JP2987934B2 - 表示用材料 - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、表示物シートと台紙フィルムとから構成さ
れる表示用材料に関するものである。
れる表示用材料に関するものである。
技術背景 ポリ塩化ビニルフィルムからなる台紙フィルムの表面
に接着剤層を介して表示物シートを接着させ、台紙フィ
ルムの裏面に保護台紙を接着させた表示用材料は知られ
ている(実開昭52−113866号公報)。この表示用材料
は、ポリ塩化ビニルフィルムが、摩擦帯電性のすぐれた
ものであることから、その表示物シートを接着させたポ
リ塩化ビニルフィルムを保護台紙からはずし、そのポリ
塩化ビニルフィルムに摩擦帯電を生起させることによ
り、紙やガラス等の固体表面に静電吸着させることがで
きる。
に接着剤層を介して表示物シートを接着させ、台紙フィ
ルムの裏面に保護台紙を接着させた表示用材料は知られ
ている(実開昭52−113866号公報)。この表示用材料
は、ポリ塩化ビニルフィルムが、摩擦帯電性のすぐれた
ものであることから、その表示物シートを接着させたポ
リ塩化ビニルフィルムを保護台紙からはずし、そのポリ
塩化ビニルフィルムに摩擦帯電を生起させることによ
り、紙やガラス等の固体表面に静電吸着させることがで
きる。
ところで、前記した如き従来のものは、帯電したポリ
塩化ビニルフィルムに表示物シートを接着させた状態で
長時間放置すると、そのポリ塩化ビニルフィルムの静電
吸着力が時間の経過により著しく低下し、ポリ塩化ビニ
ルフィルムと表示物シートとが容易に剥離するようにな
るという問題があることが判明した。
塩化ビニルフィルムに表示物シートを接着させた状態で
長時間放置すると、そのポリ塩化ビニルフィルムの静電
吸着力が時間の経過により著しく低下し、ポリ塩化ビニ
ルフィルムと表示物シートとが容易に剥離するようにな
るという問題があることが判明した。
発明の開示 本発明者は、表示物シートを接着させた台紙フィルム
の静電吸着力が時間の経過によって減少する理由につい
て鋭意検討した結果、接着剤層に含まれている可塑剤及
び/又は軟化剤が、時間の経過とともに台紙フィルムに
移行し、これが原因となって台紙フィルムの静電吸着力
が低下することを見出し、本発明を完成するに至った。
の静電吸着力が時間の経過によって減少する理由につい
て鋭意検討した結果、接着剤層に含まれている可塑剤及
び/又は軟化剤が、時間の経過とともに台紙フィルムに
移行し、これが原因となって台紙フィルムの静電吸着力
が低下することを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明によれば、静電吸着性プラスチックフィルム
と、可塑剤及び軟化剤を含有しない接着剤層を裏面に有
する表示物シートからなる表示用材料が提供される。
と、可塑剤及び軟化剤を含有しない接着剤層を裏面に有
する表示物シートからなる表示用材料が提供される。
また、本発明によれば、静電吸着性プラスチックフィ
ルムと、自己接着剤樹脂層を裏面に有する表示物シート
からなる表示用材料が提供される。
ルムと、自己接着剤樹脂層を裏面に有する表示物シート
からなる表示用材料が提供される。
さらに、本発明によれば、静電吸着性プラスチックフ
ィルムと、自己接着性発泡樹脂層を裏面に有する表示物
シートからなる表示用材料が提供される。
ィルムと、自己接着性発泡樹脂層を裏面に有する表示物
シートからなる表示用材料が提供される。
本発明で用いる台紙フィルムは、静電吸着性プラスチ
ックフィルムからなるもので、摩擦帯電性プラスチック
フィルムと、エレクトレット化されたプラスチックフィ
ルムを包含する。摩擦帯電性プラスチックフィルムとし
ては、絶縁性の高い、従来公知のプラスチックフィルム
が使用され、その具体例としては、ポリ塩化ビニルフィ
ルム、塩化ビニリデン樹脂フィルム、ポリスチレンフィ
ルム、フッ素化エチレン、プロピレン共重合体フィル
ム、ポリプロピレンフィルム等が挙げられる。エテクト
レット化されたプラスチックフィルムは、常法によるコ
ロナ放電により、プラスチックフィルムに高電圧を印加
することによって得ることができ、半永久的に電荷を保
持することのできるプラスチックフィルムである。前記
の摩擦帯電性プラスチックフィルムが静電吸着力の減衰
を来たし易いのに比して、エレクトレット化プラスチッ
クフィルムは遥かに電荷の保持、安定性に優れた静電吸
着力の減衰しにくいプラスチックフィルムである。エレ
クトレット化用のプラスチックフィルムとしては、ポリ
フッ化ビニリデンフィルム、フッ素化エチレン、プロピ
レン共重合体フィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリ
エステルフィルム、ポリメチルペンテンフィルム等が用
いられ、又ポリ塩化ビニルフィルムの如き高帯電性のプ
ラスチックフィルムをエレクトレット化させたものであ
ってもよい。前記した摩擦帯電性プラスチックフィルム
及びエレクトレット化用プラスチックフィルムは、可塑
剤及び帯電防止剤を含有しない高絶縁性のものが好まし
く用いられる。これらのプラスチックフィルムの表面抵
抗は、通常1013オーム以上、特に、1015オーム以上であ
る。
ックフィルムからなるもので、摩擦帯電性プラスチック
フィルムと、エレクトレット化されたプラスチックフィ
ルムを包含する。摩擦帯電性プラスチックフィルムとし
ては、絶縁性の高い、従来公知のプラスチックフィルム
が使用され、その具体例としては、ポリ塩化ビニルフィ
ルム、塩化ビニリデン樹脂フィルム、ポリスチレンフィ
ルム、フッ素化エチレン、プロピレン共重合体フィル
ム、ポリプロピレンフィルム等が挙げられる。エテクト
レット化されたプラスチックフィルムは、常法によるコ
ロナ放電により、プラスチックフィルムに高電圧を印加
することによって得ることができ、半永久的に電荷を保
持することのできるプラスチックフィルムである。前記
の摩擦帯電性プラスチックフィルムが静電吸着力の減衰
を来たし易いのに比して、エレクトレット化プラスチッ
クフィルムは遥かに電荷の保持、安定性に優れた静電吸
着力の減衰しにくいプラスチックフィルムである。エレ
クトレット化用のプラスチックフィルムとしては、ポリ
フッ化ビニリデンフィルム、フッ素化エチレン、プロピ
レン共重合体フィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリ
エステルフィルム、ポリメチルペンテンフィルム等が用
いられ、又ポリ塩化ビニルフィルムの如き高帯電性のプ
ラスチックフィルムをエレクトレット化させたものであ
ってもよい。前記した摩擦帯電性プラスチックフィルム
及びエレクトレット化用プラスチックフィルムは、可塑
剤及び帯電防止剤を含有しない高絶縁性のものが好まし
く用いられる。これらのプラスチックフィルムの表面抵
抗は、通常1013オーム以上、特に、1015オーム以上であ
る。
本発明で用いる表示物シートは、その裏面に、台紙フ
ィルムと剥離可能又は剥離不能に接着し得る接着剤層、
自己接着性樹脂層又は自己接着性発泡樹脂層を裏面に有
するものである。この表示物シートは、紙、プラスチッ
クフィルム、発泡シート、布等であることができる。ま
た、この表示物シートの表面には、必要に応じ、他のフ
ィルムを積層接着することができ、例えば、表示物シー
トが紙の場合にはプラスチックフィルムを、またプラス
チックフィルムの場合には紙を積層接着させることがで
きる。
ィルムと剥離可能又は剥離不能に接着し得る接着剤層、
自己接着性樹脂層又は自己接着性発泡樹脂層を裏面に有
するものである。この表示物シートは、紙、プラスチッ
クフィルム、発泡シート、布等であることができる。ま
た、この表示物シートの表面には、必要に応じ、他のフ
ィルムを積層接着することができ、例えば、表示物シー
トが紙の場合にはプラスチックフィルムを、またプラス
チックフィルムの場合には紙を積層接着させることがで
きる。
本発明において用いる表示物シートの裏面に形成する
接着剤層としては、台紙フィルムの静電吸着力の低下を
防止するために、可塑剤及び軟化剤を含有しない接着剤
層であることが必要である。本発明者の研究では、接着
剤として一般に用いられているゴム系接着剤あるいはゴ
ム系溶剤型接着剤等の可塑剤や軟化剤を含有する接着剤
を裏面に塗布して形成した表示物シートを、その接着剤
層を介して台紙フィルムに接着させた状態で放置する
と、約10日間程度の経過後には、静電吸着性のある台紙
フィルムの帯電性が減少し、静電吸着力が著しく低下す
ることが見出された。これは接着剤中の可塑剤や軟化剤
が、静電吸着性プラスチックフィルムの中へ移行するこ
とにより、そのフィルムに変質を生じさせ、それがため
に静電吸着力の著しい低下が生じるものと考えられる。
本発明で用いる可塑剤や軟化剤を含まない接着剤層を有
する表示物シートでは、このような不都合は全く生じな
い。
接着剤層としては、台紙フィルムの静電吸着力の低下を
防止するために、可塑剤及び軟化剤を含有しない接着剤
層であることが必要である。本発明者の研究では、接着
剤として一般に用いられているゴム系接着剤あるいはゴ
ム系溶剤型接着剤等の可塑剤や軟化剤を含有する接着剤
を裏面に塗布して形成した表示物シートを、その接着剤
層を介して台紙フィルムに接着させた状態で放置する
と、約10日間程度の経過後には、静電吸着性のある台紙
フィルムの帯電性が減少し、静電吸着力が著しく低下す
ることが見出された。これは接着剤中の可塑剤や軟化剤
が、静電吸着性プラスチックフィルムの中へ移行するこ
とにより、そのフィルムに変質を生じさせ、それがため
に静電吸着力の著しい低下が生じるものと考えられる。
本発明で用いる可塑剤や軟化剤を含まない接着剤層を有
する表示物シートでは、このような不都合は全く生じな
い。
本発明で用いる非可塑剤系又は非軟化剤系の接着剤
は、通常の接着剤の他、感圧粘着剤を包含するもので、
その接着剤層は、台紙フィルムに対して、剥離性を有し
もよく、まだ有していなくてもよい。このような接着剤
としては、例えば、アクリル系接着剤、水系接着剤、液
状硬化型接着剤、ポリウレタン型接着剤等がある。ポリ
ウレタン系粘着剤については、例えば、ポリオール(例
えば、ポリエーテルポリオール)100重量部とポリイソ
シアネート(例えばトリレンジイソシアネート)40重量
部とからなるものを混合した後、100℃で、約15分間加
熱することによって得ることができる。また、自己接着
性樹脂層や自己接着性発泡樹脂層を有する表示物シート
においても、同様に前記の如き不都合を生じることはな
い。
は、通常の接着剤の他、感圧粘着剤を包含するもので、
その接着剤層は、台紙フィルムに対して、剥離性を有し
もよく、まだ有していなくてもよい。このような接着剤
としては、例えば、アクリル系接着剤、水系接着剤、液
状硬化型接着剤、ポリウレタン型接着剤等がある。ポリ
ウレタン系粘着剤については、例えば、ポリオール(例
えば、ポリエーテルポリオール)100重量部とポリイソ
シアネート(例えばトリレンジイソシアネート)40重量
部とからなるものを混合した後、100℃で、約15分間加
熱することによって得ることができる。また、自己接着
性樹脂層や自己接着性発泡樹脂層を有する表示物シート
においても、同様に前記の如き不都合を生じることはな
い。
自己接着剤樹脂は、樹脂自体の持つ接着力又は粘着力
を利用した再剥離性を有する接着剤であり、可塑剤や軟
化剤を含まないことから、本発明に好ましく用いること
ができる。この自己接着性樹脂からなる接着剤として
は、日本加工製紙(株)により商品名「NK−ONETAK」で
販売されているエチレン−酢酸ビニル共重合体系のもの
を好ましく用いることができる。
を利用した再剥離性を有する接着剤であり、可塑剤や軟
化剤を含まないことから、本発明に好ましく用いること
ができる。この自己接着性樹脂からなる接着剤として
は、日本加工製紙(株)により商品名「NK−ONETAK」で
販売されているエチレン−酢酸ビニル共重合体系のもの
を好ましく用いることができる。
自己接着性発泡樹脂は、その表面に微細孔を多数有す
るシート状発泡樹脂で、その微細孔により平滑表面に対
して密着性亦は接着性を有するものである。このもの
も、台紙フィルムを変質させることがなく、その静電吸
着力を低下させる作用を示さないことから、本発明に好
ましく用いることができる。この自己接着性発泡樹脂と
しては、ウレタン樹脂とアクリル樹脂又はブタジエン系
合成ゴムとの混合物を基材樹脂として含むものが特開平
1−259043号公報に記載されており、また、大日本イン
キ化学工業(株)により、商品名「パピラルB−001L
A」として販売されている。
るシート状発泡樹脂で、その微細孔により平滑表面に対
して密着性亦は接着性を有するものである。このもの
も、台紙フィルムを変質させることがなく、その静電吸
着力を低下させる作用を示さないことから、本発明に好
ましく用いることができる。この自己接着性発泡樹脂と
しては、ウレタン樹脂とアクリル樹脂又はブタジエン系
合成ゴムとの混合物を基材樹脂として含むものが特開平
1−259043号公報に記載されており、また、大日本イン
キ化学工業(株)により、商品名「パピラルB−001L
A」として販売されている。
本発明の表示物シートと静電吸着性の台紙フィルムか
らなる表示用材料は、表示物シートと台紙フィルムの接
着させた状態で3カ月間にわたって自然放置するととも
に、その台紙フィルムの持つ静電吸着力の経時変化を調
べたところ、その静電吸着力には格別の低下のないこと
が判明した。
らなる表示用材料は、表示物シートと台紙フィルムの接
着させた状態で3カ月間にわたって自然放置するととも
に、その台紙フィルムの持つ静電吸着力の経時変化を調
べたところ、その静電吸着力には格別の低下のないこと
が判明した。
本発明の表示用材料は、表示物シートを与える、裏面
に接着剤層、自己接着性樹脂層又は自己接着性発泡樹脂
層を有する原反フィルムと、台紙フィルムを与える、原
反フィルムとを、その接着剤層、自己接着性樹脂層又は
自己接着性発泡樹脂層を介して積層接着させこれを所要
の形状に打抜加工することにより製造することができ
る。この場合、必要に応じ、台紙フィルムを与える原反
フィルムの裏面には、紙やプラスチックフィルムからな
る保護フィルムを与える原反フィルムを、その台紙フィ
ルムを与える原反フィルムの静電吸着力を利用して接着
させておき、この状態において、保護フィルムを与える
原反フィルムとともに打抜加工することもできる。この
ようにして、台紙フィルムの表面に表示物シート及び台
紙フィルムの裏面に保護フィルムがそれぞれ積層された
表示用材料が得られる。
に接着剤層、自己接着性樹脂層又は自己接着性発泡樹脂
層を有する原反フィルムと、台紙フィルムを与える、原
反フィルムとを、その接着剤層、自己接着性樹脂層又は
自己接着性発泡樹脂層を介して積層接着させこれを所要
の形状に打抜加工することにより製造することができ
る。この場合、必要に応じ、台紙フィルムを与える原反
フィルムの裏面には、紙やプラスチックフィルムからな
る保護フィルムを与える原反フィルムを、その台紙フィ
ルムを与える原反フィルムの静電吸着力を利用して接着
させておき、この状態において、保護フィルムを与える
原反フィルムとともに打抜加工することもできる。この
ようにして、台紙フィルムの表面に表示物シート及び台
紙フィルムの裏面に保護フィルムがそれぞれ積層された
表示用材料が得られる。
図面の簡単な説明 第1図は本発明の表示用材料の断面構成図を示す。
実施例 次に、本発明の実施例を図面を参照にして説明する。
第1図において、1は台紙フィルム、2は表示物シー
トを示す、台紙フィルム1と表示物シート2との間は接
着剤層、自己接着性樹脂層又は自己接着性発泡樹脂層3
によって接着されている。表示物シート2はその表面に
あらかじめ文字や絵、図案等を印刷することができる
し、また、表面には印刷を施さずにブランクの状態に
し、使用者側によって適当な文字や絵、図案等を記載し
得るようにしてもよい。
トを示す、台紙フィルム1と表示物シート2との間は接
着剤層、自己接着性樹脂層又は自己接着性発泡樹脂層3
によって接着されている。表示物シート2はその表面に
あらかじめ文字や絵、図案等を印刷することができる
し、また、表面には印刷を施さずにブランクの状態に
し、使用者側によって適当な文字や絵、図案等を記載し
得るようにしてもよい。
本発明の表示用材料は、その台紙フィルム1が静電吸
着性を有することから、その台紙フィルム1を介してガ
ラスや、プラスチック、紙等の固体表面に静電吸着させ
ることができる。また、表示物シート2は、必要に応
じ、これを台紙フィルム1から剥離し、その表示物シー
ト2の裏面に形成した接着剤層、自己接着性樹脂層又は
自己接着性樹脂層3を介して、種々の固体表面に接着さ
せることができ、さらに必要に応じ、その固体表面から
剥離し、台紙フィルム1に再び接着させることもでき
る。
着性を有することから、その台紙フィルム1を介してガ
ラスや、プラスチック、紙等の固体表面に静電吸着させ
ることができる。また、表示物シート2は、必要に応
じ、これを台紙フィルム1から剥離し、その表示物シー
ト2の裏面に形成した接着剤層、自己接着性樹脂層又は
自己接着性樹脂層3を介して、種々の固体表面に接着さ
せることができ、さらに必要に応じ、その固体表面から
剥離し、台紙フィルム1に再び接着させることもでき
る。
本発明の接着剤層を有する表示物シートを用いた表示
用材料において、台紙フィルム1の表示物シート2を接
着させる側の表面には、シリコーン等の剥離剤を塗布
し、表示物シートの台紙フィルムからの剥離を容易なも
のにすることができる。
用材料において、台紙フィルム1の表示物シート2を接
着させる側の表面には、シリコーン等の剥離剤を塗布
し、表示物シートの台紙フィルムからの剥離を容易なも
のにすることができる。
また、台紙フィルム1としてポリオレフィン系樹脂フ
ィルムや塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体フィルムを用
い、表示物シート2として紙やポリ塩化ビニルフィルム
を用いる時には、前記した剥離剤を台紙フィルム上に塗
布しなくても、表示物シートを容易に台紙フィルムから
剥離させることができる。
ィルムや塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体フィルムを用
い、表示物シート2として紙やポリ塩化ビニルフィルム
を用いる時には、前記した剥離剤を台紙フィルム上に塗
布しなくても、表示物シートを容易に台紙フィルムから
剥離させることができる。
本発明の表示用材料は、台紙フィルムの静電吸着性を
利用して、紙や、プラスチック、ガラス等の各種平滑固
体表面に接着(静電吸着)させることができる。この場
合、その固体表面に対する接着力は接着剤によらず、静
電吸着によるものであることから、その表示用材料の固
体表面上での移動及び剥離を自在に行うことができ、か
つ固体表面には何らの汚染及び損傷を与えない。また、
本発明の表示用材料においては、必要に応じ、その表示
物シートをその裏面に剥離可能に形成された接着剤層、
自己接着性樹脂層又は自己接着性発泡樹脂層を利用して
固体表面に強固に接着させることができる。
利用して、紙や、プラスチック、ガラス等の各種平滑固
体表面に接着(静電吸着)させることができる。この場
合、その固体表面に対する接着力は接着剤によらず、静
電吸着によるものであることから、その表示用材料の固
体表面上での移動及び剥離を自在に行うことができ、か
つ固体表面には何らの汚染及び損傷を与えない。また、
本発明の表示用材料においては、必要に応じ、その表示
物シートをその裏面に剥離可能に形成された接着剤層、
自己接着性樹脂層又は自己接着性発泡樹脂層を利用して
固体表面に強固に接着させることができる。
本発明の表示用材料においては、台紙フィルム上に表
示物シートを、その接着剤層、自己接着性樹脂層又は自
己接着性発泡樹脂層を介して接着させた状態で長時間放
置しても、台紙フィルムの静電吸着力が急激に低下する
ことがない。
示物シートを、その接着剤層、自己接着性樹脂層又は自
己接着性発泡樹脂層を介して接着させた状態で長時間放
置しても、台紙フィルムの静電吸着力が急激に低下する
ことがない。
本発明の表示用材料は、その表示物シートに所要の文
字や、絵画、図形、符号等の印刷を施し、広告媒体、学
習教材等の用途に利用される。
字や、絵画、図形、符号等の印刷を施し、広告媒体、学
習教材等の用途に利用される。
Claims (6)
- 【請求項1】静電吸着性プラスチックフィルムと、可塑
剤及び軟化剤を含有しない接着剤層を裏面に有する表示
物シートとからなる表示用材料。 - 【請求項2】静電吸着性プラスチックフィルムと、自己
接着性樹脂層を裏面に有する表示物シートとからなる表
示用材料。 - 【請求項3】静電吸着性プラスチックフィルムと、自己
接着性発泡樹脂層を裏面に有する表示物シートとからな
る表示用材料。 - 【請求項4】該静電吸着性プラスチックフィルムが、摩
擦帯電性プラスチックフィルムである請求の範囲1〜3
のいずれかの表示用材料。 - 【請求項5】該静電吸着性プラスチックフィルムが、エ
レクトレット化プラスチックフィルムである請求の範囲
1〜3のいずれかの表示用材料。 - 【請求項6】該接着剤層が、感圧粘着剤を用い、静電吸
着性プラスチックフィルムから剥離可能に形成されてい
る請求の範囲1、4又は5の表示用材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3510772A JP2987934B2 (ja) | 1990-06-25 | 1991-06-25 | 表示用材料 |
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6699790 | 1990-06-25 | ||
| JP2-66997 | 1990-06-25 | ||
| JP3510772A JP2987934B2 (ja) | 1990-06-25 | 1991-06-25 | 表示用材料 |
| PCT/JP1991/000853 WO1992000361A1 (fr) | 1990-06-25 | 1991-06-25 | Materiau d'affichage |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2987934B2 true JP2987934B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=26408203
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3510772A Expired - Lifetime JP2987934B2 (ja) | 1990-06-25 | 1991-06-25 | 表示用材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2987934B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104379346A (zh) * | 2012-06-22 | 2015-02-25 | 优泊公司 | 静电吸附片材和使用了其的显示物 |
-
1991
- 1991-06-25 JP JP3510772A patent/JP2987934B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104379346A (zh) * | 2012-06-22 | 2015-02-25 | 优泊公司 | 静电吸附片材和使用了其的显示物 |
| CN104379346B (zh) * | 2012-06-22 | 2016-09-14 | 优泊公司 | 静电吸附片材和使用了其的显示物 |
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