JPH0484966A - 血液ポンプ - Google Patents
血液ポンプInfo
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- JPH0484966A JPH0484966A JP2199862A JP19986290A JPH0484966A JP H0484966 A JPH0484966 A JP H0484966A JP 2199862 A JP2199862 A JP 2199862A JP 19986290 A JP19986290 A JP 19986290A JP H0484966 A JPH0484966 A JP H0484966A
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- Japan
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- light receiving
- receiving part
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- light
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は医療用又は実験用に用いられ、体外で血液を循
環させるための体外循環用血液ポンプに関するものであ
る。
環させるための体外循環用血液ポンプに関するものであ
る。
(従来の技術)
外科手術の際など、血液を体外で循環させる血液ポンプ
としては、チューブをローラでしごいて血液を拍出する
方式のベリスターポンプがよく用いられている。そのよ
うな血液ポンプは、第11図に示されるように、ローラ
3とローラ支持部6の間に血液チューブ2を配置し、ロ
ーラ3を回転させて血液チューブ2をローラでしごくこ
とにより血液を送り出す。この血液ポンプでは、血流量
は(ローラ支持部6に接する血液チューブ2内の容積)
X(ローラ3の回転数)で決定される。
としては、チューブをローラでしごいて血液を拍出する
方式のベリスターポンプがよく用いられている。そのよ
うな血液ポンプは、第11図に示されるように、ローラ
3とローラ支持部6の間に血液チューブ2を配置し、ロ
ーラ3を回転させて血液チューブ2をローラでしごくこ
とにより血液を送り出す。この血液ポンプでは、血流量
は(ローラ支持部6に接する血液チューブ2内の容積)
X(ローラ3の回転数)で決定される。
(発明が解決しようとする課題)
血液ポンプでは、これまではローラ3の回転の安定性な
どの機械的な性能に重点がおかれ、血液チューブ2内を
流れている血液のへマドクリット(赤血球の体積比、つ
まり全ヘモグロビン量の指標となる)や酸素飽和度など
の血液状態をモニタする機能は備えられていない。
どの機械的な性能に重点がおかれ、血液チューブ2内を
流れている血液のへマドクリット(赤血球の体積比、つ
まり全ヘモグロビン量の指標となる)や酸素飽和度など
の血液状態をモニタする機能は備えられていない。
そこで、本発明者は血液ポンプでその血液チューブをな
がれている血液のへマドクリットや酸素飽和度などの血
液状態をモニタできるようにしたものを開発し提案して
いる。その際、ポンプによってはチューブ内に気泡が混
入することがある。
がれている血液のへマドクリットや酸素飽和度などの血
液状態をモニタできるようにしたものを開発し提案して
いる。その際、ポンプによってはチューブ内に気泡が混
入することがある。
チューブ内に気泡が混入すれば、ヘマトクリットなどの
モニタしている測定値が大きく変動してしまい、アンプ
系によってはそのための回復に時間がかかることもあり
、好ましくない。
モニタしている測定値が大きく変動してしまい、アンプ
系によってはそのための回復に時間がかかることもあり
、好ましくない。
本発明は血液チューブをながれている血液のへマドクリ
ットや酸素飽和度などの血液状態をモニタするとともに
、気泡混入の有無も検出して気泡によりモニタ測定値が
大きく変動するのを防ぐ機能も備えた血液ポンプを提供
することを目的とするものである。
ットや酸素飽和度などの血液状態をモニタするとともに
、気泡混入の有無も検出して気泡によりモニタ測定値が
大きく変動するのを防ぐ機能も備えた血液ポンプを提供
することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段)
本発明では、ポンプの出口側に血液状態をモニタする測
定用センサを設け、ポンプの入口側に気泡を検出する別
のセンサを設ける。入口側のセンサで気泡を検出したと
きは、その気泡が出口側の測定用センサに到達したとき
に測定用センサによる血液状態の測定を停止して気泡に
よるモニタ測定値の変動を避ける。そのために、本発明
では、ローラと接触しない部分でポンプ出口側には送光
部と受光部を設け、ポンプ入口側には他の送光部と受光
部を設け、出口側の受光部の信号により血液状態をモニ
タするとともに、入口側の受光部の信号が一定以上に変
化したときに血液が入口側受光部から出口側受光部まで
送られる時間の後に出口側受光部の信号を採用しないよ
うに処理する信号処理系を設ける。
定用センサを設け、ポンプの入口側に気泡を検出する別
のセンサを設ける。入口側のセンサで気泡を検出したと
きは、その気泡が出口側の測定用センサに到達したとき
に測定用センサによる血液状態の測定を停止して気泡に
よるモニタ測定値の変動を避ける。そのために、本発明
では、ローラと接触しない部分でポンプ出口側には送光
部と受光部を設け、ポンプ入口側には他の送光部と受光
部を設け、出口側の受光部の信号により血液状態をモニ
タするとともに、入口側の受光部の信号が一定以上に変
化したときに血液が入口側受光部から出口側受光部まで
送られる時間の後に出口側受光部の信号を採用しないよ
うに処理する信号処理系を設ける。
(作用)
出口側の送光部と受光部により血液の状態をモニタする
原理を第2図により説明すると、ヘモグロビンは酸素化
状態、すなわち酸素化ヘモグロビンと脱酸素化ヘモグロ
ビンとで分子吸光係数の波長依存性が異なる9例えば、
805nmでは酸素化ヘモグロビンと脱酸素化ヘモグロ
ビンの分子吸光係数が等しいので、805nmの光を用
いて測定すると、酸素化状態には関係なく、光の信号と
へマドクリットとの間には一定の関係がある・そこで、
血液チューブに接して設けられた発光部がらの805n
mの光の血液による散乱光を受光部で検出すれば、ヘマ
トクリットを測定することができる。
原理を第2図により説明すると、ヘモグロビンは酸素化
状態、すなわち酸素化ヘモグロビンと脱酸素化ヘモグロ
ビンとで分子吸光係数の波長依存性が異なる9例えば、
805nmでは酸素化ヘモグロビンと脱酸素化ヘモグロ
ビンの分子吸光係数が等しいので、805nmの光を用
いて測定すると、酸素化状態には関係なく、光の信号と
へマドクリットとの間には一定の関係がある・そこで、
血液チューブに接して設けられた発光部がらの805n
mの光の血液による散乱光を受光部で検出すれば、ヘマ
トクリットを測定することができる。
また例えば、750nmでは酸素化ヘモグロビンの吸光
係数より脱酸素化ヘモグロビンの吸光係数の方が大きい
。そのため、発光部として750nmの波長のものと8
05nmの波長のものの2つを備え、750nmの光に
よる受光部の検出強度Its。と805nmの光による
受光部の検出強度工、。5との比Lso/L。、を測定
すると、酸素飽和度とこの比Ls。/1m。5との間に
は一定の関係があるので、酸素飽和度を測定することが
できる。
係数より脱酸素化ヘモグロビンの吸光係数の方が大きい
。そのため、発光部として750nmの波長のものと8
05nmの波長のものの2つを備え、750nmの光に
よる受光部の検出強度Its。と805nmの光による
受光部の検出強度工、。5との比Lso/L。、を測定
すると、酸素飽和度とこの比Ls。/1m。5との間に
は一定の関係があるので、酸素飽和度を測定することが
できる。
入口側の送光部と受光部によりヘマトクリットをモニタ
測定していると、気泡が混入すると受光部に入射する光
がその気泡で散乱されて、第3図に示されるように検出
出力が低下する。入口側受光部から出口側受光部へ気泡
が到達するまでに要する時間は液が入口側受光部から出
口側受光部へ送られるのに要する時間であり、一定であ
るので・この一定時間後に出口側受光部で検出された信
号を採用しないことにより、アンプ系に送られる信号の
大きな変動が除かれる。
測定していると、気泡が混入すると受光部に入射する光
がその気泡で散乱されて、第3図に示されるように検出
出力が低下する。入口側受光部から出口側受光部へ気泡
が到達するまでに要する時間は液が入口側受光部から出
口側受光部へ送られるのに要する時間であり、一定であ
るので・この一定時間後に出口側受光部で検出された信
号を採用しないことにより、アンプ系に送られる信号の
大きな変動が除かれる。
(実施例)
第1図は一実施例を表わす。
ローラ支持部6とローラ3の間に弾性をもつ血液チュー
ブ2が設けられ、ローラ3の回転により血液チューブ2
がしごかれて血液が送り出される。
ブ2が設けられ、ローラ3の回転により血液チューブ2
がしごかれて血液が送り出される。
ローラ支持部6の入口側と出口側の先端部分まではロー
ラ3が血液チューブ2と接触する。
ラ3が血液チューブ2と接触する。
血液入口側のローラ支持部6の先端部分には。
その先端位置よりも入口側の位置に発光部としてのLE
D4と受光部としてのフォトダイオード5がともに血液
チューブ2に接し、かつローラ3とは反対側に取りつけ
られている。血液出口側のローラ支持部6の先端部分に
は、その先端位置よりも出口側の位置に発光部としての
LED8と受光部としてのフォトダイオード10がとも
に血液チューブ2に接し、かつローラ3とは反対側に取
りつけられている。LED4.8として805nmの波
長の光を発生するLED、フォトダイオード5.10と
して8Q5nmの波長の光に対して感度のあるフォトダ
イオードを用いる。入口側のしED4とフォトダイオー
ド5は気泡を検出するためのものであり、出口側のLE
D8とフォトダイオード10は血液の状態をモニタする
ためのものである。
D4と受光部としてのフォトダイオード5がともに血液
チューブ2に接し、かつローラ3とは反対側に取りつけ
られている。血液出口側のローラ支持部6の先端部分に
は、その先端位置よりも出口側の位置に発光部としての
LED8と受光部としてのフォトダイオード10がとも
に血液チューブ2に接し、かつローラ3とは反対側に取
りつけられている。LED4.8として805nmの波
長の光を発生するLED、フォトダイオード5.10と
して8Q5nmの波長の光に対して感度のあるフォトダ
イオードを用いる。入口側のしED4とフォトダイオー
ド5は気泡を検出するためのものであり、出口側のLE
D8とフォトダイオード10は血液の状態をモニタする
ためのものである。
ローラ3は180度をなして2側設けられ、第4図に示
される駆動用モータ12の回転軸11しこ取りつけられ
ている。回転軸11には2個の突起14.14が180
度をなして設けられてb)る。
される駆動用モータ12の回転軸11しこ取りつけられ
ている。回転軸11には2個の突起14.14が180
度をなして設けられてb)る。
突起14.14を検出するためにフォトセンサ16が設
けられている。突起14.14とフォトセンサ16はロ
ーラ3の回転を検出し、その回転に同期してフォトダイ
オード5,10の検出信号を取り込むためのものである
。
けられている。突起14.14とフォトセンサ16はロ
ーラ3の回転を検出し、その回転に同期してフォトダイ
オード5,10の検出信号を取り込むためのものである
。
フォトダイオード5,10の検出信号を取り込んで処理
するために、第5図に示される信号処理系が設けられて
いる。
するために、第5図に示される信号処理系が設けられて
いる。
20はフォトダイオード10の検出信号を増幅するアン
プ、22は増幅された検出信号をデジタル信号に変換す
るA/D変換器、26はCPUであり、デジタル信号に
変換された検出信号は入出力インターフェイス24を経
・てCPU26に取り込まれる。フォトセンサ16から
の検出信号もまたインターフェイス24を経てCPU2
6に取り込まわる。気泡の混入を検出するために、フォ
トダイオード5の検出信号を増幅するアンプ32が設け
られ、アンプ32で増幅された検出信号をデジタル信号
に変換するためにA/D変換器34が設けられている。
プ、22は増幅された検出信号をデジタル信号に変換す
るA/D変換器、26はCPUであり、デジタル信号に
変換された検出信号は入出力インターフェイス24を経
・てCPU26に取り込まれる。フォトセンサ16から
の検出信号もまたインターフェイス24を経てCPU2
6に取り込まわる。気泡の混入を検出するために、フォ
トダイオード5の検出信号を増幅するアンプ32が設け
られ、アンプ32で増幅された検出信号をデジタル信号
に変換するためにA/D変換器34が設けられている。
A/D変換器34からのデジタル信号も入出力インター
フェイス24を経てCPU26に取り込まれる。CPU
26には、さらにインターフェイス24を経てこの血液
ポンプを操作するためのキーボード30や、モニタされ
た血液状態などを表示するCRTなどの表示装置28が
接続されている。
フェイス24を経てCPU26に取り込まれる。CPU
26には、さらにインターフェイス24を経てこの血液
ポンプを操作するためのキーボード30や、モニタされ
た血液状態などを表示するCRTなどの表示装置28が
接続されている。
次に、第6図により本実施例の動作について説明する。
ローラ3を回転させて血液を循環させる。LED4,8
を発光させ、フォトダイオード5,10により血液によ
る散乱光を受光する。■、はフォトダイオード5による
検出信号であり、■□。はフォトダイオード10による
検出信号である6Sはフォトセンサ16の検出信号であ
り、ローラ3の回転にともなってパルス信号Sが出力さ
れる。
を発光させ、フォトダイオード5,10により血液によ
る散乱光を受光する。■、はフォトダイオード5による
検出信号であり、■□。はフォトダイオード10による
検出信号である6Sはフォトセンサ16の検出信号であ
り、ローラ3の回転にともなってパルス信号Sが出力さ
れる。
気泡が混入しないときは、フォトダイオード5の検出信
号■5はしきい値Th以上のレベルを保ってお・す、こ
の状態ではCPU26はフォトセンサ16からのパルス
信号Sに同期してフォトダイオード10の検出信号11
゜を一定時間T1で採取して積算し、その後の一定時間
T2で吸光度を求めてヘマトクリットを算出する演算を
行なう。時間T1とT2の合計時間はフォトセンサ16
のパルス信号Sの周期よりも短かく、フォトセンサ16
の信号Sのパルスが入るたびに同じ動作が線り返される
。
号■5はしきい値Th以上のレベルを保ってお・す、こ
の状態ではCPU26はフォトセンサ16からのパルス
信号Sに同期してフォトダイオード10の検出信号11
゜を一定時間T1で採取して積算し、その後の一定時間
T2で吸光度を求めてヘマトクリットを算出する演算を
行なう。時間T1とT2の合計時間はフォトセンサ16
のパルス信号Sの周期よりも短かく、フォトセンサ16
の信号Sのパルスが入るたびに同じ動作が線り返される
。
気泡が混入すると、入口側フォトダイオード5の検出信
号工、が変動する。例えば、工、がしきい値Thよりも
減少し、その減少している時間がt1時間であったとす
る。ローラ3の回転数が定まっているので、気泡が入口
側フォトダイオード5で検出されてから出口側フォトダ
イオード10で検出される位置まで到達するのに要する
時間t、はローラ3の回転数により定まる一定時間であ
る。そこで、一定時間t。後に気泡の大きさに対応する
t1時間は検出信号工、。を積算するのを停止し、その
期間t1はその積算を停止する直前の検出信号レベルを
ホールドしてそのホールドされた測定値を用いて積算を
行なう。
号工、が変動する。例えば、工、がしきい値Thよりも
減少し、その減少している時間がt1時間であったとす
る。ローラ3の回転数が定まっているので、気泡が入口
側フォトダイオード5で検出されてから出口側フォトダ
イオード10で検出される位置まで到達するのに要する
時間t、はローラ3の回転数により定まる一定時間であ
る。そこで、一定時間t。後に気泡の大きさに対応する
t1時間は検出信号工、。を積算するのを停止し、その
期間t1はその積算を停止する直前の検出信号レベルを
ホールドしてそのホールドされた測定値を用いて積算を
行なう。
以上の動作を第7図と第8図にまとめて示す。
第7図は入口側フォトダイオード5により気泡の混入を
検出するフローチャートである。
検出するフローチャートである。
ローラ3の回転数を設定し、ポンプの回転を開始させる
。フォトダイオード5により気泡が入ったことが検出さ
れると、気泡が入ったことを示すフラグFを立てる。そ
して気泡の大きさを示す時間t工を計測する。
。フォトダイオード5により気泡が入ったことが検出さ
れると、気泡が入ったことを示すフラグFを立てる。そ
して気泡の大きさを示す時間t工を計測する。
第8図は出口側フォトダイオード10により血液の状態
を測定するフローチャートである。
を測定するフローチャートである。
フラグFを見て、Fが立てられていなければ気泡が混入
していないので、血液状態を測定し、表示する。
していないので、血液状態を測定し、表示する。
もし、フラグFが立てられておれば、一定時間t0が経
過するまで血液状態の測定と表示を続け、一定時間t0
が経過すると、測定用フォトダイオード10による測定
をt1時間停止し、その期間は停止直前の測定値をホー
ルドして積算する。その後フラグFを消して測定を続け
る。
過するまで血液状態の測定と表示を続け、一定時間t0
が経過すると、測定用フォトダイオード10による測定
をt1時間停止し、その期間は停止直前の測定値をホー
ルドして積算する。その後フラグFを消して測定を続け
る。
気泡はローラ3の1周期に1個だけ混入するとは限らず
、2個以上が混入することもある。ローラ3の1周期に
複数個の気泡が混入した場合にはフラグFが複数個室て
られることになり、各気泡について独立して上記の動作
が行なわれる。
、2個以上が混入することもある。ローラ3の1周期に
複数個の気泡が混入した場合にはフラグFが複数個室て
られることになり、各気泡について独立して上記の動作
が行なわれる。
また、気泡混入の頻度が高すぎるときは、その旨をアラ
ームで表示するような機能を追加してもよい。
ームで表示するような機能を追加してもよい。
実施例では気泡が混入したかどうかを調べるために、送
光部と受光部を設けているが、光を用いる手段に限らず
、他の手段により気泡混入を検出するようにしてもよい
。
光部と受光部を設けているが、光を用いる手段に限らず
、他の手段により気泡混入を検出するようにしてもよい
。
第9図と第10図により出口側の送光部と受光部により
血液の状態を検出する部分の他の実施例を示す。
血液の状態を検出する部分の他の実施例を示す。
第9図では発光部として互いに波長の異なる2個のLE
D8−1と8−2が設けられている。LED8−1は7
50nmの光を発生するLED、LED8−2は805
nmの光を発生するLED、フォトダイオード10は7
50nmの光にも805nmの光にも感度のあるフォト
ダイオードとする。異なる波長の光の散乱光を1個のフ
ォトダイオード10で受光するために、LED8−1と
8−2が互いに異なるタイミングで交互に発光するよう
に駆動し、その膳区動に同期してフォトダイオード10
からCPU26に信号を取り込む。これらの2波長の検
呂信号の強度比を算出して酸素飽和度をモニタする。
D8−1と8−2が設けられている。LED8−1は7
50nmの光を発生するLED、LED8−2は805
nmの光を発生するLED、フォトダイオード10は7
50nmの光にも805nmの光にも感度のあるフォト
ダイオードとする。異なる波長の光の散乱光を1個のフ
ォトダイオード10で受光するために、LED8−1と
8−2が互いに異なるタイミングで交互に発光するよう
に駆動し、その膳区動に同期してフォトダイオード10
からCPU26に信号を取り込む。これらの2波長の検
呂信号の強度比を算出して酸素飽和度をモニタする。
第10図では発光部であるLED8は1個だけ設けられ
、受光部としてフォトダイオード10−1と10−2の
2個がLED8から互いに異なる位置になるように配置
されている。受光部の位置をLED8から遠ざけるほど
血故による散乱光が弱くなって受光部に入射する検出信
号強度が減るので、位置を異ならせた2つのフォトダイ
オード10−1.10−2の検出信号の比から、より正
確なヘマトクリットの値を求めることができる。
、受光部としてフォトダイオード10−1と10−2の
2個がLED8から互いに異なる位置になるように配置
されている。受光部の位置をLED8から遠ざけるほど
血故による散乱光が弱くなって受光部に入射する検出信
号強度が減るので、位置を異ならせた2つのフォトダイ
オード10−1.10−2の検出信号の比から、より正
確なヘマトクリットの値を求めることができる。
血液チューブ2の大きさによって予め実験的に係数を決
定しておけば、ヘマトクリットや酸素飽和度の絶対値を
算出して表示することができる。
定しておけば、ヘマトクリットや酸素飽和度の絶対値を
算出して表示することができる。
実施例に示されるように、ローラ3の回転に同期してフ
ォトダイオードの検出信号を取り込むようにすれば、大
きく脈動する場合にも血液状態を正しくモニタすること
ができる。
ォトダイオードの検出信号を取り込むようにすれば、大
きく脈動する場合にも血液状態を正しくモニタすること
ができる。
医療用に用いる場合には、例えば計算されたヘマトクリ
ットや酸素飽和度の上限値と下限値を予め設定しておき
、その範囲をはずれたときには異常が生じたとして警報
を出すようにしておけば便利である。
ットや酸素飽和度の上限値と下限値を予め設定しておき
、その範囲をはずれたときには異常が生じたとして警報
を出すようにしておけば便利である。
発光部と受光部は実施例に示されるようなLEDとフォ
トダイオードの組み合わせに限らず、他のものを用いて
もよい。
トダイオードの組み合わせに限らず、他のものを用いて
もよい。
(発明の効果)
本発明の血液ポンプでは、ローラと接触しない部分で血
液チューブに接して光源と受光部を設け、受光部の信号
により血液状態をモニタするようにしたので、ポンプの
機械的な構造を変えることなく、チューブ内を流れてい
る血液のへマトクリソトを測定することができ、外科手
術中などに特に血液をモニタする装置を準備しなくても
、血液を循環させているポンプ自体でモニタすることが
できる。
液チューブに接して光源と受光部を設け、受光部の信号
により血液状態をモニタするようにしたので、ポンプの
機械的な構造を変えることなく、チューブ内を流れてい
る血液のへマトクリソトを測定することができ、外科手
術中などに特に血液をモニタする装置を準備しなくても
、血液を循環させているポンプ自体でモニタすることが
できる。
また、波長の異なる複数の発光部を設けると、さらに酸
素飽和度もモニタすることができるようになる。
素飽和度もモニタすることができるようになる。
さらに、入口側に気泡混入を検出するための送光部と受
光部を設けて、気泡が混入したときは出口側の測定用の
検出信号を採用しないことにより、気泡混入による測定
値の変動を抑えることができる。
光部を設けて、気泡が混入したときは出口側の測定用の
検出信号を採用しないことにより、気泡混入による測定
値の変動を抑えることができる。
第1図は一実施例における機構部分を示す断面図、第2
図は血液の酸素化状態による分子吸光係数の波長依存性
を示す図、第3図は気泡混入による測定値の変動を示す
図、第4図は一実施例におけるローラの回転検出機構を
示す概略正面図、第5図は一実施例における信号処理系
を示すブロック図、第6図は一実施例の動作を示す波形
図、第7図は気泡検出の動作を示すフローチャート図、
第8図は血液状態を測定する動作を示すフローチャート
図、第9図及び第10図はそれぞれ他の実施例における
出口側の発光部と受光部を示す概略断面図、第11図は
従来のベリスターポンプの機構部分を示す断面図である
。 2・・・・・・血液チューブ、3・・・・・・ローラ、
4,8゜8−1.8−2・・・・・・LED、5,10
.10−1゜10−2・・・・・・フォトダイオード、
6・・・・・・ローラ支持部、16・・・・・・フォト
センサ、26・・・・・・CPU。 特許出願人 株式会社島津製作所
図は血液の酸素化状態による分子吸光係数の波長依存性
を示す図、第3図は気泡混入による測定値の変動を示す
図、第4図は一実施例におけるローラの回転検出機構を
示す概略正面図、第5図は一実施例における信号処理系
を示すブロック図、第6図は一実施例の動作を示す波形
図、第7図は気泡検出の動作を示すフローチャート図、
第8図は血液状態を測定する動作を示すフローチャート
図、第9図及び第10図はそれぞれ他の実施例における
出口側の発光部と受光部を示す概略断面図、第11図は
従来のベリスターポンプの機構部分を示す断面図である
。 2・・・・・・血液チューブ、3・・・・・・ローラ、
4,8゜8−1.8−2・・・・・・LED、5,10
.10−1゜10−2・・・・・・フォトダイオード、
6・・・・・・ローラ支持部、16・・・・・・フォト
センサ、26・・・・・・CPU。 特許出願人 株式会社島津製作所
Claims (1)
- (1)弾性をもつチューブをローラでしごいて送波する
ベリスターポンプを用いた血液ポンプにおいて、ローラ
と接触しない部分でポンプ出口側には送光部と受光部を
設け、ポンプ入口側には他の送光部と受光部を設け、出
口側の受光部の信号により血液状態をモニタするととも
に、入口側の受光部の信号が一定以上に変化したときに
血液が入口側受光部から出口側受光部まで送られる時間
の後に出口側受光部の信号を採用しないように処理する
信号処理系を設けた血液ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2199862A JPH0484966A (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | 血液ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2199862A JPH0484966A (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | 血液ポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0484966A true JPH0484966A (ja) | 1992-03-18 |
Family
ID=16414888
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2199862A Pending JPH0484966A (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | 血液ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0484966A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007333611A (ja) * | 2006-06-16 | 2007-12-27 | Ebara Udylite Kk | 化学分析装置およびこれを用いる化学分析方法 |
| WO2018101113A1 (ja) * | 2016-12-01 | 2018-06-07 | サラヤ株式会社 | ディスペンサ |
-
1990
- 1990-07-27 JP JP2199862A patent/JPH0484966A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007333611A (ja) * | 2006-06-16 | 2007-12-27 | Ebara Udylite Kk | 化学分析装置およびこれを用いる化学分析方法 |
| WO2018101113A1 (ja) * | 2016-12-01 | 2018-06-07 | サラヤ株式会社 | ディスペンサ |
| JPWO2018101113A1 (ja) * | 2016-12-01 | 2019-10-24 | サラヤ株式会社 | ディスペンサ |
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