 薬効成分とを備え、 前記基材に設けられた粘着面により患部に貼付される貼付剤 であって、 前記基材の非貼付側に貼り合された支持部材と、 該支持部材に設けら れたベル卜部とを有し、 前記支持部材は、 前記基材の平面性を維持し得る大きさ と剛性とを備え、 前記基材の粘着面の粘着力より低い付着力を有する付着手段に より該基材の非貼付側に貼り合されており、 前記貼付剤が患部に貼付された後は、 前記ベルト部を含む支持部材が前記基材から剥がされ、 前記基材と薬効成分とが 用いられることを特徴とする貼付剤が得られる。

また、 前記支持部材は前記基材と略同じ大きさのシート状に形成され、 前記付 着手段は、 シート状の支持部材の一方の面に設けられ、 前記基材の粘着面の粘着 力より低い粘性を有する他の粘着面により構成し得る。

更に、 前記ベル卜部は、 前記支持部材の他方の面に設けられ、 手の指を揷入し 得る筒伏部又は袋伏部により構成することが可能である。

尚、 前記支持部材は、 綿布、 再生セルロース布、 化学繊維布、 不織布等の布類、 和紙、 クラフ ト紙等の紙類、 硬質塩化ビュル、 ポリプロピレン、 ポリエチレン、 ポリエステル、 ポリアミ ド、 ポリカーボネィ ト、 及びこれらの共重合体、 セロフ アン等のプラスチックフィルム、 金属薄片、 又はこれらの積層体から構成するこ とができる。

図面の簡単な説明

図 1は、 本発明の第 1の実施例に係る貼付剤用支持具を、 その剥離紙を一部剥 離した状態の粘着面側からみた斜視図であり、

図 2は、 図 1に示した貼付剤用支持具を、 粘着面と反対側の面からみた斜視図 であり、

図 3は、 図 1に示した貼付剤用支持具を貼付剤と貼り合わせた状態の斜視図で あり、

図 4は、 図 3に示したように貼付剤用支持具を貼り合わせた貼付剤を患部に貼 付する状態を示す斜視図であり、

図 5は、 本発明の第 2の実施例に係る貼付剤の斜視図である。 発明を実施するための最良の形態

本発明をより詳細に説述するために、 添付の図面に従ってこれを説明する。 まず、 図 1乃至図 4を参照して、 本発明の第 1の実施例に係る貼付剤用支持具 について説明する。 尚、 本実施例の貼付剤用支持具 1は、 上述した従来例と同様 の、 柔らかく且つ薄い基材を用いた貼付剤と共に用いられる。

図 1は、 支持具から剥離紙を一部剥離した状態を支持具の粘着面側からみた斜 視図であり、 図 2は、 同じく支持具を粘着面と反対側の面からみた斜視図である。 また、 図 3は、 支持具を貼付剤に貼り合わせた状態の斜視図であり、 図 4は、 支 持具を貼り合わせた貼付剤を患部に貼付する状態の斜視図である。

図 1乃至図 4に示すように、 本実施例に係る貼付剤用支持具 1は、 その片面に 粘着面 3を有する支持部材 2と、 支持部材 2の粘着面 3と反対側の面に設けられ たベルト部 4と、 支持部材 2の粘着面 3に貼付された剥離紙 5 , 5を有している。 支持部材 2は、 綿布、 再生セルロース布、 化学繊維布、 不織布等の布類、 和紙、 クラフ 卜紙等の紙類、 硬質塩化ビニル、 ポリプロピレン、 ポリェチレン、 ポリェ ステル、 ポリアミ ド、 ポリカ一ボネィ ト、 及びこれらの共重合体又はセロファン 等のプラスチックフィルム等からなり、 適度の剛性を備えている。 尚、 かかる剛 性を付与するために、 紙類、 布類、 フィルム類等これら各種材料の積層体により 支持部材 2を形成しても良い。 更に、 支持部材 2を金属薄片により形成して剛性 を得ることも考えられる。 本発明では、 この支持部材の材料や大きさ ·形状を特 に限定するものではない。 即ち、 支持部材はどのような形状のものであっても良 いが、 要は、 基材と貼り合されたときに該基材の平面性を維持し得る程度の大き さと剛性とを備えていれば良い。 本実施例のように、 基材と略同一の形状及び大 きさを備えていれば、 基材を十分に支持し易く、 製造も容易で使い勝手も良いの で好適である。 尚、 支持部材の剛性は、 例えば、 貼付剤が肩、 腰などの湾曲部位 に貼付される時に、 当該湾曲部位の形状に対応して基材が湾曲するのを妨げるも のではない。 即ち、 支持部材の剛性は、 基材の粘着面同士がく つつかないように 基材がぐにやぐにやしてしまうのを防止し得る程度に基材の平面性を維持し得れ ば足りる。

粘着面 3は、 貼付剤の粘着面の粘度より低い粘性を有している。 尚、 支持部材 2は、 貼付剤を患部に貼付けた後に、 貼付剤 （基材） の粘着面を患部から剥がす ことなく、 基材と分離される必要がある。 本発明では、 支持部材を基材と貼り合 せる方法を限定するものではなく、 要は、 貼付剤 （基材） の粘着面の粘着力より 低い付着力を有する付着手段により基材の非貼付側に貼り合されていれば良い。 従って、 例えば、 粘着面 3を設けずに、 使用時に両面テープを用いて固定する等 により、 支持部材 2を基材と貼り合せても良い。 しかしながら、 本実施例では、 支持部材 2に、 予め貼付剤 （基材） の粘着面の粘度より低い粘性を有する粘着剤 により粘着面 3を形成した上で、 剥離紙 5で被覆しておき、 使用時に剥離紙 5を 剥がして粘着面 3と基材 9とを貼り合せるようにしている。 このようにすれば、 貼付剤の製造時に粘度の異なる 2つの粘着面を一環して製造可能であり、 また、 支持部材による基材の支持も安定するので好適である。

ベルト部 4は、 支持部材 2を使用者の手の指等に装着するためのものであり、 本発明では、 このベルト部の材料や大きさ ·形状も特に限定するものではない。 即ち、 ベルト部はどのような大きさ ·形状のものであっても良く、 特に支持部材 と別体に形成することなく、 例えば、 手の指等を揷入できるように適宜、 切り込 みを入れて用いることも可能である。 尚、 本実施形態では、 支持部材 2の粘着面 3と反対側の面に支持部材 2と略同形同大の帯状シートを添え、 該帯状シ一卜の 両端辺部を接着することによってベルト部 4を筒状に構成した。 これにより、 支 持部材ひいては基材の平面性を略維持したまま、 支持部材 2と筒状のベルト部 4 の間に手の指等を揷入し貼付剤を容易且つ安定して貼付することができる。 尚、 該帯状シー卜の素材としては、 布、 紙、 不織布、 ポリマーフィルム等を用いるこ とができるが、 本実施形態では、 透明のポリマーフィルムを用いた。

剥離紙 5は、 使用するまでの間、 支持部材 2の粘着面 3を被覆し、 粘着面 3の 汚れや乾燥を防ぐものである。 尚、 6は柔らかく且つ薄い基材を用いた貼付剤、 7は貼付剤 6の粘着面を被覆する保護用フィルムを示す。

本実施例の貼付剤用支持具 1においては、 粘着面 3の粘度は、 貼付剤 6の粘着 面の粘度より小さくする必要があるが、 この粘度値には特段の定めはなく、 この 技術分野で一般に使用されている材料の中から適宜に選択すればよい。

尚、 粘着面を形成するための粘着剤としては、 アクリル系、 酢酸ビニル系、 ポ リビニルアルコール系、 塩化ビニル系、 ポリアミ ド系、 ポリエチレン系、 セル口 —ス系接着剤、 ゼラチン等を用いることが可能である。

さて、 本実施例の貼付剤用支持具 1の使用方法について説明する。

貼付剤用支持具 1を用いるには、 先ず、 図 1及び図 2に示すように、 貼付剤用 支持具 1から剥離紙 5 , 5を剥がして粘着面 3を露出させる。 尚、 剥離紙 5， 5 は、 貼付剤用支持具 1から完全に剥がし、 粘着面 3の全面を露出させるのが好ま しい。 後述するように、 貼付剤用支持具 1を再度使用するのでない限り、 剥離紙 5， 5は、 剥がした後、 捨ててしまっても構わない。

次いで、 貼付剤用支持具 1の粘着面 3を貼付剤 6の粘着面と反対側の面に貼り 合わせる。 これにより、 図 3に示すように、 貼付剤用支持具 1と一体となった貼 付剤 6が得られる。

続いて、 図 4に示すように、 支持部材 2とベルト部 4の間に、 例えば手の指を 入れ、 この状態、 即ち、 貼付剤用支持具 1を介して貼付剤 6を使用者の手の指等 に支持した状態で、 図 3に示した貼付剤 6の保護用フィルム 7を剥がして貼付剤 6の粘着面を露出させた後、 所望の患部に貼付剤 6を貼付する。

最後に、 患部に貼付された貼付剤 6から貼付剤用支持具 1をゆつく りと剥がす。 尚、 貼付剤 6から剥がした貼付剤用支持具 1は、 粘着面 3に再び剥離紙 5， 5 を貼る等して保存しておき、 他の貼付剤 6を貼付する際に、 再び使用することも 可能であるが、 薬剤を対象とするものであるから、 衛生上、 使い捨てとするのが 望ましい。

また、 本実施例では、 貼付剤 6の大きさと略同じ大きさに形成した貼付剤用支 持具 1をそのまま用いたが、 例えば、 患部によって貼付剤 6を小さく切断して使 用する場合等には、 これに合わせて貼付剤用支持具 1も切断して使ってもよい。 ここで、 本実施例に係る貼付剤用支持具の製造方法について、 その一例を説明 しておく。

貼付剤用支持具 1を製造するには、 まず、 支持部材に貼付剤 6の粘着面の粘度 より小さい粘度の粘着剤を塗布すると同時に、 剥離紙を形成するためのフィルム を貼り合わせる。

次に、 フィルムを貼り合わせた支持部材を乾燥炉に通す。

更に、 こうしてできあがった中間製品を熟成後、 ベルト部を形成するためのフ イルムを載せ、 その両端をヒートシールする。

そして、 ベルト部の完成後、 剥離紙を真中から 2つに分けるためのスリツ トゃ ベルト部へのカツ トを必要に応じて加えればよい。

次に、 図 5を参照して、 本発明の第 2の実施例に係る貼付剤について説明する。 図 5に示すように、 本実施例に係る貼付剤 8は、 予め、 基材 9における粘着面 (図示せず） と反対側の面に、 前述した第 1の実施例の支持具におけるのと略同 様の構成の支持部材及びベル卜部を具備してなるものである。 尚、 本実施例の貼 付剤 8は、 前述した第 1の実施例の支持具における剥離紙 5， 5に相当するもの は備えていない。

即ち、 本実施例の貼付剤 8は、 上述した従来例及び第 1の実施例におけるのと 同様に、 柔らかく且つ薄く形成された基材 9と、 基材 9に塗布された膏体 （図示 せず） とを有し、 膏体には、 消炎鎮痛等の薬効成分を含ませてある。 また、 使用 するまでの間膏体が塗布された粘着面の汚れや乾燥を防ぐために、 粘着面を被覆 する保護用フィルム 1 0を備えている。 本実施例の貼付剤 8は、 更に、 基材 9の 粘着面と反対側の面に装着された支持部材 1 2と、 支持部材 1 2の該貼り合せ面 と反対側の面に設けられたベルト部 1 3を有している。

支持部材 1 2は、 上述した第 1の実施例における支持部材 2と同様の素材から 成り、 適度の剛性を備えている。 また、 支持部材 1 2は、 基材 9と略同じ大きさ に形成され、 基材 9の粘着面と反対側の面に装着されている。 尚、 支持部材 1 2 は、 貼付剤 8を患部に貼付けた後に、 基材 9の粘着面を患部から剥がすことなく、 基材 9と分離される必要がある。 本発明では、 支持部材を基材と貼り合せる方法 を限定するものではなく、 要は、 貼付剤 （基材） の粘着面の粘着力より低い付着 力を有する付着手段により基材の非貼付側に貼り合されていれば良い。 従って、 例えば、 粘着剤を用いず、 単に複数箇所をクリップ等で固定することにより、 支 持部材を基材と貼り合せても良い。 しかしながら、 本実施例の貼付剤 8では、 支 持部材 1 2を、 基材 9の上述した粘着面、 即ち貼付剤の粘着面、 の粘度より低い 粘性を有する粘着剤により基材 9と貼り合せている。 このようにすれば、 貼付剤 の製造時に粘度の異なる 2つの粘着面を一環して製造可能であり、 また、 支持部 材による基材の支持も安定するので好適であろう。

ベル卜部 1 3は、 第 1の実施例におけるベルト部 4と同様の機能を奏するもの であり、 本実施例では、 支持部材 1 2の基材 9と貼り合せた面と反対側の面に支 持部材 1 2と略同形同大の帯状シ一卜を添え、 該帯状シー卜の三方の辺部を接着 することにより、 袋伏に構成されている。

さて、 本実施例の貼付剤 8は、 基材 9の粘着面から保護用フィルム 1 0を剥が した後、 袋状のベルト部 1 3に、 その開口側から手の指等を揷入して、 そのまま 所望の患部に貼付剤 8を位置決めした上で、 貼り付ければ良い。 尚、 貼り付けた 後で支持部材 1 2を基材 9からゆつく りと剥がして分離するのは、 上述した第 1 の実施例におけるのと同様である。 以上、 本発明を特定の実施例に関して述べたが、 本発明を他の様々な実施形態 に関して適用することは、 当業者にとって容易に可能である。

例えば、 上述した第 1及び第 2の実施例では、 外用消炎鎮痛剤としての貼付剤 を患部に貼付する際に用いる支持具及びその支持具を含んだ貼付剤について述べ ナこ。

しかしながら、 本発明は、 消炎鎮痛剤以外にも、 解熱消炎鎮痛剤、 ステロイ ド 系抗炎症剤、 血管拡張剤、 高血圧 ·不整脈用剤、 血圧降下剤、 鎮咳 ·去痰剤、 抗 腫瘍剤、 局所麻酔剤、 ホルモン剤、 喘息 ·鼻アレルギー治療剤、 抗ヒスタミン剤、 抗凝血剤、 鎮痙剤、 脳循環 ·代謝改善剤、 抗うつ ·抗不安剤、 ビタミ ン D製剤、 血糖降下剤、 抗潰瘍剤、 睡眠剤、 抗生物質、 ァドレナリン作動性気管支拡張剤、 麻薬鎮痛剤、 利尿剤、 鎮静剤、 抗真菌剤、 殺菌剤、 カルシウム拮抗剤、 抗パーキ ンソン剤、 抗コリン剤、 肩凝り治療薬、 筋肉痛治療薬、 腰痛治療薬、 止冩薬、 褥 瘡用薬剤や皮膚潰瘍の治療剤、 冷感性皮膚刺激性薬物、 温感性皮膚刺激性薬物、 有害紫外線吸収剤など、 経皮吸収可能な医薬の薬効成分を含ませた他の多くの貼 付剤に関しても適用し得る。

特に、 薬が胃腸を通過しないことから非ステロイ ド性消炎鎮痛剤の副作用であ る胃腸障害の心配が無くなる。 又、 糖尿病薬であるインシユリンは、 現在注射剤 しかないが、 貼付剤型を開発することで、 患者は注射時の痛みから解放されるだ けでなく、 操作の簡便性や利便性の恩恵にも浴することができる。

また、 用途は問わず、 貼付試験 ひ、 °ツチテス卜） 、 患部の止血、 消毒、 保護等 の目的で皮膚上に直接添付する医療用又は医療捕助用の絆創膏、 及び局所又は循 環器系への薬物投与の目的で皮膚に添付するパップ剤等、 更に、 動物組織或いは 植物、 生薬の抽出物を保湿成分等として含有させた美容を目的とする皮膚の手入 用シートを背中、 肩等のシミ取りや吹出物、 二キビ、 魚の目、 たこ類の除去に用 いる場合、 脱毛用の粘着剤が塗布された脱毛テープ、 創傷被覆材、 サージカルテ ープ等に広く適用される。

即ち、 本発明は、 柔軟性を有する基材と治療用薬剤を混入させた接着 （粘着） 剤層を備え、 皮膚等に貼付されるものであれば、 貼付剤という名称の使用如何に 拘らず、 広く適用可能である。 例えば、 テープの接着剤部分に、 狭心症やうつ血 性心不全の治療薬としての二卜ログリセリン溶液を含む感圧性テープ等にも適用 できる。 また、 高分子マトリックス中に S遮断剤を含有させ、 マトリックス自体 には皮膚粘着力はなく、 粘着テープによりマトリックス中の /8遮断剤を皮膚に密 封投与するパッチ剤等にも適用し得る。 これらの場合には、 テープそのものが柔 軟性を有する基材に該当する。 また、 柔軟性を有する基材に担持された接着剤層 に局所麻酔薬としての塩酸リ ドカイン溶液を含有させた経皮吸収麻酔剤等にも適 用される。 更に、 経皮吸収用プラスターシートのみならず、 防水用フィルム、 創 傷被覆用通気性シ一ト等、 いわゆる ドレツシングシー卜等にも適用される。 また、 上述した第 1及び第 2の実施例では、 支持部材とベルト部との間に数本 の指を揷入して貼付する比較的大型の貼付剤について述べたが、 後述する請求の 範囲の第 1項から明らかなように、 本発明は、 例えば、 抗真菌剤等を混入させた 感圧性接着剤層が薄層状に設けられた治療用接着テープ若しくはシートを、 水虫 治療の目的で足の指等に貼付する等、 より小型の貼付剤にも適用されるのは勿論 である。

一方、 やはり上記請求の範囲の第 1項から理解されるように、 柔軟性を有する 基材を備え患部に貼付されるものであれば、 例えば、 キチンを利用した熱傷、 外 傷、 採皮創等の創傷の治療用乃至保護用のテープを含むのみならず、 基材に薬剤 を全く含まない単なるガーゼを貼り付けた患部保護用の接着テープ若しくはシー 卜のような貼付剤にも適用可能である。 また、 基材に磁石 （磁性体） を貼り付け た肩こり等の軽減を目的とするパップ剤等にも適用されるのは勿論である。 上述したように、 本発明は、 経皮吸収可能な医薬の薬効成分を含ませた多くの 貼付剤に関して適用し得るが、 解熱消炎鎮痛剤の例としては、 インドメタシン、 ジクロフエナックナトリウム、 サリチル酸メチル、 サリチル酸モノグリコール、 アスピリ ン、 ァセ 卜ァミ ノフェン、 イブプロフェン、 スリンダック、 ナプロキセ ン、 ケトプロフェン、 フルフエナム酸、 イブフエナック、 フェンプフェン、 アル クロフエナック、 フヱニルブタゾン、 メフエナム酸、 ベンダザック、 ピロキシカ ム、 フルルビプロフェン、 ペンタゾシン、 塩酸ブプレノルフィ ン、 酒石酸ブトル ファノールなどの非ステロイ ド系抗炎症剤が挙げられる。

ステロイ ド系抗炎症剤の例としては、 ヒ ドロコルチゾン、 プレドニゾロン、 フ ルオシノロンァセ卜ニド、 フルドロキシコルチド、 メチルプレドニゾロン、 酢酸 ヒ ドロコルチゾン、 トリアムシノロンァセ卜二ド、 デキサメ夕ゾン、 酢酸ベタメ サゾン、 吉草酸ジフルコルトロン、 プロピオン酸クロべ夕ゾール、 フルオシノニ ドなどが挙げられる。

血管拡張剤の例としては、 ジルチアゼム、 ベラパミル、 四硝酸ペンタエリスリ ト一ル、 ジピリダモール、 硝酸ィソソルビド、 二フエジピン、 ニトログリセリン などが挙げられる。

高血圧 ·不整脈用剤としては、 ブプラノロ一ル、 プロパノロール、 ァテノロ一 ル、 ピンドロール、 硫酸キニジン、 アジマリン、 塩酸アルプレノロール、 酒石酸 メ 卜プロロール、 ナドロール、 マレイン酸チモロール、 ジソピラミ ドなどが例示 される。

血圧降下剤の例としては、 塩酸クロ二ジン、 カプトプリル、 塩酸プラゾシン、 硫酸ペンプ卜ロール、 酢酸グアナべンズ、 塩酸グアンファシン、 塩酸ブナゾシン、 マレイン酸ェラナプリル、 塩酸ァロチノロール、 塩酸ブニトロロールなどが挙げ られる。

鎮咳去痰剤の例としては、 塩酸プロ力テロール、 硫酸テルブタリン、 臭化水素 酸フエノテロール、 塩酸ッロブテロール、 塩酸アンプロキソール、 塩酸ピルブテ ロール、 塩酸マブテロール、 塩酸クレンブテロール、 塩酸トリメ トキノール、 フ マル酸フオルモテロールなどが挙げられる。

抗腫瘍剤としては、 5—フルォロウラシル、 1— ( 2—テ卜ラヒ ドロフリル） 一 5—フルォロウラシル、 マイ トマィシン Cなどが例示される。

局所麻酔剤としては、 ベンゾカイン、 プロ力イン、 リ ドカイン、 テトラカイン などが例示される。 ホルモン剤の例としては、 エス卜ロゲン、 エストラジオール、 テストステロン、 プロゲステロンなどのステロイ ドホルモン類や、 ィンスリンなどのぺプチドホル モン類、 プロスタグランディ ンなどが挙げられる。

喘息 ·鼻アレルギー治療剤としては、 フマル酸ケ卜チフヱン、 塩酸ァゼラスチ ン、 クロモグリク酸ナ卜リゥムなどが例示される。

抗ヒスタミ ン剤としては、 塩酸シクロへプタジン、 塩酸ジフェンヒ ドラミ ン、 フェンベンザミ ン、 メキタジンなどが例示される。

抗凝血剤の例としては、 へパリンなどが挙げられる。

鎮痙剤としては、 スコポラミ ン、 クロフルべロールなどが例示される。

脳循環 ·代謝改善剤の例としては、 ビンポセチン、 塩酸フルナリジン、 塩酸二 カルジピン、 フマル酸プロビンカミン、 メシル酸ジヒ ドロエルゴ卜キシン、 酒石 酸ィフヱンプロジル、 塩酸イソクスプリンなどが挙げられる。

抗うつ ·抗不安剤の例としては、 塩酸マプロチリン、 ェチゾラム、 ジァゼバム、 プロマゼパム、 塩酸アミ トリブチリン、 塩酸ミアンセリ ンなどが挙げられる。 ビタミ ン D製剤の例としては、 アルファカルシドール、 ェルゴカルシフェロー ルなどが挙げられる。

血糖降下剤の例としては、 グリベンクラミ ド、 グリクラジドなどが挙げられる。 抗潰瘍剤の例としては、 リンゴ酸クレポプリ ド、 ファモチジン、 臭化グリコピ ロニゥムなどが挙げられる。

睡眠剤の例としては、 フヱノバルビタール、 ァモバルビタールなどが挙げられ る o

抗生物質としては、 テトラサイクリン、 クロラムフエ二コールなどが例示され る o

また、 アドレナリン作動性気管支拡張剤として、 α— [ 1— （メチルァミノ） ェチル] ベンゼンメタノール （エフヱ ドリン） 、 麻薬鎮痛剤として有用な Ν—フ ェニルー Ν— [ 1— ( 2—フエニルェチル） 一 4—ピベリジニル] プロパンアミ ド、 利尿剤として、 6—クロロー 3， 4ージヒ ドロ一 2 Η— 1 , 2 , 4—ペンゾ チアジアジン一 7 —スルホンアミ ド 1， 1 —ジォキシド、 抗ヒスタミン剤とし て、 2—ジフエニルメ トキシ一 N, N—ジメチルエタンァミ ン （ジフェンヒ ドラ ミ ン） 、 エストロゲンであるエストラー 1 , 3， 5 ( 1 0 ) — トリェン一 3 , 1 7 /8—ジオール （エストラジオール） 、 鎮痙剤 ·催眠薬及び鎮静剤として、 5— ェチル一 5 —フエニル一 2 , 4 , 6 ( 1 H, 3 H, 5 H ) —ピリ ミ ジン 卜リオン なども挙げられる。

殺菌剤としては、 クロルへキシジンジグリコネート、 ァクリノールなどが挙げ られる。

冠血管拡張剤としては、 ニトログリセリン、 イソソルバイ 卜ジナイ トレー卜、 グリコールジナイ トレ一 卜、 ト リエタノールアミ ン 卜リナイ トレー ト、 4硝酸べ ンタエリスリ トール、 プロパチルニトレート、 ニコランジルなどが例示される。 精神安定剤としては、 フルフヱナジン、 チォリダシン、 ジァゼパムなどが例示 される。

また、 カルシウム拮抗剤、 抗パーキンソン剤、 抗コリン剤なども含有してよい。 例えば、 好適な含有物質の例として、 ペラパミル、 ガロパミル、 ァニパミル、 ピ ペリデン、 ハロペリ ドールなどが例示される。

また、 鎮咳剤 ·止冩薬として、 塩酸モルヒネ、 硫酸モルヒネなども挙げられる。 また、 床ずれの治療薬として、 白糖、 ポビドンョ一ド及びグリセリンを混合し た褥瘡用薬剤や皮膚潰瘍の治療を目的とした貼付剤も挙げられる。

冷感性皮膚刺激性薬物として、 1—メ ントール、 d 1 —カンファー、 チモール、 d —ボルネオールなどが挙げられる。

温感性皮膚刺激性薬物として、 とうがらしエキス、 ノニル酸バニリルアミ ド、 カブサイシン、 ショウキヨウエキス、 カンタリスチンキ、 カンタリジンなどが挙 げられる。

尋常性白斑や乾癬などの皮膚疾患に対してソラレン又はその誘導体などと紫外 線を併用する治療法において、 皮膚に有害な波長領域の紫外線を吸収し、 治療に 有用な波長領域の紫外線のみを透過させることができるサリチル酸系化合物と、 2， 2 ' ーメチレン一ビス （4—ェチル一 6— t e r tプチルフェノール） を配 合した組成物から成る有害紫外線吸収性粘着シー卜も挙 られる。

更に、 ヒアルロン酸、 アミノ酸、 蛋白質、 ホルモン類、 胎盤抽出物質のような 天然物質、 界面活性物質、 皮膚美白作用物質、 ビタミン類などの美容活性物質を 含有させた美容目的のパック剤でも良い。

脱毛テープや脱毛剤を含有させたパップ剤でも良い。

腹部膨満 ·便通不良 ·発熱の治療を目的とした貼付剤として味噌を含ませたも の （味噌シート） でも良い。

更に、 出血の治療を目的とした創傷面保護可溶性止血材として、 ォキシセル口 —ス、 酸化コラーゲン、 セルロースナトリウム、 アルギン酸カルシウムなどを含 ませたものでも良い。 産業上の利用可能性

本発明の支持具は、 上記の如き構成を有するので、 従来の柔らかな基材からな る貼付剤であっても、 貼付の際に一時的に基材に剛性を持たせることができる。 したがって、 貼付剤から保護用フィルム等を剥がすときも、 また保護用フィルム 等を剥がした後貼付剤を所望の患部に貼り付けるときにも、 粘着面同士のく つつ きを有効に防止することができる。

また、 ベル卜部を、 例えば支持部材の全幅に亘つて、 手の指を揷入し得る筒状 又は袋状に構成することにより、 貼付剤を所望の患部に貼り付ける際には、 支持 部材とベルト部との間に数本の指を並んだ状態で揷入できるから、 貼付剤をスム ーズに貼り付けることができると共に、 貼付剤を貼り付けた後で支持具を引き離 すときにもこれをスムーズに行なうことができる。

以上により、 柔らかな基材を備える貼付剤であっても、 粘着面同士がく つつく のを防止することができ、 肩、 背中、 腰等の患部にも貼付し易くする貼付剤用支 持具を提供することができ、 広範囲の用途の貼付剤に応用できるので、 その産業 的価値は大なるものがある。 また、 前記支持具と同様の構成を基材における粘着面と反対側の面に備えた貼 付剤にあっては、 支持部材の存在により基材に剛性を持たせることができるから、 保護用フィルム等を剥がすときも、 また保護用フィルム等を剥がして所望の患部 に貼り付けるときにも、 粘着面同士がく っつき合うことがない。 また、 上記支持 具におけるのと同様に、 ベルト部を、 例えば支持部材の全幅に亘つて、 手の指を 揷入し得る筒伏又は袋状に構成することにより、 支持部材とベルト部との間に数 本の指を並んだ状態で揷入できるので、 貼付剤の貼付をスムーズに行なうことが できると共に、 支持部材を基材から引き離すときにもスムーズに行なうことがで さる。

以上のように、 柔らかな基材を備える貼付剤としての利点を生かしつつ、 粘着 面同士がく つつく ことが無く、 肩、 背中、 腰等の患部にも患者が自ら貼付し易い 貼付剤を提供し得るので、 子供、 身体の不自由な人、 視力が衰えた老人等であつ ても自ら患部に貼付し易くなり、 その医療的価値は大きい。

Claims

請求の範囲

1. 柔軟性を有する基材を備えた貼付剤を患部に貼付する際に、 該貼付剤の前 記基材を支持するために一時的に使用する支持具であって、

前記基材の非貼付側に貼り合される支持部材と、

該支持部材に設けられたベルト部とを有し、

前記支持部材は、 前記基材と貼り合されたときに該基材の平面性を維持し得る 大きさと剛性とを備え、 貼付剤の粘着面の粘着力より低い付着力を有する付着手 段により前記基材の非貼付側に貼り合されることを特徵とする貼付剤用支持具。

2 . 請求項 1記載の貼付剤用支持具において、 前記支持部材が前記基材と略同 じ大きさのシート状に形成され、 前記付着手段は、 シート状の支持部材の一方の 面に設けられ、 前記貼付剤の粘着面の粘着力より低い粘性を有する他の粘着面に より構成されることを特徵とする貼付剤用支持具。

3. 請求項 2記載の貼付剤用支持具において、 前記ベルト部は、 前記支持部材 の他方の面に設けられ、 手の指を揷入し得る筒状部又は袋状部により構成される ことを特徴とする貼付剤用支持具。

4. 請求項 2又は 3記載の貼付剤用支持具において、 前記他の粘着面を剥離紙 により被覆して成ることを特徴とする貼付剤用支持具。

5 . 請求項 1乃至 4記載の貼付剤用支持具において、 前記支持部材は、 綿布、 再生セルロース布、 化学繊維布、 不織布等の布類、 和紙、 クラフ ト紙等の紙類、 硬質塩化ビニル、 ポリプロピレン、 ポリエチレン、 ポリエステル、 ポリアミ ド、 ポリカーボネィ 卜、 及びこれらの共重合体、 セロファン等のプラスチックフィル ム、 金属薄片、 又はこれらの積層体から成ることを特徴とする貼付剤用支持具。

6 . 柔軟性を有する基材と、 該基材に含ませた薬効成分とを備え、 前記基材に 設けられた粘着面により患部に貼付される貼付剤であって、

前記基材の非貼付側に貼り合された支持部材と、

該支持部材に設けられたベル卜部とを有し、

前記支持部材は、 前記基材の平面性を維持し得る大きさと剛性とを備え、 前記 基材の粘着面の粘着力より低い付着力を有する付着手段により該基材の非貼付側 に貼り合されており、

前記貼付剤が患部に貼付された後は、 前記ベル卜部を含む支持部材が前記基材 から剥がされ、 前記基材と薬効成分とが用いられることを特徵とする貼付剤。

7 . 請求項 6記載の貼付剤において、 前記支持部材は前記基材と略同じ大きさ のシート状に形成され、 前記付着手段は、 シート状の支持部材の一方の面に設け られ、 前記基材の粘着面の粘着力より低い粘性を有する他の粘着面により構成さ れることを特徴とする貼付剤。

8 . 請求項 7記載の貼付剤において、 前記ベルト部は、 前記支持部材の他方の 面に設けられ、 手の指を挿入し得る筒状部又は袋伏部により構成されることを特 徴とする貼付剤用支持具。

9 . 請求項 6乃至 8記載の貼付剤において、 前記支持部材は、 綿布、 再生セル ロース布、 化学繊維布、 不織布等の布類、 和紙、 クラフ卜紙等の紙類、 硬質塩化 ビニル、 ポリプロピレン、 ポリエチレン、 ポリエステル、 ポリアミ ド、 ポリ力一 ボネィ ト、 及びこれらの共重合体、 セロファン等のプラスチックフィルム、 金属 薄片、 又はこれらの積層体から成ることを特徴とする貼付剤。