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JPH11175581A - 部品搭載プログラム作成装置及び媒体 - Google Patents

部品搭載プログラム作成装置及び媒体

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Publication number
JPH11175581A
JPH11175581A JP9347380A JP34738097A JPH11175581A JP H11175581 A JPH11175581 A JP H11175581A JP 9347380 A JP9347380 A JP 9347380A JP 34738097 A JP34738097 A JP 34738097A JP H11175581 A JPH11175581 A JP H11175581A
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JP
Japan
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component
nozzle
head
heads
cassette
Prior art date
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Application number
JP9347380A
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English (en)
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JP3962139B2 (ja
Inventor
Takashi Suzuki
隆司 鈴木
Kiyomi Inukai
清美 犬飼
Jun Tada
准 多田
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Yamagata Casio Co Ltd
Original Assignee
Yamagata Casio Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yamagata Casio Co Ltd filed Critical Yamagata Casio Co Ltd
Priority to JP34738097A priority Critical patent/JP3962139B2/ja
Publication of JPH11175581A publication Critical patent/JPH11175581A/ja
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  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】予め作成されている同時吸着の最適な組み合わ
せの部品を複数のヘッドによる最適な吸着作業に一致さ
せるべく部品供給装置を適切位置に配置する部品搭載プ
ログラム作成装置及びその記録媒体を提供する。 【解決手段】先ず2つのヘッドで吸着できる「部品の良
い組み合わせ」を作成し(S1)、これらを同時吸着の
単位に分解する(S2)。ヘッドとノズルの対応が未確
定のものがあれば(S3がN)、使用分布の多いノズル
をヘッド1に割り当て(S4)、これに対して組み合う
使用分布の多いノズルをヘッド2に割り当てる(S5、
6)。次にいまヘッド2に割り当てられたノズルと組み
合う使用分布の多いノズルをヘッド1に割り当てる(S
7、8、9)ということを繰り返して、ヘッドへのノズ
ル割り付けを完了する。その後、ヘッドの稼動範囲、部
品供給装置のつく場所、つかない場所、部品供給装置と
の干渉を考慮しながら最適な位置に部品供給装置の配置
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部品搭載プログラ
ム作成装置及び部品搭載プログラムを記録した記録媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自装置内に自動搬入されるプ
リント回路基板(以下、単に基板という)上に、IC、
抵抗、コンデンサ等多数のチップ状電子部品(以下、単
に部品という)を作業ヘッドによって自動的に搭載する
部品自動搭載装置がある。
【0003】この部品搭載装置には大別して2つの型が
ある。1つは、多数(例えば16個)の部品搭載ヘッド
(以下、単にヘッドという)が循環して回転しながら部
品を吸着して基板に搭載する型であり一般にロータリー
方式と呼ばれるものである。他の1つは、1つの移動支
持台(作業塔)に配設された1個又は複数(通常は2乃
至7個)のヘッドが、作業塔の移動に伴われて同時に前
後左右に移動しながら更に上下に自在に移動して、部品
をトレーやカセットからピックアップして基板に移載
(搭載)する型であり一般にワンバイワン方式と呼ばれ
るものである。
【0004】図12は、そのようなワンバイワン方式と
呼ばれる部品搭載装置の主要部の外観斜視図である。同
図に示す部品搭載装置1は、下部の基台2の内部に、特
には図示しないが、各部を制御する制御回路、搬入され
てくる基板を下から支持する支持プレート装置等を備え
ている。また、上方を覆う保護カバーの図示を省略して
いるが、この保護カバーには、前面に液晶ディスプレイ
やタッチパネルからなる入力装置等が配設されており、
外部操作により各種の指示を入力することができる。
【0005】基台2の上には、中央に、固定と可動の1
対の平行する基板案内レール3a及び3bが基板の搬送
方向(X軸方向、図の斜め右下から斜め左上方向)に水
平に延在して配設される。これらの基板案内レール3a
及び3bの下部に接してループ状の複数のコンベアベル
トが走行可能に配設される。コンベアベルトは、それぞ
れ数ミリ幅のベルト脇部を基板案内レール3a又は3b
の下から基板搬送路に覗かせて、ベルト駆動モータによ
り駆動され、基板搬送方向に走行し、基板の裏面両側を
下から支持しながら基板を搬送する。
【0006】上記1対の基板案内レール3a及び3bを
跨いで、基板搬送方向(X軸方向)と直角の方向(Y軸
方向)に平行に延在する左右一対の固定レール(Y軸レ
ール)4a及び4bが配設されている。これらY軸レー
ル4a及び4bに長尺の移動レール(X軸レール)5が
Y軸方向に滑動自在に係合し、このX軸レール5に、基
板に部品を搭載する作業を行う作業塔6がX軸方向に滑
動自在に懸架されている。作業塔6には詳しくは後述す
る複数のヘッドが配設されている。
【0007】図には定かに示していないが、上記のX軸
レール5には、その長手方向(X軸方向)に沿って作業
塔6を自在に移動させるX軸方向駆動サーボモータが配
設され、基台2上には、X軸レール5をY軸レール4a
及び4bに沿って前後(Y軸方向)に進退させるY軸方
向駆動サーボモータが配設されている。これらのX軸方
向駆動サーボモータ及びY軸方向駆動サーボモータが制
御回路からの指示により正逆両方向に自在に回転するこ
とにより、作業塔6がX軸方向及びY軸方向に自在に移
動する。この基台2上の前部と後部には夫々部品カセッ
ト台7a及び7bが配設されている。
【0008】これら部品カセット台7a及び7bに載置
・装着される部品カセットから所定の部品を取り上げる
べく、作業塔6のヘッドの先端に吸着ノズル8が保持さ
れている。この吸着ノズル8は、部品カセット台7a又
は7b上の部品カセットから取り上げる部品の種類に応
じて、その部品の吸着に適する吸着ノズルに交換され
る。この交換用として、複数種類の交換用ノズルが、ノ
ズル交換器9に予め保持されるようになっている。
【0009】図13は、上記作業塔6のカバーを取り外
して内部構造を示す斜視図である。同図に示すように、
作業塔6は、可撓性の帯状コード11によって装置本体
の中央制御部と連結されており、この帯状コード11に
よって中央制御部からは電力及び制御信号を供給され、
中央制御部へは回路基板上の作業すべき目標位置の認識
データ等を送信する。
【0010】作業塔6は、その先端に複数(図では2
個)のヘッド12a及び12bを備えている。これらの
ヘッド12(12a、12b)は、夫々その先端に発光
部13を備え、その下部に図12に示した吸着ノズル8
を着脱自在に装着している。吸着ノズル8は、発光部1
3の照射光を拡散して部品の撮像背景を形成する光拡散
板14と、部品カセット台7上の部品テープカセットや
部品トレー等から基板まで部品を吸着して移載するノズ
ル15とから成る。このように構成された作業塔6が、
上述したようにX軸レール5及びY軸レール4に係合し
て前後・左右に自在に移動し、ヘッド12が上下に自在
に移動してその吸着ノズル8で部品を吸着し、その部品
を自動搬入されて所定の位置に位置決めされている基板
上に搭載する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
自動で作業を行う装置は出来るだけ効率よくその作業を
行わなければならない。上記のワンバイワン方式の部品
搭載装置では、全体としてヘッド12の移動量が少ない
ほど基板に部品を搭載する作業の効率が向上する。この
部品搭載装置のヘッド12の前後左右の移動(作業塔6
の移動)のうち、部品供給位置と基板搭載位置の間の移
動である前後方向(Y軸方向)の移動は必然的に生じる
移動であるから、この移動量はやむを得ないとしても、
部品供給位置(部品カセット台7a、7b)において複
数(図13の場合は2個)のヘッド12に部品を吸着す
るための左右方向(X軸方向)への移動量はヘッド12
に対して供給される部品の位置で決まることである。
【0012】したがって、部品供給位置における部品の
配置(部品テープカセット、部品トレー等の配置)を適
切に設定してやれば、複数のヘッド12により部品を吸
着する際の左右方向(X軸方向)への移動量を小さく
(距離を小さく又は回数を少なく)することができ、部
品搭載作業の効率を向上させることができる。また、こ
の際には、作業中に複数のヘッド12で同時に吸着(作
業塔6の左右への移動なしに吸着)または最小回数の移
動で吸着できる部品の数が多いほど能率が良いことにな
る。
【0013】そして、そのためには、先ず、複数のヘッ
ドで部品を同時吸着又は最短距離で且つ最少回数の移動
で吸着するためのノズルの種類とそのノズルで吸着する
最適な部品の組み合わせを探し出し、次に、上記探し出
したノズルを複数のヘッドに適切に配分し、つまりノズ
ルの交換の回数を出来るだけ少なくし、更に上記探し出
した組み合わせの部品を適切な位置に配置する、つまり
同時吸着又は最短距離で且つ最少回数の移動で吸着でき
るとして探し出された組み合わせの複数種類の部品を実
際に同時吸着又は最短距離で且つ最少回数の移動で吸着
出来るように配置することが必要になる。
【0014】従来、一方では上記組み合わせを探し出す
作業を人力により試行錯誤で行い、他方ではその結果に
基づいて上記のように配分したり配置する作業を不充分
な自動プログラム作成方法で行っていたところ、一方の
組み合わせを探し出す作業の方、すなわち、複数のヘッ
ドで部品を同時吸着又は最短距離で且つ最少回数の移動
で吸着するためのノズルの種類とそのノズルで吸着する
最適な部品の組み合わせを探し出す方法は、既に本願発
明の出願人から提案された(特願平8−31635
5)。
【0015】本発明の課題は、予め作成されている同時
吸着の最適な組み合わせの部品を、複数のヘッドによる
最適な吸着作業に一致させるべく部品供給位置における
適切位置に配置する部品搭載プログラム作成装置及びそ
の記録媒体を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】先ず、請求項1記載の発
明の部品搭載プログラム作成装置は、プログラムされた
コンピュータによって、複数のノズルの中から選択した
ノズルを複数のヘッドに装着すべく割り付けて能率よく
部品を吸着すべく該部品の供給装置の配置組み合わせを
作成する部品搭載プログラム作成装置であって、予め作
成されたより良い部品吸着の組み合わせテーブルに基づ
いて分解された複数のヘッドによる吸着の単位の組み合
わせ集合テーブルを作成するテーブル作成手段と、該テ
ーブル作成手段により作成された上記集合テーブルから
ノズル交換が極力発生しないように複数のノズルを上記
複数のヘッドに夫々割り付けるノズル割付手段と、該ノ
ズル割付手段による割り付けの中で同一ヘッドに対し同
じ種類のノズルが異なるノズル収納器番号で割り付けら
れているとき該ノズルを該ノズルと同一種類のノズルで
より多く用いられているノズル収納器番号のノズルと入
れ換える入換手段と、該入換手段による入れ換えが完了
した割り付けに基づいて部品供給台上における部品供給
装置のより良い配置を設定する部品位置設定手段と、を
備えて構成される。
【0017】上記部品位置設定手段は、例えば請求項2
記載のように、上記複数のヘッドに対応する上記部品供
給装置の配置を、最適位置又は最適位置への配置が不可
なるときは最適位置を基準にして左右に千鳥状に振り分
けながらより良い位置を探索し配置可能な位置を自動的
に探し出して部品供給装置の配置位置を決定し、また、
例えば請求項3記載のように、上記複数のヘッドに対応
する上記部品供給装置の配置において、該当部品供給装
置がつく場所とつかない場所を記憶する手段と、上記記
憶部の情報にしたがって配置不可の判断を行い、また、
例えば請求項4記載のように、上記複数のヘッドに対応
する上記部品供給装置の配置において、既についている
部品供給装置や装置との干渉を計算して配置不可の判断
を行い、また、例えば請求項5記載のように、上記複数
のヘッドに対応する上記部品供給装置の配置において、
複数のヘッド各々の稼動範囲を計算して配置不可の判断
を行う。
【0018】次に、請求項6記載の発明の記録媒体は、
プログラムされたコンピュータによって、複数のノズル
の中から選択したノズルを複数のヘッドに装着すべく割
り付けて能率よく部品を吸着すべく該部品の供給装置の
配置組み合わせを作成する部品搭載プログラムを記録し
た記録媒体であって、上記部品搭載プログラムは、コン
ピュータに、少なくとも、予め作成されたより良い部品
吸着の組み合わせテーブルに基づいて分解された複数の
ヘッドによる吸着の単位の組み合わせ集合テーブルを作
成させ、この作成された上記集合テーブルからノズル交
換が極力発生しないように複数のノズルを上記複数のヘ
ッドに夫々割り付けさせ、この割り付けの中で同一ヘッ
ドに対し同じ種類のノズルが異なるノズル収納器番号で
割り付けられているとき該ノズルを該ノズルと同一種類
のノズルでより多く用いられているノズル収納器番号の
ノズルと入れ換えさせ、この入れ換えが完了した割り付
けに基づいて部品供給台上における部品供給装置のより
良い配置を設定させる。
【0019】上記部品供給装置の配置の設定は、例えば
請求項7記載のように、上記複数のヘッドに対応する上
記部品供給装置の配置を、最適位置又は最適位置への配
置が不可なるときは最適位置を基準にして左右に千鳥状
に振り分けながらより良い位置を探索し配置可能な位置
を自動的に探し出して部品供給装置の配置位置を決定し
てなされ、また、例えば請求項8記載のように、上記複
数のヘッドに対応する上記部品供給装置の配置におい
て、該当部品供給装置がつく場所とつかない場所を記憶
させ、この記憶させた情報にしたがって配置不可の判断
を行ってなされ、また、例えば請求項9記載のように、
上記複数のヘッドに対応する上記部品供給装置の配置に
おいて、既についている部品供給装置や装置との干渉を
計算して配置不可の判断を行ってなされ、また、例えば
請求項10記載のように、上記複数のヘッドに対応する
上記部品供給装置の配置において、複数のヘッド各々の
稼動範囲を計算して配置不可の判断を行ってなされる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1(a) は、一実施の形態に
おけるノズル交換時期設定装置の構成を示す図であり、
同図(b) は、そのシステム構成を示すブロック図であ
る。同図(a) に示すように、部品搭載プログラム作成装
置20は、例えばパーソナルコンピュータ等からなり、
その本体21には接続ケーブルを介してディスプレイ2
2及びキーボード23が接続され、キーボード23には
ポインティングデバイス(マウス)24が接続されてい
る。また、本体21には、プログラムをローディングす
るための、又は作成データを保管するためのフロッピー
ディスク(FD)25やコンパクトディスク(CD)2
6が着脱自在に装着される。
【0021】この部品搭載プログラム作成装置20のシ
ステムは、同図(b) に示すように、CPU(中央演算処
理装置)30と、このCPU30にバス31を介して接
続されたROM(読み出し専用メモリ)32、RAM
(読み書き自在なメモリ)33、HD(ハードディス
ク)34、I/O制御部35等により構成される。
【0022】ROM32は、この部品搭載プログラム作
成装置20の制御プログラムを記憶している。CPU3
0は、その制御プログラムにより上記各部の動作を制御
する。RAM33は、キーボード23から入力されるデ
ータやCPU30による演算中の中間データ等を一時的
に記憶する。HD34は、キーボード23から入力され
た或は外部の記録媒体(FD25、CD26等)から読
み込まれた各種のデータ、ファイル、テーブル等を格納
しており、CPU30の制御により、それらのデータ、
ファイル、テーブル等をRAM33に転送する。
【0023】I/O制御部35には、上述のディスプレ
イ22、キーボード23、FD25、CD26等が接続
されている。I/O制御部35は、CPU30の制御に
より上記接続されている各部の入出力を制御する。ディ
スプレイ22は、CRT表示装置(LCD表示装置等で
もよい)により構成され、入力されたデータを表示し或
はCPU30が行った演算結果を表示する。キーボード
23は、数字、文字及び各種の指令を入力するための複
数の操作キーを備えており、これら操作キーのステータ
ス信号をCPU30に出力する。マウス24は、二次元
の移動速度信号を出力して、ディスプレイ22に表示さ
れた画面上の任意の位置を指定する。
【0024】FD25は上記の各種データ、ファイル、
テーブル等を記録し或はそれらのデータ、ファイル、テ
ーブル等をRAM33又はHD34に出力する。CD2
6には、部品搭載プログラム作成プログラムが記録され
ており、そのプログラムを随時HD34又はRAM33
に出力する。尚、この部品搭載プログラム作成プログラ
ムはFD25に記録しておくようにしてもよい。
【0025】CPU30は、上記の各部を制御しなが
ら、キーボード23から入力される指示に基づいて、基
板に対応して予め記憶されているノズル交換装着テーブ
ルとそれらのノズルで吸着する部品の組み合わせを示す
部品ペアテーブルにより必要な演算を行って、複数のヘ
ッドに最適に配分すべきノズルを抽出し、それらのノズ
ルで吸着すべき部品の部品供給台上における最適の配置
を算出して、それらの結果をディスプレイ22に表示す
る。
【0026】図2(a),(b) は、上記の部品搭載プログラ
ム作成プログラムによって作成される部品搭載プログラ
ムによって制御すべき部品搭載装置のヘッドとノズル交
換器を模式的に示す図である。この制御すべき部品搭載
装置として以下に述べる構成では、説明を分かりやすく
するために、同図(a) に示すようにヘッドの数をヘッド
h1及びヘッドh2の2つとする。また、同図(b) に示
すように、ノズル交換器36には、ノズルnz1〜ノズ
ルnz4の4個のノズルが予め収納されているものとす
る。上記のヘッドh1及びh2は、図13に示したヘッ
ド12a及び12bと同様の構成である。また、ノズル
nz1〜ノズルnz4は、図13に示したノズル8と同
様の形状からなるものである。
【0027】尚、同図(b) に示す「nz1」〜「nz
4」は、単にノズル交換器36内における配置順を示す
番号であり、実際のノズルは例えば同図(b) のノズル交
換器36の下方にノズルの品種P2、P2、P7、P0
7で示すように、同じ種類のものや異なるもの等が収納
されている。これらのノズルは、処理される基板に対応
して搭載される部品の種類や数を示す基板設計データや
部品表等に基づいて予め収納される。これらのノズル品
種P2〜P07のようなノズルの品番、種類等の属性
は、ノズルが上記のようにノズル交換器36に配置され
たとき、その配置順の上記番号に対応してメモリに記憶
される。これらのノズルnz1〜nz4(P2〜P0
7)は、ヘッドh1又はh2によりノズル交換器36か
ら取り出されて使用された後に他のノズルと交換される
場合は夫々元の位置に戻されるようになっている。
【0028】また、通常ヘッドh1とh2の間隔は、部
品カセット台7(7a、7b)上に配置される部品カセ
ットの3個置きの間隔に対応している。例えば、ヘッド
h1とh2で夫々吸着すべき部品A及びBがあるものと
し、これらの部品A、Bの部品カセット(以下、単にカ
セットという)が、部品カセット台(図12の部品カセ
ット台7参照)の10番と14番の位置に配置されてい
れば、これらの部品A、Bを、ヘッドh1及びh2の一
回の下降移動(図12及び図13の場合であれば作業塔
6の下降移動)で同時に吸着することができる。
【0029】しかし、例えば部品A、Bのカセットが1
0番と15番(又は10番と13番等)の位置に配置さ
れていれば、これらの部品A、Bをヘッドh1及びh2
で吸着するには、先ずヘッドh1で部品Aを吸着し、そ
のヘッドh1が上昇し、作業塔が横(X軸方向)にカセ
ット1台分移動し、そして、ヘッドh2が下降して、部
品Bを吸着するということになる。
【0030】したがって、ヘッドh1及びh2で部品A
及びBを吸着しようとする場合には先ずヘッドh1又は
h2に、部品A又はBを吸着するためのノズルを装着
(配分)し、このノズルの配分に合わせて、ヘッドh1
及びh2で部品A及びBを同時に吸着できるような位置
に、これらのカセットを配置しなければならない。ま
た、これに先立つ他の条件によって同時吸着が出来ない
場合でも、上述した作業塔の横への移動が最短距離(好
ましくはカセット1個分)になるようにカセットを配置
しなければならない。
【0031】また作業塔と移動レールの構造上、ヘッド
h1では部品カセット台の右端に配置されたカセットの
部品は吸着できず、ヘッドh2では部品カセット台の左
端に配置されたカセットの部品は吸着できない。これら
の事柄も、検討しながらカセット配置が決定される。
【0032】図3は、上記部品搭載プログラム作成装置
20のCPU30により行われるヘッドへのノズル割り
付け(配分)と部品カセット台上における部品の配置
(カセットの配置)を決定する処理動作を示すフローチ
ャートである。尚、この処理では、RAM33に複数の
変数領域(又はレジスタ領域)SUM、Line、B
T、BT1、BT2、i、j、fy、及びfy2が設け
られる。レジスタSUMには仮のヘッド番号(後述する
ヘッドa)に順次設定されるノズルを基準として抽出さ
れた同時吸着の組み合わせの組数の合計が夫々格納され
る。レジスタLineには後述する部品ペア表の行番号
(行順位)が格納される。レジスタBTには部品カセッ
トを配置すべき最良の位置(ベストポジション)番号が
格納される。レジスタBT1にはヘッドh1で吸着する
部品カセットの最良位置の番号が格納される。レジスタ
BT2にはヘッドh2で吸着する部品カセットの最良位
置の番号が格納される。レジスタi及びレジスタjには
ベストポジションに配置不可であるとき左右に振り分け
て配置可能な位置を検索すべき昇順の数値が格納され
る。そして、レジスタfy及びレジスタfy2には配置
が不可であった場合のフラグが格納される。尚、これら
レジスタの名称SUM、Line、BT、・・・等は、
レジスタ名として用いられると共にそれらのレジスタに
保持される変数の呼称としても用いられる。
【0033】先ず、図3において、2つのヘッドで吸着
できる「部品の良い組み合わせ」を作成する(ステップ
S1)。この処理は、本願発明の出願人からの他の出願
になる特願平8−316355において実行される処理
である。
【0034】続いて、上記の処理で得られた「部品の良
い組み合わせ」から同時吸着(最短距離で且つ最少回数
の移動で吸着する場合も含む、以下同様)の単位に分解
する(ステップS2)。
【0035】図4(a) は上記2つのヘッドで吸着できる
「部品の良い組み合わせ」の一例を示す図であり、3種
類の部品A(2個)、B(3個)及びC(1個)を、2
つのヘッドで「A、B」を2回吸着し、「B、C」を1
回吸着する組み合わせが示されている。同図(b) はそれ
を同時吸着の単位に分解した図であり、同図(c) はその
ような分解図から(同図(b) の分解図ではないが同様な
分解図から)得られたノズル使用分布(テーブル)の例
を示す図表である。
【0036】また、上記の図4(c) のテーブルは、左端
縦に一方のヘッドa(図2(a) に示したヘッドh1とす
るかヘッドh2とするかは未だ決まっていない)に装着
するノズルをノズル番号「1、2、3、4」(図2(b)
に示したノズル交換器内の配置順位「nz1、nz2、
nz3、nz4」と同じ)とノズル品種「P2、P2、
P7、P07」が併示されている。また、上端横に他方
のヘッドb(ヘッドaがヘッドh1であればヘッドh2
になり、ヘッドaがヘッドh2であればヘッドh1にな
る)に装着するノズルをノズル番号「1、2、3、4」
とノズル品種「P2、P2、P7、P07」が併示され
ている。同図の斜線で仕切られた左下と右上は、ヘッド
a、bに対応するヘッドh1、h2が入れ代わった状態
であり、右端の「和」は、ヘッドaを主体として見たと
きの組み合わせの合計を示している。
【0037】すなわち、横1行目は、ヘッドaに1番ノ
ズルP2を装着した場合に、ヘッドbに2番ノズルP2
を装着して部品を同時に吸着する組み合わせが5組、3
番ノズルP7を装着して部品を同時に吸着する組み合わ
せが0組、4番ノズルP07を装着して部品を同時に吸
着する組み合わせが1組、そしてヘッドaのみで1個の
部品を吸着する回数が0回であることを示している。
【0038】また、横2行目は、ヘッドaに2番ノズル
P2を装着した場合に、ヘッドbに1番ノズルP2を装
着して部品を同時に吸着する組み合わせが5組、3番ノ
ズルP7を装着して部品を同時に吸着する組み合わせが
2組、4番ノズルP07を装着して部品を同時に吸着す
る組み合わせが1組、ヘッドaのみで1個の部品を吸着
する回数が0回であることを示している。
【0039】更に、横3行目は、ヘッドaに3番ノズル
P7を装着した場合に、ヘッドbに1番ノズルP2を装
着して部品を同時に吸着する組み合わせは0組、2番ノ
ズルP2を装着して部品を同時に吸着する組み合わせは
2組、4番ノズルP07を装着して部品を同時に吸着す
る組み合わせは0組、ヘッドaのみで1個の部品を吸着
する回数が0回であることを示している。
【0040】そして、横4行目は、ヘッドaに4番ノズ
ルP07を装着した場合に、ヘッドbに1番ノズルP2
を装着して部品を同時に吸着する組み合わせは1組、2
番ノズルP2を装着して部品を同時に吸着する組み合わ
せは1組、3番ノズルP7を装着して部品を同時に吸着
する組み合わせは0組、ヘッドaのみで1個の部品を吸
着する回数が1回であることを示している。
【0041】尚、横5行目は、ヘッドbを主体として見
たときのヘッドbのみで1個の部品を吸着する場合の回
数を示している。また、縦列の和の欄には、斜線で仕切
られた右上に集計された(ヘッドaを主体として見た場
合の)組み合わせ(ノズル使用分布)の総数が示されて
いる。
【0042】上記のステップS2の処理では、「部品の
良い組み合わせ」が例えば図4(a)の場合に、同図(b)
に示すように分解される。この分解処理に続いて、ヘッ
ドが未確定となっているノズル分布があるか否かを判別
する(ステップS3)。この処理では、先ず、図4(b)
のような多数の分解図から、同図(c) に示すノズル使用
分布表が作成される。次に、そのノズル使用分布表に示
されているノズルがヘッドに割り当てられている(ノズ
ルを装着すべきヘッドが確定している)か否かが判別さ
れる。
【0043】そして、未だヘッドへの割り当てがなされ
ていないノズルがあれば(S3が「存在する」)、次に
ヘッドaのあるノズルを選択する(ステップS4)。こ
の例では、「あるノズル」として、ヘッドが確定してい
ないノズルの中で最も和の多いものが選択される(尚、
これとは基準を異ならせて「最もノズル番号の小さいも
の」から選択するようにしてもよい。これについては以
下同様である)。
【0044】尚、処理の最初では、全てのノズルについ
てヘッドが確定していないから、この場合、それらの中
で最も和の多いものは、例えば図4(c) の例では、ヘッ
ドaの和が「6」となっている1番ノズルP2である。
したがって、この場合は1番ノズルP2の横1行目が選
択される。
【0045】続いて、上記選択したノズル(1番ノズル
P2)に対して最も組み合わせの多い相手側ヘッド(ヘ
ッドb)のノズル番号を選択する(ステップS5)。こ
の処理では、図4(c) に示す例では、ヘッドaの1番ノ
ズルP2に対して最も組み合わせの多いヘッドbのノズ
ル番号は、組み合わせ数が「5」となっている2番ノズ
ルP2であり、この場合は2番ノズルP2が選択され
る。
【0046】そして、上記ステップS4及びS5で選択
したノズルの組み合わせ「1番ノズルP2と2番ノズル
P2」にヘッドh1及びh2を割り付ける(ステップS
6)。これにより、例えば図4(c) の例では、ヘッドh
1に1番ノズルP2、ヘッドh2に2番ノズルP2が夫
々割り付けられる。これにより、1番ノズルP2と2番
ノズルP2で同時に吸着する全組み合わせ(この場合は
5組)に対するヘッドの割り付けが決定する。
【0047】次に、ヘッドh1を固定した場合に、上記
の次に組み合わせの多いものを選択する(ステップS
7)。これにより、例えば図4(c) の例では、組み合わ
せ数「1」の4番ノズルP07が選択される。更に、ヘ
ッドh2を固定した場合に、上記の次に組み合わせの多
いものを選択する(ステップS8)。これにより、図4
(c) の例では、組み合わせ数「2」の3番ノズルP7が
選択される。
【0048】そして、上記ステップS7及びS8で選択
された中で、組み合わせ数の多いノズルを選択する(ヘ
ッドへ割り当てる)ものがあるか否か判別する(ステッ
プS9)。この処理では、上記のように組み合わせ数が
「1」及び「2」というように存在すれば(S9で「あ
った」)、それらの中から多い方、すなわち組み合わせ
数「2」となっている3番ノズルP7を選択して、その
選択した3番ノズルP7をヘッドh1に割り付ける。
【0049】図5(a) は、上記最初の処理周期における
ステップS4〜S9で、ヘッドへの割り付けが決定(選
択)されたノズルの組み合わせを示す図であり、○で囲
まれた組み合わせはヘッドへの割り付けが完了したもの
である。また、二本斜線で消去された組み合わせは上記
の割り付け決定の組み合わせに対して、このマトリクス
上でヘッドへの割り付けが逆になっているものである。
何もマークの無いものは未だヘッドへの割り付けが完了
して(選択されて)いないものである。
【0050】続いて、上記のようにS9で「あった」場
合は、再びステップS7〜S9を繰り返す。これによ
り、ステップS7では、ヘッドh1を固定(3番ノズル
P7を固定)した場合の、次に組み合わせの多いもの
「0」が選択され、ステップS8では、ヘッドh2を固
定(2番ノズルP2を固定)した場合の、次に組み合わ
せの多いもの「1」(4番ノズルP07)が選択され、
ステップS9で、その4番ノズルP07がヘッドh1に
割り付けられる。
【0051】図5(b) は、上記2回目のステップS7〜
S9の繰り返し終了までにおけるヘッドへの割り付けが
決定(選択)されたノズルの組み合わせを示す図であ
る。ここまでの組み合わせノズルのヘッドへの割り付け
完了で、一度ヘッドh2に2番ノズルP2を装着する
と、ヘッドh2はノズル交換無しに「5+2+1=8」
組の吸着動作を行うことが出来、これに対して他方のヘ
ッドh1は、1番ノズルP2で5組、3ノズルP7で2
組、4番ノズルP07で1組と最小回数のノズル交換で
ヘッドh2との同時吸着を行うことができることが判明
する。
【0052】同図の例では、未だヘッドへの割り付けが
完了していないものがあり、更に3回目のステップS7
〜S9の繰り返しで、ヘッドh1に4番ノズルP07を
固定して1番ノズルP2がヘッドh2に割り付けられ、
更に4回目のステップS7〜S9の繰り返しで、ヘッド
h1に4番ノズルP07を固定したまま単独で1回の吸
着が選択される。そして、全てのノズルのヘッドへの割
り付けが完了する(S9で「ない」)。
【0053】図6(a) は、上記全てのノズルのヘッドへ
の割り付けが完了した状態における仮割り付けテーブル
を示す図であり、同図(b) は本割り付けテーブルを示す
図である。図6(a) の仮割り付けテーブルの横行41及
び42は、図5(a) に対応しており、同じく図6(a) の
横行43までが図5(b) に対応している。そして、図6
(a) の横行44は、3回目のステップS7〜S9の繰り
返しで作成され、図6(a) の横行45は、4回目のステ
ップS7〜S9の繰り返しで作成される。
【0054】このように全てのノズルのヘッドへの割り
付けが完了して、上記ステップS9で「ない」となった
ことにより、次に、上記の仮割り付けテーブル(図6
(a) 参照)において、同一ヘッド(例えばh2)におい
てノズルが同じ種類(例えばP2)で番号が異なる(例
えば1番と2番となっている)とき、より多く使ってい
るものに変更する(ステップS10)。これにより、例
えば図6(a) の仮割り付けテーブルの横行44に示すよ
うにノズルが上の横行41〜43と同じ種類P2であっ
て番号が上の横行41〜43とは異なる1番となってい
るノズル「1(P2)」(1番ノズルP2)が、図6
(b) の本割り付けテーブルの44′に示すように、「2
(P2)」(2番ノズルP2)に変更される。
【0055】そして、この本割り付けテーブルに基づい
てペア表(部品ペア表)を作成して数量の多いものの順
に並べる(ステップS11)。図7は、上記ステップS
11で作成される部品ペア表の例を示す図である。同図
の部品ペア表では、左端縦列に同時吸着する「部品ペ
ア」が示され、次の縦列に使用される複数のヘッド(こ
の例ではヘッド1(h1)とヘッド2(h2))が示さ
れ、次の縦列にそれらのヘッドh1、h2に同時に装着
されるノズル番号(1、2、3、4)が示され、次の縦
列に上記ヘッドとノズルの設定に対応する部品ペアの数
量(吸着回数)が示され、その数量(吸着回数)の多い
ものから順に上から下へ並べられている。また、その横
には、上部欄に示す13種類の総部品種(A〜M)と上
記左端列に示す部品ペアとの対応を視覚的に示す対応分
布図が示されている。この部品ペア表に基づいて、カセ
ット配置を行って(ステップS12)、処理を終了す
る。
【0056】図8は、上記ステップS12のカセット配
置処理のフローチャートである。この図を用いてカセッ
ト配置処理について更に説明する。先ずレジスタLin
eに「1」を格納する(ステップS101)。これによ
り部品ペア表(図7参照)の1行目が最初の処理対象行
として初期設定される。続いて当該行に設定されている
部品がペア(同時吸着すべき組み合わせ)の部品である
か否かを判別する(ステップS102)。そして、最初
の処理周期ではペアの部品(図7の例では部品A及び部
品Bのペア)であるから(S102がY)、この場合
は、更に両部品ともにカセット指定がなされているか否
かを判別する(ステップS103)。このカセット指定
とは、或る部品の部品カセットを配設する位置(部品カ
セット台7a、7b上の位置番号)がユーザによって指
定されている場合である。
【0057】そして、両部品ともにカセット指定がなさ
れていれば(S103がY)、この場合は、指定されて
いるカセット位置に夫々両部品を割り付ける(ステップ
S104)。そして、レジスタLineを「1」インク
リメントして(ステップS117)、その値がペア表の
最終行を超えている即ち処理が全部終わっているか否か
を判別し(ステップS118)、全部終わっていれば
(S118がY)、処理を終了するが、全部終わってい
なければ(S118がN)、ステップS102に戻っ
て、ステップS102以下の処理を繰り返す。
【0058】また、上記のステップS103で、両部品
のいずれか一方のみがカセット指定されている又は両方
ともカセット指定されていない場合は(S103が
N)、ヘッド1のカセット指定がなされているか否かを
判別する(ステップS105)。この処理では、ヘッド
h1で吸着すべき部品(図7の1行目の例では部品A)
がカセット指定されているか否かが判別される。
【0059】そして、ヘッドh1で吸着すべき部品がカ
セット指定されていれば(S105がY)、これに対応
するヘッド2の部品のベスト位置「BT」を設定する
(ステップS106)。この処理は、上記カセット指定
されているヘッドh1の部品と同時吸着すべく、ヘッド
h2の部品のカセット位置をヘッドh1の部品からヘッ
ド間のピッチに応じた最短位置に仮設定する処理であ
る。即ちヘッドh1の部品のカセット位置からヘッド間
ピッチ分だけ離れた位置のカセット番号をレジスタBT
に設定する処理である。例えば、ヘッドh1の部品Aの
カセット位置が10番に指定されていれば、ヘッドh2
の部品Bのカセット位置は14番が最適である。
【0060】上記最適位置の仮設定に続いて、詳しくは
後述するカセット指定処理を行った後(ステップS11
5)、ペア表で上記カセット指定処理を行った部品と同
じ部品を検索してカセット指定を行う(ステップS11
6)。これにより、一度カセット指定の行われた部品
が、その後のカセット配置処理で他の位置に再配置され
る不都合が防止される。この後、前述のステップS11
7に進む。
【0061】また、上記ステップS105の判別で、ヘ
ッド1の部品がカセット指定されていないときは(S1
05がN)、次に、ヘッドh2で吸着すべき部品がカセ
ット指定されているか否かを判別する(ステップS10
7)。そして、ヘッドh2で吸着すべき部品がカセット
指定されていれば(S107がY)、これに対応するヘ
ッド1の部品のベスト位置「BT」を設定する(ステッ
プS108)。この処理も、上記カセット指定されてい
るヘッドh2の部品と同時吸着すべく、ヘッドh1の部
品のカセット位置をヘッドh2の部品からヘッド間のピ
ッチに応じた最短位置に仮設定する処理である。この
後、上述のステップS115のカセット指定処理に進
む。
【0062】上記ステップS107の判別で、ヘッド2
の部品がカセット指定されていないときは(S107が
N)、次に、ヘッドh1及びヘッドh2で吸着すべき2
つの部品が同じ部品であるか否かを判別する(ステップ
S109)。そして、同じであれば(S109がY)、
その部品のベスト位置「BT」を設定する(ステップS
110)。この処理では、画像認識カメラに最も近い位
置にあるカセット番号が仮設定される。これにより、ヘ
ッドの移動時間を最少に抑えることができる。この後、
上述のステップS115のカセット指定処理に進む。
【0063】上記ステップS109の判別で、2つのヘ
ッドで吸着すべき2つの部品が同じ部品でないときは
(S109がN)、これも詳しくは後述するカセット指
定なしの異なる2部品のカセット配置を行って(ステッ
プS111)、上述のステップS116の処理に進む。
【0064】また、上記ステップS102の判別で、部
品がペアの部品でない、即ちシングル(図7の最下行の
部品L参照)であるときは(S102がN)、次に、そ
の部品がカセット指定されているか否かを判別し(ステ
ップS112)、カセット指定されていれば(S112
がY)、指定されているカセット位置へその部品を設定
して(ステップS114)、前述のステップS117へ
進む。
【0065】また、ステップS112の判別で、カセッ
ト指定がなされていないときは(S112がN)、その
部品のベスト位置「BT」を設定する(ステップS11
3)。この処理は、上述のステップS110と同様の処
理である。
【0066】図9は、上記ステップS115のカセット
指定処理のフローチャートである。この図を用いてカセ
ット指定処理について更に説明する。先ず、レジスタi
に「0」を初期設定し(ステップS201)、次に、フ
ラグレジスタfyを「0」に初期設定して(ステップS
202)、「BT+i≦MAX」であるか否かを判別す
る(ステップS203)。この処理は、図8のステップ
S106、S108、S110又はS113で仮設定さ
れたベストポジション(最良位置)又はこの最良位置か
ら上にi番目(最初はi=0であり従って仮設定された
最良位置そのもの)の位置が、部品カセット台上の番号
が一番大きい端部又はそれ以下の位置であるか否かを判
別する処理である。
【0067】そして、端部又はそれ以下の位置であれば
(S203がY)、続いて、部品カセットの配置が可能
であるか否かを判別する(ステップS204)。この処
理は、少なくとも3つの判断によって当位置に部品供給
装置がつくかつかないかが判別される。すなわち、機構
的に当位置につけられるか否かが判断され、更に先行す
る処理で既に配置済みのカセットやその他の障害物との
干渉があるか無いかによってつけられるか否かが判断さ
れ、そして、ヘッドの稼動範囲に収まっているか否かに
よってつけられるか否かが判断される。
【0068】上記の機構的に当位置につかない場合は、
例えば、その部品供給装置が特殊な設置方法を取ってい
て一般的な部分にはつかない場合などを意味する。ま
た、他装置との干渉は、例えば、該当位置が空いていて
もその両隣についている部品供給装置が該当位置までは
み出していて、つかない場合などを意味する。この場合
は、横方向だけを例としてあげたが、縦方向、高さ方向
にも同じように障害物があるので、3次元的に判断する
のが良い。また、ヘッドの稼動範囲に入っていない場合
は、例えば、ヘッドh1でヘッドh2側の端部に配置さ
れた部品カセットの部品を吸着することは出来ず、逆に
ヘッドh2でヘッドh1側の端部に配置された部品カセ
ットの部品を吸着することは出来ないことを意味する。
【0069】そして、部品カセットの配置が可能であれ
ば(S204がY)、その「BT+i」の位置へ当該部
品を割り付けて(ステップS205)、図8の処理に戻
る。一方、部品カセットの配置が不可ならば(S204
がN)、この場合は、「BT−i≧MIN」であるか否
かを判別する(ステップS207)。この処理は、図8
で仮設定されたベストポジション(最良位置)又はこの
最良位置から下にi番目の位置が、部品カセット台上の
番号が一番小さい端部又はそれ以上の位置であるか否か
を判別する処理である。
【0070】そして、端部又はそれ以上の位置であれば
(S207がY)、次に、部品カセットの配置が可能で
あるか否かを判別し(ステップS204)、可能であれ
ば(S204がY)、その「BT−i」の位置へ当該部
品を割り付けて(ステップS209)、図8の処理に戻
る。
【0071】一方、部品カセットの配置が不可ならば
(S208がN)、この場合は、フラグレジスタfyの
値が「エラー」を示す「2」となっているか否かを判別
し(ステップS211)、「2」でないなら(S211
がN)、レジスタiを「1」インクリメントして(ステ
ップS212)、上記ステップS202に戻り、ステッ
プS202以下の処理を繰り返す。
【0072】これにより、最良位置へのカセット配置が
不可である場合は、その左右の位置が千鳥状(「BT+
i」又は「BT−i」)に順次検索されて、出来る限り
最良位置に近接する位置で配置可能な位置が探し出さ
れ、このカセット位置へ当該部品が割り付けられる。
【0073】また、このような千鳥状の検索が繰り返さ
れて番号の大きい方に配置可能な位置が見出されずに、
ステップS203で「BT+i>MAX」となったとき
は(S204がN)、フラグレジスタfyを「1」イン
クリメントして(ステップS206)、ステップS20
7に進む。そして、番号の小さい方でも配置可能な位置
が見出されず、ステップS207において「BT−i<
MIN」となったときは(S207がN)、更にフラグ
レジスタfyを「1」インクリメントする(ステップS
210)。これにより、フラグレジスタfyに、いずれ
の位置にも配置不可であることを示すフラグの値「2」
が記憶される。そして、この場合は、ステップS211
において「fy=2」であることが判別され、カセット
配置不可のエラー処理を行う(ステップS213)。こ
の処理は、例えばブザー音で警告報知を行うと共にディ
スプレイ22に「エラー」であることを表示報知する処
理である。
【0074】図10は、図8のステップS111のカセ
ット指定なしの異なる2部品のカセット配置処理のフロ
ーチャートである。この図を用いてカセット指定なしの
異なる2部品のカセット配置処理について更に説明す
る。先ず、レジスタiに「0」を初期設定し(ステップ
S301)、次に、フラグレジスタfyを「0」に初期
設定する(ステップS302)。
【0075】続いて、先ず、レジスタBT1にヘッドh
1で吸着する部品カセットの「最良位置+i」を設定し
(ステップS303)、次に、レジスタBT2に、上記
ヘッドh1の部品カセットの位置からヘッド間ピッチだ
け番号の大きい方に離れた位置「BT1+ピッチ」を設
定して(ステップS304)、それら設定した部品カセ
ットの位置番号BT1及びBT2が、カセット番号とし
て正しいか否かを判別する(ステップS305)。この
処理は、ヘッドh1の「最良位置+i」の「i」が順次
大きくなって「最良位置+i」が部品カセット台上の番
号を超えたとき、また、「最良位置+i」が部品カセッ
ト台上の番号であっても、これを基準としたヘッドh2
の「BT1+ピッチ」が部品カセット台上の番号を超え
たとき、この不都合を判別する処理である。
【0076】そして、設定した部品カセットの位置番号
BT1及びBT2が、カセット番号として正しければ
(S305がY)、その位置に部品カセットの配置が可
能であるか否かを判別する(ステップS306)。この
処理も、先行する処理で既に当該カセット配設位置が他
の部品に割り当てられているか否か、又はヘッドの使用
が可能か否かを判別する処理である。
【0077】この判別で、部品カセットの配置が可能で
あれば(S306がY)、その位置に当該部品を割り付
けて図8の処理に戻る。一方、部品カセットの配置が不
可ならば(S306がN)、今度は、先ず、レジスタB
T2にヘッドh2で吸着する部品カセットの「最良位置
−i」を設定し(ステップS308)、次に、レジスタ
BT1に、上記ヘッドh2の部品カセットの位置からヘ
ッド間ピッチだけ番号の小さい方に離れた位置「BT2
−ピッチ」を設定して(ステップS309)、それら設
定した部品カセットの位置番号BT1及びBT2が、カ
セット番号として正しいか否かを判別する(ステップS
310)。この処理は、ヘッドh2の「最良位置−i」
の「i」が順次大きくなって「最良位置−i」が部品カ
セット台上の番号を下回ったとき、また、「最良位置−
i」が部品カセット台上の番号であっても、これを基準
としたヘッドh1の「BT2−ピッチ」が部品カセット
台上の番号を下回ったとき、この不都合を判別する処理
である。
【0078】そして、設定した部品カセットの位置番号
BT1及びBT2が、カセット番号として正しければ
(S310がY)、その位置に部品カセットの配置が可
能であるか否かを判別して(ステップS312)、部品
カセットの配置が可能であれば(S312がY)、その
位置に当該部品を割り付けて、図8の処理に戻る。
【0079】一方、部品カセットの配置が不可ならば
(S312がN)、フラグレジスタfyの値がエラーを
示す「2」となっているか否かを判別し(ステップS3
13)、「2」でなければ(S313がN)レジスタi
を「1」インクリメントして(ステップS314)、上
記のステップS302に戻り、ステップS302以下の
処理を繰り返す。
【0080】これにより、最良位置へのカセット配置が
不可である場合は、その左右の位置が、同時吸着のヘッ
ド間ピッチに対応する位置関係を維持したまま、千鳥状
に順次検索されて、出来る限り最良位置に近接する位置
で配置可能な位置が探し出され、このカセット位置へ当
該部品が割り付けられる。
【0081】また、このような千鳥状の検索が繰り返さ
れてヘッドh1を基準とした番号の大きい方に配置可能
な位置が見出されずに、ステップS305でカセット番
号が正しくないと判別したときは(S305がN)、フ
ラグレジスタfyを「1」インクリメントして(ステッ
プS307)、ステップS308に進む。そして、ヘッ
ドh2を基準とする番号の小さい方でも配置可能な位置
が見出されず、ステップS310においてカセット番号
が正しくないと判別したときは(S310がN)、更に
フラグレジスタfyを「1」インクリメントする(ステ
ップS311)。これにより、フラグレジスタfyに、
いずれの位置にも同時吸着が可能なように部品カセット
を配置することが不可であることを示すフラグの値
「2」が記憶される。そして、この場合は、ステップS
313において「fy=2」であることが判別される。
そして、この判別に基づいて、詳しくは後述する同時吸
着出来ない場合のカセット配置処理を行って(ステップ
S315)、図8の処理に戻る。
【0082】図11は、上記ステップS315の同時吸
着出来ない場合のカセット配置処理のフローチャートで
ある。この図を用いて同時吸着出来ない場合のカセット
配置処理について更に説明する。先ず、レジスタiに
「0」を初期設定し(ステップS401)、次に、フラ
グレジスタfyを「0」に初期設定する(ステップS4
02)。
【0083】続いて、先ず、レジスタBT1にヘッドh
1で吸着する部品カセットの「最良位置+i」を設定し
(ステップS403)、その設定した部品カセットの位
置番号BT1がカセット番号として正しいか否かを判別
する(ステップS404)。この処理は、処理周期毎に
「最良位置+i」の「i」が順次大きくなって「最良位
置+i」が部品カセット台上の番号を超える不都合を判
別する処理である。
【0084】そして、設定した部品カセットの位置番号
BT1が、カセット番号として正しければ(S404が
Y)、その位置に部品カセットの配置が可能であるか否
かを判別し(ステップS406)、配置が可能であれば
(S406がY)、次にレジスタjに「0」を初期設定
し(ステップS407)、更にフラグレジスタfy2に
「0」を初期設定し(ステップS408)、上記同時吸
着すべき最善の位置が得られなかったヘッドh2の部品
カセットの次善の位置「BT1+ヘッド間ピッチ+j」
をレジスタBT2に設定する(ステップS409)。
【0085】そして、この設定した部品カセットの位置
番号BT2が、カセット番号として正しいか否かを判別
する(ステップS410)。この処理は、ヘッドh2の
次善の位置「BT1+ヘッド間ピッチ+j」の「j」が
順次大きくなってBT2が部品カセット台上の番号を超
える不都合を判別する処理である。この判別で上記の部
品カセットの位置番号BT2が、カセット番号として正
しければ(S410がY)、その位置に部品カセットの
配置が可能であるか否かを判別して(ステップS41
2)、部品カセットの配置が可能であれば(S412が
Y)、上記BT1及びBT2の位置に2つの部品を割り
付けて(ステップS413)、図10の処理(図8の処
理)に戻る。
【0086】一方、部品カセットの配置が不可ならば
(S412がN)、再びレジスタBT2に、今度はヘッ
ドh2の部品カセットの番号の小さい方の次善の位置
「BT1+ヘッド間ピッチ−j」を設定する(ステップ
S414)。そして、この設定した部品カセットの位置
番号BT2が、カセット番号として正しいか否かを判別
し(ステップS415)、その部品カセットの位置番号
BT2が正しければ(S415がY)、その位置に部品
カセットの配置が可能であるか否かを更に判別して(ス
テップS417)、部品カセットの配置が可能であれば
(S417がY)、上記BT1及びBT2の位置に2つ
の部品を割り付けて(ステップS418)、図10の処
理(図8の処理)に戻る。
【0087】一方、部品カセットの配置が不可ならば
(S417がN)、フラグレジスタfy2の値がエラー
を示す「2」となっているか否かを判別し(ステップS
419)、「2」でなければ(S419がN)、レジス
タiを「1」インクリメントして(ステップS42
0)、上記のステップS408に戻り、ステップS40
8以下の処理を繰り返す。これにより、ステップS40
6で配置可能と判断されたヘッドh1の部品カセット位
置を基準として、ヘッドh2の部品のカセット位置が左
右に千鳥状に、出来る限り最良位置に近接する位置で配
置可能な位置が探し出され、このカセット位置へ当該部
品が割り付けられる。
【0088】このような千鳥状の探索が繰り返されてヘ
ッドh1を基準とした番号の大きい方に配置可能な位置
が見出されずに、ステップS410でカセット番号が正
しくないと判別したときは(S410がN)、フラグレ
ジスタfy2を「1」インクリメントして(ステップS
411)、ステップS414に進む。そして、ヘッドh
1を基準とする番号の小さい方でも配置可能な位置が見
出されず、ステップS415においてカセット番号が正
しくないと判別したときは(S415がN)、更にフラ
グレジスタfy2を「1」インクリメントする(ステッ
プS416)。これにより、フラグレジスタfy2に、
上記配置可能とされたヘッドh1を基準とするヘッドh
2の部品カセットの配置位置がいずれの位置にも見つか
らないことを示すフラグの値「2」が設定される。
【0089】そして、ステップS419において「fy
2=2」が判別された場合は(S419がY)、ヘッド
h1の部品の配置位置を変更して、この変更した位置を
基準としてヘッドh2の部品の配置位置を再度探索する
処理に移る。即ち、この場合は、先ず、レジスタBT1
にヘッドh1で吸着する部品カセットの「最良位置−
i」を設定する(ステップS421)。
【0090】尚、前述のステップS406で、部品カセ
ットの配置が不可であった場合も、上記のステップS4
21に移行する。また、ステップS403で設定した部
品カセットの位置番号BT1がカセット番号として正し
くない場合も(S404がN)、次にフラグレジスタf
yを「1」インクリメントして(ステップS405)、
上記のステップS421に移行する。
【0091】続いて、その設定した部品カセットの位置
番号BT1がカセット番号として正しいか否かを判別す
る(ステップS422)。この処理は、処理周期毎に
「最良位置−i」の「i」が順次大きくなって「最良位
置−i」が部品カセット台上の一番小さな番号を下回る
不都合を判別する処理である。
【0092】そして、設定した部品カセットの位置番号
BT1が、カセット番号として正しければ(S422が
Y)、その位置に部品カセットの配置が可能であるか否
かを判別し(ステップS423)、配置が可能であれば
(S423がY)、次にレジスタjに「0」を初期設定
し(ステップS425)、更にフラグレジスタfy2に
「0」を初期設定して(ステップS426)、ヘッドh
2の部品カセットの次善の位置「BT1+ヘッド間ピッ
チ+j」をレジスタBT2に設定する(ステップS42
7)。
【0093】そして、この設定した部品カセットの位置
番号BT2が、カセット番号として正しいか否かを判別
し(ステップS428)、正しければ(S428が
Y)、その位置に部品カセットの配置が可能であるか否
かを更に判別して(ステップS429)、可能であれば
(S429がY)、上記BT1及びBT2の位置に2つ
の部品を割り付けて(ステップS431)、図10(図
8)の処理に戻る。
【0094】一方、部品カセットの配置が不可ならば
(S429がN)、再びレジスタBT2に、今度はヘッ
ドh2の部品カセットの番号の小さい方の次善の位置
「BT1+ヘッド間ピッチ−j」を設定する(ステップ
S432)。そして、この設定した部品カセットの位置
番号BT2が、カセット番号として正しいか否かを判別
し(ステップS433)、正しければ(S433が
Y)、その位置に部品カセットの配置が可能であるか否
かを更に判別して(ステップS434)、可能であれば
(S434がY)、上記BT1及びBT2の位置に2つ
の部品を割り付けて(ステップS436)、図10(図
8)の処理に戻る。
【0095】一方、部品カセットの配置が不可ならば
(S434がN)、フラグレジスタfy2の値がエラー
を示す「2」となっているか否かを判別し(ステップS
437)、「2」でなければ(S437がN)、レジス
タiを「1」インクリメントして(ステップS43
8)、上記のステップS426に戻り、ステップS42
6以下の処理を繰り返す。これにより、ステップS42
3で配置可能と判断されたヘッドh1の部品カセット位
置を基準として、ヘッドh2の部品のカセット位置が左
右に千鳥状に、出来る限り最良位置に近接する位置で配
置可能な位置が探し出され、このカセット位置へ当該部
品が割り付けられる。
【0096】このような千鳥状の探索が繰り返されてヘ
ッドh1を基準とした番号の大きい方に配置可能な位置
が見出されずに、ステップS428でカセット番号が正
しくないと判別したときは(S428がN)、フラグレ
ジスタfy2を「1」インクリメントして(ステップS
430)、ステップS432に進む。そして、ヘッドh
1を基準とする番号の小さい方でも配置可能な位置が見
出されず、ステップS433においてカセット番号が正
しくないと判別したときは(S433がN)、更にフラ
グレジスタfy2を「1」インクリメントする(ステッ
プS435)。これにより、フラグレジスタfy2に、
上記配置可能とされたヘッドh1を基準とするヘッドh
2の部品カセットの配置位置がいずれの位置にも見つか
らないことを示すフラグの値「2」が設定される。
【0097】そして、ステップS437において「fy
2=2」が判別された場合は(S437がY)、ヘッド
h1の部品の配置位置の変更が更に可能か否か、即ち、
先のフラグレジスタfyが「2」であるか否かを判別す
る(ステップS439)。
【0098】尚、前述のステップS423で、部品カセ
ットの配置が不可であった場合も、上記のステップS4
39の判別の処理に直ちに移行する。また、ステップS
421で設定した部品カセットの位置番号BT1がカセ
ット番号として正しくない場合も(S422がN)、次
にフラグレジスタfyを「1」インクリメントして(ス
テップS405)、上記のステップS439に移行す
る。
【0099】そして、この判別で、「fy≠2」ならば
(S439がN)、レジスタiを「1」インクリメント
して(ステップS440)、前述のステップS402に
戻り、再びステップS402以下を繰り返す。これによ
り、ヘッドh1の部品に振り当てたカセット位置が正し
い間は、最適位置を中心に左右に千鳥状に振り分けなが
らヘッドh1のカセット位置を仮設定し、この仮設定し
たヘッドh1のカセット位置を基準として、ヘッドh2
の適正なカセット位置が左右に探索される。
【0100】また、上記判別で「fy=2」ならば(S
439がY)、ヘッドh1に割り付けるべきカセット位
置が見つからなかったのであり、この場合は「カセット
割り付け不可エラー」の処理を行う(ステップS44
1)。この処理は、例えばブザー音で警告報知を行うと
共にディスプレイ22に「カセット割り付けエラー」等
の表示を報知する処理である。
【0101】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、ノズル交換がなるべく発生しないような複数ヘッ
ドへのノズルの割付を行い、更に、複数のヘッドに対応
する部品カセットの配置を最適位置を基準にして左右に
千鳥状に振り分けながら探索し、配置可能な位置を自動
的に探し出して部品カセットの配置位置を決定するの
で、ノズル交換の回数が少なく且つ同時吸着の組み合わ
せが多い、即ち能率の良い部品搭載作業を行うことの出
来る、部品搭載プログラム作成装置及びその部品搭載プ
ログラムを記憶した媒体を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は一実施の形態における部品搭載プログラ
ム作成装置の構成を示す図、(b) はそのシステム構成を
示すブロック図である。
【図2】(a) は部品搭載プログラムによって制御すべき
部品搭載装置のヘッドを模式的に示す図、(b) は同じく
ノズル交換器を模式的に示す図である。
【図3】部品搭載プログラム作成装置のCPUにより行
われるヘッドへのノズル割り付け(配分)と部品カセッ
ト台上における部品の配置(カセットの配置)を決定す
る処理動作を示すフローチャートである。
【図4】(a) は2つのヘッドで吸着できる部品の良い組
み合わせの例を示す図、(b) はそれを同時吸着の単位に
分解した図、(c) はそのような分解図から得られたノズ
ル使用分布の例を示す図表である。
【図5】(a) はフローチャートの最初の処理周期におけ
るステップS4〜S9でヘッドへの割り付けが決定(選
択)されたノズルの組み合わせを示す図、(b) は2回目
のステップS7〜S9の繰り返し終了までにおけるヘッ
ドへの割り付けが決定(選択)されたノズルの組み合わ
せを示す図である。
【図6】(a) は全てのノズルのヘッドへの割り付けが完
了した仮割り付けテーブルを示す図、(b) は同一種類の
ノズルの入れ換えを行った本割り付けテーブルを示す図
である。
【図7】本割り付けテーブルに基づいて作成された部品
ペア表の例を示す図である。
【図8】ステップS12のカセット配置処理のフローチ
ャートである。
【図9】ステップS115のカセット指定処理のフロー
チャートである。
【図10】ステップS111のカセット指定なしの異な
る2部品のカセット配置処理のフローチャートである。
【図11】ステップS315の同時吸着できない場合の
カセット配置処理のフローチャートである。
【図12】ワンバイワン方式と呼ばれる部品搭載装置の
主要部の外観斜視図である。
【図13】部品搭載装置の作業塔のカバーを取り外して
内部構造を示す斜視図である。
【符合の説明】
1 部品搭載装置 2 基台 3a、3b 基板案内レール 4a、4b 固定レール(Y軸レール) 5 移動レール(X軸レール) 6 作業塔 7(7a、7b) 部品カセット台 8 吸着ノズル 9 ノズル交換器 11 帯状コード 12(12a、12b) ヘッド 13 発光部 14 光拡散板 15 ノズル 20 部品搭載プログラム作成装置 21 本体 22 ディスプレイ 23 キーボード 24 ポインティングデバイス(マウス) 25 フロッピーディスク(FD) 26 コンパクトディスク(CD) 30 CPU(中央演算処理装置) 31 バス 32 ROM(読み出し専用メモリ) 33 RAM(読み書き自在なメモリ) 34 HD(ハードディスク) 35 I/O制御部 36 ノズル交換器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラムされたコンピュータによっ
    て、複数のノズルの中から選択したノズルを複数のヘッ
    ドに装着すべく割り付けて能率よく部品を吸着すべく該
    部品の供給装置の配置組み合わせを作成する部品搭載プ
    ログラム作成装置であって、 予め作成されたより良い部品吸着の組み合わせテーブル
    に基づいて分解された複数のヘッドによる吸着の単位の
    組み合わせ集合テーブルを作成するテーブル作成手段
    と、 該テーブル作成手段により作成された前記集合テーブル
    からノズル交換が極力発生しないように複数のノズルを
    前記複数のヘッドに夫々割り付けるノズル割付手段と、 該ノズル割付手段による割り付けの中で同一ヘッドに対
    し同じ種類のノズルが異なるノズル収納器番号で割り付
    けられているとき該ノズルを該ノズルと同一種類のノズ
    ルでより多く用いられているノズル収納器番号のノズル
    と入れ換える入換手段と、 該入換手段による入れ換えが完了した割り付けに基づい
    て部品供給台上における部品供給装置のより良い配置を
    設定する部品位置設定手段と、 を備えたことを特徴とする部品搭載プログラム作成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記部品位置設定手段は、前記複数のヘ
    ッドに対応する前記部品供給装置の配置を、最適位置又
    は最適位置への配置が不可なるときは最適位置を基準に
    して左右に千鳥状に振り分けながらより良い位置を探索
    し配置可能な位置を自動的に探し出して部品供給装置の
    配置位置を決定することを特徴とする請求項1記載の部
    品搭載プログラム作成装置。
  3. 【請求項3】 前記部品位置設定手段は、前記複数のヘ
    ッドに対応する前記部品供給装置の配置において、該当
    部品供給装置がつく場所とつかない場所を記憶する手段
    と、前記記憶部の情報にしたがって配置不可の判断をお
    こなうことを特徴とする請求項1記載の部品搭載プログ
    ラム作成装置。
  4. 【請求項4】 前記部品位置設定手段は、前記複数のヘ
    ッドに対応する前記部品供給装置の配置において、既に
    ついている部品供給装置や装置との干渉を計算して配置
    不可の判断をおこなうことを特徴とする請求項1記載の
    部品搭載プログラム作成装置。
  5. 【請求項5】 前記部品位置設定手段は、前記複数のヘ
    ッドに対応する前記部品供給装置の配置において、複数
    のヘッド各々の稼動範囲を計算して配置不可の判断をお
    こなうことを特徴とする請求項1記載の部品搭載プログ
    ラム作成装置。
  6. 【請求項6】 プログラムされたコンピュータによっ
    て、複数のノズルの中から選択したノズルを複数のヘッ
    ドに装着すべく割り付けて能率よく部品を吸着すべく該
    部品の供給装置の配置組み合わせを作成する部品搭載プ
    ログラムを記録した記録媒体であって、 前記部品搭載プログラムは、コンピュータに、少なくと
    も、 予め作成されたより良い部品吸着の組み合わせテーブル
    に基づいて分解された複数のヘッドによる吸着の単位の
    組み合わせ集合テーブルを作成させ、 この作成された前記集合テーブルからノズル交換が極力
    発生しないように複数のノズルを前記複数のヘッドに夫
    々割り付けさせ、 この割り付けの中で同一ヘッドに対し同じ種類のノズル
    が異なるノズル収納器番号で割り付けられているとき該
    ノズルを該ノズルと同一種類のノズルでより多く用いら
    れているノズル収納器番号のノズルと入れ換えさせ、 この入れ換えが完了した割り付けに基づいて部品供給台
    上における部品供給装置のより良い配置を設定させる、 ことを特徴とする記録媒体。
  7. 【請求項7】 前記部品供給装置の配置の設定は、前記
    複数のヘッドに対応する前記部品供給装置の配置を、最
    適位置又は最適位置への配置が不可なるときは最適位置
    を基準にして左右に千鳥状に振り分けながらより良い位
    置を探索し配置可能な位置を自動的に探し出して部品供
    給装置の配置位置を決定してなされることを特徴とする
    請求項6記載の部品搭載プログラムを記録した記録媒
    体。
  8. 【請求項8】 前記部品供給装置の配置の設定は、前記
    複数のヘッドに対応する前記部品供給装置の配置におい
    て、該当部品供給装置がつく場所とつかない場所を記憶
    させ、この記憶させた情報にしたがって配置不可の判断
    を行ってなされることを特徴とする請求項6記載の部品
    搭載プログラムを記録した記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記部品供給装置の配置の設定は、前記
    複数のヘッドに対応する前記部品供給装置の配置におい
    て、既についている部品供給装置や装置との干渉を計算
    して配置不可の判断を行ってなされることを特徴とする
    請求項6記載の部品搭載プログラムを記録した記録媒
    体。
  10. 【請求項10】 前記部品供給装置の配置の設定は、前
    記複数のヘッドに対応する前記部品供給装置の配置にお
    いて、複数のヘッド各々の稼動範囲を計算して配置不可
    の判断を行ってなされることを特徴とする請求項6記載
    の部品搭載プログラムを記録した記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002374100A (ja) * 2001-06-14 2002-12-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品装着装置とカセット制御装置
US6996440B2 (en) 2000-08-04 2006-02-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method for optimization of an order of component mounting, apparatus using the same, and mounter
KR101004847B1 (ko) 2008-09-22 2010-12-28 가부시끼가이샤 히다찌 하이테크 인스트루먼츠 부품 장착 장치, 부품 장착 설정 산출 장치, 프로그램 및 부품 장착 설정 산출 방법

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