本明細書で使用される略語は、特に定義されない限り、慣用である。以下の略語が使用される:ACN=アセトニトリル、AcOH=酢酸、AIBN=アゾビスイソブチロニトリル(同様にアゾビスイソブチロニトリル(azobisisobutylonitrile))、aq.=水性、Ar=アルゴン、Boc=t−ブチルカルボキシ、Bz=ベンゾイル、Bn=ベンジル、BOP=ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)−ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート、BPO=過酸化ベンゾイル、nBuOH=n−ブタノール、℃=摂氏温度、CBr4=テトラブロモメタン、Cbz=ベンジルオキシカルボニル、mCPBA=m−クロロペルオキシ安息香酸、CH2Cl2またはDCM=ジクロロメタン、Cs2CO3=炭酸セシウム、CuCl2=塩化銅、DIBAL=水素化ジイソブチルアルミニウム、DIEA=ヒューニッヒ塩基またはジイソプロピルエチルアミン、DME=ジメトキシ−エタン、DMF=ジメチルホルムアミド、DMSO=ジメチルスルホキシド、DPPA=ジフェニルホスホリルアジド、EDC=1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド、Et3N=トリエチルアミン、EtOAc=酢酸エチル、g=グラム、HATU=2−(1H 7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート、HOBT=ヒドロキシベンゾトリアゾール、H2=水素、H2O=水、HBr=臭化水素、HCl=塩化水素、HIV=ヒト免疫不全ウイルス、HPLC=高圧液体クロマトグラフィー、h=時間、IgE=免疫グロブリンE、IC50=生体外酵素の50%阻害に必要とされる阻害剤の濃度、IPA=イソプロピルアルコール、kg=キログラム、KCN=シアン化カリウム、KOH=水酸化カリウム、K2PO4=リン酸化カリウム、LDA=リチウムジイソプロピルアミド、LiAlH4=水素化リチウムアルミニウム、LiOH=水酸化リチウム、MeCN=アセトニトリル、MS=質量スペクトル、m/z=質量/電荷比、Ms=メタンスルホニル、MHz=メガヘルツ、MeOH=メタノール、MTBE=メチルtert−ブチルエーテル、μM=マイクロモル、μL=マイクロリットル、mg=ミリグラム、mm=ミリメートル、mM=ミリモル、mmol=ミリモル、mL=ミリリットル、mOD/min=ミリ光学密度単位/分、min=分、M=モル、Na2CO3=炭酸ナトリウム、ng=ナノグラム、NaHCO3=重炭酸ナトリウム、NaNO2=亜硝酸ナトリウム、NaOH=水酸化ナトリウム、Na2S2O3=チオ硫酸ナトリウム、Na2SO4=硫酸ナトリウム、NBS=N−ブロモスクシンイミド、NH4Cl=塩化アンモニウム、NH4OAc=酢酸アンモニウム、NaSMe=メチルチオール酸ナトリウム、NBS=N−ブロモスクシンアミド、n−BuLi=n−ブチルリチウム、nm=ナノメートル、nM=ナノモル、N=正常、NMP=N−メチルピロリドン、NMR=核磁気共鳴、Pd/C=パラジウム炭素、Pd(PPh3)4=テトラキス−(トリフェニル−ホスフィン)−パラジウム、pM=ピコモル、Pin=ピナコラト、PEG=ポリエチレングリコール、PMB=パラメトキシベンジル、PPh3またはPh3P=トリフェニルホスフィン、psi=ポンド/平方インチ、RLV=ラウシャー白血病ウイルス、Ra−Ni=ラネーニッケル、rp=逆相、sat=飽和、SOCl2=塩化チオニル、RT=室温、TEA=トリエチルアミン、THF=テトラヒドロフラン、TFA=トリフルオロ酢酸、TLC=薄層クロマトグラフィー、TMS=トリメチルシリル、Tf=トリフルオロメチルスルホニル、およびTSC=クエン酸三ナトリウム。
本明細書において、本明細書および付属の請求項において使用されるように、単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈に明確に記載されない限り、複数形を含むことに留意されたい。
「アルキル」は、単独で、または別の置換基の一部として、特に記載されない限り、直鎖または分枝鎖の、指定された炭素原子の数を有する完全飽和脂肪族炭化水素ラジカルを意味する。例えば、「C1−8アルキル」とは、親アルカンの単一炭素原子から1個の水素原子を除去することによって得られる1から8個の炭素原子を含有する直鎖状または分枝状の炭化水素ラジカルを指す。アルキルは、イソプロピル、t−ブチル、イソブチル、sec−ブチルなどの直鎖アルキル基の分枝鎖異性体を含む。代表的なアルキル基は、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、または12個の炭素原子を有する直鎖および分枝鎖のアルキル基を含む。さらなる代表的なアルキル基は、1、2、3、4、5、6、7、または8個の炭素原子を有する直鎖および分枝鎖のアルキル基を含む。
「アルケニル」とは、接頭辞に示される炭素原子の数を有し、少なくとも1つの2重結合を含有するが、3つ以上の2重結合を有さない、直鎖状の1価の炭化水素ラジカルまたは分枝状の1価の炭化水素ラジカルを指す。例えば、(C2−C6)アルケニルは、エテニル、プロペニル、1,3−ブタジエニルなどを含むことを意味する。
「アルキニル」は、少なくとも1つの3重結合を含有し、接頭辞に示される炭素原子の数を有する直鎖状の1価の炭化水素ラジカルまたは分枝状の1価の炭化水素ラジカルを意味する。用語「アルキニル」は、1つの3重結合と1つの2重結合を有するそれらのアルキル基を含むことも意味する。例えば、(C2−C6)アルキニルは、エチニル、プロピニルなどを含むことを意味する。
「シクロアルキル」または「炭素環」は、単独で、または他の用語と組み合わせて、特に記載されない限り、全ての環原子が炭素である「アルキル」、「アルケニル」、および「アルキニル」の環式型を表す。「シクロアルキル」または「炭素環」とは、単環式または多環式の基を指す。シクロアルキル置換基に関連して使用されるとき、用語「多環式」とは、本明細書において、縮合または非縮合のアルキル環式構造を指す。「シクロアルキル」または「炭素環」は、架橋環またはスピロ環を形成することができる。シクロアルキル基は、1つ以上の2重結合または3重結合(複数可)を有することができる。用語「シクロアルケニル」とは、環頂点間に少なくとも1つのアルケニル不飽和の部位を有するシクロアルキル基を指す。用語「シクロアルキニル」とは、環頂点間に少なくとも1つのアルキニル不飽和の部位を有するシクロアルキル基を指す。C3−8シクロアルキルC3−8アルキレン−にあるように、「シクロアルキル」が「アルキル」と組み合わせて使用されるとき、シクロアルキル部分は、記載される数の炭素原子(例えば、3から8個の炭素原子)を有することを意味し、一方、アルキレン部分は1から8個の炭素原子を有する。シクロアルキルの例としては、シクロペンチル、シクロヘキシル、1−シクロヘキセニル、3−シクロヘキセニル、シクロヘプチルなどが挙げられる。
「アリール」とは、単独で、または別の置換基の一部として、6から14個の炭素原子を含有する多価不飽和芳香族炭化水素基を指し、これは、一緒に縮合されるか、または共有結合的に連結される単環もしくは多環(最大3つの環)であってよい。よって、句は、例えば、フェニル、ビフェニル、アントラセニル、ナフチルなどの基を含むが、これらに限定されない。アリール基の非限定的な例としては、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、および4−ビフェニルが挙げられる。
用語「複素環」、「ヘテロシクリル」、または「複素環式」とは、少なくとも1個のヘテロ原子、および任意に1つ以上のオキソ置換基を含有する飽和または不飽和の非芳香族環式基を指す。本明細書で使用される、用語「ヘテロ原子」は、酸素(O)、窒素(N)、硫黄(S)、およびケイ素(Si)を含むことを意味し、ヘテロ原子は任意に酸化され、窒素原子(複数可)は任意に4級化される。各複素環は、任意の利用可能な環炭素またはヘテロ原子で結合され得る。各複素環は、1つ以上の環を有することができる。複数の環が存在するとき、それらは一緒に縮合されるか、または共有結合的に連結され得る。各複素環は、典型的には、1、2、3、4、または5個の独立して選択されたヘテロ原子を含有する。好ましくは、これらの基は、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個の炭素原子、0、1、2、3、4、または5個の窒素原子、0、1、または2個の硫黄原子、および0、1、または2個の酸素原子を含有する。より好ましくは、これらの基は、1、2、または3個の窒素原子、0〜1個の硫黄原子、および0〜1個の酸素原子を含有する。複素環基の非限定的な例としては、モルホリン−3−オン、ピペラジン−2−オン、ピペラジン−1−オキシド、ピリジン−2−オン、ピペリジン、モルホリン、ピペラジン、イソキサゾリン、ピラゾリン、イミダゾリン、ピラゾール−5−オン、ピロリジン−2,5−ジオン、イミダゾリジン−2,4−ジオン、ピロリジン、テトラヒドロキノリニル、デカヒドロキノリニル、テトラヒドロベンゾオキサゼピニルジヒドロジベンゾオキセピンなどが挙げられる。
「ヘテロアリール」とは、N、O、およびSから選択される1から5個のヘテロ原子を含有する環式または多環式芳香族ラジカルを指し、窒素原子および硫黄原子は任意に酸化され、窒素原子(複数可)は任意に4級化される。ヘテロアリール基は、ヘテロ原子を通して、または炭素原子を通して残りの分子に結合され得、5から10個の炭素原子を含有し得る。ヘテロアリール基の非限定的な例としては、1−ピロリル、2−ピロリル、3−ピロリル、1−ピラゾリル、3−ピラゾリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、ピラジニル、2−オキサゾリル、4−オキサゾリル、5−オキサゾリル、3−イソキサゾリル、4−イソキサゾリル、5−イソキサゾリル、2−チアゾリル、4−チアゾリル、5−チアゾリル、2−フリル、3−フリル、2−チエニル、3−チエニル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピリミジル、および4−ピリミジルが挙げられる。具体的に記載されない場合、上述のアリールおよびヘテロアリール環系のそれぞれの置換基は、本明細書に記載される許容される置換基の群から選択される。
「2環式ヘテロアリール」とは、N、O、およびSから選択される1から5個のヘテロ原子を含有する2環式芳香族ラジカルを指し、窒素原子および硫黄原子は任意に酸化され、窒素原子(複数可)は任意に4級化される。2環式ヘテロアリール基は、ヘテロ原子を通して、または炭素原子を通して残りの分子に結合され得、5から10個の炭素原子を含有し得る。2環式ヘテロアリール基の非限定的な例としては、5−ベンゾチアゾリル、プリニル、2−ベンズイミダゾリル、ベンゾピラゾリル、5−インドリル、アザインドール、1−イソキノリル、5−イソキノリル、2−キノキサリニル、5−キノキサリニル、3−キノリル、および6−キノリルが挙げられる。
特に記載されない限り、本明細書に明確に定義されない置換基の命名法は、官能基の末端部分に続いて、結合点に向かう隣接する官能基を命名することによって得られる。例えば、置換基「アリールアルキルオキシカルボニル」とは、基(アリール)−(アルキル)−O−C(O)−を指す。
「アミノカルボニル」または「アミノアシル」とは、アミド−C(=O)アミノを指し、式中、アミノは、本明細書で定義される通りである。用語「アルキルアミノカルボニル」とは、本明細書において、基−C(=O)−NRaRbを指し、式中、Raは、アルキルであり、Rbは、Hまたはアルキルである。用語「アリールアミノカルボニル」とは、本明細書において、基−C(=O)−NRaRbを指し、式中、RaまたはRbは、アリールである。
「シクロアルキルアルキレン」とは、ラジカル−RxRyを指し、本明細書に定義されるように、式中、Rxは、アルキレン基であり、Ryは、シクロアルキル基であり、例えばシクロプロピルメチル、シクロヘキセニルプロピル、3−シクロヘキシル−2−メチルプロピルなどである。
「ハロ」または「ハロゲン」は、単独で、または別の置換基の一部として、特に記載されない限り、フッ素、塩素、臭素、またはヨウ素の原子を意味する。加えて、「ハロアルキレン」などの用語は、1つ以上の水素が、1〜許容される最大数のハロゲンの範囲の数、例えばアルキルに関して、m’がアルキル基における炭素原子の総数である(2m’+1)で、同一または異なってもよいハロゲン原子で置換されるアルキルを含むことを意味する。例えば、用語「ハロC1−8アルキレン」は、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、4−クロロブチル、3−ブロモプロピルなどを含むことを意味する。用語「ペルハロアルキレン」は、特に記載のない限り、(2m’+1)ハロゲン原子で置換されるアルキルを意味し、m’は、アルキル基における炭素原子の総数である。例えば、用語「ペルハロC1−8アルキレン」は、トリフルオロメチル、ペンタクロロエチル、1,1,1−トリフルオロ−2−ブロモ−2−クロロエチルなどを含むことを意味する。加えて、用語「ハロアルコキシ」とは、1つ以上のハロゲン原子で置換されたアルコキシラジカルを指す。
本明細書を通して使用される用語「任意」または「任意に」は、後に記載される事象または状況が生じてもよいが、生じる必要はないことを意味し、かつ説明が、事象または状況が生じる場合と、それが生じない場合とを含むことを意味する。例えば、「アルキル基で任意にモノまたはジ置換されるヘテロシクロ基」は、アルキルは存在し得るが、存在する必要はないことを意味し、かつ説明は、ヘテロシクロ基がアルキル基でモノまたはジ置換される場合および、ヘテロシクロ基がアルキル基で置換されない場合を含むことを意味する。
同じ分子式を有するが、それらの原子の結合の性質もしくは配列、または空間におけるそれらの原子の配置が異なる化合物は、「異性体」と呼ばれる。空間におけるそれらの原子の配置が異なる異性体は、「立体異性体」と呼ばれる。「立体異性体(stereoisomer)」および「立体異性体(stereoisomers)」とは、それらが1つ以上の不斉中心または不斉置換を伴う2重結合を有する場合、異なる立体異性体形態で存在する化合物を指し、したがって、個々の立体異性体として、または混合物として生成され得る。立体異性体は、エナンチオマーおよびジアステレオマーを含む。相互の鏡像ではない立体異性体は、「ジアステレオマー」と呼ばれ、重ね合わせることのできない相互の鏡像であるものは、「エナンチオマー」と呼ばれる。化合物が不斉中心を有し、例えば、それが4つの異なる基に結合される場合、一対のエナンチオマーが可能である。エナンチオマーは、その不斉中心の絶対配置を特徴とすることができ、CahnおよびPrelogのR−およびS−配列決定規則によって、または分子が偏光の平面を回転する様式によって説明され、右旋性または左旋性(すなわち、それぞれ、(+)または(−)−異性体として)として指定される。キラル化合物は、個々のエナンチオマーまたはその混合物のいずれかとして存在することができる。等しい割合のエナンチオマーを含有する混合物は、「ラセミ混合物」と呼ばれる。特に記載のない限り、説明は、個々の立体異性体ならびに混合物を含むことが意図される。1つ以上の立体中心のキラリティーが異なる立体化学の決定方法および立体異性体の分離方法は、当該技術分野において周知である(例えば、ADVANCED ORGANIC CHEMISTRY,4th edition J.March,John Wiley and Sons,New York,1992の第4章の考察を参照)。
「互変異性体」とは、エノール−ケトおよびイミン−エナミン互変異性体などのプロトンの位置が異なる分子の代替形態、またはピラゾール、イミダゾール、ベンゾイミダゾール、トリアゾール、およびテトラゾールなどの−N=C(H)−NH−環原子配置を含有するヘテロアリール基の互変異性形態を指す。当業者は、他の互変異性環原子配置が可能であることを認識するであろう。
上記に定義される置換された基の全てにおいて、自身に対してさらなる置換基で置換基を定義することにより(例えば、置換されたアリール基によってさらに置換される置換されたアリール基でそれ自体置換される置換基として置換されたアリール基を有する、置換されたアリール等)得られるポリマーは、本明細書に含まれることが意図されないことを理解されたい。そのような場合、そのような置換の最大数は、3つである。例えば、置換されたアリール基の連続置換は、−置換されたアリール−(置換されたアリール)−置換されたアリールに限定される。
「保護基」とは、分子において反応性官能基に結合されるとき、官能基の反応性を遮蔽する、減少させる、または防止する原子の基を指す。典型的には、保護基は、合成過程中、所望に応じて選択的に除去することができる。保護基の例は、Greene and Wuts,Protective Groups in Organic Chemistry,3rd Ed.,1999,John Wiley&Sons,NY and Harrison et al.,Compendium of Synthetic Organic Methods,Vols.1−8,1971−1996,John Wiley&Sons,NYに見出すことができる。代表的なアミノ保護基は、ホルミル、アセチル、トリフルオロアセチル、ベンジル、ベンジルオキシカルボニル(「CBZ」)、tert−ブトキシカルボニル(「Boc」)、トリメチルシリル(「TMS」)、2−トリメチルシリル−エタンスルホニル(「TES」)、トリチルおよび置換されたトリチル基、アリルオキシカルボニル、9−フルオレニルメチルオキシカルボニル(「FMOC」)、ニトロ−ベラトリルオキシカルボニル(「NVOC」)などを含むが、これらに限定されない。代表的なヒドロキシ保護基は、ベンジルおよびトリチルエーテルなど、ならびにアルキルエーテル、テトラヒドロピラニルエーテル、トリアキルシリルエーテル(例えばTMSまたはTIPPS基)、およびアリルエーテルなど、ヒドロキシ基がアシル化されるか、またはアルキル化されるかのいずれかであるものを含むが、これらに限定されない。
用語「薬剤的に許容される塩」は、本明細書に記載される化合物に見出される特定の置換基に応じて、比較的非毒性の酸または塩基で調製される活性化合物の塩を含むことが意味される。本発明の化合物が比較的酸性の官能基を含有するとき、塩基添加塩は、純または好適な不活性のいずれかの溶媒中で、そのような化合物の中性形態を十分な量の所望の塩基と接触させることにより得ることができる。薬剤的に許容される無機塩基に由来する塩の例としては、アルミニウム、アンモニウム、カルシウム、銅、第二鉄、第一鉄、リチウム、マグネシウム、第二マンガン、第一マンガン、カリウム、ナトリウム、亜鉛などが挙げられる。薬剤的に許容される有機塩基に由来する塩は、アルギニン、ベタイン、カフェイン、コリン、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン、ジエチルアミン、2−ジエチルアミノエタノール、2−ジメチルアミノエタノール、エタノールアミン、エチレンジアミン、N−エチルモルホリン、N−エチルピペリジン、グルカミン、グルコサミン、ヒスチジン、ヒドラバミン、イソプロピルアミン、リジン、メチルグルカミン、モルホリン、ピペラジン、ピペリジン、ポリアミン樹脂、プロカイン、プリン、テオブロミン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、トリプロピルアミン、トロメタミンなどの置換されたアミン、環式アミン、天然に生じるアミンなどを含む、1級、2級、および3級アミンの塩を含む。本発明の化合物が比較的塩基性の官能基を含有するとき、酸添加塩は、純または好適な不活性のいずれかの溶媒中で、そのような化合物の中性形態を十分な量の所望の酸と接触させることにより得ることができる。薬剤的に許容される酸添加塩の例としては、塩酸、臭化水素酸、硝酸、炭酸、1水素炭酸、リン酸、1水素リン酸、2水素リン酸、硫酸、1水素硫酸、ヨウ化水素酸、または亜リン酸などの無機酸に由来するもの、ならびに酢酸、プロピオン酸、イソ酪酸、マロン酸、安息香酸、コハク酸、スベリン酸、フマル酸、マンデル酸、フタル酸、ベンゼンスルホン酸、p−トリルスルホン酸、クエン酸、酒石酸、メタンスルホン酸などの比較的非毒性の有機酸に由来する塩が挙げられる。アルギン酸塩などのアミノ酸の塩、およびグルクロン酸またはガラクツロン酸などの有機酸の塩も含まれる(例えば、Berge,S.M.et al.,“Pharmaceutical Salts,”Journal of Pharmaceutical Science,66:1−19,1977を参照)。本発明のある特定の化合物は、化合物を塩基または酸添加塩のいずれかに変換させる塩基性および酸性の両方の官能基を含有する。
化合物の中性形態は、塩を塩基または酸と接触させ、従来の様式で親化合物を単離することにより生成することができる。化合物の親形態は、極性溶媒における溶解度などのある物理的特性における様々な塩形態とは異なるが、それ以外は、塩は、本発明の目的において、化合物の親形態と等しい。
塩形態に加えて、本発明は、プロドラッグエステル形態の化合物を提供する。本明細書に記載される化合物の「プロドラッグ」は、本発明の化合物を提供するために、生理的条件下で化学変化を容易に受けるそれらの化合物である。加えて、プロドラッグは、生体外環境で、化学方法または生化学方法により、本発明の化合物に変換され得る。例えば、プロドラッグは、好適な酵素または化学試薬と共に経皮パッチリザーバに設置されるとき、本発明の化合物にゆっくり変換され得る。プロドラッグは、活性薬物に変換されるまで、しばしば薬理学的に不活性であるが、必ずしもそうでははない。プロドラッグは、典型的には、活性に一部必要とされると考えられる薬物における官能基をプロ基(progroup)(以下に定義される)で遮蔽し、官能基を解放するための特定の使用条件下で、開裂などの形質転換を受けるプロ部分(promoiety)、従って活性薬物を形成することにより得られる。プロ部分の開裂は、加水分解反応などにより自発的に進行するか、または酵素により、光により、酸もしくは塩基により、または温度の変更などの物理的もしくは環境パラメータの変更またはそれらへの露出などにより、別の薬剤によって触媒または誘発され得る。薬剤は、プロドラッグが投与される細胞に存在する酵素、もしくは胃の酸性条件などの使用条件に内因性であり得るか、または外因的に供給され得る。
「プロ基」とは、プロ部分を形成するために活性薬物内の官能基を遮蔽するように使用されるとき、薬物をプロドラッグに変換する保護基の種類を指す。プロ基は、典型的には、特定の使用条件下で開裂可能である結合を介して、薬物の官能基に結合される。よって、プロ基は、特定の使用条件下で官能基を解放するように開裂されるプロ部分の、その部分である。特定の例として、式−NH−C(O)CH3のアミドプロ部分は、プロ基−C(O)CH3を含む。
プロドラッグを得るために活性Syk選択阻害化合物中の官能基を遮蔽するのに好適な広範なプロ基ならびに得られたプロ部分は、当該技術分野において周知である。例えば、ヒドロキシル官能基は、ヒドロキシル基を提供するために生体内で加水分解され得る、スルホン酸塩、エステル(酢酸塩またはマレイン酸塩など)、または炭酸塩プロ部分として遮蔽され得る。アミノ官能基は、アミノ基を提供するために生体内で加水分解され得る、アミド、カルバメート、イミン、尿素、ホスフェニル、ホスホリル、またはスルフェニルプロ部分として遮蔽され得る。カルボキシル基は、カルボキシル基を提供するために生体内で加水分解され得る、エステル(メチル、エチル、ピバロイルオキシメチル、シリルエステル、およびチオエステルを含む)、アミド、またはヒドラジドプロ部分として遮蔽され得る。本発明は、徐放性のまたはプロドラッグの製剤として使用するために溶解度または加水分解特性を修飾するための、当該技術分野において既知のそれらのエステルおよびアシル基を含む。好適なプロ基およびそれらのそれぞれのプロ部分の他の特定の例は、当業者に明らかである。
本発明のある化合物は、水和形態を含む非溶媒和形態ならびに溶媒和形態で存在することができる。「溶媒和化合物」とは、溶媒分子と溶質の分子またはイオンを組み合わせることによって形成される複合体を指す。溶媒は、有機化合物、無機化合物、または両方の混合物であってよい。溶媒のいくつかの例としては、メタノール、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシド、および水が挙げられるが、これらに限定されない。一般に、溶媒和形態は、非溶媒和形態に等しく、本発明の範囲内に包含されることが意図される。本発明のある化合物は、複数の結晶質または非晶質形態で存在してよい。一般に、全ての物理的形態は、本発明により想定される使用に関して等しく、本発明の範囲内であることが意図される。
本発明のある化合物は、不斉炭素原子(光学中心)または2重結合を有し、ラセミ体、ジアステレオマー、幾何異性体、位置異性体、および個々の異性体(例えば別個のエナンチオマー)は全て、本発明の範囲内に包含されることが意図される。これらの異性体は、異性体に「光学的純度」を付与する、即ち、その他の異性体を実質的に含まないように、従来の方法を用いて分解されるか、または非対称的に合成され得る。例えば、本発明の化合物の特定のエナンチオマーが所望される場合、得られるジアステオロマー混合物が分離され、補助基が純粋な所望のエナンチオマーを提供するように開裂される、不斉合成により、またはキラル補助を用いた誘導により、調製され得る。あるいは、分子がアミノなどの塩基性官能基、またはカルボキシルなどの酸性官能基を含有する場合、ジアステオロマー塩は、適切な光学的に活性な酸または塩基を用いて形成され、その後ジアステレオマーの分離が続き、従って、当該技術分野において周知の分別再結晶またはクロマトグラフ的手段によって形成され、その後純粋なエナンチオマーを回復する。
用語「投与」とは、対象への経口投与、座剤としての投与、局所接触、静脈内、腹腔内、筋肉内、病巣内、経鼻もしくは皮下投与、または例えば小型の浸透圧ポンプといった除放デバイスの移植を指す。投与は、非経口および経粘膜(例えば頬側、舌下、口蓋、歯肉、経鼻、膣、直腸、または経皮)を含む、任意の経路による。非経口的投与は、例えば静脈内、筋肉内、細動脈内、皮内、皮下、腹腔内、脳室内、および頭蓋内を含む。他の送達モードは、リポソーム製剤、静脈内注入、経皮パッチ等の使用を含むが、これらに限定されない。
「作動薬」または「活性化因子」とは、本発明の受容体に結合し、活性化もしくは酵素活性を刺激する、増加させる、開放する、活性化する、促進する、強化する、本発明の受容体の活性を感作する、または上方制御する薬剤もしくは分子を指す。
「拮抗薬」または「阻害剤」とは、刺激もしくは活性を阻害する、または結合する、または部分的にもしくは完全に遮断する、活性化もしくは酵素活性を減少させる、閉鎖する、防止する、遅延させる、本発明の受容体の活性を不活性化する、脱感作する、または下方制御する薬剤もしくは分子を指す。本明細書で使用される、「拮抗薬」は、反作動薬または逆作動薬も含む。
本明細書で使用される、用語「Sykの調節に関与する状態または障害」ならびに関連する用語および句は、不適切な、例えば正常未満またはそれを超えるSykの活性に関連し、かつSykの調節に少なくとも部分的に関与する、またはそれによって影響を受ける(例えば、Syk拮抗薬または作動薬が少なくとも一部の患者において患者の健康にある程度の改善をもたらす)状態または障害を指す。Sykの不適切な機能活性は、通常受容体を発現しない細胞におけるSykの発現、正常を超えるSykの生成、またはSykもしくはその活性代謝物の正常より遅い代謝不活性化もしくは排除、Sykの発現もしくは細胞内活性化の程度の増加(例えば、炎症性および免疫関連障害ならびに状態をもたらす)、またはSykの発現の減少の結果として起こる場合がある。Sykに関連する状態または障害は、「Syk媒介状態または障害」を含み得る。
本明細書で使用される、句「Sykキナーゼ活性により少なくとも一部媒介される状態または障害」ならびに関連する句および用語は、不適切な、例えば正常を超えるSyk活性を特徴とする状態または障害を指す。不適切なSyk機能活性は、通常Sykを発現しない細胞におけるSykの発現、またはSykの発現もしくは細胞内活性化の程度の増加(例えば、炎症性および免疫関連障害ならびに状態をもたらす)の結果として起こる場合がある。SykまたはJAKキナーゼ活性により少なくとも一部媒介される状態または障害は、不適切なSyk機能活性により完全に、または部分的に媒介され得る。しかしながら、Sykキナーゼ活性により少なくとも一部媒介される状態または障害は、Sykの調節が基礎状態または障害に対してある程度の作用をもたらす(例えば、Syk拮抗薬は少なくとも一部の患者において患者の健康にある程度の改善をもたらす)ものである。
用語「介入」とは、作用を生成する、または疾患過程の経過を変更することが意図される動作を指す。例えば、「血管介入」とは、塞がれた血管を開くために、血管形成術またはステントなどの血管内療法の使用を指す。
用語「血管内デバイス」とは、塞がれた血管を通る血流を回復させる血管再開通療法に有用なデバイスを指す。血管内デバイスの例としては、ステント、バルーンカテーテル、自家静脈/動脈グラフト、人工静脈/動脈グラフト、血管カテーテル、および血管シャントが挙げられるが、これらに限定されない。
用語「白血球」とは、核および細胞質を有し、全血が遠心分離されるとき、薄い白層に分離し、感染および疾患から体を守るのに役立つあらゆる様々な血液細胞を指す。白血球の例としては、好中球、好酸球、好塩基球、リンパ球、および単球が挙げられるが、これらに限定されない。
用語「哺乳類」は、ヒト、家畜(例えばイヌまたはネコ)、農業用の家畜(ウシ、ウマ、またはブタ)、サル、ウサギ、マウス、および実験動物を含むが、これらに限定されない。
用語「調節する」、「調節」などは、化合物がSykの機能および/もしくは発現を増加させる、または減少させる能力を指し、そのような機能は転写制御活性および/またはタンパク質結合を含み得る。調節は、生体外または生体内で生じ得る。本明細書に記載される、調節は、直接的もしくは関節的のいずれかでSykに関連する機能もしくは特徴の阻害、拮抗、部分的な拮抗、活性化、作動もしくは部分的な作動、および/または直接的もしくは関節的のいずれかでのSykの発現の上方制御もしくは下方制御を含む。好ましい実施形態では、調節は直接的である。阻害剤または拮抗薬は、例えば、刺激に結合する、刺激を部分的に、もしくは完全に遮断する、活性化を減少させる、防止する、阻害する、遅延させる、シグナル伝達を不活性化させる、脱感作する、または下方制御する化合物である。活性化因子または作動薬は、例えば、活性化に結合する、活性化を刺激する、増加させる、開放する、活性化する、促進する、強化する、シグナル伝達を活性化する、感作する、または上方制御する化合物である。化合物がSykの機能を阻害する能力は、生化学的アッセイ、例えば結合アッセイ、または細胞株アッセイ、例えば一過性形質転換アッセイにおいて示すことができる。
活性の「修飾物質」は、活性ならびにそれらの相同体および摸倣物に関する生体外および生体内アッセイを用いて識別される「リガンド」、「拮抗薬」および「作動薬」を指すように使用される。修飾物質は、天然に生じる、および合成のリガンド、拮抗薬、作動薬、分子などを含む。拮抗薬および作動薬を識別するアッセイは、例えば、本発明の受容体の存在下または非存在下で推定上の修飾物質化合物を細胞に適用し、その後、本発明の受容体の活性に対する機能的作用を決定することを含む。潜在的な活性化因子、阻害剤、または修飾物質で処置される本発明の受容体を含む試料またはアッセイは、作用の程度を検査するために、阻害剤、活性化因子、または修飾物質を含まない対照試料と比較される。対照試料(修飾物質で処置されない)は、100%の相対活性値を割り当てられる。阻害は、対照に対する本発明の受容体の活性値が約80%、任意に50%または25〜1%のときに達成される。活性は、対照に対する本発明の受容体の活性値が110%、任意に150%、任意に200〜500%、または1000〜3000%より高いときに達成される。
「患者」とは、ヒトおよびヒト以外の動物、特に哺乳類を指す。患者の例は、ヒト、ウシ、イヌ、ネコ、ヤギ、ヒツジ、ブタ、およびウサギを含むが、これらに限定されない。
次に本発明の組成物を見ると、用語「薬剤的に許容される担体または賦形剤」は、一般的に安全で非毒性であり、生物学的にもそうでなくても望ましくなくない医薬組成物の調製に有用である担体または賦形剤を意味し、獣医学的使用ならびにヒトの薬剤的使用に許容される担体または賦形剤を含む。本明細書および請求項に使用される、「薬剤的に許容される担体または賦形剤」は、1つおよび2つ以上のそのような担体または賦形剤の両方を含む。
用語「薬剤的有効量」、「治療有効量」、または「治療有効投与量」とは、研究者、獣医、医師、または他の臨床医により求められる組織、系、動物、もしくはヒトの生物学的または医学的応答を引き起こす対象化合物の量を指す。用語「治療有効量」は、化合物が投与されるとき、治療される状態または障害の症状のうちの1つ以上の発達を防止する、またはある程度緩和するのに十分である化合物のその量を含む。治療有効量は、化合物、障害または状態、およびその重篤度、ならびに治療される哺乳類の年齢、体重等に応じて変動する。
本明細書で使用される、用語「防止する」、「防止(preventing)」、「防止(prevention)」、およびその文法的変形は、障害もしくは状態および/またはその付随する症状のうちの1つ以上の発症もしくは再発を部分的に、または完全に遅らせる、もしくは防止する方法、あるいは対象が障害もしくは状態に罹患する、もしくは再度罹患するのを阻止する方法、または障害もしくは状態またはその付随する症状のうちの1つ以上に罹患する、もしくは対象の再度罹患する対象のリスクを減少させる方法を指す。
受容体への結合を指すとき、句「選択的に」または「特異的に」とは、多くの場合、受容体および他の生物製剤の異種集団において受容体の存在を限定する結合反応を指す。よって、指定される条件下で、化合物は、背景の少なくとも2倍、より典型的には背景の10から100倍超で特定の受容体に結合する。そのような条件下での化合物の特定の結合は、特定の受容体に対するその特異性に関して選択される化合物を必要とする。例えば、小有機分子は、選択された受容体に特異的に、もしくは選択的に結合し、他の受容体またはタンパク質と結合しないそれらの化合物のみを得るようにスクリーニングされ得る。特定の受容体に選択的である化合物を選択するために、様々なアッセイ形式を使用することができる。例えば、高処理スクリーニングアッセイは、特定の受容体に選択的である化合物を選択するために日常的に使用される。
本明細書で使用される、用語「鎌状赤血球貧血」とは、両方のヘモグロビン対立遺伝子が鎌状赤血球ヘモグロビン(S)タンパク質、即ち、S/S遺伝子型をコードする赤血球の遺伝性障害を指す。異常なヘモグロビンの存在は、血液循環において通常の長さの時間で生存しない、異常な形状の細胞の生成をもたらす。よって、貧血をもたらす。「貧血」とは、血液中の赤血球および/またはヘモグロビンの数の減少を指す。
用語「鎌状赤血球疾患」とは、1つのヘモグロビン対立遺伝子が鎌状赤血球ヘモグロビン(S)タンパク質をコードし、もう一方の対立遺伝子がヘモグロビン(S)、(C)、(D)、(E)、および(βThal)などの別の異常なヘモグロビンタンパク質をコードする、赤血球の遺伝性障害を指す。鎌状赤血球疾患の遺伝子型の例としては、S/S、S/C、S/D、S/E、およびS/βThal遺伝子型が挙げられるが、これらに限定されない。最も一般的な鎌状赤血球疾患の型は、鎌状赤血球貧血、鎌状赤血球ヘモグロビンC症、鎌状赤血球ベータ+サラセミア、および鎌状赤血球ベータゼロサラセミアを含む。
「対象」は、本明細書において、霊長類(例えばヒト)、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ウマ、イヌ、ネコ、ウサギ、ラット、マウスなどを含むがこれらに限定されない、哺乳類などの動物を含むように定義される。好ましい実施形態では、対象はヒトである。
本明細書で使用される、用語「Syk」とは、生体外または生体内で細胞応答をT細胞受容体に媒介することができる脾臓チロシンキナーゼ(RefSeq受入番号P−043405)、またはその変異体を指す。Syk変異体は、未変性Sykに実質的に相同であるタンパク質、即ち、1つ以上の天然に生じる、もしくは天然に生じないアミノ酸の欠失、挿入、または置換を有するタンパク質(例えば、Syk誘導体、相同体、および断片)を含む。Syk変異体のアミノ酸配列は、好ましくは、未変性Sykに少なくとも約80%同一、より好ましくは少なくとも約90%同一、最も好ましくは少なくとも約95%同一である。
本明細書で使用される、用語「治療する」、「治療(treating)」、「治療(treatment)」、およびその文法的変形は、障害もしくは状態の1つ以上の付随する症状の強度、進行、または悪化を部分的に、もしくは完全に遅延する、緩和する、軽減する、または減少させる、および/または障害もしくは状態の1つ以上の原因を緩和する、軽減する、もしくは妨げることを含む。本発明に従う治療は、防止的に、予防的に、緩和的に、または治療的に適用され得る。
用語「管」とは、動脈または静脈などの流体を運ぶ任意のチャネルを指す。例えば、「血管」とは、血液が身体中を循環するあらゆる管を指す。血管の管腔とは、血管の内部開口空間または空洞を指す。
2.本発明の実施形態
a.化合物
一部の実施形態では、mは1である。一部の実施形態では、mは2である。一部の実施形態では、mは3である。一部の実施形態では、mは4である。一部の実施形態では、mは5である。
別の群の実施形態において、あらゆる上記の実施形態が本明細書に列挙される他の実施形態と組み合わされ、本発明の他の実施形態を形成することができることを理解されたい。同様に、他の実施形態において、群の列挙は、これらの群の要素のうちの1つ以上が含まれない実施形態を含むことを理解されたい。
b.合成方法
Sykキナーゼの阻害剤としての特定の化合物の活性は、生体外または生体内で評価され得る。一部の実施形態では、特定の化合物の活性は、細胞アッセイにおいて試験され得る。選択性も、単離したキナーゼを用いた生化学アッセイにおいて確認することができる。
この種類の例示的なアッセイは、実施例においてさらに詳細に記載される。
d.組成物および投与方法
本発明は、本明細書に提供される1つ以上の化合物、またはその薬剤的に許容される塩、エステル、もしくはプロドラッグ、および薬剤的に許容される担体または希釈剤を含む組成物をさらに提供する。本発明において、本明細書に提供される化合物は、生体内で親化合物に戻る変換ができるプロドラッグ誘導体を提供するように、官能基で誘導体化され得ることを理解されたい。そのようなプロドラッグの例としては、化合物のヒドロキシル基に由来するメトキシメチルエステル、メチルチオメチルエステル、もしくはピバロイルオキシメチルエステル、または化合物のアミノ基に由来するカルバモイル部分などの生理学的に許容され、代謝的に不安定なエステル誘導体が挙げられる。加えて、本明細書に提供される化合物の任意の生理学的に許容される等価物は、生体内で、本明細書に提供される親化合物を生成することができる代謝的に不安定なエステルまたはカルバメートと同様、本発明の範囲内である。
本明細書で使用される、用語「薬剤的に許容される塩」とは、対イオンが薬剤的投与量の塩において、患者に対して非毒性である、任意の酸または塩基添加塩を指す。薬剤的に許容される塩の宿主は、薬学の分野において周知である。本発明の化合物の薬剤的に許容される塩がこれらの組成物において利用される場合、これらの塩は、好ましくは無機または有機の酸および塩基に由来する。そのような酸塩の中でも次の:酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、重硫酸塩、酪酸塩、クエン酸塩、樟脳酸塩、樟脳スルホン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、フマル酸塩、ルコヘプタン酸塩(lucoheptanoate)、グリセロリン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシエタンスルホン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、2−ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、シュウ酸塩、パモ酸塩、ペクチン酸塩、過硫酸塩、3−フェニル−プロピオン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、トシル酸塩、ウンデカン酸塩、ハロゲン化水素塩(例えば、塩酸塩および臭化水素酸塩)、硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、スルファミン酸塩、マロン酸塩、サリチル酸塩、メチレン−ビス−b−ヒドロキシナフトエ酸塩、ゲンチジン酸塩、イセチオン酸塩、ジ−p−トルオイル酒石酸塩、エタンスルホン酸塩、シクロヘキシルスルファミン酸塩、キナ酸塩などが含まれる。薬剤的に許容される塩基酸添加塩は、アルカリもしくはアルカリ土類金属塩基または従来の有機塩基に由来するもの(トリエチルアミン、ピリジン、ピペリジン、モルホリン、N−メチルモルホリン、アンモニウム塩など)、アルカリ金属塩(ナトリウム塩およびカリウム塩など)、アルカリ土類金属塩(カルシウム塩およびマグネシウム塩など)、有機塩基を有する塩(ジシクロヘキシルアミン塩、N−メチル−D−グルカミンなど)、ならびにアミノ酸を有する塩(アルギニン、リジン)などを含むが、これらに限定されない。
さらに、塩基性窒素含有基は、塩化、臭化、ヨウ化メチル、エチル、プロピル、およびブチルなどの低級アルキルハロゲン化物;硫酸ジメチル、ジエチル、ジブチル、およびジアミルなどの硫酸ジアルキル、塩化、臭化、およびヨウ化デシル、ラウリル、ミリスチル、およびステアリルなどの長鎖ハロゲン化物;臭化ベンジルおよびフェネチルなどのアラルキルハロゲン化物、ならびにその他のような薬剤で4級化され得る。水、または油溶性もしくは分散性生成物が、それによって得られる。
組成物および本方法に利用される化合物は、選択的な生物学的特性を強化するために、適切な官能基を付加することによっても修飾され得る。そのような修飾は当該技術分野において既知であり、所与の生体系(例えば、血液、リンパ系、中枢神経系等)への生物学的浸透を増加するもの、経口利用可能度を増加させるもの、注射による投与を可能にするために溶解度を増加させるもの、代謝を変更させるもの、および排出速度を変更させるものを含む。
医薬組成物は、特に、従来の顆粒化、混合、溶解、封入、凍結乾燥、または乳化過程などの当該技術分野において周知の方法により製造することができる。組成物は、顆粒、沈殿物、もしくは微粒子、粉末(凍結乾燥、回転乾燥、またはスプレー乾燥粉末を含む)、非晶質粉末、錠剤、カプセル、シロップ、坐剤、注射物、エマルジョン、エリキシル剤、懸濁剤、または溶液を含む、様々な形態で製造され得る。製剤は、安定剤、pH調節剤、界面活性剤、生物学的利用能修飾剤、およびそれらの組み合わせを任意に含有し得る。
用語「単位投与形態」とは、ヒト対象および他の哺乳類に対する単位投与として適した物理的に別個の単位を指し、各単位は、好適な薬剤的賦形剤と共に所望の開始、忍容性、および/または治療効果を生じるように計算された薬物の既定量を含有するもの(例えばアンプル)である。加えて、さらに濃縮された組成物が調製され得、それからさらに希釈された単位投与組成物が後に生成され得る。よって、さらに濃縮された組成物は、実質的に、例えば、少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9、10倍以上の量の1つ以上のSyk阻害剤を含有する。
そのような用量形態を調製する方法は、当業者に既知である(例えばREMINGTON’S PHARMACEUTICAL SCIENCES,18TH ED.,Mack Publishing Co.,Easton,PA(1990)を参照)。加えて、本発明のSyk阻害剤の薬剤的に許容される塩(例えば酸添加塩)を調製し、合成有機化学の分野の当業者に既知であり、例えばJ.MarchによるAdvanced Organic Chemistry:Reactions,Mechanisms and Structure,4th Ed.(New York:Wiley−Interscience,1992)に記載される標準的な手順を用いて組成物に含めることができる。
組成物は、典型的には、従来の薬剤的担体または賦形剤を含み、他の薬剤、担体、アジュバント、希釈剤、組織浸透増強剤、可溶化剤などをさらに含み得る。好ましくは、組成物は約0.01重量%から約90重量%、好ましくは約0.1重量%から約75重量%、より好ましくは約0.1重量%から50重量%、またより好ましくは約0.1重量%から10重量%の1つ以上のSyk阻害剤を含有し、残りは、好適な薬剤的担体および/または賦形剤からなる。適切な賦形剤は、当該技術分野において周知の方法、例えば、REMINGTON’S PHARMACEUTICAL SCIENCES、上記、により、特定の組成物および投与経路に合わせることができる。
これらの組成物に使用することができる薬剤的に許容される担体は、イオン交換剤、アルミナ、ステアリン酸アルミニウム、レシチン、血清タンパク質(ヒト血清アルブミンなど)、緩衝物質(リン酸塩など)、グリシン、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、植物性飽和脂肪酸の部分グリセリド混合物、水、塩または電解質(プロタミン硫酸、リン酸水素二ナトリウム、リン酸水素カリウム、塩化ナトリウム、亜鉛塩、コロイド状ケイ素、三ケイ酸マグネシウムなど)、ポリビニルピロリドン、セルロース系物質、ポリエチレングリコール、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、ポリアクリル酸塩、ワックス、ポリエチレン−ポリオキシプロピレン−ブロックポリマー、ポリエチレングリコール、および羊毛脂を含む。
好適な賦形剤の例としては、ラクトース、デキストロース、スクロース、ソルビトール、マンニトール、デンプン類、アラビアゴム、リン酸カルシウム、アルギン酸塩、トラガント、ゼラチン、ケイ酸カルシウム、微結晶セルロース、ポリビニルピロリドン、セルロース、水、生理食塩水、シロップ、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、およびカーボポールなどのポリアクリル酸が挙げられるが、これらに限定されない。組成物は、タルク、ステアリン酸マグネシウム、および鉱油などの潤滑剤;湿潤剤;乳化剤;懸濁化剤;メチル−、エチル−、およびプロピル−ヒドロキシ−ベンゾエートなどの保存剤;無機および有機酸ならびに塩基などのpH調節剤;甘味剤;および風味剤をさらに含むことができる。
有利なように1つ以上の好適な薬剤的賦形剤と共に1つ以上のSyk阻害剤を含む組成物の投与は、あらゆる許容される投与モードを介して行うことができる。よって、投与は、例えば、経口、局所、静脈内、皮下、皮膚内(transcutaneous)、経皮、筋肉内、関節内、非経口、細動脈内、皮内、脳室内、頭蓋内、腹腔内、病巣内、鼻孔内、直腸、膣、吸入により、または移植されたリザーバを介してであり得る。本明細書で使用される、用語「非経口」は、皮下、静脈内、筋肉内、関節内、滑膜内、胸骨内、くも膜下腔内、肝内、病巣内、および頭蓋内注射または注入技法を含む。好ましくは、組成物は、経口的にまたは静脈内に投与される。本発明の製剤は、短時間作用型、高速放出型、または長時間作用型として設計され得る。またさらに、化合物は、持続放出型製剤としての投与(例えば注射)など、全身手段よりむしろ局所手段で投与され得る。代表的な実施形態によると、本発明の組成物は、哺乳類、好ましくはヒトへの薬剤的投与用に製剤化される。
1つ以上のSyk阻害剤を含有する本発明の組成物は、例えば少なくとも2、3、4、5、6、7、8回以上繰り返し投与されるか、または組成物は連続注入により投与され得る。好適な投与部位は、皮膚、気管支、胃腸、肛門、膣、眼、および耳を含むが、これらに限定されない。製剤は、好ましくは正確な用量の簡単な投与に適した単位投与形態で、例えば、錠剤、ピル、カプセル、粉末、溶液、懸濁剤、エマルジョン、坐剤、滞留浣腸、クリーム、軟膏、ローション、ゲル、エアロゾルなどの固体、半固体、凍結乾燥粉末、または液体投与形態の形態を取ることができる。
本発明の医薬組成物は、錠剤、カプセル、カシェ剤、エマルジョン、懸濁剤、溶液、シロップ、エリキシル剤、スプレー、ボーラス、ロゼンジ剤、粉末、顆粒、および徐放性製剤を含む、あらゆる経口的に許容される投与形態であってもよい。経口投与に適した賦形剤は、医薬品グレードのマンニトール、ラクトース、デンプン、ステアリン酸マグネシウム、サッカリンナトリウム、タルカン、セルロース、グルコース、ゼラチン、スクロース、炭酸マグネシウムなどを含む。経口使用のための錠剤の場合、通常使用される担体は、ラクトースおよびコーンスターチを含む。ステアリン酸マグネシウムなどの潤滑剤も、典型的に添加される。カプセル形態に関して、有用な希釈剤は、ラクトースおおび乾燥コーンスターチを含む。水性懸濁液が経口使用に必要とされるとき、活性成分は乳化剤および懸濁剤と組み合わされる。所望される場合、いくらかの甘味剤、風味剤、または着色剤も添加され得る。
一部の実施形態では、組成物は、ピル、錠剤、またはカプセルの形態を取り、よって、組成物は、1つ以上のSyk阻害剤と共に、希釈剤(ラクトース、スクロース、リン酸ニカルシウムなど)、崩壊剤(デンプンまたはその誘導体など)、潤滑剤(ステアリン酸マグネシウムなど)、および/または結合剤(デンプン、アラビアゴム、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、セルロース、およびそれらの誘導体など)を含有し得る。錠剤は、当業者に既知のあらゆる圧縮法または成型過程により作製され得る。圧縮された錠剤は、好適な機械において、自由流動形態、例えば粉末または顆粒形態のSyk阻害剤を圧縮することにより調製してもよく、任意に、補助成分、例えば結合剤、潤滑剤、希釈剤、崩壊剤、または分散剤と混合されてもよい。成型錠剤は、好適な機械において、粉末Syk阻害剤とあらゆる好適な担体の混合物を成型することにより作製され得る。
あるいは、本発明の医薬組成物は、直腸投与用に坐剤の形態であってもよい。これらは、薬剤を、室温で固体であるが、直腸温度で液体であり、したがって、薬物を放出するために直腸で融解する好適な非刺激性賦形剤と混合することにより調製され得る。そのような材料は、ココアバター、蜜蝋、ポリエチレングリコール(PEG)、固脂肪、および/または水素添加ココグリセリドを含む。直腸投与に好適な組成物は、1つ以上のSyk阻害剤、および直腸および/または結腸と生理学的に適合性である薬剤的に許容されるビヒクル(例えば50%水性エタノールまたは塩水溶液)を含有する直腸浣腸単位も含み得る。直腸浣腸単位は、好ましくはポリエチレンから構成された不活性カバーで保護され、白色ワセリンなどの潤滑剤で潤滑され、好ましくは分配製剤の逆流を防止するために一方向弁で保護されたアプリケータ先端を含む。直腸浣腸単位はまた、肛門を介して結腸に挿入されるのに十分な長さ、好ましくは2インチのものである。
液体組成物は、例えば経口、局所、もしくは静脈内投与のための溶液または懸濁液を形成するために、1つ以上のSyk阻害剤および任意に1つ以上の薬剤的に許容されるアジュバントを、例えば、水性生理食塩水、水性デキストロース、グリセロール、エタノールなどの担体に溶解または分散することにより調製され得る。医薬製剤は、油、水、アルコール、およびそれらの組み合わせなどの減菌液体を使用して、液体懸濁液または溶液として調製され得る。薬剤的に好適な界面活性剤、懸濁剤、または乳化剤は、経口または非経口投与用に添加され得る。懸濁液は、ピーナッツ油、ゴマ油、綿実油、コーン油、およびオリーブ油などの油を含み得る。懸濁調製物は、オレイン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、脂肪酸グリセリド、およびアセチル化脂肪酸グリセリドなどの脂肪酸のエステルも含有し得る。懸濁製剤は、エタノール、イソプロピルアルコール、ヘキサデシルアルコール、グリセロール、およびプロピレングリコールなどのアルコールを含み得る。ポリ(エチレングリコール)などのエーテル、鉱油およびワセリンなどの石油系炭化水素、ならびに水も懸濁製剤に使用され得る。
本発明の医薬組成物は、特に治療の標的が、眼、皮膚、または下部腸管の疾患を含む、局所適用により容易にアクセス可能である領域または臓器を含むとき、局所形態であってよい。好適な局所製剤は、これらの領域または臓器のそれぞれに関して、容易に調製される。局所投与に関して、1つ以上のSyk阻害剤を含有する組成物は、エマルジョン、ローション、ゲル、発泡体、クリーム、ジェル、溶液、懸濁液、軟膏、および経皮パッチの形態であってよい。
下部腸管用の局所適用は、直腸座剤製剤または好適な浣腸製剤において効果的であり得る。局所的な経皮パッチも使用され得る。局所適用に関して、医薬組成物は、1つ以上の担体に懸濁された、または溶解された活性成分を含有する好適な軟膏に製剤化され得る。本発明の化合物の局所投与用の担体は、鉱油、流動ワセリン、白色ワセリン、プロピレングリコール、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン化合物、乳化ワックス、および水を含むが、これらに限定されない。あるいは、医薬組成物は、1つ以上の薬剤的に許容される担体に懸濁された、または溶解された活性成分を含有する好適なローションまたはクリームに製剤化され得る。好適な担体は、鉱油、モノステアリン酸ソルビタン、ポリソルビン酸60、セチルエステル、ワックス、セチルアルコール、2−オクチルドデカノール、ベンジルアルコール、および水を含む。
医薬組成物は、鼻用エアロゾルまたは吸入によっても投与され得る。吸入による送達に関して、組成物は、乾燥粉末として、またはネブライザを介して液体形態で送達され得る。そのような組成物は、医薬製剤の分野において既知の技法に従い調製され、ベンジルアルコールもしくは他の好適な防腐剤、生物学的利用能を強化するための吸収促進剤、フッ化炭素、および/または他の従来の可溶化剤もしくは分散剤を利用して、生理食塩水中の溶液として調製され得る。
眼科使用に関して、医薬組成物は、等張性のpH調節された減菌生理食塩水中の微紛化された懸濁液として、または好ましくは等張性のpH調節された減菌生理食塩水中の溶液として、塩化ベンジルアルコニウム(benzylalkonium chloride)などの防腐剤と共に、またはそれなしのいずれかで製剤化され得る。あるいは、眼科使用に関して、医薬組成物は、ワセリンなどの軟膏に製剤化され得る。
非経口投与に関して、組成物は、減菌注射可能溶液および減菌パッケージ化された粉末の形態であり得る。好ましくは、注射可能溶液は、約4.5から約7.5のpHで製剤化される。
本発明の組成物の減菌注射可能形態は、水性または油性懸濁液であってよい。これらの懸濁液は、好適な分散剤または湿潤剤および懸濁剤を使用して、当該技術分野において既知の技法に従い製剤化され得る。減菌注射可能調製物はまた、例えば1,3−ブタンジオール中の溶液として、非毒性の非経口的に許容される希釈剤もしくは溶媒中の減菌注射可能溶液または懸濁液であってもよい。許容されるビヒクルおよび溶媒の中でも採用され得るのは、水、リンゲル液、および等張性塩化ナトリウム溶液である。加えて、減菌固定油は、慣習的に溶媒または懸濁培地として採用される。この目的のため、合成モノ−またはジ−グリセリドを含むあらゆる無刺激性固定油が採用され得る。オレイン酸およびそのグリセリド誘導体などの脂肪酸は、オリーブ油またはひまし油などの天然の薬剤的に許容される油であるため、特にそれらのポリオキシエチル化型で、注射可能物の調製に有用である。これらの油溶液または懸濁液は、カルボキシメチルセルロースなどの長鎖アルコール希釈剤もしくは分散剤、またはエマルジョンおよび懸濁液を含む薬剤的に許容される投与形態の製剤に一般的に使用される、類似する分散剤を含有し得る。他の一般的に使用されるTweens、Spans、および他の乳化剤などの界面活性剤、または薬剤的に許容される固体、液体、または他の投与形態の製造に一般的に使用される生物学的利用能強化剤も、製剤の目的のため使用することができる。化合物は、ボーラス注射または持続注入などの注射により、非経口投与用に製剤化され得る。注射用の単位投与形態は、アンプルまたは多回投与容器であってよい。
本発明の組成物は、凍結乾燥形態でも提供され得る。そのような組成物は、投与前に再構成するために、緩衝液、例えば重炭酸塩を含むか、または緩衝液は、例えば水を用いた再構成のために凍結乾燥された組成物に含まれ得る。凍結乾燥された組成物は、好適な血管収縮剤、例えばエピネフリンをさらに含み得る。凍結乾燥された組成物は、再構成された組成物が患者に直ちに投与され得るように、再構成のための緩衝剤と組み合わせて任意にパッケージ化されるシリンジで提供され得る。
有効量を含有する上記の投与形態のいずれも、日常的な実験の制限内であり、本発明の範囲内である。治療有効量は、投与経路および投与形態に応じて変動し得る。本発明の代表的な化合物または複数の化合物は、高い治療指数を呈する製剤である。治療指数は、LD50とED50との間の比率として表すことができる毒性と治療効果との間の投与量比である。LD50は、集団の50%に致死である投与量であり、ED50は、集団の50%に治療的に有効である投与量である。LD50およびED50は、動物細胞培養物または実験動物において、標準的な製薬手順により決定される。
上述のこれらの代表的な投与形態に加え、薬剤的に許容される賦形剤および担体ならびに投与形態は、一般的に当業者に既知であり、本明細書に含まれる。任意の特定の患者に関する特定の投与量および治療レジメンは、採用される特定の化合物の活性、患者の年齢、体重、全身健康状態、性別、および食事、ならびに投与の時間、排出速度、薬物の組み合わせ、治療医師の判断、および治療される特定の疾患の重篤度を含む、様々な因子に依存することを理解するべきである。活性成分(複数可)の量は、存在する場合、組成物中の特定の化合物および他の治療薬にも依存する。
e.使用方法
本発明は、Syk活性を阻害する、または減少させる、ならびにそれを必要とする患者(例えば、ヒトまたは非ヒト)におけるSyk関連状態、症状、状態、障害、もしくは疾患を治療する、または寛解させる方法を提供する。一実施形態では、Syk関連状態、症状、状態、障害、または疾患は、Sykキナーゼ活性により少なくとも一部媒介される。より具体的な実施形態では、本発明は、Sykキナーゼ活性により少なくとも一部媒介される状態または障害、即ち、心血管疾患、炎症性疾患、または自己免疫疾患を治療するための方法を提供する。
一実施形態では、本発明は、syk活性により少なくとも一部媒介される、哺乳類における状態を防止するまたは治療する方法を提供し、哺乳類に治療有効量の本発明の化合物を投与するステップを含む。そのような状態は、再狭窄、急性冠状動脈症候群、心筋梗塞、不安定狭心症、難治性アンギナ、血栓溶解療法後または冠状動脈血管形成術後の閉塞性冠状動脈血栓症、血栓により媒介される脳血管症候群、塞栓性発作、血栓性脳卒中、一過性脳虚血発作、静脈血栓症、深部静脈血栓症、肺塞栓症、凝固障害、播種性血管内凝固、血栓性血小板減少性紫斑病、閉塞性血栓血管炎、ヘパリン誘発性血小板減少症に関連する血栓性疾患、体外循環に関連する血栓性合併症、心臓もしくは他の血管内カテーテル法、大動脈内バルーンポンプ、冠状動脈ステントまたは心臓弁などの器具使用に関連する血栓性合併症、人工器官の取り付けを必要とする状態などを含むが、これらに限定されない。
さらなる実施形態では、本発明は、血栓症、免疫性血小板紫斑病、ヘパリン誘発性血小板減少症、拡張型心筋症、鎌状赤血球疾患、粥状動脈硬化、心筋梗塞、血管炎症、不安定狭心症、または急性冠状動脈症候群を治療するための方法を提供する。
別の実施形態では、本発明は、アレルギー、喘息、関節リウマチ、非ホジキンリンパ腫などのB細胞媒介性疾患、抗リン脂質症候群、狼瘡、乾癬、多発性硬化症、末期腎疾患、または慢性リンパ性白血病を治療するための方法も提供する。
別の実施形態では、本発明は、巨細胞性動脈炎および高安動脈炎などの大型血管炎;結節性多発性動脈炎(PAN)および川崎病などの中型血管炎;ウェゲナー肉芽腫症、チャーグ・ストラウス症候群、顕微鏡的多発血管炎、ヘノッホ・シェーンライン紫斑病、クリオグロブリン血症性血管炎、および皮膚性白血球破壊性血管炎などの小血管血管炎を含むが、これらに限定されない血管炎を治療するための方法を提供する。
別の実施形態では、本発明は、尋常性天疱瘡、落葉状天疱瘡、腫瘍随伴性天疱瘡、およびIgA天疱瘡などの天疱瘡;ならびに水疱性類天疱瘡、妊娠性類天疱瘡、線状IgA皮膚症、粘膜類天疱瘡、扁平苔癬類天疱瘡、抗ラミニンg1/p200類天疱瘡、後天性表皮水疱症、および疱疹状皮膚炎などの表皮下自己免疫水疱性皮膚疾患を含むが、これらに限定されない自己免疫水疱性皮膚疾患を治療するための方法を提供する。
本明細書に記載される化合物を使用する療法は、単独で適用されるか、または例えば次の:メルカプトプリン;プレドニゾンなどの副腎皮質ステロイド;メチルプレドニゾロンおよびプレドニゾロン;シクロホスファミドなどのアルキル化剤;シクロスポリン、シロリムス、およびタクロリムスなどのカルシニューリン阻害剤;ミコフェノール酸塩、ミコフェノール酸モフェチル、およびアザチオプリンなどのイノシン1リン酸デヒドロゲナーゼ(IMPDH)の阻害剤;ならびに様々な抗体(例えば抗リンパ球グロブリン(ALG)、抗胸腺細胞グロブリン(ATG)、モノクローナル抗T細胞抗体(OKT3))、および放射を含む、レシピエントの体液性免疫応答を無傷のままで細胞性免疫を抑制するように設計された薬剤などの、他の一般的な免疫抑制療法と組み合わせて、またはそれらの補助として適用され得る。これらの様々な薬剤は、市販形態の薬物に添付されている処方情報に指定されるように、それらの標準的または一般的な投与量に従い使用することができ(The Physician’s Desk Referenceの2006年版の処方情報も参照)、その開示は参照により本明細書に組み込まれる。アザチオプリンは、現在、Salix Pharmaceuticals,Inc.から商標名AZASANで入手可能である;メルカプトプリンは、現在、Gate Pharmaceuticals,Inc.から商標名PURINETHOLで入手可能である;プレドニゾンおよびプレドニゾロンは、現在、Roxane Laboratories,Inc.から入手可能である;メチルプレドニゾロンは、現在、Pfizerから入手可能である;シロリムス(ラパマイシン)は、現在、Wyeth−Ayerstから商標名RAPAMUNEで入手可能である;タクロリムスは、現在、Fujisawaから商標名PROGRAFで入手可能である;シクロスポリンは、現在、Novartisから商標名SANDIMMUNEで、およびAbbottから商標名GENGRAFで入手可能である;ミコフェノール酸モフェチルおよびマイコフェノール酸などのIMPDH阻害剤は、現在、Rocheから商標名CELLCEPTで、およびNovartisから商標名MYFORTICで入手可能である;アザチオプリンは、現在、Glaxo Smith Klineから商標名IMURANで入手可能である;ならびに抗体は、現在、Ortho Biotechから商標名ORTHOCLONEで、Novartisから商標名SIMULECT(バシリキシマブ)で、およびRocheから商標名ZENAPAX(ダクリズマブ)で入手可能である。
別の実施形態では、化合物は、Sykキナーゼの阻害剤と組み合わせて、または補助としてのいずれかで投与され得る。Sykキナーゼは、Fcγ受容体シグナル伝達、ならびにB細胞受容体シグナル伝達(Turner et al.,(2000),Immunology Today 21:148−154)、ならびに好中球におけるインテグリンベータ(1)、ベータ(2)、およびベータ(3)(Mocsai et al.,(2002),Immunity 16:547−558)に関与するものなど、他のシグナル伝達カスケードにおいて重量な役割を果たすことが知られているチロシンキナーゼである。例えば、Sykキナーゼは、活性化および後のアレルギー発作を引き起こす複数の化学伝達物質の放出をもたらすマスト細胞において、高親和性IgE受容体シグナル伝達に中心的な役割を果たす。しかしながら、遅延または細胞媒介性IV型過敏性反応に関与する経路の制御を補助するJAKキナーゼと異なり、Sykキナーゼは、即時型IgE−媒介I型過敏性反応に関与する経路の制御を補助する。Syk経路に影響を及ぼすある化合物は、JAK経路に影響を及ぼしても、影響を及ぼさなくてもよい。
好適なSyk阻害化合物は、例えば、シリアル番号10/355,543(2003年1月31日出願)(公開第2004/0029902号)、国際公開第WO03/063794号、シリアル番号10/631,029(2003年7月29日出願)、国際公開第WO2004/014382号、シリアル番号10/903,263(2004年7月30日出願)、PCT/US第2004/24716号(2004年7月30日出願)(国際公開第WO005/016893号)、シリアル番号10/903,870(2004年7月30日出願)、PCT/US第2004/24920号(2004年7月30日に出願)に記載されており、それらの開示は参照により本明細書に組み込まれる。本明細書に記載される、Syk阻害化合物は、上述のように、単独で、または1つ以上の従来の移植拒絶治療と組み合わせて使用され得る。
特定の実施形態では、化合物は、特定の疾患に関するSyk阻害化合物または他の現在の治療のうちの1つによる治療に最初に対して非応答性(耐性)であるか、または非応答性になるかのいずれかである患者におけるこれらの疾患を治療する、または防止するために使用され得る。化合物は、Syk化合物耐性または非応答性である患者において、Syk阻害化合物と組み合わせて使用することもできる。化合物が投与され得る好適なSyk阻害化合物は、以下に提供される。
別の実施形態では、本発明は、T細胞媒介性自己免疫疾患を治療する方法を提供し、そのような自己免疫疾患に罹患する患者に、自己免疫疾患を治療するのに効果的な量の化合物を投与することを含み、本化合物は、本明細書に記載されるように、本発明の化合物から選択され、本化合物は、少なくとも10μMの範囲のIC50でSykキナーゼを阻害する化合物と組み合わせて、または補助として投与される。
そのような疾患を治療する、または防止するために使用されるとき、化合物は、単一で、1つ以上の化合物の混合物として、またはそのような疾患および/またはそのような疾患に関連する症状を治療するのに有用である他の薬剤との混合で、またはそれらと組み合わせて投与され得る。化合物は、いくつか例を挙げると、ステロイド、膜安定化薬、5−リポキシゲナーゼ(5LO)阻害剤、ロイコトリエン合成、および受容体阻害剤、IgEアイソタイプスイッチもしくはIgE合成の阻害剤、IgGアイソタイプスイッチもしくはIgG合成、ベータ作動薬、トリプターゼ阻害剤、アスピリン、シクロオキシゲナーゼ(COX)阻害剤、メトトレキサート、抗TNF薬物、抗CD20抗体、PD4阻害剤、p38阻害剤、PDE4阻害剤、および抗ヒスタミン剤などの他の障害または病気を治療するのに有用である薬剤との混合で、またはそれらと組み合わせて投与することもできる。化合物は、プロドラッグの形態で、または活性化合物もしくはプロドラッグを含む医薬組成物として、それ自体が投与され得る。
本発明の活性化合物は、典型的には、Sykおよび/またはJAK/Stat経路を阻害する。Sykキナーゼの阻害剤としての特定の化合物の活性は、生体外または生体内で評価され得る。一部の実施形態では、特定の化合物の活性は、細胞アッセイにおいて試験され得る。
「細胞増殖性障害」とは、細胞の異常な増殖を特徴とする障害を指す。増殖性障害は、細胞成長の速度に関して任意の制限を加えないが、単に成長および細胞分裂に影響を及ぼす正常な制御を失うことを示す。よって、一部の実施形態では、増殖性障害の細胞は、正常な細胞と同じ細胞分裂速度を有し得るが、そのような成長を制限するシグナルに応答しない。組織の異常な成長である新生物または腫瘍は、「細胞増殖性障害」の範囲内である。がんは、周囲組織に浸襲する、および/または新しいコロニー形成部位に転移する能力を有する細胞の増殖を特徴とする様々な悪性新生物のいずれかを指す。
一般的に、本明細書に開示される化合物で治療可能な細胞増殖性障害は、異常細胞増殖を特徴とするあらゆる障害に関する。これらは、良性もしくは悪性、転移性もしくは非転移性の様々な腫瘍およびがんを含む。組織浸襲または転移などのがんの特定の特性は、本明細書に記載される方法を使用して標的とすることができる。細胞増殖性障害は、特に、卵巣がん、腎がん、胃腸がん、腎臓がん、膀胱がん、膵がん、肺扁平上皮がん、および腺がんを含む様々ながんを含む。
一部の実施形態では、治療される細胞増殖性障害は、造血系の細胞の異常成長である造血器新生物である。造血器悪性腫瘍は、多能性幹細胞、多能性前駆細胞、少能性委託前駆細胞(oligopotent committed progenitor cell)、前駆体細胞、および造血に関与する末端の分化した細胞に起因し得る。一部の悪性血液疾患は、自己再生能を有する造血幹細胞から生じると考えられている。例えば、移植において急性骨髄性白血病(AML)の特定のサブタイプを発現することができる細胞(Cynthia K.Hahn,Kenneth N.Ross,Rose M.Kakoza,Steven Karr,Jinyan Du,Shao−E Ong,Todd R.Golub,Kimberly Stegmaier,Syk is a new target for AML differentiation,Blood,2007,110,Abstract 209)は、造血幹細胞の細胞表面マーカーを発現することから、造血幹細胞が白血病細胞の源であることを示唆する。造血幹細胞に特徴的である細胞マーカーを有しない芽細胞は、移植において腫瘍を樹立することができないようである(Blaire et al.,1997,Blood 89:3104−3112)。白血病の特定の種類に関連する特定の染色体異常が見られる観察においても裏付けられているある血液疾患の幹細胞源は、正常な造血系細胞ならびに白血病芽細胞において見ることができる。例えば、約95%の慢性骨髄性白血病に関連するる相互転座t(9q34;22q11)は、骨髄性、赤血球、およびリンパ系の細胞に存在すると考えられ、染色体異常が造血幹細胞に起因することを示唆する。CMLのある型の細胞のサブグループは、造血幹細胞の細胞マーカー表現型を示す。
造血器新生物は、しばしば幹細胞に由来するが、委託前駆細胞またはより末端の分化した発達系の細胞も、いくつかの白血病の原因となり得る。例えば、通常の骨髄性前駆細胞または顆粒球/マクロファージ前駆細胞における融合タンパク質Bcr/Abl(慢性骨髄性白血病に関連する)の強制的発現は、白血病様症状をもたらす。さらに、白血病のサブタイプに関連するいくつかの染色体異常は、造血幹細胞のマーカー表現型を有する細胞集団中には見られないが、造血経路のより分化した状態のマーカーを示す細胞集団には見られる(Turhan et al.,1995,Blood 85:2154−2161)。よって、委託前駆細胞および他の分化した細胞は、細胞分裂の可能性が限られ得、白血病細胞は、制御なく成長する能力を獲得し、場合によっては造血幹細胞の自己複製を模擬した特徴を獲得する場合がある(Passegue et al.,Proc.Natl.Acad.Sci.USA,2003,100:11842−9)。
一部の実施形態では、治療される造血器新生物は、異常な細胞がリンパ系の細胞の特徴的な表現型に由来する、および/またはこの細胞の特徴的な表現型を示すリンパ系新生物である。リンパ系新生物は、B細胞新生物、TおよびNK細胞新生物、ならびにホジキンリンパ腫に細分することができる。B細胞新生物は、前駆体B細胞新生物および成熟/末梢B細胞新生物にさらに細分することができる。例示的なB細胞新生物は、前駆体Bリンパ芽球性白血病/リンパ腫(前駆体B細胞急性リンパ芽球性白血病)であり、一方、例示的な成熟/末梢B細胞新生物は、B細胞慢性リンパ性白血病/小リンパ球性リンパ腫、B細胞前リンパ球性白血病、リンパ形質細胞性リンパ腫、脾臓周辺帯B細胞リンパ腫、有毛細胞白血病、形質細胞骨髄腫/形質細胞腫、MALT型の節外周辺帯B細胞リンパ腫、節性辺縁帯B細胞リンパ腫、濾胞性リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、縦隔大細胞型B細胞リンパ腫、原発性体腔性リンパ腫、およびバーキットリンパ腫/バーキット細胞白血病である。T細胞およびNk細胞新生物は、前駆体T細胞新生物および成熟(末梢)T細胞新生物にさらに細分される。例示的な前駆体T細胞新生物は、前駆Tリンパ芽球性リンパ腫/白血病(前駆T細胞急性リンパ芽球性白血病)であり、一方、例示的な成熟(末梢)T細胞新生物は、T細胞前リンパ性白血病、T細胞顆粒リンパ球性白血病、進行性NK細胞白血病、成人T細胞リンパ腫/白血病(HTLV−1)、節外性NK/T細胞リンパ腫、経鼻型、腸疾患型T細胞リンパ腫、肝脾ガンマ−デルタT細胞リンパ腫、皮下脂肪織炎様T細胞リンパ腫、菌状息肉腫/セザリー症候群、未分化大細胞型リンパ腫、T/ヌル細胞、皮膚原発型、末梢T細胞リンパ腫、他に特徴付けられない限り、血管免疫芽球性T細胞性リンパ腫、未分化大細胞型リンパ腫、T/ヌル細胞、全身原発型である。リンパ系新生物の3番目のメンバーは、ホジキン病とも呼ばれるホジキンリンパ腫である。このクラスの例示的な疾患の診断は、結節性リンパ球優位型ホジキンリンパ腫、およびホジキン病の様々な古典的形態、例えば、結節硬化型ホジキンリンパ腫(グレード1および2)、リンパ球豊富型古典的ホジキンリンパ腫、混合細胞型ホジキンリンパ腫、およびリンパ球減少型ホジキンリンパ腫を特に含む化合物で、治療することができる。様々な実施形態において、異常なSyk活性に関連するリンパ系新生物のいずれもSyk阻害化合物で治療することができる。
一部の実施形態では、治療される造血器新生物は骨髄性新生物である。このグループは、骨髄系の細胞の特徴のある表現型を伴う、またはそれを示す細胞増殖障害の大きいクラスを含む。骨髄性新生物は、骨髄異形成/骨髄増殖性疾患、骨髄異形成症候群、および急性骨髄性白血病に細分することができる。例示的な骨髄増殖性疾患は、慢性骨髄性白血病(例えば、フィラデルフィア染色体陽性(t(9;22)(qq34;q11))、慢性好中球性白血病、慢性好酸球性白血病/好酸球増加症候群、慢性特発性骨髄線維症、真性多血症、および本態性血小板血症である。例示的な骨髄異形成/骨髄増殖性疾患は、慢性骨髄単球性白血病、異型慢性骨髄性白血病、および若年性骨髄単球性白血病である。例示的な骨髄異形成症候群は、環状鉄芽球を伴うまたは環状鉄芽球を伴わない不応性貧血、多系列異形成を伴う不応性血球減少(骨髄異形成症候群)、過剰な芽球を伴う、不応性貧血(骨髄異形成症候群)、5q症候群、および骨髄異形成症候群である。様々な実施形態において、異常なSyk活性に関連するあらゆる骨髄性新生物をSyk阻害化合物で治療することができる。
一部の実施形態では、化合物は、それ自身の障害の細分を有する、骨髄性新生物の大きいクラスを代表する急性骨髄性白血病(AML)に使用され得る。これらの細分は、特に、再現性のある染色体転座を伴うAML、多系列異形成を伴うAML、および分類されていない他のAMLを含む。例示的な再現性のある染色体転座を伴うAMLは、特に、t(8;21)(q22;q22)を伴うAML、AML1(CBF−アルファ)/ETO、急性前骨髄球性白血病(t(15;17)(q22;q11−12)を伴うAMLおよび変異体、PML/RAR−アルファ)、異常な骨髄好酸球を伴うAML(inv(16)(p13q22)またはt(16;16)(p13;q11)、CBFb/MYH11X)、および11q23 (MLL)異常を伴うAMLを含む。例示的な多系列異形成を伴うAMLは、前骨髄異形成症候群に関連する、または関連しないものである。定義される群のいずれにも分類されない他の急性骨髄性白血病は、最未分化型AML、未分化型AML、分化型AML、急性骨髄単球性白血病、急性単球性白血病、急性赤血球性白血病、急性巨核球性白血病、急性好塩基球性白血病、および骨髄線維症を伴う急性汎骨髄症を含む。
本発明の方法は、本明細書に記載される有効量の化合物または組成物を哺乳類または非ヒト動物に投与することを含む。本明細書で使用される、本発明の「有効量」の化合物または組成物は、Sykを拮抗または阻害するそれらの量を含む。Sykを拮抗または阻害する量は、例えば、例示的な試験方法として以下に記載されるものを含む、Syk活性を決定することができるあらゆるアッセイによって検出可能である。有効量は、Sykを阻害することにより治療することができるSyk関連障害の症状を緩和するそれらの量も含み得る。したがって、「Sykの拮抗薬」は、Sykと相互作用し、第2の化合物、例えば別のSykリガンドの能力を調節する、例えば阻害する、もしくは減少させて、Sykと相互作用する、化合物を含む。Syk結合化合物は、好ましい拮抗薬である。専門用語「Syk結合化合物」および(例えば、受容体に結合親和性を呈する)は、それぞれ、SykまたはJAKの活性の調節をもたらす、Sykと相互作用するこれらの化合物を含む。Syk結合化合物は、生体外(例えば、細胞株および非細胞株)または生体内方法を使用して識別され得る。生体外方法の説明は、以下に提供される。
本明細書に記載される方法および組成物中に存在する化合物の量は、実施例に記載されるあらゆるアッセイにより測定される、障害の重篤度の減少を検出するのに十分であるべきである。必要とされるSyk修飾物質の量は、所与の細胞型に対する修飾物質の有効性および障害を治療するために必要とされる時間の長さに依存する。ある実施形態では、本発明の組成物は、別の治療薬をさらに含み得る。第2の薬剤が使用されるとき、第2の薬剤は、本発明の化合物または組成物を有する別個の投与形態として、または単一投与形態の一部としてのいずれかで投与され得る。本発明の化合物のうちの1つ以上が、障害、疾患、または症状を治療するために単独療法の適用に使用され得るが、それらは、発明の化合物または組成物(治療薬)の使用が同様のおよび/または他の種類の障害、症状、および疾患を治療するための1つ以上の他の治療薬の使用と組み合わされる併用療法にも使用され得る。併用療法は、2つ以上の治療薬の同時または逐次投与を含む。薬剤は任意の順序で投与され得る。あるいは、複数の治療薬が、患者に投与され得る単一組成物に組み込まれ得る。例えば、単一の医薬組成物は、式Iに従う化合物、またはその薬剤的に許容される塩、エステル、もしくはプロドラッグ、別の治療薬(例えばメトトレキサート)、またはその薬剤的に許容される塩、エステル、もしくはプロドラッグ、および薬剤的に許容される賦形剤または担体を含み得る。
一実施形態では、様々な障害、症状、および疾患(例えば炎症性、自己免疫性、神経性、神経変性、腫瘍、および心血管)を治療するために、本明細書に提供される化合物のうちの1つ以上を使用する方法が提供される。ある群の実施形態において、炎症性疾患および自己免疫疾患は、臓器移植、変形性関節炎、過敏性腸疾患(IBD)、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症、関節リウマチ(RA)、クローン病、I型糖尿病、結膜炎、ブドウ膜炎、血管炎、および乾癬からなる群から選択される。ある群の実施形態において、炎症性疾患は、アレルギー、喘息、関節リウマチ、非ホジキンリンパ腫などのB細胞媒介性疾患、抗リン脂質症候群、狼瘡、乾癬、多発性硬化症、および末期の腎疾患からなる群から選択される。実施形態のある群において、心血管疾患は、免疫性血小板減少性紫斑病、溶血性貧血、およびヘパリン誘発性血小板減少症からなる群から選択される。ある群の実施形態において、炎症性疾患は、関節リウマチである。実施形態のある群において、鎌状赤血球疾患は、鎌状赤血球貧血、鎌状赤血球ヘモグロビンC疾患、鎌状赤血球ベータプラスサラセミア、および鎌状赤血球ベータゼロサラセミアからなる群から選択される。実施形態のある群において、自己免疫疾患は、臓器移植、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、溶血性貧血、免疫性血小板減少性紫斑病(ITP)、多発性硬化症、シェーグレン症候群、I型糖尿病、関節リウマチ、狼瘡(全身性エリテマトーデス(SLE)を含む)、血管炎、糸球体腎炎(GN)、自己免疫性水疱疾患、アトピー性皮膚炎(湿疹)、粥状動脈硬化、自己免疫性好中球減少症、および乾癬からなる群から選択される。実施形態のある群において、細胞増殖障害は、白血病、リンパ腫、骨髄増殖性疾患、血液悪性腫瘍、および慢性特発性骨髄線維症である。実施形態のある群において、障害は、急性骨髄性白血病(AML)、慢性リンパ性白血病(CLL)、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、または非ホジキンリンパ腫である。
本発明の化合物ならびにそれらの薬剤的に許容される塩および/または中性組成物は、薬剤的に許容される賦形剤または担体と一緒に製剤化され得、得られた組成物は、様々な障害、症状、および疾患を治療するために、男性、女性、および動物などの哺乳類に生体内投与され得る。さらに、本発明の化合物は、様々な障害、症状、および疾患を治療するのに有用である薬剤を調製するために使用され得る。
本発明のまた別の態様は、単一パッケージで別個の容器を含むキットを提供することであり、本発明の薬剤的化合物、その組成物、および/または塩は、Sykが役割を果たす状態、障害、症状、および疾患を治療するために、薬剤的に許容される担体と組み合わせて使用される。
以下の実施例は、図示のために提示され、クレームされる発明を制限するものではない。
これらの化合物の調製に使用される出発物質および試薬は、一般的に、Aldrich Chemical Co.などの市販業者から入手可能であるか、またはFieser and Fieser’s Reagents for Organic Synthesis;Wiley&Sons:New York,1967−2004,Volumes 1−22、Rodd’s Chemistry of Carbon Compounds,Elsevier Science Publishers,1989,Volumes 1−5 and Supplementals、およびOrganic Reactions,Wiley&Sons:New York,2005,Volumes 1−65などの参考文献に記載される手順に従い、当業者に既知の方法により調製されるかのいずれかである。
合成反応スキームの出発物質および中間体は、所望される場合、ろ過、蒸留、結晶化、クロマトグラフィーなどを含むが、これらに限定されない従来の技法を用いて単離および精製され得る。そのような材料は、物理定数およびスペクトルデータを含む、従来の手段を用いて評価され得る。
特に逆のものが記載されない限り、本明細書に記載される反応は、好ましくは約−78℃から約150℃、より好ましくは約0℃から約125℃、最も好ましく、かつ都合よくはほぼ室温(または周囲温度)であり、例えば約20℃から約75℃の範囲の反応温度で、大気圧の不活性雰囲気下で行われる。
次の実施例を参照すると、本発明の化合物は、本明細書に記載される方法、または当該技術分野において周知の他の方法を用いて合成された。
化合物および/または中間体は、2695分離モジュールのWaters Alliance クロマトグラフィーシステム(Milford,Mass.)を用いて、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により評価することができる。分析カラムは、Merck KGaA (Darmstadt,Germany)のC−18 SpeedROD RP−18Eカラムであってもよい。代替的に、評価は、Waters Acquity UPLC BEH C−18 2.1mm×15mmカラムを用いてWaters Unity(UPLC)システムを使用することにより実施され得る。典型的には、5%のアセトニトリル/95%の水で開始され、Allianceシステムに関しては5分かけて、Acquityシステムに関しては1分かけて95%のアセトニトリルに進行する勾配溶出が使用され得る。全ての溶媒は、0.1%のトリフルオロ酢酸(TFA)を含有し得る。化合物は、220nmまたは254nmのいずれかの紫外線(UV)吸収により検出され得る。HPLC溶媒は、EMD Chemicals,Inc.(Gibbstown,NJ)からであってよい。場合によっては、純度は、例えばEMDシリカゲル60 2.5cm×7.5cmプレートなどの後面がガラスのシリカゲルプレートを用いて、薄層クロマトグラフィー(TLC)により評価され得る。TLCの結果は、紫外線下で視覚的に、または周知のヨウ素蒸気および他の様々な染色法を採用することにより、容易に検出することができる。
質量分光分析は、移動相としてアセトニトリル/水を用いて2つのAgilent 1100シリーズLCMS機器のうちの1つで実施され得る。システムの1つは、変性剤としてTFAを使用し、陽性イオンモード[MH+、(M+1)、または(M+H)+として報告される]で測定され、もう一方は、ギ酸または酢酸アンモニウムのいずれかを使用し、陽性[MH+、(M+1)、または(M+H)+として報告される]および陰性[M−、(M−1)、または(M−H)−として報告される]のイオンモードの両方で測定され得る。
核磁気共鳴(NMR)分析は、Varian 400MHz NMR(Palo Alto,Calif.)を用いて、化合物のいくつかに対して実施され得る。分光基準は、TMSまたは溶媒の既知の化学シフトのいずれかであってよい。
本発明の化合物のいくつかの純度は、元素分析(Robertson Microlit,Madison,NJ.)により評価され得る。
融点は、Laboratory Devices Mel−Temp装置(Holliston,Mass.)で決定され得る。
分取分離は、Sq16×またはSg100cクロマトグラフィーシステムのいずれかを使用して、必要に応じて実行することができ、パッケージされたシリカゲルカラムは全てTeledyne Isco(Lincoln,NE)から購入することができる。代替的に、化合物および中間体は、シリカゲル(230〜400メッシュ)充填材料を使用するフラッシュカラムクロマトグラフィーにより、またはC−18逆相カラムを使用するHPLCにより精製され得る。Iscoシステムおよびフラッシュカラムクロマトグラフィーに採用された典型的な溶媒は、ジクロロメタン、メタノール、酢酸エチル、ヘキサン、アセトン、水性ヒドロキシアミン、およびトリエチルアミンであり得る。逆相HPLCに採用される典型的な溶媒は、0.1%のトリフルオロ酢酸を有する様々な濃度のアセトニトリルおよび水であり得る。
一般的な方法
以下の合成反応スキームは、本発明の化合物が合成され得るいくつかの方法の単なる図示であり、これらの合成反応スキームに対して様々な修正が行われてよく、本明細書に含まれる開示を参照して、当業者に示される。
実施例1.(R)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(キノリン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
スキーム1
NMP(8mL)中の3,5−ジクロロピラジン−2−カルボニトリル(348mg、2.00mmol)、D−ロイシンアミド塩酸塩(333mg、2.00mmol)、およびDIEA(1.00mL、5.75mmol)の溶液を、室温で20時間攪拌した。水およびEtOAcを添加した。有機相を分離し、Na2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、油状物(535mg)として(R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)−4−メチルペンタンアミドを得た。
ジオキサン(2mL)中の(R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)−4−メチルペンタンアミド(70mg、0.261mmol)、3−アミノキノリン(60mg、0.416mmol)、K2CO3(60mg、0.434mmol)、BINAP(25mg、0.040mmol)、およびPd(OAc)2(10mg、0.044mmol)の混合物をArで脱気し、その後、100℃で20時間攪拌した。水およびEtOAcを添加した。有機相を分離し、Na2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、粗残留物(131mg)として(R)−2−(5−シアノ−6−(キノリン−3−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)−4−メチルペンタンアミドを得た。
粗(R)−2−(5−シアノ−6−(キノリン−3−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)−4−メチルペンタンアミド(131mg)をEtOH(2mL)およびDMSO(1mL)に溶解し、水性1N NaOH(1.0mL)および水性H2O2(50%、1.0mL)を添加した。混合物を室温で30分間攪拌した。HOAc(0.5mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(30mg)を得た。MS 394.4(M+H);UV 201.1,247.4,297.8,352.3nm;t 0.476分。
実施例2.(R)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
ジオキサン(2mL)中の(R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)−4−メチルペンタンアミド(80mg、0.299mmol)、6−アミノキノリン(60mg、0.416mmol)、K2CO3(65mg、0.471mmol)、BINAP(25mg、0.040mmol)、およびPd(OAc)2(10mg、0.044mmol)の混合物をArで脱気し、その後、100℃で20時間攪拌した。水およびEtOAcを添加した。有機相を分離し、Na2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、粗残留物(151mg)として(R)−2−(5−シアノ−6−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)−4−メチルペンタンアミドを得た。
粗(R)−2−(5−シアノ−6−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)−4−メチルペンタンアミド(151mg)をEtOH(2mL)およびDMSO(1mL)に溶解し、水性1N NaOH(1.0mL)および水性H2O2(50%、1.0mL)を添加した。混合物を室温で60分間攪拌した。HOAc(0.5mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(21mg)を得た。MS 394.2(M+H);UV 201.1,265.8,297.2,358.5nm;t 0.451分。
実施例3.(R)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(1−メチル−1H−インドール−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
ジオキサン(2mL)中の(R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)−4−メチルペンタンアミド(80mg、0.299mmol)、4−アミノ−N−メチル−インドール(62mg、0.424mmol)、K2CO3(65mg、0.471mmol)、BINAP(25mg、0.040mmol)、およびPd(OAc)2(10mg、0.044mmol)の混合物をArで脱気し、その後、100℃で20時間攪拌した。水およびEtOAcを添加した。有機相を分離し、Na2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、粗残留物(151mg)として(R)−2−(5−シアノ−6−(1−メチル−1H−インドール−4−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)−4−メチルペンタンアミドを得た。
粗(R)−2−(5−シアノ−6−(1−メチル−1H−インドール−4−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)−4−メチルペンタンアミド(151mg)をEtOH(2mL)およびDMSO(1mL)に溶解し、水性1N NaOH(1.0mL)および水性H2O2(50%、1.0mL)を添加した。混合物を室温で60分間攪拌した。HOAc(0.5mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(9mg)を得た。MS 396.4(M+H);UV 202.2,273.1,324.8nm;t 0.613分。
実施例4.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソプロパン−2−イルアミノ)−3−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
NMP(4mL)中の3,5−ジクロロピラジン−2−カルボニトリル(150mg、0.862mmol)、D−アラニンアミド塩酸塩(107mg、0.858mmol)、およびDIEA(0.400mL、2.30mmol)の溶液を、室温で20時間攪拌した。水およびEtOAcを添加した。有機相を分離し、Na2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、油状物(194mg)として(R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)プロパンアミドを得た。
ジオキサン(2mL)中の(R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)プロパンアミド(97mg、0.430mmol)、6−アミノキノリン(62mg、0.430mmol)、K2CO3(100mg、0.724mmol)、BINAP(30mg、0.048mmol)、およびPd(OAc)2(15mg、0.066mmol)の混合物をArで脱気し、その後、110℃で20時間攪拌した。混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、(R)−2−(5−シアノ−6−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)プロパンアミド(15mg)を得た。
化合物(R)−2−(5−シアノ−6−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)プロパンアミド(15mg、0.045mmol)をEtOH(1mL)およびDMSO(0.5mL)に溶解し、水性1N NaOH(0.5mL)および水性H2O2(50%、0.5mL)を添加した。混合物を室温で90分間攪拌した。HOAc(0.5mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(14mg)を得た。MS 352.58(M+H);UV 202.9,265.2,297.2,357.9nm;t 0.335分。
実施例5.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソプロパン−2−イルアミノ)−3−(キノリン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
ジオキサン(2mL)中の(R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)プロパンアミド(97mg、0.430mmol)、3−アミノキノリン(62mg、0.430mmol)、K2CO3(100mg、0.724mmol)、BINAP(30mg、0.048mmol)、およびPd(OAc)2(15mg、0.066mmol)の混合物をArで脱気し、その後、110℃で20時間攪拌した。混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、(R)−2−(5−シアノ−6−(キノリン−3−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)プロパンアミド(74mg)を得た。
化合物(R)−2−(5−シアノ−6−(キノリン−3−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)プロパンアミド(74mg、0.222mmol)をEtOH(2mL)およびDMSO(1mL)に溶解し、水性1N NaOH(1.0mL)および水性H2O2(50%、1.0mL)を添加した。混合物を室温で30分間攪拌した。HOAc(0.5mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(63mg)を得た。MS 352.3(M+H);UV 206.6,223.0,245.6,295.3,351.1nm;t 0.360分。
実施例6.5−(1−アミノ−4,4,4−トリフルオロ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
NMP(1mL)中の3,5−ジクロロピラジン−2−カルボニトリル(50mg、0.287mmol)、2−アミノ−4,4,4−トリフルオロブタンアミド塩酸塩(50mg、0.259mmol)、およびDIEA(0.150mL、0.862mmol)の溶液を、室温で20時間攪拌した。水およびEtOAcを添加した。有機相を分離し、Na2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)−4,4,4−トリフルオロブタンアミド(67mg)を得た。
ジオキサン(2mL)中の2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)−4,4,4−トリフルオロブタンアミド(67mg、0.228mmol)、6−アミノキノリン(48mg、0.333mmol)、K2CO3(100mg、0.724mmol)、BINAP(25mg、0.040mmol)、およびPd(OAc)2(10mg、0.044mmol)の混合物をArで脱気し、その後、110℃で20時間攪拌した。混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、2−(5−シアノ−6−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)−4,4,4−トリフルオロブタンアミド(5mg)を得た。
化合物2−(5−シアノ−6−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)−4,4,4−トリフルオロブタンアミド(5mg、0.012mmol)をEtOH(1mL)およびDMSO(0.5mL)に溶解し、水性1N NaOH(0.5mL)および水性H2O2(50%、0.5mL)を添加した。混合物を室温で30分間攪拌した。HOAc(0.5mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(4mg)を得た。MS 420.3(M+H);UV 204.7,263.3,297.7nm;t 0.417分。
実施例7.(R)−5−(1−アミノ−3−シクロプロピル−1−オキソプロパン−2−イルアミノ)−3−(キノリン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
NMP(5mL)中の3,5−ジクロロピラジン−2−カルボニトリル(158mg、0.908mmol)、(R)−2−アミノ−3−シクロプロピルプロパンアミド塩酸塩(150mg、0.911mmol)、およびDIEA(0.400mL、2.30mmol)の溶液を、室温で20時間攪拌した。水およびEtOAcを添加した。有機相を分離し、Na2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、(R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)−3−シクロプロピルプロパンアミド(240mg)を得た。
ジオキサン(2mL)中の(R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)−3−シクロプロピルプロパンアミド(78mg、0.293mmol)、3−アミノキノリン(60mg、0.416mmol)、K2CO3(70mg、0.507mmol)、BINAP(25mg、0.040mmol)、およびPd(OAc)2(10mg、0.044mmol)の混合物をArで脱気し、その後、110℃で3時間攪拌した。混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、(R)−2−(5−シアノ−6−(キノリン−3−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)−3−シクロプロピルプロパンアミド(48mg)を得た。
化合物(R)−2−(5−シアノ−6−(キノリン−3−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)−3−シクロプロピルプロパンアミド(48mg、0.128mmol)をEtOH(2mL)およびDMSO(1mL)に溶解し、水性1N NaOH(1.0mL)および水性H2O2(50%、1.0mL)を添加した。混合物を室温で30分間攪拌した。HOAc(0.5mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(35mg)を得た。MS 392.3(M+H);UV 202.9,223.0,246.8,296.0,351.7nm;t 0.437分。
実施例8.(R)−5−(1−アミノ−3−シクロプロピル−1−オキソプロパン−2−イルアミノ)−3−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
ジオキサン(2mL)中の(R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)−3−シクロプロピルプロパンアミド(80mg、0.301mmol)、6−アミノキノリン(60mg、0.416mmol)、K2CO3(65mg、0.471mmol)、BINAP(25mg、0.040mmol)、およびPd(OAc)2(10mg、0.044mmol)の混合物をArで脱気し、その後、110℃で20時間攪拌した。水およびEtOAcを添加した。有機相を分離し、Na2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、粗(R)−2−(5−シアノ−6−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)−3−シクロプロピルプロパンアミド(130mg)を得た。
粗(R)−2−(5−シアノ−6−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)−3−シクロプロピルプロパンアミド(130mg)をEtOH(2mL)およびDMSO(1mL)に溶解し、水性1N NaOH(1.0mL)および水性H2O2(50%、1.0mL)を添加した。混合物を室温で30分間攪拌した。HOAc(0.5mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(35mg)を得た。MS 392.2(M+H);UV 203.6,266.4,299.0,358.5nm;t 0.406分。
実施例9.(R)−5−(1−アミノ−3−シクロプロピル−1−オキソプロパン−2−イルアミノ)−3−(チエノ[2,3−b]ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
ジオキサン(2mL)中の(R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)−3−シクロプロピルプロパンアミド(78mg、0.293mmol)、チエノ[2,3−b]ピリジン−3−アミン(60mg、0.400mmol)、K2CO3(70mg、0.507mmol)、BINAP(25mg、0.040mmol)、およびPd(OAc)2(10mg、0.044mmol)の混合物をArで脱気し、その後、110℃で3時間攪拌した。混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、(R)−2−(5−シアノ−6−(チエノ[2,3−b]ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)−3−シクロプロピルプロパンアミド(33mg)を得た。
化合物(R)−2−(5−シアノ−6−(チエノ[2,3−b]ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)−3−シクロプロピルプロパンアミド(33mg、0.087mmol)をEtOH(2mL)およびDMSO(1mL)に溶解し、水性1N NaOH(1.0mL)および水性H2O2(30%、1.0mL)を添加した。混合物を室温で30分間攪拌した。HOAc(0.5mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(34mg)を得た。MS 398.2(M+H);UV 203.6,224.8,262.1,294.1,357.3nm;t 0.532分。
実施例10.3−(3−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニルアミノ)−5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
スキーム2
NMP(3mL)中の3,5−ジクロロピラジン−2−カルボニトリル(100mg、0.574mmol)、tert−ブチル(1S,2R)−2−アミノシクロヘキシルカルバメート(123mg、0.574mmol)、およびDIEA(0.150mL、0.862mmol)の溶液を、室温で20時間攪拌した。HOAc(0.3mL)を添加した。次に、水を添加して、沈殿させた。沈殿物を回収し、真空で乾燥させ、tert−ブチル(1S,2R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)シクロヘキシルカルバメート(165mg)を得た。
ジオキサン(2mL)中のtert−ブチル(1S,2R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)シクロヘキシルカルバメート(80mg、0.227mmol)、3−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)アニリン(50mg、0.312mmol)、K2CO3(60mg、0.434mmol)、BINAP(20mg、0.032mmol)、およびPd(OAc)2(10mg、0.044mmol)の混合物をArで脱気し、その後、100℃で20時間攪拌した。水およびEtOAcを添加した。有機相を分離した。水相をEtOAcで再び抽出した。組み合わせた有機相をNa2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、粗tert−ブチル(1S,2R)−2−(6−(3−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニルアミノ)−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)シクロヘキシルカルバメート(170mg)を得た。
粗tert−ブチル(1S,2R)−2−(6−(3−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニルアミノ)−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)シクロヘキシルカルバメート(170mg)をTFA(4mL)に溶解した。室温で2時間攪拌した後、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、3−(3−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニルアミノ)−5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリル(28mg)を得た。
化合物3−(3−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニルアミノ)−5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリル(28mg)をEtOH(2mL)およびDMSO(1mL)に溶解し、水性1N NaOH(1.0mL)および水性H2O2(50%、1.0mL)を添加した。混合物を室温で20分間攪拌した。HOAc(0.5mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(26mg)を得た。MS 394.4(M+H);UV 201.7,262.8,304.6,359.2nm;t 0.520分。
実施例11.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(1−メチル−1H−インドール−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
ジオキサン(2mL)中のtert−ブチル(1S,2R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)シクロヘキシルカルバメート(80mg、0.227mmol)、1−メチル−1H−インドール−4−アミン(50mg、0.342mmol)、K2CO3(65mg、0.471mmol)、BINAP(25mg、0.040mmol)、およびPd(OAc)2(10mg、0.044mmol)の混合物をArで脱気し、その後、100℃で20時間攪拌した。水およびEtOAcを添加した。有機相を分離した。水相をEtOAcで再び抽出した。組み合わせた有機相をNa2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、粗tert−ブチル(1S,2R)−2−(5−シアノ−6−(1−メチル−1H−インドール−4−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)シクロヘキシルカルバメート(153mg)を得た。
粗tert−ブチル(1S,2R)−2−(5−シアノ−6−(1−メチル−1H−インドール−4−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)シクロヘキシルカルバメート(153mg)をTFA(4mL)に溶解した。室温で2時間攪拌した後、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(1−メチル−1H−インドール−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリル(18mg)を得た。
化合物5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(1−メチル−1H−インドール−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリル(18mg)をEtOH(2mL)およびDMSO(1mL)に溶解し、水性1N NaOH(1.0mL)および水性H2O2(50%、1.0mL)を添加した。混合物を室温で20分間攪拌した。HOAc(0.5mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(9mg)を得た。MS 380.5(M+H);UV 221.2,273.8,322.5nm;t 0.518分。
実施例12.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(3−(ピリミジン−2−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
ジオキサン(2mL)中のtert−ブチル(1S,2R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)シクロヘキシルカルバメート(100mg、0.284mmol)、3−(ピリミジン−2−イル)アニリン(100mg、0.584mmol)、K2CO3(118mg、0.855mmol)、BINAP(30mg、0.048mmol)、およびPd(OAc)2(15mg、0.066mmol)の混合物をArで脱気し、その後、110℃で20時間攪拌した。水およびEtOAcを添加した。有機相を分離し、Na2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、粗tert−ブチル(1S,2R)−2−(5−シアノ−6−(3−(ピリミジン−2−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)シクロヘキシルカルバメートを得た。
粗tert−ブチル(1S,2R)−2−(5−シアノ−6−(3−(ピリミジン−2−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)シクロヘキシルカルバメートをTFA(3mL)に溶解した。室温で1時間攪拌した後、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(3−(ピリミジン−2−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリル(60mg)を得た。
化合物5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(3−(ピリミジン−2−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリル(60mg)をEtOH(2mL)およびDMSO(1mL)に溶解し、水性1N NaOH(1.0mL)および水性H2O2(50%、1.0mL)を添加した。混合物を室温で30分間攪拌した。HOAc(0.5mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(47mg)を得た。MS 405.3(M+H);UV 202.9,254.8,304.6nm;t 0.471分。
実施例13.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(4−カルバモイルフェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
ジオキサン(2mL)中のtert−ブチル(1S,2R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)シクロヘキシルカルバメート(90mg、0.256mmol)、4−アミノベンゾニトリル(42mg、0.355mmol)、K2CO3(100mg、0.724mmol)、BINAP(30mg、0.048mmol)、およびPd(OAc)2(15mg、0.066mmol)の混合物をArで脱気し、その後、110℃で20時間攪拌した。水およびEtOAcを添加した。有機相を分離し、Na2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、粗tert−ブチル(1S,2R)−2−(5−シアノ−6−(4−シアノフェニルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)シクロヘキシルカルバメート(166mg)を得た。
粗tert−ブチル(1S,2R)−2−(5−シアノ−6−(4−シアノフェニルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)シクロヘキシルカルバメート(166mg)をTFA(5mL)に溶解した。室温で30分間攪拌した後、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(4−シアノフェニルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリル(40mg)を得た。
化合物5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(4−シアノフェニルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリル(40mg)をEtOH(2mL)およびDMSO(1mL)に溶解し、水性1N NaOH(1.0mL)および水性H2O2(50%、1.0mL)を添加した。混合物を室温で30分間攪拌した。HOAc(0.5mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(41mg)を得た。MS 370.2(M+H);UV 204.2,269.5,320.0nm;t 0.375分。
実施例14.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
スキーム3
DMF(2mL)中の3,5−ジクロロピラジン−2−カルボニトリル(102mg、0.586mmol)、(1R,2R)−3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1,2−ジアミンジヒドロクロリド(132mg、0.591mmol)、およびDIEA(0.400mL、2.30mmol)の溶液を、室温で20時間攪拌した。水およびEtOAcを添加した。有機相を分離し、水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−クロロピラジン−2−カルボニトリル(153mg)を得た。
ジオキサン(2mL)中の5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−クロロピラジン−2−カルボニトリル(97mg、0.241mmol)、6−アミノキノリン(50mg、0.347mmol)、K2CO3(100mg、0.724mmol)、BINAP(25mg、0.040mmol)、およびPd(OAc)2(10mg、0.044mmol)の混合物をArで脱気し、その後、110℃で20時間攪拌した。水を添加して、沈殿させた。沈殿物を回収し、真空で乾燥させ、固体として5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリルを得た。
固体の5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリルをEtOH(4mL)およびDMSO(2mL)に溶解し、水性1N NaOH(1.0mL)および水性H2O2(50%、1.0mL)を添加した。混合物を室温で30分間攪拌した。HOAc(0.5mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(26mg)を得た。MS 414.2(M+H);UV 200.0,263.4,296.0,356.1nm;t 0.335分。
実施例15.3−(3−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニルアミノ)−5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
ジオキサン(2mL)中の5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−クロロピラジン−2−カルボニトリル(76mg、0.264mmol)、3−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)アニリン(60mg、0.375mmol)、K2CO3(80mg、0.579mmol)、BINAP(25mg、0.040mmol)、およびPd(OAc)2(10mg、0.044mmol)の混合物をArで脱気し、その後、110℃で3時間攪拌した。混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、3−(3−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニルアミノ)−5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリル(41mg)を得た。
化合物3−(3−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニルアミノ)−5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリル(41mg)をEtOH(2mL)およびDMSO(1mL)に溶解し、水性1N NaOH(1.0mL)および水性H2O2(50%、1.0mL)を添加した。混合物を室温で30分間攪拌した。HOAc(0.5mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(38mg)を得た。MS 430.3(M+H);UV 202.3,262.1,299.7,358.5nm;t 0.488分。
実施例16.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(3−(ピリミジン−2−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
ジオキサン(2mL)中の5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−クロロピラジン−2−カルボニトリル(76mg、0.264mmol)、3−(ピリミジン−2−イル)アニリン(64mg、0.375mmol)、K2CO3(90mg、0.652mmol)、BINAP(30mg、0.048mmol)、およびPd(OAc)2(10mg、0.044mmol)の混合物をArで脱気し、その後、110℃で3時間攪拌した。混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(3−(ピリミジン−2−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリル(58mg)を得た。
化合物5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(3−(ピリミジン−2−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリル(58mg、0.131mmol)をEtOH(2mL)およびDMSO(1mL)に溶解し、水性1N NaOH(1.0mL)および水性H2O2(30%、1.0mL)を添加した。混合物を室温で90分間攪拌した。HOAc(0.5mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(43mg)を得た。MS 441.2(M+H);UV 201.1,249.3,301.5nm;t 0.462分。
実施例17.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
ジオキサン(2mL)中の5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−クロロピラジン−2−カルボニトリル(74mg、0.257mmol)、アニリン(0.040mL、0.439mmol)、K2CO3(80mg、0.579mmol)、BINAP(25mg、0.040mmol)、およびPd(OAc)2(10mg、0.044mmol)の混合物をArで脱気し、その後、110℃で3時間攪拌した。混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリル(47mg)を得た。
化合物5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリル(47mg、0.136mmol)をEtOH(2mL)およびDMSO(1mL)に溶解し、水性1N NaOH(1.0mL)および水性H2O2(30%、1.0mL)を添加した。混合物を室温で30分間攪拌した。HOAc(0.5mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(31mg)を得た。MS 363.3(M+H);UV 203.6,248.7,301.5nm;t 0.477分。
実施例18.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(4−(イソキサゾール−5−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
ジオキサン(2mL)中の5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−クロロピラジン−2−カルボニトリル(74mg、0.257mmol)、4−(イソキサゾール−5−イル)アニリン(60mg、0.375mmol)、K
2CO
3(80mg、0.579mmol)、BINAP(25mg、0.040mmol)、およびPd(OAc)2(10mg、0.044mmol)の混合物をArで脱気し、その後、110℃で20時間攪拌した。混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(4−(イソキサゾール−5−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリル(4mg)を得た。
化合物5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(4−(イソキサゾール−5−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリル(4mg、0.010mmol)をEtOH(1mL)およびDMSO(0.5mL)に溶解し、水性1N NaOH(0.50mL)および水性H2O2(30%、0.50mL)を添加した。混合物を室温で60分間攪拌した。HOAc(0.25mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(3mg)を得た。MS 430.4(M+H);UV 202.3,234.0,274.4,331.8nm;t 0.483分。
実施例19.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(4−カルバモイルフェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
ジオキサン(2mL)中の5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−クロロピラジン−2−カルボニトリル(74mg、0.257mmol)、4−シアノアニリン(40mg、0.339mmol)、K2CO3(80mg、0.579mmol)、BINAP(25mg、0.040mmol)、およびPd(OAc)2(10mg、0.044mmol)の混合物をArで脱気し、その後、110℃で4時間攪拌した。混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(4−シアノフェニルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリル(36mg)を得た。
化合物5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(4−シアノフェニルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリル(36mg、0.100mmol)をEtOH(2mL)およびDMSO(1mL)に溶解し、水性1N NaOH(1.0mL)および水性H2O2 (30%、1.0mL)を添加した。混合物を室温で30分間攪拌した。HOAc(0.5mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(40mg)を得た。MS 406.0(M+H);UV 204.2,267.1,320.0nm;t 0.365分。
実施例20.(R)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(4−カルバモイルフェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
ジオキサン(2mL)中の(R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)−4−メチルペンタンアミド(75mg、0.280mmol)、4−シアノアニリン(40mg、0.339mmol)、K2CO3(80mg、0.579mmol)、BINAP(25mg、0.040mmol)、およびPd(OAc)2(10mg、0.044mmol)の混合物をArで脱気し、その後、110℃で2時間攪拌した。混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、(R)−2−(5−シアノ−6−(4−シアノフェニルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)−4−メチルペンタンアミド(57mg)を得た。
化合物(R)−2−(5−シアノ−6−(4−シアノフェニルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)−4−メチルペンタンアミド(57mg、0.163mmol)をEtOH(2mL)およびDMSO(1mL)に溶解し、水性1N NaOH(1.0mL)および水性H2O2(30%、1.0mL)を添加した。混合物を室温で60分間攪拌した。HOAc(0.5mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(46mg)を得た。MS 386.4(M+H);UV 206.0,269.5,325.6nm;t 0.475分。
実施例21.(R)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(4−(イソキサゾール−5−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
ジオキサン(2mL)中の(R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)−4−メチルペンタンアミド(68mg、0.254mmol)、4−(イソキサゾール−5−イル)アニリン(60mg、0.375mmol)、K2CO3(80mg、0.579mmol)、BINAP(25mg、0.040mmol)、およびPd(OAc)2(10mg、0.044mmol)の混合物をArで脱気し、その後、110℃で20時間攪拌した。混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、(R)−2−(5−シアノ−6−(4−(イソキサゾール−5−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)−4−メチルペンタンアミド(5mg)を得た。
化合物(R)−2−(5−シアノ−6−(4−(イソキサゾール−5−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)−4−メチルペンタンアミド(5mg、0.012mmol)をEtOH(1mL)およびDMSO(0.5mL)に溶解し、水性1N NaOH(0.50mL)および水性H2O2(30%、0.50mL)を添加した。混合物を室温で30分間攪拌した。HOAc(0.2mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(3mg)を得た。MS 410.3(M+H);UV 202.3,235.2,276.9,331.2nm;t 0.627分。
実施例22.(R)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
ジオキサン(3mL)中の(R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)−4−メチルペンタンアミド(75mg、0.280mmol)、3−メチルイソチアゾール−5−アミン塩酸塩(50mg、0.332mmol)、K2CO3(100mg、0.724mmol)、BINAP(25mg、0.040mmol)、およびPd(OAc)2(15mg、0.066mmol)の混合物をArで脱気し、その後、110℃で20時間攪拌した。混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、(R)−2−(5−シアノ−6−(3−メチルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)−4−メチルペンタンアミド(17mg)を得た。
化合物(R)−2−(5−シアノ−6−(3−メチルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)−4−メチルペンタンアミド(17mg、0.049mmol)をEtOH(1mL)およびDMSO(0.5mL)に溶解し、水性1N NaOH(0.50mL)および水性H2O2(30%、0.50mL)を添加した。混合物を室温で60分間攪拌した。HOAc(0.1mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(7mg)を得た。MS 364.3(M+H);UV 210.2,275.0,323.7nm;t 0.458分。
実施例23.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
ジオキサン(2mL)中の5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−クロロピラジン−2−カルボニトリル(74mg、0.257mmol)、3−メチルイソチアゾール−5−アミン塩酸塩(50mg、0.332mmol)、K
2CO
3(100mg、0.724mmol)、BINAP(25mg、0.040mmol)、およびPd(OAc)2(10mg、0.044mmol)の混合物をArで脱気し、その後、110℃で5時間攪拌した。混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリル(80mg)を得た。
化合物5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリル(80mg、0.219mmol)をEtOH(2mL)およびDMSO(1mL)に溶解し、水性1N NaOH(1.0mL)および水性H2O2(30%、1.0mL)を添加した。混合物を室温で30分間攪拌した。HOAc(0.5mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(44mg)を得た。MS 384.2(M+H);UV 209.0,270.7,321.3nm;t 0.362分。
実施例24.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(4−メトキシフェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
ジオキサン(2mL)中の5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−クロロピラジン−2−カルボニトリル(74mg、0.257mmol)、p−アニシジン(42mg、0.341mmol)、K2CO3(80mg、0.579mmol)、BINAP(25mg、0.040mmol)、およびPd(OAc)2(10mg、0.044mmol)の混合物をArで脱気し、その後、110℃で4時間攪拌した。混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(4−メトキシフェニルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリル(43mg)を得た。
化合物5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(4−メトキシフェニルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリル(43mg、0.115mmol)をEtOH(2mL)およびDMSO(1mL)に溶解し、水性1N NaOH(1.0mL)および水性H2O2(30%、1.0mL)を添加した。混合物を室温で30分間攪拌した。HOAc(0.5mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(32mg)を得た。MS 393.3(M+H);UV 206.0,251.1,297.8nm;t 0.471分。
実施例25.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
ジオキサン(2mL)中の5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−クロロピラジン−2−カルボニトリル(74mg、0.257mmol)、6−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(50mg、0.308mmol)、K2CO3(80mg、0.579mmol)、BINAP(25mg、0.040mmol)、およびPd(OAc)2(15mg、0.066mmol)の混合物をArで脱気し、その後、110℃で4時間攪拌した。混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリル(45mg)を得た。
化合物5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリル(45mg、0.108mmol)をEtOH(2mL)およびDMSO(1mL)に溶解し、水性1N NaOH(1.0mL)および水性H2O2(30%、1.0mL)を添加した。混合物を室温で20分間攪拌した。HOAc(0.1mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(24mg)を得た。MS 432.3(M+H);UV 209.6,308.9nm;t 0.422分。
実施例26.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(4−(ピリジン−4−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
ジオキサン(15mL)中の4−ピリジルボロン酸(500mg、4.06mmol)、1−ヨウ素−4−ニトロベンゼン(1.01g、4.06mmol)、およびPd(Ph3P)2Cl2(140mg、0.199mmol)の混合物に、H2O(10mL)中のNa2CO3(1.00g、9.43mmol)の溶液を添加した。混合物を100℃で20時間攪拌した。水およびEtOAcを添加した。有機相を分離し、5%のNaHCO3で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮した。残留物をISCO上のシリカゲルカラムにより精製し、ヘキサン中20〜100%のEtOAcで溶出し、固体として4−(4−ニトロフェニル)ピリジン(342mg)を得た。
MeOH(10mL)中の4−(4−ニトロフェニル)ピリジン(274mg、1.37mmol)およびPd−C(10%、80mg)の混合物を、バルーンH2下で20時間水素添加した。次に、混合物をセライトを通してろ過した。ろ液を真空中で濃縮し、固体として4−(ピリジン−4−イル)アニリン(211mg)を得た。
ジオキサン(4mL)中の5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−クロロピラジン−2−カルボニトリル(74mg、0.257mmol)、4−(ピリジン−4−イル)アニリン(60mg、0.352mmol)、K2CO3(100mg、0.724mmol)、BINAP(25mg、0.040mmol)、およびPd(OAc)2(15mg、0.066mmol)の混合物をArで脱気し、その後、110℃で20時間攪拌した。混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(4−(ピリジン−4−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリル(41mg)を得た。
化合物5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(4−(ピリジン−4−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリル(41mg、0.097mmol)をEtOH(2mL)およびDMSO(1mL)に溶解し、水性1N NaOH(1.0mL)および水性H2O2(30%、1.0mL)を添加した。混合物を室温で15分間攪拌した。HOAc(0.1mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(32mg)を得た。MS 440.3(M+H);UV 201.7,242.5,278.7nm;t 0.384分。
実施例27.(R)−3−(4−(1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニルアミノ)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
DMF(10mL)中の3,5−ジクロロピラジン−2−カルボニトリル(628mg、3.60mmol)、2−(R)−アミノ−ブタンアミド塩酸塩(500mg、3.60mmol)、およびDIEA(1.60mL、9.20mmol)の溶液を、室温で4時間攪拌した。水およびEtOAcを添加した。有機相を分離し、水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、半固体として(R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)ブタンアミド(843mg)を得た。
ジオキサン(2mL)中の(R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)ブタンアミド(70mg、0.292mmol)、4−(1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アニリン(60mg、0.372mmol)、K2CO3(80mg、0.579mmol)、BINAP(25mg、0.040mmol)、およびPd(OAc)2(10mg、0.044mmol)の混合物をArで脱気し、その後、110℃で20時間攪拌した。混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、(R)−2−(6−(4−(1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニルアミノ)−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)ブタンアミド(57mg)を得た。
化合物(R)−2−(6−(4−(1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニルアミノ)−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)ブタンアミド(57mg、0.156mmol)をEtOH(2mL)およびDMSO(1mL)に溶解し、水性1N NaOH(1.0mL)および水性H2O2(30%、1.0mL)を添加した。混合物を室温で30分間攪拌した。HOAc(0.5mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(3mg)を得た。MS 383.3(M+H);UV 204.7,275.5,329.8nm;t 0.449分。
実施例28.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(4−(ピリジン−4−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
ジオキサン(3mL)中の(R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)ブタンアミド(80mg、0.334mmol)、4−(ピリジン−4−イル)アニリン(56mg、0.329mmol)、K2CO3(110mg、0.797mmol)、BINAP(30mg、0.048mmol)、およびPd(OAc)2(15mg、0.066mmol)の混合物をArで脱気し、その後、110℃で4時間攪拌した。混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、(R)−2−(5−シアノ−6−(4−(ピリジン−4−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)ブタンアミド(57mg)を得た。
化合物(R)−2−(5−シアノ−6−(4−(ピリジン−4−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)ブタンアミド(57mg、0.152mmol)をEtOH(2mL)およびDMSO(1mL)に溶解し、水性1N NaOH(1.0mL)および水性H2O2(30%、1.0mL)を添加した。混合物を室温で30分間攪拌した。HOAc(0.1mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(31mg)を得た。MS 392.3(M+H);UV 204.2,244.4,281.2,360.0nm;t 0.404分。
実施例29.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(4−(ピリジン−3−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
ジオキサン(15mL)中の3−ピリジルボロン酸(500mg、4.06mmol)、1−ヨウ素−4−ニトロベンゼン(1.01g、4.06mmol)、およびPd(Ph3P)2Cl2(140mg、0.199mmol)の混合物に、H2O(10mL)中のNa2CO3(1.00g、9.43mmol)の溶液を添加した。混合物を100℃で2時間攪拌した。水およびEtOAcを添加した。有機相を分離し、5%のNaHCO3で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮した。残留物をISCO上のシリカゲルカラムにより精製し、ヘキサン中20〜100%のEtOAcで溶出し、固体として3−(4−ニトロフェニル)ピリジン(487mg)を得た。
MeOH(25mL)およびEtOAc(5mL)中の3−(4−ニトロフェニル)ピリジン(487mg、2.43mmol)およびPd−C(10%、80mg)の混合物を、バルーンH2下で5時間水素添加した。次に、混合物をセライトを通してろ過した。ろ液を真空中で濃縮し、固体として4−(ピリジン−3−イル)アニリン(403mg)を得た。
ジオキサン(3mL)中の(R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)ブタンアミド(100mg、0.417mmol)、4−(ピリジン−3−イル)アニリン(77mg、0.452mmol)、K2CO3(100mg、0.724mmol)、BINAP(30mg、0.048mmol)、およびPd(OAc)2(15mg、0.066mmol)の混合物をArで脱気し、その後、110℃で20時間攪拌した。混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、(R)−2−(5−シアノ−6−(4−(ピリジン−3−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)ブタンアミド(90mg)を得た。
化合物(R)−2−(5−シアノ−6−(4−(ピリジン−3−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)ブタンアミド(90mg、0.241mmol)をEtOH(2mL)およびDMSO(1mL)に溶解し、水性1N NaOH(1.0mL)および水性H2O2(30%、1.0mL)を添加した。混合物を室温で20分間攪拌した。HOAc(0.1mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物に、CH3CN(6mL)およびH2O(8mL)を添加し、沈殿させた。沈殿物をろ過により回収し、真空で乾燥させ、表題化合物(40mg)を得た。ろ液をHPLCにより精製し、さらなる表題化合物(11mg)を得た。MS 392.3(M+H);UV 202.3,235.8,274.4,336.1nm;t 0.404分。
実施例30.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
ジオキサン(2mL)中の(R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)ブタンアミド(80mg、0.334mmol)、6−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(60mg、0.370mmol)、K2CO3(100mg、0.724mmol)、BINAP(25mg、0.040mmol)、およびPd(OAc)2(10mg、0.044mmol)の混合物をArで脱気し、その後、110℃で4時間攪拌した。混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、(R)−2−(5−シアノ−6−(2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)ブタンアミド(72mg)を得た。
化合物(R)−2−(5−シアノ−6−(2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)ブタンアミド(72mg、0.197mmol)をEtOH(2mL)およびDMSO(1mL)に溶解し、水性1N NaOH(1.0mL)および水性H2O2(30%、1.0mL)を添加した。混合物を室温で15分間攪拌した。HOAc(0.1mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(48mg)を得た。MS 384.3(M+H);UV 207.8,308.9nm;t 0.465分。
実施例31.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソ−3−フェニルプロパン−2−イルアミノ)−3−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
DMF(2mL)中の3,5−ジクロロピラジン−2−カルボニトリル(86mg、0.494mmol)、D−フェニルアラニンアミド(81mg、0.494mmol)およびDIEA(0.130mL、0.747mmol)の溶液を、室温で20時間攪拌した。水およびEtOAcを添加した。有機相を分離し、1N HClで洗浄し、次に5%のNaHCO3で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、油状物として(R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)−3−フェニルプロパンアミド(128mg)を得た。
ジオキサン(3mL)中の(R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)−3−フェニルプロパンアミド(128mg、0.424mmol)、6−アミノキノリン(80mg、0.555mmol)、K2CO3(100mg、0.724mmol)、BINAP(30mg、0.048mmol)、およびPd(OAc)2(15mg、0.066mmol)の混合物をArで脱気し、その後、110℃で20時間攪拌した。混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、(R)−2−(5−シアノ−6−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)−3−フェニルプロパンアミド(21mg)を得た。
化合物(R)−2−(5−シアノ−6−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)−3−フェニルプロパンアミド(21mg、0.051mmol)をEtOH(2mL)およびDMSO(1mL)に溶解し、水性1N NaOH(1.0mL)および水性H2O2(30%、1.0mL)を添加した。混合物を室温で60分間攪拌した。HOAc(0.1mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(17mg)を得た。MS 428.3(M+H);UV 204.7,265.7,297.7nm;t 0.465分。
実施例32.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソ−3−(チオフェン−2−イル)プロパン−2−イルアミノ)−3−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
DMF(8mL)中のBoc−β−(2−チエニル)−D−アラニン(504mg、1.86mmol)、HOBt水和物(340mg、2.22mmol)、およびEDC(460mg、2.39mmol)の溶液を、室温で30分間攪拌した。濃縮NH4OH(0.800mL)を添加した。混合物を室温で20時間攪拌した。水およびEtOAcを添加した。有機相を分離し、5%のNaHCO3で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、真空中で濃縮し、固体として(R)−tert−ブチル1−アミノ−1−オキソ−3−(チオフェン−2−イル)プロパン−2−イルカルバメート(448mg)を得た。
固体の(R)−tert−ブチル1−アミノ−1−オキソ−3−(チオフェン−2−イル)プロパン−2−イルカルバメート(448mg)をジオキサン(4mL)に溶解し、水性6N HCl(5mL)を添加した。室温で1時間攪拌した後、混合物を真空中で濃縮し、固体として(R)−2−アミノ−3−(チオフェン−2−イル)プロパンアミド塩酸塩(337mg)を得た。
DMF(4mL)中の3,5−ジクロロピラジン−2−カルボニトリル(137mg、0.787mmol)、(R)−2−アミノ−3−(チオフェン−2−イル)プロパンアミド塩酸塩(163mg、0.789mmol)、およびDIEA(0.350mL、2.01mmol)の溶液を、室温で4時間攪拌した。水およびEtOAcを添加した。有機相を分離し、1N HClで洗浄し、次に5%のNaHCO3で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、(R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)−3−(チオフェン−2−イル)プロパンアミド(185mg)を得た。
ジオキサン(2mL)中の(R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)−3−(チオフェン−2−イル)プロパンアミド(92mg、0.299mmol)、6−アミノキノリン(60mg、0.416mmol)、K2CO3(80mg、0.579mmol)、BINAP(25mg、0.040mmol)、およびPd(OAc)2(15mg、0.066mmol)の混合物をArで脱気し、その後、110℃で6時間攪拌した。混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、(R)−2−(5−シアノ−6−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)−3−(チオフェン−2−イル)プロパンアミド(40mg)を得た。
化合物(R)−2−(5−シアノ−6−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)−3−(チオフェン−2−イル)プロパンアミド(40mg、0.096mmol)をEtOH(2mL)およびDMSO(1mL)に溶解し、水性1N NaOH(1.0mL)および水性H2O2(30%、1.0mL)を添加した。混合物を室温で30分間攪拌した。HOAc(0.1mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(11mg)を得た。MS 434.3(M+H);UV 204.2,265.8,298.4,357.9nm;t 0.453分。
実施例33.(R)−5−(2−アミノ−2−オキソ−1−フェニルエチルアミノ)−3−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
DMF(8mL)中のBoc−D−フェニルグリシン(500mg、1.99mmol)、HOBt水和物(370mg、2.41mmol)、およびEDC(500mg、2.60mmol)の溶液を、室温で30分間攪拌した。濃縮NH4OH(1.00mL)を添加した。混合物を室温で20時間攪拌した。水およびEtOAcを添加した。有機相を分離し、5%のNaHCO3で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、固体として(R)−tert−ブチル2−アミノ−2−オキソ−1−フェニルエチルカルバメート(446mg)を得た。
固体の(R)−tert−ブチル2−アミノ−2−オキソ−1−フェニルエチルカルバメート(446mg)をジオキサン(5mL)に溶解し、水性6N HCl(8mL)を添加した。室温で20時間攪拌した後、混合物を真空中で濃縮し、固体として(R)−2−アミノ−2−フェニルアセトアミド塩酸塩(329mg)を得た。
DMF(5mL)中の3,5−ジクロロピラジン−2−カルボニトリル(150mg、0.862mmol)、(R)−2−アミノ−2−フェニルアセトアミド塩酸塩(160mg、0.858mmol)、およびDIEA(0.400mL、2.30mmol)の溶液を、室温で6時間攪拌した。水およびEtOAcを添加した。有機相を分離し、1N HClで洗浄し、次に5%のNaHCO3で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、(R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)−2−フェニルアセトアミド(245mg)を得た。
ジオキサン(2mL)中の(R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)−2−フェニルアセトアミド(81mg、0.281mmol)、6−アミノキノリン(60mg、0.416mmol)、K2CO3(100mg、0.724mmol)、BINAP(25mg、0.040mmol)、およびPd(OAc)2(15mg、0.066mmol)の混合物をArで脱気し、その後、110℃で20時間攪拌した。混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、(R)−2−(5−シアノ−6−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)−2−フェニルアセトアミド(15mg)を得た。
化合物(R)−2−(5−シアノ−6−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)−2−フェニルアセトアミド(15mg、0.037mmol)をEtOH(2mL)およびDMSO(1mL)に溶解し、水性1N NaOH(1.0mL)および水性H2O2(30%、1.0mL)を添加した。混合物を室温で20分間攪拌した。HOAc(0.1mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(9mg)を得た。MS 414.3(M+H);UV 201.1,265.8,297.2,358.5nm;t 0.445分。
実施例34.5−(1−カルバモイルシクロブチルアミノ)−3−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
DMF(4mL)中の3,5−ジクロロピラジン−2−カルボニトリル(100mg、0.574mmol)、1−アミノシクロブタンカルボキサミド塩酸塩(108mg、0.717mmol)、およびDIEA(0.350mL、2.01mmol)の溶液を、室温で70時間攪拌した。水およびEtOAcを添加した。有機相を分離し、1N HClで洗浄し、次に5%のNaHCO3で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、1−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)シクロブタンカルボキサミド(22mg)を得た。
ジオキサン(2mL)中の1−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)シクロブタンカルボキサミド(22mg、0.087mmol)、6−アミノキノリン(30mg、0.208mmol)、K2CO3(90mg、0.652mmol)、BINAP(25mg、0.040mmol)、およびPd(OAc)2(15mg、0.066mmol)の混合物をArで脱気し、その後、110℃で5時間攪拌した。混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、1−(5−シアノ−6−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)シクロブタンカルボキサミド(10mg)を得た。
化合物1−(5−シアノ−6−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)シクロブタンカルボキサミド(10mg、0.028mmol)をEtOH(1mL)およびDMSO(0.5mL)に溶解し、水性1N NaOH(0.50mL)および水性H2O2(30%、0.50mL)を添加した。混合物を室温で15分間攪拌した。HOAc(0.1mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(7mg)を得た。MS378.2(M+H);UV 204.8,267.7,297.8,358.5nm;t 0.423分。
実施例35.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、下に図示される合成スキームに従い調製された。
30mLのNMP中の3,5−ジクロロピラジン−2−カルボニトリル(2.00g、11.5mmol)の溶液に、tert−ブチル(1S,2R)−2−アミノシクロヘキシルカルバメート(2.71g、12.6mmol)およびDIEA(4.07mL、13.8mmol)を添加した。混合物を室温で1.5時間攪拌した。これに300mLの水を注いだ。勢いよく2時間攪拌した後、ろ過により固体を単離し、水で洗浄し、一晩真空オーブン中で乾燥させ、定量的収率でtert−ブチル(1S,2R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)シクロヘキシルカルバメートを得た。
Tert−ブチル(1S,2R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)シクロヘキシルカルバメート(300mg)を、20mLのメタノールおよび10mLのDMSOに溶解した。これに、K2CO3の粉末(300mg)を添加し、次に3mLのH2O2(50%溶液)を添加した。混合物を40℃で1時間攪拌した。これに、200mLのEtOAcを注いだ。次に、混合物を水および鹹水で洗浄した。有機相をMgSO4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、乾燥状態に圧縮し、定量的収率でtert−ブチル(1S,2R)−2−(5−カルバモイル−6−クロロピラジン−2−イルアミノ)シクロヘキシルカルバメートを得た。
Tert−ブチル(1S,2R)−2−(5−カルバモイル−6−クロロピラジン−2−イルアミノ)シクロヘキシルカルバメート(60mg、0.16mmol)を3mLのNMPに溶解した。これに、4−アミノテトラヒドロピラン(100mg、0.96mmol)およびDIEA(55μL、0.32mmol)を添加した。混合物を密閉管中で一晩、100℃で攪拌した。これを室温まで冷却し、EtOAcで希釈し、飽和NH4Cl溶液で洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、粗tert−ブチル(1S,2R)−2−(5−カルバモイル−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)シクロヘキシルカルバメートを得た。これを、室温で1.5時間、1:1のDCMおよびTFAで処理した。これを濃縮し、逆相分取HPLCにかけ、HCl塩として表題化合物(57mg)を単離した。MSは、C16H26N6O2に関して、(M+H)+335.5であることが分かった。UV:λ=282nm。
実施例36.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(シクロペンチルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、実施例35に記載されるものと類似する手順を用いて合成された。MSは、C16H26N6Oに関して、(M+H)+319.5であることが分かった。UV:λ=282nm。
実施例37.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、実施例35に記載されるものと類似する手順を用いて合成された。MSは、C20H26N6Oに関して、(M+H)+367.5であることが分かったUV:λ=278nm。
実施例38.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−((R)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、実施例35に記載されるものと類似する手順を用いて合成された。最終的な脱保護ステップは、9:1のDCMおよびTFAの混合物を用いて達成された。MSは、C20H26N6Oに関して、(M+H)
+367.6であることが分かった。UV:λ=282nm。
実施例39.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−((S)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、実施例35に記載されるものと類似する手順を用いて合成された。最終的な脱保護ステップは、9:1のDCMおよびTFAの混合物を用いて達成された。MSは、C20H26N6Oに関して、(M+H)+367.6であることが分かった。UV:λ=273nm。
次の化合物は、
実施例40の5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(クロマン−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドに類似する手順を用いて作製され得る。
実施例41.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
実施例42.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(クロマン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
実施例43.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物に関して、MSは、C21H28N6Oに関して、(M+H)+381.6であることが分かった。UV:λ=278nm。
実施例44.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(3,5−ジ(1H−ピラゾール−1−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、下に図示される合成スキームに従い調製された。
密閉管中の3,5−ジブロモアニリン(1.16g、4.6mmol)、ピラゾール(1.88g、27.6mmol)、K3PO4(3.90g、18.4mmol)、CuI(176mg、0.92mmol)、20mLのジオキサンおよび5mLのDMSO中のエチレンジアミン(61μL、0.92mmol)の混合物を、120℃で2日間攪拌した。混合物を室温まで冷却し、300mLのクロロホルムで希釈した。スラリーを勢いよく攪拌し、セライトを通してろ過した。ろ液を鹹水で3回洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、フラッシュカラムにかけて、主要な生成物である3,5−ジ(1H−ピラゾール−1−イル)アニリン(720mg)、および少量生成物である3−ブロモ−5−(1H−ピラゾール−1−イル)アニリン(400mg)を単離した。
20mLのジオキサン中のtert−ブチル(1S,2R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)シクロヘキシルカルバメート(170mg、0.50mmol)、3,5−ジ(1H−ピラゾール−1−イル)アニリン(150mg、1.0mmol)、細粉Cs2CO3(650mg、2.0mmol)、BINAP(62mg、0.1mmol)、およびPd(OAc)2(23mg、0.1mmol)の混合物をアルゴン流を用いて脱気し、アルゴン雰囲気下で一晩、110℃で攪拌した。混合物を室温まで冷却し、200mLのEtOAcで希釈し、勢いよく15分間攪拌し、セライトを通してろ過した。ろ液を真空中で濃縮し、フラッシュカラムにかけて、カップリング生成物を単離した。
カップリング生成物は、室温で30分間、純TFAで処理された。それを真空中で濃縮した。残留物を50mLのヘキサンで希釈し、真空中で濃縮し、TFAを完全に除去した。次に、残留物を2mLのDMSOおよび10mLのメタノールに溶解した。この溶液に、KOH(100mg)を添加し、次に1mLのH2O2(50%)を添加した。混合物を室温で1時間攪拌し、5mLのアセトニトリルでクエンチした。次に、これを0.5mLのTFAで酸性化した。混合物を真空中で濃縮し、次に逆相分取HPLCにかけて、表題化合物を単離した。MSは、C23H26N10Oに関して、(M+H)+459.6であることが分かった。UV:λ=254,306nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.37(2H,d,J=2.4Hz),8.15(2H,d,J=2.0Hz),7.79(2H,d,J=2.0Hz),7.70(1H,t,J=2.0Hz),7.59(1H,s),6.58(2H,m),4.70(1H,m),3.72(1H,m),1.84−1.50(8H,m)ppm。
実施例45.3−(3−(1H−ピラゾール−1−イル)−5−(ピリミジン−2−イル)フェニルアミノ)−5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、実施例53に記載されるものと類似する手順を用いて合成された。3−(1H−ピラゾール−1−イル)−5−(ピリミジン−2−イル)アニリンを調製するために、20mLのトルエン中の3−ブロモ−5−(1H−ピラゾール−1−イル)アニリン(400mg、1.69mmol)、2−トリブチルスタニルピリミジン(820μL、2.54mmol)、Pd(Ph3P)4(300mg、0.25mmol)の混合物を、アルゴン流を用いて脱気し、一晩アルゴン雰囲気下で100℃で攪拌した。混合物を真空中で濃縮し、フラッシュカラムにかけて、アニリン(190mg)を単離した。表題化合物に関して、MSは、C24H26N10Oに関して、(M+H)+471.6であることが分かった。UV:λ=249,306nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.93−8.89(2H,m),8.59(1H,m),8.45(1H,m),8.35(2H,m),7.81(1H,s),7.58(1H,s),7.43(1H,m),6.60(1H,s),4.75(1H,m),3.72(1H,m),1.87−1.50(8H,m)ppm。
次の化合物は、上記と類似する手順を用いて作製され得る。
実施例46.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(3−(ピリミジン−2−イル)−5−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
実施例47.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(3−(ピリミジン−2−イル)−5−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
実施例48.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(3,5−ジ(ピリミジン−2−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物に関して、MSは、C25H26N10Oに関して、(M+H)+483.5であることが分かった。UV:λ=254,315nm。
実施例49.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(3−モルホリノ−5−(ピリミジン−2−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
実施例50.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(3−モルホリノ−5−(1H−ピラゾール−1−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物に関して、MSは、C24H31N9O2に関して、(M+H)
+478.6であることが分かった。UV:λ=254,306nm。
実施例51.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(3−モルホリノ−5−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
実施例52.3−(3−(1H−ピラゾール−1−イル)−5−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニルアミノ)−5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
実施例53.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(3,5−ジ(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物に関して、MSは、C21H24N12Oに関して、(M+H)
+461.5であることが分かった。UV:λ=259,311nm。
実施例54.シス−3−(1H−インダゾール−5−イルアミノ)−5−(2−アミノシクロヘキシルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
約3mLのNMP中の3−(1H−インダゾール−5−イルアミノ)−5−クロロピラジン−2−カルボキサミド(約100mg)に、6当量のDIEAおよび20当量のラセミ体シス−1,2−シクロヘキサンジアミンを添加した。混合物を密閉管中、150℃で一晩加熱した。反応混合物を冷却し、TFAで酸性化し、水で希釈し、rpHPLCを介して調製し、表題化合物を得た。MSは、C18H22N8Oに関して、(M+H)+367.2であることが分かった。
実施例55.(R)−5−(ピロリジン−3−イルアミノ)−3−(キノリン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
市販の(R)−(+)−N−Boc−3−アミノピロリジン(1.0g、5.3mmol)および3,5−ジクロロピラジン−2−カルボニトリル(928mg、5.1mmol)を約25mLのACNに溶解した。これに1.4mLのDIEAを添加した。反応混合物を室温で30分間攪拌した。水を添加し、固体を沈殿させ、ろ過し、乾燥させ、粗B58.1(1.56g、93%収率)を得た。120mgのB58.1に、100mgの3−アミノキノリン(3−AQ)、375mgのCs2CO3、60mgのrac−BINAP、および16mgのPd(OAc)2を添加した。これらの固体を10mLのジオキサンと混合し、後続の懸濁液は、アルゴンで5分間脱気された。反応混合物を100℃で3時間加熱し、その後約60℃に冷却した。混合物をろ過し、ろ液を濃縮し、粗B58.2を得た。この粗生成物を3mLのTFAおよび1mLのH2SO4に溶解した。混合物を70℃で30分間加熱した。揮発物を除去し、5mLのH2Oおよび1mLのACNを得られた残留物に添加した。沈殿物をろ過し、ろ液をrpHPLCにかけ、表題化合物を得た。MSは、C18H19N7Oに関して、(M+H)+350.2であることが分かった。
実施例56.(R)−5−(ピロリジン−3−イルアミノ)−3−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、3−アミノキノリンの代わりに6−アミノキノリンを利用して、スキームB58に記載されるように調製された。MSは、C18H19N7Oに関して、(M+H)+350.2であることが分かった。
実施例57.(S)−5−(ピペリジン−3−イルアミノ)−3−(キノリン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、(R)−(+)−N−Boc−3−アミノピロリジンの代わりに(S)−N−Boc−3−アミノピペリジンを利用して、スキームB58に記載されるように調製された。MSは、C19H21N7Oに関して、(M+H)+364.2であることが分かった。
実施例58.(S)−5−(ピペリジン−3−イルアミノ)−3−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、(R)−(+)−N−Boc−3−アミノピロリジンの代わりに(S)−N−Boc−3−アミノピペリジンを、そして3−アミノキノリンの代わりに6−アミノキノリンを利用して、スキームB58に記載されるように調製された。MSは、C19H21N7Oに関して、(M+H)+364.2であることが分かった。
実施例59.3−(4−(4−アセチルピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−5−(シクロプロピルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
ステップ1:
ジクロロピラジンS1.1(Yamada,K.、Mastuki,K.、Omori,K.、Kikkawa,K.の米国特許出願第2004/0142930A1号に記載されるように合成された)(0.46g、2.7mmol)を10mLのアセトニトリルで希釈した。次に、これに、DIPEA(0.52mL、3.0mmol)およびシクロプロピルアミン(0.19mL、2.7mmol)を添加し、反応物を室温で一晩攪拌した。次の日、反応物を回転蒸発により濃縮し、得られたシロップを水で希釈し、ろ過可能な沈殿物が形成されるまで攪拌した。固体をろ過により単離し、水で洗浄し、位置異性体S1.2およびS1.3を含有する明黄色固体として所望の生成物を得た。
ステップ2:
位置異性体S1.2およびS1.3(0.42g、1.9mmol)の混合物を、20mLのジオキサンおよび2.0mLの1M LiOHで希釈した。全ての出発物質が消費されるまで、反応物を室温で攪拌した。次に、反応物を1M HClでpH=2に酸性化し、70mLの総容量に水で希釈した。得られた固体をろ過により単離し、黄色固体として主要な異性体S1.4(107mg、26%)を得た。放置の際に、沈殿物がろ液中に形成され、これは、後に単離され、位置異性体S1.5(0.17g、42%)と同定された。
ステップ3:
カルボン酸S1.5(0.17g、0.73mmol)を5mLのDMFで希釈した。これに、HOBt(0.14g、1.0mmol)およびEDC(0.19g、1.0mmol)を添加し、得られた混合物を室温で10分間攪拌し、この時間で、全てのカルボン酸が消費され、活性種が形成された。次に、アンモナイド(Ammonaid)(1,4−ジオキサン中0.5M、3mL、1.5mmol)を攪拌した溶液に添加し、反応物を室温で一晩攪拌した。1,4−ジオキサンを除去するために、反応物を濃縮し、その後水で希釈し、ジクロロメタンで2回抽出した。組み合わせた有機相を飽和NaHCO3で1回洗浄し、次に濃縮し、明黄色固体として所望のアミドS1.6を得た。
ステップ4:
クロロピラジンS1.6(25mg、0.12mmol)をNMP(5mL)で希釈し、1−(4−(4−アミノフェニル)ピペラジン−1−イル)エタノン(52mg、0.24mmol)およびDIPEA(42μL、0.24mmol)で処理し、得られた溶液を150℃で3日間攪拌した。反応混合物を水で希釈し、少量のTFAで酸性化し、その後分取HPLCにより精製し、凍結乾燥後、所望の生成物(10mg)を得た。MSは、C20H25N7O2に関して、(M+H)+396.0であることが分かった。UV:λ=203,262,309nm。
実施例60.5−(4−(4−アセチルピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−3−(シクロプロピルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、中間体S1.2を用いて、実施例S1に記載されるものに類似する手順を用いて合成された。MSは、C20H25N7O2に関して、(M+H)+396.2であることが分かった。UV:λ=201,284nm。
実施例61.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(m−トリルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、ステップ4において、シクロプロピルアミンの代わりにm−トルイジンを、そしてアニリンの代わりにBoc(1S,2R)−シクロヘキサンジアミンを用いて、実施例S1に記載されるものに類似する手順を用いて合成された。分取HPLCで精製する前に、ジオキサン中の4M HClを用いてBoc基を除去した。MSは、C18H24N6Oに関して、(M+H)+341.4であることが分かった。UV:λ=201,284nm。1H NMR(400MHz,MeOH−d4)δ7.48(s,1H),7.42(m,2H),7.23(t,1H),6.88(d,1H),4.58(m,1H),2.38(s,3H),1.91(m,2H),1.77(m,3H),1.51−1.70(m,3H)。
実施例62.3−(4−(1H−ピラゾール−1−イル)フェニルアミノ)−5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、ステップ4において、シクロプロピルアミンの代わりに4−(1H−ピラゾール−1−イル)アニリンを、そしてアニリンの代わりにBoc(1S,2R)−シクロヘキサンジアミンを用いて、実施例S1に記載されるものに類似する手順を用いて合成された。分取HPLCで精製する前に、ジオキサン中の4M HClを用いてBoc基を除去した。MSは、C20H24N8Oに関して、(M+H)+393.4であることが分かった。UV:λ=203,232,291nm.1H NMR(400MHz,MeOH−d4)δ8.16(s,1H),7.78(d,2H),7.72(s,1H),7.70(d,2H),(7.48(s,1H),6.51(s,1H),3.68(m,1H),1.91(m,2H),1.52−1.87(m,4H)。
実施例63(R)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(m−トリルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
ステップ1:AcCN(2mL)中の3,5−ジクロロピラジン−2−カルボニトリル(100mg、0.57mmol)およびD−ロイシンアミドHCl塩(104mg、0.625mmol)の混合物に、DIPEA(0.223mL、1.254mmol)を添加した。室温で4時間攪拌した後、これをEtOAcで希釈し、飽和NaHCO3で洗浄し、有機相を分離し、鹹水で洗浄し、乾燥させ、濃縮し、(R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)−4−メチルペンタンアミド(150mg)を得た。
ステップ2:トルエン(1.5mL)およびジオキサン(0.5mL)中の(R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)−4−メチルペンタンアミド(75mg、0.28mmol)の混合物に、m−トルイジン(45mg、0.42mmol)、Pd(dba)2(16mg、0.028mmoL)、Q−Phos(30mg、0.042mmol)、およびCs2CO3(274mg、0.84mmol)を添加した。95℃で15時間加熱した後、混合物をろ過し、ろ液を濃縮し、カラムクロマトグラフィーにより精製し、(R)−2−(5−シアノ−6−(m−トリルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)−4−メチルペンタンアミドを得た。
ステップ3:メタノール(1ml)中の(R)−2−(5−シアノ−6−(m−トリルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)−4−メチルペンタンアミドの混合物に、K2CO3(過剰)およびH2O2(50%、数滴)を添加した。完了後、これを濃縮し、分取HPLCにより精製し、(R)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(m−トリルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド(6mg)を得た。MSは、C18H24N6O2に関して、(M+H)+357.3,UV:λ=253.4,304.5であることが分かった。
実施例64(R)−3−(3−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニルアミノ)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド
表題化合物は、実施例63に類似して合成された。MSは、C19H23N9O2に関して、(M+H)+410.3,UV:λ=261.7,305.6であることが分かった。
実施例65(R)−3−(3−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニルアミノ)−5−(1−アミノ−3−メチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド
表題化合物は、実施例63に類似して合成された。MSは、C18H21N9O2に関して、(M+H)+396.3,UV:λ=262.9,306.8であることが分かった。
実施例66(R)−5−(1−アミノ−3−メチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(キノリン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
ステップ1:AcCN(10mL)中の3,5−ジクロロピラジン−2−カルボニトリル(500mg、2.84mmol)およびD−バリンアミドHCl塩(476mg、3.12mmol)の混合物に、DIPEA(1.11mL、6.25mmol)を添加した。室温で4時間攪拌した後、これをEtOAcで希釈し、飽和NaHCO3で洗浄し、有機相を分離し、鹹水で洗浄し、乾燥させ、濃縮し、(R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)−3−メチルブタンアミド(740mg)を得た。
ステップ2:ジオキサン(2mL)中の(R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)−3−メチルブタンアミド(100mg、0.394mmol)の混合物に、3−アミノキノリン(71mg、0.492mmol)、Pd(OAc)2(18mg、0.079mmol)、BINAP(49mg、0.079mmol)、およびK2CO3(163mg、1.18mmol)を添加した。95℃で5時間加熱した後、混合物をろ過し、ろ液を濃縮し、分取HPLCにより精製し、(R)−2−(5−シアノ−6−(キノリン−3−イル)ピラジン−2−イルアミノ)−3−メチルブタンアミド(113mg)を得た。
ステップ3:メタノール(2ml)中の(R)−2−(5−シアノ−6−(キノリン−3−イル)ピラジン−2−イルアミノ)−3−メチルブタンアミド(113mg)の混合物に、K2CO3(過剰)およびH2O2(50%、数滴)を添加した。完了後、これを濃縮し、分取HPLCにより精製し、(R)−5−(1−アミノ−3−メチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(キノリン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド(31mg)を得た。MSは、C19H21N7O2に関して、(M+H)+380.3,UV:λ=292.6であることが分かった。
実施例67(R)−5−(1−アミノ−3−メチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド
表題化合物は、実施例66に類似して合成された。MSは、C19H21N7O2に関して、(M+H)+380.3,UV:λ=265.3,292.6であることが分かった。
実施例68(R)−5−(2−アミノ−1−シクロプロピル−2−オキソエチルアミノ)−3−(キノリン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に類似して合成された。MSは、C19H19N7O2に関して、(M+H)+378.3であることが分かった。λ=246.3,296.1。
実施例69(R)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(p−トリルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に類似して合成された。MSは、C18H24N6O2に関して、(M+H)+357.3,UV:λ=253.4,302.1であることが分かった。
実施例70(R)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(5−フルオロピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に類似して合成された。MSは、C16H20FN7O2に関して、(M+H)+362.3,UV:λ=232.2,259.4,300.9であることが分かった。
実施例71(R)−3−(4−(1H−ピラゾール−1−イル)フェニルアミノ)−5−(1−アミノ−3−メチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に類似して合成された。MSは、C20H24N8O2に関して、(M+H)+409.4,UV:λ=205.1,268.8,316.4であることが分かった。
実施例72(R)−5−((1−アミノシクロプロピル)(シクロプロピル)メチルアミノ)−3−(3−(ピリミジン−2−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド
ステップ1:AcCN(2mL)中の3,5−ジクロロピラジン−2−カルボニトリル(208mg、1.19mmol)および(R)−ベンジル1−(アミノ(シクロプロピル)メチル)シクロプロピルカルバメートHCl塩(350mg、1.19mmol)の混合物に、DIPEA(0.467mL、2.62mmol)を添加した。室温で3時間攪拌した後、これをEtOAcで希釈し、飽和NaHCO3で洗浄し、有機相を分離し、鹹水で洗浄し、乾燥させ、濃縮し、(R)−ベンジル−1−((6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)(シクロプロピル)メチル)シクロプロピルカルバメート(480mg)を得た。
ステップ2:ジオキサン(2mL)中の(R)−ベンジル−1−((6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)(シクロプロピル)メチル)シクロプロピルカルバメート(80mg、0.20mmol)の混合物に、3−(ピリミジン−2−イル)アニリン(41mg、0.24mmol)、Pd(OAc)2(9mg、0.04mmol)、BINAP(25mg、0.04mmol)、およびK2CO3(83mg、0.6mmol)を添加した。95℃で2時間加熱した後、混合物をろ過し、ろ液を濃縮し、分取HPLCにより精製し、(R)−ベンジル−1−((5−シアノ−6−(3−(ピリミジン−2−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)(シクロプロピル)メチル)シクロプロピルカルバメートを得た。
ステップ3:メタノール(2ml)中の(R)−ベンジル−1−((5−シアノ−6−(3−(ピリミジン−2−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)(シクロプロピル)メチル)シクロプロピルカルバメートの混合物に、K2CO3(過剰)およびH2O2(50%、数滴)を添加した。完了後、これを濃縮し、(R)−ベンジル−1−((5−カルバモイル−6−(3−(ピリミジン−2−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)(シクロプロピル)メチル)シクロプロピルカルバメートを得た。
ステップ4:DCM中の(R)−ベンジル−1−((5−カルバモイル−6−(3−(ピリミジン−2−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)(シクロプロピル)メチル)シクロプロピルカルバメートの懸濁液に、BBr3(過剰)を添加し、完了後、溶液を濃縮し、分取HPLCにより精製し、(R)−5−((1−アミノシクロプロピル)(シクロプロピル)メチルアミノ)−3−(3−(ピリミジン−2−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドを得た。MSは、C22H24N8Oに関して、(M+H)+417.4,UV:λ=257.0,303.3であることが分かった。
実施例73(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(キノリン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に類似して合成された。MSは、C18H19N7O2に関して、(M+H)+366.3,UV:λ=246.3,294.9であることが分かった。
実施例74(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に類似して合成された。MSは、C18H19N7O2に関して、(M+H)+366.3,UV:λ=202.8,265.3,298.5であることが分かった。
実施例75(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(チエノ[2,3−b]ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に類似して合成された。MSは、C16H17N7O2Sに関して、(M+H)+372.2,UV:λ=246.3,294.9.であることが分かった。
実施例76(R)−5−(2−アミノ−1−シクロプロピル−2−オキソエチルアミノ)−3−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に類似して合成された。MSは、C19H19N7O2Sに関して、(M+H)+378.3,UV:λ=265.3,298.5であることが分かった。
実施例77(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に類似して合成された。MSは、C17H22N6O2に関して、(M+H)+343.3,UV:λ=297.3であることが分かった。
実施例78.5−((3R,4R)−3−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−3−(p−トリルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
ステップ1:AcCN(7.5mL)中の3,5−ジクロロピラジン−2−カルボニトリル(369mg、2.09mmol)およびtert−ブチル(3R,4R)−4−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン−3−イルカルバメート(500mg、2.3mmol)の混合物に、DIPEA(0.41mL、2.3mmol)を添加した。室温で5時間攪拌した後、これをEtOAcで希釈し、飽和NaHCO3で洗浄し、有機相を分離し、鹹水で洗浄し、乾燥させ、濃縮し、tert−ブチル(3R,4R)−4−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イルカルバメート(880mg)を得た。
ステップ2:ジオキサン(2mL)中のtert−ブチル(3R,4R)−4−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イルカルバメート(100mg、0.28mmol)の混合物に、p−トルイジン(37mg、0.35mmol)、Pd(OAc)2(13mg、0.056mmol)、BINAP(35mg、0.056mmol)、およびK2CO3(116mg、0.84mmol)を添加した。95℃で4時間加熱した後、混合物をろ過し、ろ液を濃縮し、分取HPLCにより精製し、tert−ブチル(3R,4R)−4−(5−シアノ−6−(p−トリルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イルカルバメート(53mg)を得た。
ステップ3:DCM(1mL)中のtert−ブチル(3R,4R)−4−(5−シアノ−6−(p−トリルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イルカルバメートの懸濁液に、TFA(1ml)を添加し、完了後、溶液を濃縮し、粗残留物として5−((3R,4R)−3−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−3−(p−トリルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリルを得た。
ステップ4:メタノール(1ml)中の5−((3R,4R)−3−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−3−(p−トリルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリルの溶液に、K2CO3(過剰)およびH2O2(50%、数滴)を添加した。完了後、これを濃縮し、分取HPLCにより精製し、5−((3R,4R)−3−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−3−(p−トリルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドを得た。MSは、C17H22N6O2に関して、(M+H)+343.3,UV:λ=251.2,302.9であることが分かった。
実施例79.5−((3R,4R)−3−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−3−(キノリン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に類似して合成された。MSは、C19H21N7O2に関して、(M+H)+380.3,UV:λ=242.8,292.6であることが分かった。
実施例80.(R)−3−(4−(1H−イミダゾール−1−イル)フェニルアミノ)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に類似して合成された。MSは、C18H20N8O2に関して、(M+H)+381.3,UV:λ=262.9,316.4であることが分かった。
実施例81.3−(3−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニルアミノ)−5−((3R,4R)−3−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に類似して合成された。MSは、C18H21N9O2に関して、(M+H)+396.4,UV:λ=262.9,306.6であることが分かった。
実施例82.5−((3R,4R)−3−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−3−(3−(ピリミジン−2−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に類似して合成された。MSは、C
20H
22N
8O
2に関して、(M+H)
+407.4,UV:λ=249.9,302.1であることが分かった。
実施例83.(R)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(5−メチルピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に類似して合成された。MSは、C17H23N7O2に関して、(M+H)+358.3,UV:λ=234.5,261.7,300.9であることが分かった。
実施例84.(R)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(2−メチルピリジン−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に類似して合成された。MSは、C17H23N7O2に関して、(M+H)+358.6,UV:λ=273.6,318.8であることが分かった。
実施例85.(R)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に類似して合成された。MSは、C17H20F3N7O2に関して、(M+H)+412.4,UV:λ=258.2,302.1であることが分かった。
実施例86.(R)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(6−メチルピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に類似して合成された。MSは、C17H23N7O2に関して、(M+H)+358.3,UV:λ=259.4,300.9であることが分かった。
実施例87.(R)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(3−(ピリジン−4−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に類似して合成された。MSは、C22H25N7O2に関して、(M+H)+420.3,UV:λ=261.7,300.9であることが分かった。
実施例88.(R)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(4−(ピリジン−2−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に類似して合成された。MSは、C22H25N7O2に関して、(M+H)+420.3,UV:λ=277.1であることが分かった。
実施例89.(R)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(1−メチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に類似して合成された。MSは、C21H27N7O3に関して、(M+H)+426.3,UV:λ=312.8であることが分かった。
実施例90.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(1−メチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に類似して合成された。MSは、C21H27N7O2に関して、(M+H)+410.3,UV:λ=314.0であることが分かった。
実施例91.5−((2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−(m−トリルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、上述のものと類似する様式で合成された。
実施例92.(S)−5−((2−アミノプロピル)アミノ)−3−(m−トリルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、上述のものと類似する様式で合成された。
実施例93.5−(((1S,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−((3,5−ジメトキシフェニル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、上述のものと類似する様式で合成された。
実施例94.(S)−5−((1−アミノ−1−オキソブタン−2−イル)アミノ)−3−((3,5−ジ(1H−ピラゾール−1−イル)フェニル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
実施例95.(R)−3−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−5−(キノリン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、上述のものと類似する様式で合成された。MS 394.4(M+H);UV201.7,284.9nm。
実施例96.5−(3−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニルアミノ)−3−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、上述のものと類似する様式で合成された。MS 394.3(M+H);UV206.6,280.6nm。
実施例97.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(4−(4−アミノフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、上述のものと類似する様式で合成された。MS 381.4(M+H);UV206.6,259.1nm。
実施例98.(R)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(3−(ピリジン−2−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C22H25N7O2に関して、(M+H)+420.3であることが分かった。UV:λ=241.6,302.1。
実施例99.(R)−5−(1−アミノ−3−シクロプロピル−1−オキソプロパン−2−イルアミノ)−3−(5−メチルピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H21N7O2に関して、(M+H)+356.2であることが分かった。UV:λ=234.5,259.4,305.6。
実施例100.(R)−3−(6−(1−アミノ−3−シクロプロピル−1−オキソプロパン−2−イルアミノ)−3−カルバモイルピラジン−2−イルアミノ)−5−メチルピリジン1−オキシド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H21N7O3に関して、(M+H)+372.2であることが分かった。UV:λ=260.5,303.3。
実施例101.(R)−5−(1−アミノ−3−シクロプロピル−1−オキソプロパン−2−イルアミノ)−3−(2−メチルピリジン−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H21N7O2に関して、(M+H)+356.2であることが分かった。UV:λ=273.6,317.6。
実施例102.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(キノリン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例14に記載されるものと類似する様式で合成された。MS 414.2(M+H);UV201.1,241.9,293.5,349.2nm。
実施例103.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(m−トリルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例14に記載されるものと類似する様式で合成された。MS 377.2(M+H);UV200.5,249.3,301.5nm。
実施例104.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(p−トリルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例14に記載されるものと類似する様式で合成された。MS 377.3(M+H);UV205.4,249.3,299.7nm。
実施例105.(R)−3−((3−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル)アミノ)−5−(ピロリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、実施例11に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H19N9Oに関して、(M+H)+366.3であることが分かった。UV:λ=262,305nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.97(1H,t,J=2.0Hz),7.86(2H,s),7.63(1H,m),7.35(2H,m),7.12(1H,m),4.80(1H,m),3.66(1H,m),3.47−3.30(3H,m),2.49−2.38(1H,m),2.14−2.05(1H,m)ppm。
実施例106.(R)−5−(ピロリジン−3−イルアミノ)−3−(チエノ[2,3−b]ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、実施例11に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H17N7OSに関して、(M+H)+356.2であることが分かった。UV:λ=225,262,293,357nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.60(1H,dd,J=1.2Hz,4.4Hz),8.24(1H,dd,J=1.6Hz,7.6Hz),7.98(1H,s),7.52(1H,dd,J=4.8Hz,8.4Hz),7.46(1H,s),4.76(1H,m),3.63(1H,m),3.47−3.34(3H,m),2.52−2.42(1H,m),2.21−2.12(1H,m)ppm。
実施例107.(R)−3−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルアミノ)−5−(ピロリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、実施例11に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H18N8Oに関して(M+H)+339.2であることが分かった。UV:λ=216,293nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.46(1H,dd,J=1.2Hz,6.0Hz),8.29(1H,s),7.56(1H,dt,J=1.2Hz,8.4Hz),7.34(1H,s),7.20(1H,m),6.88(1H,td,J=1.6Hz,6.4Hz),4.45(1H,m),3.44−3.20(3H,m),2.37−2.27(1H,m),2.13−2.04(1H,m)ppm。
実施例108.(S)−5−(ピロリジン−3−イルアミノ)−3−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、実施例11に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H19N7Oに関して、(M+H)+350.2であることが分かった。UV:λ=204,265,297,357nm。
実施例109.(S)−5−((1−アセチルピペリジン−3−イル)アミノ)−3−(キノリン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、実施例11に記載されるものに類似する様式で合成され、以下に示されるように、出発物質に関しては、実施例57の材料を利用した。
MSは、C21H23N7O2に関して、(M+H)+406.3であることが分かった。UV:λ=204,250,297,353nm。
実施例110.(R)−5−((1−アセチルピロリジン−3−イル)アミノ)−3−(キノリン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、実施例11および109に記載されるものに類似する様式で合成された。MSは、C20H21N7O2に関して、(M+H)+392.4であることが分かった。UV:λ=203,249,296,352nm。
実施例111.(R)−5−((1−アセチルピロリジン−3−イル)アミノ)−3−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、実施例11および109に記載されるものに類似する様式で合成された。MSは、C20H21N7O2に関して、(M+H)+392.3であることが分かった。UV:λ=203,267,298,358nm。
実施例112.(R)−5−(ピロリジン−3−イルアミノ)−3−(p−トリルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、実施例11に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H20N6Oに関して、(M+H)+313.2であることが分かった。UV:λ=205,253,302nm。
実施例113.(R)−3−(ピリジン−3−イルアミノ)−5−(ピロリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、実施例11に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C14H17N7Oに関して、(M+H)+300.2であることが分かった。UV:λ=230,259,301nm。1H NMR:(CD3OD)δ9.40(1H,br),8.42(2H,m),7.95(1H,br),7.58(1H,s),4.76(1H,m),3.69(1H,dd),3.53(1H,dd),3.36(1H,m),2.30(1H,m),2.19(1H,m)ppm。
実施例114.(R)−3−((3−(ピリミジン−2−イル)フェニル)アミノ)−5−(ピロリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、実施例11に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H20N8Oに関して、(M+H)+377.3であることが分かった。UV:λ=208,250,302nm。
実施例115.(R)−3−((5−フルオロピリジン−3−イル)アミノ)−5−(ピロリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、実施例11に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C14H16FN7Oに関して、(M+H)+318.2であることが分かった。UV:λ=230,259,302nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.81(1H,br),8.16−8.08(3H,m),7.51(1H,s),4.65(1H,m),3.61(1H,dd),3.52−3.36(3H,m),2.47(1H,m),2.19(1H,m)ppm。
実施例116.(R)−5−(ピロリジン−3−イルアミノ)−3−(m−トリルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、実施例11に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H20N6Oに関して、(M+H)+313.2であることが分かった。UV:λ=207,253,292。1H NMR:(CD3OD)δ7.45(1H,d,J=8.4Hz),7.39−7.35(2H,m),7.20(1H,t,J=8.0Hz),6.86(1H,m),4.60(1H,m),3.58(1H,dd),3.50−3.34(3H,m),2.47(1H,m),2.37(3H,s),2.19(1H,m)ppm。
実施例117.(R)−3−((1,6−ナフチリジン−3−イル)アミノ)−5−(ピロリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、上述のものと類似する様式で合成された。MSは、C17H18N8Oに関して(M+H)+351.3であることが分かった。UV:λ=。1H NMR:(CD3OD)δ9.42(2H,dd),8.96(1H,dd),8.62(1H,dd),8.16(1H,dd),7.58(1H,s),4.80(1H,m),3.68(1H,dd),3.50−3.39(3H,m),2.52(1H,m),2.23(1H,m)ppm。
実施例118.(R)−3−((1,6−ナフチリジン−3−イル)アミノ)−5−((1−(シアノメチル)ピロリジン−3−イル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、実施例11に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H19N9Oに関して、(M+H)+390.2であることが分かった。UV:λ=212,267,323。1H NMR:(CD3OD)δ9.62(1H,s),9.35(1H,d,J=2.4Hz),9.25(1H,br),8.61(1H,d,J=6.8Hz),8.30(1H,d,J=6.0Hz),7.52(1H,s),4.70(1H,m),3.98(2H,d,J=4.4Hz),3.38(1H,m),3.14(1H,m),3.03−2.91(2H,m),2.56(1H,m),2.03(1H,m)ppm。
実施例119.(R)−5−((1−アミノ−4,4−ジフルオロ−1−オキソブタン−2−イル)アミノ)−3−((3−メチルイソチアゾール−5−イル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、実施例29に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C13H15F2N7O2Sに関して、(M+H)+372.2であることが分かった。UV:λ=208,272,321nm。1H NMR:(CD3OD)δ7.69(1H,s),6.90(1H,s),6.17(1H,tt),4.80(1H,m),2.63(1H,m),2.47−2.32(4H,m)ppm。
実施例120.5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−((3−メチル−4−フェニルイソチアゾール−5−イル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、実施例11に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C21H25N7OSに関して、(M+H)+424.4であることが分かった。UV:λ=269,325nm。
実施例121.5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−((3−メチル−4−(ピリジン−3−イル)イソチアゾール−5−イル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、実施例11に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H24N8OSに関して、(M+H)+425.3であることが分かった。UV:λ=207,241,274,329,355nm。
実施例122.(R)−5−((1−アミノ−4,4−ジフルオロ−1−オキソブタン−2−イル)アミノ)−3−((3,4−ジメチルフェニル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、実施例29に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H20F2N6O2に関して、(M+H)+379.3であることが分かった。UV:λ=210,253,302nm。1H NMR:(DMSOd6)δ11.36(1H,s),7.93(1H,d,7.6Hz),7.74(1H,d,J=2.4Hz),7.57(1H,br),7.39−7.36(2H,m),7.28(1H,br),7.01(1H,d,8.0Hz),6.15(1H,tdd),4.51(1H,m),2.49−2.20(2H,m),2.19(3H,s),2.15(3H,s)ppm。
実施例123.(R)−5−((1−アミノ−4,4−ジフルオロ−1−オキソブタン−2−イル)アミノ)−3−(p−トリルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、実施例29に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H18F2N6O2に関して、(M+H)+365.3.UV:λ=213,252,303nmであることが分かった。
実施例124.(S)−5−((2−アミノ−4,4−ジフルオロブチル)アミノ)−3−((2,3−ジブロモ−4−メチルフェニル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、実施例11に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H18Br2F2N6Oに関して、(M+H)+506,508,510であることが分かった。UV:λ=204,252,302nm。
実施例125.5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−((3−メチル−4−(ピリミジン−5−イル)イソチアゾール−5−イル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、実施例11に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H23N9OSに関して、(M+H)+426.3であることが分かった。UV:λ=210,240,271,326。
実施例126.(R)−3−((1,5−ナフチリジン−3−イル)アミノ)−5−((1−アミノ−4,4,4−トリフルオロ−1−オキソブタン−2−イル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、上述のものと類似する様式で合成された。MSは、C17H15F3N8O2に関して、(M+H)+421.3.であることが分かった。UV:λ=213,250,303,352。
実施例127.(R)−3−((1,5−ナフチリジン−3−イル)アミノ)−5−((1−アミノ−4,4−ジフルオロ−1−オキソブタン−2−イル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、上述のものと類似する様式で合成された。MSは、C17H16F2N8O2に関して、(M+H)+403.3であることが分かった。UV:λ=213,250,304,352。
実施例128.5−(((1−アミノシクロプロピル)メチル)アミノ)−3−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、上述のものと類似する様式で合成された。MSは、C18H19N7Oに関して、(M+H)+350.3であることが分かった。UV:λ=266,298。
実施例129.5−(((1−(メチルアミノ)シクロプロピル)メチル)アミノ)−3−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、上述のものと類似する様式で合成された。MSは、C19H21N7Oに関して、(M+H)+364.3であることが分かった。UV:λ=266,298。
実施例130.5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−((4−エチル−3−メチルイソチアゾール−5−イル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、上述のものと類似する様式で合成された。MSは、C17H25N7OSに関して、(M+H)+376.3であることが分かった。UV:λ=212,280,327。
実施例131.5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−((3,4−ジメチルイソチアゾール−5−イル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、実施例11に記載されるものと類似する様式で合成された。利用されたイソチアゾール中間体は、以下に記載されるように合成された。
MSは、C16H23N7OSに関して、(M+H)+362.4であることが分かった。UV:λ=212,281,327。
実施例132.(R)−5−((1−アミノ−1−オキソブタン−2−イル)アミノ)−3−((4−ブロモ−3−メチルイソチアゾール−5−イル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、以下に見られる非臭素化中間体を利用して合成された(前駆体は実施例22に記載されるように調製された)。
MSは、C13H16BrN7O2Sに関して、(M+H)+414.2,416.2であることが分かった。UV:λ=202,272,315。1H NMR:(CD3OD)δ。
実施例133.(R)−5−((1−アミノ−1−オキソブタン−2−イル)アミノ)−3−((4−ヨウ素−3−メチルイソチアゾール−5−イル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、上述のものと類似する様式で合成された。
MSは、C13H16IN7O2Sに関して、(M+H)+462.2であることが分かった。UV:λ=202,272,315。
実施例134.(R)−5−((1−アミノ−1−オキソブタン−2−イル)アミノ)−6−ヨウ素−3−((4−ヨウ素−3−メチルイソチアゾール−5−イル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、上述のものと類似する様式で合成された。
MSは、C13H15I2N7O2Sに関して、(M+H)+588.2であることが分かった。UV:λ=204,273,315。
実施例135.(R)−5−((1−アミノ−1−オキソブタン−2−イル)アミノ)−3−((4−クロロ−3−メチルイソチアゾール−5−イル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
MSは、C13H16ClN7O2Sに関して、(M+H)+370.3,372.2であることが分かった。UV:λ=203,271,315。
実施例136.(R)−5−((1−アミノ−3−シクロプロピル−1−オキソプロパン−2−イル)アミノ)−6−クロロ−3−((3−メチルイソチアゾール−5−イル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
MSは、C15H18ClN7O2Sに関して、(M+H)+396.3,398.4であることが分かった。UV:λ=208,273,321。
実施例137.(R)−5−((1−アミノ−1−オキソブタン−2−イル)アミノ)−6−クロロ−3−((3−メチルイソチアゾール−5−イル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
MSは、C13H16ClN7O2Sに関して、(M+H)+370.3,372.3,UV:λ=207,273,322であることが分かった。
実施例138.5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−((4−フルオロ−3−メチルイソチアゾール−5−イル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、上述のものと類似する様式で合成された。フルオロ含有中間体は、以下に示されるように合成された。
MSは、C15H20FN7OSに関して、(M+H)
+366.3であることが分かった。UV:λ=207,270,313。
実施例139.5−(((3R,5R)−5−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−3−イル)アミノ)−3−((3−メチルイソチアゾール−5−イル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、上述のものと類似する様式で合成された。MSは、C14H19N7O2Sに関して、(M+H)+350.3であることが分かった。UV:λ=209,275,323。
実施例140.3−((6−フルオロキノリン−3−イル)アミノ)−5−(((3R,5R)−5−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−3−イル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミドの調製。
表題化合物は、上述のものと類似する様式で合成された。MSは、C19H20FN7O2に関して、(M+H)+398.4であることが分かった。UV:λ=205,246,297,352。
実施例141.(R)−5−(1−アミノ−3−メチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(3,4−ジメトキシフェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H24N6O4に関して、(M+H)+389.4であることが分かった。UV:λ=216.9,259.4,304.5。
実施例142.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(3,4−ジメトキシフェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H26N6O3に関して、(M+H)+387.6であることが分かった。UV:λ=216.9,258.2,302.1。
実施例143.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(3−メチル−4−モルホリノフェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C22H31N7O2に関して、(M+H)+426.6であることが分かった。UV:λ=258.2,308.0。
実施例144.(R)−5−(1−アミノ−3−メチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(3−(モルホリノメチル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C21H29N7O3に関して、(M+H)+428.4であることが分かった。UV:λ=255.8,305.6。
実施例145.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(4−(メチルスルホニルメチル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H26N6O3Sに関して、(M+H)+419.5であることが分かった。UV:λ=258.4,308.2。
実施例146.(R)−5−(1−アミノ−3−メチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H20N6O4に関して、(M+H)+373.5であることが分かった。UV:λ=260.5,304.5。
実施例147.(R)−5−(1−アミノ−3−メチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H19F3N6O3に関して、(M+H)
+413.5であることが分かった。UV:λ=255.3,305.1。
実施例148.(R)−5−(1−アミノ−3−メチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(4−(モルホリノメチル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C21H29N7O3に関して、(M+H)+428.6であることが分かった。UV:λ=259.0,310.0。
実施例149.(R)−3−(4−(1H−イミダゾール−1−イル)フェニルアミノ)−5−(1−アミノ−3−メチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H22N8O2に関して、(M+H)+395.4であることが分かった。UV:λ=264.1,314.0。
実施例150.(R)−5−(1−アミノ−3−メチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(4−(メチルスルホニルメチル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H24N6O4Sに関して、(M+H)+421.3であることが分かった。UV:λ=259.0,310.0。
実施例151.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(3,4−ジメトキシフェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H22N6O4に関して、(M+H)+375.5であることが分かった。UV:λ=258.4,305.1。
実施例152.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(p−トリルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H20N6O2に関して、(M+H)+329.2であることが分かった。UV:λ=253.4,303.3。
実施例153.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(4−(メチルスルホニル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H24N6O3Sに関して、(M+H)+405.4であることが分かった。UV:λ=266.6,317.7。
実施例154.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(3−(メチルスルホニル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H24N6O3Sに関して、(M+H)+405.3であることが分かった。UV:λ=258.0,306.0。
実施例155.(R)−5−(1−アミノ−3−メチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(p−トリルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H22N6O2に関して、(M+H)+343.4であることが分かった。UV:λ=254.3,302.9。
実施例156.(R)−5−(1−アミノ−3−メチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(4−(N,N−ジメチルスルファモイル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H25N7O4Sに関して、(M+H)+436.3であることが分かった。UV:λ=266.5,317.6。
実施例157.(R)−5−(1−アミノ−3−メチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(4−(N−メチルアセトアミド)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H25N7O3に関して、(M+H)+400.3であることが分かった。UV:λ=257.0,305.6。
実施例158.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H22N6O4に関して、(M+H)+375.3であることが分かった。UV:λ=257.1,295.2。
実施例159.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(4−(メチルスルホニル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H20N6O4Sに関して、(M+H)+393.2であることが分かった。UV:λ=266.5,311.6。
実施例160.(R)−5−(1−アミノ−3−メチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(4−(メチルスルホニル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H22N6O4Sに関して、(M+H)+407.3であることが分かった。UV:λ=266.5,317.6。
実施例161.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(4−(N−メチルアセトアミド)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H23N7O3に関して、(M+H)+386.3であることが分かった。UV:λ=258.4,308.8。
実施例162.(R)−5−(1−アミノ−3−メチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(3,4−ジメチルフェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H24N6O2に関して、(M+H)+357.3であることが分かった。UV:λ=255.8,303.3。
実施例163.(R)−5−(1−アミノ−3−メチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H24N6O2に関して、(M+H)+357.3であることが分かった。UV:λ=254.6,304.5。
実施例164.(R)−5−(1−アミノ−3−シクロプロピル−1−オキソプロパン−2−イルアミノ)−3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H24N6O4に関して、(M+H)+401.3であることが分かった。UV:λ=255.5,305.4。
実施例165.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(3,4−ジメトキシフェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H24F2N6O3に関して、(M+H)+423.4であることが分かった。UV:λ=254.9,302.3。
実施例166.(R)−5−(1−アミノ−3−シクロプロピル−1−オキソプロパン−2−イルアミノ)−3−(4−(メチルスルホニル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H22N6O4Sに関して、(M+H)+419.3であることが分かった。UV:λ=266.3,318.0。
実施例167.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(4−(メチルスルホニル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H22F2N6O3Sに関して、(M+H)+441.3であることが分かった。UV:λ=263.3,317.4。
実施例168.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H24F2N6O3に関して、(M+H)+423.3であることが分かった。UV:λ=302.1。
実施例169.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(3,4−ジメチルフェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H24F2N6Oに関して、(M+H)+391.3であることが分かった。UV:λ=251.0,302.6。
実施例170.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(4−(N,N−ジメチルスルファモイル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H23N7O4Sに関して、(M+H)+422.4であることが分かった。UV:λ=266.5,317.6。
実施例171.(R)−5−(1−アミノ−3−シクロプロピル−1−オキソプロパン−2−イルアミノ)−3−(3,4−ジメトキシフェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H24N6O4に関して、(M+H)+401.3であることが分かった。UV:λ=259.2,306.6。
実施例172.(R)−5−(1−アミノ−3−シクロプロピル−1−オキソプロパン−2−イルアミノ)−3−(3,4−ジメチルフェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H24N6O2に関して、(M+H)+369.4であることが分かった。UV:λ=254.6,304.5。
実施例173.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H20N8O2に関して、(M+H)+381.3であることが分かった。UV:λ=241.2,305.1。
実施例174.(R)−5−(1−アミノ−3−シクロプロピル−1−オキソプロパン−2−イルアミノ)−3−(p−トリルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H22N6O2に関して、(M+H)+355.3であることが分かった。UV:λ=253.5,302.6。
実施例175.5−(1−カルバモイルシクロプロピルアミノ)−3−(6−フルオロキノリン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H16FN7O2に関して、(M+H)+382.3であることが分かった。UV:λ=245.7,295.5。
実施例176.(S)−5−(2−アミノ−4,4−ジフルオロブチルアミノ)−3−(3−(ピリミジン−2−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H20F2N8Oに関して、(M+H)+415.3であることが分かった。UV:λ=207.5,249.9,302.1。
実施例177.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(5−メチルピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C15H19N7O2に関して、(M+H)+330.2であることが分かった。UV:λ=234.5,261.7,303.3。
実施例178.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(2−メチルピリジン−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C15H19N7O2に関して、(M+H)+330.2であることが分かった。UV:λ=273.6,319.9。
実施例179.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(2,6−ジメチルピリジン−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H21N7O2に関して、(M+H)+344.2であることが分かった。UV:λ=273.6,319.9。
実施例180.(R)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C15H22N8O2に関して、(M+H)+347.2であることが分かった。UV:λ=249.9,297.3。
実施例181.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C14H17N7O2に関して、(M+H)+316.2であることが分かった。UV:λ=259.4,302.1。
実施例182.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(5−フルオロピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C14H16FN7O2n関して、(M+H)+334.2であることが分かった。UV:λ=259.4,299.7。
実施例183.5−((1s,4s)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(m−トリルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H24N6Oに関して、(M+H)+341.3であることが分かった。UV:λ=258.2,304.5。
実施例184.5−((1s,4s)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(3−(ピリミジン−2−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C21H24N8Oに関して、(M+H)+405.3であることが分かった。UV:λ=258.2,304.5。
実施例185.5−((1s,4s)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(キノリン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H23N7Oに関して、(M+H)+378.2であることが分かった。UV:λ=249.1,296.6。
実施例186.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C15H22N8Oに関して、(M+H)+331.2であることが分かった。UV:λ=244.0,292.6。
実施例187.5−((1s,4s)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H23N7Oに関して、(M+H)+378.2であることが分かった。UV:λ=268.1,301.3。
実施例188.3−(3−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニルアミノ)−5−((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H23N9Oに関して、(M+H)+394.3であることが分かった。UV:λ=262.9,305.6。
実施例189.(R)−5−(1−アミノ−3−メチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(イソキノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H21N7O2に関して、(M+H)+380.3であることが分かった。UV:λ=255.8,284.2。
実施例190.(R)−5−(2−アミノ−1−シクロプロピル−2−オキソエチルアミノ)−3−(イソキノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H19N7O2に関して、(M+H)+378.2であることが分かった。UV:λ=222.8,255.8,279.5。
実施例191.(R)−5−(1−アミノ−3,3−ジメチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(キノリン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H23N7O2に関して、(M+H)+394.2であることが分かった。UV:λ=247.5,304.5。
実施例192.(R)−5−(1−アミノ−3,3−ジメチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H23N7O2に関して、(M+H)+394.3であることが分かった。UV:λ=216.9,265.3,293.8。
実施例193.(R)−3−(1,5−ナフチリジン−3−イルアミノ)−5−(1−アミノ−3−メチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H20N8O2に関して、(M+H)+381.1であることが分かった。UV:λ=206.3,252.3,304.5。
実施例194.(R)−3−(1,6−ナフチリジン−3−イルアミノ)−5−(1−アミノ−3−メチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H20N8O2に関して、(M+H)+381.3であることが分かった。UV:λ=260.5,314.0。
実施例195.(R)−5−(1−アミノ−3−メチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(イソキノリン−7−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H21N7O2に関して、(M+H)+380.3であることが分かった。UV:λ=262.9,312.8。
実施例196.(R)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H20F3N7O2に関して、(M+H)+412.3であることが分かった。UV:λ=261.7,299.7。
実施例197.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H20F3N7Oに関して、(M+H)+396.3であることが分かった。UV:λ=260.5,302.1。
実施例198.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(6−フルオロキノリン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H22FN7Oに関して、(M+H)+396.3であることが分かった。UV:λ=245.2,302.1。
実施例199.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(3−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H21F3N6Oに関して、(M+H)+395.3であることが分かった。UV:λ=255.8,303.3。
実施例200.(R)−5−(1−アミノ−3−メチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(6−フルオロキノリン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H20FN7O2に関して、(M+H)+398.3であることが分かった。UV:λ=246.3,294.9。
実施例201.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(7−フルオロキノリン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H22FN7Oに関して、(M+H)+396.5であることが分かった。UV:λ=251.1,292.6。
実施例202.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(8−フルオロキノリン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H22FN7Oに関して、(M+H)+396.4であることが分かった。UV:λ=254.6,302.1。
実施例203.(R)−5−(1−アミノ−3−メチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(7−フルオロキノリン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H20FN7O2に関して、(M+H)+398.4であることが分かった。UV:λ=251.1,292.6。
実施例204.(R)−5−(1−アミノ−3−メチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(8−フルオロキノリン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H20FN7O2に関して、(M+H)+398.4であることが分かった。UV:λ=247.5,293.8。
実施例205.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(8−フルオロキノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H22FN7Oに関して、(M+H)+396.4であることが分かった。UV:λ=267.6,299.7。
実施例206.(R)−5−(1−アミノ−3−メチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(8−フルオロキノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H20FN7O2に関して、(M+H)+398.3であることが分かった。UV:λ=261.7,292.6。
実施例207.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(4−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H25N7O3に関して、(M+H)+412.3であることが分かった。UV:λ=239.3,302.1。
実施例208.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(8−フルオロキノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H18FN7O2に関して、(M+H)+384.3であることが分かった。UV:λ=265.3,308.0。
実施例209.(R)−5−(1−アミノ−3−メチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(4−(ピリジン−2−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C21H23N7O2に関して、(M+H)+406.4であることが分かった。UV:λ=209.8,279.5,330.0。
実施例210.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(8−フルオロキノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例14に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H20F3N7Oに関して、(M+H)+432.4であることが分かった。UV:λ=214.5,266.5,298.5。
実施例211.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C13H18N8O2に関して、(M+H)+319.3であることが分かった。UV:λ=242.8,293.8。
実施例212.(R)−5−(1−アミノ−3−メチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C14H19N7O2Sに関して、(M+H)+350.3であることが分かった。UV:λ=274.8,316.4。
実施例213.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(ピリダジン−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C15H20N8Oに関して、(M+H)+329.3であることが分かった。UV:λ=257.0,292.6,325.9。
実施例214.(R)−5−(1−アミノ−3,3−ジメチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C15H21N7O2Sに関して、(M+H)+364.4であることが分かった。UV:λ=277.1,314.0。
実施例215.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソプロパン−2−イルアミノ)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C12H15N7O2Sに関して、(M+H)+322.4であることが分かった。UV:λ=274.8,322.3。
実施例216.(R)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(5−クロロピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H20ClN7O2に関して、(M+H)+378.3,380.3であることが分かった。UV:λ=211.0,262.9,304.5。
実施例217.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(5−クロロピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H20ClN7Oに関して、(M+H)+362.3,364.3であることが分かった。UV:λ=262.9,304.5。
実施例218.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(1−(シクロプロピルメチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H22N8O2に関して、(M+H)+359.4.UV:λ=244.0,292.6。
実施例219.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(1−(シクロプロピルメチル)−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H26N8Oに関して、(M+H)+371.4であることが分かった。UV:λ=244.0,291.4。
実施例220.5−(1−カルバモイルシクロプロピルアミノ)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C13H15N7O2Sに関して、(M+H)+334.3であることが分かった。UV:λ=245.2,273.6,324.7。
実施例221.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(3−エチルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C14H19N7O2Sに関して、(M+H)+350.3であることが分かった。UV:λ=212.2,275.9,315.2。
実施例222.(R)−5−(1−アミノ−3−メチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(5−クロロピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C15H18ClN7O2に関して、(M+H)+364.3,366.3であることが分かった。UV:λ=264.1,306.8。
実施例223.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(5−クロロピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C14H16ClN7O2に関して、(M+H)+350.3,352.3であることが分かった。UV:λ=262.9,306.8。
実施例224.(R)−5−(1−アミノ−3−メチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(3−エチルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C15H21N7O2Sに関して、(M+H)+364.2であることが分かった。UV:λ=209.8,275.9,323.5。
実施例225.(R)−5−(1−アミノ−3−シクロプロピル−1−オキソプロパン−2−イルアミノ)−3−(3−エチルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H21N7O2Sに関して、(M+H)+376.2であることが分かった。UV:λ=212.2,274.8,316.4。
実施例226.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(3−エチルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例23に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H21F2N7OSに関して、(M+H)+398.3であることが分かった。UV:λ=209.8,271.2,319.9。
実施例227.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(7−フルオロキノリン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例14に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H20F3N7Oに関して、(M+H)+432.2であることが分かった。UV:λ=215.7,246.3,291.4。
実施例228.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(3−tert−ブチルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H23N7O2Sに関して、(M+H)+378.2であることが分かった。UV:λ=212.2,275.9,327.1。
実施例229.(R)−5−(1−アミノ−3−シクロプロピル−1−オキソプロパン−2−イルアミノ)−3−(3−tert−ブチルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H25N7O2Sに関して、(M+H)+404.3であることが分かった。UV:λ=211.0,275.9,324.7。
実施例230.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(4−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例14に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H23F2N7O3に関して、(M+H)+448.4であることが分かった。UV:λ=238.1,300.9。
実施例231.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(3−シクロプロピルイソキサゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H23N7O2に関して、(M+H)+358.3であることが分かった。UV:λ=255.8,297.3。
実施例232.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(6−フルオロキノリン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H18FN7O2に関して、(M+H)+384.3であることが分かった。UV:λ=226.3,244.0,294.9。
実施例233.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(7−フルオロキノリン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H18FN7O2に関して、(M+H)+384.3であることが分かった。UV:λ=251.1,293.8。
実施例234.(R)−5−(1−アミノ−3,3−ジメチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(6−フルオロキノリン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H22FN7O2に関して、(M+H)+412.4であることが分かった。UV:λ=247.5,296.1。
実施例235.(R)−5−(1−アミノ−3,3−ジメチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(キノリン−7−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H23N7O2に関して、(M+H)+394.4であることが分かった。UV:λ=262.9,292.6。
実施例236.(R)−5−(1−アミノ−3,3−ジメチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(3−エチルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H23N7O2Sに関して、(M+H)+378.3であることが分かった。UV:λ=275.9,327.1。
実施例237.(R)−3−(1,5−ナフチリジン−3−イルアミノ)−5−(1−アミノ−3,3−ジメチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H22N8O2に関して、(M+H)+395.4であることが分かった。UV:λ=252.3,305.6。
実施例238.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(3−シクロプロピルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C15H19N7O2Sに関して、(M+H)+362.3であることが分かった。UV:λ=278.3,325.9。
実施例239.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソプロパン−2−イルアミノ)−3−(3−シクロプロピルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C14H17N7O2Sに関して、(M+H)+348.3であることが分かった。UV:λ=275.9,325.9。
実施例240.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(3−イソプロピルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C15H21N7O2Sに関して、(M+H)+364.3であることが分かった。UV:λ=275.9,316.4。
実施例241.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソプロパン−2−イルアミノ)−3−(3−イソプロピルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C14H19N7O2Sに関して、(M+H)+350.3であることが分かった。UV:λ=274.8,322.3。
実施例242.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(3−シクロプロピルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例23に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H21F2N7OSに関して、(M+H)+410.4であることが分かった。UV:λ=271.2,318.8。
実施例243.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソプロパン−2−イルアミノ)−3−(6−フルオロキノリン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H16FN7O2に関して、(M+H)+370.3であることが分かった。UV:λ=296.1。
実施例244.(R)−5−(1−アミノ−3,3−ジメチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(3−シクロプロピルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H23N7O2Sに関して、(M+H)+390.3であることが分かった。UV:λ=277.1,324.7。
実施例245.(R)−5−(1−アミノ−4,4−ジメチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(キノリン−7−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C21H25N7O2に関して、(M+H)+408.4であることが分かった。UV:λ=262.9,293.8。
実施例246.(R)−3−(1,5−ナフチリジン−3−イルアミノ)−5−(1−アミノ−4,4−ジメチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H24N8O2に関して、(M+H)+409.4であることが分かった。UV:λ=252.3,303.3。
実施例247.(R)−5−(1−アミノ−4,4−ジメチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(5−フルオロピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H22FN7O2に関して、(M+H)+376.3であることが分かった。UV:λ=233.4,259.4,302.1。
実施例248.5−(6−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−カルバモイルピラジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチルイソチアゾール−3−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H24N8O2Sに関して、(M+H)+405.4であることが分かった。UV:λ=268.8,318.8。
実施例249.(R)−5−(6−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−カルバモイルピラジン−2−イルアミノ)−N,N−ジメチルイソチアゾール−3−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C15H20N8O3Sに関して、(M+H)+393.3であることが分かった。UV:λ=268.8,317.6。
実施例250.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(3−(ヒドロキシメチル)イソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C15H21N7O2Sに関して、(M+H)+364.3であることが分かった。UV:λ=268.8,315.2。
実施例251.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(3−(ヒドロキシメチル)イソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C13H17N7O3Sに関して、(M+H)+352.3であることが分かった。UV:λ=213.3,270.8,321.3。
実施例252.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(チエノ[2,3−c]イソチアゾール−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H19N7OS2に関して、(M+H)+390.2であることが分かった。UV:λ=246.9,279.4,350.7。
実施例253.(R)−5−(1−アミノ−4,4−ジメチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(5−メトキシピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H25N7O3に関して、(M+H)+388.4であることが分かった。UV:λ=274.5,310.8。
実施例254.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(3−(モルホリノメチル)イソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H24N8O3Sに関して、(M+H)+421.4であることが分かった。UV:λ=271.2,315.2。
実施例255.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(3−(モルホリノメチル)イソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H28N8O2Sに関して、(M+H)+433.4であることが分かった。UV:λ=271.4,316.4。
実施例256.(R)−5−(1−アミノ−4,4−ジメチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(2−メトキシピリジン−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H25N7O3に関して、(M+H)+388.3であることが分かった。UV:λ=274.5,319.5。
実施例257.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(3−(メトキシメチル)イソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C14H19N7O3Sに関して、(M+H)+366.3であることが分かった。UV:λ=268.8,316.4。
実施例258.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H24N8Oに関して、(M+H)
+357.4であることが分かった。UV:λ=244.0,293.8。
実施例259.(R)−5−(1−アミノ−4,4−ジメチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H26N8O2に関して、(M+H)
+387.4であることが分かった。UV:λ=245.2,294.9。
実施例260.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C15H20N8O2に関して、(M+H)+345.3であることが分かった。UV:λ=243.8,295.4。
実施例261.(R)−5−(1−アミノ−4,4−ジメチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(チエノ[2,3−c]イソチアゾール−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H21N7O2S2に関して、(M+H)
+420.3であることが分かった。UV:λ=247.5,279.5,354.3。
実施例262.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H24N8Oに関して、(M+H)+393.4であることが分かった。UV:λ=241.6,302.1。
実施例263.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(2−フルオロピリジン−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H20FN7Oに関して、(M+H)+346.3であることが分かった。UV:λ=257.0,303.3。
実施例264.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(2−フルオロピリジン−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C14H16FN7O2に関して、(M+H)+334.3であることが分かった。UV:λ=211.0,258.2,308.0。
実施例265.(R)−5−(1−アミノ−4,4−ジメチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(2−フルオロピリジン−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H22FN7O2に関して、(M+H)+376.3であることが分かった。UV:λ=258.2,299.7。
実施例266.(R)−5−(1−アミノ−4,4−ジメチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H23N7O2Sに関して、(M+H)+378.3であることが分かった。UV:λ=275.9,322.3。
実施例267.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(チエノ[3,2−c]イソチアゾール−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
チエノ[3,2−c]イソチアゾール−3−アミンの合成。
ステップ1:ピリジン(5mL)中の3−アミノチオフェン−2−カルボニトリル(400mg、3.22mmol)の溶液にEt3N(0.5mL)を添加し、次に5分間溶液にH2Sガスを吹き込んだ。室温で15時間攪拌した後、溶液を濃縮し、粗3−アミノチオフェン−2−カルボチオアミドを得た。
ステップ2:MeOH(5mL)中の粗3−アミノチオフェン−2−カルボチオアミドの溶液に、H2O2(30%、0.6mL)を添加し、室温で15分間攪拌した後、これを濃縮して、大半のMeOHを除去し、その後EtOACで希釈し、有機層を鹹水で洗浄し、濃縮し、粗pdtを得て、カラムクロマトグラフィーで精製し(DCM/EtOAC=3:1)、チエノ[3,2−c]イソチアゾール−3−アミン(334mg)を得た。
チエノ[3,2−c]イソチアゾール−3−アミンを用いて、表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H19N7OS2に関して、(M+H)+390.2であることが分かった。UV:λ=265.3。
実施例268.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(チエノ[3,2−c]イソチアゾール−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C14H15N7O2S2に関して、(M+H)+378.2であることが分かった。UV:λ=265.9,351.8。
実施例269.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(ベンゾ[c]イソチアゾール−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H17N7O2Sに関して、(M+H)+372.3であることが分かった。UV:λ=231.0,273.6。
実施例270.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(ベンゾ[c]イソチアゾール−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例267に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H21N7OSに関して、(M+H)+384.3であることが分かった。UV:λ=231.0,274.8。
実施例271.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(チエノ[2,3−c]イソチアゾール−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例66に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C14H15N7O2S2に関して、(M+H)+378.3であることが分かった。UV:λ=246.3,279.5,346.8。
実施例272.5−((3R,4R)−3−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−3−(チエノ[3,2−c]イソチアゾール−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例267に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C15H17N7O2S2に関して、(M+H)+392.3であることが分かった。UV:λ=264.1。
実施例273.5−((3R,4R)−3−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−3−(チエノ[2,3−c]イソチアゾール−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例267に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C15H17N7O2S2に関して、(M+H)+392.3であることが分かった。UV:λ=246.3,278.8,348.0。
実施例274.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(イソチアゾロ[4,3−b]ピラジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例267に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H19N9OSに関して、(M+H)+386.4であることが分かった。UV:λ=242.8,297.3。
実施例275.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(m−トリルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、ステップ1のロイシンアミドの代わりにtert−ブチル(1S,2R)−2−アミノシクロヘキシルカルバメートを、そして精製前の最終ステップとして、Bocアミンの脱保護に4M HCl/ジオキサンを使用して、スキーム1に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H24N6Oに関して、(M+H)+341.6であることが分かった。UV:λ=208,253,303。
実施例276.3−(4−(1H−ピラゾール−1−イル)フェニルアミノ)−5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H24N8Oに関して、(M+H)+393.6であることが分かった。UV:λ=204,314。
実施例277.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(4−(ジメチルカルバモイル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H27N7O2に関して、(M+H)+398.5であることが分かった。UV:λ=214,266,315。1H NMR:(CD3OD)δ7.72(d,1H),7.53(s,1H),7.44(d,1H),4.42(m,1H),3.83(m,1H),3.08(s,6H),1.57−1.96(m,8H)。
実施例278.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(6−(ジメチルカルバモイル)ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H26N8O2に関して、(M+H)+399.5であることが分かった。UV:λ=204,265,315。1H NMR:(CD3OD)δ8.96(s,1H),8.18(dd,1H,2.4Hz,8.4Hz),7.62(d,1H,8.4Hz),7.61(s,1H),4.46(m,1H),3.73(m,1H),3.13(s,3H),3.11(s,3H),1.60−1.92(m,8H)。
実施例279.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(3−クロロ−4−(ジメチルカルバモイル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H26ClN7O2に関して、(M+H)+432.5,434.5であることが分かった。UV:λ=219,261,313。1H NMR:(CD3OD)δ8.18(広域s,1H0,7.56(s,1H),7.38(広域m,1H),7.27(d,1H,8Hz),4.40(m,1H),3.81(m,1H),3.25(s,3H),2.93(s,3H),1.63−1.96(m,8H)。
実施例280.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(6−(アゼチジン−1−カルボニル)ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H26N8O2に関して、(M+H)+411.6であることが分かった。UV:λ=211,269,326。1H NMR:(CD3OD)δ8.81(d,1H,2Hz),8.29(dd,1H,2.8Hz,9Hz),7.96(d,1H,9Hz),7.60(s,1H),4.77(m,1H),4.22(m,1H),4.22(t,2H,8Hz),3.79(m,1H),2.39(m,8Hz),1.62−1.91(m,8H)。
実施例281.(R)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(4−(ジメチルカルバモイル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H27N7O3に関して、(M+H)+414.6であることが分かった。UV:λ=204,265,314。1H NMR:(CD3OD)δ7.74(d,2H,8Hz),7.49(s,1H),7.41(d,2H,8Hz),4.44(dd,1H,4.4Hz,10Hz),3.09(s,6H),1.83(m,1H),1.74(m,1H),1.01(d,3H,7Hz),0.93(d,3H,6Hz)。
実施例282.(R)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(6−(アゼチジン−1−カルボニル)ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H26N8O3に関して、(M+H)+427.5であることが分かった。UV:λ=203,269,326。1H NMR:(CD3OD)δ8.71(s,1H),8.45(d,1H,9Hz),7.96(d,1H,9Hz),7.56(s,1H),4.74(t,2H,8Hz),4.42(dd,1H,4Hz,15Hz),4.22(t,2H,7Hz),2.39(m,2H,8Hz),1.86(m,1H),1.75(m,1H),1.01(d,3H,6Hz),0.94(d,3H,6Hz)。
実施例283.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(3−(ジメチルカルバモイル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H27N7O2に関して、(M+H)+398.5.UV:λ=207,254,295であることが分かった。1H NMR:(CD3OD)δ8.11(s,1H),7.53(s,1H),7.39(m,2H),7.08(m,1H),4.44(m,1H),3.71(m,1H),3.12(s,3H),3.06(s,3H),1.58−1.86(m,8H)。
実施例284.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(3−(ジメチルカルバモイル)−4−フルオロフェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H26FN7O2に関して、(M+H)+416.5であることが分かった。UV:λ=205,251,293nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.02(s,1H),7.52(s,1H),7.40(m,1H),7.18(t,1H,9Hz),4.15(m,1H),3.68(m,1H),3.13(s,3H),3.01(s,3H),1.56−1.85(m,8H)。
実施例285.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(4−(ピロリジン−1−イル)−3−(ピロリジン−1−カルボニル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C26H36N8O2に関して、(M+H)+493.6であることが分かった。UV:λ=205,261,313,354nm。
実施例286.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(3−(ジメチルカルバモイル)−4−メトキシフェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C21H29N7O3に関して、(M+H)+428.5であることが分かった。UV:λ=205,254,295nm。
実施例287.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(3−(ピロリジン−1−カルボニル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C22H29N7O2に関して、(M+H)+424.5であることが分かった。UV:λ=205,256,293nm。
実施例288.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(5−(ジメチルカルバモイル)−2−フルオロフェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H26FN7O2に関して、(M+H)+416.5であることが分かった。UV:λ=205,254,298,352nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.67(dd,1H,2Hz,8Hz),7.59(s,1H),7.38(d,1H,8Hz),7.25(dd,1H,8Hz,11Hz),7.10(ddd,1H,2Hz,4.8Hz),8Hz),4.48(m,1H),3.69(m,1H),3.12(s,3H),3.08(s,3H),1.68−1.85(m,6H),1.61(m,2H)。
実施例289.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(2−フルオロ−5−(ピロリジン−1−カルボニル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C22H28FN7O2に関して、(M+H)+442.5であることが分かった。UV:λ=207,251,288,349nm。
実施例290.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(5−(ジメチルカルバモイル)−2−メトキシフェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C21H29N7O3に関して、(M+H)+428.5であることが分かった。UV:λ=202,261,317。1H NMR:(CD3OD)δ8.71(d,1H),7.54(s,1H),7.09(dd,1H),7.04(d,1H),4.54(m,1H),3.97(s,3H),3.71(m,1H),3.12(s,6H),1.70−1.92(m,6H),1.64(m,2H)。
実施例291.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(2−メトキシピリジン−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H23N7O2に関して、(M+H)+358.5であることが分かった。UV:λ=205,271,308,347。1H NMR:(CD3OD)δ8.00(d,1H,7Hz),7.73(s,1H),7.60(s,1H),7.33(m,1H),4.52(m,1H),4,05(s,3H),3.76(m,1H),1.71−1.98(m,6H),1.62(m,2H)。
実施例292.(R)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(3−(ジメチルカルバモイル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H27N7O3に関して、(M+H)+414.5であることが分かった。UV:λ=212,154,303nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.04(s,1H),7.50(d,1H,8Hz),7.45(s,1H),7.37(t,1H,8Hz),7.02(d,1H,8Hz),4.52(dd,1H,5Hz,9Hz),3.11(s,3H),3.04(s,3H),1.81(m,1H),1.72(m,2H),1.01(d,3H,7Hz),0.93(d,3H,6Hz)。
実施例293.(R)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(4−(アゼチジン−1−カルボニル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C21H27N7O3に関して、(M+H)+426.5であることが分かった。UV:λ=205,268,320。1H NMR:(CD3OD)δ7.34(d,2H,9Hz),7.62(d,2H,9Hz),7.50(s,1H),4.44(m,4H),4.19(t,2H,8Hz),2.38(m,2H,8Hz),1.82(m,1H),1.74(m,2H),1.01(d,3H,7Hz),0.94(d,3H,6Hz)。
実施例294.(R)−5−(6−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−カルバモイルピラジン−2−イルアミノ)ピコリン酸。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H21N7O4に関して、(M+H)+388.5であることが分かった。UV:λ=205,278,325nm。1H NMR:(CD3OD)δ9.04(d,1H,2Hz),8.44(dd,1H,2Hz,9Hz),8.19(d,1H,8Hz),7.62(s,1H),4.41(dd,1H,5Hz,11Hz),1.84(m,1H),1.78(m,1H),1.72(m,1H),1.02(d,3H,6Hz),0.95(d,3H,7Hz)。
実施例295.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(4−(アゼチジン−1−カルボニル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C21H27N7O2に関して、(M+H)+410.5であることが分かった。UV:λ=207,268,320nm。1H NMR:(CD3OD)δ7.72(d,2H,8Hz),7.63(d,2H,9Hz),7.55(s,1H),4.44(歪みt,3H,6Hz),4.20(2H,8Hz),3.81(m,1H),2.39(m,2H,8Hz),1.84(m,5H),1.64(m,3H)。
実施例296.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(6−メトキシピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H23N7O2に関して、(M+H)+358.5であることが分かった。UV:λ=205,256,298nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.43(d,1H,2Hz),7.83(dd,1H,3Hz,9Hz),7.48(s,1H),6.83(d,1H,9Hz),4.32(m,1H),3,90(s,3H),3.69(m,1H),1.55−1.85(m,8H)。
実施例297.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(6−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−カルボニル)ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H24F2N8O2に関して、(M+H)+447.5であることが分かった。UV:λ=212,268,325。
実施例298.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(4−(メチル(2,2,2−トリフルオロエチル)カルバモイル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C21H26F3N7O2に関して、(M+H)+466.5であることが分かった。UV:λ=207,266,315nm。1H NMR:(CD3OD)δ7.75(d,21H,9Hz),7.55(s,1H),7.45(d,2H,8Hz),4.30(m,1H),3.81(m,1H),3.19(s,3H),1.59−1.94(m,8H)。
実施例299.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(4−(ジメチルカルバモイル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H23N7O3に関して、(M+H)+386.5であることが分かった。UV:λ=210,266,315nm。
実施例300.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(6−(アゼチジン−1−カルボニル)ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H22N8O3に関して、(M+H)+399.5であることが分かった。UV:λ=205,236,271,325nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.73(d,1H),8.47(dd,1H),7.98(d,1H),7.58(s,1H),4.23(t,4H),2.39(m,2H),1.99(m,1H),1.89(m,1H),1.08(t,3H)。
実施例301.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(6−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−カルボニル)ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H20F2N8O3に関して、(M+H)+435.5であることが分かった。UV:λ=212,271,330nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.78(d,1H),8.43(dd,1H),8.03(d,1H),7.59(s,1H),4.23(dd,1H),2.03(m,1H),1.88(m,1H),1.08(t,3H)。
実施例302.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(2−メトキシピリジン−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C15H19N7O3に関して、(M+H)+346.4であることが分かった。UV:λ=205,271,320nm。1H NMR:(CD3OD)δ7.98(d,1H,7Hz),7.77(s,1H),7.70(d,1H),7.49(s,1H),4.27(dd,1H,5.2Hz,8Hz),4.16(s,3H),2.00(m,1H),1.92(m,1H),1.09(t,3H,8Hz)。
実施例303.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(ピリミジン−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C15H20N8Oに関して、(M+H)+329.5であることが分かった。UV:λ=202,258,303,352。1H NMR:(CD3OD)δ9.14(s,2H),8.79(s,1H),7.62(s,1H),4.44(m,1H),3.70(m,1H),1.88(m,4H),1.73(m,2H),1.60(m,2H)。
実施例304.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(6−フルオロピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H20FN7Oに関して、(M+H)+346.5であることが分かった。UV:λ=251,278,305,351nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.58(m,1Hz,3Hz),8.07(m,1H),7.54(s,1H),7.07(dd,1H,3Hz,9Hz),4.36(m,1H),3.69(m,1H),1.55−1.88(m,8H)。
実施例305.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(2−メトキシピリミジン−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H22N8O2に関して、(M+H)+359.5であることが分かった。UV:λ=205,293nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.82(s,2H),7.54(s,1H),4.33(m,1H),4.00(s,3H),3.66(m,1H),1.52−1.87(m,8H)。
実施例306.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(6−メトキシ−5−メチルピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H25N7O2に関して、(M+H)+372.5であることが分かった。UV:λ=210,254,298nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.28(d,1H,2Hz),7.64(m,1H),7.47(s,1H),4.34(m,1H),3.92(s,3H),3.69(m,1H),2.20(s,3H),1.55−1.83(m,8H)。
実施例307.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(3−(アゼチジン−1−カルボニル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C21H27N7O2に関して、(M+H)+410.5であることが分かった。UV:λ=224,251,303nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.43(s,1H),7.55(s,1H),7.39(m,2H),7.24(m,1H),4.55(m,1H),4.42(m,2H,8Hz),4.22(m,2H,6Hz),3.74(m,4Hz),2.39(m,2H,8Hz),1.56−1.95(m,8H)。
実施例308.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(6−エトキシピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H25N7O2に関して、(M+H)+372.5であることが分かった。UV:λ=214,263,305,354nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.41(d,1H,3Hz),7.83(dd,1H,3Hz,9Hz),7.48(s,1H),6.81(d,1H,9Hz),4.31(m,1H),4.29(q,2H,7Hz),3.70(m,1H),1.55−1.85(m,8H),1.38(t,3H,7Hz)。
実施例309.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(5−メトキシピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H23N7O2に関して、(M+H)+358.5であることが分かった。UV:λ=224,281,347nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.76(d,1H,2Hz),8.04(m,2H),7.64(s,1H),4.48(m,1H),3.98(s,3H),3.72(m,1H),1.55−1.93(m,8H)。
実施例310.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H22N8O2に関して、(M+H)+359.5であることが分かった。UV:λ=217,305nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.55(d,1H,3Hz),8.01(dd,1H,3Hz,10Hz),7.56(s,1H),7.24(d,1H,10Hz),4.11(dd,1H,5Hz,8Hz),3.29(s,6H),1.98(m,1H),1.89(m,1H),1.13(t,3H,8Hz)。
実施例311.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(6−メトキシ−5−メチルピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H21N7O3に関して、(M+H)+360.5であることが分かった。UV:λ=207,256,300nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.35(d,1H,3Hz),7.73(d,1H,2Hz),7.45(s,1H),4.31(dd,1H,5Hz,8Hz),2.66(s,3H),2.22(s,3H),1.95(m,1H),1.84(m,1H),1.06(t,3H,7Hz)。
実施例312.(R)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(6−メトキシピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H23N7O3に関して、(M+H)+18Aであることが分かった。UV:λ=202,256,300nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.48(d,1H,2Hz),8.11(dd,1H,3Hz,9Hz),7.47(s,1H),6.98(d,1H,9Hz),4.35(dd,1H,5Hz,10Hz),3.93(s,3H),2.66(s,3H),1.67−1.82(m,3H),0.99(d,3H,7Hz),0.91(d,3H,7Hz)。
実施例313.(R)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H26N8O2に関して、(M+H)+387.5であることが分かった。UV:λ=202,261,305nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.54(d,1H,2Hz),8.00(dd,1H,3Hz,10Hz),7.55(s,1H),7.24(d,1H,10Hz),4.23(dd,1H,4Hz),10Hz),1.70−1.88(m,3H),1.02(d,3H,6Hz),0.94(d,3H,6Hz)。
実施例314.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(6−(ジメチルアミノ)−5−メチルピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H24N8O2に関して、(M+H)+373.2であることが分かった。UV:λ=221,310nm。
実施例315.(R)−5−(1−アミノ−3−メチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(2−メトキシピリジン−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H21N7O3に関して、(M+H)+360.3であることが分かった。UV:λ=205,273,319nm。1H NMR:(CD3OD)δ7.99(d,1H,7Hz),7.83(s,1H),7.69(m,1H),7.53(m,1H),4.25(d,1H,5Hz),4.16(s,3H),2.31(m,1H,6Hz),1.11(m,6H)。
実施例316.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H18F3N7O3に関して、(M+H)+414.3であることが分かった。UV:λ=203,252,298,359nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.31(d,1H,6Hz),8.12(dd,1H,3Hz,9Hz),7.47(s,1H),6.89(d,1H,9Hz),4.82(q,8Hz),4.23(dd,1H,5Hz,8Hz),1.95(m,1H),1.84(m,1H),1.07(t,3H,8Hz)。
実施例317.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(6−メトキシピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C15H19N7O3に関して、(M+H)+346.3であることが分かった。1H NMR:(CD3OD)δ8.53(d,1H,3Hz),8.19(dd,1H,3Hz,9Hz),7.51(s,1H),7.07(d,1H,9Hz),4.20(dd,1H,5Hz,8Hz),1.94(m,1H),1.84(m,1H),1.08(t,3H,8Hz)。
実施例318.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(2−(ジメチルアミノ)ベンゾ[d]オキサゾール−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H22N8O3に関して、(M+H)+399.3であることが分かった。UV:λ=209,260,317nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.11(s,1H),7.48(s,1H),7.29(d,1H,9Hz),7.24(d,1H,9Hz),4.25(dd,1H,5Hz,9Hz),1.98(m,1H),1.87(m,1H),1.10(t,3H,7Hz)。
実施例319.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(6−(アゼチジン−1−イル)ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H22N8O2に関して、(M+H)+371.3であることが分かった。UV:λ=217,261,305nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.47(s,1H),7.96(dd,1H,2Hz,9Hz),7.54(s,1H),6.83(d,1H,10Hz),4.33(t,4H,7Hz),4.08(dd,1H,6Hz,9Hz),2.59(m,2H,8Hz),1.96(m,1H),1.89(m,1H),1.11(t,3H,7Hz)。
実施例320.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(4−メチルピリジン−2−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C15H19N7O2に関して、(M+H)+330.3であることが分かった。UV:λ=213,270,329nm。
実施例321.(R)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(6−(3−シアノアゼチジン−1−カルボニル)ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C21H25N9O3に関して、(M+H)+452.4であることが分かった。UV:λ=211,269,329nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.73(dd,1H,2Hz,10Hz),8.43(m,1H),8.01(d,1H,9Hz),7.57(s,1H),4.48(t,1H,5Hz),4.42(m,1H),4.33(m,1H),3.78(m,1H),1.84(m,2H),1.74(m,2H),1.01(d,3H,6Hz),0.94(d,3H,6Hz)。
実施例322.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(5−メトキシピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C15H19N7O3に関して、(M+H)+346.3であることが分かった。UV:λ=224,284,301,350。1H NMR:(CD3OD)δ9.03(2Hz),8.11(d,1H,2Hz),8.00(t,1H,2Hz),7.66(s,1H),4.20(dd,1H,6Hz),8Hz),1.99(m,1H),1.88(m,1H),1.11(t,3H,8Hz)。
実施例323.(R)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(5−メトキシピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H23N7O3に関して、(M+H)+374.3であることが分かった。UV:λ=201,224,285nm。1H NMR:(CD3OD)δ9.04(d,1H,2Hz),8.11(d,1H,2Hz),8.02(t,1H,2Hz),7.65(s,1H),4.30(dd,1H,5Hz),10Hz),4.03(s,3H),1.73−1.92(m,3H),1.02(d,3H,6Hz),0.94(d,3H,6Hz)。
実施例324.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(1−メチル−2−オキソインドリン−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、20H25N7O2に関して、(M+H)+396.4であることが分かった。UV:λ=205,306nm。1H NMR:(CD3OD)δ7.06(s,1H),7.47(d,1H),7.45(s,1H),6.96(d,1H,9Hz),4.31(m,1H),3.74(m,1H),3.58(s,2H),3.22(s,3H),1.58−1.84(m,8H)。
実施例325.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(2−(ジメチルアミノ)ベンゾ[d]オキサゾール−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H26N8O2に関して、(M+H)+411.4であることが分かった。UV:λ=206,260,316。1H NMR:(CD3OD)δ7.87(d,1H,2Hz),7.47(s,1H),7.25(m,2H),4.32(m,1H),3.82(m,1H),3.22(s,6H),1.54−1.90(m,8H)。
実施例326.(R)−5−(1−アミノ−3−メチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(6−メトキシピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H21N7O3に関して、(M+H)+360.3であることが分かった。UV:λ=203,256,300,355nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.55(d,1H,2Hz),8.13(dd,1H,2Hz,9Hz),7.56(s,1H),7.04(d,1H,9Hz),4.21(d,1H,6Hz),3.98(s,3H),2.23(m,1H,6Hz),1.09(d,6H,7Hz)。
実施例327.(R)−5−(1−アミノ−3−メチル−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H20F3N7O3に関して、(M+H)+428.3であることが分かった。UV:λ=203,253,298,360nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.33(d,1H,3Hz),8.11(dd,1H,3Hz,8Hz),7.53(s,1H),6.91(d,1H,9Hz),4.81(q,2H,9Hz),4.24(d,1H,5Hz),2.24(m,1H),1.06(d,6H,6Hz)。
実施例328.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C15H21N7OSに関して、(M+H)+348.3であることが分かった。UV:λ=209,275,322nm。1H NMR:(CD3OD)δ7.62(s,1H),6.78(s,1H),4.68(m,1H),3.91(m,1H),2.38(s,3H),2.00(m,2H),1.89(m,2H),1.81(m,1H),1.69(m,3H)。
実施例329.(R)5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(6−(3−シアノアゼチジン−1−カルボニル)ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H21N9O3に関して、(M+H)+424.3であることが分かった。UV:λ=211,269,329nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.74(d,1H),8.43(m,1H),8.01(d,1H),7.59(s,1H),4.47(t,2H),4.31(m,3H),2.01(m,1H),1.88(m,1H),1.12(t,3H)。
実施例330.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(6−メトキシピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H21F2N7O2に関して、(M+H)+394.3であることが分かった。UV:λ=202,253,295,355nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.32(d,1H,3Hz),7.91(dd,1H,3Hz,m 9Hz),7.51(s,1H),6.80(d,1H,9Hz),4.62(m,1H),4.10(m,1H),3.89(s,3H),2.13(m,2H),1.84(m,4H)。
実施例331.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(2−メトキシピリジン−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H21F2N7O2に関して、(M+H)+394.3であることが分かった。UV:λ=207,271,317nm。1H NMR:(CD3OD)δ7.98(d,1H,6Hz),7.79(s,1H),7.56(広域m,1H),7.42(広域m,1H),4.84(m,1H),4.18(m,1H),4.07(s,3H),1.91−2.27(m,5H),1.84(m,1H)。
実施例332.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(6−メトキシ−5−メチルピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H23F2N7O2に関して、(M+H)+408.3であることが分かった。UV:λ=207,250,295nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.19(s,1H),7.64(s,1H),7.49(s,1H),4.64(s,1H),4.07(m,1H),3.92(s,3H),2.19(s,3H),2.17−1.72(m,6H)。
実施例333.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(5−メトキシピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H21F2N7O2に関して、(M+H)+394.3であることが分かった。UV:λ=223,281,349nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.71(d,1H,2Hz),8.04(d,1H,3Hz),7.92(歪みt,1H,2Hz),7.67(s,1H),4.11(m,1H),3.95(s,3H),1.89−2.33(m,5H),1.83(m,1H)。
実施例334.(R)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(6−(アゼチジン−1−イル)ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H26N8O2に関して、(M+H)+399.3であることが分かった。UV:λ=202,262,306,357nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.47(d,1H,2Hz),7.95(dd,1H,2Hz,10Hz),7.53(s,1H),6.83(d,1H,10Hz),4.33(t,4H,8Hz),4.18(dd,1H,4Hz,6Hz),2.59(m,2H,8Hz),1.70−1.83(m,3H),1.02(d,3H,6Hz),0.93(d,3H,6Hz)。
実施例335.(R)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H26N8O2に関して、(M+H)+387.3であることが分かった。UV:λ=202,255,316nm。1H NMR:(CD3OD)δ7.72(s,1H),7.70(d,1H,7Hz),7.31(d,1H,2Hz),7.24(dd,1H,2Hz,8Hz),4.38(dd,1H,5Hz,9Hz),3.26(s,6H),1.75−1.84(m,3H),1.01(d,3H,6Hz),0.93(d,3H,6Hz)。
実施例336.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(2−(ジメチルアミノ)ベンゾ[d]オキサゾール−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H24F2N8O2に関して、(M+H)+447.4であることが分かった。UV:λ=207,256,316nm。1H NMR:(CD3OD)δ7.81(d,1H,2Hz),7.47(s,1H),7.28(dd,1H,2Hz,9Hz),7.22(d,1H,8Hz),4.58(m,1H),4.22(m,1H),3.21(s,6H),2.13(m,2H),1.95(m,2H),1.79(m,2H)。
実施例337.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(2−(アゼチジン−1−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C21H24F2N8O2に関して、(M+H)+459.4であることが分かった。UV:λ=207,254,317nm。1H NMR:(CD3OD)δ7.77(d,1H,2Hz),7.48(s,1H),7.30(dd,1H,2Hz,8Hz),7.23(d,1H,8Hz),4.60(m,1H),4.31(t,4H,8Hz),4.19(m,1H),2.55(m,2H,7Hz),2.12(m,2H),1.95(m,2H),1.80(m,2H)。
実施例338.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(6−シアノピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H20N8Oに関して、(M+H)+353.3であることが分かった。UV:λ=211,271,330nm。1H NMR:(CD3OD)δ9.10(d,1H,2Hz),8.20(dd,1H,3Hz,9Hz),7.81(d,1H,8Hz),7.66(s,1H),4.74(m,1H),3.74(m,1H),1.90(m,2H),1.86(m,2H),1.75(m,2H),1.64(m,2H)。
実施例339.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(2−メチル−1−オキソイソインドリン−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H25N7O2に関して、(M+H)+396.4であることが分かった。UV:λ=203,237,270,322nm。1H NMR:(CD3OD)δ7.85(s,1H),7.79(d,1H,9Hz),7.68(d,1H,8Hz),7.54(s,1H),4.48(s,2H),4.39(m,1H),3.74(m,1H),3.18(s,3H),1.61−1.89(m,8H)。
実施例340.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(6−エチルピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H21N7O2に関して、(M+H)+344.3であることが分かった。UV:λ=203,233,260,303,350nm。1H NMR:(CD3OD)δ9.23(d,1H,2.8Hz),8.47(dd,1H,3Hz,9Hz),7.78(d,1H,9Hz),7.66(s,1H),4.14(dd,1H,5Hz,8Hz),3.00(q,2H,8Hz),1.99(m,1H),1.92(m,1H),1.40(t,3H,8Hz),1.27(t,3H,8Hz)。
実施例341.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(6−シクロプロピルピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H21N7O2に関して、(M+H)+356.3であることが分かった。UV:λ=203,239,263,305,353nm。1H NMR:(CD3OD)δ9.15(s,1H),8.37(dd,1H,2Hz,9Hz),7.65(s,1H),7.50(d,1H,9Hz),4.14(dd,1H,5Hz,8Hz),2.28(m,1H),1.99(m,1H),1.90(m,1H),1.36(m,2H),1.13(m,5H)。
実施例342.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(2−シクロプロピルピリジン−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H21N7O2に関して、(M+H)+356.3であることが分かった。UV:λ=214,276,321nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.23(d,1H,6Hz),8.17(d,1H,7Hz),7.80(s,1H),7.56(s,1H),4.21(dd,1H,5Hz,8Hz),2.29(m,1H),2.02(m,1H),1.93(m,1H),1.35(m,2H),1.17(m,2H),1.13(t,3H,8Hz)。
実施例343.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(6−エチルピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H23F2N7Oに関して、(M+H)+392.3であることが分かった。UV:λ=203,231,257,303,349nm。1H NMR:(CD3OD)δ9.10(s,1H),8.49(dd,1H,2Hz,9Hz),7.12(d,1H,8Hz),7.69(s,1H),4.78(m,1H),4.10(m,1H),2.98(q,2H,8Hz),2.40(m,2H),1.82−1.02(m,4H),1.38(t,3H,8Hz)。
実施例344.(R)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(2−シクロプロピルピリジン−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H25N7O2に関して、(M+H)+384.4であることが分かった。UV:λ=214,276,321nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.18(m,2H),7.79(s,1H),7.61(s,1H),4.31(dd,1H,5Hz,10Hz),2.30(m,1H),1.76−1.86(m,3H),1.36(m,2H),1.16(m,2H),1.03(d,3H,6Hz),0.95(d,3H,6Hz)。
実施例345.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(6−シクロプロピルピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H23F2N7Oに関して、(M+H)+404.4であることが分かった。UV:λ=207,235,260,303,350nm。
実施例346.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(2−シクロプロピルピリジン−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H23F2N7Oに関して、(M+H)+404.4であることが分かった。UV:λ=214,273,321nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.19(d,1H,7Hz),8.13(d,1H,5Hz),7.85(s,1H),7.61(s,1H),4.79(m,1H),4.18(m,1H),2.22(m,3H),1.97(m,3H),1.85(m,1H),1.37(m,2H),1.16(m,2H)。
実施例347.(R)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(6−エチルピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H25N7O2に関して、(M+H)+372.3であることが分かった。UV:λ=207,235,260,303,353nm。1H NMR:(CD3OD)δ9.25(d,1H,2Hz),8.45(dd,1H,2Hz,9Hz),7.80(d,1H,9Hz),7.65(s,1H),4.24(dd,1H,5Hz,10Hz),3.00(q,2H,8Hz),1.73−1.89(m,3H),1.41(t,3H,8Hz),1.03(d,3H,6Hz),0.95(d,3H,7Hz)。
実施例348.(R)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)−3−(6−シクロプロピルピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H25N7O2に関して、(M+H)+384.3であることが分かった。UV:λ=204,263,305,353nm。1H NMR:(CD3OD)δ9.19(s,1H),8.37(d,1H,9Hz),7.65(d,1H,4Hz),7.52(dd,1H,4Hz,9Hz),4.24(m,1H),2.29(m,1H),1.73−1.87(m,3H),1.37(m,2H),1.14(m,2H),1.03(m,3H),0.95(m,3H)。
実施例349.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C15H16F3N7O2に関して、(M+H)+384.3であることが分かった。UV:λ=204,263,313nm。
実施例350.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(6−エチルピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H25N7Oに関して、(M+H)+356.3であることが分かった。UV:λ=204,260,303,350nm。1H NMR:(CD3OD)δ9.28(s,1H),8.41(s,1H),7.79(d,1H,9Hz),7.68(s,1H),4.52(m,1H),3.66(m,1H),3.00(q,2H,8Hz),1.75−1.92(m,6H),1.60(m,2H),1.40(t,3H,8Hz)。
実施例351.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(6−シクロプロピルピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H25N7Oに関して、(M+H)+368.4であることが分かった。UV:λ=205,238,263,306,350nm。
実施例352.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(2−シクロプロピルピリジン−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H25N7Oに関して、(M+H)+368.4であることが分かった。UV:λ=214,276,321nm。
実施例353.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H22N8O2に関して、(M+H)+359.3であることが分かった。UV:λ=256,314nm。1H NMR:(CD3OD)δ7.73(s,1H),7.70(d,1H,7Hz),7.36(dd,1H,2Hz,7Hz),7.22(s,1H),4.27(dd,1H,5Hz,8Hz),3.25(s,6H),2.01(m,1H),1.89(m,1H),1.09(t,3H,7Hz)。
実施例354.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(2−シクロブトキシピリジン−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H23N7O3に関して、(M+H)+386.3であることが分かった。UV:λ=208,273,319nm。1H NMR:(CD3OD)δ7.99(d,1H,7Hz),7.93(広域s,1H),7.81(s,1H),7.22(広域s,1H),5.27(m,1H),4.23(dd,1H,5Hz,12Hz),2.60(m,2H),2.29(m,2H),2.02(m,1H),1.81−1.94(m,3H),1.13(t,3H,8Hz)。
実施例355.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(2−エチルピリジン−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H23F2N7Oに関して、(M+H)+392.4であることが分かった。UV:λ=205,271,319nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.31(d,1H,7Hz),8.18(d,1H,6Hz),7.87(d,1H,2Hz),7.86(s,1H),4.80(m,1H),4.22(m,1H),2.95(q,2H,8Hz),2.20(m,2H),1.99(3H),1.84(m,1H),1.40(t,3H,8Hz)。
実施例356.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(2−シクロブトキシピリジン−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H25F2N7O2に関して、(M+H)+434.4であることが分かった。UV:λ=210,271,317nm。
実施例357.5−((3R,4R)−3−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−3−(2−メトキシピリジン−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H21N7O3に関して、(M+H)+360.3であることが分かった。UV:λ=210,261,307,357nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.00(d,1H,2Hz),7.64(s,1H),7.47(d,1H,2Hz),7.26(広域d,1H),4.41(m,1H),4.14(m,1H),3.92−4.08(m,5H),3.88(d,1H,13Hz),3.71(dt,1H,3Hz,12Hz),2.10(m,1H),1.93(m,1H)。
実施例358.5−((3R,4R)−3−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−3−(5−メトキシピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例275に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H21N7O3に関して、(M+H)+360.3であることが分かった。UV:λ=201,224,281,346nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.64(d,1H),8.04(d,1H,2Hz),7.94(歪みt,1H),7.57(s,1H),4.36(dt,1H,5Hz,11Hz),4.12(dd,1H,4Hz,12Hz),3.99(d,1H,14Hz),3.96(s,3H),3.86(m,2H),3.68(dt,3hz,12Hz),2.07(m,1H),1.90(m,1H)。
実施例359.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例27に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H22N8O2に関して、(M+H)+MS 395.3;UV 207.2,268.3,322.5nm;t 0.535分であることが分かった。
実施例360.(R)−5−(1−アミノ−3−メトキシ−1−オキソプロパン−2−イルアミノ)−3−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例1に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H19N7O3に関して、(M+H)+MS 382.2;UV 202.9,264.6,297.2nm;t 0.382分であることが分かった。
実施例361.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソ−3−(ピリジン−4−イル)プロパン−2−イルアミノ)−3−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例1に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C22H20N8O2に関して、(M+H)+MS 429.2;UV 201.7,260.3,296.6,359.2nm;t 0.265分であることが分かった。1H NMR:(CD3OD)δ9.10(d,1H),8.90(dd,1H),8.82(d,1H),8.66(d,2H),8.10(d,1H),7.97(dd,1H),7.91−7.84(m,3H),7.57(s,1H),4.88(dd,1H),3.69(dd,1H),3.49(dd,1H)。
実施例362.5−(1−カルバモイルシクロプロピルアミノ)−3−(キノリン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例1に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H17N7O2に関して、(M+H)+MS 364.1;UV 202.3,223.0,246.2,294.1,351.7nm;t 0.390分であることが分かった。
実施例363.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(イソキノリン−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例14に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H21F2N7Oに関して、(M+H)+MS 414.2;UV 219.4,267.1,284.9,349.2nm;t 0.374分であることが分かった。
実施例364.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(イソキノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例14に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H21F2N7Oに関して、(M+H)+MS 414.2;UV 212.7,253.6,282.4,348.6nm;t 0.347分であることが分かった。
実施例365.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(キノキサリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例14に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H20F2N8Oに関して、(M+H)+MS 415.2;UV 212.7,257.8,291.6,358.5nm;t 0.421分であることが分かった。
実施例366.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(キノリン−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例14に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H21F2N7Oに関して、(M+H)+MS 414.2;UV 235.2,267.1,336.7nm;t 0.374分であることが分かった。
実施例367.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(イソキノリン−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例1に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H19N7O2に関して、(M+H)+MS 366.2;UV 218.7,268.3,287.3,350.5nm;t 0.402分であることが分かった。
実施例368.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(イソキノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例1に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H19N7O2に関して、(M+H)+MS 366.2;UV 213.9,256.0,283.0,349.2nm;t 0.378分であることが分かった。
実施例369.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(キノキサリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例1に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H18N8O2に関して、(M+H)+MS 367.2;UV 200.0,259.7,292.9nm;t 0.437分であることが分かった。
実施例370.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(キノリン−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例1に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H19N7O2に関して、(M+H)+MS 366.2;UV 200.5,230.3,268.9,337.4nm;t 0.394分であることが分かった。
実施例371.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例14に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H19F2N7Oに関して、(M+H)+MS 364.2;UV 200.5,228.5,257.2,302.1,347.4nmであることが分かった。
実施例372.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(3−フルオロフェニルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例14に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H19F3N6Oに関して、(M+H)+MS 381.2;UV 203.6,249.3,304.6,358.5nm;t 0.496分であることが分かった。
実施例373.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
ジオキサン(2mL)中の(R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)ブタンアミド(90mg、0.375mmol)、3−メチルイソチアゾール−5−アミン塩酸塩(70mg、0.464mmol)、K2CO3(130mg、0.942mmol)、BINAP(30mg、0.048mmol)、およびPd(OAc)2(15mg、0.066mmol)の混合物をArで脱気し、その後、110℃で20時間攪拌した。EtOAcおよびH2Oを添加した。有機相を分離し、Na2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、(R)−2−(5−シアノ−6−(3−メチルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)ブタンアミド(106mg)を得た。
化合物(R)−2−(5−シアノ−6−(3−メチルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)ブタンアミド(106mg、0.334mmol)をEtOH(2mL)およびDMSO(1mL)に溶解し、水性1N NaOH(1.0mL)および水性H2O2(30%、1.0mL)を添加した。混合物を室温で15分間攪拌した。HOAc(0.1mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(38mg)を得た。MSは、C13H17N7O2Sに関して、(M+H)+MS 336.2;UV 206.0,275.0,323.1nm;t 0.365分であることが分かった。1H NMR:(CD3OD)δ7.70(s,1H),6.88(s,1H),4.65(br.s,1H),2.45(s,3H),2.18−2.05(m,1H),1.96−1.87(m,1H),1.10(t,3H)。
実施例374.(R)−5−(1−アミノ−3−シクロプロピル−1−オキソプロパン−2−イルアミノ)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
ジオキサン(2mL)中の(R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)−3−シクロプロピルプロパンアミド(86mg、0.323mmol)、3−メチルイソチアゾール−5−アミン塩酸塩(70mg、0.464mmol)、K2CO3(130mg、0.942mmol)、BINAP(30mg、0.048mmol)、およびPd(OAc)2(15mg、0.066mmol)の混合物をArで脱気し、その後、110℃で20時間攪拌した。EtOAcおよびH2Oを添加した。有機相を分離し、Na2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮し、(R)−2−(5−シアノ−6−(3−メチルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)−3−シクロプロピルプロパンアミド(143mg)を得た。
化合物(R)−2−(5−シアノ−6−(3−メチルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)−3−シクロプロピルプロパンアミド(143mg、0.323mmol)をEtOH(2mL)およびDMSO(1mL)に溶解し、水性1N NaOH(1.0mL)および水性H2O2(30%、1.0mL)を添加した。混合物を室温で15分間攪拌した。HOAc(0.1mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(39mg)を得た。MSは、C15H19N7O2Sに関して、(M+H)+MS 362.2;UV 205.4,275.6,324.4nm;t 0.418分であることが分かった。1H NMR:(CD3OD)δ7.51(s,1H),6.69(s,1H),4.68−4.60(m,1H),2.28(s,3H),1.84−1.75(m,1H),1.65−1.57(m,1H),0.82−0.72(m,1H),0.40−0.28(m,2H),0.10−0.0(m,2H)。
実施例375.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(キノリン−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例1に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H19N7O2に関して、(M+H)+MS 366.2;UV 204.2,237.7,272.0,352.9nm;t 0.356分であることが分かった。
実施例376.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(キノリン−7−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例1に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H19N7O2に関して、(M+H)+MS 366.2;UV 262.1,292.3,354.8nm;t 0.401分であることが分かった。
実施例377.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(イソキノリン−8−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例1に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H19N7O2に関して、(M+H)+MS 366.2;UV 213.3,283.0,346.1nm;t 0.368分であることが分かった。
実施例378.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(イソキノリン−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例1に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H19N7O2に関して、(M+H)+MS 366.2;UV 214.5,250.5,288.0,352.9nm;t 0.362分であることが分かった。
実施例379.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(イソキノリン−7−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例1に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H19N7O2に関して、(M+H)+MS 366.2;UV 208.4,264.6,322.5nm;t 0.381分であることが分かった。
実施例380.(R)−3−(1,8−ナフチリジン−3−イルアミノ)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例1に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H18N8O2に関して、(M+H)+MS 367.2;UV 204.2,257.2,292.3,354.2nm;t 0.368分であることが分かった。
実施例381.(R)−3−(1,6−ナフチリジン−3−イルアミノ)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例1に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H18N8O2に関して、(M+H)+MS 367.2;UV 209.0,266.4,322.5nm;t 0.363分であることが分かった。
実施例382.5−(2−アミノ−2−オキソエチルアミノ)−3−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例1に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H15N7O2に関して、(M+H)+MS 338.2;UV 203.6,264.7,297.3,357.5nm;t 0.330分であることが分かった。
実施例383.(R)−3−(1,5−ナフチリジン−3−イルアミノ)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、上述のものと類似する様式で合成された。MSは、C17H18N8O2に関して、(M+H)+MS 367.2;UV 202.9,251.1,303.4,351.7nm;t 0.388分であることが分かった。1H NMR:(CD3OD)δ9.25(d,1H),9.04(dd,1H),8.97(d,1H),8.74(d,1H),7.85(dd,1H),7.68(s,1H),4.43(dd,1H),2.13−1.90(m,2H),1.16(t,3H)。
実施例384.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(キノリン−7−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例14に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H21F2N7Oに関して、(M+H)+MS 414.3;UV 215.1,260.3,291.6,353.6nm;t 0.341分であることが分かった。
実施例385.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(イソキノリン−7−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例14に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H21F2N7Oに関して、(M+H)+MS 414.2;UV 212.7,260.3,321.3nm;t 0.338分であることが分かった。
実施例386.(R)−3−(1,8−ナフチリジン−4−イルアミノ)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例1に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H18N8O2に関して、(M+H)+MS 367.2;UV 201.1,276.3,339.2nm;t 0.344分であることが分かった。
実施例387.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(3−フェニルイソキサゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例14に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H21F2N7O2に関して、(M+H)+MS 430.2;UV 201.7,243.8,301.5,348.6nm;t 0.512分であることが分かった。
実施例388.(R)−5−(1−アミノ−3−(1H−インドール−3−イル)−1−オキソプロパン−2−イルアミノ)−3−(キノリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例1に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C25H22N8O2に関して、(M+H)+MS467.3;UV 223.0,295.3,358.5nm;t 0.429分であることが分かった。
実施例389.(R)−5−(1−アミノ−3−(1H−インドール−3−イル)−1−オキソプロパン−2−イルアミノ)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例22に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H20N8O2Sに関して、(M+H)+MS 437.2;UV 218.7,274.4,323.1nm;t 0.439分であることが分かった。
実施例390.(R)−5−(1−アミノ−3−シクロヘキシル−1−オキソプロパン−2−イルアミノ)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例22に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H25N7O2Sに関して、(M+H)+MS 404.2;UV 275.0,323.1nm;t 0.505分であることが分かった。
実施例391.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(1−メチル−1H−インドール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例14に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H23F2N7Oに関して、(M+H)+MS 416.2;UV 249.9,288.6nm;t 0.483分であることが分かった。
実施例392.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(1−メチル−1H−インドール−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例14に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H23F2N7Oに関して、(M+H)+MS 416.2;UV 200.5,220.0,272.0,322.5nm;t 0.493分であることが分かった。
実施例393.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(1−メチル−1H−インドール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例1に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H21N7O2に関して、(M+H)+MS 368.2;UV 205.4,252.9,297.8nm;t 0.549分であることが分かった。
実施例394.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(1−メチル−1H−インドール−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例1に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H21N7O2に関して、(M+H)+MS 368.2;UV 201.7,221.2,273.2,325.0nm;t 0.550分であることが分かった。
実施例395.(R)−5−(2−アミノ−2−オキソ−1−フェニルエチルアミノ)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例22に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H17N7O2Sに関して、(M+H)+MS 384.1;UV 210.2,274.4,322.5nm;t 0.420分であることが分かった。
実施例396.(R)−5−(1−アミノ−3−シクロプロピル−1−オキソプロパン−2−イルアミノ)−3−(1−メチル−1H−インドール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例1に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H23N7O2に関して、(M+H)+MS 394.2;UV 205.4,252.9,296.0nm;t 0.595分であることが分かった。
実施例397.(R)−5−(1−アミノ−3−シクロプロピル−1−オキソプロパン−2−イルアミノ)−3−(1−メチル−1H−インドール−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例1に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H23N7O2に関して、(M+H)+MS 394.2;UV 200.0,273.2,324.4nm;t 0.601分であることが分かった。
実施例398.(R)−5−(1−アミノ−4,4,4−トリフルオロ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例22に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C13H14F3N7O2Sに関して、(M+H)+MS 390.2;UV 207.8,272.0,318.8nm;t 0.417分であることが分かった。
実施例399.5−((2R)−1−アミノ−4−(メチルスルフィニル)−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例22に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C14H19N7O3S2に関して、(M+H)+MS 398.2;UV 207.2,273.2, 321.9nm;t 0.297分であることが分かった。
実施例400.(R)−5−(1−アミノ−4−(メチルスルホニル)−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例22に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C14H19N7O4S2に関して、(M+H)+MS 414.2;UV 205.4,273.2,322.5nm;t 0.314分であることが分かった。
実施例401.5−(1−カルバモイルシクロヘキシルアミノ)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例22に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H21N7O2Sに関して、(M+H)+MS 376.3であることが分かった。UV:λ=UV 201.1,245.0,277.5,325.6nm。
実施例402.(R)−5−(1−アミノ−3−メトキシ−1−オキソプロパン−2−イルアミノ)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例22に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C13H17N7O3Sに関して、(M+H)+MS 352.2であることが分かった。UV:λ=UV 208.4,273.8,323.1nm。
実施例403.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(3−フェニルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
密閉管中のベンゾイルアセトニトリル(510mg、3.51mmol)および濃縮NH4OH(4mL、56.0mmol)の混合物を、80℃で20時間攪拌した。冷却した後、固体を沈殿させ、これをろ過により回収し、真空で乾燥させ、(Z)−3−アミノ−3−フェニルアクリロニトリル(95mg)を得た。
密閉管中のEtOH(1.0mL)およびTHF(1.0mL)中の(Z)−3−アミノ−3−フェニルアクリロニトリル(95mg、0.660mmol)の溶液に、5分間、H2Sガスを吹き込んだ。次に、これを90℃で20時間攪拌した。混合物を真空中で濃縮した。残留物をMeOH(2.0mL)に溶解し、水性H2O2(30%、0.5mL)を添加した。室温で2分間攪拌した後、反応は完了した。混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、3−フェニルイソチアゾール−5−アミン(22mg)を得た。
ジオキサン(2mL)中の(R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)ブタンアミド(50mg、0.208mmol)、3−フェニルイソチアゾール−5−アミン(22mg、0.125mmol)、K2CO3(100mg、0.724mmol)、BINAP(25mg、0.040mmol)、およびPd(OAc)2(15mg、0.066mmol)の混合物をArで脱気し、その後、110℃で4時間攪拌した。HOAc(0.2mL)を添加した。混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、(R)−2−(5−シアノ−6−(3−フェニルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)ブタンアミド(8mg)を得た。
化合物(R)−2−(5−シアノ−6−(3−フェニルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−イルアミノ)ブタンアミド(8mg、0.021mmol)をEtOH(1mL)およびDMSO(0.5mL)に溶解し、水性1N NaOH(0.5mL)および水性H2O2(30%、0.5mL)を添加した。混合物を室温で20分間攪拌した。HOAc(0.1mL)を添加した。次に、混合物を真空中で濃縮した。残留物をHPLCにより精製し、表題化合物(5mg)を得た。MSは、C18H19N7O2Sに関して、(M+H)+MS 398.2であることが分かった。UV:λ=UV 201.1,267.7,321.9nm。
実施例404.(R)−5−(1−アミノ−1−オキソブタン−2−イルアミノ)−3−(キナゾリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例1に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H18N8O2に関して、(M+H)+MS 367.2であることが分かった。UV:λ=UV 206.0,325.0nm。
実施例405.5−((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−3−(キナゾリン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド
表題化合物は、実施例14に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H20F2N8Oに関して、(M+H)+MS 415.3であることが分かった。UV:λ=UV 211.4,275.6,321.9nm。
実施例406.(R)−3−(1,5−ナフチリジン−3−イルアミノ)−5−(1−アミノ−3−シクロプロピル−1−オキソプロパン−2−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例1に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H20N8O2に関して、(M+H)+MS 393.3であることが分かった。UV:λ=UV 203.6,251.7,304.6,352.9nm。
実施例407.(R)−3−(1,5−ナフチリジン−3−イルアミノ)−5−(1−アミノ−4−メチル−1−オキソペンタン−2−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例1に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H22N8O2に関して、(M+H)+MS 395.3であることが分かった。UV:λ=UV 204.2,251.7,304.6,352.3nm。
実施例408.5−((3R,4R)−3−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例78に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C14H19N7O2Sに関して、(M+H)+MS 350.2であることが分かった。UV:λ=UV 207.2,272.0,322.5nm。
実施例409.(R)−3−(1,5−ナフチリジン−3−イルアミノ)−5−(1−アミノ−1−オキソ−3−(チオフェン−2−イル)プロパン−2−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例1に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H18N8O2Sに関して、(M+H)+MS 435.2であることが分かった。UV:λ=UV 204.8,246.8,305.8,352.9nm。
実施例410.(R)−3−(1,5−ナフチリジン−3−イルアミノ)−5−(1−アミノ−3−メトキシ−1−オキソプロパン−2−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例1に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H18N8O3に関して、(M+H)+MS 383.3であることが分かった。UV:λ=UV 204.2,250.5,302.7,351.7nm。
実施例411.(R)−3−(1,5−ナフチリジン−3−イルアミノ)−5−(2−アミノ−2−オキソ−1−フェニルエチルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例1に記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C21H18N8O2に関して、(M+H)+MS 415.3であることが分かったUV:λ=UV 202.9,251.7,304.6,352.9nm。
実施例412.5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(イソチアゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
密閉管中のピリジン(8mL)およびTEA(0.8mL)中の2−アミノ−3−シアノピリジン(1.00g、8.40mmol)の溶液に、5分間、H2Sガスを吹き込んだ。次に、これを室温で20時間攪拌した。混合物を真空中で濃縮し、乾燥させた。残留物をMeOH(10mL)に溶解した。溶液に、水性H2O2(30%、3mL)を添加した。次に、混合物を室温で5時間攪拌し、この間に固体が沈殿した。固体をろ過により回収し、真空で乾燥させ、イソチアゾロ[3,4−b]ピリジン−3−アミン(860mg)を得た。
ジオキサン(1mL)中のtert−ブチル(1S,2R)−2−(6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イルアミノ)シクロヘキシルカルバメート(53mg、0.150mmol)、イソチアゾロ[3,4−b]ピリジン−3−アミン(29mg、0.0.192mmol)、Cs2CO3(100mg、0.304mmol)、2’−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−N,N−ジメチルビフェニル−2−アミン(DavePhos)(12mg、0.030mmol)、およびPd2dba3(15mg、0.016mmol)の混合物をArで脱気し、その後110℃で2時間攪拌した。混合物を真空中で濃縮した。残留物をTFA(4mL)に溶解した。20分攪拌した後、過剰なTFAを真空中で除去した。残留物をHPLCにより精製し、5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(イソチアゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリル(36mg)を得た。
EtOH(1mL)中の5−((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(イソチアゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリル(36mg)の溶液に、DMSO(0.5mL)、水性1N NaOH(1mL)、および水性H2O2(30%、1mL)を添加した。混合物を室温で20時間攪拌した。HOAc(0.3mL)で中和した後、混合物をHPLCにより精製し、表題化合物(7mg)を得た。MSは、C17H20N8OSに関して、(M+H)+MS 385.3であることが分かった。UV:λ=UV 207.4,245.8,298.6,343.2nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.50(dd,1H),8.22(dd,1H),7.73(s,1H),7.05(dd,1H),4.70−4.62(m,1H),4.12−4.05(m,1H),2.14−1.60(m,8H)。
実施例413.5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
20mLのジオキサン中のtert−トゥチル(tutyl)((1S,2R)−2−((6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イル)アミノ)シクロヘキシル)カルバメート(100mg、0.28mmol)、ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−アミンジヒドロクロリド(118mg、0.56mmol)、粉末炭酸セシウム(730mg、2.24mmol)、BINAP(62mg、0.1mmol)、Pd(OAc)2(22mg、0.1mmol)の混合物を、アルゴン流で脱気した。これを110℃で1時間アルゴン雰囲気中で攪拌した。混合物を冷却し、100mLのEtOAcで希釈し、勢いよく攪拌し、セライトを通してろ過した。ろ液を濃縮し、ヘキサン中0〜60%のEtOAcでシリカフラッシュカラムにかけ、tert−ブチル((1S,2R)−2−((5−カルバモイル−6−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−イル)アミノ)シクロヘキシル)カルバメートを単離した。次に、室温で1時間、5mLのTFA中で攪拌し、完全に乾燥するまで真空中で濃縮した。残留物をヘプタンでさらに希釈し、濃縮して、乾燥させた。この残留物を10mLのMeOHおよび2mLのDMSOに溶解した。この溶液に、KOH(100mg)、次に、1mLのH2O2(50%)を添加した。混合物を室温で30分攪拌し、アセトニトリルでクエンチし、次にTFAでクエンチし、真空中で濃縮し、逆相分取HPLCにかけ、表題化合物(72mg)を単離した。MSは、C18H22N8Oに関して、(M+H)+367.5であることが分かった。UV:λ=292nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.47(1H,m),8.23(1H,m),7.56(1H,m),7.45(1H,m),7.21(1H,m),6.91(1H,m),4.18(1H,m),3.55(1H,m),1.74−1.53(8H,m)ppm。
実施例415.5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−((R)−クロマン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例42の混合物の逆相HPLCを用いて、5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−((S)−クロマン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドから単離された。MSは、C20H26N6O2に関して、(M+H)+383.5であることが分かった。UV:λ=278nm。
実施例416.5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−((S)−クロマン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例42の混合物の逆相HPLCを用いて、5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−((R)−クロマン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドから単離された。MSは、C20H26N6O2に関して、(M+H)
+383.5であることが分かった。UV:λ=278nm。
実施例417.5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−(ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
20mLのジオキサン中のtert−トゥチル(tutyl)((1S,2R)−2−((6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イル)アミノ)シクロヘキシル)カルバメート(100mg、0.28mmol)、3−アミノピリジン(53mg、0.56mmol)、粉末炭酸セシウム(360mg、1.12mmol)、BINAP(37mg、0.06mmol)、Pd(OAc)2(14mg、0.06mmol)の混合物を、アルゴン流で脱気した。これを110℃で2時間アルゴン雰囲気中で攪拌した。混合物を冷却し、100mLのEtOAcで希釈し、勢いよく攪拌し、セライトを通してろ過した。ろ液を濃縮し、ヘキサン中0〜70%のEtOAcでシリカフラッシュカラムにかけ、カップリング生成物を単離した。次に、これを、80℃で30分間、6mLのTFAおよび1mLの濃縮H2SO4中で攪拌した。これを氷浴で冷却し、水で希釈し、ろ過し、逆相分取HPLCにかけ、表題化合物(103mg)を単離した。MSは、C16H21N7Oに関して、(M+H)+328.5であることが分かった。UV:λ=230,259,301nm。1H NMR:(CD3OD)δ9.50(1H,s),8.56(1H,d,J=8.8Hz),8.42(1H,d,J=5.6Hz),7.95(1H,dd,J=8.8;5.6Hz),7.75(1H,s),4.57(1H,m),3.70(1H,m),1.95−1.58(8H,m)ppm。
実施例418.5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−((5−フルオロピリジン−3−イル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
20mLのジオキサン中のtert−トゥチル(tutyl)((1S,2R)−2−((6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イル)アミノ)シクロヘキシル)カルバメート(100mg、0.28mmol)、3−フルオロ−5−アミノピリジン(60mg、0.56mmol)、粉末炭酸セシウム(360mg、1.12mmol)、BINAP(37mg、0.06mmol)、Pd(OAc)2(14mg、0.06mmol)の混合物を、アルゴン流で脱気した。これを110℃で2時間アルゴン雰囲気中で攪拌した。混合物を冷却し、100mLのEtOAcで希釈し、勢いよく攪拌し、セライトを通してろ過した。ろ液を濃縮し、ヘキサン中0〜60%のEtOAcでシリカフラッシュカラムにかけ、カップリング生成物を単離した。次に、これを、80℃で30分間、6mLのTFAおよび1mLの濃縮H2SO4中で攪拌した。これを氷浴で冷却し、水で希釈し、ろ過し、逆相分取HPLCにかけ、表題化合物(83mg)を単離した。MSは、C16H20FN7Oに関して、(M+H)+346.5であることが分かった。UV:λ=259,301nm。1H NMR:(CD3OD)δ9.04(1H,m),8.57(1H,m),8.40(1H,m),7.73(1H,s),4.49(1H,m),3.74(1H,m),1.96−1.60(8H,m)ppm。
実施例419.3−((1,5−ナフチリジン−3−イル)アミノ)−5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−(ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドに記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H22N8Oに関して、(M+H)+379.5であることが分かった。UV:λ=254,306nm。1H NMR:(CD3OD)δ9.03(1H,s),9.02(1H,m),8.95(1H,dd,J=4.8;1.6Hz),8.49(1H,d,J=8.4Hz),7.72(1H,m),7.70(1H,s),4.70(1H,m),3.79(1H,m),2.00−1.61(8H,m)ppm。
実施例420.3−((1,8−ナフチリジン−3−イル)アミノ)−5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−(ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドに記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H22N8Oに関して、(M+H)+379.5であることが分かった。UV:λ=258,292,354nm。1H NMR:(CD3OD)δ9.33(1H,d,J=2.4Hz),8.93(1H,m),8.68(1H,d,J=2.4Hz),8.45(1H,dd,J=8.4;2.0Hz),7.67(1H,dd,J=8.0;4.0Hz),7.65(1H,s),4.53(1H,m),3.76(1H,m),1.90−1.63(8H,m)ppm。
実施例421.(R)−5−((1−アミノ−1−オキソブタン−2−イル)アミノ)−3−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
15mLのジオキサン中の(R)−2−((6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イル)アミノ)ブタンアミド(65mg、0.27mmol)、ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−アミンジヒドロクロリド(56mg、0.27mmol)、粉末炭酸セシウム(360mg、1.08mmol)、BINAP(31mg、0.05mmol)、Pd(OAc)2(11mg、0.05mmol)の混合物を、アルゴン流で脱気した。これを115℃で16時間アルゴン雰囲気中で攪拌した。混合物を冷却し、100mLのEtOAcで希釈し、勢いよく攪拌し、セライトを通してろ過した。ろ液を濃縮し、DCM中0〜8%のMeOHでシリカフラッシュカラムにかけ、カップリング生成物を単離した。これを8mLのMeOHおよび2mLのDMSOに溶解した。この溶液に、KOH(100mg)を添加し、次に、1mLのH2O2(50%)を添加した。混合物を室温で30分攪拌し、アセトニトリルでクエンチし、次にTFAでクエンチし、真空中で濃縮し、逆相分取HPLCにかけ、表題化合物(9mg)を単離した。MSは、C16H18N8O2に関して、(M+H)+355.4であることが分かった。UV:λ=297nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.33(2H,m),7.46(1H,d,J=9.2Hz),7.32(1H,s),7.09(1H,dd,J=8.8;6.8Hz),6.78(1H,t,J=7.2Hz),4.18(1H,m),1.83(1H,m),1.68(1H,m),0.92(3H,t,J=7.2Hz)ppm。
実施例422.5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−((5−(ピリミジン−2−イル)ピリジン−3−イル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
ジオキサン(40mL)および水(10mL)中の2−ブロモピリミジン(0.76g、4.80mmol)、(5−アミノピリジン−3−イル)ボロン酸塩酸塩(1.00g、5.75mmol)、Pd(Ph3P)2Cl2(0.73g、0.96mmol)、およびK2CO3(2.78g、20.2mmol)の混合物を、アルゴン流で脱気した。これを一晩95℃でアルゴン雰囲気中で攪拌した。混合物を真空中で濃縮し、乾燥させた。固体をジオキサンおよびEtOAcで粉砕した。有機溶液を組み合わせ、ろ過し、濃縮し、フラッシュカラムにかけ(DCM中0〜8%のMeOH)、5−(ピリミジン−2−イル)ピリジン−3−アミン(0.24g)を単離した。
15mLのジオキサン中のtert−トゥチル(tutyl)((1S,2R)−2−((6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イル)アミノ)シクロヘキシル)カルバメート(100mg、0.28mmol)、5−(ピリミジン−2−イル)ピリジン−3−アミン(100mg、0.58mmol)、粉末炭酸セシウム(380mg、1.16mmol)、BINAP(37mg、0.06mmol)、Pd(OAc)2(14mg、0.06mmol)の混合物を、アルゴン流で脱気した。これを一晩110℃でアルゴン雰囲気中で攪拌した。混合物を冷却し、100mLのEtOAcで希釈し、勢いよく攪拌し、セライトを通してろ過した。ろ液を濃縮し、DCM中20〜100%のEtOAcでシリカフラッシュカラムにかけ、カップリング生成物を単離した。次に、これを、80℃で30分間、5mLのTFAおよび1mLの濃縮H2SO4中で攪拌した。これを氷浴で冷却し、水で希釈し、ろ過し、逆相分取HPLCにかけ、表題化合物(35mg)を単離した。MSは、C20H23N9Oに関して、(M+H)+406.5であることが分かった。UV:λ=259,306nm。1H NMR:(CD3OD)δ9.63(1H,s),9.24(1H,s),9.02 91H,s),8.98(2H,d,J=4.4Hz),7.70(1H,s),7.53(1H,t,J=4.8Hz),4.74(1H,m),3.69(1H,m),1.92−1.56(8H,m)ppm。
実施例423.5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−((3,5−ジ(ピリミジン−2−イル)フェニル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
60mLのトルエン中の3,5−ジブロモアニリン(1.05g、4.2mmol)、2−トリブチルスタニルピリミジン(5.00g、13.6mmol)、Pd(Ph3P)4(0.97g、0.84mmol)の混合物をアルゴン流で脱気し、110℃のアルゴン雰囲気中で3日間攪拌した。これを室温に冷却し、EtOAcで希釈し、セライトを通してろ過し、真空中で濃縮し、シリカフラッシュカラムにかけ、3,5−ジ(ピリミジン−2−イル)アニリンおよび3−ブロモ−5−(ピリミジン−2−イル)アニリンを単離した。
20mLのトルエンおよび5mLのジオキサン中の3−ブロモ−5−(ピリミジン−2−イル)アニリン(140mg、0.56mmol),)、2−トリブチルスタニルピリミジン(420mg、1.12mmol)、Pd(Ph3P)4(65mg、0.056mmol)の混合物をアルゴン流で脱気し、2日間アルゴン雰囲気下で110℃で攪拌した。これを室温に冷却し、EtOAcで希釈し、セライトを通してろ過し、真空中で濃縮し、シリカフラッシュカラムにかけ3,5−ジ(ピリミジン−2−イル)アニリンを単離した。
15mLのジオキサン中のtert−トゥチル(tutyl)((1S,2R)−2−((6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イル)アミノ)シクロヘキシル)カルバメート(60mg、0.24mmol)、3,5−ジ(ピリミジン−2−イル)アニリン(85mg、0.24mmol)、粉末炭酸セシウム(326mg、1.00mmol)、BINAP(31mg、0.05mmol)、Pd(OAc)2(12mg、0.05mmol)の混合物を、アルゴン流で脱気した。これを110℃で2.5時間アルゴン雰囲気中で攪拌した。混合物を冷却し、100mLのEtOAcで希釈し、勢いよく攪拌し、セライトを通してろ過した。ろ液を濃縮し、ヘキサン中0〜90%のEtOAcでシリカフラッシュカラムにかけ、カップリング生成物を単離した。次に、これを、80℃で30分間、5mLのTFAおよび1mLの濃縮H2SO4中で攪拌した。これを氷浴で冷却し、水で希釈し、ろ過し、逆相分取HPLCにかけ、表題化合物(68mg)を単離した。MSは、C25H26N10Oに関して、(M+H)+483.5であることが分かった。UV:λ=254,315nm。1H NMR:(CD3OD)δ9.05(1H,t,J=1.6Hz),8.83(4H,d,J=5.2Hz),8.75(2H,d,J=1.6Hz),7.48(1H,s),7.35(2H,t,J=4.8Hz),4.71(1H,m),3.60(1H,m),1.82−1.39(8H,m)ppm。
実施例424.5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−((3,5−ジ(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
40mLのジオキサンおよび4mLのDMSO中の3,5−ジブロモアニリン(2.00g、8.00mmol)、1,2,3−トリアゾール(3.70mL、64.0mmol)、K3PO4(8.48g、40.0mmol)、CuI(0.77g、4.00mmol)、1,2−エチレンジアミン(0.27mL、4.00mmol)の混合物を、密閉管中で4日間、120℃で攪拌した。これを、ジオキサンおよびEtOAcで希釈し、セライトを通してろ過し、濃縮し、DCM中0〜5%のMeOHでフラッシュカラムにかけ、3−ブロモ−5−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)アニリン(273mg)、3,5−ジ(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)アニリン(559mg)、3−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−5−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)アニリン(636mg)、および3,5−ジ(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)アニリン(100mg)を単離した。
15mLのジオキサン中のtert−トゥチル(tutyl)((1S,2R)−2−((6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イル)アミノ)シクロヘキシル)カルバメート(90mg、0.26mmol)、3,5−ジ(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)アニリン(88mg、0.39mmol)、粉末炭酸セシウム(340mg、1.04mmol)、BINAP(31mg、0.05mmol)、Pd(OAc)2(12mg、0.05mmol)の混合物を、アルゴン流で脱気した。これを110℃で16時間アルゴン雰囲気中で攪拌した。混合物を冷却し、100mLのEtOAcで希釈し、勢いよく攪拌し、セライトを通してろ過した。ろ液を濃縮し、ヘキサン中0〜55%のEtOAcでシリカフラッシュカラムにかけ、カップリング生成物を単離した。次に、これを、80℃で20分間、5mLのTFAおよび1mLの濃縮H2SO4中で攪拌した。これを氷浴で冷却し、水で希釈し、ろ過し、逆相分取HPLCにかけ、表題化合物(18mg)を単離した。MSは、C21H24N12Oに関して、(M+H)+461.5であることが分かった。UV:λ=259,311nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.52(2H,d,J=1.6Hz),8.43(1H,t,J=1.6Hz),8.01(4H,s),7.61(2H,s),4.83(1H,m),3.76(1H,m),1.93−1.55(8H,m)ppm。
実施例425.5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−(ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドに記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H22N8Oに関して、(M+H)+367.5であることが分かった。UV:λ=249,296nm。1H NMR:(CD3OD)δ9.50(1H,s),8.23(1H,d,J=1.6Hz),8.01(1H,d,J=2.0Hz),7.99(1H,m),7.88(1H,d,J=10.0Hz),7.66(1H,s),4.55(1H,m),3.72(1H,m),1.94−1.58(8H,m)ppm。
実施例426.(R)−5−((1−アミノ−1−オキソブタン−2−イル)アミノ)−3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例(R)−5−((1−アミノ−1−オキソブタン−2−イル)アミノ)−3−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドに記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C16H18N8O2に関して、(M+H)+355.4であることが分かった。UV:λ=254,297,354nm。1H NMR:(CD3OD)δ9.60(1H,s),8.27(1H,d,J=1.6Hz),7.83(1H,d,J=2.0Hz),7.70(1H,d,J=10.0Hz),7.66(1H,dd,J=9.2;2.0Hz),7.54(1H,s),4.03(1H,m),1.94−1.84(2H,m),1.05(3H,t,J=7.2Hz)ppm。
実施例427.5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−7−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−(ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドに記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H22N8Oに関して、(M+H)+367.5であることが分かった。UV:λ=240,292,327nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.59(1H,d,J=7.6Hz),8.52(1H,s),7.97(1H,dd,J=2.0;0.8Hz),7.82(1H,d,J=2.0Hz),7.78(1H,s),7.41(1H,dd,J=7.6;2.0Hz),4.69(1H,m),3.77(1H,m),1.98−1.57(8H,m)ppm。
実施例428.5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−(チエノ[2,3−b]ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−(ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドに記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H21N7OSに関して、(M+H)+384.4であることが分かった。UV:λ=226,263,292nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.63(1H,dd,J=5.2;1.6Hz),8.27(1H,dd,=8.0;1.6Hz),7.96(1H,s),7.59(1H,s),7.57(1H,dd,J=8.4;5.2Hz),4.48(1H,m),3.73(1H,m),1.89−1.60(8H,m)ppm。
実施例429.3−((3−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−5−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル)アミノ)−5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−((3,5−ジ(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミドに記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C21H24N12Oに関して、(M+H)+461.5であることが分かった。UV:λ=254,311nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.72(1H,m),8.55(1H,m),8.48(1H,m),8.14(1H,m),8.02(2H,s),7.97(1H,m),7.62(1H,m),4.38(1H,m),3.77(1H,m),1.88−1.56(8H,m)ppm。
実施例430.5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−(イソチアゾール−4−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−(ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドに記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C14H19N7OSに関して、(M+H)+334.4であることが分かった。UV:λ=230,249,306nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.70(1H,s),8.60(1H,s),7.45(1H,s),4.38(1H,m),3.62(1H,m),1.80−1.50(8H,m)ppm。
実施例431.5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−((3−モルホリノ−5−(1H−ピラゾール−1−イル)フェニル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
20mLのDMF中の3,5−ジブロモアニリン(1.16g、4.6mmol)、ピラゾール(0.47g、6.9mmol)、Fe(acac)3(0.35g、1.0mmol)、Cu(OAc)2.H2O(0.18g、1.0mmol)、および炭酸セシウム(3.00g、9.2mmol)の混合物を、密閉管中で3日間、135℃で攪拌した。混合物をEtOAcで希釈し、勢いよく攪拌し、セライトを通してろ過し、真空中で濃縮し、シリカフラッシュカラムにかけ、3,5−ジ(1H−ピラゾール−1−イル)アニリンおよび3−ブロモ−5−(1H−ピラゾール−1−イル)アニリン(0.52g)を単離した。
10mLのDMSO中の3−ブロモ−5−(1H−ピラゾール−1−イル)アニリン(200mg、0.84mmol)、モルホイン(morphoine)(0.22mL、2.52mmol)、プロリン(39mg、0.34mmol)、CuI(33mg、0.17mmol)、およびK3PO4(540mg、2.52mmol)の混合物を、密閉管中で4日間120℃で攪拌した。これをジオキサンで希釈し、セライトを通してろ過し、真空中で濃縮し、逆相分取HPLCにかけ、3−モルホリノ−5−(1H−ピラゾール−1−イル)アニリン(124mg)を単離した。
20mLのジオキサン中のtert−トゥチル(tutyl)((1S,2R)−2−((6−クロロ−5−シアノピラジン−2−イル)アミノ)シクロヘキシル)カルバメート(120mg、0.34mmol)、単離した3−モルホリノ−5−(1H−ピラゾール−1−イル)アニリン(124mg、0.39mmol)、粉末炭酸セシウム(670mg、2.0mmol)、BINAP(44mg、0.07mmol)、Pd(OAc)2(16mg、0.07mmol)の混合物を、アルゴン流で脱気した。これを115℃で3時間アルゴン雰囲気中で攪拌した。混合物を冷却し、100mLのEtOAcで希釈し、勢いよく攪拌し、セライトを通してろ過した。ろ液を濃縮し、ヘキサン中0〜80%のEtOAcでシリカフラッシュカラムにかけ、カップリング生成物を単離した。次に、室温で30分間、5mLのTFA中で攪拌し、完全に乾燥するまで真空中で濃縮した。残留物をヘプタンでさらに希釈し、濃縮して、乾燥させた。この残留物を10mLのMeOHおよび2mLのDMSOに溶解した。この溶液に、KOH(100mg)を添加し、次に、1mLのH2O2(50%)を添加した。混合物を室温で30分攪拌し、アセトニトリルでクエンチし、次にTFAでクエンチし、真空中で濃縮し、逆相分取HPLCにかけ、表題化合物(36mg)を単離した。MSは、C24H31N9O2に関して、(M+H)+478.6であることが分かった。UV:λ=254,306nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.30(1H,d,J=2.4Hz),8.27(1H,t,J=1.6Hz),7.78(1H,d,J=2.0Hz),7.55(1H,s),7.03(1H,s),6.81(1H,s),6.56(1H,m),4.61(1H,m),3.89(4H,m),3.67(1H,m),1.82−1.52(8H,m)ppm。
実施例432.5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−((3,5−ジ(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)フェニル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−((3,5−ジ(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミドに記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C21H24N12Oに関して、(M+H)+461.5であることが分かった。UV:λ=244,311nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.73(2H,d,J=1.2Hz),8.53(2H,d,J=2.0Hz),7.80(2H,d,J=0.8Hz),7.94(1H,m),7.64(1H,s),4.51(1H,m),3.80(1H,m),1.87−1.57(8H,m)ppm
実施例433.3−((1,6−ナフチリジン−3−イル)アミノ)−5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−(ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドに記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H22N8Oに関して、(M+H)+379.5であることが分かった。UV:λ=268,320nm。1H NMR:(CD3OD)δ9.63(1H,m),9.55(1H,m),9.06(1H,m),8.67(1H,m),8.31(1H,m),7.73(1H,s),4.62(1H,m),3.76(1H,m),1.93−1.63(8H,m)ppm。
実施例434.5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−(チアゾロ[5,4−b]ピリジン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−(ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドに記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C17H20N8OSに関して、(M+H)+385.4であることが分かった。UV:λ=244,301,352nm。1H NMR:(CD3OD)δ9.39(1H,s),9.02(1H,d,J=2.8Hz),8.73(1H,d,J=2.4Hz),7.60(1H,s),4.49(1H,m),3.78(1H,m),1.87−1.60(8H,m)ppm。
実施例435.5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−(キノリン−7−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−(ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドに記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H23N7Oに関して、(M+H)+378.5であることが分かった。UV:λ=263,297,354nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.90(1H,dd,J=5.6;1.2Hz),8.76(2H,m),8.09(1H,d,J=9.2Hz),7.76(1H,m),7.73(1H,s),7.66(1H,m),4.80(1H,m),3.82(1H,m),1.95−1.58(8H,m)ppm。
実施例436.5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−(キノリン−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−(ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドに記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H23N7Oに関して、(M+H)+378.5であることが分かった。UV:λ=240,273,352nm。1H NMR:(CD3OD)δ9.18(1H,d,J=8.4Hz),9.12(1H,dd,J=5,2;1.6Hz),8.67(1H,d,J=8.0Hz),8.08(1H,t,J=8.0Hz),7.97(1H,dd,J=8.0;5.2Hz),7.85(1H,d,J=8.4Hz),7.66(1H,s),4.33(1H,m),3.66(1H,m),1.88−1.58(8H,m)ppm。
実施例437.3−((1,8−ナフチリジン−4−イル)アミノ)−5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−(ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドに記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H22N8Oに関して、(M+H)+379.5であることが分かった。UV:λ=278,332nm。1H NMR:(CD3OD)δ9.18(1H,dd,J=4.0;1.6Hz),9.02(1H,d,J=7.6Hz),8.96−8.93(2H,m),7.97(1H,s),7.93(1H,dd,J=8.4;4.8Hz),4.65(1H,m),3.78(1H,m),1.98−1.66(8H,m)ppm。
実施例438.5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−((4−(1−プロピオニルピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドに記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C25H35N7O2に関して、(M+H)+466.5であることが分かった。UV:λ=254,305nm。1H NMR:(CD3OD)δ7.53(2H,m),7.46(1H,s),7.21(2H,m),4.68(1H,m),4.33(1H,m),4.08(1H.m),3.82(1H,m),3.21(1H,m),2.80(1H,m),2.71(1H,m),2.46(2H,q,J=7.6Hz),1.93−1.54(12H,m),1.14(3H,t,J=8.4Hz)ppm。
実施例439.5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−((3−フルオロ−4−モルホリノフェニル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドに記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C21H28FN7O2に関して、(M+H)+430.5であることが分かった。UV:λ=259,311nm。1H NMR:(CD3OD)δ7.98(1H,m),7.57(1H,s),7.44(1H,m),7.28(1H,m),4.39(1H,m),4.00(4H,m),3.84(1H,m),3.46(4H,m),1.94−1.63(8H,m)ppm。
実施例440.5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−((4−(2−オキソピリジン−1(2H)−イル)フェニル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドに記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C22H25N7O2に関して、(M+H)+420.5であることが分かった。UV:λ=259,306nm。1H NMR:(CD3OD)δ7.77(2H,m),7.67−7.63(2H,m),7.55(1H,s),7.37(2H,m),6.65(1H,m),6.51(1H,m),4.40(1H,m),3.79(1H,m),1.89−1.59(8H,m)ppm。
実施例441.5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−((4−(2−オキソピペリジン−1−イル)フェニル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドに記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C22H29N7O2に関して、(M+H)+424.6であることが分かった。UV:λ=259,306nm。1H NMR:(CD3OD)δ7.64(2H,m),7.50(1H,s),7.24(2H,m),4.33(1H,m),3.74(1H,m),3.68(2H,m),2.52(2H,m),1.97(4H,m),1.83−1.59(8H,m)ppm。
実施例442.5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−((4−(3−オキソモルホリノ)フェニル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドに記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C21H27N7O3に関して、(M+H)+426.5であることが分かった。UV:λ=259,311nm。1H NMR:(CD3OD)δ7.67(2H,m),7.51(1H,s),7.32(2H,m),4.36(1H,m),4.29(2H,s),4.05(2H,m),3.77(3H,m),1.86−1.59(8H,m)ppm。
実施例443.5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−((3−フルオロ−4−(3−オキソモルホリノ)フェニル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドに記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C21H26FN7O3に関して、(M+H)+444.5であることが分かった。UV:λ=259,311nm。1H NMR:(CD3OD)δ7.96(1H,dd,J=13.2;2.0Hz),7.54(1H,s),7.32(1H,t,J=8.4Hz),7.22(1H,dd,J=8.8;2.4Hz),4.39(1H,m),4.30(2H,s),4.05(2H,m),3.85(1H,m),3.72(2H,m),1.93−1.63(8H,m)ppm。
実施例444.5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−((3−(オキサゾール−2−イル)フェニル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドに記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H23N7O2に関して、(M+H)+394.6であることが分かった。UV:λ=263,301nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.80(1H,m),8.04(1H,s),7.66(1H,m),7.56(1H,s),7.46(1H,t,J=8.0Hz),7.40(1H,m),7.35(1H,d,J=1.6Hz),4.61(1H,m),3.72(1H,m),1.85−1.55(8H,m)ppm。
実施例445.5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−((4−(オキサゾール−2−イル)フェニル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドに記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H23N7O2に関して、(M+H)+394.6であることが分かった。UV:λ=278,330nm。1H NMR:(CD3OD)δ7.99(3H,m),7.81(2H,m),7.56(1H,s),7.32(1H,m),4.45(1H,m),3.85(1H,m),1.93−1.65(8H,m)ppm。
実施例446.(R)−5−((1−アミノ−1−オキソブタン−2−イル)アミノ)−3−((4−(オキサゾール−2−イル)フェニル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例(R)−5−((1−アミノ−1−オキソブタン−2−イル)アミノ)−3−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドに記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H19N7O3に関して、(M+H)+382.5であることが分かった。UV:λ=276,332nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.05(1H,s),7.98(2H,m),7.86(2H,m),7.55(1H,s),7.43(1H,s),4.32(1H,m),2.00(1H,m),1.91(1H,m),1.11(3H,t,J=7.6Hz)ppm。
実施例447.5−(((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシル)アミノ)−3−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
20mLのジオキサン中の5−(((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシル)アミノ)−3−クロロピラジン−2−カルボニトリル(115mg、0.40mmol)、ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−アミンジヒドロクロリド(247mg、1.20mmol)、粉末炭酸セシウム(1.04g、3.20mmol)、BINAP(50mg、0.08mmol)、Pd(OAc)2(18mg、0.08mmol)の混合物を、アルゴン流で脱気した。これを一晩115℃でアルゴン雰囲気中で攪拌した。混合物を冷却し、100mLのEtOAcで希釈し、勢いよく攪拌し、セライトを通してろ過した。ろ液を濃縮し、DCM中0〜9%のMeOHでシリカフラッシュカラムにかけ、カップリング生成物を単離した。これを10mLのMeOHおよび2mLのDMSOに溶解した。この溶液に、KOH(100mg)を添加し、次に、1mLのH2O2(50%)を添加した。混合物を室温で30分攪拌し、アセトニトリルでクエンチし、次にTFAでクエンチし、真空中で濃縮し、逆相分取HPLCにかけ、表題化合物(23mg)を単離した。MSは、C18H20F2N8Oに関して、(M+H)+403.6であることが分かった。UV:λ=289,355nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.45(1H,d,J=7.6Hz),8.23(1H,s),7.53(1H,d,J=8.8Hz),7.47(1H,s),7.21(1H,m),6.89(1H,t,J=6.8Hz),4.47(1H,m),3.93(1H,m),2.07−1.69(6H,m)ppm。
実施例448.5−(((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシル)アミノ)−3−(チエノ[2,3−b]ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例5−(((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシル)アミノ)−3−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドに記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H19F2N7OSに関して、(M+H)+420.5であることが分かった。UV:λ=226,263,292nm。1H NMR:(CD3OD)δ8.69(1H,dd,J=5.2;1.6Hz),8.37(1H,dd,J=8.4;1.2Hz),8.00(1H,s),7.66(1H,dd,J=8.4;1.2Hz),7.61(1H,s),4.73(1H,m),4.20(1H,m),2.21−1.81(6H,m)ppm。
実施例449.5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−(チアゾール−5−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例5−(((1R,2S)−2−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドに記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C14H19N7OSに関して、(M+H)+334.3であることが分かった。UV:λ=231,286,334nm。
実施例450.(R)−5−((1−アミノ−1−オキソブタン−2−イル)アミノ)−3−((3−(オキサゾール−2−イル)フェニル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例(R)−5−((1−アミノ−1−オキソブタン−2−イル)アミノ)−3−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドに記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C18H19N7O3に関して、(M+H)+382.3であることが分かった。UV:λ=264,303,360nm。
実施例451.5−(((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシル)アミノ)−3−(イソクロマン−7−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例5−(((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシル)アミノ)−3−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドに記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H24F2N6O2に関して、(M+H)+419.4であることが分かった。UV:λ=250,303nm。
実施例452.5−(((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシル)アミノ)−3−((1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−5−イル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例5−(((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシル)アミノ)−3−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドに記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C19H22F2N6O2に関して、(M+H)+405.3であることが分かった。UV:λ=251,303nm。
実施例453.5−(((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシル)アミノ)−3−(イソクロマン−6−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例5−(((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシル)アミノ)−3−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドに記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H24F2N6O2に関して、(M+H)+419.3であることが分かった。UV:λ=251,303nm。
実施例454.5−(((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシル)アミノ)−3−((2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)アミノ)ピラジン−2−カルボキサミド。
表題化合物は、実施例5−(((1R,2R)−2−アミノ−3,3−ジフルオロシクロヘキシル)アミノ)−3−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルアミノ)ピラジン−2−カルボキサミドに記載されるものと類似する様式で合成された。MSは、C20H24F2N6Oに関して、(M+H)+403.3であることが分かった。UV:λ=250,303nm。
本発明の化合物の生体外および生体内でのヒトSyk活性は、ヒト血漿Sykの活性を阻害するそれらの能力の試験など、当該技術分野において既知の様々な手順によって決定され得る。本発明の化合物により示されるヒトSyk阻害の強力な親和性は、IC5o値(nM)により測定され得る。IC50値は、ヒトSykタンパク質分解活性の50%阻害を提供するために必要とされる化合物の濃度(nM)である。IC50値が低いほど、Syk活性を阻害する化合物の活性(効力)が大きい。
Sykに対する阻害活性を検出し、測定するための生体外アッセイは、次の通りである:
Sykチロシンリン酸化活性の阻害
Sykチロシンリン酸化活性を阻害する候補分子の効力は、試験化合物がSyk特異的基質のSyk媒介チロシンリン酸化を阻害する能力を測定することにより評価される。
SYKチロシンリン酸化活性は、Perkin Elmer Life and Analytical Sciences(マサチューセッツ州ボストン)により開発されたLANCE(商標)技術を用いて測定される。LANCE(商標)は、時間分解蛍光共鳴エネルギー転移アッセイ(TR−FRET)などの技法を用いた均質な時間分解蛍光光度分析用途を指す(一般的に、Perkin Elmer Application Note−How to Optimize a Tyrosine Kinase Assay Using Time Resolved Fluorescence−Based LANCE Detectionの手順を参照、wwww.perkinelmer.com/lifesciences)。アッセイの原理は、リン酸化型特異的ユーロピウム標識抗体からのアクセプターとしてのストレプトアビジン−アロフィコシアニンへのエネルギーの移動を用いたリン酸化基質の検出を含む。
候補分子がSYKチロシンリン酸化活性を阻害する能力を試験するために、分子は30%のDMSO中で再構築され、候補分子の非存在下のDMSOを含有する最終希釈で1:3に連続希釈された。アッセイにおける最終DMSO濃度は3%である。キナーゼアッセイは、2部の反応として実施される。第1の反応はキナーゼ反応であり、これは候補分子、完全長活性組換えSYK酵素(Millipore,CA)、およびビオチン標識SYK特異的基質ビオチン−DEEDYESP−OHから構成される。第2の反応は、キナーゼ反応の停止、ならびに検出試薬であるユーロピウム標識抗ホスホチロシン試薬(Eu−W1024−PY100,Perkin Elmer,マサチューセッツ州ボストン)およびストレプトアビジン−アロフィコシアニン検出試薬(SA−APC,Prozyme,CA)の同時添加を含む。キナーゼ反応は、黒色U底96ウェルマイクロタイタープレートで実施される。最終反応容量は50μLであり、最終濃度が1nMの活性SYK酵素、550nMのSYK基質、ならびに50mMのトリス(pH7.5)、5mMのMgCl2、および1mMのDTTを含有する緩衝液に希釈された100μMのATPを含有する。反応を室温で1時間進行させた。クエンチ緩衝液は、100mMのトリス(pH7.5)、300mMのNaCl2、20mMのEDTA、0.02%のBrij35、および0.5%のBSAを含有する。検出試薬は、次の希釈:Eu−W1024−PY100に関しては1:500、およびSA−APCに関しては1:250で反応混合物に添加された。キナーゼ反応を、検出試薬を含有する50μLのクエンチ緩衝液の添加により停止させた。検出を室温で1時間進行させた。阻害剤の非存在下および存在下でのリン酸化基質の検出は、TR−FRET機器であるAnalyst HT(Molecular Probes、カリフォルニア州サニーベール)において測定され、測定条件はCriterionHost Release 2.0(Molecular Probes、カリフォルニア州サニーベール)を用いて設定される。使用された設定は次の通りである:励起360nm、発光665〜7.5nm、ビームスプリッタ350nm 50/50、フラッシュ100パルス、遅延60us、積分400us、z高さ2mm。SYKチロシンキナーゼ活性の阻害は、阻害剤の非存在下と比較した、阻害剤の存在下で観察された最大反応として計算される。IC50は、非線形回帰分析により得られた。
細胞内ホスホフローサイトメトリーは、非ホジキンリンパ腫細胞株RamosにおけるSyk活性の化合物阻害を試験するために使用され得る。対数期成長における1×106細胞が分注され、Sykキナーゼは、B細胞受容体に特異的な3μg/mlの抗体と共に10分間細胞をインキュベートすることにより活性化される。直後に、細胞を、室温で5分間、1%のパラホルムアルデヒドに固定し、リン酸緩衝生理食塩水中で洗浄し、その後、氷冷メタノール中で2時間インキュベートすることにより透過処理した。細胞を再度リン酸緩衝生理食塩水中で洗浄し、その後、Sykキナーゼ活性の指標であるリン酸化Erk(Y204)に特異的な抗体と共に30分間インキュベートした。使用された全ての抗体は、BD Pharmingen(カリフォルニア州サンノゼ)から購入される。抗体と共にインキュベートした後、細胞を再度洗浄し、フローサイトメトリーにかけた。
Sykは、実験的に、B細胞発達、増殖、および生存に関与している。さらに、Sykはがん遺伝子に関係している。養子導入骨髄細胞における構成的活性型のSykの発現は、マウスにおいて白血病を誘発し、Sykの過剰活性は、ヒトにおいて様々なリンパ腫に関連する。B細胞生物学におけるSykの役割を考えると、その選択的阻害は、他のオフターゲットキナーゼの抑制により生じ得る毒性を減少させる一方で、B細胞増殖障害において臨床的有用性を提供するのに十分であり得る。
非ホジキンリンパ腫B細胞株SUDHL−4、SUDHL−6、およびToledoに対する化合物の抗増殖作用も評価され得る。SUDHL−4およびSUDHL−6は、成長および生存にB細胞受容体シグナル伝達を必要とし、一方、Toledo細胞株(本明細書において陰性対照として機能する)はそれらを必要としない。96ウェルプレートの各ウェルに細胞を分注し、化合物の濃度を増加させながら72時間インキュベートし、その後、製造者により供給されたプロトコルに従い、MTTアッセイ(Chemicon International,Inc.,Temecula,CA)を用いて細胞生存および増殖が決定される。
非ホジキンリンパ腫B細胞株SUDHL−4、SUDHL−6、およびToledoにおけるアポトーシスの誘発は、アポトーシスマーカーであるカスパーゼ3を測定することにより評価される。細胞を、1、3、または10μMの化合物と共に、24、48、および72時間インキュベートした。各時間点の終わりに、モノクローナルウサギ抗活性カスパーゼ−3抗体キットおよび関連するプロトコル(BD Pharmingen)を用いて、フローサイトメトリー分析のために細胞を処理した。2つの独立した実験からのデータは表1に提示され、示される条件下の化合物と共にインキュベートした後のアポトーシスを受けた総細胞のパーセントが表される。
Syk活性は、示されるように、B細胞シグナル伝達、増殖、および生存に必要なだけでなく、B細胞受容体の架橋時の細胞の活性化にも重要である。B細胞の活性化は、細胞シグナル伝達、抗原提示、および粘着に関与するいくつかのタンパク質の細胞表面発現の増加をもたらす。これらの中でもCD80、CD86、およびCD69は、一般的に、B細胞活性化状態を決定するために測定される。脾臓から単離された一次マウスB細胞を分注し、B細胞受容体を架橋するために、20時間、ヤギ抗マウスIgD(eBiosciences,Inc.,San Diego,CA)の存在下で化合物の濃度を増加させながら(0.05から2μM)インキュベートすることができる。細胞を洗浄し、CD80、CD86、およびCD69 B細胞活性化マーカーに特異的な抗体と共に、氷上で30分間インキュベートした。B細胞は、B細胞マーカーCD45ROで染色することにより、プールした集団から同定される。全ての抗体は、BD Pharmingenから購入される。
下の表において、Sykアッセイにおける活性は、次のように提供される:+++++=IC
50<0.0010μM、++++=0.0010μM<IC
50<0.010μM、+++=0.010μM<IC
50<0.10μM、++=0.10μM<IC
50<1μM、+=IC
50>1μM。表1
本発明は、いくつかの実施形態を提供する。実施例が本発明の他の実施形態を提供するように変更され得ることは明らかである。したがって、本発明の範囲は、例として提示されてきた特定の実施形態によってではなく、付属の請求項によって定義されることを理解されたい。
本明細書に引用されるおよび/または出願データシートに列挙される上記の米国特許、米国特許出願公開、米国特許出願、外国特許、外国特許出願、および非特許刊行物の全ては、参照によりそれらの全体が本明細書に組み込まれる。本発明の特定の実施形態が図示の目的のために本明細書に説明されてきたが、前述から、様々な修正が本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく行われ得ることを理解されたい。したがって、本発明は、付属の請求項を除き、制限されない。