JP3744631B2 - 清掃布及び清掃方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、周縁部の外側の一部又は全部に表フラップを有する袋状の清掃布及び該清掃布を用いた清掃方法に関し、更に詳細には、表裏両面いずれを外側にして使用した場合においても、狭い隙間等の清掃を確実且つ効果的に行い得る清掃布、及び、清掃布を効率的且つ経済的に使用でき且つ狭い隙間等の清掃を確実且つ効果的に行い得る清掃方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
近年、清掃布を使用して清掃することが行われており、
柄の先端部にヘッド部を備えた清掃具の該ヘッド部に袋状の清掃布を装着して室内等を清掃することが行われている。清掃具に装着される清掃布としては、従来より、2枚の清掃シートを貼り合わせて形成されており、2枚の上記清掃シートの貼り合わせられた貼り合わせ部の外側にひだや房等の表フラップを有するものが提案されている。
この様な清掃布においては、キーボードのキーの間等の狭い隙間に表フラップを挿入し、埃等を吸着させて清掃することが可能である。またこのような清掃布は、裏返して内側を清掃面とすることができ、効率的且つ経済的に使用することができる。
【0003】
しかし、上述の様な従来の清掃布では、裏返した状態においては表フラップが内側に配置されてしまうため、狭い隙間等を清掃し難くなってしまう問題点がある。
【0004】
従って、本発明の目的は、表裏両面いずれを外側にして使用した場合においても、狭い隙間等の清掃を確実且つ効果的に行い得る清掃布を提供することにある。
【0005】
また、本発明の目的は、清掃布を効率的且つ経済的に使用でき且つ狭い隙間等の清掃を確実且つ効果的に行い得る清掃方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、周縁部の外側の一部又は全部に表フラップを有する袋状の清掃布において、上記清掃布は、上記周縁部の内側の一部又は全部に裏フラップを備えていることを特徴とする清掃布を提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0007】
また、本発明は、周縁部の外側の一部又は全部に表フラップを備え且つ周縁部の内側の一部又は全部に裏フラップを備えた袋状の清掃布を用い、該清掃布の表側及び裏側の両側を順次外側に露出させて清掃することを特徴とする清掃方法を提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0008】
上記「袋状の清掃布」とは、内部にヘッド部が挿入される挿入空間を有する形態の清掃布をいい、有底形状のものの他、筒状のもの等も含まれる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の清掃方法及び清掃布それぞれの好ましい実施の形態について、適宜、図面を参照しながら説明する。
【0010】
本実施形態の清掃方法に用いられる本実施形態の清掃布1は、図1に示すように、周縁部の外側の一部又は全部に表フラップ11を有する袋状をしている。
そしてこの清掃布1は、上記周縁部の内側の一部又は全部に裏フラップ12を備えている。
【0011】
上記清掃布1は、不織布により構成されていることが好ましく、上記清掃布1を構成する不織布としては、吸塵性に優れ且つ耐摩耗性に優れている繊維材料からなるものが特に好ましく使用される。この様な性質を備えた好ましい不織布としては、例えば、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、サクション不織布、ヒートボンド不織布、メルトブローン不織布等が挙げられる。
【0012】
不織布を形成する繊維組成は、清掃布1の形態等により適宜選定することができるが、不織布をヒートシールにより貼り合わせて清掃布1を形成する場合には、例えば、清掃面側にポリエチレンテレフタレート(PET)繊維製の不織布を使用するとともに、貼り合わせ面側にPET/ポリエチレン(PE)(芯/鞘)複合繊維製の不織布を使用し、これらの不織布を、ポリプロピレン(PP)繊維を格子状に形成したPPネットを介しウォーターニードリングで清掃シート化したものを使用することが好ましい。この場合、特に、貼り合わせ面側に使用する不織布を構成する上記PET/PE(芯/鞘)複合繊維は、PEを10〜90wt%含むものを使用することが好ましい。
【0013】
上記清掃布1の形態は、内部にヘッド部が挿入される挿入空間が形成される袋状であって、周縁部の外側の一部又は全部に表フラップ11を有し周縁部の内側の一部又は全部に裏フラップ12を有するものであればよいが、例えば、図1に示すように、2枚の清掃シートを重ね合わせ、所定の幅でシールして貼り合わせ部13を設けてヘッド部の形態に対応した挿入空間を有する扁平な袋状に形成した形態や、図14に示すように、一枚の清掃シートを折曲し、折曲箇所以外の部分を所定の幅でシールして貼り合わせ部を設け、ヘッド部の形態に対応した挿入空間を有する扁平な袋状に形成した形態が好ましい。挿入空間をヘッド部の形態に対応させると、略全面を余すことなく使用できるようにする上で効果的である。
【0014】
上記貼り合わせ部13の形態は、ヘッド部の形態に応じた形態とすることが好ましく、例えば、先端部に角部を有する形態としたり、平面視してU字状、V字状等の形態とすることが好ましい。また、貼り合わせ部13は、種々のシール法による他、縫合によっても設けることができる。シール法によって貼り合わせ部13を設ける場合には、その幅を、20mm〜0.1mm、好ましくは10mm〜1mmとすることで、所望の強度を得ることができる。シール法には、超音波シール法、ホットメルト接着剤を用いたシール法、ヒートシール法等のシール法を採用することができる。これらのシール法によって貼り合わせ部13を形成する場合のシールパターンは、特に限定されるものではないが、好ましいシールパターンとしては、例えば、ベタ、ストライプ、ドット等のシールパターンが挙げられる。また、縫合によって貼り合わせ部13を設ける場合には、ミシン縫い等で用いられる通常の縫合法を採用することが好ましい。
【0015】
上記表フラップ11は、清掃布1が不織布等のシート状の部材(清掃シート)を有底袋状や筒状に形成したものである場合には、該清掃シートの端部を利用して形成することができ、図3や図8に示すように、上記貼り合わせ部13の外側に非貼り合わせ部を設け、この非貼り合わせ部を所定形状にカットしたり或いは切り込みを入れたりして形成することができる。
また、上記裏フラップ12は、清掃布1が不織布等の清掃シートを有底袋状や筒状に形成したものである場合には、該清掃シート等の端部を利用して形成することができ、 図8や図10に示すように、上記貼り合わせ部13の内側に非貼り合わせ部を設け、この非貼り合わせ部を所定形状にカットしたり或いは切り込みを入れ且つ上記貼り合わせ部13の内側に折り込むことにより形成することができる。
【0016】
更に、上記表フラップ11及び上記裏フラップ12は、有底袋状や筒状に形成される不織布等の清掃シートとは別体のフラップ用シートにより形成することもでき、図1に示すように、2枚の上記清掃シートの間にフラップ用シートを2枚の該清掃シートとともに貼り合わせて、上記フラップ用シートの一部を貼り合わせ部13の外側に配置させて上記表フラップ11を形成し且つ上記フラップ用シートの他の部分を貼り合わせ部13の内側に折り込んで上記裏フラップ12を形成することができる。
また、上記表フラップ11及び上記裏フラップ12は、図12に示すように、清掃シートの端部とフラップ用シートの両方により2層以上に形成したり、複数のフラップ用シートにより2層以上に形成したり、表フラップ11及び裏フラップ12のうちの一方を清掃シートの端部で形成し、他方をフラップ用シートで形成することもできる。
【0017】
上記表フラップ11の幅W及び上記裏フラップ12の幅W’は、清掃シートをシール法によって貼り合わせて形成する場合には、清掃シートの縁辺から1mm〜50mm、好ましくは、5mm〜30mmとするのが好ましい。上記1mmよりも幅が狭いと、シールされた貼り合わせ部13で清掃対象物を傷つけ易くなるほか、当該表フラップ11又は裏フラップ12での吸塵効果がほとんどなくなり、また、上記50mmを超えると、表フラップ11又は裏フラップ12の腰がなくなって清掃し難くなる。また、清掃シートを縫合して貼り合わせて形成する場合には、清掃シートの縁辺から1mm〜50mm、好ましくは5mm〜30mmとするのが好ましい。1mmよりも狭いと、縫合糸がほつれやすくなるほか、当該表フラップ11又は裏フラップ12の吸塵効果がなくなり、また、50mmを超えると、表フラップ11又は裏フラップ12の腰がなくなって清掃し難くなる。
【0018】
上記表フラップ11及び上記裏フラップ12は、図1又は図5に示すように、それぞれを清掃布1の周縁部の開口部を除く略全部に備えることが好ましく、清掃布1が1枚又は複数枚の清掃シートを貼り合わせて形成されている場合には、貼り合わせ部13に対応してその外側及び内側略全長に亘って設けることが好ましいが、図14又は図15に示すように、清掃布1の周縁部の一部のみに備えることもでき、清掃布1が1枚又は複数枚の清掃シートを貼り合わせて形成されている場合には、貼り合わせ部13の外側及び内側それぞれの一部に設けることもできる。
上記表フラップ11及び上記裏フラップ12を清掃布1の周縁部の一部のみに設ける場合、表フラップ11の設けられている部分の内側に裏フラップ12が設けられている必要はなく、清掃布1が1枚又は複数枚の清掃シートを貼り合わせて形成されている場合に、図20に示すように、表フラップ11の対応する貼り合わせ部13と裏フラップ12の対応する貼り合わせ部13とが同じ部分となるように設けられていなくてもよい。
【0019】
上記清掃布1を2枚の清掃シートから形成した場合には、図7及び図8に示すように、清掃シート1枚ずつに表フラップ11及び裏フラップ12を設けることにより、同一の清掃シートを2枚用いて貼り合わせて清掃布1を形成することが可能となる。
【0020】
上記清掃布1の開口部に少なくとも一箇所以上のスリットを設けることは、当該清掃布1の取付・取り外しを容易にする上で効果的である。この場合、スリットの長さは、10mm〜70mm程度とすることが好ましい。
また、清掃布1に、該清掃布1の一部どうしをヘッド部の周囲において固定する閉塞手段を備えることもできる。上記閉塞手段としては、面状ファスナー(例えば、登録商標「マジックテープ」等、以下同じ)、表裏両表面に粘着層を有する粘着テープ等が挙げられるが、これらの中でも、開閉が自在で閉塞していない状態において手やヘッド部を損傷しにくい等の点で、面状ファスナーが好ましい。
【0021】
上記表フラップ11及上記び裏フラップ12の外縁部の形態は、特に限定されるものではないが、例えば、図1に示すように、連続的な山型形状(鋸歯状)にカットした形態とすることが埃等を効果的に付着させる上で効果的であり、また図15に示すように多数のスリットを形成させた形態も効果的である。
【0022】
本発明の清掃布1は、柄の先端部にヘッド部を備えた清掃具2該ヘッド部に装着して用いることができる。この清掃具2は、清掃布1の装着されるヘッド部を柄の先端部に備えたものであれば特に限定されるものではないが、清掃具2のヘッド部が、柔軟性素材からなっていることが好ましく、スポンジ状の多孔性の柔軟性素材、又はゴム状の柔軟性素材がより好ましい。上記ヘッド部が上記のような多孔性の柔軟性素材である場合には、清掃布1の装着・取り外しがスムーズに行えるようにその表面滑性を良好なものとしたり、変色を抑えるように表面処理を施すことができる。
また、上記ヘッド部は、清掃対象に十分に密着させ、清掃対象を傷つけたり清掃中に清掃布1を破ることなく汚れの程度の高い汚れを良好に落とすことができるためにはC硬度が1〜60であるものが好ましく、20〜35であるものがより好ましく、20〜30であるのものが更に一層好ましい。ここで、C硬度とは、SRIS(日本ゴム協会規格)0101に基づき高分子計器株式会社製ゴム硬度計C型〔アスカー(商標)〕で測定した硬度である。
【0023】
更に、上記ヘッド部には、先端部に進むにつれて肉薄になるようにテーパーを設けたり、幅方向外側に進むにつれて肉薄になるようにテーパーを設けたりして、コーナー部に当該肉厚の薄くなった先端部や側縁部を押し当てて清掃布1を密着させ、埃などがたまりやすいこれらの部分の清掃を行うことができるようにすることが好ましい。
【0024】
上記柄は、先端部にヘッド部を装着可能で且つ後端部に握り手の部分を備えたものである。
上記柄は、握り手の部分が上記ヘッド部を装着したときに当該ヘッド部よりも高くなるように湾曲ないし屈曲させて設けたものが好ましく、また、握り手の部分を備えた柄本体と上記ヘッド部を装着する部分を備えた装着部材とで構成し、これらを組立・分解可能に設けることが好ましい。上記柄は、伸縮自在・伸縮不能のいずれのもので構成することもできる。
【0025】
上記ヘッド部又は上記柄には、ヘッド部に装着した清掃布1を固定する固定部を設けるのが好ましい。この固定部は、図1に示すように、清掃布1の開口部近傍を固定するものが好ましく、また、清掃布1を最初に装着した場合と、清掃布1の上下面を反転して入れ換えて装着した場合とにおいて、当該清掃布1の開口部近傍の同じ部分で固定できるように配設するのが好ましい。清掃布1の開口部近傍の同じ部分で固定できるようにすることで、上記固定部に固定した開口部近傍への埃等の付着を抑えることができるとともに当該清掃布1を裏返して再度固定するときに固定部に埃が付着したり詰まったりすることや、固定作業時の手の汚れ等を防ぐことができる。
【0026】
上記固定部の形態は、清掃布1の開口部近傍を確実に固定できるものであれば、特に限定されるものではないが、例えば、図2に示すように、菊座と称される放射状のスリットを形成する可撓性の複数の片部を備えたもの、面状ファスナーを備えたもの、又は、嵌合凹所及び該嵌合凹所に対応した嵌合突起を備えた挟持板をヒンジを介して設けたもの等の種々の形態が挙げられる。
【0027】
上記柄と上記ヘッド部とは、着脱不能に固定してもよく、着脱可能としてもよい。また、上記ヘッド部は、当該ヘッド部を柄に装着した状態において、柄に対して上下反転可能に設け、ヘッド部を柄に装着した状態のままヘッド部を上下に反転させて未使用面と使用済み面との切り替えが簡単に行い、清掃布1を無駄なく使用することができるようにすることができる。
【0028】
上記清掃具2は、柄の構造を中空構造にしたりヘッド部自体の密度を高くして重くする等の手法によって、ヘッド部を上記柄に装着した状態における重心を上記ヘッド部に位置させ、清掃具1を載置した際に、柄の後端部が載置面に着き且つヘッド部の先端部が上方に持ち上がった不安定な状態となることを防ぎ、載置した状態で握り手の部分を握りやすく直ちに清掃を行うことが出来るようにすることが可能である。
【0029】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら、具体的に説明する。
【0030】
図1は、本発明の清掃布の第1の実施例を示す斜視図であり、図2は、図1の清掃布を分解して示す展開図であり、図3は、図1の清掃布を示す断面図であり、図4は、図1の清掃布を清掃具に装着した状態を示す斜視図であり、図5は、図1の清掃布を裏返した状態を示す斜視図であり、図6は、図1の清掃布を裏返した状態で清掃具に装着した状態を示す斜視図である。
【0031】
本実施例の清掃布1は、柄の先端部にヘッド部を備えた清掃具2の該ヘッド部に装着されるものであり、図1に示すように、周縁部の外側の一部又は全部に表フラップ11を有する袋状のものである。また本実施例の清掃布1は、上記周縁部の内側の一部に裏フラップ12を備えている。
【0032】
本実施例の清掃布1について詳述すると、上記清掃布1は、図2に示すように、2枚の清掃シートS及びフラップ用シートFよりなっている。またこの清掃布1は、図1及び図3に示すように、2枚の清掃シートSを貼り合わせて形成されており、この2枚の清掃シートSの間にフラップ用シートFが配置され該清掃シートSとともに貼り合わせられている。そして、フラップ用シートFの一部は2枚の清掃シートSの貼り合わせ部13の外側に配置されて表フラップ11を形成しており、且つフラップ用シートFの他の部分は貼り合わせ部13の内側に配置されて裏フラップ12を形成している。
【0033】
本実施例の清掃布1について更に詳述すると、2枚の上記清掃シートS及び上記フラップ用シートFは、いずれもスパンレース不織布よりなっている。
2枚の上記清掃シートSは、図2に示すように、互いに同形であって、後端部を除く周縁部が連続的な山型状に裁断されている。
上記フラップ用シートFは、上記清掃シートSの周縁部に所定幅で重なる形状であり、フラップ用シートFの周縁部は、後端部を除いて上記清掃シートSと同様の連続的な山型状に裁断されている。またこのフラップ用シートFは、角部にそれぞれ内側の縁辺から約半分の深さまで切り込み14が設けられている。
そして、図3に示すように、これらの2枚の上記清掃シートSの間にフラップ用シートFが挟み込まれ、この状態で、清掃シートS及びフラップ用シートFがヒートシールによって貼り合わされ、後端部に開口部1aを備え且つ該開口部1aから清掃具2のヘッド部を挿入可能な挿入空間Iを有する有底袋状の清掃布1が形成されている。
【0034】
上記貼り合わせ部13は、図1に示すように、清掃布1の先端部に二つの角部13aを有するように形成されている。この貼り合わせ部13は、幅が5mmとなっている。そして、清掃シートS及びフラップ用シートFの貼り合わせ部13の外側が、清掃布1の周縁部に沿う幅W10mm〜30mmの表フラップ11となっており、清掃シートS及びフラップ用シートFの貼り合わせ部13の内側が、角部に切り込み14を有する幅W’10mm〜30mmの裏フラップ12となっている。
【0035】
そして、本実施例の清掃布1は、次のような清掃具2のヘッド部に装着される。
即ち、清掃具2は、図4に示すように、清掃布1の挿入空間Iに挿入されて該清掃布1を装着されるヘッド部と、このヘッド部が先端に備えられる柄22とを備えている。
【0036】
上記ヘッド部は、表面にメルトーム加工が施された軟質エステル系ウレタンフォーム製の多孔性の柔軟性素材(C硬度=20〜35)から構成されており、平面視したときの形状が先端部に二つの角部を有し且つ後方に進むにつれて幅広の六角形形状となるように設けられている。またこのヘッド部は、先端部に進むにつれて、且つ幅方向外方に進むにつれてそれぞれ肉厚が薄くなるように形成されており、その断面形状は台形形状になっている。このヘッド部の後端部には切欠部が形成されている。
【0037】
上記柄22は、握り手部分を備えた柄本体23と、その先端部に装着された装着部材24とから構成されており、この装着部材24が上記ヘッド部の切欠部に装着固定されるようになっている。
【0038】
上記柄本体23は、装着部材24を組み付けて当該装着部材24に上記ヘッド部を装着したときに、握り手の部分がヘッド部よりも高く位置するように湾曲した形態に設けられている。また、柄本体23は中空構造に設けられており、当該清掃具2の重心がヘッド部に位置するようになっている。
上記装着部材24には、固定部が設けられており、装着部材24がヘッド部の切欠部に嵌め込み装着された状態において、固定部がヘッド部の表面よりも窪んだ状態でヘッド部の切欠部から露出されるようになっている。この固定部は、菊座を備えており、清掃布1を指等で押し込んで固定できるようになっている。
【0039】
次に、本発明の清掃方法の一実施例であって、本実施例の清掃布1及び上記清掃具2を用いた清掃方法について説明する。
まず、清掃に際して、装着部材24にヘッド部を固定し、ヘッド部を清掃布1の挿入空間Iに挿入して清掃布1をヘッド部に装着し、固定部に清掃布1の開口部近傍1aを押し込んで、当該清掃布1をヘッド部に固定し、図4の状態とする。
そして、比較的面積の広いテーブル、机などは、主として清掃布1の中央部を利用して、また、キーボードのキーの間等の狭い隙間等は、該隙間等に表フラップ11を挿入して埃等を吸着させて清掃する。
【0040】
清掃布1の表面の汚れがひどくなったら、上記固定部から清掃布1を離脱し、次いで清掃布1の開口部近傍1aを摘んで当該清掃布1をヘッド部から剥がし取る。
続いて、取り外した清掃布1を裏返しにする。この状態においては、図5に示すように、清掃布1の周縁部には裏フラップ12が配置される。そしてこの清掃布1を再度ヘッド部に装着して図6の状態とする。そして、再び上述と同様の方法で清掃する。
【0041】
本実施例に係る清掃方法及び清掃布1によれば、周縁部の外側に表フラップ11を備え且つ上記周縁部の内側に裏フラップ12を備えているので、表裏両面いずれを外側にして使用しても外側周縁部にフラップが配置され、狭い隙間等の清掃を確実且つ効果的に行うことができる。
【0042】
本実施例に係る清掃方法及び清掃布1によれば、裏フラップ12が角部に切り込み14を有するので、清掃布1を容易に裏返すことができ、また裏返した状態においも裏フラップ12がゆがみを生じることなく平面状に展開され、一層確実且つ効果的に狭い隙間等の清掃を行うことができる。
本実施例に係る清掃方法及び清掃布1によれば、表フラップ11が2枚の清掃シートS及びフラップ用シートFにより3層に形成されているので、高い吸塵効果を得ることができる。
【0043】
図7は、本発明の清掃布の第2の実施例を分解して示す展開図であり、図8は、図7の清掃布を示す断面図である。本実施例において図1乃至図6に示す第1の実施例と同様の部材には同一の符号を付し、説明は省略する。
【0044】
本実施例の清掃布1は、フラップ用シートを備えておらず、2枚の清掃シートSのみからなっている。そして、2枚の清掃シートSは、図7に示すように、上記第1の実施例の清掃シートと略同形のシート本体部S’と、該シート本体部S’の側縁から延設された折り返し片S’’とからなっている。
上記折り返し片S’’は、シート本体部S’の周縁部の折り返し片S’’側の略半分と対称に形成されており、シート本体部S’との境界部から折り返すとシート本体部S’の周縁部と重なるようになっている。また折り返し片S’’は角部に切り込み14を備えている。
【0045】
そしてこれらの清掃シートSは、図8に示すように、折り返し片S’’がシート本体部S’との境界部において折り返されており、折り返し片S’’はそれぞれのシート本体部S’の同じ側の表面に重合されている。そしてこれらの2枚の清掃シートSが折り返し片S’’を内側にした状態で重ねられており、2つの折り返し片S’’が2つのシート本体部S’の間に後端部を除く周縁部全周に配置されている。それぞれの清掃シートSのシート本体部S’と折り返し片S’’との境界部は、他の清掃シートSよりも内側に配置されており、清掃布1は、平面視した状態において後端部を除く外周縁部全体に清掃シートSの周縁部が配置されている。
【0046】
そして、清掃シートSのシート本体部S’とこのシート本体部S’から延設された折り返し片S’’と該折り返し片S’’に対向する他の清掃シートSとが一体に貼り合わせられて上記第1の実施例と同様の貼り合わせ部13が形成されており、シート本体部S’の周縁部と折り返し片S’’とにより非貼り合わせ部が形成されている。シート本体部S’の周縁部は後端部を除いて貼り合わせ部13の外側に配されて表フラップ11を形成している。折り返し片S’’は、清掃布1の先端側において表フラップ11及び裏フラップ12の両方を形成しており、後端側においては貼り合わせ部13の内側に折り込み配置されて裏フラップ12を形成している。
各清掃シートSそれぞれの折り返し片S’’の貼り合わせ部13の外側は、他の清掃シートSの周縁部と貼り合わせ部13とを介して隣接されている。
これら以外は上記第1の実施例と同じである。
【0047】
本実施例の清掃布1においても、上記第1の実施例と同様の作用及び効果を得ることができる。
また、本実施例の清掃布1においては、清掃布1を構成する2枚の清掃シートSが同一形状なので、簡便な製造が可能である。
【0048】
図9は、本発明の清掃布の第3の実施例を分解して示す展開図であり、図10は、図9の清掃布を示す断面図である。本実施例において上述の各実施例と同様の部材には同一の符号を付し、説明は省略する。
【0049】
本実施例の清掃布1は、フラップ用シートを備えておらず、2枚の清掃シートS(第1の清掃シートS1 及び第2の清掃シートS2 )のみからなっている。図9に示すように、第1の清掃シートS1 は上記第1の実施例の清掃シートSと同様の形態である。第2の清掃シートS2 は、上記第1の実施例の清掃シートと略同形のシート本体部S2 ’と、該シート本体部S2 ’の左右の各側縁部から延設された1対の折り返し片S2 ’’とからなっている。
1対の上記折り返し片S2 ’’は、それぞれシート本体部S2 ’の後端部を除く周縁部の折り返し片側の略半分と対称に形成されている。各折り返し片S2 ’’の角部には切り込み14が設けられている。
【0050】
上記第2の清掃シートS2 の折り返し片S2 ’’は、図10に示すように、シート本体部S2 ’との境界部から折り返されてシート本体部S2 ’の周縁部と重なっており、第1の清掃シートS1 は、折り返し片S2 ’’側から第2の清掃シートS2 に重ねられている。
第2の清掃シートS2 のシート本体部S2 ’と折り返し片S2 ’’との境界部は、第1の清掃シートS1 の周縁部よりも内側に配置されており、清掃布1は、平面視した状態において後端部を除く外周縁部全体に清掃シートSの周縁部が配置されている。
【0051】
そして、第2の清掃シートS2 のシート本体部S2 ’と折り返し片S2 ’’と第1の清掃シートS1 とが一体に貼り合わせられて上記第1の実施例と同様の貼り合わせ部13が形成されており、シート本体部S2 ’の周縁部と折り返し片S2 ’’と第1の清掃シートS1 の周縁部とにより非貼り合わせ部が形成されている。第1の清掃シートS1 の周縁部は貼り合わせ部13の外側に配されて表フラップ11を形成している。第2の清掃シートS2 のシート本体部S2 ’の先端側の周縁部は貼り合わせ部13の外側に配されて表フラップ11を形成している。折り返し片S2 ’’は先端側においては貼り合わせ部13の内側及び外側の両方に配されて表フラップ11及び裏フラップ12を形成しており、後端側においては貼り合わせ部13の内側に折り込まれて裏フラップ12を形成している。
これら以外は上記第1の実施例と同じである。
【0052】
本実施例の清掃布1においても、上記第1の実施例と同様の作用及び効果を得ることができる。
【0053】
図11は、本発明の清掃布の第4の実施例を分解して示す展開図であり、図12は、図11の清掃布を示す断面図である。本実施例において上述の各実施例と同様の部材には同一の符号を付し、説明は省略する。
【0054】
本実施例の清掃布1は、図11に示すように、第1の実施例と同様のフラップ用シートFと、第2の実施例と同様の2枚の清掃シートSとからなっており、図12に示すように、第2の実施例と同様に折曲され配された清掃シートSの間にフラップ用シートFが配されている。本実施例においては、清掃シートSのシート本体部S’の周縁部と折り返し片S’’とフラップ用シートFにより非貼り合わせ部が形成されている。そして、シート本体部S’の周縁部は後端部を除いて貼り合わせ部13の外側に配されて表フラップ11を形成しており、折り返し片S’’は、清掃布1の先端側において貼り合わせ部13の外側及び内側に配されて表フラップ11及び裏フラップ12の両方を形成しており、後端側においては貼り合わせ部13の内側に折り込み配置されて裏フラップ12を形成している。またフラップ用シートFは貼り合わせ部13の内側及び外側の両方に配されており表フラップ11及び裏フラップ12の両方を形成している。
これら以外は上記第1の実施例と同じである。
【0055】
本実施例の清掃布1においても、上記第1の実施例と同様の作用及び効果を得ることができる。
また、本実施例の清掃布1においては、裏フラップ12が2層に形成されているので、裏返した状態においても高い吸塵効果を得ることができる。
【0056】
図13は、本発明の清掃布の第5の実施例を分解して示す展開図である。本実施例において上述の各実施例と同様の部材には同一の符号を付し、説明は省略する。
【0057】
本実施例の清掃布1は、図13に示すように、第1の実施例と同様のフラップ用シートFと2枚の清掃シートSよりなっている。この2枚の清掃シートSは、周縁部は山形形状に裁断されておらず、直線状をしている。そして、これらの2枚の上記清掃シートSの間にフラップ用シートFが清掃シートSの周縁部の内側と外側の両方に露出されるように延出された状態に挟み込まれ、この状態で、清掃シートSの周縁部とフラップ用シートFとがヒートシールによって貼り合わされいる。本実施例においては、フラップ用シートFのみにより非貼り合わせ部が形成されており、表フラップ11及び裏フラップ12の両方がフラップ用シートFのみにより1層に形成されている。
これら以外は上記第1の実施例と同じである。
【0058】
本実施例の清掃布1においても、上記第1の実施例と同様の作用及び効果を得ることができる。
【0059】
図14は、本発明の清掃布の第6の実施例を分解して示す展開図である。本実施例において上述の各実施例と同様の部材には同一の符号を付し、説明は省略する。
本実施例の清掃布1は、図14に示すように、第1の実施例のフラップ用シートを縦半分に分けた一方の形態のフラップ用シートFと、第5の実施例の2枚の清掃シートを一側縁において連設した形態の清掃シートSとよりなっている。そして、清掃シートSが2つに折り重ねられてその間にフラップ用シートFが清掃シートSの周縁部の内側と外側の両方に露出されるように延出された状態に挟み込まれ、この状態で、清掃シートSの周縁部がフラップ用シートFとヒートシールによって貼り合わされて清掃布1が形成されている。
本実施例においては、フラップ用シートFのみにより非貼り合わせ部が形成されており、表フラップ11及び裏フラップ12の両方がフラップ用シートFのみにより1層に且つ清掃布1の周縁部の一部に形成されている。
これら以外は上記第1の実施例と同じである。
【0060】
本実施例の清掃布1においても、上記第1の実施例と同様の作用及び効果を得ることができる。
【0061】
図15は、本発明の清掃布の第7の実施例を示す展開図であり、図16は、図15の清掃布の断面図である。本実施例において上述の各実施例と同様の部材には同一の符号を付し、説明は省略する。
【0062】
本実施例の清掃布1は、図15に示すように、一枚の清掃シートSよりなっている。この清掃シートSはシート本体部S’と該シート本体部S’に連設された一対のフラップS’’’とよりなっている。シート本体部S’は、第5の実施例の2枚の清掃シートを一側縁において連設した形態を有している。一対の上記フラップS’’’は、該シート本体部S’の側縁部の後端側にそれぞれ連設されており、フラップS’’’のシート本体部S’に連設されていない側の側縁部は連続した山形形状に裁断されている。また、このフラップS’’’は、シート本体部S’に連設されていない側の側縁部からシート本体部S’へ向けてスリットが形成されている。本実施例の清掃布1は、図16に示すように、一方のフラップS’’’がシート本体部S’との境界部において折曲されてシート本体部S’に重なって配置されており、且つシート本体部S’が長さ方向中央部において折曲されている。そして、シート本体部S’の互いに対向する周縁部どうしが貼り合わせられており、一対のフラップS’’’のみにより非貼り合わせ部が形成されている。そして一対のフラップS’’’のうちシート本体部S’との境界部において折曲されているフラップS’’’により裏フラップ12が形成されており、他のフラップS’’’により表フラップ11が形成されている。
これら以外は上記第1の実施例と同じである。
【0063】
本実施例の清掃布1においても、上記第1の実施例と同様の作用及び効果を得ることができる。
【0064】
図17は、本発明の清掃布の第8の実施例を示す展開図である。本実施例において上述の各実施例と同様の部材には同一の符号を付し、説明は省略する。
【0065】
本実施例の清掃布1は、図17に示すように、第3の実施例の第1の清掃シートと同様の形態の第1の清掃シートS1 と、第2の清掃シートS6 とよりなっている。上記第2の清掃シートS6 は、上記第5の実施例の清掃シートSと同様の形態を有するシート本体部S6 ’に上記第2の実施例の折り返し片S’’と同様の折り返し片S6 ’’を連設したものである。そして第2の清掃シートS6 の折り返し片S6 ’’がシート本体部S6 ’との境界部において折曲されシート本体部S6 ’に重ねて配されており、第1の清掃シートS1 が上記第2の清掃シートS6 に折り返し片S6 ’’側から重ねられ、第1の清掃シートS1 とシート本体部S6 ’と折り返し片S6 ’’とが貼り合わせられている。非貼り合わせ部は、第1の清掃シートS1 の周縁部と折り返し片S6 ’’とにより形成されており、第1の清掃シートS1 の周縁部が表フラップ11になっており、折り返し片S6 ’’が裏フラップ12になっている。
【0066】
本実施例の清掃布1においても、上記第1の実施例と同様の作用及び効果を得ることができる。
【0067】
図18は、本発明の清掃布の第9の実施例を分解して示す展開図である。本実施例において上述の各実施例と同様の部材には同一の符号を付し、説明は省略する。
本実施例の清掃布1は、図18に示すように、2枚の清掃シートSよりなっている。この清掃シートSは第3の実施例の第1の清掃シートS1 の周縁部を一部切り欠いてなっており、周縁部が、1つの側縁部をなす第1の周縁部Seと、該第1の周縁部Seに切り欠き部15を介して隣接し、前端部及び他の側縁部をなす第2の周縁部Se’の2つに分画されている。そして、2枚の清掃シートSの2つの第1の周縁部Seは、それぞれ清掃シートSの異なる側の面に折り重ねられており、2枚の清掃シートSが2つの第1の周縁部Seを内側にした状態で互いに貼り合わせられており、第1の周縁部Se及び第2の周縁部Se’により非貼り合わせ部が形成されている。そして、表フラップ11が2つの第2の周縁部Se’により形成されており、裏フラップ12は第1の周縁部Seにより形成されている。
【0068】
本実施例の清掃布1においても、上記第1の実施例と同様の作用及び効果を得ることができる。
【0069】
図19は、本発明の清掃布の第10の実施例を示す平面図である。本実施例において上述の各実施例と同様の部材には同一の符号を付し、説明は省略する。
【0070】
本実施例の清掃布1は、図19に示すように、清掃布1の表フラップ11及び裏フラップ12が清掃布1の周縁部のうちの側縁部のみに設けられている。これらの表フラップ11及び裏フラップ12は、上述の第1の実施例等の如くフラップ用シートを清掃シートSとともに貼り合わせることにより形成することも、上述の第2の実施例等の如く非貼り合わせ部を形成し該非貼り合わせ部により形成することもできる。
【0071】
本実施例の清掃布1においても、上記第1の実施例と同様の作用及び効果を得ることができる。
【0072】
図20は、本発明の清掃布の第11の実施例を示す平面図である。本実施例において上述の各実施例と同様の部材には同一の符号を付し、説明は省略する。
【0073】
本実施例の清掃布1は、図20に示すように、清掃布1の表フラップ11が清掃布1の周縁部のうちの先端部のみに設けられており、裏フラップ12が清掃布1の周縁部のうちの側縁部のみに設けられている。これらの表フラップ11及び裏フラップ12は、上述の第1の実施例等の如くフラップ用シートを清掃シートSとともに貼り合わせることにより形成することも、上述の第2の実施例等の如く非貼り合わせ部を形成し該非貼り合わせ部により形成することもできる。
【0074】
本実施例の清掃布1においても、上記第1の実施例と同様の作用及び効果を得ることができる。
【0075】
本発明に係る清掃布は、上記各実施例の清掃布1に限定されるものではなく、周縁部の外側の一部又は全部に表フラップを有する袋状の清掃布であって 上記清掃布は、上記周縁部の内側の一部又は全部に裏フラップを備えていればよく、清掃布の大きさや形状、材質、表フラップ及び裏フラップの大きさや形状、材質、配置位置、配置形態等は適宜変更することができる。
【0076】
本発明に係る清掃方法は、上記実施例に限定されるもものではなく、周縁部の外側の一部又は全部に表フラップを備え且つ周縁部の内側の一部又は全部に裏フラップを備えた袋状の清掃布を用い、該清掃布の表側及び裏側の両側を順次外側に露出させて清掃する方法であればよく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜変更可能することができ、例えば、用いる清掃布は上記各実施形態の清掃布以外の清掃布を用いることもできる。
【0077】
【発明の効果】
本発明に係る清掃布によれば、周縁部に表フラップと裏フラップとを備えているので、表裏両面いずれを外側にして使用した場合においても外側周縁部にフラップが配設され、狭い隙間等の清掃を確実且つ効果的に行うことが可能である。
【0078】
本発明に係る清掃方法によれば、清掃布を効率的且つ経済的に使用でき且つ狭い隙間等の清掃を確実且つ効果的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の清掃布の第1の実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の清掃布を分解して示す展開図である。
【図3】図1の清掃布を示す断面図である。
【図4】図1の清掃布の使用の状態を示す斜視図である。
【図5】図1の清掃布を裏返した状態を示す斜視図である。
【図6】図1の清掃布を裏返した状態での使用の状態を示す斜視図である。
【図7】本発明の清掃布の第2の実施例を分解して示す展開図である。
【図8】図7の清掃布を示す断面図である。
【図9】本発明の清掃布の第3の実施例を分解して示す展開図である。
【図10】図9の清掃布を示す断面図である。
【図11】本発明の清掃布の第4の実施例を分解して示す展開図である。
【図12】図11の清掃布を示す断面図である。
【図13】本発明の清掃布の第5の実施例を分解して示す展開図である。
【図14】本発明の清掃布の第6の実施例を分解して示す展開図である。
【図15】本発明の清掃布の第7の実施例を示す展開図である。
【図16】図15の清掃布の断面図である。
【図17】本発明の清掃布の第8の実施例を示す展開図である。
【図18】本発明の清掃布の第9の実施例を分解して示す展開図である。
【図19】本発明の清掃布の第10の実施例を示す平面図である。
【図20】本発明の清掃布の第11の実施例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 清掃布
1a 開口部
2 清掃具
11 表フラップ
12 裏フラップ
13 貼り合わせ部
14 切り込み
15 切り欠き部
22 柄
23 柄本体
24 装着部材
F フラップ用シート
S 清掃シート
S’ シート本体部
S’’ 折り返し片
S’’’フラップ
S1 第1の清掃シート
S2 第2の清掃シート
S2 ’ シート本体部
S2 ’’折り返し片
S6 第2の清掃シート
S6 ’ シート本体部
S6 ’’折り返し片
Se 第1の周縁部
Se’ 第2の周縁部
Claims (6)
- 周縁部の外側の一部又は全部に表フラップを有する袋状の清掃布において、
上記清掃布は、上記周縁部の内側の一部又は全部に裏フラップを備えている
ことを特徴とする清掃布。 - 柄の先端部にヘッド部を備えた清掃具の該ヘッド部に装着されることを特徴とする請求項1記載の清掃布。
- 上記清掃布は2枚の清掃シートを貼り合わせて形成されており、
2枚の上記清掃シートの間にはフラップ用シートが2枚の該清掃シートとともに貼り合わせられており、
上記フラップ用シートの一部は2枚の上記清掃シートの貼り合わせ部の外側に配置されて上記表フラップを形成しており且つ上記フラップ用シートの他の部分は上記貼り合わせ部の内側に配置されて上記裏フラップを形成している
ことを特徴とする請求項1記載の清掃布。 - 上記清掃布は2枚の清掃シートを貼り合わせて形成されており、
2枚の上記清掃シートは、それぞれ、互いに貼り合わせられた貼り合わせ部の外側及び内側に非貼り合わせ部を備えており、
2枚の上記清掃シートそれぞれの上記非貼り合わせ部の一部が上記貼り合わせ部の外側に配されて上記表フラップを形成しており、
2枚の上記清掃シートそれぞれの上記非貼り合わせ部の他部が上記貼り合わせ部の内側に折り込まれて上記裏フラップを形成しており、
2枚の上記清掃シートは、一方の清掃シートの表フラップと他方の清掃シートの裏フラップとが上記貼り合わせ部を介して隣接するように貼り合わせられている
ことを特徴とする請求項1記載の清掃布。 - 上記清掃布は2枚の清掃シートを貼り合わせて形成されており、
2枚の上記清掃シートは、それぞれ、互いに貼り合わせられた貼り合わせ部の外側又は内側に非貼り合わせ部を備えており、
一方の上記清掃シートは、その非貼り合わせ部が上記貼り合わせ部の内側に折り込まれて上記裏フラップを形成しており、
他方の上記清掃シートは、その非貼り合わせ部が上記貼り合わせ部の外側に配されて上記表フラップを形成している
ことを特徴とする請求項1記載の清掃布。 - 周縁部の外側の一部又は全部に表フラップを備え且つ周縁部の内側の一部又は全部に裏フラップを備えた袋状の清掃布を用い、該清掃布の表側及び裏側の両側を順次外側に露出させて清掃することを特徴とする清掃方法。
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