JP2015099054A - オーバーレイ計測方法および計測装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】半導体デバイスの製造において、実際のデバイスの回路パターンが形成される領域におけるオーバーレイを、簡便かつ頑健に計測できるようにする。
【解決手段】複数回の露光工程により回路パターンが形成された半導体デバイスを対象に、複数の露光工程の間のオーバーレイを計測する方法において、半導体デバイスの指定された計測座標位置における計測画像を撮像し、半導体デバイスの指定された計測座標位置に形成されている回路パターンに対応する複数枚のテンプレート画像と複数枚のテンプレート画像の各々とオーバーレイを結び付けて予め記憶しておいた画像ライブラリを読み込み、読み込んだ画像ライブラリに含まれる複数枚のテンプレート画像それぞれと計測画像との類似度を算出し、算出した複数枚のテンプレート画像それぞれと計測画像との類似度に基づいて計測画像におけるオーバーレイを計測するようにした。
【選択図】 図6
【解決手段】複数回の露光工程により回路パターンが形成された半導体デバイスを対象に、複数の露光工程の間のオーバーレイを計測する方法において、半導体デバイスの指定された計測座標位置における計測画像を撮像し、半導体デバイスの指定された計測座標位置に形成されている回路パターンに対応する複数枚のテンプレート画像と複数枚のテンプレート画像の各々とオーバーレイを結び付けて予め記憶しておいた画像ライブラリを読み込み、読み込んだ画像ライブラリに含まれる複数枚のテンプレート画像それぞれと計測画像との類似度を算出し、算出した複数枚のテンプレート画像それぞれと計測画像との類似度に基づいて計測画像におけるオーバーレイを計測するようにした。
【選択図】 図6
Description
本発明は半導体ウェハの製造中において生じるオーバーレイを計測する方法およびその装置に関するものであって、より詳細には荷電粒子顕微鏡を用いて撮像した画像を用いてオーバーレイを計測する方法および装置に関するものである。
一般的に半導体製品は、動作に必要な回路パターンを形成するために複数回の露光工程が必要である。例えば、複数層の回路パターンからなる半導体製品の製造では、各層の回路パターンを形成するための露光工程のほか、各層を接続するホールを形成するための露光工程が必要となる。また、近年では微細な回路パターンを密度高く形成するためにダブルパターニングが行われている。
半導体製造においては、複数回の露光工程により形成される回路パターンの位置を許容される範囲内に合わせることが重要となる。許容範囲内に収まらない場合、適切な電気特性が得られず、歩留まりが低下する。そのため、露光間の回路パターンの位置合わせずれ量(オーバーレイ)を計測し、露光装置にフィードバックする事が行われている。
オーバーレイ計測を行うための方法として、ウェハ上に計測用の回路パターンを形成し、光学顕微鏡を用いて計測用パターンの画像を撮像し、画像から得られる信号波形からオーバーレイ計測を行う方法が特許文献1に記載されている。計測用パターンは数十μm程度の大きさが必要であるため、半導体ダイ周辺のスクライブライン上に形成されるのが一般的である。そのため、実際のデバイスの回路パターン(実パターン)が形成される場所におけるオーバーレイを直接計測することはできず、補間などにより推定する必要がある。しかし、近年の半導体プロセスの微細化に伴い、オーバーレイの許容範囲も小さくなっており、必要な計測精度を得ることが困難となっている。
走査型電子顕微鏡を用いて実パターンの画像を撮像し、オーバーレイを計測する手法が特許文献2、特許文献3、特許文献4および非特許文献1に記載されている。特許文献2および特許文献3には撮像画像から抽出された回路パターンの輪郭情報と、計測対象試料の設計情報(CADデータ)を比較することによりオーバーレイを計測する手法が記載されている。また、特許文献4は第1の露光により形成される回路パターンと、第2の露光により形成される回路パターンの相対的位置を算出し、相対的位置をCADデータより得られる基準値と比較することによりオーバーレイを計測する手法が記載されている。また、非特許文献1には複数回の露光工程により形成される各回路パターン領域を個別に認識し、良品画像との位置ずれ量を個別に定量化することにより、オーバーレイを計測する手法が記載されている。
Jaehyoung Oh、 et al.、 "In-die overlay metrology method using defect review SEM images"、 Proc. of SPIE Vol.8681、868111、 2013
本発明は実パターン上でのオーバーレイ計測を可能とするものである。
図4A乃至図4Cは、オーバーレイの計測対象である実パターン例を表した模式図である。図4Aのレイアウト画像401は試料の一領域における実パターンの設計情報を表したものであり、第1の露光により形成されるパターン402と第2の露光により形成されるパターン403のレイアウトを示している。また、図4Bの画像406及び画像411は、それぞれ回路パターンを撮像したSEM画像の模式図である。図4Cの断面407は図4Bの画像406のラインA−Bにおける断面形状を表した図であり、層408と、第1の露光により形成されるパターン409と、第2の露光により形成されるパターン410の上下関係を表している。、図4Cの断面414は、図4Bの画像411のラインC−Dにおける断面形状を表した図であり、断面407と同様な断面形状をもつが、第2の露光により形成されるパターン412が、第1の露光により形成されるパターン413に対し、x方向にdx(414)だけずれて形成された場合を表している。
簡便なオーバーレイ計測方法としては、各露光工程において形成される回路パターン間のエッジ距離を計測し、エッジ間の距離をもとにオーバーレイを計測する方法がある。
図4Aに示した場合においては、オーバーレイdxは左側のエッジ間距離404(dL)と、右側のエッジ間距離405(dR)が計測可能であれば(数1)により算出可能である(x方向を例に説明したがy方向についても同様)。ただし、実際には図4Bの撮像画像406において第1の露光により形成されるパターン4021の一部が第2の露光により形成されるパターン4031により遮蔽されるため、エッジ間距離を算出することが不可能となる。
特許文献2および特許文献3に記載のオーバーレイ計測手法は、撮像画像から回路パターンの輪郭情報を抽出し、試料の設計情報(CADデータ)との位置ずれ量を計測することによりオーバーレイを計測している。そのため、回路パターンの境界が不明瞭な場合など輪郭情報を安定に抽出困難な場合には、計測安定性が低下する。
また、特許文献4に記載のオーバーレイ計測は、回路パターンの相対位置を算出しており、回路パターンの形成不良などにより回路パターンの一部が消失した場合などに計測安定性が低下する。
また、非特許文献1に記載のオーバーレイ計測は、撮像画像から濃淡情報をもとに回路パターンの領域認識を行っており、前述の様に回路パターンの境界が不明瞭な場合や濃淡コントラストが低い場合には、計測安定性が低下する。
以上のように、先行技術では安定にオーバーレイを計測することが困難な場合が存在する。そこで本発明は、安定かつ高精度にオーバーレイを計測する手法および装置について提供する。
上記課題を解決するために、本発明では、
複数回の露光工程により回路パターンが形成された半導体デバイスを対象に、前記露光工程の間のオーバーレイを計測する方法において、半導体デバイスの指定された計測座標位置における計測画像を撮像するステップと、半導体デバイスの指定された計測座標位置に形成されている回路パターンに対応する複数枚のテンプレート画像とこの複数枚のテンプレート画像の各々とオーバーレイを結び付けて予め記憶しておいた画像ライブラリを読み込むステップと、この読み込んだ画像ライブラリに含まれる複数枚のテンプレート画像それぞれと計測画像との類似度を算出するステップと、この算出した複数枚のテンプレート画像それぞれと計測画像との類似度に基づいて計測画像におけるオーバーレイを計測するステップを備えてオーバーレイを計測するようにした。
複数回の露光工程により回路パターンが形成された半導体デバイスを対象に、前記露光工程の間のオーバーレイを計測する方法において、半導体デバイスの指定された計測座標位置における計測画像を撮像するステップと、半導体デバイスの指定された計測座標位置に形成されている回路パターンに対応する複数枚のテンプレート画像とこの複数枚のテンプレート画像の各々とオーバーレイを結び付けて予め記憶しておいた画像ライブラリを読み込むステップと、この読み込んだ画像ライブラリに含まれる複数枚のテンプレート画像それぞれと計測画像との類似度を算出するステップと、この算出した複数枚のテンプレート画像それぞれと計測画像との類似度に基づいて計測画像におけるオーバーレイを計測するステップを備えてオーバーレイを計測するようにした。
また、上記課題を解決するために、本発明では、複数回の露光工程により回路パターンが形成された半導体デバイスを対象に、複数の露光工程の間のオーバーレイを計測する装置を、半導体デバイスの指定された計測座標位置における計測画像を撮像する手段と、半導体デバイスの指定された計測座標位置に形成されている回路パターンに対応する複数枚のテンプレート画像とこの複数枚のテンプレート画像の各々のオーバーレイとを結び付けて画像ライブラリとして記憶する手段と、この記憶する手段に記憶された画像ライブラリに含まれる複数枚のテンプレート画像と撮像する手段で撮像して得た計測画像の類似度を算出する手段と、この算出する手段で算出した複数枚のテンプレート画像との類似度に基づいて計測画像におけるオーバーレイを計測する手段とを備えて構成した。
本発明によれば、撮像画像において回路パターンの境界が不明瞭な場合や、濃淡コントラストが低い場合においても、実パターン上におけるオーバーレイを安定かつ高精度に計測する手法および装置について提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明は、オーバーレイ計測方法及び計測装置において、試料の計測座標位置を撮像して計測画像を得、オーバーレイと画像を結び付けて記憶した画像ライブラリに含まれる各テンプレート画像と計測画像の類似度を算出し、各テンプレート画像との類似度に基づいて計測画像におけるオーバーレイを計測するようにして、安定かつ高精度にオーバーレイを計測するようにしたものである。
以下に、本発明に関わるオーバーレイ計測装置の実施例を、図面を用いて説明する。
本実施例では走査型電子顕微鏡(SEM)を備えた撮像装置で撮像した画像を用いてオーバーレイ計測を行う場合を対象に説明するが、本発明に関わる撮像装置はSEM以外でも良く、イオンなどの荷電粒子線を用いた撮像装置でも良い。
図1は本実施例にかかるオーバーレイ計測装置100の構成図を表しており、画像の撮像を行うSEM101と、全体の制御を行う制御部102、磁気ディスクや半導体メモリなどに情報を記憶する記憶部103、プログラムに従い演算を行う演算部104、装置に接続された外部の記憶媒体との情報の入出力を行う外部記憶媒体入出力部105、ユーザとの情報の入出力を制御するユーザインターフェース部106、ネットワークを介して他の装置などと通信を行うネットワークインターフェース部107からなる。また、ユーザインターフェース部106には、キーボードやマウス、ディスプレイなどから構成される入出力端末113が接続されている。
SEM101は、試料ウェハ108を搭載する可動ステージ109、試料ウェハ108に電子ビームを照射するため電子源110、電子ビームが照射された試料ウェハ108から発生した2次電子や反射電子などを検出する検出器111の他、電子ビームを試料上に収束させる電子レンズ(図示せず)や、電子ビームを試料ウェハ上で走査するための偏向器(図示せず)や、検出器111からの信号をデジタル変換してデジタル画像を生成する画像生成部112等を備えて構成される。なお、これらはバス114を介して接続され、相互に情報をやり取りすることが可能である。
図2に制御部102、記憶部103、演算部104の詳細な構成を示す。制御部102は試料ウェハ108の搬送を制御するウェハ搬送制御部201、可動ステージ109の制御を行うステージ制御部202、電子源110から発射された電子ビームの試料ウェハ108上の照射位置を制御するビームシフト制御部203、電子源110から発射された電子ビームの試料ウェハ108上の走査を制御するビームスキャン制御部204を備えている。
記憶部103は、電子ビームが照射された試料ウェハ108から発生した2次電子や反射電子などを検出器111で検出して画像生成部112でデジタル変換された画像データを記憶する画像記憶部205、撮像条件(例えば、加速電圧やプローブ電流、加算フレーム数、撮像視野サイズなど)や処理パラメータなどを記憶するレシピ記憶部206、試料ウェハ108上の計測する箇所の座標を記憶する計測座標記憶部207、演算部104でオーバーレイが算出されたオーバーレイ画像をライブラリ形式で記憶するオーバーレイ画像ライブラリ記憶部208、演算部104で算出された画像の類似度を記憶する画像類似度記憶部209を備えている。
演算部104は、検出器111からの出力を画像生成部112でデジタル変換された撮像画像から関心領域(ROI)を設定する関心領域設定部210、画像間の類似度を算出する画像類似度算出部211、オーバーレイを算出するオーバーレイ算出212、画像類似度算出部211で算出した画像類似度の分布を評価する類似度分布評価部213を備えている。
なお、関心領域設定部210、画像類似度算出部211、オーバーレイ算出部212は各演算を行うように設計されたハードウェアとして構成されても良いほか、ソフトウェアとして実装され汎用的な演算装置(例えばCPUやGPUなど)を用いて実行されるように構成しても良い。
次に、指定された座標の画像を取得するための方法を説明する。
まず、計測対象となる試料ウェハ108は、ウェハ搬送制御部201の制御によりロボットアーム(図示せず)によりステージ109の上に設置される。つぎに、試料ウェハ108の設計データに基づいて設定された試料ウェハ108上の所望の撮像領域がビームが照射される試料ウェハ108のビーム照射範囲内に含まれるように、ステージ制御部202によりステージ109の位置が制御される。この時、ステージ109の移動誤差を吸収するため、ステージ109の位置の計測が行われ、ビームシフト制御部203により図示していない偏向器が制御されて、移動誤差を打ち消す様に試料ウェハ108上のビーム照射位置の調整が行われる。
まず、計測対象となる試料ウェハ108は、ウェハ搬送制御部201の制御によりロボットアーム(図示せず)によりステージ109の上に設置される。つぎに、試料ウェハ108の設計データに基づいて設定された試料ウェハ108上の所望の撮像領域がビームが照射される試料ウェハ108のビーム照射範囲内に含まれるように、ステージ制御部202によりステージ109の位置が制御される。この時、ステージ109の移動誤差を吸収するため、ステージ109の位置の計測が行われ、ビームシフト制御部203により図示していない偏向器が制御されて、移動誤差を打ち消す様に試料ウェハ108上のビーム照射位置の調整が行われる。
電子源110から発射された電子ビームは、ビームスキャン制御部204により制御された図示していない偏向器により撮像視野内において走査される。ビームの照射により試料ウェハ108から生じた2次電子や反射電子は検出器111で検出され、画像生成部112でデジタル画像化される。このデジタル画像化された画像データは、撮像条件や撮像日時、撮像座標などの付帯情報とともに画像記憶部205に記憶される。
ここで、本実施例によるオーバーレイ計測の入力のひとつとなる計測座標について説明する。図3Aは、試料ウェハ108上のチップ座標系を、図3Bは、試料ウェハ108上のチップ301とウェハ302をウェハ座標系で表したものである。図3Aのチップ座標系とは、チップ301上の一点を原点とした座標系であり、図3Bのウェハ座標系とはウェハ302を含む平面内の一点を原点とした座標系である。
通常、図3Bに示すように、ウェハ302の表面にはチップ301が複数レイアウトされている。、このウェハ302において、位置(u、v)にあるチップにおける+で示した点の、図3Bに示すウェハ座標系におけるウェハ座標(x、y)と、図3Aに示したチップ座標系における、チップ座標(cx、cy)と、の関係は(数2)で表され、相互の変換は容易に行える。ただし、(数2)において、W、Hは1チップの幅と高さ、ox、oyはオフセットを表す。
(数2)の関係を用いることにより、ユーザはオーバーレイ計測対象のチップ座標(cx、cy)と、計測対象チップ位置(u、v)を指定すれば良い。即ち、これらの指定された情報から、(数2)の関係を用いてチップ座標(cx、cy)を求めることができる。例えば、チップ座標をn点、計測対象チップをm箇所指定した場合、計測座標はn×m点得られる。
本実施例にかかわるオーバーレイ計測手法は、同一のチップ座標をもつ画像を1グループとして扱う。画像をグルーピングするため、画像撮像時において画像の付帯情報としてチップ座標ごとに割り当てた位置ID(PID)を付与する(先ほどの例で言えば、位置ID:1〜n)
図4Cの断面414は、図4Bの画像411のラインC−Dにおける断面形状を表した図であり、断面407と同様な断面形状を持つが、第2の露光により形成されるパターン412が、第1の露光により形成されるパターン413に対し、x方向にdx(414)だけずれて形成された場合を表している。
本実施例にかかわる手法では、計測画像(例えば、図4BのSEM画像406)と、オーバーレイと画像を結び付けて記憶した画像ライブラリに含まれる各テンプレート画像(例えば、図4Aのレイアウト画像401)との類似度を算出し、該各テンプレート画像との類似度に基づいて被計測画像におけるオーバーレイを計測する。
なお、オーバーレイは第1の露光により形成されるパターンを基準に第2の露光により形成されるパターンのずれ量を計測しても良いし、第2の露光により形成されるパターンを基準に第1の露光により形成されるパターンのずれ量を計測しても良い。逆にした場合、ずれ量の大きさは変わらないが、算出される値の正負の符号が反転する。また、ここでの第nの露光とはn回目の露光とは限らず、単に露光工程の違いを表すインデックスである。また、「露光により形成されるパターン」とは、露光工程のみにより形成される回路パターンに限定されるわけではなく、露光工程後のエッチング工程なども含めて形成される回路パターンを指す。
図5A乃至図5Dにオーバーレイ計測対象の他の例を示す。図5A乃至図5Dの画像501〜504はSEM画像と断面構造を模式的に表したものである。図5Aには、画像501と、その下側に画像501の線A−Bにおける断面図を示す。この断面図における構成は第1の露光により下層膜又はウェハ513の上に形成された回路パターン510の上に膜511と、第2の露光により形成された回路パターン512が積層されている様子を表している。このように第1の露光により形成された回路パターンの上に膜が積層されている場合においてもSEMの加速電圧を調整することで第1の露光により形成された回路パターン510の形状を観察することが可能である。ただし、膜内部における電子の散乱に起因して、第1の露光により形成される回路パターン510の境界部分は不明瞭になることが多い。
また、図5Bには、画像502と、その下側に画像502の線C−Dにおける断面図を示す。この断面図における構成はホール工程の画像を表しており、第2の露光により下層膜523の上に形成された回路パターン520の開口部521から、第1の露光により下層膜523に形成された回路パターン522が観察されている様子を表している。開口部521のアスペクト比が高い場合、穴底5212から生じた電子が開口部側壁5211により遮蔽され、第1の露光により形成されるパターン522のコントラストが低下する場合がある。
図5Cには、画像503と、その下側に画像503の線E−Fにおける断面図を示す。この断面図における構成は第1と第2の露光により、それぞれ下層膜533上の絶縁膜534に配線531とホール532を形成した様子を表している。
また、図5Dには、画像504と、その下側に画像504の線G−Hにおける断面図を示す。この断面図における構成は下層膜又はウェハ543の上にダブルパターニングにより形成された回路パターン541および542を表している。ダブルパターニングは第1の露光により回路パターン541を形成し、第2の露光により回路パターン542を形成することで回路パターンを密度高く形成する技術である。
図5Cの画像503及びその断面図、並びに図5Dの画像504及びその断面図に示すように、第1および第2の露光により形成されるパターンが同じ層となる場合、画像濃淡による分離は困難となり、非特許文献1に記載の手法では第1および第2の露光により形成される回路パターン領域を個別に認識することが困難となる。
いずれの場合においても、第1の露光により形成される回路パターンと、第2の露光により形成される回路パターンのオーバーレイ計測が重要である。なお、本実施例によってオーバーレイ計測が可能となる回路パターンの構造はこれらに限ったものではない。例えば、計3回の露光により形成されるパターンが観察される画像においては、各露光間におけるオーバーレイを計測することが可能である。
図6は、本実施例にかかるオーバーレイ計測のフロー図、図7は、オーバーレイ計測に関わる演算部104の構成図である。図6に示したオーバーレイ計測フローにおいては、まず、計測箇所を計測座標記憶部207から読み出し、レシピ記憶部206に記憶されたレシピに従い、制御部102でSEM101を制御して、試料ウェハ108上の計測箇所の画像(計測画像)を取得する(S601)。取得した画像は付帯情報とともに画像記憶部205に逐次記憶される。
SEM101による試料ウェハ108の計測画像の取得後、位置IDごとに処理を行うため、同一の位置IDをもつ画像を抽出する(S602)。なお、位置IDごとの処理順序は任意に設定されても良いし、ユーザが指定した位置IDの画像のみについて処理するようにしても良い。抽出された画像はチップ座標が同じため、本来同一形状となる回路パターンが撮像されている。
次に、位置IDに対応したオーバーレイ画像ライブラリをオーバーレイ画像ライブラリ記憶部208から読み込む(S603)。オーバーレイ画像ライブラリとは、オーバーレイが既知のテンプレート画像が複数枚(N枚)記憶されたライブラリであり、計測に先立ち後述の方法により用意されたものである。次に、関心領域抽出部210で計測画像の中からオーバーレイ算出に用いる関心領域(ROI)を抽出する(S604、)。
ROI抽出後、i番目のROI画像切り出し部2101でi番目のROI画像を切り出し(S6051)、j番目のテンプレート画像読込み部2102でj番目のテンプレート画像を読み込み(S6052)、画像類似度算出部211でi番目のROIとj番目のテンプレート画像の類似度を算出し(S605、)、画像類似度記憶部209に記憶する。
i番目のROIについてオーバーレイ画像ライブラリに含まれる複数のテンプレートに対して類似度算出が完了した後、類似度分布評価部213でi番目のROIについて算出した類似度の分布を評価し、ROIにおけるオーバーレイを算出する(S606、)。
以上、類似度算出S605および類似度分布評価S606をS604で抽出した複数のROIについて繰り返し処理する。そして、各ROIにおいて算出されたオーバーレイをもとに、オーバーレイ算出部212で計測画像におけるオーバーレイを算出する(S607、)。
以上のS604〜S607の処理がSEM101で取得した試料ウェハ108の1枚の計測画像に対する処理の流れである。SEM101で取得した試料ウェハ108の全ての計測画像について以上の処理を繰り返し処理し(S608)、全ての位置IDについてオーバーレイを算出する(、S609)。
以降において、計測画像を取得する処理(S601)、類似度分布を評価する処理(S606)、計測画像からROIを抽出する処理(S604)、ROIとテンプレート画像の類似度を算出する処理(S605)、計測画像のオーバーレイを算出する処理(S607)の順で詳細を説明する。
計測画像を取得する処理(S601)の詳細フローを、図8を用いて説明する。まず、計測対象の試料ウェハ108をSEM101のステージ109上にロードし(S801)、制御部102は、試料ウェハ108に対応したレシピをレシピ記憶部206から読み込む(S802)。次に、制御部102は、撮像座標を計測座標記憶部207から読み込む(S803)。
撮像座標読み込み後(もしくは並行して)、ウェハアライメントを行う(S804)。ウェハアライメントは、ウェハ座標が既知の回路パターンをSEM101で撮像してこの回路パターンの位置を検出し、オーバーレイ計測装置100のステージ座標とウェハ座標のずれを補正する処理である。
ウェハアライメント後、前述の方法によりSEM101を制御し、読み込んだ撮像座標位置の試料ウェハ108の画像を撮像する(S805)。この時、撮像した画像には撮像条件や撮像日時、撮像座標、位置IDなどを付帯情報として付与して画像記憶部205に記憶する。試料ウェハ108上の全ての撮像座標について撮像が完了するまで繰り返し行い(S806)、最後にウェハをアンロード(S807)する。
次に、類似度分布評価部213で実行する類似度分布を評価する処理(S606)について詳細を説明する。本処理では前段のS605で画像類似度算出部211でROIと複数のテンプレート画像の類似度を算出した結果得られる類似度分布をもとに類似度が最大となるオーバーレイを算出する。図9に類似度分布の例を示す。横軸はテンプレート画像のインデックス、縦軸はROIとの類似度である。各テンプレート画像に対してはオーバーレイが関連付けられているため、横軸はオーバーレイ値に変換することが可能であり、オーバーレイ算出部212で類似度が最大となる横軸の値を算出することでROIにおけるオーバーレイを算出することが可能となる。
この時、オーバーレイの値を微小に変化させたテンプレート画像を多数用意すれば算出精度は向上する。しかし、画像類似度算出部211で類似度分布算出にかかる処理時間が増大するというトレードオフが生じる。そこで、画像類似度算出部211で算出された類似度分布を分布補間部2131で補間することにより少数のテンプレート画像から高精度にオーバーレイを算出する。類似度分布を補間する方法としては、パラメトリックなモデル(例えば2次関数などの多項式やガウス分布)を最小二乗法などを用いて当てはめても良いし、スプライン曲線などを当てはめて算出しても良い。その他、一般的な曲線あてはめ方法を用いても良い。
オーバーレイ算出部212においては、分布補間部2131で補間後の類似度の分布において類似度が最大となる横軸の値からROIにおけるオーバーレイを算出する。また、本処理では分布の信頼性の算出を行う。後述する前段のROI抽出処理における抽出失敗が生じた場合や、対象となるROIにおけるオーバーレイがオーバーレイ画像ライブラリ記憶部207に記憶されているオーバーレイの範囲を超えている場合などは正しいオーバーレイを算出することができない。そこで、本処理では類似度分布の形状などをもとに算出したオーバーレイの信頼性を、信頼性算出部2132で算出する。
信頼性算出部2132における信頼性算出の簡便な方法としては、類似度の最大値を用いても良いし、類似度の最大値と最小値の差分を評価しても良い。他には、モデルを当てはめた時の誤差をもとに算出しても良いし、分布の単峰性を評価しても良い。また、複数の信頼性評価値を算出しておき、統合して算出する様にしても良い。算出した信頼性は1つ以上のROIから算出したオーバーレイをもとに計測画像のオーバーレイを算出する処理(S607)において使用する。
次に、関心領域抽出部210において、計測画像からROIを抽出する処理(S602)について詳細を説明する。まず本処理の概要について図10を用いて説明する。画像1001はオーバーレイ画像ライブラリに含まれるテンプレート画像1001の模式図の一例、画像1002はSEM101で試料ウェハ108を撮像して得た計測画像1002の模式図の一例である。
本処理は、計測画像1002の視野内からテンプレート画像1001に含まれるパターンと同様の構造をもつ領域をROIとして抽出する処理である。計測画像1002をROIが複数含まれるように視野広く撮像することで、複数箇所における計測が一度に行えることとなり、各ROIにおける計測結果を平均すれば視野領域における平均的なオーバーレイを算出することが可能となる。
計測画像1002の中からROIを抽出するため、本処理はオーバーレイ画像ライブラリ記憶部208に記憶されたオーバーレイ画像ライブラリに含まれるテンプレート画像1001と類似した領域を計測画像から探索する。
計測画像1002の位置(u、v)を起点とした幅W×高さHの部分画像とj番目のテンプレート画像の類似度Sj(u、v)の算出には例えば、(数3)乃至(数5)により算出される正規化相互相関値を用いれば良い。ただし、Iは計測画像、Tjはj番目のテンプレート画像、W、Hはそれぞれテンプレート画像の幅と高さを表す。
次に、1つ以上のテンプレート画像1001を用いて算出した類似度Sj(u、v)を平均化し、平均類似度S(u、v)を算出する(S1103)。最後に平均類似度S(u、v)において所定のしきい値以上となる(u、v)をROIの起点座標として選択する(S1104)。なお、類似度を計算する前に、計測画像またはテンプレート画像もしくは両方に平滑化フィルタ、エッジ抽出フィルタ、コントラスト変換などの画像処理を前処理として適用しても良い。
また、類似度は上述した正規化相互相関以外の評価値を用いても良い。例えば、画像から特徴的な濃淡変動をもつ局所領域をキーポイントとして抽出しておき、キーポイント同士の類似性を評価しても良い。または画像を特徴量空間に射影し、特徴量空間における距離を評価値としても良い。また、類似度は画像濃淡の差分値などの不一致度をもとに算出しても良いし、不一致度が所定のしきい値以下になる領域を抽出するようにしても良い。
次に、画像類似度算出部211においてROIとテンプレート画像の類似度を算出する処理(S605)について詳細を説明する。本処理では対象となるROIについてオーバーレイ画像ライブラリ記憶部208に記憶されているオーバーレイ画像に含まれる各テンプレート画像との類似度を算出する。このとき、ROIの算出誤差の影響を排除するため、ROIのサイズを拡張し、拡張したROIの中で類似度の最大値を探索する。
図12はROI拡張の必要性を示した図であり、計測画像1201とROI(1203)の設定結果例を示している。テンプレート画像1205に対して類似度が高くなる位置1206はROI(1203)の起点1202からずれた位置にある。このずれはROI算出時において使用した1つ以上のテンプレート画像のうち類似度が高くなったテンプレート画像1207と、本処理における比較対象であるj番目のテンプレートのオーバーレイに起因したものである。そのため、ROI(1203)のサイズを拡張し、拡張したROI(1204)の中で類似度の最大値を探索する必要がある。拡張するサイズは全テンプレート画像に対して一定で良く、オーバーレイ画像ライブラリに含まれるオーバーレイの範囲をもとに設定すれば良い。
なお、本処理で算出する類似度は前述のROI算出処理の説明において述べた評価値のうち、いずれのものを用いても良い。また、画像濃淡の差分値などの不一致度を用いて、最小となる不一致度を探索しても良い。この場合は、図9に示した類似度分布に相当する分布は、下に凸となる形状になり、不一致度が最小なる横軸の位置をオーバーレイとして算出すれば良い。
最後に、計測画像のオーバーレイを算出する処理(S607)の詳細について説明する。本処理では各ROIから算出されたオーバーレイとその信頼性をもとに計測画像におけるオーバーレイを算出する。処理フローを図13に示す。図中において「信頼性[i]」はi番目のROIから算出したオーバーレイの信頼性を表し、「OVL[i]」はi番目のROIから算出したオーバーレイの値を表す。本処理では、信頼性が予め設定したしきい値Th以上のオーバーレイ算出結果を対象に、信頼性を重みとした加重平均を算出する。
具体的には、i番目のROIから算出した信頼性(信頼性[i])をしきい値Thと比較し(S1301)、しきい値を超えた場合に重みの総和Wを更新し(S1302)、オーバーレイの総和ΣOVLを更新し(S1303)、全てのROIについてS1301からS1303までの処理を繰り返し、終了後、オーバーレイの総和ΣVOLを重みの総和Wde除算する(S1304)ことで、加重平均を算出する。なお、信頼性があらかじめ設定したしきい値Th以上のオーバーレイ算出結果を対象に単純に平均を算出(重みを1とした加重平均を算出)しても良い。以上により、一枚の計測画像からひとつのオーバーレイが算出される。
以上、オーバーレイ画像ライブラリ記憶部208に記憶させたオーバーレイ画像ライブラリを用いたオーバーレイ計測方法について説明した。以降においてオーバーレイ画像ライブラリの作成方法について説明する。
作成するオーバーレイ画像ライブラリ1600のデータ構造を、図16に示す。オーバーレイ画像ライブラリ1600は、インデックス1601、テンプレート画像1602、オーバーレイ1603、パターンサイズ変動1604で構成される。但し、パターンサイズ変動1604は、必ずしも含まれる必要はない。 オーバーレイ画像ライブラリ1600の作成処理フローについて半導体試料の設計情報を用いる方法について図14を用いて説明する。まず計測座標周辺の設計情報を切り出す(S1401)。切り出す範囲は計測画像の視野に限らず、後段のSEMシミュレーションにおいて帯電などを考慮するために必要な領域を加えても良い。なお、ここでの「設計情報を切り出す」とは、設計情報に含まれる複数の線分情報や高さ情報、マテリアル情報などのうち、対象となる領域に含まれる情報のみを抽出することを意味する。
次に、計測画像における第1の露光により形成されるパターンに関するレイヤーL1および、第2の露光により形成されるパターンに関連するレイヤーL2の情報を抽出する(S1402)。なお、レイヤーL1およびレイヤーL2は設計情報に含まれるレイヤー情報のうち、複数のレイヤーを統合したものでもよい。
次に、レイヤーL2の位置(線分情報における座標)をレイヤーL1に対して(dx、dy)だけずらした情報を生成し(S1403)、SEMシミュレーションにより模擬SEM画像を生成する(S1404)。SEMシミュレーションでは指定された条件に基づき、電子銃から試料表面までの電子ビーム軌道および試料表面でビームプロファイルなどを算出し、電子ビームと試料のインタラクションにより試料から生じる2次電子および反射電子の放出角度およびエネルギーをモンテカルロ法などにより算出し、試料から生じた2次電子および反射電子が検出器により検出される電子検出効率を算出し、検出器の出力信号に対するアンプ、A/D変換などを模擬することで模擬SEM画像を生成する。
以上により生成された模擬SEM画像をテンプレート画像1602とし、与えたずれ量(dx、dy)をオーバーレイ1603とし、それらを結び付けてオーバーレイ画像ライブラリ1600に記憶する(S1405)。以上を与えられたオーバーレイのバリエーションVovlについて繰り返し処理する。
なお、オーバーレイ画像ライブラリ1600にはオーバーレイ以外のパターン変形要因を含めても良い。例えば、製造過程においてはパターン寸法に変動が生じることが想定される。計測画像においてパターン寸法が変化している場合、オーバーレイ画像ライブラリ1600に含まれるテンプレート画像との類似度が低下し、オーバーレイの算出精度が低下する。そこで、予めパターン寸法の変動も考慮して疑似SEM画像を生成し、パターンサイズ変動1604としてオーバーレイ画像ライブラリ1600に記憶しても良い。
図15にパターン寸法の変動を加味したオーバーレイ画像ライブラリ1600の作成処理の手順を示す。図15に示した処理手順においては、図14を用いて説明したS1402とS1403の処理(図15では、S1502とS1505の処理)の間に、レイヤーL1のパターンを拡大もしくは縮小する処理(S1503)、及びレイヤーL2のパターンを拡大もしくは縮小する処理(S1504)を加えている。なお、レイヤーL1もしくはレイヤーL2に複数のパターンが含まれる場合、パターンの重心間の距離が変化しないように、各パターンの重心を中心に拡大もしくは縮小する。なお、本処理により作成されたオーバーレイ画像ライブラリ1600を用いればオーバーレイと同時にパターン寸法の変動も計測可能である。
また、計測画像における第1の露光により形成されるパターンに関するレイヤーL1(例えば、図4Cのパターン409)および、第2の露光により形成されるパターンに関連するレイヤーL2(例えば、図4Cのパターン410)の情報を抽出した後、各レイヤーについて独立にSEMシミュレーションにより疑似SEM画像を生成し、この2枚の疑似SEM画像について位置ずれを付加した上で各画素の加重平均を算出することで、オーバーレイが生じた疑似画像を生成するようにしても良い。
このときの各画素の重みはSEMシミュレーション時に算出可能であり、例えば第2の露光により形成されるパターンのレイアウト情報をもとにパターンが形成される領域とされない領域で重みを変えるようにすれば良い(第2の露光により形成されるパターンの影響を受けない画素は、第1の露光により形成されるパターンに関する疑似SEM画像の濃淡が観察されるように、第2の露光により形成されるパターンに関する疑似SEM画像の重みを小さくする)。
本オーバーレイ画像ライブラリ作成方法によれば、SEMシミュレーションにかかる時間を削減することが可能である。
もしくは第1の露光により形成されるパターンおよび第2の露光により形成されるパターンの外観をユーザが描画した画像を読み込み、読み込んだ2枚の画像について、位置ずれを付加した上で各画素の加重平均を算出することで、オーバーレイが生じた疑似画像を生成するようにしても良い。このときの各画素の重みはユーザがパターンの外観を描画する際に指定したものを用いればよい。本オーバーレイ画像ライブラリ作成方法によれば、設計情報およびSEMシミュレーションが不要となる。
以上は計測画像において、第1の露光により形成される回路パターンと、第2の露光により形成される回路パターンが観察される場合を例に説明したが、計3回以上の露光により形成されるパターンが観察される場合においても同様の方法でオーバーレイ画像ライブラリを作成可能である。
以降では本発明にかかるユーザインターフェースに関して説明する。
計測座標を編集するインターフェースの一例を図17に示す。本インターフェース1700では、登録されているチップ座標一覧を表示するインターフェース1701、新たなチップ座標を登録するインターフェースを呼び出すボタン1702、登録されたチップ座標を修正するインターフェースを呼び出すボタン1703、登録されたチップ座標を削除するボタン1704を備える。
計測座標を編集するインターフェースの一例を図17に示す。本インターフェース1700では、登録されているチップ座標一覧を表示するインターフェース1701、新たなチップ座標を登録するインターフェースを呼び出すボタン1702、登録されたチップ座標を修正するインターフェースを呼び出すボタン1703、登録されたチップ座標を削除するボタン1704を備える。
また、計測対象のチップを選択するインターフェース1705、登録された計測座標の画像とそれに関連した情報を表示するインターフェース1706、撮像する計測座標の一覧を表示するインターフェース1707を備える。また、以前に登録した計測座標の一覧を読み込むボタン1709、登録した計測座標の一覧に名前をつけて保存するボタン1710を備える。
本実施例にかかるオーバーレイ計測条件を設定するためのインターフェースの一例を図18に示す。本インターフェース1800には、取得した画像の一覧を表示するインターフェース1801、画像を撮像したチップの位置を表示するインターフェース1802、ライブラリ生成インターフェースを呼び出すボタン1803、オーバーレイ計測関するパラメータを設定するボタン1804、取得した一連の計測画像に対してオーバーレイ計測処理を適用するボタン1805を備える。
本実施例にかかるオーバーレイ計測結果を表示するためのインターフェースの一例を図19に示す。本インターフェース1900は、オーバーレイ計測結果をウェハ上に重ねて表示するインターフェース1901、オーバーレイの大きさについてヒストグラムを表示するインターフェース1902、ウェハマップやヒストグラムに表示する計測結果を指定するインターフェース1903を備える。また、表示する計測画像を選択するインターフェース1904、選択された計測画像と任意のテンプレート画像を並べて表示するインターフェース1905、選択された計測画像に対する類似度分布を表示するインターフェース1906を備える。
本実施例にかかるオーバーレイ画像ライブラリを作成するためのインターフェースの一例を図20に示す。本インターフェース2000は、試料の設計情報を指定して読み込むためのボタン2001、試料の設計情報を表示するインターフェース2002、SEMシミュレーション条件を指定し、模擬SEM画像を確認するためのインターフェース2003、第1および第2の露光により形成されるパターンに関するレイヤーを指定するインターフェース2004、オーバーレイやパターン寸法変動などのパターン変形に関わるバリエーションを指定するためのインターフェース2005を備える。
また、試料の設計情報を表示するインターフェース2002においては、回路パターンのレイアウトを表示できる領域を複数用意し、各領域において異なる倍率でレイアウト情報を表示できるようにし、ある表示領域2012(例えば拡大図1)においてオペレータが指定した座標を中心としたレイアウト情報を他の表示領域2022(例えば拡大図2)に表示するようにしても良い。また、設計情報を表示するインターフェース2002もしくは疑似SEM画像を表示するインターフェース2003において、テンプレート画像ライブラリに記憶する領域(例えば2006)を指定するようにしても良い。また、指定されたパターン変形に関わるバリエーションについて疑似SEM画像を生成し、オーバーレイ画像ライブラリに登録するボタン2007を備える。
以上説明したように、本実施例によれば、指定された計測座標について計測画像を撮像し、オーバーレイと画像を結び付けて記憶した画像ライブラリに含まれる各テンプレート画像と計測画像の類似度を算出し、該各テンプレート画像から算出した類似度の分布を解析することにより、計測画像におけるオーバーレイを算出可能となる。そのため、特許文献1に記載の方法のように、オーバーレイ計測用の専用パターンをウェハ上に形成する必要がなく、実パターンでオーバーレイを評価できるようになった。
また、本実施例に記載の方法によれば、特許文献2および特許文献3に記載の方法のように計測画像からパターンの輪郭形状を抽出する必要がなく、パターンの輪郭が不明瞭な場合においても頑健かつ高精度にオーバーレイを算出可能となる。また、特許文献4に記載の方法のように座標の相対ベクトルを比較する方法に比べ、形成不良などによる回路パターンの変形などに対して頑健である。また、非特許文献1に記載の方法の様に、計測画像から回路パターン領域を認識する必要がないため、回路パターンの境界が不明瞭な場合や濃淡コントラストが低い場合においても頑健にオーバーレイを算出可能となる。
実施例1では指定された計測座標について計測画像を撮像し、オーバーレイと画像を結び付けて記憶した画像ライブラリに含まれる各テンプレート画像と計測画像の類似度を算出し、該各テンプレート画像に対する類似度の変化を解析することにより、計測画像におけるオーバーレイを算出する方法について述べた。また、オーバーレイ画像ライブラリの作成方法として、設計情報を用いてSEMシミュレーションにより模擬SEM画像を生成する方法について述べた。実施例2ではオーバーレイ画像ライブラリの作成方法として、ウェハの画像を撮像し、撮像画像のオーバーレイを算出し、撮像画像とオーバーレイを結び付けて記憶する方法について述べる。
本実施例にかかるオーバーレイ計測装置の構成は、実施例1で説明した図1および図2に示した構成と同様である。また、計測フローも図6で説明したフローと同様である。また、ユーザインターフェースに関しても図17および図18と同様のものを備える。異なるのはオーバーレイ画像ライブラリ記憶部208に記憶させるオーバーレイ画像ライブラリの作成方法である。以降においては実施例1と異なる部分についてのみ説明する。
本実施例にかかるオーバーレイ画像ライブラリの手法は、試料ウェハ108の画像を撮像し、撮像画像のオーバーレイを算出し、撮像画像とオーバーレイを結び付けて記憶する。撮像対象の試料ウェハ108として、オーバーレイを意図的に作り込んだウェハを用いることが可能である。
一般的に露光装置はウェハ座標に応じてオーバーレイ誤差を補正する機能を有する。そのため、図21に示す様にウェハ座標ごとにx方向のオーバーレイ及びy方向のオーバーレイが変化するように補正データを作成し、露光装置に入力することでウェハ面内において所望のオーバーレイを持つウェハを作成することが可能である。この補正データを用いることにより、ウェハ座標から撮像画像のオーバーレイを算出可能である。なお、補正データを露光装置に入力する際には、露光装置が持つオーバーレイ誤差の補正データを加味しても良い。
前述のウェハを用いてオーバーレイ画像ライブラリを作成する処理フローを図22に示す。まず、図8に示すフローに従い、ウェハ面内の複数の座標位置について撮像する(S2201)。次に、画像の付帯情報から撮像座標を抽出し、その撮像座標とウェハ作成時に作成した補正データをもとに、実施例1の図6のS607で説明した方法でオーバーレイを算出する(S2202)。
次に、撮像座標周辺を撮像した画像をk枚以上抽出し(S2203)、抽出したk枚の撮像画像の平均画像を算出する(S2204)。一般的に、回路パターンにはラインエッジラフネスや表面ラフネスなどの製造公差が存在し、撮像画像にはショットノイズや暗電流起因のノイズが含まれる。これらの製造公差やノイズはオーバーレイ算出時に画像類似度を算出する際の精度低下要因となりえる。局所的にはオーバーレイが変化しないと想定し、撮像周辺のk枚の撮像画像を平均化することで、これら製造公差やノイズを低減することが可能である。
このようにして作成した平均画像は、S2202で算出したオーバーレイと関連付けてオーバーレイ画像ライブラリ記憶部208へ記憶する(S2205)。以上を取得した画像について繰り返し処理することでオーバーレイ画像ライブラリを作成する(S2206)。
以上は、オーバーレイを意図的に作り込んだウェハを用いる方法を示したが、意図的に作り込んだウェハでなくとも良く、撮像画像から何らかの方法によりオーバーレイを計測し、撮像画像と計測したオーバーレイを結び付けてオーバーレイ画像ライブラリに登録するようにしても良い。
以上説明した方法によれば、試料の設計情報やSEMシミュレーションを用いなくともオーバーレイ画像ライブラリを作成可能となる。
実施例1では指定された計測座標について計測画像を撮像し、オーバーレイと画像を結び付けて記憶した画像ライブラリに含まれる各テンプレート画像と計測画像の類似度を算出し、該各テンプレート画像に対する類似度の変化を解析することにより、計測画像におけるオーバーレイを算出する方法について述べた。また、計測画像からROIを抽出する方法として、オーバーレイ画像ライブラリに含まれるテンプレート画像と類似した領域を計測画像から探索する方法について述べた。実施例3ではユーザが基準となる画像上で指定したROIを用いて計測画像におけるROIを抽出する方法について述べる。
本実施例にかかるオーバーレイ計測装置の構成は、実施例1で示した図1および図2に示したものと同様である。また、計測フローも図6と同様であるので、それらの説明は、省略する。また、ユーザインターフェースに関しても図17および図18と同様のものを備える。異なるのは計測画像からROIを抽出する処理(S604)の処理手順である。以降においては実施例1と異なる部分についてのみ説明する。
本実施例にかかる計測画像からROIを抽出処理では、基準となる画像(以降、基準画像と記載)と、基準画像上でユーザが指定したROIを関連付けて記憶した情報を用いる。処理フローを図23に示す。
まず、基準画像と、付帯情報として記憶したユーザが指定したROIの情報を画像記憶部205から読み込む(S2301、S2302)。
次に、テンプレートマッチングなどの手法を用いて計測画像と基準画像の撮像位置ずれを算出し(S2303)、撮像位置ずれ量に基づきユーザが指定したROIを移動させる(S2304)。ROIを移動させるには例えばROIの座標に対して撮像位置ずれ量を加減算すれば良い。これにより、計測画像におけるROIを抽出可能となる。
本実施例にかかるユーザが基準画像に対してROIを設定するためのユーザインターフェース2400の一例を図24に示す。
ユーザインターフェース2400には、画像記憶部205に記憶された画像の中から基準画像を選択して読み込むボタン2401、基準画像と指定されたROIをオーバーレイ表示するインターフェース2402、基準画像上において矩形などを追加、削除するための動作を切り替えるツールボタン2403などが表示される。ROIをオーバーレイ表示するインターフェース2402において、入出力端末113に接続されたマウスのドラッグ操作などによりROI領域を指定可能とする。
以上説明した方法によれば、計測画像からROIを抽出する処理において、オーバーレイ画像ライブラリに含まれる1つ以上のテンプレート画像を用いて、計測画像から類似領域を探索する処理が不要となり、実施例1の方法に比べて計算量を削減することが可能となる。
101・・・走査型電子顕微鏡(SEM) 112・・・画像生成部 207・・・計測座標記憶部 208・・・オーバーレイ画像ライブラリ記憶部 209・・・画像類似度記憶部 210・・関心領域(ROI)抽出部 211・・・画像類似度算出部 212・・・オーバーレイ算出部 213・・・類似度分布評価部 415・・・オーバーレイ 701・・・関心領域抽出部 702・・・画像類似度算出部 703・・・類似度分布評価部 704・・・オーバーレイ算出部。
Claims (10)
- 複数回の露光工程により回路パターンが形成された半導体デバイスを対象に、前記複数の露光工程の間のオーバーレイを計測する方法であって、
前記半導体デバイスの指定された計測座標位置における計測画像を撮像するステップと、
前記半導体デバイスの前記指定された計測座標位置に形成されている前記回路パターンに対応する複数枚のテンプレート画像と該複数枚のテンプレート画像の各々と前記オーバーレイを結び付けて予め記憶しておいた画像ライブラリを読み込むステップと、
該読み込んだ画像ライブラリに含まれる前記複数枚のテンプレート画像それぞれと前記計測画像との類似度を算出するステップと、
該算出した前記複数枚のテンプレート画像それぞれと前記計測画像との類似度に基づいて前記計測画像におけるオーバーレイを計測するステップ
を備えることを特徴とするオーバーレイ計測方法。 - 請求項1に記載のオーバーレイ計測方法であって、
前記計測画像におけるオーバーレイを計測するステップは、
前記画像ライブラリにおいて前記各テンプレート画像に結び付けられたオーバーレイと、前記各テンプレート画像と前記計測画像の類似度を結び付けた類似度分布を算出する第1のサブステップと、
該算出した類似度分布を補間して類似度が最大となるオーバーレイを算出する第2のサブステップと
を備えることを特徴とするオーバーレイ計測方法。 - 請求項1に記載のオーバーレイ計測方法であって、
前記計測画像におけるオーバーレイを計測するステップは、
前記計測画像から関心領域を抽出し、
該抽出された関心領域ごとにオーバーレイを算出し、
前記関心領域ごとに算出されたオーバーレイから前記計測画像におけるオーバーレイを算出することを特徴とするオーバーレイ計測方法。 - 請求項3に記載のオーバーレイ計測方法であって、
前記計測画像から前記関心領域を抽出することを、前記画像ライブラリに含まれるテンプレート画像のうち、1つ以上のテンプレート画像と類似した領域を前記計測画像から探索して前記関心領域を抽出することにより行うことを特徴とするオーバーレイ計測方法。 - 請求項1に記載のオーバーレイ計測方法であって、
前記画像ライブラリを、
前記半導体デバイスの設計情報から第1の露光工程により形成されるパターンにかかるレイアウト情報L1と、第2の露光工程により形成されるパターンにかかるレイアウト情報L2を抽出し、
前記レイアウト情報L1と前記レイアウト情報L2の相対位置を所定量ずらした上でレイアウト情報を統合し、
該統合されたレイアウト情報をもとにシミュレーションにより模擬画像を生成し、
該生成された模擬画像と前記相対位置をずらした所定量を結び付けて記憶する、
ことにより作成することを特徴とするオーバーレイ計測方法。 - 複数回の露光工程により回路パターンが形成された半導体デバイスを対象に、前記複数の露光工程の間のオーバーレイを計測する装置であって、
前記半導体デバイスの指定された計測座標位置における計測画像を撮像する手段と、
前記半導体デバイスの前記指定された計測座標位置に形成されている前記回路パターンに対応する複数枚のテンプレート画像と該複数枚のテンプレート画像の各々の前記オーバーレイとを結び付けて画像ライブラリとして記憶する手段と、
該記憶する手段に記憶された画像ライブラリに含まれる前記複数枚のテンプレート画像と前記撮像する手段で撮像して得た前記計測画像の類似度を算出する手段と、
該算出する手段で算出した前記複数枚のテンプレート画像との類似度に基づいて前記計測画像におけるオーバーレイを計測する手段
を備えることを特徴とするオーバーレイ計測装置。 - 請求項6に記載のオーバーレイ計測装置であって、
前記オーバーレイを計測する手段は、
前記記憶する手段に記憶された前記複数枚の画像ライブラリから前記複数枚のテンプレート画像の各々に結び付けられたオーバーレイを読み出すオーバーレイ読み出し部と
該オーバーレイ読み出し部で読みだした前記オーバーレイと前記算出する手段で算出した類似度を結び付ける結び付け部と、
該結びつけ部で結びつけた類似度を補間し、類似度が最大となるオーバーレイを算出するオーバーレイ算出部と
を備えることを特徴とするオーバーレイ計測装置。 - 請求項6に記載のオーバーレイ計測装置であって、
前記オーバーレイを計測する手段は、
前記計測画像から関心領域を抽出する関心領域抽出部と、
前記関心領域抽出部で抽出された関心領域ごとにオーバーレイを算出する関心領域オーバーレイ算出部と、
該関心領域オーバーレイ算出部で前記関心領域ごとに算出されたオーバーレイから前記撮像する手段で撮像された前記計測画像におけるオーバーレイを算出する計測画像オーバーレイ算出部と
を備えることを特徴とするオーバーレイ計測装置。 - 請求項8に記載のオーバーレイ計測装置であって、
前記関心領域抽出部は、前記記憶する手段に記憶された前記画像ライブラリに含まれるテンプレート画像のうち、1つ以上のテンプレート画像と類似した領域を前記計測画像から探索することで関心領域を抽出することを特徴とするオーバーレイ計測装置。 - 請求項6に記載のオーバーレイ計測装置であって、前記半導体デバイスの設計情報から第1の露光により形成されるパターンにかかるレイアウト情報L1と、第2の露光により形成されるパターンにかかるレイアウト情報L2を抽出するレイアウト情報抽出手段と、
該レイアウト情報抽出手段で抽出した前記レイアウト情報L1と前記レイアウト情報L2の相対位置を所定量ずらした上でレイアウト情報を統合するレイアウト情報統合手段と
該レイアウト情報統合手段で統合されたレイアウト情報をもとにシミュレーションにより模擬画像を生成する模擬画像生成手段と、
模擬画像生成手段により生成された模擬画像と前記レイアウト情報統合手段で前記相対位置をずらした前記所定量を結び付けて記憶することで、画像ライブラリを作成する画像ライブラリ作成手段と
を更に備え、該画像ライブラリ作成手段で作成した画像ライブラリを前記記憶する手段に記憶することを特徴とするオーバーレイ計測装置。
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